JP2020006986A - 食品包装用容器 - Google Patents
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Abstract
Description
他方、収納物を多く収納できるように、深底とする食品包装用容器は知られている。
丈のある蓋を用いる食品包装用容器も知られているが、蓋の丈が高いだけでは、収納物を高く積み重ねて収納すると収納物によっては、崩れる問題点を有した。
内容器嵌合用凸部の側部には、外側に向けて内容器側部と平行に線状に突設させた枠嵌合部を設け、内容器と枠との嵌合時には、枠嵌合部を枠内側面に接触させて係止させ固定する。
食品メーカー等食品包装用容器使用者では、受け取った内容器と蓋と枠とを組み立て食品包装用容器とする。組み立てた食品包装用容器は、2段3段と上下に嵌めて積み重ねて置く。
蓋自体に突起を設けて係止する技術も従来から知られている。食品包装用容器相互を嵌めあわせて積み重ねるため、食品包装用容器の隅には突起、例えば小さな、突起部を設け、上段の食品包装用容器の底部に引っ掻ける係止部を設けることも知られている。食品包装用容器を重ねてもずれなくなる。
内容器四隅に突起した蓋嵌合用凸部を設け、内容器と蓋を四隅で止めることも知られている(特許文献2参照)。
そこで、内容器を浅底としながら、収納物を大量に収納できるようにする必要がある。
プラスチックシートで、内容器の側部よりも高い壁を成型するためには、プラスチックシート端部一枚で壁とすると強度がでない。そのため、壁先端あるいは上端は、プラスチックシートを折り曲げて内側面と外側面の二面からなるように形成する必要がある。
更に、壁を形成する内側面と外側面相互にある程度間隔を開け、両者間は相互に底面側に行くほど間隔を広げたほうが壁に強度がでる。
平面視長方形、正方形等の方形からなる内容器に、壁外側面と壁内側面とからなり、両者は相互に底面側に行くほど間隔を広げる壁を、側部に平行に連続して設けることで、側部の強度を向上させることが可能となる。
特許文献4、5記載の食品包装用容器では、「正方形の上縁の内側に底面が平らな円形状の食品収容部を有し、上縁には外枠の上端に嵌合するフランジ部が設けられ、フランジ部の四隅の内側には平面視がL字状の突起が設けられている。」ものであって、平面視方形の内容器の内部に略内接する円形の壁を設けているため、内容器側部についての補強効果としては内接円との接点付近の平面視正方形の側部等限られたものである。
内接円の壁と近接する接点としての側部は補強されるが、他は補強されない。
平面視方形からなり、蓋を被せ、周囲に枠を嵌めて取り付けることが可能な内容器の対向する両側部に沿って側部と平行に連続して内容器の側部よりも高い壁を設け、対向する両側部の対向箇所双方に壁を有する箇所を有するが、隅部に沿っては壁を設けないことを特徴とする食品包装用容器を、
提供する。
壁となる内容器の側面は、内容器縁から一度上方に持ち上げて壁外側面を形成し、曲げて壁頂点を形成してから底面に向けて下げて壁内側面を形成し、壁内側面は底面側に行くほど内容器内側に入り、底面側に行くほど壁外側面との間隔を広げように設ける。
内容器の隅部からは、底面方向に凸状をなす内容器嵌合用凸部を設け、枠に嵌合させる枠嵌合部を、内容器嵌合用凸部側部に外側に向けて突設させる。
内容器側部の3分の1以上の長さの壁を側部に設ける。
壁は、壁を除いた側部高さの1/3乃至1/4となる。
内容器側部上部から5mm以上突出する高さの壁を設ける。
内容器側部上部から3mm乃至10mm突出する高さの壁を設ける。
食品包装用容器周囲側面全体に壁を作ると、食品包装用容器を重ねた時に、上下の食品包装用容器相互を止める底面方向に突起状の内容器嵌合用凸部を食品包装用容器の隅に設けることができない。壁は隅には作らないことで、突起状の内容器嵌合用凸部を食品包装用容器の隅に設けることができる。
壁となる内容器の側面は、内容器縁から一度上方に持ち上げて壁外側面を形成し、曲げて壁頂点を形成してから壁内側面を形成し、底面に向けて下げ、底面側に行くほど内容器内側に入るように設けているため、壁外側面と壁内側面とは底面側に行くほど間隔を広げ、強度を有する。
内容器嵌合用凸部側部に外側に向けて枠嵌合部を、突設させる。そのため、枠嵌合部で、内容器に枠を嵌合させたとき、枠と嵌合させる。
隅は、食品包装用容器の中央部に比べて薄くするため、手で持つときに把持部となる。
端部に一部切れ込んだ剥離片からなる取り外し部を設けるため、蓋を取りやすい。
対向する両側部に沿って側部と平行に連続して内容器の側部よりも高い壁を設け、対向する両側部の対向箇所双方に壁を有する箇所を有する。そのため、壁の当該箇所で内容器に側部方向からの強度を与え、捩じれ強度に優れる。
なお、この発明の第1実施例の枠の背面図は、図28に図示するこの発明の第1実施例の枠の正面図と同様にあらわれる。この発明の第1実施例の枠の底面図は、図29に図示するこの発明の第1実施例の枠の平面図と同様にあらわれる。この発明の第1実施例の枠の左側面図は、図30に図示するこの発明の第1実施例の枠の右側面図と同様にあらわれる。
11は食品包装用容器である。食品包装用容器11は、プラスチックシートを押圧成形して形成する。本件発明の実施の形態に係る食品包装用容器11は、蓋21と、内容器31と、枠41の3部分からなる。
食品包装用容器11、内容器31、蓋21は、平面視方形からなるが、平面視正方形、長方形正方形でもよい。蓋21の対向する隅2か所には、隅部22を設ける。隅部22は、表面平坦からなる。
壁34は、内容器31の側部32に沿って内側に、内容器31の側部32よりも高い壁34を設ける。第1実施例においては、壁34は、第2側部37まで回り込んで設けられる。
食品包装用容器11の内容器31側面に沿って壁34を作る。そのため、収納する食材の量を多くすることが可能となる。蓋21を被せるため、壁34は縁ぎりぎりにはつくらない。
図22、図23の断面図他に図示するように、壁34となる内容器31の側面は、プラスチックシートを内容器31縁から一度上方に持ち上げて折り曲げて壁34頂点として壁外側面34Aを形成する。折り曲げて壁34頂点を形成してから底面に向けて下げて壁内側面34Bを形成する。底面側に行くほど内容器31内側に入るように設ける。
壁外側面34Aから壁内側面34Bまでの、底面側に行くほど間隔を広げる角度は、図22、図23に図示するように、中心線から壁外側面34Aまで、中心線から壁内側面34Bまで強度維持からそれぞれ5度から10度、壁外側面34Aから壁内側面34Bまでの角度a、角度bは、10度から20度が望ましい。この実施例では、中心線から壁外側面34Aまで、中心線から壁内側面34Bまでは7度、壁外側面34Aから壁内側面34Bまでの角度a、角度bは、14度からなる。
図23における51は、壁34非形成箇所である。
壁34を、対向する両側部に沿って側部と平行に連続して内容器の側部よりも高い壁を設け、対向する両側部の対向箇所双方に壁を有する箇所Wを有する。そのため、壁34の箇所Wで内容器31に両方向からの強度を与え、捩じれ強度に優れる。帯を食品包装用容器11に掛けたときに、側部方向の強度が補強される。更に、蓋21を被せたときに蓋の強度も上昇する。
壁34は、内容器31側部32上部から突出する高さからなる。この実施例では、内容器31の側部32に沿って内容器31の側部32よりも高い壁34を設ける。
この実施例では、壁34は、内容器31側部32上部から5mm以上突出する高さに設ける。望ましくは、壁34は、内容器31側部32上部から3mm乃至15mm突出する高さに設ける。
従来は小さな、突起部であったため、収納物の収納量には限界があったため、収納物の載置に安定性を有した。
この実施例では、壁34を有するため、収納する食材の量を多くすることが可能となる。内容器31は、浅底とすることができる。
内容器嵌合用凸部35は、食品包装用容器11相互を重ねた時に、相互に係止するための、底面に突起する係止部として、食品包装用容器11の隅に設けている。内容器嵌合用凸部35を設けているため、内容器31相互を重ねて収納するときに、内容器嵌合用凸部35相互を嵌合させて重ねることで内容器31を複数個重ねて収納ができる。
38は、仕切り用凸部である。仕切り用凸部38は、底凹部39を区分して、収納物の区別を可能とする。
枠嵌合部36は底凹部39からも底面方向に垂直な側部32に、外側に向けて突設させて設ける。
21は、蓋である。蓋21上部に上方に突設する蓋突起23を設ける。蓋突起23は、隅部22を設けた2隅では、隅部22より内側に設ける。
食品包装用容器11の蓋21の蓋突起23より外側の隅に設けた隅部22は、食品包装用容器11の中央部に比べて薄くするため、手で持つときに把持部となる。蓋21端部には、中央部に一部切れ込みを設けた剥離片からなる取り外し部を設けてもよい。取り外し部により、蓋21を内容器31から取り外しやすくなる。
図59乃至図86は、この発明の実施の態様に係る第3実施例である。第3実施例では、第1実施例で設ける仕切り用凸部38は、設けない。他は、第1実施例と略共通である。なお、この発明の第3実施例の枠の背面図は、図84に図示するこの発明の第3実施例の枠の正面図と同様にあらわれる。この発明の第3実施例の枠の底面図は、図85に図示するこの発明の第3実施例の枠の平面図と同様にあらわれる。この発明の第3実施例の枠の左側面図は、図86に図示するこの発明の第3実施例の枠の右側面図と同様にあらわれる。
図115乃至図142は、この発明の実施の態様に係る第5実施例である。第5実施例では、図115に図示するように、蓋21に設けた、表面平坦からなる隅部22の一方には切り込みを設ける。内容器嵌合用凸部35に、隙間から指を入れて蓋21をはずすことが可能である。
内容器31、枠41他は、第1実施例と略共通である。なお、この発明の第5実施例の枠の背面図は、図140に図示するこの発明の第5実施例の枠の正面図と同様にあらわれる。この発明の第5実施例の枠の底面図は、図141に図示するこの発明の第5実施例の枠の平面図と同様にあらわれる。この発明の第5実施例の枠の左側面図は、図142に図示するこの発明の第5実施例の枠の右側面図と同様にあらわれる。
21 蓋
31 内容器
32 側部
33 隅部
34 壁
34A 壁外側面
34B 壁内側面
35 内容器嵌合用凸部
36 枠嵌合部
37 第2側部
41 枠
Claims (7)
- 平面視方形からなり、蓋を被せ、周囲に枠を嵌めて取り付けることが可能な内容器の対向する両側部に沿って側部と平行に連続して内容器の側部よりも高い壁を設け、対向する両側部の対向箇所双方に壁を有する箇所を有するが、隅部に沿っては壁を設けないことを特徴とする食品包装用容器。
- 壁となる内容器の側面は、内容器縁から一度上方に持ち上げて壁外側面を形成し、曲げて壁頂点を形成してから底面に向けて下げて壁内側面を形成し、壁内側面は底面側に行くほど内容器内側に入り、底面側に行くほど壁外側面との間隔を広げように設ける、
請求項1記載の食品包装用容器。 - 内容器の隅部からは、底面方向に凸状をなす内容器嵌合用凸部を設け、枠に嵌合させる枠嵌合部を、内容器嵌合用凸部側部に外側に向けて突設させる、請求項1又は請求項2いずれか記載の食品包装用容器。
- 内容器側部の3分の1以上の長さの壁を側部に設ける、請求項1又は請求項2又は請求項3いずれか記載の食品包装用容器。
- 壁は、壁を除いた側部高さの1/3乃至1/4となる、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4いずれか記載の食品包装用容器。
- 内容器側部上部から5mm以上突出する高さの壁を設ける、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5いずれか記載の食品包装用容器。
- 内容器側部上部から3mm乃至10mm突出する高さの壁を設ける、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6いずれか記載の食品包装用容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021220372A1 (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | オリカ産業株式会社 | 外殻体および包装用容器 |
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