JP2020005992A - 昇降装置内蔵テーブル - Google Patents

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【課題】昇降動作に伴う作業効率の低下を防ぎ、簡単な構造で作業者の足元スペースを確保して快適な作業環境を実現できる昇降装置内蔵テーブルを提供する。【解決手段】天板1と天板下方の収納位置S2に収納したOA機器Kを天板上方の設置位置S1まで手動操作で移動させるOA機器用の昇降装置3とを備えた。天板の前後方向中央部には、OA機器が通過する開口部11と開閉可能に装着された蓋板13とを備え、昇降装置には、OA機器を支持した支持部材と、支持部材を案内する筒状案内部材と、当該筒状案内部材の外壁面に形成されたレール部に案内されて上下動可能に形成されたウェイト部と、筒状案内部材の上端部に装着された滑車部と、支持部材とウェイト部とを滑車部を経由して連結するワイヤ部材とを備え、OA機器を設置位置まで移動させたときウェイト部が下降端に移動し、OA機器を収納位置まで移動させたときウェイト部が上昇端に移動する。【選択図】 図3

Description

本発明は、昇降装置内蔵テーブルに関し、詳しくは、ディスプレイ等のOA機器を支持して機器不使用時には天板下方に収納でき、機器使用時には天板上方に設置できるOA機器用の昇降装置を内蔵した昇降装置内蔵テーブルに関する。
近年、IT企業等を中心に、オフィスにおけるフリーな作業環境を実現するため、作業テーブルに固定席を設けず、仕事の状況に応じて空いている席に座って仕事を行うフレーアドレス制を採用するオフィスが増えている。上記オフィスにおけるフリーアドレス制を実現するために、ディスプレイ等のOA機器を支持して機器不使用時には天板下方に収納でき、機器使用時には天板上方に設置できるOA機器用の昇降装置を内蔵した昇降装置内蔵テーブルが注目されている。上記昇降装置内蔵テーブルに関する発明が、例えば、特許文献1に開示されている。
すなわち、特許文献1に開示された昇降装置内蔵テーブル(ディスプレイ内蔵デスク)100は、図10に示すように、天板101を前後移動手段102によって定位置(後退位置)と前進位置との間で移動可能にし、天板下方に形成したディスプレイ収納部103の開口部104を天板101の後端側で開閉させると共に、支持手段105に取り付けたディスプレイ106を昇降移動手段107によって天板上方の設置位置まで移動可能にし、天板101の前進位置で形成する開口部104を介して設置位置まで上昇させたディスプレイ106を、定位置(後退位置)に後退させた天板101の後端部101aで支持する構成とした。
また、前記昇降移動手段107は、昇降案内軸108に沿って昇降可能な移動筒109を設けると共に、昇降案内軸108と平行状にラック110を設けてピニオン111と噛み合わせ、このピニオン111を前記移動筒109に装着して下降方向に制動作用を与える回転ダンパ112の回転軸に取付け、手動操作による前記支持手段105の引き上げ及び押し下げで前記移動筒109を作動し、前記ディスプレイ106を昇降移動するように構成した。
特許第3600788号公報
しかしながら、上記昇降装置内蔵テーブル100は、天板101を前後移動手段102によって定位置(後退位置)と前進位置との間で移動可能にし、天板下方に形成したディスプレイ収納部103の開口部104を天板101の後端側で開閉させる構造であるので、ディスプレイ106を天板下方の収納位置と天板上方の設置位置との間で移動させる度に、天板101を前後移動手段102によって定位置(後退位置)と前進位置との間で移動させる必要があり、その際、天板上に載置した書類等を落下させたり、隣接して着座している他の作業者の仕事を中断させて、作業効率を低下せるという問題があった。
また、前記昇降移動手段107は、昇降案内軸108に沿って昇降可能な移動筒109を設けると共に、昇降案内軸108と平行状に設けたラック110にピニオン111を噛み合わせ、このピニオン111を前記移動筒109に装着して下降方向に制動作用を与える回転ダンパ112の回転軸に取付け、手動操作による前記支持手段105の引き上げ及び押し下げで前記ディスプレイ106を昇降移動させる構造であるので、昇降移動手段107が複雑な構造となって天板下方におけるディスプレイ収納部103に入り込み、天板下方に占めるディスプレイ収納部103のスペースが増大することになる。そのため、作業者の足元スペース113が犠牲となって相対的に狭くなり、快適な作業環境を確保しにくいという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、OA機器の昇降動作に伴う作業効率の低下を防止できると共に、簡単な構造の昇降装置で作業者の足元スペースを確保して快適な作業環境を実現できる昇降装置内蔵テーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る昇降装置内蔵テーブルは、次のような構成を有している。
(1)天板と、天板下方に形成した機器収納部の収納位置に収納したOA機器を天板上方の設置位置まで手動操作で移動させるOA機器用の昇降装置とを備えた昇降装置内蔵テーブルであって、
前記天板の後端部又は前後方向中央部には、前記OA機器が前記昇降装置に支持されて通過する開口部と、当該開口部に対して開閉可能に装着された蓋板とを備え、
前記昇降装置には、前記OA機器を背面上部で支持し上下方向に延設された支持部材と、前記収納位置に収納した前記OA機器の背面側でテーブル部材に固定され前記支持部材を上端開口部から挿入して上下方向へ案内する筒状案内部材と、当該筒状案内部材の外壁面に上下方向へ形成されたレール部に案内されて上昇端位置から下降端位置まで上下動可能に形成されたウェイト部と、前記筒状案内部材の上端部に装着された滑車部と、前記支持部材と前記ウェイト部とを前記滑車部を経由して連結するワイヤ部材とを備え、
前記OA機器を前記設置位置まで移動させたときに、前記ウェイト部が前記レール部に案内されて前記下降端位置に移動して停止し、前記OA機器を前記収納位置まで移動させたときに、前記ウェイト部が前記上昇端位置に移動して停止することを特徴とする。
本発明においては、天板の後端部又は前後方向中央部には、OA機器が昇降装置に支持されて通過する開口部と、当該開口部に対して開閉可能に装着された蓋板とを備えたので、OA機器の昇降動作時にOA機器が通過する開口部を覆う蓋板を開閉すればよく、天板全体を一々前後方向へ移動させる必要がない。そのため、OA機器を昇降動作させる際、天板上に載置した書類等を落下させたり、隣接して着座している他の作業者の仕事を中断させることがなく、作業効率の低下を防止できる。
また、昇降装置には、OA機器を背面上部で支持し上下方向に延設された支持部材と、収納位置に収納したOA機器の背面側でテーブル部材に固定され支持部材を上端開口部から挿入して上下方向へ案内する筒状案内部材と、当該筒状案内部材の外壁面に上下方向へ形成されたレール部に案内されて上昇端位置から下降端位置まで上下動可能に形成されたウェイト部と、筒状案内部材の上端部に装着された滑車部と、支持部材とウェイト部とを滑車部を経由して連結するワイヤ部材とを備えたので、OA機器を収納する機器収納部を、天板下方の前後方向中央部寄り上部に上下方向でコンパクト化して配置できる。また、機器収納部の背面側に位置する昇降装置のつるべ機構を格納する昇降装置格納部を、天板下方の前後方向中央部に前後方向でコンパクト化して配置できる。そのため、天板下方の奥行きを拡大して、作業者の足元スペースをできる限り広く確保することができる。
また、OA機器を設置位置まで移動させたときに、ウェイト部が下降端位置に移動して停止し、OA機器を収納位置まで移動させたときに、ウェイト部が上昇端位置に移動して停止するので、OA機器と支持部材の合計重量とウェイト部の重量とのバランスが取れていて、OA機器を収納位置から設置位置まで軽い力で移動でき、つるべ機構を利用した簡単な構造で作業者の負担を大幅に軽減できる。
よって、本発明によれば、OA機器の昇降動作に伴う作業効率の低下を防止できると共に、簡単な構造の昇降装置で作業者の足元スペースを確保して快適な作業環境を実現できる昇降装置内蔵テーブルを提供することができる。
(2)(1)に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
前記支持部材は、前記OA機器の左右方向中央部を支持するように形成され、前記ウェイト部は、おもり部材が前記支持部材に対して左右対称な位置に均等な重量で配置されていることを特徴とする。
本発明においては、支持部材は、OA機器の左右方向中央部を支持するように形成され、ウェイト部は、おもり部材が支持部材に対して左右対称な位置に均等な重量で配置されているので、左右方向に幅広いサイズのOA機器に対しても左右対称な位置に配置されたおもり部材が重量バランスを取って、支持部材に対して偏心荷重を生じさせにくい。そのため、支持部材及び筒状案内部材の構造を簡素化することができ、天板下方で昇降装置を格納する昇降装置格納部を、より一層コンパクト化させることができる。その結果、天板下方における奥行きを更に拡大して、作業者の足元スペースをより一層広く確保することができる。
(3)(1)又は(2)に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
前記ウェイト部は、前記レール部に案内されるおもり受け部材と、当該おもり受け部材に締結され前後方向に積層可能に形成された板状のおもり部材とを備えたことを特徴とする。
本発明においては、ウェイト部は、レール部に案内されるおもり受け部材と、当該おもり受け部材に締結され前後方向に積層可能に形成された板状のおもり部材とを備えたので、OA機器の重量に応じておもり受け部材に積層する板状のおもり部材の数量を増減して簡単にバランス調節することができる。また、板状のおもり部材を前後方向に積層可能に形成したので、各板状のおもり部材の板厚を薄くしつつ、その上下左右のサイズを大きく形成することによって、ウェイト部の前後方向サイズをよりコンパクト化することができる。そのため、ウェイト部の前後方向のサイズを拡大することなく、より大きなOA機器を昇降装置に取り付けることができ、その場合にも、天板下方における奥行きを拡大して、作業者の足元スペースを広く確保することができる。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
前記支持部材の上端部には、前記OA機器が取付け可能に形成されたブラケット部を備え、
前記ブラケット部の左右方向外壁面に一端が固定され、他端が天板下方で前記筒状案内部材の上端部に対して左右方向へ離間した位置に固定されて前記筒状案内部材の左右方向外壁面に沿って略U字状に垂れ下がるケーブル保持具を前記ウェイト部の軌跡と異なる位置に備え、
前記ケーブル保持具を介して前記OA機器から他の機器に接続するケーブルを配設したことを特徴とする。
本発明においては、支持部材の上端部には、OA機器が取付け可能に形成されたブラケット部を備え、ブラケット部の左右方向外壁面に一端が固定され、他端が天板下方で筒状案内部材の上端部に対して左右方向へ離間した位置に固定されて筒状案内部材の左右方向外壁面に沿って略U字状に垂れ下がるケーブル保持具をウェイト部の軌跡と異なる位置に備え、ケーブル保持具を介してOA機器から他の機器に接続するケーブルを配設したので、OA機器に対するケーブルを予め他の機器に接続しておくことができ、ケーブルの着脱操作を行う必要がない。
また、OA機器を収納位置から設置位置まで移動させるとき、ケーブルを保持するケーブル保持具はウェイト部の軌跡と交差することなく上下動できる。そのため、天板下方の昇降装置格納部における前後方向のサイズを拡張する必要もない。その結果、OA機器を収納位置から設置位置に移動する度に、OA機器に対するケーブルを他の機器に接続するという作業効率の低下を防止できると共に、ケーブルを保持するケーブル保持具を新たなスペースを設けることなく簡単に設置でき、作業者の足元スペースを確保して快適な作業環境を実現できる。
(5)(4)に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
前記ブラケット部には、前記OA機器と接続された部品又は小物を収納する収納部が形成されていることを特徴とする。
本発明においては、ブラケット部には、OA機器と接続された部品又は小物を収納する収納部が形成されているので、オフィスにおけるフリーな作業環境を利便性良く簡単に実現することができる。例えば、OA機器を大型のディスプレイとしてPC(パーソナルコンピュータ)やキーボード等を接続することによって、複数人の会議を簡単に行うことができる。そのため、多様な目的に使用し得る昇降装置内蔵テーブルにおいて、より一層快適な作業環境を実現できる。
(6)(1)乃至(5)のいずれか1つに記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
前記蓋板は、前記OA機器の背面側に開き、開いた状態で前記天板上に起立可能に形成されていることを特徴とする。
本発明においては、蓋板は、OA機器の背面側に開き、開いた状態で天板上に起立可能に形成されているので、OA機器が天板上方の設置位置にあるとき、蓋板はOA機器の背面側で起立させて保管できる。そのため、昇降装置内蔵テーブルにおいて、ワークスペースを犠牲にすることなく蓋板を保管でき、より一層快適な作業環境を実現できる。
本発明によれば、OA機器の昇降動作に伴う作業効率の低下を防止できると共に、簡単な構造の昇降装置で作業者の足元スペースを確保して快適な作業環境を実現できる昇降装置内蔵テーブルを提供することができる。
本発明の実施形態に係る昇降装置内蔵テーブルの概略側面図である。 図1に示す昇降装置内蔵テーブルの概略正面図である。 図1に示す昇降装置の概略断面図である。 図3に示す昇降装置の概略正面図である。 図3に示す昇降装置の概略平面図である。 図3に示す昇降装置のウェイト部を表す斜視図である。 図3に示すA−A断面図である。 図3に示すA−A断面図の第1変形例である。 図3に示すA−A断面図の第2変形例である。 特許文献1に開示された昇降装置内蔵テーブル(ディスプレイ内蔵デスク)の概略側面図である。
次に、本発明の実施形態に係る昇降装置内蔵テーブルについて、図面を参照して詳細に説明する。はじめに、本実施形態に係る昇降装置内蔵テーブルの構造及び動作方法を説明し、その後、当該昇降装置内蔵テーブルにおける昇降装置の変形例を説明する。
<本発電装置の全体構造>
まず、本実施形態に係る昇降装置内蔵テーブルの構造及び動作方法を、図1〜図7を用いて説明する。図1に、本発明の実施形態に係る昇降装置内蔵テーブルの概略側面図を示す。図2に、図1に示す昇降装置内蔵テーブルの概略正面図を示す。図3に、図1に示す昇降装置の概略断面図を示す。図4に、図3に示す昇降装置の概略正面図を示す。図5に、図3に示す昇降装置の概略平面図を示す。図6に、図3に示す昇降装置のウェイト部を表す斜視図を示す。図7に、図3に示すA−A断面図を示す。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る昇降装置内蔵テーブル10は、天板1と、天板下方に形成した機器収納部2の収納位置(S2)に収納したOA機器Kを天板上方の設置位置(S1)まで手動操作で移動させるOA機器用の昇降装置3とを備えた昇降装置内蔵テーブルあって、天板1の後端部又は前後方向中央部には、OA機器Kが昇降装置3に支持されて通過する開口部11と、当該開口部11にヒンジ部12を介して開閉可能に装着された蓋板13とを備えている。なお、蓋板13には、ヒンジ部12を装着しなくても良い。
ここでは、本昇降装置内蔵テーブル10の天板1には、複数の作業者Mが前後方向に対峙して着座できるので、昇降装置3は、天板1の前後方向中央部の下方にその背面同士を近接させて設置されている。また、天板1には、作業者Mが左右方向に隣接して着座できるので、昇降装置3は、その側面同士が左右方向で隣り合うように設置されている。したがって、OA機器Kが各昇降装置3に支持されて通過する開口部11及び当該開口部11を開閉する蓋板13は、それぞれ左右方向に細長い長方形状に形成され、各昇降装置3に対応して天板1の前後方向中央部に配置されている。
また、蓋板13は、OA機器Kの背面側に開き、開いた状態で天板上に起立可能に形成されている。OA機器Kが天板上方の設置位置(S1)にあるとき、蓋板13はOA機器Kの背面側で起立した状態で保管される。そのため、作業者Mのワークスペースを犠牲にすることなく蓋板13を保管できる。また、開口部11には、蓋板13を閉じたときにロックし、閉方向に押すとロックが解除されるツイストロック式の金具15が装着されている。そのため、蓋板13の上面につまみや切込み等を設ける必要がなく、蓋板13を閉じたときに天板1の上面を平坦にして、OA機器Kを収納して他の用途に使用する際、快適な作業環境を提供できる。
また、天板1の下面には、前後方向と左右方向に延設されたフレーム部材16が設置されている。また、フレーム部材16の左右方向両端部及び前後方向両端部には、床面FLに立脚する脚部14が固定されている。また、脚部14の内側で天板下方には、収納位置(S2)のOA機器Kを収納する機器収納部2と、昇降装置3を格納する昇降装置格納部4とが、前後方向に隣り合わせで形成されている。昇降装置格納部4は、機器収納部2に対して前後方向中央部で床面側へ突出するように形成されている。
すなわち、機器収納部2には、収納位置(S2)に起立するOA機器Kの前端に対して近接する位置に天板1から下方に立設された上壁板21(21A、21B)と、当該OA機器Kの下端に対して近接し上壁板21(21A、21B)の下端から天板1の前後方向中央部寄りに横設された横壁板22(22A、22B)とを備えている。また、昇降装置格納部4は、機器収納部2における横壁板22(22A、22B)の前後方向中央部寄り端縁から床面近傍まで立設された下壁板43(43A、43B)を備えている。また、上壁板21(21A、21B)と横壁板22(22A、22B)と下壁板43(43A、43B)の左右端には、側壁板23が連結されている。側壁板23は、側面視で上方が広く下方が狭くなるように、外縁が階段状に形成されている。
したがって、側壁板23と下壁板43で区画された昇降装置格納部4は、上壁板21と横壁板22と側壁板23とで区画された機器収納部2に対して、前後方向中央部寄りに形成されている。そのため、天板下方では、前後方向中央部寄りで床面側へ近接するに従って奥行きが拡大され、作業者Mの足元スペース5をより広く確保することができる。
また、作業者Mの足元スペース5をより広く確保するために、昇降装置3を以下のように構成した。
すなわち、図3〜図7に示すように、昇降装置3には、OA機器Kをその背面上部KHで支持し上下方向に延設された支持部材31と、収納位置(S2)に収納したOA機器Kの背面側でテーブル部材41、42に固定され支持部材31を上端開口部321から挿入して上下方向へ案内する筒状案内部材32と、当該筒状案内部材32の外壁面322に上下方向へ形成されたレール部33に案内されて上昇端位置(JT)から下降端位置(KT)まで上下動可能に形成されたウェイト部34と、筒状案内部材32の上端部32aに装着された滑車部35と、支持部材31とウェイト部34とを滑車部35を経由して連結するワイヤ部材36とを備えている。
また、昇降装置3は、OA機器を設置位置まで移動させたときに、ウェイト部34が下降端位置に移動して停止し、OA機器を収納位置まで移動させたときに、ウェイト部34が上昇端位置に移動して停止するように、動作機構として滑車とおもりを用いた「つるべ機構」を構成した。
ここでは、滑車部35は、筒状案内部材32の背面側の外壁面322に対して外方に起立する軸受け部材352と、軸受け部材352に回動自在に支持されたワイヤ部材36を案内支持する索輪351とを備えている。また、ワイヤ部材36の一端をウェイト部34に形成した係止ピン346aに係止し、筒状案内部材32の外壁面322に形成された溝孔326から索輪351の一部を内壁側へ入り込ませて、ワイヤ部材36の他端を支持部材31に形成した係止ピン317に係止している。筒状案内部材32の手前側の外壁面には、テーブル部材41、42に固定する固定板324、325が形成されている。
昇降装置3の上記構成において、支持部材31がOA機器Kをその背面上部KHで支持することによって、筒状案内部材32の高さを抑えつつ、収納位置(S2)でのOA機器Kの上端を閉じた蓋板13に極力近接させることができる。そのため、OA機器Kを収納する機器収納部2を、天板下方の前後方向中央部寄り上部に上下方向でコンパクト化して配置できる。
また、OA機器Kをその背面上部KHで支持した支持部材31を上下方向へ案内する筒状案内部材32が収納位置(S2)に収納したOA機器Kの背面側でテーブル部材41に固定され、また、支持部材31とウェイト部34とを、筒状案内部材32の上端部32aに装着された滑車部35を経由してワイヤ部材36で連結したことによって、機器収納部2の背面側に位置する昇降装置3のつるべ機構を格納する昇降装置格納部4を、天板下方の前後方向中央部に前後方向でコンパクト化して配置できる。
したがって、天板下方の前後方向中央部寄り上部に上下方向でコンパクト化した機器収納部2と、天板下方の前後方向中央部に前後方向でコンパクト化し昇降装置格納部4とを組み合わせることによって、天板下方の奥行きを拡大して、作業者Mの足元スペース5をできる限り広く確保することができる。
また、昇降装置3の動作機構として、滑車とおもりを用いた「つるべ機構」を構成したことによって、OA機器Kと支持部材31の合計重量とウェイト部34の重量とのバランスが取れていて、OA機器Kを収納位置(S2)から設置位置(S1)まで軽い力で移動でき、作業者Mの負担を大幅に軽減できる。
さらに、本昇降装置3においては、支持部材31は、OA機器Kの左右方向中央部を支持するように形成され、ウェイト部34は、おもり部材341、342が支持部材31に対して左右対称な位置に均等な重量で配置されている。上記構成によって、左右方向に幅広いサイズのOA機器Kに対しても、左右対称な位置に配置されたおもり部材341、342が重量バランスを取って、支持部材31に対して偏心荷重を生じさせにくく、支持部材31及び筒状案内部材32の構造を簡素化することができる。例えば、図7に示すように、支持部材31と筒状案内部材32とを規格の長方形断面の角筒パイプで形成して、前後方向のサイズをコンパクト化しつつ、低コスト化、軽量化等を図ることもできる。
また、ウェイト部34は、レール部33に案内されるおもり受け部材343と、当該おもり受け部材343に締結され前後方向に積層可能に形成された板状のおもり部材341、342とを備えている。レール部33は、例えば、角筒パイプで形成した筒状案内部材32の背面側の外壁面322に、左右対称な略L字状断面で上下方向に形成されている。レール部33には、おもり受け部材343に軸支されたローラ部材344が係合している。
また、ウェイト部34が下降端位置(KT)に到着したとき、筒状案内部材32の下端部に設置したストッパ部材327に、おもり受け部材343の下端が当接して停止する。なお、ストッパ部材327には、ウェイト部34の慣性モーメントによる衝撃を吸収する衝撃吸収機能を備えてもよい。
また、おもり部材341、342は、例えば、同一の板厚の鋼板を同一サイズの矩形状に形成したものを複数枚積層して、おもり受け部材343に固定したネジ軸346aに挿入し、ナット付きハンドル345で締結されている。上記構成によって、OA機器Kの重量に応じておもり受け部材343に積層する板状のおもり部材341、342の数量を増減して簡単にバランス調節することができる。
また、板状のおもり部材341、342を前後方向に積層可能に形成したことによって、各板状のおもり部材341、342の板厚を薄くしつつ、その上下左右のサイズを大きく形成することができる。そのため、ウェイト部34の前後方向のサイズを拡大することなく、より大きなOA機器Kを昇降装置3に取り付けることができ、その場合にも、天板下方における奥行きを拡大して、作業者Mの足元スペース5を広く確保することができる。
また、支持部材31の上端部31aには、OA機器Kが取付け可能に形成されたブラケット部311を備え、ブラケット部311の左右方向外壁面311aに一端61が固定され、他端62が天板下方で筒状案内部材32の上端部32aに対して左右方向へ離間した位置に固定されて筒状案内部材32の左右方向外壁面32b(323)に沿って略U字状に垂れ下がるケーブル保持具6をウェイト部34の軌跡と異なる位置に備え、ケーブル保持具6を介してOA機器Kから他の機器に接続するケーブル63を配設した。ケーブル63には、例えば、電源ケーブルや他のサーバー装置等に接続するケーブルなどが含まれる。ケーブル保持具6の他端62は、機器収納部2及び昇降装置格納部4を形成する側壁板23に係止金具65を介して固定されている。
ここでは、ケーブル保持具6は、ウェイト部34のおもり受け部材343とテーブル部材41との間の空間に、筒状案内部材32の右側面側の外壁面323と近接した位置に配置されている。なお、ウェイト部34のおもり受け部材343には、固定したネジ軸346の基端部がケーブル保持具6を引っ掛けないように上下方向に傾斜面が形成されたガイド部材347が装着されている。
上記構成のケーブル保持具6によって、OA機器Kに対するケーブル63を予め他の機器と接続しておくことができ、例えば、電源ケーブル63の場合、電源コンセントへの着脱操作を行う必要がない。また、OA機器Kを収納位置(S2)から設置位置(S1)まで移動させるとき、ケーブル63を保持するケーブル保持具6はウェイト部34の軌跡と交差することなく上下動できる。
その結果、OA機器Kを収納位置(S2)から設置位置(S1)に移動する度に、OA機器Kに対するケーブル63を他の機器と接続するという作業効率の低下を防止できる。また、ケーブル63を保持するケーブル保持具6の動作スペースを、ウェイト部34と干渉しない位置に簡単に設置でき、作業者Mの足元スペース5を確保しつつ、OA機器Kを使用する快適な作業環境を実現できる。
また、支持部材31のブラケット部311には、OA機器Kと接続されたHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル64やキーボードなどの部品や筆記具などの小物を収納する収納部312が形成されている。収納部312は、OA機器Kを固定する固定板313の下方に装着されている。また、収納部312には、部品64や小物等が落下するのを防止するガード機能を有することが好ましい。上記構成によって、例えば、収納部312からOA機器Kと接続されたHDMIケーブル64等を必要なタイミングで素早く取り出して、作業者Mが使用する個人用のPC(パーソナルコンピュータ:図示しない)と接続することもでき、オフィスにおけるフリーな作業環境を利便性良く簡単に実現することができる。例えば、OA機器Kをタブレットや大型のディスプレイとし、これにPCを接続することによって、複数人の会議を簡単に行うことができる。
また、ブラケット部311の前端側には、OA機器Kを上下方向に回動可能に支持する上下回動ヒンジ部315と、OA機器Kを左右方向に回動可能に支持する左右回動ヒンジ部316とが、一体化されて形成されている。また、ブラケット部311の上端には、支持部材31を上下動させるときに把持するU字状のハンドル部314が水平方向に装着されている。そのため、テレワーク時代に、狭い日本のオフィス事情において、ミーティング等を含む執務や執務以外のダイニング等、多様な目的に使用し得る昇降装置内蔵テーブル10において、より一層快適な作業環境を実現できる。
(昇降装置の変形例)
次に、本実施形態に係る昇降装置内蔵テーブルの昇降装置の変形例を、図8、図9を用いて説明する。図8に、図3に示すA−A断面図の第1変形例を示す。図9に、図3に示すA−A断面図の第2変形例を示す。
図8に示すように、第1変形例の昇降装置3Bは、動作機構が滑車とおもりを用いた「つるべ機構」である点で、上述した昇降装置3と共通する。すなわち、ウェイト部34Bは、おもり部材341B、342Bが支持部材31Bに対して左右対称な位置に均等な重量で配置されている。滑車部35Bは、筒状案内部材32Bの背面側の外壁面322Bに対して外方に起立する軸受け部材352Bと、軸受け部材352Bに回動自在に支持されワイヤ部材36Bを案内支持する索輪351Bとを備えている。また、ワイヤ部材36Bの一端をウェイト部34Bに形成した係止ピン346aBに係止し、筒状案内部材32Bの外壁面322Bに形成された溝孔326Bから索輪351Bの一部を内壁側へ入り込ませて、ワイヤ部材36Bの他端を支持部材31Bに形成した係止ピン317Bに係止している。
また、ウェイト部34Bは、レール部33Bに案内されるおもり受け部材343Bと、当該おもり受け部材343Bに締結され前後方向に積層可能に形成された板状のおもり部材341B、342Bとを備えている。レール部33Bは、角筒パイプで形成した筒状案内部材32Bの背面側の外壁面322Bに、左右対称な2つの略L字状断面で上下方向に形成されている。
また、レール部33Bには、おもり受け部材343Bに軸支されたローラ部材344Bが係合している。おもり部材341B、342Bは、例えば、同一の板厚の鋼板を同一サイズの矩形状に形成したものを複数枚積層して、おもり受け部材343Bに固定したネジ軸346aBに挿入し、ナット付きハンドル345Bで締結されている。
しかし、第1変形例の昇降装置3Bでは、おもり受け部材343Bを筒状案内部材32Bの左右側面323B側へ屈曲させて形成し、おもり部材341B、342Bを筒状案内部材32Bの左右側面323Bに近接する位置に配置した。また、ケーブル63Bを保持するケーブル保持具6Bは、おもり部材341Bの右側に配置した。
上記構成によって、昇降装置3Bが占める前後方向のサイズを短縮することができる。その結果、天板下方における奥行きを更に拡大して、作業者Mの足元スペース5を広く確保することができる。
また、図9に示すように、第2変形例の昇降装置3Cは、動作機構が滑車とおもりを用いた「つるべ機構」である点で、上述した昇降装置3と共通する。すなわち、ウェイト部34Cは、おもり部材341C、342Cが支持部材31Cに対して左右対称な位置に均等な重量で配置されている。また、ウェイト部34Cは、レール部33Cに案内されるおもり受け部材343Cと、当該おもり受け部材343Cに締結され前後方向に積層可能に形成された板状のおもり部材341C、342Cとを備えている。
また、レール部33Cは、角筒パイプで形成した筒状案内部材32Cの背面側の外壁面322Cに、左右対称な2つの略L字状断面で上下方向に形成されている。レール部33Cには、おもり受け部材343Cに軸支されたローラ部材344Cが係合している。おもり部材341C、342Cは、例えば、同一の板厚の鋼板を同一サイズの矩形状に形成したものを複数枚積層して、おもり受け部材343Cに固定したネジ軸346aCに挿入し、ナット付きハンドル345Cで締結されている。
しかし、第3変形例の昇降装置3Cでは、第2変形例と同様に、おもり受け部材343Cを筒状案内部材32Cの左右側面323C1、323C2側へ屈曲させて形成し、おもり部材341C、342Cを筒状案内部材32Cの左右側面323C1、323C2に近接する位置に配置した。また、ケーブル63Cを保持するケーブル保持具6Cは、おもり部材341Cの右側に配置した。
また、滑車部35Cは、筒状案内部材32Cの左右側面323C1、323C2側の外壁面に対して外方に起立する左右一対の軸受け部材352C1、352C2と、軸受け部材352C1、352C2に回動自在に支持されワイヤ部材36C1、36C2を案内支持する索輪351C1、351C2とを備えている。また、ワイヤ部材36Bの一端をウェイト部34Cに形成した係止ピン346C1、346C2に係止し、筒状案内部材32Cの左右側面323C1、323C2側の外壁面に形成された溝孔326C1、326C2から索輪351C1、351C2の一部を内壁側へ入り込ませて、ワイヤ部材36C1、36C2の他端を支持部材31Cに形成した係止ピン317C1、317C2に係止している。
上記構成によって、昇降装置3Cのつるべ機構が占める前後方向のサイズを第2変形例の昇降装置3Bより更に短縮することができる。その結果、天板下方における奥行きを更に拡大して、作業者Mの足元スペース5を広く確保することができる。
<作用効果>
また、本実施形態に係る昇降装置内蔵テーブル10によれば、天板1の後端部又は前後方向中央部には、OA機器Kが昇降装置3、3B、3Cに支持されて通過する開口部11と、当該開口部11に開閉可能に装着された蓋板13とを備えたので、OA機器Kの昇降動作時にOA機器Kが通過する開口部11を覆う蓋板13を開閉すればよく、天板全体を一々前後方向へ移動させる必要がない。そのため、OA機器Kを昇降動作させる際、天板上に載置した書類等を落下させたり、隣接して着座している他の作業者の仕事を中断させことがなく、作業効率の低下を防止できる。
また、昇降装置3、3B、3Cには、OA機器Kを背面上部KHで支持し上下方向に延設された支持部材31、31B、31Cと、収納位置(S2)に収納したOA機器Kの背面側でテーブル部材41、42に固定され支持部材31、31B、31Cを上端開口部321から挿入して上下方向へ案内する筒状案内部材32、32B、32Cと、当該筒状案内部材32、32B、32Cの外壁面322、322B、322Cに上下方向へ形成されたレール部33、33B、33Cに案内されて上昇端位置(JT)から下降端位置(KT)まで上下動可能に形成されたウェイト部34、34B、34Cと、筒状案内部材32、32B、32Cの上端部32aに装着された滑車部35、35B、35Cと、支持部材31、31B、31Cとウェイト部34、34B、34Cとを滑車部35、35B、35Cを経由して連結するワイヤ部材36、36B、36Cとを備えたので、OA機器Kを収納する機器収納部2を、天板下方の前後方向中央部寄り上部に上下方向でコンパクト化して配置できる。また、機器収納部2の背面側に位置する昇降装置3、3B、3Cの「つるべ機構」を格納する昇降装置格納部4を、天板下方の前後方向中央部に前後方向でコンパクト化して配置できる。そのため、天板下方の奥行きを拡大して、作業者Mの足元スペース5をできる限り広く確保することができる。
また、OA機器Kを設置位置(S1)まで移動させたときに、ウェイト部34、34B、34Cが下降端位置(KT)に移動して停止し、OA機器Kを収納位置(S2)まで移動させたときに、ウェイト部34、34B、34Cが上昇端位置(JT)に移動して停止するので、OA機器Kと支持部材31、31B、31Cの合計重量とウェイト部34、34B、34Cの重量とのバランスが取れていて、OA機器Kを収納位置(S2)から設置位置(S1)まで軽い力で移動でき、「つるべ機構」を利用した簡単な構造で作業者の負担を大幅に軽減できる。
よって、本実施形態によれば、OA機器Kの昇降動作に伴う作業効率の低下を防止できると共に、簡単な構造の昇降装置3で作業者Mの足元スペース5を確保して快適な作業環境を実現できる昇降装置内蔵テーブル10を提供することができる。
また、本実施形態によれば、支持部材31、31B、31Cは、OA機器Kの左右方向中央部を支持するように形成され、ウェイト部34、34B、34Cは、おもり部材341、341B、341C、342、342B、342Cが支持部材31、31B、31Cに対して左右対称な位置に均等な重量で配置されているので、左右方向に幅広いサイズのOA機器Kに対しても左右対称な位置に配置されたおもり部材341、341B、341C、342、342B、342Cが重量バランスを取って、支持部材31、31B、31Cに対して偏心荷重を生じさせにくい。そのため、支持部材31、31B、31C及び筒状案内部材32、32B、32Cの構造を簡素化することができ、天板下方で昇降装置3を格納する昇降装置格納部4を、より一層コンパクト化させることができる。その結果、天板下方における奥行きを更に拡大して、作業者Mの足元スペース5をより一層広く確保することができる。
また、本実施形態によれば、ウェイト部34、34B、34Cは、レール部33、33B、33Cに案内されるおもり受け部材343、343B、343Cと、当該おもり受け部材343、343B、343Cに締結され前後方向に積層可能に形成された板状のおもり部材341、341B、341C、342、342B、342Cとを備えたので、OA機器Kの重量に応じておもり受け部材343、343B、343Cに積層する板状のおもり部材341、341B、341C、342、342B、342Cの数量を増減して簡単にバランス調節することができる。また、板状のおもり部材341、341B、341C、342、342B、342Cを前後方向に積層可能に形成したので、各板状のおもり部材341、341B、341C、342、342B、342Cの板厚を薄くしつつ、その上下左右のサイズを大きく形成することによって、ウェイト部34、34B、34Cの前後方向サイズをよりコンパクト化することができる。そのため、ウェイト部34、34B、34Cの前後方向のサイズを拡大することなく、より大きなOA機器Kを昇降装置3に取り付けることができ、その場合にも、天板下方における奥行きを拡大して、作業者Mの足元スペース5を広く確保することができる。
また、本実施形態によれば、支持部材31の上端部31aには、OA機器Kが取付け可能に形成されたブラケット部311を備え、ブラケット部311の左右方向外壁面311aに一端61が固定され、他端62が天板下方で筒状案内部材32の上端部32aに対して左右方向へ離間した位置に固定されて筒状案内部材32、32B、32Cの左右方向外壁面32b(323、323B、323C1)に沿って略U字状に垂れ下がるケーブル保持具6、6B、6Cをウェイト部34、34B、34Cの軌跡と異なる位置に備え、ケーブル保持具6、6B、6Cを介してOA機器Kから他の機器に接続するケーブル63、63B、63Cを配設したので、OA機器Kに対するケーブル63、63B、63Cを予め他の機器に接続しておくことができ、ケーブル63、63B、63Cの着脱操作を行う必要がない。
また、OA機器Kを収納位置(S2)から設置位置(S1)まで移動させるとき、ケーブル63、63B、63Cを保持するケーブル保持具6、6B、6Cはウェイト部34、34B、34Cの軌跡と交差することなく上下動できる。そのため、天板下方の昇降装置格納部4における前後方向のサイズを拡張する必要もない。その結果、OA機器Kを収納位置(S2)から設置位置(S1)に移動する度に、OA機器Kに対するケーブル63、63B、63Cを他の機器に接続するという作業効率の低下を防止できると共に、ケーブル63、63B、63Cを保持するケーブル保持具6、6B、6Cを新たなスペースを設けることなく簡単に設置でき、作業者Mの足元スペース5を確保して快適な作業環境を実現できる。
また、本実施形態によれば、ブラケット部311には、OA機器Kと接続された部品や小物を収納する収納部312が形成されているので、オフィスにおけるフリーな作業環境を簡単に実現することができる。例えば、OA機器Kをタブレットや大型のディスプレイとしてPC(パーソナルコンピュータ)を接続することによって、複数人の会議を簡単に行うことができる。そのため、多様な目的に使用し得る昇降装置内蔵テーブル10において、より一層快適な作業環境を実現できる。
また、本実施形態によれば、蓋板13は、OA機器Kの背面側に開き、開いた状態で天板上に起立可能に形成されているので、OA機器Kが天板上方の設置位置(S1)にあるとき、蓋板13はOA機器Kの背面側で起立させて保管できる。そのため、昇降装置内蔵テーブル10において、ワークスペースを犠牲にすることなく蓋板13を保管でき、より一層快適な作業環境を実現できる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。例えば、本実施形態では、本昇降装置内蔵テーブル10の天板1には、複数の作業者Mが前後方向に対峙して着座できるので、昇降装置3は、天板1の前後方向中央部の下方にその背面同士を近接させて設置されている。しかし、これに限定されることはなく、天板1には、複数の作業者Mが前後方向に対峙して着座せず、複数の作業者が左右方向に隣接して着座する場合には、昇降装置3を天板1の後端部に設置することもできる。
本発明は、ディスプレイ等のOA機器を支持して機器不使用時には天板下方に収納でき、機器使用時には天板上方に設置できるOA機器用の昇降装置を内蔵した昇降装置内蔵テーブルとして利用できる。
1 天板
2 機器収納部
3、3B、3C 昇降装置
4 昇降装置格納部
5 足元スペース
6、6B、6C ケーブル保持具
10 昇降装置内蔵テーブル
11 開口部
12 ヒンジ部
13 蓋板
31、31B、31C 支持部材
32、32B、32C 筒状案内部材
31a、32a 上端部
32b 左右方向外壁面
33、33B、33C レール部
34、34B、34C ウェイト部
35、35B、35C 滑車部
36、36B、36C ワイヤ部材
63、63B、63C 電源ケーブル(ケーブル)
64 HDMIケーブル(部品)
311 ブラケット部
312 収納部
321 上端開口部
322、322B、322C 外壁面
341、341B、341C おもり部材
342、342B、342C おもり部材
343、343B、343C おもり受け部材
41、42 テーブル部材
K OA機器
KH 背面上部
KT 下降端位置
JT 上昇端位置
S1 設置位置
S2 収納位置

Claims (6)

  1. 天板と、天板下方に形成した機器収納部の収納位置に収納したOA機器を天板上方の設置位置まで手動操作で移動させるOA機器用の昇降装置とを備えた昇降装置内蔵テーブルであって、
    前記天板の後端部又は前後方向中央部には、前記OA機器が前記昇降装置に支持されて通過する開口部と、当該開口部に対して開閉可能に装着された蓋板とを備え、
    前記昇降装置には、前記OA機器を背面上部で支持し上下方向に延設された支持部材と、前記収納位置に収納した前記OA機器の背面側でテーブル部材に固定され前記支持部材を上端開口部から挿入して上下方向へ案内する筒状案内部材と、当該筒状案内部材の外壁面に上下方向へ形成されたレール部に案内されて上昇端位置から下降端位置まで上下動可能に形成されたウェイト部と、前記筒状案内部材の上端部に装着された滑車部と、前記支持部材と前記ウェイト部とを前記滑車部を経由して連結するワイヤ部材とを備え、
    前記OA機器を前記設置位置まで移動させたときに、前記ウェイト部が前記レール部に案内されて前記下降端位置に移動して停止し、前記OA機器を前記収納位置まで移動させたときに、前記ウェイト部が前記上昇端位置に移動して停止することを特徴とする昇降装置内蔵テーブル。
  2. 請求項1に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
    前記支持部材は、前記OA機器の左右方向中央部を支持するように形成され、前記ウェイト部は、おもり部材が前記支持部材に対して左右対称な位置に均等な重量で配置されていることを特徴とする昇降装置内蔵テーブル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
    前記ウェイト部は、前記レール部に案内されるおもり受け部材と、当該おもり受け部材に締結され前後方向に積層可能に形成された板状のおもり部材とを備えたことを特徴とする昇降装置内蔵テーブル。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
    前記支持部材の上端部には、前記OA機器が取付け可能に形成されたブラケット部を備え、
    前記ブラケット部の左右方向外壁面に一端が固定され、他端が天板下方で前記筒状案内部材の上端部に対して左右方向へ離間した位置に固定されて前記筒状案内部材の左右方向外壁面に沿って略U字状に垂れ下がるケーブル保持具を前記ウェイト部の軌跡と異なる位置に備え、
    前記ケーブル保持具を介して前記OA機器から他の機器に接続するケーブルを配設したことを特徴とする昇降装置内蔵テーブル。
  5. 請求項4に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
    前記ブラケット部には、前記OA機器と接続された部品又は小物を収納する収納部が形成されていることを特徴とする昇降装置内蔵テーブル。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された昇降装置内蔵テーブルにおいて、
    前記蓋板は、前記OA機器の背面側に開き、開いた状態で前記天板上に起立可能に形成されていることを特徴とする昇降装置内蔵テーブル。
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