JP2020007629A - アルミニウム合金箔及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた抗菌性及び加工性を有するアルミニウム合金箔を提供する。【解決手段】アルミニウム合金箔につき、その厚み方向に表面から2μm以内の箇所を表層とし、その余の箇所を中間層とした場合に、GD−OES分析で表層のFeの濃度が1.0質量%以上であり、前記表層のFe濃度が、前記中間層のFe濃度より高く、ICP分析でアルミニウム合金中のCuの含有量が0.05≦Cu≦0.30質量%である構成とした。【選択図】なし

Description

本発明は、アルミニウム合金箔及びその製造方法に関する。
近年、食器類や水周り製品、幼児用玩具など、抗菌性を付与した商品が多数見受けられるようになってきている。これらのものに抗菌性を付与するためには、銀に代表されるような金属粉末を樹脂等に混練し成型することにより、抗菌性を有した商品とする手法や、有機系溶出型の抗菌剤を任意に分散させた塗料を塗装する手法が一般的である。
例えば特許文献1には、金属板の表面に有機系溶出型の抗菌、防カビ剤を添加した熱硬化型樹脂を塗装した後、焼付け硬化させる防カビ性塗装金属板の製造方法が開示されている。
また、アルミニウム箔は調理用アルミニウムホイルやアルミニウム製ホイルケースに広く用いられており、例えば特許文献2には、銅の含有量を特定の範囲とすることで、特別な抗菌剤を添加することなく、抗菌性を高めたアルミニウム合金箔が開示されている。
さらに、特許文献3には銅及び/又は銀の含有量を特定の範囲としたアルミニウム製品に特定の条件の熱処理を施すことで、アルミニウム製品の表面に銅及び/又は銀を濃化して、抗菌性、加工性を改善する技術が開示されている。
特開平7−313935号公報 特許第3908867号公報 特開2001−335875号公報
しかしながら、特許文献1の方法で得られる製品は、コスト増につながり、また比較的短時間で抗菌性を失うといった問題がある。また抗菌剤自身の毒性や脱落の可能性があるため、食器や食品包材といった用途には使用し難いという問題がある。
また、特許文献2には、銅を添加することにより加工性が悪化することが記載されているものの、解決方法は特に記載されておらず、圧延性、成型性の低下からコスト増となるおそれがある。
さらに、特許文献3に記載の技術では、抗菌性の発現が十分ではない。また、加工性についての改善は十分ではなくコストアップを招くという課題がある。さらに近年、銅及び銀の価格の高騰は著しく、高価な金属の添加を抑えながらも、高い抗菌性を持つアルミニウム合金が望まれている。
上記のような事情に鑑み、本発明は、コスト的に安価であり、優れた抗菌性及び加工性を有するアルミニウム合金箔を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本願にかかる発明を見出した。この発明は、以下を要旨とする。
従来、銀、銅、亜鉛といった金属については、抗菌性を有することが確認されているが、鉄については抗菌性は無いと考えられ、添加する目的も強度の向上や圧延性の改善であった。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、所定量のCuを含有するアルミニウム合金箔の表層(箔の厚み方向に表面から2μm以内の箇所)中に、Feを1.0質量%以上濃化させることで、コスト的に安価であり、優れた抗菌性及び加工性を有するアルミニウム合金箔を提供できることを見出した。本発明者らは、かかる知見に基づきさらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下のアルミニウム合金箔及びその製造方法を提供する。
ここで、アルミニウム合金箔の厚み方向に表面から2μm以内の箇所を表層とし、その余の箇所を中間層とする。
[1]GD-OES(グロー放電発光分析装置)分析で表層のFeの濃度が1.0質量%以上であり、前記表層のFe濃度が、前記中間層のFe濃度より高く、ICP(高周波誘導結合プラズマ発光分光分析法)分析でアルミニウム合金中のCuの含有量が0.05≦Cu≦0.30質量%であることを特徴とするアルミニウム合金箔。
[2]表層のCuの濃度が0.2質量%以上であり、前記表層のCu濃度が、前記中間層のCu濃度より高いことを特徴とする[1]に記載のアルミニウム合金箔。
[3]JIS Z 2801に規定する抗菌力試験において、抗菌活性値が3.0以上であることを特徴とする[1]又は[2]に記載のアルミニウム合金箔。
[4]引張強度が100N/mm未満であることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかに記載のアルミニウム合金箔。
[5]0<Si≦0.20質量%のSi、1.0≦Fe≦1.7質量%のFe、0.05≦Cu≦0.30質量%のCu、0<Mn≦0.20質量%のMn、0<Mg≦0.20質量%のMg、0<Zn≦0.03質量%のZn、及び0<Ti≦0.03質量%のTiを含有し、残部がAl及び不可避不純物であるアルミニウム合金からなることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載のアルミニウム合金箔。
[6]厚さが5μm以上、40μm以下である[1]〜[5]のいずれかに記載のアルミニウム合金箔。
[7]0<Si≦0.20質量%のSi、1.0≦Fe≦1.7質量%のFe、0.05≦Cu≦0.30質量%のCu、0<Mn≦0.20質量%のMn、0<Mg≦0.20質量%のMg、0<Zn≦0.03質量%のZn、及び0<Ti≦0.03質量%のTiを含有し、残部がAlと不可避不純物とからなるアルミニウム合金を準備する工程と、前記アルミニウム合金に冷間圧延をおこなう工程と、ついで前記アルミニウム合金を200〜290℃雰囲気で10〜20時間保持した後、300〜350℃雰囲気で5〜15時間保持後冷却する熱処理をおこなう工程と、を含むアルミニウム合金箔の製造方法。
本発明によると、所定量のCuを含有するアルミニウム合金箔の表層中に、Feを1.0質量%以上濃化させることで、コスト的に安価であり、優れた抗菌性及び加工性を有するアルミニウム合金箔を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(表層の鉄濃度)
実施形態のアルミニウム合金箔は、表層(箔の厚み方向に表面から2μm以内の箇所)中のFe(鉄)の濃度が1.0質量%以上であることを特徴とする。従来から抗菌性があると考えられてきた銀、銅等の金属については、水中に金属イオンが溶け出すことで抗菌性を発揮すると考えられている。鉄については、これまで抗菌性を有するとは考えられておらず、そのメカニズムは不明であるが、アルミニウム合金箔の表層中の鉄の濃度を1.0質量%以上とすることで、水中への溶出量が増え、十分な抗菌性を発揮すると考えられる。より好ましくは1.2質量%以上である。上限は特に限定されないが、表層中の鉄の濃度を3.0質量%より多くしようとすると、アルミニウム合金中への鉄の添加量を多くする必要が生じ、鋳造及び圧延が困難となるため、3.0質量%以下であることが望ましい。
そして、この表層のFe濃度は、中間層(アルミニウム合金箔の表層以外の箇所、すなわち両表層の間に挟まれた箇所)のFe濃度より高いことを特徴とする。アルミニウム合金箔中の表層中のFe濃度を中間層のFe濃度より高くするので、アルミニウム合金全体としてのFe濃度量を低くすることが可能となり、アルミニウム合金箔の加工性を向上させることができる。
このアルミニウム合金箔中の表層中のFe濃度を中間層のFe濃度より高くする方法としては、後記する熱処理による濃化の方法が挙げられる。
(表層の銅濃度)
実施形態のアルミニウム合金箔を構成するアルミニウム合金は、Al(アルミニウム)及びFe以外に、後記のように所定量のCu(銅)を含有する。そして、このCuを含有するアルミニウム合金からなるアルミニウム合金箔は、表層中のCuの濃度が0.2質量%以上であることが好ましい。従来より銅は水中に金属イオンが溶け出すことで抗菌性を発揮すると考えられてきた。アルミニウム合金箔の表層中の銅の濃度を0.2質量%以上とすることで、アルミニウム合金箔の抗菌性をより高めることができる。より好ましくは0.23質量%以上である。上限は特に限定されないが、表層中の銅の濃度を0.30質量%より多くしようとすると、アルミニウム合金中への銅の添加量を多くする必要が生じ、コスト増となるため0.30質量%以下であることが好ましい。
そして、この表層のCu濃度は、中間層のCu濃度より高いことを特徴とする。アルミニウム合金箔中の表層のCu濃度を中間層のCu濃度より高くするので、アルミニウム合金全体としてのCu濃度量を低くすることが可能となり、アルミニウム合金箔の加工性を向上させることができる。
このアルミニウム合金箔中の表層のCu濃度を中間層のCu濃度より高くする方法としては、後記する熱処理による濃化の方法が挙げられる。
(表層濃度の測定)
前記のアルミニウム合金箔の表層及び中間層のFe及びCuの濃度は、グロー放電発光分析装置(GD−OES)((株)堀場製作所製 GD−Profiler2)によって測定することができる。より具体的には、測定対象のアルミニウム合金箔を所定のサイズにカットし、所定の金属製治具に貼り付けた後、圧延面法線方向(ND)にグロー放電発光分析装置で測定を行い、得られた結果の任意の最表面(両面のどちらでも良いが、ブライト面とマット面が存在する場合はブライト面が望ましい)から深さ方向(厚み方向)に鉄及び銅の濃度を測定することができる。測定はAl(アルミニウム)、Fe(鉄)、Cu(銅)及びO(酸素)について行い、Al濃度、Fe濃度、Cu濃度及びO濃度の和を100質量%として、それぞれの濃度を得た。上記濃度のうち、表層中の最大値(ピーク値)を表層の濃度、中間層中の最大値を中間層の濃度とした。
(抗菌活性値)
実施形態のアルミニウム合金箔は、大腸菌及び黄色ブドウ球菌両菌それぞれで測定した抗菌活性値が3.0以上であることが好ましい。かかる抗菌活性値を有していれば、細菌の増加を効果的に抑えることができ、クッキングホイルや食品包材として好適に用いることが出来る。より好ましくは3.5以上である。
この抗菌活性値は、JIS Z 2801(2012年版)によって測定することができる。より具体的には、5cm×5cmのサイズに切り出したアルミニウム合金箔に、1/500普通ブイヨン培地に懸濁した試験菌を接種し、ポリエチレンフィルムを被せて密着させる。次いで、当該試験片を35℃相対湿度90%以上の条件で24時間培養し、菌液接種直後及び24時間培養後の試験片3個の生菌数を測定する。そして、24時間後の無加工試験片の生菌数対数値と24時間後の試験対象片の生菌数対数値との差によって、抗菌活性値を算出することができる。
(引張強度)
実施形態のアルミニウム合金箔は引張強度が100N/mm未満であることが好ましい。かかる引張強度を有していれば、アルミニウム合金箔を所望のサイズに切断又は/及び加工しやすい、また、内容物を包みやすいといった使用感において優れている。アルミニウム合金箔の引張強度は40N/mm以上99N/mm以下がより好ましく、かかる引張強度を有していれば、優れた使用感を確保しつつ、割れや破れを防ぐために十分な強度を確保することができる。
この引張強度はJIS Z 2241(1993年版)の金属材料引張試験方法に準じて測定することができる。引張方向が圧延方向(MD方向)と平行になるように15mm幅×約200mm長さの短冊型試験片を切り出し、歪速度20mm/分、チャック間距離100mmを標点距離として実施した。
(アルミニウム合金)
前記アルミニウム合金箔は、アルミニウム合金から製造される。このアルミニウム合金は、前記Alを主成分とし、前記Fe及びCuを必須成分として含有し、必要に応じて、Si(シリコン)、Mn(マンガン)、Mg(マグネシウム)等、及び不可避不純物を含有する合金である。
なお、アルミニウム合金箔の組成は、誘導結合プラズマ発光分光分析法によって測定することができる。測定装置としては、(株)島津製作所製(ICPE9800)などが挙げられる。
(Al:アルミニウム)
本発明のアルミニウム合金箔において、使用されるアルミニウム純度は特に限定されないが、前記不可避不純物の理由で97.0質量%以上99.7質量%未満であることが好ましい。前記不可避不純物としては、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Zr(ジルコニウム)、Cr(クロム)、Ni(ニッケル)等の遷移元素、B(ホウ素)、Ga(ガリウム)、及びBi(ビスマス)等が挙げられる。
(Fe:鉄)
実施形態のアルミニウム合金箔は、該アルミニウム合金箔100質量%中に、1.0質量%以上1.7質量%以下のFeを含有することが好ましい。アルミニウム合金箔中に一定量のFeを加えることにより、表層中のFeの濃度を特定の範囲とすることができ、抗菌性を有するアルミニウム合金箔とすることができる。アルミニウム合金箔100質量%中のFeの含有量が1.0質量%に満たない場合、後記のように濃化したとしても、表層中のFeの濃度が不十分となるおそれがあり、抗菌性が低下するおそれが生じる。
一方、Feの含有量が1.7質量%を超えると、鋳造及び圧延等が困難となり、加工性が低下する傾向がある。このため、歩留りが悪化しコスト増の原因となる。より好ましくは1.2質量%以上1.5質量%以下である。
(Cu:銅)
実施形態のアルミニウム合金箔は、該アルミニウム合金箔100質量%中に、0.05質量%以上0.3質量%以下のCuを含有する。アルミニウム合金箔中に一定量のCuを加えることにより、表層中のCuの濃度を特定の範囲とすることができ、アルミニウム合金箔の抗菌性をより向上させることができる。アルミニウム合金箔100質量%中のCuの含有量が0.05質量%に満たない場合、後記する濃化をしたとしても、表層中のCuの濃度が不十分となるおそれがあり、抗菌性を向上することが困難となるおそれが生じる。
一方、Cuの含有量が0.3質量%を超えると、アルミニウム合金箔の加工性が悪化する傾向が生じる。このため、コスト増の原因となる。さらに耐食性が低下し腐食しやすくなる。より好ましくは0.12質量%以上0.2質量%以下である。
(Si:シリコン)
実施形態のアルミニウム合金箔は、該アルミニウム合金箔100質量%中に、0質量%より多く0.20質量%以下のSiを含有させることが好ましい。Siは、アルミニウム合金中に存在させると、得られるアルミニウム合金箔の強度を向上させることができるという特徴を発揮することができる。一方、0.20質量%を越える多量が存在すると、耐食性、圧延性の低下を招く傾向がある。より好ましくは0.05質量%以上0.18質量%以下である。
(Mn:マンガン)
実施形態のアルミニウム合金箔は、該アルミニウム合金箔100質量%中に、0質量%より多く0.20質量%以下のMnを含有することが好ましい。MnはAl−Mn−Fe金属間化合物の生成を促し、本願におけるFeの濃化を妨げる要因となるため、0.20質量%以下とすることが好ましい。
(Mg:マグネシウム)
実施形態のアルミニウム合金箔は、該アルミニウム合金箔100質量%中に、0質量%より多く0.20質量%以下のMgを含有することが好ましい。Mg添加は、著しくアルミニウム合金箔の強度を向上させるが、本願用途のクッキングホイルやホイルケースに適用する場合、添加量によっては、過度の強度向上となるおそれがある。このため、クッキングホイルやホイルケースとしては、使用感を損なう可能性があるので、0.20質量%以下とすることが好ましい。
(Zn:亜鉛)
実施形態のアルミニウム合金箔は、該アルミニウム合金箔100質量%中に、0質量%より多く0.05質量%以下、好ましくは0.03質量%以下のZnを含有することが好ましい。Znは、Fe、Cu等ほどの抗菌性を有さないが、Al程度の抗菌性を有する。また、Znが存在すると、イオン化傾向の関係から、Alの溶出が生じやすくなり、溶出したAlによって抗菌性がより高くなる傾向が生じる。ただ、Znが多すぎると、耐食性が低下するおそれがあるので、Znの量は、0.05質量%以下がよく、0.03質量%以下が好ましくなる。
(その他)
実施形態のアルミニウム合金箔は、上述した金属元素以外に、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Zr(ジルコニウム)、Cr(クロム)、Ni(ニッケル)等の遷移元素、B(ホウ素)、Ga(ガリウム)、及びBi(ビスマス)等からなる群より選択される一種以上の元素を含有してもよい。これら各元素の含有量は、アルミニウム合金箔100質量%中に、それぞれ0.05質量%以下とすることが好ましく、それぞれ0.03質量%以下とすることがより好ましい。また、これら各元素は、必要に応じて含有させればよく、含有させる場合の含有量の下限は、いずれも0質量%を越えればよい。
(アルミニウム合金箔の厚み)
実施形態のアルミニウム合金箔の厚みは、強度及び製造の容易性の観点から、5μm以上であることが好ましい。また、使用感(希望のサイズへのカットしやすさ、折り曲げやすさ、取り扱いやすさ)という観点から、アルミニウム合金箔の厚みは40μm以下とすることが好ましい。より好ましくは20μm以下である。さらに好ましくは、7μm以上15μm以下とすることが好ましい。アルミニウム合金箔の厚みを上記範囲とするには、常法に従って、鋳造、圧延を行えばよい。
(アルミニウム合金箔の製造方法)
実施形態のアルミニウム合金箔の構成は以上のようであり、次に実施形態のアルミニウム合金箔の製造方法について説明する。
まず、アルミニウム地金を溶解した後、前記の所定の金属成分を加えて所定の成分とした溶湯を凝固させて鋳造することにより、鋳塊を得ることができる。
この鋳造方法としては、特に限定されず、半連続鋳造、連続鋳造、及び金型鋳造等からなる群より選択される方法を採用することができる。
また、得られた鋳塊に、均質化熱処理を行ってもよい。均質化熱処理は、たとえば加熱温度を400℃以上630℃以下、加熱時間を1時間以上20時間以下とする条件で行うことが好ましい。
次いで、圧延工程に送られる。圧延するための方法としては、熱間圧延、冷間圧延等、公知の圧延方法を広く採用することが可能であり、特に限定はない。
ただし、アルミニウム合金箔の厚みを調整しやすくするという観点から、熱間圧延工程の後に、冷間圧延工程を設けることが好ましい。また、熱間圧延工程における熱間圧延の回数及び冷間圧延工程における冷間圧延の回数は目的とする最終厚みに応じて適宜設定すればよい。
冷間圧延を複数回実施する場合には、中間焼鈍を実施することが好ましい。この場合、冷間圧延工程を、1回または複数回の冷間圧延、中間焼鈍、1回または複数回の冷間圧延の順に実施することが好ましい。中間焼鈍は、焼鈍温度を50℃以上500℃以下、焼鈍時間を1秒以上20時間以下に設定して実施することが好ましい。かかる工程を採用することにより、アルミニウム合金箔の厚みを容易に調整することができる。
次に、熱間圧延工程及び冷間圧延工程の後、さらに、箔圧延工程を実施する。箔圧延工程を設けることにより、アルミニウム合金箔の厚みを調整することが、さらに容易になる。箔圧延工程は、重合圧延により実施してもよい。
箔圧延工程の後に熱処理工程を実施する。熱処理条件は、空気雰囲気中で200〜290℃雰囲気で10〜20時間保持し、さらに300〜350℃雰囲気で5〜15時間保持後、自然冷却する。より好ましい熱処理の条件は、200〜250℃雰囲気で10〜20時間保持し、さらに300〜350℃雰囲気で5〜10時間保持後、自然冷却することである。かかる熱処理工程を行うことにより、アルミニウム合金箔の表面において、FeやCuの濃度を効果的に高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
以下、実施例に基づき、本発明の実施形態をより具体的に説明するが、本発明がこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
0.17質量%のSi、1.28質量%のFe、0.15質量%のCu、0.01質量%以下のMn、0.01質量%以下のMg、0.03質量%のZn、及び0.02質量%のTiとを含有し、残部がアルミニウムと不可避不純物とからなるアルミニウム合金箔を用い、冷間圧延工程にて11μmの厚みまで冷間圧延されたアルミニウム合金箔を準備した。アルミニウム合金箔中の組成の測定は、(株)島津製作所製(ICPE9800)を用い、誘導結合プラズマ発光分光分析法によって測定した(以下、同様)。
次いで、このアルミニウム合金箔を研究用小型焼鈍炉内に空気雰囲気中に静置し、当該焼鈍炉内250℃雰囲気で11時間保持しついで300℃で5時間保持後、自然冷却する熱処理工程を行った。
アルミニウム合金箔を幅200mm、長さ300mmのサイズにカットして試料を作製した。
(実施例2)
熱処理工程を200℃雰囲気で20時間保持し、300℃雰囲気で5時間保持後、自然冷却するとした以外は実施例1と同様とした。
(実施例3)
熱処理工程を、250℃雰囲気で20時間保持後、自然冷却するとした以外は実施例1と同様とした。
(実施例4)
アルミニウム合金箔の組成を、0.17質量%のSi、1.32質量%のFe、0.05質量%のCu、0.01質量%以下のMn、0.01質量%以下のMg、0.03質量%のZn、及び0.02質量%のTiとを含有し、残部がアルミニウムと不可避不純物とからなるものとした以外は実施例1と同様とした。
(実施例5)
アルミニウム合金箔の厚みを20μmとした以外は実施例1と同様とした。
(比較例1)
アルミニウム合金箔の組成を0.17質量%のSi、0.43質量%のFe、0.059質量%のCu、0.01質量%以下のMn、0.01質量%以下のMg、0.03質量%のZn、及び0.02質量%のTiとを含有し、残部がアルミニウムと不可避不純物とからなるものとした以外は実施例1と同様とした。
(比較例2)
アルミニウム合金箔の組成を、0.4質量%のSi、0.7質量%のFe、0.1質量%のCu、0.2質量%のMn、0.05質量%のMg、0.05質量%のCr、0.1質量%のZn、及び0.08質量%のTiとを含有し、残部がアルミニウムと不可避不純物とからなるものとした以外は実施例1と同様とした。
(比較例3)
熱処理工程の条件を、焼鈍炉内250℃雰囲気で11時間保持し、300℃で20時間保持後、自然冷却する焼鈍処理を行った以外は実施例1と同様とした。
(比較例4)
アルミニウム合金箔の組成を0.17質量%のSi、1.28質量%のFe、0.4質量%のCu、0.01質量%以下のMn、0.01質量%以下のMg、0.03質量%のZn、及び0.02質量%のTiとを含有し、残部がアルミニウムと不可避不純物とからなるものとした以外は実施例1と同様とした。
(試験)
得られた試料を用いて、前記した測定方法に従い、アルミニウム合金箔の表層中のFe及びCuの濃度、及び抗菌活性値を測定した。
表層濃度は、グロー放電発光分析装置(GD−OES)((株)堀場製作所製:GD−Profiler2)による深さ方向の元素分布を測定した。
抗菌活性値は、測定方法はJIS Z 2801(2012年版)にしたがって測定した。
結果を表1に示す。
Figure 2020007629
(圧延性)
冷間圧延工程中に、破断せずに作製できた試料を圧延性「○」、破断するなど圧延性が低い試料を圧延性「×」とした。
結果を表2に示す。
(強度)
焼鈍工程を経て得られた試料を、巾15mm長さ200mmの寸法に裁断し、(株)東洋精機製ストログラフVE5Dにて引張強度を測定した。使用感の観点から、強度評価として、100N/mm未満を「○」、100N/mm以上を「×」とした。
結果を表2に示す。
Figure 2020007629
表1のように、実施例のアルミニウム合金箔は、抗菌性(抗菌活性値)において、良好な結果を示した。それに比べて各比較例のアルミニウム合金箔は、抗菌性において満足のいく結果が得られなかった。また、表2のように、実施例のアルミニウム合金箔は、圧延性、すなわち加工性において、良好な結果を示した。表2のように、実施例1、2、4及び5のアルミニウム合金箔は、引張強度において、良好な結果を示した。

Claims (7)

  1. アルミニウム合金箔であって、
    その厚み方向に表面から2μm以内の箇所を表層とし、その余の箇所を中間層とした場合に、
    GD−OES分析で表層のFeの濃度が1.0質量%以上であり、
    前記表層のFe濃度が、前記中間層のFe濃度より高く、
    ICP分析でアルミニウム合金中のCuの含有量が0.05≦Cu≦0.30質量%であることを特徴とするアルミニウム合金箔。
  2. 前記表層のCuの濃度が0.2質量%以上であり、
    前記表層のCu濃度が、前記中間層のCu濃度より高いことを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金箔。
  3. JIS Z 2801に規定する抗菌力試験において、抗菌活性値が3.0以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のアルミニウム合金箔。
  4. 引張強度が100N/mm未満であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のアルミニウム合金箔。
  5. 0<Si≦0.20質量%のSi、1.0≦Fe≦1.7質量%のFe、0.05≦Cu≦0.30質量%のCu、0<Mn≦0.20質量%のMn、0<Mg≦0.20質量%のMg、0<Zn≦0.03質量%のZn、及び0<Ti≦0.03質量%のTiを含有し、残部がAl及び不可避不純物であるアルミニウム合金からなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のアルミニウム合金箔。
  6. 厚さが5μm以上40μm以下である請求項1〜5のいずれかに記載のアルミニウム合金箔。
  7. 0<Si≦0.20質量%のSi、1.0≦Fe≦1.7質量%のFe、0.05≦Cu≦0.30質量%のCu、0<Mn≦0.20質量%のMn、0<Mg≦0.20質量%のMg、0<Zn≦0.03質量%のZn、及び0<Ti≦0.03質量%のTiを含有し、残部がAlと不可避不純物とからなるアルミニウム合金を準備する工程と、
    前記アルミニウム合金に冷間圧延をおこなう工程と、
    ついで前記アルミニウム合金を200〜290℃雰囲気で10〜20時間保持した後、300〜350℃雰囲気で5〜15時間保持後冷却する熱処理をおこなう工程と、を含むアルミニウム合金箔の製造方法。
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