JP2019532731A - 単刃レイザ器具 - Google Patents

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Abstract

単刃ライザ器具100およびその製造方法。レイザ器具は、ハンドル102、および該ハンドルに旋回可能に取り付けられたヘッド104を有し、ヘッドは、単刃200を受容する開口185を有する。ヘッドは、さらに、単刃を受容する手段を有し、該手段は、使用中、単刃を保持するものの、使用中、単刃を保持する手段内で、2または3つの寸法に、単刃の移動を許容するように構成される。特定の実施例では、単刃を保持する手段は、多くの保持ポスト180を有し、この各々は、単刃のそれぞれの凹部215と結合され、ヘッドに単刃を保持するように構成される。保持ポストは、使用中、単刃を保持するものの、使用中、少なくとも2つの寸法において、単刃の移動を許容するように離間される。

Description

2014年10月6日に出願された米国仮出願第62/060,410号の「シェービング刃およびレイザ器具」、2015年3月19日に出願された米国仮出願第62/135,592号の「シェービング刃およびレイザ器具」、2015年6月11日に出願された米国仮出願第62/174,067号の「シェービング刃およびレイザ器具」、および2015年10月5日に出願された米国仮出願第14/875,484号の「レイザ器具およびシェービングシステム」の内容は、本願の参照として取り入れられている。
本願は、シェービングツールの分野に関し、特に、単刃レイザおよびその製造方法に関する。
20世紀の後半以降、シェービングツールの市場は、使い捨てカートリッジにおいて、より多くの低品質ブレードを含むことがトレンドとなり、これにより支配されてきた。例えば、2刃のカートリッジは、最初は画期的であると考えられたが、最近は、5刃および6刃のカートリッジが支配的で、市場シェアを高めている。
しかしながら、そのような多数刃のカートリッジが、実際にシェービング特性を改善するという証拠は少ない。実際、本願発明者らは、単一の高品質刃を用い、適正に設計されたレイザでは、多数刃のカートリッジよりも優れたシェービング体験が提供されることを認識している。これらの発明者らによる、単刃のシェービングシステムの設計に対する継続的な探求により、単刃のシェービング体験の品質、および単刃レイザ自身の耐久性がさらに改善され得るような、追加の発見が得られている。
レイザ器具およびそれを製造する方法の各種実施例が開示される。ある実施例では、レイザ器具は、ハンドルと、該ハンドルに旋回可能に取り付けられたヘッドとを有してもよい。前記ヘッドは、単刃を受容する開口を含むリアサイド、および使用の間、単刃の切断エッジが露出されるフロントサイドを有してもよい。ヘッドは、さらに、開口を形成する上部分および下部分を有してもよい。下部分は、上部分と物理的に相互作用し、上部分の前部領域は、下部分により物理的に支持されてもよい。
レイザ器具の特定の実施例では、上部分との物理的な相互作用のため、下部分は、いくつかの突出ラッチを有し、該ラッチは、ヘッドのフロントサイドに近接する領域に、配置されてもよい。突出ラッチは、それぞれ、上部分に形成された多数の凹部と結合されてもよい。あるいは、複数のラッチが上部分に形成され、それぞれ、下部分に形成された凹部と結合されてもよい。
レイザ器具を製造する方法の実施例は、レイザ器具のヘッドの下部分および上部分を作製するステップを有し、下部分および上部分は、組み立てられた際に、ヘッドの前部領域および後部領域において、相互に相互作用するように作製されてもよい。当該方法は、さらに、ヘッドの下部分と上部分とを組み立てるステップを有してもよい。組み立てられた際に、ヘッドの下部分および上部分は、ヘッドの前部領域において、上部分が下部分によって物理的に支持されるように、係合されてもよい。組立の際に、ヘッドの下部分および上部分は、単刃を受容する開口を形成してもよい。特定の実施例では、作製するステップは、金属射出成形プロセスを用いて、実施されてもよい。
別の実施例では、レイザ器具は、ハンドルと、該ハンドルに旋回可能に取り付けられたヘッドとを有してもよい。ヘッドは、単刃を受容する開口を有してもよい。ヘッドは、さらに、単刃を保持する手段を有してもよい。該単刃を保持する手段は、使用中、単刃を保持する一方で、使用中、前記単刃を保持する手段内の2または3以上の寸法において、単刃の移動が許容されるように構成される。
特定の実施例では、前記単刃を保持する手段は、多くの保持ポストを有し、この各々は、単刃のそれぞれの凹部と結合され、ヘッド内に単刃が保持されるように構成されてもよい。別の実施例では、保持ポストは、使用中、単刃を保持するように離間される一方で、使用中、前記単刃は、少なくとも2つの寸法において、移動が許容されてもよい。
別の実施例では、レイザ器具を製造する方法は、ヘッドの下部分および上部分を作製するステップを有し、下部分は、多数の保持ポストを有してもよい。当該方法は、さらに、ヘッドの下部分と上部分とを組み立てるステップを有してもよい。組み立てられた際に、ヘッドの下部分および上部分は、単刃を受容する開口を形成してもよい。保持ポストの各々は、単刃のそれぞれの凹部と結合され、該単刃の装着の際に、単刃がヘッド内に保持されるように構成されてもよい。また、保持ポストは、使用中、単刃を保持するように離間される一方で、前記単刃は、使用中、少なくとも2つの寸法において移動が許容されてもよい。特定の実施例では、前記作製するステップは、金属射出成形プロセスを用いて実施されてもよい。
以下の記載および添付の図面を参照することにより、本方法および機構の前述のおよび別の利点は、より良く理解される。
レイザ器具の実施例を示した図である。 図1のレイザ器具のヘッドの上面を示した図である。 レイザヘッドの実施例の側面を示した図である。 ヘッドのある部分の内部構造を示す、図3のレイザヘッドの側面の切断図である。 内面を示すように配向された、レイザヘッドの下部分および上部分の実施例を示した図である。 ヘッドの後側から視認される、下部分および上部分が相互に組み立てられた際のレイザヘッドの図である。 側面から視認される、下部分および上部分の態様をさらに示した、レイザヘッドの実施例の分解図である。 レイザ器具と肌表面の間の相互作用を示すとともに、そのような相互作用を特徴付けるいくつかのパラメータを示した概略的な図である。 使用中の、複数の寸法における刃の動きを許容するように構成された、レイザヘッドの下部分の実施例を示した図である。 単刃が装着された、図9の下部分の視野に対応する図である。 上部から単刃を支持するように構成され得る、レイザヘッドの上部分の実施例を示した図である。 図9乃至11に示した上部分および下部分の追加の図である。 図9乃至11に示した上部分および下部分の追加の図である。 レイザ器具を製造する方法の実施例を示すフローチャートである。 レイザ器具を製造する方法の別の実施例を示すフローチャートである。
以下の記載では、本願に記載の方法および機構の理解のため、多くの特定の詳細を示す。ただし、当業者には、各種実施例が、これらの特定の詳細なしでも実施され得ることが認識される。ある例では、本願に記載の方法が不明瞭となることを避けるため、既知の構造、部材、信号、コンピュータプログラム指令、および技術は、詳しく示されていない。説明の単純化および明確化のため、図に示された要素には、必ずしもスケールは示されていないことは明らかである。例えば、ある要素の寸法は、他の要素に比べて誇張されている。
本明細書は、「実施例」の言及を含む。異なる内容での「実施例では」という文言の出現が、必ずしも同じ実施例を参照していないことは明らかである。特定の特徴物、構造、または特性は、本願に合致する任意の好適な態様で組み合わされてもよい。また、本願全体において使用される、「してもよい(may)」と言う用語は、義務的な意味(すなわち「must」の意味)ではなく、許容の意味(すなわち、「そのような可能性を有する」と言う意味)で使用される。同様に、「含む」と言う用語は、あるものを含むが、それのみに限定されないことを意味する。
専門用語:以下の段落では、本願(特許請求の範囲を含む)に認められる用語の定義および/または内容が提供される。
「有する」:この用語は、オープンエンド用語である。特許請求の範囲での使用では、この用語は、追加の構造またはステップを排除しない。「プロセッサを含むシステム」という記載の請求項を考える。そのような請求項は、追加の部材(例えばディスプレイ、メモリ制御器)を含むシステムを排除しない。
「ように構成される」:本願において、異なる事象(「ユニット」、「回路」、他の部材など、様々に称される)は、1または2以上のタスクまたは操作を実施するように「構成される」ものとして、開示または請求項化されてもよい。この形式−「1または2以上のタスクを実行する」ように構成される「事象」−は、構造(すなわち、電子回路または機械機器のような、物理的な何か)を参照する際に使用される。特に、この形式は、本構造が、作動中に1または2以上のタスクを実行するように配置されていることを示す際に使用される。構造が現在は作動されていなくても、該構造は、あるタスクを実施するように「構成されている」と言うこともできる。「処理素子の内部作動温度を測定するように構成された温度回路」は、例えば、作動中にこの機能を実施する回路を有する集積回路を網羅すること、仮に、関心の集積回路が現在は使用されていない場合(例えば、電源がそれに接続されていない場合)、であっても、そのようなことを意味する。従って、あるタスクを実施するように「構成される」と記載された事象は、例えば、装置、回路、タスクの実行が可能なメモリ保管プログラム指令等のような、ある物理的なものを表す。本文言は、ある実体のないものを表す際には使用されない。従って、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)のようなソフトウェア構成を表す際に、構成する「ように構成される」は、使用されない。
「基づく」:本願において、本用語は、決定に影響を及ぼす1または2以上の因子を記載する際に使用される。本用語は、決定に影響し得る、追加の因子を排除するものではない。すなわち、決定は、これらの因子のみに基づいてもよく、あるいは、少なくとも一部において、これらの因子に基づいてもよい。「Bに基づいてAを定める」という文言を考える。Bは、Aの決定に影響する因子であるが、そのような文言は、Cに基づいてAを定めることを排除していない。他の例では、Aは、Bのみに基づいて定められてもよい。「依存する」は、「基づいて」の同義語として使用され得る。
「応じて」:本願において、本用語は、事象または条件の因果関係を記載する際に使用される。例えば、「Bは、Aに応じて生じる」と言う文言には、Aが原因でBが生じるという原因と効果の関係がある。本文言は、AがBを引き起こす唯一の事象であることを必要としないことに留意する必要がある。Bは、Aとは独立のまたはAに依存した、他の事象または条件に応じて生じてもよい。また、本文言は、Bが生じる上で、他の事象または条件も必要となる可能性を排除しない。例えば、ある例では、A単独で、Bの発生に十分であってもよく、あるいは他の例では、Aは、必要条件ではあるが、十分条件ではなくてもよい(「BがAおよびCに応じて生じる」場合など)。
「各々」:複数の要素または一組の要素に対して、「各々」と言う用語が使用され、ある特徴が、そのような複数のまたは一組の構成体の全てに帰属される。ただし、反対の記載がなければ、「各々」の使用は、要素の他の事例が、その特性を含まない可能性を排除しない。例えば、「複数の道具、その各々は、特性Aを示す」という文言では、特性Aを有する、少なくとも2つ(可能な場合、任意に多くの)の道具が必要となる。ただし、より多くの記載がなければ、これは、特性Aを示さない、複数の部材に含まれない、追加の道具の可能性を排除するものではない。換言すれば、反対の記載がなければ、「各々」という用語は、要素の全ての可能な事例を表すものではなく、むしろ特定の複数または組における各要素の可能な事例を表す。
(レイザ器具およびヘッド支持構造の概説)
図1を参照すると、レイザ器具の実施例が示されている。(図面は、予め実際の実施例の細部を忠実に再現するように描かれているが、提供された図はいずれも、正確なスケールの図面と解してはならないことに留意する必要がある。)レイザ器具100は、ハンドル102と、該ハンドル102に旋回可能に取り付けられたヘッド104とを有する。図2には、ヘッド104の上面図を示す。示された実施例では、ヘッド104は、リアサイド110を有し、このリアサイドは、単刃200を受容する開口(図2には示されていない)を有する。ヘッド104に装着されると、刃200の切断エッジ210は、ヘッド104のフロントサイド115を介して露出され、刃200のリアエッジ220がリアサイド110と対面される。刃200は、刃面250を有し、この刃面は、ヘッド104によって使用されないカットアウトまたは凹部(例えば、レイザの他の種類では、刃200を取り付けるための凹部)を有する。ある実施例では、刃200は、刃面250が上側または下側と対面するように挿入され、他の実施例では、刃200は、刃面250の特定の配向を定めてもよい。
ある実施例では、刃200は、約38.4mmの全長(d1で表記)を有し、約18.4mmの幅(d2で表記)を有する。本願に記載の全ての測定値は、関心部品の製造に使用されるプロセスのため、通常の製造上の許容誤差を受ける。例えば、特定のモデルの刃200のサンプルは、d1が38.396mm−38.437mmの範囲であり、d2が18.360mm−18.397mmの範囲である。また、刃200は、多くの凹部215を有しても良い。これは、以降に示すように、ヘッド104の保持ポストと結合され、使用中、刃200がヘッド104内に保持されてもよい。示された実施例では、凹部215は、近似的に半円状であり、寸法d3に沿って、約4.0mm(例えば3.985mm〜3.998mm)の長さと、寸法d4に沿って、約1.84mm(例えば1.831mm〜1.842mm)の長さとを有してもよい。凹部215は、寸法d5に沿って、刃200のリアエッジから約1.85mm(例えば1.827mm〜1.873mm)の位置に配置されてもよい。
刃200およびレイザ器具100の他の実施例では、これらの寸法は変化し得ることに留意する必要がある。特に、凹部215は、半円以外の形状であると仮定しても良い。また、刃200の別の実施例では、凹部215と同様の形状および寸法を使用してもよいが、(例えば、寸法d5を変化させることにより)刃200内の凹部215の位置が変化しても良い。凹部215の相対位置は、刃200の挿入の際の切断エッジ210の露出の相対的な度合いに影響し、これは、レイザ器具100のシェービング特性を変化させ得る。
図3には、ヘッド104の側面図を示す。図3に示すように、ヘッド104は、下部分120および上部分130、ならびに旋回マウント140を有し、ヘッド104は、このマウントを介して、ハンドル102に旋回可能に取り付けられる。上部分130は、さらに、一組の側壁135を有し(図3の視野には、その片側のみが示されている)、これは、ヘッド104の外側面を形成する。この視野では、ヘッド104のリアサイド110は、左側に面し、フロントサイド115は、右側に面する。
ある設計方法では、上部分130の前部領域(すなわち、上部分130がヘッド104のフロントサイド115と面する部分)は、下部分120の上方に、有効に「浮遊」されてもよい。すなわち、上部分130の後部領域が下部分120に取り付けられ得るのに対して、前部領域は、下部分120と物理的な接触をせずに、下部分120の上方に延在し得る。この方法では、上部分130は、上方から刃200を保持するが、上部分130と下部分120の間に隙間が存在しても良い。ヘッド104の構成に使用される材料に応じて、そのような隙間は、ヘッド104の構造的一体性(integurity)に影響を及ぼし得る。例えば、物理的な支持がない場合、上部分130の前部領域は、レーザ器具100が落下した場合など、衝撃を受けた際に曲がり、または破損し得る。
一方、図3の実施例では、下部分120は、上部分130と物理的に相互作用するように構成され、ヘッド104が組み立てられた際に、上部分130の前部領域は、下部分120により物理的に支持される。下部分120および上部分130が、上部分130の前部領域および後部領域の両方において、複数の異なる点で、相互にしっかりと固定されることにより、(例えば、衝撃に対する)ヘッド104の全体的な構造的一体性が改善される。
図4には、上部分130の前部領域が下部分120により物理的に支持される、特定の機構の実施例を示す。図4の視野は、図3の切断図であり、これは、側壁135の後方のヘッド104の内部構造の一例を示す。特に図4は、上部分130の視認端部が、下部分120に物理的に載置されていることを示す。また、下部分120は、「ラッチ」とも称される、突出特徴部145を有し、これは、上部分130内の対応する凹部と結合できる。
図5には、ラッチ145およびヘッド104の他の要素に関するさらなる細部を示す。図5により提供される視野では、下部分120および上部分130は、分離されており、ヘッド104のリアサイド110から視認されるそれらの内表面を示すため、視認者から遠ざかるように部分的に旋回されている。示された実施例では、下部分120は、側壁150内の両端部にラッチ145を含むように示されており、ラッチは、ヘッド104のフロントサイド115に隣接している(例えば、リアサイド110よりもフロントサイド115に近い)。また、上部分130は、その両方の側壁135の内部に、凹部155を含むように示されている。破線で示すように、下部分120と上部分130とが組み立てられた際に、ラッチ145は、凹部155と結合するように構成される(例えば、さねはぎ継ぎ方式)。刃200の凹部215に嵌合するように構成され得る保持ポスト180も示されており、これについては、後の図面を参照して後述する。
また、図5に示すように、下部分120および上部分130の後部領域は、マウント点160を有する。マウント点160は、例えば孔であり、これを介して、ネジ、ピン、または他の種類の留め具が挿入され、下部分120と上部分130とが相互にしっかり固定されてもよい。ある実施例では、マウント点160は、スポット溶接部または化学的接着剤を使用した接着の点と対応してもよい。また、ある実施例では、下部分120は、別個の点ではなく、連続領域に沿って(例えば、溶接または接着の長さに沿って)、上部分130にしっかりと固定されてもよい。
下部分120および上部分130の後部領域がマウント点160で固定されると、ラッチ145とそれらの対応する凹部155との結合により、上部分130の前部領域は、下部分120にしっかりと取り付けられ、下部分120により、摩擦結合のみを介して(例えば接着剤の必要性なく)、物理的に支持することが可能となる。ただし、必要な場合、取り付けは、さらに、接着剤または溶接で補強されてもよい。
ラッチ145は、上部分130を物理的に支持する手段と見なしてもよい。ただし、ラッチ145は、下部分120に形成される必要はないことに留意する必要がある。別の実施例では、ラッチ145および凹部155の配向は、反対にされ、ラッチ145が上部分130内に形成され、凹部155が下部分120内に形成されてもよい。これは、(必須ではないが)側壁135を下部分120に移すことを含んでも良い。また、ラッチ145の多くの等価物が存在することに留意する必要がある。例えば、凹部155は、ノッチではなく、側壁135内の溝に対応してもよく、ラッチ145は、これに対応して、側壁150内に移され、そのような溝と結合されてもよい。一般に、ラッチ145は、ヘッド104のある部分における任意の種類の突起を網羅しても良く、これは、特に、上部分130の前部領域を物理的に支持するため、対応する凹部と結合するように形成される。
図6には、ヘッド104のリアサイド110から見た際の、下部分120と上部分130が相互に組み立てれたヘッド104の図を示す。下部分120および上部分130は、図2に関して前述したような、刃200が挿入され得る開口185を形成していることが認められる。図6には、さらに、保持ポスト180が、上部分130の少なくとも一部を貫通して、開口185に突出していることが示されている。ある実施例では、上部分130の表面を超える保持ポスト180の露出は、0.8mmであってもよく、製造誤差は、±0.05mmである。
図7には、ヘッド104の要素、およびそれらの相互関係をさらに示すための、ヘッド104の分解側面図を示す。図7では、明確化のため、図5に見られる全ての要素に符号は付されていない。図7では下支持要素190および上支持要素195と称されるこれらは、以降に詳しく説明される。
(刃移動特性およびシェービング特性)
レイザ器具100のような単刃レイザのシェービング特性は、いくつかの機械的パラメータの関数として特徴化することができる。図8には、一つのそのような特徴を概略的に示す。特に、ヘッド104は、肌表面800と相互作用するように示されている。刃角802は、肌表面800と、刃200がある平面804との間の角度として定められる。刃ギャップ806は、刃200の切断エッジ210と、ヘッド104の下部分120との間の隙間として定められる。刃露出部808(図8の挿入図に示されている)は、刃200が下部分120から突出して、肌表面800に向かう深さとして定められる。
レイザ器具100の実施例を用いて実施された実験的測定では、前述のパラメータのいくつかの組み合わせは、他と比べて、(例えば、シェービング接近性、効率、快適性、および/または他の特性に関して)優れたシェービング特性を提供することが示唆された。一つのそのような組み合わせは、31.3°の刃角802、0.65mmの刃ギャップ806、および0.15mmの刃露出部808を含む。ただし、他の組み合わせも可能であり、想定される。
しかしながら、肌表面800は、ほとんどの場合、均質ではないことに留意する必要がある。その表面形状は、身体上の特徴、および局所的な肌の欠陥(例えば、ほくろ、しみ、傷、いぼなど)のような因子によって、変化し得る。従って、例えば、ヘッド104内の刃200の位置が一体的に維持されることにより、前述のパラメータが静的に維持される構成は実施できず、使用中、刃200がヘッド104内の各種寸法において、少なくとも僅かな度合いで移動する構成は、許容される。
図9には、刃200のそのような移動が許容されるように構成され得る、下部分120の実施例を示す。特に、図9には、下部分120の内面の上面図が示されている。側壁150および下支持要素190とともに、2つの保持ポスト180が示されている。(図9では、ラッチ145が視認できるが、これらは、本実施例に必要ではなく、省略されてもよい。)
刃に動きを与える下部分120の示された実施例の特性は、主として、保持ポスト180の間隔および寸法により、定められる。示された実施例では、下部分120自身は、±0.15mmの製造誤差を含む20.5mmの幅(d6で表される)(20.5±0.15mmで表される)、および44.7±0.15mmの長さ(d7で表される)を有する。保持ポスト180は、2.0±0.05mmの寸法d8、および3.95±0.05mmの寸法d9を有する。保持ポスト180同士の間の間隔(d10で表される)は、35.0±0.05mmであってもよい。
前述の寸法および誤差は、単なる一例であって、他の構成も可能であり、想定されることに留意する必要がある。例えば、前述の寸法の各種値は、以下に示す刃の移動特性を調整するため、変更されてもよい。また、特定の製造誤差は、異なる製造プロセスの場合、変化してもよい。また、保持ポスト180の数および形状は、別の実施例では、変化してもよいことに留意する必要がある。保持ポスト180の一般形状が凹部215の形状と整合されることは、厳密には必要ではない。すなわち、保持ポスト180と凹部215との間に、示された半円形状よりもより少ない接触点を提供する保持ポスト180の形状で、本願に記載の結果を得ることも可能である。
図10は、図9示した下部分120に刃120が装着された図に対応する。図10に示すように、刃200の凹部215は、それぞれ、保持ポスト180と結合され、これにより、使用中、ヘッド104の内部に刃200が保持される。また、刃200は、下支持素子190および側壁150により、下側から支持される。図11を参照すると、図には、上部分130の内面の上面図が示されており、刃200は、上支持要素195により、上方から支持される。(下部分120および上部分130内の刃支持点の数および配置は、各種実施例において変化してもよい。)一般に、下支持要素190および上支持要素195の寸法は、下部分120および上部分130の垂直深さに応じて変化する。通常、これらの支持要素は、これらが刃200と接触し、刃200が、あまりきつく適合されず、接触点の周りで旋回可能となるように、サイズ化される必要がある。そうでなければ、刃200がヘッド104内で移動できなくなる。完全性のため、図12乃至図13には、上部分130と下部分120の追加図が示されている。図には、異なる角度からの、これらの部材が示されている。
保持ポスト180の寸法および間隔と、前述の刃200の対応する寸法の比較からわかるように、保持ポスト180は、刃200の凹部215に比べて直径が僅かに小さい(例えば、保持ポスト180のd9は、約3.95mmであるのに対して、凹部215のd3は、約4.0mm)。また、凹部215同士の間の有効間隔は、約34.7mmであるのに対して(例えば、約38.4mm のd1−約1.84mmの2×d3)、保持ポスト180の間隔は、僅かに広い(例えば約35.0mmのd10)。
従って、刃200の凹部215と協働する保持ポスト180の相対寸法および間隔により、使用の間、複数(例えば少なくとも2つ)の寸法において、刃200の移動が可能となる。これらの追加の移動の程度により、刃200の位置は、強固に保持された刃に比べて、肌表面800の不均質性により容易に適合できるようになり、これにより、シェービング特性が向上する。刃200が、0.175〜0.30mmの範囲において、該刃200の切断エッジ210に平行な寸法に沿って移動することができる場合(例えば図2の寸法d1)、レイザ器具100のある実施例の実験評価を介して、改善された特性が得られ、この範囲内の想定される最適な値は、0.225mmである。同様に、刃200が、0.20〜0.45mmの範囲において、該刃220の切断エッジ210に対して垂直な寸法(例えば、図2の寸法d2)に沿って移動可能な場合、改善された特性が得られ、この範囲内の想定される最適な値は、0.30mmである。
前述のように、刃200は、下支持要素190および上支持要素195により提供される支持点の周りを回転する傾向にある。すなわち、刃200の平面内での移動に加えて、刃200は、この平面に垂直(例えば、面250に対して垂直)な方向にも、移動し得る。例えば、切断エッジ210は、面250に対して垂直な寸法に沿って、0.15〜0.375mmだけ、移動可能であってもよい。この範囲内の想定される最適値は、0.25mmである。同様に、リアエッジ220は、面250に垂直な寸法に沿って、0.45〜1.0mmだけ、移動可能であってもよく、この範囲内の想定される最適値は、0.85mmである。
前述の範囲は、単なる一例であって、刃200およびヘッド104の別の構成において、他の好適な範囲が定められてもよいことに留意する必要がある。
(材料および製造)
一般に、レイザ器具100の部材は、いかなる好適な材料から、いかなる好適な方法により製造されてもよい。ある実施例では、レイザ器具100の各種要素(例えば、下部分120および上部分130、ただし想定される全ての要素を含み得る)は、金属射出成形プロセス(MIM)を用いて製作されてもよい。MIMでは、プラスチックの射出成形法と同様の方法により(および可能な場合、同じ機器を用いて)、バインダを含む粉末状金属フィードストックが型に射出される。いったんバインダが固化されると、得られる「グリーン」部品は、1または2以上のステップでさらに処理され、バインダが除去され、金属粒子が緻密化される。しばしば、高熱環境(可能な場合、金属の一部を溶融するのに十分な高温)で、部品を焼結するステップが含まれる。
完成後のMIM製品は、機械加工、鋳造、鍛造、または他の従来のプロセスを介して製造される金属製品と同様の、めっき、硬化処理、熱処理のような、他の種類の金属処理プロセスに供されてもよい。得られた部品は、そのような従来のプロセスを用いて製造される部品と同様の物理的特徴を有してもよい。最終組立の前に、ある機械加工ステップが必要となったり、望ましくなったりしてもよい。(MIMの通常の製造誤差は、任意の方向の長さの±0.5%であり得るが、精練プロセス、または機械加工のようなポストMIM処理ステップを介して、より厳しい許容誤差が達成されてもよい。)ただし、MIMプロセスでは、そのような部品を固体金属から機械加工する場合に比べて、複雑な金属部品をより迅速に製造できる。ただし、レイザ器具100の部材は、固体金属試料からの機械加工法、液体金属鋳造、または他の任意の好適な技術を用いて、製造されてもよい。
MIMが選択される場合、いかなる好適なフィードストックが使用されてもよい。レイザ器具100が、使用中、日常的に水分に暴露される場合、ステンレス鋼粉末のフィードストックが好ましい。ある想定されるフィードストックの選択は、316Lステンレス鋼であり、これは、重量比で、以下のポスト焼結組成を有する:≦0.03%の炭素、16.0〜18.0%のクロム、10.0〜14.0%のニッケル、2.0〜3.0%のモリブデン、<2.0%のマンガン、<1.0%のシリコン、および残りの鉄。
あるいは、実質的にニッケルフリーなステンレス鋼粉末のフィードストックを使用してもよい。そのようなフィードストックの一例は、BASF(商標)Catamold(商標)PANACEAであり、これは、重量比で、以下のポスト焼結組成を有する:≦0.2%の炭素、0.75〜0.90%の窒素、16.5〜17.5%のクロム、≦0.1%のニッケル、3.0〜3.5%のモリブデン、10.0〜12.0%のマンガン、≦1.0%のシリコン、および残りの鉄。レイザ器具を製造する内容において、本願発明者らに従来知られていないPANACEAの使用には、他の種類のステンレス鋼を超えるいくつかの利点がある。例えば、PANACEAは、衝撃の際の(例えば、レイザ器具100が落下する事象における)曲げまたは破損に対して改善された耐性を提供し得る。また、ヘッド104が幅広い肌接触用に設計される場合、PANACEAの実質的にニッケルフリーな組成は、ニッケルアレルギーの人にとって有意である。ある実施例では、ヘッド104の部材は、ある種類の材料を用いて製作されてもよく、一方他のレイザ器具100の部材は、異なる材料を用いて作製されてもよいことに留意する必要がある。
図14は、レイザ器具の製造方法の実施例を示すフローチャートである。操作は、ブロック1400において、レイザ器具のヘッドの下部分および上部分を製作することから開始される。具体的には、下部分および上部分は、組立の際に、ヘッドの前部領域および後部領域において、相互に物理的に相互作用するように作製される。例えば、本方法は、MIMプロセス、機械加工、または他の任意の好適な製造プロセスにより、前述のように構成される、下部分120および上部分130を作製するステップを有してもよい。
操作は、ブロック1402において、ヘッドの下部分および上部分を組み立てるステップにより継続される。組立の際、ヘッドの下部分および上部分は、ヘッドの前部領域において、下部分によって上部分が物理的に支持されるように結合され、ヘッドの下部分および上部分は、単刃を受容する開口を形成する。例えば、下部分120および上部分130は、前述の記載により、前述の図面に示すように組み立てられてもよい。
図15は、レイザ器具を製造する方法の別の実施例を示すフローチャートである。操作は、ブロック1500において、レイザ器具のヘッドの下部分および上部分を製作することから開始される。ここで、下部分は、多数の保持ポストを有する。例えば、下部分120は、前述の記載のような保持ポスト180を有してもよい。前述の方法のように、本方法は、MIMプロセス、機械加工、または他の任意の好適な製造プロセスにより、下部分120および上部分130を作製するステップを有してもよい。
操作は、ブロック1502において、ヘッドの下部分および上部分を組み立てるステップにより継続される。組立の際、ヘッドの下部分および上部分は、単刃を受容する開口を形成する。また、保持ポストの各々は、単刃のそれぞれの凹部と結合するように構成され、単刃を装着した際に、ヘッド内に単刃が保持される。また、保持ポストは、使用の間、単刃が保持されるように離間される一方、単刃は、使用中、少なくとも2つの寸法において移動が許容される。例えば、下部分120および上部分130は、図8乃至12に関して示したように、刃200の僅かの度合いでの移動が許容可能に組み立てられてもよい。
議論を容易にするため、前述の記載では、レイザ器具100の単一の事例に関して説明したが、特に、ラッチ145の使用、および保持ポスト180の構成を含む、前述のいかなる特徴も、相互にまたは別個に使用され得ることに留意する必要がある。
前述の実施例は、非限定的な実施形態の例に過ぎないことが強調される。いったん前述の開示を完全に理解すると、当業者には、多くの変更および修正が明らかである。特許請求の範囲は、全てのそのような変更および修正を網羅するように解されることが意図される。

Claims (20)

  1. レイザ器具であって、
    ハンドルと、
    該ハンドルに旋回可能に取り付けられたヘッドと、
    を有し、
    前記ヘッドは、単刃を受容する開口を有し、
    前記ヘッドは、さらに、前記単刃を保持する手段を有し、該単刃を保持する手段は、使用中、前記単刃を保持する一方で、使用中、前記手段内の2または3以上の寸法(dimension)において、前記単刃の移動が許容されるように構成される、レイザ器具。
  2. 前記2または3以上の寸法は、前記単刃の露出された切断エッジに平行な寸法と、前記単刃の前記露出された切断エッジに対して垂直な寸法とを含む、請求項1に記載のレイザ器具。
  3. 前記2または3以上の寸法は、前記単刃の面に対して垂直な寸法を含む、請求項1に記載のレイザ器具。
  4. 前記単刃を保持する手段は、使用中に、前記単刃が、該単刃の露出された切断エッジに平行な寸法に沿って、0.175〜0.3mmだけ移動することを許容する、請求項1に記載のレイザ器具。
  5. 前記単刃を保持する手段は、使用中に、前記単刃が、該単刃の露出された切断エッジに対して垂直、かつ前記単刃の面に平行な寸法に沿って、0.2〜0.45mmだけ移動することを許容する、請求項1に記載のレイザ器具。
  6. 前記単刃を保持する手段は、使用中に、前記単刃の露出された切断エッジが、前記単刃の面に対して垂直な寸法に沿って、0.15〜0.375mmだけ移動することを許容する、請求項1に記載のレイザ器具。
  7. 前記単刃を保持する手段は、使用中に、前記単刃のリアエッジが、前記単刃の面に対して垂直な寸法に沿って、0.45〜1.00mmだけ移動することを許容する、請求項1に記載のレイザ器具。
  8. 前記単刃を保持する手段は、複数の保持ポストを有し、各々は、前記単刃のそれぞれの凹部と結合され、前記ヘッド内に前記単刃が保持されるように構成される、請求項1に記載のレイザ器具。
  9. 前記複数の保持ポストは、使用中、前記単刃を保持するように離間される一方で、前記単刃は、使用中、少なくとも2つの寸法において、移動が許容される、請求項8に記載のレイザ器具。
  10. 前記ヘッドは、相互に固定された下部分および上部分を有し、
    前記開口は、前記下部分および上部分により形成され、
    前記複数の保持ポストは、前記下部分内に形成され、少なくとも一部が前記上部分を介して前記開口に突出する、請求項8に記載のレイザ器具。
  11. 前記上部分は、前部領域および後部領域を有し、
    前記上部分の前記前部領域は、2または3以上の異なる点で前記下部分に固定され、
    前記上部分の前記後部領域は、2または3以上の異なる点で前記下部分に固定される、請求項10に記載のレイザ器具。
  12. 前記開口は、前記ヘッドのフロント部と反対の、前記ヘッドのリア部の内部に配置され、
    前記単刃の切断エッジは、使用中、前記フロント部を介して突出する、請求項1に記載のレイザ器具。
  13. 前記ヘッドおよび前記単刃を保持する手段は、焼結された、実質的にニッケルフリーなステンレス鋼粉末フィードストックで構成される、請求項1に記載のレイザ器具。
  14. 前記実質的にニッケルフリーなステンレス鋼粉末フィードストックは、重量比で、以下のポスト焼結組成を有する、請求項13に記載のレイザ器具:
    ≦0.2%の炭素、0.75〜0.90%の窒素、16.5〜17.5%のクロム、≦0.1%のニッケル、3.0〜3.5%のモリブデン、10.0〜12.0%のマンガン、≦1.0%のシリコン、および残りの鉄。
  15. 前記ヘッドおよび前記単刃を保持する手段は、固体金属の機械加工で形成される、請求項1に記載のレイザ器具。
  16. レイザ器具を製造する方法であって、
    ヘッドの下部分および上部分を作製するステップであって、前記下部分は、複数の保持ポストを有する、ステップと、
    前記ヘッドの前記下部分と前記上部分とを組み立てるステップであって、組み立てられた際に、前記ヘッドの前記下部分および上部分は、単刃を受容する開口を形成する、ステップと、
    を有し、
    前記複数の保持ポストの各々は、前記単刃のそれぞれの凹部と結合され、該単刃の装着の際に、前記単刃が前記ヘッド内に保持されるように構成され、
    前記複数の保持ポストは、使用中、前記単刃を保持するように離間される一方で、前記単刃は、使用中、少なくとも2つの寸法において移動が許容される、方法。
  17. 前記ヘッドの前記下部分および前記上部分を作製するステップは、金属射出成形プロセスを用いて実施される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記金属射出成形プロセスでは、実質的にニッケルフリーなステンレス鋼粉末フィードストックが使用される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記実質的にニッケルフリーなステンレス鋼粉末フィードストックは、重量比で、以下のポスト焼結組成を有する、請求項18に記載の方法:
    ≦0.2%の炭素、0.75〜0.90%の窒素、16.5〜17.5%のクロム、≦0.1%のニッケル、3.0〜3.5%のモリブデン、10.0〜12.0%のマンガン、≦1.0%のシリコン、および残りの鉄。
  20. 前記ヘッドの前記下部分および前記上部分を作製するステップは、機械加工プロセスを用いて実施される、請求項16に記載の方法。
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