JP2014227295A - 容器の姿勢変換装置及び容器の姿勢変換方法 - Google Patents

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儀幸 安竹
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悠太 村澤
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朋和 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】様々な内容物が詰め合わされた弁当容器など、多種多様な形状で重量バランスが一様でない容器においても、容器の搬送姿勢を安定的に変換可能な姿勢変換装置を提供する。【解決手段】容器の姿勢変換装置1は、コンベヤ6と、コンベヤ6の左右いずれか一側に立設する回転軸14の軸心周りで径方向へ延設した複数のキャリヤ15を備えて該キャリヤ15をコンベヤ5の速度より高速で90度毎に水平旋回して旋回待機位置から転向位置へ容器を搬送するよう回転動作させる転向手段9と、コンベヤ6における回転軸14の立設側となるキャリヤ15が90度旋回してコンベヤ6の前記一側と対向する他側に配設されて回転軸14回りに向きが変換された容器を押してコンベヤ6の前記一側に向けて寄せる幅寄せ手段8とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、各種の第1処理装置と第2処理装置との間で容器の向きを変換することができる容器の姿勢変換装置及び容器の姿勢変換方法に関するものである。
物品を第1処理装置から第2処理装置まで搬送する間に搬送中の物品の向きを90度変換する姿勢変換装置として特許文献1や特許文献2が知られている。
特許文献1では、ローラコンベアの両側に配設されたガイド板のうち、まず、一方のガイド板の当り部に平箱の一方の角隅部が当接し、平箱がその当り部を支点として回動されて搬送方向に対し傾斜する。その後、他方のガイド板の斜面部に平箱の他方の角隅部が向き変換中に当接して平箱の向きが90度変換され、向きが90度変換された平箱が一方のガイド板の直線部により規制されて搬送される。
特許文献2では、コンベアの側方で90度間隔の放射状に延びるアームが自由回転可能に支持され、コンベア上で搬送方向に対し直交するよう位置する一つのアームに物品が当接してアームが物品の搬送力により物品と共に90度回動し、向きが90度変換された物品がガイドにより規制されて搬送される。
実開平5−606号公報 特開2006−341946号公報
弁当容器などの容器の向きを90度変換するに場合、様々な内容物が詰め合わされた容器の重量バランスは一定でなく、容器の外形に対して重心も様々である。しかし、特許文献1や特許文献2の姿勢変換装置では、同じサイズで内容物により重量バランスの異なる容器の姿勢を搬送中に安定的に変換することは困難である。特に、特許文献2では、アームが物品の搬送力を受けて物品と共に90度回動するため、比較的軽量物であると共に底面の形状が多様な凹凸状に形成されてコンベアとの摩擦抵抗が少ない弁当容器などの容器に対しては対応し得ない。
この発明は、前述した従来技術の問題点に対応すべく、例えば様々な内容物が詰め合わされた弁当容器など、多種多様な形状で重量バランスが一様でない容器においても、容器の搬送向きを安定的に変換可能な姿勢変換装置を提供することを目的としている。
請求項1の発明に係る容器の姿勢変換装置(1)は、第1処理装置(2)から送り出された容器(4)の搬送向きを90度変換してこの容器(4)を第2処理装置(3)に向けて搬送するものであって、容器(4)を載置して搬送するコンベヤ(6)と、該コンベヤ(6)の左右いずれか一側に立設する回転軸(14)の軸心周りで径方向へ延設した複数のキャリヤ(15)を備えて該キャリヤ(15)をコンベヤ(6)の速度より高速で90度毎に水平旋回して旋回待機位置(PS)から転向位置(PE)へ容器(4)を移送するよう回転動作させる転向手段(9)と、コンベヤ(6)における前記回転軸(14)の立設側となる前記キャリヤ(15)が90度旋回してコンベヤ(6)の前記一側と対向する他側に配設されて前記回転軸(14)回りに向きが変換された容器(4)を押してコンベヤ(6)の前記一側に向けて寄せる幅寄せ手段(8)とを備えた。
請求項1の発明によれば、様々な内容物が詰め合わされた弁当容器などのように多種多様な形状や重量バランスが一様でないなど、姿勢が乱れ易い容器の向きを90度変換する場合に好適であり、また、向きが90度変換された容器の姿勢や幅方向における搬送位置のずれを幅寄せ手段により正すことができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明においては、前記コンベヤ(6)により転向手段(9)における旋回待機位置(PS)から転向位置(PE)まで搬送される容器(4)が前記キャリヤ(15)に当接して搬送される変換位置と、該容器(4)が下方を通過して向きを転向しない退避位置とにキャリヤ(15)を位置付ける切換手段を設け、この切換手段でキャリヤ(15)を退避位置へ切換えた際に対応して前記転向手段(9)の作動を停止させるよう構成した。
請求項2の発明によれば、向きを変換する必要がない容器を搬送する場合には姿勢変換することなく容器を通過させることができる。
請求項3の発明に係る容器の姿勢変換方法は、第1処理装置(2)から送り出された容器(4)の搬送向きを90度変換してこの容器(4)を第2処理装置(3)に向けて搬送するものであって、第1処理装置(2)から送り出された容器(4)をコンベヤ(6)に載置して旋回待機位置(PS)で受け入れる搬入工程と、キャリヤ(15)をコンベヤ(6)の速度より高速で水平旋回して容器(4)の前後が左右に向くよう容器(4)の搬送向きを変換して転向位置(PE)まで搬送する変換工程と、転向位置(PE)に至った容器(4)をコンベヤ(6)による搬送方向に対し交差する幅方向へ寄せると共にその容器(4)の姿勢を正す幅寄せ工程とを経る。
請求項3の発明によれば、様々な内容物が詰め合わされた弁当容器などのように多種多様な形状や重量バランスが一様でないなど、姿勢が乱れ易い容器の向きを90度変換する場合に好適であり、転向工程で向きが90度変換された容器の姿勢や幅方向における搬送位置のずれを幅寄せ工程で正すことができる。
請求項3の発明を前提とする請求項4の発明においては、前記変換工程及び幅寄せ工程に代えて、前記旋回待機位置(PS)まで受け入れた容器(4)をその受入れ状態のままコンベヤ(6)による搬送方向へ通過させる通過工程を経る。
請求項4の発明によれば、向きを変換する必要がない容器においては、姿勢変換されることなく、変換工程や幅寄せ工程に代えて通過工程が実施される。
請求項1または請求項2の発明を前提とする請求項5の発明において、前記キャリヤ(15)は、前記コンベヤ(6)により前記旋回待機位置(PS)まで搬送された容器(4)の前端における一側が当接して容器(4)の向きを90度未満の範囲で予備的に変換する補助体部(21)と、その補助体部(21)により向きが予備的に変換された容器(4)の側方を押して90度旋回する主体部(20)とを備えた。
請求項5の発明によれば、容器がキャリヤの補助体部に当接して容器の向きが90度未満の範囲で予備的に変換されてから、キャリヤの主体部が容器を押しながら旋回するので、容器がコンベヤの外側に向けて移動して、キャリヤの開放端から外方まで容器が飛び出したりすることなくキャリヤに当接したまま搬送されて容器の向きを適正に変換することができる。
請求項3の発明を前提とする請求項6の発明において、前記変換工程では、旋回待機位置(PS)に至った容器(4)の向きを90度未満の範囲で予備的に変換した後に、その容器(4)の側面を前記キャリヤ(15)で押して前記転向位置(PE)まで送るようにした。
請求項6の発明によれば、容器の向きが90度未満の範囲で予備的に変換されてから、キャリヤが容器を押しながら旋回するので、容器が幅方向へ移動することなくキャリヤに当接したまま搬送されて容器の向きを90度変換することができる。
請求項5の発明を前提とする請求項7の発明において、前記キャリヤ(15)の補助体部(21)は、容器(4)が当接した際に搬送方向の上流側への跳ね返りを防止する緩衝機能を有する。
請求項7の発明によれば、容器の材質や底面形状や重量などの諸条件によってコンベヤ上で滑り易い容器であっても、キャリヤの補助体部に当接した容器が跳ね返るのを抑制できるので、旋回待機位置に至った容器が、向き変換し得るキャリヤの支持範囲外に逆戻りするなどの問題を未然に回避することができる。
請求項1,2,5,7のうちいずれか一つに記載の発明を前提とする請求項8の発明において、容器(4)が転向手段(9)の旋回待機位置(PS)まで至ったことを検知するセンサ(24)と、キャリヤ(16)が90度旋回して容器4が転向位置(PE)に至ったことを検知するセンサ(28)とを備えた。
請求項8の発明によれば、旋回待機位置に至った容器を検知センサで検知することで、転向手段によるキャリヤの旋回タイミングを適切に設定でき、また、転向位置に至った容器を検知センサで検知することで幅寄せ手段による幅寄せタイミングを適切に設定することができる。
請求項1,2,5,7,8のうちいずれか一つに記載の発明を前提とする請求項9の発明において、前記幅寄せ手段(8)は、コンベヤ(6)の幅方向でコンベヤ(6)の一側から内側に移動可能に配設され、容器(4)の側面を押して搬送ラインに合致させるよう容器(4)を幅寄せする幅寄せガイド(26)を有している。
請求項9の発明によれば、縦横の向きが変換された容器の姿勢の乱れや幅方向における搬送位置のずれを幅寄せ手段の幅寄せガイドにより正して、容器を安定的に変換して送り出すことができる。
本発明は、各種の第1処理装置と第2処理装置との間で容器の向きを変換するにあたり、例えば様々な内容物が詰め合わされた弁当容器など、多種多様な形状で重量バランスが一様でない容器の搬送姿勢を安定的に変換することができる。
姿勢変換装置を示す斜視図。 姿勢変換装置を示す一部切欠き平面図。
図1に示す姿勢変換装置1は、図2に示すように、第1処理装置としての第1テープ貼装置2と第2処理装置としての第2テープ貼装置3との間に設置され、第1テープ貼装置2から送り出された容器4の向きを90度変換してこの容器4を第2テープ貼装置3に向けて搬送する。第1テープ貼装置2及び第2テープ貼装置3としては、詳細な説明を省略するが、例えば特許第4820353号公報や特開2012−91854号公報に記載されたものが好適に採用され、収容部に蓋を被せた容器が通過する際に、容器の搬送方向に対し直交する幅方向の両側でロールから引き出されたテープの始端部を吸着保持して容器の蓋に貼り付けた後に切断して容器の収容部に押し撫でることにより、テープ片を容器の蓋及び収容部に止着するよう構成されている。例えば、第1テープ貼装置2により容器4の幅方向へテープ片を止着した後に、第2テープ貼装置3により第1テープ貼装置2による容器4への止着位置と直交する位置にテープ片を止着する場合に、容器4を第1テープ貼装置2から第2テープ貼装置3へ搬送する過程で、容器4の向きが90度変換される。
姿勢変換装置1は、容器4を載置して搬送する搬送域の全幅に亘る幅寸法からなる無端ベルト5を有するコンベヤ6と、コンベヤ6の始端部側に配設された搬入案内手段7と、コンベヤ6の終端部側に配設された幅寄せ手段8と、搬入案内手段7と幅寄せ手段8との間に配設された転向手段9とを備えている。
搬入案内手段7においては、コンベヤ6の搬送路の幅方向の両側のうち一側に取り付けられて無端ベルト5の上方に配設された固定ガイド10と、固定ガイド10との離間間隔を調節可能な可動ガイド11とを備えた位置調節手段12が配設されている。位置調節手段12は、固定ガイド10に対する可動ガイド11の位置を調節ねじ12aで変更する操作ハンドル12bを有し、可動ガイド11の設定位置は目盛12cを目安に位置決めすることができる。第1テープ貼装置2から送り出された容器4は、固定ガイド10と可動ガイド11との間で案内され、無端ベルト5上に載置されて転向手段9に向けて搬送される。固定ガイド10と可動ガイド11とによる案内部の下流には転向手段9に送り込まれるまでの容器4の到来を検知する搬入検知センサ13が設けられている。
先行する容器4が転向手段9まで搬送されて後述するキャリヤ15が所定角度水平旋回して検知センサ13で容器4の到来が検出された場合には、先の容器4の転向動作を休止するよう転向手段9が停止する。次の容器4を受け入れ可能な旋回角に達していない時期にコンベヤ6の搬送路の幅方向の左右いずれか一側の上方に転向手段9が配設される。転向手段9においては、無端ベルト5に対し鉛直に支持された回転軸14の軸心周りに四つの板状部材を立設して形成されるキャリヤ15が互いに90度毎の配設間隔で放射状に延設されている。そして、キャリヤ15は電動モータからなる駆動手段16に連繋された回転軸14が90度ずつ回転することで水平旋回する。
各キャリヤ15は、回転軸14の下端部に取着されて一体回転するブラケット17と、ブラケット17から90度毎に外方へ延設されたアーム18と、アーム18の延設端側でアーム18に対し回動自在に配設された回動筒19と、回動筒19に取着された板状の主体部20と、主体部20から延出して配設された板状の補助片21(補助体部)とを有している。主体部20は、回転軸14に対し延出方向の基端部から延出端側の先端部に亘り延在されている。補助片21は、主体部20の基端部に対し該主体部20の外方へ向けた延出方向に対して交差するよう90度をなす角度で突出した板ばねであって、緩衝機能を有する例えばばね材により形成されている。アーム18に対する回動筒19の回動に伴い各キャリヤ15を変換位置と退避位置とに位置付けるよう位置決めねじ22などの固定部材で保持する切換手段が構成されている。
各キャリヤ15の変換位置では、板状の主体部20及び板状の補助片21が無端ベルト5上で鉛直に配置される。回転方向に連続する各キャリヤ15のうちの一つキャリヤ15(15F)は、主体部20を容器4の搬送方向と交差するよう無端ベルト5の幅方向へ延出する位置にあり、次に後続するキャリヤ15(15B)の主体部20は容器4の搬送方向に沿うよう固定ガイド10に対し並ぶと共に、その主体部20の下流側延出端には容器4の搬送方向と交差するよう無端ベルト5の幅方向へ延びる補助片21が配設される。そして、該補助片21は一つ前で先行するキャリヤ15の主体部20に対し所定距離離間した位置で平行配置されるようになっている。
コンベヤ6における転向手段9の回転軸14の支持位置に対向する幅方向の他側には、無端ベルト5の上方で搬送下流に向けて傾斜角度が内向きに寄るよう角度調節可能なサイドガイド23がキャリヤ15の開放端の旋回軌跡より外側となる位置に配設されている。また、キャリヤ15が90度旋回する前に旋回待機位置PSに到来した容器4を検知する検知センサ24が配設されている。検知センサ24からの検知信号に基づき、主体部20が固定ガイド10に対し平行に並んで位置するキャリヤ15(15B)が旋回を開始するよう作動されて補助片21及び主体部20により容器4の姿勢が変換される。
各キャリヤ15において主体部20をアーム18から下方へ垂下した位置から上方へ回動させて搬送方向に向けて延びる水平姿勢となる退避位置に位置決させることで、下流に搬送される容器4は、無端ベルト5上で進路を妨げられることなく、搬入案内手段7を通過し、そのまま、後行のキャリヤ15(15B)の下方を通過して、姿勢変換されずに第2テープ貼装置3に向けて搬送される。
幅寄せ手段8においては、コンベヤ6の幅方向の両側のうち各キャリヤ15の回転軸14の配置側となる無端ベルト5上の一側に取り付けられて幅方向へ移動調節可能な移動ガイド25と、無端ベルト5の一側に対向する他側で幅方向へ移動調節可能に支持されて移動ガイド25との間隔を調節することができる板状部材からなる幅寄せガイド26とを備えた位置調節手段27が配設されている。位置調節手段27は、移動ガイド25に対する幅寄せガイド26の位置を調節ねじ27aで変更する操作ハンドル27bを有し、幅寄せガイド26の設定位置は目盛27cを目安に位置決めすることができる。キャリヤ15が90度旋回して転向位置PEに至った容器4を検知する幅寄せ検知センサ28が配設されている。姿勢変換されて幅寄せガイド26での幅寄せ可能位置まで前進した容器4は、幅寄せ検知センサ28の検知信号に基づき、キャリヤ15が90度旋回した所定タイミング後に、幅寄せガイド26により無端ベルト5の一側に向けて押し寄せられる。幅寄せされて下流へ搬送される容器4の到来を検知する搬出検知センサ29が配設されている。幅寄せ手段8が作動して所定時間経過以降においても容器4の検知状態にある場合には、当該幅寄せ手段8の付近での搬送不良が生じたとしてエラー信号が出力されてその異常を報知すると共に転向手段9の作動が停止される。
次に、姿勢変換装置1の作用を説明する。
第1テープ貼装置2から姿勢変換装置1へ送り出された容器4は、搬入工程において、連続的に回転する無端ベルト5上に搬入案内手段7の固定ガイド10と可動ガイド11との間で載置されて転向手段9へ搬送され、転向手段9の水平回転位置まで受け入れられる。
転向手段9では、各キャリヤ15が停止状態にあり、搬入案内手段7を経て搬送される容器4は、変換工程において、固定ガイド10に対し並ぶキャリヤ15の主体部20に容器4の外側が案内されて搬送された後に、容器4の前端の一側が停止状態のキャリヤ15の補助片21に当接する。補助片21に当接した容器4には補助片21を支点としてコンベヤ6の無端ベルト5の走行に伴う搬送力を受けて回動モーメントが働くため、容器4は一側が補助片21で留まって他側が前進するよう回動して搬送方向に対し傾き、容器4の向きが90度未満の範囲で予備的に変換される。また、容器4は補助片21への当接時にその補助片21の緩衝作用により、搬送方向の上流側への容器4の跳ね返りを抑制することができる。
容器4が前記旋回待機位置PSに到来したことが検知センサ24で検知された後の所定タイミング後に、容器4の一側が補助片21に当接して傾くまで旋回し、容器4が前記転向位置PEまで至ったことを待って、転向手段9はキャリヤ15の水平旋回を開始するように回転駆動され、無端ベルト5の搬送速度より速い旋回速度で90度旋回する。その際、補助片21に支えられて傾いた容器4の一側に主体部20が容器4の側面に沿って当接した状態で、キャリヤ15が容器4を搬送方向へ押すため、容器4がキャリヤ15の旋回中心から外方に向けた移動が抑制されて転向位置PEまで搬送される。
次に、キャリヤ15が90度旋回して転向位置PEに至って搬送向きが変更された容器4は、幅寄せ検知センサ28で検知され、幅寄せ工程において、幅寄せガイド26が幅方向へ無端ベルト5の外側から内側に向けて移動して、容器4を一側面から押して幅寄せするので、容器4が搬送ラインに対し幅方向へずれたり容器4の姿勢が傾いたりしたとしても、幅寄せガイド26により押された容器4の姿勢が直され、かつ、搬送ラインに合致して、容器4が下流へ搬送される。
このようにして容器4は、コンベヤ6の連続運転により、第1テープ貼装置2から旋回待機位置PSまで搬送された後に、姿勢変換装置1を経て、第2テープ貼装置3に搬送される。搬送向きを換える必要がない容器4の場合には、姿勢変換装置1の各キャリヤ15が退避位置に位置付けられるため、容器4は第1テープ貼装置2から送られてきた搬送向きのままコンベヤ6に載置されて姿勢変換装置1の旋回待機位置PSや転向位置PEで停止することなく連続搬送されて通過する。そして、容器4はそのままの姿勢で前記幅寄せ手段8で幅寄せされることもなく第2テープ貼装置3に向けて搬送される。このようにして搬送向きを換えない容器4については、変換工程と幅寄せ工程に代えて通過工程が実施される。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 様々な内容物が詰め合わされた弁当容器などのように多種多様な形状や重量バランスが一様でないなど、姿勢が乱れ易い容器4の向きを90度変換する場合に好適である。
(2) 縦横の向きが変換された容器4の姿勢の乱れや幅方向における搬送位置のずれを幅寄せ手段8の幅寄せガイド26により正して、容器4を安定的に変換して送り出すことができる。
(3) 向きを変換する必要がない容器4においては、姿勢変換されることなく、変換工程や幅寄せ工程に代えて通過工程が実施される。
(4) 容器4がキャリヤ15の補助片21に当接して容器4の向きが90度未満の範囲で予備的に変換されてから、キャリヤ15の主体部20が容器4を押しながら旋回するので、容器4がコンベヤ6の外側に向けて移動して、キャリヤ15の開放端から外方まで容器4が飛び出したりすることなくキャリヤ15に当接したまま搬送されて容器4の向きを適正に変換することができる。
(5) 容器4の材質や底面形状や重量などの諸条件によってコンベヤ6上で滑り易い容器4であっても、キャリヤ15の補助片21に当接して容器4が跳ね返るのを抑制できるので、待機位置に至った容器4が、向き変換し得るキャリヤ15の支持範囲外に逆戻りするなどの問題を未然に回避することができる。
(6) 待機位置に至った容器4を検知センサ24で検知することで、転向手段9によるキャリヤ15の旋回タイミングを適切に設定でき、また、転向位置に至った容器4を検知センサ28で検知することで幅寄せ手段8による幅寄せタイミングを適切に設定することができる。
本発明の趣旨に反しない範囲で前記実施形態以外にも適宜変更可能であり、例えば下記の構成を採用することができる。
・ キャリヤ15の補助片21としては、容器4に当接する板ばねに代えて、容器4の跳ね返りを抑制し得る緩衝素材や適宜の緩衝部材、例えば、容器4に対する当接板をダンパー部材やばねなどにより支持したりする各種の構成を採用してもよい。
・ コンベヤ6としては、搬送域の幅と同じ幅広の無端ベルト5を採用したが、幅方向や搬送方向に分割した複数の無端ベルトを採用してもよい。
・ 各キャリヤ15においては、アーム18に対し主体部20を回動操作して変換位置と退避位置とに切り替え可能としたが、主体部を上下動操作して変換位置と退避位置とに切り換え得る構成等の適宜構成を採用することができる。
・ 搬入案内手段7においては、可動ガイド11を位置調節手段12により幅方向へ移動調節可能にしたが、その他の適宜スライド調節機構など、位置調節手段の構成は特定されるものではない。
・ 実施例では、第2処理装置について、弁当容器に対して第1テープ貼装置2で貼り付けたテープと直交方向にテープを貼るための第2テープ貼装置3を設置した場合で例示したが、これに限らず、ラベルの向きを品種で異ならせる時に対応したラベラーや、或いは、容器の側面に割り箸を貼着するための箸の容器の品質毎の取付位置を対応させる場合の箸付装置などの種々の容器処理装置が選択的に設置されればよい。
1…姿勢変換装置、2…第1テープ貼装置(第1処理装置)、3…第2テープ貼装置(第2処理装置)、4…容器、6…コンベヤ、8…幅寄せ手段、9…転向手段、15…転向手段のキャリヤ、20…キャリヤの主体部、21…キャリヤの補助片(補助体部)、24…向き変換検知センサ、26…幅寄せ手段の幅寄せガイド、28…幅寄せ検知センサ、PS…姿勢変換装置の旋回待機位置、PE…姿勢変換装置の転向位置。

Claims (9)

  1. 第1処理装置から送り出された容器の搬送向きを90度変換してこの容器を第2処理装置に向けて搬送する姿勢変換装置であって、容器を載置して搬送するコンベヤと、該コンベヤの左右いずれか一側に立設する回転軸の軸心周りで径方向へ延設した複数のキャリヤを備えて該キャリヤをコンベヤの速度より高速で90度毎に水平旋回して旋回待機位置から転向位置へ容器を移送するよう回転動作させる転向手段と、コンベヤにおける前記回転軸の立設側となる前記キャリヤが90度旋回してコンベヤの前記一側と対向する他側に配設されて前記回転軸回りに向きが変換された容器を押してコンベヤの前記一側に向けて寄せる幅寄せ手段とを備えたことを特徴とする容器の姿勢変換装置。
  2. 前記コンベヤにより転向手段における旋回待機位置から転向位置まで搬送される容器が前記キャリヤに当接して搬送される変換位置と、該容器が下方を通過して向きを転向しない退避位置とにキャリヤを位置付ける切換手段を設け、この切換手段でキャリヤを退避位置へ切換えた際に対応して前記転向手段の作動を停止させるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の容器の姿勢変換装置。
  3. 第1処理装置から送り出された容器の搬送向きを90度変換してこの容器を第2処理装置に向けて搬送する姿勢変換方法であって、第1処理装置から送り出された容器をコンベヤに載置して旋回待機位置で受け入れる搬入工程と、キャリヤをコンベヤの速度より高速で水平旋回して容器の前後が左右に向くよう容器の搬送向きを変換して転向位置まで搬送する変換工程と、転向位置に至った容器をコンベヤによる搬送方向に対し交差する幅方向へ寄せると共にその容器の姿勢を正す幅寄せ工程とを経ることを特徴とする容器の姿勢変換方法。
  4. 前記変換工程及び幅寄せ工程に代えて、前記旋回待機位置まで受け入れた容器をその受入れ状態のままコンベヤによる搬送方向へ通過させる通過工程を経ることを特徴とする請求項3に記載の容器の姿勢変換方法。
  5. 前記キャリヤは、前記コンベヤにより前記旋回待機位置まで搬送された容器の前端における一側が当接して容器の向きを90度未満の範囲で予備的に変換する補助体部と、その補助体部により向きが予備的に変換された容器の側方を押して90度旋回する主体部とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器の姿勢変換装置。
  6. 前記変換工程では、旋回待機位置に至った容器の向きを90度未満の範囲で予備的に変換した後に、その容器の側面を前記キャリヤで押して前記転向位置まで送るようにしたことを特徴とする請求項3に記載の容器の姿勢変換方法。
  7. 前記キャリヤの補助体部は、容器が当接した際に搬送方向の上流側への跳ね返りを防止する緩衝機能を有することを特徴とする請求項5に記載の容器の姿勢変換装置。
  8. 容器が転向手段の旋回待機位置まで至ったことを検知するセンサと、キャリヤが90度旋回して容器が転向位置に至ったことを検知するセンサとを備えたことを特徴とする請求項1,2,5,7のうちいずれか一つに記載の容器の姿勢変換装置。
  9. 前記幅寄せ手段は、コンベヤの幅方向でコンベヤの一側から内側に移動可能に配設され、容器の側面を押して搬送ラインに合致させるよう容器を幅寄せする幅寄せガイドを有していることを特徴とする請求項1,2,5,7,8のうちいずれか一つに記載の容器の姿勢変換装置。
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