JP2020003245A - 把持部を備える押込み試験装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この装置は、図8に示すように、ペンシル状の外形を有しており、その外形を形作る筐体10の内部に、被検体に押込まれる圧子50や、圧子50を被検体に押込んだ時に圧子50に作用する力を検出する力センサ30、圧子50に作用する力に基づいて、被検体の柔らかさを評価するヤング率を算出する演算部40等が収納されている。
図9は、この押込み試験装置の構成を簡略化して示している。圧子50は、先端の半球部分の一定量が筐体10の端面11から突出するように筐体10に収容されている。
図中、符号41は、力センサ30のゼロ点を設定したり、計測開始を指示したりするスイッチを表している。
このとき、筐体10の端面11が被検体に当接したときに力センサ30で検出された力(押込荷重)をF、筐体10の端面11から突出する圧子50の突出量(即ち、被検体に押込まれる圧子50の押込量)をδ、圧子50の半球面の直径をφ、被検体のヤング率をE、被検体に固有のポアソン比をνとすると、これらの間には(数1)で表される関係が存在する。
また、人体の腹壁に設けた孔からこの装置の先端を挿入し、体内臓器の柔らかさを測定すること等も可能であると考えられる。
図11に示すように、圧子50が被検体面の垂線方向から被検体に押込まれたときに力センサ30で検出される力をFとすると(図11(a))、圧子50が被検体面の垂線方向に対してθだけ傾いた方向から被検体に押込まれた場合、力センサ30で検出される力F’は、
F’=Fcosθ
となる(図11(b))。
また、図11(a)の状態で圧子50が被検体に押込まれる量をδとすると(図11(c))、圧子50が図11(b)の状態で被検体に押込まれる量δ’は、
δ’=δ−rsinθ
となる(図11(d))。
そのため、(数1)において、F及びδがF’及びδ’に代わるので、ヤング率Eの誤差が大きくなる。
操作者は、この装置の把持部を持ち、手首を支点にして、押込み試験装置本体が被検体面に対して垂直になるように調整することができる。このとき、押込み試験装置本体に操作者の手が触れておらず、押込み試験装置本体の全体が操作者に見えるため、正しい向きへの調整が容易である。また、力センサが体温によって変調を来す事態も回避できる。
演算部を把持部側に設けることで、押込み試験装置本体の構造が簡略化でき、製造が容易になる。
操作者は、この表示部の表示から、押込み試験装置本体の押込み方向が適正であるか否かを確かめることができる。
スイッチが押込み試験装置本体側に有ると、スイッチ操作時の押圧力で押込み試験装置本体が傾く可能性があるが、スイッチを把持部側に設けることで、そうした事態が回避できる。
また、本発明の押込み試験装置では、把持部に、押込み試験装置の電源となる電池を収納することが望ましい。
押込み試験装置の内部に電源を持つことで、外部から電源コードを接続する必要が無くなり、押込み試験装置の操作性が向上する。
操作者は、押込み試験装置本体の上下の色を見ることで、押込み試験装置本体の傾きが把握し易い。
この装置は、棒状の外形形状を有する押込み試験装置本体70と、押込み試験装置本体70の長手方向の中間に位置する外周部分に取り付けられた把持部80とから成る。
押込み試験装置本体70は、力センサを収容する円筒状部71と、円筒状部71の下端に在って被検体に当接する被検体当接部72とを有している。被検体当接部72を被検体に当接させた状態で円筒状部71を被検体に向けて押し進めると、後述するように、被検体当接部72の一部は円筒状部71の中に入り込む。
また、円筒状部71の外周面の上側及び下側には、その他の外周面と異なる色で彩色された彩色部711、712が設けられている。
把持部80には、力センサのゼロ点を設定するスイッチ81と、測定結果を表示する表示部82と、表示部82をオン・オフするスイッチ83と、表示部82に表示されたデータを削除する際に操作するスイッチ84とが設けられている。
押込み試験装置本体70は、先端に半球面を有する圧子50と、圧子50を取り囲む位置に配置された複数の接触検知センサ51と、圧子50に作用する押込み荷重を検知する力センサ30とを有している。
力センサ30は、接触検知センサ51が被検体との接触を検知するまで圧子50を被検体に押込んだとき、圧子50に作用する押込み荷重を検出する。
接触検知センサ51は、被検体に接触したとき、電気抵抗値が変化したり、振動状態が変化したり、印加されている電気信号の周波数特性が変化したりする。この変化を示す信号が、例えば、接触検知センサ51に配置された電極512を通じて取り出され、被検体との接触が検知される。
図6は、把持部80の把持の仕方の一例を示している。
操作者は、被検体に対して押込み試験装置本体70が安定的に保持できた状態でスイッチ81を押し、力センサ30のゼロ点を設定する。
次いで、操作者は、被検体当接部72の端面が均等に被検体に接触する状態を保ちながら、把持部80を操作して押込み試験装置本体70を被検体に押し進める。
そして、全ての接触検知センサ51が被検体との接触を検知した時点で押込み試験装置本体70の押込みを停止する。
表示部82には、そのときの力センサ30の検出結果に基づいて算出された被検体の柔らかさが表示される。
また、押込み試験装置本体70に操作者の体温が伝わらないため、温度による力センサ30の検出結果のバラツキが回避できる。
また、操作者は、押込み試験装置本体70の上下の彩色部711、712を見ることで、押込み試験装置本体70の傾きを容易に認識できる。
また、把持部30を、制御基板86や表示部82、電池等が配置できる大きさに設定しているため、把持部30を安定した状態で掴むことができる。同時に、それらを把持部30側に設けることで、押込み試験装置本体70に含める部品を減らすことができるため、押込み試験装置本体70の構造や配線の自由度が増し、製造が容易になる。
また、力センサ30のゼロ点設定用スイッチ81を把持部30に設けているため、測定姿勢のままスイッチ81を押すことができる。
また、この装置では、圧子50を取り囲む複数の接触検知センサ51が被検体と接触したことを確認することで、図11(d)に示す不適切な状態での検出が防止できる。
また、把持部80と押込み試験装置本体70との角度が可変できるようにしても良い。
また、把持部80と押込み試験装置本体70とは分離できるようにしても良い。
また、押込み試験装置本体70は、棒状の外形形状を有するものであれば、図3の70に示すものに限る必要は無く、図9に示す構造のものであっても良い。
11 筐体の端面
30 力センサ
31 固定部
32 可動部
33 音叉振動子
40 演算部
41 ゼロ点等設定スイッチ
50 圧子
51 接触検知センサ
70 押込み試験装置本体
71 円筒状部
72 被検体当接部
80 把持部
81 ゼロ点設定スイッチ
82 表示部
83 表示部スイッチ
84 データ削除スイッチ
86 制御基板
87 表示基板
711 彩色部
712 彩色部
Claims (6)
- 被検体に押し込まれる圧子及び該圧子に作用する力を検出する力センサを備える、棒状の外形形状を有する押込み試験装置本体と、
前記押込み試験装置本体の長手方向の中間に位置する外周部分に取り付けられた把持部と、
を具備し、
前記把持部は、前記押込み試験装置本体の前記圧子から前記力センサに向かう方向に対して、鋭角、直角又は鈍角を成すように前記押込み試験装置本体の前記外周部分から伸びている、押込み試験装置。 - 請求項1に記載の押込み試験装置であって、
前記把持部には、前記力センサの検出結果に基づいて被検体の柔らかさを算出する演算部が設けられている、押込み試験装置。 - 請求項2に記載の押込み試験装置であって、
前記把持部には、前記演算部で算出された被検体の柔らかさを少なくとも表示する表示部が設けられている、押込み試験装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の押込み試験装置であって、
前記把持部には、前記力センサのゼロ点を設定するスイッチが設けられている、押込み試験装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の押込み試験装置であって、
前記把持部には、該押込み試験装置の電源となる電池が収納されている、押込み試験装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の押込み試験装置であって、
前記押込み試験装置本体の両端近傍の外周部分は、それ以外の外周部分の色と異なる色で彩色されている、押込み試験装置。
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CN116754409A (zh) * | 2023-08-23 | 2023-09-15 | 太仓市华茂金属制品有限公司 | 一种合金门锁把手疲劳强度质检设备 |
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