JP2020006572A - カウンタエジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】補助レッジがバッチの最初の段ボールシートを主レッジと協働して載置することにより、バッチの形成および送出の全体動作を高速化する。【解決手段】第1補助レッジ20は、中間位置に位置する主レッジ14の厚さの範囲内の第1位置に配置され、第2補助レッジ18は、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内であって、第1位置と同じ高さまたは第1位置より上方の第2位置に配置される。第1制御処理は、主レッジがホッパ部の内部に進入した状態で、上昇位置から中間位置まで下降する間に、または中間位置に位置する間に、バッチの最初の段ボールシートSHを載置するように主レッジ駆動部を制御する。第2制御処理は、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなってから、主レッジが中間位置に到達するまでの間に、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように第2補助レッジ駆動部を制御する。【選択図】図8

Description

本発明は、ホッパ部に積載される段ボールシートを分離して所定のシート枚数のバッチを形成するためにホッパ部に対して進退可能な主レッジと、主レッジに積載される段ボールシートを受け取るために主レッジの進退方向と同じ方向にホッパ部に対して進退可能な一対の補助レッジと、所定の送出方向にバッチを送出するためにホッパ部の下方に配置される送出コンベアと、両補助レッジからバッチを受け取って送出コンベアまで運搬するために昇降運動を行うテーブルと、を備えるカウンタエジェクタに関する。
従来、バッチを形成するために、主レッジ、および一対の補助レッジを備えるカウンタエジェクタとして、種々の構成のカウンタエジェクタが知られている。たとえば、特許文献1に記載のカウンタエジェクタにおいて、主レッジは、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するために、ホッパ部の上方の待機位置から下降する。一対の補助レッジは、ホッパ部の下方位置においてホッパ部に進入し、主レッジに積載される段ボールシートを受け取る。所定のシート枚数の段ボールシートが両補助レッジに積載された後に、積載された段ボールシートは、テーブルに受け渡される。
主レッジが段ボールシートを安定した姿勢で載置するために、主レッジがホッパ部に進入する量は、段ボールシートの搬送方向の寸法に応じた量である。段ボールシートの搬送方向の寸法が長い場合には、主レッジの進入量は大きくなる。主レッジは、待機位置に位置する間に、進入量に相当する量だけ、ホッパ部に向う方向に変位する。また、主レッジに積載される段ボールシートが両補助レッジに受け渡された後に、主レッジは、カウンタエジェクタの他の部材と衝突することなく待機位置に向って上昇するために、進入量に相当する量だけホッパ部から離れる方向に変位する必要がある。
特許第5473138号公報
ところで、オーダに応じて、搬送方向の寸法が種々異なる段ボールシートがカウンタエジェクタに供給される。一般に、段ボールシートの搬送方向の寸法が長くなるほど、1枚の段ボールシートの重さは重くなる。バッチの運搬および管理上の都合により、搬送方向の寸法が長い段ボールシートのバッチの枚数は、搬送方向の寸法が短い段ボールシートのバッチに比べて、少ない枚数に設定される。
特許文献1に記載のカウンタエジェクタにおいて、搬送方向の寸法が長い段ボールシートのバッチの枚数は少ないことから、段ボールシートが積載されるのに必要な時間は、比較的短い時間になる。しかし、段ボールシートの寸法が長くなれば、主レッジが進入量に相当する量だけホッパ部に向う方向に変位する時間と、主レッジが進入量に相当する量だけホッパ部から離れる方向に変位する時間とが、長くなる。
段ボールシートの寸法が長い場合に、主レッジが変位する時間を短くするために主レッジの進入量を小さくすれば、主レッジに載置される段ボールシートの姿勢が不安定になる。場合によっては、主レッジの先端部と、ホッパ部を形成する矯正板との間に、段ボールシートの一部が挟まれて段ボールシートが損傷することがあり、カウンタエジェクタの作動を一時的に停止させることが必要になる。このために、主レッジの進入量を小さくすることは困難である。
特許文献1に記載のカウンタエジェクタにおいて、段ボールシートの搬送方向の寸法が長い場合に、主レッジがホッパ部に向う方向、およびホッパ部から離れる方向に変位する時間が長くなることから、カウンタエジェクタによるバッチの形成および送出の全体動作を高速化することができない問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するために、第2補助レッジが主レッジと協働する構成により、主レッジがホッパ部の内部に進入する進入量を小さくすることができ、バッチの形成および送出の全体動作を高速化することができるカウンタエジェクタを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明態様は、フォルダグルアから所定の搬送方向に搬送されて供給された段ボールシートの先端部に当接する前当板と、前当板に相対して配置され、供給された段ボールシートの後端部に当接してシート端部を整列させる矯正板と、前当板および矯正板により形成されるホッパ部の内部に積載された段ボールシートを分離して所定のシート枚数のバッチを形成するために、ホッパ部に対して所定の搬送方向と平行な前後方向に進退可能に構成されるとともに、ホッパ部より上方の上昇位置とホッパ部より下方の下降位置との間で昇降可能に構成され、上下方向において所定の厚さを有する主レッジと、ホッパ部の外部の領域であって主レッジが配置される第1配置領域に配置され、上下方向における一定の第1位置で、ホッパ部に対して前後方向に進退可能な第1補助レッジと、ホッパ部の外部の領域であって前後方向において第1配置領域と反対側の第2配置領域に配置され、上下方向における一定の第2位置で、ホッパ部に対して前後方向に進退可能な第2補助レッジと、所定の搬送方向と同じ方向に向かう所定の送出方向にバッチを送出するために、ホッパ部より下方の送出位置に配置される送出コンベアと、バッチが載置され、そのバッチをホッパ部から送出コンベアまで運搬するために昇降運動を行うテーブルを含むエレベータと、主レッジを昇降させ、進退させる主レッジ駆動部と、第1補助レッジを進退させる第1補助レッジ駆動部と、第2補助レッジを進退させる第2補助レッジ駆動部と、主レッジ駆動部、第1補助レッジ駆動部、および第2補助レッジ駆動部を制御する制御部と、を備える。本発明態様において、第1位置は、上昇位置と下降位置との間で定められる中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内で定められ、第2位置は、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内で定められる位置であって、第1位置と同じ高さの位置、または第1位置より上方の位置に定められ、制御部は、主レッジと第2補助レッジとが協働して、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するために、主レッジ駆動部、および第2補助レッジ駆動部を制御するシート載置制御処理を実行し、シート載置制御処理は、主レッジがホッパ部の内部に進入した状態で上昇位置から中間位置まで下降する間に、または、主レッジがホッパ部の内部に進入した状態で中間位置に位置する間に、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するように、主レッジ駆動部を制御する第1制御処理と、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置に主レッジが到達してから、主レッジが中間位置に到達するまでの間に、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように、第2補助レッジ駆動部を制御する第2制御処理とを含む。
本発明態様では、主レッジが配置される第1配置領域は、フォルダグルアから搬送される段ボールシートの所定の搬送方向において、ホッパ部より上流側に定められる構成であっても、ホッパ部より下流側に定められる構成であってもよい。
本発明態様では、第2補助レッジが配置される第2位置は、種々の要因に基いて定められる。たとえば、第2位置は、主レッジの中間位置、主レッジの所定の厚さ、カウンタエジェクタにおいて積載可能なバッチの最大シート枚数、主レッジと第2補助レッジとが協働してバッチの最初の段ボールシートを載置する姿勢、および、第1補助レッジと第2補助レッジとが協働してバッチの段ボールシートを積載する姿勢などに基いて、定められる。
本発明態様では、第2補助レッジがホッパ部に進入する量は、一定の量であってもよいし、バッチを形成する段ボールシートの搬送方向の寸法に応じて変化する量であってもよい。
本発明態様では、主レッジがホッパ部に進入する量は、段ボールシートを安定して載置することができるのであれば、特に限定されない。たとえば、主レッジがホッパ部に進入する量は、積層される段ボールシートの搬送方向の長さに所定の割合を掛けた量であってもよい。
本発明態様では、シート載置制御処理において、主レッジは、ホッパ部に向う方向に進入する動作を行いながら、上昇位置から中間位置まで下降する構成であってもよい。または、シート載置制御処理において、主レッジは、上昇位置で所定の量だけホッパ部に向う方向に進入した後に、上昇位置から中間位置まで真下に下降する構成であってもよい。
本発明態様では、主レッジが、テーブルに載置されるバッチに上方から接触しながら下降する構成であってもよい。または、主レッジが、主レッジ本体と、主レッジ本体と別個のプレスバー部分とを含む構成である場合、プレスバー部分が、テーブルに載置されるバッチに上方から接触しながら下降する構成であってもよい。後者の構成である場合、主レッジ本体が、ホッパ部と送出コンベアとの間の所定の位置で停止する構成を採用してもよい。
本発明態様では、主レッジが、主レッジ本体と、主レッジ本体と別個のプレスバー部分とを含み、主レッジ本体とプレスバー部分とが一体的に上昇位置から中間位置まで下降する構成である場合、主レッジの所定の厚さは、主レッジ本体の厚さと、プレスバーの厚さとを合計した値となる。
本発明態様では、主レッジが、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置する状態は、最初の段ボールシートの少なくとも一部分が主レッジの上面に接触した状態である。
本発明態様では、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置に主レッジが到達してから、主レッジが中間位置に到達するまでの間に、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するのであれば、制御部が第2補助レッジの進入指令を第2補助レッジ駆動部に送信するタイミングは、第2補助レッジ駆動部の動作遅れ時間を考慮して、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置に主レッジが到達する前のタイミングであってもよい。
本発明態様では、第1補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するタイミングは、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するタイミングと同じタイミングであってもよいし、異なるタイミングであってもよい。たとえば、異なるタイミングとしては、主レッジが中間位置に到達した後に、第1補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するタイミングであってもよい。
請求項2に記載の具体的態様では、制御部は、第2制御処理において、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置から第1距離だけ下方の位置に主レッジが到達したときに、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように、第2補助レッジ駆動部を制御する。
本具体的態様では、第2位置が、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内で定められる位置であることから、第1距離は、主レッジの所定の厚さから第2補助レッジの厚さを差し引いた量より小さい距離であれば、種々の要因に基いて定められる。たとえば、第1距離は、主レッジと第2補助レッジとが協働してバッチの最初の段ボールシートを載置する姿勢、および、第2補助レッジの先端が最初の段ボールシートと衝突しないように設定される主レッジの上面と第2補助レッジの上面との間の間隔などの要因に基いて定められる。たとえば、主レッジの上面と第2補助レッジの上面との間の間隔は、第2補助レッジの先端が下方に向けて反った状態で載置される最初の段ボールシートと衝突しないように設定される間隔である。
請求項3に記載の具体的態様では、第2位置は、上下方向において第1位置と同じ高さ位置に定められ、制御部は、第2制御処理において、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置から第1距離だけ下方の位置に主レッジが到達したときに、第1補助レッジの先端および第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように、第1補助レッジ駆動部および第2補助レッジ駆動部をそれぞれ制御する。
請求項4に記載の具体的態様では、第1距離は、主レッジの上下方向における所定の厚さの1/2より大きな距離に定められる。
請求項5に記載の具体的態様では、第2補助レッジの上面が、中間位置に位置する主レッジの上面より第2距離だけ下方に位置するとともに、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲の中央高さ位置より上方に位置するように、第2位置は定められる。
本具体的態様では、第2距離は、主レッジの所定の厚さの1/2より小さい距離であれば、種々の要因に基いて定められる。たとえば、第2距離は、主レッジと第2補助レッジとが協働してバッチの最初の段ボールシートを載置する姿勢、および、第2補助レッジの先端が最初の段ボールシートと衝突しないように設定される主レッジの上面と第2補助レッジの上面との間の間隔などの要因に基いて定められる。たとえば、主レッジの上面と第2補助レッジの上面との間の間隔は、第2補助レッジの先端が下方に向けて反った状態で載置される最初の段ボールシートと衝突しないように設定される間隔である。
請求項6に記載の具体的態様では、第1補助レッジの下面が、中間位置に位置する主レッジの下面より、第3距離だけ上方に位置するように、第1位置は定められる。
本具体的態様では、第3距離は、主レッジの所定の厚さから第1補助レッジの厚さを差し引いた量より小さい距離であれば、種々の要因に基いて定められる。たとえば、第3距離は、第1補助レッジと第2補助レッジとが協働してバッチの段ボールシートを積載する姿勢、および、第1補助レッジの先端がテーブル上に積載される段ボールシートと衝突しないように設定される主レッジの下面と第1補助レッジの下面との間の間隔などの要因に基いて定められる。たとえば、主レッジの下面と第1補助レッジの下面との間の間隔は、第1補助レッジの先端がテーブル上で上方に向けて反った状態で積載される最も上方の段ボールシートと衝突しないように設定される間隔である。
請求項7に記載の具体的態様では、制御部は、シート載置制御処理において、主レッジがホッパ部の内部に進入する進入量が、第2補助レッジがホッパ部の内部に進入する進入量より大きく、かつ、バッチを形成する段ボールシートの所定の搬送方向の寸法から第2補助レッジの進入量を差し引いた量より小さくなるように、主レッジ駆動部、および第2補助レッジ駆動部を制御する。
本具体的態様では、主レッジの進入量が、第2補助レッジの進入量より大きければ、バッチを形成する段ボールシートの搬送方向の寸法の1/2より小さくてもよい。主レッジの進入量が段ボールシートの搬送方向の寸法の1/2より小さい量である場合、主レッジは、第2補助レッジと協働して、段ボールシートを水平な姿勢に保持しながら載置することができるように、主レッジの進入量が定められなければばらない。
請求項8に記載の具体的態様では、制御部は、シート載置制御処理において、主レッジがホッパ部の内部に進入する進入量が、バッチを形成する段ボールシートの所定の搬送方向の寸法の1/2以上の量となるように、主レッジ駆動部を制御する。
本具体的態様では、主レッジの進入量は、バッチを形成する段ボールシートの搬送方向の寸法の1/2の量であってもよいが、段ボールシートの搬送方向の寸法から第2補助レッジの進入量を差し引いた量まで大きくすることができる。
請求項1に記載の発明態様では、第1補助レッジは、ホッパ部の外部の領域であって主レッジが配置される第1配置領域における第1位置で、ホッパ部に対して前後方向に進退する。第2補助レッジは、第1配置領域と反対側の第2配置領域における第2位置で、ホッパ部に対して前後方向に進退する。第1位置は、上昇位置と下降位置との間で定められる中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内で定められ、第2位置は、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内で定められる位置であって、第1位置と同じ高さの位置、または第1位置より上方の位置に定められる。制御部は、主レッジと第2補助レッジとが協働して、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するために、主レッジ駆動部、および第2補助レッジ駆動部を制御するシート載置制御処理を実行する。シート載置制御処理は、主レッジがホッパ部の内部に進入した状態で上昇位置から中間位置まで下降する間に、または、主レッジがホッパ部の内部に進入した状態で中間位置に位置する間に、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するように、主レッジ駆動部を制御する第1制御処理と、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置に主レッジが到達してから、主レッジが中間位置に到達するまでの間に、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように、第2補助レッジ駆動部を制御する第2制御処理とを含む。この結果、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するために、第2補助レッジが主レッジと協働する構成により、主レッジがホッパ部の内部に進入する進入量を小さくすることができ、バッチの形成および送出の全体動作を高速化することができる。
請求項2に記載の具体的態様では、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置から第1距離だけ下方の位置に主レッジが到達したときに、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始する。この結果、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置に主レッジが到達したときに、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始する場合に比べ、第2補助レッジが、主レッジと協働して、バッチの最初の段ボールシートを載置するときに、主レッジの上面と第2補助レッジの上面との間の高低差を小さくすることができ、最初の段ボールシートを安定した姿勢で載置することができる。
請求項3に記載の具体的態様では、第2位置は、上下方向において第1位置と同じ高さ位置に定められる。主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置から第1距離だけ下方の位置に主レッジが到達したときに、第1補助レッジの先端および第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始する。この結果、第2位置が第1位置より上方の位置に定められる場合に比べ、第1補助レッジおよび第2補助レッジにより積載される多数の段ボールシートの後端部を矯正板により確実に整列させることができる。また、第1補助レッジをホッパ部の内部に進入させるタイミングの制御を簡易にすることができる。
請求項4に記載の具体的態様では、第1距離は、主レッジの上下方向における所定の厚さの1/2より大きな距離に定められる。この結果、第2補助レッジが、主レッジと協働して、バッチの最初の段ボールシートを載置するときに、主レッジの上面と第2補助レッジの上面との間の高低差を小さくすることができ、最初の段ボールシートを安定した姿勢で載置することができる。
請求項5に記載の具体的態様では、第2補助レッジの上面が、中間位置に位置する主レッジの上面より第2距離だけ下方に位置するとともに、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲の中央高さ位置より上方に位置するように、第2位置は定められる。この結果、第2補助レッジの上面が中間位置に位置する主レッジの上面より第2距離だけ下方に位置することにより、第2補助レッジが、主レッジと協働して、バッチの最初の段ボールシートを載置するときに、第2補助レッジの先端が最初の段ボールシートと衝突することを防止することができる。また、第2補助レッジの上面が中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲の中央高さ位置より上方に位置することにより、第2補助レッジが、主レッジと協働して、バッチの最初の段ボールシートを載置するときに、主レッジの上面と第2補助レッジの上面との間の高低差を小さくすることができ、最初の段ボールシートを安定した姿勢で載置することができる。
請求項6に記載の具体的態様では、第1補助レッジの下面が、中間位置に位置する主レッジの下面より、第3距離だけ上方に位置するように、第1位置は定められる。この結果、第1補助レッジの先端がホッパ部の内部に進入するときに、第1補助レッジの先端がテーブル上に積載される段ボールシートと衝突することを防止することができる。
請求項7に記載の具体的態様では、シート載置制御処理により、主レッジがホッパ部に進入する進入量が、第2補助レッジがホッパ部に進入する進入量より大きくなる。この結果、第2補助レッジは、主レッジが主体となって載置するバッチの段ボールシートを補助的に載置することにより、段ボールシートを安定した姿勢に保つことができる。
請求項8に記載の具体的態様では、シート載置制御処理により、主レッジがホッパ部に進入する進入量が、バッチを形成する段ボールシートの所定の搬送方向の寸法の1/2以上の量となる。この結果、主レッジ単独でも各段ボールシートの面積の少なくとも半分の領域を載置することができ、積層される段ボールシート全体を第2補助レッジと協働して一層安定して載置することができる。
本発明の実施形態であるカウンタエジェクタ1の全体構成を示す正面図である。 カウンタエジェクタ1の主レッジ14、テーブル16、上流側補助レッジ18、および下流側補助レッジ20の可動範囲を示す説明図であって、図4のタイミングチャートに示される時点T1において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に位置するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1に位置する状態を示す説明図である。 カウンタエジェクタ1の電気的構成を示すブロック図である。 主レッジ14、テーブル16、上流側補助レッジ18、および下流側補助レッジ20の変位を示すタイミングチャートである。 図4のタイミングチャートに示される時点T2において、上流側補助レッジ18、および下流側補助レッジ20のホッパ部HP内への進入が指令された状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T3において、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部が、ホッパ部HP内への進入を開始した状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T4において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXまで下降した状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T5において、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部が、ホッパ部HP内への進入を完了した状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T6において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXから主レッジ下方位置VM2に向けて下降を開始するとともに、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル中間位置VTXからテーブル下方位置VT2に向けて下降を開始する状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示されるコンベア駆動指令CDが発生された後の時点T7において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ下方位置VM2まで下降するとともに、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル下方位置VT2に到達してから僅かに経過した状態であって、送出コンベア22によるバッチBSの搬送が開始される状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T8において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に向けて上昇を開始するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に向けた変位を継続する状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T9において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dの上方から、バッチBSが送出コンベア22により搬送されて無くなり、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル下方位置VT2からテーブル上方位置VT1に向けて上昇を開始する状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T10において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に向けて上昇を継続するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に到達した状態であって、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル上方位置VT1に向けて上昇を継続する状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T11において、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部が、ホッパ部HPからの退避を開始する状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T12において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル上方位置VT1まで上昇するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に向けて上昇を継続する状態を示す説明図である。 図4のタイミングチャートに示される時点T13において、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部が、ホッパ部HPからの退避を完了した状態を示す説明図である。
<実施形態>
以下に、本発明の一実施形態であるカウンタエジェクタについて、図面を参照して説明する。カウンタエジェクタは、フォルダグルアから給送される段ボールシートを積載し、所定シート枚数のバッチに区切る装置であり、その基本的構成はよく知られている。図1は、本実施形態のカウンタエジェクタの全体構成を示す正面図である。図1に矢印で示される方向が、上下方向、および、左右方向であり、両方向と直交する方向が前後方向である。前後方向は、図1において搬送方向FDに搬送される段ボールシートSHのシート幅方向である。図2以降の図面においても、各方向が図1に示される方向に従って示される。
[カウンタエジェクタ1の機械的構成]
図1において、カウンタエジェクタ1は、前当板10と、矯正板12と、主レッジ14と、テーブル16と、上流側補助レッジ18と、下流側補助レッジ20と、送出コンベア22と、上方コンベア24と、滞留コンベア26と、を備える。給送コンベア28、および給送ローラ30が、カウンタエジェクタ1の右側に配置される。フォルダグルアにより折り曲げられるとともに糊付けされた段ボールシートSHは、給送コンベア28、および給送ローラ30により、カウンタエジェクタ1に給送される。給送コンベア28、および給送ローラ30は、回転量を検出するエンコーダを内蔵する駆動モータにより駆動される。本実施形態では、段ボールシートSHの搬送方向FDは、図1において右から左に向う方向である。
段ボールシートSHが積載される空間を有するホッパ部HPは、前当板10と、矯正板12と、上流側補助レッジ18と、下流側補助レッジ20とにより、構成される。前当板10は、ホッパ部HPの左側に配置され、給送される段ボールシートSHの前端部である左側の端部と当接する。矯正板12は、ホッパ部HPの右側に配置され、給送される段ボールシートSHの後端部である右側の端部と当接する。矯正板12は、積載される段ボールシートSHの後端部を揃えるために、左右方向に往復動する公知の矯正運動を行う。矯正板12は、矯正運動において段ボールシートSHの後端部に当接することができるように給送コンベア28、および給送ローラ30と一定の位置関係で配置される。
(前当板変位機構40の構成)
前当板変位機構40が、前当板10を左右方向に変位させるために設けられる。前当板変位機構40は、前当板駆動モータ42と、ねじ軸44と、前当板支持ブロック46と、ガイドレール48と、を備える。ねじ軸44は、左右方向に水平な状態でカウンタエジェクタ1のフレームに回転可能に支持される。前当板駆動モータ42は、ねじ軸44に連結され、ねじ軸44を正逆両方向に回転駆動する。前当板駆動モータ42は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。そのエンコーダは、回転方向および回転量を表す回転検出信号を発生する公知の構成を備える。ガイドレール48は、ねじ軸44に近接した位置で左右方向に水平な状態でカウンタエジェクタ1のフレームに支持される。ガイドレール48は、前当板支持ブロック46の案内溝と係合することにより、前当板支持ブロック46を左右方向に案内する。
前当板支持ブロック46は、ねじ軸44と螺合するナット部を備え、ねじ軸44の回転方向および回転量に従って左右方向に変位する。前当板10は、前当板支持ブロック46の右側端部に、上下方向に垂直な状態で固定される。前当板10は、矯正板12との間隔が、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSに応じた間隔となるように位置決めされる。
(主レッジ変位機構60、および主レッジ昇降機構62の構成)
主レッジ変位機構60、および主レッジ昇降機構62が、主レッジ14を左右方向に変位させるとともに、上下方向に昇降させるために設けられる。主レッジ変位機構60は、レッジ変位モータ64と、駆動プーリ66と、従動プーリ68と、レッジ駆動ベルト70と、ガイドレール72と、レッジ支持ブロック74と、を備える。
駆動プーリ66、および従動プーリ68が、カウンタエジェクタ1のフレームに回転可能に支持される。レッジ駆動ベルト70が、駆動プーリ66と従動プーリ68との間に、左右方向に水平な状態で張設される。レッジ変位モータ64は、駆動プーリ66に連結され、駆動プーリ66を正逆両方向に回転駆動する。レッジ変位モータ64は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。ガイドレール72が、レッジ駆動ベルト70に近接した位置で左右方向に水平な状態でカウンタエジェクタ1のフレームに支持される。ガイドレール72は、レッジ支持ブロック74の案内溝と係合することにより、レッジ支持ブロック74を左右方向に案内する。レッジ支持ブロック74は、その上端部においてレッジ駆動ベルト70に固定される。
主レッジ昇降機構62は、レッジ昇降モータ76と、ピニオン78と、ラック80と、ガイドレール82と、を備える。レッジ昇降モータ76は、レッジ支持ブロック74に固定される。レッジ昇降モータ76は、ピニオン78に連結され、ピニオン78を正逆両方向に回転駆動する。レッジ昇降モータ76は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。主レッジ14は、L字形状を有し、水平延出部分14Aと、垂直起立部分14Bとを備える。ラック80は、主レッジ14の垂直起立部分14Bに、上下方向に垂直な状態で固定される。ラック80は、ピニオン78と噛み合う。ガイドレール82は、主レッジ14の垂直起立部分14Bに、上下方向に垂直な状態で固定される。ガイドレール82は、レッジ支持ブロック74の案内溝と係合することにより、主レッジ14の垂直起立部分14Bを上下方向に案内する。
主レッジ14は、レッジ変位モータ64の回転方向および回転量に応じて、左右方向に位置決めされ、レッジ昇降モータ76の回転方向および回転量に応じて、上下方向に位置決めされる。
(テーブル変位機構92、およびテーブル昇降機構94の構成)
エレベータ90は、テーブル16を左右方向に変位させるとともに、上下方向に昇降させるために、テーブル変位機構92と、テーブル昇降機構94と、を備える。テーブル変位機構92は、テーブル変位モータ96と、駆動プーリ98と、従動プーリ100と、テーブル駆動ベルト102と、ガイドレール104と、テーブル支持ブロック106と、を備える。
駆動プーリ98、および従動プーリ100が、カウンタエジェクタ1のフレームに回転可能に支持される。テーブル駆動ベルト102が、駆動プーリ98と従動プーリ100との間に、左右方向に水平な状態で張設される。テーブル変位モータ96は、駆動プーリ98に連結され、駆動プーリ98を正逆両方向に回転駆動する。テーブル変位モータ96は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。ガイドレール104が、テーブル駆動ベルト102に近接した位置で左右方向に水平な状態でカウンタエジェクタ1のフレームに支持される。ガイドレール104は、テーブル支持ブロック106の案内溝と係合することにより、テーブル支持ブロック106を左右方向に案内する。テーブル支持ブロック106は、その下端部においてテーブル駆動ベルト102に固定される。
テーブル昇降機構94は、テーブル昇降モータ108と、ピニオン110と、ラック112と、ガイドレール114と、を備える。テーブル昇降モータ108は、テーブル支持ブロック106に固定される。テーブル昇降モータ108は、ピニオン110に連結され、ピニオン110を正逆両方向に回転駆動する。テーブル昇降モータ108は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。テーブル16は、T字形状を有し、水平延出部分16Aと、垂直起立部分16Bとを備える。ラック112は、テーブル16の垂直起立部分16Bに、上下方向に垂直な状態で固定される。ラック112は、ピニオン110と噛み合う。ガイドレール114は、テーブル16の垂直起立部分16Bに、上下方向に垂直な状態で固定される。ガイドレール114は、テーブル支持ブロック106の案内溝と係合することにより、テーブル16の垂直起立部分16Bを上下方向に案内する。
テーブル16は、テーブル変位モータ96の回転方向および回転量に応じて、左右方向に位置決めされ、テーブル昇降モータ108の回転方向および回転量に応じて、上下方向に位置決めされる。本実施形態では、テーブル16は、段ボールシート製函機が生産することが可能な最大寸法の段ボールシートを載置することができる大きさを有する。具体的には、テーブル16の水平延出部分16Aの搬送方向FDの寸法は、最大寸法の段ボールシートの搬送方向FDのシート長さLSに応じて設定される。また、本実施形態では、矯正板12からテーブル16の左端部16Cまでの距離は、オーダにより定められる段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSに応じて設定される。具体的には、矯正板12からテーブル16の左端部16Cまでの距離は、シート長さLSが長くなれば、長い距離に設定される。この設定方法については、特許第5473138号公報に記載されている。
(補助レッジ変位機構120、122の構成)
補助レッジ変位機構120、122が、上流側補助レッジ18、および下流側補助レッジ20を左右方向に変位させるために設けられる。補助レッジ変位機構120は、上流側補助レッジ18を左右方向に変位させるために、レッジ駆動シリンダ124と、レッジ支持台126と、を備える。レッジ支持台126は、矯正板12に近接した位置で、カウンタエジェクタ1のフレームに固定される。レッジ駆動シリンダ124は、レッジ支持台126に支持される。レッジ駆動シリンダ124は、左右方向に移動可能な作動ロッドを備え、その作動ロッドは上流側補助レッジ18に連結される。上流側補助レッジ18は、レッジ支持台126の上に配置されるリニアガイドにより左右方向に案内される。
補助レッジ変位機構122は、下流側補助レッジ20を左右方向に変位させるために、レッジ駆動シリンダ128と、レッジ支持台130と、を備える。レッジ支持台130は、左右方向に水平な状態で前当板支持ブロック46の下端部に固定される。レッジ駆動シリンダ128は、レッジ支持台130に支持される。レッジ駆動シリンダ128は、左右方向に移動可能な作動ロッドを備え、その作動ロッドは下流側補助レッジ20に連結される。下流側補助レッジ20は、レッジ支持台130に支持されるリニアガイドにより左右方向に案内される。
上流側補助レッジ18は、矯正板12に対して左右方向に進退可能に配置される。下流側補助レッジ20は、前当板10に対して左右方向に進退可能に配置される。上流側補助レッジ18は、主レッジ14に接近する方向に移動するとともに、下流側補助レッジ20に接近する方向に移動して段ボールシートSHの下面を支持する。また、両補助レッジ18、20は、互いに離れる方向に移動して段ボールシートSHをテーブル16に引き渡す。
本実施形態では、上流側補助レッジ18の上面と、下流側補助レッジ20の上面とは、図2に示されるように、上下方向において同じ高さ位置に配置される。上流側補助レッジ18の上面の高さ位置は、カウンタエジェクタ1が形成することができる1つのバッチBSの上下方向における最大厚さ、すなわち最大のシート枚数より所定枚数少ない値に基いて定められる距離DSだけ、段ボールシートSHと接触する給送コンベア28の上面から下方に離れた位置に設定される。また、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXに位置する状態において、上流側補助レッジ18の上面および下面がその主レッジ14の上下方向の厚さDMの範囲内に位置するように、上流側補助レッジ18の上面の高さ位置は設定される。上流側補助レッジ18と同様に、下流側補助レッジ20の上面の高さ位置も設定される。本実施形態では、主レッジ中間位置VMXは、主レッジ14の水平延出部分14Aの上面に載置される1枚または複数枚の段ボールシートSHを、ホッパ部HP内に進入する両補助レッジ18、20に引き渡すために、主レッジ14が昇降動作を一時的に停止する位置である。
(コンベア22、24、26の構成)
図1において、コンベア支持フレーム140が、左右方向に水平な状態で昇降可能にカウンタエジェクタ1のフレームに支持される。送出コンベア22、および滞留コンベア26は、コンベア支持フレーム140に支持される。コンベア昇降モータ142が、カウンタエジェクタ1のフレームに固定される。ねじ軸144が、上下方向に垂直な状態でカウンタエジェクタ1のフレームに回転可能に支持される。コンベア昇降モータ142は、ねじ軸144に連結され、ねじ軸144を正逆両方向に回転駆動する。コンベア昇降モータ142は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。コンベア支持フレーム140は、ねじ軸144と螺合するナット部を備え、ねじ軸144の回転方向および回転量に従って昇降する。
送出コンベア22は、ホッパ部HPの左右方向の領域と、前当板10より左側の領域とを含む範囲にわたって、ホッパ部HPの下方において左右方向に水平な状態で配置される。滞留コンベア26は、送出コンベア22の左側において左右方向に水平な状態で配置される。滞留コンベア26は、送出コンベア22から送り出されるバッチを複数個滞留させながら、下流側の搬送コンベアに搬送する。送出モータ146は、コンベア支持フレーム140に固定され、送出コンベア22を駆動する。送出モータ146は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。滞留制御モータ148は、コンベア支持フレーム140に固定され、滞留コンベア26を駆動する。滞留制御モータ148は、その回転方向、および回転量を検出するエンコーダを内蔵する。
上部コンベア24が、前当板10の下方であって、送出コンベア22の上方の所定位置において、左右方向に水平な状態でカウンタエジェクタ1のフレームに配置される。上部コンベア24は、その下面に自由回転可能な多数のコロを備え、前当板10の左側の領域において、送出コンベア22、および滞留コンベア26とそれぞれ対向して配置される。上部コンベア24の右方コンベア部分は、前当板支持ブロック46に連結され、前当板10の左右方向の変位に伴って、左右方向に伸縮するように構成される。
上部コンベア24と、送出コンベア22および滞留コンベア26との間の間隔は、バッチの上下方向の厚さとほぼ等しくなるように、コンベア昇降モータ142の回転方向、および回転量により設定される。バッチの上下方向の厚さは、オーダに応じて定められるバッチのシート枚数に従って決められる。
(前方規制部材160の構成)
前方規制部材160が、テーブル16の水平延出部分16Aに積載される段ボールシートSHの前端部の左方への移動を規制するために、設けられる。図2は、図1に示されるホッパ部HPの周辺を拡大して示す模式図である。図1、および図2において、前方規制部材160は、前当板支持ブロック46の右側端部に、上下方向に垂直な状態で固定される。前方規制部材160は、前当板10の下端部から上部コンベア24の下面の近傍まで延びる。図2に示されるように、前当板10の右側面と、前方規制部材160の右側面とがほぼ同一平面を形成するように、前方規制部材160が配置される。バッチBSが、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面と、テーブル16の水平延出部分16Aの上面との間で、挟み込まれる状態において、テーブル16が下降するときに、前方規制部材160は、バッチBSの段ボールシートSHの前端部が左方にずれることを規制する。
(シート検出器200の構成)
シート検出器200が、給送コンベア28および給送ローラ30により給送される段ボールシートSHの端部の通過を検出するために、カウンタエジェクタ1のフレームに設けられる。シート検出器200は、図2に示されるように、給送ローラ30に近接して配置される。シート検出器200は、光学センサにより構成され、下方に向けて光を照射する発光部と、給送される段ボールシートSHの上面により反射された光を受光する受光部とを備える。シート検出器200は、給送される段ボールシートSHの端部の通過に応じて検出信号を発生する。
[カウンタエジェクタ1の電気的構成]
本実施形態のカウンタエジェクタ1を制御するための電気的構成について、図3を参照して以下に説明する。図3は、カウンタエジェクタ1の電気的構成を示すブロック図である。図3において、カウンタエジェクタ制御装置300は、カウンタエジェクタ1の全体の動作を制御する。管理装置400は、連続する複数のオーダを実行するために公知の段ボールシート製函機の生産管理を行い、各オーダに関する生産速度、段ボールシートの寸法、バッチのシート枚数などの制御情報を制御装置300に供給する。
制御装置300は、シート検出器200に接続される。制御装置300は、シート検出器200からの検出信号に基づいて、給送コンベア28および給送ローラ30により給送される段ボールシートSHの枚数を計数する。制御装置300は、管理装置400からの制御情報、および計数した段ボールシートSHの枚数に従って、カウンタエジェクタ1の各構成部分を駆動する多数のモータを制御する。制御装置300は、主レッジ14を移動させるレッジ変位モータ64およびレッジ昇降モータ76と、上流側補助レッジ18を変位させるレッジ駆動シリンダ124と、下流側補助レッジ20を変位させるレッジ駆動シリンダ128と、テーブル16を移動させるテーブル変位モータ96およびテーブル昇降モータ108と、送出コンベア22および滞留コンベア26を駆動する送出モータ146および滞留制御モータ148と、送出コンベア22および滞留コンベア26を昇降させるコンベア昇降モータ142とにそれぞれ接続される。
制御装置300は、CPU、ROM、RAMなどを含むコンピュータから構成される。ROMは、カウンタエジェクタ1を制御する制御プログラム、および各種の設定値を固定的に記憶する。RAMは、段ボールシートSHの計数枚数などのCPUの処理結果、および管理装置400からの制御情報を一時記憶する。
制御装置300は、制御プログラムの実行により、前当板10などの各部材の位置を算出する処理と、コンベア駆動指令などの制御信号の生成処理とを実行する。具体的には、制御装置300は、前当板駆動モータ42が内蔵するエンコーダからの回転検出信号に基いて、前当板10の左右方向の位置を算出する。制御装置300は、レッジ変位モータ64およびレッジ昇降モータ76が内蔵するエンコーダからの回転検出信号に基いて、主レッジ14の左右方向の位置および上下方向の位置を算出する。制御装置300は、テーブル変位モータ96およびテーブル昇降モータ108が内蔵するエンコーダからの回転検出信号に基いて、テーブル16の左右方向の位置および上下方向の位置を算出する。制御装置300は、送出モータ146および滞留制御モータ148が内蔵するエンコーダからの回転検出信号に基いて、送出コンベア22の移動量および滞留コンベア26の移動量を算出する。制御装置300は、コンベア昇降モータ142が内蔵するエンコーダからの回転検出信号に基いて、送出コンベア22および滞留コンベア26の上下方向の位置を算出する。制御装置300は、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dが後述のテーブル下方位置VT2まで下降したときに、送出コンベア22の駆動を開始させるコンベア駆動指令CDを送出モータ146に供給する。
主レッジ14、テーブル16、および補助レッジ18、20が移動する範囲について、図2を参照して説明する。本実施形態では、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cは、左右方向において、主レッジ右方位置HM1と主レッジ左方位置HM2との間で変位する。主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、上下方向において、主レッジ上方位置VM1と主レッジ下方位置VM2との間で昇降する。上下方向における主レッジ中間位置VMXが、主レッジ上方位置VM1と主レッジ下方位置VM2との間に定められる。テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cは、各オーダが実行される際に、左右方向において、テーブル左方位置HT1に位置決めされる。テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dは、上下方向において、テーブル上方位置VT1とテーブル下方位置VT2との間で変位する。上下方向におけるテーブル中間位置VTXが、テーブル上方位置VT1とテーブル下方位置VT2との間に定められる。上流側補助レッジ18の左端部は、ホッパ部HPに進入する補助レッジ進入位置HU1と、ホッパ部HPから退避する補助レッジ退避位置HU2との間で変位する。同様に、下流側補助レッジ20の右端部は、ホッパ部HPに進入する補助レッジ進入位置HD1と、ホッパ部HPから退避する補助レッジ退避位置HD2との間で変位する。両補助レッジ18、20の補助レッジ進入位置HU1、HD1および補助レッジ退避位置HU2、HD2は、レッジ駆動シリンダ124、128の機械的構成、および、シリンダの配置位置により定められる。本実施形態では、補助レッジ進入位置HU1、HD1は、補助レッジ退避位置HU2、HD2から145mmだけホッパ部HP内に向って変位した位置である。補助レッジ進入位置HU1は、左右方向において所定の位置に位置する矯正板12の左側面からホッパ部HP内に、130mmだけ進入した位置であり、補助レッジ進入位置HD1は、前当板10の右側面からホッパ部HP内に、130mmだけ進入した位置である。本実施形態では、補助レッジ進入位置HU1、HD1と、補助レッジ退避位置HU2、HD2とは、補助レッジ変位機構120、122の機械的な構成、たとえばシリンダの配置位置および作動ロッドのストロークなどにより設定される。
制御装置300のROMは、主レッジ上方位置VM1と、主レッジ下方位置VM2と、上下方向における主レッジ中間位置VMXと、テーブル上方位置VT1とをそれぞれ表わす位置情報を固定的に記憶する。制御装置300のROMは、主レッジ右方位置HM1と、主レッジ左方位置HM2と、テーブル左方位置HT1と、テーブル下方位置VT2と、上下方向におけるテーブル中間位置VTXとをそれぞれ算出する制御プログラムを固定的に記憶する。
本実施形態では、主レッジ右方位置HM1は、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSの1/2の値(LS/2)以上であって、シート長さLSから500mmを差し引いた値(LS−500)を越えない値だけ、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から右方に離れた位置である。主レッジ左方位置HM2は、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から左方に10mmだけ離れた位置である。
本実施形態では、テーブル左方位置HT1は、シート長さLSの1/4の値だけ、テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cが前当板10の右側面から右方に離れた位置である。テーブル下方位置VT2は、送出コンベア22の上方コンベア部分の上面から5mmだけ下方に離れた位置である。上下方向におけるテーブル中間位置VTXは、オーダにより定められるバッチBSの厚さ、すなわち、バッチBSのシート枚数に従って定められる値だけ、テーブル上方位置VT1から下方に離れた位置である。送出コンベア22の上方コンベア部分の上面の位置は、オーダにより定められるバッチBSのシート枚数に従って定められる値だけ、上部コンベア24のコロの下端位置から下方に離れた位置である。
[カウンタエジェクタ1の動作および作用]
本実施形態のカウンタエジェクタ1の動作および作用について説明する。まず、管理装置400が、所定のオーダを実行するために必要な制御指令情報、たとえば、段ボールシートSHの搬送速度、シートの各部分のサイズ、加工数量などを指令する情報をカウンタエジェクタ制御装置300に供給する。
カウンタエジェクタ1が積載および区分け処理を実行することができる段ボールシートSHのうちで、搬送方向FDにおいて最も長い段ボールシートSHを5枚積載して1つのバッチBSに区分けするオーダを実行する場合におけるカウンタエジェクタ1の動作および作用について、図2、および図4乃至図16を参照して説明する。本実施形態では、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSは、1200mmである。オーダの実行が開始される前に、制御装置300は、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から右方に、シート長さLSから500mmを差し引いた値である700mmだけ離れた位置に、主レッジ右方位置HM1を設定する。
オーダの実行が開始される前に、制御装置300は、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSに従って、前当板駆動モータ42の駆動を制御することにより、左右方向において、前当板10を矯正板12に対して位置決めする。また、制御装置300は、バッチBSのシート枚数に従って、コンベア昇降モータ142の駆動を制御することにより、上下方向において、送出コンベア22および滞留コンベア26を上部コンベア24に対して位置決めする。前当板支持ブロック46に連結された上部コンベア24の右端部の位置は、前当板10の位置に合せて左右方向に変化する。
図4は、主レッジ14、テーブル16、および補助レッジ18、20の変位を示すタイミングチャートである。図4に示される時点T0から、カウンタエジェクタ1の動作が開始され、時点T0から時点T16までの期間が1つのバッチBSを形成する1つの処理サイクルの期間となる。時点T0において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に位置し、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1に位置する。また、制御装置300は、テーブル昇降モータ108の駆動を制御することにより、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル上方位置VT1より僅かに下方の位置からテーブル中間位置VTXに向けてゆっくりと下降するようにテーブル16の下降を開始させる。テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cは、同じオーダが実行されている間、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSの1/4の値だけ、前当板10の右側面から右方に離れた位置、すなわち、テーブル左方位置HT1に保持される。時点T0において、両補助レッジ18、20は、補助レッジ退避位置HU2、HD2にそれぞれ位置した状態にある。本実施形態では、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cは、図4に示される時点T7を僅かに経過した時点まで、主レッジ右方位置HM1に維持される。
図4に示される時点T1において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、主レッジ上方位置VM1から主レッジ中間位置VMXに向けて下降を開始し、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cは、主レッジ右方位置HM1に位置する。図2に示される主レッジ14の状態が、主レッジ14の待機状態である。時点T1において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dは、テーブル中間位置VTXに向けて下降を継続する。両補助レッジ18、20は、補助レッジ退避位置HU2、HD2にそれぞれ位置する。時点T1において、図2に示されるように、積層された4枚の段ボールシートSHが、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに載置され、バッチBSを形成する最後の段ボールシートSHである5枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28からホッパ部HP内に供給されつつある。本実施形態では、時点T1は、バッチBSを形成する最後の段ボールシートSHの前端部、すなわち左端部がシート検出器200により検出されてから、最後の段ボールシートSHの左端部が前当板10の右側面に当接するか、または、その前当板10の右側面に近接した所定の位置まで搬送される時点である。制御装置300は、シート検出器200からの検出信号と、給送コンベア28の駆動モータが内蔵するエンコーダからの回転検出信号と、シート長さLSとに基いて、時点T1を算出する。
図4に示される時点T2において、制御装置300は、上流側補助レッジ18および下流側補助レッジ20がホッパ部HP内に進入するように進入指令をレッジ駆動シリンダ124およびレッジ駆動シリンダ128に同時にそれぞれ供給する。両レッジ駆動シリンダ124、128は、両補助レッジ18、20にホッパ部HP内への進入を開始させる。時点T2において、図5に示されるように、先回のバッチBSを形成する5枚の段ボールシートSHがテーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに載置され、次回のバッチBSを形成する最初の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されつつある。時点T2において、実線で示される主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、2点鎖線で示される主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dから下降した位置にある。2点鎖線で示される主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、上流側補助レッジ18の下面および下流側補助レッジ20の下面と同じ高さ位置に位置する。
図4に示される時点T3において、上流側補助レッジ18の左端部は、所定の位置に位置する矯正板12の左側面より僅かにホッパ部HP内に進入するとともに、下流側補助レッジ20の右端部は、前当板10の右側面より僅かにホッパ部HP内に進入する。本実施形態では、時点T3において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、主レッジ中間位置VMXより僅かに上方の位置に位置し、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、上流側補助レッジ18の下面より下方に距離D1だけ離れた位置に位置する。時点T3において、図6に示されるように、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに載置されるバッチBSの最も上方の段ボールシートSHの上面から僅かに上方の位置に位置する。
図4に示される時点T4において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、主レッジ中間位置VMXまで下降し、その主レッジ中間位置VMXに維持される。主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXに位置する状態において、上流側補助レッジ18の上面は、図7に示されるように、主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの上面より距離D2だけ下方に位置するとともに、主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの厚さDMの範囲の中央高さ位置CMより上方に位置する。時点T4において、上流側補助レッジ18の左端部と、下流側補助レッジ20の右端部とは、ホッパ部HP内への進入を継続している。時点T4において、図7に示されるように、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dがテーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに載置される先回のバッチBSを上方から押圧するとともに、次回のバッチBSを形成する最初の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されてホッパ部HP内に落下しつつある。
図4に示される時点T5において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、主レッジ中間位置VMXに維持され、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dは、テーブル中間位置VTXより僅かに上方に位置する。時点T5において、上流側補助レッジ18の左端部は補助レッジ進入位置HU1まで左方に変位し、下流側補助レッジ20の右端部は補助レッジ進入位置HD1まで右方に変位し、両補助レッジ18、20はホッパ部HP内への進入を完了する。時点T5において、図8に示されるように、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dがテーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに載置される先回のバッチBSを上方から押圧し、主レッジ14の水平延出部分14Aの上面と、上流側補助レッジ18の上面とが、次回のバッチBSを形成する最初の段ボールシートSHを協働して載置する。
図4に示される時点T6において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、主レッジ中間位置VMXから主レッジ下方位置VM2に向って下降を開始し、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dは、テーブル中間位置VTXからテーブル下方位置VT2に向って下降を開始する。時点T6において、図9に示されるように、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dがテーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに載置される先回のバッチBSを上方から押圧し、主レッジ14の水平延出部分14Aの上面と、上流側補助レッジ18の上面とが、次回のバッチBSを形成する最初の段ボールシートSHを協働して載置し、次回のバッチBSを形成する2枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されつつある。
図4に示される時点T7において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ下方位置VM2まで下降し、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dが、段ボールシートSHと接触する送出コンベア22の上面より下方に設定されるテーブル下方位置VT2まで既に下降した後に、そのテーブル下方位置VT2に維持される。時点T7において、図10に示されるように、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが送出コンベア22の上面に載置される先回のバッチBSを上方から押圧し、上流側補助レッジ18の上面と、下流側補助レッジ20の上面とが、次回のバッチBSを形成する最初の段ボールシートSHを協働して載置し、次回のバッチBSを形成する2枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されてホッパ部HP内に落下しつつある。
時点T7より僅かに早い時点において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル下方位置VT2まで下降する。時点T7より僅かに早い時点において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル下方位置VT2に到達したときに、制御装置300は、コンベア駆動指令CDを生成して送出モータ146に供給する。コンベア駆動指令CDに従って、送出モータ146の駆動が開始される。通常、コンベア駆動指令CDが送出モータ146に供給されてから、実際に送出コンベア22がバッチBSを左方に向って搬送するまでには、所定の動作遅れ期間が存在する。
制御装置300は、時点T7から所定の変位停止期間PS1が経過するまで、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが左方に変位することを停止する。所定の変位停止期間PS1は、送出コンベア22の所定の動作遅れ期間より充分に長い期間に設定される。所定の変位停止期間PS1が経過したときに、制御装置300は、レッジ変位モータ64の駆動を制御することにより、主レッジ14を主レッジ右方位置HM1から主レッジ左方位置HM2に向けて左方に変位させる。所定の変位停止期間PS1が所定の動作遅れ期間より充分に長い期間に設定されることから、主レッジ14の左方への変位は、送出コンベア22がバッチBSの搬送を実際に開始したときに実行される。また、主レッジ14の左方への変位は、所定の変位停止期間PS1が経過した後であって、主レッジ14が主レッジ下方位置VM2に位置している所定の昇降停止期間PS2の間、少なくとも実行される。所定の昇降停止期間PS2は、所定の変位停止期間PS1が経過した時点から時点T8までの期間である。送出コンベア22により搬送されるバッチBSの左端部は、左方に変位する主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dにより、上部コンベア24のコロの下方部分に案内される。本実施形態では、主レッジ14の左方への変位は、時点T10まで継続される。
図4に示される時点T8において、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10および前方規制部材160の右側面から右方に所定距離DRだけ離れた位置に到達する。所定距離DRは、主レッジ14が上昇するときに主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが両補助レッジ18、20により載置支持される段ボールシートSHと衝突しないように定められる距離である。所定距離DRは、制御装置300のROMに固定的に予め記憶されている。時点T8において、水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10および前方規制部材160の右側面から右方に所定距離DRだけ離れた位置に到達したときに、制御装置300は、レッジ昇降モータ76の駆動を制御することにより、主レッジ14を主レッジ下方位置VM2から主レッジ上方位置VM1に向けて上昇させる。時点T8において、図11に示されるように、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが、送出コンベア22により搬送される先回のバッチBSを上方から押圧しながら、先回のバッチBSの最も上方の段ボールシートSHを上部コンベア24のコロに向けて案内する。また、時点T8において、上流側補助レッジ18の上面および下流側補助レッジ20の上面が、次回のバッチBSを形成する2枚の段ボールシートSHを協働して載置し、次回のバッチBSを形成する3枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28からホッパ部HP内に落下しつつある。
図4に示される時点T9において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル下方位置VT2からテーブル上方位置VT1に向けて上昇を開始するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは主レッジ上方位置VM1に向けて上昇を継続し、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cは主レッジ左方位置HM2に向けて左方への変位を継続する。時点T9において、図12に示されるように、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dの上方から、バッチBSが送出コンベア22により搬送されて無くなる。また、時点T9において、上流側補助レッジ18の上面および下流側補助レッジ20の上面が、次回のバッチBSを形成する3枚の段ボールシートSHを協働して載置し、次回のバッチBSを形成する4枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されつつある。
時点T9において、制御装置300は、テーブル昇降モータ108の駆動を制御することにより、テーブル16をテーブル下方位置VT2からテーブル上方位置VT1に向けて上昇させる。テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dの上方からバッチBSが送出コンベア22により搬送されて無くなった時点である時点T9は、制御装置300により算出される。たとえば、テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cが位置するテーブル左方位置HT1は、所定の位置に位置する矯正板12の左側面から左方に、段ボールシートSHのシート長さLSのほぼ3/4の距離だけ離れた位置である。制御装置300は、送出モータ146が内蔵するエンコーダからの回転検出信号と、シート長さLSの3/4の距離とに基いて、コンベア駆動指令CDが発生されてから、バッチBSの右端部がテーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cを通過するまでの時間を算出し、この算出した時間と、送出コンベア22の所定の動作遅れ期間とに基いて、時点T9を算出する。
図4に示される時点T10において、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2まで左方に変位し、その主レッジ左方位置HM2に維持される。時点T10において、主レッジ14の水平延出部分14Aの上面は主レッジ上方位置VM1に向けての上昇を継続するとともに、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル上方位置VT1に向けての上昇を継続する。時点T10において、図13に示されるように、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが、前当板10の右側面および前方規制部材160の右側面よりも左方に位置する主レッジ左方位置HM2まで退避し、上流側補助レッジ18の上面および下流側補助レッジ20の上面が、次回のバッチBSを形成する3枚の段ボールシートSHを協働して載置し、次回のバッチBSを形成する4枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されつつある。また、時点T10において、バッチBSが送出コンベア22により搬送されて無くなることから、制御装置300は、コンベア停止指令を生成して送出モータ146に供給する。コンベア停止指令に従って、送出モータ146の駆動が停止される。
図4に示される時点T11の僅か前の時点において、制御装置300は、上流側補助レッジ18および下流側補助レッジ20がホッパ部HPから退避するように退避指令をレッジ駆動シリンダ124およびレッジ駆動シリンダ128に同時にそれぞれ供給する。退避指令の供給から所定の動作遅れ時間後の時点である時点T11において、両レッジ駆動シリンダ124、128は、両補助レッジ18、20にホッパ部HPからの退避を開始させるとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に向けて上昇を継続し、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に維持される。時点T11において、図14に示されるように、上流側補助レッジ18の上面および下流側補助レッジ20の上面が、次回のバッチBSを形成する3枚の段ボールシートSHを協働して載置し、次回のバッチBSを形成する4枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されつつある。
図4に示される時点T12において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル上方位置VT1まで上昇するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に向けて上昇を継続し、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に維持される。時点T12において、ホッパ部HPから退避しつつある上流側補助レッジ18の上面および下流側補助レッジ20の上面が、次回のバッチBSを形成する3枚の段ボールシートSHを協働して支持し、次回のバッチBSを形成する4枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されつつある。
図4に示される時点T13において、両補助レッジ18、20はホッパ部HPからの退避を完了する。両補助レッジ18、20がホッパ部HPからの退避を完了することにより、上流側補助レッジ18の左端部は、所定の位置に位置する矯正板12の左側面から右方に所定距離だけ離れた位置に維持され、下流側補助レッジ20の右端部は、前当板10および前方規制部材160の右側面から左方に所定距離だけ離れた位置に維持される。時点T13において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル上方位置VT1に維持されるとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に向けて上昇を継続し、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に維持される。時点T13において、両補助レッジ18、20がホッパ部HPからの退避を完了したことから、次回のバッチBSを形成する3枚の段ボールシートSHは、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに向けて落下しつつあり、次回のバッチBSを形成する4枚目の段ボールシートSHが給送コンベア28により搬送されつつある。
図4に示される時点T14において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル上方位置VT1に維持されるとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1まで上昇し、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に維持される。図4に示される時点T15において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル上方位置VT1からテーブル中間位置VTXに向けてゆっくりとした下降を開始するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に維持され、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2から主レッジ右方位置HM1に向けて右方への変位を開始する。
図4に示される時点T16において、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dはテーブル中間位置VTXに向けてゆっくりとした下降を継続するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ上方位置VM1に維持され、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1まで右方に変位する。時点T16において、1つのバッチBSを形成する1つの処理サイクルが完了する。この処理サイクルは、オーダの仕様に従って設定されるバッチの個数だけ繰り返される。
[実施形態の効果]
本実施形態では、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSの1/2の値(LS/2)以上の値であって、(LS−500)mmを越えない値だけ、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から右方に離れた位置が、主レッジ右方位置HM1として設定される。この結果、シート長さLSに近い値だけ、水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から右方に離れた位置が、主レッジ右方位置HM1として設定される場合に比べて、水平延出部分14Aの右端部14Cが、主レッジ左方位置HM2から主レッジ右方位置HM1まで変位してホッパ部HPへ進入する時間と、主レッジ右方位置HM1から主レッジ左方位置HM2まで変位してホッパ部HPから退避する時間とが、短くなり、主レッジ14の左右方向の変位期間の全体が短くなる。この主レッジ14の変位期間の全体が短くなることにより、バッチBSの形成および送出などのカウンタエジェクタ1の全体動作を高速化することができる。しかも、図8に示されるように、時点T5において、主レッジ14と上流側補助レッジ18とが、協働して、バッチBSを形成する少なくとも最初の段ボールシートSHを載置することから、段ボールシートSHをほぼ水平な状態で安定して保持することができる。
本実施形態では、制御装置300は、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル下方位置VT2まで下降したときに、コンベア駆動指令CDを発生して送出モータ146の駆動を開始する。制御装置300は、コンベア駆動指令CDの発生後の時点である時点T7から、所定の変位停止期間PS1の間、主レッジ14が送出コンベア22に載置されるバッチBSに上方から接触した状態で左方に変位することを停止する。制御装置300は、所定の変位停止期間PS1が経過してから、少なくとも所定の昇降停止期間PS2の間、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cを左方に変位させる。制御装置300は、所定の昇降停止期間PS2が経過した時点T8から時点T10までの間の期間において、すなわち、主レッジ14が主レッジ上方位置VM1に向って上昇する期間の少なくとも一部の期間において、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cを左方に変位させる。この結果、主レッジ14は、送出動作を開始する前の送出コンベア22に載置されるバッチBSに上方から接触した状態で、所定の変位停止期間PS1の間だけ左方への変位を停止することから、送出コンベア22の送出動作前に主レッジ14のみが左方へ変位することによりバッチBSの積載姿勢が崩れることを防ぐことができる。また、主レッジ14は、所定の昇降停止期間PS2だけ主レッジ下方位置VM2に停止した状態で、左方に変位することから、送出コンベア22により送出されるバッチBSの左方端部分を、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dから上部コンベア24の下面へ円滑に移動させることができる。
本実施形態では、図4に示されるように、時点T2は、主レッジ14が主レッジ上方位置VM1から主レッジ中間位置VMXに向って下降を開始する時点T1より後の時点であって、主レッジ14が主レッジ中間位置VMXまで下降する時点T4より前の時点である。この時点T2で、制御装置300は、上流側補助レッジ18が補助レッジ進入位置HU1に向けて左方に変位する進入指令を発生する。この進入指令に従って、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが上流側補助レッジ18の下面より下方に下降した時点T3で、図6に示されるように、上流側補助レッジ18の左端部は、所定の位置に位置する矯正板12の左側面よりホッパ部HP内に僅かに進入し、主レッジ14が主レッジ中間位置VMXに達した時点T4では、上流側補助レッジ18の左端部は、所定の位置に位置する矯正板12の左側面よりホッパ部HP内に大きく進入している。この結果、先回のバッチBSを形成する最後の段ボールシートSHが、給送コンベア28からホッパ部HPの内部に落下するときに、上流側補助レッジ18の一部が、最後の段ボールシートSHと衝突することを防止することができる。しかも、主レッジ14が主レッジ中間位置VMXに達した時点T4から僅かに遅れた時点T5で、上流側補助レッジ18は補助レッジ進入位置HU1に達することから、主レッジ14は、上流側補助レッジ18と協働して次回のバッチBSを形成する最初の段ボールシートSHから安定して載置することができる。
本実施形態では、上流側補助レッジ18の左端部が、所定の位置に位置する矯正板12の左側面よりホッパ部HP内に僅かに進入する時点T3で、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dは、図6に示されるように、上流側補助レッジ18の下面より距離D1だけ下方に位置するように、制御装置300は、レッジ昇降モータ76の駆動を制御する。本実施形態では、距離D1は、主レッジ14の水平延出部分14Aの厚さDMの1/2より大きな距離、たとえば、厚さDMのほぼ4/5の距離に設定される。この結果、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが上流側補助レッジ18の下面と同じ高さとなる位置に主レッジ14が到達したときに、上流側補助レッジ18の左端部がホッパ部HPの内部への進入を開始する場合に比べ、上流側補助レッジ18が、主レッジ14と協働して、バッチBSの最初の段ボールシートSHを載置するときに、主レッジ14の水平延出部分14Aの上面と上流側補助レッジ18の上面との間の高低差を小さくすることができ、最初の段ボールシートSHを安定した姿勢で載置することができる。
本実施形態では、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXまで下降する時点T4で、上流側補助レッジ18の上面が、主レッジ14の水平延出部分14Aの上面より距離D2だけ下方に位置するとともに、主レッジ14の水平延出部分14Aの厚さDMの範囲の中央高さ位置CMより上方に位置するように、制御装置300は、レッジ昇降モータ76の駆動を制御する。この結果、上流側補助レッジ18の上面が主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの上面より距離D2だけ下方に位置することにより、上流側補助レッジ18が、主レッジ14と協働して、バッチBSの最初の段ボールシートSHを載置するときに、上流側補助レッジ18の左端部が最初の段ボールシートSHと衝突することを防止することができる。また、上流側補助レッジ18の上面が主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの厚さDMの範囲の中央高さ位置CMより上方に位置することにより、上流側補助レッジ18が、主レッジ14と協働して、バッチBSの最初の段ボールシートSHを載置するときに、主レッジ14の水平延出部分14Aの上面と上流側補助レッジ18の上面との間の高低差を小さくすることができ、最初の段ボールシートSHを安定した姿勢で載置することができる。
本実施形態では、下流側補助レッジ20の右端部は、上流側補助レッジ18の左端部と同時にホッパHPの内部に進入するように、制御装置300は、両レッジ駆動シリンダ124、128の駆動を制御する。下流側補助レッジ20は、上下方向において、上流側補助レッジ18と同じ高さ位置に配置されることから、下流側補助レッジ20の上面も、主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの上面より距離D2だけ下方に位置する。この結果、上流側補助レッジ18が、主レッジ14と協働して、バッチBSの最初の段ボールシートSHを載置するときに、下流側補助レッジ20の上面が主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの上面より距離D2だけ下方に位置することにより、下流側補助レッジ20の右端部が最初の段ボールシートSHと衝突することを防止することができる。
上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部がバッチBSの最初の段ボールシートSHと衝突することを防止することができる一例について、具体的に説明する。一般的に、図1において、主レッジ14の水平延出部分14Aは、多数の主レッジ水平板部が前後方向に間隔をあけて配置される構成を有する。図1において、上流側補助レッジ18、および下流側補助レッジ20の各補助レッジも、多数の補助レッジ水平板部が前後方向に間隔をあけて配置される構成を有する。下流側補助レッジ20の多数の補助レッジ水平板部の各補助レッジ水平板部は、多数の主レッジ水平板部の隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔内に進入するように配置される。上流側補助レッジ18の多数の補助レッジ水平板部の各補助レッジ水平板部は、多数の主レッジ水平板部の隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔に相当する空間に進入するように配置される。バッチBSの最初の段ボールシートSHが、図1において、段ボールシートSHの前方側および後方側の両側縁部が段ボールシートSHの中央部分より下方となるように、前後方向、すなわちシート幅方向において湾曲して反っている場合、段ボールシートSHの前方側および後方側の両側縁部は、多数の主レッジ水平板部の隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔の内部に入り込むことがある。この両側縁部が隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔の内部に入り込む場合でも、上流側補助レッジ18の上面、および下流側補助レッジ20の上面が、主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの上面より距離D2だけ下方に位置することにより、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部が、反った状態にある最初の段ボールシートSHの前方側および後方側の両側縁部と衝突することを防止することができる。本実施形態では、距離D2は、5mm程度に設定されるが、多数の主レッジ水平板部の隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔、製造可能な段ボールシートSHの最大厚さ、および、主レッジ14と上流側補助レッジ18とにより協働して載置される最初の段ボールシートSHの載置姿勢の水平度などの種々の要因に応じて設定される。
本実施形態では、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXまで下降する時点T4で、上流側補助レッジ18の下面、および下流側補助レッジ20の下面が、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dより距離D3だけ上方に位置するように、制御装置300は、レッジ昇降モータ76の駆動を制御する。この結果、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部がホッパ部HPの内部に進入するときに、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部がテーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに積載されるバッチBSの最後の段ボールシートSHと衝突することを防止することができる。上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部がテーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに積載されるバッチBSの最後の段ボールシートSHと衝突することを防止することができる一例について、具体的に説明する。テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに積載されるバッチBSの最後の段ボールシートSHが、図1において、段ボールシートSHの前方側および後方側の両側縁部が段ボールシートSHの中央部分より上方となるように、前後方向、すなわちシート幅方向において湾曲して反っている場合、段ボールシートSHの前方側および後方側の両側縁部は、多数の主レッジ水平板部の隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔の内部に入り込むことがある。この両側縁部が隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔の内部に入り込む場合でも、上流側補助レッジ18の下面、および下流側補助レッジ20の下面が、主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dより距離D3だけ上方に位置することにより、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部が、反った状態にある最後の段ボールシートSHの前方側および後方側の両側縁部と衝突することを防止することができる。本実施形態では、距離D3は、100mm程度に設定されるが、多数の主レッジ水平板部の隣り合う2つの主レッジ水平板部の間隔、製造可能な段ボールシートSHの最大厚さ、主レッジ14の水平延出部分14Aの厚さDM、および、主レッジ14と上流側補助レッジ18とにより協働して載置される最初の段ボールシートSHの載置姿勢の水平度などの種々の要因に応じて設定される。
上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部がバッチBSの最初の段ボールシートSH、または最後の段ボールシートSHと衝突することを防止することができる一例として、段ボールシートSHが湾曲して反っている場合を挙げたが、この場合に限定されない。たとえば、上流側補助レッジ18の左端部、および下流側補助レッジ20の右端部の少なくとも一方の端部が、僅かに上方に傾いて移動するか、または、僅かに下方に傾いて移動する場合に、少なくとも一方の端部が、主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の水平延出部分14Aの上面から上方に突出するか、または水平延出部分14Aの下面から下方に突出することがあり、この突出する端部が、最初の段ボールシートSH、または最後の段ボールシートSHと衝突する場合が挙げられる。
<構成の対応関係>
カウンタエジェクタ1が、本発明のカウンタエジェクタの一例である。前当板10、および矯正板12が、本発明の前当板、および矯正板の一例である。主レッジ14が、本発明の主レッジの一例である。テーブル16、およびエレベータ90が、本発明のテーブル、およびエレベータの一例である。送出コンベア22、および上部コンベア24が、本発明の送出コンベア、および上部コンベアの一例である。レッジ変位モータ64、およびレッジ昇降モータ76が、本発明の主レッジ駆動部の一例である。レッジ駆動シリンダ128が、本発明の第1補助レッジ駆動部の一例である。レッジ駆動シリンダ124が、本発明の第2補助レッジ駆動部の一例である。カウンタエジェクタ制御装置300が、本発明の制御部の一例である。段ボールシートSH、およびバッチBSが、本発明の段ボールシート、およびバッチの一例である。搬送方向FDが本発明の所定の搬送方向の一例である。ホッパ部HPが、本発明のホッパ部の一例である。下流側補助レッジ20の上面の位置が、本発明の第1位置の一例であり、上流側補助レッジ18の上面の位置が、本発明の第2位置の一例である。カウンタエジェクタ制御装置300が、時点T1から時点T6までの期間において、レッジ変位モータ64の駆動、およびレッジ昇降モータ76の駆動と、レッジ駆動シリンダ124の駆動、およびレッジ駆動シリンダ128の駆動とを制御する処理が、本発明のシート載置制御処理の一例である。カウンタエジェクタ制御装置300が、時点T1から時点T6までの期間において、レッジ変位モータ64の駆動、およびレッジ昇降モータ76の駆動を制御する処理が、本発明の第1制御処理の一例である。カウンタエジェクタ制御装置300が、時点T2から時点T5までの期間において、レッジ駆動シリンダ124の駆動、およびレッジ駆動シリンダ128の駆動を制御する処理が、本発明の第2制御処理の一例である。送出コンベア22の上部コンベア部分が配置される位置が、本発明の送出位置の一例である。主レッジ上方位置VM1が、本発明の上昇位置の一例であり、主レッジ下方位置VM2が、本発明の下降位置の一例であり、主レッジ中間位置VMXが、本発明の中間位置の一例である。搬送方向FDにおいてホッパ部HPの下流側の領域が、本発明の第1配置領域の一例であり、搬送方向FDにおいてホッパ部HPの上流側の領域が、本発明の第2配置領域の一例である。主レッジ14の厚さDMが、本発明の主レッジの厚さの一例である。図6に示される距離D1が、本発明の第1距離の一例であり、図7に示される距離D2が、本発明の第2距離の一例であり、図7に示される距離D3が、本発明の第3距離の一例である。
<変形例>
本発明は、本実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)本実施形態では、図10に示されるように、補助レッジ進入位置HU1に位置する上流側補助レッジ18の上面と、補助レッジ進入位置HD1に位置する下流側補助レッジ20の上面とが、同じ高さ位置に設定される構成であるが、この構成に限定されない。上流側補助レッジ18の上面および下面と、下流側補助レッジ20の上面および下面とが、主レッジ中間位置VMXに位置する主レッジ14の厚さDMの範囲内に位置するのであれば、上流側補助レッジ18の上面が下流側補助レッジ20の上面より上方の位置に設定されてもよい。ただ、この変形例では、上流側補助レッジ18の上面と下流側補助レッジ20の上面とにより積載して載置される複数枚の段ボールシートSHの載置姿勢は、複数枚の段ボールシートSHの後端部を矯正板12により揃えることができるような載置姿勢であることが必要である。
(2)本実施形態では、上流側補助レッジ18が、所定の位置に位置する矯正板12の左側面から補助レッジ進入位置HU1まで変位する変位量は、130mmという一定の量であるが、この変位量が、段ボールシートSHのシート長さLSが長いほど大きく設定される構成であってもよい。
(3)本実施形態では、上流側補助レッジ18が、所定の位置に位置する矯正板12の左側面から補助レッジ進入位置HU1まで変位する変位量と、下流側補助レッジ20が、前当板10および前方規制部材160の左側面から補助レッジ進入位置HD1まで変位する変位量とは、同じ量に設定されるが、両変位量が異なる量であってもよい。たとえば、上流側補助レッジ18が所定の位置に位置する矯正板12の左側面から補助レッジ進入位置HU1まで変位する変位量が、下流側補助レッジ20が前当板10および前方規制部材160の左側面から補助レッジ進入位置HD1まで変位する変位量より大きな量に設定されてもよい。この変形例では、上流側補助レッジ18の左端部が矯正板12の左側面からホッパ部HP内に進入を開始する時点が、下流側補助レッジ20の右端部が前当板10および前方規制部材160の右側面からホッパ部HP内に進入を開始する時点より早くなり、上流側補助レッジ18の左端部が矯正板12の左側面から右方に退避する時点と、下流側補助レッジ20の右端部が前当板10および前方規制部材160の右側面から左方に退避する時点とが同じ時点となるように、制御装置300が、レッジ駆動シリンダ124の駆動、およびレッジ駆動シリンダ128の駆動を制御する制御処理を実行する構成であってもよい。
(4)本実施形態では、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSの1/2の値(LS/2)以上の値であって、(LS−500)mmを越えない値だけ、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から右方に離れた位置が、主レッジ右方位置HM1として設定されるが、この主レッジ右方位置HM1の設定方法に限定されない。たとえば、(LS−500)mmという上限値を設けることなく、シート長さLSの1/2の値より大きな値だけ、水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から右方に離れた位置が、主レッジ右方位置HM1として設定されてもよい。この変形例では、主レッジ右方位置HM1は、上流側補助レッジ18の補助レッジ進入位置HU1より左方の位置に設定される。
(5)本実施形態では、主レッジ14、および下流側補助レッジ20が、搬送方向FDにおいてホッパ部HPの下流側に配置され、上流側補助レッジ18が、ホッパ部HPの上流側に配置される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、主レッジ14が搬送方向FDにおいてホッパ部HPの上流側に配置され、主レッジ14と、下流側補助レッジ20とが、協働して、バッチBSを形成する最初の段ボールシートSHを載置する構成であってもよい。
(6)本実施形態では、図12に示されるように、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dの上方から、バッチBSが送出コンベア22により搬送されて無くなる時点T9を決定するために、制御装置300は、送出コンベア22を駆動する送出モータ146が内蔵するエンコーダからの回転検出信号と、シート長さLSの3/4の距離とに基いて、コンベア駆動指令CDが発生されてから、バッチBSの右端部がテーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cを通過するまでの時間を算出し、この算出した時間と、送出コンベア22の所定の動作遅れ期間とに基いて、時点T9を算出する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、テーブル16の水平延出部分16Aの上方においてバッチBSの有無を検出するために、バッチ検出器がエレベータ90の一部に配置される構成であってもよい。
(7)本実施形態では、テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cが最も左方に位置するテーブル左方位置HT1が、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSに応じて変化する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、テーブル左方位置HT1は、カウンタエジェクタ1が積載および区分け処理を実行することができる段ボールシートSHのうちで、最も長い段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSに合せて一定の位置に設定される構成であってもよい。
(8)本実施形態では、テーブル16が昇降動作を行う間に、テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cがテーブル左方位置HT1に保持される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cが、図2に示されるように、段ボールシートSHの搬送方向FDのシート長さLSに基いて定められるテーブル左方位置HT1に位置決めされた後に、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dの下降に伴って、右方に変位する構成であってもよい。この変形例では、送出コンベア22により搬送されるバッチBSが、水平延出部分16Aの上面16Dの上方から無くなる時期を早めることができ、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dがテーブル下方位置VT2からテーブル上方位置VT1に向って上昇を開始する時期を早めることができる。
(9)本実施形態では、テーブル16が昇降動作を行う間に、テーブル16の水平延出部分16Aの左端部16Cがテーブル左方位置HT1に保持される構成であるが、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dの下降に伴って、水平延出部分16Aの左端部16Cが右方に変位する構成である場合には、後方規制部材が矯正板12の下方に配置される構成であってもよい。具体的には、後方規制部材が、矯正板12が最も右側に移動した状態における矯正板12の左側面より後方規制部材の左側面が僅かに右側に位置するように、矯正板12に近接した位置に配置され、上下方向に垂直な状態でカウンタエジェクタ1のフレームに固定される。後方規制部材の上方端部は、右側に屈曲して矯正板12の下端部より上方に延びる。後端規制部材の上端部の屈曲形状と、後方規制部材の左側面が矯正板12の左側面より僅かに右側に位置する配置状態とにより、矯正板12により揃えられた段ボールシートSHの後端部が後方規制部材の上方部分に引っ掛かることを防止する。後方規制部材は、矯正板12の下端部から送出コンベア22の下方まで延びる。複数枚の段ボールシートSHが、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに積載される状態において、テーブル16の水平延出部分16Aが右方に変位するときに、後方規制部材は、段ボールシートSHが右方に移動することを規制する。後方規制部材の下端部が矯正板12の下端部から下方に延びる距離は、送出コンベア22が最も下方の位置まで下降した状態において、送出コンベア22の上方コンベア部分の上面と後方規制部材の下端部とがほぼ同じ高さになるように、設定される。
(10)本実施形態では、時点T6から時点T7までの間で、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXから主レッジ下方位置VM2まで下降するときに、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1に維持されるように、制御装置300がレッジ変位モータ64の駆動を制御する処理を実行する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXから主レッジ下方位置VM2まで下降する時点T6から時点T7までの期間において、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1から主レッジ中間位置HMXまで左方に変位し、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ下方位置VM2から主レッジ上方位置VM1に向って上昇する時点T8から時点T10までの期間において、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に向って左方に変位するように、制御装置300がレッジ変位モータ64の駆動を制御する処理を実行する構成であってもよい。主レッジ中間位置HMXは、主レッジ右方位置HM1と主レッジ左方位置HM2との間の位置であって、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが前当板10の右側面から所定の距離だけ右方に離れた位置である。この変形例では、時点T6から時点T7までの期間において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXから主レッジ下方位置VM2まで下降する動作と、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1から主レッジ中間位置HMXまで左方に変位する動作とが同時に実行されることから、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1から主レッジ左方位置HM2まで左方に変位する期間を短くすることができる。また、この変形例においても、時点T8から時点T10までの期間において、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ下方位置VM2から主レッジ上方位置VM1に向って上昇する動作と、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ左方位置HM2に向って左方に変位する動作とが同時に実行されることから、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ下方位置VM2から主レッジ上方位置VM1まで上昇する期間を短くすることができる。更に、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dが主レッジ中間位置VMXから主レッジ下方位置VM2まで下降する時点T6から時点T7までの期間において、主レッジ14の水平延出部分14Aの右端部14Cが主レッジ右方位置HM1から主レッジ中間位置HMXまで左方に変位するときに、前方規制部材160は、テーブル16の水平延出部分16Aの上面16Dに載置支持されるバッチBSが、主レッジ14の水平延出部分14Aの下面14Dとの摩擦抵抗により主レッジ14の左方への変位に伴って左方へ移動することを規制する。この結果、テーブル16に載置支持されるバッチBSの積載姿勢が崩れることを防止することができる。
1 カウンタエジェクタ
10 前当板
12 矯正板
14 主レッジ
16 テーブル
18 上流側補助レッジ
20 下流側補助レッジ
22 送出コンベア
24 上部コンベア
64 レッジ変位モータ
76 レッジ昇降モータ
90 エレベータ
96 テーブル変位モータ
108 テーブル昇降モータ
124、128 レッジ駆動シリンダ
300 カウンタエジェクタ制御装置
SH 段ボールシート
BS バッチ
FD 搬送方向
HP ホッパ部
VM1 主レッジ上方位置
VMX 上下方向における主レッジ中間位置
VM2 主レッジ下方位置

Claims (8)

  1. フォルダグルアから所定の搬送方向に搬送されて供給された段ボールシートの先端部に当接する前当板と、
    前当板に相対して配置され、供給された段ボールシートの後端部に当接してシート端部を整列させる矯正板と、
    前当板および矯正板により形成されるホッパ部の内部に積載された段ボールシートを分離して所定のシート枚数のバッチを形成するために、ホッパ部に対して所定の搬送方向と平行な前後方向に進退可能に構成されるとともに、ホッパ部より上方の上昇位置とホッパ部より下方の下降位置との間で昇降可能に構成され、上下方向において所定の厚さを有する主レッジと、
    ホッパ部の外部の領域であって主レッジが配置される第1配置領域に配置され、上下方向における一定の第1位置で、ホッパ部に対して前後方向に進退可能な第1補助レッジと、
    ホッパ部の外部の領域であって前後方向において第1配置領域と反対側の第2配置領域に配置され、上下方向における一定の第2位置で、ホッパ部に対して前後方向に進退可能な第2補助レッジと、
    所定の搬送方向と同じ方向に向かう所定の送出方向にバッチを送出するために、ホッパ部より下方の送出位置に配置される送出コンベアと、
    バッチが載置され、そのバッチをホッパ部から送出コンベアまで運搬するために昇降運動を行うテーブルを含むエレベータと、
    主レッジを昇降させ、進退させる主レッジ駆動部と、
    第1補助レッジを進退させる第1補助レッジ駆動部と、
    第2補助レッジを進退させる第2補助レッジ駆動部と、
    主レッジ駆動部、第1補助レッジ駆動部、および第2補助レッジ駆動部を制御する制御部と、を備え、
    第1位置は、上昇位置と下降位置との間で定められる中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内で定められ、
    第2位置は、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲内で定められる位置であって、第1位置と同じ高さの位置、または第1位置より上方の位置に定められ、
    制御部は、主レッジと第2補助レッジとが協働して、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するために、主レッジ駆動部、および第2補助レッジ駆動部を制御するシート載置制御処理を実行し、
    シート載置制御処理は、
    主レッジがホッパ部の内部に進入した状態で上昇位置から中間位置まで下降する間に、または、主レッジがホッパ部の内部に進入した状態で中間位置に位置する間に、バッチを形成する最初の段ボールシートを載置するように、主レッジ駆動部を制御する第1制御処理と、
    主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置に主レッジが到達してから、主レッジが中間位置に到達するまでの間に、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように、第2補助レッジ駆動部を制御する第2制御処理とを含むカウンタエジェクタ。
  2. 制御部は、第2制御処理において、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置から第1距離だけ下方の位置に主レッジが到達したときに、第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように、第2補助レッジ駆動部を制御する請求項1に記載のカウンタエジェクタ。
  3. 第2位置は、上下方向において第1位置と同じ高さ位置に定められ、
    制御部は、第2制御処理において、主レッジの下面が第2補助レッジの下面と同じ高さとなる位置から第1距離だけ下方の位置に主レッジが到達したときに、第1補助レッジの先端および第2補助レッジの先端がホッパ部の内部への進入を開始するように、第1補助レッジ駆動部および第2補助レッジ駆動部をそれぞれ制御する請求項2に記載のカウンタエジェクタ。
  4. 第1距離は、主レッジの上下方向における所定の厚さの1/2より大きな距離に定められる請求項2または請求項3に記載のカウンタエジェクタ。
  5. 第2補助レッジの上面が、中間位置に位置する主レッジの上面より第2距離だけ下方に位置するとともに、中間位置に位置する主レッジの厚さの範囲の中央高さ位置より上方に位置するように、第2位置は定められる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のカウンタエジェクタ。
  6. 第1補助レッジの下面が、中間位置に位置する主レッジの下面より、第3距離だけ上方に位置するように、第1位置は定められる請求項5に記載のカウンタエジェクタ。
  7. 制御部は、シート載置制御処理において、主レッジがホッパ部の内部に進入する進入量が、第2補助レッジがホッパ部の内部に進入する進入量より大きく、かつ、バッチを形成する段ボールシートの所定の搬送方向の寸法から第2補助レッジの進入量を差し引いた量より小さくなるように、主レッジ駆動部、および第2補助レッジ駆動部を制御する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のカウンタエジェクタ。
  8. 制御部は、シート載置制御処理において、主レッジがホッパ部の内部に進入する進入量が、バッチを形成する段ボールシートの所定の搬送方向の寸法の1/2以上の量となるように、主レッジ駆動部を制御する請求項7に記載のカウンタエジェクタ。
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