JP2020006324A - ガス分離装置及びガス分離方法 - Google Patents

ガス分離装置及びガス分離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020006324A
JP2020006324A JP2018130051A JP2018130051A JP2020006324A JP 2020006324 A JP2020006324 A JP 2020006324A JP 2018130051 A JP2018130051 A JP 2018130051A JP 2018130051 A JP2018130051 A JP 2018130051A JP 2020006324 A JP2020006324 A JP 2020006324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
separation
exhaust
exhaust gas
rare
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018130051A
Other languages
English (en)
Inventor
勇規 中村
Yuki Nakamura
勇規 中村
義宣 小野
Yoshinobu Ono
義宣 小野
高志 二ツ木
Takashi Futatsugi
高志 二ツ木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP2018130051A priority Critical patent/JP2020006324A/ja
Publication of JP2020006324A publication Critical patent/JP2020006324A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/30Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/40Capture or disposal of greenhouse gases of CO2

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

【課題】、PFCガス希釈のための窒素ガスを用いずに、希ガスのキセノンガスやクリプトンガスを回収するガス分離装置及びガス分離方法を提供する。【解決手段】 半導体ウエハ処理装置11から排出される少なくとも希ガスを含む排ガスを搬送する搬送配管12と、前記搬送配管12中の前記排ガスを送り出す移送手段15と、前記移送手段15の吸引側15Aの前記搬送配管12に接続され、前記搬送配管12中の排ガスに二酸化炭素ガスを導入する二酸化炭素ガス供給配管16と、前記移送手段15の排気側15Bの前記搬送配管12が接続され、前記排ガスに含まれる希ガス以外のガス成分を除去して、希ガスを回収するガス回収装置21とを有するガス分離装置1。【選択図】図1

Description

ガス分離装置及びガス分離方法に関する。
半導体製造工程では、その工程に対応して各種のガスが利用されている。例えば、ドライエッチング工程や薄膜形成工程などにおいて、CF、NF、C、C、SF、CHFなどのパーフルオロ化合物(PFC:perfluoro compound)が反応性ガスとして使用され、これらを含む排ガスが生じる。
排ガスの排出時にはポンプ等の保護を目的として多量の窒素(N)ガスが導入され、反応に使われなかったPFCガスは希釈されて排出される。
また近年、高積層した3D(3次元)−NAND型フラッシュメモリーの生産のために、微細かつ高アスペクト比を保ってより正確なエッチングを行う異方性エッチングの技術が開発されている。このエッチングには、C、C又はCといったPFCガスに加えて希ガスであるキセノン(Xe)又はクリプトン(Kr)をアシストガスとする技術が導入されている。この技術は高価な希ガスであるXeガスやKrガスを使用するため、これらの希ガスを回収し、再利用することが求められるようになってきた。
希ガスを回収する際、希ガス中からPFCガスを除去するだけでなく、PFCガスの希釈に用いた大量のNガスを分離する必要がある。そのガス分離技術には、沸点差で分離する深冷蒸留法や、吸脱着を繰り返す圧力スウィング吸着(PSA)/温度スウィング吸着(TSA)法、ガス分離膜を使った膜分離法などがある。
また、特許文献1には、真空排気システムから廃棄されるガスを触媒分解方式、プラズマ分解方式、吸着方式などの前処理により窒素以外の不純物を除去した後、吸着剤として活性炭を用いて窒素中からキセノンを回収する方法が記載されている。特許文献2には、キセノンと窒素を分離するため、吸着剤としてゼオライトを用いたシステムが記載されている。
特開2005−336046号公報 特開2010−042381号公報
希ガスとNは、それらの物性が比較的似ているため、互いを分離するのが難しい組み合わせである。例えば、ガス分離技術のひとつである膜分離法では、膜の構成材料の細孔径と、希ガスとNとの動的分子径の差によって分離をする。ところが希ガスであるXeの動的分子径は0.396nmであり、Nのそれは0.36nmと、動的分子径の差が非常に小さい。さらに同じ希ガスであるKrの動的分子径はNとほとんど同じであるため、これらの分離効率は非常に低い。動的分子径の観点だけでなく、吸着剤への吸着力についても同様に、比較的類似した性質をもつ。
本発明は、アシストガスとして希ガスを用いる半導体ウエハ処理装置からの排ガスを処理するガス分離装置であって、ガスの移送手段の保護と同時に、高価な希ガスの効率的な回収、再利用を可能とするガス分離装置を提供することを課題とする。また、本発明は、アシストガスとして希ガスを用いる半導体ウエハ処理装置からの排ガスを処理するガス分離方法であって、ガスの移送手段の保護と同時に、高価な希ガスの効率的な回収、再利用を可能とするガス分離方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討を重ねた結果、ガスの移送手段の保護目的として導入する希釈ガスを、従来の窒素ガスに代えて、COガスを適用することによっても、排ガス成分からガスの移送手段を十分に保護できることを見出した。また、このCOガスは希ガスとの分離が容易であり、排ガスから希ガスの高純度での分離を可能にし、回収効率を高めることができること、また、回収した希ガスを再利用すれば、半導体ウエハ処理工程における希ガスの損失を顕著に抑えて循環させることができることを見出した。すなわち、半導体ウエハ処理装置における希ガスの使用量を大きく低減できることを見出した。本発明は、上記知見に基づきさらに検討を重ね、完成されるに至ったものである。
すなわち、本発明の上記課題は、以下の手段によって解決された。
[1]
半導体ウエハ処理装置から排出される少なくとも希ガスを含む排ガスを搬送する搬送配管と、
前記搬送配管中の前記排ガスを送り出す移送手段と、
前記移送手段の吸引側の前記搬送配管に接続され、前記搬送配管中の排ガスに二酸化炭素ガスを導入する二酸化炭素ガス供給配管と、
前記移送手段の排気側の前記搬送配管が接続され、前記排ガスに含まれる希ガス以外のガス成分を除去して、希ガスを回収するガス回収装置とを有するガス分離装置。
[2]
前記ガス回収装置に接続され、前記排ガスから分離された二酸化炭素ガスを、前記ガス供給配管に供給する回収ガス供給配管を有する[1]に記載のガス分離装置。
[3]
前記ガス回収装置が、水分除去装置、プラズマ除害装置、乾式除害装置、吸着除害装置、圧力スイング吸着装置、温度スイング吸着装置、クロマト分離装置、及び膜分離装置のいずれかひとつ若しくはこれらの組み合わせを含む[1]又は[2]に記載のガス分離装置。
[4]
前記ガス回収装置が、前記排ガス中から水分を除去する前記水分除去装置と、前記水分除去装置の排出側に接続され、前記水分除去装置から排出されるガスから少なくともパーフルオロ化合物ガスを除去する前記吸着除害装置とを含む[3]に記載のガス分離装置。
[5]
前記クロマト分離装置は、複数のクロマトカラムを有し、各クロマトカラムは異なるタイミングにてクロマト分離する[3]又は[4]に記載にガス分離装置。
[6]
前記希ガスがキセノンガスである[1]〜[5]のいずれかに記載にガス分離装置。
[7]
半導体ウエハ処理工程から排出される少なくとも希ガスを含む排ガスから希ガスを回収するガス分離方法であって、
前記排ガス中に、二酸化炭素ガスを導入する工程と、
前記二酸化炭素ガスを導入した排ガスを移送手段で移送する工程と、
前記移送手段を通した、前記二酸化炭素ガスを導入した排ガスから、希ガス以外のガス成分を除去して、希ガスを回収する工程とを含むガス分離方法。
[8]
前記希ガスと分離した二酸化炭素ガスを、前記排ガスに導入する二酸化炭素ガスに用いる[7]に記載のガス分離方法。
[9]
前記希ガスを回収する工程が、水分除去工程、プラズマ除害工程、乾式除害工程、吸着除害工程、圧力スイング吸着工程、温度スイング吸着工程、クロマト分離工程、及び膜分離工程のいずれかひとつ若しくはこれらの組み合わせを含む[7]又は[8]に記載のガス分離方法。
[10]
前記希ガスを回収する工程が、前記排ガス中から水分を除去する前記水分除去工程と、前記水分除去工程から排出されるガスから少なくともパーフルオロ化合物ガスを除去する前記吸着除害工程とを含む[9]に記載のガス分離方法。
[11]
前記クロマト分離工程は、複数のクロマトカラムを有し、各クロマトカラムは異なるタイミングにてクロマト分離する[9]又は[10]に記載にガス分離方法。
[12]
前記希ガスがキセノンガスである[7]〜[11]のいずれかに記載にガス分離方法。
本発明によれば、排ガスの移送手段の保護と同時に、高価な希ガスの効率的な回収、再利用を可能とするガス分離装置を提供できる。また、本発明によれば、排ガスの移送手段の保護と同時に、高価な希ガスの効率的な回収、再利用を可能とするガス分離方法が提供される。
本発明のガス分離装置の好ましい一実施形態を示した概略構成図である。 本発明のガス分離装置に用いるクロマト分離装置の好ましい一例を示した概略構成図である。図2上図の分岐配管212A〜212Dは、それぞれ、図2下図の分岐配管212A〜212Dに接続される。
本発明に係るガス分離装置の好ましい一実施形態(第1実施形態)を示した図1を参照して説明する。
図1に示すように、半導体ウエハ処理装置11には、該半導体ウエハ処理装置11から排出される少なくとも希ガスを含む排ガスを搬送する搬送配管12が接続されている。希ガスには、例えばXeガスを用いる。半導体ウエハ処理装置11としては、ドライエッチング装置、化学気相成長装置、等が挙げられ、以下、一例として、ドライエッチング装置の半導体ウエハ処理装置11について説明する。
半導体ウエハ処理装置11には、例えば、エッチングガスのPFCガスを供給するPFCガス供給配管13とエッチングアシストガスの希ガス(Xeガス)を供給するアシストガス供給配管14とが接続される。
上記PFCガスには、四フッ化炭素(CF)、ヘキサフルオロ−1,3−ブタジエン(C)ガス、オクタフルオロシクロブタン(C)ガス又はオクタフルオロシクロペンテン(C)ガスが挙げられる。また、希ガスには、Xeガス又はKrガスが挙げられる。
上記ドライエッチング処理の場合、排ガスとして、PFCガス、COガス、HFガス、Xeガス及び水(HO)を含むガスが排出される。半導体ウエハ処理装置のガス排出側11Bには、その排ガスを搬送する搬送配管12が接続され、搬送配管12には排ガスを移送する移送手段15として、例えば真空ポンプが配される。移送手段15は、真空ポンプに限定されるものではなく、排ガスを移送(圧送)するものであればよく、例えば圧縮機であってもよい。以下、移送手段15を真空ポンプ15として説明する。したがって、搬送配管12中の排ガスは、真空ポンプ15の吸引側15Aより吸引され、真空ポンプ15の排出側15Bの搬送配管12に送り出される。真空ポンプの吸引側15Aの搬送配管12には、COガスを搬送配管12に導入するCOガス供給配管16が接続される。
搬送配管12には、排ガスに含まれるXeガスを分離、回収するガス回収装置21が接続される。
図1に示す実施形態においては、ガス回収装置21は、水分除去装置22、除害装置23及び分離装置24を有する。
水分除去装置22は、搬送配管12の末端が接続され、搬送配管12によって送られてきた排ガスから水分を除去する。
水分除去装置22の排出側には、配管25を介して除害装置23が接続される。除害装置23は、水分除去装置22の排ガスからPFCガス、HFガスを吸着して、COガスとXeガスとを排出するものであれば、種々の形態の除害装置を用いることが可能である。
除害装置23の排出側には、配管26を介して分離装置24が接続される。分離装置24はXeガスをCOガスや除害装置23によって吸着されなかった難吸着性PFCガスを分離し、回収する装置である。また、分離装置24により分離されたCOガスを回収し、再利用することもできる。図1はこの形態を示しており、分離装置24にはCOガス供給配管16に回収したCOガスを供給する回収COガス供給配管17が接続され、また分離装置24には、アシストガス供給配管14に回収したXeガスを供給する回収希ガス供給配管19が接続されている。分離装置24には、分離材として、ゼオライトを用いることが好ましい。
除害装置23は、プラズマ除害装置、乾式除害装置、及び吸着除害装置のいずれかひとつ若しくはこれらのうちに組み合わせを有することが好ましい。本実施形態では、除害装置23として吸着除害装置を用いることが好ましい。
吸着除害装置は、アルミナ、活性炭、ゼオライト等の表面積の多い物質のガス吸着性を利用し、物理吸着及び/又は化学吸着により、PFCガス、HFガスを除害するものである。
分離装置24は、COガスや上記除害装置23では除去しきれなかった難吸着性PFCガスと、Xeガスとを分離するものである。例えば、PSA装置、クロマト分離装置、膜分離装置、等を用いることができる。これらの装置の分離材(吸着剤)は特に制限されず、例えば、ゼオライトが好適である。
また分離装置24には、後述するクロマト分離装置を用いることも好ましい。クロマト分離装置では、吸着装置23から送られた排ガスのCOガスや難吸着性PFCガスと、Xeガスとが分離される。さらに、分離装置24には吸着剤にゼオライトを用いたPSA装置を用いることもできる。
ガス回収装置は、最終的に目的の希ガスを回収できれば上述した形態には制限されない。例えば、水分除去装置、プラズマ除害装置、乾式除害装置、吸着除害装置、圧力スイング吸着装置、温度スイング吸着装置、クロマト分離装置、及び膜分離装置のいずれかひとつ若しくはこれらの組み合わせを含む形態とすることができる。
ガス回収装置は好ましくは、上記ガス回収装置21のように、水分除去装置22と、プラズマ除害装置、乾式除害装置、及び吸着除害装置から選ばれる除外装置23と、PSA装置、TSA装置、クロマト分離装置、及び膜分離装置から選ばれる分離装置24を含むことが好ましい。以下、これらの装置について説明する。
[水分除去装置]
水分除去装置は、HOの吸着剤が用いられ、例えば、シリカゲル、活性アルミナ、モレキュラーシーブ3A〜5A(ユニオン昭和社製:商品名)等を用いることが好ましい。
[プラズマ除害装置]
プラズマ除害装置は、プラズマを発生させた反応器内に排ガスを導入し、プラズマによって排ガス中のPFCガスを熱分解して除害するものである。具体的には、超高温(2000℃近く)のプラズマ熱を利用してPFCガスを熱分解処理する。プラズマの発生方法として、マイクロ波放電、高周波(RF)放電、アーク放電などが挙げられる。
[乾式除害装置(燃焼式)]
燃焼式の乾式除害装置は、一般的に気体燃料(都市ガスやプロパンや水素)の燃焼火炎を利用して、排ガス中のPFCガスを分解処理するものである。PFCガス等は燃焼火炎によって熱分解する。
[乾式除害装置(電気加熱式)]
電気加熱式の乾式除害装置は、ヒーターの熱を利用して、排ガス中のPFCガスを分解処理して除害するものである。
[吸着除害装置(常温吸着式)]
吸着除害装置(常温吸着式)は、アルミナや活性炭等の表面積の多い物質のガス吸着性を利用し、物理吸着で処理、又は表面を加工して化学吸着で処理して、PFCガスを除害するものである。
[吸着除害装置(加熱吸着式)]
吸着除害装置(加熱吸着式)は、常温では吸着し難いガスを高温状態で触媒などと接触させることにより、吸着し易いガスにして吸着させて、除害するものである。
[圧力スイング吸着(PSA)装置]
PSA装置は、吸着されるガスの分圧に応じて吸着容量が異なることを利用し、その圧力を高くしたり低くしたりすることによって吸着しやすいガスを除去し、吸着しにくいガスを濃縮させる。具体的には、圧力を高くすることによって気体を吸着剤に吸着させ、圧力を低くすることによって吸着剤から気体を脱着させて、気体の分離、回収を行う。例えば、ガスAがガスBに対して吸着剤への吸着容量がより大きい場合、ガスAの方がガスBよりより多く吸着除去され、非吸着ガスとしてガスBが濃縮される。
工業的には吸着剤を固定層として充填した吸着槽に分離したい数種類の混合ガスを加圧して導入させる。吸着速度が速いか若しくは吸着しやすいガスから優先的に吸着させることによって分離させる。その後圧力を降下させることによって、吸着したガス(吸着ガス)を脱着させて製品ガスとする、若しくは吸着しなかったガス(非吸着ガス)を製品ガスとして、吸着槽の外部へ取り出して取得する。通常、吸着槽の出入り口側からそれぞれのガスが分離又は濃縮された形で取り出される。
[温度スイング吸着(TSA)装置]
TSA装置は、高温にすることより吸着量が減少することを利用してガス分離を行うものであり、反応性のないガスで加熱と脱着成分の系外への搬出とを同時に行う。水、硫化水素、COなどの親和力の強い成分の除去に用いられ、加熱温度は200℃〜350℃に達し、再生時間も数時間を要する。
TSA装置は深冷蒸留装置と組み合わせて用いられることが多く、常温常圧で作動し、約200度の昇温により吸着不純ガスを分離する。TSA装置は深冷蒸留装置による酸素や窒素の製造に際して、原料ガスから水やCOガスを除去する目的で用いられることが多い。
[膜分離装置]
膜分離装置は、ガス分離膜のガスの透過しやすさを利用して、特定のガス成分を分離する装置である。ガス分離膜を構成する分子膜は、分子間にオングストロームオーダーの空隙を有する。この空隙をガスが通ることによって、特定のガスの移動が可能となる。例えば、欠陥のない分子膜を隔てて両側にガスが存在する場合、ガスは分圧の高いほうから低い方へ透過する。そのとき、空隙を通過できるガスとできないガスとに分離する。この原理を応用したものが、ガス分離膜を利用した膜分離装置である。本実施形態では、例えば、CHA型ゼオライト膜を用いた膜分離装置を用いることができる。
またCOガスを希釈ガスとすることにより、通常はガス分離性があまり高くない膜分離装置を用いたガス分離によっても、Xeガスの高純度化が可能となる。
[クロマト分離装置]
クロマト分離とは、吸着現象等を利用して、特定の化学成分を混合物から分離する方法をいう。このクロマト分離は、排ガス中のガス成分を固定相によって空間的に分離する手法であり、特定の場所に固定された検出部に順次運ばれることによって分離する。そのため、保持時間という時間軸で分離することがほとんどであるため、連続的に処理するには、複数のクロマト分離装置を用いることが好ましい。
またPSA装置、TSA装置、及びクロマト分離装置に用いる分離材は、ゼオライトであることが好ましい。本発明に用いるゼオライトは、装置及びガス種にもよるが、例えば、COガスとXeガスとを分離、回収するPSA装置の場合、細孔径が0.1〜1.0nmであり、好ましくは0.2〜0.9nmであり、より好ましくは0.3〜0.5nmである。また、細孔の表面積は、1gあたり、150〜900mであり、好ましくは160〜500mであり、より好ましくは170〜300mである。
このようなゼオライトとしては、合成ゼオライト又は天然ゼオライトが用いられる。合成ゼオライトとしては、例えば、ユニオン昭和社製モレキュラーシーブ13X(商品名)、東ソー社製HSZ−800(商品名)、等を用いることができる。また、天然ゼオライトとしては、モルデナイト、チャバザイト、等が挙げられる。
次に、図1に示した第1実施形態のガス分離装置1を用いたガス分離方法について、以下に説明する。
本発明の第1実施形態のガス分離方法は、半導体ウエハ処理工程であるドライエッチング工程から排出される少なくとも希ガスを含む排ガスから希ガスを回収するガス分離方法である。
図1に示すように、ドライエッチング工程から搬送配管12を通して排出された排ガスに、COガスを、COガス供給配管16を通して導入する(COガス導入工程)。排ガス中にCOガスを導入することによって流量が増し、ドライエッチング工程で発生したパーティクルを真空ポンプ15や搬送配管12等に付着させずに吹き飛ばす効果も得られる。そこで、COガスは、COガスを導入した後の排ガスの流量が、例えば、1SLM以上、好ましくは5SLM以上、より好ましくは10SLM以上となる流量とする。また、COガスは、真空ポンプ15を保護できるPFCガス濃度が1質量%以下、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下となるように、排ガス中に導入する。COガスの導入量の上限は、COガスの導入後の排ガスの流量が真空ポンプ15の排気量以下となるようにする。そしてCOガスを導入した排ガスを真空ポンプ15で移送する(排ガス搬送工程)。真空ポンプ15によって搬送されたCOガスを導入した排ガスから、Xeガス以外かつCOガス以外のガス成分を除去したのちXeガスを分離、回収する(除去、回収工程)。
上記ガス分離装置1では、ドライエッチング装置(半導体製造工程)から排される排ガス中に含まれるXeガスを高濃度に回収することができる。また、従来用いられていたNガスの代わりにCOガスを排ガス中に導入し、真空ポンプ15を保護する。すなわち、真空ポンプ15を腐食しないレベルにCOガスによってPFCガスが希釈されることによって真空ポンプ15が保護される。また、排ガス中に含まれるXeガスを分離、回収するとともに、COガスも回収することができ、再利用することができる。また、Nガスを、用いる必要も、分離して排出する必要もなくなるため、ガス分離工程が簡素化され、ガス分離にかかる時間を削減することができる。また、従来、窒素ガスの分離に必要であったエネルギー分のコストが削減され、ガス分離に必要なエネルギーコストが大幅に削減することができる。
次に、クロマト分離装置の好ましい一実施形態について以下に説明する。このクロマト分離装置は、図1の形態においては分離装置24として用いることができる。
図2に示すように、クロマト分離装置31は、一つのガス分離手段102が排ガスを処理する時間を、例えば20分要するものとすることができる。すなわち、ガス分離手段102への排ガスの供給開始からXeガスの排出終了までの時間を20分とすることができる。また、例えば、ガス分離手段102への排ガスの供給時間を5分とすることができる。上記例のようなガス分離手段102を用いて、途切れることなく、連続的にガス分離処理を行うには、4つのガス分離手段102が必要になる。したがって、排ガスを連続処理するクロマト分離装置31には、4つのガス分離手段102(102A〜102D)が備えられている。
クロマト分離装置31は、排ガス供給源211(吸着装置23)から排ガス(COガスとXeとの混合ガス)が供給される供給配管212(配管26(図1参照))を備える。排ガス供給源211には、供給配管212が接続され、その上流側で4つに分岐され、各分岐された供給配管212(212A〜212D)には、流路の開閉を行う供給バルブ214を備える。各供給配管212A〜212Dは、それぞれ各ガス分離手段102のクロマトカラム(以下、カラムという)111の入口112に接続される。したがって、カラム111の入口112から、例えば排ガスとして、Xeを含む混合ガスが供給される。
カラム111は、処理量によって適宜大きさが決定される。一例として、充填カラム(又は剤)の交換という観点から内径が19〜200mm、半導体製造ラインの近傍に設置されるという観点から長さ(高さ)が0.25〜2mの筒体(例えば円筒)である。好ましくは、内径が50〜180mm、長さが0.5〜1.5mの筒体であり、より好ましくは、内径が120〜160mm、長さが0.7〜1mの筒体である。カラム111の内部には、好ましくはゼオライト(図示せず)が充填される。
各カラム111(111A〜111D)の出口113には、それに対応する減圧手段としての真空ポンプ121(121A〜121D)の吸引側122が接続されている。真空ポンプ121には、例えば、エドワーズ社製nDXS10i(商品名)(到達圧力:0.7Pa、排気速度:190SLM)を用いることができる。
真空ポンプ121の排気側には、排気用の分岐配管131及び回収用の分岐配管132、133が接続される主配管134が繋がれている。また、その主配管134の途中から分析用配管141を分岐させ、流路の開閉を行う分析配管用バルブ142を介して、QMS143が接続される。QMS143としては、例えば、差動排気系キット付四重極型質量分析計:アルバック社製Qulee with YTP(商品名)を用いることができる。
さらに主配管134には、カラム111によって分離された難吸着性ガスを排気する分岐配管131が、流路の開閉を行う分岐バルブ135を介して、配されている。難吸着性ガスには、前段の除害装置23にて除去しきれない難吸着性PFCガス(例えばCFガス)や一酸化炭素(CO)ガスが挙げられる。また、カラム111によって分離されたCOガスを回収する分岐配管132が、流路の開閉を行う分岐バルブ136を介して配されている。さらに、カラム111によって分離されたXeガスを回収する分岐配管133が、流路の開閉を行う分岐バルブ137を介して配されている。またさらに、主配管134は、排出しきれなかった難吸着性PFCガスと、回収しきれなかったCOガスとXeガスの混合ガスとを次のカラムへ送るために用いられ、主配管バルブ138が配されている。カラム111においては、初めに難吸着性PFCガスが排出され、次にCOガスが排出され、その後Xeガスが排出される。このため、真空ポンプ121側から、分岐配管131、132、133の順に、主配管134から分岐されることが好ましい。
主配管134は、次のガス分離手段102の供給配管212に接続することができる。例えば、ガス分離手段102Aの主配管134Aはガス分離手段102Bの供給配管212Bに接続することができる。また主配管134が次にガス分離手段102の供給配管212に接続されていない場合には、主配管バルブ138は閉じた状態にしておく。分岐配管132(回収COガス供給配管17(図1参照))はCOガス供給配管16(図1参照)に接続され、分岐配管133(回収希ガス供給配管19(図1参照))は、アシストガス供給配管14(図1参照)に接続される。
QMS143に接続する分析用配管141は、分析用配管バルブ142を介して、分岐配管131、132、133よりも真空ポンプ121の排気側123に近い位置の主配管134に接続されることが好ましい。このようにQMS143が配されることによって、分析時のガスが、分岐バルブ135、136、137、主配管バルブ138に達する前に、ガス分析結果に基づいてバルブ操作を行うことができるようになる。
また、分岐配管131、132、133を、カラム111から流れてくるガス種順に、真空ポンプ121側から順に配することによって、COガスやXeガスがそれぞれの分岐配管132、133に入り易くなる。
なお、分岐バルブ135、136、137の下流側の分岐配管131、132、133には、主配管134内にガスが取り残されるのを防ぐために、図示はしていないが真空ポンプを配しておくことが好ましい。
まず、4つのガス分離手段102A〜102Dへの排ガスの供給について説明する。
全てのバルブを閉じておく。動作開始とともに、カラム111(111A)に、排ガスを供給する供給バルブ214と難吸着性ガス系の分岐バルブ135とを開ける。それとともに、真空ポンプ121(121A)を稼働すると、カラム111Aには、供給配管212(212A)から排ガスが供給され、ガス分離手段102(102A)によって排ガスのクロマト分離を行う。
各ガス分離手段102A〜102Dへの排ガスの供給は、各ガス分離手段102A〜102Dの順に、上記のように供給バルブ214の開閉によって、所定時間(例えば5分間)行う。各ガス分離手段102A〜102Dにおいて、供給バルブ214を開けてから、各ガス分離手段102A〜102Dの分岐バルブ135を開ける。このようにして、各ガス分離手段102A〜102Dに、順次、排ガスを供給する。そして、ガス分離手段102Dへ排ガスを供給した後は、再び、ガス分離手段102Aから順に排ガスを供給していくことで、連続的な排ガスのガス分離を行うことができる。
次に、各バルブ操作について具体的に説明する。まず全ての分岐バルブ135、136、137及び主配管バルブ138は閉じておく。この状態で真空ポンプ121を稼働し、供給バルブ214を開けてから分岐バルブ135を開け、各ガス分離手段102のカラム111に排ガスを導入して、排ガスのクロマト分離を行う。カラム111に供給された排ガスはカラム111内を通過し、難吸着性PFCガスが最初に排出され、開けられた排気系の分岐バルブ135、分岐配管131を通って排出(又は回収)される。カラム111からの排気は、QMS143の分析によって、カラム111から難吸着性PFCガスが排出されている間行う。QMS143の分析によって、カラム111から難吸着性PFCガスが排出されなくなったら、分岐バルブ135を閉じてから、分岐バルブ136を開けて、分岐配管132から、COガスを回収する。QMS143の分析によってCOガスが検出されなくなったら、分岐バルブ136を閉じる。分岐バルブ136を閉じてから、分岐バルブ137を開けて、分岐配管133から、Xeガスを回収する。QMS143の分析によってXeガスが検出されなくなったら、分岐バルブ137を閉じる。これで、一つのガス分離手段102のクロマト分離が終了する。
その後、カラム111に再び排ガスが供給され、上記同様のガス分離処理を行う。本実施形態の場合、除害装置23(図1参照)によってPFCガスがほぼ除去され、例えば0.05質量%以下になっているため、カラム111を通過する難吸着性PFCガスは相対的に微量であり、QMS143によって出力されるピークの裾野も狭い。そのため、希ガスのみを分岐配管133から回収することが容易になり、回収されたXeガスの純度は99.999質量%以上とすることができる。このようにカラム111によって3成分に分離できる。
またカラム111から難吸着性PFCガスの排出中にCOガスの排出が始まる場合には、カラム111から排出されるガスが、難吸着性PFCガスとCOガスとの混合ガスになる。このような混合ガスが排出される場合には、QMS143にてCOガスを検出したら分岐バルブ135を閉じてから主配管バルブ138を開ける。そして、主配管134から混合ガスを回収する。その後、QMS143が難吸着性PFCガスを検出しなくなったら、主配管バルブ138を閉じてから分岐バルブ136を開ける。そして分岐バルブ136からCOガスを回収する。その後、QMS143がCOガスを検出しなくなったら、分岐バルブ136を閉じる。
さらにカラム111からCOガスの排出中にXeガスの排出が始まる場合には、カラム111から排出されるガスが、COガスとXeガスとの混合ガスになる。このような混合ガスが排出される場合には、QMS143にてXeガスを検出したら分岐バルブ136を閉じてから主配管バルブ138を開ける。そして、主配管134から混合ガスを回収する。その後、QMS143がCOガスを検出しなくなったら、主配管バルブ138を閉じてから分岐配管バルブ137を開ける。そして分岐配管バルブ133からXeガスを回収する。その後、QMS143がXeガスを検出しなくなったら、分岐バルブ137を閉じる。
またさらに、カラム111Aの主配管134を次のカラム111Bの供給配管212Bに接続しておくことが好ましい。これによって、主配管134を通して回収した混合ガスは、供給配管212Bを通して、供給配管212Bに新たに供給される排ガスとともに、カラム111Bに供給することが可能になる。そして、次にカラム111Bによって、再びCOガスやXeガスの分離回収が行える。
上記のようにして、クロマト分離装置31は、カラム111A〜111Dに、排ガス供給源から排ガスを順次供給して、クロマト分離処理を途切れなく行うことができる。したがって、効率よく、排ガスのクロマト分離処理が行える。
上記ガス分離装置1において、分離装置24にクロマト分離装置31を用いた場合には、Xeガスを極めて高純度で回収することが可能となる。また、上述したように、COガスとXeガスとの混合ガスを主配管134に通し、この混合ガスを次のガス分離手段へと送り込む形態とすれば、一つのガス分離手段ではXeガスとCOガスとを完全に分離できない場合であっても、Xeガスを高純度に、かつ、Xeガスを事実上すべて回収することができる。よって、新たなXeガスを導入する必要がなく、若しくは少量に抑えることができ、少ないXeガス量で、かつ低コストでのウエハ処理が可能になる。
図1に示す実施形態では、上記ガス回収装置21は、水分除去装置22、除害装置23及び分離装置24を有するが、例えば、クロマト分離装置によって、PFCガスの除去を行い、COガスとXeガスとを分離することも可能である。また、除害装置とクロマト分離装置とによって構成し、除害装置によってPFCガス及び水分を除害し、クロマト分離装置によってCOガスとXeガスとを分離することも可能である。
上記各実施形態におけるガス分離装置1は、通常、5℃〜400℃で稼働することができる。
また上記各実施形態では、希ガスにXeガスを用いたが、希ガスとしてクリプトン(Kr)ガスを用いても、Xeガスと同様の処理を行うことができ、同様の効果を奏することができる。
また半導体ウエハ処理装置としてドライエッチング装置を説明したが、薄膜形成装置(例えば、化学気相成長装置)等についても、排ガスに希ガス及びPFCガスを含むものであれば、ドライエッチング装置の場合と同様の効果を奏することができる。
また、上記クロマト分離装置では、カラム111への排ガスの供給時間が5分、排ガスを供給開始してから希ガスの排出が終了するまでの時間を20分としたが、それらの時間は、カラムの直径、カラムの長さ、分離材の種類、分離材の充填量等によって適宜変更される。排ガスを連続的に処理するには、排ガスの供給時間Ts、排ガスを供給開始してからXeガスの排出が終了するまでの時間をTg、カラムの本数をNとして、Tg/Ts=Nの本数となるように、Tg、Tsを決定することが好ましい。こうすることによって、排ガスのカラム111への供給が途切れることなく、連続的にクロマト分離することが可能になる。すなわち、各クロマトカラムが異なるタイミングにてクロマト分離するようにして、途切れることなく、連続的にガス分離処理を行うことが可能になる。
1 ガス分離装置
11 半導体ウエハ処理装置
11B ガス排出側
12 搬送配管
13 PFCガス供給配管
14 アシストガス供給配管
15 移送手段(真空ポンプ)
15A 吸引側
15B 排出側
16 希ガス供給配管
17 回収COガス供給配管
19 回収希ガス供給配管
21 ガス回収装置
22 水分除去装置
23 除害装置
24 分離装置
25、26 配管
102、102A〜102D ガス分離手段
111、111A〜111D カラム
112 入口
113 出口
121、121A〜121D 真空ポンプ
122 吸引側
123 排気側
131、132、133 分岐配管
134 主配管
135、136、137 分岐バルブ
138 主配管バルブ
141 分析用配管
142 分析用配管バルブ
143 QMS
211 排ガス供給源
212 供給配管
214 供給バルブ

Claims (12)

  1. 半導体ウエハ処理装置から排出される少なくとも希ガスを含む排ガスを搬送する搬送配管と、
    前記搬送配管中の前記排ガスを送り出す移送手段と、
    前記移送手段の吸引側の前記搬送配管に接続され、前記搬送配管中の排ガスに二酸化炭素ガスを導入する二酸化炭素ガス供給配管と、
    前記移送手段の排気側の前記搬送配管が接続され、前記排ガスに含まれる希ガス以外のガス成分を除去して、希ガスを回収するガス回収装置とを有するガス分離装置。
  2. 前記ガス回収装置に接続され、前記排ガスから分離された二酸化炭素ガスを、前記ガス供給配管に供給する回収ガス供給配管を有する請求項1に記載のガス分離装置。
  3. 前記ガス回収装置が、水分除去装置、プラズマ除害装置、乾式除害装置、吸着除害装置、圧力スイング吸着装置、温度スイング吸着装置、クロマト分離装置、及び膜分離装置のいずれかひとつ若しくはこれらの組み合わせを含む請求項1又は2に記載のガス分離装置。
  4. 前記ガス回収装置が、前記排ガス中から水分を除去する前記水分除去装置と、前記水分除去装置の排出側に接続され、前記水分除去装置から排出されるガスから少なくともパーフルオロ化合物ガスを除去する前記吸着除害装置とを含む請求項3に記載のガス分離装置。
  5. 前記クロマト分離装置は、複数のクロマトカラムを有し、各クロマトカラムは異なるタイミングにてクロマト分離する請求項3又は4に記載のガス分離装置。
  6. 前記希ガスがキセノンガスである請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス分離装置。
  7. 半導体ウエハ処理工程から排出される少なくとも希ガスを含む排ガスから希ガスを回収するガス分離方法であって、
    前記排ガス中に、二酸化炭素ガスを導入する工程と、
    前記二酸化炭素ガスを導入した排ガスを移送手段で移送する工程と、
    前記移送手段を通した、前記二酸化炭素ガスを導入した排ガスから、希ガス以外のガス成分を除去して、希ガスを回収する工程とを含むガス分離方法。
  8. 前記希ガスと分離した二酸化炭素ガスを、前記排ガスに導入する二酸化炭素ガスに用いる請求項7に記載のガス分離方法。
  9. 前記希ガスを回収する工程が、水分除去工程、プラズマ除害工程、乾式除害工程、吸着除害工程、圧力スイング吸着工程、温度スイング吸着工程、クロマト分離工程、及び膜分離工程のいずれかひとつ若しくはこれらの組み合わせを含む請求項7又は8に記載のガス分離方法。
  10. 前記希ガスを回収する工程が、前記排ガス中から水分を除去する前記水分除去工程と、前記水分除去工程から排出されるガスから少なくともパーフルオロ化合物ガスを除去する前記吸着除害工程とを含む請求項9に記載のガス分離方法。
  11. 前記クロマト分離工程は、複数のクロマトカラムを有し、各クロマトカラムは異なるタイミングにてクロマト分離する請求項9又は10に記載にガス分離方法。
  12. 前記希ガスがキセノンガスである請求項7〜11のいずれか1項に記載にガス分離方法。
JP2018130051A 2018-07-09 2018-07-09 ガス分離装置及びガス分離方法 Pending JP2020006324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018130051A JP2020006324A (ja) 2018-07-09 2018-07-09 ガス分離装置及びガス分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018130051A JP2020006324A (ja) 2018-07-09 2018-07-09 ガス分離装置及びガス分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020006324A true JP2020006324A (ja) 2020-01-16

Family

ID=69149842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018130051A Pending JP2020006324A (ja) 2018-07-09 2018-07-09 ガス分離装置及びガス分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020006324A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5926292B2 (ja) 廃棄ガスストリーム吸着により高価値成分を回収する方法及び装置
US7368000B2 (en) Treatment of effluent gases
JP5202836B2 (ja) キセノンの回収システムおよび回収装置
RU2605593C2 (ru) Способ извлечения гелия и устройство для его осуществления
US20030000385A1 (en) Gas separating and purifying method and its apparatus
JP2008525779A5 (ja)
JP2007130611A (ja) 圧力変動吸着式ガス分離方法及び分離装置
JP4212106B2 (ja) ガス分離装置及びガス分離方法
WO2014080984A1 (ja) 揮発性有機化合物回収装置
JP2009018269A (ja) ガス分離装置及びガス分離方法
JP2019195758A (ja) ガス分離装置及びガス分離方法
CN111566044A (zh) 在低温温度下从气体或液体流中回收氙的吸附性方法
JP6905534B2 (ja) 水素またはヘリウムの精製方法、および水素またはヘリウムの精製装置
JP4683543B2 (ja) ガス分離方法及びガス分離装置
TW202103771A (zh) 氣體分離裝置及氣體分離方法
JP2020006324A (ja) ガス分離装置及びガス分離方法
JP4538622B2 (ja) ガス分離装置
JP2012081411A (ja) 溶剤脱水装置
JP2004339187A (ja) パーフルオロ化合物の精製方法及び成膜方法
JP2011057491A (ja) ガス回収方法
JP2019181383A (ja) ガス分離装置及びガス分離方法
JPS61230715A (ja) Psa装置を使つたガス濃縮回収方法
JP4787550B2 (ja) ガス分離方法及びガス分離装置
JPH07241427A (ja) 溶剤回収方法
JP2005046746A (ja) ガス分離装置