JP2020001832A - 回転搬送機構 - Google Patents

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JP2020001832A JP2018119420A JP2018119420A JP2020001832A JP 2020001832 A JP2020001832 A JP 2020001832A JP 2018119420 A JP2018119420 A JP 2018119420A JP 2018119420 A JP2018119420 A JP 2018119420A JP 2020001832 A JP2020001832 A JP 2020001832A
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大 板垣
Masaru Itagaki
大 板垣
哲也 植田
Tetsuya Ueda
哲也 植田
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Abstract

【課題】移送品を正確に回転させつつ等間隔に並べて後工程へ送り出す簡便な構成の回転搬送機構を提供すること。【解決手段】 上流から配向方向をそろえて等間隔に移送されてくる箱Bを引き受け、搬送しながら向きをかえ下流へ送り出す回転搬送機構10であって、箱Bを載置する無端ベルト111と、載置部11の上空に位置し無端ベルト111に平行に走行する帯ベルト121と、これに等間隔に植設され、押え方向を軸として軸回動可能な先端部142を有し箱Bの定点Pを上から滑らず押さえつける押え棒14と、箱Bに干渉するガイド部13と、を具備し、帯ベルト121によって箱Bが無端ベルト111上をガイド部13と干渉しながら搬送されることにより先端部142が定点Pを押えたまま回動し、箱Bを等間隔であって配向方向を順次新たにそろえ直すことを特徴とする回転搬送機構10。【選択図】図2

Description

本発明は、上流から移送品を引き受け、配向方向をかえながら搬送し等間隔に整列し直して下流へ送り出す回転搬送機構に関する。
従来、製函ラインや箱詰ラインの中途で、箱を90°向きを変え下流に送る回転機構が知られている。
最も簡単には、上流から箱を引き受けるベルトコンベアであって、中途にガイドが設けられ、ベルトの駆動によって箱がガイドに当たってコンベア上で箱が90°回転していく汎用機構が知られている。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
上述した機構は極めて簡便に箱の向きを90°変えることができるものの、下流にて印字をおこなう工程等があると、品質を十分に保てない場合が出てくるという問題点があった。具体的には、上流から等間隔に整列された箱が回転機構に順次送り込まれても、箱が軽いとまたはベルトの移動速度が速いと、回転途中に箱が滑ったり一時的に停留したりして、等間隔かつ90°ちょうどの回転にならず、結果、印字が正確におこなえない、という問題点があった。
一方、吸着パッドやアームを用いてセンサによるフィードバックもかけながら精密制御することにより、正確な回転および等間隔配列を実現できるが、機構も複雑となって、実際のラインでは大きさやコストの面からの制約によって、導入しづらいという問題点があった。
特開2016−043945 特開2013−249175
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、移送品を正確に回転させつつ等間隔に並べて後工程へ送り出す簡便な構成の回転搬送機構を提供することを目的とする。
請求項1に記載の回転搬送機構は、上流から配向方向をそろえて等間隔に移送されてくる移送品を引き受け、搬送しながら向きをかえ下流へ送り出す回転搬送機構であって、移送品を載置する載置面と、載置面の上空に位置し載置面に平行に走行するベルト体と、ベルト体に等間隔に植設され、押え方向を軸として軸回動可能な先端を有し移送品の一定位置を当該先端が上から滑らず押さえつける押え体と、移送品に干渉するガイド体と、を具備し、ベルト体によって移送品が載置面上をガイド体と干渉しながら搬送されることにより前記先端が所定区間で前記一定位置を押えたまま回動し、移送品を等間隔であって配向方向を順次新たにそろえ直すことを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、上空からの押さえ搬送により移送品を載置面上にてずれなく軸回動させることができる。ガイドを用いた汎用機構がすでにある場合には、押え体を植設したベルト体を付加するだけで回転搬送機構を構築可能となる。
移送品は、直方体状の箱様であることが好ましいが、一定位置を押えられるのであれば袋状であってもよく、このほか、バンドがけ品、ラッピング品、シュリンク包装品などでもよい。
載置面は、ベルトの走行方向に長手の平滑体であればよく、平板に限らず規則正しく凹凸がついた表面性状を有するものも含まれる。例えば、ボールローラが密に整然配置された載置面とすることができる。また、仕様の態様により、ベルトコンベアにより載置面が構成されていても良い(この場合、上空のベルト体と同方向に同速でベルトを移動させるのが好ましい)。
ベルト体は、回動軸が水平に配された所定幅の無端ベルトであることが好ましいが、オーバルトラックのような同一水平面上を回るベルトであってもよい。前者であれば押え体は上から回り込んで移送品を押さえ込み、後者であれば押え体は横から添うように回り込んで移送品を押さえ込むこととなる。また、複数の同型部品が連結して同一軌跡をたどるものもベルト体に含まれる。ベルト体の走行速度は一定速度とするほか、間欠駆動により走行する態様であっても良い。
押え体はベルト体の動きに伴って方向を変えうるが、押え方向とは、先端が押えつけをおこなっているときの方向であり、事実上載置面に垂直な方向すなわち鉛直方向をいう。
ガイド体は1箇所でなく、たとえば、走行方向の左右に分けて設けられていても良い。なお、ガイド体により移送品は載置面上で向きを変えるが、90°回転に限定されず、所望の角度に配向し直すことも可能である。
請求項2に記載の回転搬送機構は、請求項1に記載の回転搬送機構において、ベルト体は無端ベルトを採用し、押え体の植設間隔を可変としたことを特徴とする。
すなわち、請求項2に係る発明は、水平方向にかさばらないのでラインの設計自由度を高め、また、上流または下流の仕様に追従した植設間隔に設定して移送品を配向し直すことが可能となる。
請求項3に記載の回転搬送機構は、請求項1または2に記載の回転搬送機構において、移送品と載置面との摩擦力より移送品と押え体先端との摩擦力が大となる載置面としたこと、または、移送品と載置面との摩擦力より移送品と押え体先端との摩擦力が大となる押さえつけとしたことを特徴とする。
すなわち、請求項3に係る発明は、滑りの良い載置面を採用することにより、または、しっかりと押さえつけることにより、十全な回転を実現する。なお、箱のように押さえ込まれると上面がたわむなどして、押え体先端の摩擦力が底面に働く摩擦力より相対的に大きくなる。
請求項4に記載の回転搬送機構は、請求項1〜3のいずれかひとつに記載の回転搬送機構において、前記一定位置を移送品重心からずらした位置としたことを特徴とする。
すなわち、請求項4に係る発明は、積極的に対称性をやぶり、移送品の姿勢を安定的に保持して搬送および回転させることが可能となる。
なお、ずらす位置は重心より搬送方向前側としても後側としてもよい。ただし、押さえつけによる搬送安定性の観点から重心近傍、具体的には、重心から最も近い移送品の縁までの距離の1/3以内であることが好ましい。
請求項5に記載の回転搬送機構は、請求項1〜4のいずれかひとつに記載の回転搬送機構において、回転時に押え体先端の押え位置が前記一定位置からずれない押さえつけ、または、回転時に移送品の中身が遠心力により飛び出ない押さえつけとしたことを特徴とする。
すなわち、請求項5に係る発明は、移送品がぶれず、また、ばらけず、十全な回転および搬送を実現する。
押さえつけの圧力(押圧力)は、押え体のバネ力や、重さ、押え体下端(先端)と載置面との距離の調整などにより適宜設定できる。載置面の動摩擦係数や押え体先端の静止摩擦係数を設計することによっても十全な回転および搬送を実現できる。
請求項6に記載の開店搬送機構は、上流から配向方向をそろえて等間隔に移送されてくる移送品を引き受け、搬送しながら向きをかえ下流へ送り出す回転搬送機構であって、移送品を載置する載置面と、載置面の上空に位置し載置面に平行に走行するベルト体と、ベルト体に等間隔に植設され、吸着方向を軸として軸回動可能な先端を有し移送品の一定位置を当該先端が上から滑らず吸着する吸着体と、移送品に干渉するガイド体と、を具備し、ベルト体によって移送品が載置面上をガイド体と干渉しながら搬送されることにより前記先端が前記一定位置を所定区間で吸着したまま回動し、移送品を等間隔であって配向方向を順次新たにそろえ直すことを特徴とする。
すなわち、請求項6に係る発明は、上空からの吸引搬送により移送品をずれなく軸回動させることができる。ガイドを用いた汎用機構がすでにある場合には、吸着体を植設したベルト体を付加するだけで回転搬送機構を構築可能となる。
ベルト体は、回動軸が水平に配された所定幅の無端ベルトであることが好ましいが、オーバルトラックのような同一水平面上を回るベルトであってもよい。前者であれば吸着体は上から回り込んで移送品を吸着し、後者であれば吸着体は横から添うように回り込んで移送品を吸着することとなる。
吸着体による吸着は必ずしも移送品を載置面から浮かす必要はなく、吸着ずれが起こらずガイド体により移送品が回転する吸着力であればよいものとする。したがって、ベルト体によって移送品が載置面上を搬送されるときの載置面上とは、載置面上空であってもよく、載置面に移送品が当接したままであってもよい。
吸着体はベルト体の動きに伴って方向を変えうるが、吸着方向とは、先端が吸着をおこなっているときの方向であり、事実上載置面に垂直な方向すなわち鉛直方向をいう。
なお、請求項6に係る発明は、請求項2〜5の構成を採用することができる。
すなわち、ベルト体は無端ベルトを採用し、吸着体の植設間隔を可変としてもよい。
また、移送品と載置面との摩擦力より移送品と吸着体先端との間に働く吸引力が大となる載置面としたこと、または、移送品と載置面との摩擦力より移送品と吸着体先端との間の吸引力が大となる吸引としてもよい。
また、前記一定位置を移送品重心からずらした位置としてもよい。
また、回転時に吸着体先端の吸着位置が前記一定位置からずれない吸着とする。
本発明によれば、移送品を正確に回転させつつ等間隔に並べて後工程へ送り出す簡便な構成の回転搬送機構を提供することができる。
実施の形態1の回転搬送機構を含むラインの平面図である。 実施の形態1の回転搬送機構の側面図である。 図1のA−A断面図(回転搬送機構の正面図)である。 実施の形態1の箱が先端部に押さえ込まれ、搬送と共にガイドにより定点Pを中心に向きを変えていく様子を示した図である。 実施の形態2の回転搬送機構の側面図である。
<実施の形態1>
以下、実施の形態1を図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、上流の箱詰め工程を終えて等間隔に流れてくる直方体形状の箱を、下流の印字工程に送るまでに向きを90°かえる回転搬送機構について説明する。なお、箱の三辺は長さが異なり、長い順に、縦、横、高さとする。すなわち、上流から、高さ方向を上下面とし、横方向を進行方向として流れてくる箱を縦方向を進行方向に向きをかえて送り出す回転搬送機構について説明する。
図1は、回転搬送機構を含むラインの平面図である。図2は、同ラインの側面図であり、図3は図1のA−A断面図である。なお説明の便宜上断面図または透視図として部分的に適宜表示している。
ライン1は、上手から下手にかけて、大きく、箱詰機構20,回転搬送機構10,印字機構30により構成されている。まず上流の箱詰機構20と下流の印字機構30について説明する。
箱詰機構20は、箱展開部、中身挿入部、フラップ折畳糊付部、排出部21と、により構成され、図では排出部21のみ示している。
排出部21は、箱Bを載置し移送するための平滑な移送台211と、移送方向に平行に対峙させた無端の帯ベルト212と、回動軸を鉛直方向に向けてなる、帯ベルト212を駆動する駆動ローラ213とにより構成される。フラップ折畳糊付部を経た箱Bは、横方向を移送方向として帯ベルト212に挟まれ、等間隔に回転搬送機構10に送り出される。なお、箱詰機構20では、適宜センサ等を用いて等間隔性を維持する。
印字機構30は、移送部31と印字部32とにより構成されている。移送部31は箱Bを載置し移動させる無端の帯ベルト311と、帯ベルト311に植設され移送方向に垂直な向きに立てられた仕切板312と、回動軸を水平方向に向けてなる、帯ベルト311を駆動する駆動ローラ313とにより構成される。印字部32は、帯ベルト311の横に配され、インクジェットにより箱Bが通過する際に印字するショットガン321と、箱Bが所定の場所を通過したことを検知するセンサ322と、センサ322による検知を受けてショットガン321による印字開始を制御する制御部(図示せず)とを有する。箱Bは、回転搬送機構10から、縦方向を移送方向として仕切板312間の定位置に都度送り込まれ、センサ322を介してショットガン321により、ロット番号、賞味期限等が順次印字されていく。
回転搬送機構10は、印字機構30で印字が正確におこなわれるべく箱Bを90°正確に回転させ、等間隔にて順次送り出していく。これを実現すべく、回転搬送機構10は、載置部11と、上空ユニット12と、ガイド部13と、により構成される。
載置部11は、所定の摩擦係数を有する幅広の無端ベルト111と、駆動ローラ313と同方向に向けられた回転ローラ112とにより構成される。無端ベルト111は回転ローラ112にかけられ、回転ローラ112のベアリングにより円滑に動く。本実施の形態では、回転ローラ112は駆動部を有さず、上から押さえ込まれた箱Bの移動に追従して無端ベルト111が移動する。箱Bが載置される(そして移動する)無端ベルト111の上面が請求項にいう載置面となる。
上空ユニット12は、帯ベルト121と、駆動ローラ122と、追従ローラ123と、を有する。また、帯ベルト121には、押え棒14が等間隔に植設されている。
帯ベルト121は、駆動ローラ313と同方向すなわち水平方向に配された駆動ローラ122と追従ローラ123とにたわみなくかけられ、駆動ローラ313が回転することにより回転する。
押え棒14は、帯ベルト121の長手にそって等間隔に植設された筒状体である。その植設方向は帯ベルト121の法線方向外向きとしている(帯ベルト121が水平となっている部分では押え棒14は鉛直方向を向く)。また、押え棒14は、円柱様の軸柱141の先に先端部142が設けられた構成である。軸柱141は、軸方向に縮むことが可能であると共に内部にあるバネ(図示せず)によって元の長さに戻ろうとする復元力を発揮する二重筒構造である。先端部142は、軸柱141に対して円滑に軸回動する首振り可能な構造となっており、摩擦係数が大きいゴム皮膜に覆われている。
上空ユニット12は、初期設定(条件だし)において、帯ベルト121が無端ベルト111と平行となり、無端ベルト111の上面と押え棒14下端(先端部142下面)との間隔が箱Bの高さより若干狭くなるように高さの調節も可能としている。同時に、箱詰機構20の箱Bの移送間隔に合わせて、押え棒14の帯ベルト121における植設間隔を変えられるようにしている。また、上空ユニット12は初期設定において位置合わせをおこない、押え棒14が帯ベルト121の駆動により順次上から回り込んで下に来たとき、常に箱Bの一定の位置(定点P)を押さえ込むようにしている。本実施の形態では、箱重心より進行方向後方左側の一定位置を押さえ込むようにしてある。
箱Bの高さに比べて押え棒14と無端ベルト111との間隔を若干狭くすることで、軸柱141のバネ力により適度な押圧となり、かつ、先端部142のゴム摩擦もあいまって、定点Pの押さえ込みがずれることなく、箱Bの無端ベルト111上の搬送が実現される。また、後述するように、回転時においても定点Pの押さえ込みがずれることがないような押圧力(載置部11−上空ユニット12間隔)としている。
ガイド部13は、無端ベルト111の両脇に配され、箱Bの進行方向右側に位置する右ガイド131と左側に位置する左ガイド132とにより構成される。右ガイド131と左ガイド132は、上流側の間隔が広く進行方向に向けて狭まり、最終的に箱Bの横幅間隔となっていて箱Bの搬送姿勢を整える(図4)。右ガイド131も左ガイド132も細長の板を何段階かに曲げた形状としており、末端(下手側)は組で平行になるように配置している。
本実施の形態では、箱Bの回転搬送は次のようにおこなわれる。
横方向を進行方向に向けて箱詰機構20から移送されてきた箱Bは、無端ベルト111に載ると共に上から押さえ棒14が回り込んであてがわれ、先端部142の摩擦力の下そのまま帯ベルト121の走行に伴って移動する。このとき、先端部142は、箱Bの重心からややずれた定点Pに常に当接しており、また、軸柱141が縮んで所定の押圧力にて箱Bを無端ベルト111に押し付けている。
移動に伴い、箱Bは、まず右ガイド131に当たり、押え位置はかわらず定点Pを中心に箱Bが回転していく。最終的に箱Bは、縦方向が進行方向となり移動するが、搬送速度が速い場合にはその勢いにより90°を超えてしまう場合もある。このようなときは、左ガイド132が回りもどしをかけ、正確な90°回転が実現される。引き続き、箱Bは、印字機構30の帯ベルト311に引き渡され、同時に、押さえ棒14が浮いていき、箱Bを回転搬送機構10として開放する。なお、箱Bは印字機構30では、仕切板312間の定位置に収まるように回転搬送機構10と同期している。箱Bが仕切板312のせり上がりに干渉せず、帯ベルト311上に等間隔に整列するのは、回転搬送機構10にて箱Bが整然と等間隔に90°回転されるからである。
なお、無端ベルト111の摩擦係数よりゴム被膜の摩擦係数の方が遙かに大きく、また、軸柱141のバネ力による押し込みもあり、箱Bの底面に働く摩擦力より上面に働く摩擦力が十分に大きい。これにより、先端部142が滑らず定点Pを押え、箱Bの十全な回転を実現している。
また、特に軸柱141のバネ力により、箱B上面が沈み込み、仮に箱Bが筒状の外箱と中身を収容した内箱の二重箱となっていたとしても、回転の遠心力に抗して、内箱や中身が飛び出すことなく適正な回転が実現される。
以上説明したように、回転搬送機構10は、センサ検知やフィードバック制御を採用せずとも簡便な構成で移送品を正確に回転させつつ等間隔に並べて後工程へ送り出すことができる。特にコンベアとガイドからなる汎用の回転機構が導入されている場合には、これに上空ユニット12を設置するだけで回転搬送機構10が構築され、既存設備を用いつつ精度の高いライン構築が可能となる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、押し付けをおこなって一定位置を中心に回転させる態様を説明したが、吸引により一定位置を中心に回転させても良い。
図5は、実施の形態2の回転搬送機構の側面図である。なお、本実施の形態は押しつけが吸着に変わったことが主たる相違点であるので、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
上空ユニット12は、帯ベルト121と、駆動ローラ122と、追従ローラ123と、を有する。また、帯ベルト121には、吸着筒15が等間隔に植設されている。
吸着筒15は、帯ベルト121の長手にそって等間隔に植設された筒状体である。その植設方向は帯ベルト121の法線方向外向きとしている(帯ベルト121が水平となっている部分では吸着筒15は鉛直方向を向く)。また、吸着筒15は、円柱様の軸柱151の先に先端部152が設けられた構成である。軸柱151は、吸引にともなって軸方向に縮むことが可能であると共に内部にあるごく弱いバネ(図示せず)によって元の長さに戻ろうとする復元力を発揮する二重筒構造である。先端部152は、軸柱151に対して円滑に軸回動する首振り可能な構造となっており、ゴム製の吸着パッドである(吸引ポンプ等の図示は省略してある)。
上空ユニット12は、初期設定(条件だし)において、帯ベルト121が無端ベルト111と平行となり、無端ベルト111の上面と吸着筒15下端(先端部152下面)との間隔が箱Bの高さより若干狭くなるように高さを調整する。同時に、箱詰機構20の箱Bの移送間隔に合わせて、吸着筒15の帯ベルト121における植設間隔を変える。また、上空ユニット12は初期設定において位置合わせをおこない、吸着筒15が帯ベルト121の駆動により順次上から回り込んで下に来たとき、常に箱Bの一定の位置(定点P)を吸着するようにしている。本実施の形態では、箱重心より進行方向後方左側の一定位置を吸着するようにしてある。
箱Bの高さに比べて吸着筒15と無端ベルト111との間隔を若干狭くすることで、軸柱151先端部152の確実な吸着を実現する。吸引力は、箱Bを持ち上げるほどではないが、定点Pの吸着がずれるほど弱くはなく、箱Bの無端ベルト111上の搬送を実現する。また、後述するように、回転時においても吸着位置が定点Pからがずれることがないような吸引力としている。
本実施の形態では、箱Bの回転搬送は次のようにおこなわれる。
横方向を進行方向に向けて箱詰機構20から移送されてきた箱Bは、無端ベルト111に載ると共に上から吸着筒15が回り込んであてがわれ、先端部152の吸引力の下そのまま帯ベルト121の走行に伴って浮き上がることなく移動する。このとき、先端部152は、箱Bの重心からややずれた定点Pを常に吸引している。
移動に伴い、箱Bは、まず右ガイド131に当たり、吸着位置はかわらず定点Pを中心に箱Bが回転していく。最終的に箱Bは、縦方向が進行方向となり移動するが、搬送速度が速い場合にはその勢いにより90°を超えてしまう場合もある。このようなときは、左ガイド132が回りもどしをかけ、正確な90°回転が実現される。引き続き、箱Bは、印字機構30の帯ベルト311に引き渡され、同時に、吸着筒15が浮いていき、箱Bを回転搬送機構10として開放する。なお、移送品の重さが重いときは自動的に剥離して吸着が解けるが適宜ONOFF制御をおこなうようにしても良い。
以上説明したように、実施の形態2にかかる回転搬送機構10も、センサ検知やフィードバック制御を採用せずとも簡便な構成で移送品を正確に回転させつつ等間隔に並べて後工程へ送り出すことができる。特にコンベアとガイドからなる汎用の回転機構が導入されている場合には、これに上空ユニット12を設置するだけで回転搬送機構10が構築され、既存設備を用いつつ精度の高いライン構築が可能となる。
本発明は、直方体状の箱に限らず、上方から一定位置を押さえられる移送品または吸着できる移送品であれば、回転させ等間隔に配列し直しての移送が可能である。また、ガイドを組み替えれば90°回転に限定されず、任意の配向角度にそろえ直すことも可能である。
1 ライン
10 回転搬送機構
11 載置部
111 無端ベルト
112 回転ローラ
12 上空ユニット
121 帯ベルト
122 駆動ローラ
123 追従ローラ
13 ガイド部
131 右ガイド
132 左ガイド
14 押え棒
141 軸柱
142 先端部
15 吸着筒
151 軸柱
152 先端部
20 箱詰機構
21 排出部
211 移送台
212 帯ベルト
213 駆動ローラ
30 印字機構
31 移送部
311 帯ベルト
312 仕切板
313 駆動ローラ
32 印字部
321 ショットガン
322 センサ
P 定点
B 箱

Claims (6)

  1. 上流から配向方向をそろえて等間隔に移送されてくる移送品を引き受け、搬送しながら向きをかえ下流へ送り出す回転搬送機構であって、
    移送品を載置する載置面と、
    載置面の上空に位置し載置面に平行に走行するベルト体と、
    ベルト体に等間隔に植設され、押え方向を軸として軸回動可能な先端を有し移送品の一定位置を当該先端が上から滑らず押さえつける押え体と、
    移送品に干渉するガイド体と、
    を具備し、
    ベルト体によって移送品が載置面上をガイド体と干渉しながら搬送されることにより前記先端が前記一定位置を所定区間で押えたまま回動し、移送品を等間隔であって配向方向を順次新たにそろえ直すことを特徴とする回転搬送機構。
  2. ベルト体は無端ベルトを採用し、押え体の植設間隔を可変としたことを特徴とする請求項1に記載の回転搬送機構。
  3. 移送品と載置面との摩擦力より移送品と押え体先端との摩擦力が大となる載置面としたこと、または、移送品と載置面との摩擦力より移送品と押え体先端との摩擦力が大となる押さえつけとしたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転搬送機構。
  4. 前記一定位置を移送品重心からずらした位置としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかひとつに記載の回転搬送機構。
  5. 回転時に押え体先端の押え位置が前記一定位置からずれない押さえつけ、または、回転時に移送品の中身が遠心力により飛び出ない押さえつけとしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかひとつに記載の回転搬送機構。
  6. 上流から配向方向をそろえて等間隔に移送されてくる移送品を引き受け、搬送しながら向きをかえ下流へ送り出す回転搬送機構であって、
    移送品を載置する載置面と、
    載置面の上空に位置し載置面に平行に走行するベルト体と、
    ベルト体に等間隔に植設され、吸着方向を軸として軸回動可能な先端を有し移送品の一定位置を当該先端が上から滑らず吸着する吸着体と、
    移送品に干渉するガイド体と、
    を具備し、
    ベルト体によって移送品が載置面上をガイド体と干渉しながら搬送されることにより前記先端が前記一定位置を所定区間で吸着したまま回動し、移送品を等間隔であって配向方向を順次新たにそろえ直すことを特徴とする回転搬送機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE2304642A1 (de) * 1973-01-31 1974-08-01 Windmoeller & Hoelscher Verfahren und vorrichtung zum drehen von flachliegend voranbewegten werkstuecken in ihrer bewegungsebene
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