JP2020009832A - 部品装着機 - Google Patents

部品装着機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020009832A
JP2020009832A JP2018127631A JP2018127631A JP2020009832A JP 2020009832 A JP2020009832 A JP 2020009832A JP 2018127631 A JP2018127631 A JP 2018127631A JP 2018127631 A JP2018127631 A JP 2018127631A JP 2020009832 A JP2020009832 A JP 2020009832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
mounting
revolving
component mounting
rotary head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018127631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7083712B2 (ja
Inventor
浩二 河口
Koji Kawaguchi
浩二 河口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Corp filed Critical Fuji Corp
Priority to JP2018127631A priority Critical patent/JP7083712B2/ja
Publication of JP2020009832A publication Critical patent/JP2020009832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7083712B2 publication Critical patent/JP7083712B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】部品の装着位置精度を高めつつ、マシンサイズを小型化できる部品装着機を提供する。【解決手段】部品装着機1は、部品供給装置3から供給される部品Aをそれぞれ採取して、装着エリア23の範囲内に位置決めされた基板Kに前記部品Aを装着する複数の部品装着具と、複数の前記部品装着具を中心軸の周りに有するロータリヘッド46と、前記中心軸の周りに前記ロータリヘッド46を自転させて複数の前記部品装着具を公転させる回転駆動部と、前記ロータリヘッド46を水平方向に駆動する水平駆動部と、任意の公転位置にある前記部品装着具を昇降させる昇降駆動部と、前記部品Aが供給されるときの供給角度および装着されるときの装着角度に基づいて、前記部品装着具の採取時および装着時の前記公転位置の組み合わせを決定する公転位置決定部と、を備える。【選択図】図4

Description

本明細書は、基板に部品を装着する装着作業を行う部品装着機に関する。
プリント配線が施された基板に部品を装着するための対基板作業を実施して、回路基板を量産する技術が普及している。対基板作業を実施する対基板作業機の代表例として、部品装着機がある。部品装着機は、一般的に、基板搬送装置、部品供給装置、および部品移載装置を備え、基板に部品を装着する装着作業を行う。部品移載装置は、複数の吸着ノズルを中心軸の周りに有して自転するロータリヘッドを備える場合が多い。この種のロータリヘッドを備える部品装着機の一技術例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された部品装着機は、ロータリヘッドを回転させることで複数の吸着ノズルを円周方向に旋回させるR軸駆動機構と、吸着ノズルを自転させて吸着した部品の向きを修正するQ軸駆動機構と、吸着ノズルの旋回軌道の2箇所以上の停止位置で吸着ノズルを個別に下降させるZ軸駆動機構と、を備える。これによれば、ロータリヘッドの最大回転角度を従来よりも小さくすることができ、部品の吸着動作および装着動作に要する時間を短縮して生産性を向上できる、とされている。
国際公開第2013/190608号
ところで、特許文献1の部品装着機では、ロータリヘッドが回転し、さらに吸着ノズルが自転する。このように複数の回転可動部が組み込まれていると、部品の装着位置の位置精度が低下しがちである。部品の装着位置精度を高める対策として、吸着ノズルが自転しない構成を採用することは可能である。しかしながら、吸着ノズルが自転しない構成では、部品の装着角度(向き)を調整するために、ロータリヘッドの全体を回転させることになる。このため、基板の端部寄りに装着する部品の装着角度によっては、ロータリヘッドが機幅方向に大きく移動する必要が生じて、マシンサイズが長大化する。
本明細書では、部品の装着位置精度を高めつつ、マシンサイズを小型化できる部品装着機を提供することを解決すべき課題とする。
本明細書は、部品供給装置から供給される部品をそれぞれ採取して、装着エリアの範囲内に位置決めされた基板に前記部品を装着する複数の部品装着具と、複数の前記部品装着具を中心軸の周りに有するロータリヘッドと、前記中心軸の周りに前記ロータリヘッドを自転させて複数の前記部品装着具を公転させる回転駆動部と、前記ロータリヘッドを水平方向に駆動する水平駆動部と、任意の公転位置にある前記部品装着具を昇降させる昇降駆動部と、前記部品が供給されるときの供給角度および装着されるときの装着角度に基づいて、前記部品装着具の採取時および装着時の前記公転位置の組み合わせを決定する公転位置決定部と、を備える部品装着機を開示する。
本明細書で開示する部品装着機では、部品が供給されるときの供給角度および装着されるときの装着角度に基づいて、部品装着具の採取時および装着時の公転位置の組み合わせを決定する。ここで、部品の供給角度と装着角度の角度差から、ロータリヘッドに必要な自転角度は自動的に定まる。それでも、部品装着具の採取時および装着時の公転位置の組み合わせには自由度があり、ロータリヘッドの移動方向や移動距離も変化し得る。そして、基板を搬入出する機幅方向において、ロータリヘッドに必要とされる移動範囲はマシンサイズに直接的に影響する。したがって、ロータリヘッドの機幅方向の移動範囲を小さくするように部品装着具の公転位置の組み合わせを決定することで、マシンサイズを小型化できる。また、部品の装着位置精度に影響する回転可動部は、ロータリヘッドだけであるので、部品の装着位置精度を高めることができる。
実施形態の部品装着機の構成を模式的に示す平面図である。 ロータリヘッドを模式的に説明する正面図である。 ロータリヘッドを模式的に説明する平面図である。 第1具体例における吸着ノズルの装着時の公転位置を模式的に示す平面図である。 第1具体例における吸着ノズルの吸着時の公転位置を模式的に示す平面図である。 第2具体例における吸着ノズルの吸着時および装着時の公転位置が適正でない組み合わせを模式的に示す平面図である。 第2具体例における吸着ノズルの吸着時および装着時の公転位置が適正である組み合わせを模式的に示す平面図である。 比較例の部品装着機における吸着ノズルの吸着時の公転位置を模式的に示す平面図である。 比較例の部品装着機における吸着ノズルの装着時の公転位置を模式的に示す平面図である。
1.実施形態の部品装着機1の構成
実施形態の部品装着機1について、図1〜図7を参考にして説明する。図1は、実施形態の部品装着機1の構成を模式的に示す平面図である。図1の紙面左側から右側に向かう方向が基板Kを装着エリア23に搬入出する機幅方向(X軸方向)、紙面下側(前側)から紙面上側(後側)に向かう方向が長手方向(Y軸方向)となる。部品装着機1は、基板搬送装置2、部品供給装置3、部品移載装置4、部品カメラ5、および制御部6などが機台10に組み付けられて構成される。
基板搬送装置2は、一対のガイドレール21、22、一対のコンベアベルト、および基板クランプ機構などで構成される。一対のガイドレール21、22の間の機幅方向の中央に、装着エリア23(破線で示される)が設けられる。コンベアベルトは、基板Kを載置した状態でガイドレール21、22に沿って輪転することにより、基板Kを装着エリア23まで搬入する。基板クランプ機構は、装着エリア23内の基板Kを押し上げてクランプし、位置決めする。部品の装着作業が終了すると、基板クランプ機構は、基板Kを解放し、コンベアベルトは、基板Kを搬出する。
部品供給装置3は、複数のテープフィーダ30により構成される。複数のテープフィーダ30は、機台10上のパレット部材11に刻設された複数のスロットに取り付けられて機幅方向に配列される。各テープフィーダ30は、各種類の部品をそれぞれ供給する部品供給ユニットに相当する。テープフィーダ30は、本体部31の前側にテープリール39を保持する。テープリール39には、多数のキャビティにそれぞれ部品を収容したキャリアテープが巻回されている。一方、本体部31の後側寄りの上部に、部品を供給する供給位置32が設定される。テープフィーダ30は、図略のテープ送り機構によりキャリアテープを供給位置32まで送り、順次キャビティから部品を供給する。
部品移載装置4は、基板搬送装置2や部品供給装置3よりも上方に配設される。部品移載装置4は、部品供給装置3から部品を採取して基板Kに移載する装着動作を行う。部品移載装置4は、水平駆動部40、移動体44、ヘッド支持部45、ロータリヘッド46、およびマークカメラ4Aなどで構成される。
水平駆動部40は、一対のY軸レール41、42、Y軸スライダ43、および図略の駆動モータを含んで構成される。Y軸レール41、42は、Y軸方向に延び、相互に離隔して平行配置される。X軸方向に長いY軸スライダ43は、両方のY軸レール41、42にまたがって装架され、Y軸方向に移動する。移動体44は、Y軸スライダ43に装架され、X軸方向に移動する。水平駆動部40は、Y軸スライダ43をY軸方向に駆動するとともに、Y軸スライダ43上の移動体44をX軸方向に駆動する。
移動体44は、ヘッド支持部45およびマークカメラ4Aを保持する。ヘッド支持部45は、下側にロータリヘッド46を支持する。図2は、ロータリヘッド46を模式的に説明する正面図であり、図3は、ロータリヘッド46を模式的に説明する平面図である。図示されるように、ロータリヘッド46は、部品装着具に相当する12本の吸着ノズル47を中心軸Cの周りに有する。吸着ノズル47の本数は、12本に限定されず、例えば4本や24本であってもよい。
ロータリヘッド46には、回転駆動部48が付設されている。回転駆動部48は、中心軸Cの周りにロータリヘッド46を自転させる。これにより、12本の吸着ノズル47は、図3の矢印R1に示されるように公転する。ここで、ロータリヘッド46の前側が公転位置0°で、時計回りに公転位置の角度が増加するものと定める(図中の0°、90°、180°、270°参照)。
さらに、ロータリヘッド46には、昇降駆動部49が付設されている。昇降駆動部49は、回転台491、昇降部材492、回転駆動源494、および昇降駆動源495などで構成される。回転台491は、円形板状の部材であり、ロータリヘッド46の上方に支承されて中心軸Cの周りに回転可能となっている。昇降部材492は、回転台491の周縁の一箇所に、昇降可能に支承される。昇降部材492の下側の外側には、吸着ノズル47の拡径された上端を挟持する挟持部493が設けられている。
回転駆動源494は、図2の矢印R2および図3の矢印R3に示されるように、回転台491を中心軸Cの周りに回転駆動する。これにより、昇降部材492の挟持部493は、任意の公転位置にある吸着ノズル47を挟持する。また、昇降駆動源495は、図2の矢印M1に示されるように、昇降部材492を昇降駆動する。これにより、挟持された吸着ノズル47は、下降して部品の吸着および装着を行う。
なお、本実施形態において、吸着ノズル47は自転しない。したがって、基板Kに部品が装着されるときの装着角度は、ロータリヘッド46の自転角度により定まる吸着ノズル47の公転位置によって調整される。また、吸着ノズル47が自転する構成であっても、その自転が禁止されるときには、本実施形態を応用することができる。例えば、吸着ノズル47が長尺の部品を吸着していて、自転により他の吸着ノズル47の部品に干渉するおそれがある場合に、その自転が禁止される。
図1に戻り、マークカメラ4Aは、位置決めされた基板Kに付設された位置マークを撮像して、基板Kの正確な位置を検出する。部品カメラ5は、基板搬送装置2と部品供給装置3の間の機台10の上面に、上向きに設けられる。部品カメラ5は、移動体44が部品供給装置3から基板Kに移動する途中で、吸着ノズル47が吸着している部品を撮像する。さらに、取得された画像データが画像処理されて部品の吸着姿勢が求められ、装着動作に反映される。
制御部6は、機台10に組み付けられており、その配設位置は特に限定されない。制御部6は、CPUを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置により構成される。制御部6は、予め記憶した装着シーケンスにしたがって部品の装着作業を制御する。制御部6は、次に説明する公転位置決定部7および部品配列調整部8を含む。
公転位置決定部7は、部品供給装置3から供給されるときの部品の供給角度、および基板Kに装着されるときの部品の装着角度に基づいて、吸着ノズル47の吸着時および装着時の公転位置の組み合わせを決定する。ここで、部品の供給角度は、キャリアテープに収納されている部品の方向で定まるため、1本のキャリアテープ内では変化しない。さらに、同一種類の部品では、通常、キャリアテープが相違しても部品の供給角度は変化しない。
一方、部品の装着角度は、各基板の回路設計にしたがって変化する。また、部品の供給角度および装着角度の角度差から、ロータリヘッド46に必要な自転角度は自動的に定まる。それでも、吸着ノズル47の吸着時および装着時の公転位置の組み合わせには自由度がある。
そこで、公転位置決定部7は、基板Kを装着エリア23に搬入出する機幅方向(X軸方向)において、ロータリヘッド46の移動範囲を小さくするように、吸着ノズル47の公転位置の組み合わせを決定する。詳細には、公転位置決定部7は、機幅方向において、ロータリヘッド46の中心軸Cが装着エリア23内に収まるように、吸着ノズル47の公転位置の組み合わせを決定する。
また、公転位置決定部7は、部品が装着される装着位置も考慮して、吸着ノズル47の公転位置の組み合わせを決定する。公転位置決定部7の詳細な決定方法については、後の第1具体例および第2具体例で説明する。
一方、部品配列調整部8は、或る種類の部品に対する吸着ノズル47の吸着時の公転位置が決定されたときに、機幅方向においてロータリヘッド46の中心軸Cが装着エリア23内に収まるように、或る種類の部品を供給するテープフィーダ30の配列位置を自動調整する。換言すると、部品配列調整部8は、当該のテープフィーダ30が機幅方向の端部寄りに配列されたことに起因して、ロータリヘッド46の中心軸Cが装着エリア23から出てしまうおそれを解消する。
実際には、部品配列調整部8は、複数のテープフィーダ30の配列位置の順序を適正化するオプティマイズ処理が実行される以前に動作する。部品配列調整部8は、当該のテープフィーダ30に関して、支障のある端部寄りの配列位置を排除するように設定する。これにより、オプティマイズ処理が行われたとき、当該のテープフィーダ30は、支障のない配列位置に定められる。部品配列調整部8の調整方法については、後の第1具体例でも説明する。
2.実施形態の部品装着機1の動作
次に、実施形態の部品装着機1の動作について、第1具体例および第2具体例を提示して説明する。第1具体例および第2具体例では、ロータリヘッド46の機幅方向の移動範囲が最大となるケース、つまり、基板Kの大きさが装着エリア23に一致するケースを想定する。第1具体例において、部品Aの装着位置は、基板Kの機幅方向の端部寄りに位置する。第2具体例において、部品Aの装着位置は、基板Kの機幅方向の中央寄りに位置する。
図4は、第1具体例における吸着ノズル47の装着時の公転位置を模式的に示す平面図である。図5は、第1具体例における吸着ノズル47の吸着時の公転位置を模式的に示す平面図である。図6は、第2具体例における吸着ノズル47の吸着時および装着時の公転位置が適正でない組み合わせを模式的に示す平面図である。図7は、第2具体例における吸着ノズル47の吸着時および装着時の公転位置が適正である組み合わせを模式的に示す平面図である。図4〜図9の図中に描かれた記号「A」の向きは、部品Aの供給角度および装着角度を表している。
図4に示される第1具体例で、部品Aの装着角度は、供給角度に対して90°だけ反時計回りに回転している。つまり、部品Aの供給角度と装着角度の間には、90°の角度差がある。そして、部品Aの装着位置は、基板Kの左側の端部寄りに位置する。このとき、公転位置決定部7は、まず吸着ノズル47の装着時の公転位置を決定し、次に吸着時の公転位置を決定する。すなわち、公転位置決定部7は、まず、吸着ノズル47の装着時の公転位置がロータリヘッド46の中心軸Cよりも機幅方向の中央寄りに位置しないように決定する。
具体的には、図4に示されるように、吸着ノズル47の装着時の公転位置0°が決定される。このとき、ロータリヘッド46の中心軸Cは、機幅方向において公転位置0°の吸着ノズルと同じ位置にあり、換言すると、装着エリア23内に収まっている。なお、吸着ノズル47の装着時の公転位置90°が決定されてもよい。この場合、ロータリヘッド46の中心軸Cは、機幅方向において公転位置90°の吸着ノズル47の中央側に位置する。
公転位置決定部7は、次に、決定した装着時の公転位置0°に基づいて、吸着時の公転位置を決定する。実際には、公転位置決定部7は、装着時の公転位置0°に前述した角度差90°を加算して、吸着時の公転位置90°を求める。つまり、図5に示されるロータリヘッド46の位置で、吸着ノズル47が部品Aを吸着する。なお、吸着ノズル47の装着時の公転位置90°の場合には、吸着時の公転位置180°となる。
ここで、部品Aを供給するテープフィーダ30が図5の配列位置D1の範囲内にあると、ロータリヘッド46の中心軸Cが装着エリア23の右側に出てしまい、支障が生じる。そこで、部品配列調整部8は、オプティマイズ処理が実行される以前に、部品Aを供給するテープフィーダ30の配列位置として、配列位置D1の範囲を排除するように設定する。これにより、オプティマイズ処理が行われたとき、部品Aを供給するテープフィーダ30は、支障のない配列位置D2の範囲内に定められる。
次に、図6に示される第2具体例で、部品Aの供給角度と装着角度の角度差は、第1具体例と同じく90°である。そして、部品Aの装着位置は、基板Kの中央寄りに位置する。このとき、ロータリヘッド46は、機幅方向の端部寄りまでは移動しない。したがって、公転位置決定部7は、ロータリヘッド46の移動範囲を気にする必要がなく、その水平方向の移動距離が小さくなるように、吸着ノズル47の公転位置の組み合わせを決定する。
具体的に、公転位置決定部7は、吸着ノズル47の公転位置の組み合わせの候補をリストアップし、それぞれについてロータリヘッド46の水平方向の移動距離を求める。そして、公転位置決定部7は、ロータリヘッド46の移動距離が最小となる吸着ノズル47の公転位置の組み合わせを選択する。例えば、図6は、吸着ノズル47の吸着時の公転位置90°と、装着時の公転位置0°の組み合わせを示している。また、図7は、吸着ノズル47の吸着時の公転位置0°と、装着時の公転位置270°の組み合わせを示している。
両図を比較すると、ロータリヘッド46の移動距離は、図7で小さく、図6で大きい。つまり、吸着ノズル47の公転位置の組み合わせは、図7で適正であり、図6では適正でない。厳密には、ロータリヘッド46は、部品供給装置3から部品カメラ5を経由して基板Kへと移動し、部品供給装置3へと戻る。つまり、ロータリヘッド46の往復で移動経路が異なり、移動距離の算出は若干複雑化する。それでも、ロータリヘッド46の移動距離を小さくすることに、困難は生じない。
3.比較例の部品装着機1Xとの対比
次に、実施形態の部品装着機1に生じる効果について、比較例の部品装着機1Xと対比して説明する。比較例の部品装着機1Xは、機器構造が実施形態と同じであり、公転位置決定部7を備えない。図8は、比較例の部品装着機1Xにおける吸着ノズル47の吸着時の公転位置を模式的に示す平面図である。また、図9は、比較例の部品装着機1Xにおける吸着ノズル47の装着時の公転位置を模式的に示す平面図である。
比較例の部品装着機1Xでは、ロータリヘッド46の長手方向(Y軸方向)の移動距離を小さくするため、図8に示されるように、吸着ノズル47の吸着時の公転位置0°が固定的に用いられる。すると、部品Aの装着位置および装着角度によって、図9に示されるロータリヘッド46の位置が必要となる場合がある。図9において、装着時の公転位置270°であり、ロータリヘッド46の中心軸Cが装着エリア23から右側に出ている。このため、部品装着機1Xのマシンサイズのうち機幅方向の幅寸法W2が大きくなる。
これに対比して、実施形態の部品装着機1は、吸着ノズル47の吸着時の公転位置を可変としている。これにより、ロータリヘッド46の機幅方向の移動範囲は、比較例の部品装着機1Xよりも狭められる。したがって、部品装着機1のマシンサイズのうち機幅方向の幅寸法W1(図4参照)は、比較例の幅寸法W2よりも小さくなる。なお、実施形態の部品装着機1において、ロータリヘッド46の長手方向の移動範囲は、比較例よりも大きくなる。それでも、マシンサイズの長手方向寸法は、構造上殆ど大きくならない。
実施形態の部品装着機1では、部品Aが供給されるときの供給角度および装着されるときの装着角度に基づいて、吸着ノズル47の吸着時および装着時の公転位置の組み合わせを決定する。ここで、部品Aの供給角度と装着角度の角度差から、ロータリヘッド46に必要な自転角度は自動的に定まる。それでも、吸着ノズル47の吸着時および装着時の公転位置の組み合わせには自由度があり、ロータリヘッド46の移動方向や移動距離も変化し得る。そして、基板Kを搬入出する機幅方向において、ロータリヘッド46に必要とされる移動範囲はマシンサイズに直接的に影響する。したがって、ロータリヘッド46の機幅方向の移動範囲を小さくするように吸着ノズル47の公転位置の組み合わせを決定することで、マシンサイズを小型化できる。また、部品Aの装着位置精度に影響する回転可動部は、ロータリヘッド46だけであるので、部品Aの装着位置精度を高めることができる。
4.実施形態の応用および変形
なお、部品供給装置3および部品装着具は、テープフィーダ30と吸着ノズル47の組み合わせに限定されない。例えば、部品供給装置3にトレー式部品供給装置が用いられ、部品を挟持するチャックの複数個がロータリヘッド46に設けられてもよい。実施形態は、他にも様々な変形や応用が可能である。
1:部品装着機 1X:比較例の部品装着機 2:基板搬送装置 3:部品供給装置 30:テープフィーダ 4:部品移載装置 40:水平駆動部 46:ロータリヘッド 47:吸着ノズル 48:回転駆動部 49:昇降駆動部 5:部品カメラ 6:制御部 7:公転位置決定部 8:部品配列調整部 K:基板 C:中心軸

Claims (7)

  1. 部品供給装置から供給される部品をそれぞれ採取して、装着エリアの範囲内に位置決めされた基板に前記部品を装着する複数の部品装着具と、
    複数の前記部品装着具を中心軸の周りに有するロータリヘッドと、
    前記中心軸の周りに前記ロータリヘッドを自転させて複数の前記部品装着具を公転させる回転駆動部と、
    前記ロータリヘッドを水平方向に駆動する水平駆動部と、
    任意の公転位置にある前記部品装着具を昇降させる昇降駆動部と、
    前記部品が供給されるときの供給角度および装着されるときの装着角度に基づいて、前記部品装着具の採取時および装着時の前記公転位置の組み合わせを決定する公転位置決定部と、
    を備える部品装着機。
  2. 前記部品装着具は自転せず、または自転が禁止され、
    前記部品が装着されるときの前記装着角度は、前記ロータリヘッドの自転角度により定まる前記部品装着具の前記公転位置によって調整される、
    請求項1に記載の部品装着機。
  3. 前記公転位置決定部は、前記基板を前記装着エリアに搬入出する機幅方向において前記中心軸が前記装着エリア内に収まるように前記公転位置の前記組み合わせを決定する、請求項1または2に記載の部品装着機。
  4. 前記公転位置決定部は、前記部品が装着される装着位置を考慮して前記公転位置の前記組み合わせを決定する、請求項3に記載の部品装着機。
  5. 前記公転位置決定部は、前記装着位置が前記基板の前記機幅方向の端部寄りに位置する場合に、前記部品装着具の装着時の前記公転位置が前記中心軸よりも前記機幅方向の中央寄りに位置しないように決定し、さらに、決定した装着時の前記公転位置に基づいて採取時の前記公転位置を決定する、請求項4に記載の部品装着機。
  6. 前記公転位置決定部は、前記装着位置が前記基板の前記機幅方向の中央寄りに位置する場合に、前記ロータリヘッドの水平方向の移動距離が小さくなるように前記公転位置の前記組み合わせを決定する、請求項4に記載の部品装着機。
  7. 前記部品供給装置は、各種類の前記部品をそれぞれ供給する複数の部品供給ユニットが前記基板を前記装着エリアに搬入出する機幅方向に配列されて構成され、
    或る種類の前記部品に対する前記部品装着具の採取時の前記公転位置が決定されたときに、前記機幅方向において前記中心軸が前記装着エリア内に収まるように或る種類の前記部品を供給する前記部品供給ユニットの配列位置を自動調整する部品配列調整部をさらに備える、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の部品装着機。
JP2018127631A 2018-07-04 2018-07-04 部品装着機 Active JP7083712B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127631A JP7083712B2 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 部品装着機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127631A JP7083712B2 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 部品装着機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020009832A true JP2020009832A (ja) 2020-01-16
JP7083712B2 JP7083712B2 (ja) 2022-06-13

Family

ID=69152092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018127631A Active JP7083712B2 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 部品装着機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7083712B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004247768A (ja) * 2004-05-31 2004-09-02 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置
JP2011244004A (ja) * 2006-06-13 2011-12-01 Asm Assembly Systems Gmbh & Co Kg 電気的な構成部材を基板に実装するための方法及び自動実装機
JP2012212799A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Sony Corp 部品実装装置、情報処理装置、情報処理方法及び基板製造方法
JP2013232572A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Yamaha Motor Co Ltd 部品搬送装置および部品実装機
JP2015115356A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 三星テクウィン株式会社Samsung Techwin Co., Ltd 部品実装機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004247768A (ja) * 2004-05-31 2004-09-02 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置
JP2011244004A (ja) * 2006-06-13 2011-12-01 Asm Assembly Systems Gmbh & Co Kg 電気的な構成部材を基板に実装するための方法及び自動実装機
JP2012212799A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Sony Corp 部品実装装置、情報処理装置、情報処理方法及び基板製造方法
JP2013232572A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Yamaha Motor Co Ltd 部品搬送装置および部品実装機
JP2015115356A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 三星テクウィン株式会社Samsung Techwin Co., Ltd 部品実装機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7083712B2 (ja) 2022-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2822373B1 (en) Component mounting machine
CN107637190B (zh) 元件安装机的控制装置及控制方法
JP3610161B2 (ja) 装着ヘッド装置
JPH10224090A (ja) 電子部品装着装置の上下動カム機構
JP6040255B2 (ja) 部品供給装置
JP2000117592A (ja) 部品搭載装置及び部品供給装置
EP3264879B1 (en) Component mounting machine and component mounting method
JP2012186505A (ja) 部品供給装置
JP2021108401A (ja) 部品実装機の制御装置
JPWO2017056239A1 (ja) 部品実装機、部品保持部材撮像方法
JP2006128481A (ja) 電子部品装着装置の装着ヘッド
JP2020009832A (ja) 部品装着機
JP5885856B2 (ja) 部品供給装置
JP4518513B2 (ja) 電気的な構成要素を準備するためのウエハテーブル及び構成要素を基板に装着するための装置
JP2018129497A (ja) 被実装物作業装置
JP2009252890A (ja) 部品供給装置
JP2005051064A (ja) 部品搭載装置
JP6650253B2 (ja) 電子部品装着機
JP5479961B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP2003008293A (ja) 電子部品装着方法及びその装置
JP2004247768A (ja) 電子部品装着装置
JP4765199B2 (ja) 部品実装装置
JP2011142350A (ja) 部品実装装置および部品実装方法
WO2024084703A1 (ja) 部品装着作業機及び装着ライン
JP7189385B2 (ja) 部品実装機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7083712

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150