JP2003230547A - 健康管理装置 - Google Patents

健康管理装置

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JP2003230547A
JP2003230547A JP2002033455A JP2002033455A JP2003230547A JP 2003230547 A JP2003230547 A JP 2003230547A JP 2002033455 A JP2002033455 A JP 2002033455A JP 2002033455 A JP2002033455 A JP 2002033455A JP 2003230547 A JP2003230547 A JP 2003230547A
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Japan
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electrode
impedance
foot
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hand
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Application number
JP2002033455A
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English (en)
Inventor
Katsuzo Kawanishi
勝三 川西
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Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H50/00ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
    • G16H50/30ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for calculating health indices; for individual health risk assessment

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 胴体部を含む身体の各部のインピーダンスを
精度良く求めることができ、このインピーダンスに基づ
いて健康状態に関する指標を求めることができる健康管
理装置を提供する。 【解決手段】 健康管理装置を、被検者の身長、体重を
含む身体特定情報を入力するためのデータ入力手段と、
身体のインピーダンスを測定するためのインピーダンス
測定手段と、健康状態に関する指標を求める演算を行う
演算処理部と、健康状態に関する指標を表示するための
表示部とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくとも体脂
肪率を含む健康状態に関する指標を求めることができる
健康管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体の健康状態に関する指標として従来
より体脂肪率が知られているが、この体脂肪率は、人体
の肥満の度合いを数値的に表したものであり、体脂肪計
によって測定されている。
【0003】この体脂肪計は、被検者の身体の手足等に
接触させる電極を介してインピーダンスを測定できるイ
ンピーダンス測定手段を有しており、このインピーダン
ス測定手段により測定された身体のインピーダンスと、
体重や身長等の被検者個人の身体的特徴を表す身体特定
情報とから体脂肪率を求め得るようにされている。
【0004】また、前記身体のインピーダンスにより体
脂肪率の他、身体中の水分や筋肉量等の各種身体成分を
求めることができ、身体のインピーダンスは、人体の健
康状態等に関する状態を判断するための重要な情報とし
て活用することができる。
【0005】ここで、従来における身体のインピーダン
スを測定する例に関して、図6に基づいて説明する。図
6は、左右の手を身体の両末端として、身体のインピー
ダンスの測定を行うための電極の配置を表している。
【0006】図6において、電極E11及びE14はこ
れらの電極を介して人体中に電流を供給して左右の手の
間で電流路を形成するための電流路形成電極であり、E
12及びE13はこれらの電極を介してこれら電極が接
触する左右の手の間の電圧差を測定するための電圧測定
用電極である。そして、電極E11及びE14を介して
左右の手間を導通させた電流値と、電極E12及びE1
3を介して測定された左右の手間の電圧差とから、身体
のインピーダンスが求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、身体のインピ
ーダンスを測定するにあたり、図6に示されるように電
極を配置して測定したのでは、左右の手間においてしか
インピーダンスを測定することができない。
【0008】従って、人体の健康状態との関係が強いと
考えられている内臓等を含む胴体部のインピーダンスを
測定できない。特に、最近では、糖尿病等の各種疾病に
関係すると考えられる腹部内臓脂肪が健康状態に関する
指標として注目されており、胴体部のインピーダンスを
基礎とする成分分析が重要と考えられており、胴体部の
インピーダンスの測定が重要と考えられている。
【0009】また、図6に示されるように電極を配置し
てインピーダンスを測定したのでは、電極E11及びE
14によって形成された電流路上に電圧測定用電極E1
2及びE13が位置することになる。これにより、電極
E12及びE13が接触する人体の部位が変動すると、
電極E12、E13間の距離の変動によってインピーダ
ンスの測定値のばらつきを生じ測定の不安定を招く。
【0010】また、従来の体脂肪計として、上記左右の
手に接触させる四つの電極E11、E14、E12、E
13に加え、左右の足の各々に前記電流路形成電極と電
圧測定用電極を一対づつ接触させるように四つの電極を
さらに設けて身体のインピーダンスを測定できるように
したものもある。
【0011】この両手用の四つの電極と両足用の四つの
電極の合計8つの電極が設けられた体脂肪計によると、
手と足に接触させた電極を介して、手足間において腕部
と胴体部と脚部を通る経路に沿ったインピーダンスを測
定することができ、胴体部のインピーダンスを求めるこ
とも可能である。
【0012】しかし、従来の前記8つの電極が設けられ
た体脂肪計で測定された胴体部のインピーダンスは、電
流値及び電圧値に基づく直接の測定値自体が胴体部のイ
ンピーダンスに対応して求められたものでなく、胴体部
以外の他の部位のインピーダンスも含んで手足間で測定
された測定値より、各インピーダンスが得られる経路を
考慮して、前記測定値における胴体部の寄与分を演算で
割り出して求めたものである。
【0013】従って、演算の元となるインピーダンスの
測定値自体に誤差が含まれると、演算で求められた胴部
分のインピーダンスに関して、前記誤差によって測定精
度が損なわれることとなる。
【0014】特に、上記図6に示されるように電流路上
に電圧測定用電極が位置する経路によってインピーダン
スを測定し、各部位の測定間で測定のばらつきがある
と、演算により求めた胴体部のインピーダンスの精度を
損なわせることとなる。
【0015】そこで、本発明は、胴体部のインピーダン
スを含む身体の各部のインピーダンスの各々を精度良く
求めることができ、該インピーダンスに基づき健康状態
に関する指標を求めることができる健康管理装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の健康管理装置は、被検者の身長、体重を含
む被検者個人の身体特定情報を入力するためのデータ入
力手段と、被検者の身体のインピーダンスを測定するた
めのインピーダンス測定手段と、前記身体特定情報及び
身体のインピーダンスに基づき、少なくとも体脂肪率を
含む健康状態に関する指標を求める演算を行う演算処理
部と、前記健康状態に関する指標を表示するための表示
部とを有し、前記インピーダンス測定手段は、被検者の
左右の一方の手における一の指に接触させるように設け
られた第一の電極と、前記一方の手における他の一の指
に接触させるように設けられた第二の電極と、被検者の
左右の他方の手における一の指に接触させるように設け
られた第三の電極と、被検者の左右の一方の足の裏の一
の部位に接触させるように設けられた第四の電極と、前
記一方の足の裏の他の部位に接触させるように設けられ
た第五の電極と、被検者の左右の他方の足の裏の部位に
接触させるように設けられた第六の電極とを備えるとと
もに、前記第一の電極又は第二の電極のいずれか一方及
び第四の電極又は第五の電極のいずれか一方が、一方の
手と一方の足間で腕部と脚部と胴体部を貫通させて電流
路を形成するための電流路形成用電極とされるととも
に、前記第一の電極又は第二の電極の他方、第四の電極
又は第五の電極の他方、前記第三の電極及び第六の電極
が、これらの電極が接触する手又は足の部位を介して電
圧を検出するための電圧測定用電極とされ、前記第一の
電極乃至第六の電極のうち、電圧測定用電極とされた電
極間での電圧の測定に基づき、被検者の人体における腕
部、脚部、胴体部のインピーダンスの各々を求め得るよ
うに構成されている(請求項1)。
【0017】この健康管理装置によると、前記第一乃至
第六の電極を人体の末端である前記手の指及び足の裏に
接触させ、インピーダンスを測定しようとする身体の部
位から離間して接触している電圧測定用電極である第二
の電極、第三の電極、第五の電極、第六の電極によっ
て、前記身体の部位に生じている電圧を検出し、そのイ
ンピーダンスを測定することができる。
【0018】即ち、本発明の健康管理装置によると、電
流路形成用電極とされる第一の電極及び第四の電極を介
して、一方の手の一の指における第一の電極が接する部
位と一方の足の裏における第四の電極が接する部位とを
人体における両端とし、一方の手にかかる腕部と胴体部
と一方の足にかかる脚部を貫通する電流路が形成され
る。
【0019】そして、電流路上に存在しない電圧測定用
電極から電流路上の最も近い位置に仮想される仮想測定
点に生じている電圧を、電圧測定用電極と仮想測定点と
の間の電圧検出ラインに沿って電圧測定用電極により検
出する。この電圧検出ラインに沿った電流の導通はなく
電位の変化が殆どないので、離間した仮想測定点の電圧
を電圧測定用電極により検出することができる。
【0020】そして、インピーダンスを測定しようとす
る部位を挟む二つの仮想測定点間の電圧差を電圧測定用
電極を介して検出することにより、前記部位のインピー
ダンスを求めることができる。このようにして、身体の
腕部、胴体部、脚部のインピーダンスについて、これら
の部位に生ずる電圧を直接に検出して求めることができ
る。
【0021】従って、電圧測定用電極が接している手や
足等の身体の末端のその箇所について検出された電圧か
ら、インピーダンスを求めたい部位の寄与分を考慮した
演算により求める必要がないので、身体の各部位のイン
ピーダンスを精度良く求めることができる。
【0022】また、前記健康状態に関する指標として、
BMIを求め得るようにすることができ(請求項2)、
腹部内臓脂肪横断面積を求め得るようにすることもでき
る(請求項3)。
【0023】また、本発明の健康管理装置において、上
記第一の電極乃至第六の電極を配設するにあたり、前記
一方の手の指に接触させる第一の電極及び第二の電極に
かかる前記手における一方と、前記一方の足に接触させ
る第四の電極及び第五の電極にかかる前記足における一
方とが左右のいずれかに一致するように設けることがで
き(請求項4)、前記一方の手の指に接触させる第一の
電極及び第二の電極にかかる前記手における一方と、前
記一方の足に接触させる第四の電極及び第五の電極にか
かる前記足における一方とが左右逆となるようにするこ
ともできる(請求項5)。
【0024】また、以上の健康管理装置において、上記
第一の電極乃至第三の電極を配設するにあたり、前記左
右の手における一の指が左右の手の親指となり、前記他
の一の指が親指以外の指となるようにすることができる
(請求項6)。これにより、手に接触させる第一の電極
乃至第三の電極について、左右の手の親指を接触させる
ことができるので、指を用いてするインピーダンスの測
定を安定させることができる。
【0025】また、以上の健康管理装置を、前記手の指
に接触させる第一の電極乃至第三の電極と前記表示部と
前記データ入力手段とが配設され、手で把持できるよう
携帯可能に形成された本体部と、被検者がその表面に両
足で載ると、前記第四の電極及び第五の電極を一方の足
の裏に接触させ得るとともに、前記第六の電極を他方の
足の裏に接触させ得るように、第四の電極乃至第六の電
極が配設されている足用電極支持部とを備える構成と
し、前記本体部と足用電極支持部とを別体に形成すると
ともに、本体部と足用電極支持部とを接続する信号ケー
ブルを介して、前記インピーダンス測定手段による身体
のインピーダンスの測定を行えるように構成することが
できる(請求項7)。
【0026】そして、健康管理装置を上記本体部と足用
電極支持部とを備えて構成する場合について、前記足用
電極支持部を、その表面に形成される測定面に載置され
た物の重量を測定できる重量測定手段を備えるものと
し、前記測定面に載った被検者の体重を測定できるよう
に構成することができる(請求項8)。
【0027】また、健康管理装置を上記本体部と足用電
極支持部とを備えて構成する場合について、足用電極支
持部に前記本体部を自在に脱着できるように形成された
本体収納部を形成し、前記本体部に、該本体部を前記足
用電極支持部の本体収納部に対して自在に脱着できるよ
うに形成された脱着部を形成し、前記足用電極部に対し
て前記本体部を自在に脱着できるように構成することも
できる(請求項9)。これにより、この健康管理装置を
使用する場合においては、本体部を足用電極支持部から
離脱させ、第四の電極乃至第六の電極に足の裏を接触さ
せるようにして足用電極支持部に足で載るとともに、本
体部を手で把持しつつ左右の手の指を第一の電極乃至第
三の電極に接触させて身体のインピーダンスを測定でき
るので、被検者は無理な姿勢を要求されることなく、容
易にインピーダンスを測定することができる。
【0028】一方、この健康管理装置を使用しない場合
においては、本体部を足用電極支持部に取り付け、本体
部と足用電極支持部とを一体の状態として収納できるの
で、収納の際の簡潔性を高めることができ、取り扱い上
便利である。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1乃至図5に基づいて説明する。
【0030】図1は本発明の一の実施の形態にかかる健
康管理装置20を表している。図1は、健康管理装置2
0の斜視図である。図2は足用電極支持部7に本体部1
が収納された状態を表す図である。図2(a)は上方か
ら正面側を眺めた平面図であり、図2(b)は側方から
眺めた側面図である。
【0031】健康管理装置20は、本体部1と足用電極
支持部7とを備えており、本体部1と足用電極支持部7
とは信号ケーブル8によって接続されている。
【0032】本体部1は、図1、図2に示されるように
比較的に薄型をなす形状に形成されている。そして、本
体部1は、携帯可能に形成されており、手によって把持
することができる。
【0033】表示部2は、本体部1の正面に配設されて
いる。表示部2には、後に説明する操作部3を介して入
力される各種のデータが表示され、また最終的な測定結
果としての体脂肪率やBMI、腹部内臓脂肪横断面積、
体重測定値が表示される。
【0034】操作部3は、本体部1の正面の表示部2に
対する手前側に配設されている。操作部3は、これを操
作することにより、健康管理装置20による各種の測定
に必要である被検者個人の身体的特徴を表す身体特定情
報の各データを入力するための入力キー3aが備わって
いる。この入力キー3aは、データ入力手段にあたる。
【0035】操作部3に備わる入力キーとして、身体特
定情報の各項目を選択するための選択キーや、数値デー
タを入力するための数値キー等が備わっている。
【0036】そして、操作部3の入力キーを操作するこ
とにより、身体特定情報として被検者の身長データや性
別、年齢等を入力できるようにされている。なお、被検
者の体重については、この健康管理装置20では、後に
説明する重量測定手段により測定された体重が身体特定
情報として入力され処理されるようにされているが、操
作部3より入力するようにもできる。また、操作部3に
より、身体特定情報として、(腹部内臓脂肪横断面積を
求めるための項目)を入力することができる。
【0037】また、操作部3には、健康管理装置20を
動作させるべく電源オンまたはオフするためのオン/オ
フ(ON/OFF)スイッチや、後に説明するインピー
ダンス測定手段により身体のインピーダンスの測定を開
始させるためのインピーダンス測定スイッチも設けられ
ている。
【0038】また、本体部1には、その正面に対する左
右の横方向に板状に突出してなる側方突出部4a、4b
が設けられている。4aが左突出部であり、4bが右突
出部である。これら突出部4a、4bの各々を左右の手
で各々把持することにより、本体部1を把持することが
できる。
【0039】そして、左突出部4aの先端部分に沿って
第一の電極E1が配設されており、左突出部4bの後端
部分に沿って第二の電極E2が配設されている。また、
右突出部4bの後端部分に沿って第三の電極E3が配設
されている。
【0040】この本体部1に配設される上記電極E1、
E2、E3は、後に説明する電極E4、E5、E6やイ
ンピーダンス測定回路12とともに、被検者の身体の各
部位のインピーダンスを測定するためのインピーダンス
測定手段を構成する。
【0041】電極E1は、後に説明する電極E4ととも
に、これらの電極が接する手の指と足の裏を末端として
人体に電流路を形成するための電流路形成用電極であ
る。また、電極E2、E3は、後に説明する電極E5、
E6とともに、これらの電極のうちの二つの電極を介し
て身体の各部位のインピーダンスに応じた電圧を測定す
るための電圧測定用電極である。これら電極E1、E
2、E3は、後に説明するインピーダンス測定回路12
に接続されている。
【0042】上記本体部1について、左手の人指し指を
電極E1に押し付け、左手の親指を電極E2に押し付け
るとともに、右手の人指し指を右突出部4bの先端部分
に押し付け、右手の親指を電極E3に押し付けるように
すると、後に説明する電極E4、E5、E6に足の裏を
接触させることと相まって身体の各部位のインピーダン
スを測定することができるとともに、本体部1を把持す
ることもできる。
【0043】足用電極支持部7には、測定面6が形成さ
れており、第四の電極E4、第五の電極E5、第六の電
極E6が配設されている。電極E4は、前記電極E1と
ともに、手の指と足の裏を末端として人体に電流路を形
成するための電流路形成用電極である。
【0044】また、電極E5、E6は、前記電極E2、
E3とともに、これらの電極のうちの二つの電極を介し
て身体の各部位のインピーダンスに応じた電圧を測定す
るための電圧測定用電極である。これら電極E4、E
5、E6は、後に説明するインピーダンス測定回路12
に接続されている。
【0045】また、足用電極支持部7は、測定面6上に
載置された物の重量が、足用電極支持部7内に設けられ
る重量測定手段を構成するロードセル11によって検出
され測定されるようにされている。
【0046】そして、図1に示されるように測定面6上
に左足LF、右足RFで載ると、左足の裏の土踏まずよ
り前方部分(この部分を、以下「母指丘部分」とも呼
ぶ)を電極E4に接触させ、左足の裏の踵部分を電極E
5に接触させるとともに、右足の裏の踵部分を電極E6
に接触させることができる。これにより、前記電極E
4、E5、E6を手の指に接触させることと相まって身
体のインピーダンスを測定することができ、また被検者
の体重を測定することもできる。
【0047】また、足用電極支持部7には、図1に示さ
れるように、本体部1を収納するための本体収納部7a
が形成されている。また、本体部1には、図示はしない
が、該本体部1における所定の部位を介して前記本体収
納部7aに収納するための脱着部が形成されている。こ
れら本体収納部7aと脱着部とは、互いに嵌め合わせ得
る形状に形成されている。
【0048】そして、この本体収納部7a及び脱着部を
介して、図2に示されるように本体部1を足用電極支持
部7に取り付けるとともに、図1に示されるように本体
部1を足用電極支持部7より取り外すこともできる。
【0049】このように、健康管理装置20は、足用電
極支持部7に形成された本体収納部7a及び本体部1に
形成された脱着部によって、足用電極支持部7より本体
部1を自在に脱着できるように構成されている。これに
より、この健康管理装置20を使用しないときには、足
用電極支持部7に本体部1を取り付けた状態で収納でき
るので、コンパクトに纏めておくことができ便利であ
る。
【0050】本体部1と足用電極支持部7間には信号ケ
ーブル8が接続されており、本体部1と足用電極支持部
7との間における各種の電気信号の送受信は信号ケーブ
ル8を介してされる。
【0051】そして、本体部1に配置される電極E1乃
至電極E3と足用電極支持部7に配置される電極E4乃
至電極E6との間における電流の導通や電圧の測定は、
信号ケーブル8を介して行われる。
【0052】次に、図3により、健康管理装置20にお
ける、その操作に伴う信号処理のブロックについて説明
する。前記電極E1乃至電極E6を介する身体の各部位
のインピーダンスはインピーダンス測定回路12によっ
て測定される。
【0053】このインピーダンス測定回路12は、特に
図示しない電流源及び電圧測定器を備えている。そし
て、インピーダンス測定回路12における前記電流源は
電極切り替えスイッチ10を介して前記電極E1及びE
4と接続されており、電極E1及びE4を介して人体の
手と足を末端とする電流路を形成することができる。
【0054】また、インピーダンス測定回路12におけ
る電圧測定器は、電極切り替えスイッチ10を介して四
つの電圧測定用電極E2、E3、E5、E6のうちのい
ずれか二つの電極と接続され、該接続された二つの電極
で検出される電圧差を測定するようにされている。
【0055】そして、インピーダンス測定回路12は、
前記電流源により供給された電流と前記電圧測定器によ
り測定された二つの電圧測定用電極間の電圧差とからイ
ンピーダンスを求めるようにされている。
【0056】また、インピーダンス測定回路12には四
つの電極E2、E3、E5、E6のうち同時に二つの電
極が接続されて電圧測定器による測定が行われるが、イ
ンピーダンス測定回路12に同時に接続される二つの電
極の組み合わせは電極切り替えスイッチ10により順次
に切り替えられる。これにより、四つの電極E2、E
3、E5、E6のうちの任意の二つの電極で検出される
各々の電圧差を測定することができる。
【0057】ここで、この健康管理装置10による身体
の各部位のインピーダンスを測定する方式について、図
4に基づいて説明する。図4は、健康管理装置10にお
いて、測定の対象となる身体の各部位のインピーダン
ス、及び該インピーダンスを測定するために前記電極E
1乃至E6に接触させる手足の位置の例を示す図であ
る。
【0058】図4において、Z1乃至Z6は測定の対象
となる身体の各部位のインピーダンスであり、Z1が左
腕部、Z2が右腕部、Z3が胴体部、Z4が左脚部、Z
5が右脚部のインピーダンスを各々表している。
【0059】また、図4において、P1乃至P4は仮想
測定点である。この仮想測定点は、各部位のインピーダ
ンスを測定するにあたって、後に説明する電流路上にお
いて電圧測定用電極より最も近い位置に仮想される、そ
の点に生じている電圧が検出される測定点である。
【0060】即ち、仮想測定点は、電流路上に位置しな
い電圧測定用電極により電流路上の電圧を検出するにあ
たり、電圧測定用電極から電流路までの最短経路となる
電圧検出ラインと電流路との交点となる。そして、前記
電圧検出ラインに沿って電流の導通がなく電位の降下を
殆ど生じないので、電流路から離間して配置される電圧
測定用電極によって仮想測定点の電圧を検出することが
可能となる。
【0061】図4に示されるように、左手の人指し指を
電極E1に接触させ、左手の親指を電極E2に接触さ
せ、右手の親指を電極E3に接触させるとともに、電極
E4を左足の裏の母指丘部分に接触させ、電極E5を左
足の裏の踵部分に接触させ、電極E6を右足の裏の踵部
分に接触させる。
【0062】電流路形成用電極E1及びE4により人体
に電流を供給すると、被検者の身体中に左手の人指し指
及び左足を末端とし、左腕部と胴体部と左脚部を通過す
る電流路が形成される。
【0063】そして、電圧測定用電極である電極E2及
びE3により検出される電圧差を測定すると、仮想測定
点P1、P2間におけるインピーダンスZ1を測定する
ことができる。即ち、点P2と電極E3間の電圧検出ラ
インに沿った経路には電流の導通がなく電圧降下を生じ
ないので、点P2の電圧を電極E3によって検出するこ
とができる。また、同様に仮想測定点P1の電圧を電極
E2により検出することができる。
【0064】次に、電圧測定用電極である電極E3及び
E6により検出される電圧差を測定すると、仮想測定点
P2、P3間におけるインピーダンスZ3を測定するこ
とができる。即ち、点P2と電極E3間の電圧検出ライ
ンに沿った経路、及び点P3と電極E6間の電圧検出ラ
インに沿った経路には電流の導通がなく電圧降下を生じ
ないので、点P2に生じている電圧を電極E3によって
検出することができ、点P3に生じている電圧を電極E
6によって検出することができる。
【0065】次に、電圧測定用電極である電極E5及び
E6により検出される電圧差を測定すると、仮想測定点
P3及びP4間におけるインピーダンスZ4を測定する
ことができる。即ち、点P3と電極E6間の電圧検出ラ
インに沿った経路、及び点P4と電極E5間の電圧検出
ラインに沿った経路には電流の導通がなく電圧降下を生
じないので、点P3に生じている電圧を電極E6によっ
て検出することができ、点P4に生じている電圧を電極
E5によって検出することができる。
【0066】このように、本発明の健康管理装置20の
インピーダンスの測定方式によると、上記インピーダン
スZ3について、Z3により生ずる電圧の直接の測定か
ら求めることができ、他の部位のインピーダンスも含ん
で得た測定値におけるZ3による寄与分を考慮して演算
によって求める必要がない。これにより、胴体部のイン
ピーダンスZ3を精度良く求めることができる。
【0067】また、インピーダンスZ1やインピーダン
スZ4についても、仮想測定点間で測定できるので、仮
想測定点と電極との間の不要なインピーダンスに影響さ
れることなく、Z1やZ4のみを対象として求めること
ができる。
【0068】即ち、Z1を対象として測定する場合に
は、仮想測定点P1とP2との間で測定することがで
き、点P1と電極E1やE2との間のインピーダンスZ
a、Zbで表される手の指部分が測定経路に含まれな
い。また、Z4を対象として測定する場合には、仮想測
定点P4とP3との間で測定することができ、点P4と
電極E4やE5との間のインピーダンスZd、Zeで表
される足の指等の部分が測定経路に含まれない。これに
より、前記Z1やZ4を精度良く求めることができる。
【0069】また、インピーダンスを測定するにあた
り、上記のごとく仮想測定点間で測定できるので、電極
に接触させる指等の位置のずれによる影響を受けること
がなく、測定毎のばらつきを防いで測定を安定化させる
ことができる。
【0070】また、以上の図4に示される各部位のイン
ピーダンスにおいて、直接測定できない右腕部のインピ
ーダンスZ2、右脚部のインピーダンスZ5について
は、上記測定されたインピーダンス値と略等しいとして
近似することができる。即ち、Z2についてはZ1によ
り近似し、Z5についてはZ4により近似することがで
きる。
【0071】また、この健康管理装置20における各種
データの演算処理は、図3に示される演算処理部16に
よって行われる。体脂肪率、BMI、腹部内臓脂肪横断
面積を求めるための演算は、演算処理部16によって行
われる。演算処理部16は演算部14と記憶部15を備
えている。演算部14は、記憶部15に記憶されたデー
タや各種のルーチンに基づく演算処理を進める動作を行
う。
【0072】記憶部15は、操作部3に備わる入力キー
3aの操作を介して入力された身体特定情報の各々や、
電極E1乃至E6を介して測定された前記インピーダン
スZ1、Z3、Z4の測定値を記憶させることができ、
また測定されたインピーダンスからの近似により得られ
るZ2、Z5を記憶させることもできる。
【0073】また、記憶部15は、ロードセル11より
出力された被検者の体重データも記憶されるようになっ
ている。また、記憶部15には、前記測定された身体の
インピーダンスと身体特定情報から体脂肪率を求めるた
めの演算式や必要な係数等も記憶されている。
【0074】また、記憶部15には、身体特定情報から
BMIを求めるための演算式も記憶されている。このB
MIは、被検者の体重を身長の二乗値で除する演算によ
り求めることができる。
【0075】また、記憶部15には、入力された身体特
定情報及び測定された胴体部インピーダンスや右脚部イ
ンピーダンスから腹部内臓脂肪横断面積を求めるための
次ののような演算式(式(1))や、この演算に必要な
係数や定数等も記憶されている。
【0076】 VA=a1+b1×(TL/W)2−c1×TL 2/Z3−d1×TL 2/Z5 (1) 上式(式(1))において、VAは腹部内臓脂肪横断面
積、TL は身長、Wは体重、Z3 は胴体部インピーダン
ス、Z5 は右脚部インピーダンス、a1 は定数、b1
1、d1 は係数である。
【0077】式(1)からわかるように、腹部内蔵脂肪
横断面積(VA)は、被検者の身長TL を体重Wで除し
たものを二乗して得られた(TL/W)2 と、被検者の身
長の二乗TL 2 を胴体部インピーダンスZ3 で除して得
られた(TL 2/Z3)と、被検者の身長の二乗TL 2 を右
脚部インピーダンスZ5 で除して得られた(TL 2
5)とに基づいて演算される。
【0078】また式(1)は、標本となる人体の腹部の
断層撮影により得られた腹部内蔵脂肪横断面積(VA)
の実際の測定値と、前記標本とされた人体の身長TL
体重W で除したものを二乗して得られた(TL/W)2
と、身長の二乗TL 2 を胴体部インピーダンスZ3 で除
して得られた(TL 2/Z3)と、身長の二乗TL 2 を右脚
部インピーダンスZ5 で除して得られた(TL 2/Z5
との相関を統計的に処理して求めることができる。
【0079】また、記憶部15には、健康指標測定ルー
チンが記憶されており、この健康指標測定ルーチンを実
行させることにより、後に説明する図5に示される手順
で健康管理装置20を動作させることができる。そし
て、この健康指標測定ルーチンを実行させることによ
り、後に説明するように健康状態に関する指標である体
脂肪率、BMI、腹部内臓脂肪横断面積を求めることが
できる。
【0080】ロードセル11は被検者の体重を測定する
ための重量測定手段を構成し、被検者が測定面6上に載
ると、被検者の体重がロードセル11によって検出され
るようにされている。ロードセル11によって検出され
た被検者の体重データは、検出精度を保持するべく特に
図示されないアンプによって適度の信号に増幅される。
このロードセル11によって検出された被検者の体重デ
ータは、身体特定情報の一項目として記憶部15に記憶
される。
【0081】また、表示部2には、操作部7より入力さ
れた身体特定情報、インピーダンス測定回路12により
測定された身体のインピーダンス、ロードセル11によ
り検出された体重データ、これらの入力データや測定デ
ータから求められた体脂肪率やBMI、腹部内臓脂肪横
断面積が表示される。
【0082】以上の各種入力データや測定データを演算
処理部16で処理したり、各部間でデータ転送するため
の入出力は、入出力装置(I/O)17を介して行われ
る。また、以上の各種入力データや測定データを演算処
理部16で処理するにあたり、ディジタル信号として処
理されるようにされており、必要に応じてA/D変換機
構が設けられる。
【0083】次に、この健康管理装置20を動作させる
例について、図5に基づいて説明する。図5は健康管理
装置20を動作させる手順を示しており、健康指標測定
ルーチンを実行することにより、図5に示される手順で
動作させることができる。健康管理装置20を電源オン
すると、健康指標測定ルーチンの実行を開始させること
ができる。
【0084】まず、被検者が本体部1を足用電極支持部
7より離脱させる(S1)。次に、操作部3を操作する
ことにより身体特定情報を入力すると、入力された身体
特定情報の各データが記憶部15に記憶される(S
2)。
【0085】次に、インピーダンス測定スイッチが操作
され、インピーダンスを測定するための測定モードがオ
ン(ON)され、身体の各部位のインピーダンスの測定
が可能な状態とされる(S3)。次に、左足の裏の母子
丘部分を電極E4に接触させ、左足の裏の踵部分を電極
E5に接触させるとともに、右足の裏の踵部分を電極E
6に接触させるようにして、足用電極支持部7の測定面
6上に載る(S4)。
【0086】次に、左手の人指し指を電極E1を押圧す
るように接触させ、左手の親指を電極E2を押圧するよ
うに接触させるとともに、右手の親指を電極E3に押圧
するように接触させ、右手の人指し指を右突出部4bの
先端を押圧するようにして、左右の手により本体部1を
把持する(S5)。
【0087】次に、足の裏や手の指が電極に適正に接触
しているかどうかが判定され(S6)、電極に適正に接
触していないと判定されれば、電極に適正に接触したと
判定されるまで待機する(S6、NO)。
【0088】一方、電極に適正に接触していると判定さ
れると(S6、YES)、身体の各部位のインピーダン
スZ1、Z2、Z3、Z4、Z6が求められ、これらイ
ンピーダンスは記憶部15に記憶される(S7)。
【0089】次に、被検者が測定面6に載ったことに伴
う体重の測定を安定して行える状態となっているか否
か、即ちロードセル11により出力される体重の測定信
号が所定の許容範囲内で安定しているかどうか判定され
(S8)、体重の測定値を安定して得ることができる状
態となるまで待機する(S8、NO)。
【0090】一方、体重の測定値を安定して得ることが
できる状態になったと判定されれば(8、YES)、体
重の測定により得られた体重データが記憶部15に記憶
される(S9)。次に、以上の手順で入力された身体特
定情報、及び測定されたデータから、BMI、体脂肪
率、腹部内臓脂肪横断面積が求められる(S10)。
【0091】そして、以上に求められたBMI、体脂肪
率、腹部内臓脂肪横断面積が表示部2に表示される(S
11)。S10の手順において、体脂肪率について、前
記S7において求められた各部位のインピーダンスに基
づき、被検者の全身を対象とする体脂肪率が求められ
る。
【0092】また、S10において、腹部内臓脂肪横断
面積については、胴体部のインピーダンスZ3と身体特
定情報とから演算される。
【0093】本発明の健康管理装置20によると、六つ
の電極を人体の末端である手足に接触させることによ
り、胴体部や脚部等の身体の各部のインピーダンスを、
インピーダンスの測定値における該インピーダンスの寄
与分を考慮した演算を介することなく、測定値より直接
に求めることができる。
【0094】これにより、身体の各部位のインピーダン
スを精度良く求めることができる。そして、身体のイン
ピーダンスを含むデータから演算を介して得られる上記
体脂肪率や腹部内臓脂肪横断面積等を精度良く得ること
ができる。
【0095】なお、以上の説明では、インピーダンス測
定手段を構成する電極の配置に関して、図4に示される
ように、第一の電極E1及び第二の電極E2を左手の人
指し指及び親指に接触させ、第三の電極E3を右手の親
指に接触させるとともに、第四の電極E4及び第五の電
極E5を左足に接触させ、第六の電極を右足に接触させ
るように配した例を挙げて説明したが、これら電極の配
置に関して、他の組み合わせを用いることもできる。
【0096】例えば、第一の電極E1及び第二の電極E
2を右手の人指し指及び親指に接触させ、第三の電極E
3を左手の親指に接触させるとともに、第四の電極E4
及び第五の電極E5を右足に接触させ、第六の電極E6
を左足に接触させるように配置することもできる。この
場合には、図4に示される身体の各部位のインピーダン
スのうち、右腕部Z2、胴体部Z3、右脚部Z5がイン
ピーダンス測定手段により直接に測定され、左腕部Z
1、左脚部Z4が近似により求められる。
【0097】また、第一の電極E1及び第二の電極E2
を左手の人指し指及び親指に接触させ、第三の電極E3
を右手の親指に接触させるとともに、第四の電極E4及
び第五の電極E5を右足に接触させ、第六の電極E6を
左足に接触させるように配置することもできる。この場
合には、図4に示される身体の各部位のインピーダンス
のうち、左腕部Z1、胴体部Z3、右脚部Z5がインピ
ーダンス測定手段により直接に測定され、右腕部Z2、
左脚部Z4が近似により求められる。
【0098】また、第一の電極E1及び第二の電極E2
を右手の人指し指及び親指に接触させ、第三の電極E3
を左手の親指に接触させるとともに、第四の電極E4及
び第五の電極E5を左足に接触させ、第六の電極E6を
右足に接触させるように配置することもできる。この場
合には、図4に示される身体の各部位のインピーダンス
のうち、右腕部Z2、胴体部Z3、左脚部Z4がインピ
ーダンス測定手段により直接に測定され、左腕部Z1、
右脚部Z5が近似により求められる。
【0099】なお、以上の説明では、第一の電極E1を
左右のいずれか一方の手の人指し指に接触させるとし、
第二の電極E2を前記一方の手の親指に接触させると
し、第三の電極E3を他方の手の親指に接触させるとし
て説明したが、前記電極E1、E2、E3に関して、前
記親指や人指し指以外の指に接触させるように設けるこ
ともできる。
【0100】即ち、本体部1に設けられる電極E1、E
2、E3に関して、親指や人指し指以外の指に接触させ
るのであっても、電極E1を左右の一方の手のいずれか
一の指に接触させ得るようにし、電極E2を前記一方の
手の前記一の指以外の他の指に接触させ得るようにする
とともに、電極E3を前記一方の手に対する反対側にあ
たる他方の手のいずれか一の指に接触させ得るように設
けるのであれば構わない。
【0101】また、以上の説明では、健康管理装置20
に関して、左右の手に接触させる電極E1、E2、E3
を手で把持可能な本体部1に配設し、左右の足の裏に接
触させる電極E4、E5、E6を足用電極支持部7に配
設し、これら本体部1と足用電極支持部7とを別体とし
つつ信号ケーブル8で接続する例を挙げて説明したが、
電極E1乃至E6を配設するための構造は上記別体とさ
れる本体部及び足用電極支持部に限られない。
【0102】即ち、電極E1乃至E3については以上に
説明した条件の範囲で左右の手の指を接触させ得るよう
にされていればよく、電極E4乃至E6については以上
に説明した条件の範囲で左右の足の裏を接触させ得るよ
うに配置されていればよく、以上に説明した身体の腕
部、胴体部、脚部のインピーダンスの各々を直接に測定
できればよい。かかる条件を満たす範囲において、電極
E1乃至E6を一体に形成された本体に支持される構造
とすることもできる。
【0103】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の健康管
理装置によると、身体の各部位、即ち胴体部、腕部、脚
部の各々のインピーダンスを直接に測定することがで
き、これらのインピーダンスを精度良く測定することが
できる。これにより、前記インピーダンスから演算を介
して求められる健康状態に関する指標について、より精
度良く求め得るという効果を奏する。
【0104】特に、健康と強い関係のある内臓部分の状
態を反映する胴体部のインピーダンスを精度良く求める
ことができるので、該胴体部のインピーダンスから演算
を介して得られる指標をより精度良く得ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる健康管理装置の斜視図である。
【図2】(a)本体部を足用電極支持部に収納した状態
の平面図である。 (b)本体部を足用電極支持部に収納した状態の側面図
である。
【図3】本発明にかかる健康管理装置の信号処理にかか
るブロック図である。
【図4】身体の各部のインピーダンスの分布、電極を接
触させる身体の各部位、仮想測定点、及び電圧検出ライ
ンを示す図である。
【図5】健康管理装置の動作の手順を表す図である。
【図6】従来の体脂肪計における身体のインピーダンス
を測定する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 表示部 3 操作部 3a 入力キー 4a 左突出部 4b 右突出部 6 測定面 7 足用電極支持部 8 信号ケーブル 10 電極切替えスイッチ 11 ロードセル 12 インピーダンス測定回路 14 演算部 15 記憶部 16 演算処理部 17 入出力(I/O)部 20 健康管理装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の身長、体重を含む被検者個人の
    身体特定情報を入力するためのデータ入力手段と、 被検者の身体のインピーダンスを測定するためのインピ
    ーダンス測定手段と、 前記身体特定情報及び身体のインピーダンスに基づき、
    少なくとも体脂肪率を含む健康状態に関する指標を求め
    る演算を行う演算処理部と、 前記健康状態に関する指標を表示するための表示部とを
    有し、 前記インピーダンス測定手段は、被検者の左右の一方の
    手における一の指に接触させるように設けられた第一の
    電極と、前記一方の手における他の一の指に接触させる
    ように設けられた第二の電極と、被検者の左右の他方の
    手における一の指に接触させるように設けられた第三の
    電極と、被検者の左右の一方の足の裏の一の部位に接触
    させるように設けられた第四の電極と、前記一方の足の
    裏の他の部位に接触させるように設けられた第五の電極
    と、被検者の左右の他方の足の裏の部位に接触させるよ
    うに設けられた第六の電極とを備えるとともに、 前記第一の電極又は第二の電極のいずれか一方及び第四
    の電極又は第五の電極のいずれか一方が、一方の手と一
    方の足間で腕部と脚部と胴体部を貫通させて電流路を形
    成するための電流路形成用電極とされるとともに、 前記第一の電極又は第二の電極の他方、第四の電極又は
    第五の電極の他方、前記第三の電極及び第六の電極が、
    これらの電極が接触する手又は足の部位を介して電圧を
    検出するための電圧測定用電極とされ、 前記第一の電極乃至第六の電極のうち、電圧測定用電極
    とされた電極間での電圧の測定に基づき、被検者の人体
    における腕部、脚部、胴体部のインピーダンスの各々を
    求め得るように構成されている健康管理装置。
  2. 【請求項2】 前記健康状態に関する指標としてBMI
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の健康管理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記健康状態に関する指標として、腹部
    内臓脂肪横断面積が含まれることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の健康管理装置。
  4. 【請求項4】 前記一方の手の指に接触させる第一の電
    極及び第二の電極にかかる前記手における一方と、前記
    一方の足に接触させる第四の電極及び第五の電極にかか
    る前記足における一方とが左右のいずれかに一致するよ
    うに前記第一の電極乃至前記第六の電極が設けられてい
    る、請求項1乃至3のいずれかに記載の健康管理装置。
  5. 【請求項5】 前記一方の手の指に接触させる第一の電
    極及び第二の電極にかかる前記手における一方と、前記
    一方の足に接触させる第四の電極及び第五の電極にかか
    る前記足における一方とが左右逆となるように前記第一
    の電極乃至前記第六の電極が設けられている、請求項1
    乃至3のいずれかに記載の健康管理装置。
  6. 【請求項6】 前記左右の手における一の指が左右の手
    の親指であり、前記他の一の指が親指以外の指であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の健康
    管理装置。
  7. 【請求項7】 前記健康管理装置は、 前記手の指に接触させる第一の電極乃至第三の電極と前
    記表示部と前記データ入力手段とが配設され、手で把持
    できるよう携帯可能に形成された本体部と、 被検者がその表面に両足で載ると、前記第四の電極及び
    第五の電極を一方の足の裏に接触させ得るとともに、前
    記第六の電極を他方の足の裏に接触させ得るように、第
    四の電極乃至第六の電極が配設されている足用電極支持
    部とを有し、 前記本体部と足用電極支持部とが別体に形成されるとと
    もに、本体部と足用電極支持部とを接続する信号ケーブ
    ルを介して、前記インピーダンス測定手段による身体の
    インピーダンスの測定を行えるように構成されている請
    求項1乃至6のいずれかに記載の健康管理装置。
  8. 【請求項8】 前記足用電極支持部が、その表面に形成
    される測定面に載置された物の重量を測定することがで
    きる重量測定手段を備えてなり、前記測定面に載った被
    検者の体重を測定できるように構成されている請求項1
    乃至7のいずれかに記載の健康管理装置。
  9. 【請求項9】 前記足用電極支持部は、前記本体部を自
    在に脱着できるように形成された本体収納部を有してお
    り、 前記本体部は、該本体部を前記足用電極部の本体収納部
    に対して自在に脱着できるように形成された脱着部を有
    しており、 前記足用電極部に対して前記本体部を自在に脱着できる
    ように構成されている請求項7又は8に記載の健康管理
    装置。
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