JP4204704B2 - 体脂肪計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、体脂肪率の測定方法、及び体脂肪計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より健康維持の観点から体脂肪が注目されている。体脂肪が増加すると成人病等を引き起こす原因となるが、体脂肪の目安となる体脂肪率を測定することによって成人病の予防を図ることができる。
【0003】
そして、この体脂肪率を測定するための装置として、従来より体脂肪計が用いられている。従来より用いられている体脂肪計は、被検者の身長や体重等の個人データと、人体のインピーダンスである生体インピーダンスとに基づいて体脂肪率を求め得るようにされている。
【0004】
そして、かかる体脂肪計における上記生体インピーダンスの測定は、いわゆる四電極式体内インピーダンス測定法に基づき行われるようになっている。即ち、例えば、特公平5−49050に記載されるように、被検者の一方の足の裏面に接触させるように互いに近接して設けられた一対の電流路形成電極及び電圧測定用電極と、被検者の他方の足の裏面に接触させるように互いに近接して設けられた一対の電流路形成電極及び電圧測定用電極とを介して生体インピーダンスが測定されるようになっている。
【0005】
また、例えば、特許第2667337号公報に記載された体脂肪計にあっては、左手及び右手で把持する一対の把持部(プローブ)が設けられており、その表面に設けられた各一対の電流路形成電極及び電圧測定用電極に両手の手の平を接触させるように該把持部を把持することにより生体インピーダンスを測定できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、人体の体脂肪のうち、内臓につく脂肪が健康に一番影響することが一般に知られている。従って、体脂肪率を測定するにあたり、特に内臓に着目した体脂肪率を知りたい等、必要に応じて人体の任意の場所の体脂肪率を知りたいことがある。
【0007】
しかし、従来の体脂肪計において測定される体脂肪率は、右手と左手の各々の手の平を両端とする全身を対象としており、又は、右足と左足の各々の足の裏を両端とする全身を対象として求められるものである。従って、内臓等の特定の部位に着目し、該内臓等の体脂肪をより反映する体脂肪率を測定することはできない。一方、体脂肪率を測定するにあたり、測定するための手順の複雑化を招くことなく簡易に測定できることも望まれる。
【0008】
そこで、本発明は、人体内部の内臓等の着目される特定部位の体脂肪をより反映する体脂肪率を測定することができ、かつ該測定を比較的に簡易に行うこともできる体脂肪率の測定方法、及び該測定を行うことができる体脂肪計を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとにより求められる体脂肪率の測定を、人体における体脂肪率の測定の対象となる部位を一部に含み、該部位の両末端の外側に位置し人体の外表面に存在する二つの供給点の間で形成される人体内部の電流路に定電流を供給するべく、前記供給点に各一つの電流路形成電極を接触させ、前記体脂肪率の測定の対象となる部位の電位差を、該部位の両末端の各々から離隔した人体の外表面に存在する二つの測定点に各一つ接触させた電圧測定用電極を介して測定することによる、生体インピーダンスの測定により行える。
【0010】
この体脂肪率の測定方法によれば、上記供給点を両端として人体の内部に形成される電流路の一部に含まれる人体の部位に着目した体脂肪率を測定できる。そして、かかる体脂肪率の測定は、電流路から離隔した前記測定点において、前記体脂肪率の測定の対象となる部位の両端の電位差の測定による、生体インピーダンスの測定によって行われる。これにより、人体の外表面に存在する二つの供給点に接触させた各一つの電流路形成電極を介して一定の電流を人体に供給し、人体の外表面に存在する二つの測定点に接触させた各一つの電圧測定用電極を介した測定によって、人体の特定の部位に着目した体脂肪率を測定することができる。そして、かかる特定の部位は、供給点を設定する人体上の位置によって決まる電流路の経路と、測定点を設定する人体上の位置によって決まる前記経路の内側における電位差が検出される位置と、によって決まる。
【0011】
従って、人体の外表面の四つの位置に接触させるように配設した前記四つの電極を介して、特定の部位に着目した体脂肪率を測定できる。また、該体脂肪率の測定は、その手順の複雑化を招くことなく簡易に行えるものである。
【0012】
そして、上記体脂肪率の測定において、前記体脂肪率の測定の対象となる部位を人体の胴部分の内部を含む部位とし、前記供給点の一つを人体の一方の手及び腕のいずれかの部位に設けるとともに、前記測定点の一つを人体の他方の手及び腕のいずれかの部位に設け、前記供給点の他の一つを人体の一方の足及び脚のいずれかの部位に設けるとともに、前記測定点の他の一つを人体の他方の足及び脚のいずれかの部位に設けることができる。これにより、上記二つの供給点を両端として、人体の胴部分の内部の部位を一部に含む電流路を形成し、該胴部分の内部の部位の電位差を上記二つの測定点によって測定できる。これにより、胴部分の内部の内臓等を含む部位に着目した体脂肪率を測定することができる。
【0013】
ここで、「手」とは手首より指先の先端部分までを意味し、「腕」とは胴部分の脇の外側から手首までの上腕や肘を含む部分を意味する。また、「足」とは足首から下側の足の裏側までの部分を意味し、「脚」とは胴部分の股から下側の足首までの大腿や臑を含む部分を意味する。
【0014】
そして、前記一方の手及び腕を右手及び右腕とし、前記他方の手及び腕を左手及び左腕とし、前記一方の足及び脚を左足及び左脚とし、前記他方の足及び脚を右足及び右脚とすることができる。また、前記一方の手及び腕を左手及び左腕とし、前記他方の手及び腕を右手及び右腕とし、前記一方の足及び脚を右足及び右脚とし、前記他方の足及び脚を左足及び左脚とすることもできる。また、前記一方の手及び腕を右手及び右腕とし、前記他方の手及び腕を左手及び左腕とし、前記一方の足及び脚を右足及び右脚とし、前記他方の足及び脚を左足及び左脚とすることもできる。また、前記一方の手及び腕を左手及び左腕とし、前記他方の手及び腕を右手及び右腕とし、前記一方の足及び脚を左足及び左脚とし、前記他方の足及び脚を右足及び右脚とすることもできる。
【0015】
また、前記供給点の一つを人体の一方の手のいずれかの部位に設けるとともに、前記測定点の一つを人体の他方の手のいずれかの部位に設け、前記供給点の他の一つを人体の一方の足のいずれかの部位に設けるとともに、前記測定点の他の一つを人体の他方の足のいずれかの部位に設けることもできる。これにより、供給点に電流路形成電極を接触させることによる電流路の形成や、測定点に電圧測定用電極を接触させることによる電位差の測定を、手や足に電極を接触させることによって行えるので、体脂肪率の測定をより容易なものにできる。
【0016】
そして、前記一方の手を右手とし、前記他方の手を左手とし、前記一方の足を左足とし、前記他方の足を右足とすることができる。また、前記一方の手を左手とし、前記他方の手を右手とし、前記一方の足を右足とし、前記他方の足を左足とすることができる。また、前記一方の手を右手とし、前記他方の手を左手とし、前記一方の足を右足とし、前記他方の足を左足とすることができる。また、前記一方の手を左手とし、前記他方の手を右手とし、前記一方の足を左足とし、前記他方の足を右足とすることもできる。
【0017】
また、前記体脂肪率の測定の対象となる部位を、人体の胴部分の内部を含む部位とし、前記供給点の一つを人体の一方の手及び腕のいずれかの部位に設けるとともに、供給点の他の一つを人体の他方の手及び腕のいずれかの部位に設け、前記測定点の一つを人体の一方の足及び脚のいずれかの部位に設けるとともに、前記測定点の他の一つを人体の他方の足及び脚のいずれかの部位に設け、前記人体の各腕の肘の部分を人体の胴部分の各側部に接触させることにより、前記生体インピーダンスを測定することができる。
【0018】
これにより、上記両方の手及び腕に設けられた供給点を両端とする、人体の胴部分の内部の横方向の経路を一部に含む電流路を形成し、該電流路における胴部分の内部の内臓等の部位の電位差が、上記測定点により測定される。これにより、胴内部の内臓等の部位の横方向に沿った体脂肪率を測定することができる。
【0019】
また、被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとから体脂肪率を測定する体脂肪計を、人体における体脂肪率の測定の対象となる部位の両末端の外側に位置し人体の外表面に存在する二つの供給点の間の人体内部に電流路を形成するべく、前記供給点に各一つ接触させるように配設された二つの電流路形成電極と、前記体脂肪率の測定の対象となる部位の両末端の各々の電位差を測定できるように、該部位の両末端の各々から離隔した人体の外表面の二つの測定点に各一つ接触させるように配設された二つの電圧測定用電極とを備え、前記測定の対象となる部位の生体インピーダンスを測定できるように構成することができる。
【0020】
また、上記体脂肪計において、前記電流路形成電極の一つを人体の一方の手及び腕の外表面のいずれかの部位に接触するように配設し、前記電流路形成電極の他の一つを人体の一方の足及び脚の外表面のいずれかの部位に接触するように配設し、前記電圧測定用電極の一つを人体の他方の手及び腕の外表面のいずれかの部位に接触するように配設し、前記電圧測定用電極の他の一つを人体の他方の足及び脚の外表面のいずれかの部位に接触するように配設し、人体の胴部分の内部を含む部位の生体インピーダンスを測定できるように構成できる。
【0021】
また、上記体脂肪計において、前記電流路形成電極の一つを人体の一方の手の外表面におけるいずれかの部位に接触するように配設し、前記電流路形成電極の他の一つを人体の一方の足の外表面におけるいずれかの部位に接触するように配設し、前記電圧測定用電極の一つを人体の他方の手の外表面におけるいずれかの部位に接触するように配設し、前記電圧測定用電極の他の一つが人体の他方の足の外表面におけるいずれかの部位に接触するように配設することもできる。
【0022】
また、前記供給点の一つを人体の一方の手のいずれかの部位に設けるとともに、供給点の他の一つを人体の他方の手のいずれかの部位に設け、前記測定点の一つを人体の一方の脚における太股の部位に設けるとともに、測定点の他の一つを人体の他方の脚における太股の部位に設け、人体の左右の腕の肘の部分を各々に人体の胴部分の左右の側部に接触させることにより、被検者の胴内部における前記胴部分の左右の側部に挟まれた部分の生体インピーダンスを測定することもできる。これにより、生体インピーダンスを測定しようとする胴の部分に近い太股の部位に設けた測定点を介して、測定を行うことができるので、前記胴内部の生体インピーダンスの測定をより正確に行うことができる。
【0023】
そして、前記供給点の一つを人体の一方の手のいずれか一の指の部位とし、前記供給点の他の一つを人体の他方の手のいずれか一の指の部位とすることもできる。この場合には、生体インピーダンスの測定を行うにあたり、両手の各手における一の指を介して人体に電流を供給できるので、生体インピーダンスの測定を行い易い。
【0024】
また、被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとから体脂肪率を測定する体脂肪計を、一対の互いに対向する一の面と他の面とを含んでなる形状に形成し、前記一の面の一方側及び他の面の一方側に配設される一対の電流路形成電極と、前記一の面の他方側及び他の面の他方側に配設される一対の電圧測定用電極とを備え、前記一対の電流路形成電極を、左右の手の間に挟んで押圧するように該左右の手の手の平側を接触させ得るように配設し、前記一対の電圧測定用電極を、左右の脚の間に挟んで押圧するように該左右の脚の内側に接触させ得るように配設し、被検者が左右の腕の肘を各々に胴部分の左右の側部に接触させつつ、前記一対の電流路形成電極に左右の手の手の平側を接触させるとともに、前記一対の電圧測定用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、被検者の胴内部における前記胴部分の左右の側部に挟まれた部分の生体インピーダンスを測定できるように構成することができる(請求項)。
【0025】
これにより、この体脂肪計によると、前記一の面及び他の面に左右の手の手の平側を押圧するようにして体脂肪計を左右の手の間に挟み込むようにし、また、前記一の面及び他の面に左右の脚の内側を接触させるようにして体脂肪計を左右の脚の間に挟み込むようにすることにより、人体の胴の内部の生体インピーダンスを測定することができる。即ち、この体脂肪計を用いると、左手の手の平及び右手の手の平を両端として、左右の手の平から肘までの部分と、該左右の肘が接触する胴部分の左右の各側部に挟まれた胴内部の横方向に沿った部分と、を貫通する電流路が形成される。そして、かかる電流路が形成された胴内部の部分の二点間の電位差が左右の脚の内側部分を介して検出され、該胴部分の内部の二点間のインピーダンスが求められる。
【0026】
このようにして、この体脂肪計によれば、前記胴部分の内部の生体インピーダンスを簡易に求めることができ、この求められた生体インピーダンスに基づいて胴部分の内部の体脂肪を求めることもできる。
【0027】
また、かかる体脂肪計を、表面及び裏面と、該表面と裏面との間の一の側面及び該一の側面に対向する他の側面と、を備えてなる形状に形成し、前記一の側面の一方側及び他の側面の一方側に配設される一対の電流路形成電極と、前記一の側面の他方側及び他の側面の他方側に配設される一対の電圧測定用電極とを備え、前記一対の電流路形成電極を、左右の手の間に挟んで押圧するように該左右の手の手の平側を接触させ得るように配設し、前記一対の電圧測定用電極を、左右の脚の間に挟んで押圧するように該左右の脚の内側に接触させ得るように配設し、被検者が左右の腕の肘を各々に胴部分の左右の側部に接触させつつ、前記一対の電流路形成電極に左右の手の手の平側を接触させるとともに、前記一対の電圧測定用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、被検者の胴内部における前記胴部分の左右の側部に挟まれた部分の生体インピーダンスを測定できるように構成することもできる(請求項)。
【0028】
これにより、この体脂肪計によると、前記一の側面及び他の側面に左右の手の手の平側を押圧するようにして体脂肪計を左右の手の間に挟み込むようにし、また、前記一の側面及び他の側面に左右の脚の内側を接触させるようにして体脂肪計を左右の脚の間に挟み込むようにすることにより、人体の胴の内部の生体インピーダンスを測定することができる。
【0029】
一方、被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとから体脂肪率を測定する体脂肪計を、被検者の一方の手における一の指及び他方の手における一の指に接触させ得るように配設された一対の電流路形成電極と、被検者の一方の手における前記一の指以外の他の指及び他方の手における前記一の指以外の他の指に接触させ得るように配設された一対の電圧測定用電極と、左右の脚の間に挟んで押圧するように該左右の足の内側に接触させ得るように配設された、前記一対の電圧測定用電極以外の他の一対の電圧測定用電極とを備え、前記一対の電流路形成電極に前記一方の手における一の指及び他方の手における一の指を接触させ、前記一対の電圧測定用電極に前記一方の手の他の指及び他方の手の他の指を接触させることにより、被検者の人体の全身の生体インピーダンスを測定することができ、被検者が左右の腕の肘を各々に胴部分の左右の側部に接触させつつ、前記一対の電流路形成電極に前記一方の手の一の指及び他方の手の一の指を接触させるとともに、前記他の一対の電圧測定用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、前記被検者の胴部分の左右の側部に挟まれた胴内部の生体インピーダンスを測定できるように構成することもできる(請求項)。
【0030】
この体脂肪計によると、被検者の全身の生体インピーダンスを測定できるとともに、前記胴内部の生体インピーダンスを測定することもできる。これにより、前記全身の生体インピーダンスに基づき全身を対象とする体脂肪に関する情報を得ることができるとともに、前記胴内部の生体インピーダンスに基づき胴内部の部分のみを対象とする体脂肪に関する情報を得ることもできる。
【0031】
また、前記体脂肪計を、前記全身の生体インピーダンスに基づき求められる全身の脂肪を対象とする脂肪率である第一の脂肪率と、前記胴内部の生体インピーダンスに基づき求められる胴内部の脂肪を対象とする脂肪率である第二の脂肪率とにより、前記第一の脂肪率に対する第二の脂肪率の比を求めるように構成することもできる(請求項)。これにより、全身の脂肪に対して胴内部の脂肪が占める比率を知ることができる。そして、かかる胴内部の脂肪は内臓の脂肪に直接に結びつくので、全身の脂肪のうち特に健康に影響を及ぼすおそれのある部分を知ることができる。
【0032】
また、被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとから体脂肪率を測定する体脂肪計を、被検者の一方の手における二本の指の各々及び他方の手における二本の指の各々に接触させ得るように配設された、一方の手の一の指用電極、一方の手の他の指用電極、他方の手の一の指用電極、及び他方の手の他の指用電極からなる四つの指用電極と、前記被検者の一方の手と左右が同じ側である一方の脚と、前記他方の手と左右が同じ側である他方の脚と、の間に挟んで押圧し、両脚の内側に接触させ得るように配設された、一方の脚用電極及び他方の脚用電極からなる二つの脚用電極とを備え、前記四つの指用電極及び二つの脚用電極は、人体に電流路を形成するための電流路形成電極と、該電流路内の二点間の電位差を測定するための電圧測定用電極との間で任意に切り替えることができ、かつ、少なくとも前記一方の手又は他方の手のいずれかの手を人体における一の端部として胴内部の部位を経路に含む電流路を形成できるようにし、被検者が一方の腕の肘及び他方の腕の肘の各々を胴部分の一方の側部及び他方の側部の各々に接触させつつ、前記四つの指用電極に左右の手における一の指及び他の指を接触させるとともに、前記二つの脚用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、胴内部を含む部位の生体インピーダンスを測定できるように構成することができる(請求項)。
【0033】
この体脂肪計を用いると、少なくとも前記一方の手又は他方の手のいずれかの手を人体における一の端部として胴内部の部位を経路に含む電流路を形成し、かかる電流路内における胴内部の部分についての生体インピーダンスを測定することができる。そして、電流路を形成しようとする部位、及び該電流路が形成された経路中のインピーダンスを測定したい部位は、前記四つの指用電極及び二つの脚用電極を電流路形成電極と電圧測定用電極との間で切り替えることによって、選択することができる。
【0034】
かかる体脂肪計について、前記一方の手の一の指用電極及び他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記一方の手の他の指用電極及び他方の手の他の指用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の前記胴部分の左右の側部に挟まれた胴内部の部位の生体インピーダンスと、被検者の一方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、被検者の他方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、からなる三つの部位のインピーダンスの合計を求め得るように構成することができる(請求項)。
【0035】
また、前記四つの指用電極及び二つの脚用電極を電流路形成電極と電圧測定用電極との間で切り替えることができる体脂肪計について、前記一方の手の一の指用電極及び他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記一方の脚用電極及び他方の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の前記胴部分の左右の側部に挟まれた胴内部の部位の生体インピーダンスを求め得るように構成することもできる(請求項)。
【0036】
また、前記四つの指用電極及び二つの脚用電極を電流路形成電極と電圧測定用電極との間で切り替えることができる体脂肪計について、前記一方の手の一の指用電極及び他方の脚用電極を電流路形成電極とし、前記一方の手の他の指用電極及び一方の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の一方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、被検者の胴部分の一方側の側部から他方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスと、からなる二つのインピーダンスの合計を求め、前記一方の手の一の指用電極及び前記他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記一方の手の他の指用電極及び前記一方の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の一方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを求め、前記求められた二つのインピーダンスの合計より、前記求められた被検者の一方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを差し引く演算を行うことにより、被検者の胴部分の一方側の側部から他方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスを求め得るように構成することもできる(請求項)。
【0037】
また、前記四つの指用電極及び二つの脚用電極を電流路形成電極と電圧測定用電極との間で切り替えることができる体脂肪計について、前記他方の手の一の指用電極及び前記一方の脚用電極を電流路形成電極とし、前記他方の手の他の指用電極及び他方の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の他方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、被検者の胴部分の他方側の側部から一方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスと、からなる二つのインピーダンスの合計を求め、前記一方の手の一の指用電極及び他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記他方の手の他の指用電極及び他の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の他方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを求め、前記求められた二つのインピーダンスの合計より、前記求められた被検者の他方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを差し引く演算を行うことにより、被検者の胴部分の他方側の側部から一方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスを求め得るように構成することもできる(請求項)。
【0038】
また、前記体脂肪計を、被検者が足で載ることによって体重を測定できる体重測定面が表面に設けられた体重計を一体に組み込んで構成することができる(請求項10)。これにより、この体脂肪計によると、体重を測定することもできるので便利である。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1乃至図16に基づいて説明する。
【0040】
図1は、本発明にかかる体脂肪率の測定にかかる生体インピーダンスの測定方法を説明するための、人体の模式的な回路図である。図1において、e、fは、被検者の人体内部における体脂肪率の測定の対象となる部位、即ち、生体インピーダンスの測定の対象となる部位(以下、「被測定部位」ともいう)の両末端を示している。このe、fを両端とする部位は、被検者1の胴部分2の内部における、例えば内臓等を一部に含む部位にあたる。当該部位の生体インピーダンスはZX と表される。また、末端eと被検者の一方の手(図1に示される右手)の手の平の点Aとの間のインピーダンスはZa と表され、末端eと被検者の他方の手(図1に示される左手)の手の平の点Cとの間のインピーダンスはZc と表される。また、前記末端fと被検者の一方の足(図1に示される左足)の足の裏の点Bとの間のインピーダンスはZb と表され、末端fと被検者の他方の足(図1に示される右足)の足の裏の点Dとの間のインピーダンスはZd と表される。
【0041】
そして、人体の外表面である右手の手の平の点Aに第一の電流路形成電極を接触させ、人体の外表面である左足の足の裏の点Bに第二の電流路形成電極を接触させるようにする。そして、これら二つの電流路形成電極を介して、前記二点A、B間に高周波の定電流Iを導通させ、該二点A、B間に電流路を形成する。即ち、この電流路として、図1に示されるように、点Aから右腕と胴部分2の内部のe、fを通り、さらに該fから左脚と点Bを通る経路が形成される。この電流路において、点A、Bは、前記両端e、fに対して外側に位置している。この点A、Bは、以上に説明したように、人体の内部に一定の電流を供給して電流路を形成するための供給点にあたる。
【0042】
そして、人体の外表面である左手の手の平の点Cに第一の電圧測定用電極を接触させ、人体の外表面である右足の足の裏の点Dに第二の電圧測定用電極を接触させるようにする。そして、これら二つの電圧測定用電極を介する前記C、D間の電位差の測定に基づき、e、f間の生体インピーダンスZX による電位差Vefを測定することができる。これにより、電位差Vefと前記電流Iとから、生体インピーダンスZX が求められる。そして、この点C、Dは、前記e、fの各々に対して離隔した人体の外表面に存在し、e、f間の電位差を測定するための測定点にあたる。
【0043】
ここで、図1におけるC、D間で測定される電位差に基づき、生体インピーダンスZX による前記電位差Vefを求め得る回路上の原理について、図2に基づいて説明する。図2は、図1に模式的な回路として表された人体における、生体インピーダンスの測定にかかる等価回路を示している。
【0044】
図2において、10は高周波の定電流源であり、11は電圧計である。また、図2に示される点A、B、C、D、e、fは図1により説明した人体の各部位と同じ部位を表しており、インピーダンスZa 、Zb、Zc、Zd、ZX についても図1により説明したのと人体の同じ部位のインピーダンスを表している。
【0045】
定電流源10は、点A、B間のインピーダンスZa 、Zb 、ZX に対して、その大きさにかかわらず一定の電流Iを導通させることができる。なお、定電流源10は、体脂肪率を測定したい部位(以下、「被測定部位」という)の位置に応じて、即ち、被測定部位が身体内部のより深部であるか比較的表面近傍であるかに応じて、適切な周波数の電流を出力できるようになっている。
【0046】
そして、電圧計11としてZc、Zd、ZX に比べて内部インピーダンスが十分に高いものを用いると、e、f間のインピーダンスZX による電位差Vefを、点C、Dより電圧計11によって測定することができる。即ち、電圧計11が上記内部インピーダンスの十分高いものであれば、左腕を含むインピーダンスZcや、右脚を含むインピーダンスZd に影響されることなく、e、f間の電位差Vefのみを電圧計11により点C、Dにおいて測定することができる。
【0047】
なお、図1、図2により説明した例では、被検者1の右手の手の平の点Aと左足の足の裏の点Bを供給点とし、左手の手の平の点Cと右足の足の裏の点Dを測定点としたが、かかる供給点、測定点を以下に説明する図3に示すように設けるのであってもよい。
【0048】
図3(a)に示される例では、左手の手の平の点Cと右足の足の裏の点Dが供給点とされ、右手の手の平の点Aと左足の足の裏の点Bが測定点とされる。この図3(a)に示されるように供給点、測定点を設けると、図1に示された場合と比べて、電流路の形成される部位が異なっており、電位差が測定される二点e、fの部位も異なっている。従って、この図1、図3(a)より分かるように、供給点、測定点を変更することによって、各々に胴部分2の内部における、異なる内臓等を含む部位の生体インピーダンス及び体脂肪率を測定することができる。
【0049】
また、図3(b)に示されるように、供給点を右手の手の平の点Aと右足の足の裏の点Dとし、測定点を左手の手の平の点Cと左足の足の裏の点Bとすると、被検者1の胴部分2の右側部の比較的表面に近い部分の生体インピーダンス及び体脂肪率を測定することができる。
【0050】
また、図4に示されるように、供給点を右手の手の平の点Aと左手の手の平の点Cとし、測定点を右足の足の裏の点Dと左足の足の裏Bとする。そして、図4に示されるように、被検者1が脇を締めて両肘を人体の胴部分2の外表面の各側部に接触させるようにすると、胴部分2の内部における内臓等の部位の横方向に沿った生体インピーダンス及び体脂肪率を求めることができる。
【0051】
このように、本発明の体脂肪率の測定方法によると、上記人体の内部に電流路を形成するための供給点、被測定部位の生体インピーダンスを測定するための測定点を、人体の手の平や足の裏に設けることにより、人体の胴部分の内部の内臓等の着目される特定部位の体脂肪をより反映する体脂肪率を測定することができる。
【0052】
そして、このようにして体脂肪率を測定するにあたり、被測定部位の位置に応じて、供給点及び測定点を設定する手や足の左右の選択により、測定の対象となる内臓等の各部位を選択することができる。かかる供給点及び測定点の手足の左右における設定の変更は、図5に例示される回路によって実現できる。
【0053】
この図5に示される例では、右手用電極EH1には端子12’と端子14’とが接続されており、左手用電極EH2には端子12”と端子14”とが接続されている。また、右足用電極EF1には端子13’と端子15’とが接続されており、左足用電極EF2には端子13”と端子15”とが接続されている。
【0054】
そして、定電流源10の一端側の端子12に接続させる端子を、SW1によって右手用端子12’と左手用端子12”との間で切り替え得るようになっている。また、定電流源10の他端側の端子13に接続させる端子を、SW4によって右足用端子13’と左足用端子13”との間で切り替え得るようになっている。また、電圧計11の一端側の入力端子14に接続させる端子を、SW2によって右手用端子14’と左手用端子14”との間で切り替え得るようになっている。そして、電圧計11の他端側の入力端子15に接続させる端子を、SW3によって右足用端子15’と左足用端子15”との間で切り替え得るようになっている。
【0055】
なお、以上の説明においては、上記供給点及び測定点を設定する人体の外表面の部位として手の平や足の裏を挙げて説明した。このように手の平や足の裏に供給点及び測定点を設けると、生体インピーダンスの測定を行うにあたり、これらの部位に電極を接触させて行うことができるので、体脂肪率の測定を容易なものにできる。
【0056】
一方、上記供給点及び測定点を設定する人体の部位は、手や足に限られず、人体の外表面に存在するのであれば、胴部分の外表面の、例えば胸や背中等の部位であっても構わない。胸や背中等に供給点や測定点を設ける場合であっても、二つの供給点を両端として人体内部の被測定部位を一部に含む電流路を形成することができ、該電流路における被測定部位の電位差を前記電流路より離隔した位置に存在する測定点を介して測定することができ、これにより、被測定部位に着目した体脂肪率を測定することができる。
【0057】
次に、図6は、以上の測定方法に基づき体脂肪率を測定できる体脂肪計の一例である、体脂肪計20の斜視図を示している。図6に示される体脂肪計20には、人体の内部における被測定部位を切り替えるための図5に例示された回路が組み込まれている。即ち、図5における定電流源10や電圧計11を体脂肪計20の内部に備えている。また、図6に特に図示されない前記SW1乃至SW4が操作パネル部22に設けられており、かかるSWの操作によって、人体における被測定部位を変更できるようになっている。なお、体脂肪計20は、体脂肪率を測定する上で必要となる各種の個人データを入力できるようになっており、また、体脂肪率を求める演算を行うための演算部や記憶部を備える等、体脂肪計として機能させるために必要な周知の部材を備えている。
【0058】
そして、被検者が載る基台21の表面には、右足の裏に接触させ得るように電極EF1が配設されており、また、左足の裏に接触させ得るように電極EF2が配設されている。そして、操作パネル部22の左右の側面に取り付けられた把持部23、23には、右手の手の平に接触させ得るように電極EH1が配設されており、左手の手の平に接触させ得るように電極EH2が配設されている。
【0059】
そして、これら電極EF1、EF2、EH1、EH2は、体脂肪計20の内部において、図6に図示されない各手や各足用の上記説明した端子と接続されている。そして、SW1乃至SW4の操作によって、電極EF1、EF2等と、電流源10に接続される端子12、13、電圧計11の入力端子14、15の各々との接続を、図5により説明したように切り替えることができる。
【0060】
これにより、体脂肪計20を用いると、手の平や足の裏に上記供給点や測定点を設定して人体の内部における被測定部位の体脂肪率を測定することができるとともに、測定したい部位に応じた被測定部位の変更も容易に行える。
【0061】
次に、胴部分の内部における生体インピーダンスを測定でき、該測定に基づく体脂肪を求めることができる他の体脂肪計の例について説明する。図7は、胴内部の生体インピーダンスを測定することができる体脂肪計30の斜視図である。この体脂肪計30は、各種の個人データの入力等を行うための操作部37や、該個人データや最終結果である体脂肪率が表示される表示部38が本体31の表面に設けられている。
【0062】
そして、表面と裏面との間の一の側面31a及び他の側面31bには、生体インピーダンスを測定するための四つの電極が配設されている。即ち、一の側面31a及び他の側面31bの一方側には、一対の電流路形成電極33、34が配設されている。また、一の側面31a及び他の側面31bの他方側には一対の電圧測定用電極35、36が配設されている。そして、後に説明するように、電極33、34は、左右の手の間に体脂肪計30を挟んで押圧するようにして該左右の手の平を接触させ得るように配設されている。また、電極35、36は、左右の脚の間に体脂肪計30を挟んで押圧するようにして該左右の脚の内側に接触させ得るように配設されている。
【0063】
そして、前記電極33、34、35、36は、体脂肪計30内部の図示されない定電流源や電圧計を備えてなるインピーダンス計測手段に接続されており、被検者が電極33、34、35、36に接触することによって、生体インピーダンスを測定できるようになっている。また、体脂肪計30は、体脂肪を求める演算を行うための演算部や記憶部を備えてなる演算処理部等、体脂肪計として機能させるために必要である周知の部材を備えている。
【0064】
この体脂肪計30を用いた生体インピーダンスの測定は、以下のようにして行うことができる。図8に示されるように、電極35、36に被検者の左右の脚の内側を接触させる。そして、左右の腕の肘の部分を各々に胴部分の左右の各側部に接触させるようにするとともに、電極33、34に左右の手の平を接触させるようにする。
【0065】
以上説明したようにして測定されるインピーダンスと、人体の各部におけるインピーダンスとの関係を図9に示す。図9に示されるように、被検者の人体には、電極33に接触する左手の手の平及び電極34に接触する右手の手の平を両端として、左右の手の平から肘までの部分と、該左右の肘が接触する胴部分の左右の各側部に挟まれた胴内部の横方向に沿った部分と、を貫通する電流路が形成される。
【0066】
そして、かかる電流路が形成された胴内部の部分の二点間の電位差が、電極35、36が接触する左右の脚の内側部分より検出される。インピーダンスの測定に関係する経路にあたる部位の各々のインピーダンスを、図9に示されるように、Zx、Z1、Z2、Z3、Z4と表す。前記図2に基づいて説明したように、体脂肪計30は、電極35、36を介してZxのみを測定することができる。
【0067】
なお、被検者の身長や年齢等の個人データを表示部38によって確認しつつ操作部37の操作によって入力すると、該個人データと前記測定された生体インピーダンスとに基づき、胴内部のみの脂肪に関する脂肪率を求めることができる。
【0068】
また、この体脂肪計30にあっては、前記電極33及び35を一の側面31aに設け、前記電極34及び36を他の側面31bに設けたが、一の面と他の面とが互いに対向する関係にあり、該一の面及び他の面の一方側に電極33及び34を配設し、一の面及び他の面の他方側に電極35及び36を配設するとともに、電極33及び34を左右の手の間に挟むようにして該左右の手の手の平側を接触させ得るように配設し、また、電極35及び36を左右の脚の間に挟むようにして該左右の脚の内側に接触させ得るように配設するのであればよい。
【0069】
従って、一の面にあたる体脂肪計30の表面に電極33及び35を設け、他の面にあたる体脂肪計30の裏面に電極34及び36を設け、電極33及び34を左右の手の間に挟むことができ、電極35及び36を左右の脚の内側に挟むことができるように、これらの電極を配設するのであってもよい。
【0070】
次に、胴部分の内部の生体インピーダンスを測定できるとともに、人体の全身を対象とする生体インピーダンス(以下、人体の全身を対象とする生体インピーダンスを第一のインピーダンスといい、胴部分の内部を対象とする生体インピーダンスを第二のインピーダンスという)の測定も行える体脂肪計の例について説明する。図10は、第一のインピーダンスと第二のインピーダンスとを測定することができる体脂肪計50の斜視図である。
【0071】
この体脂肪計50は、その本体51の表面に、各種の個人データの入力等を行うための操作部57や、該個人データや最終結果である体脂肪率が表示される表示部58が設けられている。また、後に説明する、電極35、36の一対と電極45、46の他の一対との切り替えや、後に説明する第一の脂肪率に対する第二の脂肪率の比を求めるための操作は、操作部57に対する操作により行えるようになっている。
【0072】
また、本体51の表面の上部に一対の電圧測定用電極45、46が配設されている。また、前記電圧測定用電極45、46の各々の略真裏にあたる位置に、一対の電流路形成電極43、44が配設されている。これらの電極は、後に説明するように、被検者の両手の各手における二本の指によって本体51を支持するようにして該各手の二本の指を接触させ得るように配設されている。
【0073】
そして、本体51の、表面と裏面との間の一の側面51a及び他の側面51bの下部には、他の一対の電圧測定用電極35、36が配設されている。この電極35、36は、後に説明するように、被検者の脚の内側に接触させ得るように配設されている。また、体脂肪計50は、人体のインピーダンスの測定に用いる電極を、電極35、36の一対と電極45、46の他の一対との間で切り替え得るようにされている。
【0074】
また、体脂肪計50は、体脂肪計として機能させるために必要である、図示されない演算部や記憶部等からなる演算処理部を本体51の内部に備えている。この演算処理部は、測定された第一のインピーダンス及び第二のインピーダンスや、該インピーダンスに基づき求められる体脂肪率等が記憶され、また、後に説明する脂肪比率を求める演算を実行できるようになっている。
【0075】
この体脂肪計50を用いることによる、生体インピーダンスの測定は以下のように行うことができる。まず、第一のインピーダンスの測定について説明する。図11に示されるように、左手の人指し指を電極43に接触させつつ左手の親指を電極45に接触させるとともに、右手の人指し指を電極44に接触させつつ右手の親指を電極46に接触させるようにして、両手で本体51を支持する。これにより、第一のインピーダンスを測定することができる。
【0076】
次に、第二のインピーダンスの測定について説明する。図12に示されるように、体脂肪計50を左右の脚の間に挟むようにして、電極35、36に脚の内側を接触させる。また、左右の腕の肘の部分を各々に胴部分の左右の側部に接触させるとともに、左手の人指し指を電極43に接触させ、また、右手の人指し指を電極44に接触させつつ、両手で体脂肪計50を支持する。これにより、第二のインピーダンスを測定することができる。
【0077】
以上説明したようにして測定される第二のインピーダンスと、人体の各部のインピーダンスとの関係を図13に示す。図13に示されるように、被検者の人体には、電極43に接触させる左手の人指し指と電極44に接触させる右手の人指し指とを両端として、左右の人指し指から肘までの部分と、該左右の肘が接触する胴部分の左右の各側部に挟まれた胴内部の横方向に沿った部分と、を貫通する電流路が形成される。
【0078】
そして、かかる電流路が形成された胴内部の部分の二点間の電位差が、電極35、36が接触する左右の脚の内側部分より検出される。インピーダンスの測定に関係する経路にあたる部位の各々のインピーダンスを、図13に示されるように、Zx、Z1、Z2、Z3、Z4と表す。前記図2に基づいて説明したように、体脂肪計50は、電極35、36を介してZxのみを測定することができる。
【0079】
なお、被検者の身長や年齢等の個人データを入力すると、該個人データと前記第一のインピーダンスとに基づいて全身の脂肪を対象とする第一の脂肪率が求められ、個人データと前記第二のインピーダンスとに基づいて胴内部の脂肪を対象とする第二の脂肪率が求められる。
【0080】
また、この体脂肪計50によれば、前記第一の脂肪率と第二の脂肪率との比として脂肪比率が求められる。この脂肪比率は、全身及び胴内部の脂肪量の比を表すものである。そして、胴内部の体脂肪は内臓の体脂肪に直接に結び付くことから、かかる脂肪比率により体脂肪のうち特に健康に影響を及ぼすおそれのある部分を知ることができる。なお、かかる脂肪比率を前記第一のインピーダンスと第二のインピーダンスとに基づいて求めることもできる。
【0081】
次に、身体の各部の生体インピーダンスを測定できる体脂肪計、及び該体脂肪計を用いて身体の各部の生体インピーダンスを測定する方法について、以下に説明する。
【0082】
図14は、身体の各部の生体インピーダンスの測定に用いることができる体脂肪計60の斜視図を示している。この体脂肪計60は、その本体61の表面に、各種の個人データの入力等を行うための操作部67や、該個人データや最終結果である体脂肪率が表示される表示部68が設けられている。また、後に説明する各電極を切り替える設定について、操作部67に対する操作によって行えるようになっている。
【0083】
また、本体61の表面の上部に電極65、66が配設されている。また、電極65、66が配設される各位置の略真裏にあたる位置に、電極63、64が配設されている。また、本体61の一の側面61a及び他の側面61bの下部には、電極75、76が配設されている。そして、これら六つの電極は、身体のインピーダンスを測定したい部位に対応させて電流路を形成することができ、また所要の部位の両端の電圧を測定することができるように、電流路形成電極と電圧測定用電極との間で任意に切り替え得るようになっている。
【0084】
また、体脂肪計60は、体脂肪計として機能させるために必要である、図示されない演算部や記憶部等からなる演算処理部を本体61の内部に備えている。この演算処理部は、測定されたインピーダンスや該インピーダンスに基づき求められる体脂肪率等が記憶されるとともに、該体脂肪率を求める演算や、測定されたインピーダンスより身体の各部のインピーダンスを求める演算を行うようになっている。
【0085】
この体脂肪計60を用いることによる身体のインピーダンスの測定について、図15及び図16に基づいて説明する。図15は、インピーダンスを測定するにあたり、体脂肪計60を両手及び両脚によって支持する姿勢を示す図である。また、図16は、インピーダンスを求めることができる身体の各部を示している。
【0086】
まず、電極63、64を電流路形成電極に設定し、また、電極65、66を電圧測定用電極に設定する。そして、図15に示されるように、左手の人指し指を電極63に接触させつつ左手の親指を電極65に接触させ、右手の人指し指を電極64に接触させつつ右手の親指を電極66に接触させるようにするとともに、左右の腕の肘の部分を各々に胴部分の左右の側部に接触させるようにする。これにより、図16に示される身体の各部のうち、左手から左肘までの部位及び右手から右肘までの部位と、該左右の肘が接触する胴部分の左右の各側部に挟まれた胴内部の横方向に沿った部位と、からなる三つの部位のインピーダンスの合計(Z1+Z2+ZX1)を求めることができる。
【0087】
同様に、六つの電極63、64、65、66、75、76を、インピーダンスを測定したい部位に対応させて電流路形成電極又は電圧測定用電極に設定することにより、図15に示される姿勢の下、図16に示される身体の各部のインピーダンスを測定することができる。
【0088】
表1は、六つの電極を電流路形成電極又は電圧測定用電極として設定する六つのモード(I 〜VI)と、それら各モードにおいてインピーダンスが測定される図16における各部位との関係を示している。
【0089】
【表1】
Figure 0004204704
【0090】
ここで、表1におけるモードIII の測定においては、電流路が形成される経路におけるインピーダンスを電極66、76を介して測定するので、右脚部分のインピーダンスZ5 にかかわらず、胴部分の右側部から左脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスZX2と、右手から右肘までの部位のインピーダンスZ1 との合計が求められる。
【0091】
同様に、表1におけるモードIVの測定においては、電流路の経路におけるインピーダンスを電極65、75を介して測定するので、左脚部分のインピーダンスZ6 にかかわらず、胴部分の左側部から右脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスZX3と、左手から左肘までの部位のインピーダンスZ2 との合計が求められる。
【0092】
そして、表1に示されるモードIII の測定結果より、モードV の測定結果を差し引く演算によって、インピーダンスZX2を求めることができる。また、表1に示されるモードIVの測定結果より、モードVIの測定結果を差し引く演算によって、インピーダンスZX3を求めることができる。
【0093】
また、以上に求められたインピーダンスのうち、胴内部の各部位のインピーダンスの平均を演算するようにしてもよい。例えば、平均値(ZX1+ZX2+ZX3)/3を求め、又は平均値(ZX2+ZX3)/2を求めることにより、胴内部の各部位について平均化したインピーダンスを求めるようにするのであってもよい。
【0094】
また、前記体脂肪計50、60について、さらに体重計を一体に組み込む構成とするのであってもよい。即ち、体脂肪計50、60の本体51、61の表面における前記操作部57、67や表示部58、68が設けられる部分以外の部分に体重測定面を設け、該体重測定面に被検者が足で載ることにより、体重が測定されるようにする。そして、測定された体重データが、体脂肪率を求める際の個人データとして用いられる構成とするのであっても構わない。これにより、体重を測定することもできて便利である。
【0095】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によると、人体の胴内部における内臓等の特定の部位に着目した体脂肪率を測定できるという効果を奏する。そして、かかる体脂肪率の測定を、複雑な手順を伴うことなく簡易に行えるという効果も奏する。
【0096】
また、本発明によると、体脂肪のうち特に健康に影響を及ぼすおそれのある部分を知ることもできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】人体の模式的な回路図である。
【図2】生体インピーダンスの測定にかかる等価回路図である。
【図3】体脂肪率が測定される部位を表す人体の模式的な回路図である。
【図4】体脂肪率が測定される部位を表す人体の模式的な回路図である。
【図5】体脂肪率の測定部位を変更するための回路の例を表す図である。
【図6】体脂肪計の一例の斜視図である。
【図7】胴内部の生体インピーダンスを測定できる体脂肪計の例を示す図である。
【図8】体脂肪計により胴内部の生体インピーダンスを測定する使い方を示す図である。
【図9】人体の模式的な回路図である。
【図10】全身と胴内部の各々の生体インピーダンスを測定できる体脂肪計の例を示す図である。
【図11】体脂肪計により全身の生体インピーダンスを測定する使い方を示す図である。
【図12】体脂肪計により胴内部の生体インピーダンスを測定する使い方を示す図である。
【図13】人体の模式的な回路図である。
【図14】身体の各部の生体インピーダンスを測定できる体脂肪計の例を示す図である。
【図15】体脂肪計により生体インピーダンスを測定する使い方を示す図である。
【図16】人体の模式的な回路図である。
【符号の説明】
1 被検者
2 胴部分
10 定電流源
11 電圧計
12 定電流源の一端側の端子
13 定電流源の他端側の端子
14 電圧計の一端側の入力端子
15 電圧計の他端側の入力端子
12’ 右手用端子
12” 左手用端子
13’ 右足用端子
13” 左足用端子
14’ 右手用端子
14” 左手用端子
15’ 右足用端子
15” 左足用端子
20 体脂肪計
21 基台
22 操作パネル部
23 把持部
30 体脂肪計
31 本体
31a 一の側面
31b 他の側面
33、34 一対の電流路形成電極
35、36 一対の電圧測定用電極
37 操作部
38 表示部
43、44 一対の電流路形成電極
45、46 一対の電圧測定用電極
50 体脂肪計
51 本体
51a 一の側面
51b 他の側面
57 操作部
58 表示部
60 体脂肪計
61 本体
63、64、65、66 指用電極
67 操作部
68 表示部
75、76 脚用電極

Claims (10)

  1. 被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとから体脂肪率を測定する体脂肪計であって、一対の互いに対向する一の面と他の面とを含んでなる形状に形成され、前記一の面の一方側及び他の面の一方側に配設される一対の電流路形成電極と、前記一の面の他方側及び他の面の他方側に配設される一対の電圧測定用電極とを備えてなり、前記一対の電流路形成電極は、左右の手の間に挟んで押圧するように該左右の手の手の平側を接触させ得るように配設され、前記一対の電圧測定用電極は、左右の脚の間に挟んで押圧するように該左右の脚の内側に接触させ得るように配設されており、被検者が左右の腕の肘を各々に胴部分の左右の側部に接触させつつ、前記一対の電流路形成電極に左右の手の手の平側を接触させるとともに、前記一対の電圧測定用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、被検者の胴内部における前記胴部分の左右の側部に挟まれた部分の生体インピーダンスを測定できるように構成された体脂肪計。
  2. 表面及び裏面と、該表面と裏面との間の一の側面及び該一の側面に対向する他の側面と、を備えてなる形状に形成され、前記一の側面の一方側及び他の側面の一方側に配設される一対の電流路形成電極と、前記一の側面の他方側及び他の側面の他方側に配設される一対の電圧測定用電極とを備えてなり、前記一対の電流路形成電極は、左右の手の間に挟んで押圧するように該左右の手の掌側を接触させ得るように配設され、前記一対の電圧測定用電極は、左右の脚の間に挟んで押圧するように該左右の脚の内側に接触させ得るように配設されており、被検者が左右の腕の肘を各々に胴部分の左右の側部に接触させつつ、前記一対の電流路形成電極に左右の手の手の平側を接触させるとともに、前記一対の電圧測定用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、前記被検者の胴部分の左右の側部に挟まれた胴内部の生体インピーダンスを測定できるように構成された請求項に記載の体脂肪計。
  3. 被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとから体脂肪率を測定する体脂肪計であって、被検者の一方の手における一の指及び他方の手における一の指に接触させ得るように配設された一対の電流路形成電極と、被検者の一方の手における前記一の指以外の他の指及び他方の手における前記一の指以外の他の指に接触させ得るように配設された一対の電圧測定用電極と、左右の脚の間に挟んで押圧するように該左右の足の内側に接触させ得るように配設された、前記一対の電圧測定用電極以外の他の一対の電圧測定用電極とを備えてなり、前記一対の電流路形成電極に前記一方の手における一の指及び他方の手における一の指を接触させ、前記一対の電圧測定用電極に前記一方の手の他の指及び他方の手の他の指を接触させることにより、被検者の人体の全身の生体インピーダンスを測定することができ、被検者が左右の腕の肘を各々に胴部分の左右の側部に接触させつつ、前記一対の電流路形成電極に前記一方の手の一の指及び他方の手の一の指を接触させるとともに、前記他の一対の電圧測定用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、前記被検者の胴部分の左右の側部に挟まれた胴内部の生体インピーダンスを測定することもできる体脂肪計。
  4. 前記体脂肪計は、前記全身の生体インピーダンスに基づき求められる全身の脂肪を対象とする脂肪率である第一の脂肪率と、前記胴内部の生体インピーダンスに基づき求められる胴内部の脂肪を対象とする脂肪率である第二の脂肪率とにより、前記第一の脂肪率に対する第二の脂肪率の比を求めることを特徴とする請求項に記載の体脂肪計。
  5. 被検者の人体のインピーダンスである生体インピーダンスと、被検者の体重等の個人データとから体脂肪率を測定する体脂肪計であって、被検者の一方の手における二本の指の各々及び他方の手における二本の指の各々に接触させ得るように配設された、一方の手の一の指用電極、一方の手の他の指用電極、他方の手の一の指用電極、及び他方の手の他の指用電極からなる四つの指用電極と、前記被検者の一方の手と左右が同じ側である一方の脚と、前記他方の手と左右が同じ側である他方の脚と、の間に挟んで押圧し、両脚の内側に接触させ得るように配設された、一方の脚用電極及び他方の脚用電極からなる二つの脚用電極とを備えてなり、前記四つの指用電極及び二つの脚用電極は、人体に電流路を形成するための電流路形成電極と、該電流路内の二点間の電位差を測定するための電圧測定用電極との間で任意に切り替えることができ、かつ、少なくとも前記一方の手又は他方の手のいずれかの手を人体における一の端部として胴内部の部位を経路に含む電流路を形成できるようにされており、被検者が一方の腕の肘及び他方の腕の肘の各々を胴部分の一方の側部及び他方の側部の各々に接触させつつ、前記四つの指用電極に左右の手における一の指及び他の指を接触させるとともに、前記二つの脚用電極に左右の脚の内側を接触させることにより、胴内部を含む部位の生体インピーダンスを測定することができる体脂肪計。
  6. 前記一方の手の一の指用電極及び他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記一方の手の他の指用電極及び他方の手の他の指用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の前記胴部分の左右の側部に挟まれた胴内部の部位の生体インピーダンスと、被検者の一方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、被検者の他方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、からなる三つの部位のインピーダンスの合計を求め得るように構成された請求項に記載の体脂肪計。
  7. 前記一方の手の一の指用電極及び他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記一方の脚用電極及び他方の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の前記胴部分の左右の側部に挟まれた胴内部の部位の生体インピーダンスを求め得るように構成された請求項に記載の体脂肪計。
  8. 前記一方の手の一の指用電極及び他方の脚用電極を電流路形成電極とし、前記一方の手の他の指用電極及び一方の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の一方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、被検者の胴部分の一方側の側部から他方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスと、からなる二つのインピーダンスの合計を求め、前記一方の手の一の指用電極及び前記他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記一方の手の他の指用電極及び前記一方の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の一方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを求め、前記求められた二つのインピーダンスの合計より、前記求められた被検者の一方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを差し引く演算を行うことにより、被検者の胴部分の一方側の側部から他方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスを求め得るように構成された請求項に記載の体脂肪計。
  9. 前記他方の手の一の指用電極及び前記一方の脚用電極を電流路形成電極とし、前記他方の手の他の指用電極及び他の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の他方の手から肘までの部位の生体インピーダンスと、被検者の胴部分の他方側の側部から一方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスと、からなる二つのインピーダンスの合計を求め、前記一方の手の一の指用電極及び他方の手の一の指用電極を電流路形成電極とし、前記他方の手の他の指用電極及び他の脚用電極を電圧測定用電極とすることにより、被検者の他方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを求め、前記求められた二つのインピーダンスの合計より、前記求められた被検者の他方の手から肘までの部位のみの生体インピーダンスを差し引く演算を行うことにより、被検者の胴部分の他方側の側部から一方の脚に至る経路における胴内部の斜めに沿った部位のインピーダンスを求め得るように構成された請求項に記載の体脂肪計。
  10. 被検者が足で載ることによって体重を測定できる体重測定面が表面に設けられた体重計が一体に組み込まれてなる、請求項乃至のいずれかに記載の体脂肪計。
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