JP5595055B2 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は吸収性物品の製造方法に関する。
互いに別個の前身頃、後身頃及び連結シートを備える外装体であって、これら前身頃及び後身頃は、脇領域において互いに接合されると共に、股領域において前後方向に延びる連結シートによって互いに連結される、外装体と、外装体の内側において連結シートに重ねて固定された、吸収性本体を含む内装体と、を備えたパンツ型の吸収性物品の製造方法であって、前身頃の連続体である前身頃ウェブと後身頃の連続体である後身頃ウェブとを搬送方向に直交する直交方向に離間領域をもって搬送方向に沿って搬送する搬送段階と、次いで、離間領域をまたぐように、前身頃ウェブ及び後身頃ウェブに連結シートを搬送方向に間隔をおいて取り付けて外装体の連続体である外装体ウェブを形成する外装体ウェブ形成段階と、次いで、内装体を外装体ウェブに取り付ける取り付け段階と、次いで、脚刳りを画定する縁を形成するために外装体ウェブを切断する縁形成段階と、を含む、製造方法が公知である(特許文献1参照)。すなわち、この製造方法では、内装体を外装体ウェブに取り付けた後に、内装体の一部が切断除去される。
一方、前身頃及び後身頃が一体の外装体から形成される吸収性物品の製造方法であって、外装体の連続体である外装体ウェブを搬送する搬送段階と、次いで、脚刳りを画定する縁を形成するために外装体ウェブを切断する縁形成段階と、次いで、内装体を外装体ウェブに取り付ける取り付け段階と、を含む吸収性物品の製造方法が公知である(特許文献2参照)。
特許第3732459号公報 特許第3599722号公報
しかしながら、特許文献1の製造方法のように内装体の一部を切断除去する場合には、誤って吸収性本体が切断され、損傷するおそれがある。すなわち、製品部材が損傷するおそれがある。製品部材が損傷すると、もはや商品とすることはできず、吸収性物品の生産性が低下するおそれがある。
この点、特許文献2のように、外装体ウェブを切断し、次いで内装体を外装体ウェブに取り付けるようにすれば、上述の課題は解決できるかもしれない。
しかしながら、詳しくは後述するが、前身頃及び後身頃が別個のシートから形成される吸収性物品の製造方法には、製品部材同士が確実に連結されないおそれがあるという固有の課題がある。特許文献2では、前身頃及び後身頃が一体の外装体から形成される以上、この固有の課題が生じない。
すなわち、特許文献2を考慮したとしても、製品部材が損傷するのを阻止すると同時に、製品部材同士を確実に連結するという課題を解決することはできないのである。
本発明によれば、互いに別個の前身頃、後身頃及び連結シートを備える外装体であって、これら前身頃及び後身頃は、脇領域において互いに接合されると共に、股領域において前後方向に延びる連結シートによって互いに連結される、外装体と、外装体の内側において連結シートに重ねて固定された、吸収性本体を含む内装体と、を備えたパンツ型の吸収性物品の製造方法であって、前身頃の連続体である前身頃ウェブと後身頃の連続体である後身頃ウェブとを搬送方向に直交する直交方向に離間領域をもって搬送方向に沿って搬送する搬送段階と、次いで、離間領域をまたぐように、前身頃ウェブ及び後身頃ウェブに連結シートを搬送方向に間隔をおいて取り付けて外装体の連続体である外装体ウェブを形成する外装体ウェブ形成段階と、次いで、脚刳りを画定する縁を形成するために外装体ウェブを切断する縁形成段階と、次いで、内装体を外装体ウェブに取り付ける取り付け段階と、を含む、製造方法が提供される。
製品部材が損傷するのを阻止すると同時に、製品部材同士を確実に連結することができる。
本発明による第1実施例のおむつの斜視図である。 脇領域での接合部分を解いた展開状態にあるおむつの平面図である。 図2の線III−IIIに沿ってみた縦断面図である。 図2の線IV−IVに沿ってみた横断面図である。 おむつの製造方法を説明する概略全体図である。 おむつの製造方法を説明する概略部分図である。 図6の矢印A,B,Cに沿ってみたトップシートウェブ等の図である。 接着剤適用パターンを示す図である。 接着剤適用パターンの別の例を示す図である。 本発明による第2実施例を説明する展開平面図である。 本発明による第3実施例を説明する展開平面図である。 本発明による第3実施例の製造方法を説明する概略部分図である。 本発明による第4実施例を説明する展開平面図である。 本発明による第5実施例を説明する展開平面図である。 本発明による第6実施例を説明する図である。 図15の線XVI−XVIに沿ってみた断面図である。 本発明による第6実施例のおむつの製造方法を説明する概略図である。 本発明による第7実施例を説明する図である。 本発明による第8実施例を説明する図である。 本発明による第9実施例を説明する図である。 端部分の好ましくない例を説明する展開平面図である。
以下では、本発明を使い捨てパンツ型おむつに適用した場合を説明する。なお、本発明を、下着のような他のパンツ型吸収性物品に適用することもできる。
本発明による第1実施例を示す図1を参照すると,おむつ1は外装体2及び内装体3を具備する。
外装体2は、互いに別個の前身頃4、後身頃5及び連結シート6を備える。前身頃4及び後身頃5は、脇領域1Fにおいて互いに接合されると共に、股領域1Cにおいて前後方向FRに延びる連結シート6によって互いに連結される。ここで、着用状態において、前身頃4は装着者の腹側に位置し、後身頃5は装着者の背側に位置する。また、おむつ1は、前身頃4の上縁4U及び後身頃5の上縁5Uによって画定された胴刳りないしウエストホール1Wと、一対の脚刳りないしレッグホール1Lとを備える。この場合、各レッグホール1Lは縁1LEによって画定され、この縁1LEは、前身頃4の下縁4L、後身頃5の下縁5L、及び連結シート6の横方向LTの両縁6Sから構成される。一方、内装体3は、吸収性本体を含み、外装体2の内側において連結シート6に重ねて固定される。
展開状態にあるおむつ1を示す図2を参照すると、前身頃4は長方形状をなしている。前身頃4の上縁4Uは横方向LTに直線状に延びる。一方、前身頃4の下縁4Lは、横方向LTのほぼ中央の中央部分4LCと、中央部分4LCの横方向LTの両側の側方部分4LSとを備え、中央部分4LCはほぼ横方向LTに延び、側方部分4LSは上縁4Uに向けてわずかに湾曲する。また、前身頃4の横方向LTの両側縁4Sはほぼ縦方向LNに延びる。ここで、縦方向LNは横方向LTに垂直である。
また、後身頃5は前身頃4に向けて突出する六角形状をなしている。すなわち、後身頃5は、長方形状の胴回り部分5Wと、胴回り部分5Wから前身頃4に向けて延出する台形状の延出部分5Eとを備える。後身頃5の上縁すなわち胴回り部分5Wの上縁5Uはほぼ横方向LTに延びる。一方、後身頃5の下縁すなわち延出部分5Eの下縁5Lは、横方向LTのほぼ中央の中央部分5LCと、中央部分5LCの横方向LTの両側にある側方部分5LSとを備え、中央部分5LCはほぼ横方向LTに延び、側方部分5LSは上縁5Uに向けて湾曲しつつ横方向LTに対し傾斜して延びる。また、後身頃5の横方向LTの両側縁5Sはほぼ縦方向LNに延びる。
図2に示される展開状態において、前身頃4及び後身頃5は、横方向LTに垂直な縦方向LNに離間領域SPを隔てて配置される。連結シート6は、前身頃4及び後身頃5の横方向LTのほぼ中央において、この離間領域SPを横切って縦方向LNに延び、下縁4L周りの前身頃4と、下縁5L周りの後身頃5すなわち延出部分5Eとにそれぞれ固定される。
連結シート6は、長方形の両側縁のうち縦方向LNのほぼ中央にくびれを設けた形状をなしている。この場合、連結シート6の横方向LTの長さないし幅は前身頃4及び後身頃5の横方向LTの幅よりも短く、連結シート6の縦方向LNの長さは内装体3の縦方向LNの長さよりも短い。また、連結シート6の側縁6Sは、縦方向LNのほぼ中央の中央部分6SCと、中央部分6SCの縦方向LNの両側にある端部分6SEとを備え、中央部分6SCは内向きに湾曲し、端部分6SEはほぼ縦方向LNに延びる。言い換えると、端部分6SEは、レッグホール1Lを画定する外装体2の縁、すなわち前身頃4の下縁4Lの及び後身頃5の下縁5Lと一致せず、これら下縁4L,5Lよりも横方向LTの内側にある。なお、端部分6SEは、連結シート6のうち前身頃4及び後身頃5と重なっている部分の横方向LTの両縁に相当する。また、連結シート6の縦方向LNの両端縁6Eはほぼ横方向LTに延びる。
一方、内装体3は縦方向LNに延びる長方形状をなしている。内装体3の横方向LTの両側縁3Sはほぼ縦方向LNに延び、縦方向LNの両端縁3Eはほぼ横方向に延びる。
また、内装体3の横方向LTの両側には、内装体3の両側縁3Sに沿って一対の防漏部材7が設けられる。防漏部材7の横方向LTの自由縁ないし外縁7SOは縦方向LNに延びる。
上述したように、内装体3は連結シート6に重ねられ、固定される。この場合、内装体3は縦方向LNに連結シート6を越えて延び、前身頃4及び後身頃5にも固定される。
また、この場合、連結シート6の両側縁6Sの中央部分6SCの少なくとも一部は、防漏部材7の外縁7SOよりも横方向LTの内側にあり、更に、内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの内側にある。これに対し、両側縁6Sの端部分6SEは内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの外側にあり、更に、防漏部材7の外縁7SOよりも横方向LTの外側にある。
図3に示されるように、前身頃4は2枚のシート、すなわち着用時に装着者に面するトップシート4Tと、着用時に外部に面するバックシート4Bとを備え、これらトップシート4T及びバックシート4Bは互いに重ね合わされる。同様に、後身頃5も2枚のシート、すなわち着用時に装着者に面するトップシート5Tと、着用時に外部に面するバックシート5Bとを備え、これらトップシート5T及びバックシート5Bは互いに重ね合わされる。
一方、連結シート6は1枚のシートから構成される。この場合のシートは液透過性であってもよいし液不透過性であってもよい。
このようにすると、連結シート6が前身頃4及び後身頃5よりも柔らかくなる。なお、前身頃4及び後身頃5よりも柔らかくなるように、連結シート6を構成するシートの枚数、材質、目付などを選択することができる。シート材の柔らかさの程度は例えばカンチレバー法により測定することができる。
また、図2に示される例では、連結シート6は前身頃4及び後身頃5の内側ないし装着者側、すなわちトップシート4T,5Tに取り付けられる。しかしながら、連結シート6を前身頃4及び後身頃5の外側、すなわちバックシート4B,5Bに取り付けてもよい。あるいは、連結シート6の縦方向LNの両端周りがトップシート4T,5T及びバックシート4B,5B間に挟まれるようにしてもよい。このようにすると、連結シート6の縦方向LNの両端周りがトップシート4T,5T側又はバックシート4B,5B側に露出せず、肌触りがよくなる。また、連結シート6が前身頃4及び後身頃5から離脱しにくくなる。
ここで、前身頃4及び後身頃5のトップシート4T,5T及びバックシート4B,5B、並びに連結シート6はそれぞれ、ポリプロピレン(PP),ポリエチレン(PE)のようなポリオレフィン系繊維,ポリエチレンテレフタレート(PET)系繊維といった合成繊維から形成される不織布であって、スパンボンド、エアスルーなどの製法によって製造される不織布から構成され、それぞれの目付は例えば13から30g/mである。本発明による第1実施例において、トップシート4T,5Tはそれぞれ、PPから形成された目付15g/mのSMS不織布から構成され、バックシート4B,5Bはそれぞれ、PPから形成された目付17g/mのスパンボンド不織布から構成され、連結シート6はPPから形成された目付15g/mのSMS不織布から構成される。
また、上縁4U周りの前身頃4には弾性部材4WGが設けられており、下縁4L周りの前身頃4には弾性部材4LGが設けられており、弾性部材4WGと弾性部材4LGとの間の前身頃4には弾性部材4FGが設けられている。図3に示されるように、上縁4U周りにはバックシート4Bがトップシート4T側に折り重ねられた折り重ね部分4Fが設けられており、弾性部材4WGは折り重ね部分4Fにおいてバックシート4B同士間に固定される。一方、弾性部材4FG,4LGはトップシート4T及びバックシート4B間に固定される。
同様に、上縁5U周りの後身頃5には弾性部材5WGが設けられており、下縁5L周りの後身頃5には弾性部材5LGが設けられており、弾性部材5WGと弾性部材5LGとの間の後身頃5には弾性部材5FGが設けられる。上縁5U周りにはバックシート5Bがトップシート5T側に折り重ねられた折り重ね部分5Fが設けられており、弾性部材5WGは折り重ね部分5Fにおいてバックシート5B同士間に固定される。一方、弾性部材5FG,5LGはトップシート5T及びバックシート5B間に固定される。これら弾性部材4WG,4FG,4LG,5WG,5FG,5LGは例えば糸状をなし、伸長された状態で前身頃4及び後身頃5に取り付けられる。
この場合、弾性部材5FGは、後身頃5の胴回り部分5Wに設けられた弾性部材5FGWと、延出部分5Eに設けられた弾性部材5FGEとを含む。図2からわかるように、弾性部材5FGEは内装体3及び防漏部材7と重なって設けられる。この弾性部材5FGEは着用時に、おむつ1の脇領域1Fと股領域1Cとの間に弾性作用を提供する。
また、弾性部材4LG,5LGは、前身頃4及び後身頃5内で中断することなく連続的に延びており、内装体3、連結シート6及び防漏部材7と重なって設けられる。これら弾性部材4LG,5LGも着用時に、おむつ1の脇領域1Fと股領域1Cとの間に弾性作用を提供する。
なお、トップシート4T,5Tの上縁は弾性部材4WG,5WGの下縁に概ね沿って配置され、トップシート4T,5Tの下縁はバックシート4B,5Tの下縁に概ね沿って配置される。
ここで、弾性部材4WG,4FG,4LG,5WG,5FG,5LGは、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックスのような弾性繊維から構成され、伸長倍率は例えば1.3から3.5倍である。弾性部材4WG,4FG,4LG,5WG,5FG,5LGをスパンデックスから構成した場合、弾性部材4WG,4FG,4LG,5WG,5FG,5LGの太さは例えば300から1200dtexである。本発明による第1実施例において、弾性部材4WG,5WGは太さ940dtexで伸張倍率3.0倍のスパンデックスからそれぞれ構成され、弾性部材4FG,5FGは太さ780dtexで伸張倍率2.5倍のスパンデックスから構成され、弾性部材4LGは平均伸長倍率2.5倍のスパンデックスから構成され、弾性部材5LGは平均伸長倍率2.2倍のスパンデックスから構成される。また、弾性部材4WG及び弾性部材5WGはそれぞれ5本、弾性部材4FGは10本、胴回り部分5Wの弾性部材5FGWは11本、延出部分5Eの弾性部材5FGEは2本のスパンデックスを含む。なお、弾性部材4WG,4FG,4LG,5WG,5FG,5LGを弾性シートから構成してもよい。
図3及び図4に示されるように、内装体3は、液透過性のトップシート3Tと、液不透過性のバックシート3Bと、これらトップシート3T及びバックシート3B間に配置された吸収体3Aとを備えている。また、吸収体3Aは、吸収コア3ACと、吸収コア3ACを包むラップシート3AWとを備えている。
吸収体コア3ACの長手方向ないし縦方向LNの両端と、両端間の中間部分とには、拡幅部分3ACWが形成されており、これら拡幅部分3ACWは挟幅部分3ACNによって互いに連結されている。
また、吸収体コア3ACには、長手方向ないし縦方向LNに延びる複数のスリット3ACSが設けられている。これらスリット3ACSは横方向LTのほぼ中央にある中央スリットと、中央スリットの両側にある側方スリットとを含む。本発明による第1実施例において、中央スリットは長さ320mm、幅12mmであり、側方スリットは長さ80mm、幅10mmである。このようにすると、吸収体コア3ACがスリット3ACSに沿って容易に折れ曲がるようになり、吸収体3Aが装着者に密着しやすくなる。
ここで、トップシート3Tは、ポリオレフィン系繊維、PET繊維などから形成される親水性不織布であって、スパンボンド、エアスルーなどの製法によって製造される不織布から構成される。バックシート3Bは、PEなどから形成される防水性かつ透湿性フィルムから構成される。吸収体コア3ACはパルプ、高吸収性ポリマ(SAP)、これらの混合物などから構成される。ラップシート3AWは、ポリオレフィン系繊維、PET繊維などから形成される親水性不織布であって、スパンボンド、エアスルーなどの製法によって製造される不織布から構成される。本発明による第1実施例では、トップシート3Tはエアスルーにより製造された目付25g/mの不織布から、バックシート3Bは目付22g/mの透湿性PEフィルムから、吸収体コア3ACは目付250g/mのパルプ及び目付200g/mのSAPの混合物1層から、ラップシート3AWは目付13g/mのSMS不織布から、それぞれ構成される。
図4に示されるように、各防漏部材7は、外装体2又は内装体3に固定された固定縁ないし内縁7SIと、外装体2又は内装体3に固定されていない自由縁ないし外縁7SOとを有する。また、各防漏部材7は液不透過性シート7SH及び弾性部材7Gを含み、液不透過性シート7SHは防漏不織布7SHN及び防漏フィルム7SHFを含む。各防漏部材7の外縁7SOでは、防漏不織布7SHNが折り重ねられて防漏フィルム7SHFの外縁に重ねられておリ、折り重ねられた防漏不織布7SHN同士間に弾性部材7Gが固定される。なお、防漏フィルム7SHFの外縁は防漏部材7の外縁7SOに達していない。一方、各防漏部材7の内縁7SIでは、防漏不織布7SHN及び防フィルム7SHFの縁が互いにほぼ整列される。
各防漏部材7は着用時に、装着者に向けて立ち上がり、防漏壁として作用する。
ここで、防漏不織布7SHNは、ポリオレフィン系繊維、PET繊維などから構成され、スパンボンド法などによって製造される。防漏フィルム7SHFは、ポリエチレン(PE),PETなどから構成される。本発明による第1実施例では、防漏不織布7SHNは目付15g/mの疎水性SMS不織布から構成され、防漏フィルム7SHFは目付18g/mの透湿性PEフィルムから構成される。弾性部材7Gは、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックスのような弾性繊維から構成される。本発明による第1実施例では、弾性部材7Gは太さ620dtexで伸張倍率2.2倍のスパンデックス2本から構成される。
これら部材同士の連結ないし固定は、例えばヒートシール、ソニックシール、接着剤などによって行われる。接着剤として、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS),スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS),スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)などを含むホットメルト接着剤(HMA)を用いることができる。
具体的には、前身頃4及び後身頃5のトップシート4T,5T及びバックシート4B,5Bは、弾性部材4WG,4FG,5WG,5FGにあらかじめ適用したHMAによって互いに連結される。また、弾性部材4WG,4FG,5WG,5FGが疎の箇所、すなわち例えば弾性部材同士の間隔が10mm以上ある箇所ではスパイラル、コントロールシームといった塗工方法によってトップシート4T,5T及びバックシート4B,5BにHMAが適用される。更に、剥離防止のために下縁4L,5L周りにおいてもトップシート4T,5T及びバックシート4B,5BにHMAが適用される。
一方、弾性部材4LG,5LGは、スパイラルなどの塗工方法でトップシート4T,5Tにあらかじめ適用されたHMAによってトップシート4T,5Tに固定される。この場合、HMAは弾性部材4LG,5LGの軌跡に沿うように適用される。
また、連結シート6は、ソニックシール、接着剤などによって前身頃4及び後身頃5に連結される。本発明による第1実施例では、連結シート6の裏面にスロットコートの塗工方法を用いてHMAがあらかじめ適用される。
一方、内装体3において、吸収体コア3ACの頂面及び底面はHMAといった接着剤によってコアラップシート3AWに連結される。この場合、接着剤は、目付1.5から10g/mとなるように、スパイラル、スロットコート、コントロールシーム、ビード、カーテンコータなどの塗工方法によって適用される。本発明による第1実施例では、目付5g/mとなるようにスパイラルの塗工方法によってHMAが適用される。
また、内装体3のバックシート3B又は防漏部材7の外装体2に面する側にHMAがコントロールシームの塗工方法によってHMAが適用され、それによって内装体3及び防漏部材7が前身頃4、後身頃5及び連結シート6に固定される。
防漏部材7では、弾性部材7GにHMAがスリットノズル方式によって適用され、このHMAによって弾性部材7Gが防漏不織布7SHNに固定される。また、防漏不織布7SHNにスパイラル塗工方法によりHMAを適用することによって、防漏不織布7SHN及び防漏フィルム7SHFが互いに接合される。
なお、おむつ1の脇領域1Fでは、両側縁4S周りの前身頃4と、両側縁5S周りの後身頃5とがヒートシール、超音波シールなどによって互いに接合される。なお、前身頃4及び後身頃5を再締結可能に接合してもよく、この場合には例えばフック材及びループ材を含む機械係止具を用いることができる。
レッグホール1Lを画定する縁LEは、前身頃4の下縁4Lの側方部分4LSと、後身頃5の下縁5Lの側方部分5LSと、連結シート6の両縁6Sとから構成される。この場合、縁1LEは1回の切断作用によって形成され、滑らかに繋がって湾曲している。
さて、本発明による第1実施例では、上述のように、前身頃4と後身頃5との間の離間領域SPにおいて連結シート6の両側縁6Sの少なくとも一部が内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの内側にある。したがって、内装体3の吸収面を大きく維持しつつ、装着者の脚の可動範囲を大きくすることができる。すなわち、内装体3の良好な吸収性能を確保しつつ、装着者の脚が動きにくくなるのを阻止することができる。
同時に、連結シート6の端部分6SEは内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの外側にある(図2)。その結果、装着者の脚の動きを容易にしつつ、連結シート6と前身頃4及び後身頃5とを確実に連結することができる。
更に、後身頃5に、弾性部材5FGEを有する延出部分5Eが設けられるので、おむつ1の形状が下着状となり、装着者の臀部全体が後身頃5によって覆われる。したがって、漏れを抑制することができ、装着者の漏れに対する不安感を低減することもできる。
更に、弾性部材5FGE,4LG,5LGによって内装体3が脇領域1F(図1)に向けて引き上げられるので、内装体3が内側によれるのが抑制され、したがって内装体3の吸収性が維持される。
更に、レッグホール1Lを画定する縁1LEが滑らかに湾曲して繋がっているので、装着者の脚に沿う湾曲形状となり、装着者への密着性が高められる。
更に、連結シート6の長さは内装体3の長さよりも短くてよい。したがって、連結シート6の量を低減でき、コストを低減できる。
更に、上述したように、連結シート6は前身頃4及び後身頃5よりも柔らかい。その結果、外装体2全体がトップシート及びバックシートを備えることにより股領域1Cに2枚のシートがある場合に比べて、連結シート6ないし外装体2が装着者の脚ないし鼠径部に柔らかくあたるようになり、装着者の脚が更に動きやすくなる。また、外装体2がめくれてシワができたとしても、装着者が締め付け感をもちにくい。しかも、連結シート6が1枚のシートから構成されるので、外装体2全体がトップシート及びバックシートから構成される場合に比べて、コストを低減できる。
また、連結シート6を前身頃4及び後身頃5と異なる材料から構成することができるので、おむつ1のコストパフォーマンスを高めることもできる。すなわち、連結シート6を透湿性又は吸湿性のある材料から構成すれば、股領域1Cにおける蒸れを抑制することができる。吸湿性のある材料として、レーヨンやパルプのようなセルロース系繊維と、ポリエステル系繊維とを含む不織布を用いることができる。具体的には、レーヨンとポリオレフィン系繊維とポリエステル繊維を含む不織布(例えば、スパンレース法により製造される不織布で目付が26g/mのもの)や、パルプとポリエステルを含む不織布(例えば、スパンレース法により製造される不織布で目付が40g/mのもの)が用いられる。
また、連結シート6を設けることによって、内装体3が内側によれるのを抑制することができる。このため、防漏部材7が装着者に向けて確実に立ち上がるようになる。すなわち、連結シート6は防漏部材7が装着者に向けて立ち上がる起点を提供する。
次に、図5を参照して、本発明による第1実施例のおむつ1の製造方法を説明する。
図5を参照すると、本発明による第1実施例の製造方法は、防漏部材7を備えた内装体3を製造する段階ST1と、連結シート6を製造する段階ST2と、おむつ1の連続体であるおむつウェブW1を製造する段階ST3と、を含む。
段階ST1では、まず、スリット3ACSがあらかじめ形成された吸収体コア3ACが、ラップシート3AWの連続体であるラップシートウェブW3AWによって包まれる(ST11)。なお、この場合、スリット3ACSが搬送方向MDに平行になるように吸収体コア3ACが搬送される。
次いで、吸収体コア3ACを包んだラップシートウェブW3AWの上面及び下面に、トップシート3T及びバックシート3Bの連続体であるトップシートウェブW3T及びバックシートウェブW3Bがそれぞれ貼り付けられ、内装体3の連続体である内装体ウェブW3が形成される(ST12)。
一方、防漏不織布7SHN2つ分の連続体である防漏不織布ウェブW7SHNに、防漏フィルム7SHF2つ分の連続体である防漏フィルムウェブW7SHFと、弾性部材7Gの連続体である連続弾性体W7Gとが取り付けられる(ST13)。次いで、防漏不織布ウェブW7SHNが搬送方向MDに沿って分割され、防漏部材7の連続体である防漏部材ウェブW7が形成される(ST14)。
次いで、各防漏部材ウェブW7が内装体ウェブW3の裏面すなわちバックシートウェブW3Bに貼り付けられる(ST15)。
次いで、内装体ウェブW3及び防漏部材ウェブW7の裏面すなわち外装体ウェブW2に対面する面に、HMAがあらかじめ決められたパターンでもって適用される(ST16)。
次いで、内装体ウェブW3及び防漏部材ウェブW7が製品1つ分の長さに切断され、防漏部材7を備えた内装体3が形成される(ST17)。
段階ST2では、連結シート6の連続体である連結シートウェブW6の底面にHMAが適用される(ST21)。
次いで、連結シートウェブW6が製品1つ分に切断され、連結シート6が形成される(ST22)。
段階ST3では、トップシートウェブW45Tが搬送方向MDに沿って分割され、前身頃4のトップシート4Tの連続体であるトップシートウェブW4Tと、後身頃5のトップシート5Tの連続体であるトップシートウェブW5Tとが形成される(ST31)。同様に、バックシートウェブW45Bが搬送方向MDに沿って分割され、前身頃4のバックシート4Bの連続体であるバックシートウェブW4Bと、後身頃5のバックシート5Bの連続体であるバックシートウェブW5Bとが形成される(ST32)。これらトップシートウェブW4T及びバックシートウェブW5Bは、搬送方向MDのほぼ直交方向CDに離間領域SPをもって、搬送方向MDに沿って搬送される。
また、弾性部材4WG,5WGの連続体である連続弾性体W4WG,W5WG、及び弾性部材4FG,5FGの連続体である連続弾性体W4FG,W5FGがそれぞれ搬送方向MDに伸張されつつ、バックシートウェブW4B,W5Bに取り付けられる(ST33)。
また、連続弾性体W4WG,W5WG,4FG,W5FGが供給されるのとほぼ同じ位置において、弾性部材4LG,5LGの連続体である連続弾性体W4LG,W5LGが伸張されつつ、トップシートウェブW4T,W5Tに取り付けられる(ST33A)。なお、図5では、見やすくするために、連続弾性体W4LG,W5LGがバックシートウェブW4B,W5Bに取り付けられるように描かれている。また、連続弾性体W4LG,W5LGをバックシートウェブW4B,W5Bに取り付けてもよい。
次いで、バックシートウェブW4B,W5BにトップシートウェブW4T,W5Tがそれぞれ重ねられてプレスされ、前身頃4及び後身頃5の連続体である前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5が形成される(ST34)。これにより、連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FG,W4LG,W5LGがバックシートウェブW4B,W5B及びトップシートウェブW4T,W5Tに保持される。
また、バックシートウェブW4B,W5Bの外縁が折り重ねられて折り重ね部分5Fが形成される(ST35)。
また、連結シート6が、離間領域SPをまたぐように、搬送方向MDに間隔をおいて前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に取り付けられ、それによって、外装体2の連続体である外装体ウェブW2が形成される(ST36)。
なお、連結シート6の縦方向LNの両端周りがトップシート4T,5T及びバックシート4B,5B間に挟まれるようにする場合には、連結シート6がまずトップシートウェブW4T,W5Tに取り付けられ、次いでこれら連結シート6及びトップシートウェブW4T,W5TにバックシートウェブW4B,W5Bが重ね合わされる。あるいは、連結シート6がまずバックシートウェブW4B,W5Bに取り付けられ、次いでこれら連結シート6及びバックシートウェブW4B,W5BにトップシートウェブW4T,W5Tが重ね合わされる。
次いで、レッグホール1Lを画定する縁1LEを形成するために、搬送方向MDに間隔をおいて、外装体ウェブW2に切断作用が施される(ST37)。この場合、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブw5は弾性部材4LG,5LGに沿って切断される。また、連結シート6の両側縁6Sが内向きに湾曲するように、あるいは、離間領域SPにおいて連結シート6の両側縁6Sの少なくとも一部が内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの内側にあるように、連結シート6が切断される。なお、切断作用は例えば環状の切断線CTに沿って1回行われる。この場合のトリムは回収される。
次いで、防漏部材7を備えた内装体3が、前身頃ウェブW4、後身頃ウェブW5及び連結シート6に取り付けられ、おむつウェブW1が形成される(ST38)。なお、切断作用や内装体3の取り付け作用の直前に、外装体ウェブW2の直交方向CDの位置が正規の位置になるようにするガイドを設けるのが好ましい。
次いで、おむつウェブW1が搬送方向MDに沿う折り畳み線FLに沿って折り畳まれる(図示しない)。この場合、折り畳み線FLはおむつウェブW1の直交方向CDの中心であってもよく、中心からずれていてもよい。
次いで、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5が搬送方向MDに間隔をおいて、部分的に接合され、それによって接合部分が形成される。次いで、これら接合部分においておむつウェブ1が直交方向CDに切断され、それによっておむつ1が形成される(図示しない)。
ここで、図6を参照して段階ST33A,34,36等について説明すると、トップシートウェブW4T,W5TはそれぞれローラR1に向けて搬送され、バックシートウェブW4B,W5BはそれぞれローラR2に向けて搬送される。
ローラR1に到る前に、トップシートウェブW4T,W5Tには、伸張状態の連続弾性体W4LG,W5LGが直交方向に揺動しながら供給され、取り付けられる。また、これに先立って、トップシートウェブW4T,W5Tには、連続弾性体W4LG,W5LGの軌跡に一致するようにHMAがHMA適用器ASTから供給される。一方、ローラR2に到る前に、バックシートウェブW4B,W5Bには、伸張状態の連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FGが供給される。
ローラR1,R2は互いに隣接しており、したがってローラR1,R2においてトップシートウェブW4T,W5T及びバックシートウェブW4B,W5Bがそれぞれ重ね合わされる。このとき、連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FG,W4LG,W5LGがトップシートウェブW4T,W5T及びバックシートウェブW4B,W5B間に挟まれる。なお、上述したように、連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FGにはHMAがあらかじめ適用されており、このHMAによって連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FGがトップシートウェブW4T,W5T及びバックシートウェブW4B,W5Bに取り付けられる。
互いに重ね合わされたトップシートウェブW4T,W5T及びバックシートウェブW4B,W5Bは次いで、メインドラムMにより搬送され、プレスローラRPによって圧着される。その結果、連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FG,W4LG,W5LGがトップシートウェブW4T,W5T及びバックシートウェブW4B,W5Bに取り付けられ、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5が形成される。前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5は次いで、吸引転写ロールRSに到り、吸引保持されつつ搬送される。
一方、連結シートウェブW6は、HMA適用器AS6によってHMAが適用された後、カッタCTRまで搬送されて切断され、連結シート6が形成される。この連結シート6は吸引転写ロールRS上の前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に間欠的に取り付けられる。このようにして外装体ウェブW2が形成される。
外装体ウェブW2は次いで、吸引ボックスSB上を走行するベルトコンベアBCによって搬送される。このようにすると、外装体ウェブ2に位置ずれ又はしわが生ずるのを抑制することができる。なお、吸引作用が前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に適用されしかしながら離間領域SPには適用されないように吸引ボックスSBを形成するのが好ましい。
図6の矢印A,B,Cに沿って見たトップシートウェブW4T,W5T等がそれぞれ図7(A),(B),(C)に示されている。なお、図7(A),(B),(C)において連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FGは省略されている。
このように、本発明による第1実施例では、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に連結シート6が連結された後に、レッグホール1Lを画定する縁1LEを形成するための切断作用が行われる。その結果、外装体ウェブW2、すなわち連結シート6によって互いに連結された前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5をそれぞれ直交方向CD外向きに引っ張ってシワをなくした状態で、切断作用を行うことが可能となる。したがって、レッグホール1Lを正規の形状で形成することができる。また、シワのない外装体ウェブW2に内装体3を取り付けることも可能となる。したがって、内装体3を外装体ウェブW2に確実に取り付けることができる。
すなわち、連結シート6によって互いに連結されていない状態の前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5にはシワが生じているおそれがあり、この状態で切断作用を行うとレッグホール1Lを画定する縁1LEが正規の形状から逸脱するおそれがある。また、この状態の外装体ウェブW2に内装体3を確実に取り付けることは困難である。一方、切断作用が行われると、レッグホール1Lを画定する縁1LE周りの前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5は、搬送方向MDに不連続になる。このような不連続部分は搬送方向MDに保持されないので、搬送途中でまくれあがり又はばたつきが生じ、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5にシワ又はタクレが生ずるおそれがある。更に、このような不連続部分が形成されると、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5の連続弾性体W4LG,W5LG等が直交方向CDに収縮し、これによっても前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5にシワ又はタクレが生ずるおそれがある。シワ又はタクレが生じている前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に連結シート6又は内装体3を取り付けても、連結シート6又は内装体3は前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に確実に連結されず、したがっておむつ1の生産性が低下するおそれがあるのである。
これに対し、本発明による第1実施例では、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5が連結シート6によって互いに連結された後に、縁1LEを形成するための切断作用が行われ、内装体3が取り付けられる。したがって、上述のような不具合が生じない。なお、この不具合は、前身頃4及び後身頃5が別個のシートから形成されるおむつ1の製造方法に固有のものであって、前身頃及び後身頃が一体のシートから形成されるおむつの製造方法では生じない。
また、縁1LEを形成するための切断作用が内装体3に施されず、したがって切断作用によって内装体3が損傷するおそれがない。したがって、おむつ1の生産性を高く維持することができる。
また、本発明による第1実施例では、連結シート6をウェブの形で前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に取り付けるのではなく、製品1つ分に切断した後に取り付けられる。その結果、連結シート6に要するコストを大幅に低減することができる。連結シート6をウェブの形で取り付けると、その大部分が切断作用によって除去されることになるからである。
更に、連結シート6が間欠的に取り付けられるので、端部分6SEがレッグホール1Lを画定する前身頃4の側方部分4LS及び後身頃5の側方部分5LSよりも横方向LTの内側に位置できるようになる。その結果、側方部分4LS,5LS周りに連結シート6が存在しないので、装着感が向上する。
すなわち、図21は連結シートウェブW6が前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に取り付けられた場合を示しており、この場合には、後身頃5側の端部分6SE’が側方部分5LSに一致し、したがって側方部分5LS周りに連結シート6が存在する。また、連結シート6の前身頃4と重なる部分6’は側方部分4LSに沿って前身頃4の側縁4Sまで延び、したがって側方部分4LS周りに連結シート6が存在する。その結果、側方部分4LS,5LS周りが比較的硬くなり、装着者の脚に違和感を与えるおそれがあるのである。
これに対し、本発明による第1実施例では、端部分6SEは側方部分4LS,5LSよりも横方向LTの内側にあるので、上述した不具合が生じない。しかも、連結シート6の面積を小さくできるので、材料コストを低減することもできる。なお、端部分6SEは、必ずしも縦方向LTに延びなくてもよく、また、曲線状であってもよい。また、前身頃4側の端部分6SE及び後身頃5側の端部分6SEのうち一方が側方部分4LS,5LSよりも横方向LTの内側にあるようにしてもよい。
更に、図6を参照して説明したように、吸引保持されている前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に連結シート6が取り付けられるので、連結シート6を前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5上の正確な位置に取り付けることができる。
図8は段階ST16における接着剤適用パターンを示している。
図8に示されるように、接着剤が適用される領域AZの幅は縦方向LNに沿って異なる。すなわち、接着剤適用領域AZは、縦方向LNの両端領域AZEと、縦方向LNの中央の中央領域AZCと後身頃5側の端領域AZEと中央領域AZCとの間の中間領域AZIとを有する。ここで、両端領域AZE及び中間領域AZIは連結シート6と重なっておらず、中央領域AZCが連結シート6と重なる。
両端領域AZEの幅は内装体3及び防漏部材7の全幅にほぼ一致し、最も広幅である。内装体3及び防漏部材7が前身頃4及び後身頃5から剥離するのを阻止し、装着違和感をなくすためである。
中央領域AZCの幅は内装体3の幅よりも狭く、最も狭幅である。本発明による第1実施例では、中央領域AZCの幅は90mm程度である。
中間領域AZIの幅は両端領域AZEの幅と中央領域AZCの幅との間にある。
この場合、中央領域AZC及び中間領域AZIの横方向LTの両側には、接着剤が適用されずしたがって内装体3及び防漏部材7が外装体2に固定されない非固定領域NCが形成されることになる。ここで、中央領域AZC周りの非固定領域NCの幅は中間領域AZI周りの非固定領域NCの幅よりも大きい。更に、中央部分AZCの横方向LTの中央にも非固定領域NCが形成される。
このように、前身頃4及び後身頃5との間において、外装体2すなわち連結シート6の両縁6S周りの部分と、内装体3とが互いに固定されていない。したがって、内装体3が装着者の身体形状に応じて変形し易くなり、内装体3の密着性が高められる。
防漏部材7は中央領域AZC及び中間領域AZIの横方向両側縁AZSを起点として立ち上がる。したがって、中央領域AZC周りでは、非固定領域NCを大きくすることによって、防漏部材7の立ち上がり量を大きくできる。また、内装体3の装着者への密着性も高められる。
これに対し、中間領域AZI周りでは非固定領域NCが小さくされ、したがって防漏部材7の立ち上がりが抑制される。その結果、防漏部材7が過度に立ち上がって内装体3の吸収面を覆うのが阻止される。また、後身頃5側、すなわち装着者の臀部側に中間領域AZIを設けると、防漏部材7が臀部の割れ目にくい込むのを抑制し、装着感が高められる。
なお、段階ST16において(図5)、内装体ウェブW3及び防漏部材ウェブW7の搬送方向MDに接着剤を適用すると、上述したパターン化を容易に行うことができる。
なお、図9(A)に示されるように、中間領域AZIの幅が内装体3及び防漏部材7の全幅にほぼ一致するようにしてもよい。この場合も、防漏部材7の過剰なヨレを防止できる。なお、この例では、横方向LTの中央の非固定領域NCが省略される。
あるいは、図9(B)に示されるように、両端領域AZEに隣接して非固定領域NCを設けてもよい。このようにすると、内装体3にシワがよるのが抑制される。その結果、装着感が高められ、内装体3の安定した吸収性能が維持される。
図10は本発明による第2実施例を示す。
本発明による第2実施例では、弾性部材4LG,5LGが省略される。すなわち、連続弾性体W4LG,W5LGを取り付けるためにHMAを適用する段階、及び連続弾性体W4LG,W5LGをトップシートウェブW4T,W5Tに取り付ける段階が省略される。
図11に本発明による第3実施例を示す。
この第3実施例では、弾性部材4LG,5LGが間欠的に設けられる。すなわち、弾性部材4LG,5LGは対応する下縁4L,5Lの側方部分4LS,5LSに沿って設けられるが、中央部分4LC,5LCに沿っては設けられない。
製造方法について説明すると、第1実施例と同様に、連続弾性体W4LG,W5LGが揺動されつつトップシートウェブW4T,W5T上に供給され、取り付けられる。この場合、図12に示されるように、連続弾性体W4LG,W5LGは対応するトップシートウェブW4T,W5Tの内縁、すなわち離間領域SPに向かう縁W4TI,W5TIを横切って揺動され、その結果トップシートウェブW4T,W5Tからはみ出すようになる。次いで、連続弾性体W4LG,W5LGのはみ出した部分P4,P5が切断除去される。このようにして間欠的な弾性部材4LG,5LGが形成される。
図13に本発明による第4実施例を示す。
第4実施例では、弾性部材4LGが設けられ、弾性部材5LGが省略される。弾性部材4LGは連続的であっても間欠的であってもよい。しかしながら、前身頃4の弾性部材4LGを間欠的に設けると、すなわち、弾性部材4LGが内装体3又は連結シート6と重なっていないと、腹側において内装体3の幅が狭くなるのが抑制される。したがって、特に装着者が男性の場合に好ましい。一方、弾性部材4LGを連続的に設ける場合には、弾性部材4LGを女性の排泄口に隣接して設けると、内装体3の密着性が高められる。あるいは、男性性器の下方を通過するように弾性部材4LGを設けると、おむつ1内に空間を形成することができ、したがって男性装着者の装着感が高められる。また、弾性部材4LG,5LGを連続的に設けると、はみ出した連続弾性体W5LGを切断除去する必要がなくなる。また、弾性部材5LGが内装体3と重なるので、内装体3が装着者に更に密着される。
図14に本発明による第5実施例を示す。
第5実施例では、弾性部材5LGが設けられ、弾性部材4LGが省略される。
図15から図17に本発明による第6実施例を示す。
第6実施例では、図15及び図16に示されるように、トップシート4T,5Tが非伸縮性不織布から構成され、バックシート4B,5Bが伸縮性シートから構成される。
ここで、伸縮性シートとして、例えば延伸可能な熱可塑性繊維とエラストマ繊維とを含む伸縮性不織布を使用することができる。また、熱可塑性繊維として、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンといったポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートといったポリエステル系の繊維を使用することができる。また、エラストマ繊維としては、例えば、ポリウレタンなどの、ウレタン系、ポリスチレン系、ゴム系等の繊維を使用することができる。更に、伸縮性不織布はスパンボンド,エアスルーなどの製法によって製造できる。なお、伸縮性不織布は、ギア延伸加工され、搬送方向MDに伸縮性が発現してから使用される。
このように伸縮性シートから構成されるバックシート4B,5Bはおむつ1の脇領域1Fと股領域1Cとの間に弾性作用を提供する。
なお、伸縮性シートを搬送方向MDに連続的に設けてもよいし、間欠的に設けてもよい。また、前身頃4及び後身頃5のうち一方又は両方に設けることもできる。
図17に示されるように、バックシートウェブW45Bが搬送方向MDに伸張した状態でトップシートウェブW45Tに張り合わされる(ST70)。なお、このときすでに、接着剤が適用された連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FGがトップシートウェブW45T上まで供給されている。
次いで、搬送方向MDの両側縁において、トップシートウェブW45Tが折り返され、バックシートウェブW45Bに重ね合わされる(ST71)。その結果、トップシートウェブW45T、バックシートウェブW45B及び連続弾性体W4WG,W5WG,W4FG,W5FGが一体化された一体化ウェブWIが形成される。
次いで、一体化ウェブWIが前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に分割される(ST72)。次いで、連結シート6が前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5に連結され(ST73)、レッグホール1Lを画定する縁1LEが形成される(ST74)。次いで、内装体3が取り付けられる(ST75)。
なお、バックシートウェブW45Bは、搬送方向MDに伸張すると直交方向CDに縮むので、各加工箇所の前にポジションコントローラを設け、一体化ウェブWI,前身頃ウェブW4,及び後身頃ウェブW5の直交方向CDの幅が正規の値に維持されるようにする。
上述の第6実施例では、前身頃4及び後身頃5は互いに重なり合った伸縮性シート及び非伸縮性不織布から形成されている。しかしながら、前身頃4又は後身頃5の少なくとも一部、例えばレッグホール1L周りの部分を、伸縮性シートのみから形成することもできる。この場合、伸縮性シートのみの部分は1枚又は複数枚の伸縮性シートから構成される。当該部分を伸縮性ウレタンスパンボンドのような伸縮性不織布をから構成した場合、当該部分の目付は50g/m以上が好ましく、例えば80g/mである。このようにすると、前身頃4又は後身頃5の伸縮性がよりよくなり、すなわち前身頃4又は後身頃5の最大伸び寸法が大きくなり又はおむつ1の縦方向LN(図2参照)に伸縮性がでる。その結果、レッグホール1L周りにおいて前身頃4又は後身頃5が装着者の脚にフィットし、着用感がよくなる。
図18に本発明による第7実施例を示す。
第7実施例でも、連結シート6を備えた外装体ウェブW2が切断線CTに沿って切断され、レッグホール1Lを画定する縁1LEが形成される。この場合、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5が切断され、しかしながら連結シート6は切断されない。その結果、連結シート6はくびれのない長方形状を維持する。その結果、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5と、比較的柔らかい連結シート6とが一緒に切断されないので、切断作用で用いられる切断刃の負荷を低減することができ、したがって切断刃の寿命を延ばすことができる。
次いで、連結シート6に重なるように内装体3が外装体ウェブ2に取り付けられる。この場合、連結シート6の両側縁6S全体が内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの外側に位置する。このようにすると、内装体3をおむつ1の脇領域1F(図1)に向けて引き上げる効果を高めることができる。
図19に本発明による第8実施例を示す。
第8実施例でも、連結シート6を備えた外装体ウェブW2が切断線CTに沿って切断され、縁1LEが形成される。この場合、図18の場合と同様に、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5が切断され、しかしながら連結シート6は切断されない。なお、図19に示される例では、連結シート6の縦方向LNの両端周りが前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5のトップシートウェブ及びバックシートウェブ間に挟まれている。
次いで、連結シート6に重なるように内装体3が外装体ウェブ2に取り付けられる。この場合、連結シート6の両側縁6S全体が内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの内側に位置する。このようにすると、内装体3の良好な吸収性能を確保しつつ、装着者の脚の可動範囲を大きくすることができ、同時に、材料コストを更に低減することができる。
図20に本発明による第9実施例を示す。
第9実施例でも、連結シート6を備えた外装体ウェブW2が切断線CTに沿って切断され、縁1LEが形成される。この場合、図5等の場合と同様に、前身頃ウェブW4、後身頃ウェブW5及び連結シート6が切断される。
次いで、連結シート6に重なるように内装体3が外装体ウェブ2に取り付けられる。この場合、図18の場合と同様に、連結シート6の両側縁6S全体が内装体3の両側縁3Sよりも横方向LTの外側に位置する。その結果、内装体3の引き上げ効果を高めつつ、装着者の脚に沿った形状のレッグホール1Lを形成することができる。
なお、これまで述べてきた実施例では、縁1LEを形成するための切断段階において、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5が切断される。しかしながら、前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5のうち一方のみが切断されるようにしてもよい。
また、例えば図18に示されるように、縁1LEを形成するための切断段階において連結シート6を切断しなくてもよいし、例えば図20に示されるように連結シート6を切断してもよい。
そうすると、概念的に言うならば、縁1LEを形成するための切断段階において、連結シート6の横方向両縁6Sが内向きに湾曲するように連結シート6が前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブw5の少なくとも一方と共に切断されるか、又は連結シート6が切断されることなく前身頃ウェブW4及び後身頃ウェブW5の少なくとも一方が切断される、ということになる。
これまで述べてきた各実施例を互いに組み合わせることもできる。
1 おむつ
1C 股領域
1F 脇領域
1L レッグホール
2 外装体
3 内装体
4 前身頃
5 後身頃
6 連結シート
7 防漏部材
SP 離間領域

Claims (7)

  1. 互いに別個の前身頃、後身頃及び連結シートを備える外装体であって、これら前身頃及び後身頃は、脇領域において互いに接合されると共に、股領域において前後方向に延びる連結シートによって互いに連結される、外装体と、
    外装体の内側において連結シートに重ねて固定された、吸収性本体を含む内装体と、
    を備えたパンツ型の吸収性物品の製造方法であって、
    前身頃の連続体である前身頃ウェブと後身頃の連続体である後身頃ウェブとを搬送方向に直交する直交方向に離間領域をもって搬送方向に沿って搬送する搬送段階と、
    次いで、離間領域をまたぐように、前身頃ウェブ及び後身頃ウェブに連結シートを搬送方向に間隔をおいて取り付けて外装体の連続体である外装体ウェブを形成する外装体ウェブ形成段階と、
    次いで、脚刳りを画定する縁を形成するために外装体ウェブを切断する縁形成段階と、
    次いで、内装体を外装体ウェブに取り付ける取り付け段階と、
    を含み、
    前記縁形成段階において、
    前身頃と後身頃との間の領域において連結シートの横方向両縁の少なくとも一部が内装体の横方向両縁よりも横方向内側にあり、連結シートのうち前身頃又は後身頃と重なっている部分の横方向両縁が、脚刳りを画定する外装体の縁よりも横方向内側にあり、前身頃又は後身頃と連結シートとが重なっている領域において連結シートの横方向両縁の少なくとも一部が内装体の横方向両縁よりも横方向外側にあるように、外装体ウェブを切断する、製造方法。
  2. 前身頃ウェブ及び後身頃ウェブがそれぞれ、互いに重ね合わされたトップシートウェブ及びバックシートウェブを備えており、前記外装体ウェブ形成段階において、連結シートの縦方向の両端周りを前身頃ウェブのトップシートウェブ及びバックシートウェブ間と後身頃ウェブのトップシートウェブ及びバックシートウェブ間とにそれぞれ挟む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記外装体ウェブ形成段階に先立って、前身頃ウェブ又は後身頃ウェブに、脇領域と股領域との間に弾性作用を提供する弾性部材を取り付ける段階を更に含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記縁形成段階において、前記弾性部材に沿うように前身頃ウェブ又は後身頃ウェブを切断する、請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記縁形成段階において、脚刳りを画定する縁が滑らかに繋がって湾曲するように外装体ウェブが切断される、請求項1から4までのいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 前記縁形成段階において、連結シートの横方向両縁が内向きに湾曲するように連結シートを前身頃ウェブ及び後身頃ウェブの少なくとも一方と共に切断するか、又は連結シートを切断することなく前身頃ウェブ及び後身頃ウェブの少なくとも一方を切断する、請求項1から5までのいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 前記取り付け段階において、連結シートと内装体とが互いに固定されていない非固定領域が連結シートの横方向両縁周りに形成されるように内装体が外装体ウェブに取り付けられる、請求項1から6までのいずれか一項に記載の製造方法。
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