JP2010148189A - ステッピングモータ部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、正面方向における厚さを薄くするとともに、部品点数の削減を図ることができるステッピングモータ部材を提供する。
【解決手段】 底面のある円筒形のケースの側面を変形させて2つの平面が並行に向かい合うように形成し、底面開口部の縁からケース内部の方向に折れ曲げられて複数の極歯ヨークが等間隔で形成され、極歯ヨークの板厚をT、極歯ヨーク内径をD、極歯ヨークの高さをL、平面同士が向かい合っているケース断面において極歯ヨーク外径とケースの内径との間の隙間をGとすると、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2であるテッピングモータ部材により、上記課題の解決を図る。
【選択図】図3
【解決手段】 底面のある円筒形のケースの側面を変形させて2つの平面が並行に向かい合うように形成し、底面開口部の縁からケース内部の方向に折れ曲げられて複数の極歯ヨークが等間隔で形成され、極歯ヨークの板厚をT、極歯ヨーク内径をD、極歯ヨークの高さをL、平面同士が向かい合っているケース断面において極歯ヨーク外径とケースの内径との間の隙間をGとすると、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2であるテッピングモータ部材により、上記課題の解決を図る。
【選択図】図3
Description
本発明は、ステッピングモータ部材に関する。
近年、ステッピングモータは、光学機器,情報機器,音響機器等の小型の電子機器に用いられている。それに伴い、ステッピングモータ自体も小型のものが求められることが多くなってきた。
例えば、特許文献1では、回転子の形状に合わせて平面形状が円形をしていたヨークケースにおいて、その円形の一部を略直線的に切断した欠損部を形成すると共に、その欠損部には、回転子の周面に対向する極歯ヨークを形成しないようにしたから、回転子の直径を小さくしたり、コイルの巻き数を少なくすることなしに、平面上の外形形状を小さくして小型化したステッピングモータが開示されている。
特開平11−89207号公報
従来、ステッピングモータの回転軸方向からその外観形状(平面形状)をみると、円形のものが多かった。ある特定のサイズのステッピングモータにおいては、そのトルク特性を発揮させるために、一定以上の極歯ヨークの板厚及び径などを確保しなければならないが、同時にモータの外形を薄くするというユーザのニーズにも答える必要があり、円形状を適用することができなった。
そこで、上述の通り、特許文献1では、回転子の形状に合わせて平面形状が円形をしていたヨークケースにおいて、その円形の一部を略直線的に切断した欠損部を形成し、その欠損部には、回転子の周面に対向する極歯ヨークを形成しないようにしている。そのため、極歯ヨークの配置に自由度がないため、極歯ヨークの配置及び数が制限されていた。
また、モータのケース外形を薄くするために、その形状を成型するための金型が必要になる。ところが、そのような特定のサイズのステッピングモータについてプレス加工にてその外形を薄くしようとすると、金型においてその薄くしようとする部分に対応する部分の強度が足りずに十分なプレス加工ができないおそれがあった。そのため、そのような欠損部が形成された極歯ヨークとケースの一体型を製造するための金型強度が確保できずに極歯ヨークとケースは分割型になっていることが多い。
図4は、従来におけるステッピングモータ部材の断面図である。図4では、ケース100の底面101の略円形の穴が開いている。また、極歯ヨーク部材102は、フランジ部分から複数の極歯ヨークが立設している。そして、ケース100の内部に、その極歯ヨーク部材102を落としこんで、ケース100の底面との極歯ヨーク部材102の円盤部分とを接合している。このように、従来、ケース100と極歯ヨーク部材102とは別体の部品としてそれぞれ製造されていたが、コスト面から部品点数の削減を図ることが求められていた。
上記課題に鑑み、本発明では、正面方向における厚さを薄くするとともに、部品点数の削減を図ることができるステッピングモータ部材を提供する。
本発明にかかるステッピングモータ部材は、底面のある筒状のケースの側面において、2つの平面が並行に互いに向かい合い、かつ2つの弧形状の曲面が互いに向かい合うように該ケースの側面が形成され、該底面の中央に開いた穴である底面開口部の縁から該ケースの開口部の方向に折れ曲げられて複数の極歯ヨークが等間隔で形成され、該極歯ヨークの板厚をT、該極歯ヨークに基づく内径をD、該ケース内部側の底面から該極歯ヨークの先端までの高さをL、該2つの平面同士が向かい合っているケース断面における該ケースの内径と該極歯ヨークに基づく外径との間の隙間をGとすると、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2であることを特徴とする。
また、前記ステッピングモータ部材において、前記2つの弧形状の曲面に基づく外径φが7〜8[mm]であることを特徴とする。
本発明によれば、正面方向におけるステッピングモータ部材の厚さを薄くするとともに、部品点数の削減を図ることができる。
図1は、本実施形態におけるステッピングモータ部材1の外観斜視図を示す。図2は、本実施形態におけるステッピングモータ部材1を第三角法で表した図面である。図2には、正面図、右側面図(右側面図)、平面図(底面図)、背面図が含まれている。また、正面図において、ステッピングモータ部材1の中央付近で垂直方向に切断し、その切断した状態のステッピングモータ部材1を横方向から見た図がA−A断面図である。正面図において、ステッピングモータ部材1の中央付近で水平方向に切断し、その切断した状態のステッピングモータ部材1を下方向から見た図がB−B断面図である。
ステッピングモータ部材1は、一枚の鉄等の金属板よりプレス加工で形成されている。したがって、ステッピングモータ部材1を構成する、ケース2、底面4、及び複数の極歯ヨーク3は、一体的に形成されている。
ケース2の外形は、底面のある円筒形のケースの側面の一部を変形させて2つの平面が並行に向かい合うように形成している。すなわち、正面図に示すように、ケース2は、向かい合った2つの平行な平面2bと、向かい合った2つの弧形状の曲面2aとにより形成されている。
図1において、ケース2の上側は、開いている(以下、「開口部」6という)。ケース2には、底面4がある。その底面4の中央部分は開口している(以下、「底面開口部」5という)。
底面開口部5の縁には、複数の極歯ヨーク3が略等間隔で設けられている。極歯ヨーク3は、底面開口部5の縁からケース2の開口部6に向かって設けられている。極歯ヨーク3の先端を符号3aで表す。また、底面開口部5の縁との境界付近であって底面開口部5の縁から折り曲げられた部分、すなわち極歯ヨークの根元を符号3bで表す。極歯ヨーク3は、その根元3bから先端3aに向かって先細りしている。
図3は、図2の正面図、A−A断面図、B−B断面図を拡大した図である。向かい合った2つの弧形状の曲面2aで形成される外径をφ[mm]で表す。極歯ヨーク3の板厚をT[mm]で表す。ケースの内部中央側をむいている極歯ヨークの壁面に基づいて形成される内径(極歯ヨーク内径)をD[mm]で表す。ケース内部側の底面から極歯ヨーク先端3aまでの長さで表される極歯ヨークの高さをL[mm]で表す。平面2b同士が向かい合っている断面(B−B断面図)において、ケース2の内径と極歯ヨーク外径との間の隙間をG[mm]で表す。
本実施形態において、G/Tの値が1.5以下で、かつ、L/Dの値が1.2以上となるように、ステッピングモータ部材1を形成する。このように、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2とすることにより、正面方向における厚さを薄くしたステッピングモータ部材1を成型することができる。この場合、φは、特に限定されないが、φ=約7〜約8[mm]とするのがより好ましい。
例えば、φ=7.5[mm]、D=3.5[mm]、T=0.420[mm]、G=0.530[mm]、L=4.660の規格のステッピングモータ部材1を製造する場合、G/T=1.262、L/D=1.331となり、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2の要件を満たす。
また、例えば、φ=7.0[mm]、D=3.040[mm]、T=0.350[mm]、G=0.430[mm]、L=4.690[mm]の規格のステッピングモータ部材1を製造する場合、G/T=1.229、L/D=1.543となり、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2の要件を満たす。
なお、本実施形態では、4本の極歯ヨークを形成したステッピングモータ部材について説明したが、極歯ヨークの数はこれに限定されず、5本以上でもよい。また、ステッピングモータ部材1の材料は、鉄以外の金属でもよく、加工し易い材料であれば、特に限定されない。
本実施形態によれば、ケース2、底面4、及び複数の極歯ヨーク3が一体的に形成されているので、部品点数及び組立て工数を減少することができる結果、コストダウンを図ることができる。また、部品点数及び組立て工数を減少することにより、組み立て精度、部品精度が向上する。また、ケース2と極歯ヨーク3が一体的に形成されているので、ケース2と極歯ヨーク3の接合面における振動が起こらず、振動ノイズ要因を削減することができる。また、極歯ヨークの配置や数に制限がないので、開発の自由度を低減させることがない。
また、このように、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2とすることにより、正面方向における厚さを薄くしながら、市場ニーズに基づいたステッピングモータ部材1を成型することができる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 ステッピングモータ部材
2 ケース
3 極歯ヨーク
4 底面
5 底面開口部
6 開口部
2 ケース
3 極歯ヨーク
4 底面
5 底面開口部
6 開口部
Claims (2)
- 底面のある筒状のケースの側面において、2つの平面が並行に互いに向かい合い、かつ2つの弧形状の曲面が互いに向かい合うように該ケースの側面が形成され、該底面の中央に開いた穴である底面開口部の縁から該ケースの開口部の方向に折れ曲げられて複数の極歯ヨークが等間隔で形成され、該極歯ヨークの板厚をT、該極歯ヨークに基づく内径をD、該ケース内部側の底面から該極歯ヨークの先端までの高さをL、該2つの平面同士が向かい合っているケース断面における該ケースの内径と該極歯ヨークに基づく外径との間の隙間をGとすると、G/T≦1.5、かつL/D≧1.2である
ことを特徴とするステッピングモータ部材。 - 前記ケースのうち、前記2つの弧形状の曲面に基づく外径φが7〜8[mm]である
ことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008320535A JP2010148189A (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | ステッピングモータ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008320535A JP2010148189A (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | ステッピングモータ部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010148189A true JP2010148189A (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=42568029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008320535A Pending JP2010148189A (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | ステッピングモータ部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010148189A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2008
- 2008-12-17 JP JP2008320535A patent/JP2010148189A/ja active Pending
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