JP2020001630A - 車両の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトで車両内部に取り込む風量を多くすることができるガイド部を有する車両の前部構造を提供すること。【解決手段】車両100の前部における車幅方向中央に配置されるフロントグリル開口部103と、フロントグリル開口部103の車両後方に配置されるラジエータ106と、車両100の前部における車幅方向外側に配置される開口部101と、開口部101の車両後方に配置される冷却装置2と、開口部101と冷却装置2との間に配置され、走行風を冷却装置2へ案内するガイド部10と、を備え、ガイド部10は、車両100の前後方向に延びる筒状の本体部11と、本体部11から車幅方向中央に向かって延出し且つフロントグリル開口部103からの走行風を冷却装置2へ案内する延出部12と、を有する車両100の前部構造である。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の前部構造に関する。
従来、車両の内部に冷却装置を配置し、車両の前方に設けられたフォグランプを取り付けるためのフォグ開口部から、空気を取り込んで冷却装置に供給することが知られている。このとき、フォグ開口部から冷却装置へ空気を案内するように、冷却装置の前方に筒状のガイド部を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−236504号公報
効率よく冷却装置に空気を供給するためには、フォグ開口部から取り込む空気の風量を多くすることが望ましい。しかし、フォグ開口部はフォグランプを取り付ける位置に形成されており、比較的小さいため、風量が足りなくなる場合があった。一方、風量を多くするためにガイド部を大きくすると、車両の内部で占有する面積が大きくなり、他の構造物を配置しづらくなる。このため、コンパクトでありながら車両内部に取り込む風量を多くすることができるガイド部を有する車両の前部構造が求められていた。
(1) 上記目的を達成するため本発明は、車両(例えば、後述の車両100)の前部における車幅方向中央に配置されるフロントグリル開口部(例えば、後述のフロントグリル開口部103)と、前記フロントグリル開口部の車両後方に配置されるラジエータ(例えば、後述のラジエータ106)と、前記車両の前部における車幅方向外側に配置される開口部(例えば、後述のフォグ開口部101)と、前記開口部の車両後方に配置される冷却装置(例えば、後述のATFクーラー2)と、前記開口部と前記冷却装置との間に配置され、走行風を前記冷却装置へ案内するガイド部(例えば、後述のガイド部10)と、を備え、前記ガイド部は、前記車両の前後方向に延びる筒状の本体部(例えば、後述の本体部11)と、該本体部から車幅方向中央に向かって延出し且つ前記フロントグリル開口部からの走行風を前記冷却装置へ案内する延出部(例えば、後述の延出部12)と、を有する車両の前部構造を提供する。
(2) 前記ラジエータに接続され、前記ラジエータの幅方向端部から車両後方に向かって屈曲するステー部(例えば、後述のステー部51)及び該ステー部から上方向に延びるプレート部(例えば、後述のプレート部52)を有する車両構成部(例えば、後述のバルクヘッド5)をさらに備え、前記延出部は、前記フロントグリル開口部と前記ラジエータの間から前記車両構成部に沿って車両後方に流れる走行風を前記冷却装置へ案内してもよい。
(3) 前記延出部は、車両方向後方から前方にかけて車幅方向中央に向けて傾斜して延出する延出壁(例えば、後述の延出壁121)を有し、前記プレート部は、前記延出壁の傾斜に沿うように配置されていてもよい。
(4) 前記延出部の上下方向の寸法は、前記本体部の上下方向の寸法よりも小さくてもよい。
(5) 前記車両は、前記冷却装置の車両後方に配置され、前輪(例えば、後述の前輪32)が収容されるホイールハウス部(例えば、後述のホイールハウス部3)をさらに備え、前記ホイールハウス部は、前記冷却装置の車両後方側の空間と前記ホイールハウス部内の空間とを連通する複数の貫通孔(例えば、後述の貫通孔301)が形成された前方側面部(例えば、後述の前方側面部30)を有し、前記延出部は、前記冷却装置の車両後方側の空間を塞ぐように延出していてもよい。
(6) 前記開口部は、一部車両前後方向に開通する開口を有するようにフォグランプ(例えば、後述のフォグランプ102)が取り付けられ、前記ガイド部の車幅方向の寸法は、車両前面視において前記フォグランプの幅方向の寸法と略同じ又は大きく、前記延出部の上下方向の寸法は、車両前面視において前記フォグランプの上下方向の寸法と略同じ又は大きくてもよい。
(7) 前記延出部の車両方向前端部(例えば、後述の延出部前端部12a)は前記本体部の前端部(例えば、後述の本体部前端部11c)よりも後方に位置していてもよい。
(1)に記載の発明によれば、開口部から流入する走行風とともに、フロントグリル開口部から流入する走行風も冷却装置に案内することができる。冷却装置に当てる走行風の風量を十分に確保することができるので、効率良く車両内部を冷却することができる。
(2)に記載の発明によれば、延出部により、フロントグリル開口部とラジエータの間から、車両構成部に沿って車両後方に流れる走行風が冷却装置に案内されるので、走行風の風量を確保する際に、車両の内部に配置された車両構成部の形状を利用することができる。よって、冷却装置に当てる走行風の風量を十分に確保することができる。
(3)に記載の発明によれば、プレート部に沿う走行風を延出壁の傾斜に沿ってガイド部側へ取り込み、冷却装置に当てることができる。よって、風量を増加させることができるとともに、車両の内部に配置されたプレート部の形状を利用することができる。
(4)に記載の発明によれば、延出部における風圧が高まり、強い走行風を冷却装置に送ることができる。
(5)に記載の発明によれば、貫通孔を介して前輪の回転により走行風が引き込まれる一方、フロントグリル開口部から引き込まれる走行風の一部が延出部により遮られる。このため、冷却装置の車両後方側の気圧が負圧になり、冷却装置の前後で圧力差が生じる。この圧力差により、引き込む走行風の風量を増加させ、冷却効果をさらに高めることができる。
(6)に記載の発明によれば、開口部内にフォグランプが取り付けられ、仮に車両が外部の構造物に衝突し、フォグランプが車両の内部にめり込むことがあっても、ガイド部がフォグランプを受け入れることができるので、フォグランプがガイド部を越えて車両後方の構造物に衝突することを防止できる。
(7)に記載の発明によれば、延出部の前端部が、本体部の前端部よりも後方に位置しているので、車両の前方から流れる走行風を、ガイド部内により多く取り込むことができる。
本発明によれば、コンパクトで車両内部に取り込む風量を多くすることができるガイド部を有する車両の前部構造を提供することができる。
本実施形態の車両の前部を示す部分正面図である。 本実施形態の車両の前部の部分平面図である。 本実施形態のホイールハウス部を後方側から見た斜視図である。 本実施形態のガイド部を示し、(a)図は、斜視図であり、(b)図は上面図を示す。 本実施形態の車両の前部に流入する空気の流路及び気圧を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、車両の前方を示す部分正面図であり、車両の車幅方向の一方側のみを示す。車両100は四輪自動車であり、図1に示すように、車両100の前面には、開口部としてのフォグ開口部101と、フォグランプ102と、フロントグリル開口部103と、フロントグリル104と、フロントバンパー105が配置されている。
フロントバンパー105は、車両100の前面を覆う外形部材であり、車両100の幅方向に延びるように配置される。
フロントグリル開口部103は、車両100の前部における車幅方向中央に配置される。フロントグリル開口部103は、フロントバンパー105の幅方向の略中央部を貫通して、車両100の外部と内部とを連通する開口部である。フロントグリル開口部103は、車幅方向に長い形状を有する。
フロントグリル104は、フロントグリル開口部103に取り付けられる金属製の格子状の板部材である。フロントグリル104は、メッシュ部分104aの地に、幅方向に延びて上下に離間する短冊板部104bが配置されて構成され、車両100の前部の車幅方向中央部から内部へと空気を取り込むように形成されている。
フォグ開口部101は、車両100の前部における車幅方向外側の一方及び他方の端部近傍に配置される。フォグ開口部101は、フロントバンパー105の車幅方向の外側を貫通し、車両100の外部と内部を連通する開口部である。フォグ開口部101には、金属製のメッシュ101aが設けられている。
フォグランプ102は、細長い形状を有し、長手方向が車幅方向に沿うようにフォグ開口部101のメッシュ101aに取り付けられている。図1に示すように、フォグランプ102がフォグ開口部101に取り付けられた状態で、フォグ開口部101には、フォグランプ102の周囲に、一部車両前後方向に開通するメッシュ101aの開口を有している。フォグランプ102は、前面側に配置される複数のLEDを有する。
図2は、車両100の前方の部分平面図である。図2に示すように、車両100は、さらに、ラジエータ106と、車両構成部としてのバルクヘッド5と、冷却装置としてのATF(Automatic Transmission Fluid)クーラー2と、ガイド部10と、ホイールハウス部3と、を有する。
ラジエータ106は、フロントグリル開口部103の車両後方に配置される。ラジエータ106は、フロントグリル104を介して取り込まれた空気により冷却され、キャパシタ等を冷却する熱交換器である。
バルクヘッド5は、車両100のフレームに接続されて車両100を構成する車両100の前方部分の枠部である。バルクヘッド5は、ステー部51及びプレート部52を有する。ステー部51は、ラジエータ106に接続され、ラジエータ106の幅方向の端部から延びて、車両100の後方側に屈曲する。プレート部52は、ステー部51から上方向に延びる板状の板状部材52aと、上方向に延びる板状部材52aに対して車両100の前後方向に延びるパイプ状の補強部52bを有する(図1参照)。プレート部52は、後に詳述するガイド部10の延出部12に沿うように配置される。
ATFクーラー2は、フォグ開口部101の車両後方で、且つ後述するホイールハウス部3の手前に配置される。ATFクーラー2は、奥行方向の寸法が小さな薄い略直方体の形状を有し、内部に熱交換媒体が収容されている。ATFクーラー2は、フォグ開口部101から車両内部に流入する走行風により冷却され、車両後方に位置する変速機(図示せず)の作動油や、ホイールハウス部3内を冷却する。
図3は、ホイールハウス部3を車両100の後方側から見た斜視図である。図2及び図3に示すように、ホイールハウス部3は、ATFクーラー2の車両後方に配置され、車輪(図3は前輪32を図示)、ブレーキ321及びブレーキキャリパ322を内側に収容する車体の凹部である。ホイールハウス部3は、前輪32に対面する前方側面部30を有し、この前方側面部30には、ATFクーラー2の車両後方側の空間とホイールハウス部3内の空間とを連通する複数の貫通孔301が形成される。
図2に戻って、ガイド部10は、フォグ開口部101とATFクーラー2との間に配置され、フォグ開口部101から流入する走行風をATFクーラー2に向かって案内する。
図4(a)は、ガイド部10の斜視図を示し、図4(b)は、上面図を示す。図2及び図4(a)及び図4(b)に示すように、ガイド部10は、本体部11及び延出部12を有し、樹脂により成形される部品である。
本体部11は、車両100の前後方向に延び、概ね筒状に形成されている。本体部11のATFクーラー2側の端部は、ATFクーラー2の外縁に沿う方形筒状であり、ATFクーラー2に接続固定される。本体部11の底面部11aは、図2に示すように、車両100の前面が傾斜している形状に沿って底面部11aにおける車幅方向中央側の前面から、車幅方向外側の後方に向かって拡がるように傾斜する略三角形の形状を有する。本体部11の上面部11bは、上方に向かって上り傾斜している。
延出部12は、本体部11における車幅方向内側の側面が、本体部11の延びる方向に交差する方向、すなわち車幅方向中央に向かって延出することで形成される。延出部12の車両方向前端にある延出部前端部12aは、本体部11の前端の本体部前端部11cよりも後方に位置している。
図4(b)に示すように、延出部12は、車両方向後方から前方にかけて、車幅方向中央に向けて傾斜して延出する延出壁121を有する。図2に示すように、延出壁121の傾斜方向の前方にプレート部52が位置し、フロントグリル開口部103からプレート部52及び延出壁121が、延出壁121の仮想延長線I上に位置するように並んでおり、プレート部52は、延出壁121の傾斜に沿うように配置されている。
図1に示すように、延出部12の上下方向の寸法H2は、本体部11の上下方向の寸法H1よりも小さい。図1及び図4(a)に示すように、延出部12は、本体部11の高さ方向の中央部からやや上方寄りにおいて、部分的に車両の幅方向内側に突出するように延びている。延出部12は、図2及び図4(b)に示すように、平面視では、略三角形であり、図4(a)に示すように、ATFクーラー2に接続されるガイド部10の車両後方側から前方側に向かって拡がるように傾斜している。延出部12は、フロントグリル開口部103から流入する走行風をATFクーラー2へ案内する。
延出部12は、図1に示すように、バルクヘッド5のプレート部52との間に空間を挟んで配置されている。また、延出部12の車幅方向中央側の端部がプレート部52の板状部材52aに向かい合うとともに、プレート部52の補強部52bが延出部12の上方に位置することから、補強部52bと延出部12とが上下方向に互い違いになるように位置している。
また、ガイド部10における延出部12が形成されている部分は、図1及び図2に示されるように、車両前面視において、本体部11と延出部12を合せたガイド部10全体の車幅方向の寸法W1が、フォグランプ102の車幅方向の寸法W2と略同じ又は大きく、ガイド部10の最大幅内にフォグランプ102が収まるように形成されている。
また、延出部12の上下方向の寸法H2は、フォグランプ102の延出部12側に配置される部分の上下方向の寸法H3と略同じか大きい。
このため、仮に車両100が外部の物体と衝突してフォグランプ102が車両100の内側に埋まるように車体が変形しても、フォグランプ102は、ガイド部10内のフォグランプ102の後方からATFクーラー2までの空間内に後退することで留まり、ガイド部10よりも後方に位置する車両100の内部構造に影響を与えにくいように配置されている。
図5は、車両100の前部に流入する空気の流路及び気圧を説明する説明図である。図5を参照して、車両100の前部の空気の流れについて説明する。図5中、圧力が高い部分をHで示し、低い部分をLで示す。
図5に示すように、走行風は、フォグ開口部101からガイド部10の本体部11に案内されて車両後方に流れる。このフォグ開口部101からの走行風の流路を第1の流路A1とする。走行風は、ATFクーラー2に当たって内部の熱交換媒体を冷却し、これにより、ATFクーラー2から後方の車両100の内部の空気を冷却する。ATFクーラー2により冷却された空気は、ホイールハウス部3の前方側面部30に形成された貫通孔301からホイールハウス部3内に流入し、変速機の作動油や、前輪32、ブレーキ321、ブレーキキャリパ322等を冷却する。このとき、車両100が走行中は、前輪32が回転することで前方からの空気を引き込むため、第1の流路A1において後方側から負圧がかかり、第1の流路A1の風量が増す。
また、走行風は、フロントグリル開口部103から流入すると、ラジエータ106等の車両100の前部の車幅方向中央側に配置された構造物にぶつかり、車幅方向外側に向かう。このため、フロントグリル開口部103から流入した走行風は、フロントグリル開口部103とラジエータ106の間からバルクヘッド5に沿って車両100の後方に流れる。フロントグリル開口部103から、バルクヘッド5に沿って車両後方へ向かう走行風の流路を第2の流路A2とする。第2の流路A2を流通する走行風は、ステー部51及びプレート部52に沿って流れ、延出部12に案内されて、第1の流路A1に合流し、ガイド部10の後方のATFクーラー2へ向かう。延出部12は、ATFクーラー2の車両後方側の空間を塞ぐように本体部11から延出している。このため、第2の流路A2の下流側における車両100の前後方向の空気の流れは、延出部12により堰き止められることとなるので、延出部12の後方は負圧になり、延出部12の手前側の圧力が大きくなる。したがって、延出部12の存在によっても、車両100前部の後方側が負圧になり、後方側に空気が引き込まれやすくなる。
本実施形態に係る車両100の前部構造1によれば、以下の効果を奏する。
車幅方向中央に配置されるフロントグリル開口部103と、車幅方向外側に配置されるフォグ開口部101と、を有する車両100の前部に、走行風をフォグ開口部101からATFクーラー2へ案内するガイド部10を設けた。また、ガイド部10を、車両100の前後方向に延びる筒状の本体部11と、本体部11から車幅方向中央に向かって延出し且つフロントグリル開口部103からの走行風をATFクーラー2へ案内する延出部12と、を含んで構成した。
これにより、車両の前後方向のみに延びるガイド部を設けた場合と比べて、フォグ開口部101から流入する走行風とともにフロントグリル開口部103から流入する走行風もATFクーラー2に案内することができる。ATFクーラー2に当てる走行風の風量を十分に確保することができるので、効率良く車両100内部を冷却することができる。
車両100の前部に、ラジエータ106に接続され、ラジエータ106の幅方向端部から車両後方に向かって屈曲するステー部51及びステー部51から上方向に延びるプレート部52を有するバルクヘッド5を設けた。延出部12により、フロントグリル開口部103とラジエータ106の間から、バルクヘッド5に沿って車両後方に流れる走行風がATFクーラー2に案内されるので、走行風の風量を確保する際に、車両100の内部に配置されたバルクヘッド5の形状を利用することができる。よって、ATFクーラー2に当てる走行風の風量を十分に確保することができる。
延出部12に、車両方向後方から前方にかけて車幅方向中央に向けて傾斜して延出する延出壁121を設け、バルクヘッド5のプレート部52を、延出壁121の傾斜に沿う形状とした。このため、プレート部52に沿う走行風を延出壁121で案内しつつ延出部12に取り込み、ATFクーラー2に当てることができる。よって、風量を増加させることができるとともに、車両100の内部に配置されたプレート部52の形状を利用することができ、上記と同様の効果を奏する。
延出部12の上下方向の寸法を、本体部11の上下方向の寸法よりも小さく、延出部12は狭く形成した。このため、延出部12における風圧が高まり、強い走行風をATFクーラー2に送ることができる。
ATFクーラー2の車両後方に前輪32を収容するホイールハウス部3を配置した。また、ホイールハウス部3を、ATFクーラー2の車両後方側の空間と、ホイールハウス部3内の空間とを連通する複数の貫通孔301が形成された前方側面部30を含んで構成し、延出部12によりATFクーラー2の車両後方側の空間を塞ぐように延出させた。貫通孔301を介して前輪32の回転により走行風が引き込まれる一方、フロントグリル開口部103から引き込まれる走行風の一部が延出部12により遮られる。このため、ATFクーラー2の車両後方側の気圧が負圧になり、ATFクーラー2の前後で圧力差が生じる。この圧力差により、引き込む走行風の風量を増加させ、冷却効果をさらに高めることができる。
フォグ開口部101の一部に、車両前後方向に開通する開口を有するようにフォグランプ102を取付けた。また、ガイド部10の車幅方向の寸法を、車両前面視においてフォグランプ102の幅方向の寸法と略同じか又は大きくした。また、延出部12の上下方向の寸法を、車両前面視においてフォグランプ102の上下方向の寸法と略同じか又は大きくした。これにより、車両100が外部の構造物に衝突し、フォグランプ102が車両100の内部にめり込むことがあっても、ガイド部10がフォグランプ102を受け入れることができるので、フォグランプ102がガイド部10を越えて車両後方の構造物に衝突することを防止できる。
延出部前端部12aを、本体部前端部11cよりも後方に位置させた。これにより、車両の前方から流れる走行風を、ガイド部内により多く取り込むことができる。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。上記発明の範囲内で、例えばフォグランプ102、ガイド部10やバルクヘッド5等の形状は、車種等に応じて適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、開口部を、フォグランプを取り付けるフォグ開口部として例示し説明したが、これに限られない。車両の前部における車幅方向外側の開口であれば、フォグランプを取り付ける開口部でなくてもよい。
1 車両の前部構造
2 ATFクーラー(冷却装置)
3 ホイールハウス部
5 バルクヘッド
10 ガイド部
11 本体部
12 延出部
31 前方側面部
51 ステー部
52 プレート部
100 車両
101 フォグ開口部
102 フォグランプ
103 フロントグリル開口部
106 ラジエータ
301 複数の貫通孔

Claims (7)

  1. 車両の前部における車幅方向中央に配置されるフロントグリル開口部と、
    前記フロントグリル開口部の車両後方に配置されるラジエータと、
    前記車両の前部における車幅方向外側に配置される開口部と、
    前記開口部の車両後方に配置される冷却装置と、
    前記開口部と前記冷却装置との間に配置され、走行風を前記冷却装置へ案内するガイド部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記車両の前後方向に延びる筒状の本体部と、該本体部から車幅方向中央に向かって延出し且つ前記フロントグリル開口部からの走行風を前記冷却装置へ案内する延出部と、を有する車両の前部構造。
  2. 前記ラジエータに接続され、前記ラジエータの幅方向端部から車両後方に向かって屈曲するステー部及び該ステー部から上方向に延びるプレート部を有する車両構成部をさらに備え、
    前記延出部は、前記フロントグリル開口部と前記ラジエータの間から前記車両構成部に沿って車両後方に流れる走行風を前記冷却装置へ案内する請求項1に記載の車両の前部構造。
  3. 前記延出部は、車両方向後方から前方にかけて車幅方向中央に向けて傾斜して延出する延出壁を有し、
    前記プレート部は、前記延出壁の傾斜に沿うように配置されている請求項2に記載の車両の前部構造。
  4. 前記延出部の上下方向の寸法は、前記本体部の上下方向の寸法よりも小さい請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の前部構造。
  5. 前記車両は、前記冷却装置の車両後方に配置され、前輪が収容されるホイールハウス部をさらに備え、
    前記ホイールハウス部は、前記冷却装置の車両後方側の空間と前記ホイールハウス部内の空間とを連通する複数の貫通孔が形成された前方側面部を有し、
    前記延出部は、前記冷却装置の車両後方側の空間を塞ぐように延出している請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の前部構造。
  6. 前記開口部は、一部車両前後方向に開通する開口を有するようにフォグランプが取り付けられ、
    前記ガイド部の車幅方向の寸法は、車両前面視において前記フォグランプの幅方向の寸法と略同じ又は大きく、
    前記延出部の上下方向の寸法は、車両前面視において前記フォグランプの上下方向の寸法と略同じ又は大きい請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の前部構造。
  7. 前記延出部の車両方向前端部は前記本体部の前端部よりも後方に位置している請求項6に記載の車両の前部構造。
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