JP2019529286A5

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Publication number: JP2019529286A5
Application number: JP2019515469A
Authority: JP
Filing date: 2017-09-14
Publication date: 2020-10-01
Anticipated expiration: 2037-09-14

Claims

船体を有する船舶であって、前記船舶には、クレーンが設けられ、前記クレーンは、
前記船体に取り付けられたベース構造と、
旋回ベアリングと、
クレーンハウジングが前記ベース構造に対して略垂直な旋回軸を中心に回転できるように前記旋回ベアリングを介して前記ベース構造に移動可能に取り付けられたクレーンハウジングと、
ブームがクレーンハウジングに対して略水平な第１枢動軸を中心に枢動できるように前記クレーンハウジングに一端部が移動可能に取り付けられているブームと、
を備え、
前記クレーンは、３つの主巻上げシステムを備え、各前記主巻上げシステムは、
巻上げケーブルと、
滑車回転軸を中心に回転可能な１つ以上の滑車を有する滑車ブロックであって、前記ブームの接続要素上に配置される滑車ブロックと、
前記巻上げケーブルによって前記滑車ブロックから吊り下げられた巻上げブロックと、
前記巻上げケーブルを引き込む、または引き出すことによって、前記巻上げブロックを昇降させるための巻上げウインチと、
を備え、
各前記主巻上げシステムの前記滑車ブロックは、前記滑車ブロックの１つ以上の滑車の滑車回転軸に垂直な略水平な第２枢動軸を中心に枢動可能であり、
前記３つの主巻上げシステムの前記滑車ブロックは並んで配置される、船舶。
前記ブームは、２つのブーム脚を有するＡフレームを備え、前記２つのブーム脚は、一端部が前記クレーンハウジングに接続され、反対の端部が前記接続要素を介して互いに接続される、請求項１に記載の船舶。
前記接続要素がハンマーヘッド構造であり、前記クレーンは、ラフィングシステムを有し、前記ラフィングシステムは、
前記クレーンハウジング上の２つのラフィングウインチと、
前記クレーンハウジング上の各前記２つのラフィングウインチおよび前記ブームの間に延在する２つのラフィングケーブルと、
を備え、
前記ラフィングケーブルは、平面図で見て前記Ａフレームの前記ブーム脚を越えて延在する前記ハンマーヘッド構造のそれぞれのアウトリガーに接続される、請求項２に記載の船舶。
前記第２枢動軸が前記第１枢動軸に平行である、請求項１に記載の船舶。
前記ブーム脚がトラス構造であり、前記ブーム脚は、前記ブーム脚の２つの端部の間でさらに互いに接続されている、請求項２に記載の船舶。
前記ブームがハンマーヘッド構造から延在するジブを備え、前記クレーンは、巻上げケーブル、滑車ブロック、巻上げブロックおよび巻上げウインチを有する１または複数の補助巻上げシステムを備え、前記１または複数の補助巻上げシステムの前記滑車ブロックは、前記ジブに配置されている、請求項２に記載の船舶。
前記Ａフレームの中心面は、前記第１枢動軸および前記Ａフレームの長軸によって広がる平面として画定され、前記３つの主巻上げシステムの中間滑車ブロックは、前記３つ主巻上げシステムの２つの外側滑車ブロックよりも前記中心面から離れた距離に取り付けられている、請求項２に記載の船舶。
前記船舶がジャッキ船舶であり、前記ジャッキ船舶は、
船体に少なくとも３つの開口部を有する船体であって、前記開口部は、それぞれの脚を受け入れるために前記船体を通り垂直に延在する、船体と、
前記船体の開口部ごとの脚と、
脚ごとの脚駆動装置であって、船体を水中から持ち上げることを可能にするために、対応する脚を前記船体に対して垂直方向に移動することができる、脚駆動装置と、
を備える請求項１に記載の船舶。
前記クレーンの前記ベース構造および前記クレーンハウジングが前記船体の開口部の周りに配置されており、前記それぞれの脚が前記ベース構造およびクレーンハウジングを通り延在する、請求項８に記載の船舶。
請求項１〜９のいずれか一項に記載の船舶を使用して縦構造を直立させる方法であって、前記方法は、
ａ）上端部および下端部を有する縦構造を略水平方向に提供するステップと、
ｂ）前記３つの主巻上げシステムの中間巻上げブロック、および前記３つの主巻上げシステムの外側巻上げブロックの一方を前記縦構造の前記上端部または端部に接続するステップと、
ｃ）前記３つの主巻上げシステムの前記外側巻上げブロックの他方を前記縦構造の前記下端部または端部に接続するステップと、
ｄ）前記縦構造が、前記上端部が前記下端部より上の状態で略垂直の向きになるまで、前記３つの主巻上げシステムのそれぞれのウインチを操作するステップと、
を備える、方法。
ステップｃ）が
ｃ１）把持要素を提供するステップと、
ｃ２）前記縦構造の前記下端部または端部の周りに前記把持要素を設けるステップと、
ｃ３）前記３つの主巻上げシステムの前記外側巻上げブロックの他方を前記把持要素に接続するステップと、
備える、請求項１０に記載の方法。
平面視において、前記縦構造の重心および前記クレーンの旋回軸の間の直線が、前記縦構造の長手方向軸に垂直となるように前記縦構造が設けられる、請求項１０または１１に記載の方法。
前記縦構造が、風力タービンの基礎である、請求項１０に記載の方法。
前記縦構造が、風力タービンの基礎としてのモノパイルである、請求項１０に記載の方法。