JP4394365B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、収容物の収容時には複数個をスタッキング状態で上下に積み上げ、空のときには複数個をネスティング状態で上下に積み重ね可能に構成された運搬用容器に関するものである。より詳しくは、大容器体と小容器体とを備え、大容器体同士又は小容器体同士でスタッキング状態及びネスティング状態とすることができるとともに、複数並べた小容器体上に大容器体を支持させることができるように構成した運搬用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の運搬用容器としては、大型の箱形容器(以下、「大箱容器」という。)の開口部の略半分の大きさの底部を有する箱形容器((以下、「半箱容器」という。)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この半箱容器は、相対する長辺側側壁、相対する短辺側側壁及び底部から構成されている。当該半箱容器において、長辺側側壁及び短辺側側壁の開口縁には、それぞれ水平なフランジ部が形成されており、長辺側側壁の短辺側側壁間に配設されたフランジ部は、共に、短辺側側壁のフランジ部より一段低く形成されている。また、長辺側側壁の内壁にはポケット部が、外壁にはポケット部に隣接するようにして支脚部が設けられている。
【0003】
当該半箱容器は、下方の半箱容器のフランジ部に上方の半箱容器の支脚部を支持させることによってスタッキング状態、下方の半箱容器のポケット部に上方の半箱容器の支脚部が嵌合されることによってネスティング状態とされる。さらに、当該半箱容器は、半箱容器を2個並列して配置することにより、その上に大箱容器を載置することができるように構成されている。ここで、半箱容器のフランジ部において、一段低いフランジ部の両端部付近にはそれぞれ突起が突設されている。これら突起は大箱容器を載置する場合、大箱容器の底部に穿設された網み目状透孔に嵌合するように構成されており、当該半箱容器は、安定した状態で大箱容器との積み重ねが可能とされている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−52951号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の運搬用容器においては、半箱容器上に載置された場合の大箱容器の強度については何ら考慮されていなかった。すなわち、載置された大箱容器は、その底面を半箱容器の一段低いフランジ部によって支持されている。このとき、大箱容器の底壁において、一段低いフランジ部との接触部分には、収容された収容物の重量等によって生じた応力が集中して加わることとなる。そして、この集中して加わる応力により、大箱容器の底壁が反ったり、曲がったり、破損したり等するという問題があった。
【0006】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、小容器体の上に大容器体を安定して積み上げることができるとともに、積み上げられた大容器体の強度を十分に確保することができる運搬用容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の運搬用容器の発明は、有底四角箱状に形成された小容器体と、該小容器体よりも大きなサイズの有底四角箱状に形成された大容器体とを備え、これら小容器体及び大容器体が、同サイズの複数個を上下に積み上げるスタッキング状態及び上下に積み重ねるネスティング状態とすることができ、さらに、並べた複数個の小容器体の上に大容器体を積み上げることができるように構成された運搬用容器であって、前記小容器体は対向する各一対の第3側壁及び第4側壁を備え、前記小容器体の上端部には大容器体を積み上げるときに同大容器体の底部を支持するフランジを設け、前記第3側壁の外面側に脚部を設けるとともに、前記第3側壁の内面側及び前記フランジにおける第3側壁に対応する部分に、前記小容器体をネスティング状態としたときに前記脚部を挿入するためのポケットを設け、前記フランジにおける第3側壁に対応する部分及び第4側壁の幅方向の端部に対応する部分を一段高い段差状に形成するとともに、そのうち第4側壁の幅方向の端部から第3側壁の幅方向の端部までの部分を前記小容器体のコーナー部を囲むような平面視L字状の係合部とし、前記フランジは前記係合部の下面から下方に延びる縦リブを備え、前記大容器体の底面全体には、同大容器体の底壁を補強する底リブを複数突設し、かつ当該底リブの一部を切り欠くことによって同大容器体を積み上げるときに前記係合部に係合される係止部を設け、該係止部は前記大容器体の底面における側縁のみに形成されていることを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の運搬用容器の発明は、請求項1に記載の発明において、前記底リブのうち係止部の周面を形作る部分には、大容器体の上方へ向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する案内面を形成したことを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の運搬用容器の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記フランジで係合部の周面を形作る部分には、小容器体の上方へ向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する摺接面を形成したことを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、運搬用容器は、有底四角箱状に形成された小容器体51と、該小容器体51よりも大きなサイズの有底四角箱状に形成された大容器体11とを備えている。そして、並べた複数個の小容器体51の上には、大容器体11を載置し、積み上げることができるように構成されている。
【0011】
前記大容器体11について説明する。図5及び図6に示すように、大容器体11は、長四角板状をなす底壁12と、同底壁12の周縁に沿って立設された各一対の第1側壁13及び第2側壁14とから上面を開口した有底長四角箱状に形成されている。該第1側壁13は、底壁12の長側縁に沿って立設された側壁であり、第2側壁14は、底壁12の短側縁に沿って立設された側壁である。各一対の第1側壁13及び第2側壁14は、それぞれが上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されている。そして、この大容器体11は、内部の収容空間内に機械部品等の収容物が収容された状態で運搬等されることにより使用される。
【0012】
ここで、一対の第1側壁13のうち、図5中で手前側となるものを一方の第1側壁13とし、奥側となるものを他方の第1側壁13とする。一方の第1側壁13の外面において、両側縁部にはそれぞれ脚部としての第1脚部21aが、これら第1脚部21aの間には脚部としての第2脚部21bが上下方向に延びるように突設されている。この第2脚部21bは、その大きさ(幅)が第1脚部21aを2つ合わせた大きさよりも大きくなるように形成されている。他方の第1側壁13の外面において、両側部にはそれぞれ脚部としての第3脚部21cが上下方向に延びるように突設されている。
【0013】
前記第1脚部21aは、一方の第1側壁13の内側(中央側)に位置する一側面が上方ほど第1側壁13の中央へ向かって傾斜する斜面状に形成されている。前記第2脚部21b及び第3脚部21cは、それぞれの両側面が上方ほど互いに拡がるテーパ形状に形成されている。これら第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cは、第1側壁13を構成する壁面を外面側へ平断面コ字状に突出させることによって形成されている。そして、第1側壁13の内面側で第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cの内側には第1ポケット22が形成されている。
【0014】
当該大容器体11は、上下一対が互いの形状を一致させる位置関係で配置された場合、複数個を上下に積み重ねるネスティング状態とすることが可能となる。つまり、上下一対の大容器体11が互いの形状を一致させる場合、上下の第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cと第1ポケット22とがそれぞれ一致した位置関係となる。このように上下一対の大容器体11が互いの形状を一致させる位置関係を、同方向の位置関係とする。同方向の位置関係であれば、上方の第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cを下方の各第1ポケット22内にそれぞれ係入することが可能となり、下方の大容器体11の内部に上方の大容器体11を挿入することが可能となる。そして、複数個の大容器体11は、同方向の位置関係でネスティング状態となり、小さくコンパクトに積み重ねられる。
【0015】
一方、ネスティング状態から上方又は下方の大容器体11を平面的に180°回転させ、上下一対の大容器体11が互いの形状を一致させない位置関係で配置された場合、複数個を上下に積み上げるスタッキング状態とすることが可能となる。つまり、上下一対の大容器体11が互いの形状を一致させない場合、上下の第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cと第1ポケット22とがそれぞれ位置ずれした位置関係となる。このように上下一対の大容器体11が互いの形状を一致させない位置関係を、異方向の位置関係とする。異方向の位置関係であれば、上方の第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cを下方の各第1ポケット22内にそれぞれ係入することが不可能となる。このため、下方の大容器体11の内部に上方の大容器体11を挿入しようとしても、第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cが下方の大容器体11の上端部に引っ掛かる。そして、複数個の大容器体11は、異方向の位置関係でスタッキング状態となり、下方の大容器体11に対して上方の大容器体11を第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cで支持させることにより、積み上げられる。
【0016】
当該大容器体11の上端部には、その全体に渡って延びるように環状に形成された第1フランジ31が横方向(水平方向)へ突設されている。この第1フランジ31のやや下方には、第1フランジ31と平行に延びるように略環状に形成された第2フランジ32が横方向(水平方向)へ突設されている。また、第1フランジ31の上面には、スタッキング状態で第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cと対応する位置にそれぞれ第1脚掛部23a、第2脚掛部23b及び第3脚掛部23cが凹設されている。
【0017】
これら第1脚掛部23a、第2脚掛部23b及び第3脚掛部23cには、スタッキング状態で第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cの下端部がそれぞれ収容され、係合されるように構成されている。すなわち、第1フランジ31は、第2フランジ32とともに大容器体11の上部を補強する機能と、スタッキング状態で大容器体11の底部となる第1脚部21a等の下端部を第1脚掛部23a等を介して支持する機能とを有する。そして、第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cと、第1脚掛部23a、第2脚掛部23b及び第3脚掛部23cとの係合関係により、スタッキング状態での大容器体11同士の横方向への位置ずれが抑制されている。
【0018】
当該大容器体11の底面には、底壁12の周縁に沿って第1枠リブ41aが突設されるとともに、この第1枠リブ41aの内側で格子状をなすように第1内リブ41bが突設されている。これら第1枠リブ41a及び第1内リブ41bを切り欠くことにより、大容器体11の底面において両長側縁の中央部分には、係止部42がそれぞれ凹設されている。各係止部42において、外側縁を除く周縁部分には、3つの仕切リブ43が横コ字状をなすようにそれぞれ突設されている。3つの仕切リブ43のうち底壁12の長辺と平行に延びる1つは、前記第1内リブ41bのうち底壁12の長辺と平行に延びるものであって係止部42を凹設するために切り欠かれたものの端部間を繋ぐように配設されている。底壁12の短辺と平行に延びる残り2つの仕切リブ43は、前記第1内リブ41bのうち底壁12の短辺と平行に延びるものであって係止部42を凹設するために切り欠かれたものの端部と、切り欠かれた第1枠リブ41aの端部とを繋ぐように配設されている。また、係止部42の周面を形作る部分となる各仕切リブ43の外面には、底壁12側(上方)へ向かうに従い、互いに接近する方向へ傾斜する案内面44がそれぞれ形成されている。
【0019】
上記の第1枠リブ41a、第1内リブ41b及び仕切リブ43により、大容器体11の底壁12を補強するための第1底リブ41が構成されている。すなわち、係止部42を設けるために切り欠かれた第1枠リブ41a及び第1内リブ41bは、それぞれの端部が切り欠かれたままとされず、仕切リブ43を介して一体的に繋げられている。また、3つの仕切リブ43は、それぞれが底壁12の短辺及び長辺と平行に延びる第1内リブ41bの一部と一直線状をなすように配置されている。このため、底壁12の一部に応力が集中する場合であっても、一体的に繋げられた第1枠リブ41a、第1内リブ41b及び仕切リブ43により、第1底リブ41全体でその応力を受けることが可能であり、底壁12が必要かつ十分な強度に維持されている。
【0020】
前記小容器体51の構成について説明する。図7及び図8に示すように、小容器体51は、長四角板状をなす小底壁52と、同小底壁52の周縁に沿って立設された各一対の第3側壁53及び第4側壁54とから上面を開口した有底長四角箱状に形成されている。第3側壁53は、小底壁52の短側縁に沿って立設された側壁であり、第4側壁54は、小底壁52の長側縁に沿って立設された側壁である。当該小容器体51の底面には、小底壁52の周縁に沿って設けられた第2枠リブ71aと、第2内リブ71bとから構成される複数本の第2底リブ71が突設されており、これら第2底リブ71によって小底壁52が補強されている。また、各一対の第3側壁53及び第4側壁54は、それぞれが上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されている。そして、この小容器体51は、大容器体11と同様に内部の収容空間内に機械部品等の収容物が収容された状態で運搬等されることにより使用される。
【0021】
当該小容器体51において第3側壁53は、その幅が前記大容器体11の第1側壁13の幅の約半分の長さとされている。また、小容器体51の第4側壁54は、その幅が前記大容器体11の第2側壁14の幅と同じ長さとされている。つまり、小容器体51は、平面視で大容器体11の長辺を約半分としたサイズとなるように形成されている。なお、小容器体51及び大容器体11の高さは、収容される収容物の種類等といった所望に応じて適宜設定されており、それぞれを同じ高さとしてもよいし、異なる高さとしてもよい。この実施形態で小容器体51及び大容器体11は、それぞれ同じ高さとされている。
【0022】
ここで、一対の第3側壁53のうち、図7中で奥側となるものを一方の第3側壁53とし、手前側となるものを他方の第3側壁53とする。一方の第3側壁53の外面において、両側縁部には脚部としての第4脚部61aが上下方向に延びるようにそれぞれ突設されている。これら第4脚部61aは、前記大容器体11の第1脚部21aと同大同形状となるように第3側壁53を構成する壁面を外面側へ平断面コ字状に突出させることによって形成されている。他方の第3側壁53の外面において、中央部には脚部としての第5脚部61cが上下方向に延びるように突設されている。この第5脚部61cは、前記大容器体11の第3脚部21cと同大同形状となるように第3側壁53を構成する壁面を外面側へ平断面コ字状に突出させることによって形成されている。そして、第3側壁53の内面側で第4脚部61a及び第5脚部61cの内側には第2ポケット62が形成されている。
【0023】
当該小容器体51は、前記大容器体11と同様に、同方向の位置関係で複数個を上下に積み重ねるネスティング状態、異方向の位置関係で複数個を上下に積み上げるスタッキング状態とすることが可能である。すなわち、小容器体51は、上下一対が同方向の位置関係ならば、上下の第4脚部61a及び第5脚部61cと第2ポケット62とがそれぞれ一致することにより、下方の小容器体51の内部に上方の小容器体51を挿入することが可能となる。この場合、複数個の小容器体51はネスティング状態で小さくコンパクトに積み重ねられる。また、ネスティング状態から上方又は下方の小容器体51を平面的に180°回転させ、上下一対が異方向の位置関係で配置された場合、上下の第4脚部61a及び第5脚部61cと第2ポケット62とがそれぞれ位置ずれする。この場合、下方の小容器体51の上端部に上方の小容器体51の第4脚部61a及び第5脚部61cを引っ掛け、支持させることにより、複数個の小容器体51がスタッキング状態で積み上げられる。
【0024】
当該小容器体51の上端部には、その全体に渡って延びるように環状に形成された第3フランジ72が横方向(水平方向)へ突設されている。この第3フランジ72のやや下方には、第3フランジ72と平行に延びるように略環状に形成された第4フランジ73が横方向(水平方向)へ突設されている。また、第3フランジ72の上面には、スタッキング状態で第4脚部61a及び第5脚部61cと対応する位置にそれぞれ第4脚掛部63a及び第5脚掛部63cが凹設されている。
【0025】
これら第4脚掛部63a及び第5脚掛部63cには、スタッキング状態で上方の第4脚部61a及び第5脚部61cの下端がそれぞれ収容され、係合されるように構成されている。すなわち、第3フランジ72は、第4フランジ73とともに小容器体51の上部を補強する機能と、スタッキング状態で小容器体51の底部となる第4脚部61a等の下端部を第4脚掛部63a等を介して支持する機能とを有する。そして、第4脚部61a及び第5脚部61cと、第4脚掛部63a及び第5脚掛部63cとの係合関係により、スタッキング状態での小容器体51同士の横方向への位置ずれが抑制されている。
【0026】
前記第3フランジ72には、第4側壁54の幅方向の中間に位置する部分を他の部分に比べて一段低い段差状とすることにより、載置部83が形成されている。そして、第3フランジ72上には、この載置部83に比べて一段高い部分であり、第4側壁54の幅方向の端部から第3側壁53の幅方向の端部までの部分に係合部82が設けられている。載置部83の上面から係合部82の上面までの高さは、前記係止部42の深さとほぼ同じ長さである。係合部82の周面において、載置部83の上面に連続する内側面及び第4側壁54の内面に連続する内面は、上方へ向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する摺接面84がそれぞれ形成されている。
【0027】
当該係合部82は、小容器体51のコーナー部を補強するため、該コーナー部を囲むように平面視L字状に形成することが好ましい。つまり、外力によって小容器体51が歪もうとする場合、応力は小容器体51のコーナー部に集中する。この場合、第3フランジ72上で第3側壁53と第4側壁54との境界に位置する箇所を段差状とし、係合部が形成されていると、コーナー部の中でも係合部に応力が集中しやすくなり、高い確率で小容器体51が破損してしまう。従って、応力が集中しやすいコーナー部を囲むようにフランジ等で補強する必要があり、この実施形態では平面視L字状に形成した係合部82によって小容器体51のコーナー部を補強している。
【0028】
次に、上記運搬用容器の作用について説明する。
図3に示すように、小容器体51上に大容器体11を積み上げるとき、2つの小容器体51は、互いの第4側壁54を向かい合わせるようにして並べられる。並べられた2つ小容器体51に対して大容器体11は、第1脚部21a及び第2脚部21bが各小容器体51の第4脚掛部63aに、第3脚部21cが第5脚掛部63cに一致するように位置合わせされる。このとき、大容器体11の第2脚部21bは、2つの小容器体51を跨ぐようにして各小容器体51の第4脚掛部63aにそれぞれ位置合わせされる。そして、第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cの下端部を、第4脚掛部63a及び第5脚掛部63cに係合し、支持させることにより、大容器体11が2つの小容器体51上に載置され、積み上げられる。つまり、大容器体11の底部となる第1脚部21aの下端部は、第4脚掛部63a等を介して小容器体51の第3フランジ72に支持される。
【0029】
図1、図2(a),(b)及び図4に示すように、小容器体51上に大容器体11が積み上げられた状態で、大容器体11の係止部42は、小容器体51の係合部82に係合される。この状態で大容器体11が小容器体51に対し、その長手方向、短手方向等の横方向へ位置ずれしようとする場合、係止部42の周面を形作るいずれかの仕切リブ43が係合部82に接触することにより、位置ずれが抑制される。つまり、大容器体11がその短手方向へ位置ずれし、移動しようとする場合には、2つの係止部42のうちの何れかが係合部82へ接触し、この移動が抑制される。また、大容器体11が長手方向へ位置ずれし、移動しようとする場合には、2つの係止部42がそれぞれ係合部82へ接触し、この移動が抑制される。さらには、係合部82及び係止部42の係合関係に加え、大容器体11の第1脚部21a、第2脚部21b及び第3脚部21cが小容器体51の第4脚掛部63a及び第5脚掛部63cにそれぞれ係合されることにより、横方向への位置ずれは確実に抑制される。従って、大容器体11は、小容器体51上で横方向へ位置ずれすることなく、安定した状態で積み上げられる。
【0030】
また、小容器体51の載置部83には、大容器体11の底面で両係止部42の間の部分が載置され、支持される。この状態で、大容器体11の底壁12には、載置部83との接触箇所に応力が集中しようとする。この場合、大容器体11の底面に設けられた仕切リブ43を含む複数の第1底リブ41が底壁12を一体的に補強することにより、底壁12の強度が十分に確保される。
【0031】
加えて、小容器体51上に大容器体11を積み上げるとき、小容器体51同士の間に若干隙間等が存在する等して係合部82と係止部42とが位置ずれしている場合でも、係止部42を係合部82に係合させ、大容器体11を小容器体51上に安定した状態で積み上げることが可能である。すなわち、係合部82と係止部42とが位置ずれしている場合、仕切リブ43の案内面44が係合部82の摺接面84に接触される。このまま、小容器体51上に大容器体11を載せると、案内面44が摺接面84に摺接されることにより、各係合部82が互いに接近する方向へ案内される。すると、各係合部82が係止部42内に収容されるように案内され、やがて係止部42が各係合部82に係合されて、大容器体11を安定した状態で積み上げることが可能となる。
【0032】
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の運搬用容器によれば、大容器体11の底面には第1枠リブ41a、第1内リブ41b及び仕切リブ43からなる第1底リブ41が突設されている。これら第1枠リブ41a及び第1内リブ41bの一部を切り欠くことにより、大容器体11の底面には仕切リブ43で外側縁以外の3方を囲まれた係止部42が凹設されている。また、小容器体51の上端部には大容器体11を支持するための第3フランジ72が設けられている。この第3フランジ72には、前記係止部42と対応する位置に係合部82が設けられている。そして、小容器体51上に大容器体11が積み上げられる際には、係止部42が係合部82に係合されるように構成されている。このため、小容器体51に対して大容器体11が横方向へ位置ずれしようとする場合、係止部42を形作る仕切リブ43が係合部82に接触することにより、位置ずれが抑制され、大容器体11を安定して支持することができる。加えて、小容器体51上に支持された大容器体11は、その底面に第1底リブ41が突設されることによって底壁12を補強されており、応力が一部箇所に集中したり等して生ずる反り、曲り等の不具合の発生を抑制されており、積み上げられた大容器体の強度を十分に確保することができる。
【0033】
・ また、係止部42の周面には上方へ向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する案内面44が、係合部82の周面には上方へ向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する摺接面84が設けられている。そして、係合部82と係止部42とが位置ずれしている場合には、案内面44が摺接面84へ摺接されることにより、係合部82が係止部42内へ収容されるように案内されることとなる。このため、係合部82と係止部42とが位置ずれした場合であっても、係止部42を係合部82へ確実に係合させることができ、大容器体11を安定して支持することができる。
【0034】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1内リブ41bは、底壁12の長辺及び短辺に対してそれぞれ平行に延びる格子状に形成されたものに限らず、底壁12の対角線に対して平行に延びる斜格子状に形成されたものとしてもよい。
【0035】
・ 前記仕切リブ43を省略して第1底リブ41を構成してもよい。この場合、第1枠リブ41a及び第1内リブ41bのうち少なくとも何れか一方において、係止部42の周面を形作る部分となる切り欠かれた端部を上方に向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する斜面状とし、案内面44を形成することが好ましい。
【0036】
・ 前記係合部82は、第3フランジ72を段差状とすることによって形成されることに限らず、第3フランジ72上にリブを突設したり、突条を形成したり等して形成してもよい。また、この場合、小容器体51のコーナー部を補強するためにリブ、突条等よりなる係合部82を平面視L字状に形成することがこのましい。
【0037】
・ 前記係合部82は、小容器体51のコーナー部に設けられることに限らず、例えば第3フランジ72で第4側壁54の上端に位置する全ての部分を一段低くして載置部を形成するとともに、同載置部の中間部分にリブ、突条等よりなる係合部を突設してもよい。この場合、係合部の位置変更に応じて、大容器体11の係止部も位置変更される。
【0038】
・ 実施形態では前記係合部82を小容器体51の両第4側壁54の上端に設けられた第3フランジ72上にそれぞれ設けたが、これに限らず一方の第4側壁54の上端に設けられた第3フランジ72上にのみ係合部82を設けてもよい。
【0039】
・ 実施形態では特に記載していないが、大容器体11の内部へ2つの小容器体51を収容し、積み重ねることも可能である。この場合、2つ小容器体51の各第4脚部61aは、第1脚部21aの内側に設けられた第1ポケット22にそれぞれ1つずつが係入されるとともに、第2脚部21bの内側に設けられた第1ポケット22に2つが係入される。また、第5脚部61cは、第3脚部21cの内側に設けられた第1ポケット22に係入される。
【0040】
・ 案内面44及び摺接面84のうち少なくとも何れか一方を省略して構成してもよい。
・ 前記仕切リブ43は、必ずしも第1内リブ41bと同一直線状をなすように配設する必要はなく、第1内リブ41bからずらして配設してもよい。
【0041】
・ 小容器体51は、平面視で大容器体11の長辺を約半分としたサイズとなるように形成されることに限らず、大容器体11の短辺を約半分としたサイズとなるように形成してもよい。この場合、大容器体11の脚部及びポケットは第2側壁14に、小容器体51の脚部及びポケットは第4側壁54に設けることが好ましい。
【0042】
・ 大容器体11においては、第1脚掛部23a、第2脚掛部23b及び第3脚掛部23cを、小容器体51においては、第4脚掛部63a及び第5脚掛部63cを省略して構成してもよい。この場合、スタッキング状態において、大容器体11又は小容器体51の底部となる各脚部の下端部は、第1フランジ31又は第3フランジ72の上面に係合され、これら第1フランジ31又は第3フランジ72によって支持される。
【0043】
・ 運搬用容器を構成する大容器体11及び小容器体51は、空のときにはネスティング状態で積み重ねることができ、収容物が収容されているときにはスタッキング状態で積み上げることができるのであれば、必ずしも実施形態のものに限定する必要はない。すなわち、実施形態の大容器体11及び小容器体51は、上下一対が同方向の位置関係でネスティング状態、上下一対が異方向の位置関係でスタッキング状態となるように構成されている。これに対し、例えば上下一対が異方向の位置関係でネスティング状態、上下一対が同方向の位置関係でスタッキング状態となるように運搬用容器を構成してもよい。具体的に、異方向の位置関係でネスティング状態、同方向の位置関係でスタッキング状態となる運搬用容器を構成する場合、大容器体又は小容器体を平面から見たときの中心点を対称点として、脚部とこれを収容するポケットとが点対称の位置関係となるように配設される。他に、同方向又は異方向という上下一対の位置関係に係わらず、ネスティング状態とスタッキング状態とを選択可能な運搬用容器を構成してもよい。具体的にこのような運搬用容器の場合、大容器体又は小容器体において、各脚部とそれぞれを収容するポケットとは、実施形態のように側壁の同一位置で外面側と内面側とに設けられている。加えて、各脚部同士は、大容器体又は小容器体を平面から見たときの中心点を対称点として点対称の位置関係となるように配設されている。さらに、対向する一対の側壁の上端には、それぞれの上端縁に沿って延びるように棒材よりなるハンドル、板材よりなるスライド板等の挿入規制部材が大容器体又は小容器体の内方側及び外方側へ回動可能に取り付けられている。そして、挿入規制部材が大容器体又は小容器体の内方側へ回動されたときには、同挿入規制部材でポケットが塞がれ、脚部の係入が不可能となり、スタッキング状態となる。一方、挿入規制部材が大容器体又は小容器体の外方側へ回動されたときには、ポケットが開放され、脚部の係入が可能となり、ネスティング状態となる。
【0044】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記係合部は、小容器体のコーナー部に配設されるとともに、平面視L字状に形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の運搬用容器。
【0045】
・ 前記底リブは、底壁の周縁に沿って突設された枠リブと、同枠リブの内側で格子状に突設された内リブと、係止部の周縁に突設された仕切リブとより構成され、該枠リブ及び内リブの一部を切り欠いて前記係止部を形成するとともに、該仕切リブによって内リブ同士又は枠リブと内リブの切り欠かれた端部間を繋ぐことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の運搬用容器。
【0046】
・ 前記大容器体及び小容器体は、上下一対が互いの形状が一致しない位置関係で配設されたときにスタッキング状態、上下一対が互いの形状を一致させる位置関係で配設されたときにネスティング状態となるように構成したものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の運搬用容器。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、小容器体の上に大容器体を安定して積み上げることができるとともに、積み上げられた大容器体の強度を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 小容器体上に大容器体を積み重ねる状態を示す平面図。
【図2】 (a)は係止部が係合部に係合された状態を示す側断面図、(b)は係止部が係合部に係合された状態を示す正断面図。
【図3】 小容器体上に大容器体を積み重ねる状態を示す斜視図。
【図4】 係止部を係合部に係合する状態を示す斜視図。
【図5】 大容器体を示す斜視図。
【図6】 大容器体を示す底面図。
【図7】 小容器体を示す斜視図。
【図8】 小容器体を示す底面図。
【符号の説明】
11…大容器体、12…底壁、41…底リブとしての第1底リブ、42…係止部、44…案内面、51…小容器体、72…フランジとしての第3フランジ、82…係合部、84…摺接面。

Claims (3)

  1. 有底四角箱状に形成された小容器体と、該小容器体よりも大きなサイズの有底四角箱状に形成された大容器体とを備え、これら小容器体及び大容器体が、同サイズの複数個を上下に積み上げるスタッキング状態及び上下に積み重ねるネスティング状態とすることができ、さらに、並べた複数個の小容器体の上に大容器体を積み上げることができるように構成された運搬用容器であって、
    前記小容器体は対向する各一対の第3側壁及び第4側壁を備え、
    前記小容器体の上端部には大容器体を積み上げるときに同大容器体の底部を支持するフランジを設け、前記第3側壁の外面側に脚部を設けるとともに、前記第3側壁の内面側及び前記フランジにおける第3側壁に対応する部分に、前記小容器体をネスティング状態としたときに前記脚部を挿入するためのポケットを設け、
    前記フランジにおける第3側壁に対応する部分及び第4側壁の幅方向の端部に対応する部分を一段高い段差状に形成するとともに、そのうち第4側壁の幅方向の端部から第3側壁の幅方向の端部までの部分を前記小容器体のコーナー部を囲むような平面視L字状の係合部とし、
    前記フランジは前記係合部の下面から下方に延びる縦リブを備え、
    前記大容器体の底面全体には、同大容器体の底壁を補強する底リブを複数突設し、かつ当該底リブの一部を切り欠くことによって同大容器体を積み上げるときに前記係合部に係合される係止部を設け、該係止部は前記大容器体の底面における側縁のみに形成されていることを特徴とする運搬用容器。
  2. 前記底リブのうち係止部の周面を形作る部分には、大容器体の上方へ向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する案内面を形成したことを特徴とする請求項1に記載の運搬用容器。
  3. 前記フランジで係合部の周面を形作る部分には、小容器体の上方へ向かうに従い互いに接近する方向へ傾斜する摺接面を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。
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