JP2004181442A - 粉粒体の振動気流分級純化装置 - Google Patents

粉粒体の振動気流分級純化装置 Download PDF

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公一 岡田
Keisuke Miyazaki
景祐 宮崎
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Abstract

【課題】従来、前工程から送られる分級純化前の粉粒体は供給量を調節することなく、シーブ層の上に供給されるので分級純化の品質が乱れ易かった。
【解決手段】本発明は、フレーム1と、振動発生装置2が付設される框34と、シープ層と、落下切替トラフ5aと搬送トラフ5bとを一体化し、粉粒体供給口6と、分離物排出口7と、上部空気分配室8と、上部空気分配室の上部に設けた風量調節器9と、ストックホッパー11とを備え、ストックホッパーとフレームとの間には粉粒体のストック量を計量するロードセル12を介装させ、ロードセルと供給量制御装置13とを電気的に接続させ、供給量制御装置により回転数制御されて回転するフィーダーロール11aをストックホッパーの排出口に設け、フィーダーロールの回転方向に空隙調整可能な排出空隙部を配設したものである。
【選択図】
図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は製粉工程において、供給される粉粒体を框に振動を付与することにより、該框に内装された複数組のジーブ層の振動運動と、該ジーブ層を下方より上方に穏やかに貫通する気流を併用して粒径分別純化する装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、この種の粉粒体の振動気流分級純化装置は、複数枚のジーブが併設された複数組のシーブ層を内装した框と落口切替トラフを一体化し、框をフレームの基部台から複数のスプリング等で支架し、一方、搬送トラフは框とは独立してスプリング等で基礎台等より支架し、框を加振するアンバランス振動発生装置より、レバー機構を介して框と異なった振動が与えられる構造のものがある(特許文献1参照)。
【0003】
又、別の例では、複数のシーブ層を内装した框のみフレームより揺動可能な吊ロッドで懸吊し、一方、落口切替トラフと搬送トラフとを一体化してフレームより板スプリング等で支架し、框を加振するクランク軸回転による振動発生装置によりレバー機構により框と異なった振動を与えられる構造のものもあり、何れの場合も、シーブ層の上方は多数の上部空気分配室で仕切られ、その上部にはシーブ層を通過して吸い込まれる空気の流れを制御する風量調節器が取付けられているが、その風量調節器はフラップ開閉式(特許文献2参照)(特許文献3参照)は、断面扇形の柱状の回転バルブ式の調整手段を横設したものであり、更に、ストック供給ホッパーと框とは一緒に振動運動をしており、ストック供給ホッパーに流入される分級純化前の粉粒体を即シーブ層の上に供給する方式のものが知られている。
【0004】
更には、ストック供給ホッパーと框と一緒に振動する前述の従来技術の装置では、シーブ層への分級純化前の粉粒体の供給がストック供給ホッパー内の粉粒体のレベルにより変動し、シーブ層の篩別負荷と、シーブ層を通過する空気量に影響し、純化品の品質及び歩留まりに大きく影響するものであった。
【0005】
また、空気を吸い出す装置に吸引ダクト内に粉を付着沈着させない目的の横置きサイクロンを用いた装置(特許文献4参照)では、吸い出し空気量が多い場合は目的を達するが粉の吸い出しが多く歩留まりを下げ、風量を下げる定常運転ではサイクロン効果が失われ粉が沈着するものであった。
【0006】
【特許文献1】
特公平1−13916号公報
【特許文献2】
特公平1−13917号公報
【特許文献3】
特公平1−22827号公報
【特許文献4】
特公平1−22826号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、従来の装置では、前工程から送られる分級純化前の粉粒体は供給量を調節することなく、シーブ層の上に供給されるので分級純化の品質が乱れ易く、又、吊ロットで吊るされるものは、吊ロッドの破損や劣化が起きており、更に、框と搬送トラフを分離して夫々振動させるための複雑な構造と成り、更に、風量調節器の上側に浮遊粉が堆積して適正な風量調節を妨げると共に、風量を一定に調節することが困難と成り、更には、堆積粉の変質や虫の発生など衛生上の問題も屡々発生していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題に鑑み、鋭意研鑽の結果、請求項1に記載の粉粒体の振動気流分級純化装置においては、フレームと、振動発生装置が付設される框と、框の内部に框の振動運動の方向に併設内装された複数枚のシーブが積設された複数組のシープ層と、複数組のシープ層に設けた分級純化後の粉粒体を分級純化の度合いに応じて分画する落下切替トラフと、落下粉粒体を受けるための複数の搬送トラフとを一体化し、複数組のシープ層の上面に分級純化前の粉粒体を供給するためにフレームに設けた粉粒体供給口と、シープ層の先端に設けた粒径の大きい分離物排出口と、複数組のシープ層を貫通した空気を吸い込むために框の上方を覆うようにフレームに設けた多数の上部空気分配室と、多数の上部空気分配室の夫々の上部に設けた夫々の風量調節器と、夫々の風量調節器に接続させた吸引空気集合管と、分級純化前の粉粒体を前記粉粒体供給口に供給させるストックホッパーとを備え、ストックホッパーとフレームとの間には粉粒体のストック量を計量するロードセルを介装させ、ロードセルと供給量制御装置とを電気的に接続させ、供給量制御装置により回転数制御されて回転するフィーダーロールをストックホッパーの排出口に設け、フィーダーロールの回転方向に空隙調整可能な排出空隙部を設けて配設し、排出空隙部から粉粒体を連続定量供給するものである。
【0009】
更に、本発明の請求項2に記載の粉粒体の振動気流分級純化装置は、振動運動が付与される框の側面に複数のブラケットを突設させ、複数の該ブラケットの下面に夫々框側防振ゴムを固定すると共に、フレームの側面に複数のフレーム側ブラケットを突設させ、複数のフレーム側ブラケットの下面に夫々フレーム側防振ゴムを固定し、框側防振ゴムの下面とフレーム側防振ゴムの上面とを当接させてフレームに框を架設させると共に、框側防振ゴムとフレーム側防振ゴムとの側面の近傍にずれ防止手段を設けているものである。
【0010】
更には、本発明の請求項3に記載の粉粒体の振動気流分級純化装置は、多数の上部空気分配室の上部に設けた風量調節器に水平方向にネジ棒を回動可能に貫設させ、ネジ棒の基端に開度表示付操作部を設け、ネジ棒のネジ部にはネジ棒の回動によってネジ棒上を前後に移動するナットを螺合させ、ナットと枢動可能に枢着軸に枢着された風量調整用フラップとを結合させると共に、風量調整用フラップはシープ層に対して少なくとも45度以上の傾斜角度を有して閉止可能とするものである。
【0011】
【発明の作用】
本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置は、框と分離したストックホッパーを備え、ストックホッパーにはストック量を検出するロードセルと、該ロードセルで検出したストック量に応じてフィーダーロールの回転を制御する供給制御装置が取り付けられており、適量の分級純化前の粉粒体を提供することを可能とし、更に、シーブ層と落口切替トラフと搬送トラフとを一体的に框に備え、振動発生装置よって振動運動を付与されている框の側部とフレームとの側部で框側防振ゴムとフレーム側防振ゴムとを背中合わせに当接させて、フレームに框を架設させるものであり、更には、吸引風量の調節はシーブ層に対して少なくとも45度以上の角度を有して取付けた風量調節用フラップによって行い、空気と共に吸引される粉粒体の堆積を皆無としたものである。
【0012】
従って、本発明の目的は、シーブ層に安定して分級純化前の粉粒体を供給すると共に、振動運動の付与による振動を効率よくシーブ層に付与し、更には、風量調節器に粉粒体の堆積を皆無とした粉粒体の分級生成装置を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の図面によって具体的に説明する。
【0014】
図1は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の概要を説明するための正面概要図であり、図2は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の側面概要図であり、図3は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態のストックホッパーの要部説明図あり、図4は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の防振ゴム部位の要部説明図であり、図5は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の風量調整器の要部説明図である。
【0015】
本発明は製粉工程において、框に内装された粉粒体を複数のシーブが積設された複数組のジーブ層の振動運動とシーブ層を上方に穏やかに貫通する気流を併用して粒径分級純化する装置に関するものであり、請求項1に記載の粉粒体の振動分級純化装置は、粉粒体を粒径と比重差で粒径分級純化する装置であって、フレーム1と、振動発生装置2と、該振動発生装置2により振動運動が付与される框3と、該框3の振動運動の方向に併せ内装された複数枚のシーブ4aが積設された複数組のシーブ層4と、該複数組のシーブ層4の下方の框3に設けた分級純化後の粉粒体を粒径及び純化の程度に応じ、複数の分画された搬送トラフ5bに適宜切換えて落下供給する切替トラフ5aと、複数の搬送トラフ5bと、前記複数組のシーブ層4の上面に分級純化前の粉粒体を供給するために框3に若干巾隔ててフレーム1に設けた粉粒体供給口6と、前記シーブ層4の先端側方フレーム1に設けた分離物排出口7と、前記複数組のシーブ層4を貫通させた空気を吸い込むために框3の上方を覆うようにフレーム1に設けた多数の上部空気分配室8と、該多数の上部空気分配室8の夫々の上方に設けた夫々の風量調節器9と、該夫々の風量調節器9に接続させた吸引空気集合管10と、分級純化前の粉粒体を前記粉粒体供給口6に流入供給させるストックホッパー11とを備え、前記ストックホッパー11とフレーム1との間には粉粒体のストック量を計量するロードセル12を介装させ、該ロードセル12と供給量制御装置13とを電気的に接続させ、該供給量制御装置13により回転数制御されて回転するフィーダーロール11aを前記ストックホッパー11の排出口にフィーダーロール11aの回転方向に排出隙間調整可能な排出空隙部11bを設けて配設し、該排出空隙部11bから粉粒体供給口6に連続定量供給するものである。
【0016】
更に、請求項2に記載の粉粒体の振動気流分級純化装置は、請求項1記載の粉粒体の振動気流分級純化装置において、前記振動運動が付与される框3の側面に複数のブラケット3aを突設させ、該複数のブラケット3aの下面に夫々框側防振ゴム3bを固定すると共に、フレーム1の側面に複数のフレーム側ブラケット1aを突設させ、該複数のフレーム側ブラケット1aの上面に夫々フレーム側防振ゴム1bを固定し、前記夫々の框側防振ゴム3bの下面と前記夫々のフレーム側防振ゴム1bの上面とを当接させてフレーム1に框3を架設させると共に、前記夫々の框側防振ゴム3bと前記夫々のフレーム側防振ゴム1bとの側面の近傍に夫々ずれ防止手段1cを設けているものである。
【0017】
更には、請求項3に記載の粉粒体の振動気流分級純化装置は、請求項1乃至請求項2に記載の粉粒体の振動気流分級純化装置において、前記多数の上部空気分配室8の上部に設けた夫々の風量調節器9に水平方向にネジ棒9aを回動可能に貫設させ、該ネジ棒9aの基端に風量調整用フラップの開度表示付きの操作部9bを設け、ネジ棒9aのネジ部9cにはネジ棒9aの回動によって移動するナット9dを螺合させ、該ナット9dと枢動可能に枢着軸9eに枢着された風量調整用フラップ9fとを結合させると共に、前記風量調整用フラップ9fはシーブ層4に対して少なくとも45度以上の傾斜角度を有して閉止可能とするものである。
【0018】
即ち、図1乃至図2に図示する如く、フレーム1は本装置を支えている架台であり、少なくとも4本の脚部と、夫々の脚部を矩形状に接続する横桁部材等を組設させているものであり、実施の形態では完全に独立して夫々粉粒体の分級純化を行う2組の框3等の振動気流分級純化手段がフレーム1に架設されているものである。
【0019】
そして、振動発生装置2は框3に振動運動を付与するものである。
【0020】
次に、框3は本発明の分級純化を行うためのケーシングであり、前記振動発生装置2により一定方向に振動運動が付与されると共に、後述する複数組のシーブ層4を振動方向に併せ内装し、下方には後述する複数の落口切替トラフ5a及び搬送トラフ5bを備えており、一方の後端より分級純化前の粉粒体を粉粒体供給口6より受け入れて、振動篩効果とシーブ層4を穏やかに貫通する上昇気流による純化を行い、篩過不能の粗粒等は先端より分離物排出口7に落下させ排出するものである。
【0021】
次いで、シーブ層4は複数組を前記框3の振動運動の方向に併せ内装されているもので、夫々のシーブ層4は設定された特定メッシュの篩網状のシーブ4aが複数枚積設されているもので、つまり、複数枚のシーブ4aが積設されたシーブ層4が、更に、複数組並設されているもので、一方の後端に備えた後述する粉粒体供給口6側の網目を細目として順次粗目としているもので、粉粒体を篩いながら且つ空気を上方に穏やかに貫通させながら通過させて分級純化を行うものである。
【0022】
更に、落口切替トラフ5aは、前述の分級純化された粉粒体が、シーブ層4を構成するシーブ4aの網目の構成からシーブ層4の全長に亘り粉粒体の粒径.純化程度等の品質面で分画を要するので、その品質の程度により、複数の落口のシャッターを操作し、目的とする品質の粉粒体を選り分け、直下に取付けた複数箇所の落口を有する搬送トラフ5bに落下供給するもので、搬送トラフ5bは框3と一体で振動しており底板の傾斜も作用して分級純化された粉粒体を品質により目的とする次工程に供給するため夫々の排出口を経て排出するものである。
【0023】
更には、粉粒体供給口6は框3の複数組のシーブ層4の後端の上方に開口させているものであり、後述するストックホッパー11の出口から供給される分級純化前の粉粒体を框3に内設されたシーブ層4の上に供給するためのものである。
【0024】
そして、分離物排出口7はシーブ4aで篩下されなかった粗粒等をシーブ層4の先端より落下排出するためのものでフレーム1に設けられているものである。
【0025】
更に、多数の上部空気分配室8は複数組のシーブ層4の下方から空気をシーブ層4を貫通上昇させながら比重差等により粉粒体を純化する空気を吸い込むためのものであり、実施の形態では2組のシーブ層4の上方に夫々1つづつ架設し、その内部にシーブ層4の長手方向に直角に複数の仕切板を設け上部空気分配室8を形成しており、仕切板は最上部のシーブ4aの上を流れる粉粒体に接触しない程度の僅かな隙間が設けられており、仕切板の内方は傘状の傾斜面を有した多数の上部空気分配室8を備えているもので、框3の上方を覆うようにフレーム1に配設されているものであり、傾斜面には全長にわたって取外し可能なガラス窓が取り付けられ、中央部にある蛍光灯により、外からシーブ層4の上を流れる粉粒体の流動状態を観察することが可能なものである。
【0026】
次いで、風量調節器9は夫々の上部空気分配室8の上部に設けているもので、シーブ層4を下方から上方に通過させる空気の量を調整しているものであり、風量を調整するために後述する風量調整用フラップ9fを備えているものである。
【0027】
次に、吸引空気集合管10は上部空気分配室8との間に風量調節器9を介装して排出する空気を集めて吸引ファン14で吸引すると共に、バブフィルター15で処理して雰囲気中に放出するものである。
【0028】
前述のように構成された粉粒体の振動気流分級純化装置において、ストックホッパー11は、図3に図示する如く、上方を角筒状にして前工程より送り込まれる分級純化前の粉粒体を受け入れるものであり、下方はフィーダーロール11aの直近まで絞った形に形成され、下端には排出口を備え、その下に位置するフィーダーロール11aを備えるものである。
【0029】
そして、ストックホッパー11には支持部を設けてフレーム1に架設させているものであるが、支持部とフレーム1との間にはロードセル12を介装させているものであり、ロードセル12はストックホッパー11の粉粒体のストック量を絶えず計量するものである。
【0030】
次に、供給量制御装置13はロードセル12と電気的に接続させているもので、ストックホッパー11にストックされている粉粒体のストック量をロードセル12から入力され後述するフィーダーロール11aの駆動モーター(図示しない)の回転数を制御するものである。
【0031】
次には、フィーダーロール11aはストックホッパー11の排出口の下に横設しているもので、フィーダーロール11aと流出口とはフィーダーロール11aの回転方向に開度を調設できる排出空隙部11bを備えているものであり、供給量制御装置13により回転数が制御され設定された有効な量の分級純化前の粉粒体を流出空隙部11bからシーブ層4の上に連続定量供給するものである。
【0032】
即ち、前工程から送られて来る分級純化前の粉粒体は原料の性状(水分など僅かな変化)や粉砕、輸送、篩い分け等、前工程により周期的な流動変動が起こるもので、これらの変動をストックホッパー11で吸収させ、フィーダーロール11aの制御はストックホッパー11内のある範囲以下ではストック量に応じて僅かに回転数が変化するように設定し、設定範囲を超えた場合はストック量に比例させてフィィーダーロール11aの回転を増すように設定されており、このことにより従来技術では不可能であった粉粒体の流量の周期的変動は、分級純化性能に影響されない程度の僅かな変動に押さえられ常に良好な品質を確保し得るものであり、万一前工程のトラブルなどにより異常に多量のストックが供給された時は、ホッパー内の粉粒体のストック量が設定範囲を超え、フィーダーロール11aがストック量に応じて回転を上げ供給し、また前工程へのフィードバック或いは運転管理へのアラームの送信も可能となるものである。
【0033】
更に、本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の框3の側壁の外側に少なくとも四方に突設したブラケット3aの平坦状の下面に框側防振ゴム3bを固定すると共に、合致する位置のフレーム1にもフレーム側ブラケット1aを突設した平坦状の上面にフレーム側防振ゴム1bを固定したものである。
【0034】
そして、図4に図示する如く、框側防振ゴム3bの下面とフレーム側防振ゴム1bの上面とを当接させているものであり、つまり、フレーム1の上に振動運動が付与される框3を架設させているものであり、万一の前後方向へのずれが生じようとする時には框側防振ゴム3bとフレーム側防振ゴム1bとの側面の近傍に設けたずれ防止手段1cで支持してずれを防止するものである。
【0035】
更には、本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の風量調節器9は、図5に図示する如く、多数の上部空気分配室8の上部に夫々設けており、雰囲気中に空気を放出する吸引空気集合管10の下方との間に介装するもので、風量調節器9に設ける板状の風量調整用フラップ9fは枢動可能に枢着軸9eで枢着しているもので少なくとも45度以上の傾斜角度を有して閉止可能としており、粉粒体の付着、堆積を皆無とするものである。
【0036】
つまり、風量調節器9に水平方向に基端に風量調整用フラップ開度表示付のハンドル状の操作部9bを設けたネジ棒9aを回動可能に貫設させ、ネジ棒9aのネジ部9cには回動によって水平方向に移動するナット9dを螺合させ、該ナット9dには風量調整用フラップ9fとを結合させる結合用突起を突設し、該結合用突起を風量調整用フラップ9fに設けた摺動可能な結合用杆に係着させているものである。
【0037】
そして、風量の調整は操作部9bを回動させることによってネジ棒9aを回動させ、ネジ棒9aの回動によってネジ部9cに螺合させたナット9dが水平方向に移動し、ナット9dの移動に伴って係合されている風量調整用フラップ9fが枢着するものであり、全閉状態で少なくともシーブ層4に対して45度以上の角度を設けているもので、操作して全開状態では傾斜角度は最大の90度となり、粉の堆積はゼロと成るものである。
【0038】
本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置は、先ず、前工程から送られる分級純化前の粉粒体をストックホッパー11に流入させるもので、ストックホッパー11とフレーム1との間に介装されたロードセル12によりストック量を絶えず検知して供給量制御装置13に出力しているものであり、供給量制御装置13では適量の送出量に成るようにフィーダーロール11aの回転を制御し、流出間隙部から粉粒体供給口6に送出するものである。
【0039】
この時、框3はシーブ層4、落口切替トラフ5a、搬送トラフ5bと共に框3に固着した振動発生装置2により一定方向に振動が付与され振動運動をしているもので、粉粒体供給口6から送られてきた分級純化前の粉粒体を分級するものである。
【0040】
そして、振動発生装置2と一体となった框3は側壁に設けた框側防振ゴム3bと当接されたフレーム側防振ゴム1bによりフレーム1に架設されることにより自由振動体を構成し、フレーム1に与える振動は微弱で、フレーム材料を軽く単純構造にでき、また、框3、落口切替トラフ5a、搬送トラフ5bは一体に組み合わされ、同一振動を与えられる単純な構造であり、全体としては軽量且つ廉価で提供できるものである。
【0041】
【発明の効果】
本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置は、前述の構成により、框と分離させたストックホッパーを備え、ストックホッパーにはストック量を検出するロードセルと、該ロードセルで検出したストック量に応じてフィーダーロールの回転を制御する供給制御装置が取り付けられており、適量の分級純化前の粉粒体を前工程によるストック量の流入変動に対してその波を吸収し、コンスタントに略々定量供給することを可能とし品質一定の分級純化した粉粒体が得られ、更に、シーブ層と落口切替トラフと搬送トラフとを一体的に框に備え、その框に振動発生装置によって振動運動を付与し、框とフレームとの側壁に設けた框側防振ゴムとフレームの側壁に設けたフレーム側防振ゴムとを背中合わせに当接させて框を架設させるもので自由振動体を構成させ、フレームの軽量化が図れ、更には、吸引風量の調節はシーブ層と少なくとも45度以上の角度を有して取付けた風量調節用フラップによって行うため、空気と共に吸引して粉粒体の付着、堆積は皆無と成り一度調整した風量は変化することなく常に一定に保たれると共に衛生上の問題も解決されたもので、画期的で実用性の高い発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の概要を説明するための正面概要図である。
【図2】図2は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の側面概要図である。
【図3】図3は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態のストックホッパーの要部説明図ある。
【図4】図4は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の防振ゴム部位の要部説明図である。
【図5】図5は本発明の粉粒体の振動気流分級純化装置の実施の形態の風量調整器の要部説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム
1a フレーム側ブラケット
1b フレーム側防振ゴム
1c ずれ防止手段
2 振動発生装置
3 框
3a ブラケット
3b 框側防振ゴム
4 シーブ層
4a シーブ
5a 落口切替トラフ
5b 搬送トラフ
6 粉粒体供給口
7 分離物排出口
8 上部空気分配室
9 風量調節器
9a ネジ棒
9b 操作部
9c ネジ部
9d ナット
9e 枢着軸
9f 風量調整用フラップ
10 吸引空気集合管
11 ストックホッパー
11a フィーダーロール
11b 排出空隙部
12 ロードセル
13 供給量制御装置
14 吸引ファン
15 バブフィルター

Claims (3)

  1. 粉粒体を粒径、比重等で分級純化する装置であって、フレームと、振動発生装置が付設された框と、該框には該框の振動運動の方向に併せ内装された複数枚のシーブが積設された複数組のシープ層と、該複数組のシープ層の下方で框に設けた分級純化後の粉粒体の粒度、純化の品質により落口を切替え分画する落口切替トラフ、分画落下する純化された粉粒体を受けるための複数の搬送トラフが装着され、框とは別に前記複数組のシープ層に分級純化前の粉粒体を供給するためにフレームに設けた粉粒体供給口と、前記シープ層の先端に設けた粗粒物排出口と、前記複数組のシープ層を貫通した空気を吸い込むために框の上方を覆うようにフレームに設けた多数の区画を有する上部空気分配室と、該上部空気分配室の夫々の上部に設けた夫々の風量調節器と、該夫々の風量調節器に接続させた吸引空気集合管と、分級純化前の粉粒体を前記粉粒体供給口に流入供給するストックホッパーとを備え、前記ストックホッパーとフレームとの間には粉粒体のストック量を計量するロードセルを介装させ、該ロードセルと供給量制御装置とを電気的に接続させ、該供給量制御装置により回転数制御されて回転するフィーダーロールを前記ストックホッパーの流出口にフィーダーロールの回転方向に排出空隙部を設けて配設し、該排出空隙部から粉粒体供給口に連続定量供給することを特徴とする粉粒体の振動気流分級純化装置。
  2. 前記振動運動が付与される框の側面に複数のブラケットを突設させ、該複数のブラケットの下面に夫々框側防振ゴムを固定すると共に、フレームの側面の前記ブラケットと相対する位置に複数のフレーム側ブラケットを突設させ、該複数のフレーム側ブラケットの上面に夫々フレーム側防振ゴムを固定し、前記夫々の框側防振ゴムの下面と前記夫々のフレーム側防振ゴムの上面とを当接させてフレームに框を架設させると共に、前記夫々の框側防振ゴムと前記夫々のフレーム側防振ゴムとの側面の近傍に夫々ずれ防止手段を設けていることを特徴とする請求項1記載の粉粒体の振動気流分級純化装置。
  3. 前記多数の上部空気分配室の上部に設けた夫々の風量調節器に水平方向にネジ棒を回動可能に貫設させ、該ネジ棒の基端に風量調整用フラップの開度表示付きの操作部を設け、ネジ棒のネジ部にはネジ棒の回動によって移動するナットを螺合させ、該ナットと枢動可能に枢着軸に枢着された風量調整用フラップとを結合させると共に、前記風量調整用フラップはシープ層に対して少なくとも45度以上の傾斜角度で閉止し、90度で全開可能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の粉粒体の振動気流分級純化装置。
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