JP2019533630A - 車両グレイジング - Google Patents

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Abstract

その少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積された導電性コーティング(6)を有するガラス基材(4)を備えた車両グレイジング(2)であって、導電性コーティングは熱分解成長透明導電性酸化物層を含み、導電性コーティングの少なくとも一部分上に印刷された周辺掩蔽バンド(21、121)、周辺掩蔽バンド上に印刷された硬化導電性インク(10、12、131)、ならびに導電性コーティングおよび硬化導電性インクの両方と電気的に接触している導電性素子(21、123)。車両グレイジングおよび当該車両グレイジングを含む車両の製造方法も開示される。【選択図】図3

Description

本発明は、車両グレイジングおよび車両グレイジングを製造する方法に関する。
加熱装置はよく知られている。例えば、US−B−3,931,496は、電気加熱手段、特に改善された電極手段を有する条片形態の多層電気フィルムヒーターを開示している。
車両グレイジングを電気的に加熱する手段を提供することによって、除曇および/または除氷機能を有する車両グレイジングを生産することは有用である。電気加熱可能な領域を有する車両グレイジングを提供するために、加熱されるべきグレイジングの部分にわたって、ガラス基材に金属細線(例えば、積層グレイジング内に埋め込まれた)または印刷された導電性インクの軌道を設けて加熱回路を形成してもよい。加熱回路は、例えばグリッドの形であってもよい。
電気的に加熱可能なグレイジングは、ガラス表面上の導電性コーティングを使用してもよい。US−A−2011/0108537は、窓ガラスの表面積の大部分にわたって延在し、少なくとも2つの低インピーダンス母線に電気的に接続された電気的に加熱可能なコーティングを有する透明窓ガラスを開示している。
導電性軌道または金属線の加熱回路は、一般に、加熱回路と電気的に接触しており、導電性コーティングまたは金属線を電源に接続するように機能する2本以上の母線を有する。母線は、事前形成された導電性(例えば金属製)テープもしくは条片から形成されてもよく、かつ/または加熱回路と電気的に接触するようにガラスの表面上に導電性インクを使用して形成されてもよい。車両グレイジングで使用される導電性インクは、通常銀ベースであり、通常ガラスフリット中に銀粒子を含む。銀含有インクは、良好な堅牢性およびガラス表面への接着性のためにスクリーン印刷され、次いで熱硬化(すなわち、焼成)またはUV硬化されることが多い。
多くの車両グレイジング、例えば、加熱式後部窓(後窓)では、加熱回路は、加熱回路を物理的損傷または風化作用から保護するために、印刷された細い加熱素子および印刷母線(複数可)のグリッドとしてグレイジングの内側に(すなわち、設置されるとき車両の内側に)形成される。
銀インクの硬化(とりわけ熱硬化)中、銀は、ガラス表面内へマイグレーションすることがある。
銀は、移動性種として長年知られている。例えば、Michael Faradayは、硫化銀に電流を流した後の銀の移動性について研究している(Faraday,Exptl.Res.Electy.Vol.1 p.110,Fourth Series)。
銀のガラス表面内へのマイグレーションは、メタリックグレーから黄色/オレンジ色への目立つ変色をもたらす。この色は、一般に自動車メーカーまたはユーザーにとって魅力的なものではない。印刷加熱素子が黄色/オレンジ色であることは現在容認可能と考えられているが、車両グレイジングが設置されるとき印刷母線がユーザーから視認可能ではないことに対するニーズが存在する。したがって、母線が車両の外側から見えないようにすることを確実化するために、母線は通常、ガラスの内面上に印刷された黒色掩蔽バンド自体の上に印刷される。
変色の問題に対処する試みが行われてきた。
DE−C−3843626は、内側窓ガラスが、層間側に、リード供給軌道が設けられた非熱分解式導電性表面コーティングを有する積層フロントガラスの生産方法を開示している。
US2012−A−058,311は、焼成した銀含有インクを使用して生産された車両グレイジングを開示しており、ガラス表面への銀イオン拡散および目立つ変色を低減するための焼成条件の修正について論じている。
US−A−2001/0016253は、アルカリガラスならびに主として酸化インジウムおよび/または酸化錫のバリア層、絶縁フィルム、ならびに電極フィルムを含む陳列目的用のガラス基材を開示している。
US−A−5,332,412は、ガラスシートの一部分をセラミックカラーペーストで被膜し、次いでセラミックカラーペーストの一部分上に銀ペーストを形成し、ガラスシートを焼成することによって、ガラスシートを形成するプロセスを開示している。セラミックカラーペーストは、銀イオンのガラスプレート内へのマイグレーションを、したがって不利な変色を防止する組成物からなる。
US−A−5,782,945は、銀イオンマイグレーションを低減するために銀およびホウ素を含有する組成物を塗布することによってガラス上に導電性銀軌道を形成する方法を開示している。
US−A−5,547,749は、ガラス内への銀マイグレーションを低減する着色セラミック組成物を開示している。
US−A−5,968,637は、銀のガラス内へのマイグレーションによる黄変を防止するために、ガラス基材と銀ベースの堆積物との間に挿入された窒化物ベースのバリアを有するガラス基材を開示している。
US−A−2007/0020465は、第1の面および第2の面を有する第1のプライと、第3の面および第4の面を有する第2のプライとを含む加熱可能な透明物を開示している。第2の面は、第3の面に対向している。導電性コーティングが、第2の面または第3の面の少なくとも一部分上に形成されている。
US−A−4,443,691は、抵抗加熱層と抵抗加熱層が接続される電流運搬電極との間の界面においてより均一な電流密度を達成する電気加熱式窓を開示している。一実施形態では、これは、電極と抵抗加熱層との間に位置する高抵抗率層の使用によって達成される。
しかしながら、とりわけ自動車グレイジングで使用される導電性インクの変色を低減または防止し、先行技術の問題を克服するより効果的な方法を提供することは有利であろう。
本発明の目的は、このような問題に対処することである。
したがって、本発明は、第1の態様において、ガラス基材の少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積された導電性コーティングを有するガラス基材を備えた車両グレイジングを提供し、導電性コーティングは、熱分解成長透明導電性酸化物層と、導電性コーティングの少なくとも一部分上に印刷された周辺掩蔽バンドと、周辺掩蔽バンド上に印刷された硬化導電性インクと、導電性コーティングおよび硬化導電性インクの両方と電気的に接触している導電性素子とを含む。
これは導電性の熱分解成長透明導電性酸化物層を加熱回路の一部として使用することを可能にするので、これは大変有利である。本発明の他の利点としては、導電性インクが車両ユーザーおよび自動車メーカーにとってより魅力的なメタリック色を保持することが挙げられる。さらに、熱分解コーティングはそれ自体導電性であってもよいので、本発明は、熱分解成長透明導電性酸化物層を加熱回路の一部として使用することを可能にし、印刷加熱素子の必要性を低減または取り除く。
驚くべきことに、本発明者らは、熱分解成長透明導電性酸化物層が、同層および導電性インクの両方と電気的に接触している導電性素子と組み合わされると、加熱素子としてかつ周辺掩蔽バンド上に印刷された導電性インクの変色を防止するバリア層として機能することを発見した。
第1の実施形態では、導電性素子は周辺掩蔽バンドの少なくとも一部分を含み、その部分は導電性である。周辺掩蔽バンドのその部分は、硬化導電性インクを掩蔽し、導電性素子として機能する。
周辺掩蔽バンドがそれ自体導電性ではない第2の実施形態では、周辺掩蔽バンドは、硬化導電性インクと導電性コーティングとの間の電気的接触を可能にするように少なくとも1つの開口部を含み、導電性素子は、周辺掩蔽バンド内の少なくとも1つの開口部内に配設された導電性フィレットを含む。
熱分解成長透明導電性酸化物層は酸化物(これはオキシナイトライドまたはオキシカーバイドを含み得る)を含む。
本発明は変色の問題に対処するものであるが、それにもかかわらず、車両グレイジングが車両内に設置されるとき、印刷母線の一部または全部が掩蔽されることが望ましい。したがって、グレイジングは、導電性コーティングの少なくとも一部分上に印刷された周辺掩蔽バンドを含む。車両グレイジングが設置され使用されるとき、掩蔽バンドが母線およびコネクタを掩蔽するように適応され得るので、これは有利である。
掩蔽バンドは、設けられる場合、基材の周辺部分上で導電性コーティング上に暗い、通常黒色のバンドを印刷(例えばスクリーン印刷)することによって形成されてもよい。暗いとは、通常の観察条件下で部分的または完全に掩蔽するのに好適な色として定義される。
通常、硬化導電性インクの少なくとも一部分は、周辺掩蔽バンド上に印刷される。したがって、硬化導電性インクが導電性コーティングの少なくとも一部分と電気的に接触することを確実化するために、周辺掩蔽バンドの少なくとも一部分が導電性であれば有利であり得る。これは、顔料(好ましくは黒色または暗い顔料、より好ましくは炭素、例えばカーボンブラック)、導電性粒子(好ましくは銀、例えば70wt%〜90wt%の銀)、およびマトリックス、好ましくはフリット、とりわけガラスフリットを含むインクを使用して周辺掩蔽バンドを印刷することによって達成され得る。したがって、導電性素子は、その部分が導電性である場合、周辺掩蔽バンドの少なくとも一部分を含み得る。
通常、硬化導電性インクの実質的に全ては、周辺掩蔽バンド上に印刷されることになる。
硬化導電性インクが導電性コーティングの少なくとも一部分と電気的に接触することを確実化するために、周辺掩蔽バンドがそれ自体導電性ではない場合、周辺掩蔽バンドは、硬化導電性インクと導電性コーティングとの間の電気的接触を可能にするように少なくとも1つの開口部を含み得る。好ましくは、周辺掩蔽バンドは、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、または6つ以上の開口部を含み得る。本発明の利点によれば印刷母線はメタリック色であってもよいので、開口部は、グレイジングを設置するとき車両の外側から掩蔽バンド内に視認可能であるパターン(例えば線、ドット、円、正方形、および/もしくは他の幾何学形状)または記号(例えば、製品名、製品識別情報、商標、および/もしくはロゴ)を形成するように形作られ得る。
したがって、導電性素子は、硬化導電性インクと導電性コーティングとの間の電気的接触を可能にするように、周辺掩蔽バンド内に少なくとも1つの開口部を含み得る。
開口部が存在する場合、導電性素子は、周辺掩蔽バンド内の少なくとも1つの開口部内に配設された導電性フィレットを含む。
印刷母線(または少なくともその一部)は、好適な、好ましくは暗い色味に着色され得る。有孔の掩蔽バンド上に色味付きの母線を印刷することは、開口部をさらに掩蔽し得るので、いくつかの用途では有利である。
したがって、硬化導電性インクの少なくとも一部分は、顔料、好ましくは暗色顔料、より好ましくは黒色顔料を含む導電性インクを含み得る。導電性素子は、暗い導電性フィレットを形成し得る、周辺掩蔽バンド内の少なくとも1つの開口部内に配設された暗色導電性インクを含み得る。
導電性素子は、周辺掩蔽バンド内の少なくとも1つの開口部内に配設された第1の暗色導電性インクと、第1の導電性インクと電気的に接触するように配設された第2の導電性インクとを含み得る。第2の導電性インクは、非色味付き(すなわち、銀色)であってもよく、周辺掩蔽バンドによって掩蔽されていてもよい。この実施形態は、高価なことがある少量の暗色導電性インクの使用を可能にするので、有利である。
好ましくは、導電性インクは、銀、通常は銀粒子およびフリットを含む。通常、導電性インクは、硬化前のインク組成物中に平均40wt%〜90wt%の銀、好ましくは硬化前のインク組成物中に60wt%〜85wt%の銀、より好ましくは硬化前のインク組成物中に70wt%〜78wt%の銀を含む。インクは、異なる銀含有量を有してもよく、好適な銀含有量を得るために印刷前に混合されてもよい。
導電性インクは、好ましくは熱硬化および/またはUV(紫外線)硬化される。
硬化前に、硬化中のインク汚れの可能性を低減するために、インクを乾燥させるように、インクは通常加熱される(例えば、赤外線ランプによって)。
通常、硬化導電性インクは、0.01Ω/□〜1Ω/□、好ましくは0.02Ω/□〜0.7Ω/□、より好ましくは0.02Ω/□〜0.5Ω/□、最も好ましくは0.02Ω/□〜0.2Ω/□の範囲のシート抵抗を有することになる。
上述のように、好ましくはオンラインコーティングによってガラス基材上に堆積され得る熱分解成長コーティングの使用は、とりわけスパッタコーティング(例えば銀またはITOを含む金属酸化物)を含む真空コーティングと比較したプロセスおよび製品の堅牢性の点で、大いに有利である。驚くべきことに、熱分解成長コーティングは、変色問題の改善を提供し、また導電性の場合は、加熱回路、とりわけ加熱素子の一部として使用され得る。
有用な熱分解成長コーティングとしては、とりわけ化学気相成長(CVD)コーティングが挙げられる。好ましくは、コーティングは、CVD酸化物、例えば、シリカ、シリコンオキシカーバイド、シリコンオキシナイトライド、および/または金属酸化物、例えば酸化錫からなる。
熱分解コーティングが絶縁または略絶縁材料(例えば、シリカ、シリコンオキシカーバイド、シリコンオキシナイトライド)を含む場合、コーティング層の厚さは、20nm〜120nmの範囲であり得る。シリカコーティングは例えば厚さ40nm±10nmであってもよく、シリコンオキシカーバイドおよび/またはシリコンオキシナイトライドコーティングは例えば厚さ24nm〜70nm、好ましくは厚さ55nm〜63nmであってもよい。
ドープ酸化錫(例えばフッ素ドープ酸化錫)およびドープ酸化亜鉛(例えばアルミニウムドープ酸化亜鉛)を含むいくつかの金属酸化物は、透明導電性酸化物コーティングを形成することができる。約1,500〜1,000Ω/□未満のシート抵抗値を有するコーティングが、一般に導電性コーティングとみなされる。ガラス基材上の純粋な化学量論比の酸化錫のコーティングは、一般に極めて高いシート抵抗を有する。状況によっては、酸化錫コーティングは、少なくとも部分的に酸化錫コーティングを導電性にする酸化錫中の酸素欠乏のため、約350〜400Ω/□のシート抵抗を有し得る。酸化錫の導電性を増大させるためにフッ素および他の元素をドーパントとして使用してもよい。
熱分解成長透明導電性酸化物(TCO)は、酸化錫、ドープ酸化錫、ドープ酸化亜鉛、またはこれらの酸化物の2つ以上の混合物を含み得る。他の可能なTCOとしては、非ドープ酸化亜鉛、錫酸アルカリ金属(カリウム、ナトリウム、もしくはリチウム)、錫酸亜鉛、錫酸カドミウム、または2つ以上の酸化物の混合物が挙げられる。好ましい透明導電性酸化物は、ドープ酸化錫、好ましくはフッ素ドープ酸化錫を含む。
熱分解透明導電性酸化物コーティングは、好ましくはCVD透明導電性酸化物コーティング、より好ましくは常圧CVD透明導電性酸化物コーティングである。熱分解透明導電性酸化物コーティングがオンライン成長CVD透明導電性酸化物コーティングであることが好ましい(すなわち、フロートガラスリボンが400℃超の温度であるフロートガラス生産プロセス中に堆積される)。
熱分解透明導電性酸化物コーティングは、好ましくは、ガラスの温度が450℃〜725℃の範囲、好ましくは550℃〜700℃の範囲、より好ましくは575℃〜675℃の範囲、最も好ましくは590℃〜660℃の範囲であったときガラス基材の表面上に堆積されたようなものである。
通常、導電性コーティングは、熱分解成長透明導電性酸化物層に加えて、1つ以上のさらなる層を含むことになる。1つ以上のさらなる層は、シリカ、酸化錫(ドープまたは非ドープ)の層を含み得る。さらなる層(複数可)は、導電性コーティングの光学特性を調節するために、またはコーティングの他の層の成長を改善するために使用され得る。導電性コーティングの最も好ましい実施形態は、ガラス/SnO/SiO/FドープSnOの順でガラス基材上に層を含む。
熱分解成長透明導電性酸化物層が導電性コーティングの最外層であることが好ましい。これは、それによって導電性インクとの電気的接触を改善するため、有利である。
通常、透明導電性酸化物の層は、1Ω/□〜120Ω/□、好ましくは1Ω/□〜110Ω/□、より好ましくは5Ω/□〜100Ω/□、または1Ω/□〜50Ω/□、最も好ましくは1Ω/□〜40Ω/□の範囲のシート抵抗を有するようなものになる。好ましくは、透明導電性酸化物の層のシート抵抗は、3Ω/□〜30Ω/□の範囲、または5Ω/□〜70Ω/□、好ましくは5Ω/□〜50Ω/□、より好ましくは5Ω/□〜30Ω/□、最も好ましくは5Ω/□〜25Ω/□の範囲のシート抵抗を有するようなものになる。TCOコーティング(とりわけフッ素ドープ酸化錫コーティング)のシート抵抗は、コーティングの厚さ(一般により厚いコーティングはより低いシート抵抗を有する)を変更すること、ドーパントの性質もしくは量を変更すること、または成長中にガラス基材の温度を変更することによって、改変し得る。
透明導電性酸化物の層のシート抵抗の好ましい範囲のため、本発明による車両グレイジングは、好ましくは10V〜250V、好ましくは14V〜250V、最も好ましくは24V〜110Vの電源を有する車両内に設置されるように適応される。
一般に、透明導電性酸化物コーティングは、5〜40nm、好ましくは8nm〜24nmの範囲の平均表面粗さSa(ISO25178に従って測定され、Saは、そこでは5μm×5μmの走査サイズを使用することによってAFMにより決定される表面の算術平均高さとして定義される)を有することになる。
熱分解成長透明導電性酸化物層の厚さは、通常、50nm〜500nm、好ましくは70nm〜400nmの範囲である。
導電性コーティングおよび導電性インクを使用する利点は、インクが加熱回路内で1つ以上の母線を形成し得ることである。したがって、好ましくは、導電性コーティングの少なくとも一部分と電気的に接触している硬化導電性インクは、導電性コーティングを電源に電気的に接続する少なくとも第1の母線を形成する。
本発明の第2の態様では、熱分解成長透明導電性酸化物層を含む導電性コーティングを有するガラス基材を備えた車両グレイジングが提供され、コーティングはガラス基材の少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積され、周辺掩蔽バンドは導電性コーティングの少なくとも一部分上に印刷され、少なくとも第1の母線は硬化導電性インクを含み、母線は周辺掩蔽バンド上に印刷され、導電性素子は導電性コーティングおよび第1の母線の両方と電気的に接触している。
第2の(および他の母線)は、事前形成された導電性テープもしくは条片(例えば金属箔、好ましくは銅、より好ましくは錫引き銅を含む)から形成されてもよいが、好ましくは印刷されてもよい。したがって、車両グレイジングは硬化導電性インクを含む少なくとも第2の母線をさらに含むことが好ましく、第2の母線は、それが導電性コーティングの少なくとも第2の部分と電気的に接触するように、グレイジングの第2の部分上に印刷される。
通常、第2の母線(および任意の他の母線、例えば第3、第4、または第5の母線)も硬化導電性インクを含むことになり、第2の母線は、周辺掩蔽バンド上に印刷され、導電性コーティングおよび第2の母線の両方と電気的に接触している導電性素子を有する。第2の母線の導電性素子および他の特徴は、一般に、第1の態様の第1の母線および/または硬化導電性インクに関して本明細書に記載されているとおりであってよい。
好ましくは、第1の母線および第2の母線は、車両グレイジングの異なる側の周辺部分に位置することになり、第1の母線と第2の母線との間に所定の距離を有する。第1の母線および第2の母線の長さと、第1の母線と第2の母線の間の距離とによって形成される面積が、グレイジングの加熱可能面積を形成する。
アスペクト比、つまりグレイジングの相対的に長い測部とグレイジングの相対的に短い測部との長さの比は、1.1〜4の範囲、好ましくは1.2〜3.6の範囲、より好ましくは1.4〜3.4の範囲であることが好ましい(幅対高さ)。
好ましくは、第1の母線および第2の母線は、グレイジングの相対的に長い側部に沿って延びる。これは、第1の母線と第2の母線との間の距離がそれによって相対的に短くなり、熱分解成長導電性酸化物コーティングのシート抵抗が相対的に高くても良好な除曇または除氷特性を可能にするので、有利である。
本発明による車両グレイジングは、一般に平坦であっても、または湾曲していてもよい。
本発明による車両グレイジングの加熱可能面積は、好ましくは相対的に広く、一般に、車両グレイジングの面積の少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%、より好ましくは少なくとも70%、さらにより好ましくは少なくとも80%、最も好ましくは少なくとも90%になる。
第3の態様では、本発明は、車両グレイジングを製造する方法であって、
a)熱分解成長透明導電性酸化物層を含む導電性コーティングで被膜された第1のガラスプライを提供することであって、コーティングはガラス基材の少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積されている、提供することと、
b)基材の周辺部分に周辺掩蔽バンドを印刷することと、
c)少なくとも1つの母線が導電性コーティングと電気的に接触している導電性素子と電気的に接触するように、導電性インクを使用して少なくとも1つの母線を印刷することと、
d)導電性インクを硬化することと、を含む、方法を提供する。
第4の態様では、本発明は、車両グレイジングを製造する方法であって、
a)熱分解成長透明導電性酸化物層を含む導電性コーティングで被膜された第1のガラスプライを提供することであって、コーティングはガラス基材の少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積されている、提供することと、
b)基材の周辺部分に少なくとも1つの開口部を含む周辺掩蔽バンドを印刷することと、
c)少なくとも1つの母線が開口部を被覆し、それによって母線と導電性コーティングとの間の電気的接触を提供するように、導電性インクを使用して周辺掩蔽バンド上に少なくとも1つの母線を印刷することと、
d)導電性インクを硬化することと、を含む、方法を提供する。
これより本発明を、例としてのみ、添付図面に関連して説明する。
印刷された周辺掩蔽バンドを有する本発明による車両グレイジングの内面の概略平面図である。 B−Bで図1の車両グレイジングを通る概略断面図である。 第2の車両グレイジングの縁部の下方部分を通る概略断面図である。 第3の車両グレイジングの縁部の下方部分を通る概略断面図である。 第4の車両グレイジングの縁部の下方部分を通る概略断面図である。 第5の車両グレイジングの外面の概略平面図である。 第6の車両グレイジングの外面の概略平面図である。 第7の車両グレイジングの外面の概略平面図である。
図1および図2は、それぞれ、車両後部窓としての使用に好適な車両グレイジング2の平面図および断面図を示す。図1は、設置され使用されるとき車両の内側にある車両グレイジング2の表面の平面図である。車両グレイジング2は、その空気側表面上にF:SnOの層を含む熱分解成長導電性コーティング6を有するフロートガラス基材4を含む。導電性周辺掩蔽バンド21は、グレイジングの観察可能なエリア3を縁取るグレイジング2の周辺にわたって、銀(70〜78wt%)およびカーボンブラックをフリット中に含むインク(Chimet 3900)を使用して、導電性コーティング6上にスクリーン印刷される。車両グレイジング2の下方周辺部8には、導電性周辺掩蔽バンド21上にスクリーン印刷された下方母線10が存在する。下方母線10は、ガラスフリット中に70〜78wt%の銀粒子を含むインクを使用して印刷され、その後熱硬化される。車両グレイジング2の上方周辺部14内の上方母線12は、同様にスクリーン印刷される。導電性コーティング6は通常の変色を防止し、下方母線10および上方母線12は、したがってメタリック色である。周辺掩蔽バンド21は、グレイジング2が設置されるとき、上方母線12および下方母線10を車両の外側から見えないように掩蔽するように機能する。周辺掩蔽バンド21は導電性であるので、導電性コーティング6と上方母線12および下方母線10とは電気的に接触している。
周辺掩蔽バンドは、複数の開口部(例えば、印刷されていない周辺掩蔽バンド21の定義された部分)を含み得る。図1および2の実施形態の代替として、周辺掩蔽バンドが導電性ではない場合(例えば、フリット中にカーボンブラックを含むが銀をほとんどまたは全く含まないインクを使用して印刷することによって)、周辺掩蔽バンドが母線10、12と導電性コーティング6との間の電気的接触を依然として可能にするので、これは特に有利であろう。
図3は、本発明による車両グレイジングの下方部分の縁部の一部分の概略断面図を示す。車両グレイジングは、図1および2に示す実施形態と概して同様であり、周辺掩蔽バンド121を有する。したがって、車両グレイジングは、F:SnOの層を含む熱分解成長導電性コーティング6を有するフロートガラス基材4を含む。それ自体がフリット中にカーボンブラックを含むインクを使用して導電性コーティング6上にスクリーン印刷された周辺掩蔽バンド121上に、スクリーン印刷された下方母線131が存在する。周辺掩蔽バンド121の材料は導電性ではないが、母線131を形成するインクが開口部122に流入し導電性コーティング6と電気的に接触する導電性フィレット123を形成するように、1つ以上の開口部122が存在する。母線131は、ガラスフリット中に50〜78wt%の銀粒子を含むインクを使用して印刷される。母線131のインクは、その後熱硬化される。導電性コーティング6は通常の変色を防止し、したがって母線131はメタリック色である。周辺掩蔽バンド121は母線131の多くを掩蔽するように機能するが、開口部122内のフィレット123は、グレイジングを設置するとき、車両の外側からメタリックな形状として視認可能であろう。
図4は、本発明による第3の車両グレイジングの縁部の下方部分の概略断面図を示す。車両グレイジングは図3に示す実施形態と概して同様であるが、この場合、母線131は、ガラスフリット中に50〜78wt%の銀粒子およびカーボンブラック顔料を含むインクを使用して印刷される。母線131のインクは、その後熱硬化される。母線131を形成するインクは、印刷中、開口部122に流れ込み、導電性コーティング6と電気的に接触する導電性フィレット123を形成する。導電性コーティング6は通常の変色を防止するが、グレイジングが設置されるとき開口部122内のフィレット123が車両の外側からあまり視認可能ではない(かつ周辺掩蔽バンド121の色に厳密に一致し得る)ように、母線131は暗色である。
図5は、本発明による第4の車両後部窓の縁部の下方部分の概略断面図を示す。車両後部窓は、図3に示す実施形態と概して同様であり、周辺掩蔽バンド121は1つ以上の開口部122を有する。母線231は、最初に印刷される第1の導電性インク233から形成され、開口部122に流れ込み、導電性フィレット223を形成し、導電性コーティング6と電気的に接触する。第2の導電性インク232は、第1の導電性インク233上に重ね印刷される。第1の導電性インク233は、ガラスフリット中にカーボンブラック顔料と共に50〜78wt%の銀粒子を含む。232を形成する第2の導電性インクは、ガラスフリット中に50〜78wt%の銀粒子を含む。母線231のインクは、その後熱硬化される。周辺掩蔽バンド121は母線231の多くを掩蔽するように機能し、暗い第1の導電性インク233から形成された開口部122内の導電性フィレット223は、グレイジングが設置されるとき、周辺掩蔽バンド121に対して暗色として車両の外側からあまりまたは全く視認可能ではないであろう。
図6は、後部車両窓としての使用に好適な第5の車両グレイジング301の外面(すなわち、窓が車両に設置されるとき車両の外側から視認可能であろう面)の概略平面図である。車両グレイジング301の下方部分の断面は概して図3に示されるとおりであり、そこに示されているグレイジング301の部分は詳細には説明しない。周辺掩蔽バンド121は、各々細線の形の上方開口部324および下方開口部323を有する。上方母線および下方母線は、ガラスフリット中に50〜78wt%の銀粒子を含むインクを使用して印刷する。印刷後、母線のインクを熱硬化する。導電性コーティング(図3を参照されたい)は通常の変色を防止し、したがって上方母線および下方母線はメタリック色である。周辺掩蔽バンド121は各母線の大部分を掩蔽するように機能するが、導電性コーティングと電気的に接続するフィレットは、上方開口部324および下方開口部323を通じて、メタリックに映る細線として外面上に視認可能である。
図7は、後部車両窓としての使用に好適な第6の車両グレイジング302の外面(すなわち、窓が車両に設置されるとき車両の外側から視認可能であろう面)の概略平面図である。車両グレイジング302は概して同様である図6に示すものであるが、下方開口部は線323aおよび記号323bの形であり、それゆえに導電性コーティングと電気的に接続するフィレットは下方開口部を通じて線(323a)および記号(323b)として視認可能である。図7では、記号開口部323bは文字であるが、他の実施形態では記号開口部323bは、ロゴ、デザイン、名称、製品識別情報、または類似のインジケータを示すような形状であってもよい。
図8は、後部車両窓としての使用に好適な第7の車両グレイジング402の外面(すなわち、窓が車両に設置されるとき車両の外側から視認可能であろう面)の概略平面図である。車両グレイジング402は図6および7に示すものと概して同様であるが、下方開口部は円形開口部323の形であり、それゆえに導電性コーティングと電気的に接続するフィレットは下方開口部323を通じて円として視認可能である。図8では下方開口部323は円であるが、他の実施形態では上方開口部324および/または下方開口部323は一般に任意の好適な形状であってもよい(例えば正方形、矩形、長円形、星型、三角形、ダイヤモンド、五角形、六角形など)。
これより、フッ素ドープ酸化錫の導電性層で被膜されたガラス基材からなる車両グレイジングのサンプルに銀含有導電性インクで印刷し、硬化した実施例によって、本発明をさらに例示する。
電気的特性
4点プローブを有する表面抵抗率メータ(Guardian Model SRM 232)を使用して実施例のシート抵抗を決定した。測定値は、各サンプルについて同じ厚さのところで取り、3回の測定値の平均をとった。
基材
実施例では、被膜されたガラスプライは、(外層として)フッ素ドープ酸化錫で被膜されたフロートガラスであった。
被膜されたガラスプライは、ガラス/非ドープSnO/SiO/FドープSnOの形態であり、ドープ酸化錫層、製品、15Ω/□のシート抵抗を有する被膜されたガラス層を有する。ドープ酸化錫コーティングの厚さを変更することによって、シート抵抗も変更し得る。
フッ素ドープ二酸化錫層を、オンラインCVDコーティングを使用して堆積させた。これは、ガラス基材の温度が600〜650℃のフロートガラス生産プロセス中に行う。二塩化ジメチル錫(DMT)の形の錫含有前躯体を177℃に加熱し、ヘリウムの形態のキャリアガス流をDMTの全体にわたって流す。その後、気体酸素をDMT/ヘリウムガス流に添加する。同時に、無水フッ化水素(HF)の形のフッ素含有前躯体を204℃に加熱する。追加の水を添加して気体HFと水の混合物を作製する。2つのガス流を混合し、約395リットル/分の速度で高温ガラス表面に供給する。DMTと酸素とHFの比は、3.6:61.3:1である。得られるフッ素ドープ酸化錫層の厚さは約320nmであり、12〜13Ω/□として測定される約15Ω/□の名目上のシート抵抗を有する。
実施例.
上述の洗浄した熱分解コーティングガラス(12〜13Ω/□の測定されたシート抵抗の)を基材として使用した。後部窓の上方周辺部分および下方周辺部分上に熱分解導電性コーティング上に銀母線をスクリーン印刷した(80wt%の名目銀含有量を有するChimet AG 3900インクを使用して)。
680℃、サイクル時間100秒で焼成/硬化後、印刷母線の色はメタリックシルバーであった。熱分解コーティングなしに同様にガラス基材上に印刷した母線は、焼成/硬化後、オレンジ色であった。
本発明のサンプルでは、焼成後および経時的(12か月超)に、メタリックシルバーは同じままであった。
また、印刷した銀母線を熱分解導電性コーティング表面に当ててサンプルを生成した。6か月にわたって、銀印刷の色はメタリックのままであった。また、(Johnson Mattheyから入手した標準黒色インクを使用して)線の形の開口部を有する掩蔽バンドによって基材を印刷することによってサンプルを生成した。(80wt%の名目銀含有量を有するChimet AG 3900インクを使用して)銀母線を周辺掩蔽バンド上にスクリーン印刷した。680℃、サイクル時間100秒で焼成/硬化後、印刷母線は色がメタリックシルバーであり、メタリック母線の一部は掩蔽バンド内の開口部を通じて視認可能であった。
参照番号
2 車両グレイジング
3 観察可能エリア
4 フロートガラス基材
6 導電性コーティング
8 下方周辺部
10 下方母線
12 上方母線
14 上方周辺部
21 導電性周辺掩蔽バンド
121 周辺掩蔽バンド
122 開口部
123 導電性フィレット
131 下方母線
223 導電性フィレット
231 下方母線
232 第2の導電性インク
233 第1の導電性インク
301 車両グレイジング
302 車両グレイジング
323 下方開口部
323a 下線開口部
323b 下方記号開口部
324 上方開口部
402 車両グレイジング

Claims (22)

  1. 車両グレイジング(2)であって、
    ガラス基材(4)の少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積された導電性コーティング(6)を有するガラス基材(4)を備え、
    前記導電性コーティングは、
    前記導電性コーティングの少なくとも一部分上に印刷された周辺掩蔽バンド(21、121)と、
    前記周辺掩蔽バンド上に印刷された硬化導電性インク(10、12、131)と、
    前記導電性コーティングおよび前記硬化導電性インクの両方と電気的に接触している導電性素子(21、123)と、によって特徴付けられる熱分解成長透明導電性酸化物層を含む、車両グレイジング(2)。
  2. 前記硬化導電性インクの実質的に全ては前記周辺掩蔽バンド上に印刷されている、請求項1に記載の車両グレイジング。
  3. 前記導電性素子は前記周辺掩蔽バンドの導電性部分を含む、請求項1または請求項2に記載の車両グレイジング。
  4. 前記導電性素子は、前記硬化導電性インクと前記導電性コーティングとの間の電気的接触を可能にするように、前記周辺掩蔽バンド内に少なくとも1つの開口部を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  5. 前記導電性素子は、前記周辺掩蔽バンド内の少なくとも1つの開口部内に配設された導電性フィレットを含む、請求項4に記載の車両グレイジング。
  6. 前記導電性インクは銀、任意追加的に銀粒子およびフリットを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  7. 前記導電性インクは、硬化前のインク組成物中に平均40wt%〜90wt%の銀、好ましくは硬化前のインク組成物中に60wt%〜85wt%の銀、より好ましくは硬化前のインク組成物中に70wt%〜78wt%の銀を含む、請求項6に記載の車両グレイジング。
  8. 前記硬化導電性インクは、顔料、好ましくは暗色顔料、より好ましくは黒色顔料を含む導電性インクを含む、請求項4〜7のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  9. 前記導電性素子は、前記周辺掩蔽バンド内の少なくとも1つの開口部内に配設された暗い導電性インクで形成された導電性フィレットを含む、請求項8に記載の車両グレイジング。
  10. 前記第1の導電性インクと電気的に接触するように配設された第2の導電性インクをさらに含む、請求項9に記載の車両グレイジング。
  11. 前記導電性インクは熱硬化および/またはUV硬化されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  12. 前記硬化導電性インクは0.01Ω/□〜1Ω/□、好ましくは0.02Ω/□〜0.7Ω/□、より好ましくは0.02Ω/□〜0.5Ω/□、最も好ましくは0.02Ω/□〜0.2Ω/□の範囲のシート抵抗を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  13. 前記熱分解成長透明導電性酸化物は、ドープ酸化錫、ドープ酸化亜鉛、錫酸塩、またはこれらの酸化物の2つ以上の混合物を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  14. 前記熱分解成長透明導電性酸化物は、酸化錫、好ましくはドープ酸化錫、より好ましくはフッ素ドープ酸化錫を含む、請求項13に記載の車両グレイジング。
  15. 前記熱分解成長層の厚さは50nm〜500nm、好ましくは70nm〜400nmの範囲である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  16. 前記導電性コーティングは、5Ω/□〜100Ω/□の範囲のシート抵抗を有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  17. 前記熱分解成長透明導電性酸化物層は前記導電性コーティングの最外層である、請求項1〜16のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  18. 前記硬化導電性インクは、前記導電性コーティングを電源に電気的に接続するための第1の母線を形成する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  19. 車両グレイジングであって、
    熱分解成長透明導電性酸化物層を含む導電性コーティングを有するガラス基材であって、前記コーティングは前記ガラス基材の少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積されている、ガラス基材と、
    前記導電性コーティングの少なくとも一部分上に印刷された周辺掩蔽バンドと、
    硬化導電性インクを含む少なくとも第1の母線であって、前記母線は前記周辺掩蔽バンド上に印刷されている、第1の母線と、
    前記導電性コーティングおよび前記第1の母線の両方と電気的に接触している導電性素子と、を備えた、車両グレイジング。
  20. 硬化導電性インクを含む少なくとも第2の母線をさらに含み、前記第2の母線は、前記第2の母線が前記導電性コーティングの少なくとも第2の部分と電気的に接触するように、前記グレイジングの第2の部分上に印刷されている、請求項18または請求項19のいずれか一項に記載の車両グレイジング。
  21. 車両グレイジングを製造する方法であって、
    a)熱分解成長透明導電性酸化物層を含む導電性コーティングで被膜された第1のガラスプライを提供することであって、前記コーティングは前記ガラス基材の少なくとも1つの表面の少なくとも一部分上に堆積されている、提供することと、
    b)基材の周辺部分に少なくとも1つの開口部を含む周辺掩蔽バンドを印刷することと、
    c)少なくとも1つの母線が前記開口部を被覆し、それによって前記母線と前記導電性コーティングとの間の電気的接触を提供するように、導電性インクを使用して前記周辺掩蔽バンド上に前記少なくとも1つの母線を印刷することと、
    d)前記導電性インクを硬化することと、を含む、方法。
  22. 10V〜250Vの電源を有し、請求項1〜20のいずれか一項に記載の車両グレイジングを備えた車両。
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