JP2020006992A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち易さを確保しつつ、ネスティングした状態での運搬・保管効率の向上を図ることのできる容器を提供する。【解決手段】容器1は、平面視略矩形状の底壁構成部2と、底壁構成部2の各側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部3、4と、側壁部3、4の上辺部から外方に突出する上フランジ部5とを備え、下側の容器1の内側に対し上側の容器1を挿入させるようにして容器1同士を積み重ねる容器1のネスティングが可能に構成されている。また、短辺側側壁部4の横幅方向中央部に対応して、作業者が容器1を持ち運ぶ際に手を掛ける持ち手部41が設けられている。持ち手部41は、上フランジ部5の外端縁から下方に突出する折返し部42と、上フランジ部5の上面側に設けられ、容器1のネスティング状態において、上側の容器1の折返し部42の下端縁の少なくとも一部を収容する受容凹部44とを備えている。【選択図】 図4

Description

本発明は、物品の運搬等に使用される容器に関するものである。
従来、平面視略矩形状の底壁構成部と、底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部と、側壁部の上辺部から外方に突出する上フランジ部とを備える容器として、上側の容器を下側の容器の内側に挿入させるようにして積み重ねる(ネスティングする)ことが可能に構成されたものが知られている。
また、上フランジ部の外縁部から下方に突出する折返し部が設けられた容器も知られている(例えば、特許文献1等参照。)。当該折返し部が設けられることにより、上フランジ部の強度の向上等が図られる上、作業者が、折返し部、及び、上フランジ部の裏面側に指先を掛けて容器を持ち運ぶこと(持ち手部を確保すること)が可能になっている。
特開2007−99321号公報
ところで、折返し部、及び、上フランジ部の裏面側に指先を掛けて容器を持ち運ぶ際の持ち易さの向上を図るべく、折返し部をより下方に延長させることが考えられる。しかしながら、この場合、折返し部の下端部がより下方に位置した分だけ、容器をネスティングする際に、上側の容器の折返し部の下端部が、下側の容器の上フランジ部の上面に対しより早い段階で当接することが懸念される。これにより、ネスティングされた複数段の容器の高さが高くなってしまい、運搬・保管効率の低下を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、持ち易さを確保しつつ、ネスティングした状態での運搬・保管効率の向上を図ることのできる容器を提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.平面視略矩形状の底壁構成部と、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部と、前記側壁部の上辺部、又は、その近傍部位から外方に突出する上フランジ部とを備える容器において、
下側の容器の内側に対し上側の容器を挿入させるようにして容器同士を積み重ねる容器のネスティングが可能に構成され、
前記上フランジ部の外端縁の少なくとも一部、又は、その近傍部位から下方に突出する折返し部と、
前記上フランジ部の上面側に設けられ、容器の前記ネスティング状態において、上側の容器の前記折返し部の下端縁の少なくとも一部を収容する受容凹部とを備えていることを特徴とする容器。
手段1によれば、例えば、折返し部のうち特定部位の下縁部をその他の一般部位の下縁部よりも下方に位置させる場合であっても、容器のネスティング状態において、上側の容器の折返し部の特定部位の下縁部と、下側の容器の上フランジ部との干渉を回避することができる(容器のネスティング状態において、上側の容器の折返し部の特定部位の下縁部を、下側の容器の受容凹部に収容し、下側の容器の上フランジ部の上面よりも下方に位置させることができる)。従って、例えば、容器のネスティング状態において、上側の容器の折返し部の特定部位が、下側の容器の上フランジ部の上面に当接することで、上側の容器の下方への相対変位が規制されるといった構成に比べ、ネスティングされた複数段の容器の高さを低く抑えることができる。結果として、容器の持ち運びに際して容器を持ち易くするために折返し部を設ける構成において、折返し部の少なくとも一部(容器の持ち運びに際して作業者が指先を掛ける部位)の下縁部を比較的下方に位置させることで、容器の持ち運びに際して、折返し部、及び、上フランジ部の裏面側に指先をより掛け易くしつつ、ネスティング状態にある容器の運搬・保管効率の向上等を図ることができる。
また、例えば、折返し部の一部の下縁部が、その他の一般部位の下縁部よりも下方に位置するとともに、容器のネスティング状態において、上側の容器の前記折返し部の一部が、下側の容器の上フランジ部の上面に当接することで、上側の容器の下方への相対変位が規制されるといった構成のように、前記折返し部の一部の下縁部が損傷等し易くなってしまうといった事態を防止することができる。
手段2.前記折返し部の外面側において、前記受容凹部と連続する補助凹部を備えていることを特徴とする手段1に記載の容器。
手段2によれば、容器のネスティング状態において、下側の容器の補助凹部を介して、上側の容器の折返し部の下縁部に指を掛け易くすることが可能となる。従って、ネスティング状態にある容器のうち、上段側の容器を順次持ち運ぶ場合の作業性の向上を図ることができる。また、容器のネスティングに際して順次容器を重ねる際の作業性の向上を図ることができる。
手段3.前記折返し部の下縁部の少なくとも一部から外方に突出する外側突部を備え、
前記外側突部の下面は、前記外側突部に対応する前記側壁部の外面側を正面視した場合に、湾曲形状をなしていることを特徴とする手段1又は2に記載の容器。
手段3によれば、外側突部によって折返し部の下縁部の補強を図ることができ、折返し部の変形や破損等を防止することができる。また、折返し部の下縁部、及び、外側突部の下面は、湾曲形状をなしていることから、折返し部の裏面側、及び、外側突部の下面側に指先を掛けて容器を持ち運ぶ際の容器の持ち易さを向上させることができる。尚、上記手段2に対応して、容器のネスティング状態において、下側の容器の補助凹部を介して、上側の容器の外側突部の下面側に指先を掛けることができ、ネスティング状態にある容器のうち、上段側の容器を順次持ち運ぶ場合の作業性の向上を図るといった作用効果がより確実に奏される。
手段4.前記外側突部の下面と前記折返し部との境界部、及び、前記外側突部の下面の外縁部は、湾曲形状をなしていることを特徴とする手段3に記載の容器。
手段4によれば、折返し部の裏面側、及び、外側突部の下面側に指先を掛けて容器を持ち運ぶ際の容器の持ち易さをより一層向上させることができる。
手段5.前記折返し部は、前記上フランジ部から下方に向けて外方に傾斜して延び、
前記折返し部の外面と、前記上フランジ部の上面との境界部は、湾曲形状をなしていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の容器。
手段5によれば、折返し部の下縁部を、折返し部の上縁部よりも外方に位置させることができ、容器のネスティング状態において、上側の容器の折返し部の下縁部と、下側の容器の折返し部の上縁部との間を離間させる(隙間を形成する)ことができる。特に、折返し部の外面と、上フランジ部の上面との境界部が湾曲形状となっていることから、前記隙間をより形成し易くすることができる。従って、容器のネスティング状態を解消する際の作業性の向上等を図ることができる。加えて、容器のネスティング状態において、上側の容器の折返し部の下縁部と、下側の容器の折返し部の上縁部との間に隙間が形成される場合には、容器のネスティング状態において、上側の容器を持ち上げた際に、下側の容器と、上側の容器との間が負圧となって、上側の容器を持ち上げ難くなるといった事態を防止することができる。
尚、上記手段2のように、折返し部の外面側に補助凹部が形成されるようにして、折返し部を容器の外周面よりも内方に設けることで、折返し部が、容器の外周面から突出し、損傷等し易くなってしまうといった事態を回避させることができる。
手段6.蓋部材を被せることが可能に構成され、
前記受容凹部は、蓋部材が被せられた状態において、蓋部材の下面側から下方に突出する受容突部を収容可能に構成されていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の容器。
手段6によれば、蓋部材を容器に被せた状態において、蓋部材の受容突部が、容器の受容凹部に挿入されることで、容器に対する蓋部材の水平方向における相対変位を抑止することができる。
容器の上面側を示す斜視図である。 容器の下面側を示す斜視図である。 容器の平面図である。 容器のスタッキング状態、及び、ネスティング状態を示す斜視図である。 容器のスタッキング状態、及び、ネスティング状態を示す断面図である。 ネスティング状態にある容器の部分拡大断面図であり、(a)は図5のJ部を示し、(b)は図5のK部を示す。 ネスティング状態にある容器の持ち手部を示す部分拡大正面図である。 容器に蓋部材を被せた状態を示す斜視図である。 容器に蓋部材を被せた状態を示す断面図である。 図9のL部を示す部分拡大断面図である。 蓋部材の上面側を示す斜視図である。 蓋部材の下面側を示す斜視図である。 蓋部材を被せた容器をスタッキングした状態を示す斜視図である。 図13のM部を示す部分拡大斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2等に示すように、容器1は、平面視略矩形状の底壁構成部2と、底壁構成部2の相対する一対の長側辺部からそれぞれ上方に延出する長辺側側壁部3と、底壁構成部2の相対する一対の短側辺部からそれぞれ上方に延出する短辺側側壁部4とを備えている。本実施形態の長辺側側壁部3、及び、短辺側側壁部4は、上方に向けて容器1の外方に傾斜して延びている。また、容器1は、ポリプロピレンによって一体的に形成されている。
また、容器1は、各長辺側側壁部3、及び、各短辺側側壁部4の上辺部から外方に突出する上フランジ部5と、上フランジ部5から下方に所定距離離間した位置において、上フランジ部5と平行して延びる補助フランジ部6と、上フランジ部5の下面と、補助フランジ部6の上面との間を連結するフランジ補強リブ7とを備えている。上フランジ部5、及び、補助フランジ部6は略水平方向に延び、容器1の内外周方向において、上フランジ部5の外側端縁、補助フランジ部6の外側端縁、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁が同じ位置となっている(面一で鉛直に延在している)。
さらに、容器1は、各長辺側側壁部3、及び、各短辺側側壁部4から外方に突出する支持部8を備えている。支持部8は、上下方向に延在する左右一対の側板部9と、一対の側板部9の外縁部間を連結する外板部10と、一対の側板部9、及び、外板部10で囲まれる空間の下側を閉塞する下板部11とを備えている。側板部9、及び、外板部10の上端部は、長辺側側壁部3、及び、短辺側側壁部4の上フランジ部5と連結され、側板部9、及び、外板部10の下端部は、底壁構成部2の下端部よりも上方に位置している。加えて、支持部8の外板部10は、当該支持部8が設けられた長辺側側壁部3、又は、短辺側側壁部4の外面と略平行して延び、支持部8の一対の側板部9は、当該支持部8が設けられた長辺側側壁部3、又は、短辺側側壁部4の両側部と連結されている短辺側側壁部4、又は、長辺側側壁部3と略平行して延び、一対の側板部9同士が下方に向けて互いに近付く方向に傾斜して延びている。
また、図1等に示すように、本実施形態の容器1は、長辺側側壁部3、及び、短辺側側壁部4のうち、各支持部8の一対の側板部9、及び、下板部11で囲まれる範囲を切り欠くようにして、各支持部8の内面側を容器1の内方に開口させるとともに、上フランジ部5(及び、補助フランジ部6)のうち、各支持部8の一対の側板部9、及び、外板部10で囲まれる範囲を切り欠くようにして、各支持部8の内面側を上方にも開口させることで、当該支持部8の内面側に設けられた(支持部8の内面側により構成された)受容部12を備えている。
本実施形態では、一対の短辺側側壁部4のうち一方(図3で紙面右側の短辺側側壁部4。以下、「第1短辺側側壁部4a」とも称する)に関しては、当該第1短辺側側壁部4aの横幅方向の両側部近傍位置においてそれぞれ支持部8(受容部12)が設けられている。これに対し、他方の短辺側側壁部4(図3で紙面左側の短辺側側壁部4。以下、「第2短辺側側壁部4b」とも称する)に関しては、第1短辺側側壁部4aの支持部8よりも、短辺側側壁部4の横幅方向中央部側において支持部8(受容部12)が左右一対で設けられている。
また、一対の長辺側側壁部3に関しては、両方とも、第2短辺側側壁部4bの近傍部位において支持部8(受容部12)が設けられるとともに、長辺側側壁部3の横幅方向中央部を中心として前記第2短辺側側壁部4bの近傍位置に設けられた支持部8(受容部12)の対称となる位置よりも、長辺側側壁部3の横幅方向中央部側の位置において(長辺側側壁部3の横幅方向中央部側に隣接して)支持部8(受容部12)が設けられている。尚、容器1は、平面視において、一対の短辺側側壁部4の横幅方向中央部を通る直線を中心として線対称形状をなしている。
以上のような構成により、本実施形態では、容器1同士を同じ向きで上下に配置して積み重ねることで、図4、図5の上から1段目(最上段)の容器1と、上から2段目の容器1とのようにして、上側の容器1の支持部8が、下側の容器1の受容部12に挿入される(収容される)とともに、上側の容器1の大部分が、下側の容器1の内側に挿入されるようになっている。このように容器1同士が積み重ねられる(ネスティングされる)ことで、物品を収容していない状態における容器1の運搬・保管効率の向上等が図られるようになっている。尚、本実施形態では、容器1のネスティング状態において、下側の容器1の上フランジ部5の上面と、上側の容器1の補助フランジ部6の下面とが当接するようになっている。
その一方で、容器1同士を同じ向きで上下に配置した状態から、上側の容器1を下側の容器1に対して180度旋回させて積み重ねることで、図4、図5の上から2段目の容器1と、上から3段目の容器1とのようにして、上側の容器1の支持部8が、下側の容器1の上フランジ部5に当接して支持されるとともに、上側の容器1の下端部を含む部位(支持部8よりも下方の部位)が、下側の容器1の側壁部3、4の内周側に挿入されるようになっている。このように容器1同士が積み重ねられる(スタッキングされる)ことで、物品を収容した状態で容器1同士を積み重ねて運搬・保管等することが可能となる。
また、図2等に示すように、各支持部8の下方には、長辺側側壁部3、及び、短辺側側壁部4、並びに、これらと上下に連接する底壁構成部2から外方に突出するずれ防止部13が設けられている。すなわち、図4、図5に示すように(上から2段目、及び、3段目の容器1を参照)、容器1をスタッキングした状態において、上側の容器1に関し、下側の容器1の側壁部3、4の内周側に挿入される部位のうち、底壁構成部2の外周面、及び、側壁部3、4においては、下側の容器1の側壁部3、4との間に比較的大きな隙間が生じてしまうものの、ずれ防止部13においては、下側の容器1の側壁部3、4との間の隙間を小さくすることができる。これにより、スタッキングされた上下の容器1の水平方向における相対変位が抑止される。
さらに、図1等に示すように、本実施形態の上フランジ部5は、段差状に構成されており、内側の下段部14と、外側の上段部15とを備えている。容器1をスタッキングした場合には、上側の容器1の支持部8が、下側の容器1の上フランジ部5の下段部14に当接して支持されるようになっている(図4の上から2段目、及び、3段目の容器1を参照)。加えて、上フランジ部5の下段部14のうち、容器1のスタッキング状態において支持部8と当接して支持する部位(以下、「載置部16」とも称する)は、下段部14においても、さらに一段低くなるように構成されている。本実施形態では、載置部16は、受容部12に隣接した配置とされている。
また、載置部16から上方に突出するずれ防止突部17が設けられている。ずれ防止突部17の上端部は、下段部14の上面と略同じ高さ位置となっている(或いは、ずれ防止突部17の上端部の方を若干低くしてもよい)。これに対し、図2に示すように、支持部8の下板部11の下面は、側板部9、及び、外板部10の下端部よりも上方に位置しており、これによって、支持部8の下面側には、側板部9、及び、外板部10で囲われ、下方に開口するずれ防止凹部18が設けられている。そして、容器1のスタッキング状態では、下側の容器1のずれ防止突部17が、上側の容器1のずれ防止凹部18に挿入される。これにより、物品を収容した状態で複数の容器1同士が積み重ねられる(スタッキングされる)時に、側壁部3、4が圧縮荷重を受けても、側壁部3、4の相対変位(開き)が抑止されるようになっている。
また、図8等に示すように、本実施形態の容器1には、蓋部材21を被せることが可能に構成されている。図8〜図12に示すように、蓋部材21は、平面視略矩形状の天壁部22と、天壁部22の各側辺部から下方に突出する外側リブ23と、天壁部22の下面から下方に突出するとともに、容器1に被せられた状態において、少なくとも下端部を含む部位が側壁部3、4の内周側に挿入される内側リブ24とを備えている。尚、本実施形態の蓋部材21は、ポリプロピレンにより一体的に形成されている。
図9、図11等に示すように、天壁部22は、容器1に被せられた状態において、容器1の上フランジ部5の上方に位置する外周対応部25と、外周対応部25の内周縁から下方に延びる段差壁部26と、段差壁部26の下縁部の内周側を閉塞する内周対応部27とを備え、外周対応部25は、内周対応部27よりも一段高くなっている。図9、図12等に示すように、内側リブ24は、内周対応部27の外周縁に沿って、内周対応部27の外周縁よりも若干内方に変位した位置に設けられている。さらに、外側リブ23は、外周対応部25の外周縁から下方に突出しており、外側リブ23の下縁部は、内側リブ24の下縁部よりも上方(本例では、内周対応部27の下面と同じ高さ)に位置している。
また、図12に示すように、蓋部材21には、外側リブ23と、内側リブ24との間を連結する連結リブ28が設けられている。上記のように、容器1の上フランジ部5は段差形状をなしており(図1参照)、連結リブ28の下辺部についても段差形状をなしている。つまり、連結リブ28のうち、上フランジ部5の上段部15に対応する部位の下縁部は、外側リブ23の下縁部と同じ高さ位置(面一)とされ、上フランジ部5の下段部14に対応する部位の下縁部は、外側リブ23の下縁部よりも下方、かつ、内側リブ24の下縁部よりも上方に位置するように構成されている。加えて、蓋部材21の下面側の4隅、及び、蓋部材21の各側辺部の中央部には、外側リブ23と、段差壁部26との間を連結するサブ連結リブ29が設けられ、サブ連結リブ29の下縁部は、外側リブ23の下縁部と同じ高さ位置とされている。
さらに、図8等に示すように、蓋部材21を容器1に被せた状態において、外側リブ23の外面が、容器1の上フランジ部5、補助フランジ部6、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁と略面一となるように構成されている。以上のような構成により、蓋部材21を容器1に被せた状態では、外側リブ23、サブ連結リブ29、及び、連結リブ28の上段側の部位が、上フランジ部5の上段部15に当接して支持され、連結リブ28の下段側の部位が、上フランジ部5の下段部14に当接して支持されるようになっている。
加えて、図11等に示すように、蓋部材21の上面側には、外周対応部25の外周縁から上方に突出する外周突部30が設けられている。当該外周突部30が設けられることにより、例えば、図13に示すように、蓋部材21の上側に対し、外周対応部25に支持させるようにして箱状体31(例えば、容器や段ボール箱等)を載せる場合に、当該箱状体31の水平方向における位置ずれが防止されるようになっている。また、上記のように、本実施形態の容器1の上フランジ部5は段差状に構成されており、前記箱状体31を、上フランジ部5の下段部14に支持させるようにして、容器1に載置することも可能である。この場合、上フランジ部5の下段部14と、上段部15との間を上下に連結する壁部により、箱状体31の水平方向における変位が規制されるようになっている。
また、図13に示すように、本実施形態では、蓋部材21を被せた状態の容器1同士を積み重ねる(スタッキングする)ことが可能に構成されている。蓋部材21を被せた状態の容器1をスタッキングした場合には、上側の容器1の支持部8が、下側の容器1に被せられた蓋部材21の天壁部22の外周対応部25の上面に当接して支持されるようになっている。尚、本実施形態の蓋部材21は、上面側、及び、下面側がともに、天壁部22の中央部を中心とした点対称形状、かつ、天壁部22の中央部を通り、蓋部材21の側辺部に平行して延びる仮想直線を中心とした線対称形状をなしている。
さて、図1、図2等に示すように、本実施形態では、容器1の各短辺側側壁部4の上辺部の中央部に対応して、作業者が容器1を持ち運ぶ際に手(指先)を掛ける持ち手部41が設けられている。図1、図6、図7、図14等に示すように、持ち手部41は、上フランジ部5の外端縁から下方に突出する折返し部42と、折返し部42の下縁部から外方に突出する外側突部43とを備え、折返し部42、及び、外側突部43の両端部は、それぞれフランジ補強リブ7と連結されている。尚、持ち手部41に対応する部位においては、補助フランジ部6が省略されている(図2、図6等参照)。
図14等に示すように、外側突部43の外側端縁は、上フランジ部5の外側端縁、補助フランジ部6の外側端縁、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁と面一となっている。さらに、図10、図14等に示すように、折返し部42は、上方に向けて容器1の内方に傾斜して延びている。このため、本実施形態では、容器1の内外周方向において、折返し部42と、上フランジ部5の外側端縁、補助フランジ部6の外側端縁、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁(容器1の上部の外周面)との間に、外側突部43の折返し部42からの突出長以上の隙間が形成されている。さらに、図1等に示すように、折返し部42の上縁部は、上フランジ部5の下段部14と連結されるようになっている(つまり、折返し部42は、下段部14から下方に向けて外方に傾斜して延びている)。また、本実施形態では、持ち手部41が設けられた範囲においては、上フランジ部5のうち折返し部42との連接部位よりも外側部位(上段部15)が省略されている。これにより、持ち手部41においては、下段部14の外縁部が上フランジ部5の外縁部となる上、持ち手部41の全体が、上段部15よりも下方に位置するようになっている。
加えて、図7に示すように、折返し部42の下縁部は、持ち手部41の横幅方向において中央部が下方に凸となる湾曲形状をなしており、折返し部42の下縁部から(折返し部42の下縁部に沿って)外方に突出する外側突部43の下面についても、持ち手部41が設けられた短辺側側壁部4の外面を正面視した場合において、横幅方向中央部が下方に凸となる湾曲形状をなしている。さらに、外側突部43の両端部は、フランジ補強リブ7の下端部、及び、補助フランジ部6と連結されている。このため、外側突部43の下面(及び、折返し部42の下縁部)のうち、少なくとも横幅方向中央部を含む部位(下端部)は、補助フランジ部6の下面よりも下方に突出するようになっている。
また、上記のように、折返し部42の外方、かつ、外側突部43の上方には、上フランジ部5の外側端縁、補助フランジ部6の外側端縁、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁(容器1の外周面)との間、かつ、上フランジ部5の上段部15の上面との間に「隙間」が形成されている。そして、図4、図5の上から1段目の容器1と、上から2段目の容器1とのようにして、容器1をネスティングした場合には、図4、図6、図7等に示すように、上側の容器1の補助フランジ部6の下面と、下側の容器1の上フランジ部5とが当接し、上側の容器1の外側突部43(及び、折返し部42)の下端部が、下側の容器1の前記「隙間」の上部に収容されるようになっている。以下、前記「隙間」のうち、容器1のネスティング状態において、上側の容器1の外側突部43(及び、折返し部42)の下端部を収容する部位を「受容凹部44」とも称する。さらに、前記「隙間」のうち、前記受容凹部44よりも下方に位置する部位を「補助凹部45」とも称する。尚、受容凹部44と、補助凹部45との間を遮るものはなく、受容凹部44と、補助凹部45とは連続している。
さらに、図6に示すように、外側突部43の下面と、折返し部42との境界部、及び、外側突部43の下面の外縁部は、湾曲形状(断面略円弧状)をなしている。特に、本実施形態では、持ち手部41を短辺側側壁部4の横幅方向に対して直交する方向に切断した場合の断面において、折返し部42の下縁部、及び、外側突部43の下面が、全体として略円弧状となっている。また、折返し部42の外面と、上フランジ部5の上面との境界部についても、湾曲形状(断面略円弧状)をなしている。
加えて、図11、図12等に示すように、容器1に被せられる蓋部材21には、各短側辺部の中央部に対応して、作業者が蓋部材21を着脱する際に指先を掛ける手掛け部51が設けられている。手掛け部51は、外側リブ23よりも蓋部材21の内周側の位置において、天壁部22の外周対応部25から下方に突出する蓋側折返し部52を備えている。尚、手掛け部51においては、蓋側折返し部52よりも蓋部材21の外周側に位置する外周突部30、外側リブ23、及び、外周対応部25の外側部位が省略されている。
また、蓋部材21は、蓋側折返し部52の両端部と、外側リブ23との間をそれぞれ連結する蓋側折返し連結部53を備えている。さらに、図10、図12等に示すように、蓋側折返し部52、及び、蓋側折返し連結部53は、外側リブ23の下縁部よりも下方に突出している。本実施形態では、蓋側折返し部52、及び、蓋側折返し連結部53のうち、外側リブ23の下縁部よりも下方に突出している部位が、受容突部に相当する。
図8〜図10、図14に示すように、蓋部材21を容器1に被せた状態では、蓋側折返し部52、及び、蓋側折返し連結部53のうち、外側リブ23の下縁部よりも下方に突出している部位が、容器1の受容凹部44に挿入される(一対の蓋側折返し連結部52が、受容凹部44の横幅を画定する一対のフランジ補強リブ7と当接又は近接する;略嵌合する)ようになっている。尚、上記のように、容器1の折返し部42の外面と、上フランジ部5の上面との境界部が湾曲形状をなしていることから、蓋部材21を容器1に被せた状態においても、蓋部材21の蓋側折返し部52の下縁部と、容器1の折返し部42との間には、隙間が形成されるようになっている。
加えて、蓋部材21を容器1に被せた状態において、蓋側折返し部52の外面は、容器1の折返し部42の外面の略延長線上に延びている。また、蓋側折返し部52の外面と、外周対応部25の上面との境界部は、湾曲形状(断面略円弧状)とされている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、上フランジ部5から下方に延びる折返し部42を設けることで、容器1を持ち運ぶ際に作業者が手を掛ける持ち手部41を形成することができる。ところで、容器1の上フランジ部5は、内側の下段部14と、外側の上段部15とを備えており、本実施形態の折返し部42は、下段部14から下方に延出している。このため、例えば、上フランジ部5に下段部14が存在せず、折返し部42が上段部15から下方に延出する場合に比べ、折返し部42の裏面側に形成される作業者の指先を挿入させる空間の上下幅が短くなり、持ち易さが低下してしまうことが懸念される。
この点、本実施形態によれば、折返し部42の下縁部(及び、折返し部42の下縁部に設けられる外側突部43)が、補助フランジ部6よりも下方に突出するようにして設けられていることから、上記懸念を払拭することができる。さらに、本実施形態では、容器1をネスティングした場合(上側の容器1の補助フランジ部6の下面と、下側の容器1の上フランジ部5とを当接させた場合)に、上側の容器1の折返し部42、及び、外側突部43の下端部が、下側の容器1の受容凹部44に収容されるようになっている。このため、容器1のネスティング状態において、上側の容器1の折返し部42、及び、外側突部43の下端部と、下側の容器1の上フランジ部5との干渉を回避することができる(容器1のネスティング状態において、上側の容器1の折返し部42、及び、外側突部43の下端部を、下側の容器1の受容凹部44に収容し、下側の容器1の上フランジ部5の上面よりも下方に位置させることができる)。従って、例えば、容器1のネスティング状態において、上側の容器1の折返し部42、及び、外側突部43の下端部が、下側の容器1の上フランジ部5の上面に当接することで、上側の容器1の下方への相対変位が規制されるといった構成に比べ、ネスティングされた複数段の容器1の高さを低く抑えることができる。結果として、容器1の持ち運びに際して容器1を持ち易くするために折返し部42を設ける構成において、折返し部42、及び、外側突部43の下端部を比較的下方に位置させることで、容器1の持ち運びに際して、折返し部42、及び、上フランジ部5の裏面側に指先をより掛け易くしつつ、ネスティング状態にある容器1の運搬・保管効率の向上等を図ることができる。
また、例えば、容器1のネスティング状態において、上側の容器1の折返し部42、及び、外側突部43の下端部が、下側の容器1の上フランジ部5の上面に当接することで、当該折返し部42、及び、外側突部43の下端部が損傷等し易くなってしまうといった事態を防止することができる。
また、本実施形態では、折返し部42が下方に向けて外方に傾斜するとともに、折返し部42の下端部から外方に突出する外側突部43が設けられ、外側突部43の外側端縁が、上フランジ部5の外側端縁、補助フランジ部6の外側端縁、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁(容器1の外周面)と面一とされている。これにより、折返し部42の外面側において、受容凹部44と連続する補助凹部45が設けられるようになっている。このため、容器1のネスティング状態において、下側の容器1の補助凹部45を介して、上側の容器1の折返し部42の下縁部、及び、外側突部43の下面に指を掛け易くすることができる。従って、ネスティング状態にある容器1のうち、上段側の容器1を順次持ち運ぶ場合の作業性の向上を図ることができる。また、容器1のネスティングに際して順次容器1を重ねる際の作業性の向上を図ることができる。
さらに、外側突部43が設けられることによって、折返し部42の下縁部の補強を図ることができ、折返し部42の変形や破損等を防止することができる。尚、上記のように、折返し部42の外面側に補助凹部45が形成されるようにして、折返し部42を容器1の外周面(上フランジ部5の外側端縁、補助フランジ部6の外側端縁、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁)よりも内方に設け、外側突部43を容器1の外周面(上フランジ部5の外側端縁、補助フランジ部6の外側端縁、及び、フランジ補強リブ7の外側端縁)と面一、又は、容器1の外周面よりも内方に設けることで、折返し部42、及び、外側突部43が、容器1の外周面から突出し、損傷等し易くなってしまうといった事態を回避させることができる。
また、外側突部43の下面(及び、折返し部42の下縁部)は、対応する短辺側側壁部4を正面視した場合に、中央部が下方に凸となる湾曲形状をなしている上、外側突部43の下面と、折返し部42との境界部、及び、外側突部43の下面の外縁部は、湾曲形状(断面略円弧状)をなしている。このため、折返し部42の裏面側、及び、外側突部43の下面側に指先を掛けて容器1を持ち運ぶ際の容器1の持ち易さを向上させることができる。
加えて、折返し部42が上フランジ部5から下方に向けて外方に傾斜して延びることによって、折返し部の下縁部を、折返し部の上縁部よりも外方に位置させることができる。さらに、折返し部42の外面と、上フランジ部5の上面との境界部は、湾曲形状をなしている。このため、容器1のネスティング状態において、上側の容器1の折返し部42の下縁部と、下側の容器1の折返し部42の上縁部との間を離間させる(隙間を形成する)ことができる。従って、容器1のネスティング状態を解消する際の作業性の向上等を図ることができる。さらに、容器1のネスティング状態において、上側の容器1の折返し部42の下縁部と、下側の容器1の折返し部42の上縁部との間に隙間が形成される場合には、容器1のネスティング状態において、上側の容器1を持ち上げた際に、下側の容器1と、上側の容器1との間が負圧となって、上側の容器1を持ち上げ難くなるといった事態を防止することができる。
また、蓋部材21を容器1に被せた状態において、蓋部材21の蓋側折返し部52、及び、蓋側折返し連結部53のうち、外側リブ23の下縁部よりも下方に突出している部位(受容突部)が、容器1の受容凹部44に挿入されるようになっている。このため、容器1に対する蓋部材21の水平方向における相対変位を抑止することができる。さらに、蓋部材21を容器1に被せた状態において、蓋側折返し部52の外面は、折返し部42の外面の略延長線上に延びている上、蓋側折返し部52の外面と、外周対応部25の上面との境界部が断面略円弧状をなしている。このため、蓋部材21を容器1に被せた状態において、持ち手部41から、蓋側折返し部52の外面と、外周対応部25の上面との境界部までの間を手で掴んで容器1を持ち運ぶ際の持ち易さを向上させることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、各短辺側側壁部4の横幅方向中央部において、持ち手部41とされる部位にのみ折返し部42が設けられているが、折返し部42の形成範囲(位置や幅)等は特に限定されるものではない。例えば、かかる構成に代えて、又は、加えて、各長辺側側壁部3の横幅方向中央部に持ち手部を設けることとしてもよいし、容器1の全周にわたって折返し部を設けること(この場合、受容凹部も容器1の全周にわたって設ける)としてもよい。さらに、容器1の全周にわたって折返し部が設けられる場合には、折返し部のうち持ち手部とする部位の折返し部の下縁部が、その他の一般部位の下縁部よりも下方に位置するように構成してもよい。
(b)上記実施形態では、折返し部42の下縁部の全体から外側突部43が外方に突出して設けられているが、外側突部43が折返し部42の下縁部の一部から突出するようにして設けられてもよいし、外側突部43を省略することも可能である。さらに、上記実施形態では、折返し部42が下方に向けて外方に傾斜しているが、例えば、鉛直方向(上フランジ部5に対して直交する方向)に延在させることも可能である。また、補助凹部45を省略することも可能である。但し、容器1のネスティング状態を解消する作業に際して容器1を持ち易くするべく、補助凹部45を設けたり、外側突部43を設けたり、折返し部42を下方に向けて外方に傾斜させたりすることが望ましい。
尚、上記実施形態では、短辺側側壁部4の横幅方向における受容凹部44の幅及び形成位置と、補助凹部45の幅及び形成位置とが同じとなるように構成されているが、例えば、補助凹部45の横幅を受容凹部44の横幅よりも狭く構成してもよい。
(c)上記実施形態では、短辺側側壁部4の外面側を正面視した場合に、折返し部42の下縁部、及び、外側突部43の下面は、横幅方向中央部が下方に凸となるようにして湾曲しているが、かかる構成に代えて、又は、加えて、略円弧形状が連続したような形状(波形状)としてもよいし、水平に延びるように構成してもよい。また、上記実施形態では、折返し部42と、外側突部43の下面との境界部、及び、外側突部43の下面の外側端縁とが断面略円弧状をなしているが、平らに面取りをしたような形状としてもよいし、面取りを行っていないような形状としてもよい。
(d)上記実施形態では、上フランジ部5が段差形状をなしているが、略平坦状に構成してもよい。さらに、上フランジ部5のうち持ち手部41に対応する部位(折返し部42の裏面側)において、下方に突出する凸部(折返し部42と、上フランジ部5と、短辺側側壁部4との間を連結するリブ、或いは、上フランジ部5の上面側に溝状部を設けることでその下面側に形成される突条部等)等が設けられることとしてもよい。また、上記実施形態では、持ち手部41において、折返し部42は、上フランジ部5の外端縁(持ち手部41においては下段部14の外縁部)から下方に延びているが、(部分的に)上フランジ部5の外縁部の近傍部位から下方に延びるように構成してもよい。
(e)上記実施形態において、支持部8、及び、受容部12の数は特に限定されず、容器1のネスティングに際して全ての支持部8が受容部12に収容され、容器1のスタッキングに際して全ての支持部8が上フランジ部5に当接するようになっていればよい。また、上記実施形態では、スタッキング、及び、ネスティングの両方が可能な容器1に具体化されているが、ネスティングのみを行うことのできる容器(支持部8及び受容部12が存在しない容器)に適用することも可能である。
(f)上記実施形態では、容器1、及び、蓋部材21はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。さらに、上記実施形態の容器1は、蓋部材21を被せられるように(蓋付き容器として)構成されているが、蓋部材21を被せられない容器に適用することも可能である。
1…容器、2…底壁構成部、3…長辺側側壁部、4…短辺側側壁部、5…上フランジ部、6…補助フランジ部、8…支持部、12…受容部、14…下段部、15…上段部、21…蓋部材、41…持ち手部、42…折返し部、43…外側突部、44…受容凹部、45…補助凹部、51…手掛け部、52…蓋側折返し部、53…蓋側折返し連結部。

Claims (6)

  1. 平面視略矩形状の底壁構成部と、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部と、前記側壁部の上辺部、又は、その近傍部位から外方に突出する上フランジ部とを備える容器において、
    下側の容器の内側に対し上側の容器を挿入させるようにして容器同士を積み重ねる容器のネスティングが可能に構成され、
    前記上フランジ部の外端縁の少なくとも一部、又は、その近傍部位から下方に突出する折返し部と、
    前記上フランジ部の上面側に設けられ、容器の前記ネスティング状態において、上側の容器の前記折返し部の下端縁の少なくとも一部を収容する受容凹部とを備えていることを特徴とする容器。
  2. 前記折返し部の外面側において、前記受容凹部と連続する補助凹部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記折返し部の下縁部の少なくとも一部から外方に突出する外側突部を備え、
    前記外側突部の下面は、前記外側突部に対応する前記側壁部の外面側を正面視した場合に、湾曲形状をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記外側突部の下面と前記折返し部との境界部、及び、前記外側突部の下面の外縁部は、湾曲形状をなしていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 前記折返し部は、前記上フランジ部から下方に向けて外方に傾斜して延び、
    前記折返し部の外面と、前記上フランジ部の上面との境界部は、湾曲形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の容器。
  6. 蓋部材を被せることが可能に構成され、
    前記受容凹部は、蓋部材が被せられた状態において、蓋部材の下面側から下方に突出する受容突部を収容可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の容器。
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