JP6669944B1 - レールユニット、転倒防止装置、及び転倒防止装置の固定方法 - Google Patents

レールユニット、転倒防止装置、及び転倒防止装置の固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】完成体の作動時に設置物を支持する片側の支点が前後の2点である構成に比べて、完成体のねじれ剛性を高める。【解決手段】設置物の下面に固定される上側部材と、設置面に設置される下側部材と、を備え、下側部材は、後方から前方に向かって下方に傾斜する傾斜部を有するレール部と、一定の高さ位置において上側部材を支持する支持部と、を備え、上側部材は、支持部に対して前後方向に移動する上側部材が支持される被支持部と、上側部材の後方側に設けられ、傾斜部を移動する2つの後方ローラと、上側部材の前方側に設けられ、左右方向において2つの後方ローラの間に配置される前方ローラと、を備え、上側部材が下側部材に対して前方に移動した場合には、2つの後方ローラが傾斜部を前方に下り、上側部材の前方側が後方側よりも高位となり、前方ローラが下降して設置面に接触又は近接する。【選択図】図2

Description

本発明は、レールユニット、転倒防止装置、及び転倒防止装置の固定方法に関する。
従来、地震などの揺れが発生した場合に設置物が手前側に倒れてくることを防止する転倒防止方法としては、設置物を床面や壁面に耐震金具で固定することが行われている。また、他の転倒防止方法としては、設置物の上面と天井との間に伸縮自在な棒を介在させテンションを与えることにより設置物を床と天井の間に固定することが行われている。
しかし、これらの方法では、設置物を撤去した際に床、壁又は天井に耐震金具の跡が残るため美観上問題がある。また、これらの方法では、揺れが大きい場合、耐震金具で固定された設置物により床や壁が破壊されたり、横方向の揺れによって伸縮自在な棒の位置がずれ、十分なテンションを保持できなくなって設置物が倒れたりするおそれがある。
これに対して、特許文献1に記載の転倒防止方法は、上架台が下架台に対して前方に移動した場合に、前方の支点としての前方回転体が上架台から下降して設置面と接触する転倒防止装置に設置物を固定するものである。そして、特許文献1に記載の転倒防止装置では、上架台が下架台に対して前方に移動した場合に、後方の支点としての後方回転体と共に、前方の支点と後方の支点とで設置物を支持している。
特許5650788号公報
特許文献1に記載の転倒防止装置は、上架台の右側に1つの前方回転体と1つの後方回転体との前後の2つの支点を有し、上架台の左側に1つの前方回転体と1つの後方回転体との前後の2つの支点を有している。つまり、特許文献1に記載の転倒防止装置は、上架台が下架台に対して前方に移動した場合に、設置物を支持する片側の支点は前後の2点となっている。
ここで、地震などの揺れが発生した場合に、上記の上架台が下架台に対してねじれると、上架台の下架台に対する移動が阻害され、転倒防止装置が正常に作動しないおそれがある。そのため、特許文献1に記載されているような転倒防止装置においては、ねじれ剛性を高めることが必要である。
そこで、本発明は、完成体の作動時に設置物を支持する片側の支点が前後の2点である構成に比べて、完成体のねじれ剛性を高めることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような構成を有する。
第1の発明に係るレールユニットは、背面側への移動が規制されている設置物の下面に固定される上側部材と、設置面に設置される下側部材と、を備え、前記下側部材は、後方から前方に向かって下方に傾斜する傾斜部を有するレール部と、一定の高さ位置において前記上側部材を支持する支持部と、を備え、前記上側部材は、前記支持部に対して前後方向に移動する前記上側部材が支持される被支持部と、前記上側部材の後方側に設けられ、前記傾斜部を移動する2つの後方ローラと、前記上側部材の前方側に設けられ、左右方向において前記2つの後方ローラの間に配置される前方ローラと、を備え、前記上側部材が前記下側部材に対して前方に移動した場合には、前記2つの後方ローラが前記傾斜部を前方に下り、前記上側部材の前方側が後方側よりも高位となり、前記前方ローラが下降して前記設置面に接触又は近接する。
第2の発明に係るレールユニットは、第1の発明に加え、前記2つの後方ローラを支持する後方ローラ軸と、前記レール部の上方であって、前記後方ローラ軸と前記2つの後方ローラの外周部との間に、前記傾斜部に沿って設けられるガイド板と、を備える。
第3の発明に係るレールユニットは、第2の発明に加え、前記後方ローラ軸において、前記2つの後方ローラの各々と前記ガイド板の側端部との間に挿入された樹脂製のワッシャーを備える。
第4の発明に係るレールユニットは、第2又は第3の発明に加え、前記後方ローラ軸において、前記2つの後方ローラの間に挿入され、かつ、前記ガイド板の裏面と対向する円筒ころを備える。
第5の発明に係るレールユニットは、第1、第2、第3、又は第4の発明に加え、前記前方ローラを支持する前方ローラ軸と、前記前方ローラ軸の前記前後方向への移動を可能とする第1溝部と、前記第1溝部の後端において接続し、前記前方ローラ軸の上下方向への移動を可能とする第2溝部と、前記第2溝部の下端において接続し、前記前方ローラ軸の前記前後方向への移動を可能とするとともに、前記前方ローラを前記設置面に接触又は近接させる第3溝部と、前記第1溝部と前記第2溝部との前記前後方向の後端側の接続部分において、前記前後方向の後端側へ向けて凸となるよう湾曲する湾曲部と、を備える。
第6の発明に係る転倒防止装置は、第1、第2、第3、第4、又は第5の発明に記載のレールユニットを前記左右方向に複数備え、隣り合う前記レールユニットの前記上側部材同士を連結する上部連結部材と、隣り合う前記レールユニットの前記下側部材同士を連結する下部連結部材と、を備える。
第7の発明に係る転倒防止装置は、第6の発明に加え、前記上部連結部材により隣り合う前記上側部材同士が連結された上架台と、前記下部連結部材により隣り合う前記下側部材同士が連結された下架台と、前記上架台又は前記下架台の何れか一方に設けられる突出部と、前記上架台又は前記下架台の何れか他方に設けられ、前記突出部と係止可能な係止部と、を備える。
第8の発明に係る転倒防止装置は、第6又は第7の発明に加え、前記下部連結部材の後方側に、前記設置物の前記背面側に位置する壁部の基礎部に設けられた取付部に引っ掛け可能な引っ掛け部を備える。
第9の発明に係る転倒防止装置の固定方法は、前記設置物の前記背面側に位置する壁部の基礎部に取付部を予め固定し、第6又は第7の発明に記載の転倒防止装置の前記下部連結部材の後方側に設けられた引っ掛け部を前記取付部に引っ掛けることで、前記転倒防止装置を固定する。
第1の発明によれば、設置物を支持する片側の支点が前後の2点である構成に比べて、ねじれ剛性を高めることができる。
第2の発明によれば、後方ローラを前方に移動させる際にガイド板でガイドすることができる。
第3の発明によれば、金属製の部材がガイド板の側端部に接触する場合に比べて、上側部材を円滑に前方に移動させることができる。
第4の発明によれば、後方ローラ軸がガイド板の裏面に接触する場合に比べて、上側部材を円滑に前方に移動させることができる。
第5の発明によれば、前方ローラ軸を円滑に下方に移動させることができる。
第6の発明によれば、転倒防止装置を構成する部品の一部を共通化することができ、隣り合うレールユニットの構成が異なる場合に比べて、転倒防止装置の量産性を高めることができる。
第7の発明によれば、転倒防止装置の設置作業時や運搬時等に上架台と下架台とがずれることを抑制できる。
第8、9の発明によれば、転倒防止装置の作動時に、その後方側が浮き上がることを抑制できる。
第1の実施形態における棚本体に転倒防止装置を固定した状態における転倒防止装置の作動前を示す斜視図(A)及び転倒防止装置の作動後を示す斜視図(B)である。 第1の実施形態における転倒防止装置の初期状態を上面視した斜視図(A)及び下面視した斜視図(B)である。 第1の実施形態における転倒防止装置の前進状態を上面視した斜視図(A)及び下面視した斜視図(B)である。 図2(A)に示す転倒防止装置の右側面図である。 第1の実施形態における枠部を示す右側面図である。 第1の実施形態におけるレバー部を示す斜視図(A)及び右側面図(B)である。 第1の実施形態における前方ローラ軸の待機状態を示す右側面図(A)、中間状態を示す右側面図(B)、及び突出状態を示す右側面図(C)である。 第1の実施形態における後方支点部を示す平面図である。 図2(A)に示す転倒防止装置の右側面図(A)及び図2(A)に示す転倒防止装置の右側面断面図(B)である。 第1の実施形態におけるアジャスタ、支持ローラ、支持ローラ軸、及び取付板の図示を省略した側枠部材の斜視図(A)並びにアジャスタ、支持ローラ、支持ローラ軸、取付板、及びガイド板の図示を省略した側枠部材の斜視図(B)である。 第1の実施形態におけるレール部に後方支点部を配置した状態を模式的に示し、ガイド板の図示を省略した平面図(A)及びガイド板を図示した平面図(B)である。 第1の実施形態における転倒防止装置の初期状態を示す動作図(A)及び初期状態から後方ローラ軸がストッパー部を乗り越えた直後の状態を示す動作図(B)である。 第1の実施形態における後方ローラが下り傾斜部を下っている状態を示す動作図(A)、後方ローラが下り傾斜部を下りきった状態を示す動作図(B)、及び後方ローラが最大限前方に移動した状態を示す動作図(C)である。 第2の実施形態における転倒防止装置及び基礎部を示す斜視図(A)及び(A)に示すI−I断面図である。 本実施の形態における転倒防止装置を複数連結した場合を示す斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、本実施の形態における第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下に記載する「上下方向」、「左右方向」及び「前後方向」は、転倒防止装置1を固定した棚本体3を正面視したときの各構成部材の方向を指すものである。
(棚本体3)
図1は、設置物としての棚本体3に転倒防止装置1を固定した状態を示す斜視図である。そして、図1(A)は、転倒防止装置1の作動前を示しており、図1(B)は、転倒防止装置1の作動後を示している。
棚本体3は、背面側(後方)への移動が壁面Pにより規制されているスチール製の書棚や陳列棚である。この棚本体3は、図1(A)に示すように、左右の側板3Aと、左右の側板3Aの下端部を繋ぐ底板3Bと、左右の側板3Aの上端部を繋ぐ上板3Dと、左右の側板3Aに両端を支持される複数の棚板3Cと、を備えている。また、底板3Bには、設置面Fに設置された転倒防止装置1が固定されている。
(転倒防止装置1)
転倒防止装置1は、図2及び図3に示すように、全体として方形枠型を呈しており、大きく分けて、棚本体3の底板3Bに固定される上架台10と、設置面Fに設置される下架台50と、を備えている。
図2は、転倒防止装置1の初期状態を示す斜視図であり、図2(A)は、転倒防止装置1を上面視した図であり、図2(B)は、転倒防止装置1を下面視した図である。図3は、転倒防止装置1の前進状態を示す斜視図であり、図3(A)は、転倒防止装置1を上面視した図であり、図3(B)は、転倒防止装置1を下面視した図である。
ここで、「初期状態」とは、転倒防止装置1の作動前の状態であって、上架台10の全体が下架台50に重なっている状態である。また、「前進状態」とは、転倒防止装置1の作動後の状態であって、上架台10が下架台50に対して前方に移動し、後述する支持ローラ軸60が後述するガイド溝18Aの後端に至った状態である。
なお、上架台10及び下架台50から構成される転倒防止装置1は、以下のように構成されるともいえる。
詳細は後述するが、上架台10は、前枠11と、後枠14と、左右の側枠部材15と、を備え、下架台50は、前枠51と、後枠52と、左右の側枠部材53と、を備えている。そして、上架台10の側枠部材15及び下架台50の側枠部材53から構成されるユニットを「レールユニット5」と称する。
そのため、第1の実施形態における転倒防止装置1は、一対のレールユニット5と、一対のレールユニット5の上側の側枠部材15同士を連結する前枠11及び後枠14と、一対のレールユニット5の下側の側枠部材53同士を連結する前枠51及び後枠52と、から構成される、ともいえる。
以下、上架台10及び下架台50の各々の詳細について説明する。
(上架台10)
上架台10は、方形枠型の前方側を構成する前枠11と、方形枠型の後方側を構成し、前枠11に平行な後枠14と、前枠11及び後枠14により連結される左右の側枠部材15と、を備えている。なお、上側部材としての側枠部材15は、左右が同様に構成されているため、一方側のみについて説明し、他方側の説明は省略する。
前枠11は、左右方向に延び、隣り合う側枠部材15の前端部を連結する上板12と、上板12の前端から垂下する前板13とを備え、側面視にて略L字状を呈している。前板13の左右方向の両端部付近には、上下方向を長辺とする長方形状を呈し、後述するレバー部19の露出部23Bを露出させる露出孔13Aが2つ形成されている。また、前板13において、2つの露出孔13Aの間には、上架台10と下架台50とを固定する固定部材40を取り付けるための円形の取付孔13Bが2つ形成されている。
図2(B)及び図3(B)に示すように、固定部材40は、回動部41と、突出部42と、を備えている。
回動部41は、略筒状であり、前後方向を軸方向として、自軸周りに回動可能とされている。また、取付孔13Bに取り付けられた際に前板13から露出する回動部41の前端面には、コインを差し込み可能なコイン溝41Aが回動部41の径方向に沿って形成されている。
突出部42は、回動部41の外周面から径方向に突出している。この突出部42は、回動部41が回動された際に、下架台50の後述する側枠部材53に形成された係止孔55Dに係止することで、上架台10と下架台50とを固定する。
後枠14は、左右方向に延び、隣り合う側枠部材15の後端部を連結するものである。ここで、前枠11及び後枠14は、上部連結部材の一例である。
また、後枠14の左右方向の両端部付近には、ドライバーを差し込んで後述するアジャスタ58(図9参照)の高さを調整するための円形の調整孔14Aが形成されている。
図4は、図2(A)に示す転倒防止装置1の右側面図である。なお、図4では、下架台50の図示を省略し、上架台10のみを図示している。
図4に示すように、側枠部材15は、枠部16と、レバー部19と、前方支点部24と、後方支点部35と、を備えている。
図5は、枠部16を示す右側面図である。図5に示すように、枠部16は、前枠11の上板12及び後枠14に固定され、前後方向を長辺とする長方形状を呈する上板17と、上板17の両側端部から垂下し、前後方向を長辺とする長方形状を呈する2つの側板18と、を備えている。
上板17の前端部には、ドライバーを差し込んで後述するアジャスタ58の高さを調整するための円形の調整孔17Aが形成されている(図2(A)及び図3(A)参照)。
側板18の前端から中央付近にかけては、右側面視にて略U字状を呈し、左右方向に貫通した被支持部としてのガイド溝18Aが形成されている。上架台10は、このガイド溝18Aに後述する支持ローラ軸60が嵌まり込むことにより下架台50に支持される。
側板18においてガイド溝18Aの下方には、左右方向に貫通し、上架台10と下架台50との連結時においてレバー部19の後述する第2固定孔21Cと合致する円形の第1固定孔18Bが形成されている。
図6(A)は、レバー部19を示す斜視図であり、図6(B)は、レバー部19を示す右側面図である。レバー部19は、前進状態を維持するとともに、解除操作により前進状態の維持を解除するものである。
レバー部19は、図6(A)及び図6(B)に示すように、右側面視にて略逆Z字状の維持部20と、維持部20の前端に連続し、上面視にて略L字状の解除部23と、を備えている。
維持部20は、前進状態を維持するための係止部分であって、上架台10と下架台50との連結時において側板18の第1固定孔18Bと合致する円形の第2固定孔21Cが形成された維持部上部21と、維持部上部21の下端に連続し、前方に延びる維持部下部22と、を備えている。
維持部上部21の上面は、その前方側が前後方向に沿った平坦部21Aとなっており、その後方側が前方から後方に向かって上方に傾斜した、平坦部21Aの後端に連続する上り傾斜部21Bとなっている。
解除部23は、前進状態の維持を解除するための操作部分であって、維持部下部22の前端に連続し、左右方向の内側に向かって延びる延出部23Aと、延出部23Aから前方に延び、上架台10と下架台50とが連結した際に露出孔13Aから露出する露出部23Bと、を備えている。
以上のように構成されたレバー部19は、第1固定孔18Bと第2固定孔21Cとを合致させ、図示しないボルトでこれらの孔同士を固定することにより、初期状態において設置面Fと平行な状態で側板18に固定される(図4参照)。そして、解除部23は、側板18に固定された状態において、第1固定孔18Bを軸として上方に揺動可能となっている。
図7は、前方支点部24を示す右側面図である。前方支点部24は、側枠部材15の前方側に設けられ、前進状態において棚本体3を支持する前方側の支点である。ここで、図7(A)は、前進状態において棚本体3を支持する前方側の支点となる前方ローラ25を支持する前方ローラ軸26が後述する第1溝部29Aの前方側に位置する待機状態を示し、図7(B)は、前方ローラ軸26が後述する湾曲部29Dに位置する中間状態を示し、図7(C)は、前方ローラ軸26が後述する第3溝部29Cに位置する突出状態を示している。
図7(A)、(B)、及び(C)に示すように、前方支点部24は、前方ローラ25と、前方ローラ軸26と、支持部材27と、ばね受け部33と、ばね34と、を備えている。
支持部材27は、前方ローラ軸26を支持する2つの外板28と、2つの外板28を連結する連結板30と、2つの外板28の間に配置される2つの内板31と、2つの内板31の上端を繋ぎ、側枠部材15の上板17に固定される上板32と、を備えている。
前方ローラ軸26は、2つの外板28を貫通し、軸の両端部が2つの外板28から突出するように固定されている。そして、前方ローラ軸26は、前方ローラ25を2つの内板31の間で支持している。
外板28は、右側面視にて略矩形状を呈する。この外板28には、前方ローラ軸26の前後方向及び上下方向への移動を可能とする右側面視にて略Z字状を呈する軸受溝29が形成されている。
軸受溝29は、第1溝部29Aと、第2溝部29Bと、第3溝部29Cと、から構成される。
第1溝部29Aは、前後方向に沿って延びており、前方ローラ軸26の前後方向への移動を可能としている。第2溝部29Bは、第1溝部29Aの後端において接続する部分であって、前方から後方に向かって下方に傾斜しており、前方ローラ軸26の上下方向への移動を可能としている。第3溝部29Cは、第2溝部29Bの下端において接続する部分であって、前後方向に沿って後方に延びており、前方ローラ軸26の前後方向への移動を可能としている。
また、軸受溝29における第1溝部29Aと第2溝部29Bとの後方側の接続部分(第2溝部29Bの後縁と接続する縁部分)は、後方側へ向けて凸となるよう湾曲する湾曲部29Dとなっている。具体的には、湾曲部29Dは、後方側へ向けて凸となり、第2溝部29Bの後縁に向かって前方から後方に向かって下方に傾斜する曲面状に形成されている。なお、軸受溝29の溝幅は、何れの部分においても前方ローラ軸26の外径より広くなるよう形成されている。
連結板30は、上面視にて略コ字状を呈する部材であり、2つの外板28の前端部を連結するよう固定されている。
内板31は、右側面視にて略矩形状を呈する。この内板31の下端の一部は、上方側に向かって凸となる溝である逃げ部31Aが形成されている。この逃げ部31Aは、支持部材27が上板17に固定された状態において、逃げ部31Aの縁部分が軸受溝29と右側面視にて合致しない寸法で形成されており、前方ローラ軸26が軸受溝29を移動する際の障害とならない。
内板31の後端の一部は、左右方向の内側に突出した接触部31Bが形成されている。この接触部31Bは、突出状態において、前方ローラ25の外周面と接触する。接触部31Bが前方ローラ25の外周面と接触することで、前方ローラ25の前回りの回転を制止できるため、前方ローラ25が待機状態に戻ることを抑制できる。
ばね受け部33は、支持部材27の後端から後方に延びている。このばね受け部33は、支持部材27に固定された右側面視にて略L字状を呈する固定部33Aと、固定部33Aの後端から左右方向の外側に延び、ばね34の後端が支持される後端引掛部33Bと、を備えている。
ここで、第1の実施形態におけるばね34は、引っ張りばねであり、その前端は前方ローラ軸26における外板28からの突出部分に引っ掛けられ、その後端は上記のように後端引掛部33Bに引っ掛けられる。また、ばね34の後端は、後端引掛部33Bにおける下端部分に引っ掛けられており、図7(A)に示す待機状態及び図7(B)に示す中間状態において、前方ローラ軸26に引っ掛けられたばね34の前端よりも低い位置にある。
以上のように、ばね34は、その前端が軸受溝29を前後方向及び上下方向に移動可能な前方ローラ軸26に引っ掛けられ、その後端が支持部材27に固定されたばね受け部33の後端引掛部33Bに引っ掛けられている。そして、ばね34は、待機状態へ向かうにつれて伸びていき、突出状態へ向かうにつれて縮むこととされている。そのため、ばね34は、前方ローラ軸26に対して斜め下向きに移動させる張力を生じさせる。
つまり、上架台10が下架台50に対して前方に移動し、上架台10が前方から後方に向かって下方に傾斜すると、前方ローラ25の自重に加え、ばね34の張力により前方ローラ軸26が第1溝部29Aから第2溝部29Bに移動し、第2溝部29Bを下降する。第2溝部29Bを下降して第3溝部29Cに位置した後の前方ローラ軸26は、ばね34の張力により第3溝部29Cの後端まで移動される。
そして、前方ローラ軸26が第3溝部29Cに位置する状態、すなわち、図7(C)に示す突出状態では、外板28の下端から前方ローラ25が大きく突出し、前方ローラ25が設置面Fに接触する(図13(C)参照)。また、突出状態では、前方ローラ25の外周面が接触部31Bに接触し、前方ローラ25の前回りの回転が制止される。
図8は、後方支点部35を示す平面図である。後方支点部35は、側枠部材53の後方側に設けられ、前進状態において棚本体3を支持する後方側の支点である。
図8に示すように、後方支点部35は、後方ローラ軸36と、2つの後方ローラ37と、ワッシャー38と、円筒ころ39と、を備えている。
後方ローラ軸36は、その左右方向の両端部において、前進状態において棚本体3を支持する後方側の支点となる2つの後方ローラ37を回転自在に支持している。ここで、上記した前方ローラ25と2つの後方ローラ37との位置関係は、左右方向において、前方ローラ25が2つの後方ローラ37の間に配置されている。
後方ローラ軸36において、フッ素樹脂製のワッシャー38が2つの後方ローラ37に隣接する位置に挿入されている。このワッシャー38は、後方支点部35において後述するガイド板66の側端部と接触可能な部分である。
後方ローラ軸36において、2つのワッシャー38の間には、複数の円筒ころ39が挿入されている。この円筒ころ39は、後方支点部35において後述するガイド板66の裏面と対向する位置に挿入されており、ガイド板66の裏面と接触可能な部分である。
(下架台50)
下架台50は、図2及び図3に示すように、方形枠型の前方側を構成する前枠51と、方形枠型の後方側を構成し、前枠51に平行な後枠52と、前枠51及び後枠52により連結される左右の側枠部材53と、を備えている。なお、下側部材としての側枠部材53は、左右が同様に構成されているため、一方側のみについて説明し、他方側の説明は省略する。
前枠51は、左右方向に延び、隣り合う側枠部材53の前端部を連結するものである。また、後枠52は、左右方向に延び、隣り合う側枠部材53の後端部を連結するものである。ここで、前枠51及び後枠52は、下部連結部材の一例である。
図9(A)は、図2(A)に示す転倒防止装置1の右側面図であり、図9(B)は、図2(A)に示す転倒防止装置1の右側面断面図である。なお、図9(A)及び(B)では、上架台10の図示を省略し、下架台50のみを図示している。
図9(A)及び(B)に示すように、側枠部材53は、枠部54と、アジャスタ58と、支持ローラ59と、支持部としての支持ローラ軸60と、レール部61と、ガイド板66と、を備えている。
枠部54は、2つの側板55と、2つの側板55の下端部を繋ぐ底板56と、2つの側板55の間に配置され、その下端が底板56に支持される取付板57と、を備えている。
側板55は、前後方向を長辺とする長方形状を呈する長部55Aと、長部55Aの前端に連続する部分であって、後方から前方に向かって上方に傾斜した傾斜面を有する前部55Bと、を備えている。
前部55Bにおける前端かつ上端付近には、支持ローラ軸60が挿入される円形の軸孔55Cが形成されている。また、軸孔55Cのやや下方には、上下方向を長辺とする長方形状を呈し、固定部材40の突出部42と係止可能な係止部としての係止孔55Dが形成されている。
底板56は、前後方向を長辺とする長方形状を呈する。この底板56の前端部及び後端部には、アジャスタ58の後述するネジ部58Bが挿入される円形のネジ孔56Aが形成されている。
取付板57は、右側面視にて略矩形状を呈する。この取付板57において、前部55Bの軸孔55Cに対向する部分には、支持ローラ軸60が挿入される円形の軸孔57Aが形成されている(図3(B)参照)。
アジャスタ58は、上架台10の上面を水平にするためのものであって、底板56の前端部及び後端部に装着される。
アジャスタ58は、ネジ孔56Aに挿入された際に底板56の下端から露出するフット部58Aと、フット部58Aから上方に延びるネジ部58Bと、側板55に溶接されているナット58Cと、を備えている。
そして、アジャスタ58は、調整孔14A、17A(図2(A)及び図3(A)参照)からドライバーを差し込んでネジ部58Bを回転させることで、フット部58Aの底板56からの露出高さを調整することができる。このアジャスタ58を設けることにより、設置面Fが傾斜していても上架台10の上面を水平にすることができ、重量物を搭載しても棚本体3が歪むことがなく、例えば、扉付きの書庫などで扉が開かなくなるようなトラブルを抑制することができる。
支持ローラ軸60は、一定の高さ位置において上架台10の側枠部材15を支持するものである。この支持ローラ軸60は、側板55と取付板57とを貫通して固定されており、側板55と取付板57との間で支持ローラ59を支持している。この支持ローラ59は、側枠部材15の上板17の裏面を支持可能となっている。そのため、初期状態においては、2つの支持ローラ59が棚本体3を支持する前方側の支点となり、2つの後方ローラ37が棚本体3を支持する後方側の支点となり、棚本体3を支持する片側の支点が前後の4点となっている。
レール部61は、2つの後方ローラ37が移動する部分であって、底板56の後方側において、底板56の上方に設けられている。以下、図10を用いてレール部61について説明する。
図10(A)は、レール部61及びガイド板66を示す斜視図であり、図10(B)は、レール部61を示す斜視図である。なお、図10(A)では、アジャスタ58、支持ローラ59、支持ローラ軸60、及び取付板57の図示を省略し、図10(B)では、アジャスタ58、支持ローラ59、支持ローラ軸60、取付板57、及びガイド板66の図示を省略している。
図10(A)及び(B)に示すように、レール部61は、その後方側から順に、底板56から上方に延びる背部62と、背部62の上端に連続し、前方に延びる平坦部63と、平坦部63の前端に連続し、後方から前方に向かって下方に傾斜する下り傾斜部65と、を備えている。なお、傾斜部としての下り傾斜部65の傾斜角度は、8〜12度程度とするのが好ましい。
図10(B)に示すように、平坦部63の前端部には、左右方向を長辺とする長方形状の取付孔63Aが形成されている。そして、この取付孔63Aには、上方に突出する板状のストッパー部64が取り付けられている。このストッパー部64は、後方ローラ軸36に挿入された円筒ころ39を接触させることにより、後方ローラ37の前方への移動を規制するための突出部分である。ただし、後方から上架台10にある程度の力がかかると、後方ローラ軸36がストッパー部64を乗り越えて、後方ローラ37が前方へ移動することとなっている。
下り傾斜部65の後端部には、アジャスタ58のネジ部58Bが露出する円形の露出孔65Aが形成されている。
図10(A)に示すように、ガイド板66は、レール部61の背部62のやや後方側において底板56から上方に延びる背部67と、背部67の上端に連続し、下り傾斜部65に沿って延びる傾斜ガイド部68と、傾斜ガイド部68の前端に連続し、前方に延びる平坦ガイド部69と、平坦ガイド部69の前端に連続し、右側面視にて逆L字状を呈する底板56との前方側の固定部分である前部70と、を備えている。なお、傾斜ガイド部68において露出孔65Aと上下方向で対向する部分には、ドライバーを差し込んでアジャスタ58の高さを調整するための円形の調整孔68Aが形成されている。
図11は、レール部61に後方支点部35を配置した状態を模式的に示す平面図である。そして、図11(A)では、レール部61の上方に設けられるガイド板66の図示を省略した状態を示し、図11(B)では、ガイド板66を図示した状態を示している。
図11(A)及び(B)に示すように、後方支点部35において2つの後方ローラ37は、平坦部63の左右方向の両端部に位置している。また、図11(B)に示すように、ガイド板66は、その側端部が2つのワッシャー38の間に位置している。さらに、ガイド板66は、レール部61の上方であって、円筒ころ39と後方ローラ37の外周面との間に、下り傾斜部65に沿って設けられている(図12参照)。なお、ワッシャー38の外径は、後方ローラ37の外径と同程度である。つまり、ガイド板66の高さ位置は、レール部61に載置された状態における後方ローラ37及びワッシャー38の高さ位置よりも低い。
以上のように構成されているため、後方支点部35は、ワッシャー38を傾斜ガイド部68及び平坦ガイド部69の側端部に接触させつつ、2つの後方ローラ37により前方に移動することができる。
なお、下架台50に上架台10を重ね合わせると、下架台50の側枠部材53の左右の側板55の間に、上架台10の側枠部材15が嵌り込むようになっている。そして、支持ローラ軸60を側枠部材15のガイド溝18Aに嵌り込ませた後、支持ローラ軸60を側板55及び取付板57に固定することにより、上架台10が下架台50に支持される。
(転倒防止装置1の設置)
次に、転倒防止装置1の設置手順について説明する。
まず、棚本体3の背面を壁面Pに沿って設置する場合には、図1(B)に示すように、棚本体3の高さに応じて、転倒防止装置1の後端部を壁面Pから所定の間隙Cを開けた状態で設置面Fに設置する。
間隙Cは、前進状態に至る前に、後方に傾いた棚本体3の背面が壁面Pと接触しない寸法に設定されている。
例えば、棚本体3の横幅が900mm、奥行きが450mmの場合、その高さが1600mm以下であれば、壁面Pに棚本体3の背面を接触させて設置することができる(間隙C=0)。また、棚本体3の横幅が900mm、奥行きが450mmの場合、その高さが1600mm〜1800mm以下の場合には、壁面Pと棚本体3の背面との間が7.5mm以上離れるよう設置する必要がある(間隙C=7.5mm)。さらに、棚本体3の横幅が900mm、奥行きが450mmの場合、その高さが1800mm〜2100mm以下の場合には、壁面Pと棚本体3の背面との間が40mm以上離れるよう設置する必要がある(間隙C=40mm)。
次に、アジャスタ58のネジ部58Bを回転させ、上架台10の上面が水平になるよう調整する。
そして、上架台10の上面に棚本体3を載せ、上方から図示しないボルトで棚本体3の底板3Bと上架台10とを固定することで、棚本体3を上架台10に固定する。棚本体3を上架台10に固定した後、コイン溝41Aにコインを差し込んで回動部41を回動させ、突出部42と係止孔55Dとの係止を解除し、上架台10と下架台50との固定を解除する。
(転倒防止装置1の作用)
次に、上記構成を有する第1の実施形態における転倒防止装置1の動きについて図12及び図13を用いて説明する。なお、図12及び図13は、各々異なる位置で切断した断面図である。
まず、図12を用いて、初期状態が解除される流れを説明する。
図12(A)は、転倒防止装置1の初期状態を示している。図12(A)に示すように、初期状態における後方ローラ37は、平坦部63に位置しており、後方ローラ軸36は、ストッパー部64の後方に位置している。初期状態における支持ローラ軸60は、ガイド溝18Aの前端に位置している。初期状態における前方ローラ軸26は、第1溝部29Aに位置している(図7(A)参照)。また、初期状態においては、上架台10は設置面Fと平行な状態である。
次に、初期状態において、地震などの揺れが発生し、上架台10に前方への力が加えられたものとする。その力が弱い場合には、後方ローラ軸36がストッパー部64を乗り越えられず、上架台10は移動しない。しかし、上架台10に加えられた前方への力が強い場合には、図12(B)に示すように、後方ローラ軸36がストッパー部64を乗り越える。図12(B)は、図12(A)に示す初期状態から後方ローラ軸36がストッパー部64を乗り越えた直後の状態を示している。
次に、図13を用いて、上架台10が下架台50に対して前方に移動する流れを説明する。
図13(A)は、後方ローラ37が下り傾斜部65を下っている状態を示し、図13(B)は、後方ローラ37が下り傾斜部65を下りきった状態を示し、図13(C)は、後方ローラ37が最大限前方に移動した状態を示している。
図13(A)に示すように、後方ローラ37が下り傾斜部65を移動することにより、上架台10が下架台50に対して前方に移動する。そして、上架台10の前方への移動に伴い、支持ローラ軸60のガイド溝18Aに対する相対的位置は後方へ移動する。図13(A)に示す状態では、支持ローラ軸60は、ガイド溝18Aの前後方向の中央付近に位置している。
そして、図13(A)に示すように、後方ローラ37が下り傾斜部65に位置する場合には、図12(A)に示す初期状態よりも低い位置に後方ローラ37が位置している。
ただし、支持ローラ軸60の高さは、初期状態から変化しないため、上架台10の前方側が初期状態から上方に移動している。つまり、この状態における上架台10は、前方から後方に向かって下方に傾斜している。これにより、上架台10に固定された棚本体3は、上架台10が前方から後方に向かって下方に傾斜していくことに伴って、後方に傾いていく。
また、図13(A)に示す状態において、前方ローラ軸26は、ばね34の張力により、第1溝部29Aに位置していた初期状態(図7(A)参照)から湾曲部29Dまで移動している。
図13(B)に示すように、後方ローラ37が下り傾斜部65を下りきった状態では、後方ローラ37は下架台50の底板56に位置している。そのため、図13(B)に示す状態では、図13(A)に示す状態よりも低い位置に後方ローラ37が位置しており、上架台10の傾斜角度が大きくなっている。
また、図13(B)に示す状態において、前方ローラ軸26は、前方ローラ25の自重及びばね34の張力により、湾曲部29Dに位置していた状態(図13(A)参照)から第2溝部29Bの中央付近まで移動している。
さらに、図13(B)に示す状態において、支持ローラ軸60は、ガイド溝18Aの前後方向の中央よりもやや後方に位置している。
そして、後方ローラ37がさらに前方に移動すると、支持ローラ軸60は、上り傾斜部21Bを押し下げながらガイド溝18Aのさらに後方へ移動し、図13(C)に示すように、ガイド溝18Aの後端に至る。支持ローラ軸60がガイド溝18Aの後端に至った場合には、第1固定孔18Bを軸としてレバー部19の後端部が上方に揺動する。これにより、支持ローラ軸60は、維持部上部21の後端とガイド溝18Aの後端との間に挟持されて前後方向への移動が規制される。したがって、この状態における上架台10は、支持ローラ軸60が維持部上部21の後端とガイド溝18Aの後端との間に挟持された状態を解除しないと初期状態に戻らなくなっている。
つまり、図13(C)は、後方ローラ37が最大限前方に移動して、前進状態に至った状態を示している。図13(C)に示す前進状態において、後方ローラ37の高さ位置は、図13(B)に示す状態と変化していないが、上架台10が前方に移動するにつれ、後方ローラ37と支持ローラ軸60との距離が短くなるため、上架台10の傾斜角度が大きくなっている。
また、図13(C)に示す前進状態において、前方ローラ軸26は、前方ローラ25の自重及びばね34の張力により、第2溝部29Bの中央付近に位置していた状態(図13(B)参照)から第3溝部29Cの後端まで移動している。この前進状態では、前方ローラ軸26が第3溝部29Cに位置することにより、上架台10の前方側にかかる上方からの力を第3溝部29Cの上縁で受けることができる。
以上のように、前進状態では、上架台10の前方側が後方側よりも高位となり、前方ローラ25が第3溝部29Cまで下降して設置面Fに接触する。
さて、上架台10を前進状態から初期状態へと戻す場合には、前枠11の露出孔13A(図3(A)参照)から露出している露出部23B(図3(A)参照)を上方に持ち上げてレバー部19の前端部を上方に移動させて、支持ローラ軸60を上り傾斜部21Bに接触させた状態で上架台10を後方に押圧する。
これにより、維持部上部21の後端とガイド溝18Aの後端との間に挟持されていた支持ローラ軸60は、上り傾斜部21Bに移動する。この状態からさらに上架台10を後方に押圧すると、支持ローラ軸60は、上り傾斜部21B及び平坦部21Aに沿って相対的に前方に移動する。その後、後方ローラ37が下り傾斜部65を上昇しかつ後方ローラ軸36がストッパー部64を乗り越えることができる力で後方に押圧することにより初期状態に戻る。
(効果)
第1の実施形態は、以上のように構成されているので、以下の効果を奏する。
棚本体3は、前後方向の揺れが発生した場合において、設置面Fが棚本体3に対して前方に移動することにより、その上部に後方へ倒れる力が働く。また、棚本体3は、前後方向の揺れが発生した場合において、設置面Fが棚本体3に対して後方に移動することにより、その上部に前方へ倒れる力が働く。
そして、棚本体3の上部に後方へ倒れる力が働いた場合には、棚本体3の下部には前方に移動する力が働き、この力により後方ローラ軸36がストッパー部64を乗り越え、上架台10が下架台50に対して前方に移動する。そうすると、上述したように、棚本体3は後方に傾くが(図1(B)参照)、背面側(後方)には壁面Pがあるため、後方に倒れることはない。
一方、棚本体3の上部に前方へ倒れる力が働いた場合には、棚本体3の下部には後方に移動する力が働くが、上架台10は下架台50に対して初期状態よりも後方へ移動できないため、反動によって前方に移動する。そして、この場合にも、棚本体3は後方に傾くが、背面側(後方)には壁面Pがあるため、後方に倒れることはない。
以上のように、第1の実施形態に係る転倒防止装置1によれば、棚本体3が前後のいずれの方向に揺れた場合でも後方に棚本体3を傾けることができるため、棚本体3が前方に倒れることを抑制できる。
ここで、地震などの揺れが発生した場合に、上架台10が下架台50に対してねじれると、上架台10の下架台50に対する移動が阻害され、転倒防止装置1が正常に作動しないおそれがある。そのため、第1の実施形態に記載したような転倒防止装置1においては、ねじれ剛性を高めることが必要である。
第1の実施形態では、前進状態において、前方ローラ25が棚本体3を支持する前方側の支点となり、2つの後方ローラ37が棚本体3を支持する後方側の支点となる(図13(C)参照)。つまり、第1の実施形態では、前進状態において棚本体3を支持する片側の支点が前後の3点となっている。
そのため、第1の実施形態によれば、前進状態において棚本体3を支持する片側の支点が前後の2点である構成に比べて、転倒防止装置1のねじれ剛性を高めることができる。
ガイド板66は、レール部61の上方であって、後方ローラ軸36と後方ローラ37の外周面との間に、下り傾斜部65に沿って設けられている(図12参照)。また、ガイド板66の側端部は、後方ローラ37の外径と同程度の外径を有するフッ素樹脂製の2つのワッシャー38の間に位置している(図11(B)参照)。つまり、ガイド板66の高さ位置は、レール部61に載置された状態における後方ローラ37及びワッシャー38の高さ位置よりも低い。そのため、例えば、前後方向及び左右方向の揺れが発生した場合には、フッ素樹脂製のワッシャー38をガイド板66の側端部に接触させることができる。
したがって、第1の実施形態によれば、後方ローラ37を前方に移動させる際にガイド板66でガイドすることができ、上架台10の前方への移動を円滑に行うことができる。さらに、第1の実施形態によれば、フッ素樹脂製のワッシャー38がガイド板66の側端部に接触するため、金属製の部材がガイド板66の側端部に接触する場合に比べて、摺動抵抗を軽減できる。そのため、第1の実施形態によれば、金属製の部材がガイド板66の側端部に接触する場合に比べて、上架台10の前方への移動が円滑となり、直下型地震のような突然の揺れに対しても対応することができる。
複数の円筒ころ39は、後方ローラ軸36において、2つのワッシャー38の間に挿入され、かつ、ガイド板66の裏面と対向している。そして、この円筒ころ39は、後方ローラ軸36に回転自在に支持されている。そのため、例えば、前後方向及び上下方向の揺れが発生し、上架台10の後方側が下架台50に対して浮き上がった場合には、円筒ころ39をガイド板66の裏面に接触させることができる。円筒ころ39がガイド板66の裏面に接触した場合には、ガイド板66の裏面の傾斜、すなわち、傾斜ガイド部68の裏面の傾斜に沿って円筒ころ39が後回りに回転するため、上架台10の前方への移動が補助される。
したがって、第1の実施形態によれば、円筒ころ39を備えず後方ローラ軸36がガイド板66の裏面に接触する場合に比べて、上架台10を円滑に前方に移動させることができ、直下型地震のような突然の揺れに対しても対応することができる。
軸受溝29における第1溝部29Aと第2溝部29Bとの後方側の接続部分は、後方側へ向けて凸となり、第2溝部29Bの後縁に向かって前方から後方に向かって下方に傾斜する湾曲部29Dとなっている(図7参照)。そのため、前方ローラ軸26が第1溝部29Aと第2溝部29Bとの後方側の接続部分に至った場合には、前方ローラ軸26を湾曲部29Dに接触させた状態で、前方ローラ軸26に対し、ばね34による斜め下向きに移動させる張力が付与される。そして、この場合の前方ローラ軸26は、湾曲部29Dの形状に沿ってガイドされつつ、下方に移動する。
したがって、第1の実施形態によれば、前方ローラ軸26を円滑に下方に移動させることができる。
第1の実施形態における転倒防止装置1は、一対のレールユニット5と、一対のレールユニット5の上側の側枠部材15同士を連結する前枠11及び後枠14と、一対のレールユニット5の下側の側枠部材53同士を連結する前枠51及び後枠52と、から構成される(図2及び図3参照)。つまり、第1の実施形態によれば、転倒防止装置1を構成する部品の一部を共通化することができ、左右の側枠部材15、53の構成が異なる場合に比べて、転倒防止装置1の量産性を高めることができる。
第1の実施形態では、上架台10に取り付けられた固定部材40に突出部42を備え、下架台50の側枠部材53に突出部42と係止可能な係止孔55Dが形成されている(図2(B)及び図3(B)参照)。そのため、第1の実施形態によれば、係止孔55Dと突出部42とを係止し、上架台10と下架台50とを固定することで、転倒防止装置1の設置作業時や運搬時等に上架台10と下架台50とがずれることを抑制できる。
(第2の実施形態)
以下、本実施の形態の第2の実施形態を第1の実施形態と重複する部分は説明を省略又は簡略化して説明する。
図14(A)及び(B)に示すように、第2の実施形態における転倒防止装置1は、下架台50の後枠52における左右方向の両端部に、右側面視にて略コ字状を呈する引っ掛け部71が固定されている。引っ掛け部71は、後枠52に固定される前後方向を長辺とする長方形状を呈する固定板71Aと、固定板71Aの前後方向の両端部から上方に延びる2つの爪板71Bと、を備えている。
また、第2の実施形態では、左右方向に長い四角筒状の基礎部72が、壁部としての壁面P(図1参照)の下端部に固定されている。そして、基礎部72の前面には、引っ掛け部71の爪板71Bを引っ掛け可能な取付部73が固定されている。
取付部73は、基礎部72の前面に固定され、左右方向を長辺とする長方形状を呈する長板73Aと、長板73Aの下端に連続し、右側面視にて逆L字状を呈する係止板73Bと、を備えている。そして、取付部73の左右方向の長さは、左側の引っ掛け部71の左端と右側の引っ掛け部71の右端とを結んだ長さと同程度とされている。
次に、転倒防止装置1の固定方法について説明する。
まず、基礎部72の前面に取付部73を固定する。具体的には、基礎部72の前面において、爪板71Bが係止板73Bに引っ掛かるよう転倒防止装置1との高さを合わせた位置に、取付部73を例えばネジでネジ止めして固定する。
転倒防止装置1を壁面Pに固定するには、転倒防止装置1の前方側を設置面Fから持ち上げつつ壁面P側(後方)に押圧して、後方側の爪板71Bを係止板73Bと基礎部72との間に潜り込ませる。転倒防止装置1の前方側は、爪板71Bを係止板73Bと基礎部72との間に潜り込ませた後、設置面Fに載置する。これにより、転倒防止装置1が壁面Pに固定される。
転倒防止装置1が壁面Pに固定されることにより、例えば、以下の効果を奏する。
壁面Pに固定された転倒防止装置1は、上下方向の揺れが発生し、設置面Fから上方に持ち上げる力が加えられたとしても、爪板71Bが係止板73Bに引っ掛かることで、転倒防止装置1の後方側が浮き上がることがない。つまり、転倒防止装置1の後方側が壁面Pに支持されていることで、転倒防止装置1の作動時に、その後方側が浮き上がることを抑制でき、上架台10を下架台50に対して円滑に前方に移動させることができる。
(その他)
上記の実施形態では、レールユニット5を一対備える転倒防止装置1について説明したが、これに限らず、レールユニット5を3つ以上備えてもよい。
例えば、図15に示す転倒防止装置1は、3つのレールユニット5と、隣り合うレールユニット5の上側の側枠部材15同士を連結する2つの前枠11及び後枠14と、隣り合うレールユニット5の下側の側枠部材53同士を連結する2つの前枠51(図示せず)及び後枠52と、から構成されている。つまり、図15では、2つの転倒防止装置1を連結した場合を示している。
上記のレールユニット5を備えることで、隣り合う側枠部材15、53の構成が異なる場合に比べて、転倒防止装置1を複数連結する場合における部品点数を少なくすることができる。
上記の実施形態では、突出部42を上架台10に取り付けられた固定部材40に設け、突出部42と係止可能な係止孔55Dを下架台50の側枠部材53に形成した。つまり、上記の実施形態では、下架台50に孔を形成し、上架台10に下架台50の孔に係止可能な突起を設けた。しかし、これに限らず、上架台10に孔を形成し、下架台50に上架台10の孔に係止可能な突起を設けてもよい。
また、上架台10又は下架台50の何れか一方に孔を形成し、上架台10又は下架台50の何れか他方に孔に係止可能な突起を設けることに限らず、上架台10又は下架台50の何れか一方に第1突起を形成し、上架台10又は下架台50の何れか他方に第1突起に係止可能な第2突起を設けてもよい。
上記の実施形態では、回動部41が回動された際に、係止孔55Dに突出部42が係止することで、上架台10と下架台50とが固定される回転式の固定方法とした。しかし、これに限らず、固定部材40の構成部材として前枠11の前板13を左右方向にスライド可能な移動部を設け、この移動部の一部又は移動部から突出する突出部42を係止孔55Dに係止させることで、上架台10と下架台50とが固定されるスライド式の固定方法としてもよい。
上記の実施形態では、壁面Pの下端部を構成する基礎部72を、壁面Pの下端部に固定することとした。しかし、これに限らず、壁面Pの下端部自体を基礎部72とし、この前面に取付部73が固定された構成としてもよい。
上記の実施形態では、地震などの揺れが発生した場合に棚本体3が前方に倒れてくることを防止する転倒防止方法として、複数のレールユニット5を備える転倒防止装置1に棚本体3を固定することとした。しかし、上記の転倒防止方法として、転倒防止装置1に棚本体3を固定することに限らず、少なくとも1つのレールユニット5を独立して使用し、レールユニット5に棚本体3を固定してもよい。
上記の実施形態では、上架台10が前進状態に移動したとき、前方ローラ25は設置面Fに接触するとした。しかし、これに限らず、前方ローラ25は設置面Fと近接した状態であって、上からの荷重を前方ローラ25で受けることができれば、設置面Fに接触していなくてもよい。
上記の実施形態では、設置物の一例を棚本体3とした。しかし、これに限らず、設置物の一例を、書棚や陳列棚等の棚本体3の他、タンスなどの家具や自動販売機などの機械装置等としてもよい。
1 転倒防止装置
3 棚本体 3A 側板
3B 底板 3C 棚板
3D 上板
5 レールユニット
10 上架台 11 前枠
12 上板
13 前板 13A 露出孔
13B 取付孔
14 後枠 14A 調整孔
15 側枠部材
16 枠部 17 上板
17A 調整孔
18 側板 18A ガイド溝
18B 第1固定孔 19 レバー部
20 維持部
21 維持部上部 21A 平坦部
21B 上り傾斜部 21C 第2固定孔
22 維持部下部
23 解除部 23A 延出部
23B 露出部
24 前方支点部 25 前方ローラ
26 前方ローラ軸 27 支持部材
28 外板
29 軸受溝 29A 第1溝部
29B 第2溝部 29C 第3溝部
29D 湾曲部 30 連結板
31 内板 31A 逃げ部
31B 接触部
32 上板
33 ばね受け部 33A 固定部
33B 後端引掛部 34 ばね
35 後方支点部 36 後方ローラ軸
37 後方ローラ 38 ワッシャー
39 円筒ころ 40 固定部材
41 回動部 41A コイン溝
42 突出部
50 下架台
51 前枠 52 後枠
53 側枠部材 54 枠部
55 側板 55A 長部
55B 前部 55C 軸孔
55D 係止孔
56 底板 56A ネジ孔
57 取付板 57A 軸孔
58 アジャスタ 58A フット部
58B ネジ部 58C ナット
59 支持ローラ 60 支持ローラ軸
61 レール部 62 背部
63 平坦部 63A 取付孔
64 ストッパー部
65 下り傾斜部 65A 露出孔
66 ガイド板 67 背部
68 傾斜ガイド部 68A 調整孔
69 平坦ガイド部 70 前部
71 引っ掛け部 71A 固定板
71B 爪板
72 基礎部
73 取付部 73A 長板
73B 係止板
F 設置面 P 壁面

Claims (9)

  1. 背面側への移動が規制されている設置物の下面に固定される上側部材と、
    設置面に設置される下側部材と、を備え、
    前記下側部材は、
    後方から前方に向かって下方に傾斜する傾斜部を有するレール部と、
    一定の高さ位置において前記上側部材を支持する支持部と、を備え、
    前記上側部材は、
    前記支持部に対して前後方向に移動する前記上側部材が支持される被支持部と、
    前記上側部材の後方側に設けられ、前記傾斜部を移動する2つの後方ローラと、
    前記上側部材の前方側に設けられ、左右方向において前記2つの後方ローラの間に配置される前方ローラと、を備え、
    前記上側部材が前記下側部材に対して前方に移動した場合には、前記2つの後方ローラが前記傾斜部を前方に下り、前記上側部材の前方側が後方側よりも高位となり、前記前方ローラが下降して前記設置面に接触又は近接するレールユニット。
  2. 前記2つの後方ローラを支持する後方ローラ軸と、
    前記レール部の上方であって、前記後方ローラ軸と前記2つの後方ローラの外周部との間に、前記傾斜部に沿って設けられるガイド板と、
    を備える請求項1に記載のレールユニット。
  3. 前記後方ローラ軸において、前記2つの後方ローラの各々と前記ガイド板の側端部との間に挿入された樹脂製のワッシャーを備える請求項2に記載のレールユニット。
  4. 前記後方ローラ軸において、前記2つの後方ローラの間に挿入され、かつ、前記ガイド板の裏面と対向する円筒ころを備える請求項2又は3に記載のレールユニット。
  5. 前記前方ローラを支持する前方ローラ軸と、
    前記前方ローラ軸の前記前後方向への移動を可能とする第1溝部と、
    前記第1溝部の後端において接続し、前記前方ローラ軸の上下方向への移動を可能とする第2溝部と、
    前記第2溝部の下端において接続し、前記前方ローラ軸の前記前後方向への移動を可能とするとともに、前記前方ローラを前記設置面に接触又は近接させる第3溝部と、
    前記第1溝部と前記第2溝部との前記前後方向の後端側の接続部分において、前記前後方向の後端側へ向けて凸となるよう湾曲する湾曲部と、
    を備える請求項1から4の何れか1項に記載のレールユニット。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のレールユニットを前記左右方向に複数備え、
    隣り合う前記レールユニットの前記上側部材同士を連結する上部連結部材と、
    隣り合う前記レールユニットの前記下側部材同士を連結する下部連結部材と、
    を備える転倒防止装置。
  7. 前記上部連結部材により隣り合う前記上側部材同士が連結された上架台と、
    前記下部連結部材により隣り合う前記下側部材同士が連結された下架台と、
    前記上架台又は前記下架台の何れか一方に設けられる突出部と、
    前記上架台又は前記下架台の何れか他方に設けられ、前記突出部と係止可能な係止部と、
    を備える請求項6に記載の転倒防止装置。
  8. 前記下部連結部材の後方側に、前記設置物の前記背面側に位置する壁部の基礎部に設けられた取付部に引っ掛け可能な引っ掛け部を備える請求項6又は7に記載の転倒防止装置。
  9. 前記設置物の前記背面側に位置する壁部の基礎部に取付部を予め固定し、
    請求項6又は7に記載の転倒防止装置の前記下部連結部材の後方側に設けられた引っ掛け部を前記取付部に引っ掛けることで、前記転倒防止装置を固定する転倒防止装置の固定方法。
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