JP2020005448A - 回転電機のロータ、及び回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1軸部材又は第2軸部材へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制でき、ロータ全体が筒部材の軸方向に対して撓んでしまうことを抑制すること。【解決手段】筒部材16の最内層を、筒部材16の周方向に繊維31aが延びる状態で配向された第1層部31とした。第1層部31では、繊維31aが筒部材16の周方向に延びる状態で配向されているため、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、第1層部31の繊維31aが永久磁石17に引っ掛かり難く、筒部材16の内周面16aにおける第1軸部材又は第2軸部材が圧入される部分が、永久磁石17によって削られることが抑制される。また、筒部材16は、筒部材16の軸方向に繊維32aが延びる状態で配向された第2層部32が少なくとも積層されることにより構成されているため、筒部材16における軸方向に対する曲げ方向の剛性が高くなる。【選択図】図3
Description
本発明は、回転電機のロータ、及び回転電機に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、高速回転可能な回転電機のロータとして、繊維強化材料から構成される筒部材の内側に磁性体(永久磁石)が設けられるとともに筒部材の軸方向両側に第1軸部材及び第2軸部材がそれぞれ設けられたロータが知られている。磁性体、第1軸部材、及び第2軸部材は、筒部材の内周面に圧入されることにより筒部材と締結されている。筒部材は、ロータの回転によって遠心力を受ける磁性体の変形を抑制する。
ところで、筒部材の内周面に対して磁性体を圧入する際に、筒部材の内周面における第1軸部材又は第2軸部材が圧入される部分が、磁性体によって削られてしまう場合がある。筒部材の内周面における第1軸部材又は第2軸部材が圧入される部分が削られると、筒部材の内周面における第1軸部材又は第2軸部材の締め代が小さくなってしまい、筒部材と第1軸部材又は第2軸部材との間の締結力(スリップトルク)が小さくなる。すると、筒部材と第1軸部材又は第2軸部材との間で滑りが生じ易くなってしまい、第1軸部材又は第2軸部材へトルクが伝達され難くなってしまう。
また、ロータ全体における筒部材の軸方向に対する曲げ方向の剛性が低くなると、ロータに共振が発生し易くなり、回転電機としての危険回転速度(共振回転数)が低下して、ロータ全体が筒部材の軸方向に対して撓み易くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、第1軸部材又は第2軸部材へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制でき、ロータ全体が筒部材の軸方向に対して撓んでしまうことを抑制することができる回転電機のロータ、及び回転電機を提供することにある。
上記課題を解決する回転電機のロータは、繊維強化材料から構成される筒部材と、前記筒部材の内周面に圧入された磁性体と、前記筒部材の軸方向両側にそれぞれ設けられるとともに前記筒部材の内周面に圧入される第1軸部材及び第2軸部材と、を備えた回転電機のロータであって、前記筒部材は、前記筒部材の周方向に繊維が延びる状態で配向された第1層部と、前記筒部材の軸方向に繊維が延びる状態で配向された第2層部と、を少なくとも積層することにより構成されており、前記筒部材の最内層は前記第1層部である。
例えば、筒部材の最内層が第2層部である場合、第2層部では、繊維が筒部材の軸方向に延びる状態で配向されているため、筒部材の内周面に対して磁性体を圧入する際に、第2層部の繊維における筒部材の軸方向端部に磁性体が引っ掛かり易い。そして、第2層部の繊維における筒部材の軸方向端部に磁性体が引っ掛かった状態のまま、筒部材の内周面に対して磁性体を圧入していくと、第2層部の繊維における筒部材の軸方向端部が筒部材の径方向内側に向けて変形してしまう場合がある。その結果、筒部材の内周面における第1軸部材又は第2軸部材が圧入される部分が、磁性体によって裂けるように削られてしまうことが考えられる。
そこで、筒部材の最内層を、筒部材の周方向に繊維が配向された第1層部とした。これによれば、第1層部では、繊維が筒部材の周方向に延びる状態で配向されているため、筒部材の内周面に対して磁性体を圧入する際に、第1層部の繊維が磁性体に引っ掛かり難い。よって、筒部材の最内層を第2層部とした場合のように、筒部材の内周面に対して磁性体を圧入する際に、筒部材の内周面における第1軸部材又は第2軸部材が圧入される部分が、磁性体によって削られてしまうことを抑制することができる。その結果、筒部材と第1軸部材又は第2軸部材との間の締結力(スリップトルク)が小さくなってしまうことを抑制することができ、第1軸部材又は第2軸部材へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制できる。
また、筒部材は、筒部材の軸方向に繊維が延びる状態で配向された第2層部が少なくとも積層されることにより構成されているため、第2層部が積層されていない筒部材に比べると、筒部材における軸方向に対する曲げ方向の剛性が高くなる。したがって、ロータ全体における筒部材の軸方向に対する曲げ方向の剛性が高まるため、ロータに共振が発生し難くなり、回転電機としての危険回転速度(共振回転数)が低下してしまうことが抑制され、ロータ全体が筒部材の軸方向に対して撓み難くなる。以上のことから、第1軸部材又は第2軸部材へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制でき、ロータ全体が筒部材の軸方向に対して撓んでしまうことを抑制することができる。
上記回転電機のロータにおいて、前記筒部材は、前記第1層部及び前記第2層部を複数有し、前記複数の第1層部は、前記筒部材の周方向に繊維が延びる状態で配向された1枚の第1繊維シートが複数周回巻かれることにより形成されており、前記複数の第2層部は、前記筒部材の軸方向に繊維が延びる状態で配向された1枚の第2繊維シートが複数周回巻かれることにより形成されているとよい。
これによれば、複数の第1層部及び複数の第2層部を有する筒部材を、1枚の第1繊維シート及び1枚の第2繊維シートをそれぞれ複数周回巻くだけで形成することができる。よって、例えば、第1繊維シートを一枚ずつ積層することにより各層の第1層部を形成するとともに、第2繊維シートを一枚ずつ積層することにより各層の第2層部を形成する場合に比べると、筒部材を容易に形成することができる。
上記課題を解決する回転電機は、ステータと、請求項1又は請求項2に記載の回転電機のロータと、を備える。
この発明によれば、第1軸部材又は第2軸部材へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制でき、ロータ全体が筒部材の軸方向に対して撓んでしまうことを抑制することができる。
以下、回転電機のロータ、及び回転電機を具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1に示すように、回転電機10は、筒状のハウジング11内に収容されている。ハウジング11は、有底筒状の第1ハウジング構成体12と、第1ハウジング構成体12に連結される板状の第2ハウジング構成体13と、を備えている。第1ハウジング構成体12及び第2ハウジング構成体13は金属材料製であり、例えば、アルミニウム製である。
図1に示すように、回転電機10は、筒状のハウジング11内に収容されている。ハウジング11は、有底筒状の第1ハウジング構成体12と、第1ハウジング構成体12に連結される板状の第2ハウジング構成体13と、を備えている。第1ハウジング構成体12及び第2ハウジング構成体13は金属材料製であり、例えば、アルミニウム製である。
第1ハウジング構成体12は、板状の底壁12aと、底壁12aの外周部から筒状に延びる周壁12bと、を有している。第2ハウジング構成体13は、周壁12bにおける底壁12aとは反対側の開口を閉塞した状態で第1ハウジング構成体12に連結されている。
第1ハウジング構成体12の底壁12aの内面には、円筒状のボス部12cが突設されている。ボス部12cの軸線は、第1ハウジング構成体12の周壁12bの軸線と一致している。また、第2ハウジング構成体13の内面には、円筒状のボス部13cが突設されている。ボス部13cは、第1ハウジング構成体12の周壁12bの軸線と一致している。よって、両ボス部12c,13cの軸線は互いに一致している。
回転電機10は、ステータ14と、ロータ15と、を備えている。ステータ14は、第1ハウジング構成体12の周壁12bの内周面に固定される円筒状のステータコア14aと、ステータコア14aに巻回されるコイル14bと、を有している。ロータ15は、ハウジング11内においてステータ14の径方向内側に回転可能に配置されている。
図2に示すように、ロータ15は、筒部材16と、磁性体である永久磁石17と、第1軸部材18及び第2軸部材19と、を備えている。筒部材16は、繊維強化材料から構成される円筒状である。本実施形態において、筒部材16は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)から構成されている。筒部材16は、筒部材16の軸線が直線状に延びる筒状である。
永久磁石17は、中実円柱状である。永久磁石17は、永久磁石17の径方向に着磁されている。永久磁石17は、筒部材16の内周面16aに圧入されている。よって、永久磁石17の外周面17aと筒部材16の内周面16aとは圧接されている。永久磁石17の軸線は、筒部材16の軸線と一致している。永久磁石17における軸線が延びる方向(永久磁石17の軸方向)の長さは、筒部材16における軸線が延びる方向(筒部材16の軸方向)の長さよりも短い。永久磁石17の軸方向両側に位置する両端面17b,17cは、永久磁石17の軸方向に対して直交する方向に延びる平坦面状である。
また、永久磁石17は、永久磁石17の軸方向の一方に位置する端面17bと永久磁石17の外周面17aとを繋ぐ環状の面取り部17dを有している。したがって、永久磁石17の軸方向の一方の角部は、全周に亘って面取りされている。面取り部17dは、永久磁石17の端面17bから永久磁石17の端面17c側へ離間するにつれて徐々に拡径していくテーパ形状である。また、永久磁石17は、永久磁石17の軸方向の他方に位置する端面17cと永久磁石17の外周面17aとを繋ぐ環状の面取り部17eを有している。したがって、永久磁石17の軸方向の他方の角部は、全周に亘って面取りされている。面取り部17eは、永久磁石17の端面17cから永久磁石17の端面17b側へ離間するにつれて徐々に拡径していくテーパ形状である。
永久磁石17の端面17bは、筒部材16の内側に位置している。よって、筒部材16の軸方向の一方に位置する端部16bは、永久磁石17の端面17bよりも軸方向へ突出している。また、永久磁石17の端面17cは、筒部材16の内側に位置している。よって、筒部材16の軸方向の他方に位置する端部16cは、永久磁石17の端面17cよりも軸方向へ突出している。
第1軸部材18及び第2軸部材19は、筒部材16の軸方向両側にそれぞれ設けられている。第1軸部材18は、第1圧入部18a、第1フランジ部18b、及び第1軸部18cを有している。第1圧入部18aは、円柱状であるとともに筒部材16の内周面16aにおける軸方向の一端部に圧入されている。よって、第1軸部材18は、筒部材16の内周面16aに圧入されている。第1圧入部18aは、筒部材16の端部16bの内側に圧入されている。
第1フランジ部18bは、第1圧入部18aに連続するとともに第1圧入部18aよりも外径が大きい円環状である。第1軸部18cは、第1フランジ部18bにおける第1圧入部18aとは反対側の端部に連続する円柱状である。第1軸部18cの外径は、第1圧入部18aの外径と同じである。
第2軸部材19は、第2圧入部19a、第2フランジ部19b、及び第2軸部19cを有している。第2圧入部19aは、円柱状であるとともに筒部材16の内周面16aにおける軸方向の他端部に圧入されている。よって、第2軸部材19は、筒部材16の内周面16aに圧入されている。第2圧入部19aは、筒部材16の端部16cの内側に圧入されている。
第2フランジ部19bは、第2圧入部19aに連続するとともに第2圧入部19aよりも外径が大きい円環状である。第2軸部19cは、第2フランジ部19bにおける第2圧入部19aとは反対側の端部に連続する円柱状である。第2軸部19cの外径は、第2圧入部19aの外径と同じである。
第1圧入部18aの外径と第2圧入部19aの外径とは同じである。また、第1フランジ部18bの外径と第2フランジ部19bの外径とは同じである。さらに、第1軸部18cの外径と第2軸部19cの外径とは同じである。第1軸部材18及び第2軸部材19は、第1軸部材18の軸線及び第2軸部材19の軸線が筒部材16の軸線と一致した状態で、筒部材16の軸方向両側にそれぞれ設けられている。したがって、第1軸部材18の軸線及び第2軸部材19の軸線は、永久磁石17の軸線に一致している。
第1圧入部18aにおける第1フランジ部18bとは反対側の端面18dは、第1軸部材18の軸線が延びる方向(第1軸部材18の軸方向)に対して直交する方向に延びる平坦面状である。第1圧入部18aの端面18dは、永久磁石17の端面17bに面接触している。第2圧入部19aにおける第2フランジ部19bとは反対側の端面19dは、第2軸部材19の軸線が延びる方向(第2軸部材19の軸方向)に対して直交する方向に延びる平坦面状である。第2圧入部19aの端面19dは、永久磁石17の端面17cに面接触している。
第1フランジ部18bにおける第1圧入部18a側の端面18eは、筒部材16の端部16bに当接している。第2フランジ部19bにおける第2圧入部19a側の端面19eは、筒部材16の端部16cに当接している。そして、第1フランジ部18bの端面18eにおける筒部材16の端部16bに対する当接、及び第2フランジ部19bの端面19eにおける筒部材16の端部16cに対する当接によって、筒部材16における軸方向の移動が規制されている。
図1に示すように、第1軸部材18の第1軸部18cは、ボス部13cの内側を通過するとともに第2ハウジング構成体13を貫通してハウジング11外へ突出している。ボス部13cの内周面と第1軸部18cの外周面との間には、第1軸受21が設けられている。そして、第1軸部材18は、第1軸部18cが第1軸受21を介してボス部13cに支持されることにより、ハウジング11に回転可能に支持されている。
第2軸部材19の第2軸部19cは、ボス部12cの内側に挿入されている。ボス部12cの内周面と第2軸部19cの外周面との間には、第2軸受22が設けられている。そして、第2軸部材19は、第2軸部19cが第2軸受22を介してボス部12cに支持されることにより、ハウジング11に回転可能に支持されている。
図3に示すように、筒部材16は、筒部材16の周方向に繊維31aが延びる状態で配向された第1層部31と、筒部材16の軸方向に繊維32aが延びる状態で配向された第2層部32と、を積層することにより構成されている。各繊維31a,32aは炭素繊維である。筒部材16は、第1層部31及び第2層部32を複数有している。本実施形態において、筒部材16は、第1層部31を2層有するとともに、第2層部32を3層有している。
複数の第1層部31は、筒部材16の径方向で隣り合うように積層されている。複数の第2層部32は、筒部材16の径方向で隣り合うように積層されている。本実施形態の筒部材16は、筒部材16の径方向内側から径方向外側に向かって第1層部31、第1層部31、第2層部32、第2層部32、及び第2層部32の順に積層された5層によって構成されている。したがって、筒部材16の最内層は第1層部31であるとともに、筒部材16の最外層は第2層部32である。複数の第2層部32は、第1層部31よりも筒部材16の径方向外側に配置されている。そして、第2層部32よりも筒部材16の径方向外側には、第1層部31が存在しない。
各第1層部31は、筒部材16の周方向に延びる状態で配向された複数の繊維31aがマトリックス樹脂31b中に複合化されることにより形成されている。複数の繊維31aは、筒部材16の周方向に連続して延びている。複数の繊維31aは、筒部材16の径方向及び軸方向に配列されている。
各第2層部32は、筒部材16の軸方向に延びる状態で配向された複数の繊維32aがマトリックス樹脂32b中に複合化されることにより形成されている。複数の繊維32aは、筒部材16の軸方向に連続して延びている。複数の繊維32aは、筒部材16の径方向及び周方向に配列されている。
図4に示すように、複数の第1層部31は、筒部材16の周方向に繊維31aが延びる状態で配向された1枚の第1繊維シート41が、例えば、マンドレル43(芯材)に対して2周巻かれることにより形成されている。第1繊維シート41は、複数の繊維31aに予めマトリックス樹脂31bが含浸されて形成された長尺シート状のプリプレグである。第1繊維シート41は、複数の繊維31aが筒部材16の周方向に延びる状態で配向されるように、マンドレル43に巻き付けられる。
複数の第2層部32は、筒部材16の軸方向に繊維32aが延びる状態で配向された1枚の第2繊維シート42が、第1繊維シート41に続いて3周巻かれることにより形成されている。第2繊維シート42は、複数の繊維32aに予めマトリックス樹脂32bが含浸されて形成された長尺シート状のプリプレグである。第2繊維シート42は、マンドレル43に巻き付けられた第1繊維シート41の巻き終わり端部に連続するとともに、複数の繊維32aが筒部材16の軸方向に延びる状態で配向されるように、第1繊維シート41に巻き付けられる。なお、図4では、第1繊維シート41及び第2繊維シート42の厚みを誇張して図示している。
そして、マトリックス樹脂31b,32bを加熱して硬化した後、マンドレル43を取り除くことにより、円筒状の筒部材16が得られる。このように、筒部材16は、第1繊維シート41及び第2繊維シート42を巻回することにより円筒状に形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、永久磁石17が筒部材16の内周面16aに圧入される前の状態では、永久磁石17の外径R1は、筒部材16の内周面16aの内径R2よりも大きい。そして、永久磁石17は、筒部材16の内側に強制的に挿入されることにより筒部材16の内周面16aに圧入される。例えば、永久磁石17は、永久磁石17の端面17c側から筒部材16の内側に挿入される。このとき、永久磁石17は面取り部17eを有しているため、永久磁石17の角部が面取りされていない場合に比べると、永久磁石17が筒部材16の内側に挿入され易くなっている。
図5に示すように、永久磁石17が筒部材16の内周面16aに圧入される前の状態では、永久磁石17の外径R1は、筒部材16の内周面16aの内径R2よりも大きい。そして、永久磁石17は、筒部材16の内側に強制的に挿入されることにより筒部材16の内周面16aに圧入される。例えば、永久磁石17は、永久磁石17の端面17c側から筒部材16の内側に挿入される。このとき、永久磁石17は面取り部17eを有しているため、永久磁石17の角部が面取りされていない場合に比べると、永久磁石17が筒部材16の内側に挿入され易くなっている。
図6に示すように、永久磁石17が筒部材16の内側に強制的に挿入されると、筒部材16の内周面16aが押し広げられる。このとき、図3に示すように、各第1層部31では、繊維31aが筒部材16の周方向に延びる状態で配向されているため、永久磁石17が筒部材16の内側に挿入されても、筒部材16の径方向への変形が起こり難くなっている。一方、各第2層部32では、繊維32aが筒部材16の軸方向に延びる状態で配向されているため、繊維31aが筒部材16の周方向に延びる状態で配向されている第1層部31に比べると、筒部材16の径方向への変形が起こり易くなっている。そして、永久磁石17が筒部材16の内側に挿入されると、複数の第2層部32よりも筒部材16の径方向内側に配置された各第1層部31が、永久磁石17によって筒部材16の径方向外側へ押圧される分だけ、各第2層部32が筒部材16の径方向外側へ弾性変形する。
そして、各第2層部32における原形状へ復帰しようとする復帰力によって、筒部材16の最内層に位置する第1層部31が永久磁石17の外周面17aに押圧され、永久磁石17の外周面17aと筒部材16の内周面16aとが圧接される。これにより、永久磁石17が筒部材16の内周面16aに対して圧入される。
図7(a)及び図7(b)に示すように、例えば、筒部材16の最内層が第2層部32である場合を考える。この場合、図7(b)に示すように、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、第2層部32の繊維32aにおける筒部材16の軸方向端部32eに永久磁石17が引っ掛かり易い。そして、第2層部32の繊維32aの軸方向端部32eに永久磁石17が引っ掛かった状態のまま、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入していくと、第2層部32の繊維32aの軸方向端部32eが筒部材16の径方向内側に向けて変形してしまう場合がある。その結果、筒部材16の内周面16aにおける第1軸部材18又は第2軸部材19が圧入される部分が、永久磁石17によって裂けるように削られてしまうことが考えられる。
図8(a)及び図8(b)に示すように、本実施形態の筒部材16は、筒部材16の最内層が、筒部材16の周方向に延びる状態で繊維31aが配向された第1層部31であるため、図8(b)に示すように、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、第1層部31の繊維31aが永久磁石17に引っ掛かり難い。よって、筒部材16の内周面16aにおける第1軸部材18又は第2軸部材19が圧入される部分が、永久磁石17によって削られてしまうことが抑制されている。
図6に示すように、筒部材16の内周面16aにおける永久磁石17が通過した部分は、各第2層部32が原形状へ復帰することにより、永久磁石17が通過する前の元の位置に復帰する。そして、永久磁石17が筒部材16の内周面16aに圧入された後、第1軸部材18の第1圧入部18aが筒部材16の端部16bの内側に圧入されるとともに、第2軸部材19の第2圧入部19aが筒部材16の端部16cの内側に圧入される。
上記構成のロータ15において、図示しない駆動回路によって制御された電力がコイル14bに供給されると、永久磁石17が回転しようとし、永久磁石17が圧入されている筒部材16が永久磁石17と一体的に回転する。そして、筒部材16と第1軸部材18との圧入部分においてトルクが筒部材16から第1軸部材18に伝達されるとともに、筒部材16と第2軸部材19との圧入部分においてトルクが筒部材16から第2軸部材19に伝達され、第1軸部材18及び第2軸部材19が筒部材16と一体的に回転する。このようにして、ロータ15が回転する。筒部材16は、ロータ15の回転によって遠心力を受ける永久磁石17の変形を抑制する。
また、筒部材16は、筒部材16の軸方向に延びる状態で繊維32aが配向された第2層部32が少なくとも積層されることにより構成されている。このため、第2層部32が積層されていない筒部材16に比べると、筒部材16における軸方向に対する曲げ方向の剛性が高くなっている。したがって、ロータ15全体における筒部材16の軸方向に対する曲げ方向の剛性が高まるため、ロータ15に共振が発生し難くなり、回転電機10としての危険回転速度(共振回転数)が低下してしまうことが抑制され、ロータ15全体が筒部材16の軸方向に対して撓み難くなっている。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)筒部材16の最内層を、筒部材16の周方向に繊維31aが延びる状態で配向された第1層部31とした。これによれば、第1層部31では、繊維31aが筒部材16の周方向に延びる状態で配向されているため、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、第1層部31の繊維31aが永久磁石17に引っ掛かり難い。よって、筒部材16の最内層を第2層部32とした場合のように、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、筒部材16の内周面16aにおける第1軸部材18又は第2軸部材19が圧入される部分が、永久磁石17によって削られてしまうことを抑制することができる。その結果、筒部材16と第1軸部材18又は第2軸部材19との間の締結力(スリップトルク)が小さくなってしまうことを抑制することができ、第1軸部材18又は第2軸部材19へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制できる。また、筒部材16は、筒部材16の軸方向に繊維32aが延びる状態で配向された第2層部32が少なくとも積層されることにより構成されているため、第2層部32が積層されていない筒部材16に比べると、筒部材16における軸方向に対する曲げ方向の剛性が高くなる。以上のことから、第1軸部材18又は第2軸部材19へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制でき、ロータ15全体が筒部材16の軸方向に対して撓んでしまうことを抑制することができる。
(1)筒部材16の最内層を、筒部材16の周方向に繊維31aが延びる状態で配向された第1層部31とした。これによれば、第1層部31では、繊維31aが筒部材16の周方向に延びる状態で配向されているため、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、第1層部31の繊維31aが永久磁石17に引っ掛かり難い。よって、筒部材16の最内層を第2層部32とした場合のように、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、筒部材16の内周面16aにおける第1軸部材18又は第2軸部材19が圧入される部分が、永久磁石17によって削られてしまうことを抑制することができる。その結果、筒部材16と第1軸部材18又は第2軸部材19との間の締結力(スリップトルク)が小さくなってしまうことを抑制することができ、第1軸部材18又は第2軸部材19へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制できる。また、筒部材16は、筒部材16の軸方向に繊維32aが延びる状態で配向された第2層部32が少なくとも積層されることにより構成されているため、第2層部32が積層されていない筒部材16に比べると、筒部材16における軸方向に対する曲げ方向の剛性が高くなる。以上のことから、第1軸部材18又は第2軸部材19へトルクが伝達され難くなってしまうことを抑制でき、ロータ15全体が筒部材16の軸方向に対して撓んでしまうことを抑制することができる。
(2)2層の第1層部31は、筒部材16の周方向に繊維31aが延びる状態で配向された1枚の第1繊維シート41が2周巻かれることにより形成されており、3層の第2層部32は、筒部材16の軸方向に繊維32aが延びる状態で配向された1枚の第2繊維シート42が3周巻かれることにより形成されている。これによれば、2層の第1層部31及び3層の第2層部32を有する筒部材16を、1枚の第1繊維シート41及び1枚の第2繊維シート42をそれぞれ複数周回巻くだけで形成することができる。よって、例えば、第1繊維シート41を一枚ずつ積層することにより各層の第1層部31を形成するとともに、第2繊維シート42を一枚ずつ積層することにより各層の第2層部32を形成する場合に比べると、筒部材16を容易に形成することができる。
(3)筒部材16の最外層は第2層部32である。これによれば、筒部材16の最外層が第1層部31である場合に比べると、筒部材16の軸方向に対する曲げ方向の剛性をさらに高めることができ、ロータ15全体が筒部材16の軸方向に対して撓んでしまうことをさらに抑制し易くすることができる。
(4)筒部材16は、筒部材16の径方向内側から径方向外側に向かって第1層部31、第1層部31、第2層部32、第2層部32、及び第2層部32の順に積層された5層によって構成されている。これによれば、筒部材16が、例えば、第1層部31と第2層部32とが交互に積層されて構成されている場合に比べると、第1層部31と第2層部32とが筒部材16の径方向で隣り合う箇所を少なくすることができる。その結果、第1層部31の繊維31aと第2層部32の繊維32aとで形成されるループ状の渦電流の発生箇所を少なくすることができ、渦電流が磁束を打ち消すことによるロータ15の性能低下を抑制することができる。
(5)第2層部32よりも筒部材16の径方向外側に第1層部31が存在しない。これによれば、第2層部32よりも筒部材16の径方向外側に第1層部31が存在する場合のように、筒部材16の内周面16aに対して永久磁石17を圧入する際に、第2層部32が、筒部材16の径方向両側に位置する第1層部31によって挟み込まれるように押し潰されて、第2層部32が塑性変形してしまうことが無い。よって、第2層部32が塑性変形して、筒部材16の内周面16aにおける第1軸部材18又は第2軸部材19の締め代が小さくなってしまうことが無いため、筒部材16と第1軸部材18又は第2軸部材19との間のスリップトルクが小さくなってしまうことを抑制することができる。
(6)例えば、筒部材16の最外層が第1層部31である場合、第1層部31の繊維31aが真っ直ぐに延びようとするため、第1繊維シート41の巻き終わり端部が筒部材16の周方向に延び難く、筒部材16が作り難い。しかし、本実施形態の筒部材16は、全ての第1層部31が、第2層部32よりも筒部材16の径方向内側に位置しているため、第1繊維シート41の巻き終わり端部が、第1繊維シート41の外側に巻かれる第2繊維シート42によって筒部材16の周方向に延ばされる。そして、筒部材16の最外層が、筒部材16の軸方向に繊維32aが延びる状態で配向された第2層部32であるため、第2繊維シート42の巻き終わり端部が筒部材16の周方向に延び難いといったことが無く、筒部材16が作り易い。
(7)筒部材16の最外層は第2層部32であるため、筒部材16の外周部で発生する風損による熱を第2層部32の繊維32aを介して筒部材16の軸方向両端部に逃がすことができる。筒部材16の軸方向両端部にそれぞれ移動した熱は、第1軸部材18の第1フランジ部18b、第1軸部18c、及び第1軸受21を介してハウジング11に放熱されるとともに、第2軸部材19の第2フランジ部19b、第2軸部19c、及び第2軸受22を介してハウジング11に放熱される。したがって、ロータ15の熱をハウジング11へ効率良く放熱することができ、ロータ15の性能低下を抑制することができる。
(8)永久磁石17は面取り部17d,17eを有している。これによれば、永久磁石17の角部がピン角である場合に比べると、永久磁石17を筒部材16の内周面16aに圧入する際に、永久磁石17の角部によって筒部材16の内周面16aが削られてしまうことを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 実施形態において、筒部材16は、第1層部31と第2層部32とを少なくとも積層することにより構成されており、筒部材16の最内層が第1層部31であれば、その積層順序は適宜変更してもよい。例えば、第1層部31と第2層部32とが交互に積層されていてもよい。
○ 実施形態において、例えば、第1繊維シート41と第2繊維シート42とを互いに重ね合わせた状態で複数周回巻くことにより、第1層部31と第2層部32とが交互に積層された筒部材16を形成してもよい。
○ 実施形態において、筒部材16が、第1層部31及び第2層部32がそれぞれ1層ずつ積層されることにより構成されていてもよい。
○ 実施形態において、筒部材16の径方向で隣り合うように積層される第1層部31の層数は適宜変更してもよい。複数の第1層部31は、第1層部31の層数に応じて、第1繊維シート41が複数周回巻かれることにより形成される。
○ 実施形態において、筒部材16の径方向で隣り合うように積層される第1層部31の層数は適宜変更してもよい。複数の第1層部31は、第1層部31の層数に応じて、第1繊維シート41が複数周回巻かれることにより形成される。
○ 実施形態において、筒部材16の径方向で隣り合うように積層される第2層部32の層数は適宜変更してもよい。複数の第2層部32は、第2層部32の層数に応じて、第2繊維シート42が複数周回巻かれることにより形成される。
○ 実施形態において、筒部材16の最外層が第2層部32ではなく、例えば、第1層部31であってもよい。
○ 実施形態において、筒部材16は、第1層部31及び第2層部32に加えて、例えば、繊維がヘリカル巻きであるヘリカル巻き層部をさらに有していてもよい。
○ 実施形態において、筒部材16は、第1層部31及び第2層部32に加えて、例えば、繊維がヘリカル巻きであるヘリカル巻き層部をさらに有していてもよい。
○ 実施形態において、複数の繊維31aに予めマトリックス樹脂31bが含浸されて形成されたプリプレグを一枚ずつ積層することにより各層の第1層部31を形成するようにしてもよい。
○ 実施形態において、複数の繊維32aに予めマトリックス樹脂32bが含浸されて形成されたプリプレグを一枚ずつ積層することにより各層の第2層部32を形成するようにしてもよい。
○ 実施形態において、第1層部31及び第2層部32は、例えば、成形金型内に各繊維31a,32aを配置して、成形金型内に熱硬化性のマトリックス樹脂を注入し、各繊維31a,32aにマトリックス樹脂を含浸させた後、加熱硬化することにより形成してもよい。
○ 実施形態において、磁性体としては、永久磁石17に限らず、例えば、積層コア、アモルファスコア、又は圧粉コア等であってもよい。
○ 実施形態において、永久磁石17が、例えば、中実四角柱状であってもよく、永久磁石17の形状は特に限定されるものではない。また、第1軸部材18の第1圧入部18a及び第2軸部材19の第2圧入部19aが、例えば、四角柱状であってもよく、第1軸部材18の第1圧入部18aの形状、及び第2軸部材19の第2圧入部19aの形状は特に限定されるものではない。そして、例えば、永久磁石17が中実四角柱状であるとともに、第1軸部材18の第1圧入部18a及び第2軸部材19の第2圧入部19aが四角柱状である場合、筒部材16が四角筒状に形成されている必要がある。したがって、筒部材16の形状は、永久磁石17、第1軸部材18の第1圧入部18a、及び第2軸部材19の第2圧入部19aそれぞれの形状によって適宜変更してもよい。
○ 実施形態において、永久磁石17が、例えば、中実四角柱状であってもよく、永久磁石17の形状は特に限定されるものではない。また、第1軸部材18の第1圧入部18a及び第2軸部材19の第2圧入部19aが、例えば、四角柱状であってもよく、第1軸部材18の第1圧入部18aの形状、及び第2軸部材19の第2圧入部19aの形状は特に限定されるものではない。そして、例えば、永久磁石17が中実四角柱状であるとともに、第1軸部材18の第1圧入部18a及び第2軸部材19の第2圧入部19aが四角柱状である場合、筒部材16が四角筒状に形成されている必要がある。したがって、筒部材16の形状は、永久磁石17、第1軸部材18の第1圧入部18a、及び第2軸部材19の第2圧入部19aそれぞれの形状によって適宜変更してもよい。
○ 実施形態において、繊維31a,32aとして、有機繊維や無機繊維を使用してもよいし、異なる種類の有機繊維、異なる種類の無機繊維、又は有機繊維と無機繊維を混繊した混繊繊維を使用してもよい。有機繊維の種類としては、アラミド繊維、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、超高分子量ポリエチレン繊維等が挙げられ、無機繊維の種類としては、炭素繊維の他に、ガラス繊維、セラミック繊維等が挙げられる。
10…回転電機、14…ステータ、15…ロータ、16…筒部材、16a…内周面、17…磁性体である永久磁石、18…第1軸部材、19…第2軸部材、31…第1層部、31a,32a…繊維、32…第2層部、41…第1繊維シート、42…第2繊維シート。
Claims (3)
- 繊維強化材料から構成される筒部材と、
前記筒部材の内周面に圧入された磁性体と、
前記筒部材の軸方向両側にそれぞれ設けられるとともに前記筒部材の内周面に圧入される第1軸部材及び第2軸部材と、を備えた回転電機のロータであって、
前記筒部材は、
前記筒部材の周方向に繊維が延びる状態で配向された第1層部と、
前記筒部材の軸方向に繊維が延びる状態で配向された第2層部と、を少なくとも積層することにより構成されており、
前記筒部材の最内層は前記第1層部であることを特徴とする回転電機のロータ。 - 前記筒部材は、前記第1層部及び前記第2層部を複数有し、
前記複数の第1層部は、前記筒部材の周方向に繊維が延びる状態で配向された1枚の第1繊維シートが複数周回巻かれることにより形成されており、
前記複数の第2層部は、前記筒部材の軸方向に繊維が延びる状態で配向された1枚の第2繊維シートが複数周回巻かれることにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のロータ。 - ステータと、
請求項1又は請求項2に記載の回転電機のロータと、を備えることを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018124573A JP2020005448A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 回転電機のロータ、及び回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018124573A JP2020005448A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 回転電機のロータ、及び回転電機 |
Publications (1)
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ID=69100792
Family Applications (1)
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JP2018124573A Pending JP2020005448A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 回転電機のロータ、及び回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020005448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023007888A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 日本発條株式会社 | ロータ及び回転電機 |
JP7435490B2 (ja) | 2021-01-26 | 2024-02-21 | 株式会社豊田自動織機 | 回転電機のロータ |
-
2018
- 2018-06-29 JP JP2018124573A patent/JP2020005448A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2023007888A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 日本発條株式会社 | ロータ及び回転電機 |
JP7263632B1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-04-24 | 日本発條株式会社 | ロータ及び回転電機 |
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