JP2018137343A - プリント配線板およびインバータ - Google Patents

プリント配線板およびインバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2018137343A
JP2018137343A JP2017030909A JP2017030909A JP2018137343A JP 2018137343 A JP2018137343 A JP 2018137343A JP 2017030909 A JP2017030909 A JP 2017030909A JP 2017030909 A JP2017030909 A JP 2017030909A JP 2018137343 A JP2018137343 A JP 2018137343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper foil
foil pattern
printed wiring
wiring board
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017030909A
Other languages
English (en)
Inventor
宏義 宮崎
Hiroyoshi Miyazaki
宏義 宮崎
佐々木 康
Yasushi Sasaki
康 佐々木
清隆 冨山
Kiyotaka Tomiyama
清隆 冨山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2017030909A priority Critical patent/JP2018137343A/ja
Publication of JP2018137343A publication Critical patent/JP2018137343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】専用材料によらず、プリント配線板の一部の抵抗値を下げて、発熱を抑制することにある。【解決手段】プリント配線板であって、基板と、前記基板の表面に、電流が流れるように形成された第1の銅箔パターンと、前記第1の銅箔パターンの形状に収まる形状であり、第2の銅箔パターンと第3の銅箔パターンが両面に形成された補助基板と、を含み、前記第1の銅箔パターンの面と前記第2の銅箔パターンの面とは導電性の接着剤により接着され、前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンとは前記補助基板を貫通するビアにより接続されている。【選択図】 図1A

Description

本発明はプリント配線板およびインバータに関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。この公報には、「プリント基板の銅箔パターンのうち許容電流量を増加する必要がある部分に、バスバーを容易にかつ確実に貼り付けることができ、さらに、前記バスバーに別途レジスト処理を施す必要もない作業性に優れた回路材の形成方法を提供する」と記載されている(要約参照)。
特開2008−78364号公報
特許文献1には、許容電流量が増加して必要となる部分にバスバーを張り付ける仕組みが記載されている。しかしながら、特許文献1に記載された仕組みでは、専用材料として異形なバスバーを製作することが必要となる。そして、バスバーのコストが増大することが考えられる。また、プリント配線板にバスバーを実装する構造も特殊になる(専用材料が必要になる)ことが考えられる。
そこで、本発明の目的は、専用材料によらず、プリント配線板の一部の抵抗値を下げて、発熱を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明の代表的なプリント配線板は、基板と、前記基板の表面に、電流が流れるように形成された第1の銅箔パターンと、前記第1の銅箔パターンの形状に収まる形状であり、第2の銅箔パターンと第3の銅箔パターンが両面に形成された補助基板と、を含み、前記第1の銅箔パターンの面と前記第2の銅箔パターンの面とは導電性の接着剤により接着され、前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンとは前記補助基板を貫通するビアにより接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、専用材料によらず、プリント配線板の一部の抵抗値を下げて、発熱を抑制することが可能になる。
補助基板とプリント配線板の例を示す図である。 補助基板を実装したプリント配線板の例を示す図である。 重ねて実装する補助基板と主補助基板の例を示す図である。 重ねて実装する補助基板とプリント配線板の例を示す図である。 補助基板を重ねて実装したプリント配線板の例を示す図である。 縦型に実装する補助基板とプリント配線板の例を示す図である。 縦型に実装する補助基板と主補助基板の例を示す図である。 インバータの例を示す図である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。なお、以下に説明する各実施例は、それぞれで図示した例に限定されるものではない。例えば、各実施例においては便宜上その必要があるときは、複数の実施例あるいは複数の図に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、各実施例において、要素の数など(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、各実施例において、その構成要素は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須である場合などを除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、各実施例において、構成要素等の形状、位置関係などに言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでない場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含む。このことは要素の数などについても同様である。
近年、プリント配線板上に実装される部品の密度が上がり、かつ製品の小型化によりプリント配線板の小型化も求められ、プリント配線板の銅箔パターンの形成範囲が限られたものとなる傾向にあるが、プリント配線板の銅箔パターンの許容電流量と回路の必要とする電流量と相反してしまうため、銅箔パターンの許容電流量を超えた電流を流す場所が存在した場合、銅箔パターンが大きく発熱する。そのため、発熱を抑制する対策が重視されている。
ここでプリント配線板とは、銅箔パターン(導体パターン)を絶縁された板(基板)の表面または内部に形成したものであり、電子部品をプリント配線板上に実装し、電子部品間を接続するために使用されるのが一般的である。
プリント配線板の銅箔パターンの発熱を抑制する方法として、プリント配線板の銅箔パターンを厚くして抵抗値を下げることにより発熱を抑制することもできるが、1枚のプリント配線板の一面の銅箔パターンは一つの工程で製造され、銅箔パターン全面が厚くなるため、必要のない場所まで銅箔パターンが厚くなり、プリント配線板のコストが増大する。
また、基板の表面はもとより内部に銅箔パターンを複数形成し積層しても抵抗値を下げることにより発熱を抑制できるが、基板内部に銅箔パターンを複数形成し積層するとプリント配線板のコストが増大する。
これらに対しても、以下の実施例では、補助基板を用いることにより、発熱を抑制すると共にコスト的に有利な構造となることを説明する。
実施例1では、プリント配線板の複数の配線すなわち銅箔パターンのそれぞれに補助基板を1枚ずつ実装する例を説明する。図1Aは、補助基板とプリント配線板それぞれの例を示す図である。プリント配線板100の基板の少なくとも表面には、銅箔パターン103と銅箔パターン104が形成され、それぞれが配線となる。
なお、プリント配線板100は、説明をわかりやすくするために、本来のプリント配線板の一部を図示したものである。また、補助基板201と補助基板202は、プリント配線板100へ実装する前の状態を示す。
図1Bは、補助基板の1枚をプリント配線板に実装した例を示す図である。図1Aと同じ物には同じ符号を付けてある。この例では、補助基板201がプリント配線板100へ実装されて状態を示す。補助基板202は、銅箔パターン104の表面部分106に実装される前の状態を示す。
ここで、図2を用いて補助基板201と補助基板202の例を説明する。補助基板201と補助基板202は、主補助基板200から切り取られる基板であり、主補助基板200の中で補助基板201と補助基板202それぞれの外周が接合部10a〜10dを残して切られており、接合部10a〜10dで接合されている。主補助基板200は、一般的な基板であってもよく、何らかのプリント配線板の製造において余白となった部分であってもよい。
主補助基板200から補助基板201と補助基板202をそれぞれ分離する際は、接合部10a〜10dの場所で切り離される。なお、主補助基板200に補助基板201と補助基板202以外の補助基板が形成されてもよい。補助基板201と補助基板202の形状は、プリント配線板100の銅箔パターン103と銅箔パターン104それぞれの形状などに基づくため、後で説明する。
図2に示した補助基板201には、いわゆる基板の面があり、補助基板201の面の外形枠と等しい形状で銅箔パターン211が形成されている。図2では図示できない面であって、銅箔パターン211が形成された面と逆の面にも銅箔パターンが形成されている。すなわち、補助基板201の両面に銅箔パターンが形成されている。また、補助基板201の内部に外部と同形状の銅箔パターンを形成し積層させてもよい。
なお、補助基板201の面の外径枠と等しい形状は、等しい形状でなくてもよい。例えば、製造における誤差などにより、外形枠より小さくてもよい。また、基板は、主に絶縁体の板を示しているが、基板内部に銅箔パターンが形成されている基板は、内部の銅箔パターンも含めると絶縁体であるとは限らない。
補助基板202も、補助基板201と同じく、銅箔パターン212が形成されると共に、銅箔パターンが両面に形成されており、内部に銅箔パターンが形成され積層されてもよい。また、補助基板201と補助基板202のそれぞれには、両面あるいは積層された複数の銅箔パターンを電気的に接続するため、図示を省略したビア(スルーホール)が設けられている。ビアは、補助基板201と補助基板202それぞれの面に一様に分布するように設けられることが好ましく、多数のビアが設けられることが好ましい。
図1Aに示したプリント配線板100に補助基板201と補助基板202を実装するため、図2に示した主補助基板200より補助基板201と補助基板202を分離し、例えば、図1Bに示すようにプリント配線板100の銅箔パターン103上に補助基板201を平板状に実装する。ここで、補助基板201および補助基板202をプリント配線板100へ実装するために、補助基板201および補助基板202とプリント配線板100とは接着される。以下では、実装の構造についてさらに説明する。
図1Bに示した補助基板202の銅箔パターン212の面に対する裏面は、プリント配線板100に接する面であり、この面の図示しない銅箔パターンに予めレジスト材は塗布されない。レジスト材とは、プリント配線板の銅箔パターンにて部品や材料など接着を必要とする所と不要とする所を区別するため用いられる材料である。接着不要とする所はレジスト材が塗布され、接着を必要とする所はレジスト材が塗布されない。
これに対して、図1Bに示したプリント配線板100では、補助基板202が銅箔パターン104に接着できるようにするため、補助基板202と同形状の範囲である表面部分106にレジスト材が塗布されない。
補助基板202とプリント配線板100との接着には、いかなる電気的導通のある材料や部品(ハンダなど、あらゆる金属や接着材料を含む)が使用されてもよい。図1Bに示したプリント配線板100の銅箔パターン104の表面部分106に合わせ、補助基板202が接着されて実装される。
なお、図1Bの例では、補助基板201が既に実装されているが、これは補助基板202と同じように接着されている。そして、補助基板201および補助基板202がプリント配線板100に実装された状態で、一体となった補助基板201および補助基板202とプリント配線板100をまとめてプリント配線板と呼んでもよい。
補助基板202の形状は、プリント配線板100の銅箔パターン104の形状に収まる形状が好ましく、銅箔パターン104と同じ形状であってもよい。さらに、図1Bに示したように銅箔パターン104の形状に対して表面部分106のような形状であってもよい。例えば位置107から位置108へ銅箔パターン104を通じて電流が流れる通路が構成されている場合、銅箔パターン104の電流の通路の最も狭い幅109を幅として位置107(電流の起点)と位置108(電流の終点)を含む形状であってもよい。また、位置107と位置108に接着されるプリント配線板100の位置にビアの設けられていることが好ましい。
以上の構造により、プリント配線板100の銅箔パターン103と銅箔パターン104上で、電流が流れて発熱の恐れのある箇所に集中して、補助基板201と補助基板202を実装することで、必要のない場所まで影響せず、銅箔パターン103と銅箔パターン104の場合よりも、抵抗値を下げたり、電流密度を下げたりすることが可能となり、これにより発熱を抑制させる効果も得られる。
また、補助基板201と補助基板202をプリント配線板100へ平板状に実装することで、プリント配線板100の(面に対する)垂直方向のスペースに余裕をもたせることができるため、垂直方向に制限のあるプリント配線板または筐体において、このような実装は有利である。そして、補助基板201と補助基板202は基板であって、専用材料ではないため、コスト的に有利である。
さらに、補助基板201と補助基板202は、いずれも銅箔パターン上に、放熱性の良い部品や材料(ハンダなど、あらゆる金属や電子部品を含む)を予め実装または塗布された状態、あるいは通風用の穴が設けられた状態で、プリント配線板100に実装されてもよい。
そして、主補助基板200上の銅箔パターンの厚さは、プリント配線板100の銅箔パターン103と銅箔パターン104の厚さと同じでなくてもよい。主補助基板200の銅箔パターンが厚く製作されれば、プリント配線板100の銅箔パターン上に実装することで部分的に厚みを増す効果が得られる上、プリント配線板100の銅箔パターンを厚くせず、主補助基板200の銅箔パターンを厚くすることで、コスト的にも有利である。
プリント配線板100の銅箔パターン103と銅箔パターン104のそれぞれに接着される面とは反対の方の補助基板201と補助基板202の表面には、銅箔パターンが形成されなくてもよい。これにより、補助基板201と補助基板202それぞれの電流の流れる通路は減少するが、他のプリント配線板の銅箔パターンあるいは部品との間の絶縁距離を確保できる。
以上の構造はインバータの回路に適用されてもよい。図6は、インバータの例を示す図である。インバータ401は、例えば三相の交流を入力し、変換してモータ404へ供給する。インバータ401は、交流を直流へ変換するコンバータ部405と、直流を交流へ変換するインバータ部406と、インバータ部406を制御する制御回路407から構成される。
インバータ401の中でコンバータ部405とインバータ部406は主回路402であり、主回路402の配線(主回路線や動力線と呼ばれる)には大電流が流れるため、発熱が著しい。そこで、主回路線を構成するプリント配線板へ、以上で説明した補助基板を実装することにより、発熱を抑制することができる。
実施例1では、プリント配線板100の1つの銅箔パターンに1枚の補助基板を実装する例を説明したが、実施例2ではプリント配線板100の1つの銅箔パターンに複数の補助基板を実装する例を説明する。実施例2は実施例1における追加例について説明するものであるので、実施例1と共通する部分についての説明は省略する。
図3Aは、2枚目の補助基板とプリント配線板の例を示す図である。補助基板201と補助基板202がプリント配線板100へ実施例1で説明したように実装された状態であり、補助基板203は実装前の状態である。図3Aに示した補助基板201の銅箔パターン211と、補助基板203の銅箔パターン213の面に対する裏面には、レジスト材が塗布されない。
実施例1で説明した手順でプリント配線板100上へ、図3Aに示したように補助基板201を実装した後、補助基板201の銅箔パターン211に合わせて補助基板203がさらに実装される。ここで、補助基板201がプリント配線板100へ実装される前に、補助基板201と補助基板203を接着し、一体化した補助基板201と補助基板203をプリント配線板100へ実装してもよい。
図3Bは、2枚目の補助基板がプリント配線板に実装された例を示す図である。補助基板203が補助基板201に重ねられてプリント配線板100の銅箔パターン103に実装されている。銅箔パターン104については補助基板202が1枚であるが、このようにプリント配線板100のどの銅箔パターンであるかによって補助基板の枚数が異なってもよい。また、図3Bの例では、補助基板201と補助基板203の2枚を重ねたが、3枚以上を重ねて実装してもよい。
補助基板203の形状は補助基板201と同一であることが好ましい。しかし、基板の製造誤差などがあるため、同一形状に限定されるものではない。図1Bを用いて実施例1で説明した補助基板202の形状の例と同じく、補助基板201の銅箔パターン211に流れる電流に対して広い面積となるような補助基板203の形状が好ましい。
以上の構造により、プリント配線板100の銅箔パターン103で、電流が流れて発熱の恐れのある箇所に集中して、補助基板201と補助基板203を実装することで、必要のない場所まで影響せず、補助基板201が1枚の場合よりも、抵抗値を下げたり、電流密度を下げたりすることが可能となり、これにより発熱を抑制させる効果も得られる。
また、補助基板203は、銅箔パターン上に放熱性の良い部品や材料を予め実装または塗布された状態で、補助基板201に接着されてもよい。補助基板203上の銅箔パターンの厚さは、プリント配線板100の銅箔パターン103の厚さと同じでなくてもよく、補助基板203上の銅箔パターンは、銅箔パターン103より厚くてもよい。これらにより発熱をさらに抑制できる。
また、補助基板201の銅箔パターンに接着される面とは反対の方の補助基板203の表面には、銅箔パターンが形成されなくてもよい。これにより、他のプリント配線板の銅箔パターンあるいは部品との間の絶縁距離を確保できる。さらに、インバータ401の主回路線を構成するプリント配線板へ、実施例2で説明した補助基板を実装することにより、発熱を抑制することができる。
実施例1と実施例2では平板状に補助基板を実装する例を説明したが、実施例3では縦型に補助基板を実装する例を説明する。図4は、縦型に実装される補助基板とプリント配線板の例を示す図である。プリント配線板100は実施例1と同じように、プリント配線板100に銅箔パターン103と銅箔パターン104が形成されている。
これに加えて、プリント配線板100には、補助基板301a〜301dと補助基板302が実装される前に、予め銅箔パターン103と銅箔パターン104に補助基板301a〜301と補助基板302を差し込むためのスルーホールが設けられている。図4の例は、補助基板301b〜301dと補助基板302が既にスルーホールに差し込まれており、補助基板301aがスルーホール105a〜105bに差し込まれる前の状態である。
スルーホールはドリルによりプリント配線板に貫通穴をあけて、銅メッキによって表面、内面の電気的導通を可能とした穴で、電気的な接続の役割とプリント配線板に搭載する部品の固定穴としての役割を兼ねる。
ここで、図5を用いて補助基板301a〜301dと補助基板302の例を説明する。補助基板301a〜301dと補助基板302は、主補助基板300から切り取られた基板であり、主補助基板300の中で補助基板301a〜301dと補助基板302それぞれの外周が接合部を残して切られており、接合部で接合されている。例えば補助基板301aは接合部10e〜10fで接合されている。主補助基板300は、一般的な基板であってもよい。
主補助基板300から補助基板301a〜301dと補助基板302をそれぞれ分離する際は、接合部の場所で切り離される。なお、主補助基板300に補助基板301a〜301dと補助基板302以外の補助基板が形成されてもよい。補助基板301a〜301dと補助基板302の形状については、後で説明する。
図5に示した補助基板301aには、いわゆる基板の面があり、補助基板301aの面の外形枠と等しい形状で銅箔パターン311が形成されている。図5では図示できない面であって、銅箔パターン311が形成された面に対する裏面にも銅箔パターンが形成されている。すなわち、補助基板301aの両面に銅箔パターンが形成されている。
また、補助基板301aの内部に外部と同形状の銅箔パターンを形成し積層させてもよい。なお、補助基板301aの面の外径枠と等しい形状は、等しい形状でなくてもよい。例えば、製造における誤差などにより、外形枠より小さくてもよい。
補助基板301b〜301dと補助基板302も、補助基板301aと同じく、銅箔パターンが両面に形成されており、内部に銅箔パターンが形成され積層されてもよい。また、補助基板301a〜301dと補助基板302のそれぞれには、両面あるいは積層された複数の銅箔パターンを電気的に接続するため、図示を省略したビアが設けられてもよい。ビアは、補助基板301a〜301dと補助基板302それぞれの面に一様に分布するように設けられることが好ましく、多数のビアが設けられることが好ましい。
図4に示したプリント配線板100に補助基板301a〜301dと補助基板302を実装するため、図5に示した主補助基板300より補助基板301a〜301dと補助基板302を分離し、例えば、図4に示すようにプリント配線板100の銅箔パターン103にあるスルーホールに補助基板301b〜301dを差し込んで縦型に実装し、銅箔パターン104にあるスルーホールに補助基板302を差し込んで縦型に実装する。以下では、実装の構造についてさらに説明する。
図5に示したように補助基板301aには凸部331aと凸部331bがある。そして、銅箔パターン311と銅箔パターン311が形成された面に対する裏面に、予めレジスト材は塗布されない。また、図4に示した銅箔パターン103のスルーホール105a自体およびスルーホール105b自体とそれらの周辺とにも、予めレジスト材が塗布されてない。
補助基板301aの凸部331aとスルーホール105aの接着、および凸部331bとスルーホール105bの接着には、いかなる電気的導通のある材料や部品(ハンダなど、あらゆる金属や接着材料を含む)が使用されてもよい。図4に示したプリント配線板100のスルーホール105aとスルーホール105bのそれぞれに凸部331aと凸部331bを縦方向に差し込んで接着することにより、補助基板301aをプリント配線板100へ実装する。
この接着は、補助基板301aの銅箔パターン311とプリント配線板100の銅箔パターン103との接着であると共に、補助基板301aの銅箔パターン311が形成された面に対する裏面の銅箔パターンとプリント配線板100の銅箔パターン103との接着であってもよい。なお、図4の例では、補助基板301b〜301dと補助基板302が既に実装されているが、これらは補助基板301aと同じように接着されている。
図5に示したように、補助基板301aの形状は、凸部331aと凸部331bを除くと長方形の板あるいは長方形に近い板の形状であってもよい。凸部331aと凸部331bの間隔すなわち図5の例では長方形の長辺方向の長さは、図1Bを用いて説明したように、銅箔パターン103を通じて電流が流れる通路に含まれる長さであることが好ましい。ただし、銅箔パターン103を通じて電流が流れる通路が、電流の流れる方向で複数の補助基板へ分割されるように、複数の補助基板それぞれの長辺方向の長さが割り当てられてもよい。
また、図5の例での長方形の短辺方向の長さは、筐体内でプリント配線板100に割り当てられた空間の中で、プリント配線板100の垂直方向に割り当てられた高さより短く、他のプリント配線板や部品と干渉しない長さである。補助基板301aに流れる電流量から短辺方向の長さが定められてもよい。
凸部331aの形状と凸部331bの形状は、補助基板301aを物理的に支えて固定できる形状であり、銅箔パターン103と補助基板301aとの間で流れる電流量に対して十分なサイズであることが好ましい。凸部331aと凸部331bの補助基板301aにおける位置は、銅箔パターン103を通じて電流が流れる起点と終点の位置あるいは起点と終点の間の一部となる位置であることが好ましい。
なお、1枚の補助基板における凸部の個数は2個に限定されるものではなく、補助基板302のように3個以上であってもよい。以上では補助基板301aについて説明したが、補助基板301b〜301dの形状と補助基板302の形状についても同じ条件を満たす形状である。
プリント配線板100のスルーホール105aとスルーホール105bのそれぞれは、凸部331aと凸部331bのそれぞれが差し込める形状と位置である。なお、凸部331aと凸部331bの補助基板301aにおける位置が、銅箔パターン103を通じて電流が流れる起点と終点の位置となるように、スルーホール105aとスルーホール105bの位置は、電流が流れる起点と終点の位置であることが好ましい。
ただし、他の部品との位置関係により、起点と終点の位置に限定されるものではない。また、図1Bに示した電流の通路の最も狭い幅109の範囲を少なくても跨ぐように補助基板を実装するためのスルーホールと凸部の位置であってもよい。以上では、スルーホール105aとスルーホール105bについて説明したが、補助基板301b〜301dと補助基板302のそれぞれが実装されるスルーホールについても同じ条件を満たす形状と位置である。
以上の構造により、プリント配線板100の銅箔パターン103と銅箔パターン104で、電流が流れて発熱の恐れのある箇所に集中して、補助基板301a〜301dと補助基板302を実装することで、必要のない場所まで影響せず、抵抗値を下げたり、電流密度を下げたりすることが可能となり、この効果により発熱を抑制させる効果も得られる。
また、補助基板301cと補助基板301dのように複数の補助基板を縦方向に並べて実装することで、プリント配線板100の水平方向のスペースに余裕をもたせられるため、水平方向に制限のあるプリント配線板100では有利である。図示されていない他の部品がプリント配線板100に実装されても、他の部品と補助基板との間で干渉しにくい。
補助基板301a〜301dと補助基板302は、いずれも銅箔パターン上に、放熱性の良い部品や材料(ハンダなど、あらゆる金属や電子部品を含む)を予め実装または塗布された状態、あるいは通風用の穴を設けられた状態で、プリント配線板100に実装されてもよい。補助基板301cと補助基板301dとは通風用の間隔が設けられて実装されてもよい。
そして、主補助基板300上の銅箔パターンの厚さは、プリント配線板100の銅箔パターン103と銅箔パターン104の厚さと同じでなくてもよい。主補助基板300の銅箔パターンが厚く製作されれば、プリント配線板100の銅箔パターン上に実装することで部分的に厚みを増す効果が得られる上、プリント配線板100の銅箔パターンを厚くせず、主補助基板300の銅箔パターンを厚くすることで、コスト的にも有利である。
さらに、インバータ401の主回路線を構成するプリント配線板へ、実施例3で説明した補助基板を実装することにより、発熱を抑制することができる。
100 プリント配線板
103 銅箔パターン
104 銅箔パターン
201 補助基板
202 補助基板

Claims (12)

  1. プリント配線板であって、
    基板と、
    前記基板の表面に、電流が流れるように形成された第1の銅箔パターンと、
    前記第1の銅箔パターンの形状に収まる形状であり、第2の銅箔パターンと第3の銅箔パターンが両面に形成された補助基板と、
    を含み、
    前記第1の銅箔パターンの面と前記第2の銅箔パターンの面とは導電性の接着剤により接着され、前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンとは前記補助基板を貫通するビアにより接続されていること
    を特徴とするプリント配線板。
  2. 請求項1に記載のプリント配線板であって、
    前記補助基板は、
    内層として銅箔パターンを含み、
    内層として含まれた銅箔パターンと前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンとは前記ビアにより接続されていること
    を特徴とするプリント配線板。
  3. 請求項1に記載のプリント配線板であって、
    前記第1の銅箔パターンより前記第3の銅箔パターンが厚いこと
    を特徴とするプリント配線板。
  4. 請求項1に記載のプリント配線板であって、
    前記第3の銅箔パターンに金属の部品が実装されている、または前記第3の銅箔パターンに金属の材料が塗布されていること
    を特徴とするプリント配線板。
  5. 請求項1に記載のプリント配線板であって、
    前記第1の銅箔パターンには電流の流れの起点と終点があり、
    前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンのそれぞれは、前記起点の位置と前記終点の位置を含むこと
    を特徴とするプリント配線板。
  6. 請求項5に記載のプリント配線板であって、
    前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンのそれぞれには幅があり、
    前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンのそれぞれの幅は、前記起点と前記終点との間の電流の流れの前記第1の銅箔パターンにおける最も狭い幅に制限されること
    を特徴とするプリント配線板。
  7. 請求項1に記載のプリント配線板であって、
    第4の銅箔パターンと第5の銅箔パターンが両面に形成された積層用補助基板をさらに含み、
    前記第3の銅箔パターンの面と第4の銅箔パターンの面とは導電性の接着剤により接着され、前記第4の銅箔パターンと前記第5の銅箔パターンとは前記積層用補助基板を貫通するビアにより接続されていること
    を特徴とするプリント配線板。
  8. プリント配線板であって、
    基板と、
    前記基板の表面に、電流が流れるように形成された第1の銅箔パターンと、
    1辺に2個以上の凸部を有し、第2の銅箔パターンと第3の銅箔パターンが両面に形成された補助基板と、
    を含み、
    前記凸部において、前記第1の銅箔パターンと前記第2の銅箔パターンとは導電性の接着剤により接着され、前記第1の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンとは導電性の接着材により接着されていること
    を特徴とするプリント配線板。
  9. 請求項8に記載のプリント配線板であって、
    前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンと前記補助基板は、通風用の穴を有すること
    を特徴とするプリント配線板。
  10. 請求項8に記載のプリント配線板であって、
    前記第1の銅箔パターンには電流の流れの起点と終点があり、
    2個以上の前記凸部は、第1の凸部と第2の凸部を含み、
    前記第1の凸部と前記第2の凸部は、前記起点と前記終点の電流の流れの中に位置し、前記第1の凸部は前記第2の凸部より前記起点に近く位置し、前記第2の凸部は前記第1の凸部より前記終点に近く位置すること
    を特徴とするプリント配線板。
  11. 請求項8に記載のプリント配線板であって、
    1辺に2個以上の凸部を有し、第4の銅箔パターンと第5の銅箔パターンが両面に形成された並列補助基板をさらに含み、
    前記並列補助基板は前記補助基板から通風用の間隔が設けられて、前記並列補助基板の凸部において、前記第1の銅箔パターンと前記第4の銅箔パターンとは導電性の接着剤により接着され、前記第1の銅箔パターンと前記第5の銅箔パターンとは導電性の接着材により接着されていること
    を特徴とするプリント配線板。
  12. インバータであって、
    制御回路と、
    プリント配線板により主回路を構成するコンバータ部およびインバータ部と、
    を備え、
    前記プリント配線板は、
    基板と、
    前記基板の表面に形成され、主回路線となる第1の銅箔パターンと、
    前記第1の銅箔パターンの形状に収まる形状であり、第2の銅箔パターンと第3の銅箔パターンが両面に形成された補助基板と、
    を含み、
    前記第1の銅箔パターンの面と前記第2の銅箔パターンの面とは導電性の接着剤により接着され、前記第2の銅箔パターンと前記第3の銅箔パターンとは前記補助基板を貫通するビアにより接続されていること
    を特徴とするインバータ。
JP2017030909A 2017-02-22 2017-02-22 プリント配線板およびインバータ Pending JP2018137343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030909A JP2018137343A (ja) 2017-02-22 2017-02-22 プリント配線板およびインバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030909A JP2018137343A (ja) 2017-02-22 2017-02-22 プリント配線板およびインバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018137343A true JP2018137343A (ja) 2018-08-30

Family

ID=63366189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017030909A Pending JP2018137343A (ja) 2017-02-22 2017-02-22 プリント配線板およびインバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018137343A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020121894A1 (ja) 2018-12-10 2020-06-18 日本電解株式会社 電解銅箔及びその製造方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146173A (en) * 1977-05-25 1978-12-19 Hitachi Ltd Power module circuit board and method of producing same
JPS63102397A (ja) * 1986-10-20 1988-05-07 フアナツク株式会社 多層プリント配線板
JPS63152262U (ja) * 1987-03-24 1988-10-06
JPH0611371U (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 古河電気工業株式会社 大電流プリント配線基板
JPH08116146A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Shinko Electric Ind Co Ltd モジュール基板およびモジュール基板の実装構造
JPH1056243A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 回路基板
JP2005072265A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Densei Lambda Kk 回路基板,ハイブリッド集積回路および回路基板の製造方法
JP2008078364A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd 回路材の形成方法および該方法で形成された回路材
JP2008218841A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Funai Electric Co Ltd 回路基板構造
JP2015233136A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 易鼎股▲ふん▼有限公司 フレキシブル基板の電源経路構造

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146173A (en) * 1977-05-25 1978-12-19 Hitachi Ltd Power module circuit board and method of producing same
JPS63102397A (ja) * 1986-10-20 1988-05-07 フアナツク株式会社 多層プリント配線板
JPS63152262U (ja) * 1987-03-24 1988-10-06
JPH0611371U (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 古河電気工業株式会社 大電流プリント配線基板
JPH08116146A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Shinko Electric Ind Co Ltd モジュール基板およびモジュール基板の実装構造
JPH1056243A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 回路基板
JP2005072265A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Densei Lambda Kk 回路基板,ハイブリッド集積回路および回路基板の製造方法
JP2008078364A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd 回路材の形成方法および該方法で形成された回路材
JP2008218841A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Funai Electric Co Ltd 回路基板構造
JP2015233136A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 易鼎股▲ふん▼有限公司 フレキシブル基板の電源経路構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020121894A1 (ja) 2018-12-10 2020-06-18 日本電解株式会社 電解銅箔及びその製造方法
KR20210082528A (ko) 2018-12-10 2021-07-05 닛폰 덴카이 가부시키가이샤 전해 동박 및 그 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8737075B2 (en) Electronic component unit and manufacturing method thereof
JP5756958B2 (ja) 多層回路基板
US20190043799A1 (en) Package structure and fabricating method thereof
KR20140141494A (ko) 배선 기판
JP2017005131A (ja) プリント基板、電子装置
JP5066461B2 (ja) 配線構造及び多層プリント配線板。
CN100562216C (zh) 用于电气设备的散热装置
JP5456843B2 (ja) 電源装置
JP2018137343A (ja) プリント配線板およびインバータ
JP6381488B2 (ja) 回路基板
US9155199B2 (en) Passive device embedded in substrate and substrate with passive device embedded therein
JP2006344887A (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP2014220305A (ja) 多層基板およびこれを用いた電子装置、電子装置の製造方法
JP2013115110A (ja) 段差構造のプリント配線板
JP4761200B2 (ja) コントローラ
JP4209904B2 (ja) 多層基板
JP2014220429A (ja) 多層基板およびこれを用いた電子装置
JP7215402B2 (ja) 半導体装置
CN217088245U (zh) 散热基板
JP2017108034A (ja) 配線板及びその製造方法
JP3164927U (ja) 放熱構造を有するフレキシブル回路基板
JP2017184376A (ja) 電力変換装置
JP2018006675A (ja) プリント基板
JPWO2019221242A1 (ja) パワー半導体モジュール
TW201537416A (zh) 電容式觸控板及其製法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200204