JP2019535433A - 使い捨てパンツ型吸収性物品 - Google Patents

Abstract

本開示は、成人用のパンツ型おむつ、生理用パンツまたは失禁用パンツなどの使い捨てのパンツ型吸収性物品（１）に関する。吸収性物品（１）は長手方向（Ｙ）と横断方向（Ｘ）とを有し、ウエスト・エッジ（２０）、一対のレッグ・エッジ（２１ａ、２１ｂ）、および、一対のサイド・エッジ（９ａ、９ｂ）を有する前方本体パネル（３）と、ウエスト・エッジ（２５）、一対のレッグ・エッジ（２７ａ、２７ｂ）、一対のサイド・エッジ（１０ａ、１０ｂ）、主要セクション（２８）、および、臀部被覆セクション（２９）を有する後方本体パネル（４）と、主として当該吸収性物品（１）の股部分に配置される、前方本体パネル（３）と後方本体パネル（４）との間のギャップを橋渡しするためにそれぞれに接続される吸収性インサート（２）と、を含んでなる。吸収性インサート（２）は吸収性コア（５）を備えている。前方本体パネル（３）および後方本体パネル（４）は、また、ウエスト開口部（７）と一対のレッグ開口部（８）とを少なくとも部分的に画定するために、対向するサイド・エッジ（９ａ、１０ａ、９ｂ、１０ｂ）で互いに接合される。前方本体パネル（３）は、レッグ・エッジ（２１ａ、２１ｂ）に沿って延びる少なくとも部分的に弾性のある第１の弾性領域（１１）と、第１の弾性領域（１１）の隣に位置する少なくとも部分的に弾性のある第２の弾性領域（１２）とを有する。後方本体パネル（４）は、臀部被覆セクション（２９）を少なくとも部分的に覆って延びる第３の弾性領域（１３）を有する。それぞれの第１〜第３の弾性領域（１１〜１３）は、前方本体パネル（３）または後方本体パネル（４）の主要部分を横切って実質的に横断方向（Ｘ）に配置された複数の弾性糸（１１Ｔ〜１３Ｔ）によって弾性化されている。第３の弾性領域（１３）のサイド・エッジ（１３Ｌ１）は、サイド・シーム（６ａ、６ｂ）において第１の弾性領域（１１）のサイド・エッジ（１１Ｌ）と第２の弾性領域（１２）のサイド・エッジ（１２Ｌ）の一部との両方と長手方向（Ｙ）に重なっている。

Description

本開示は、成人用のパンツ型おむつ、生理用パンツまたは失禁用パンツなどの使い捨てのパンツ型吸収性物品に関する。パンツ型吸収性物品は、前方本体パネルと、後方本体パネルと、主として物品の股部分に配置され、前方本体パネルと後方本体パネルとの間のギャップを橋渡しするために前方本体パネルと後方本体パネルとに接続される吸収性インサートと、を含んでなり、吸収性インサートが吸収性コアを備えている。本開示による使い捨てパンツ型吸収性物品は、男性と女性の両方の使用者を対象としており、様々なサイズで提供され得る。

使い捨てパンツ型吸収性物品の分野では、快適性およびフィット感が向上され、かつ下着のような外観が際立つ吸収性物品を提供することが一般的に望まれている。例えば、特許文献１（欧州特許出願公開第２２６０８１１号明細書）は、良好な外観と主張される使い捨ておむつを開示している。しかしながら、快適性、フィット感、および、下着のような際立つ外観に関するさらなる改善が望まれている。

欧州特許出願公開第２２６０８１１号明細書

本開示の目的は、さらなる快適性およびフィット感、並びに、下着のような際立つ外観を有する使い捨てのパンツ型吸収性物品を提供することである。この目的は、請求項１の特徴によって少なくとも部分的に達成される。

本開示は、成人用のパンツ型おむつ、生理用パンツまたは失禁用パンツなどの使い捨てのパンツ型吸収性物品に関する。吸収性物品は長手方向と横断方向とを有し、
ウエスト・エッジ、一対のレッグ・エッジ、および、一対のサイド・エッジを有する前方本体パネルと、
ウエスト・エッジ、一対のレッグ・エッジ、一対のサイド・エッジ、主要セクション、および、臀部被覆セクションを有する後方本体パネルと、
主として吸収性物品の股部分に配置される、前方本体パネルと後方本体パネルとの間のギャップを橋渡しするために前方本体パネルと後方本体パネルとに接続される吸収性インサートであって、吸収性コアを備える吸収性インサートと
を含んでなる。

前方および後方本体パネルは、ウエスト開口部と一対のレッグ開口部とを少なくとも部分的に画定するために、対向するサイド・エッジで互いに接合されている。前方本体パネルは、前方本体パネルのレッグ・エッジに沿って延びる第１の少なくとも部分的に弾性のある領域と、第１の弾性領域の隣に位置する第２の少なくとも部分的に弾性のある領域とを有する。後方本体パネルは、後方本体パネルの臀部被覆セクションを少なくとも部分的に覆って延びる第３の弾性領域を有する。それぞれの前記弾性領域は、前方または後方本体パネルの主要部分を横切って実質的に横断方向に配置された複数の弾性糸によって弾性化されている。第３の弾性領域のサイド・エッジは、サイド・シームにおいて第１の少なくとも部分的に弾性のある領域のサイド・エッジと第２の少なくとも部分的に弾性のある領域のサイド・エッジの一部との両方と長手方向に重なる。

サイド・シームの区域において、第１の少なくとも部分的に弾性のある領域のサイド・エッジと第２の少なくとも部分的に弾性のある領域のサイド・エッジの一部との両方を用いて、第３の弾性領域のサイド・エッジを長手方向に重ねることによって、臀部被覆セクション内に延びる第３の弾性領域が、ウエスト領域に向かって長手方向に延在し、それによって比較的大きい第３の弾性領域を達成する。さらに、フィット性を向上させるために比較的大きな弾性および可撓性を一般に有する臀部被覆セクション内に第３の弾性領域が延在するので、比較的大きな弾性および可撓性が後方本体パネルの下部サイド・シーム区域にももたらされる。ともかく、請求項１の主題は、快適性およびフィット性が向上した使い捨てのパンツ型吸収性物品をもたらす。

前方本体パネルは、前方本体パネルのウエスト・エッジに沿って延びる第４の弾性領域をさらに有し、第２の少なくとも部分的に弾性のある領域は、第１の弾性領域と第４の弾性領域との間に位置する。前方本体パネルのウエスト・エッジに沿って延びる第４の弾性領域は、吸収性物品のウエスト部について単位面積当たりの特別に選択された収縮力を可能にし、それによってさらに改善されたフィット感および下着のような際立つ外観を可能にする。

後方本体パネルは、後方本体パネルのウエスト・エッジに沿って延びる第５の弾性領域をさらに含み得る。後方本体パネルのウエスト・エッジに沿って延びる第５の弾性領域は、吸収性物品のウエスト部について単位面積当たりの特別に選択された収縮力を可能にし、それによってさらに改善されたフィット感および下着のような際立つ外観を可能にする。

後方本体パネルは、第３の弾性領域と第５の弾性領域との間に位置する第６の弾性領域をさらに含み得る。より小さな領域への後方本体パネルの分割の増加は、人体の形状によりよくフィットするように吸収性物品をさらに成形することを可能にし、それによってさらに改善された快適性、フィット感、および下着のような際立つ外観を可能にする。

第３の弾性領域のサイド・エッジは、長手方向に見て、吸収性物品のサイド・シームと約１５〜８０ミリメートル、具体的には約２５〜６５ミリメートル重なり得る。上述したように、第３の弾性領域を臀部被覆セクションおよび後方本体パネルの下部サイド・シーム区域まで延在させることによって、臀部被覆セクションに関連する比較的大きな弾力性および可撓性が後方本体パネルの下部サイド・シーム区域にも当てはまり、快適性とフィット感を向上させている。

第３の弾性領域は、長手方向に見て約１５〜８０ミリメートル、具体的には約２５〜６５ミリメートル、臀部被覆セクション内に延び得る。積層ウェブ材料のある程度の弾性は、改善されたフィット感および快適性のために臀部セクションにおいても有利である。

臀部被覆セクションの長手方向の長さは、後方本体パネルの長手方向の最大長の２５〜６０％、具体的には３５％〜５０％の範囲とされ得る。

第６の弾性領域は、長手方向に４０ミリメートルを超えて、具体的には２０ミリメートルを超えて吸収性コアと重ならないように選択され得る。第６の弾性領域は、典型的には、第３の弾性領域よりも単位面積当たりの収縮力が大きいので、第６の弾性領域と吸収性コアとの著しい重なりは、第６の弾性領域によって吸収性コアにもたらされる比較的強い圧縮効果のために、吸収性コアの吸収能力に悪影響を及ぼし得る。

第１の少なくとも部分的に弾性のある領域のサイド・エッジは、長手方向に見て、約５〜２０ミリメートル、具体的には約８〜１７ミリメートルの拡大部を有し得る。前方本体パネルの明確なウエスト弾性は、典型的に、改善された快適性、フィット感、および下着のような際立つ外観をもたらす。

前方本体パネルは実質的に長方形の形状を有し得る。長方形の前方本体パネルは、前方本体パネルの全ての弾性糸が吸収性物品の横断方向に、すなわち製造機械の長手方向に沿って配置され得るので、費用効率の高い製造を可能にする。真っ直ぐな弾性糸はそれほど複雑でない製造装置を必要とし、そして、弾性糸を固定するための接着剤は、ウェブ材料のシートと弾性糸を一緒に積層して本体パネルを形成する前に弾性糸上に直接供給され得る。さらに、長方形の前方本体パネルはまた、例えば、積層ウェブ材料のシートから複雑な二次元形状を切り出すことによって生じるスクラップ材料の低レベル化を実現した製造も可能にする。

後方本体パネルは、使用者のウエスト部に向かって配置されるように意図された実質的に長方形の形状の主要セクションと、使用者の股に向かって配置されるように意図された実質的に台形の臀部被覆セクションとからなる形状を有し得る。実質的に台形の臀部被覆セクションは、使用者に改善されたフィット感および快適さ、並びに、改善された下着のような外観を提供する。

第４の弾性領域は、４〜６本の弾性糸を含み得る。この数の弾性糸は、吸収性物品の下着のようなウエスト弾性を可能にする。

第４の弾性領域は、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸を含み得る。比較的狭い間隔は、前方本体パネルのウエスト領域に下着のような外観を与える。

第２の少なくとも部分的に弾性のある領域は、９〜１８本の弾性糸を含み得る。第２の弾性領域は典型的には吸収性物品の腹部分に対応し、比較的多数の弾性糸が大きく快適な腹部分を可能にする。

第２の少なくとも部分的に弾性のある領域は、５〜１３ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸を含み得る。吸収性物品の腹部分において隣接する弾性糸の間に比較的大きな間隔を有することは、大きく快適な腹部分を可能にする。

第１の少なくとも部分的に弾性のある領域は、４〜６本の弾性糸を含み得る。この数の弾性糸は、吸収性物品の下着のようなレッグ弾性を可能にする。

第１の少なくとも部分的に弾性のある領域は、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸を含み得る。比較的狭い間隔は、前方本体パネルのレッグ領域に下着のような外観を与える。

第５の弾性領域は、４〜６本の弾性糸を含み得る。この数の弾性糸は、吸収性物品の下着のようなウエスト弾性を可能にする。

第５の弾性領域は、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸を含み得る。比較的狭い間隔は、後方本体パネルのウエスト領域に下着のような外観を与える。

第６の弾性領域は、７〜１５個の弾性糸を含み得る。比較的多数の弾性糸により、大きく快適な後方部が可能になる。

第６の弾性領域は、５〜１３ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸を含み得る。吸収性物品の後部において隣接する弾性糸の間に比較的大きな間隔を有することは、大きくて快適な後部を可能にする。

第３の弾性領域は、４〜９本の弾性糸を含み得る。第３の弾性領域は広い領域にわたって、すなわち臀部被覆セクションにわたって広がり、第１および第２の弾性領域と重なるので、比較的多くの弾性糸が高いレベルの快適さおよびフィット感のために必要とされる。

第３の弾性領域は、１０〜３０ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸を含み得る。臀部被覆セクションにおける比較的大きな間隔が、寛大なフィット感と柔軟性をもたらす。

吸収性物品は、後方本体パネルのレッグ・エッジに隣接して固定された弾性レッグ機構をさらに含み得る。後方本体パネルの異なるレッグ弾性は、典型的には、改善された快適性、フィット感、および下着のような際立つ外観をもたらす。

隣り合う弾性糸の間の長手方向の間隔の長さは、第１および／または第４の弾性領域よりも第２の弾性領域の方が大きくてもよい。腹部分領域とも呼ばれることがある第２の弾性領域は、典型的には、第１および／または第４の弾性領域、すなわちウエスト部およびレッグ部の弾性領域よりも単位面積当たりの収縮力が少なく、良好なフィット感および快適性をもたらす。間隔が大きいほど、典型的には、単位面積当たりの収縮力が小さくなる。

隣り合う弾性糸の長手方向の間隔の長さは、第６の弾性領域よりも第３の弾性領域の方が大きくてもよい。臀部被覆セクション内に延在する第３の弾性領域は、一般に、所望のフィット感および快適性、並びに、臀部の広いスペースを可能にするために、第６の弾性領域よりも単位面積当たりの必要な収縮力が少なくて済む。間隔が大きいほど、典型的には、単位面積当たりの収縮力が小さくなる。

隣り合う弾性糸の長手方向の間隔の長さは、第５の弾性領域よりも第６の弾性領域の方が大きくてもよい。第５の弾性領域における比較的小さい間隔は、後方本体パネルのウエスト領域において下着のような外観を提供する。

単位面積当たりの収縮力は、第１および／または第４の弾性領域よりも第２の弾性領域の方が小さくてもよい。腹部分領域とも呼ばれることがある第２の弾性領域は、典型的には、第１および／または第４の弾性領域、すなわちウエスト部およびレッグ部の弾性領域よりも単位面積当たりの収縮力が少なく、良好なフィット感および快適性をもたらす。

単位面積当たりの収縮力は、第６の弾性領域よりも第３の弾性領域の方が小さくてもよい。臀部被覆セクション内に延在する第３の弾性領域は、一般に、使用者の臀部の所望のフィット感および快適性、並びに、寛大な空間を可能にするために、第６の弾性領域よりも単位面積当たりの収縮力が少ない。

単位面積当たりの収縮力は、第５の弾性領域よりも第６の弾性領域の方が小さくてもよい。第５の弾性領域における単位面積当たりの比較的高い収縮力は、後方本体パネルのウエスト領域において下着のような外観を提供する。

単位面積当たりの収縮力は、第１および／または第２の弾性領域よりも第３の弾性領域の方が小さくてもよい。この関係は、前方本体部のレッグ弾性および腹部分弾性と比較して、臀部被覆セクションの寛大で快適なフィット感を示しており、この関係は吸収性物品の快適性およびフィット感の向上をもたらす。

前方本体パネルは、弾性糸の集合効果によって生じる吸収性物品の自然な状態で集められ、前方本体パネルの集められた積層ウェブ材料は、実質的に長手方向に延びる谷によって分離された実質的に長手方向に延びるピークを含み得る。吸収性物品の伸張状態で測定された、集合パネルの第１および／または第４の弾性領域の２００ミリメートルの長さは、吸収性物品の自然状態で測定された約３５〜５５のピーク、具体的には４０〜５０のピークを含み得る。延伸状態における２００ミリメートル当たりのこの比較的多数のピークは、第１および／または第４の弾性領域、すなわち、前方本体パネルのレッグ弾性およびウエスト弾性の非常に滑らかで下着のような外観を与えている。

前方本体パネルは、弾性糸の集合効果によって生じる吸収性物品の自然な状態で集められ、前方本体パネルの集合材料は、実質的に長手方向に延びる谷によって分離された実質的に長手方向に延びるピークを含み得る。吸収性物品の伸張状態で測定された、集合パネルの第２の弾性領域の２００ミリメートルの長さは、吸収性物品の自然状態で測定された約１５〜３０のピーク、具体的には１８〜２５のピークを含み得る。第１および／または第４の弾性領域におけるピークの数の約半分であるこの値は、単位面積当たりの収縮力が第１および／または第４の弾性領域よりも第２の弾性領域において低いことを示しており、これが、前方本体パネルの腹部分において良好なフィット感と快適性を可能にする。

本開示のさらなる利点および有利な特徴は、以下の詳細な説明において提供される。

添付の図面を参照して、以下に本開示のより詳細な説明を続ける。

本開示による吸収性物品の斜視図である。 分解された平坦な状態における図１の吸収性物品を示す。 弾性領域がマークされた図１の吸収性物品を示す。 後方本体パネルの概略的な幾何学的形状を示す。 図１の吸収性物品の側面図である。 前方本体パネルの積層ウェブ材料の正面図である。 図６Ａに示すＡ−Ａ線による断面図である。 分解された平坦な状態における前方平面吸収性物品を示す。 正面斜視図における図７の吸収性物品を示す。

本開示の様々な態様は、添付の図面と併せて以下に説明され、本開示を限定するものではない。類似の名称は類似の要素を示し、説明される態様の変形は具体的に示された実施形態に限定されず、本開示の他の変形態様にも適用可能である。

図１には、成人の使用者に特に適した使い捨てのパンツ型吸収性物品１の例示的な実施形態が、組み立てられて使用可能な状態で概略的に示されている。パンツ型吸収性物品１は、例えば、パンツ型おむつ、生理用パンツ、または、成人の男性もしくは女性の使用者の使用に適合した失禁用パンツである。

図１の例示的実施形態によるパンツ型吸収性物品１は、前方本体パネル３と、後方本体パネル４と、主として吸収性物品１の股部分に配置され、前方本体パネル３と後方本体パネル４との間のギャップを橋渡しするために前方本体パネル３と後方本体パネル４とに接続される吸収性インサート２とを有する二体型シャーシを含んでなる。吸収性インサート２は、体液を吸収するための吸収性コア５を備える。

要するに、パンツ型吸収性物品の製造は、完成した吸収性物品１の前方および後方本体パネル３、４に形成される、積層弾性ウェブ材料の２つの平行な連続ストリップを最初に製造することによって行われる。

前方および後方本体パネル３、４の積層弾性ウェブ材料の製造は、典型的には、例えば、実質的に非弾性の不織布材料などのウェブ材料の第１および第２の連続した実質的に非弾性のシートを機械方向に供給しつつ、互いに平行に配置された複数の連続弾性糸を同時に供給することによって行われる。続いて、ウェブ材料の第１および第２のシートは、第１および第２のシートの間に配置された複数の連続弾性糸で互いに接合される。

弾性糸は、緊張状態でウェブ材料と平行に第１および第２のシートに取り付けられる。機械方向と平行に、すなわち横断方向Ｘに配置された弾性糸は、例えば、緊張状態でウェブ材料に固定される前に、それに塗布された接着剤を有し得る。あるいは、ウェブ材料自体に弾性糸を固定するためにそれに接着剤を塗布してもよい。弾性糸が吸収性物品１の横断方向長さにわたって湾曲配向を示す場合には、後者が特に有利である。結果として、完成した積層弾性ウェブは、弾性糸がそれらの自然状態に戻ることを可能にするときに集まる。

しかしながら、弾性糸を依然として緊張状態に保ちながら、本方法は、完成した吸収性インサート２を積層弾性ウェブの２つの平行な連続ストリップ間のギャップに配置して吸収性インサート２が部分的に両方のストリップと重なるようにするステップをさらに含み、それにより、吸収性インサート２をストリップに固定する。吸収性インサート２は、このようにして前方および後方本体パネル３、４とは別に製造され、続いて適切な製造工程で本体パネル３、４に配置されて固定される。

製造方法は任意選択的に、平坦な前方および／または平坦な後方デザインをもたらすステップを含み得る。これは、前方および／または後方本体パネルの中央領域に弾性糸を接着剤が含まないようにし、前方および／または後方本体パネルの中央部分に配置された弾性糸を中断操作することを含み、前方および／または後方本体パネル３、４の中央部分に位置し、接着剤がない弾性糸の部分は、周囲のウェブ材料に集合効果を及ぼすことなく、それらの本来の張力のない状態に戻り得る。それにより、前方および／または後方本体パネル３、４の所望の領域に平坦な領域が形成される。このような平坦な領域は、吸収性コア５上の活性弾性糸の集合効果が吸収性コア５の吸収容量に悪影響を及ぼすと見なすことができるので、吸収性コア５が前方および／または後方本体パネル３、４に重なる領域において典型的に望ましいとされる。

吸収性インサート２を積層弾性ウェブの２つの平行な連続ストリップに固定した後、連続材料バンド全体を、積層弾性ウェブの２つの平行な連続ストリップが折り畳み後に重ね合うように、吸収性インサート２の実質的に横断方向Ｘに延びる折り目で折り曲げられる。その後、積層された弾性ウェブの２つの平行な連続ストリップは、例えば、超音波溶接を使用して材料バンドに沿って所定の固定間隔で別々の位置で互いに接合されて完成された吸収性物品１のサイド・シーム６ａ、６ｂを形成する。その結果、前方本体パネル３のサイド・エッジは後方本体パネル４の両サイド・エッジに恒久的に取り付けられて、完成して組み立てられた吸収性物品１のサイド・シーム６ａ、６ｂを形成し、それによってウエスト開口部７および一対のレッグ開口部８も画定している。

最後の工程では、連続的な材料バンドは、サイド・シーム６ａ、６ｂ内のまたはそれらに隣接する領域において機械交差方向に切断されて、折り畳まれた連続的材料バンドを個々の吸収性物品１に変換する。前方および後方本体パネル３、４の積層弾性ウェブ材料が横断方向Ｘに延伸状態にもはや保持されていないとき、挟まれた弾性糸はウェブ材料を集め、すなわち横断方向Ｘに収縮させ、そして、積層弾性ウェブ材料に小さな起伏を形成する。そのような弾性ウェブ材料の製造方法の例は、国際公開第２０１４／０９８６８３Ａ１に詳細に記載されており、その全体が参照されている。

図２において、使い捨てのパンツ型吸収性物品１の同じ例示的な実施形態が、平坦な、組み立てられていない状態で、さらに、前方および後方本体パネル３および４の両サイド・エッジ９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂが、サイド・シーム６ａ、６ｂにおいて互いに取り付けられていない状態で概略的に示されている。これは、例えば、完成した吸収性物品１のサイド・シーム６ａ、６ｂを破断し、パンツ型吸収性物品１を平坦な状態に広げることによって実現され得る。パンツ型吸収性物品１は、折り畳まれていない平坦な状態で、吸収性インサート２の伸長方向と実質的に平行な長手方向Ｙを含む。横断方向Ｘは長手方向Ｙに対して垂直である。

図１および図２に示す例示的実施形態のパンツ型吸収性物品１は、ウエスト・エッジ２０と、一対のレッグ・エッジ２１ａ、２１ｂと、一対のサイド・エッジ９ａ、９ｂとを有する前方本体パネル３を備える。前方本体パネル３は略長方形を呈しており、吸収性物品１のサイズに応じて、前方本体パネル３の横断方向Ｘの全長２２は、典型的には約５５０〜７９０ｍｍの範囲内で、前方本体パネル３の長手方向Ｙの全長２３は、典型的には約１４０〜２４０ｍｍの範囲内である。

図２に対応するが吸収性物品１の第１〜第６の弾性領域１１〜１６がマークされた図３を参照すると、前方本体パネル３は、前方本体パネル３のレッグ・エッジ２１ａ、２１ｂに沿って延びる第１の弾性領域１１を有し、それにより、レッグ弾性機構が画定される。前方本体パネル３はさらに、前方本体パネル３のウエスト・エッジ２０に向かって第１の弾性領域１１の隣に位置する第２の弾性領域１２を有する。第２の弾性領域１２は、第２の弾性領域１２のサイズに応じて、使用者の腹部の上に延び得るので、弾性腹部領域と呼ぶことができる。

前方本体パネル３はさらに、前方本体パネル３のウエスト・エッジ２０に沿って延びる第４の弾性領域１４を有し、第２の弾性領域１２は第１の弾性領域１１と第４の弾性領域１４との間に位置している。第１、第２、第４の弾性領域１１、１２、１４は、図３に概略的に示されており、これは図２の展開された吸収性物品に対応する。

第１の弾性領域のサイズまたは長さ１１Ｌは、長手方向Ｙに見て、約５〜２０ｍｍ、具体的には約８〜１７ミリメートルの範囲であり得る。

第２の弾性領域１２のサイズ１２Ｌは、長手方向Ｙに見て、約７０〜１９０ｍｍ、具体的には約１００〜１６０ｍｍの範囲であり得る。

第４の弾性領域１４のサイズ１４Ｌは、長手方向Ｙに見て、約５〜２０ｍｍ、具体的には約８〜１７ｍｍの範囲であり得る。

第１、第２、第４の弾性領域１１、１２、１４のそれぞれは、前方本体パネル３の主要部分にわたって実質的に横断方向Ｘに配置された複数の弾性糸１１Ｔ、１２Ｔ、１４Ｔによって弾性化されている。平行弾性糸１１Ｔ、１２Ｔ、１４Ｔは、前方本体パネル３の一方のサイド・エッジ９ａに隣接する位置から前方本体パネル３の他方のサイド・エッジ９ｂに隣接する位置まで延びる。

サイド・シーム６ａ、６ｂが接着剤を含まないようにすることは有利であり得るので、吸収性物品１の製造中に、連続材料バンドを個々の吸収性物品に分割するのに必要な切断操作時に、連続弾性糸がサイド・シーム６ａ、６ｂの領域においてスナップ・バック(snap back)する。したがって、図２には、弾性糸が取り付けられていない、材料の狭い長手方向ストリップ２４ａ、２４ｂが示されている。したがって、図３に示すように、第１、第２、第４の弾性領域１１、１２、１４は、必ずしも前方本体パネル３のエッジ９ａ、９ｂまでは延びていない。

図１および図２に開示された例示的な実施形態では、弾性糸１１Ｔ、１２Ｔ、１４Ｔは横断方向Ｘと実質的に平行に延びているが、例えば、本体パネル３が長方形とは異なる形状を有する場合、それらは横断方向Ｘに対して局所的に小さな傾斜を示してもよい。

第１の弾性領域１１は、４〜６本の弾性糸を含み得る。さらに、第１の弾性領域１１は、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸１１Ｔを含み得る。第１の弾性領域１１内のそれぞれの弾性糸１１Ｔは、実質的に等しい質量密度を有し、例えば、６００〜１０００デシテックスの範囲、具体的には７５０〜８５０デシテックスの範囲であり得る。

第２の弾性領域１２は、９〜１８本の弾性糸１２Ｔを含み得る。さらに、第２の弾性領域１２は、５〜１３ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸１２Ｔを含み得る。第２の弾性領域１２内のそれぞれの弾性糸１２Ｔは、実質的に等しい質量密度を有し、例えば、３５０〜７５０デシテックスの範囲、具体的には５００〜６００デシテックスの範囲であり得る。

第４の弾性領域１４は、４〜６本の弾性糸１４Ｔを含み得る。さらに、第４の弾性領域１４は、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸１４Ｔを含み得る。第４の弾性領域１４のそれぞれの弾性糸１４Ｔは、実質的に等しい質量密度を有し、例えば、６００〜１０００デシテックスの範囲、具体的には７５０〜８５０デシテックスの範囲であり得る。

隣接する弾性糸の間の長手方向の間隔の長さは、好ましくは、第１および／または第４の弾性領域１１、１４よりも第２の弾性領域１２において大きい。

さらに、単位面積当たりの収縮力は、第１および／または第４の弾性領域１１、１４よりも第２の弾性領域１２の方が小さくてもよい。これは、快適性とフィット感の向上と共に際立つウエストおよびレッグ・エッジを備えた下着のような外観を有することが望まれる結果である。

図１および図２に示す例示的実施形態のパンツ型吸収性物品１は、ウエスト・エッジ２５と、一対のレッグ・エッジ２７ａ、２７ｂと、一対のサイド・エッジ１０ａ、１０ｂと、主要セクション２８と、臀部被覆セクション２９とを有する後方本体パネル４をさらに含む。

後方本体パネル４は、図１および図２に概略的に示すように、使用者のウエストに向かって配置されるように意図された実質的に長方形の主要セクション２８と、使用者の股に向かって配置されるように意図された実質的に台形の臀部被覆セクション２９とを有する。主要セクション２８および実質的に台形の臀部被覆セクション２９の幾何学形状は、図４にさらに概略的に示されている。概略的な幾何学形状における一定レベルの変形はもちろん可能である。例えば、前記セクション２８、２９のサイド・エッジは、例えば、非線形であってもよく、コーナーはより丸みを帯びていてもよく、横断方向Ｘにおける臀部被覆セクション２９の全長が、横断方向Ｘにおける主要セクション２８の全長よりも短くてもよい等である。

図１〜図３の例示的な実施形態では、後方本体パネルの主要セクション２８は、長方形の前方本体パネル３に実質的に対応する形状を有する。換言すれば、後方本体パネル４の主要セクション２８の長手方向Ｙの長さ３０は、長方形の前方本体パネル３の長手方向Ｙの長さ２３と実質的に等しく、後方本体パネル４の主要セクション２８の横断方向Ｘの長さ３１は、長方形の前方本体パネル３の横断方向Ｘの長さ２２と実質的に等しい。

さらなる例示的実施形態によれば、長手方向Ｙにおける後方本体パネル４の主要セクション２８の長さ３０は、長手方向Ｙにおけるサイド・シーム６ａ、６ｂの長さ２３と実質的に等しくてもよい。

臀部被覆セクション２９の長手方向Ｙの長さ３２は、後方本体パネル４の長手方向Ｙの最大長さ３３の２５〜６０％の範囲、具体的には３５％〜５０％の範囲とされ得る。後方本体パネル４の長手方向の最大長さ３３は、吸収性物品１のサイズに応じて、約２７０〜３７０ｍｍの範囲とされ得る。さらに、臀部被覆セクション２９の長手方向Ｙの最大長さ３２は、吸収性物品１のサイズに応じて、約１００〜１６０ｍｍの範囲とされ得る。

後方本体パネル４は、部分的に臀部被覆セクション２９の上および部分的に主要セクション２８の上にまで延びる第３の弾性領域１３を有する。第３の弾性領域１３は、４〜９本の弾性糸１３Ｔを含み得る。さらに、第３の弾性領域１３は、１０〜３０ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸１３Ｔを含み得る。第３の弾性領域１３のそれぞれの弾性糸１３Ｔは、３５０〜７５０デシテックスの範囲、具体的には５００〜６００デシテックスの範囲の実質的に等しい質量密度を有し得る。

後方本体パネル４は、後方本体パネル４のウエスト・エッジ２５に沿って延びる第５の弾性領域１５をさらに含み得る。第５の弾性領域１５は、４〜６本の弾性糸１５Ｔを含み得る。さらに、第５の弾性領域１５は、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸１５Ｔを含み得る。第５弾性領域１５のそれぞれの弾性糸１５Ｔは、６００〜１０００デシテックスの範囲、具体的には７５０〜８５０デシテックスの範囲の実質的に等しい質量密度を有する。

後方本体パネル４は、第３の弾性領域１３と第５の弾性領域１５との間に配置された第６の弾性領域１６をさらに有し得る。第６の弾性領域１６は、７〜１５本の弾性糸１６Ｔを含み得る。さらに、第６の弾性領域１６は、５〜１３ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸１６Ｔを含む。第６弾性領域１６のそれぞれの弾性糸１６は、３５０〜７５０デシテックスの範囲、具体的には５００〜６００デシテックスの範囲の実質的に等しい質量密度を有する。

後方本体パネル４の第３、第５、第６の弾性領域１３、１５、１６のそれぞれは、後方本体パネル４の大部分にわたって実質的に横断方向Ｘに配置された複数の弾性糸１３Ｔ、１５Ｔ、１６Ｔによって弾性化されている。それぞれ平行な弾性糸１３Ｔ、１５Ｔ、１６Ｔは、後方本体パネル４の一方のサイド・エッジ１０ａに隣接する位置から後方本体パネル４の他方のサイド・エッジ１０ｂに隣接する位置まで延びている。

第３の弾性領域１３のサイズまたは長さ１３Ｌは、長手方向Ｙに見て、約５〜２０ｍｍ、具体的には約８〜１７ミリメートルの範囲であり得る。

第６の弾性領域１６のサイズ１６Ｌは、長手方向Ｙに見て、約７０〜１９０ｍｍ、具体的には約１００〜１６０ｍｍの範囲であり得る。

第５の弾性領域１５のサイズ１５Ｌは、長手方向Ｙに見て、約５〜２０ｍｍ、具体的には約８〜１７ｍｍの範囲であり得る。

隣接する弾性糸の間の長手方向Ｙの間隔の長さは、第６の弾性領域１６よりも第３の弾性領域１３の方が大きくてもよい。これは、主要セクション２８の下部と同様に臀部被覆セクション２９において、より柔軟で寛大なフィット感を持たせたいという要望の結果である。

さらに、隣り合う弾性糸の長手方向Ｙの間隔の長さは、第５の弾性領域１５よりも第６の弾性領域１６の方が大きい。これは、異なるウエストを備えた下着のような外観を有することが望まれる結果である。

さらに、図１〜３の吸収性物品１は、後方本体パネル４のレッグ・エッジ２７ａ、２７ｂに隣接して固定された弾性レッグ機構３４をさらに含む。典型的には約２〜６本のそれぞれ平行な弾性糸を含む弾性レッグ機構３４は、臀部被覆セクション２９のレッグ・エッジ２７ａ、２７ｂに続く。

前方または後方本体パネル３、４の大部分にわたって横断方向Ｘに平行に配置された複数の弾性糸１１Ｔ〜１６Ｔを有する任意のそれぞれの弾性領域１１〜１６の長手方向の延長部または長さ１１Ｌ〜１６Ｌは、それぞれが実質的に均一な特性を有する一式の隣接する弾性糸の２つの最も外側の弾性糸の間の長手方向Ｙにおける最大距離に対応する。ある弾性領域における弾性糸の均一な特性は、隣接する糸間の間隔が等しいことによって、隣接する弾性糸間の間隔が異なる隣接する弾性領域と区別され得る。あるいは、ある弾性領域内の弾性糸の均一な特性は、等しい質量密度を有することができ、それによって異なる質量密度の弾性糸を有する隣接する弾性領域と区別され得る。さらに別の実施形態によれば、ある弾性領域における弾性糸の均一な特性は、製造中の弾性糸の特定の弾性伸縮レベルであり、それによって、製造中の弾性糸の異なる特定の弾性伸縮レベルを有する隣接する弾性領域と区別され得る。

サイド・シーム６ａ、６ｂの領域における第３の弾性領域１３のサイド・エッジ１３Ｌ１は、吸収性物品が完成して組み立てられた状態で、第１の弾性領域１１のサイド・エッジ１１Ｌと第２の弾性領域１２のサイド・エッジ１２Ｌの一部との両方において長手方向Ｙに重なる。この重なりは、比較的大きな第３の弾性領域１３を可能にし、臀部被覆セクション２９に典型的に関連する比較的大きな弾力性および柔軟性は、後方本体パネル４の主要セクション２８内に継ぎ目なく延在し、それによって快適性およびフィット感が改善される。

この重なりは、完成してすぐ使用可能な図１のパンツ型吸収性物品を概略的に示すが、側面から、すなわち側面シーム６ｂに面するように例示される図５においてさらに識別される。

サイド・シーム６ａ、６ｂにおける第３の弾性領域１３のサイド・エッジ１３Ｌ１は、長手方向Ｙに見て、吸収性物品１のサイド・シーム６ａ、６ｂと約１５〜８０ミリメートル、具体的には約２５〜６５ミリメートルと重なる。

さらに、第３の弾性領域１３のサイド・エッジ１３Ｌ２は、長手方向Ｙに見て、約１５〜８０ミリメートル、具体的には約２５〜６５ミリメートル延びて臀部被覆セクション２９内に入っている。

典型的には臀部被覆セクション２９に関連する比較的大きい弾性および柔軟性は、隣接する第６の弾性領域１６よりも第３の弾性領域１３における単位面積当たりの収縮力が小さくなる。さらに、第６の弾性領域１６の単位面積当たりの収縮力が第５弾性領域１５よりも小さいので、ウエスト・エッジ２５から後方本体パネル４の股下側に向かって単位面積当たりの収縮力が徐々に減少する。

さらに、典型的には臀部被覆セクション２９に関連する比較的大きい弾性および可撓性はまた、第３の弾性領域１３の単位面積当たりの収縮力を第１および／または第２の弾性領域１１の単位面積当たりの収縮力よりも小さくする。この関係は、前方本体部分３のレッグ弾性および腹部弾性に関連する第１および第２の領域１１、１２と比較して、臀部被覆セクション１３の寛大で快適なフィット感を示し、この関係は、吸収性物品１の快適性およびフィット感の向上をもたらす。

吸収性コア５の過度に高い圧縮を回避するために、第６の弾性領域１６は、長手方向Ｙに４０ミリメートルを超えて、具体的には２０ミリメートルを超えて吸収性コア５と重ならないことが好ましい。例示的な実施形態によれば、第３の弾性領域１３の単位面積当たりの収縮力が低いために、第３の弾性領域１３が吸収性コアと重なるように選択される。

図６Ａは、自然で弛緩した状態の前方本体パネル３の積層弾性ウェブ６３のごく一部の正面図を概略的に示す。弾性糸がそれらの自然な状態に戻ることを可能になるとき、前方本体パネル３の積層弾性ウェブは集まって収縮する。前記集合状態において、前方本体パネル３の集合材料は、実質的に長手方向に延びる谷部６２によって分離された実質的に長手方向に延びるピーク６１を含む。図６Ｂは、ピーク６１を分離した谷部６２を含む積層弾性ウェブ６３の断面Ａ−Ａを概略的に示す。前方本体パネル３の一部が伸張状態まで引き伸ばされ、伸張された前方本体パネル３の横断方向の長さ２００ｍｍの領域の端点に印が付けられ、その後、前方本体パネル３が再びその本来の集められた状態に戻ることが許されると、集められた前方本体パネル３の第１および／または第４の弾性領域１１、１４は、吸収性物品１の自然状態で測定して、印が付けられた端点の間の領域に３５〜５５個のピーク、具体的には４０〜５０個のピークを含むことになる。

同様に、前方本体パネル３の一部が伸張状態まで引き伸ばされ、伸張された前方本体パネル３の横断方向の長さ２００ｍｍの領域の端点に印が付けられ、その後、前方本体パネル３が再びその本来の集められた状態に戻ることが許されると、集められた前方本体パネル３の第２の弾性領域１２は、吸収性物品１の自然状態で測定して、１５〜３０個のピーク、具体的には１８〜２５個のピークを含むことになる。

これらのパラメータは、前方本体パネル３のウエスト・エッジ２０およびレッグ・エッジ２１ａ、２１ｂに関連する第１、第４の弾性領域１１、１４が、中央に配置された第２の弾性領域１２よりもはるかに細かい水切りを有することを説明する。したがって、この設定は、改善された快適性、フィット感および下着のような際立つ外観を有するパンツ型吸収性物品を提供することに寄与する。

別の例示的実施形態によれば、本開示によるパンツ型吸収性物品１は、いわゆる前方平坦デザインおよび／または前方平坦デザインを備え得る。本明細書におけるこの表現は、前方本体パネル３および／または後方本体パネル４を越えて実質的に横断方向Ｘに延びる弾性糸１１Ｔ〜１６Ｔの少なくとも一部分が中央領域６５で途切れている吸収性物品１のデザインを指し、図７および図８は、同じ吸収性物品が分解された平坦な状態および完成した使用準備完了状態をそれぞれ示している。第１、第２、第３の弾性領域１１〜１３の弾性糸１１Ｔ〜１３Ｔのような中央領域６５内の弾性糸１１Ｔ〜１３Ｔ、そして場合によっては後方本体パネル４の弾性レッグ機構３４も、弾性糸が中央領域６５で切断された場合に、弾性糸が前方部分を構成するウェブ材料のシートを集めることを可能にするのに十分な接着剤が欠如し得る。代わりに、中央領域６５内で弾性糸を切断すると、不十分な接着剤の領域内の弾性糸は、元の伸張されていない状態にスナップ・バックする。かくして、ねじ山のスナップ・バックされた、引き伸ばされていない弾性部分６６は、弾性積層ウェブ内でゆるく垂れ下がり、その一方、弾性糸が集合効果を発揮するのに十分な量の接着剤が与えられている、弾性糸の残りの部分６７は、ウェブ材料のシートに接続されたままになる。

中央部分６５で中断された１つ以上の弾性糸を有する弾性領域１１、１２、１３は、その主要部分、すなわち、中央部分６５の外側の前記領域のサイド部で依然として弾性であるため、本明細書では、部分的に弾性であると記載されている。

吸収性物品１の例えば長手方向中心線６８に沿った弾性糸１１Ｔ〜１３Ｔの切断または破断は、例えば、吸収性物品の製造中に適切な機械を用いて行われ得る。そうでなければ、中央領域６５の弾性糸１１Ｔ〜１３Ｔによって引き起こされる集合効果の除去は、吸収性物品１の中央領域６５のより滑らかで平坦な外観をもたらし、これは吸収性コアの不必要な圧縮を回避するために望ましく、さらに、より布に似た下着の外観および関連する快適感を使用者にもたらす。明らかに、吸収性物品は、前方平坦デザイン、後方平坦デザイン、または前方平坦デザインおよび後方平坦デザインの両方を備え得る。

本明細書では、用語「吸収性物品の伸長状態」は、吸収性物品１が、その中に含まれる全ての弾性糸が、製品の任意の部分ももはや集合しない程度まで４方向全てに伸長された状態として定義されるが、吸収性物品全体は完全に平坦で集合されていない状態である。この平坦な状態が達成される程度にだけ、物品は拡張される。

用語「活性弾性糸」は、緊張状態で一片の弾性ウェブ材料に取り付けられている弾性糸を含む一片の弾性ウェブ材料を指し、弾性糸の緊張を解除すると一片の弾性ウェブ材料が集中する。活性弾性糸を有する一片のウェブ材料は弾性化されているが、活性弾性糸を欠く一片の弾性ウェブ材料、例えば、受動的な弾性糸を含んでいるものは、伸縮性を欠く。

「吸収性物品」とは、尿および／または血液などの体液を吸収するか、或いは、吸収するように適合されている物品を意味する。

前方および後方本体パネルを形成する本開示の不織布材料層またはウェブは、例えば、スパンボンド、エア・レイド、ウェット・レイド、カード、エレクトロ・スパンまたはメルトブローン不織布から選択され得る。不織布材料は、例えば、ニードリング、水中交絡(hydroentangling)、または熱接着のような、多数の技術によって接着され得る。

開示された製品の不織布材料は天然材料と合成材料の混合物である。天然繊維は、例えば、セルロース系繊維または再生セルロース由来の繊維である。

用語「弾性糸」は、例えば、天然または合成ゴム、或いは、熱可塑性ポリウレタンまたはスチレン・ブロック・コポリマーまたはスパンデックス（ポリウレタン・ポリウレア・コポリマー）とも呼ばれるエラスタンなどの熱可塑性エラストマーのような弾性材料で作られた弾性ストランドまたは弾性糸を意味することを意図する。糸は、「ＬＹＣＲＡ」の商品名で入手可能なエラスタン型であり得るが、任意の適切な弾性糸が使用され得る。糸は、約８０〜１２００ｄｔｅｘの線状質量密度を有し得る。

弾性糸は、製造工程中、初期の無張力の元の長さの約５０〜約３００％、より好ましくは初期の無張力の元の長さの１００〜２５０％、最も好ましくは１５０〜２２０％に伸ばされる。弾性糸は、破断する危険なしに製造工程において安全に使用できるように、破断することなく少なくとも約２００％の伸びに耐えることができる種類のものであるのが好ましい。

弾性ウェブ材料に関する材料に関するさらなる情報は、その全体が参照される国際公開第２０１４／０９８６８３号に開示されている。

吸収性コアは、セルロース系綿毛パルプ、ティッシュ層、高吸収性ポリマー（超吸収体）、ヒドロゲルフォーム材料を含む吸収性フォーム材料、吸収性不織材料などのような、排出された排泄物を吸収するのに適した任意の従来材料を含み得る。

吸収性コアは、使用者の肌に面するように意図された側に配置された液体透過性のトップシートと、使用者の衣類に面するように意図された吸収体の側に配置された液体不透過性のバックシートとを有する。一般に、液体透過性のトップシートは、不織布材料を含むかまたはそれからなる。トップシート材料はさらに、トウ繊維(tow fibres)、多孔質フォーム、有孔プラスチック・フィルムなどから構成され得る。上述のように、トップシート材料として適した材料は、柔らかくかつ皮膚を刺激しないもので、例えば、尿や月経液のような体液が容易に浸透するもので、そして低い再湿潤性を示すべきものである。

液体不透過性のバックシートは、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレンフィルム、液体不透過性材料で被覆された不織布材料、液体浸透に抵抗する疎水性不織布材料、またはプラスチック・フィルムと不織布材料との積層体のような、薄いプラスチック・フィルムからなり得る。バックシート材料は、液体がバックシート材料を通過することを依然として防止しながら、蒸気が吸収体から蒸発できるように通気性であり得る。

トップシートとバックシートとは、例えば、接着または結合、或いは、熱または超音波による溶接によって互いに結合され得る。トップシートおよび／またはバックシートはさらに、接着剤、熱接着などのような当技術分野において公知の任意の方法によって吸収体に取り付けられ得る。

吸収性コア５のトップシートおよびバックシートは、吸収性コアの領域を超えて外向きに延びることができ、それによって吸収性コア５を含む吸収性インサート２を画定する。吸収性コア５の最大長さ５１は、典型的には横断方向Ｘに約８０〜１５０ｍｍであり、吸収性コア５の最大長さ５２は典型的には長手方向Ｙに４００〜６００ｍｍである。

吸収性コア５は、約５０〜１００ｍｍの長さ５３で前方本体パネル３と重なり得る。さらに、吸収性コア５は、約２００〜２５０ｍｍの長さ５４で後方本体パネル４と重なり得る。あるいは、吸収性コア５は、約３０〜７０ｍｍの長さで後方本体パネル４の主要セクションと重なり得る。

特許請求の範囲に記載されている参照符号は、特許請求の範囲によって保護されている事項の範囲を限定するものと見なすべきではなく、それらの唯一の機能は、特許請求の範囲を理解しやすくすることである。

理解されるように、本開示は、添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な明白な点で修正が可能である。したがって、図面およびその説明は、本質的に例示的なものとみなされるべきであって、限定的なものとみなされるべきではない。本吸収性物品ならびにその構成要素および方法は、開示された特定の形態に限定されることを意図していないことを理解されたい。そうではなく、それらは特許請求の範囲内に含まれるすべての修正、均等物、および代替物を含むことを意図している。それらはさらに、開示された実施形態からの特徴およびそれらの変形を組み合わせることによって形成され得る実施形態を含むことを意図している。

１ パンツ型吸収性物品
２ 吸収性インサート
３ 前方本体パネル
４ 後方本体パネル
５ 吸収性コア
６ａ、６ｂ サイド・シーム
９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂ サイド・エッジ
１１〜１６ 第１〜第６の弾性領域
１１Ｔ、１２Ｔ、１４Ｔ、１５Ｔ 弾性糸
２０、２５ ウエスト・エッジ
２１ａ、２１ｂ、２７ａ、２７ｂ レッグ・エッジ
２２、２３ 全長
２４ａ、２４ｂ ストリップ
２８ 主要セクション
２９ 臀部被覆セクション
３０、３２ 長さ
３４ 弾性レッグ機構
６１ ピーク
６２ 谷部
６３ 積層弾性ウェブ
６５ 中央領域、中央部分
６６ 弾性部分
６７ 残りの部分
６８ 中心線
Ｘ 横断方向
Ｙ 長手方向

Claims (33)

1. 長手方向（Ｙ）および横断方向（Ｘ）を有する、成人用のパンツ型おむつ、生理用パンツまたは失禁用パンツなどの使い捨てパンツ型吸収性物品（１）であって、
   ウエスト・エッジ（２０）、一対のレッグ・エッジ（２１ａ、２１ｂ）、および、一対のサイド・エッジ（９ａ、９ｂ）を有する前方本体パネル（３）と、
   ウエスト・エッジ（２５）、一対のレッグ・エッジ（２７ａ、２７ｂ）、一対のサイド・エッジ（１０ａ、１０ｂ）、主要セクション（２８）、および、臀部被覆セクション（２９）を有する後方本体パネル（４）と、
   主として当該吸収性物品（１）の股部分に配置される、前記前方本体パネル（３）と前記後方本体パネル（４）との間のギャップを橋渡しするために前記前方本体パネル（３）と前記後方本体パネル（４）とに接続される吸収性インサート（２）であって、吸収性コア（５）を備える吸収性インサート（２）と、
   を含んでなり、
   前記前方本体パネル（３）および前記後方本体パネル（４）は、また、ウエスト開口部（７）と一対のレッグ開口部（８）とを少なくとも部分的に画定するために、対向するサイド・エッジ（９ａ、１０ａ、９ｂ、１０ｂ）で互いに接合され、
   前記前方本体パネル（３）は、前記前方本体パネル（３）のレッグ・エッジ（２１ａ、２１ｂ）に沿って延びる少なくとも部分的に弾性のある第１の弾性領域（１１）と、前記第１の弾性領域（１１）の隣に位置する少なくとも部分的に弾性のある第２の弾性領域（１２）とを有し、
   前記後方本体パネル（４）は、前記後方本体パネル（４）の前記臀部被覆セクション（２９）を少なくとも部分的に覆って延びる第３の弾性領域（１３）を有し、
   それぞれの前記第１〜第３の弾性領域（１１〜１３）は、前記前方本体パネル（３）または前記後方本体パネル（４）の主要部分を横切って実質的に前記横断方向（Ｘ）に配置された複数の弾性糸（１１Ｔ〜１３Ｔ）によって弾性化され、
   前記第３の弾性領域（１３）のサイド・エッジ（１３Ｌ１）は、サイド・シーム（６ａ、６ｂ）において少なくとも部分的に弾性のある前記第１の弾性領域（１１）のサイド・エッジ（１１Ｌ）と少なくとも部分的に弾性のある前記第２の弾性領域（１２）のサイド・エッジ（１２Ｌ）の一部との両方と前記長手方向（Ｙ）に重なっていることを特徴とする、パンツ型吸収性物品（１）。
2. 前記前方本体パネル（３）が、前記前方本体パネル（３）の前記ウエスト・エッジ（２０）に沿って延びる第４の弾性領域（１４）をさらに有し、少なくとも部分的に弾性のある前記第２の弾性領域（１２）が、前記第１の弾性領域（１１）と前記第４の弾性領域（１４）との間に位置していることを特徴とする、請求項１に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
3. 前記後方本体パネル（４）が、前記後方本体パネル（４）の前記ウエスト・エッジ（２５）に沿って延びる第５の弾性領域（１５）をさらに含むことを特徴とする、請求項１または２に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
4. 前記後方本体パネル（４）は、前記第３の弾性領域（１３）と第５の弾性領域（１５）との間に位置する第６の弾性領域（１６）をさらに有することを特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
5. 前記第３の弾性領域（１３）のサイド・エッジ（１３Ｌ１）が、前記長手方向（Ｙ）に見て、当該パンツ型吸収性物品（１）のサイドシーム（６ａ、６ｂ）と約１５〜８０ミリメートル、特に、約２５〜６５ミリメートル重なっていることを特徴とする、請求項１〜４のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
6. 前記第３の弾性領域（１３）が、前記長手方向（Ｙ）に見て、約１５〜８０ミリメートル、特に、約２５〜６５ミリメートル、前記臀部被覆セクション（２９）内に延び 延びていることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
7. 前記臀部被覆セクション（２９）の前記長手方向（Ｙ）の長さ（３２）が、前記後方本体パネル（４）の前記長手方向（Ｘ）の最大長さ（３３）の２５〜６０％、特に、３５％〜５０％の範囲内であることを特徴とする、請求項１〜６のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
8. 第６の弾性領域（１６）が、前記長手方向（Ｙ）に見て、前記吸収性コア（５）と４０ミリメートルを超えて、特に、２０ミリメートルを超えて重ならないことを特徴とする、請求項４〜７のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
9. 少なくとも部分的に弾性のある前記第１の弾性領域（１１）のサイド・エッジ（１１Ｌ）が、前記長手方向（Ｙ）に見て、約５〜２０ミリメートル、特に、約８〜１７ミリメートルの拡大部を有することを特徴とする、請求項１〜８のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
10. 前記前方本体パネル（３）が実質的に長方形の形状を有することを特徴とする、請求項１〜９のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
11. 前記後方本体パネル（４）が、使用者のウエスト部に向かって配置されるように意図された実質的に長方形の主要セクション（２８）と、使用者の股部に向かって配置されるように意図された実質的に台形の形状の臀部被覆セクション（２９）と、に構成された形状を有していることを特徴とする、請求項１〜１０のいずれかに記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
12. 第４の弾性領域（４）が４〜６本の弾性糸（１４Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項２〜１１のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
13. 第４の弾性領域（１４）が、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸（１４Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項２〜１２のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
14. 少なくとも部分的に弾性のある前記第２の弾性領域（１２）が、９〜１８本の弾性糸（１２Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
15. 少なくとも部分的に弾性のある前記第２の弾性領域（１２）が、５〜１３ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸（１２Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項１〜１４のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
16. 少なくとも部分的に弾性のある前記第１の弾性領域（１１）が、４〜６本の弾性糸（１１Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項１〜１５のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
17. 少なくとも部分的に弾性のある前記第１の弾性領域（１１）が、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸（１１Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項１〜１６のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
18. 第５の弾性領域（１５）が４〜６本の弾性糸（１５Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項３〜１７のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
19. 第５の弾性領域（１５）が、２〜８ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸（１５Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項３〜１８のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
20. 第６の弾性領域（７）が、７〜１５本の弾性糸（１６Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項４〜１９のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
21. 第６の弾性領域が、５〜１３ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸を含むことを特徴とする、請求項４〜２０のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
22. 前記第３の弾性領域（４）が、４〜９本の弾性糸（１３Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項１〜２１のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
23. 前記第３の弾性領域（１３）が、１０〜３０ミリメートルの実質的に等間隔で平行に配置された複数の弾性糸（１３Ｔ）を含むことを特徴とする、請求項１〜２２のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
24. 前記吸収性物品（１）が、前記後方本体パネル（４）の前記レッグ・エッジ（２７ａ、２７ｂ）に隣接して固定された弾性レッグ機構（３４）をさらに含むことを特徴とする、請求項１〜２３のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
25. 隣接する弾性糸の間の前記長手方向（Ｙ）の間隔の長さが、前記第１の弾性領域（１１）および／または第４の弾性領域（１４）よりも前記第２の弾性領域（１２）において大きいことを特徴とする、請求項１〜２４のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
26. 隣接する弾性糸の間の前記長手方向（Ｙ）の間隔の長さが、第６の弾性領域（１６）よりも前記第３の弾性領域（１３）において大きいことを特徴とする、請求項４〜２５のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
27. 隣接する弾性糸の間の前記長手方向（Ｙ）の間隔の長さが、第５の弾性領域（１５）よりも前記第６の弾性領域（１６）における方が大きいことを特徴とする、請求項４〜２６のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
28. 単位面積当たりの収縮力が、前記第１の弾性領域（１１）および／または第４の弾性領域（１４）よりも前記第２の弾性領域（１２）の方が小さいことを特徴とする、請求項１〜２７のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
29. 単位面積当たりの収縮力が、第６の弾性領域（１６）よりも前記第３の弾性領域（１３）の方が小さいことを特徴とする、請求項４〜２８のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
30. 単位面積当たりの収縮力が、第５の弾性領域（１５）よりも第６の弾性領域（１６）の方が小さいことを特徴とする、請求項４〜２９のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
31. 単位面積当たりの収縮力が、前記第１の弾性領域（１１）および／または前記第２の弾性領域（１２）よりも前記第３の弾性領域（１３）の方が小さいことを特徴とする、請求項１〜３０のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
32. 前方本体パネル（３）が、前記弾性糸（１１Ｔ、１２Ｔ、１４Ｔ）の集合効果によって生じる当該吸収性物品（１）の自然な状態で集められ、
    前方本体パネル（３）の集められた積層ウェブ材料（６３）が、実質的に前記長手方向に延びる谷（６２）によって分離された実質的に前記長手方向に延びるピーク（６１）を含み、
    当該吸収性物品（１）の伸張状態で測定された、集合した前記前方本体パネル（３）の第１の弾性領域（１１）および／または第４の弾性領域（１４）の２００ミリメートルの長さが、当該吸収性物品（１）の自然状態で測定された、約３５〜５５個のピーク、特に、４０〜５０のピークを含み得ることを特徴とする、請求項１〜３１のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。
33. 前方本体パネル（３）が、前記弾性糸（１１Ｔ、１２Ｔ、１４Ｔ）の集合効果によって生じる当該吸収性物品（１）の自然な状態で集められ、
    前方本体パネル（３）の集められた積層ウェブ材料（６３）が、実質的に前記長手方向に延びる谷（６２）によって分離された実質的に前記長手方向に延びるピーク（６１）を含み、
    当該吸収性物品（１）の伸張状態で測定された、集合した前記前方本体パネル（３）の第２の弾性領域（１２）の２００ミリメートルの長さが、当該吸収性物品（１）の自然状態で測定された、約１５〜３０個のピーク、特に、１８〜２５のピークを含み得ることを特徴とする、請求項１〜３２のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型吸収性物品。

Images