JP2020000376A - バックル装置 - Google Patents

バックル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020000376A
JP2020000376A JP2018121168A JP2018121168A JP2020000376A JP 2020000376 A JP2020000376 A JP 2020000376A JP 2018121168 A JP2018121168 A JP 2018121168A JP 2018121168 A JP2018121168 A JP 2018121168A JP 2020000376 A JP2020000376 A JP 2020000376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
supported
lock
buckle device
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018121168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7088448B2 (ja
Inventor
竜博 村▲崎▼
Tatsuhiro Murasaki
竜博 村▲崎▼
隆宏 尾▲崎▼
Takahiro Ozaki
隆宏 尾▲崎▼
友哉 横井
Tomoya Yokoi
友哉 横井
山田 健太郎
Kentaro Yamada
健太郎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2018121168A priority Critical patent/JP7088448B2/ja
Priority to PCT/JP2019/023770 priority patent/WO2020004089A1/ja
Publication of JP2020000376A publication Critical patent/JP2020000376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7088448B2 publication Critical patent/JP7088448B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Buckles (AREA)

Abstract

【課題】制限部材の弾性変形による一側への移動量を大きくする。【解決手段】バックル装置10では、ロックプレート38に支持板40間において凹部44が形成されており、凹部44が、後側に開放されると共に、支持板40の軸部40Aの前面より前側まで配置されている。このため、タングプレートからロックプレート38の係合片38Fに前方への荷重が作用された際には、支持板40が凹部44側に弾性変形できて、ロックプレート38の弾性変形による前側への移動量を大きくできる。【選択図】図3

Description

本発明は、制限部材がタングの一側への移動を制限してウェビングが乗員に装着されるバックル装置に関する。
下記特許文献1に記載のバックル装置では、バックルボデーの一対の支持孔にロックプレートの一対の支持片が支持されて、ロックプレートが回動可能にされており、ウェビングのタングにロックプレートの係合片が係合することで、ロックプレートがタングの一側への移動を制限して、ウェビングが乗員に装着される。
ところで、このようなバックル装置では、タングからロックプレートに一側への荷重が作用された際に、ロックプレートの弾性変形による一側への移動量を大きくできるのが好ましい。
特開2007−151677号公報
本発明は、上記事実を考慮し、タングから制限部材に一側への荷重が作用された際に制限部材の弾性変形による一側への移動量を大きくできるバックル装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のバックル装置は、一対の支持部が設けられる支持体と、一対の被支持部より一側に係合部が配置され、一対の前記支持部に一対の前記被支持部が支持されて回動可能にされると共に、ウェビングに設けられるタングに前記係合部が係合することで前記タングの一側への移動を制限して前記ウェビングが乗員に装着される制限部材と、前記制限部材に前記被支持部間において設けられ、前記被支持部間を他側に開放すると共に、前記被支持部の前記支持部による一側における被支持位置より一側まで配置される凹部と、を備える。
本発明の第2態様のバックル装置は、本発明の第1態様のバックル装置において、前記制限部材に前記被支持部より一側において設けられると共に、前記凹部が他側まで配置され、一側への移動が規制されて前記制限部材の一側への移動が規制される被規制部を備える。
本発明の第3態様のバックル装置は、本発明の第1態様又は第2態様のバックル装置において、前記制限部材に前記凹部より一側において貫通されて設けられる貫通孔と、前記制限部材に前記凹部と前記貫通孔との間において設けられ、一対の前記被支持部を接続する接続部と、を備える。
本発明の第4態様のバックル装置は、本発明の第1態様〜第3態様の何れか1つのバックル装置において、前記制限部材に設けられると共に、前記凹部内に突出され、前記被支持部の前記凹部側への傾動を制限する突出部を備える。
本発明の第5態様のバックル装置は、本発明の第1態様〜第4態様の何れか1つのバックル装置において、前記被支持部の前記支持部とは反対側の部分の強度が前記被支持部の前記支持部側の部分の強度に比し大きくされる。
本発明の第6態様のバックル装置は、本発明の第1態様〜第5態様の何れか1つのバックル装置において、前記凹部の周面が滑らかな面にされる。
本発明の第1態様のバックル装置では、制限部材において、一対の被支持部より一側に係合部が配置される。また、支持体の一対の支持部に一対の被支持部が支持されて、制限部材が回動可能にされる。さらに、ウェビングに設けられるタングに係合部が係合することで、制限部材がタングの一側への移動を制限して、ウェビングが乗員に装着される。
ここで、制限部材に被支持部間において凹部が設けられており、凹部が、被支持部間を他側に開放すると共に、被支持部の支持部による一側における被支持位置より一側まで配置される。このため、タングから制限部材に一側への荷重が作用された際に、被支持部が凹部側に傾動(弾性変形)でき、制限部材の弾性変形による一側への移動量を大きくできる。
本発明の第2態様のバックル装置では、制限部材に被支持部より一側において被規制部が設けられており、被規制部の一側への移動が規制されて、制限部材の一側への移動が規制される。
ここで、凹部が被規制部の他側まで配置される。このため、被支持部が凹部側に傾動される際に、被規制部の変位を抑制でき、制限部材の一側への移動を適切に規制できる。
本発明の第3態様のバックル装置では、制限部材に凹部より一側において貫通孔が貫通されて設けられると共に、制限部材に凹部と貫通孔との間において接続部が設けられており、接続部が一対の被支持部を接続する。このため、被支持部の凹部側への傾動量(弾性変形量)を接続部によって調整できる。
本発明の第4態様のバックル装置では、制限部材に突出部が設けられると共に、突出部が凹部内に突出されており、突出部が被支持部の凹部側への傾動を制限する。このため、被支持部が凹部側に過剰に傾動されることを制限できる。
本発明の第5態様のバックル装置では、被支持部の支持部とは反対側の部分の強度が被支持部の支持部側の部分の強度に比し大きくされる。このため、被支持部が凹部側に傾動される際に、被支持部の支持部とは反対側の部分が被支持部の支持部側の部分に比し作用される変形力を大きくされても、被支持部の塑性変形を抑制できる。
本発明の第6態様のバックル装置では、凹部の周面が滑らかな面にされる。このため、被支持部が凹部側に傾動される際に、凹部の周囲における制限部材の塑性変形を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るバックル装置及びタングプレートを示す前斜め左方から見た分解斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るバックル装置及びタングプレートを示す左方から見た断面図であり、(A)は、バックル装置のタングプレート非装着状態を示し、(B)は、バックル装置のタングプレート装着状態を示している。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るバックル装置のロックプレートを示す図であり、(A)は、表側から見た平面図であり、(B)は、前斜め左方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係るバックル装置及びタングプレートを示す左方から見た断面図であり、(A)は、バックル装置のタングプレート非装着状態を示し、(B)は、バックル装置のタングプレート装着状態を示している。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るバックル装置10が前斜め左方から見た分解斜視図にて示されており、図2(A)には、バックル装置10が左方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、バックル装置10の前方を矢印UPで示し、バックル装置10の表側(厚さ方向一方)を矢印SFで示し、バックル装置10の左方を矢印LHで示している。
本実施形態に係るバックル装置10は、車両のシートの下側かつ一側方に設置されており、バックル装置10の前方は車両上側に向けられると共に、バックル装置10の裏側(厚さ方向他方)はシート側(シートに着座する乗員側)に向けられている。
図1及び図2(A)に示す如く、バックル装置10には、挿入体としての樹脂製で略直方体形箱状のカバー12が設けられている。カバー12は、表側のアッパカバー12Aと裏側のロアカバー12Bとが組付けられて構成されており、アッパカバー12Aは、カバー12の前端部及び前端部以外の表側部分を構成すると共に、ロアカバー12Bは、カバー12の前端部以外の裏側部分を構成している。
カバー12の前端には、タング挿入口14が形成されており、タング挿入口14には、前側から、タングとしてのタングプレート16が挿入可能にされている。タングプレート16の先端部には、矩形平板状の挿入部16Aが設けられており、タングプレート16は、挿入部16Aにおいてタング挿入口14に挿入可能にされると共に、挿入部16Aには、矩形状の係合孔18が貫通形成されている。
タングプレート16の基端部には、長尺帯状のウェビング20が移動可能に貫通されており、ウェビング20は、巻取装置(図示省略)に巻取られている。巻取装置は、車両に設置されており、ウェビング20は、巻取装置から引出し可能にされている。巻取装置には、ロック機構が設けられており、車両の緊急時(例えば衝突時)には、ロック機構が巻取装置からのウェビング20の引出しをロックする。
カバー12内には、支持体としての金属製で断面U字形板状のバックルボデー22が固定されており、バックルボデー22内は、表側に開放されている。バックルボデー22の裏側部分は、長尺平板状の底板22Aにされており、底板22Aは、表裏方向に垂直に配置されている。バックルボデー22の左側部分及び右側部分は、長尺平板状の側板22Bにされており、側板22Bは、左右方向に垂直に配置されている。バックルボデー22内は、カバー12のタング挿入口14に連通されており、タング挿入口14に挿入されたタングプレート16の挿入部16Aは、バックルボデー22内に前側から挿入される。
底板22Aには、略矩形状の挿入孔24が貫通形成されており、挿入孔24は、前後方向に延伸されている。各側板22Bの後部には、支持部としての略矩形状の支持孔26が貫通形成されており、一対の支持孔26は、左右方向において対向されると共に、それぞれ上側に開放されている。各側板22Bの前後方向中間部には、規制部としての略矩形状の規制孔28が貫通形成されており、一対の規制孔28は、左右方向において対向されると共に、それぞれ上側に開放されている。
バックルボデー22内には、後側から、長尺板状のアンカプレート30が挿入されており、アンカプレート30の先端部(前端部)は、バックルボデー22の底板22Aの後端部に固定部としてのリベット32によって固定されている。リベット32は、略円柱状にされて、底板22A及びアンカプレート30に貫通されており、リベット32は、軸方向両端部(表側端部及び裏側端部)が拡径されて、軸方向両端部間で底板22A及びアンカプレート30を挟持している。アンカプレート30は、カバー12から後側に延出されて、基端部(後端部)が車体又はシートに固定されており、これにより、バックル装置10が車両に設置されている。
バックルボデー22の底板22Aの挿入孔24には、移動部材としての樹脂製で略板状のイジェクタ34が係合されており、イジェクタ34は、挿入孔24に沿って前後方向へスライド可能にされている。イジェクタ34の前面には、押圧面34Aが形成されており、押圧面34Aは、底板22Aより表側に配置されている。
イジェクタ34と挿入孔24の後端との間には、付勢手段としてのイジェクタスプリング36(圧縮コイルスプリング)が掛渡されており、イジェクタスプリング36は、イジェクタ34を前方へ付勢して前側の排出位置(図2(A)参照)に配置している。バックルボデー22内に前側からタングプレート16の挿入部16Aが挿入された際には、挿入部16Aによってイジェクタ34の押圧面34Aが後方へ押圧されることで、イジェクタ34が、イジェクタスプリング36の付勢力に抗して後方にスライドされて、後側の挿入位置(図2(B)参照)に配置される。
バックルボデー22内には、イジェクタ34の表側において、制限部材としての金属製で板状のロックプレート38(図3の(A)及び(B)参照)が配置されており、ロックプレート38は、左右方向中央面に対して対称な形状にされている。
ロックプレート38の後部には、左側部分及び右側部分において、被支持部としての支持板40が形成されており、支持板40の後側部分は、矩形板状の軸部40Aにされて、ロックプレート38の左右方向外方に突出されている。軸部40Aは、バックルボデー22の側板22Bの支持孔26に挿通されており、ロックプレート38は、一対の軸部40Aにおいてバックルボデー22に支持されて、軸部40Aを中心として裏側及び表側に回動可能にされている。
支持板40の前側部分は、可撓部40Bにされて、前方へ向かうに従いロックプレート38の左右方向内方へ向かう方向に延出されており、支持板40の可撓部40Bと軸部40Aとの境界部分の両側面は、湾曲されている。可撓部40Bの幅寸法は、前側(ロックプレート38の左右方向内側)へ向かうに従い徐々に大きくされており、可撓部40Bの強度は、前側へ向かうに従い徐々に大きくされている。また、支持板40の前端面(可撓部40Bの前端面)の外側部分(ロックプレート38左右方向外側の部分)は、凹状に湾曲されている。
各支持板40の前端面の内側部分(ロックプレート38左右方向内側の部分)は、接続部としての略V字形板状の接続板38Aによって接続されており、接続板38Aは、前側に突出されると共に、前面及び後面の左右方向中央部が湾曲されている。接続板38Aの前面は、各支持板40の前端面の外側部分に滑らかに接続されており、接続板38Aの後面は、各支持板40の可撓部40Bの内側面(ロックプレート38左右方向内側の面)と連続されている。接続板38Aの幅寸法は、一定にされると共に、支持板40の軸部40Aの幅寸法に比し小さくされており、接続板38Aの強度は、軸部40Aの強度に比し小さくされている。
ロックプレート38の中央部分には、略矩形状の貫通孔42が貫通形成されており、貫通孔42の後面は、接続板38Aの前面及び各支持板40の前端面の外側部分が形成している。貫通孔42の後部は、後方へ向かうに従い左右方向両側に徐々に拡大されており、貫通孔42の左面及び右面の後部は、支持板40の前端面の外側部分に滑らかに接続されている。また、貫通孔42の前側における左側及び右側の角面は、湾曲されている。
ロックプレート38には、貫通孔42の左右方向両外側において、側部としての長尺板状の外板38Bが形成されており、外板38Bは、前後方向に延伸されている。外板38Bは、支持板40の可撓部40Bの外側面(ロックプレート38左右方向外側の面)に接続されており、外板38Bの外側面(ロックプレート38左右方向外側の面)と可撓部40Bの外側面との境界部分は、湾曲されている。
ロックプレート38の後部には、略三角形状の凹部44が貫通形成されており、凹部44は、周面が接続板38Aの後面及び各支持板40の可撓部40Bの内側面によって形成されると共に、後側に開放されている。また、凹部44の裏側には、上記リベット32が配置されると共に、凹部44の前端(周面の左右方向中央)は、支持板40の後側部分の前面より前側に配置されている。
各支持板40の可撓部40Bには、突出部としての略矩形板状の突出片38Cが一体形成されており、突出片38Cは、ロックプレート38の左右方向内方に突出されている。突出片38Cの前面及び後面と可撓部40Bの外側面との境界部分は、湾曲されており、突出片38Cは、凹部44内に突出されている。一対の突出片38Cは、左右方向において対向されており、突出片38Cの突出端面(ロックプレート38左右方向内側の面)は、前方へ向かうに従いロックプレート38の左右方向内方へ向かう方向に傾斜されている。
各外板38Bの前後方向中間部には、被規制部としての略矩形板状の規制片38Dが一体形成されており、規制片38Dは、ロックプレート38の左右方向外方に突出されている。規制片38Dは、バックルボデー22の側板22Bの規制孔28に挿通されており、規制片38Dは、規制孔28の前面から後側に離間されている。規制片38Dの後面は、接続板38Aの前端(前面の左右方向中央)より前側に配置されており、凹部44の前端(接続板38Aの後面の左右方向中央)は、規制片38Dの後面より後側に配置されている。
各外板38Bの後部には、板状の腕部38Eが一体形成されており、腕部38Eは、ロックプレート38の左右方向外側に突出されると共に、前面及び後面と外板38Bの外側面との境界部分は、湾曲されて裏側へ向かう方向へ延出されている。腕部38Eは、バックルボデー22内に挿入されており、イジェクタ34が排出位置から後方にスライドされることで、イジェクタ34によって各腕部38Eが後方に押圧されて、ロックプレート38が裏側に回動される(図2(B)参照)。
ロックプレート38の前端部には、係合部としての略矩形板状の係合片38Fが形成されており、係合片38Fは、裏側へ向かうに従い前方へ向かう方向に延出されている。係合片38Fは、イジェクタ34の表側面に当接しており、これにより、ロックプレート38の裏側への回動が阻止されて、ロックプレート38が表側の解除位置に保持されている。ロックプレート38が裏側へ回動されて裏側の係合位置に到達した際には、係合片38Fが、タングプレート16の係合孔18に挿入(係合)されて、バックルボデー22の挿入孔24に挿入されることで、係合片38Fがタングプレート16の前方へのスライドを制限する(図2(B)参照)。
ロックプレート38の前端部には、係合片38Fの左右方向両外側において、矩形板状の当接片38Gが形成されており、当接片38Gは、前側に突出されている。
カバー12内には、ロックプレート38の表側かつ前側において、柱状のロック部材46(カム)が設けられており、ロック部材46は、左右方向に沿って配置されている。ロック部材46の左右方向両端からは、円柱状のシャフト46Aが突出されており、シャフト46Aがバックルボデー22の各側板22Bに回転可能に支持されることで、ロック部材46がバックルボデー22にシャフト46Aを中心として揺動可能に支持されている。
ロック部材46の表側部分には、略板状の被押圧部46Bが形成されており、被押圧部46Bは、表側に突出されている。ロック部材46の裏側部分の後面は、当接面46Cにされており、当接面46Cがロックプレート38の当接片38Gの前面に当接されて、ロック部材46がアンロック位置に保持されている。ロック部材46の裏側面は、ロック面46Dにされており、ロック面46Dは、シャフト46Aと同軸上の円周面にされている。ロックプレート38が係合位置に配置された際には、ロック部材46がロック位置に揺動されて、ロック面46Dがロックプレート38の当接片38Gの表側面に当接される(図2(B)参照)。
ロック部材46の裏側部分には、樹脂製で略U字形枠状のホルダ48が取付けられており、ホルダ48は、ロック部材46の裏側部分の前側に配置されている。ホルダ48の左右方向中央部には、略矩形板状のスプリングホールド部48Aが形成されており、スプリングホールド部48Aは、前側に突出されている。
ロック部材46の前側には、操作部材としての解除ボタン50が設けられており、解除ボタン50の前面は、カバー12の前端から露出されている。解除ボタン50の後側部分は、バックルボデー22の各側板22Bに係合されており、解除ボタン50は、バックルボデー22に所定範囲で前後方向に移動可能に支持されている。
解除ボタン50の前側部分には、箱状の操作部50Aが設けられており、操作部50Aは、ロアカバー12Bとの間にカバー12前端のタング挿入口14を形成すると共に、内部が後側に開放されている。また、解除ボタン50は、操作部50Aにおいて、乗員によって後方に押圧操作可能にされている。
解除ボタン50には、操作部50Aの表側かつ後側において、押圧部50Bが形成されており、押圧部50Bは、後側に突出されている。押圧部50Bは、ロック部材46の被押圧部46Bの前側に配置されており、解除ボタン50が後方に押圧操作された際には、押圧部50Bによって被押圧部46Bが後方に押圧されて、ロック部材46がアンロック位置側に揺動される。
解除ボタン50の操作部50A前壁とホルダ48のスプリングホールド部48Aとの間には、ロックスプリング52(圧縮コイルスプリング)が掛渡されており、ロックスプリング52は、ホルダ48を介してロック部材46をロック位置側に付勢している。
バックル装置10は、前後方向において小型化されており、カバー12、バックルボデー22及びロックプレート38等の前後方向寸法は、小さくされている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のバックル装置10では、タングプレート16の挿入部16Aがカバー12前端のタング挿入口14に挿入された際に、挿入部16Aによってイジェクタ34の押圧面34Aが後方に押圧されることで、イジェクタ34が、イジェクタスプリング36の付勢力に抗して後方にスライドされて、排出位置から挿入位置にスライドされる。このため、イジェクタ34が、ロックプレート38の係合片38Fより後方にスライドされて、ロックプレート38の各腕部38Eを後方に押圧することで、ロックプレート38が、裏側に回動されて、解除位置から係合位置に回動される。
これにより、係合片38Fが、挿入部16Aの係合孔18に挿入されて、バックルボデー22の挿入孔24に挿入される。また、ロックプレート38の当接片38Gがロック部材46の当接面46Cより裏側に回動されて、ロック部材46がロックスプリング52の付勢力によりアンロック位置からロック位置に揺動されることで、ロック部材46のロック面46Dが当接片38Gの表側面に当接されて、ロックプレート38の係合位置から解除位置への回動が規制される。このため、係合孔18の後面が係合片38Fに当接されて、係合片38Fがタングプレート16の前方への移動を制限することで、バックル装置10にタングプレート16が係止されて、ウェビング20が乗員に装着される。
解除ボタン50の操作部50Aが後方に押圧操作された際には、解除ボタン50の押圧部50Bによってロック部材46の被押圧部46Bが後方に押圧されて、ロック部材46がロックスプリング52の付勢力に抗してロック位置からアンロック位置に揺動されることで、ロック部材46のロック面46Dがロックプレート38の当接片38Gより前側に揺動されて、ロック部材46によるロックプレート38の回動規制が解除される。このため、イジェクタスプリング36が付勢力によりイジェクタ34、タングプレート16及びロックプレート38の係合片38Fを前方に移動させて、ロックプレート38が係合位置から解除位置に回動されることで、係合片38Fが、バックルボデー22の挿入孔24から離脱されて、タングプレート16の挿入部16Aの係合孔18から離脱される。さらに、イジェクタ34がイジェクタスプリング36の付勢力により前方に排出位置までスライドされて、イジェクタ34によって挿入部16Aがカバー12前端のタング挿入口14から排出されることで、バックル装置10へのタングプレート16の係止が解除されて、ウェビング20の乗員への装着が解除される。
ところで、車両の緊急時には、巻取装置のロック機構が巻取装置からのウェビング20の引出しをロックすることで、ウェビング20を装着する乗員がウェビング20によって拘束される。さらに、乗員からウェビング20に荷重が作用された際には、ウェビング20からタングプレート16に前方への荷重が作用されことで、タングプレート16の挿入部16A(係合孔18の後面)からロックプレート38の係合片38Fに前方への荷重が作用される。このため、ロックプレート38の支持板40の軸部40Aがバックルボデー22の支持孔26の前面に当接されて、軸部40Aが支持孔26の前面によって支持板40の可撓部40Bに対し後側に傾動(弾性変形)されることで、ロックプレート38(支持孔26より前側部分)が前側に移動される。
ここで、ロックプレート38に、各支持板40の可撓部40B及び接続板38Aの後側において、凹部44が貫通形成されており、凹部44が、後側に開放されると共に、支持板40の軸部40Aの前面(軸部40Aの支持孔26による前側における被支持位置)より前側まで配置されている。このため、上述の如くタングプレート16の挿入部16Aからロックプレート38の係合片38Fに前方への荷重が作用された際には、支持板40が凹部44側(ロックプレート38の左右方向内側)に傾動(弾性変形)できて、軸部40Aの後側への傾動量を大きくできると共に、軸部40Aのロックプレート38左右方向内側への変位量を大きくでき、ロックプレート38の前側への移動量を大きくできる。これにより、ロックプレート38の前後方向寸法が小さくされてロックプレート38の支持板40より前側部分の前側への弾性変形可能量が小さい場合でも、ロックプレート38の弾性変形による前側への移動量を大きくできて(例えば係合片38Fがバックルボデー22の挿入孔24前面に当接するまでロックプレート38が弾性変形できて)、ロックプレート38の塑性変形を抑制できる。
さらに、ロックプレート38に凹部44と貫通孔42との間において接続板38Aが形成されており、接続板38Aが一対の支持板40を接続する。このため、接続板38Aの幅寸法を調整して、接続板38Aの強度を調整することで、支持板40の凹部44側への傾動量(弾性変形量)を調整できて、ロックプレート38の弾性変形による前側への移動量を調整できる。
また、支持板40の可撓部40Bの幅寸法が前側へ向かうに従い徐々に大きくされて、可撓部40Bの強度が前側へ向かうに従い徐々に大きくされている。このため、支持板40が凹部44側に傾動される際に、可撓部40Bに作用される変形力が前側へ向かうに従い(支持孔26から離間されるに従い)徐々に大きくされても、可撓部40Bに作用される応力を均等化でき、可撓部40Bの塑性変形を抑制できる。
さらに、支持板40の軸部40Aと可撓部40Bとの境界部分の両側面、支持板40と接続板38Aとの接続部分の両側面、接続板38Aの左右方向中央部の両側面、及び、支持板40の外板38B及び突出片38Cとの接続部分の側面(凹部44の周面を含む)が、滑らかな面にされている。このため、支持板40及び接続板38Aの側面に屈曲面が形成されないことで、支持板40が凹部44側に傾動される際に、支持板40及び接続板38Aの側面の一部に応力が集中することを抑制できて、支持板40及び接続板38Aの塑性変形を抑制できる。
また、タングプレート16の挿入部16Aからロックプレート38の係合片38Fに前方への過大な荷重が作用される場合には、ロックプレート38の規制片38Dがバックルボデー22の規制孔28の前面に当接されて、規制片38Dの前側への移動が規制されることで、ロックプレート38の前側への過剰な移動が規制される。
ここで、凹部44が規制片38Dの後面の後側まで配置されている。このため、支持板40が凹部44側に傾動される際には、規制片38Dがロックプレート38の左右方向内側に変位されることを抑制できる。これにより、タングプレート16の挿入部16Aからロックプレート38の係合片38Fに前方への過大な荷重が作用される場合でも、規制片38Dの前側への移動を規制孔28の前面が適切に規制できて、ロックプレート38の前側への過剰な移動を適切に規制できる。
さらに、支持板40から凹部44内に突出片38Cが突出されている。このため、タングプレート16の挿入部16Aからロックプレート38の係合片38Fに前方への過大な荷重が作用される場合でも、一対の突出片38Cの突出先端面が互いに当接されて、支持板40の凹部44側への過剰な傾動が制限される。これにより、支持板40が支持孔26から離脱されることを制限できて、ロックプレート38の前側への過剰な移動を適切に規制できる。
[第2実施形態]
図4(A)には、本発明の第2実施形態に係るバックル装置60が左方から見た断面図にて示されており、図4(B)には、バックル装置60のタングプレート16装着状態が左方から見た断面図にて示されている。
本実施形態に係るバックル装置60は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図4の(A)及び(B)に示す如く、本実施形態に係るバックル装置60では、上記第1実施形態におけるアンカプレート30及びリベット32が設けられていない。
バックルボデー22の底板22Aの後端部には、固定部としての帯状のベルト62の先端部が挿通されており、ベルト62先端部の底板22A後端部への挿通部分は、ロックプレート38の凹部44の裏側に配置されている。ベルト62の先端部は、環状に形成されて、底板22Aの後端部に固定されると共に、ベルト62の基端部は、車体又はシートに固定されており、これにより、バックル装置60が車両に設置されている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ロックプレート38の支持板40に突出片38Cを一体形成した。しかしながら、ロックプレート38の支持板40に突出片38Cを一体形成しなくてもよい。これにより、上記第1実施形態において、ロックプレート38の凹部44の裏側にリベット32が配置される場合には、凹部44の表側からリベット32によってアンカプレート30の先端部とバックルボデー22の底板22A後端部とを容易に固定できる。しかも、上記第2実施形態において、ロックプレート38の凹部44の裏側にベルト62先端部の底板22A後端部への挿通部分が配置される場合には、凹部44の表側から底板22Aの後端部にベルト62の先端部を容易に挿通できる。
10・・・バックル装置、16・・・タングプレート(タング)、20・・・ウェビング、22・・・バックルボデー(支持体)、26・・・支持孔(支持部)、38・・・ロックプレート(制限部材)、38A・・・接続板(接続部)、38C・・・突出片(突出部)、38D・・・規制片(被規制部)、38F・・・係合片(係合部)、40・・・支持板(被支持部)、42・・・貫通孔、44・・・凹部、60・・・バックル装置

Claims (6)

  1. 一対の支持部が設けられる支持体と、
    一対の被支持部より一側に係合部が配置され、一対の前記支持部に一対の前記被支持部が支持されて回動可能にされると共に、ウェビングに設けられるタングに前記係合部が係合することで前記タングの一側への移動を制限して前記ウェビングが乗員に装着される制限部材と、
    前記制限部材に前記被支持部間において設けられ、前記被支持部間を他側に開放すると共に、前記被支持部の前記支持部による一側における被支持位置より一側まで配置される凹部と、
    を備えるバックル装置。
  2. 前記制限部材に前記被支持部より一側において設けられると共に、前記凹部が他側まで配置され、一側への移動が規制されて前記制限部材の一側への移動が規制される被規制部を備える請求項1記載のバックル装置。
  3. 前記制限部材に前記凹部より一側において貫通されて設けられる貫通孔と、
    前記制限部材に前記凹部と前記貫通孔との間において設けられ、一対の前記被支持部を接続する接続部と、
    を備える請求項1又は請求項2記載のバックル装置。
  4. 前記制限部材に設けられると共に、前記凹部内に突出され、前記被支持部の前記凹部側への傾動を制限する突出部を備える請求項1〜請求項3の何れか1項記載のバックル装置。
  5. 前記被支持部の前記支持部とは反対側の部分の強度が前記被支持部の前記支持部側の部分の強度に比し大きくされる請求項1〜請求項4の何れか1項記載のバックル装置。
  6. 前記凹部の周面が滑らかな面にされる請求項1〜請求項5の何れか1項記載のバックル装置。
JP2018121168A 2018-06-26 2018-06-26 バックル装置 Active JP7088448B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018121168A JP7088448B2 (ja) 2018-06-26 2018-06-26 バックル装置
PCT/JP2019/023770 WO2020004089A1 (ja) 2018-06-26 2019-06-14 バックル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018121168A JP7088448B2 (ja) 2018-06-26 2018-06-26 バックル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020000376A true JP2020000376A (ja) 2020-01-09
JP7088448B2 JP7088448B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=68985680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018121168A Active JP7088448B2 (ja) 2018-06-26 2018-06-26 バックル装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7088448B2 (ja)
WO (1) WO2020004089A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59150313U (ja) * 1983-03-30 1984-10-08 株式会社東海理化電機製作所 バツクル装置
JPS6175710U (ja) * 1984-10-23 1986-05-22
JPS6319103A (ja) * 1986-07-11 1988-01-26 有限会社 睦道研究所 座席ベルトのバックル
JPH08173213A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Takata Kk バックル装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59150313U (ja) * 1983-03-30 1984-10-08 株式会社東海理化電機製作所 バツクル装置
JPS6175710U (ja) * 1984-10-23 1986-05-22
JPS6319103A (ja) * 1986-07-11 1988-01-26 有限会社 睦道研究所 座席ベルトのバックル
JPH08173213A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Takata Kk バックル装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020004089A1 (ja) 2020-01-02
JP7088448B2 (ja) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8950780B2 (en) Seat belt buckle and seat belt system for a vehicle
US8375531B2 (en) Seatbelt buckle with shock-proof device
JPS6335611Y2 (ja)
US7155785B2 (en) Buckle device and method for assembling the same
US20200221830A1 (en) Buckle device
JP2020152271A (ja) アンカ装置
US20110232052A1 (en) Switch-equipped buckle device
US3649999A (en) Reflex seat belt buckle
US6463639B1 (en) Buckle
JP2020000376A (ja) バックル装置
JP3455428B2 (ja) バックル用スイッチ及びバックル
JPS6242602B2 (ja)
JP7264575B2 (ja) アンカ装置
KR100983941B1 (ko) 버클
US4660260A (en) Buckle device
WO2014038068A1 (ja) ベルトアジャスター
JP2020099529A (ja) バックル装置
JP2012022990A (ja) コネクタ
JP2020099530A (ja) バックル装置及びバックル装置の組付方法
CN114954345B (zh) 安全带装置带扣和安全带装置
JP6220963B2 (ja) ヘッドレスト支持装置及びこれを備えた乗り物用座席
JPH01223902A (ja) シートベルト装置
JP6487893B2 (ja) シートベルトバックル装置
JP2002203639A (ja) レバー式コネクタ
JP6118769B2 (ja) スイッチ付きバックル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7088448

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150