JP2020007446A - ボールペン用水性インキ組成物およびそれを用いたボールペン - Google Patents

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直樹 佐藤
西川 武男
Takeo Nishikawa
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Abstract

【課題】 インキ吐出量が減少せずに書き始めから書き終わりまで点線もカスレもない安定した綺麗な筆跡が得られ、インキ漏れし難く、書き味の優れたボールペン用水性インキ組成物およびそれを用いた水性ボールペンリフィルを提供すること。【解決手段】 ピロリドンオリゴマーとオレオイルサルコシンとを含有し、水と有機溶剤と着色剤とを有し、タングステンカーバイドを主成分とするボールを使用したボールペン用の水性インキ組成物。【選択図】 図3

Description

本発明は、少なくとも、水と、有機溶剤とを含有するボールペン用水性インキ組成物に関する。
従来より、ボールペン用水性インキ組成物においては、滑らかな書き味や、ボールペンチップのボール受座の摩耗によるインキ流出量の減少からくる筆跡のカスレなどの筆跡不良を抑制することが求められており、各種の潤滑剤や界面活性剤の添加などが試みられている。
例えば、特許文献1にはN−ビニル−2−ピロリドンのオリゴマーを添加したボールペン用水性インキ組成物が、特許文献2には、N−アシルアミノ酸とN−アシルメチルタウリン及び/又はその塩を添加したボールペン用水性インキ組成物が開示されている。
特開昭60−63265号公報 特開2012−116947号公報
N−ビニル−2−ピロリドンのオリゴマーは、インキの粘度が高くなりがちで、潤沢なインキ吐出が阻害されることがあり、筆跡にカスレが生じるなどの問題があった。また、N−オレオイルサルコシンなどの界面活性剤は、インキの表面張力を低下させ、紙面にてにじみが生じ、鮮明な筆跡とならない問題があった。
また、通常、ボールペンのリフィルに収容されているインキ組成物は、繊維集束体に含浸されたり、インキタンクに直接収容され、インキ流出の制御を、インキ自体の流動性やインキの後端界面に配置された高粘度流体であるインキフォロワーの流動性や、縦断面櫛歯状の一時的インキ貯め部材などにて吐出制御されるが、インキが消費されるにつれてインキタンク中のインキ量が少なくなることより収容インキの重量に伴うインキ水頭圧が低下して、繊維収束体のインキ保持能力とのバランスや、インキやインキフォロワーの粘度(流動性)とのバランスが低下し、徐々にインキ吐出量が低下するところ、上述のような潤滑成分をインキに添加していても、徐々に反比例的にインキ吐出量が低下していくのではなく、ある程度のインキの消費が進んだときに、突然急激なインキ吐出量の低下が起こり、筆跡にカスレや線飛び、筆記不能となるなどの問題があった。
本発明は、滑らかな筆記感とボールペンチップのボール受座の摩耗を抑制しつつ、筆跡のにじみも極力抑制し、更に、インキ吐出量の急激な低下をも抑制するボールペン用水性インキ組成物を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、少なくとも、ピロリドンオリゴマーとオレオイルサルコシンとを含有するボールペン用水性インキ組成物を第1の要旨とし、ボールペンチップとして、タングステンカーバイドを少なくとも表面上の主成分としたボールと、ステンレス製のボールホルダーとを備え、インキタンク中に前記ピロリドンのオリゴマーとオレオイルサルコシンとを含有するボールペン用水性インキ組成物を収容するボールペンを第2の要旨とする。
本発明は、水を主媒体とする水性インキ中に、ピロリドンオリゴマーとオレオイルサルコシンとを含有することで、オレオイルサルコシンによって流動しやすいピロリドンオリゴマー分子が複合体のように形成されるものと推察され、インキ組成物の流動性が変化しない安定な吐出量となるものと推察される。特に、インキがある程度消費され水頭圧の低下したボールペンの状態であっても、急激なインキ吐出量の低下が起こりにくいものとなり、急な筆記カスレなどの筆跡不良が抑制されたボールペン用水性インキ組成物を提供できるものである。
また、特に、ボールの表面を形成するタングステンカーバイドと、ボールにインキ組成物を供給するボールホルダーとの間で、ボール表面とボールホルダーの内面との、インキの濡れによる接触角の差が少なくなり、拡張濡れ作用が障害なく発現するものと推察され、インキがある程度消費され水頭圧の低下したボールペンの状態であっても、急激なインキ吐出量の低下が、より起こりにくいものとなり、急な筆記カスレなどの筆跡不良が抑制されたボールペン用水性インキ組成物を提供できるものである。
ボールペンリフィル断面図 チップ部断面拡大図 図2のI−I’線断面矢視図
本発明のボールペン用インキ組成物の主媒体としては水が使用される。また、水と共に各種有機溶剤が、インキの乾燥防止、低温時での凍結防止、染料の可溶化剤、顔料の分散媒体、インキの種々の品質を担うインキ溶媒としてなどの目的で使用される。有機溶剤の具体例としては、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ブチルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、2−エーテル−1,3−ヘキサングリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のグリコール類、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールエチルエーテル等のエーテル類、N−メチルピロリドン、2−フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコール、チオジエチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、などが挙げられる。
中でも、ジエチレングリコールは、ピロリドンオリゴマーと、オレオイルサルコシンと相溶性が良いため好ましい。
これらの有機溶剤は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。これらの有機溶剤の添加量はインキ組成物全量に対し、2.0重量%以上50.0重量%以下好ましい。
本発明に用いることができる着色剤は、従来の水性インキに用いられる染料および顔料が使用可能である。染料では酸性染料、直接染料、塩基性染料等のいずれも用いることができる。着色剤の具体例としては、ジャパノールファストブラックDコンク(C.I.ダイレクトブラック17)、Water Black L191(同19)、Water Black L200(同19)、ダイレクトファストブラックB(同22)、ダイレクトファストブラックAB(同32)、ダイレクトディープブラックEX(同38)、ダイレクトファストブラックコンク(同51)、カヤラススプラグレイVGN(同71)、カヤラスダイレクトブリリアントエローG(C.I.ダイレクトエロー4)、ダイレクトファストエロー5GL(同26)、アイゼンプリムラエローGCLH(同44)、ダイレクトファストエローR(同50)、アイゼンダイレクトファストレッドFH(C.I.ダイレクトレッド1)、ニッポンファストスカーレットGSX(同4)、ダイレクトファストスカーレット4BS(同23)、アイゼンダイレクトローデュリンBH(同31)、ダイレクトスカーレットB(同37)、カヤクダイレクトスカーレット3B(同39)、アイゼンプリムラピンク2BLH(同75)、スミライトレッドF3B(同80)、アイゼンプリムラレッド4BH(同81)、カヤラススプラルビンBL(同83)、カヤラスライトレッドF5G(同225)、カヤラスライトレッドF5B(同226)、カヤラスライトローズFR(同227)、ダイレクトスカイブルー6B(C.I.ダイレクトブルー1)、ダイレクトスカイブルー5B(同15)、スミライトスプラブルーBRRコンク(同71)、ダイボーゲンターコイズブルーS(同86)、カヤラスターコイズブルーGL(同86)、カヤラススプラブルーFF2GL(同106)、カヤラススプラターコイズブルーFBL(同199)等の直接染料や、アシッドブルーブラック10B(C.I.アシッドブラック1)、ニグロシン(同2)、スミノールミリングブラック8BX(同24)、カヤノールミリングブラックVLG(同26)、スミノールファストブラックBRコンク(同31)、ミツイナイロンブラックGL(同52)、アイゼンオパールブラックWHエクストラコンク(同52)、スミランブラックWA(同52)、ラニルブラックBGエクストラコンク(同107)、カヤノールミリングブラックTLB(同109)、スミノールミリングブラックB(同109)、カヤノールミリングブラックTLR(同110)、アイゼンオパールブラックニューコンク(同119)、ウォーターブラック187−L(同154)、カヤクアシッドブリリアントフラビンFF(C.I.アシッドエロー7:1)、カヤシルエローGG(同17)、キシレンライトエロー2G140%(同17)、スミノールレベリングエローNR(同19)、ダイワタートラジン(同23)、カヤクタートラジン(同23)、スミノールファストエローR(同25)、ダイアシッドライトエロー2GP(同29)、スミノールミリングエローO(同38)、スミノールミリングエローMR(同42)、ウォーターエロー#6(同42)、カヤノールエローNFG(同49)、スミノールミリングエロー3G(同72)、スミノールファストエローG(同61)、スミノールミリングエローG(同78)、カヤノールエローN5G(同110)、スミノールミリングエロー4G200%(同141)、カヤノールエローNG(同135)、カヤノールミリングエロー5GW(同127)、カヤノールミリングエロー6GW(同142)、スミトモファストスカーレットA(C.I.アシッドレッド8)、カヤクシルクスカーレット(同9)、ソーラールビンエクストラ(同14)、ダイワニューコクシン(同18)、アイゼンボンソーRH(同26)、ダイワレッド2号(同27)、ダイワレッド106号(同52)、スミノールレベリングブリリアントレッドS3B(同35)、カヤシルルビノール3GS(同37)、アイゼンエリスロシン(同51)、カヤクアシッドローダミンFB(同52)、スミノールレベリングルビノール3GP(同57)、ダイアシッドアリザリンルビノールF3G200%(同82)、アイゼンエオシンGH(同87)、ウォーターピンク#2(同92)、アイゼンアシッドフロキシンPB(同92)、ローズベンガル(同94)、カヤノールミリングスカーレットFGW(同111)、カヤノールミリングルビン3BW(同129)、スミノオールミリングブリリアントレッド3BNコンク(同131)、スミノールミリングブリリアントレッドBS(同138)、アイゼンオパールピンクBH(同186)、スミノールミリングブリリアントレッドBコンク(同249)、カヤクアシッドブリリアントレッド3BL(同254)、カヤクアシッドブリリドブリリアントレッドBL(同265)、カヤノールミリングレッドGW(同276)、ミツイアシッドバイオレット6BN(C.I.アシッドバイオレット15)、ミツイアシッドバイオレットBN(同17)、スミトモパテントピュアブルーVX(C.I.アシッドブルー1)、ウォーターブルー#106(同1)、パテントブルーAF(同7)、ウォーターブルー#9(同9)、ダイワブルー1号(同9)、スプラノールブルーB(同15)、オリエントソルブルブルーOBC(同22)、スミノールレベリングブルー4GL(同23)、ミツイナイロンファストブルーG(同25)、カヤシルブルーAGG(同40)、カヤシルブルーBR(同41)、ミツイアリザリンサフィロールSE(同43)、スミノールレベリングスカイブルーRエクストラコンク(同62)、ミツイナイロンファストスカイブルーB(同78)、スミトモブリリアントインドシアニン6Bh/c(同83)、サンドランシアニンN−6B350%(同90)、ウォーターブルー#115(同90)、オリエントソルブルブルーOBB(同93)、スミトモブリリアントブルー5G(同103)、カヤノールミリングウルトラスカイSE(同112)、カヤノールミリングシアニン5R(同113)、アイゼンオパールブルー2GLH(同158)、ダイワギニアグリーンB(C.I.アシッドグリーン3)、アシッドブリリアントミリンググリーンB(同9)、ダイワグリーン#70(同16)、カヤノールシアニングリーンG(同25)、スミノールミリンググリーンG(同27)等の酸性染料、アイゼンカチロンイエロー3GLH(C.I.ベーシックイエロー11)、アイゼンカチロンブリリアントイエロー5GLH(同13)、スミアクリルイエローE−3RD(同15)、マキシロンイエロー2RL(同19)、アストラゾンイエロー7GLL(同21)、カヤクリルゴールデンイエローGL−ED(同28)、アストラゾンイエロー5GL(同51)、アイゼンカチロンオレンジGLH(C.I.ベーシックオレンジ21)、アイゼンカチロンブラウン3GLH(同30)、ローダミン6GCP(C.I.ベーシックレッド1)、アイゼンアストラフロキシン(同12)、スミアクリルブリリアントレッドE−2B(同15)、アストラゾンレッドGTL(同18)、アイゼンカチロンブリリアントピンクBGH(同27)、マキシロンレッドGRL(同46)、アイゼンメチルバイオレット(C.I.ベーシックバイオレット1)、アイゼンクリスタルバイオレット(同3)、アイゼンローダミンB(同10)、アストラゾンブルーG(C.I.ベーシックブルー1)、アストラゾンブルーBG(同3)、メチレンブルー(同9)、マキシロンブルーGRL(同41)、アイゼンカチロンブルーBRLH(同54)、アイゼンダイヤモンドグリーンGH(C.I.ベーシックグリーン1)、アイゼンマラカイトグリーン(同4)、ビスマルクブラウンG(C.I.ベーシックブラウン1)等の塩基性染料が挙げられる。
中でも、Water Black 191L、同L200が、発色性と溶解性が良好であり、さらには、ピロリドンオリゴマーと、オレオイルサルコシンと、ジエチレングリコールと、の相溶性が良いため好ましい。
本発明で用いることができる顔料は、アゾ系顔料、ニトロソ系顔料、ニトロ系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建て染め染料系顔料、媒染染料系顔料、および天然染料系顔料等の有機系顔料、黄土、バリウム黄、紺青、カドミウムレッド、硫酸バリウム、酸化チタン、弁柄、鉄黒、カーボンブラック等の無機顔料などが挙げられる。これらの顔料は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。顔料の具体例としては、アニリンブラック(C.I.50440)、シアニンブラック、ナフトールエローS(C.I.10316)、ハンザエロー10G(C.I.11710)、ハンザエロー5G(C.I.11660)、ハンザエロー3G(C.I.11670)、ハンザエローG(C.I.11680)、ハンザエローGR(C.I.11730)、ハンザエローA(C.I.11735)、ハンザエローRN(C.I.11740)、ハンザエローR(C.I.12710)、ピグメントエローL(C.I.12720)、ベンジジンエロー(C.I.21090)、ベンジジンエローG(C.I.21095)、ベンジジンエローGR(C.I.21100)、パーマネントエローNCG(C.I.20040)、バルカンファストエロー5G(C.I.21220)、バルカンファストエローR(C.I.21135)、タートラジンレーキ(C.I.19140)、キノリンエローレーキ(C.I.47005)、アンスラゲンエロー6GL(C.I.60520)、パーマネントエローFGL、パーマネントエローH10G、パーマネントエローHR、アンスラピリミジンエロー(C.I.68420)、スダーンI(C.I.12055)、パーマネントオレンジ(C.I.12075)、リソールファストオレンジ(C.I.12125)、パーマネントオレンジGTR(C.I.12305)、ハンザエロー3R(C.I.11725)、バルカンファストオレンジGG(C.I.21165)、ベンジジンオレンジG(C.I.21110)、ペルシアンオレンジ(C.I.15510)、インダンスレンブリリアントオレンジGK(C.I.59305)、インダンスレンブリリアントオレンジRK(C.I.59105)、インダンスレンブリリアントオレンジGR(C.I.71105)、パーマネントブラウンFG(C.I.12480)、パラブラウン(C.I.12071)、パーマネントレッド4R(C.I.12120)、パラレッド(C.I.12070)、ファイヤーレッド(C.I.12085)、パラクロルオルトアニリンレッド(C.I.12090)、リソールファストスカーレット、ブリリアントファストスカーレット(C.I.12315)、ブリリアントカーミンBS、パーマネントレッドF2R(C.I.12310)、パーマネントレッドF4R(C.I.12335)、パーマネントレッドFRL(C.I.12440)、パーマネントレッドFRLL(C.I.12460)、パーマネントレッドF4RH(C.I.12420)、ファストスカーレットVD、バルカンファストルビンB(C.I.12320)、バルカンファストピンクG(C.I.12330)、ライトファストレッドトーナーB(C.I.12450)、ライトファストレッドトーナーR(C.I.12455)、パーマネントカーミンFB(C.I.12490)、ピラゾロンレッド(C.I.12120)、リソールレッド(C.I.15630)、レーキレッドC(C.I.15585)、レーキレッドD(C.I.15500)、アンソシンB(C.I.18030)、ブリリアントスカーレットG(C.I.15800)、リソールルビンGK(C.I.15825)、パーマネントレッドF5R(C.I.15865)、ブリリアントカーミン6B(C.I.15850)、ピグメントスカーレット3B(C.I.16105)、ボルドー5B(C.I.12170)、トルイジンマルーン(C.I.12350)、パーマネントボルドーF2R(C.I.12385)、ヘリオボルドーBL(C.I.14830)、ボルドー10B(C.I.15880)、ボンマルーンライト(C.I.15825)、ボンマルーンメジウム(C.I.15880)、エオシンレーキ(C.I.45380)、ローダミンレーキB(C.I.45170)、ローダミンレーキY(C.I.45160)、アリザリンレーキ(C.I.58000)、チオインジゴレッドB(C.I.73300)、チオインジゴマルーン(C.I.73385)、パーマネントレッドFGR(C.I.12370)、PVカーミンHR、ワッチングレッド、モノライトファストレッドYS(C.I.59300)、パーマネントレッドBL、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ(C.I.42535)、ジオキサジンバイオレット、アルカリブルーレーキ(C.I.42750A、C.I.42770A)、ピーコックブルーレーキ(C.I.42090)、ピーコックブルーレーキ(C.I.42025)、ビクトリアブルーレーキ(C.I.44045)、フタロシアニンブルー(C.I.74160)、ファストスカイブルー(C.I.74180)、インダンスレンブルーRS(C.I.69800)、インダンスレンブルーBC(C.I.69825)、インジゴ(C.I.73000)、ピグメントグリーンB(C.I.10006)、ナフトールグリーンB(C.I.10020)、グリーンゴールド(C.I.12775)、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ(C.I.42000)、フタロシアニングリーン等が挙げられる。
これらの着色剤の添加量は、インキ組成物全量に対して0.5重量%以上30重量%以下が好ましい。
着色剤に顔料を用いた場合は顔料を安定に分散させるために分散剤を使用することは差し支えない。分散剤として従来一般に用いられている水溶性樹脂もしくは水可溶性樹脂や、アニオン系もしくはノニオン系の界面活性剤などの、顔料の分散剤として用いられるものが使用できる。分散剤の具体例としては、高分子分散剤として、リグニンスルホン酸塩、セラックなどの天然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、リン酸塩、などの陰イオン性高分子やポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールなどの非イオン性高分子などが挙げられる。また、界面活性剤として、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸およびその塩、N−アシルメチルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩などの陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類などの非イオン性界面活性剤が挙げられる。これらの分散剤は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。
これらの分散剤の添加量はインキ組成物中の顔料10.0重量%に対し、0.05重量%以上20.0重量%以下が好ましい。
顔料を用いる場合は、更に、水性媒体に分散した水性インキベースを用いることは、顔料インキ製造上有利なことである。水性媒体に顔料を分散した水性インキベースの具体例としては、Fuji SP Black 8031、同8119、同8167、同8276、同8381、同8406、Fuji SP Red 5096、同5111、同5193、同5220、Fuji SP Bordeaux 5500、Fuji SP Blue 6062、同6133、同6134、同6401、Fuji SP Green 7051、Fuji SP Yellow 4060、同4178、Fuji SP Violet 9011、Fuji SP Pink 9524、同9527、Fuji SP Orange 534、Fuji SP Brown 3074、Fuji SP RED 5543、同5544(以上、富士色素(株)製)、Emacol Black CN、Emacol Blue FBB、同FB、同KR、Emacol Green LXB、Emacol Violet BL、Emacol Brown 3101、Emacol Carmmine FB、Emacol Red BS、Emacol Orange R、Emacol Yellow FD、同IRN、同3601、同FGN、同GN、同GG、同F5G、同F7G、同10GN、同10G、Sandye Super Black K、同C、Sandye Super Grey B、Sandye Super Brown SB、同FRL、同RR、Sandye Super Green L5G、同GXB、Sandye Super Navy Blue HRL、同GLL、同HB、同FBL−H、同FBL−160、同FBB、Sandye Super Violet BL H/C、同BL、Sandye Super Bordeaux FR、Sandye Super Pink FBL、同F5B、Sandye Super Rubine FR、Sandye Super Carmmine FB、Sandye Super Red FFG、同RR、同BS、Sandye Super Orange FL、同R、同BO、Sandye Gold Yellow 5GR、同R、同3R、Sandye Yellow GG、同F3R、同IRC、同FGN、同GN、同GRS、同GSR−130、同GSN−130、同GSN、同10GN(以上、山陽色素(株)製)、Rio Fast BlackFx 8012、同8313、同8169、Rio Fast Red Fx 8209、同8172、Rio Fast Red S Fx 8315、同8316、Rio Fast Blue Fx 8170、Rio Fast Blue FX 8170、Rio Fast Blue S Fx 8312、Rio Fast Green SFx 8314(以上、東洋インキ(株)製)、NKW−2101、同2102、同2103、同2104、同2105、同2106、同2107、同2108、同2117、同2127、同2137、同2167、同2101P、同2102P、同2103P、同2104P、同2105P、同2106P、同2107P、同2108P、同2117P、同2127P、同2137P、同2167P、NKW−3002、同3003、同3004、同3005、同3007、同3077、同3008、同3402、同3404、同3405、同3407、同3408、同3477、同3602、同3603、同3604、同3605、同3607、同3677、同3608、同3702、同3703、同3704、同3705、同3777、同3708、同6013、同6038、同6559(以上、日本蛍光(株)製)、コスモカラー S1000Fシリーズ(東洋ソーダ(株)製)、ビクトリアエロー G−11、同G−20、ビクトリアオレンジ G−16、同G−21、ビクトリアレッド G−19、同G−22、ビクトリアピンク G−17、同G−23、ビクトリアグリーン G−18、同G−24、ビクトリアブルー G−15、同G−25(以上、御国色素(株)製)、ポルックス PC5T1020、ポルックス ブラック PC8T135、ポルックス レッド IT1030等のポルックスシリーズ(以上、住化カラー(株)製)などが挙げられる。これらの水性媒体に分散した水性インキベースは、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。
本発明で使用する、ピロリドンオリゴマーは、オレオイルサルコシンと併用することによって、インキ消費が進んだ状態での急激なインキ吐出の低下を抑制するものであり、その添加量は、インキ組成物全量に対し、2.0重量%以上10.0重量%以下が好ましい。
本発明で用いるオレオイルサルコシンは、上述のピロリドンオリゴマーと併用することによって、インキ消費が進んだ状態での急激なインキ吐出の低下を抑制するものであり、一例を挙げると、N−オレオイルサルコシン(東京化成工業(株)製)、オレオイルザルコシン 221P(日油(株)製)、サルコシネートOH(日光ケミカルズ(株)製)、サルコシネートOHV(日光ケミカルズ(株)製)などが挙げられる。
オレオイルサルコシンの添加量はインキ組成物全量に対し、0.05重量%以上2.0重量%以下が好ましい。0.05重量%未満だと書き味向上効果が弱く、2.0重量%を超えて添加しても書き味の飛躍的な効果の向上は望めない。
また、ピロリドンオリゴマーとオレオイルサルコシンとの配合比率は、1:1〜200:1が好ましく、10:1〜100:1がより好ましい。
上記必須の成分の他に、ボールペン用水性インキ組成物中に、それぞれの目的で各種の添加剤を添加することができる。
例えば、微粒子を併用することで、ボールホルダーの磨耗防止ができる。本発明で用いることのできる微粒子の具体例としては、アルミナ、炭化珪素、酸化クロム、炭化ホウ素、ジルコン、セン晶石、ヒスイ石、フッ化カルシウム、タングステンカーバイド、シリカ、ダイヤ、ザクロ石、窒化アルミニウム、窒化珪素などが挙げられる。中でもアルミナがより強固な網目構造を形成できるため好ましい。これらの微粒子の添加量はインキ組成物全量に対し、0.001重量%以上0.1重量%以下が好ましい。0.004重量%以上0.03重量%以下がより好ましい。これらの微粒子は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。
本発明では剪断減粘性付与などを目的として、糖類を用いることができる。糖類の具体例としては、HPC−SL、HPC−L、HPC−M、HPC−H(以上、ヒドロキシプロピルセルロース、日本曹達(株)製)、セオラスSC−900、セオラスSC−900S、セオラスRC591S、セオラスRC−N81、セオラスRC−N30、セオラスCL−611S、セオラスDX−2、セオラスDX−3,セオラスUF−F711、セオラスUF−F702、セオラスST−100、セオラスST−02、セオラスFD−101,セオラスFD−301、セオラスFD−F20、セオラスファイバーDF−17(以上、結晶セルロース、旭化成(株)製)等のセルロース類、ケルザン、ケルザンS、ケルザンT、ケルザンST、ケルザンASX、ケルザンAR、ケルザンHP、ケルザンG、ケトロールCG、ケトロールCG−T、ケトロールCG−SFT(以上、三晶(株)製)、サンエース、サンエースS、サンエースC、サンエースC−S、サンエースB−S、サンエースNF、サンエースG、サンエースE−S、サンエースNXG−S、サンエースNXG−C、ビストップD−3000−DF、ビストップD−3000−DF−C(以上、三栄源エフ・エス・アイ(株)製)、コージン、コージンF、コージンT、コージンK(以上、(株)興人製)等のキサンタンガム、レオザン(サクシノグルカン、三晶(株)製)、K1A96、BG3810(以上、三晶(株)製)等のウェランガム、K1A112、K7C2433(以上、三晶(株)製)等のラムザンガム、ジャガー8111、同8600、同HP−8、同HP−60、CP−13(以上、三晶(株)製)等のグァーガム類、プルラン(水溶性多糖類、(株)林原商事製)、レオジック250H(日本純薬(株)製)、ジュンロンPW111(日本純薬(株)製)、Uジェリ・CP(昭和電工(株)製)等の架橋型アクリル酸樹脂、カーボポール934、カーボポール940、カーボポール941、カーボポール980、カーボポール981、カーボポール1342、カーボポール1382、カーボポール2984、カーボポール5984、カーボポールETD2020、カーボポールETD2050、EZ−1、ペミュレンTR−1、ペミュレンTR−2(ルーブリゾール社製、アメリカ合衆国)等のアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、GX−205、NA−010(昭和電工(株)製)等のN−ビニルアセトアミド重合架橋物、ポリビニルピロリドンK−30、同K−85、同K−90(以上、(株)日本触媒製)、PVP K−15、同K−30、同K−60、同K−90、同K−120(以上、ISPジャパン(株)製)などのポリビニルピロリドン、などを挙げることができる。
これらの糖類の添加量は必要に応じて添加すれば良い。中綿にインキを充填して使用する場合のインキ粘度は、BII型粘度計(BLロータ、回転数60rpm、測定温度25℃±1℃)6.5mPa・s以下となるように調整するのが、インキ突出量が減少しにくくなるため好ましく、6.0mPa・s以下がより好ましい。インキ収容管に直接インキを充填して使用する場合のインキ粘度は剪断速度が2500s−1において500mPa・s以下となるように調整するのが、良好な書き味を得るために好ましい。
インキ中の溶存酸素量を減少させる目的で、脱酸素剤を用いることもできる。脱酸素剤は、インキ組成物中に添加することにより良好な酸素吸収能を発現し、インキ組成物の酸素を含む気体が集まって気泡となることを抑制し、溶存酸素量を減少させる。脱酸素剤の具体例としては、ハイドロキノン、フロログルシン、カテコール、レゾルシン、2,3,4−ヒドロキシベンゾフェノン、ピロガロール、2,3,5−トリメチルハイドロキノンあるいはそれらの誘導体などが挙げられる。中でも、還元性がアルカリ雰囲気下で強く発揮されるため、インキ組成物のpHを7以上に調整することにより、酸素吸収能に優れた脱酸素剤として良好な機能を発揮するため好ましい。
これらの脱酸素剤を用いて、インキ組成物中の溶存酸素量を4.0mg/L以下にすることで、酸素濃淡電池によりボールホルダーの主成分である鉄の溶出を抑制することができ、良好な書き味を長期継続できるようになる。インキ組成物中の溶存酸素量を3.0mg/L以下にすることがより好ましい。
インキのpHを調整するために、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパンジオール、オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミンなどの塩基性物質や、硫酸などの酸性物質を添加してもよい。
中でも、トリエタノールアミンは、ピロリドンオリゴマーと、オレオイルサルコシンとの相性が良いため好ましい。
着色剤を紙面に定着させるためなどで各種樹脂を併用することもできる。例えば、セラック、スチレン−マレイン酸共重合体およびその塩、スチレン−アクリル酸共重合体およびその塩、メチルスチレン−アクリル酸共重合体およびその塩、アクリル樹脂、マレイン酸樹脂、尿素樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアセタール、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルアルキルエーテル、クマロン−インデン樹脂、ロジン系樹脂やその水素添加物、ケトン樹脂、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸共重合物などが挙げられる。
これらの樹脂の添加量は、必要に応じて添加すれば良い。これらの樹脂は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。
黴の発生を防止するために、デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、安息香酸ナトリウム、モルホリン、モルホリン誘導体などの防腐防黴剤を適宜加えることもできる。
これらの防腐防黴剤の添加量は、必要に応じて添加すれば良い。これらの防腐防黴剤は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。
金属製のボールペンチップペン先の防錆のために、ジシクロヘキシルアンモニュームナイトライト、ジイソプロピルアンモニュームナイトライト、ジシクロヘキシルアンモニウムカプレート、ジシクロヘキシルアンモニウムラウレート、ジシクロヘキシルアンモニウムカルボネート、ベンゾトリアゾール、アルキルベンゾトリアゾール、エチレンジアミン四酢酸などが挙げられる。
これらの防錆剤の添加量は、必要に応じて添加すれば良い。これらの防錆剤は、単独、あるいは2種以上混合して使用しても良い。
インキの蒸発防止のために尿素、エチレン尿素これらの誘導体を用いたり、筆記感を向上させるためにポリエチレングリコール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、オレイン酸やアシルアミノ酸、アシルグルタミン酸、タウリン、メチルタウリン、リン酸エステル等のアルカリ金属塩やアミン塩や、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、水溶性潤滑油、微粒子アルミナ、硫化モリブデン等の潤滑剤を用いたりすることができる。
その中でもN−ヤシ油脂肪酸アシル−Lグルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、N−ステアロイル−L−グルタミン酸、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−Lグルタミン酸トリエタノールアミン液、ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン液、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸カリウムなどのアシルグルタミン酸とその金属塩やアミン塩、ラウリルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル(アルキル鎖の炭素数12以上15以下)エーテルリン酸などのアルキルリン酸やポリオキシエチレンアルキルリン酸とその金属塩やアミン塩は光輝性顔料にカルボキシル基やリン酸基が吸着することで高い分散安定化効果が得られるため好ましい。
増粘鉱物類としては、スメクトンSA(スメクタイト、クニミネ工業(株)製)、クニピア−F、クニピア−G(モンモリロナイト、クニミネ工業(株)製)、ベンゲルHV、ベンゲルFW、ベンゲル15、ベンゲル23(ベントナイト、(株)豊順洋行製)、ベンゲルW−100、ベンゲルW−100U、ベンゲルW−200U、ベンゲルW−300U、ベンゲルW−300HP(アニオン系ポリマー複合精製ベントナイト、(株)豊順洋行製)、エスベン、エスベンC、エスベンW、エスベンN400(4級アンモニウムカチオン変性モンモリロナイト、(株)豊順洋行製)等の無機粘土鉱物が挙げられる。
インキの製造方法としては従来知られている種々の方法が採用できる。例えば、ボールミル、ビーズミル、ロールミル、ヘンシェルミキサー、プロペラ撹拌機、ホモジナイザー、ニーダー等の装置を使用して作ることが出来る。濾過や遠心分離を行い粗大粒子や気体を除いても良い。製造時に加熱や冷却や加圧や減圧や不活性ガス置換をしても良い。動力は電気でも加圧空気でも良い。これらはそれぞれ単独で使用しても良いし、組み合わせて使用しても良い。着色剤を入れると溶解状態が分かりにくいので、着色剤を入れる前に完全に溶かすことが望ましい。継粉が出来ないように貧溶媒に分散してから水などの良溶媒を添加しても良い。多糖類を併用する際はドライブレンドしてから加えても良い。
これらの種々の混合工程、分散工程、ろ過工程、加熱工程および/又は冷却工程、加圧及び又は減圧工程、不活性ガス置換工程は、それぞれ単独で行ってもよく、あるいは、2種以上の工程を並行して行ってもよい。
ボールやボールホルダーの表面を撥水撥油剤で被覆してもよい。撥水撥油剤としては撥水または撥油効果を持たせるものであれば何を使用してもよく、具体的にはフッ素やシリコーンを含有したものが好適に使用できる。撥水撥油剤にて被覆する際、ボールをボールホルダーに抱持させたボールペンチップの状態で被覆処理してもよく、あるいはボールやボールホルダーそれぞれを被覆処理してもよい。撥水撥油剤の一例を挙げると、フッ素を含有したものでは、フッ素含有界面活性剤、フッ素樹脂、熱可塑性フッ素樹脂、フッ素系ポリマー、フッ素オイル、フッ素含有シランカップリング剤、フッ素含有芳香族化合物、有機溶剤、乳化剤、界面活性剤等を含有してなるフッ素樹脂塗料、合成樹脂溶液にフッ素樹脂を分散させた変性フッ素樹脂塗料、フッ素を含有しためっき液などが使用できる。
使用するボールペンとしては、先端に、開口部より筆記ボールを突出した状態で抱持するボールペンチップを備え、直接又は接続部剤を介してインキタンクと内部が接続されたものである。外装となる軸筒内に直接又は繊維収束体などのインキ吸蔵部材に含浸させるなどしてインキを収容するものでも、ボールペンを交換可能なリフィルとして内装する外装部材を使用したものであっても良い。
以下、図面に基づきボールペンリフィルの一例について説明する。
図1に示す本発明のボールペンリフィル100は、筆記具の外装体に収容されて使用される所謂筆記具のリフィルとした場合の例として示してある。ボールペンリフィル100は筆記部材としてのボール1を有するボールペンチップ2と、このボールペンチップ2を先端部に固着したインキ収容管7と、このインキ収容管内7に収容され、水性インキを吸蔵するインキ吸蔵体6と、このインキ吸蔵体6に後端部を埋設してインキ接続してなるポリエステル繊維よりなるインキ中継芯5と、インキ収容管7の後端開口部に嵌着される硬質ポリエチレン製の尾栓8とからなっている。ここで、インキ中継芯5は、ボールペンチップ2内に挿入され、ボールペンチップの後端部にかしめ加工を施し縮径することにより挟持固定されている。
また、インキ吸蔵体6は、アクリル繊維を溶剤にて溶着処理して収束体としたものにポリエステルフィルムにて側面を巻き円柱状に整形したものであり、ボールペン用水性インキ組成物をインキ吸蔵体に1.2g程度充填して吸蔵させている。
前記ボールペンチップのボールホルダー9は、主にステンレス等の円柱状金属部材にインキ通孔となる貫通孔、および内方突出部をドリルやブローチなどの切削刃を用いて形成するものである。隣り合った内包突出部の間に形成される放射状の溝と中心貫通孔がインキの通路となる。このようなボールペンチップは、予め貫通孔が形成されたパイプ材を使用することもできる。パイプ材を使用した場合は、パイプ材の外側壁部にピンによる押圧変形加工を施して凹部を形成することによって、該部に対応する内側壁部に凸部を形成し、その凸部が内方突出部となるものである。
前記ボールペンチップで使用できるボールとしては、成分が、タングステン(元素記号:W)75.0重量%以上85.0重量%以下、コバルト(元素記号:Co)9.0重量%以上14.0重量%以下、クロム(元素記号:Cr)0.0重量%以上3.0重量%以下、炭素(元素記号:C)0.0重量%以上6.0重量%以下、Cr0.0重量%以上5.0重量%以下のものが好ましい。このような材料は、超硬合金や超硬材などと称されるものである。ボール表面のRa1.0nm以上20.0nm以下のものが好ましい。
また、上記以外にも、成分が、炭化ケイ素(元素記号:SiC)95.0重量%以上、酸化イットリウム−酸化アルミニウム(元素記号:Y−Al)0.0重量%以上5.0重量%以下でボール表面算術平均粗さ(Ra:JIS B 0601)がRa0.5nm以上10.0nm以下のものや、成分が、二酸化ジルコニウム(元素記号:ZrO)0.0重量%以上95.0重量%以下、酸化イットリウム(元素記号:Y)0.0重量%以上5.0重量%以下で、ボール表面算術平均粗さ(Ra:JIS B 0601)が0.5nm以上10.0nm以下のものや、成分が、酸化アルミニウム(元素記号:Al)0.0重量%以上99.9重量%以下、クロム(元素記号:Cr)0.0重量%以上0.1重量%以下で、ボール表面粗さ算術平均粗さ(Ra:JIS B 0601)が0.5nm以上10.0nm以下のものなどが挙げられる。
ボール径は、従来公知の0.1mm以上30.0mm以下のいずれを用いても良い。細字の筆跡を得たい場合は0.5mm以下のボール径を使用するのが好ましく、太字の筆跡を得たい場合は0.7mm以上のボール径を使用するのが好ましい。
前記ボールペンチップで使用できるボールホルダーの材質として、ステンレスの場合、成分が、クロム(元素記号:Cr)18.0重量%以上22.0重量%以下、モリブデン(元素記号:Mo)0.5重量%以上3.0重量%以下、マンガン(元素記号:Mn)0.0重量%以上2.0重量%以下、珪素(元素記号:Si)0.0重量%以上1.0重量%以下、硫黄(元素記号:S)0.0重量%以上0.2重量%以下、リン(元素記号:P)0.0重量%以上0.1重量%以下、炭素(元素記号:C)0.0重量%以上0.1重量%以下、鉛(元素記号:Pb)0.0重量%以上0.5重量%以下、テルル(元素記号:Te) 0.0重量%以上0.1重量%以下、鉄(元素記号:Fe)0.0重量%以上80.0重量%以下のものが好ましい。チップのビッカース硬さ(HV)は150以上300以下のものが好ましい。また、鉛を含まず、ビスマス(元素記号:Bi)0.5重量%以下のものがより好ましい。
ボールホルダーの材質が、洋白や真鍮と称されるような銅合金の場合、成分が、炭素(元素記号:C)55.0重量%以上65.0重量%以下、ニッケル(元素記号:Ni)12.0重量%以上18.0重量%以下、マンガン(元素記号:Mn)0.0重量%以上1.0重量%以下、鉄(元素記号:Fe) 0.0重量%以上0.5重量%以下、鉛(元素記号:Pb)0.0重量%以上4.0重量%以下、亜鉛(元素記号:Zn)0.0重量%以上30.0重量%以下のものが好ましい。チップのビッカース硬さ(HV)は150以上300以下のものが好ましい。
ボールホルダーの材質としては、上記金属のほかに、ポリオキシメチレン樹脂などの耐摩耗性の高い樹脂の成型品も使用できる。耐久性や耐食性の面からはステンレスが好ましく、一般的にはオーステナイト系ステンレスであるSUS304、フェライト系ステンレスSUS430が用いられる。また、良好な加工性を有しつつ使用時においてボールペンチップ先端部の変形等を抑制するにはビッカース硬さ(HV)は150以上300以下が好ましい。
前記インキ収容管はアルミニウムやステンレス、真鍮などの銅合金や、ポリプロピレン樹脂やポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルケトン樹脂などの合成樹脂の押し出しまたは射出成型のパイプとすることができる。また、経時によって溶剤が透過して、インキ中の固形分率が増加し、結果的にインキが増粘し、想定した流動性や書き味などが得られなくなってしまうことを防止する為に、インキ収容管の壁の厚さは0.2mm以上にする事が望ましい。また、経時によって溶剤の透過を防止する目的で、インキ収容管を多層構造として溶剤の透過を防止する層をインキ収容管に有する方が好ましい。
図2にチップ部断面拡大図を示す。図3に図2のI−I’線断面矢視図を示す。ボールホルダー9は、前述した円柱状金属部材に貫通孔を形成したインキの通孔として、先端側よりボールハウス部10、中孔11、後孔12を有している。ボールハウス部10と後孔12との間には、内方突出部13が形成されている。ボールハウス部10の先端開口部9aは、かしめ加工にて縮径化されており、この縮径化された先端開口部9aと、内方突出部13にて前記ボール1の前後方向への移動し得る範囲、ボール前後移動量C(図示はしていない)を規定している。また、内方突出部13に複数本、環状に等間隔で切削による放射状溝14が形成されている。この放射状溝14は後孔12に連通させている。そして、内方突出部13にボール1を押し付けることによって凹状のボール転写部15が形成されており、ボール転写部15は、筆記時に紙面などに当接してボール1が後退した時にボールの位置を安定させ、不要な振動等の少ない円滑な回転を保障せんとするものであり、ボール1とボール転写部15とが略面状に接触するような形状としている。また、前述の放射状溝14は、内方突出部13に形成されているボール転写部15より外側に開口部を有し、ボールハウス部10へのインキ供給を確保しているものである。放射状溝14の本数は3本以上10本以下が使用できる。
水性ボールペンリフィルで筆記した時のインキ吐出量は0.05g/200m以上が好ましい。インキ吐出量が0.05g/200m未満となると、ボールとボールホルダーの間のインキ量が不十分となり流体潤滑が起こりにくくなり、書き味が悪くなる。
インキ組成物の配合例を以下に示す。なお、以下の配合数値は重量%を示す。
(実施例1)
グリセリン(有機溶剤) 20.0重量%
チオジグリコール(有機溶剤) 5.0重量%
ジエチレングリコール(有機溶剤) 4.1重量%
1,2,3−ベンゾトリアゾール 0.4重量%
O−フェニレンジアミン 0.4重量%
PROXEL GXL(S)(約20% 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンのジプロピレングリコ−ル水溶液、ロンザジャパン(株)製)) 0.1重量%
サンアイバックP100 0.3重量%
ピロリドンオリゴマー 5.0重量%
10%サルコシネートOH水溶液(オレオイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製)
1.2重量%
Water Black 191L(黒色染料水溶液、Direct Black 19、オリヱント化学工業(株)製) 7.5重量%
Water Black L200(黒色染料水溶液、Direct Black 19、オリヱント化学工業(株)製) 20.0重量%
Water Red 2(赤色染料、C.I.Acid Red 87、オリヱント化学工業(株)製) 0.3重量%
Water Yellow 6C(黄色染料、C.I.Yellow 42誘導体、オリヱント化学工業(株)製) 0.2重量%
トリエタノールアミン 0.24重量%
25%NaOH水溶液(pH調整剤) 0.75重量%
イオン交換水 34.31重量%
上記成分を室温でプロペラ攪拌機で攪拌しながら5時間攪拌し、黒色のボールペン用水性インキ組成物を得た。
実施例1と同様になして、実施例2〜6、比較例1〜6のボールペン用水性インキ組成物を作成した。
実施例1〜6、比較例1〜6を表1に示す。
Figure 2020007446
試験で用いるボールペンリフィルに使用するものとして、図2および、図3に示す各部位の寸法を調整し、ボール径が0.5mmである第1のボールペンチップと、ボール径が0.6mmである第2のボールペンチップを作製した。
各ボールペンチップのボール2の材質としてはいずれも、タングステンカーバイドを主成分として、結合相にコバルトやニッケル、クロム等を使用した超硬合金((株)ツバキナカシマ社製 商品名:PB11)で、ボールの算術平均粗さRa(JIS B 0601)は、3.0nmのものを使用した。また、ボールホルダーの材質はいずれもステンレス(商品名:SF20T、下村特殊精工(株)製)で、ビッカース硬度(HV)は240のものを使用した。
各試験用ボールペンリフィルを使用して、インキ組成物の実施例1〜6と、比較例1〜6をそれぞれ充填して試験用ボールペンを作製し、下記の試験1〜5を行った。インキとボールペンチップの組み合わせを表2に示す。試験結果は表1に示す。
Figure 2020007446
<試験1>粘度測定
BII型粘度計(型番:BLII、BLロータ、東機産業(株)製)を用いて、測定温度25℃、回転速度60rpmで測定を行った。
<試験2>螺旋機筆記試験
作成した試験用ボールペンをそれぞれ3本ずつ、筆記速度7cm/sec、筆記荷重100gf、筆記角度70度の条件で螺旋筆記試験を行い、書き始めから書き終わりまで点線もカスレ(中抜け)も生じず書ききれるかどうか確認した。試験用紙はJIS規格(JIS S 6054)に記載の水性ボールペン用試験用紙を使用した。螺旋筆記試験機は、精機工業(株)製のWRITING TESTER TS−4C−10を使用した。
<試験3>インキ漏れ試験
作成した試験用ボールぺンをそれぞれ5本ずつ、試験温度40℃、試験湿度80%の環境下にペン先下向きで2週間放置し、ペン先からインキ漏れがあるかないか確認した。
<試験4>筆記抵抗値測定試験
作成した試験用ボールペンをそれぞれ3本ずつ、筆記速度7cm/sec、筆記荷重100gf、筆記角度70度、1本あたり6回(リフィルを120度回転させて1方向2回ずつ15cm筆記)で筆記抵抗値を測定した。筆記抵抗値測定機は株式会社トリニティーラボ製のTribo−master(Type:TL201Sa)を使用し、15cm直線筆記させて、書き始めてから0.5秒後から2.0秒後までの1.5秒間を、1秒あたり200点の筆記抵抗値のデータを採取し、平均値を算出した。試験用紙はJIS規格(JIS S 6054)に記載の水性ボールペン用試験用紙を使用した。
<試験5>接触角測定試験
接触角計(Drop Master DM500、協和界面科学(株)製)を用いて、インキ1μリットルを試験板(ステンレス及び超硬合金)に着滴し、着滴4.5秒後の接触角を3回測定し、その平均値を算出した。
実施例1〜6は、水と、有機溶剤と、着色剤と、ピロリドンオリゴマーと、オレオイルサルコシンとを含有するため、インキ吐出量が減少せずに書き始めから書き終わりまで点線もカスレもない安定した綺麗な筆跡が得られ、インキ漏れし難く、書き味の優れたボールペン用水性インキ組成物およびそれを用いた水性ボールペンリフィルを得られた。
比較例1は実施例1の配合からピロリドンオリゴマーの代わりにポリビニルピロリドンを添加したため、750mを超えるとカスレが生じて書き終わりまで安定した筆跡を得られず、また、粘度も6.0mPa・sと高く、筆記抵抗値も高くなってしまった。
比較例2は実施例1の配合からオレオイルサルコシンの代わりにリン酸エステルを用いているので、750mを超えるとカスレが生じて書き終わりまで安定した筆跡を得られず、筆記抵抗値も高くなってしまった。
比較例3は実施例1の配合からピロリドンオリゴマーを除き、代わりにイオン交換水を添加したため、750mを超えるとカスレが生じて書き終わりまで安定した筆跡を得られず、また、粘度が低くなってインキ漏れを生じてしまった。
比較例4は実施例1の配合からオレオイルサルコシンを除き、代わりにイオン交換水を添加したため、750mを超えるとカスレが生じて書き終わりまで安定した筆跡を得られず、筆記抵抗値も高くなってしまった。
比較例5は実施例1の配合よりオレオイルサルコシンの添加量を増やしたため、インキ漏れを生じてしまった。
比較例6は実施例1の配合からピロリドンオリゴマーの添加量を増やしたため、粘度も6.9mPa・sと高く、書き始めからカスレが生じて安定した筆跡が得られず、筆記抵抗値も高くなってしまった。
100 ボールペンリフィル
1 ボール
2 ボールペンチップ
3 キャップ
4 アダプター
5 インキ中継芯
6 インキ吸蔵体
7 インキ収容管
8 尾栓
9 ホルダー
9a先端開口部
10 ボールハウス部
11 中孔
12 後孔
13 内方突出部
14 放射状溝
15 ボール転写部
A ボール径
B 先端開口部径
C ボールの前後方向移動距離
D ボール突出長さ
E ボールハウス部径
F 中孔径
G 後孔径
H 放射状溝幅
J ボール転写部径
K 放射状溝深さ
α かしめ角度
β ボール受け座開き角度

Claims (2)

  1. 少なくとも、ピロリドンオリゴマーとオレオイルサルコシンとを含有するボールペン用水性インキ組成物。
  2. ボールペンチップとして、タングステンカーバイドを少なくとも表面上の主成分としたボールと、ステンレス製のボールホルダーとを少なくとも備え、インキタンク中に前記ピロリドンのオリゴマーとオレオイルサルコシンとを含有する請求項1に記載のボールペン用水性インキ組成物を収容したボールペン。
JP2018129157A 2018-07-06 2018-07-06 ボールペン用水性インキ組成物およびそれを用いたボールペン Pending JP2020007446A (ja)

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