JP2016221137A - テーブル - Google Patents

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精一 北島
Seiichi Kitajima
精一 北島
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Abstract

【課題】蓋の開閉に応じて昇降板が昇降するとともに、別途、ロック機構を備えなくても、蓋が開けられた状態では昇降板の下降を抑止するテーブルを提供する。【解決手段】テーブル100は、回動式の蓋110と、蓋が開けられることに応じて上昇し、蓋が閉じられることに応じて下降する昇降板120と、蓋が閉じられた状態で蓋と昇降板との間に形成される収納部と、蓋の回動に応じて昇降板を昇降させるとともに、蓋が開けられた状態では昇降板の下降を抑止する昇降手段と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、収納部を備えるテーブルに関し、より特定的には、昇降機構を備えて収納部を昇降可能とするテーブルに関する。
一般的に、ノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノート型パソコン)等を使用する際には、テーブルの天板上に載置した状態で使用することが多い。一方、ノート型パソコンの使用が終了した際には、そのテーブルの収納部に収納可能であると便利である。
使用者は、収納部に収納されているノート型パソコンを取り出し、テーブルの天板上に載置した状態で使用し、使用を終了して収納する際には、テーブルの天板上を整理し、電源コード等の配線を整理した上で、別途、扉や引き出し等を開けて収納部に収納することになる。
このように、使用者にとって、ノート型パソコンを使用/収納する度に、ノート型パソコンを収納部から取り出したり、収納部に収納したりすることは面倒である。また、場合によっては、使用状態のまま、テーブルの天板上に放置されることもある。
そこで、収納部の蓋をテーブルの天板として用いるとともに、当該蓋を開閉することに応じて収納部(底板)が昇降するテーブルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来のパソコン収納机60を示す図である。図6において、パソコン収納机60は、蓋61と、収納部62と、昇降板63と、リフト手段64とを含む。蓋61は回動可能であって、蓋61が閉じられた状態では、蓋61と昇降板63との間にノート型パソコンを収納するための収納部62が形成される。
リフト手段64は、クロスリンク64a、64bと中継リンク64cとからなるリンク装置により形成され、パソコン収納机60の側壁部に沿って配置される。中心部において互いに回り対偶で連結されたクロスリンク64a、64bのうち、クロスリンク64bは、一端が昇降板63を支持するプレート64dに連結され、他端がベース部64eに連結され、その両端とも回転および摺動自在である。また、クロスリンク64aは、一端が固定ヒンジ64fに連結され、他端が中継リンク64cに連結され、固定ヒンジ64fを中心に回転自在である。さらに、中継リンク64cは、蓋61に連結されている。
蓋61を後方に回動させると、中継リンク64cによりクロスリンク64aが固定ヒンジ64fを中心として回動する。このクロスリンク64aの回転により、他方のクロスリンク64bは両端を中央部に摺動させながら回転し、プレート64dが水平に上方に移動する。これにより、プレート64dに支持されている昇降板63が上昇する。
例えば、収納部62にノート型パソコンが収納されていれば、蓋61を後方に回動させることによって、当該ノート型パソコンは、机上に露出してそのまま使用可能な状態になる。逆に、蓋61を閉じる方向に回動させると、昇降板63が下降し、机上に露出していたノート型パソコンは、蓋61と昇降板63との間に形成される収納部62に収納される。
換言すれば、パソコン収納机60では、蓋61が閉じられた状態では、蓋61がテーブルの天板として機能し、蓋61が開かれた状態では、昇降板63がテーブルの天板として機能する。
以上のように、従来のパソコン収納机60によれば、蓋61の開閉に応じてノート型パソコンを使用状態/収納状態にするため、使用者にとってはノート型パソコンの準備や収納の手間が省けて利便性が向上する。
特開2003−230432号公報
しかしながら、特許文献1に記載のパソコン収納机60では、蓋61が開けられた状態で昇降板63をテーブルの天板として使用している際に、使用者が手を付く等することによって昇降板63に下向きの強い力が加わると、昇降板63が下降してしまうという問題がある。
そこで、昇降板63が下降することを抑止するためには、蓋61が開かれてノート型パソコンが使用されている状態では、昇降板63が下降しないように別途ロック機能を設ける必要があった。
それ故に、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的の1つは、蓋の開閉に応じて昇降板が昇降するとともに、別途、ロック機構を備えなくても、蓋が開けられた状態では昇降板の下降を抑止するテーブルを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも以下のような構成を備え、もしくは手順を実行する。なお、以下の説明において、本発明の理解を容易にするために図面に示されている符号等を付記する場合があるが、本発明の各構成要素は、図面に示されているものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一局面におけるテーブル(100)は、回動式の蓋(110)と、蓋が開けられることに応じて上昇し、蓋が閉じられることに応じて下降する昇降板(120)と、蓋が閉じられた状態で蓋と昇降板との間に形成される収納部(130)と、蓋の回動に応じて昇降板を昇降させるとともに、蓋が開けられた状態では昇降板の下降を抑止する昇降手段(140)と、を備える。
かかる構成により、本発明の一局面におけるテーブルは、蓋の開閉に応じて昇降板が昇降するとともに、別途、ロック機構を備えなくても、蓋が開けられた状態では昇降板の下降を抑止することができる。
また、好ましくは、昇降手段は、昇降板と略平行に配置された基台(141)と、一端が昇降板および基台のいずれか一方における支点で回動可能に固定され、他端が他方に沿って摺動可能な支持部材(142、143)と、蓋が開けられることに応じて、支持部材は起立するように連動する。
かかる構成により、本発明の一局面におけるテーブルは、蓋が開けられることに応じて、支持部材は起立するように連動するため、簡素な機構で昇降板がスムーズに上昇し、使用者にとって利便性が向上する。
また、好ましくは、本発明の一局面におけるテーブルは、蓋が開閉されることに応じて、支持部材には蓋に掛かる力と反対方向に力が作用するように、蓋と支持部材とを連結する連結部材(144、145)を、さらに備える。
かかる構成により、本発明の一局面におけるテーブルは、蓋と支持部材とを連結する連結部材によって、蓋が開閉されることに応じて、支持部材には蓋に掛かる力と反対方向に力が作用するように構成されているため、簡素な機構で昇降板がスムーズに昇降し、使用者にとって利便性が向上する。
また、好ましくは、蓋が開けられた状態では、支持部材は支点を通る略鉛直線上もしくはそれを越えて摺動が終端において規制される。
かかる構成により、本発明の一局面におけるテーブルは、支持部材の摺動が支点を通る略鉛直線上もしくはそれを越えて終端で規制されるため、蓋が開けられた状態で昇降板に下向きの強い力が加わったとしても、昇降板の下降を確実に抑止することができる。
また、好ましくは、支持部材は、略平行に配置された第1支持部材と第2支持部材とを含む。
かかる構成により、本発明の一局面におけるテーブルは、第1支持部材と第2支持部材とによって広い範囲において昇降板を支持しているため、蓋が開けられた状態で昇降板の広い範囲において下向きの強い力が加わったとしても、昇降板の下降を安定して抑止することができる。
また、好ましくは、蓋は、蓋が開けられた状態から略鉛直下向きに移動可能である。
かかる構成により、本発明の一局面におけるテーブルは、鉛直下向きに移動して収納されるため、外力によって、もしくは昇降板の下降と連動することによって、突発的に蓋が閉じることを防止できる。
また、好ましくは、本発明の一局面におけるテーブルは、蓋の回動軸に上端が連結され、略鉛直方向に配置されたレールに沿ってスライド可能なガイド板(150)を、さらに備える。
かかる構成により、本発明の一局面におけるテーブルは、蓋に連結されたガイド板が鉛直方向にスライドするため、スムーズに蓋を移動させることができる。
以上のように、本発明によれば、蓋の開閉に応じて昇降板が昇降するとともに、別途、ロック機構を備えなくても、蓋が開けられた状態では昇降板の下降を抑止するテーブルを実現できる。
本発明の一実施形態に係るテーブル100を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が閉じられた状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が開けられた状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が開けられた状態で支持部材が起立している内部構造を示す拡大図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が開けられた状態から下方にスライドした状態を示す側面図である。 従来のパソコン収納机60を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、あくまで、本発明を実施するための具体的な一例を挙げるものであって、本発明を限定的に解釈させるものではない。
<一実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係るテーブル100を示す斜視図である。図1において、テーブル100は、蓋110と、昇降板120と、収納部130と、昇降手段140とを備える。
なお、昇降板120および昇降手段140は、実際は、テーブル100の内部に構成されており外部から見えない部分もあるが、ここでは、テーブル100の特徴を説明する都合上、図1においてテーブル100の内部の構造を理解し易いように記載している。
また、本実施形態では、テーブル100は教室に設置され、授業の際に使用されるノート型パソコン(図示せず)が昇降板120の上に載置されており、テーブル100の収納部130に収納されているものとする。
蓋110は、テーブル100の本体上部に設置されており、閉じられている状態ではテーブル100の天板として使用することもできる。蓋110は、天板の一辺に沿った回動軸を中心に回動することによって開閉するように構成されている。
昇降板120は、蓋110が開けられることに応じて上昇し、蓋110が閉じられることに応じて下降する。蓋110が開けられた状態では、昇降板120はテーブル100の上部位置まで上昇して、テーブル100の天板として使用することができる。一方、蓋110が閉じられた状態では、昇降板120は下降して、テーブル100の内部において蓋110と昇降板120との間に収納部130が形成される。
なお、蓋110が開けられた状態では、昇降板120は、下向きの力が加えられたとしても簡単には下降しないようになっており、その仕組みについては昇降手段140とともに詳細を後述する。
昇降手段140は、蓋110の回動に応じて昇降板120を昇降させるとともに、蓋110が開けられた状態では昇降板120の下降を抑止するように構成されている。以下に、昇降手段140の構成を詳しく説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が閉じられた状態を示す側面図である。図2において、テーブル100の昇降手段140は、基台141と、第1の支持部材142と、第2の支持部材143と、第1の連結部材144と、第2の連結部材145とを含んで構成されている。
基台141は、昇降板120と略平行に配置されており、テーブル100の内部において水平に固定されている。
第1の支持部材142と第2の支持部材143とは、略平行に配置されている。第1の支持部材142および第2の支持部材143は、一端は、それぞれ基台141に固定された第1の支点S1および第2の支点S2を中心に回転可能に構成され、他端は、それぞれ昇降板120に沿って摺動可能に構成されている。
なお、第1の支持部材142および第2の支持部材143が昇降板120に沿って摺動可能な構成としては、例えば、昇降板120にガイドレールを配置し、当該ガイドレールに沿って、第1の支持部材142および第2の支持部材143の他端に備えつけられたガイドローラーが摺動する構成が考えられる。
また、第1の支持部材142と第2の支持部材143とが略平行状態を保持したまま昇降板120に沿って摺動するように、略水平方向に延びる補助支持部材によって第1の支持部材142と第2の支持部材143とを連結しても構わない。なお、補助支持部材は、第1の支持部材142および第2の支持部材143の中央部もしくは中央部よりも上方であることが好ましい。
蓋110が閉じられた状態では、第1の支持部材142および第2の支持部材143が所定の角度を有して傾倒しており、第1の支持部材142および第2の支持部材143は、それ以上傾倒する方向へ摺動しないように摺動機構の終端が構成されている。具体的には、第2の支持部材143のガイドローラーが昇降板120のガイドレールの終端に当接するか、もしくは図2に示すようにテーブル100の側壁面に当接するように構成されればよい。
これにより、昇降板120に載置され、収納部130に収納されているノード型パソコンの重量が大きかったとしても、昇降板120は、それ以上、下降することはなく安定する。
次に、蓋110を開けようとした場合、第1の連結部材144および第2の連結部材145の作用について説明する。
第1の連結部材144は、一端は第1の支持部材142に固定された第3の支点S3を中心に回転可能に接続されており、第2の連結部材145は、一端は蓋110に直接的もしくは間接的に当接して、蓋110に沿って摺動可能なように構成されている。第1の連結部材144および第2の連結部材145の他端は、蓋110の回動軸側の第4の支点S4で互いに接続角度が変化可能に接続されている。さらに、第2の連結部材145は、蓋110に当接する一端と第4の支点S4との間で、昇降板120に固定された第5の支点S5を基点に回転可能な構成となっている。
そこで、蓋110を開けようとした場合、第2の連結部材145には、昇降板120に固定された第5の支点S5を基点に時計回りに回転する力が働く。
換言すれば、第2の連結部材145の一端は、蓋110に沿って蓋110の回動軸側方向に摺動し、他端は、第4の支点S4において蓋110の回動軸側方向とは反対の方向に力が働く。これにより、第1の連結部材144の一端である第3の支点S3において、第1の支持部材142が起立するように作用し、同時に第2の支持部材143も起立するように作用する。
図3は、本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が開けられた状態を示す側面図である。図3において、テーブル100は、蓋110が開かれた状態であって、第1の支持部材142および第2の支持部材143が略鉛直方向に起立することによって、昇降板120は上昇してテーブル100の天板として使用できるようになっている。
図2で説明したように、蓋110が閉じられている状態から開けようとした場合、第1の支持部材142および第2の支持部材143が起立するように作用し、蓋110が完全に開かれた状態になると、昇降板120がテーブル100の天板の位置まで上昇する。
ここで、蓋110が完全に開けられた状態では、第1の支持部材142および第2の支持部材143は、略鉛直方向もしくは蓋110の回動軸とは反対方向に傾倒して起立している。第1の支持部材142および第2の支持部材143は、蓋110の回動軸とは反対方向にそれ以上摺動しないように、例えば、昇降板120に沿って構成されたガイドレールの終端もしくは図3に示すようにテーブル100の側壁面に、第1の支持部材142のガイドローラーが当接していればよい。
図4は、本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が開けられた状態で支持部材が起立している内部構造を示す拡大図である。図4において、第1の支点S1を通る鉛直方向の基準線L1および第2の支点S2を通る鉛直方向の基準線L2と、第1の支持部材142および第2の支持部材143とをそれぞれ比較する。
第1の支持部材142および第2の支持部材143は、蓋110が閉じられた状態では、図2に示すように所定の角度を有して傾倒していた。そして、蓋110を開けようとすると、図4を用いて説明すると、第1の支持部材142および第2の支持部材143は、それぞれ第1の支点S1および第2の支点S2を中心に、反時計回りに回動し、最終的には、昇降板120に沿って摺動する第1の支持部材142のガイドローラーがテーブル100の側壁面に当接することによって停止する。
蓋110が開かれた状態では、第1の支持部材142および第2の支持部材143は、少なくともそれぞれ基準線L1および基準線L2に沿った位置(昇降板120に対して90度)で、もしくは図4に示すように基準線L1および基準線L2を越えた位置で、昇降板120に沿った摺動が規制され、第1の支点S1および第2の支点S2を中心とする反時計回りの回転が規制されるように構成されている。
これにより、蓋110が開かれた状態で昇降板120に下向きに力が加えられても、容易に下降し難くなっている。また、蓋110が開かれた状態で昇降板120が下降することによって蓋110が連動し、使用者が意図しない、もしくは不意に、蓋110が閉じられるということも防止でき、使用者にとっては安全性が確保できる。
図5は、本発明の一実施形態に係るテーブル100において蓋が開けられた状態から下方にスライドした状態を示す側面図である。テーブル100は、蓋110と連結され、かつ当該蓋110とともに移動可能なガイド板150を備えている。
ガイド板150は、蓋110の回動軸に沿って当該ガイド板150の上端が連結されており、図3で示した蓋110が開いている状態から、図5で示したテーブル100の下位位置まで、蓋110とともに略鉛直下向きに移動する。
具体的には、ガイド板150は、テーブル100の本体(側壁)に配置されたガイドレールに沿ってスライドすることによって、図3で示した蓋110が開いている状態から、図5で示したテーブル100の下位位置まで、略鉛直下向きに移動する。これに伴い、当該ガイド板150に連結されている蓋110も略鉛直下向きに移動できるように構成されている。
この際、蓋110は、第2の連結部材145の一端において直接的もしくは間接的に当接して摺動可能であって、第2の連結部材145は、蓋110が略鉛直下向きに移動することに伴って第1の支持部材142に影響を与えないように構成されている。換言すると、蓋110が略鉛直下向きに移動する際に、それに連動して昇降板120が下降しないように構成されている。
また、ガイド板150の下部にはゴムクッションを配置していても構わない。これにより、ガイド板150が図5で示したテーブル100の下位位置まで移動した際の衝撃が緩和できる。
このように、蓋110が開けられた後、略鉛直下向きに移動しておけば、使用者が意図しない、もしくは不意に蓋110が閉じられるということを確実に防止でき、使用者にとっては、より安全性が確保できる。
以上のように、本発明の一実施形態に係るテーブル100によれば、蓋110の開閉に応じて昇降板120が昇降するとともに、別途、ロック機構を備えなくても、蓋110が開けられた状態では昇降板120の下降を抑止することができ、さらには、使用者にとって安全性が確保できる。
なお、本発明の一実施形態に係るテーブル100では、第1の連結部材144および第2の連結部材145は、昇降板120の側面に固定された第5の支点S5を基点に回転可能に構成されている。本実施形態では、特に述べなかったが、連結部材(第1の連結部材144および第2の連結部材145)は、テーブル100の両側に構成されていても構わないし、片側のみに構成されていても構わない。
連結部材が両側に構成される場合、蓋110を開閉する際に偏り生じ難くスムーズに開閉できる。連結部材が片側のみに構成される場合、蓋110が開かれた状態で昇降板120をテーブル100の天板として使用する際に、連結部材を設置するための領域が片側だけであるため、作業スペースが広く確保できる。
なお、連結部材が片側のみに構成される場合であっても、支持部材(第1の支持部材142および第2の支持部材143)は、テーブル100の両側に備えられていることが好ましい。この場合、両側に備えたれた支持部材は連動するように、例えば、それぞれの支持部材を接続する構成であればよく、これにより、昇降板120の昇降動作を両側において支持するため、昇降板120をよりスムーズに昇降させることができる。
また、上記本発明の一実施形態では、テーブル100の蓋110が閉じられている状態から開けられる状態に変遷する様子を中心に説明し、さらに蓋110が下方にスライドする様子を説明した。逆に、図5で示したテーブル100の下位位置から、ガイド板150および蓋110を上昇させて、その後、蓋110を閉じようとする場合については、メカニズム(作用)は、概ね逆になるだけであるため、詳細な具体例を挙げて説明することは省略する。
なお、ガイド板150は、定荷重バネ160を用いて保持されていても構わない。図5で示したテーブル100の下位位置から、ガイド板150および蓋110を上昇させて、その後、蓋110を閉じようとする場合、定荷重バネ160を用いていると、上方にガイド板150および蓋110を移動させるための補助となる。
さらに、ガイド板150および蓋110が略鉛直下方にスライド移動した後、ガイド板150および蓋110を当該位置で保持するためのプッシュラッチを備えていても構わない。また、ガイド板150および蓋110を上方に移動させる際は、スムーズに移動可能となっている。
<その他の実施形態>
本発明の実施形態について、上述した一実施形態以外のその他の実施形態について、以下、その一部を説明する。
上記一実施形態では、昇降板120にガイドレールを配置する構成としたが、基台141にガイドレールを配置する構成であっても構わない。この場合、第1の支持部材142および第2の支持部材143は、一端は、それぞれ昇降板120対して固定された第1の支点および第2の支点を中心に回転可能に構成され、他端は、それぞれ基台141に沿って摺動可能に構成される。
なお、上記一実施形態では、テーブル100は教室に設置され、授業の際に使用するノート型パソコンがテーブル100の収納部130に収納されているものとしたが、テーブル100の使用する状況は、これに限定されるものではない。
例えば、テーブル100は、教育現場における教室の教師(講師)席、授業を行う教師(講師)や発表者の近傍、もしくはプレゼンテーション会場における司会者席や発表者近傍に設置されてもよい。テーブル100の収納部130に、当該授業やプレゼンテーションの際に用いられるノート型パソコンを収納していれば、準備や収納が効率よく行うことができる。また、最近では、電子黒板を用いて授業することがあり、その場合、当該システムに用いられるノート型パソコンを収納しておくと便利である。
また、テーブル100の収納部130に収納するものは、ノート型パソコンに限定されるものではない。教室やプレゼンテーション会場等、テーブル100が設置される環境に応じて、例えば、タブレット、プロジェクタ、筆記用具、テキスト、教科書、資料、その他収納部130に収納可能なものであれば何でも構わない。
さらに、テーブルの上に煩雑になりがちな電源コードも収納しておいても構わないし、当該電源コードは、ノート型パソコンに繋がれて配線された状態でテーブル100の蓋110の開閉を可能とする構成であると良い。これにより、使用者は、使用および収納する都度、電源コード等の配線準備/収納をしなくても良く、利便性が向上する。
さらに、収納部130に収納されたものに対する盗難対策として、蓋110を閉じた状態で施錠する構成であっても構わない。
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本発明は、収納部を備えるテーブル等に利用可能である。
100 テーブル
110 蓋
120 昇降板
130 収納部
140 昇降手段
141 基台
142、143 支持部材
144、145 連結部材
150 ガイド板
160 定荷重バネ
S1、S2、S3、S4、S5 支点
L1、L2 基準線
60 パソコン収納机
61 蓋
62 収納部
63 昇降板
64 リフト手段
64a、64b クロスリンク
64c 中継リンク
64d プレート
64e ベース部
64f 固定ヒンジ

Claims (7)

  1. 回動式の蓋と、
    前記蓋が開けられることに応じて上昇し、前記蓋が閉じられることに応じて下降する昇降板と、
    前記蓋が閉じられた状態で前記蓋と前記昇降板との間に形成される収納部と、
    前記蓋の回動に応じて前記昇降板を昇降させるとともに、前記蓋が開けられた状態では前記昇降板の下降を抑止する昇降手段と、
    を備える、テーブル。
  2. 前記昇降手段は、
    前記昇降板と略平行に配置された基台と、
    一端が前記昇降板および前記基台のいずれか一方における支点で回転可能に固定され、他端が他方に沿って摺動可能な支持部材と、
    前記蓋が開けられることに応じて、前記支持部材は起立するように連動することを特徴とする、請求項1に記載のテーブル。
  3. 前記蓋が開閉されることに応じて、前記支持部材には前記蓋に掛かる力と反対方向に力が作用するように、前記蓋と前記支持部材とを連結する連結部材を、さらに備えることを特徴とする、請求項2に記載のテーブル。
  4. 前記蓋が開けられた状態では、前記支持部材は支点を通る略鉛直線上もしくはそれを越えて摺動が終端において規制されることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載のテーブル。
  5. 前記支持部材は、略平行に配置された第1支持部材と第2支持部材とを含むことを特徴とする、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のテーブル。
  6. 前記蓋は、前記蓋が開けられた状態から略鉛直下向きに移動可能であることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のテーブル。
  7. 前記蓋の回動軸に上端が連結され、略鉛直方向に配置されたレールに沿ってスライド可能なガイド板を、さらに備えることを特徴とする、請求項6に記載のテーブル。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111053361A (zh) * 2019-12-11 2020-04-24 江西和兴教育装备有限公司 一种开盖式笔记本电脑升降桌
CN112545177A (zh) * 2020-12-30 2021-03-26 石家庄书立贸易有限公司 一种防止跌落的隐藏式平板显示屏支撑保护装置
CN113925329A (zh) * 2021-10-14 2022-01-14 上海应用技术大学 一种科技活动效率评价用展示装置

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