JP2020001026A - 比重選別機及びその選別制御方法 - Google Patents
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Description
一方、重い粒状物は、比重が大きいため、加圧空気によっては浮上されず、デックの網に引っ掛かり、デックの振動に影響を受ける。デックの傾斜方向の振動は、詳細には、デックが傾斜に沿って上方に移動する際には若干の上向きの円弧に沿って、また、デックが傾斜に沿って下方に移動する際には若干の下向きの円弧に沿って移動することにより、動き全体として、デックの側面から見ると、デックが薄い楕円に沿った動きとなる。かかる振動により、デックから浮上しないでデックに載ったままの重い粒状物は、網の目を超えて移動し、最終的にデックの上方に集まることとなる。
このようにして、傾斜の下方位置で軽い粒状物を排出し、傾斜の上方位置で重い粒状物を取り出すことができる。
まず、第一には、空気自体が適切に下方から供給されない場合である。例えば、空気取り入れ口が汚れて空気の吸入量が低下してしまった場合には、被選別物にかかる風圧は低下し、上記適正範囲を下回ると、軽い被選別物が浮上せず、重い被選別物と共に上方に集まってしまう。
また、初期稼働時にも対応できる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の比重選別機の第1実施形態における主な構成を示す構成図である。また、図7は、本発明の比重選別機の第1実施形態における外観を示す外観図である。なお、図7は、被選別物を比重板の上流から流して、下流に渡って流す方向とは直行する方向に選別をするタイプを示しているが、本発明の本質に関わることではない。
比重選別機1Aは、粒状製品等を、比重差により重い粒と軽い粒に選別する選別機である。比重選別機1Aは、少なくとも、全面に亙り多数の通風孔を有し、かつ僅かに傾斜を付けて設置される振動板2と、その振動板2を、伝達ロッド8を介して傾斜に沿った方向に振動させるための振動用モーター7と、振動板2上に粒状製品等の被選別物を供給するためのホッパー11と、振動板2の直下に設けられ、同振動板2の通風孔を通して加圧空気を供給する加圧空気室3と、装置外部から加圧空気室3に空気を供給するための外気通風孔9と、外気通風孔9からの空気を加圧空気室3に強制的に供給し、加圧空気室3内に圧力を生じさせるためのブロア10と、を備えている。ここで、振動板2及び加圧空気室3は、基台12上に設置されている。また、振動板2は、典型的には金属の網が好適である。
図3は、装置の初期稼働時における、被選別物(軽い粒状物LO及び重い粒状物HOを含む)がホッパー11を介して振動板2上に供給され始めたばかりの時点を示す図である。この段階では、振動板2の表面の大部分が被選別物に覆われることなく露呈しているので、振動板2の通風孔を介して抜けた空気を被選別物により遮られることはない。従って、圧力スイッチ4は低い圧力を計測する。また、この段階では、振動板2は、適正圧力が検出される通常運転時の振動数よりも低い振動数で、振動用モーター7により振動されており、それにより、被選別物が振動板2上にゆっくりと拡がるようになっている。この段階で通常運転時の振動数で振動させると、軽い流量物LOと重い粒状物HOとが共に上方に移動してしまう。
これで初期稼働時の動作が終了する。
通常(適圧)運転時の状態においては、図2(a)に示すように、圧力スイッチ4の接点は閉じており、すなわち、圧力信号線PSにはオンの信号が出力され、それを入力した可変調整器6は、モーター駆動信号線MASを介して振動用モーター7に対して通常の高速回転となるよう制御信号を出力して回転制御を行う。それにより振動板2は通常の選別が行える適正な高い振動数で振動している。
図8は、本発明の比重選別機の第2実施形態における主な構成を示す構成図である。図9は、第2実施形態に係る処理動作を、可変調整器6の詳細な制御動作に基づいて説明するための図である。
図8を参照し、第2実施形態に係る比重選別機1Bは、第1実施形態に係る比重選別機1Aの圧力スイッチ4の代わりに、2つの圧力スイッチ4a及び圧力スイッチ4bを備えている。圧力スイッチ4aは、低圧域に閾値SHaを有し、圧力スイッチ4bは、中圧域に閾値SHbを有するものである。
通常運転中は、第2実施形態においては、被選別物の減少状態に対処するため、異なる閾値を有する2つの圧力スイッチにより、2段階で、振動板2の振動数を変更する。
通常(適圧)運転時の状態においては、図9(a)に示すように、圧力スイッチ4a及び4bの双方の接点は閉じており、すなわち、圧力信号線PSには2つのオンの信号が出力され、それを入力した可変調整器6(x1、x2端子)は、モーター駆動信号線MASを介して振動用モーター7に対して通常の高速回転となるよう制御信号を出力して回転制御を行う。それにより振動板2は通常の選別が行える適正な高い振動数で振動している。
図10は、本発明の比重選別機の第3実施形態における主な構成を示す構成図である。図11は、第3実施形態に係る処理動作を、可変調整器6の詳細な制御動作に基づいて説明するための図である。図12は、第3実施形態における可変調整器6の制御手順を示すフローチャートである。
図10を参照し、第3実施形態に係る比重選別機1Cは、第1実施形態に係る比重選別機1Aの圧力スイッチ4の代わりに、加圧空気室3内の圧力の計測値に比例した信号を圧力信号線PSとして出力する圧力感知センサー13を備えている。
通常運転中は、第3実施形態においては、被選別物の減少状態に対処するため、加圧空気室3内の圧力の計測値に比例した信号を出力する圧力感知センサー13により、無段階で連続的に振動板2の振動数を変更する。
図12において、上述のように初期動作は、第1及び第2の実施形態と同様である(ステップS1及びS2)。すなわち、ステップS2において、圧力感知センサー13の計測結果に基づき、加圧空気室3内が適正圧力に到達すると、通常動作状態に入る(ステップS3)。通常動作状態においては、加圧空気室3内の圧力は所定の適正な値であり、振動板2の振動数は、適正な高い値である。
2 振動板
3 加圧空気室
4、4a、4b 圧力スイッチ
SH、SHa、SHb 圧力閾値
5 圧力感知用ホース
PS 圧力信号線
6 可変調整器
61 端子台
62 可変調整ボリューム
7 振動用モーター
MAS モーター駆動信号線
8 伝達ロッド
9 外気通風孔
10 ブロア
11 ホッパー
12 基台
13 圧力感知センサー
HO 重い粒状物
LO 軽い粒状物
Claims (6)
- 比重の異なる複数種の粒状物を含む被選別物をその比重差に応じて選別する比重選別機であって、
外部から空気を供給することにより加圧可能な加圧空気室と、
その加圧空気室の上部に傾斜させて、更にその傾斜方向に振動可能な状態で載置され、その加圧空気室からの加圧空気を下方から上方に通気させることができる複数の通風孔と、複数の網目を有し、その複数の通風孔から加圧空気が排出されていると共に、前記振動されている状態で、前記被選別物が供給されると、比較的軽い粒状物は浮遊して前記傾斜方向の下方に移動し、比較的重い粒状物は、前記網目で掛止しつつ、前記振動に伴って前記傾斜方向の上方に移動するような振動板と、
前記加圧空気室内の圧力を計測する圧力計測手段と、
前記圧力計測手段が計測した圧力値に基づいて、前記振動板の振動数を制御可能な制御手段と、
を備えたことを特徴とする比重選別機。 - 前記圧力計測手段は、計測した圧力値の、所定の圧力閾値に対する大小に応じてオン/オフ信号を出力する圧力センサーであり、
前記制御手段は、前記圧力値が、前記所定の圧力閾値を下回った場合に、前記振動板の振動数が、前記選別可能な適正な高い振動数に対して、所定の低い振動数となるように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の比重選別機。 - 前記圧力計測手段は、それぞれ異なる圧力閾値を有する複数の圧力センサーを含み、
前記制御手段は、前記圧力センサーの数に応じて、複数段の前記振動数制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の比重選別機。 - 前記圧力計測手段は、計測した圧力値に対応した信号を出力する圧力感知センサーであり、
前記制御手段は、前記圧力値に対応した信号の値に基づいて、前記振動板の振動数の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の比重選別機。 - 前記制御手段は、初期稼働時においては、前記圧力計測手段が計測した計測値が所定の適正な値になるまで、前記振動板の振動数を所定の低い振動数を維持するように制御することを特徴とする請求項1に記載の比重選別機。
- 比重の異なる複数種の粒状物を含む被選別物をその比重差に応じて選別する比重選別機おける選別制御方法であって、
前記比重選別機は、
外部から空気を供給することにより加圧可能な加圧空気室と、
その加圧空気室の上部に傾斜させて、更にその傾斜方向に振動可能な状態で載置され、その加圧空気室からの加圧空気を下方から上方に通気させることができる複数の通風孔と、複数の網目を有し、その複数の通風孔から加圧空気が排出されていると共に、前記振動されている状態で、前記被選別物が供給されると、比較的軽い粒状物は浮遊して前記傾斜方向の下方に移動し、比較的重い粒状物は、前記網目で掛止しつつ、前記振動に伴って前記傾斜方向の上方に移動するような振動板と、
前記加圧空気室内の圧力を計測する圧力計測手段と、
を備え、
前記圧力計測手段が計測した圧力値に基づいて、前記振動板の振動数を制御することを特徴とする選別制御方法。
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