JP2020006098A - プラズマ照射装置 - Google Patents

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Akiko Tougi
彰子 東儀
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雅宏 ▲高▼田
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元晴 安宅
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Mayuka TADA
麻友華 多田
貴也 大下
Takaya Oshita
貴也 大下
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Takeshi Inoue
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Abstract

【課題】被照射体の被照射部に効率的にプラズマ及び活性種の少なくとも一方である活性ガスを照射することができるプラズマ照射装置を提供する。【解決手段】プラズマ照射装置1は、プラズマ発生部を有し、プラズマ発生部にて発生したプラズマ及びプラズマによって生じる活性種の少なくとも一方である活性ガスを吐出する照射器具10と、被照射体Pの身体の少なくとも一部である被照射部P1に装着される第1装着部91、照射器具に装着される第2装着部103、及びプラズマ発生部にて発生した活性ガスを被照射部に案内する案内部92を有する補助器具90と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ照射装置に関する。
従来、例えば、歯科治療等の医療を用途とするプラズマ照射装置が知られている。
プラズマ照射装置は、創傷等の患部にプラズマ又は活性種を照射することで、患部を治癒する。前記活性種は、プラズマ照射装置内でプラズマによって発生させられる。
例えば、特許文献1は、歯科治療を行うプラズマジェット照射装置を開示している。前記プラズマジェット照射装置は、プラズマジェット照射手段を有する照射器具を備えている。前記プラズマジェット照射装置は、発生したプラズマと、活性種と、を被照射体に照射する。前記活性種は、プラズマ中の気体又はプラズマ周辺の気体とプラズマとが反応して生成される。
特許文献2は、照射器具内部で活性種を発生させ、その活性種をノズルから吐出して患部に照射するプラズマ照射装置を開示している。前記活性種は、例えば、活性酸素や活性窒素等である。
特許第5441066号公報 特開2017−50267号公報
しかしながら、この種のプラズマ照射装置により、被照射体の身体の少なくとも一部である被照射部を狙ってプラズマ及び活性種の少なくとも一方である活性ガスを照射するのには、改善の余地がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、被照射体の被照射部に効率的にプラズマ及び活性種の少なくとも一方である活性ガスを照射することができるプラズマ照射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のプラズマ照射装置は、プラズマ発生部を有し、前記プラズマ発生部にて発生したプラズマ及び前記プラズマによって生じる活性種の少なくとも一方である活性ガスを吐出する照射器具と、被照射体の身体の少なくとも一部である被照射部に装着される第1装着部、前記照射器具に装着される第2装着部、及び前記プラズマ発生部にて発生した前記活性ガスを前記被照射部に案内する案内部を有する補助器具と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、第1装着部及び第2装着部が被照射部及び照射器具にそれぞれ装着されることにより、照射器具に対する被照射部の移動が規制された状態で、案内部により被照射部に案内された活性ガスを被照射部に向かって吐出する。このため、プラズマ発生部にて発生した活性ガスが被照射部に当たらずに、プラズマ照射装置の外部に流れ出るのが抑えられ、被照射体の被照射部に効率的に活性ガスを照射することができる。
また、上記のプラズマ照射装置において、前記第1装着部は、前記被照射部を覆うことにより前記被照射部に装着されてもよい。
この発明によれば、プラズマ照射装置の外気が被照射部に与える影響を抑え、活性ガスが被照射部に与える影響を強めることができる。
また、上記のプラズマ照射装置において、前記第1装着部には、前記被照射部に対向又は接触する面に、前記プラズマ発生部にて発生した前記活性ガスを吐出する開口が形成されていてもよい。
この発明によれば、開口から吐出する活性ガスを被照射部に直接当て、活性ガスが被照射部に与える効果を強めることができる。
また、上記のプラズマ照射装置において、前記第1装着部は、前記プラズマ発生部にて発生した前記発性ガスを、前記第1装着部の外部に排出する排出口を有してもよい。
この発明によれば、排出口により被照射部に向かって吐出された発生ガスが排出されるため、被照射部の周囲をプラズマ発生部にて発生した新たな発性ガスが流れやすくすることができる。
本発明のプラズマ照射装置によれば、被照射体の被照射部に効率的に活性ガスを照射することができる。
本発明の第1実施形態の活性ガス照射装置を示す模式図である。 同活性ガス照射装置の概略構成を示すブロック図である。 同活性ガス照射装置を構成する照射器具の縦断面図である。 図3の照射器具のA1−A1断面図である。 同活性ガス照射装置の第1装着部と案内部との接続部における断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例における活性ガス照射装置の第1装着部及び案内部の一部を破断した平面図である。 本発明の第1実施形態の変形例における活性ガス照射装置の第1装着部及び案内部の一部を破断した平面図である。 図7の第1装着部のA2−A2断面図である。 本発明の第2実施形態の活性ガス照射装置におけるアダプタの縦断面図である。 本発明の第2実施形態の活性ガス照射装置の変形例におけるアダプタの縦断面図である。 本発明の第3実施形態の活性ガス照射装置におけるアダプタの一部を破断した正面図である。 本発明の第3実施形態の活性ガス照射装置の変形例におけるアダプタの縦断面図である。 本発明の第4実施形態の活性ガス照射装置におけるアダプタの縦断面図である。 図13の第1装着部のA3−A3断面図である。 本発明の第4実施形態の活性ガス照射装置の変形例におけるアダプタの一部を破断した底面図である。 本発明の第4実施形態の活性ガス照射装置の変形例におけるアダプタの縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るプラズマ照射装置の第1実施形態を、図1から図8を参照しながら説明する。
本実施形態のプラズマ照射装置は、プラズマジェット照射装置又は活性ガス照射装置である。
プラズマジェット照射装置は、プラズマを発生させる。プラズマジェット照射装置は、発生したプラズマと、活性種と、を被照射体(被照射物)に直接照射する。前記活性種は、プラズマ中の気体又はプラズマ周辺の気体とプラズマとが反応して生成される。活性種としては、活性酸素種や活性窒素種を例示できる。活性酸素種としては、ヒドロキシルラジカル、一重項酸素、オゾン、過酸化水素、スーパーオキシドアニオンラジカル等を例示できる。活性窒素種としては、一酸化窒素、二酸化窒素、ペルオキシナイトライト、過酸化亜硝酸、三酸化二窒素等を例示できる。
一方で、活性ガス照射装置は、プラズマを発生させる。活性ガス照射装置は、活性種を含む活性ガスを被照射体に照射する。前記活性種は、プラズマ中の気体又はプラズマ周辺の気体とプラズマとが反応して生成される。
以下、プラズマ照射装置が活性ガス照射装置である場合を例にとって説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の活性ガス照射装置1は、照射器具10と、供給ユニット20と、ガス管路30と、電気配線40と、供給源70と、制御部80と、アダプタ(補助器具)90と、を備える。
照射器具10は、照射器具10内で発生した活性ガスを吐出する。
供給ユニット20は、照射器具10に電力及びプラズマ発生用ガスを供給する。プラズマ発生用ガスとしては、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン等の希ガス;窒素;等を例示できる。これらのガスは、1種単独で供給されてもよいし、2種以上を組み合わせて供給されてもよい。
プラズマ発生用ガスは、窒素を主成分とすることが好ましい。ここで、窒素を主成分とするとは、プラズマ発生用ガスにおける窒素の含有量が50体積%超であることをいう。
供給ユニット20は、供給源70を収容している。供給源70は、プラズマ発生用ガスを収容している。供給ユニット20は、例えば、100Vの家庭用電源等の電源(不図示)と接続される。
ガス管路30は、照射器具10と供給ユニット20とを接続している。電気配線40は、照射器具10と供給ユニット20とを接続している。
本実施形態において、ガス管路30と電気配線40とは、各々独立しているが、ガス管路30と電気配線40とは一体でもよい。
図3は、照射器具10における軸線に沿う面の断面(縦断面)図である。
図3に示すように、照射器具10は、長尺状のカウリング11と、カウリング11内に位置するプラズマ発生部12と、を備える。
カウリング11は、円筒形の胴体部11bと、胴体部11bの先端を塞ぐヘッド部11aとを備える。なお、胴体部11bは、円筒形に限らず、四角筒、六角筒、八角筒等の多角筒形でもよい。
ヘッド部11aは、先端に向かい漸次窄んでいる。即ち、本実施形態におけるヘッド部11aは、円錐形である。なお、ヘッド部11aは、円錐形に限らず、四角錘、六角錘、八角錘等の多角錘形でもよい。
ヘッド部11aは、管軸O1方向に延びる活性ガス流路7を内部に有している。管軸O1は、胴体部11bの管軸である。
ヘッド部11aの材料は、特に制限はなく、絶縁性を有してもよいし、絶縁性を有しなくてもよい。ヘッド部11aの材料は、耐摩耗性、耐腐食性に優れる材料が好ましい。耐摩耗性、耐腐食性に優れる材料としては、ステンレス等の金属を例示できる。
胴体部11bの材料は、特に制限はないが、電気絶縁性を有する材料が好ましい。胴体部11bは、電気絶縁性の材料のみで形成されてもよいし、電気絶縁性の材料とその表面に金属材料の層を有する多層構造でもよい。電気絶縁性の材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を例示できる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)等を例示できる。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコン樹脂等を例示できる。胴体部11bとヘッド部11aとの材料は、同じでもよく、異なってもよい。金属材料としては、ステンレス、チタン、アルミニウム等が挙げられる。
胴体部11bの大きさは、特に制限はなく、手指で把持しやすい大きさとすることができる。
胴体部11bは、外周面に操作スイッチ9(操作部)を備えている。
図3及び図4に示すように、プラズマ発生部12は、管状誘電体3(誘電体)と、内部電極4と、外部電極5とを備える。
管状誘電体3は、管軸O1方向に延びる円筒状の部材である。管状誘電体3は、管軸O1方向に延びるガス流路6を内部に有している。活性ガス流路7とガス流路6とは連通している。なお、管軸O1は、管状誘電体3の管軸と同じである。
管状誘電体3の材料としては、公知のプラズマ装置に使用する誘電体材料を適用できる。管状誘電体3の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、合成樹脂等を例示できる。管状誘電体3の誘電率は低いほど好ましい。
管状誘電体3は、内部に内部電極4を備えている。内部電極4は、管軸O1方向に延びる略円柱状の部材である。内部電極4は、管状誘電体3の内面と離間している。
内部電極4は、管軸O1方向に延びる軸部と、軸部の外周面のねじ山とを備える。軸部は、中実でもよいし、中空でもよい。中でも、軸部は中実が好ましい。軸部が中実であれば、加工が容易であり、かつ機械的な耐久性を高められる。
内部電極4のねじ山は、軸部の周方向に周回する螺旋状のねじ山である。内部電極4の形態は、雄ねじと同様の形態である。
内部電極4は、外周面にねじ山を有することにより、ねじ山先端部の電界が局所的に強くなり、放電開始電圧が低くなる。このため、低電力でプラズマを生成し、維持できる。
なお、内部電極4はねじ山を備えなくてもよい。
内部電極4の材料は、導電材であれば特に制限はなく、公知のプラズマ装置の電極に使用できる金属を適用できる。内部電極4の材料としては、ステンレス、銅、タングステン等の金属、カーボン等を例示できる。
管状誘電体3の外周面の一部には、内部電極4に沿う外部電極5を備えている。外部電極5は、管状誘電体3の外周面に沿って周回する環状の電極である。
外部電極5の材料は、導電材であれば特に制限はなく、公知のプラズマ装置の電極に使用する金属を適用できる。外部電極5の材料としては、ステンレス、銅、タングステン等の金属、カーボン等を例示できる。
図4に示すように、管状誘電体3と内部電極4と外部電極5とは、管軸O1を中心として同心円状に位置している。
本実施形態において、内部電極4の外周面と外部電極5の内周面とは、管状誘電体3を挟んで互いに対向している。
プラズマ発生部12は、カウリング11から離脱可能である。プラズマ発生部12は、例えば、カウリング11から管軸O1方向に引き抜かれる。例えば、カウリング11をヘッド部11aと胴体部11bとに分解した後、プラズマ発生部12が、胴体部11bに対して前側に引き抜かれるようにプラズマ発生部12を構成してもよい(なお、管軸O1方向に沿ってヘッド部11a側を前側、胴体部11b側を後側とする)。
例えば、プラズマ発生部12が破損した場合などには、カウリング11からプラズマ発生部12を離脱させた後、新たなプラズマ発生部12をカウリング11に装着することができる。このとき、新たなプラズマ発生部12は、カウリング11に対して管軸O1方向に差し込むことができる。
図1に示すような供給ユニット20は、照射器具10に電気およびプラズマ発生用ガスを供給する。供給ユニット20は、内部電極4と外部電極5との間に印加する電圧及び周波数を調節できる。
供給ユニット20は、供給源70を収容する筐体21を備えている。筐体21は、供給源70を離脱可能に収容する。これにより、筐体21に収容された供給源70内のガスがなくなったとき、供給源70を交換することができる。
供給源70は、プラズマ発生部12にプラズマ発生用ガスを供給する。供給源70は、内部にプラズマ発生用ガスが収容された耐圧容器である。図2に示すように、供給源70は、筐体21内に配置された配管75に対して着脱可能に装着されている。配管75は、供給源70とガス管路30とを接続している。
配管75には、電磁弁71、圧力レギュレータ73、及び流量コントローラ74が取り付けられている。
電磁弁71が開状態となると、供給源70から配管75及びガス管路30を介して照射器具10にプラズマ発生用ガスが供給される。図示の例では、電磁弁71は、弁開度が調節できる構成ではなく、開閉の切り替えのみができる構成である。なお電磁弁71は、弁開度が調節できる構成であってもよい。
圧力レギュレータ73は、電磁弁71と供給源70との間に配置されている。圧力レギュレータ73は、供給源70から電磁弁71に向かうプラズマ発生用ガスの圧力を低下(プラズマ発生用ガスを減圧)させる。
流量コントローラ74は、電磁弁71とガス管路30との間に配置されている。流量コントローラ74は、電磁弁71を通過したプラズマ発生用ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を調整する。流量コントローラ74は、プラズマ発生用ガスの流量を、例えば3L/minに調整する。
配管75の供給源70側の端部には、継手76が設けられている。継手76には、供給源70が着脱可能に装着されている。供給源70を継手76に着脱させることで、電磁弁71、圧力レギュレータ73、及び流量コントローラ74(以下、「電磁弁71等」という。)を筐体21に固定したまま、供給源70を交換することができる。
この場合、交換前の供給源70、交換後の供給源70のいずれについても共通の電磁弁71等を使用することができる。なお電磁弁71等は、供給源70に固定され、供給源70と一体的に筐体21から離脱可能であってもよい。
図1に示すように、ガス管路30は、供給ユニット20から照射器具10にプラズマ発生用ガスを供給する経路である。ガス管路30は、照射器具10の管状誘電体3の後端部に接続している。
ガス管路30の材料は特に制限はなく、公知のガス管に用いる材料を適用できる。ガス管路30の材料としては、例えば、樹脂製の配管、ゴム製のチューブ等を例示でき、可撓性を有する材料が好ましい。
電気配線40は、供給ユニット20から照射器具10に電気を供給する配線である。電気配線40は、照射器具10の内部電極4、外部電極5及び操作スイッチ9に接続している。
電気配線40の材料は特に制限はなく、公知の電気配線に用いる材料を適用できる。電気配線40の材料としては、絶縁材料で被覆した金属導線等を例示できる。
図2に示すような制御部80は、情報処理装置を用いて構成される。すなわち、制御部80は、バスで接続されたCPU(Central Processor Unit)、メモリ、及び補助記憶装置を備える。制御部80は、プログラムを実行することによって動作する。
制御部80は、例えば、供給ユニット20に内蔵されていてもよい。制御部80は、照射器具10及び供給ユニット20を制御する。
制御部80には、照射器具10の操作スイッチ9が電気的に接続されている。操作スイッチ9が操作されると、操作スイッチ9から制御部80に電気信号が送られる。制御部80が前記電気信号を受け付けると、制御部80は電磁弁71及び流量コントローラ74を作動させ、かつ内部電極4と外部電極5との間に電圧を印加する。
本実施形態では、操作スイッチ9が押釦であり、例えば医師等の使用者が操作スイッチ9を1回押したときに、制御部80が前記電気信号を受け付ける。
すると制御部80が、電磁弁71を所定の時間、開放して電磁弁71を通過したプラズマ発生用ガスの流量を流量コントローラ74に調整させ、かつ内部電極4と外部電極5との間に電圧を所定の時間、印加する。その結果、供給源70からプラズマ発生部12に一定量のプラズマ発生用ガスが供給され、照射器具10から活性ガスが一定時間(例えば、数秒から数十秒程度、本実施形態では30秒)、継続して吐出される。
図1及び図5に示すように、アダプタ90は、第1装着部91と、案内部92と、を備える。
図1に示すように、第1装着部91は、被照射者P(被照射体、人間、ヒト)の手部P1(被照射部)全体を覆い、手部P1に装着される手袋状に形成されている。なお、手部P1は、被照射者Pの身体の一部である。被照射部が被照射者Pの身体の全体であり、第1装着部がボディースーツ等のように被照射者Pの身体の全体を覆うように構成されてもよい。
図1及び図5に示すように、第1装着部91は、例えば内層94及び外層95を厚さ方向に重ねて構成されている。内層94は、気泡が互いに連通する連通気泡のウレタンという多孔質材料で形成されている。外層95は、ゴム等の気密性を有する材料で形成されている。第1装着部91は、内層94が内側になるように手部P1に装着される。
第1装着部91は、被照射者Pの手首、指先に対応する部分に接続口97,接続口98(排出口)をそれぞれ備えている。
図5に示すように、接続口97は、外層95に形成された貫通孔95aと、外層95に固定されたボス100と、を備えている。ボス100は、円筒状に形成され、外層95における貫通孔95aの開口周縁部に配置されている。ボス100は、内層94とは反対側に向かって突出している。ボス100の内部空間は、外層95の貫通孔95aに連通している。接続口97は、プラズマ発生部12にて発生したプラズマ等を第1装着部91の内層94内に供給する。
接続口98は、図示はしないが、接続口97と同様に構成されている。接続口98は、内層94内に供給されたプラズマ等を第1装着部91の外部に排出する。
このように、第1装着部91では、多孔質材料を用いたいわゆる多孔質方式により、第1装着部91内に後述するプラズマ等が流れる流路を確保している。
図1及び図3に示すように、案内部92は、管本体102と、拡径部103(第2装着部)と、を備えている。
管本体102は、管状に形成されている。拡径部103は、筒状に形成され、管本体102の第1端部に固定されている。拡径部103の内径、外径は、管本体102の内径、外径よりもそれぞれ大きい。案内部92を構成する管本体102及び拡径部103は、ポリプロピレン樹脂等の可撓性を有する材料で一体に形成されている。案内部92は、プラズマ発生部12にて発生したプラズマ等を手部P1に案内する。
図5に示すように、管本体102の第2端部は、接続口97のボス100に、ボス100の外側から嵌め合っている。
図3に示すように、拡径部103は、照射器具10のカウリング11のヘッド部11aにヘッド部11aの外側から嵌め合っている。こうして、ヘッド部11aに拡径部103が装着され、照射器具10にアダプタ90が装着されている。
図1に示すように、第1装着部91の接続口98には、吸引部105が取付けられていることが好ましい。吸引部105は、吸引ポンプ106と、接続チューブ107と、を備えている。吸引ポンプ106は、自身の接続口から吸引した気体を吸引ポンプ106の外部に排気する。接続チューブ107は、吸引ポンプ106の接続口と第1装着部91の接続口98とを接続している。
本実施形態では、案内部92は、第1装着部91と拡径部103とを接続している。
次に、以上のように構成された活性ガス照射装置1の使用方法について説明する。
使用者は、被照射者Pの手部P1に第1装着部91を被せ、手部P1を第1装着部91で覆う。こうして、第1装着部91が手部P1に装着される。
照射器具10の操作スイッチ9を押し、供給ユニット20及び供給源70から照射器具10に電気及びプラズマ発生用ガスを供給する。吸引部105の吸引ポンプ106を駆動する。
照射器具10に供給したプラズマ発生用ガスは、プラズマ発生部12の管状誘電体3の後端部から管状誘電体3の内空部に流入する。プラズマ発生用ガスは、内部電極4と外部電極5とが対向する位置において電離し、プラズマが発生する。
本実施形態においては、内部電極4と外部電極5とが、プラズマ発生用ガスの流れる方向と直交する向きに対向している。内部電極4の外周面と外部電極5の内周面とが対向する位置で発生したプラズマは、ガス流路6と、活性ガス流路7とをこの順に通流する。この間、プラズマは、ガス組成を変化しつつ通流し、プラズマによってラジカル等の活性種が生じる。
照射器具10は、プラズマ及び活性種(活性ガス。以下、プラズマ等と言う)を活性ガス流路7から外部に吐出する。
照射器具10のプラズマ発生部12にて発生したプラズマ等は、アダプタ90の案内部92内、及び接続口97を通って、第1装着部91の内層94内を流れる。外層95は気密性を有する材料で形成されているため、内層94内を流れるプラズマ等が外層95から第1装着部91の外部に流れ出ることが抑制される。
プラズマ等は、内層94の気泡内を流れて、第1装着部91の内層94全体に広がる。プラズマ等は、気泡から被照射者Pの手部P1に向かって吐出される。例えば、プラズマ等は手部P1の爪に作用して、手部P1の爪にマニキュアが付着しやすくなったり、爪に付け爪が取付けやすくなったりする効果を奏する。
一方で、第1装着部91の接続口98から吸引されたプラズマ等は、接続チューブ107を通って吸引ポンプ106から、吸引ポンプ106の外部に排気される。
以上説明したように、本実施形態の活性ガス照射装置1によれば、第1装着部91及び拡径部103が手部P1及び照射器具10にそれぞれ装着されることにより、照射器具10に対する手部P1の移動が規制された状態で、案内部92により手部P1に案内されたプラズマ等を手部P1に向かって吐出する。従って、プラズマ発生部12にて発生したプラズマ等が被照射部に当たらずに、プラズマ照射装置1の外部に流れ出るのが抑えられ、被照射者Pの手部P1に効率的にプラズマ等を照射することができる。
第1装着部91は、手部P1を覆うことにより手部P1に装着される。このため、活性ガス照射装置1の外気が手部P1に与える影響を抑え、プラズマ等が手部P1に与える影響を強めることができる。
第1装着部91が、接続口98を備える。接続口98により手部P1に向かって吐出されたプラズマ等が排出されるため、手部P1の周囲をプラズマ発生部12にて発生した新たな発性ガスが流れやすくすることができる。
プラズマ等を手部P1に満遍なく照射することができ、プラズマ等の照射ムラを低減させることができる。手部P1全体にわたって一度にプラズマ等を照射できるので、照射に要する時間を短縮させることができる。プラズマ等が手部P1以外には照射され難いため、プラズマ等が手部P1以外与える影響を抑制することができる。
第1装着部91が手部P1に装着されるため、例えば、被照射者Pがプラズマ等を好まない(嫌がる)場合であっても、手部P1にプラズマ等を効果的に照射することができる。
なお、本実施形態では、吸引部105が外部に排気するプラズマ等をプラズマ発生部12に供給するように、活性ガス照射装置を構成してもよい。供給源70が収容しているプラズマ発生用ガスが、例えば薬剤等の比較的高価なガスを含む場合には、このガスを活性ガス照射装置内で循環させて用いることができ、活性ガス照射装置の運転コストを抑えることができる。
プラズマ照射装置1の第1装着部91は、内層94を備えなくてもよい。
なお、図6に示すように、活性ガス照射装置1Aのアダプタ110が構成されてもよい。この変形例のアダプタ110は、第1装着部111と、案内部112と、を備える。第1装着部111は、指サック状(カップ状)に形成された被覆片114を複数備えている。なお、この変形例では、複数の被覆片114は、手部P1の各指に対応して5つの被覆片114を備えている。図6中では、5つの被覆片114のうち一部のみを示している。
第1装着部111が装着される被照射部は、被照射者Pの手部P1の指先P2(指の先端部)である。
被覆片114には、比較的広い内部空間であるヘッダ115が形成されている。被覆片114における指先P2に対向又は接触する内面(面)には、開口116が複数形成されている。複数の開口116は、ヘッダ115にそれぞれ連通している。各開口116の容積は、ヘッダ115の容積よりもそれぞれ充分に小さい。
このように、第1装着部111では、いわゆるヘッダ方式により、第1装着部111内にプラズマ等が流れる流路を確保している。
案内部112は、主管119と、分岐部120と、複数の分岐管121と、を備えている。
主管119の第1端部は、分岐部120に連結されている。主管119の第2端部(第2装着部)は、図示はしないが、照射器具10のヘッド部11aに装着されている。
複数の分岐管121の第1端部は、分岐部120にそれぞれ連結されている。複数の分岐管121の第2端部は被覆片114にそれぞれ連結され、分岐管121と被覆片114のヘッダ115とが連通している。
分岐部120は、主管119と複数の分岐管121とを連通している。
このように構成された活性ガス照射装置1Aでは、照射器具10のプラズマ発生部12にて発生したプラズマ等は、案内部112の主管119、及び複数の分岐管121内を通って、第1装着部111の複数の被覆片114のヘッダ115内に供給される。各ヘッダ115内に供給されたプラズマ等は、ヘッダ115に連通する各開口116から指先P2に向かって吐出する。
各開口116の容積に比べてヘッダ115の容積が充分に大きいため、ヘッダ115における圧力損失よりも開口116における圧力損失が充分に大きくなる。従って、各開口116から突出するプラズマ等の流量がほぼ均一になる。
この変形例の活性ガス照射装置1Aによっても、本実施形態の活性ガス照射装置1と同様の効果を奏することができる。さらに、開口116から吐出するプラズマ等を指先P2に直接当て、プラズマ等が指先P2に与える効果を強めることができる。
また、図7及び図8に示すように、活性ガス照射装置1Bのアダプタ125が構成されてもよい。この変形例のアダプタ125は、第1装着部126と、前述の案内部92と、を備える。
第1装着部126は、支持板128と、複数の被覆片129と、を備えている。
支持板128は、例えば、厚さ方向が上下方向となるように配置されている。支持板128は、樹脂や金属等で形成されている。
支持板128の上面には、被照射者Pの指が開いた状態の手部P1の形状に対応した凹部132が形成されている。凹部132は、開いた状態の手部P1における手のひら側の形状(手部P1の半分の形状)に凹んでいる。
支持板128の側面には、接続口133が形成されている。
支持板128内には、分岐路134が形成されている。分岐路134の主流路134aは、接続口133に連通している。分岐路134は、主流路134aに供給されたプラズマ等を、複数の分岐流路134bに分けて供給する。
案内部92は、接続口133に連結されている。
被覆片129は、前述の被覆片114を、被覆片114の軸を含む平面で切断した形状に形成されている。被覆片129には、被覆片114のヘッダ115、複数の開口116に対応したヘッダ137、複数の開口138がそれぞれ形成されている。被覆片129は、凹部132における被照射者Pの指先P2が配置される部分を、上方から覆っている。
被覆片129のヘッダ137は、分岐路134の分岐流路134bに連通している。被覆片129の複数の開口138は、凹部132における被照射者Pの指先P2が配置される部分に対向している。
このように構成された変形例の活性ガス照射装置1Bによっても、本変形例の活性ガス照射装置1Aと同様の効果を奏することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図9及び図10を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図9に示すように、本実施形態の活性ガス照射装置141のアダプタ142は、第1装着部143と、前述の案内部92と、を備える。
第1装着部143は、被照射者Pの足部P4(被照射部)を覆う靴下状に形成されている。
第1装着部143には、被照射者Pのつま先、かかとに対応する部分に接続口145,146がそれぞれ形成されている。第1装着部143にプラズマ等が流れる流路を確保する方式は、前述の多孔質方式及びヘッダ方式のいずれであってもよい。
接続口145には、案内部92が連結されている。
この例では、接続口146には、吸引部105の接続チューブ107が連結されている。
このように構成された本実施形態の活性ガス照射装置141によれば、被照射者Pの足部P4に効率的にププラズマ等を照射することができる。
なお、図10に示すように、活性ガス照射装置141Aのように、アダプタ149の第1装着部150が、被照射者Pの足首P5(被照射部)を覆うように構成されてもよい。第1装着部150は、被照射者Pの足首P5を覆う環状に形成されている。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図11及び図12を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図11に示すように、本実施形態の活性ガス照射装置156のアダプタ157は、第1装着部158と、前述の案内部92と、を備える。
第1装着部158は、被照射者Pの顔部P7(被照射部)を覆う仮面状に形成されている。
第1装着部158は、仮面本体161と、仮面本体161の縁部に固定された一対の耳当て部162と、を備える。
仮面本体161は、円板状に形成されている。仮面本体161には、厚さ方向に貫通する貫通孔161a,161b,161cがそれぞれ形成されている。
貫通孔161aは、第1装着部158が装着される顔部P7の目に対応する位置に形成されている。同様に、貫通孔161bは、第1装着部158が装着される顔部P7の鼻に対応する位置に形成されている。貫通孔161cは、第1装着部158が装着される顔部P7の口に対応する位置に形成されている。
仮面本体161には、前記実施形態の被覆片114のヘッダ115、複数の開口116に対応するヘッダ165、複数の開口166がそれぞれ形成されている。ヘッダ165は、貫通孔161a,161b,161cを避けて形成されている。複数の開口166は、第1装着部158が装着される顔部P7に対向又は接触するように配置されている。
耳当て部162は、顔部P7の耳に係合される。第1装着部158の一対の耳当て部162を被照射者Pの耳に係合させると、第1装着部158が照射者Pの顔部P7に装着される。
このように構成された本実施形態の活性ガス照射装置156によれば、被照射者Pの顔部P7に効率的にプラズマ等を照射することができる。
なお、図12に示すように、活性ガス照射装置156Aのアダプタ169の第1装着部170が、被照射者Pの頭部P8(被照射部)を覆うように構成されてもよい。
第1装着部170は、被照射者Pの頭部P8を覆うヘルメット状に形成されている。
第1装着部170には、前記実施形態の被覆片114のヘッダ115、複数の開口116に対応するヘッダ172、複数の開口173がそれぞれ形成されている。
複数の開口173は、第1装着部170が装着される頭部P8に対向又は接触するように配置されている。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図13から図16を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図13及び図14に示すように、本実施形態の活性ガス照射装置176のアダプタ177は、第1装着部178と、前述の案内部92と、を備える。
第1装着部178は、犬D(被照射体)の歯茎D1(被照射部)の歯D2側の部分を覆うマウスピース状に形成されている。第1装着部178は、例えば、平面視で、犬Dの口の奥側が開口するU字状である。第1装着部178は、犬Dの口内に挿入して用いられる。
第1装着部178には、前記実施形態の被覆片114のヘッダ115に対応するヘッダ181、及び複数の収容部182が形成されている。
この例では、複数の収容部182には、犬Dの上あごの歯茎D1及び歯D2、犬Dの下あごの歯茎D1及び歯D2が収容される。なお、複数の収容部182が、犬Dの上あごの歯茎D1及び歯D2だけを収容するように構成してもよいし、犬Dの下あごの歯茎D1及び歯D2だけを収容するように構成してもよい。
ヘッダ181と各収容部182の底面とは、分岐流路183によりそれぞれ接続されている。複数の分岐流路183は、犬Dの口の奥側ほど内径が小さくなるように形成されている。
第1装着部178には、犬Dの口の手前側に対応する部分に、接続口184が形成されている。接続口184は、ヘッダ181に連通している。接続口184には、案内部92が連結されている。
このように構成された本実施形態の活性ガス照射装置176によれば、犬Dの歯茎D1に効率的にプラズマ等を照射することができる。そして、犬Dの歯肉炎、歯周病等の口腔内の疾患を治療することができる。
さらに、複数の分岐流路183は、犬Dの口の奥側ほど内径が小さくなるように形成されているため、複数の分岐流路183内を流れるプラズマ等の流速は、犬Dの口の奥側ほど速くなる。従って、プラズマ発生部12にて発生したプラズマ等が歯茎D1の各部位に照射されるまでの時間差を、短く抑えることができる。
なお、図15に示すように、活性ガス照射装置176Aのアダプタ187が構成されてもよい。この変形例のアダプタ187は、第1装着部188と、前述の案内部92と、を備える。
第1装着部188は、分岐部191と、複数の分岐管192と、着脱部193と、を備える。
例えば、着脱部193は、平面視で、犬Dの口の奥側が開口するU字状に形成されている。着脱部193は、犬Dの歯茎D1及び歯D2の外側に装着される。複数の分岐管192の第1端部は、着脱部193にそれぞれ接続されている。各分岐管192は、犬Dの歯茎D1に対向するように開口している。複数の分岐管192の第2端部は、分岐部191に接続されている。分岐部191は、案内部92を通して供給されたプラズマ等を複数の分岐管192に分配する。
複数の分岐管192は、犬Dの口の奥側で開口する分岐管192ほど内径が小さくなるように形成されている。
この変形例の活性ガス照射装置176Aによっても、本実施形態の活性ガス照射装置176と同様の効果を奏することができる。
また、図16に示すように、活性ガス照射装置176Bのアダプタ196が構成されてもよい。この変形例のアダプタ196は、第1装着部197と、前述の案内部92と、を備える。
第1装着部197は、樹脂等の可撓性及び弾性を有する材料で袋状に形成されている。第1装着部197は、犬Dの口内に挿入して用いられる。第1装着部197には、犬Dの歯茎D1に対応する部分に、第1装着部197の内外を貫通する貫通孔198が形成されている。
第1装着部197には、案内部92が連結されている。
このように構成された変形例の活性ガス照射装置176Bの第1装着部197は、しぼんだ状態で犬Dの口内に挿入される。案内部92を介して第1装着部197内にプラズマ等を供給すると、第1装着部197は犬Dの口に対応した形状に膨らむ。第1装着部197内に供給されたプラズマ等は、貫通孔198を通して犬Dの歯茎D1に照射される。
以上、本発明の第1実施形態から第4実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
例えば、前記第1実施形態から第4実施形態では、照射器具10がプラズマ及び活性種の一方のみを吐出するように構成してもよい。
第1装着部は被照射部を覆うとしたが、第1装着部は被照射部の一部や被照射部の周辺の部分に取付けられる等でもよい。この場合、案内部は、被照射部に案内したプラズマ等を被照射部に向かって吐出等する。プラズマ等は被照射部に当たった後で、被照射部の外部に排出される。
被照射部は、被照射者Pの手部P1、指先P2、足部P3、足首P5、顔部P7、及び頭部P8の以外の身体の部位であってもよい。被照射体は、犬以外に、哺乳類(猫、豚等)、鳥類、魚類等の動物であってもよい。
プラズマ照射装置を、人間、及び人間以外の動物に対して用いてもよいし、プラズマ照射装置を、人間以外の動物のみに用いてもよい。
プラズマ照射装置で治療可能な疾患としては、例えば、歯肉炎、歯周病等の口腔内の疾患、皮膚の創傷等を例示できる。
以上説明したプラズマ照射装置は、被照射体の美容、治療等の用途に好適に用いることができる。
1,1A,1B,141,141A,156,156A,176,176A,176B 活性ガス照射装置(プラズマ照射装置)
10 照射器具
12 プラズマ発生部
90,110,125,142,157,169,177,187,196 アダプタ(補助器具)
91,111,126,143,158,170,178,188,197 第1装着部
92 案内部
98,146 接続口(排出口)
103 拡径部(第2装着部)
116,138,166,173 開口
D 犬(被照射体)
D1 歯茎(被照射部)
P 被照射者(被照射体)
P1 手部(被照射部)
P2 指先(被照射部)
P4 足部(被照射部)
P5 足首(被照射部)
P7 顔部(被照射部)
P8 頭部(被照射部)

Claims (4)

  1. プラズマ発生部を有し、前記プラズマ発生部にて発生したプラズマ及び前記プラズマによって生じる活性種の少なくとも一方である活性ガスを吐出する照射器具と、
    被照射体の身体の少なくとも一部である被照射部に装着される第1装着部、前記照射器具に装着される第2装着部、及び前記プラズマ発生部にて発生した前記活性ガスを前記被照射部に案内する案内部を有する補助器具と、
    を備えるプラズマ照射装置。
  2. 前記第1装着部は、前記被照射部を覆うことにより前記被照射部に装着される請求項1に記載のプラズマ照射装置。
  3. 前記第1装着部には、前記被照射部に対向又は接触する面に、前記プラズマ発生部にて発生した前記活性ガスを吐出する開口が形成されている請求項1又は2に記載のプラズマ照射装置。
  4. 前記第1装着部は、前記プラズマ発生部にて発生した前記活性ガスを、前記第1装着部の外部に排出する排出口を有する請求項1から3のいずれか一項に記載のプラズマ照射装置。
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