JP2001225018A - 乾式比重形状分離方法 - Google Patents

乾式比重形状分離方法

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JP2001225018A JP2000045128A JP2000045128A JP2001225018A JP 2001225018 A JP2001225018 A JP 2001225018A JP 2000045128 A JP2000045128 A JP 2000045128A JP 2000045128 A JP2000045128 A JP 2000045128A JP 2001225018 A JP2001225018 A JP 2001225018A
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茂樹 山崎
Hiroshi Shimizu
浩 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動篩を用いた乾式比重形状分離装置により
複数種からなるプラスチック等を効率良く分離するた
め、噴射空気流を脈動させる。 【解決手段】 ブロワ5にて一定空気流を導管6に送
り、更に、空気発生機13から導かれ、電磁弁17を開
閉することにより脈動を与えられた空気流を送る。導管
6、8の接続部で合流した空気流は脈動空気流となり導
管7を介して振動篩2の下部から噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、振動篩を用いた
乾式比重形状分離装置により複数種からなる混合プラス
チックの分離、穀物または石炭の分離、あるいは、混合
金属から鉄、アルミニウムおよび真鍮類の分離等を効率
良く行うための乾式比重形状分離方法に関し、特に、噴
射空気流の脈動発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾式分離技術として、振動篩と上昇気流
とを組合わせた装置が、穀物の分離や石炭の分離に使用
されている。しかし、これらの分離装置は比重差の大き
いもの又は形状差の大きいものの分離には使用可能であ
るが、例えば、一般廃棄物中のプラスチック(以下、
「廃プラスチック」という)から塩化ビニール類(PV
C、PVDC等、以下、「塩素含有プラスチック」とい
う)を分離する場合等のように比重差の小さなものにつ
いては分離性能が良好でない。
【0003】そこで、上昇気流を脈動する技術が開発さ
れている。図14は、脈動発生器を備える従来の乾式比
重形状分離装置の一例を示す系統図である。図14に示
すように、分離対象物を予め適当な大きさに破砕あるい
は何らかの方法で構成物をバラバラにした後、振動篩と
上昇空気流を組合わせ、振動篩2上には複数の邪魔板
(図示せず)を設け、また、振動篩2を振動方向10及
び振動方向の横方向に適当に傾斜させて廃プラスチック
を重量物側11と軽量物側12に分離するようになって
いる。脈動発生器9は、ブロワ5からの上昇空気流4の
噴射を間欠的に行なわせる機能を有しており、その噴射
間隔は、脈動発生器9のモータ回転数をインバータ等で
制御することにより調整可能となっている(以下、「先
行技術1」という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1に示す脈動発生器では、脈動の発生パルスが安定し
ないという問題があった。
【0005】従って、この発明の目的は、種々のプラス
チックが混合する廃プラスチックはもとより、比重差が
少ないものや、水を使用できないものに関して良好な分
離性能を得られ、上昇空気流の安定的な脈動を発生する
ことができる乾式比重形状分離方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の振動方向に振動自在の振動篩と、前記振動篩の下
面から脈動する上昇空気流を噴射する噴射手段とを有す
る乾式比重形状分離装置を用い、前記脈動する上昇空気
流の噴射手段は、空気発生機構と、前記空気発生機構か
らの空気を送る導管の途中に配された開閉弁と、前記開
閉弁の開閉を制御する制御機構とを備え、前記開閉弁の
開閉によって前記導管を通過する空気流の通過及び遮断
を所定の間隔で制御して前記空気流を脈動せしめ、この
ように脈動させた空気流を上昇空気流として噴射するこ
とに特徴を有するものである。
【0007】請求項2記載の発明は、所定の振動方向に
振動自在の振動篩と、前記振動篩の下面から脈動する上
昇空気流を噴射する噴射手段とを有する乾式比重形状分
離装置を用い、前記脈動する上昇空気流の噴射手段は、
空気発生機構と、前記空気発生機構からの空気を送る導
管の途中に設けられた脈動発生機構とを備え、前記脈動
発生機構は、前記導管の途中に配された、所定の開口を
有する回転自在の回転板を備え、前記回転板を回転させ
て前記開口及び非開口部によって前記導管を通過する空
気流の通過及び遮断を所定の間隔で制御して前記空気流
を脈動せしめ、このように脈動させた空気流を上昇空気
流として噴射することに特徴を有するものである。
【0008】請求項3記載の発明は、所定の振動方向に
振動自在の振動篩と、前記振動篩の下面から脈動する上
昇空気流を噴射する噴射手段とを有する乾式比重形状分
離装置を用い、前記脈動する上昇空気流の噴射手段は、
空気流供給手段と、脈動空気流を供給する脈動空気流供
給手段とを備え、前記脈動空気流供給手段は、空気発生
機構と、前記空気発生機構からの空気を送る導管の途中
に配された開閉弁と、前記開閉弁の開閉を制御する制御
機構とを備え、前記開閉弁の開閉によって前記導管を通
過する空気流の通過及び遮断を所定の間隔で制御して前
記空気流を脈動せしめ、このように脈動させた空気流
と、前記空気流供給手段から供給される空気流とを合流
して脈動する上昇空気流として噴射することに特徴を有
するものである。
【0009】請求項4記載の発明は、所定の振動方向に
振動自在の振動篩と、前記振動篩の下面から脈動する上
昇空気流を噴射する噴射手段とを有する乾式比重形状分
離装置を用い、前記脈動する上昇空気流の噴射手段は、
空気流供給手段と、脈動空気流を供給する脈動空気流供
給手段とを備え、前記脈動空気流供給手段は、空気発生
機構と、前記空気発生機構からの空気を送る導管の途中
に設けられた脈動発生機構とを備え、前記脈動発生機構
は、前記導管の途中に配された、所定の開口を有する回
転自在の回転板を備え、前記回転板を回転させて前記開
口及び非開口部によって前記導管を通過する空気流の通
過及び遮断を所定の間隔で制御して前記空気流を脈動せ
しめ、このように脈動させた空気流と、前記空気流供給
手段から供給される空気流とを合流して脈動する上昇空
気流として噴射することに特徴を有するものである。
【0010】請求項5記載の発明は、前記脈動発生機構
は、前記回転板と面同士を近接対面させて前記導管の途
中に配された、所定の開口を有する固定板を備え、前記
回転板を回転することによって前記回転板と前記固定板
の開口同士が合致し又は前記固定板の開口が閉塞するこ
とによって空気流の通過及び遮断を制御することに特徴
を有するものである。
【0011】請求項6記載の発明は、前記空気発生機構
は、空気発生機からなることに特徴を有するものであ
る。
【0012】請求項7記載の発明は、前記空気発生機構
は、前記空気流供給手段を構成する空気導管の途中に分
岐して設けられた空気流入用導管を備え、前記空気流入
用導管を介して前記空気導管を通過する空気を導入する
ことに特徴を有するものである。
【0013】上記問題点は、振動篩と、振動篩下面から
の空気流の強さに脈動を有する上昇空気流とから構成さ
れている乾式比重形状分離において、上昇空気流の途中
に配した弁の開閉により所定間隔で空気流を通過又は遮
断させ、もしくは、開口を有する回転板を回転し開口と
非開口部による空気流の通過又は遮断によって脈動を発
生させて噴射することにより、特に脈流のパルスと振動
篩の振動周期を同期させることにより解決される。
【0014】乾式比重形状分離方法には、例えば、下記
、があるが、本願発明はいずれにも適用可能であ
る。
【0015】 所定の振動方向にほぼ水平に振動自在
の振動篩と、前記振動篩の下面から上昇空気流を噴射す
る噴射手段とを有する乾式比重形状分離装置を用い、前
記振動篩を前記所定の振動方向に向けて傾斜させて配置
し、前記振動篩を前記所定の振動方向に振動させるとと
もに、前記噴射手段によって上昇空気流を噴射させるこ
とによって、前記振動篩上の分離対象物を比重差および
形状差によって分離する乾式比重形状分離方法。
【0016】 所定の振動方向にほぼ水平に振動自在
の振動篩と、前記振動篩の下面から上昇空気流を噴射す
る噴射手段と、前記振動篩上に前記振動方向と同方向に
互いに平行に配設された複数の邪魔板とを有する乾式比
重形状分離装置を用い、前記振動篩を前記所定の振動方
向に向けて傾斜させるとともに前記振動方向と直交する
水平方向に向けても傾斜させて配置し、前記振動篩を前
記所定の振動方向に振動させるとともに、前記噴射手段
によって上昇空気流を噴射させることによって、前記振
動篩上の分離対象物を比重差および形状差によって分離
する乾式比重形状分離方法。
【0017】脈動の周期は300〜30000回/分、
特に500〜3000回/分が望ましい。当然ながら周
期の整数倍、又は、整数分の1の固有振動が上記範囲に
含まれると同様の効果が期待できる。本発明により上昇
空気流の安定的な脈動を発生することができ、比重差が
少ないものや、水を使用できないもの、例えば、混合プ
ラスチックからPVC、PVDC、PE、PS等の材質
毎のプラスチックの分離、混合金属からの鉄、アルミニ
ウム、真鍮類の比重差による分離、穀物または石炭等の
分離に乾式比重形状分離装置を適用可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 [実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態に係る
系統図である。乾式比重形状分離装置1は、振動篩(底
板)2と、振動篩2の両脇に設けられた2枚の側面板3
と、振動篩2上に、側面板3、3間にわたり互いに平行
に設けられた複数の邪魔板(図示せず)とを備えてい
る。邪魔板は、分離対象物の大きさに応じた(分離対象
物の大きさの1〜10倍程度)高さを有している。ただ
し、本実施の形態においては邪魔板はなくてもよい。側
面板3には、下部から適量の空気流を流すためのメッシ
ュ状または適当な大きさの多数の均等な孔(図示せず)
が設けられている。
【0019】振動篩2は、側面板3と同方向に振動篩2
の一辺2a側に向けて下がるように傾斜している。そし
て、振動篩2は、傾斜の方向と同方向10に振動するよ
うになっている。振動篩2の振動は、揺動運動による動
作(振動コンベアの運動)によって行なわれる。また、
振動の振幅および振動数はそれぞれ調整可能である。
【0020】振動篩2には、メッシュ状または適当な大
きさの多数の均等な噴射孔(図示せず)が全面に設けら
れている。振動篩2の下部には、前記噴射孔のそれぞれ
に空気流が供給されるように分岐されて配管された導管
7が、前記噴射孔と接続して設けられている。振動篩2
の下方にはブロワ5が設けられており、ブロワ5からの
空気流導入用導管6によって導管7に接続されている。
ブロワ5の動作により導管6、7を通って前記噴射孔の
それぞれにほぼ均一の空気流が供給され、振動篩2の下
面から上方に向けて上昇空気流4が噴射されるようにな
っている。
【0021】乾式比重形状分離装置1には、ブロワ5と
は別の空気発生機13が設けられており、空気発生機1
3からの導管8が、導管6と7の接続部に接続されてい
る。そして、導管8の途中には空気発生機13側から順
に弁B(符号16b)及び電磁弁17が設けられてい
る。
【0022】更に、導管6の途中から分岐した空気流入
用導管18が、弁B(符号16b)と電磁弁17との間
の導管8に接続されており、導管18の途中には弁A
(符号16a)が設けられている。弁A(符号16
a)、弁B(符号16b)は、流量調整弁である。
【0023】ブロワ5から発生したほぼ均一の空気流
に、導管8からの空気流を合流することにより、振動篩
2の下部から脈動空気流を噴射することができる。即
ち、ブロワ5にて一定空気流を導管6に送り、更に、空
気発生機13から導かれ、電磁弁17を開閉することに
より脈動を与えられた空気流を送ることにより、導管
6、8の接続部で合流した空気流は脈動空気流となり導
管7を介して振動篩2の下部から噴射する。電磁弁17
の開閉はパルス発信器14により行う。なお、空気発生
機13を駆動するときは弁A(符号16a)は閉じてお
く。
【0024】一方、空気発生機13を稼動せず(弁B
(符号16b)は閉じる)、一定空気流のブロワ5から
分岐した空気流入用導管18及び弁A(符号16a)を
経由したルートを使用し電磁弁17の開閉を行うことに
より空気発生機13の使用を省くことも可能である。こ
のように、弁A又は弁Bのルートを適宜使用する。
【0025】更に、ブロワ5からの空気流の供給を停止
し、導管8を経由する脈動空気流のみを振動篩2の下部
から噴射することもできる。 [実施の形態2]実施の形態2は、脈動発生手段が実施
の形態1と異なる構成となっている。図1は、この発明
の実施の形態に係る系統図、図3は、脈動発生機構の原
理を説明する分解斜視図、図4は、側面図、図5は、正
面図、図6は平面図、図7は、固定板を示す正面図、図
8は、側面図、図9は、回転板用振動発生板を示す正面
図、図10は側面図、図11は、回転板を示す正面図で
ある。
【0026】図2に示すように、ブロワ5とは別の空気
発生機13が設けられており、空気発生機13からの導
管8は、導管6と7の接続部に接続されている。そし
て、導管8の途中には空気発生機13側から順に弁B
(符号16b)及び脈動発生機構19が設けられてい
る。
【0027】更に、導管6の途中から分岐した空気流入
用導管18が、弁B(符号16b)と脈動発生機構19
との間の導管8に接続されており、導管18の途中には
弁A(符号16a)が設けられている。弁A(符号16
a)、弁B(符号16b)は、流量調整弁である。
【0028】図3、4に示すように、導管8、8の間に
は、一方の導管8の端面に、円形の開口21を有する固
定板20が固定されて配されている。他方の導管8の端
面と固定板20との間には、円形の開口23を有する円
板状の回転板22が、モータ24により回転自在に軸着
されている。固定板20と回転板22とは面同士を近接
対面させて配されている。なお、開口23は、図11に
示すように嵌合部22aを有する回転板22に、図9
(1)〜(3)に示すような開口を有する複数の回転板
用振動発生板15の中から形状を適宜選択して嵌め込む
ことによって形成するようになっている。回転板22の
回転によって固定板と回転板の開口21と23とが全部
又は一部合致することによって空気流が通過し、又は、
回転板22の非開口部によって固定板の開口21が閉塞
することによって空気流が停止するようになっている。
【0029】脈動発生機構19を空気発生機13からの
空気流4aのルート(導管8)に設置し、回転板22を
回転させ回転板22の開口23と固定板20の開口21
とが合致したときに脈動を発生させ脈動空気流4bを発
生するようになっている。回転板22の回転数をインバ
ータ等で制御することによって脈動発生の周期を調整可
能である。
【0030】本実施の形態では、固定板の開口21と回
転板の開口23との形状を以下のように組合わせること
で脈動パルスの立ち上げと立ち下げをコントロール可能
である。即ち、上記に述べた図12(1)に示すような
円形の開口の組み合わせ、図13(1)に示す多角形の
組み合わせやその他により、図12(2)、図13
(2)に示すようにパルス波形を変化可能である。
【0031】ブロワ5から発生したほぼ均一の空気流
に、導管8からの脈動空気流を合流することにより、振
動篩2の下部から脈動空気流を噴射することができる。
即ち、ブロワ5にて一定空気流を導管6に送り、更に、
空気発生機13から導かれ、脈動発生機構19を稼動す
ることにより脈動を与えられた空気流を送ることにより
導管6、8の接続部で合流した空気流は脈動空気流とな
り導管7を介して振動篩2の下部から噴射する。なお、
空気発生機13を駆動するときは弁A(符号16a)は
閉じておく。
【0032】一方、空気発生機13を稼動せず(弁B
(符号16b)は閉じる)、一定空気流のブロワ5から
分岐した導管18及び弁A(符号16a)を経由したル
ートを使用し脈動発生機構19を稼動することにより空
気発生機13の使用を省くことも可能である。このよう
に、弁A又は弁Bのルートを適宜使用する。
【0033】更に、ブロワ5からの空気流の供給を停止
し、導管8を経由する脈動空気流のみを振動篩2の下部
から噴射することもできる。
【0034】上記の実施の形態1及び2に示す脈動発生
方法は、振動篩2(脈動平板)の上下から軽量物と重量
物とを分離する乾式比重形状分離装置、及び、その振動
平面に3次元的な傾きを持たせ、平面の1辺から広がり
を持たせて軽量物と重量物とを分離する分離装置に適用
することができる。
【0035】従って、比較的比重の近い、例えば、混合
プラスチックのPEフィルムとPVCやPVDCフィル
ム、混合金属の銅線と鉄とアルミニウム、あるいは、建
築廃材の土砂とセメント類などであっても、精度良く分
離することができる。
【0036】例えば、混合プラスチックから塩素含有プ
ラスチックを高効率で分離することができる。約8%P
VCが混入している一般廃棄物プラスチックからPV
C、PVDCを取り除き、PVC、PVDC含有率1%
以下の混合プラスチックを得ることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、下記に示す有用な効果がもたらされる。 振動篩の振動と上昇空気流による乾式比重形状分離
において、脈動する上昇空気流を振動篩の下面から安定
して噴射することができ、分離効率の高い乾式分離が可
能となる。 混合廃プラスチックから塩素含有プラスチックを高
効率で分離することができ、高炉吹込み等の用途への再
利用(リサイクル)の効率が向上する。 穀物または石炭の分離、あるいは、混合金属から
鉄、アルミニウムおよび真鍮類の分離等多くの用途に利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る系統図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る系統図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る脈動発生機構の原
理を説明する分解斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る脈動発生機構を示
す側面図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る脈動発生機構を示
す正面図である。
【図6】この発明の実施の形態に係る脈動発生機構を示
す平面図である。
【図7】この発明の実施の形態に係る固定板を示す正面
図である。
【図8】この発明の実施の形態に係る固定板を示す図7
(1)の側面図である。
【図9】この発明の実施の形態に係る回転板用振動発生
板を示す正面図である。
【図10】この発明の実施の形態に係る回転板用振動発
生板を示す図9(1)の側面図である。
【図11】この発明の実施の形態に係る回転板を示す部
分正面図である。
【図12】この発明の実施の形態に係る円形開口及びそ
のパルス波形を示す説明図である。
【図13】この発明の実施の形態に係る三角形開口及び
そのパルス波形を示す説明図である
【図14】従来の乾式比重形状分離装置の一例を示す系
統図である。
【符号の説明】
1 乾式比重形状分離装置 2 振動篩(底板) 3 側面板 4 上昇空気流 5 ブロワ 6 導管 7 導管 8 導管 9 脈動発生器 10 振動方向 11 重量物側 12 軽量物側 13 空気発生機 14 パルス発信器 15 回転板用振動発生板 16a、16b 流量調整弁 17 電磁弁 18 空気流入用導管 19 脈動発生機構 20 固定板 21 開口 22 回転板 23 開口 24 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 浩 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4D021 FA09 FA28 GA23 GA27 GA29 GB01 GB02 HA01 HA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の振動方向に振動自在の振動篩と、
    前記振動篩の下面から脈動する上昇空気流を噴射する噴
    射手段とを有する乾式比重形状分離装置を用い、前記脈
    動する上昇空気流の噴射手段は、空気発生機構と、前記
    空気発生機構からの空気を送る導管の途中に配された開
    閉弁と、前記開閉弁の開閉を制御する制御機構とを備
    え、前記開閉弁の開閉によって前記導管を通過する空気
    流の通過及び遮断を所定の間隔で制御して前記空気流を
    脈動せしめ、このように脈動させた空気流を上昇空気流
    として噴射することを特徴とする乾式比重形状分離方
    法。
  2. 【請求項2】 所定の振動方向に振動自在の振動篩と、
    前記振動篩の下面から脈動する上昇空気流を噴射する噴
    射手段とを有する乾式比重形状分離装置を用い、前記脈
    動する上昇空気流の噴射手段は、空気発生機構と、前記
    空気発生機構からの空気を送る導管の途中に設けられた
    脈動発生機構とを備え、前記脈動発生機構は、前記導管
    の途中に配された、所定の開口を有する回転自在の回転
    板を備え、前記回転板を回転させて前記開口及び非開口
    部によって前記導管を通過する空気流の通過及び遮断を
    所定の間隔で制御して前記空気流を脈動せしめ、このよ
    うに脈動させた空気流を上昇空気流として噴射すること
    を特徴とする乾式比重形状分離方法。
  3. 【請求項3】 所定の振動方向に振動自在の振動篩と、
    前記振動篩の下面から脈動する上昇空気流を噴射する噴
    射手段とを有する乾式比重形状分離装置を用い、前記脈
    動する上昇空気流の噴射手段は、空気流供給手段と、脈
    動空気流を供給する脈動空気流供給手段とを備え、前記
    脈動空気流供給手段は、空気発生機構と、前記空気発生
    機構からの空気を送る導管の途中に配された開閉弁と、
    前記開閉弁の開閉を制御する制御機構とを備え、前記開
    閉弁の開閉によって前記導管を通過する空気流の通過及
    び遮断を所定の間隔で制御して前記空気流を脈動せし
    め、このように脈動させた空気流と、前記空気流供給手
    段から供給される空気流とを合流して脈動する上昇空気
    流として噴射することを特徴とする乾式比重形状分離方
    法。
  4. 【請求項4】 所定の振動方向に振動自在の振動篩と、
    前記振動篩の下面から脈動する上昇空気流を噴射する噴
    射手段とを有する乾式比重形状分離装置を用い、前記脈
    動する上昇空気流の噴射手段は、空気流供給手段と、脈
    動空気流を供給する脈動空気流供給手段とを備え、前記
    脈動空気流供給手段は、空気発生機構と、前記空気発生
    機構からの空気を送る導管の途中に設けられた脈動発生
    機構とを備え、前記脈動発生機構は、前記導管の途中に
    配された、所定の開口を有する回転自在の回転板を備
    え、前記回転板を回転させて前記開口及び非開口部によ
    って前記導管を通過する空気流の通過及び遮断を所定の
    間隔で制御して前記空気流を脈動せしめ、このように脈
    動させた空気流と、前記空気流供給手段から供給される
    空気流とを合流して脈動する上昇空気流として噴射する
    ことを特徴とする乾式比重形状分離方法。
  5. 【請求項5】 前記脈動発生機構は、前記回転板と面同
    士を近接対面させて前記導管の途中に配された、所定の
    開口を有する固定板を備え、前記回転板を回転すること
    によって前記回転板と前記固定板の開口同士が合致し又
    は前記固定板の開口が閉塞することによって空気流の通
    過及び遮断を制御する請求項2又は4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記空気発生機構は、空気発生機からな
    る請求項1、2、3、4又は5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記空気発生機構は、前記空気流供給手
    段を構成する空気導管の途中に分岐して設けられた空気
    流入用導管を備え、前記空気流入用導管を介して前記空
    気導管を通過する空気を導入する請求項3、4又は5記
    載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100808943B1 (ko) 2007-12-03 2008-03-04 대길산업주식회사 키질을 통한 순환 골재 분리 장치
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