JP2019535816A5

JP2019535816A5 -

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Publication number: JP2019535816A5
Application number: JP2019546084A
Authority: JP
Filing date: 2017-08-08
Publication date: 2020-09-10

Claims

少なくとも１つのsiRNAを含む、連続全身投与用に製剤化された組成物であって、該siRNAはコード又は非コードのmRNAとハイブリダイズし、該ハイブリダイゼーションは、該mRNAの分解を誘導し、又はその翻訳若しくは発現、若しくは該mRNAがコードするタンパク質であって病的状態に関与するタンパク質の発現を阻害する、組成物の、該病的状態の予防及び/又は治療用医薬の製造のための使用。
前記少なくとも１つのsiRNAは、酸性pHの緩衝液中、特にクエン酸緩衝液又はヒスチジン緩衝液中にある、請求項１に記載の使用。
前記少なくとも１つのsiRNAは、無機又は有機塩、特に、カチオンがポリアミン、特にスペルミン、スペルミジン若しくはプトレッシンから選択される塩、又は、特に、カチオンが金属カチオンから選択される塩、特に、亜鉛、コバルト、銅、マンガン、カルシウム、マグネシウム若しくは鉄の塩、特にマンガン、亜鉛、マグネシウムから選択される塩の単独又は２つ若しくは３つの組合せが添加された酸性pHの緩衝液中にある、請求項２に記載の使用。
前記組成物がアドレス指定剤を含み又は含まず、好ましくは、siRNAに共有結合しないアドレス指定剤を含む、請求項１〜３のいずれか１項に記載の使用。
前記アドレス指定剤はCD36受容体リガンドであり、該CD36受容体リガンドは好ましくは酸化LDL、ヘキサレリン、長鎖脂肪酸又はそれらの２つ若しくは３つの組合せであり、該酸化LDLは１のsiRNAに対して0.01〜10、好ましくは0.1〜1の酸化LDLの重量比であり、該ヘキサレリンは１のsiRNAに対して0.01〜10、好ましくは0.1〜1のヘキサレリンの重量比である、請求項４に記載の使用。
前記少なくとも１つのsiRNAはベクター化剤を含む溶液中にある、請求項１〜５のいずれか１項に記載の使用。
前記siRNAはベクター化剤を含まない溶液中にある、請求項１〜５のいずれか１項に記載の使用。
請求項１〜７のいずれか１項に規定の組成物の全身連続投与手段を提供する装置であって、該全身連続投与手段が特に浸透圧ポンプ、シリンジポンプ、エラストマーポンプ、蠕動ポンプ、「インテリジェント」ポンプ、「パッチ」ポンプ、又は高分子マトリックス若しくはヒトロゲル、又は全身に分布させるように該siRNAを低速で連続的に放出する他の生分解性化合物である、装置。
前記病的状態がアンドロゲン受容体をコードするmRNA、トロンボスポンジン-１(TSP1)、FoxP3転写因子又は血管内皮増殖因子Ａ(VEGF)の発現に関連する、請求項１〜７のいずれか１項に記載の使用。
前記少なくとも１つのsiRNAが次のsiRNA：配列番号1〜52のsiAR-1、siAR-1b、siAR-2、siAR-2b、siAR-3、siAR-3b、siAR-4、siAR4b、siAR-5、siAR-5b、siVEGF-1、siVEGF-1b、siTSP1-1、siTSP1-1b、siTSP1-2、siTSP1-2b、siTSP1-3、siTSP1-3b、siTSP1-4、siTSP1-4b、siTSP1-5、siTSP1-5b、siFoxP3-1、siFoxP3-1b、siFoxP3-2、siFoxP3-2bの１つである、請求項１〜７及び９のいずれか１項に記載の使用。
前記siRNAが次のsiRNA：配列番号45〜52のsiFoxP3-1、siFoxP3-1b、siFoxP3-2又はsiFoxP3-2bの１つであり、FoxP3転写因子の発現に関連する病的状態用の医薬を製造するための請求項１〜７、９及び１０のいずれか１項に記載の使用。
前記siRNAが配列番号１又は２のsiAR-1であり、アンドロゲン受容体の発現に関連する病的状態用の医薬を製造するための請求項１〜７、９及び１０のいずれか１項に記載の使用。
前記少なくとも１つのsiRNAが化学修飾されていない又は化学修飾されている、請求項１〜７及び９〜１２のいずれか１項に記載の使用。
前記siRNAが少なくとも１つの抗血管新生剤若しくは抗腫瘍剤若しくは免疫治療剤又はこれら異なるクラスの薬剤の組合せと共に用いられる、請求項１〜７及び９〜１３のいずれか１項に記載の使用。
前記全身投与が皮下、腹腔内、静脈内、動脈内、心臓内、筋肉内、皮内、鼻腔内、膣内、直腸内、舌下、経口、クモ膜下腔内、脊髄内、硬膜外、呼吸、皮膚、経皮、経粘膜からなる群より選択される、請求項１〜７及び９〜１４のいずれか１項に記載の使用。
前記組成物が治療有効用量、特に0.005mg/kg/日〜30mg/kg/日、特に0.01mg/kg/日〜10mg/kg/日、より詳しくは0.01mg/kg/日〜２mg/kg/日の用量での投与用に製剤化される請求項１〜７及び９〜１５のいずれか１項に記載の使用。
前記病的状態は原発性腫瘍、転移性腫瘍、又は抑制若しくは免疫抑制細胞の存在に関連した病的状態であり、特に、肛門癌、盲腸癌、口癌、気管支及び/若しくは上気道癌、胆管癌、鼻腔及び副鼻腔癌、脳癌、心臓癌、子宮頸部癌、結腸癌、子宮体癌、胃癌、肝臓癌、唾液腺癌、喉癌、舌癌、唇癌、鼻咽頭癌、食道癌、骨癌、卵巣癌、膵臓癌、副甲状腺癌、陰茎癌、胸膜癌、肺癌、アンドロゲン非依存性前立腺癌、直腸癌、腎臓癌、乳癌、副腎癌、精巣癌、頭頸部癌、胸腺癌、甲状腺癌、尿道癌、膣癌、胆嚢癌、膀胱癌、外陰部癌、消化器癌、リンパ腫、黒色腫若しくは非黒色腫皮膚癌、骨髄腫、肉腫、白血病、中皮腫、胆管癌、骨肉腫、グリア芽腫、星状細胞腫、乏突起膠腫、軟骨肉腫、脂肪肉腫、横紋筋肉腫、褐色細胞腫、又は他の器官で発症した前記癌の転移であり、特に前立腺癌である、請求項１〜７及び９〜１６のいずれか１項に記載の使用。