JP2019532668A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019532668A5 JP2019532668A5 JP2019531525A JP2019531525A JP2019532668A5 JP 2019532668 A5 JP2019532668 A5 JP 2019532668A5 JP 2019531525 A JP2019531525 A JP 2019531525A JP 2019531525 A JP2019531525 A JP 2019531525A JP 2019532668 A5 JP2019532668 A5 JP 2019532668A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- chimeric receptor
- human
- receptor ligand
- amino acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000027455 binding Effects 0.000 claims description 61
- 239000003446 ligand Substances 0.000 claims description 48
- 108020001747 chimeric receptor Proteins 0.000 claims description 44
- 125000003275 alpha amino acid group Chemical group 0.000 claims description 25
- 210000002865 immune cell Anatomy 0.000 claims description 19
- 108010002386 Interleukin-3 Proteins 0.000 claims description 12
- 102100008191 CD8A Human genes 0.000 claims description 10
- 101700054655 CD8A Proteins 0.000 claims description 10
- 102100019461 CD28 Human genes 0.000 claims description 7
- 101700033362 CD28 Proteins 0.000 claims description 7
- 150000007523 nucleic acids Chemical class 0.000 claims description 7
- 108020004707 nucleic acids Proteins 0.000 claims description 7
- 102100009537 TNFRSF9 Human genes 0.000 claims description 6
- 101710040535 TNFRSF9 Proteins 0.000 claims description 6
- 230000004068 intracellular signaling Effects 0.000 claims description 5
- 230000011664 signaling Effects 0.000 claims description 5
- 102100013077 CD4 Human genes 0.000 claims description 4
- 101700022938 CD4 Proteins 0.000 claims description 4
- 210000001744 T-Lymphocytes Anatomy 0.000 claims description 4
- 230000003834 intracellular Effects 0.000 claims description 3
- 230000031146 intracellular signal transduction Effects 0.000 claims description 3
- 101700029306 ANG1 Proteins 0.000 claims description 2
- 102100019459 CD27 Human genes 0.000 claims description 2
- 101700056583 CD27 Proteins 0.000 claims description 2
- 101710040446 CD40 Proteins 0.000 claims description 2
- 102100013137 CD40 Human genes 0.000 claims description 2
- 102100008186 CD83 Human genes 0.000 claims description 2
- 101700013105 CD83 Proteins 0.000 claims description 2
- 229920001405 Coding region Polymers 0.000 claims description 2
- 101700086219 DVA-1 Proteins 0.000 claims description 2
- 210000001671 Embryonic Stem Cells Anatomy 0.000 claims description 2
- 210000003958 Hematopoietic Stem Cells Anatomy 0.000 claims description 2
- 102100012225 KLRC2 Human genes 0.000 claims description 2
- 101710036391 KLRC2 Proteins 0.000 claims description 2
- 210000000822 Killer Cells, Natural Anatomy 0.000 claims description 2
- 210000004698 Lymphocytes Anatomy 0.000 claims description 2
- 102100018522 SNCA Human genes 0.000 claims description 2
- 108060007796 SPATA2 Proteins 0.000 claims description 2
- 101710040448 TNFRSF4 Proteins 0.000 claims description 2
- 102100013135 TNFRSF4 Human genes 0.000 claims description 2
- 102100009538 TNFRSF8 Human genes 0.000 claims description 2
- 101710040533 TNFRSF8 Proteins 0.000 claims description 2
- 125000000539 amino acid group Chemical group 0.000 claims description 2
- 210000001778 pluripotent stem cell Anatomy 0.000 claims description 2
- 230000000259 anti-tumor Effects 0.000 claims 2
- 230000000118 anti-eoplastic Effects 0.000 claims 1
- 201000005787 hematologic cancer Diseases 0.000 claims 1
- 125000002796 nucleotidyl group Chemical group 0.000 claims 1
- 238000002560 therapeutic procedure Methods 0.000 claims 1
- 239000002246 antineoplastic agent Substances 0.000 description 4
- 230000019491 signal transduction Effects 0.000 description 3
- 102100019456 CD276 Human genes 0.000 description 1
- 101700015421 CD276 Proteins 0.000 description 1
- 229920001850 Nucleic acid sequence Polymers 0.000 description 1
- 150000001413 amino acids Chemical class 0.000 description 1
- 230000000139 costimulatory Effects 0.000 description 1
- 239000002773 nucleotide Substances 0.000 description 1
- 125000003729 nucleotide group Chemical group 0.000 description 1
Description
本発明は、天然のヒトIL−3分子と、共刺激因子などのキメラ受容体結合リガンド構造を組み合わせることで設計される。具体的な実施例を参照して本発明を以下でさらに説明する。
本発明は以下の通りである。
[1]IL−3分子を基にしたCD123結合ドメイン、膜貫通領域、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、ヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[2]前記CD123結合ドメインが、配列番号1の少なくとも100個の連続するアミノ酸残基を含む、上記[1]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[3]前記CD123結合ドメインをコードするアミノ酸配列が配列番号1または2で示されるか、またはそれと85%〜99%、90%〜99%、または95%〜99%の同一性を有する改変アミノ酸配列である、上記[1]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[4]前記キメラ受容体リガンドが、IL−3分子を基にしたCD123結合ドメインを2つ以上含む、上記[1]または[2]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[5]前記膜貫通領域が、CD4、CD8α、CD28、PD1、及び/または4−1BB膜貫通領域から選択される、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[6]前記膜貫通領域がCD8α膜貫通領域である、上記[5]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[7]前記細胞内シグナル伝達ドメインが、以下のシグナル分子:CD27、CD28、4−1BB、OX40、CD30、CD40、CD3、リンパ球機能関連抗原1(LFA−1)、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7−H3、及びCD83特異的結合リガンドまたはそれらの組み合わせの細胞内ドメインから選択されるシグナル伝達ドメイン及び/または共刺激シグナル伝達ドメインを含む、上記[1]〜[6]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[8]前記細胞内シグナル伝達ドメインが、シグナル伝達ドメイン及び/または共刺激シグナル伝達ドメイン、さらに好ましくはCD3、4−1BB、及び/またはCD28シグナル伝達ドメインを含む、上記[7]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[9]細胞外シグナルペプチド構造、好ましくはCD8αシグナルペプチド、GM−CSFRαシグナルペプチド、CD4シグナルペプチド、またはIL−3シグナルペプチドを含む、上記[1]〜[8]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[10]前記細胞外シグナルペプチドが、好ましくはCD8αシグナルペプチドまたはIL−3シグナルペプチド、より好ましくはIL−3シグナルペプチドである、上記[9]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[11]その前記細胞外シグナルペプチドが、配列番号3で示されるIL−3シグナルペプチドのアミノ酸配列を含む、[9]〜[10]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[12]その前記細胞外シグナルペプチドが、配列番号4で示されるCD8αシグナルペプチドのアミノ酸配列を含む、上記[9]〜[10]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[13]前記ヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドがヒンジ領域構造を含まない、上記[1]〜[12]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[14]前記ヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドがヒンジ領域構造、好ましくはCD8α分子を含む、上記[1]〜[12]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[15]前記ヒンジ領域が、配列番号5で示されるCD8αヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、上記[14]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[16]前記膜貫通領域構造が、配列番号6で示されるCD8α膜貫通領域のアミノ酸配列または配列番号7で示されるCD28膜貫通領域のアミノ酸配列を含む、上記[1]〜[15]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[17]前記細胞内シグナル伝達ドメインが、配列番号8で示されるCD3ゼータのアミノ酸配列を含む、上記[1]〜[16]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[18]前記細胞内共刺激シグナル伝達ドメインが、配列番号9で示される4−1BBのアミノ酸配列及び/または配列番号10で示されるCD28のアミノ酸配列を含む、上記[1]〜[17]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[19]コードするアミノ酸配列が配列番号14で示されるか、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列である、上記[1]〜[18]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[20]コードされるアミノ酸配列が配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、または配列番号19で示されるか、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列である、上記[1]〜[18]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[21]上記[1]〜[20]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドのヌクレオチド配列をコードする核酸分子。
[22]前記ヌクレオチドコード配列が、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、または配列番号38で示される、上記[21]に記載の核酸分子。
[23]上記[21]または[22]に記載の核酸分子を含むベクター。
[24]上記[21]または[22]に記載の核酸分子を含む、遺伝子操作された免疫細胞。
[25]上記[23]に記載のベクターを含む、上記[24]に記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[26]前記免疫細胞が、造血幹細胞、多能性幹細胞、または胚性幹細胞を培養して分化することにより得たTリンパ球細胞、NK細胞、及び免疫細胞から選択することができ、より好ましくはTリンパ球である、上記[24]〜[25]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[27]前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、細胞外シグナルペプチド、IL−3分子を基にしたCD123結合ドメイン、膜貫通領域、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、上記[24]〜[26]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[28]前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、配列番号14で示されるアミノ酸配列、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、上記[24]〜[27]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[29]前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、もしくは配列番号19で示されるアミノ酸配列、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、上記[24]〜[27]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[30]上記[1]〜[20]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドの調製方法。
[31]上記[24]〜[29]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞を調製するための上記[30]に記載の方法。
[32]抗腫瘍薬の調製における、上記[1]〜[20]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドの使用、好ましくは抗悪性血液腫瘍薬の調製におけるその使用。
[33]抗腫瘍薬の調製における、上記[24]〜[29]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞の使用、好ましくは抗悪性血液腫瘍薬の調製におけるその使用。
本発明は以下の通りである。
[1]IL−3分子を基にしたCD123結合ドメイン、膜貫通領域、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、ヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[2]前記CD123結合ドメインが、配列番号1の少なくとも100個の連続するアミノ酸残基を含む、上記[1]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[3]前記CD123結合ドメインをコードするアミノ酸配列が配列番号1または2で示されるか、またはそれと85%〜99%、90%〜99%、または95%〜99%の同一性を有する改変アミノ酸配列である、上記[1]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[4]前記キメラ受容体リガンドが、IL−3分子を基にしたCD123結合ドメインを2つ以上含む、上記[1]または[2]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[5]前記膜貫通領域が、CD4、CD8α、CD28、PD1、及び/または4−1BB膜貫通領域から選択される、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[6]前記膜貫通領域がCD8α膜貫通領域である、上記[5]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[7]前記細胞内シグナル伝達ドメインが、以下のシグナル分子:CD27、CD28、4−1BB、OX40、CD30、CD40、CD3、リンパ球機能関連抗原1(LFA−1)、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7−H3、及びCD83特異的結合リガンドまたはそれらの組み合わせの細胞内ドメインから選択されるシグナル伝達ドメイン及び/または共刺激シグナル伝達ドメインを含む、上記[1]〜[6]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[8]前記細胞内シグナル伝達ドメインが、シグナル伝達ドメイン及び/または共刺激シグナル伝達ドメイン、さらに好ましくはCD3、4−1BB、及び/またはCD28シグナル伝達ドメインを含む、上記[7]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[9]細胞外シグナルペプチド構造、好ましくはCD8αシグナルペプチド、GM−CSFRαシグナルペプチド、CD4シグナルペプチド、またはIL−3シグナルペプチドを含む、上記[1]〜[8]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[10]前記細胞外シグナルペプチドが、好ましくはCD8αシグナルペプチドまたはIL−3シグナルペプチド、より好ましくはIL−3シグナルペプチドである、上記[9]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[11]その前記細胞外シグナルペプチドが、配列番号3で示されるIL−3シグナルペプチドのアミノ酸配列を含む、[9]〜[10]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[12]その前記細胞外シグナルペプチドが、配列番号4で示されるCD8αシグナルペプチドのアミノ酸配列を含む、上記[9]〜[10]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[13]前記ヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドがヒンジ領域構造を含まない、上記[1]〜[12]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[14]前記ヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドがヒンジ領域構造、好ましくはCD8α分子を含む、上記[1]〜[12]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[15]前記ヒンジ領域が、配列番号5で示されるCD8αヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、上記[14]に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[16]前記膜貫通領域構造が、配列番号6で示されるCD8α膜貫通領域のアミノ酸配列または配列番号7で示されるCD28膜貫通領域のアミノ酸配列を含む、上記[1]〜[15]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[17]前記細胞内シグナル伝達ドメインが、配列番号8で示されるCD3ゼータのアミノ酸配列を含む、上記[1]〜[16]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[18]前記細胞内共刺激シグナル伝達ドメインが、配列番号9で示される4−1BBのアミノ酸配列及び/または配列番号10で示されるCD28のアミノ酸配列を含む、上記[1]〜[17]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[19]コードするアミノ酸配列が配列番号14で示されるか、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列である、上記[1]〜[18]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[20]コードされるアミノ酸配列が配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、または配列番号19で示されるか、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列である、上記[1]〜[18]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
[21]上記[1]〜[20]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドのヌクレオチド配列をコードする核酸分子。
[22]前記ヌクレオチドコード配列が、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、または配列番号38で示される、上記[21]に記載の核酸分子。
[23]上記[21]または[22]に記載の核酸分子を含むベクター。
[24]上記[21]または[22]に記載の核酸分子を含む、遺伝子操作された免疫細胞。
[25]上記[23]に記載のベクターを含む、上記[24]に記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[26]前記免疫細胞が、造血幹細胞、多能性幹細胞、または胚性幹細胞を培養して分化することにより得たTリンパ球細胞、NK細胞、及び免疫細胞から選択することができ、より好ましくはTリンパ球である、上記[24]〜[25]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[27]前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、細胞外シグナルペプチド、IL−3分子を基にしたCD123結合ドメイン、膜貫通領域、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、上記[24]〜[26]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[28]前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、配列番号14で示されるアミノ酸配列、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、上記[24]〜[27]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[29]前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、もしくは配列番号19で示されるアミノ酸配列、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、上記[24]〜[27]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞。
[30]上記[1]〜[20]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドの調製方法。
[31]上記[24]〜[29]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞を調製するための上記[30]に記載の方法。
[32]抗腫瘍薬の調製における、上記[1]〜[20]のいずれかに記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドの使用、好ましくは抗悪性血液腫瘍薬の調製におけるその使用。
[33]抗腫瘍薬の調製における、上記[24]〜[29]のいずれかに記載の遺伝子操作された免疫細胞の使用、好ましくは抗悪性血液腫瘍薬の調製におけるその使用。
Claims (18)
- IL−3分子を基にしたCD123結合ドメイン、膜貫通領域、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、ヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 前記CD123結合ドメインが、配列番号1の少なくとも100個の連続するアミノ酸残基を含む、請求項1に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 前記CD123結合ドメインをコードするアミノ酸配列が配列番号1または2で示されるか、またはそれと85%〜99%、90%〜99%、または95%〜99%の同一性を有する改変アミノ酸配列である、請求項1に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 前記キメラ受容体リガンドが、IL−3分子を基にしたCD123結合ドメインを2つ以上含む、請求項1または2に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 前記膜貫通領域が、CD4、CD8α、CD28、PD1、及び/または4−1BB膜貫通領域から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、以下のシグナル分子:CD27、CD28、4−1BB、OX40、CD30、CD40、CD3、リンパ球機能関連抗原1(LFA−1)、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7−H3、及びCD83特異的結合リガンドまたはそれらの組み合わせの細胞内ドメインから選択されるシグナル伝達ドメイン及び/または共刺激シグナル伝達ドメインを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 細胞外シグナルペプチド構造を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 前記細胞外シグナルペプチド構造がCD8αシグナルペプチド、GM−CSFRαシグナルペプチド、CD4シグナルペプチド、またはIL−3シグナルペプチドである、請求項7に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- コードするアミノ酸配列が配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、または配列番号19で示されるか、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンド。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドをコードする核酸分子。
- ヌクレオチドコード配列が、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、または配列番号38で示される、請求項10に記載の核酸分子。
- 請求項10または11に記載の核酸分子を含む、遺伝子操作された免疫細胞。
- 前記免疫細胞が、造血幹細胞、多能性幹細胞、または胚性幹細胞を培養して分化することにより得たTリンパ球細胞、NK細胞、及び免疫細胞から選択することができる、請求項12に記載の遺伝子操作された免疫細胞。
- 前記免疫細胞がTリンパ球細胞である、請求項13に記載の遺伝子操作された免疫細胞。
- 前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、細胞外シグナルペプチド、IL−3分子を基にしたCD123結合ドメイン、膜貫通領域、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、請求項12〜14のいずれか1項に記載の遺伝子操作された免疫細胞。
- 前記発現されるヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドが、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、もしくは配列番号19で示されるアミノ酸配列、またはそれと95%〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項12〜15のいずれか1項に記載の遺伝子操作された免疫細胞。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のヒトCD123を標的とするキメラ受容体リガンドまたは請求項12〜16のいずれか1項に記載の遺伝子操作された免疫細胞を含む、抗腫瘍治療に使用するための組成物。
- 前記抗腫瘍治療が抗悪性血液腫瘍治療である、請求項17に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201610795955.XA CN107793481A (zh) | 2016-08-31 | 2016-08-31 | 一种靶向人cd123的嵌合受体配体及其应用 |
CN201610795955.X | 2016-08-31 | ||
PCT/CN2017/099941 WO2018041220A1 (zh) | 2016-08-31 | 2017-08-31 | 一种靶向人cd123的嵌合受体配体及其应用 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019532668A JP2019532668A (ja) | 2019-11-14 |
JP2019532668A5 true JP2019532668A5 (ja) | 2020-10-08 |
JP6990244B2 JP6990244B2 (ja) | 2022-01-12 |
Family
ID=61300124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019531525A Active JP6990244B2 (ja) | 2016-08-31 | 2017-08-31 | ヒトcd123を標的とするキメラ受容体リガンド及びその応用 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11401317B2 (ja) |
EP (1) | EP3508504A4 (ja) |
JP (1) | JP6990244B2 (ja) |
CN (1) | CN107793481A (ja) |
WO (1) | WO2018041220A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110157678A (zh) * | 2018-02-12 | 2019-08-23 | 深圳宾德生物技术有限公司 | 一种靶向性t淋巴细胞及其制备方法和应用 |
AU2019302603A1 (en) * | 2018-07-13 | 2021-01-14 | Nanjing Legend Biotech Co., Ltd. | Co-receptor systems for treating infectious diseases |
CN109970869A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-07-05 | 南京卡提医学科技有限公司 | 一种靶向人trail死亡受体的嵌合受体配体及其应用 |
CN110904048A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-03-24 | 合肥中科干细胞再生医学有限公司 | 一种car-cd123t2嵌合抗原受体t细胞及其应用 |
WO2023000036A1 (en) * | 2021-07-22 | 2023-01-26 | The Westmead Institute for Medical Research | Chimeric antigen receptor useful in treating cancer |
WO2023010126A2 (en) * | 2021-07-29 | 2023-02-02 | Vor Biopharma Inc. | Chimeric antigen receptors for treatment of cancer |
CN116179495A (zh) * | 2022-11-28 | 2023-05-30 | 上海恩凯细胞技术有限公司 | 转基因免疫细胞及其应用 |
CN117659196B (zh) * | 2023-12-12 | 2024-08-23 | 成都优赛诺生物科技有限公司 | 一种靶向cd7的单域抗体、嵌合抗原受体及其应用 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA3007075C (en) * | 2006-09-07 | 2019-10-15 | Arthur E. Frankel | Methods and compositions based on diphtheria toxin-interleukin-3 conjugates |
JP2012501180A (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-19 | シティ・オブ・ホープ | T細胞の抗腫瘍エフェクター機能増進のための方法および組成物 |
EP2893004B1 (en) * | 2012-09-04 | 2018-10-24 | Cellectis | Multi-chain chimeric antigen receptor and uses thereof |
US9657105B2 (en) * | 2013-03-15 | 2017-05-23 | City Of Hope | CD123-specific chimeric antigen receptor redirected T cells and methods of their use |
ES2740903T3 (es) * | 2014-03-19 | 2020-02-07 | Cellectis | Receptores antigénicos quiméricos específicos de CD123 para inmunoterapia del cáncer |
WO2015193406A1 (en) * | 2014-06-17 | 2015-12-23 | Cellectis | Cd123 specific multi-chain chimeric antigen receptor |
ES2791248T3 (es) * | 2014-08-19 | 2020-11-03 | Novartis Ag | Receptor antigénico quimérico (CAR) anti-CD123 para su uso en el tratamiento del cáncer |
-
2016
- 2016-08-31 CN CN201610795955.XA patent/CN107793481A/zh active Pending
-
2017
- 2017-08-31 JP JP2019531525A patent/JP6990244B2/ja active Active
- 2017-08-31 US US16/329,739 patent/US11401317B2/en active Active
- 2017-08-31 EP EP17845522.6A patent/EP3508504A4/en not_active Withdrawn
- 2017-08-31 WO PCT/CN2017/099941 patent/WO2018041220A1/zh unknown
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019532668A5 (ja) | ||
HRP20231542T1 (hr) | Kimerni antigenski receptori koji ciljaju bcma i postupci njihove uporabe | |
JP2019527557A5 (ja) | ||
JP2020517295A5 (ja) | ||
JP2021087455A5 (ja) | ||
JP2021094037A5 (ja) | ||
JP2017529851A5 (ja) | ||
JP2023059873A5 (ja) | ||
JP2021106605A5 (ja) | ||
JP2017533706A5 (ja) | ||
JP2020114264A5 (ja) | ||
FI3909972T3 (fi) | Pd1-cd28-fuusioproteiineja ja niiden käyttö lääkkeessä | |
JP2018516092A5 (ja) | ||
JP2018525033A5 (ja) | ||
JP2016534717A5 (ja) | ||
JP2021177771A5 (ja) | ||
JP2016514691A5 (ja) | ||
JP2020511136A5 (ja) | ||
JP2020506700A5 (ja) | ||
JP2020513829A5 (ja) | ||
JP2017518071A5 (ja) | ||
RU2015109631A (ru) | Способ и композиции для клеточной иммунотерапии | |
HRP20240494T1 (hr) | Kimerni antigenski receptori specifični za bcma i njihove upotrebe | |
RU2018107802A (ru) | Полностью человеческие антитела к мезотелину и иммунные эффекторные клетки, нацеленные на мезотелин | |
JP2018518990A5 (ja) |