発明の詳細な説明
発明の属する技術分野
本発明は、液体酸化防止剤組成物に関し、より詳細には、生ゴム製品用の液体酸化防止剤組成物に関する。
背景技術
天然ゴム、スチレン−ブタジエンコポリマー、ポリブタジエン、ポリイソプレンなどの生ゴムは、加硫することなく、重合、蒸発、造粒、および包装の工程を経て天然資源またはモノマーの溶液重合から得られる。通常、酸化防止剤は、重合の最後にゴムに添加されて、ゴムは、着色、ゲル化ならびにこれらのプロセス中および貯蔵中に酸化によって引き起こされる物理的特性の劣化から保護される。酸化防止剤の生ゴム溶液中への均一な分散を容易にするために、酸化防止剤は、まず、生ゴム溶液に添加される前に、溶液重合溶媒に溶解される。
生ゴムによく使用される酸化防止剤は、ヒンダードフェノール系薬剤である。ホスファイト系酸化防止剤は、酸化防止助剤としてヒンダードフェノール系酸化防止剤と併用されて、酸化防止性を高め得る。芳香族アミン系酸化防止剤は、より強い抗酸化力を有するが、生ゴムを着色しやすい。限られた量の特定の芳香族アミン系酸化防止剤は、着色の欠点を解消し得る。
各種ヒンダードフェノール系、芳香族アミン系酸化防止剤およびホスファイト系酸化防止剤のうち、一部は室温で固体であり、したがって生ゴムの製造作業には適用できない。室温で液体の酸化防止剤の場合でも未だ問題がある、すなわち、それらの凝固点は、通常、15℃よりも高いので低温で凝固しやすく、このため、広い温度範囲での適用が厳しく制限されている。
中国特許出願公開第103435956号明細書(CN103435956A)には、1部のフェニルプロピオネートの4−ヒドロキシル−3,5−ジ−tertブチルC7〜C9混合アルコールエステル、1.8〜2.2部の2−メチル−4,6−ジ−(オクチルスルファニルメチル)フェノール、0.8〜1.2部のN−フェニルフェニルアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物を含むSBS(スチレンおよびブタジエンのブロックコポリマー)のための酸化防止剤組成物が開示されている。得られた酸化防止剤組成物は、SBS樹脂溶液に添加される前に、最初にシクロヘキサンに溶解される。そしてシクロヘキサンは、SBSの溶液重合の溶媒である。シクロヘキサンと酸化防止剤組成物との間の極性の不一致のために溶解速度は遅い。さらに、シクロヘキサンの沸点は、80.74℃であり、これは水の沸点よりも低い。生ゴムを製造する「乾燥」工程、すなわち、熱水または蒸気でゴム系樹脂から溶剤ならびにモノマー残留物を除去する工程では、酸化防止剤は、水中に移動しやすく、このため、生ゴム中の有効な酸化防止剤は、著しく減少する。さらに、汚染された水は、汚染環境を避けるためにさらなる処理を必要とする。
したがって、溶液重合によって合成されたゴム系樹脂の「乾燥」プロセス中に安定で、非着色性で、さらには十分な酸化防止に加えて、広い温度範囲に適用可能な新規な液体酸化防止剤組成物を提供することが依然として要求されている。
発明の概要
一態様では、本発明は、
a)5重量%〜30重量%の少なくとも1種の芳香族アミン系酸化防止剤;
b)20重量%〜70重量%の少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化防止剤;
c)0重量%〜40重量%の少なくとも1種のホスファイト系酸化防止剤;および
d)20重量%〜40重量%の、101.325KPa下で185℃より高い沸点および−10℃より低い凝固点を有する少なくとも1種の溶媒
を含み、成分a)、b)、c)またはd)の重量パーセンテージは、酸化防止剤組成物の全重量を基準としており、ここで、成分a)、b)およびc)の混合物は、101.325KPa下にて25℃で液体である、生ゴムに使用される液体酸化防止剤組成物を提供する。
別の態様では、本発明は、
a)5重量%〜20重量%の固体芳香族アミン系酸化防止剤;
b)20重量%〜50重量%の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤;
c)0重量%〜30重量%の固体ホスファイト系酸化防止剤;および
d)30重量%〜40重量%の、101.325KPa下で185℃より高い沸点および−10℃より低い凝固点を有する溶媒
を含み、成分a)、b)、c)またはd)の重量パーセンテージは、酸化防止剤組成物の全重量を基準とする、生ゴムに使用される液体酸化防止剤組成物を提供する。
別の態様では、本発明は、溶液重合によって合成された生ゴムまたは天然ゴムにおける前記酸化防止剤組成物の使用を提供する。
別の態様では、本発明は、前記酸化防止剤組成物を含む生ゴム製品を提供する。
さらなる態様では、本発明は、i)成分a)、b)およびc)をd)に溶解する工程;ii)生ゴムの溶液重合用の溶媒によって液体酸化防止剤組成物を希釈する工程;iii)希釈された液体酸化防止剤組成物を、溶液重合によって合成された生ゴムまたは天然ゴム中に添加する工程を含む、溶液重合によって合成された生ゴムまたは天然ゴムにおいて発明された酸化防止剤組成物を使用する方法を提供する。
発明の詳細な説明
技術的な課題
溶液重合により合成されたゴム系樹脂の場合、プロセスの重要な工程の1つは、熱水または蒸気により生ゴム溶液から溶剤およびモノマー残留物を除去することである。この段階で、酸化防止剤は、ゴム系樹脂から分離して水に溶けやすくなり、一方では、ゴム系樹脂中の酸化防止剤の損失をもたらし、もう一方では水を汚染する。汚染された水は、環境へのダメージを防ぐために処理される必要がある。
一部の酸化防止剤は、液体であるが、他のものは、約25℃で固体である。「液体」との用語は、溶媒中に溶解させていない酸化防止剤の溶融範囲または融点の上限が、101.325KPa下で25℃以下であることを意味する。「固体」との用語は、溶媒中に溶解させていない酸化防止剤の溶融範囲または融点の下限が、101.325KPa下で25℃を上回ることを意味する。液体酸化防止剤は、5℃のような温度で凝固するが、寒い天候での使用が厳しく制限されている。生ゴム溶液中に添加される前に、酸化防止剤は、ゴム系樹脂の溶液重合の溶媒に溶解し、最もよく使用される溶媒は、酸化防止剤とはかなり極性が離れたヘキサン、シクロヘキサン、トルエンおよびクロロベンゼン等である。このような極性の違いによって、酸化防止剤の溶媒への溶解速度は遅くなる。さらに、乾燥工程中に溶媒を除去する必要があるので、酸化防止剤は、ゴム系樹脂から分離することとなり、酸化防止剤の効率は、大幅に低下する。
課題の解決
本発明による液体酸化防止剤組成物は、a)5重量%〜30重量%の少なくとも1種の芳香族アミン系酸化剤;b)20重量%〜70重量%の少なくとも1種のヒンダードフェノール系酸化防止剤;c)0重量%〜40重量%の少なくとも1種のホスファイト系酸化防止剤;およびd)20重量%〜40重量%の、101.325KPa下で185℃より高い沸点および−10℃より低い凝固点を有する少なくとも1種の溶媒を含み、成分a)、b)、c)またはd)の重量パーセンテージは、酸化防止剤組成物の全重量を基準とし、ここで、成分a)、b)およびc)の混合物は、101.325KPa下にて25℃で液体である。または、本発明による液体酸化防止剤組成物は、a)5重量%〜20重量%の固体芳香族アミン系酸化防止剤;b)20重量%〜50重量%の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤;c)0重量%〜30重量%の固体ホスファイト系酸化防止剤;およびd)30重量%〜40重量%の、101.325KPa下で185℃より高い沸点および−10℃より低い凝固点を有する溶媒を含み、成分a)、b)、c)またはd)の重量パーセンテージは、酸化防止剤組成物の全重量を基準とする。
本発明の重要な成分は、101.325KPa下にて185℃より高い沸点および−10℃より低い凝固点を有する溶媒である。生ゴムの製造プロセスの乾燥工程中に酸化防止剤が水に移動しないようにするために、溶媒は、少なくとも3つの要件を満たす必要がある:i)酸化防止剤は、溶媒に容易に溶解し、溶媒から分離しにくい;ii)溶媒は、ゴム系樹脂との良好な相溶性を有し、ゴム系樹脂から分離しにくい;iii)溶媒の沸点は、100℃よりかなり高い。さらに、酸化防止剤組成物を広い温度範囲に対して適用可能にするために、溶媒は、低い凝固点を有する必要がある。
好ましくは、溶媒は、C
9〜C
30の直鎖状または分枝鎖状アルカン、C
6〜C
18のアレーン、C
10〜C
30のシクラン、C
8〜C
18の直鎖状飽和カルボン酸、C
8〜C
12の分枝鎖状飽和カルボン酸、C
8〜C
18の直鎖状飽和アルコールおよびC
8〜C
12の分枝鎖状飽和アルコール、C
6〜C
12のアルキル置換ホスホン酸、式I:
(式中、R
1〜R
5は、独立して、水素、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択され;R
6は、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキレン基から選択され;R
7は、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択されるか、または共有結合を表す)
を有する飽和または不飽和一塩基性芳香族酸エステル、および
式II−(a)および/または式II−(b)および/または式II−(c):
(式中、R
1’〜R
4’は、独立して、水素、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択され;R
5’およびR
7’は、独立して、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキレン基から選択されるか、または共有結合を表し;R
6’およびR
8’は、独立して、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択される)
を有する飽和または不飽和二塩基性芳香族酸エステル、および
式III−(a)および/または式III−(b)および/または式III−(c):
(式中、R
1’’〜R
3’’は、独立して、水素、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択され;R
4’’、R
6’’およびR
8’’は、独立して、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキレン基から選択されるか、または共有結合を表し;R
5’’、R
7’’およびR
9’’は、独立して、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択される)
を有する飽和または不飽和三塩基性芳香族酸エステル、および
式IV:
(式中、R
1’’’〜R
3’’’は、独立して、水素、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択される)
のアルキル化ホスフェート、および
式V:
(式中、R
aおよびR
bは、独立して、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択される)
を有する飽和または不飽和一塩基性カルボン酸エステル、および
式VI:
(式中、R
a’およびR
c’は、独立して、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択され;R
b’は、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキレン基から選択される)
を有する飽和または不飽和二塩基性カルボン酸エステル、および
式VII:
(式中、R
a’’、R
c’’およびR
d’’は、独立して、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキル基から選択され;R
b’’は、飽和または不飽和直鎖状または分枝鎖状のC
1〜C
15のアルキリデン基から選択される)
を有する飽和または不飽和三塩基性カルボン酸エステル
から1種以上選択される。
より好ましくは、溶媒は、ヘンデカン、n−ドデカン、2−メチルノナン、n−デカン、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ペンチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、ブチルシクロヘキサン、ペンチルシクロヘキサン、ヘキシルシクロヘキサン、ヘプチルシクロヘキサン、オクチルシクロヘキサン、ノニルシクロヘキサン、デシルシクロヘキサン、ウンデシルシクロヘキサン、ドデシルシクロヘキサン、ペンチルシクロペンタン、ペンチルシクロペンタン、ヘキシルシクロペンタン、ヘプチシクロペンタン、オクチルシクロペンタン、ノニルシクロペンタン、デシルシクロペンタン、ウンデシルシクロペンタン、ドデシルシクロペンタン、2−エチルヘキサン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、ネオデカン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−オクチルアルコール、n−ノナノール、n−デシルアルコール、n−ウンデカノール、イソオクチルアルコール、イソノニルアルコール、イソデシルアルコール、メチルベンゾエート、エチルベンゾエート、プロピルベンゾエート、ブチルベンゾエート、ヘキシルベンゾエート、ジエチルフタレート、ジプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジペンチルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジノニルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジデシルフタレート、ジイソデシルフタレート、トリメチルオルトベンゾエート、エチルオレアート、ブチルオレアート、オクチルアセテート、デシルアセテート、イソノニルアセテート、ノニルアセテート、n−オクチルプロパノエート、デシルプロパノエート、イソノニルプロパノエート、ノニルプロパノエート、ペンチルブタノエート、ヘキシルブチラート、ヘプチルブタノエート、n−オクチルブタノエート、ブチルバレラート、アミルバレラート、ヘキシルバレラート、ブチルカプロエート、アミルカプロエート、ヘキシルヘキサノエート、エチルヘプタノエート、プロピルヘプタノエート、ブチルヘプタノエート、ペンチルヘプタノエート、メチルオクタノエート、エチルオクタノエート、プロピルオクタノエート、ブチルオクタノエート、アミルオクタノエート、ヘキシルオクタノエート、ヘプチルオクタノエート、オクチルオクタノエート、ノニルオクタノエート、メチルノナノエート、エチルノナノエート、イソアミルノナノエート、イソノニルイソノナノエート、メチルカプレート、エチルカプレート、プロピルデカノエート、ブチルカプレート、イソアミルデカノエート、ラウリン酸イソアミルエステル、エチレングリコールジアセテート、エチレングリコールジ−n−ブチラート、ジブチルマロネート、ジエチルマロネート、ジヘキシルマロネート、ジエチルスクシネート、ジプロピルスクシネート、ジブチルスクシネート、ジペンチルスクシネート、ジメチルグルタレート、ジエチルグルタレート、ジエチルアジペート、ジイソプロピルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジ(2−エチルヘキシル)アジペート、ジヘキシルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジブチルセバケート、ビスヘキシルセバケート、ビス(2−エチルヘキシル)セバケート、ジオクチルセバケート、ジイソオクチルセバケート、グリセリルトリアセテート、グリセリルトリプロピオネート、グリセリルトリブチラート、トリイソブチルホスフェート、トリアミルホスフェート、トリヘキシルホスフェートおよびトリオクチルホスフェートから1種以上選択される。
C8〜C18の直鎖状飽和酸、C8〜C12の分枝鎖状飽和酸、C8〜C18の直鎖状飽和アルコールおよびC8〜C12の分枝鎖状飽和アルコールから選択される溶媒は、さらなる利点、すなわち、酸またはアルコールは、Li、Ni、Co等の金属カチオンと反応し、それ以外の場合は酸化防止剤と反応するという利点をもたらす。C8〜C18の直鎖状飽和酸の例は、ヘキサン酸およびヘプタン酸であり、C8〜C12の分枝鎖状飽和酸の例は、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸およびネオデカン酸である。C8〜C18の直鎖状飽和アルコールの例は、n−ノナノールであり、C8〜C12の分枝鎖状飽和アルコールの例は、イソデシルアルコールおよびイソオクチルアルコールである。
C9〜C30の直鎖状または分枝鎖状のアルカン、C8〜C18のアレーン、C10〜C30のシクランから2種以上選択された天然または合成混合物もいくつか溶媒として使用される。前記混合物の例は、パラフィン油、ナフテン油およびアレーン油である。
溶媒に溶解する前に、成分a)、b)および任意成分c)の酸化防止剤が、同時に固体ではない場合、溶媒の重量パーセンテージは、20〜40重量%である。溶剤の含有量が20%未満である場合、成分a)、b)および任意成分c)は、溶解性が問題となりがちであり、得られる組成物は、均質ではないこともあり得る。しかしながら、溶媒の含有量が40%を上回る場合、酸化防止剤の濃度は低すぎて、酸化防止の要件を満たすことができない。
芳香族アミン系酸化防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、任意のホスファイト系酸化防止剤は、混合されて、本発明に使用される。これらの酸化防止剤の少なくとも1種が液体である場合、溶媒の重量パーセンテージは、20%〜40%であり、芳香族アミン系、ヒンダードフェノール系およびホスファイト系酸化防止剤の重量パーセンテージは、それぞれ、5%〜30%、20%〜70%および0%〜40%である。これらすべての酸化防止剤が固体である場合、溶媒の重量パーセンテージは、30%〜40%であり、芳香族アミン系、ヒンダードフェノール系およびホスファイト系の酸化防止剤の重量パーセンテージは、それぞれ、5%〜20%、20%〜50%および0%〜30%である。
芳香族アミン系酸化防止剤は、優れた酸化防止特性を有しているが、ゴム系樹脂を着色しやすい。生ゴム製品は無色であるか、少なくとも非常に薄い色であることが要求されるため、すべての種類の芳香族アミン系酸化防止剤を使用することはできず、それらの適用可能なものに対してさえ量の制限がある。芳香族アミン系酸化防止剤の量は、酸化防止剤組成物の全重量を基準として5〜30重量%である。量が5重量%より少ない場合、酸化防止能力が不十分であることもある。しかしながら、量が30重量%より多い場合、芳香族アミン系酸化防止剤は、ゴム系樹脂を着色しやすくなる。
本発明に使用される芳香族アミン系酸化防止剤は、液体および固体のものを含む。好ましくは、液体芳香族アミン系酸化防止剤は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、および2,4,4−トリメチルペンテンからなる群「A〜L」から1種以上選択される。そして好ましくは、固体芳香族アミン系酸化防止剤は、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチルフェニル)−1,4−ベンゼンジアミンからなる群「A〜S」から1種以上選択される。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤は、芳香族アミン系酸化防止剤ほど強くはないが、着色の問題もなく、その酸化防止特性も許容できるため、生ゴム系樹脂によく使用されている。
本発明で使用されるヒンダードフェノール系酸化防止剤は、液体および固体のものを含む。好ましくは、液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤は、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルからなる群「B〜L」から1種以上選択される。そして好ましくは、固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤は、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、ペンタエリスリトールテトラキス(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]からなる群「B〜S」から1種以上選択される。
本発明では任意成分として、ホスファイト系酸化防止剤が、補助酸化防止剤としてのヒンダードフェノール系酸化防止剤と一緒に使用されることが多い。ホスファイト系酸化防止剤が存在する場合、ヒンダードフェノール系酸化防止剤が単独で存在する場合よりも優れた酸化防止特性がもたらされる。
存在する場合、本発明で使用されるホスファイト系酸化防止剤は、液体および固体のものを含む。好ましくは、液体ホスファイト系酸化防止剤は、ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリイソデシルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチル−ジ−トリデシルホスファイト)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチル−フェノール)フルオロホスファイト、4,4’−イソプロピリデン−ジフェニルアルキル(C12〜C15)ホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、水素化ビスフェノールA−ペンタエリスリトールホスファイトポリマー、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)、2−エチルヘキシルジフェニルホスファイト、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、トリス((モノおよびジ)−ノニルフェニル)ホスファイトからなる群「C〜L」から1種以上選択される。そして好ましくは、固体ホスファイト系酸化防止剤は、トリ−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンからなる群「C〜S」から1種以上選択される。
好ましくは、本発明の酸化防止剤組成物は、i)成分a)、b)およびc)をd)に溶解する工程;ii)液体酸化防止剤組成物を、生ゴムの溶液重合用の溶媒によって希釈する工程;iii)溶液重合により合成した生ゴムに希釈した液体酸化防止剤組成物を添加する工程を含む方法に従って調製される。
本発明による酸化防止剤組成物は、イオン重合およびラジカル重合を含む溶液重合によって合成されたすべての種類のゴム系樹脂、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリブテン、ポリ(スチレン−コ−ブタジエン)に適用可能である。
本発明による酸化防止剤組成物は、ブタジエンゴムおよびイソプレンゴムなどの塊状重合により合成された生ゴム系樹脂にも適用可能である。本発明の酸化防止剤組成物が、塊状重合により合成されたゴム系樹脂に使用される場合、酸化防止剤組成物0.2部は、塊状重合により合成されたゴム系樹脂100部に添加される。
乳化剤を添加することで、本発明の酸化防止剤組成物は、イオン重合およびラジカル重合を含む乳化重合により合成されたゴム系樹脂、例えばポリクロロプレンおよびエチレンとプロピレンとのコポリマーにも適用可能である。適用可能な乳化剤としては、非イオン系、カチオン系、アニオン系および両性イオン系が挙げられる。好ましくは、非イオン系乳化剤は、ソルビタントリブレート、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサステアレート、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシプロピレンマンニトールジオレエート、ポリオキシプロピレンステアレート、テトラエチレングリコールモノラウレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンソビタン、ポリオキシエチレンモノステアレートから1種以上選択される。好ましくは、カチオン性乳化剤は、N−セチル−N−エチルモルホリニウムエトサルフェートである。好ましくは、アニオン性乳化剤は、脂肪族ナトリウムまたはカリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムまたはカリウム、アビエチン酸ナトリウム、オテ酸、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オレイン酸トリエタノールアミン、オレイン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムである。好ましくは、両性イオン系乳化剤は、ラウラミノプロピオン酸、両親媒性界面活性剤BS−12、カプリリルスルホベタインから1種以上選択される。
本発明の酸化防止剤組成物が、乳化重合により合成されたゴム系樹脂に使用される場合、本発明の酸化防止剤組成物0.2部および乳化剤0.002〜0.02部が、水0.1〜0.4部に添加され、得られたエマルションは、乳化重合により合成されたゴム系樹脂100部に添加される。
動粘度試験は、調製された酸化防止剤組成物に対して、それぞれ、0℃、10℃、25℃で行われる。
動粘度は、ISO3219に基づいて試験され、これは動粘度を密度で割って得られる。
動粘度試験の結果は、本発明の酸化防止剤組成物が101.325KPa下で0℃より低い凝固点を有することを示す。したがって、酸化防止剤組成物には、ほとんどの使用条件下で流動性の問題がない。
乾燥時の酸化防止剤組成物の重量率は、生ゴムの全重量を基準として0.1%〜2%である。酸化防止剤組成物は、ゴム系樹脂の溶液重合の溶媒の除去中およびその後、さらに生ゴム製造における他の一般的な工程、例えば圧延の間およびその後も効果を発揮し続ける。
黄色度試験およびムーニー粘度試験は、2つのパラメータが生ゴム製品に最も重要であるため、酸化防止剤組成物を含む生ゴム試料に対して行われる。
黄色度は、標準のカーボンライトを基準とし、酸化マグネシウムのホワイトボードを使用して、赤、緑、青の光の下での試料の反射率によって測定された色評価パラメータである。そして、黄色度の試験規格は、ASTM E313−1996である。
本発明の酸化防止剤組成物を含む生ゴム製品は、ASTM E313−1996に従って20未満の黄色度を有する。ゴムの黄色度が20より高い場合、ゴム製品の色特性に大きな影響を与えることになる。
ムーニー粘度は、ムーニーシェアリングディスク粘度計を用いて測定した粘度である。そしてムーニー粘度の試験規格は、ISO 289−1:1994である。
本発明の酸化防止剤組成物を含む生ゴム製品のムーニー粘度は、貯蔵期間中に10%未満の変化を有する。ムーニー粘度の変化が10%より高い場合、生ゴム製品の加工性が悪化することになる。
技術的な効果
溶液重合により合成されたゴム系樹脂の「乾燥」プロセスの間、熱水または蒸気が使用され、ゴム系樹脂の溶液重合に使用された溶媒が除去される。ほとんどの酸化防止剤は、溶媒に残っているが、水に移動しないので、酸化防止剤の損失は回避され、酸化防止剤の効率は維持される。同時に、得られた生ゴムは、着色しない。
本発明の酸化防止剤組成物には、寒冷な気候または環境において流動性の問題がないので、該酸化防止剤組成物は、101.325KPa下で0℃より低い凝固点を有し、このことは、酸化防止剤組成物を、広い温度範囲に適用することを可能にする。
さらに、本発明の酸化防止剤組成物は、カチオン重合、アニオン重合およびフリーラジカル重合を含む溶液重合により合成される各種ゴム系樹脂に適用可能である。
加えて、本発明の溶媒が、C8〜C18を有する直鎖状または分枝鎖状の飽和酸、またはC8〜C18を有する直鎖状または分枝鎖状の飽和アルコールから選択される場合、このことはさらなる利点をもたらす、すなわち、酸またはアルコールの溶媒は、ゴム系樹脂において開始剤または触媒により導入されたLi、Ni、Co等の金属カチオンと反応する。これらの金属カチオンは、酸化防止剤と反応し、したがって有効な酸化防止剤を低減することができる。
実施形態
第1の実施形態は、群「A〜L」から選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である10〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第2の実施形態は、群「A〜L」から選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である10〜20重量%の成分a);群「B〜S」から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第3の実施形態は、群「A〜S」から選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である10〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第4の実施形態は、群「A〜S」から選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜S」から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である50〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である30〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第5の実施形態は、群「A〜L」から選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第6の実施形態は、群「A〜S」から選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第7の実施形態は、群「A〜L」から選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜S」から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第8の実施形態は、群「A〜L」から選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜S」から選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第9の実施形態は、群「A〜L」から選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜S」から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜S」から選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第10の実施形態は、群「A〜S」から選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜S」から選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第11の実施形態は、群「A〜S」から選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜S」から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第12の実施形態は、群「A〜S」から選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);群「B〜S」から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);群「C〜S」から選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である30〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第13の実施形態は、群「A〜L」から選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤と、群「A〜S」から選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤または群「B〜S」から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤または群「C〜S」から選択される固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);ならびにn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第14の実施形態は、群「A〜L」から選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤または群「A〜S」から選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、群「B〜S」から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤または群「C〜S」から選択される固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);ならびにn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第15の実施形態は、群「A〜L」から選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤または群「A〜S」から選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤または群「B〜S」から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と群「C〜S」から選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);ならびにn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第16の実施形態は、群「A〜L」から選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤と群「A〜S」から選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と群「B〜S」から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤または群「C〜S」から選択される固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);ならびにn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第17の実施形態は、群「A〜L」から選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤と群「A〜S」から選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤または群「B〜S」から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と、群「C〜S」から選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);ならびにn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第18の実施形態は、群「A〜L」から選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤または群「A〜S」から選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、群「B〜S」から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と、群「C〜S」から選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);ならびにn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第19の実施形態は、群「A〜L」から選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤と、群「A〜S」から選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);群「B〜L」から選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、群「B〜S」から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);群「C〜L」から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と、群「C〜S」から選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);ならびにn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第20の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である10〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第21の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である10〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第22の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチルフェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である10〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第23の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である50〜65重量%の成分b);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である30〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第24の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第25の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第26の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第27の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第28の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第29の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第30の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される1種以上の液体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第31の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される1種以上の固体ホスファイト系酸化防止剤である5〜30重量%の成分c);n−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である30〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第32の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される1種以上の液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤、または2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤、またはトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);およびn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第33の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤、またはビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤、またはトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);およびn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第34の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤、またはビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤、または2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第35の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤、またはトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);およびn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第36の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤、または2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第37の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤、またはビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第38の実施形態は、N,N’−ジ−sec−ブチル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,4,4−トリメチルペンテンから選択される液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(メチル−フェニル)−1,4−ベンゼンジアミン、ポリ(1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−キノリン)、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステル、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]から選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);ジフェニル−モノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニル−モノトリデシル−ホスファイト、ジフェニル−イソデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジフェニル−ノニルフェニル−ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)から選択される液体ホスファイト系酸化防止剤と、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイトから選択される固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびn−ドデカン、パラフィン油、ナフテン油、アレーン油、ヘキサン酸、ヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、n−ノナノール、イソデシルアルコール、イソオクチルアルコール、オレイン酸エチル、オレイン酸ブチルから選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第39の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である10〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第40の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である10〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第41の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である10〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である55〜65重量%の成分b);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である25〜30重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第42の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である50〜65重量%の成分b);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である30〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第43の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第44の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);
テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第45の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第46の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第47の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第48の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される1種以上の液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);
3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第49の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンである5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第50の実施形態は、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される1種以上の固体芳香族アミン系酸化防止剤である5〜20重量%の成分a);2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される1種以上の固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤である30〜50重量%の成分b);3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである5〜30重量%の成分c);ナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である30〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第51の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤または2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である液体ホスファイト系酸化防止剤または3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);およびナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第52の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である液体芳香族アミン系酸化防止剤またはビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である液体ホスファイト系酸化防止剤またはテトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である個体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);およびナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第53の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である液体芳香族アミン系酸化防止剤またはビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤または2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である液体ホスファイト系酸化防止剤と、3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第54の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である液体ホスファイト系酸化防止剤または3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである固体ホスファイト系酸化防止剤のいずれかである5〜30重量%の成分c);およびナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第55の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤または2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤のいずれかである30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である液体ホスファイト系酸化防止剤と、3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第56の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である液体芳香族アミン系酸化防止剤またはビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤のいずれかである5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である液体ホスファイト系酸化防止剤と、3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
第57の実施形態は、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物である液体芳香族アミン系酸化防止剤と、ビス(4−オクチルフェニル)アミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミンから選択される固体芳香族アミン系酸化防止剤との混合物である5〜20重量%の成分a);ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−アルファ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−[3−[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロポキシ]、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7〜C9−分枝鎖状アルキルエステルから選択される液体ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、2,4−ビス[(ドデシルチオ)メチル]−o−クレゾール、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸オクタデシルエステルから選択される固体ヒンダードフェノール系酸化防止剤との混合物である30〜50重量%の成分b);テトラ−C12〜15−アルキル(プロパン−2,2−ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)である液体ホスファイト系酸化防止剤と、3,9−ビス(オクタデシルオキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカンである固体ホスファイト系酸化防止剤との混合物である5〜30重量%の成分c);およびナフテン油、イソオクチルアルコール、2−エチルヘキサン酸、オレイン酸ブチル、パラフィン油から選択される1種以上の溶媒である20〜40重量%の成分d)を含む液体酸化防止剤組成物である。
実施例
以下の実施例は、本発明の酸化防止剤組成物の調製方法、ならびに酸化防止剤組成物が添加された生ゴムのムーニー粘度および黄色度の試験結果を示す。これらの実施例は、特許請求の範囲の保護範囲を限定することなく、本発明の実施形態を説明するために使用される。
実施例1
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)および成分b)の混合物は、101.325KPaで25℃未満の融点を有する。
実施例2
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)および成分b)の混合物は、101.325KPaで25℃未満の融点を有する。
実施例3
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)および成分b)の混合物は、101.325KPaで25℃未満の融点を有する。
実施例4
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)および成分b)の混合物は、101.325KPaで25℃未満の融点を有する。
実施例5
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)および成分b)の混合物は、101.325KPaで25℃未満の融点を有する。
実施例6
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)および成分b)の混合物は、101.325KPaで25℃未満の融点を有する。
実施例7
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)、成分b)および成分c)の混合物は、101.325KPaで25℃未満の融点を有する。
実施例8
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)、成分b)および成分c)の混合物は、101.325KPaで25℃より高い融点を有する。
実施例9
酸化防止剤組成物を、以下の成分を混合することによって調製する:
成分a)、成分b)および成分c)の混合物は、101.325KPaで25℃より高い融点を有する。
比較例1
比較として、以下の酸化防止剤組成物を、次のように調製する:
比較例2
比較として、以下の酸化防止剤組成物を、次のように調製する:
比較例3
比較として、以下の酸化防止剤組成物を、次のように調製する:
比較例4
比較として、以下の酸化防止剤組成物を、次のように調製する:
実施例1〜9ならびに比較例1〜4で得られた酸化防止剤組成物について、それぞれ0℃、10℃および25℃で動粘度試験を実施する。動粘度の試験結果を、第1表にまとめる。
実施例1〜6で得られた酸化防止剤組成物0.2部を、それぞれ、ヘキサン3.8部に加える。その後、この溶液を、それぞれ、ブタジエンゴム系樹脂の溶液100部に加える。混合後、生ゴム試料#1〜#6が得られる。
実施例7〜9で得られた酸化防止剤組成物0.2部を、それぞれ、ヘキサン3.8部に加える。その後、この溶液を、それぞれ、スチレン−ブタジエンゴム系樹脂の溶液100部に加える。混合後、生ゴム試料#7、#8および#9が得られる。
比較例1および3で得られた酸化防止剤組成物0.2部を、それぞれ、ヘキサン3.8部に加える。その後、この溶液を、それぞれ、ブチルゴム系樹脂の溶液100部に加える。混合後、生ゴム試料#C1および#C3が得られる。
比較例2および4で得られた酸化防止剤組成物0.2部を、それぞれ、ヘキサン4部に加える。その後、この溶液を、それぞれ、スチレン−ブタジエンゴム系樹脂の溶液100部に加える。混合後、生ゴム試料#C2および#C4が得られる。
生ゴム試料#1〜#9および試料#C1〜#C4について、ムーニー粘度試験および黄色度試験を実施する。
実施例1〜4および比較例1および2は、成分a)、b)およびd)を有し、実施例5〜9および比較例3および4は、成分a)、b)、c)およびd)を有する。第1表からわかるように、本発明の酸化防止剤組成物は、10℃、さらには0℃のような低い作業温度でも十分な流動性を有する。比較例2および4の酸化防止剤組成物は、低温で固体状になる。比較例1および3の酸化防止剤組成物は、低温では良好な流動性を有するが、ヘキサンの沸点が低いために乾燥工程中に水中に移動しやすく、ゴム系樹脂中の酸化防止剤組成物の酸化防止性能を著しく悪化させる。
第2表は、比較例1〜4の酸化防止剤組成物を使用した生ゴム試料が、0日目から3日目までにムーニー粘度および黄色度において明らかな変化を有することを示す。逆に、発明された酸化防止剤組成物の黄色度は、20未満であり、発明された酸化防止剤組成物のムーニー粘度の変化は、増減にかかわらず10%未満である。結論として、本発明の液体酸化防止剤組成物は、生ゴムを着色せずに十分な耐酸化性を提供することが可能である。