JP2019524232A5 - - Google Patents
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Description
本開示は、薬物吐出装置のための電子投与量検出モジュールに関し、より具体的には、吐出装置によって吐出される薬物の投与量を検出するために、薬物吐出装置の近位端部分に取り外し可能に取り付けるように適合された電子投与量検出モジュールに関する。
様々な病気に苦しんでいる患者は、自分自身に薬物を注射しなければならないことが頻繁にある。ヒトが薬物を便利にかつ正確に自己投与することを可能にするために、注射器ペンまたは注射ペンとして広く知られている様々な装置が開発されている。一般に、これらのペンには、ピストンを含み、かつ複数の投与量の液体薬物を含有するカートリッジが装填されている。駆動部材は、前方に移動可能であり、カートリッジ内のピストンを前進させて、含有された薬物を遠位カートリッジ端の出口から、典型的には針を介して、投与する。使い捨て可能なペンまたは再充填式のペンでは、カートリッジ内の薬物の供給を使い果たすようにペンが利用された後、ユーザは、全体的なペンを廃棄し、次に、新しい交換用のペンの使用を開始する。再使用可能なペンでは、ペンがカートリッジ内の薬物の供給を使い果たすように利用された後、ペンは、分解されて、使用済みのカートリッジを新しいカートリッジに交換することが可能になり、次に、ペンは、その後の使用のために再組み立てされる。
ほとんどの注射器ペンおよび他の薬物吐出装置は、注射中に装置によって患者に吐出される薬物の量を自動的に検出し、かつ記録するための機能を含まない。むしろ、患者は、各注射の投与量および時間を手動で追跡しなければならない。したがって、各注射中に薬物吐出装置によって供給される投与量を自動的に検出するように動作可能な装置が必要である。さらに、そのような投与量検出装置は、取り外し可能であり、かつ複数の吐出装置と共に再使用可能である必要がある。
本開示の第1の態様では、投与量吐出中の投与量設定部材の相対的な回転量に基づいて投与量が決定される薬物吐出装置を提供する。本装置は、装置本体と、装置本体に回転可能に取り付けられた投与量設定部材と、装置本体に取り付けられたアクチュエータと、を備える。アクチュエータおよび投与量設定部材は、投与量設定中に一緒に回転および並進する。アクチュエータは、投与量吐出中に回転せずに軸方向に並進し、投与量設定部材は、吐出される投与量に関連してアクチュエータに対して回転する。本装置は、投与量設定部材と共に回転および並進するように取り付けられた連結構成要素をさらに含む。投与構成要素は、投与量設定中に連結構成要素と共に回転および並進し、投与量吐出中にアクチュエータに回転可能に固定される。投与量は、投与量吐出中の投与構成要素に対する連結構成要素の回転から決定される。
本開示の第2の態様によると、薬物吐出装置に取り付けるための投与量検出モジュールが提供される。投与量検出モジュールは、第1のハウジング部分を備える連結構成要素と、第1のハウジング部分に連結された第2のハウジング部分を備える投与構成要素とを含む。第1のハウジング部分は、連結壁および連結部材を含む。連結部材は、薬物吐出装置の投与量設定部材に取り外し可能に連結するように構成されている。第2のハウジング部分は、薬物吐出装置のアクチュエータ部材に係合するように構成され、かつ連結壁から径方向にオフセットされた内壁を含む。内壁および連結壁は、軸の周りで互いに対して回転可能であり、かつ軸に沿って互いに対して軸方向に移動可能である。投与量検出モジュールは、第2のハウジング部分に連結された電子機器アセンブリをさらに含む。電子機器アセンブリは、連結壁と内壁との相対的な回転を検出するように動作可能な回転センサを含む。
特定の実施形態における他の利点の中でも特に、吐出装置の機能または動作を変更することなく吐出された薬物の量を検出するように動作可能である、取り付け可能なかつ着脱可能な投与量検出モジュールを提供する。いくつかの実施形態では、同じ機械的投与量表示は、モジュールが取り付けられているかまたは取り付けられていない吐出装置の使用中にユーザが選択された投与量を見るために使用される。いくつかの実施形態では、例えば、モジュールの摺動接点などの検知システムは、エンドユーザによるセンサ較正を必要としない。いくつかの実施形態では、モジュールを吐出装置に機械的キー入力+色分けすることで、適切な吐出装置および/または薬物の識別が可能になる。いくつかの実施形態では、投与量検知システムに堅牢さを追加するための冗長センサを提供する。いくつかの実施形態では、検知システムは、吐出される投与量を記録し、かつ最後の吐出からの経過時間を監視する。当業者であれば、他の利点を認識するだろう。
本開示の特徴および利点は、添付の図面と併せてなされる以下の詳細な説明を考慮する際に、当業者にさらに明らかになるだろう。
本開示の原理の理解を促進するために、次に、図面に例示された実施形態を参照し、特定の言語を使用して、これを説明しよう。しかしながら、これによって本発明の範囲を限定することを意図しないことが理解されるだろう。
図1は、薬物吐出装置10の近位端に連結された投与量検出モジュール20を例示する。投与量検出モジュール20は、ユーザが吐出装置10にモジュール20を取り付け、かつ吐出装置10からモジュール20を着脱することができるという点で、吐出装置10に取り外し可能に取り付けられている。例えば、投与量設定前かつ吐出装置10での注射前に(または投与量設定後かつ注射前の装置10のいくつかの実施形態では)、ユーザは、モジュール20を装置10の端に連結することができる。投与量検出モジュール20は、本明細書で説明されるように、装置10に取り付けられている間に、吐出装置10によって投与される薬物の量を検出するように動作可能である。モジュール20はさらに、検出された投与量をメモリ内に記憶し、かつ検出された投与量を表す信号を遠隔通信装置に送信するように動作可能である。設定投与量を装置10で注射し、吐出された投与量をモジュール20で検出した後、ユーザは、モジュール20を取り外すことができ、例示的な実施形態では、別の投与量吐出を行うときに、同じまたは異なる吐出装置10でモジュール20を後に再使用することができる。
薬物吐出装置10は、細長いペン型ハウジング12を備え、かつ針を通して患者に薬物を注射するように構成された装置本体11を有する注射器ペン10として図1に例示されている。ペン型ではない装置を含む他の形状および形態の吐出装置10が、任意の適切な針または無針吐出装置を含む投与量検出モジュール20と共に使用するために提供されてもよい。一実施形態では、吐出装置10は、ペンのリザーバ内に含有された薬物の量がペンの複数回の動作によって使い果たされた後に、ペン全体が、リセットされずに廃棄され、薬物の交換容器に再装填されるという点で、使い捨て可能なペンまたは再充填式ペンである。代替的に、吐出装置10は、リザーバ内の薬物の量がペンの複数回の動作によって使い果たされた後に、空の容器がペンから取り外され、交換用薬物容器がペン内に装填される、再使用可能な注射器ペンであってもよい。吐出装置10は、いくつかの治療薬、例えばインスリンが内部に装填された状態が適切であり得るような、いくつかの異なるサイズの投与量のうちのいずれか1つを選択し、次に注射するためにユーザによって動作可能である。吐出装置10はまた、内部に装填された他の適切なタイプの治療薬に適した特定量の投与量を吐出するように適合される。
吐出装置10のハウジング12は、ペンキャップ18内に受容される遠位部分14と、近位部分16とを含む。図2を参照すると、遠位部分14は、投与動作中にその遠位出口端を通して吐出されるべき薬液を保持するように構成されたリザーバまたはカートリッジ22を含む。遠位部分14の出口端には、注射針26を含む取り外し可能な針アセンブリ24が装備されている。ピストン28は、流体リザーバ22内に位置付けられている。近位部分16内に位置付けられた注射機構は、投与量投与動作中にピストン28をリザーバ22の出口に向かって前進させて、含有される薬物を針端に通して押し込むように動作可能である。注射機構は、ピストン28をリザーバ22を通して前進させるために、ハウジング12に対して軸方向に移動可能な例示的にねじの形態での駆動部材30を含む。
投与量設定部材32は、装置10によって投与されるべき投与量を設定するためにハウジング12に連結される。例示された実施形態では、投与量設定部材32は、投与量設定および投与量投与動作中にハウジング12に対してねじ込む(すなわち、軸方向にかつ回転方向に同時に移動する)ように動作可能なねじ要素の形態である。図1および2は、そのホームまたはゼロ位置でハウジング12内に完全にねじ込まれた投与量設定部材32を例示する。投与量設定部材32は、ハウジング12から近位方向に、1回の注射で装置10によって吐出可能な最大投与量に対応する完全に延長された位置に到達するまで、ねじ切るように動作可能である。
図2〜5を参照すると、投与量設定部材32は、投与量設定部材32をハウジング12に対してねじ込むことを可能にするためのハウジング12の対応するねじ止めされた内部表面に係合する螺旋状にねじ止めされた外部表面を有する円筒状ダイヤル部材36を含む。ダイヤル部材36はさらに、装置10のスリーブ29(図2)のねじ止めされた外部表面に係合する螺旋状にねじ止めされた内部表面を含む。一実施形態では、ダイヤル部材36の外部表面は、例えば、設定投与量をユーザに示すための投与窓40を介して視認可能な数字などの投与量指標マーキングを含む。投与量設定部材32は、ダイヤル部材36の開放近位端に連結され、かつダイヤル部材36に軸方向にかつ回転可能に係止される管状フランジ37をさらに含む。投与量設定部材32はさらに、その近位端でダイヤル部材36の外周の周りに位置付けられたスカートまたはカラー38を含む。スカート38は、ダイヤル部材36に軸方向にかつ回転可能に係止される。スカート38は、例示的に、スカート38の外部表面上に形成された複数の表面特徴部39を含む。表面特徴部39は、例示的には、スカート38の外部表面の周りに円周方向に離間された長手方向に延在するリブおよび溝である。環状隆起部41は、投与量検出モジュール20を取り付けるために、スカート38の外周の周りに延在している。スカート38のリブ付き外部表面39および隆起部41は、本明細書で説明されるように、協働して、投与量検出モジュール20の連結構成要素106(図5)にキー付き取り付けを提供する。
図3〜5を参照すると、吐出装置10のアクチュエータ34は、ダイヤル部材36内に受容され、かつその近位端に軸方向に延在するステム47(図5)を含むクラッチ44を含む。アクチュエータ34はさらに、投与量投与動作を開始させるためにユーザによって押下可能な投与量設定部材32の近位に位置付けられるボタン42を含む。ボタン42は、円盤形状の近位端表面または面43と、遠位表面から延在し、かつ面43の外周縁の径方向内方に離間され、その間に環状リップを形成する環状壁部分49とを含む。装着カラー48(図5)は、円筒状壁部分49内のボタン42の遠位表面上に中央配置されている。ボタン42は、例示的に、近位面43上に中央配置された凹状部分45を含むが、近位面43は、代替的に、平坦な表面であってもよい。ボタン42の近位面43は、アクチュエータ34を遠位方向に押すために、手動で(すなわち、ユーザ接触によって、または投与量検出モジュール20を通して直接)力を加えることができる押圧表面として機能する。ボタン42のカラー48は、ボタン42とクラッチ44とを一緒に軸方向にかつ回転可能に固定するために、締まり嵌めまたは超音波溶接などで、クラッチ44のステム47に固定される。付勢部材46、例示的にばね46は、アクチュエータ34および投与量設定部材32を互いから軸方向に離れるように促すように、ボタン42の遠位表面とスリーブ36の近位表面との間に配設される。
吐出装置10は、投与量設定モードおよび投与量投与モードで動作可能である。動作の投与量設定モードでは、投与量設定部材32は、ハウジング12に対してねじ止めまたはダイヤルされ、装置10によって吐出されるべき所望の投与量を設定する。近位方向へのダイヤルは、設定投与量を増加させるように機能し、遠位方向へのダイヤルは、設定投与量を減少させるように機能する。投与量設定部材32は、投与量設定動作中に設定投与量の最小増分の増加または減少に対応する回転増分(例えば、クリック)で調節可能である(例えば、1つの増分もしくはクリックは、例えば、薬物の1単位もしくは半単位に等しい)。設定投与量は、投与窓40を通して示されるダイヤル指標マーキングを介してユーザに視認可能である。ボタン42およびクラッチ44を含むアクチュエータ34は、投与量設定モードのダイヤル中に投与量設定部材32と共に軸方向にかつ回転方向に移動する。
一旦、所望の投与量が設定され、注射針26が、例えば、ユーザの皮膚を適切に貫通するように装置10が操作された後に、ボタン42の近位面43に加えられる軸方向の遠位力に応答して、動作の投与量投与モードが開始され、これにより、投与量設定部材32に対する遠位方向(回転しない)のアクチュエータ34がハウジング12に向かって軸方向に移動する。軸方向の力は、ユーザによって、ボタン42に直接、またはボタン42に取り付けられた投与量検出モジュール20に加えられる。アクチュエータ34の軸方向の移動動作は、付勢部材46を圧縮し、かつボタン42と管状フランジ37との間の間隙を低減または閉鎖し、これによって、アクチュエータ34を投与量設定部材32から回転可能に係合解除して(例えば、クラッチ44を管状フランジ37から回転可能に係合解除して)、その間の相対的な回転を可能にする。具体的には、投与量設定部材32は、アクチュエータ34から回転可能に連結解除されて、アクチュエータ34に対する投与量設定部材32の後方駆動回転を可能にする。アクチュエータ34は、ボタン42を圧縮することによって回転せずに軸方向に押し下げられ続けるので、ダイヤル部材36は、ボタン42に対して回転するときにハウジング12内にねじ戻り、注射されるべき残量を示す投与量マーキングが、窓40を通して視認可能である。投与量設定部材32が遠位にねじ止めされると、駆動部材30は、遠位に前進されて、ピストン28をリザーバ22を通して押し込み、かつ針26(図2)を通して薬物を放出する。投与量投与動作中に、装置から放出される薬物の量は、ダイヤル部材36がハウジング12内にねじ戻るので、投与量設定部材32の軸方向移動の量および回転運動の量に比例する。注射は、ダイヤル部材36の内部ねじ山がスリーブ29の対応する外部ねじ山の遠位端に到達するとき(図2)に完了され、この時点で、ペン20は、再び、図1および3に示されるように、準備状態またはゼロ投与量位置に配置される。
例示的な吐出装置10の設計および動作のさらなる詳細は、2006年2月3日に出願され、Medication Dispensing Apparatus with Triple Screw Threads for Mechanical Advantageと題される、米国特許出願第10/567,196号、現在は、米国特許第7,291,132号に見られ得、その全体的な開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
図5〜10を参照すると、投与量検出モジュール20は、第1のハウジング部分102を含む連結構成要素101と、第1のハウジング部分102に連結された第2のハウジング部分104を含む投与構成要素103とを含むハウジングアセンブリ100を含む。本明細書で説明されるように、第1および第2のハウジング部分102、104は、長手方向軸線の周りで互いに対して回転可能であり、かつ軸に沿って互いに対して軸方向に移動可能である。第1のハウジング部分102は、例示的にシリンダ112の形態の連結壁112(図5、9、10)と、連結壁112の遠位端に固定された連結部材106とを含む。連結壁112および連結部材106は、溶接、スナップ嵌め、ねじ止めインターフェースなどの任意の好適な締結手段を介して一緒に固定されてもよく、または単一の構成要素として一体的に形成されてもよい。例示的な実施形態では、連結部材106は、連結部材106の隆起部131と外部表面132との間に環状肩部133を形成する、近位端から軸方向に延在している環状隆起部131を含む(図9を参照のこと)。連結壁112の遠位端は、連結部材106を連結壁112に回転可能にかつ軸方向に固定するために、隆起部131内に形成された対応する円周方向に離間された切り欠き134内にスナップ嵌めされる円周方向に離間されたタブ136(図10)を含む。一緒に連結されると、連結壁112の遠位端は、連結部材106の環状肩部133に当接する。
連結部材106は、投与量設定部材32を受容し、かつ第1のハウジング部分102を吐出装置10に取り付けるための投与量設定部材32の外部表面、例示的にはスカート38に係合するようにサイズ決めされた環状リング部分108を含む。図示されるように、外部表面132は、連結部材106の近位端の直径が連結部材106の遠位端の直径よりも大きくなるように、肩部133からリング部分108まで径方向内向きにテーパ状になっている。リング部分108の内部表面109は、そこに連結するようにスカート38の対応する表面特徴部39(例えば、溝)に係合するようにサイズ決めされた複数の表面特徴部110、例示的には変化可能にサイズ決めされた突起および溝を含む。例示された実施形態では、連結部材106の表面特徴部110は、スナップ嵌めまたは締まり嵌めを介してスカート38(図5)の環状隆起部41に連結するが、任意の他の好適な締結機構を代替的に使用して、第1のハウジング部分102を投与量設定部材32に連結し得る。
例示的な実施形態では、表面特徴部110および39は、投与量検出モジュール20の機械的キー付けを吐出装置10に提供するようにサイズ決め、形状決め、および離間されている。具体的には、例示的な実施形態では、検出モジュール20は、薬物の種類、濃度、強度、体積、および/また処方、ならびにカートリッジサイズまたは他の態様の対応する吐出装置などに基づいて、互換性のある表面特徴部39を有する特定の種類もしくは複数の種類の吐出装置と互換性があるように、表面特徴部110を介して機械的にキー付けされる。いくつかの実施形態では、モジュール20の電子機器アセンブリ140は、互換性のある吐出装置(複数可)および/または薬物に基づいて動作するように予めプログラムされている。そのような機械的キー付けは、検出モジュール20が不正確な吐出装置および/または薬物と共に使用される可能性を低減するように機能する。機械的キー特徴により、モジュール20は、連結部材106を摺動させて、スカート38上にスナップ止めするために、装置10のスカート38と適切に回転整列していなければならない。連結部材106は、例示的に、モジュール20を投与量設定部材32に回転可能に整列させるための視覚的なガイドまたは基準として機能する、その外部表面132の突起135を含む。対応する吐出装置10に対する正確なモジュール20を識別するために、色分けなどの他のキー付け機能を使用することができる。
図5〜10をまた参照すると、第2のハウジング部分104は、ドラム113(図5、9、および10)と、ドラム113の近位端に連結されたキャップ部分116とを含む。ドラム113は、例示的に、内壁114と、内壁114の遠位端にある円盤形状のベース壁126とを含む。内壁114は、例示的に、上壁部分138と、内壁114の外部表面上に環状隆起部141を形成する、上壁部分138よりも大きい外径であるが上壁部分138と同じ内径を有する下壁部分139とを含む。キャップ部分116は、周壁114に対して直角に位置付けられる端壁118を含む。端壁118は、例示的に、遠位壁部分119と、スナップ嵌め、締まり嵌め、超音波溶接、または他の好適な連結機構を介して中央配置された装着インターフェース123で遠位壁部分119に連結された近位壁部分121とを含む。キャップ部分116はさらに、内壁114から径方向に離間され、かつ内壁114に対して略平行な外壁120を含む。例示された実施形態では、第1のハウジング部分102の連結壁112は、第2のハウジング部分104の外壁120と内壁114との間に径方向に形成された間隙内に位置付けられる。キャップ部分116の端壁118は、遠位壁部分119から軸方向に延在し、かつ遠位壁部分119上に中央配置された装着カラー124(図5および10)を含む。内壁114の上壁部分138は、例えば、超音波溶接または締まり嵌めなどの任意の好適な連結機構を介して装着カラー124に固定される。
図示された実施形態では、リング形状の指標灯122が、遠位壁部分119と近位壁部分121との間の端壁118内に一体化されている。指標灯122は、例示的に、電子機器アセンブリ140の1つ以上の発光ダイオード(LED)によって照明される1つ以上の光パイプ144を含む。光パイプ144は、円盤形状であり、かつ端壁118の遠位壁部分119内に形成されたスロット147に連結される中央配置された装着カラー145を含む。指標灯122は、検出モジュール20の動作状態についてユーザに視覚的フィードバックを提供するために電子機器アセンブリ140のプロセッサによって電子的に制御される。例えば、指標灯122は、モジュール20が、特に電力状態、投与量検出モード、無線送信モード、故障状態もしくはエラー状態、または任意の他の好適な動作状態であることに基づいて、異なる色で照明することができる。代替的な実施形態では、指標灯122は、モジュール20が装置10に不適切に取り付けられていることをユーザに示すこともできる。
さらに図5〜10を参照すると、モジュール20が吐出装置10に取り付けられると、ベース壁126の遠位表面が、ボタン42の近位端表面43に当接する(図4)。例示的に、ベース壁126の遠位表面は、中央開口を有する薄い円盤形状の摩擦パッド142を含む。パッド142は、ベース壁126とボタン42との間に摩擦抵抗(例えば、表面粗さおよび/または接着剤を介して)を提供し、それにより、装置10を有するモジュール20の動作中に、第2のハウジング部分104が、ボタン42に回転可能に連結されたままである。いくつかの実施形態では、ドラム113のベース壁126は、ボタン42とベース壁126とを連結および/または整列するなど、ボタン42の凹状部分45内に受容するように構成された中央配置された軸方向に延在する突起(図示せず)を含み得る。
図8および10に例示されるように、中央配置された穴部128は、電子機器アセンブリ140の電気スイッチ130を受容するためにベース壁126内に形成されている。スイッチ130は、ボタン42の近位表面43との係合によって機械的に作動またはトリガされる。例示的な実施形態では、電子機器アセンブリ140は、本明細書にさらに詳細に説明されるように、スイッチ130の作動に基づくボタン42へのハウジングアセンブリ100の適切な取り付け時に、低電力モードもしくは電源オフモードから電源をオンにするように、または電源オフモードから低電力モードに入るように動作可能である。2つの穴部128および2つのスイッチ130が例示されているが、任意の好適な数の穴部128およびスイッチ130が提供され得、かつモジュール20の吐出装置10への適切な取り付けを検出するために、ベース壁126上で適切に離間され得る。
図示された実施形態では、投与量検出モジュール20が吐出装置10に取り付けられると、第1および第2のハウジング部分102、104ならびに投与量設定部材32は、同軸上にあり、よって、吐出装置10の投与量設定動作中に同じ長手方向軸の周りで一緒に回転するように動作可能である。加えて、第1および第2のハウジング部分は、投与量設定動作中に長手方向軸に沿って投与量設定部材32と一緒に軸方向に移動し、かつ第2のハウジング部分104に対する軸方向力に応答して長手方向軸に沿って互いに軸方向に移動して、投与量投与動作を開始するように動作可能である。それぞれの第1および第2のハウジング部分102、104の連結壁112および内壁114は、例示的に、モジュール20の長手方向軸線の周りに360度延在しているが、連結壁112および内壁114は、代替的に、軸の周りに全周の一部分延在していてもよい。言い換えれば、壁112、114は、例示されるように連続した壁ではなく、周囲に沿ったどこかのそれぞれの壁に1つ以上の破損を含み得る。
投与量検出モジュール20は、少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モードで動作するように構成されている。例示された実施形態では、第1の動作モードは、吐出装置10の投与量設定動作に対応しており、第2のモードは、吐出装置10の投与量投与動作に対応している。第1の動作モードでは、第1および第2のハウジング部分102、104は、第2のハウジング部分104が第1のハウジング部分102に対して軸方向に圧縮されていない軸方向のホーム位置にある。この第1のモードでは、第1および第2のハウジング部分102、104は、係止機構、例示的には歯とスロットとの連結によって一緒に回転可能に係止される。再び図9および10を参照すると、第1のハウジング部分102の連結壁112の近位端は、内部に形成される複数の周方向に離間したスロット162を有する径方向に延在する環状リップ160を含む。リップ160のスロット162は、各々、内壁114の上壁部分138の外部表面上に形成された歯または舌部164を受容するようにサイズ決めされている。例示的には、4つの歯164は、上壁部分138の周りで90度離間し、20個のスロット162は、リップ160の周りに等しく離間されているが、任意の好適な数の歯164およびスロット162を提供することができる。例示的な実施形態では、スロット162の数は、装置10の投与量設定部材32がハウジング12に対してダイヤル部材36の1回の完全な回転で設定され得る回転増分またはクリックの数と同じである。複数のスロット162は、第1のハウジング部分102および第2のハウジング部分104を、複数の相対的な回転位置に第1のモードで一緒に係止することが可能になり、より多くのスロット162が、より多くの可能な相対位置を提供する。代替的な実施形態では、スロット162は、内壁114上に形成され得、舌部は、連結壁112上に形成され得る。他の好適な回転係止機構を提供してもよい。
概して、投与構成要素103は、投与構成要素が連結構成要素に軸方向にかつ回転可能に固定される投与量設定中の第1の動作モードを有する。この第1のモードでは、投与構成要素103を、ユーザが把持して、装置本体11に対して回転させることができる。投与構成要素103と連結構成要素101との間、および連結構成要素101と投与量設定部材32との間の接続によって、投与構成要素103の回転は、投与量設定部材32の回転をもたらし、投与量が設定される。投与量設定中に、投与量ボタン42を含むアクチュエータ34は、クラッチ44の方法によって投与量設定部材32に接続され、投与量設定部材32と共に装置本体11に対して螺旋状に運動する。
一実施形態では、投与構成要素103は、内壁114および外壁120を含み、連結構成要素101は、内壁と外壁との間に受容された連結壁112を含む。投与量設定部材32は、装置本体に対して投与量設定部材を回転させる際に使用するための、任意選択的に表面特徴部39を含む露出された円周面を含む。連結壁112は、内壁114を越えて遠位に延在し、連結構成要素101を投与量設定部材32に取り付けるために、投与量設定部材の露出された円周面に取り付けられた連結部分を含む。別の態様では、外壁120は、投与量設定部材の露出された円周面の少なくとも一部分に径方向に重なるように遠位に延在している。
投与構成要素103は、投与量設定中に連結構成要素と回転可能に係止される。前に示されたように、これは、様々な係止機構の方法によって達成することができる。例示的に、連結壁112は、内壁114と外壁120との間の間隙内に受容される。説明されるように、係止機構は、スロット162(図9)内に受容された歯164、または連結および投与構成要素(図25)から軸方向に延在する相補的な形状の互いに面する歯などの機械的特徴部を備え得る。これらの例が実証するように、いずれの場合にも、歯は、例えば、連結構成要素の連結壁、ならびに投与構成要素の内壁および外壁の一方上に形成され得る。さらなる態様では、薬物吐出装置への損傷の危険性を低減するために、係止機構は、所定の量を超えたときに、投与構成要素から連結構成要素に回転力が加えられた場合に、投与構成要素を連結構成要素から係合解除させるように構成されている。
例示的に、係止機構は、投与構成要素が連結構成要素に向かって軸方向に移動する際の係合解除を可能にするようにも構成されている。いったん係合解除されると、連結構成要素は、投与構成要素に対して自由に回転する。また説明されるように、投与量設定部材の方向へのアクチュエータの軸方向移動は、クラッチ44が投与量設定部材とアクチュエータとの回転係合を接続解除することを生じる。一態様では、ハウジングアセンブリ100を押圧することで、投与構成要素103を連結構成要素101に近づけるように移動させ、連結構成要素101は、それによって投与構成要素101から回転可能に係合解除される。これは、アクチュエータ34が投与量の吐出を開始するのに十分な距離を移動する前に生じる。別の態様では、覚醒スイッチが提供され、電子機器アセンブリ140の関連する構成要素が時間内に作動して、投与量の吐出を検出するようになっている。別の態様では、ハウジングアセンブリ100を押圧することで、投与構成要素103を連結構成要素101から係合解除し、覚醒スイッチに係合し、その後の遠位移動が、ボタン42を押圧し、投与量の吐出が生じる。
示されるように、必要ではないが、連結構成要素101からの投与構成要素103の係合解除は、いったん係合解除されると、それらの2つの構成要素間に接触がないように生じ得る。例えば、図14を参照すると、連結壁の上端は、遠位壁部分119の内部から離間され得る。そのような空間を提供することで、連結壁112と外壁120との接触が回避され、これにより、投与量吐出中の投与構成要素103に対する連結構成要素101の回転に対する摩擦抵抗が別様に提供される可能性があるだろう。
モジュール20の第2のモードでは、係止機構は、係合解除され、第1および第2のハウジング部分102、104は、互いに対して回転可能である。第1のハウジング部分102に対する第2のハウジング部分104の軸方向の移動または圧縮は、モジュール20の長手方向軸の周りでの第1および第2のハウジング部分102、104の相対的な回転を可能にするように、係止機構を係合解除することによって、モジュール20を第1のモードから第2のモードに移行させるように動作可能である。具体的には、第1のハウジング部分102に向かう第2のハウジング部分104の軸方向移動により、歯164を対応するスロット162から軸方向に摺動させて、第1および第2のハウジング部分102、104を回転可能に連結解除する。
概して、投与構成要素103は、連結構成要素101が投与構成要素103に対して回転可能である投与量吐出中の第2の動作モードを有する。この第2のモードでは、投与構成要素103は、アクチュエータ34に軸方向にかつ回転方向に固定される。投与構成要素103は、ハウジングアセンブリ100が遠位に押圧されて投与量を吐出するときに、投与構成要素がアクチュエータ34に対して軸受するという点で、軸方向に固定される。さらに、投与構成要素103は、前に説明されているように、摩擦係合または他の係止手段のいずれかによって、アクチュエータ34に回転可能に固定される。投与量吐出中に、投与量ボタン42を含むアクチュエータ34は、ユーザによって押圧され、装置本体11に対して回転しないように保持されながら、軸方向に並進する。クラッチ44は、アクチュエータ34と投与量設定部材32との間の回転接続を解放したので、投与量設定部材は、装置本体11内に戻るように螺旋状に運動する。
図13は、第1および第2のハウジング部分102、104が、係止機構によって軸方向のホーム位置で一緒に回転可能に係止されている状態の第1の動作モードにおける投与量検出モジュール20を例示する。第1のモードでは、図13に例示されるように、モジュール20の全体的な高さは、第1の高さH1であり、間隙170は、リップ160と端壁118との間に延在している。吐出装置10に連結されたモジュール20を有する第1のモードでは、モジュール20上の回転可能な力またはねじ力(外壁120または任意の他のユーザがアクセス可能な部分に加えられるなどの)により、投与量設定部材32の対応する回転動作および軸方向動作が、本明細書で説明される投与量設定モードで吐出装置10を動作させるようになっている。
図14は、第2のハウジング部分104が回転係止機構を係合解除するように軸方向力によって第1のハウジング部分102に向かって圧縮されている状態の第2の動作モードでの投与量検出モジュール20を例示する。第2のモードでは、図14に例示されるように、モジュール20の全体的な高さは、第1の高さH1よりも低い第2の高さH2であり、間隙170は、連結壁112のリップ160とキャップ部分116の端壁118との間で低減または排除されている。吐出装置10に連結されたモジュール20を有する第2モードでは、モジュール20を圧縮する軸方向力が、アクチュエータ34に伝達されて、ボタン42が圧縮され、それによって、アクチュエータ34が投与量設定部材32から回転可能に係合解除され、投与量設定部材32が、吐出装置10を投与量投与モードで動作させるようにハウジング内にねじ込まれる。吐出装置10の投与量投与動作中に、第1のハウジング部分102は、投与量設定部材32と共にねじ込まれ(軸方向にかつ回転方向に移動し)、第2のハウジング部分104は、投与量設定部材32と共に軸方向にのみ移動する。
図11および12を参照すると、複数の区分の各々上に配設された複数の電子構成要素150を有する、電子機器アセンブリ140のフレキシブルプリント回路基板(FPCB)146を例示し、各区分は、単層または複数層の回路基板を備える。図15に関して本明細書で説明されるように、電子構成要素150は、発光ダイオード(例えば、光パイプ144を照明するために上区分上に配設置される)、マイクロコントローラユニット(MCU)(例えば、少なくとも1つのプロセッサコアおよびメモリを含む)、無線送信機/受信機、パワーオン管理回路を有する集積実時間クロックなどを含む通信装置を含む。バッテリ152、例示的には、コインセルバッテリは、FPCB146の構成要素に電力を供給するために提供される。FPCB146の各区分またはリーフは、FPCB区分および電気構成要素を離間させるように、非導電性スペーサ148(図12)によって分離されている。図12に例示されるように、一対の整列ポスト154は、FPCB146の遠位端から延在して、FPCB146をドラム113の底壁126に回転可能に整列させる。
図13および14を参照すると、電子機器アセンブリ140のFPCB146は、第2のハウジング部分104の内壁114、ベース壁126、およびキャップ部分116によって形成された内部空間または区画149内に収容されて示されている。FPCB146は、例示的に、遠位端でベース壁126に連結され、近位端でキャップ部分116の端壁118に連結されている。電気スイッチ130は、本明細書で説明されるように、吐出装置10のボタン42と係合するように、ベース壁126および摩擦パッド142(図5)を通って延在している。
図15は、電子機器アセンブリ140の例示的な電気的概略を例示する。一実施形態では、摺動接点172、174を除いて、図15に例示される各構成要素150は、FPCB146に直接連結され、かつバッテリ152によって給電されるが、他の好適な物理的構成が提供されてもよい。電子機器アセンブリ140は、少なくとも1つの処理コアおよび内部メモリを備えるマイクロコントローラユニット(MCU)200を含む。MCU200は、投与量投与動作中の第1および第2のハウジング部分102、104の検出された相対的な回転量に基づいて吐出装置10によって吐出される投与量を検出することを含む、本明細書で説明される動作を行うように動作可能な制御論理を含む。MCU200は、検出された投与量をローカルメモリ(例えば、内部フラッシュメモリまたはオンボードEEPROM206)に格納するように動作可能である。MCU200は、さらに、検出された投与量を表す信号を、Bluetooth低エネルギー(BLE)または他の好適な短距離もしくは長距離無線通信プロトコルを介して、ユーザのスマートフォンなどの対になった遠隔電子装置に無線送信するように動作可能である。例示的に、BLE制御論理およびMCU200は、同じ回路上に集積されている。
MCU200は、データを格納し、かつ/または読み取るためのEEPROM206と、モジュール20の温度を監視するための温度センサ210とを用いて、指標灯122の照明を制御するために、一対のLED208と通信している。クロック信号(例えば、20MHz)は、同期のためにクロック発生器212によってMCU200に提供される。MCU200は、遠隔電子装置と対になり、BLEプロトコルを使用してアンテナ214を介して遠隔装置に状態および投与量情報信号を送信するように動作可能である。
例えば、電源オフ状態からの第1の使用時に、モジュール20のパワーアップ制御を管理するための初回のオンパワー管理(RTC/FTO)回路202を有する集積実時間クロックが、FPCB146上に提供される。RTC/FTO回路202は、相互集積回路(I2C)プロトコルを介してMCU200およびEEPROM206と通信し、かつクロック発生器216からのクロック信号を使用してMCU200と同期する。
図15の電子機器アセンブリ140は、吐出された投与量を検出するために、装置10の投与量投与動作中に連結壁112と内壁114との相対的な回転を検出するように動作可能な回転センサを含む。例示された実施形態の回転センサは、MCU200と通信する複数の摺動電気接点172、174を含む。代替的に、光学的、音響的、磁気的、機械的スイッチ、または他の好適な回転センサを含む、他の好適な回転センサを提供してもよい。
図16を参照すると、金属リング172の形態の第1のセットの電気接点が、第1のハウジング部分102の連結壁112に連結されている。金属リング172は、壁112の外周の周りに固定され、かつ複数の等しく離間された導電性摺動接触アームまたは点173、例示的には、連結壁112の開口を通って延在する4つのアーム173を含む、単一の導体として提供される。金属リング172の代表的な概略230に表されるように、金属リング172の全ての摺動接点173は、一緒に電気的に接続される。同様に、導電性トラック174の形態の第2のセットの電気接点174は、第2のハウジング部分104の内壁114の下壁部分139の周りに配設され、かつ金属リング172の接触アーム173と摺動係合している。したがって、第1および第2の接点セット172、174は、壁112、114の間に延在する間隙内に位置付けられる(図12を参照のこと)。導電性トラック174は、内壁114の周囲の第1の部分の周りに延在する接地セグメント175と、内壁114の周囲の第2の部分の周りに延在する複数の離間された導電性セグメント176と、から構成される。例示的な実施形態では、導電性トラック174の代表的な概略232と共に図16に例示されるように、接地セグメント175は、内壁114の周囲の周りに180度延在し、導電性セグメント176は、内壁114の外周の周りにさらに180度延在している。導電性セグメント176は、トラック174を形成するためにセグメント176間に電気的な絶縁を提供するように、非導電性セグメントまたは内壁114の部分が各セグメント176の間に延在するように離間されている。
導電性トラック174は、例示的に、壁部分139の外部表面に連結され、かつFPCB146に電気的に連結するように、ドラム113内の開口を通ってドラム113の内部まで延在する接続導体177を含む。例示的な実施形態では、各導電性セグメント176および接地セグメント175は、壁部分139の内側に延在する少なくとも1つの対応する導体177を有する。電子機器アセンブリ140のMCU200は、摺動接点172、174の相対的な位置を検知するように、各導体177と電気的に通信している。図17を参照すると、複数のばね接点236が、ベース壁126の内部底面の周りに配設され、かつMCU200の対応するピンに回転検知線を送付するために、導体177をFPCB146の対応する金属接触パッド238(図12)に電気的に接続する。例示的な実施形態では、14対のばね接点236および接触パッド238が、導電性セグメント176(5つの検知信号のための)10対、接地セグメント175のための2対、および注射開始(SOI)導電性セグメント178のための2対に対応して提供される。例えば、ゼブラコネクタ、ポゴピン、導電性テープ、およびはんだ付け接続などの代替的な接点236を提供し得る。
図18の代表的な概略180に例示されるように、第1の接点セット172の摺動接点173は、壁112の内周の周りに等しく、例示的には90度離れて離間され、それにより、内壁114に対する連結壁112の任意の回転位置で、摺動接点173(例示的には、2つの摺動接点173)の総数の半分が、接地セグメント175と係合され、摺動接点173(例示的な、2つの摺動接点173)の総数の他の半分が、導電性トラックセグメント176と係合される。例示的な実施形態では、導電性セグメント176によって形成されるトラック174の部分は、2つの冗長な導電性セグメント部分を含む。特に、導電性セグメント176は、90度離間された2つのセットの冗長なセグメントを含み、各対応するセグメント対は、MCU200のピンに提供されるビットを表す。図18に例示されるように、各ビットに対して2つの導電性セグメント176(1つは冗長である)を有する5ビットシステムに対して10個の導電性セグメント176が提供される。したがって、連結壁112の4つの接触アーム173により、トラック174は、内壁114に対する連結壁112の20個の異なる検知された回転位置に対応する18度の分解能を有する。壁112、114の20個の異なる検知された相対的な回転位置は、本明細書で説明される投与量設定部材32の20個の異なる回転増分の投与量設定位置に対応している。導電性セグメント176の各ビット対は、対応するセンサ182と電気的に通信している。言い換えれば、各センサ182は、90度離間される2つの導電性セグメント176に電気的に連結され、それにより、5つのステップごとにビットの冗長性およびコードの繰り返しを提供する。例示された実施形態では、各センサ182は、MCU200の入力ピンを含む。
図18の表184は、例示的な実施形態の摺動接触システムの例示的な符号化方式を例示する。例示のために、表184は、導電性トラック174に対する接触リング172の完全回転の半分(10個の増分位置)に対する符号化方式のみを示し、完全回転の第2の半分は、表184に示される符号化方式の繰り返しである。接触リング172は、短絡して、5つの位置の各々において単一のセンサ信号線を接地する。このように、この符号化方式では、2つの接点173と係合される一対のセグメント176に対応するビットは、論理値ゼロを有し、残りのビットは、1の論理値を有する。表184では、各CODE列(1〜5)は、センサ182に対応している。接点173が第1のセンサ182に連結された一対のセグメント176と係合されている状態で、壁112が第1の回転位置にあるとき、第1のビットは、論理0に変化し、残りのビットは、論理1のままである。同じ接点173が第2のセンサ182に連結されたセグメント対176に係合されている状態で、連結壁112が第2の回転位置に移動すると、第1のビットは、論理1に戻るように変化し、第2のビットは、論理0に変化し、残りのビットは、論理1のままである。したがって、壁112、114の相対的な回転位置の各増分変化に対して、2つのビットが変化する。例示された実施形態では、MCU200の制御論理は、ビット状態移行中の機械的部分の公差および/または跳ね返りによって生成されるビットシーケンスなどのビット状態間の移行中に検出される不要なビットシーケンスを取り除くように動作可能である。
代替的な実施形態では、導電性トラック174は、4つの冗長導電性セグメント176を含む壁114の周りに180度に延在する8つの導電性セグメント176を有する4ビットシステムを提供し得る。他の好適な数の導電性セグメント176、および3ビットまたは6ビットシステムなどの対応するビットを提供し得る。
図19および20を参照すると、図18の摺動接触システムの別の概略図を例示する。導電性トラック174は、接地セグメント175に対して平行でかつそこから軸方向にオフセットされ、接地セグメント175の長さ(例えば、壁114の周りに180度)に延在する導電性セグメント178をさらに含む。導電性セグメント178は、注射開始(SOI)トラックとして機能し、投与量検出モジュール20の第1の動作モード(ダイヤル)と第2の動作モード(注射)との間を区別するために使用される。図19は、第2のハウジング部分104が軸方向に圧縮されておらず、かつ第1のハウジング部分102に回転可能に係止されているときの、すなわち、注射開始前の、第1の動作モードにおける接触リング172の軸方向位置を例示する。このモードでは、接触リング172の接触アーム173は、導電性セグメント178には係合するが、接地セグメント175には係合しない。導電性セグメント178は、MCU200の入力ピン183に電気的に接続され、通常は高(論理1)に設定されて、注射開始の検出を可能にする。各センサ入力はまた、MCU200の内部抵抗器およびセグメント178が接地から接続解除されているため、高に引き上げられる。注射モードでないとき(第2のハウジング部分104が圧縮されていないとき)、MCU200は、5つのセンサ入力182を定期的に確認するため、かつセンサ入力のうちの1つが接地に短絡されていることに基づいて相対的な回転位置を決定するためなど、ピン183を低に(接地に)押し込むように動作可能である。
図20は、第2のハウジング部分104が軸方向に圧縮され、かつ第1のハウジング部分102から回転可能に連結解除されているときの第2の動作モードにおける接触リング172の軸方向位置を例示する。第2のモードでは、内壁114は、接触リング172に対して軸方向に移動し、それにより、接触リング172の2つの接触アーム173は、接地セグメント175には係合するが、導電性セグメント178には接触しない。2つの接触アーム173をセグメント178(通常は論理1での)から接地セグメント175に移行させることによって、センサ入力のうちの1つが接地に短絡され、それによってMCU200が注射開始を検出する。一実施形態では、MCU200は、注射開始を検出すると、全電力モードに覚醒する。したがって、MCU200は、投与量検出モジュール20の動作の第1の動作モードと第2の動作モードとの間を区別するように動作可能である。金属リング172が図20に示される軸方向位置に移行した後、モジュール20は、連結壁112が内壁114に対して回転すると回転増分変化をカウントして吐出された薬物の投与量を検出する準備が整う。例示された実施形態では、MCU200は、注射事象全体を通して投与量設定部材32の回転増分に対応するセンサ状態の変化をカウントすることによって、ハウジング部分102、104の相対的な回転を検出するように構成されている。回転増分の総数は、装置10によって吐出される薬物の量に対応している。金属リング172がセグメント178に戻るように移行すると、全てのセンサ入力が高(論理1)に引き上げられ、これによって、MCU200は、注射が完了したことを検出する。
注射が完了すると、モジュールから圧力が除去され、接触リング172が、図19に示される位置に戻る。この位置では、システムは、装置が静止している間に、第1のハウジング部分102に対する第2のハウジング部分104の回転位置を連続的にまたは時折検出するように動作可能である。具体的には、接触アーム173のうちの2つが、導電性SOIセグメント178と係合され、他の2つの接触アーム173が、センサ入力S1〜S5の1対と係合され、これによって、壁112および114の相対的に静止した回転位置の提示を提供する。SOIトラック178は、プロセッサによって低にされ、これが、接触アームによって触れられたセンサを低に引き下げ、それにより、センサ状態を静止位置で確認することができる。
一実施形態では、前の注射の最後の休止位置は、新しい注射のための第1のステップとして取られ、それにより、第1のステップにおけるジャンプが捕捉され、適切であれば修正される。回転中にまたは最初のもしくは最後のステップであっても、いくつかのステップが見逃された場合、SOIの読み取りを使用して、注射された投与量を正確に回復させる。この実施形態では、注射の終了時にSOIが低にしか駆動されないので、追加の電流消費は生じない。
任意選択的に、静止位置でのみ壁またはSOIトレースの直径をわずかに増加させることによってなど、静止位置に対応してわずかに増加された直径が、適所に置かれる。これは、注射中にハウジング部分間の摩擦トルクを増加させることなく、静止位置を確実に読み取る可能性を高める。
再び図15を参照すると、ペン存在スイッチ130は、モジュール20のペン10への取り付けを通知するために、RTC/FTO回路202の入力に送付される。一実施形態では、1つのスイッチ130は、通常、開(NO)であり、他のスイッチ130は、通常、閉(NC)である。モジュール20が着脱されると、回路202の存在信号入力は、低(論理0)であり、モジュール20は、電源オフのままである。モジュール20がペン10に取り付けられると、NOスイッチ130が閉じ、NCスイッチ130が開き、存在信号を回路202の入力に出力する。ペン存在信号に応答して、回路202は、MCU200の電源をオンにすることを可能にする。一実施形態では、信号に応答して、MCU200は、低電力/深いスリープモード(例えば、150nA)に電源をオンにし、かつ完全に電源をオンに移行する前に、摺動接触移動の検出を待機する。別の実施形態では、信号に応答して、MCU200は、所定の非活動期間(例えば、摺動接触移動の検出がない)後に低電力モード(スリープ状態)に入る前に、完全に電源をオンにする。ペン存在信号は、モジュール20が装置10に取り付けられていないとき(すなわち、モジュール20の取り扱い中の不要な摺動接触移動のために)、システム140の不要な覚醒を回避するように機能し得る。
一実施形態では、RTC/FTO回路202は、回路202が低電力消費を有するので、常に電源をオンにされる(MCU200の電源オフモードであっても)。一実施形態では、スイッチ130が係合されるたびに、MCU200は、常に少なくとも低電力モードにある。モジュール200は、MCU200の制御下で(モジュール200が装置10から接続解除されたときおよび/または所定の非活動期間後など)、完全な電源オンモードから低電力モードに移行するように動作可能であり、この状態からの覚醒は、スイッチ130の作動または摺動接触センサの検出された移行によって行われる。
図21は、図15の電子機器アセンブリ140の動作の例示的なシーケンスを例示する。
モジュール20を装置10に取り付けるための例示的な使用モードでは、ユーザは、モジュール20の視覚的整列特徴部(複数可)(例えば、図6の特徴部135)を整列させ、装置10およびモジュール20は、装置10の投与量設定部材32にスナップ嵌めされる。係止機構(例えば、歯164およびスロット162)は、回転センサの適切な整列を確実にする。モジュール20が装置10のボタン42に触れると、存在スイッチ130は、MCU200を電源オフ状態から電源オンにトリガする。一実施形態では、取り付け中の誤った注射事象のいかなる検出も、MCU200によって無視される。モジュール20の電源がオンにされ、使用される準備が整うと、指標灯122は、緑色に点灯する。
投与量をダイヤルするための例示的な使用モードでは、モジュール20が、装置10のハウジング12に対して回転され、そのような回転が、投与量設定部材32まで並進されて、ダイヤル部材36を所望の投与量までねじ込む。例示された実施形態では、電子モジュール20は、この段階中に信号変動が典型的にモジュール20によって捕捉されないため、ダイヤル事象を認識しない。
投与量を注射するための例示的な使用モードでは、モジュール20のキャップ部分116が、ハウジング12に対して押圧されて注射を開始する。軸方向力は、モジュール20内の係止機構と吐出装置10のクラッチとの係合を解除し、第1のハウジング部分102は、第2のハウジング部分104に対して自由に回転し、ダイヤル部材36は、装置10のボタン42に対して自由に回転する。接触アーム173が接地パッド175に触れるとすぐに、ハウジング部分102、104の最初の小さな相対的な軸方向移動の(係止機構の係合解除中の)いくつかのセンサは、論理1から論理0に移行し、これが、MCU200を覚醒させ、ブート処理/確認/検知監視を開始させるだろう。注射が終了すると、ユーザは、キャップ部分116を解放し、MCU200は、キャップ部分116のアサーション解除後の特定のタイムアウト期間まで注射事象を捕捉し、投与量情報を格納し、LEDフィードバックを提供し(例えば、補足された投与量、送信など)、遠隔スマートフォンで稼働しているアプリを自動的に更新するためにBLE活動を開始する。一実施形態では、BLE活動は、広告段階(30秒のタイムアウトを有する)と、関連データが送信される接続段階とを含む。送信が失敗した場合、スマートフォンとのモジュール20の手動同期により、後で投与量情報を送信することが可能である。送信後、モジュール20は、再び深いスリープ状態(低電力モード)に移行する。
装置10からモジュール20を着脱するための例示的な使用モードでは、モジュール20は、モジュール20を装置10から必要な力で引っ張ることによって着脱される。例示的な実施形態では、モジュール20が接続解除されると、存在スイッチ130は、アサート解除されるだろう。これに応答して、MCU200は、MCU200の電源オフのためのシステムを準備し、電源オフモードは、次のモジュール200が装置10に取り付けられるまで維持されるだろう。
図22を参照すると、モジュール300のさらなる例示的な実施形態を示す。図22では、モジュール300は、下部分304から上部分306まで延在する連続した壁部材302を含む。下部分304は、スカート38と連結される。下部分304は、下部分304を吐出装置10に取り付けるために、投与量設定部材32の外部表面、例示的にはスカート38に係合するようにサイズ決めされた環状リング部分308を含む。下部分304の内部表面310は、複数の表面特徴部、例示的には可変サイズの突起および溝を含み、これは、スナップ嵌めまたは締まり嵌めなどによって、スカート38の対応する表面特徴部(例えば、溝)に係合してそこに連結するようにサイズ決めされるが、任意の他の好適な締結機構が、代替的に、壁部材302の下部分304を投与量設定部材32に解放可能に連結するために使用され得る。例示的な実施形態では、表面特徴部は、投与量検出モジュール300の吐出装置10への機械的キー付けを提供する。
壁部材302の上部分306は、外壁120の内部肩部314に対して受容される外方に延在するフランジ312を含む。薬物吐出装置10のスカート38からモジュール300を取り外すことが望まれるとき、ユーザは、ペンの本体を把持しながら、モジュールを上方に引っ張る。フランジ312と肩部314との協働が、モジュール300の壁120に対する上方の力を伝達して、モジュールをスカート38から分離するための堅固な機械的接続を提供する。これは、例えば、装着カラー124に対する内壁114の溶接または摩擦嵌合を含む、モジュールアセンブリの他の部分に応力が加えられることを回避する。
図23〜25を参照すると、外壁120と壁部材302との間の例示的な連結システムを示す。図23には、内部表面322の周りに等しく離間された一連の上方に配向される歯320を含む外壁120の斜視図を示す。図24には、壁部材302の斜視図を示す。壁部材302は、外部表面326の周りに離間された一連の下方に配向される歯324を含む。歯324は、壁部材302が外壁120内に受容されたときに、歯320内に受容されるように形状決めされ、かつ位置付けられる。例示的には、外壁120は、20個の歯を含み、壁部材302は、4つの歯を含むことができるが、他の好適な構成を提供してもよい。歯は、一緒に移動すると容易に噛み合うように構成されている。例えば、歯324は、薬物投与量の単位を設定するための離散位置に対応するように提供され得る歯320によって示される20の離散位置のうちのいずれか1つに収まるように形成される。
投与量設定中に、外壁120は、歯320を歯324と係合させる方向にばね付勢される。これは、外壁120および壁部材302を一緒に回転可能に連結し、それによって投与量設定部材およびモジュールを連結する。モジュールが投与量を吐出するように押圧されると、相補的な歯320および324が分離し、壁部材302を外壁120から連結解除させ、かつ外壁120に対して回転させる。
図25を参照すると、相補的な歯320および324に関するさらなる例示的な詳細を提供する。歯324は、投与量設定中に存在するような連結位置で図25に示され、外壁120は、壁部材302に対してその最上位置にある。相補的な歯の係合は、外壁120の回転が投与量設定に影響を及ぼさせるように、この状態における十分な係合を提供する。モジュールによって提供されるより大きな表面積は、ユーザによるこの投与量設定を容易にする。相補的な歯の協働によって、システムの過度のトルクを防止する。歯は、所定量を超えて回転力が加えられた場合に、係合解除を生じさせるように構成されている。この係合解除は、例えば、歯324の傾斜端部分を歯320の傾斜端部分に沿って上昇させ、それによって壁部材302を外壁120から軸方向に離れるように移動させる、歯プロファイルを提供することによって生じさせることができる。歯324および歯320の傾斜端部分はまた、歯324の歯320との再係合を誘導し、かつ壁部材302および外壁120が互いに向かって軸方向に後退する際に、それらが互いに係合されることを確実にする。
例示的には、第2の態様において、薬物吐出装置に取り外し可能に取り付け可能な投与量検出モジュールを提供する。薬物吐出装置は、装置本体、投与量設定部材、およびアクチュエータを含む。投与量設定部材は、投与量に関連して投与量吐出中に装置本体に対して螺旋状に運動する。投与量設定部材はまた、投与量設定部材を装置本体に対して回転させる際に使用するための露出された円周面を含む。アクチュエータは、投与量吐出中に投与量設定部材と共に螺旋状に運動し、投与量吐出中に装置本体に対して回転することなく並進する。
モジュールは、連結構成要素、投与構成要素、および電子機器アセンブリを備える。連結構成要素は、投与量設定部材に軸方向にかつ回転可能に固定されるように構成されている。投与構成要素は、薬物吐出装置の投与量設定動作中に、投与構成要素が連結構成要素に軸方向にかつ回転可能に固定される第1の動作モードを有する。投与構成要素は、投与構成要素がアクチュエータに軸方向にかつ回転可能に固定され、連結構成要素が投与構成要素に対して回転可能である第2の動作モードを有する。電子機器アセンブリは、投与量吐出中の投与構成要素に対する連結構成要素の回転を検出するように動作可能な回転センサを含む。
モジュールは、薬物吐出装置に取り外し可能に取り付けることができる。薬物吐出装置に装着されている間、モジュールは、装置の通常の動作を妨げない。しかしながら、モジュールは、投与量設定構成要素を回転させるように投与量設定中に有用であり、かつ吐出される投与量を示す連結構成要素の相対的な回転の検出を可能にするように投与量投与中に有用である投与構成要素を提供する。
開示されたモジュールおよび薬物吐出装置は、投与量吐出を決定するための便宜的な方法を可能にする。例示的には、本明細書で説明される種類の薬物吐出装置を動作させる方法を開示する。具体的には、薬物吐出装置は、装置本体、投与量設定部材、およびアクチュエータを含む。投与量設定部材は、投与量設定および投与量吐出の両方の間に、装置本体に対して螺旋状に運動し、かつ装置本体に対して投与量設定部材を回転させる際に使用するための露出された円周面を含む。アクチュエータは、投与量設定中に投与量設定部材と共に螺旋状に運動し、かつ投与量吐出中に装置本体に対して回転せずに並進する。本方法は、モジュールを薬物吐出装置に取り付けることを含み、モジュールは、連結構成要素、投薬構成要素、および電子機器アセンブリを備える。連結構成要素は、投与量設定部材の露出された円周面に取り付けられるように構成された連結表面を含み、連結表面は、露出された円周面に取り付けられて、連結構成要素を投与量設定部材に軸方向にかつ回転可能に固定する。
モジュールは、投与構成要素が連結構成要素に軸方向にかつ回転可能に連結構成要素に係止される第1の動作モードにされる。投与構成要素は、装置本体に対して回転され、それによって投与量設定部材を回転させて吐出のための投与量を設定する。投与構成要素および連結構成要素は、投与量設定中に回転し、かつ一緒に並進する。次に、投与構成要素は、連結構成要素に向かって遠位方向に第1の距離だけ軸方向に変位されて、モジュールを第2の動作モードにする。第2の動作モードでは、連結構成要素は、もはや投与構成要素に回転可能に係止されず、投与構成要素は、アクチュエータと共に軸方向にかつ回転可能に係止される。次に、投与構成要素は、遠位方向にさらなる距離だけ軸方向に変位され、投与量を吐出する。投与量吐出中に、投与量設定部材および連結構成要素は、投与構成要素およびアクチュエータに対して回転する。回転センサは、投与構成要素に対する連結構成要素の回転を検出するために使用され、投与量は、そこから導出される。
Claims (21)
- 薬物投与量を検出するための薬物吐出装置であって、
装置本体と、
前記装置本体に取り付けられ、かつ前記装置本体に対する回転軸の周りで回転可能な投与量設定部材であって、投与量設定中および投与量吐出中に、前記装置本体に対して軸方向に移動し、かつ回転する、投与量設定部材と、
前記装置本体に取り付けられたアクチュエータであって、前記アクチュエータが、投与量設定中に前記装置本体に対して前記投与量設定部材と共に軸方向に移動し、かつ回転し、前記アクチュエータが、投与量吐出中に前記装置本体に対して軸方向にかつ回転不能に移動し、前記投与量設定部材が、吐出される投与量に関連して投与量吐出中に前記アクチュエータに対して回転する、アクチュエータと、
前記投与量設定部材に軸方向にかつ回転可能に固定された連結構成要素と、
投与構成要素であって、前記投与構成要素は、前記投与構成要素が前記連結構成要素に軸方向にかつ回転可能に固定される、投与量設定中の第1の動作モードを有し、前記連結構成要素が前記投与構成要素に対して回転可能であり、かつ前記投与構成要素が前記アクチュエータに軸方向にかつ回転可能に固定される、投与量吐出中の第2の動作モードを有する、投与構成要素と、
投与量吐出中の前記投与構成要素に対する前記連結構成要素の回転を検出するように動作可能な回転センサを含む電子機器アセンブリと、を備える、薬物吐出装置。 - 前記連結構成要素が、前記第2の動作モードでは、前記投与構成要素と接触しない、請求項1に記載の薬物吐出装置。
- 前記投与量設定部材が、前記投与量設定部材を前記装置本体に対して回転させる際に使用するための露出された円周面を含み、前記投与構成要素が、内壁および外壁を含み、前記連結構成要素が、前記内壁と前記外壁との間に受容された連結壁を含み、前記連結構成要素が、前記内壁を越えて遠位に延在し、かつ前記投与量設定部材の前記露出された円周面に取り付けられた連結部分を含む、請求項1に記載の薬物吐出装置。
- 前記外壁が、前記投与量設定部材の前記露出された円周面の少なくとも一部分に径方向に重なるように遠位に延在している、請求項3に記載の薬物吐出装置。
- 前記投与構成要素の前記内壁および前記外壁が、前記連結構成要素の前記連結壁に対して軸方向に移動可能である、請求項3に記載の薬物吐出装置。
- 前記第1の動作モードでは、前記連結構成要素を前記投与構成要素に回転可能に係止するように動作可能な係止機構をさらに備える、請求項3に記載の薬物吐出装置。
- 前記係止機構が、前記連結構成要素の前記連結壁を前記投与構成要素の前記内壁および前記外壁の一方に回転可能に係止するように動作可能である、請求項6に記載の薬物吐出装置。
- 前記第1の動作モードでは、前記連結構成要素を前記投与構成要素に回転可能に係止するように動作可能な係止機構をさらに備える、請求項1に記載の薬物吐出装置。
- 前記装置本体に対する前記投与構成要素の遠位軸方向移動が、前記投与構成要素に対する前記連結構成要素の回転を可能にするように前記係止機構を係合解除するように動作可能である、請求項8に記載の薬物吐出装置。
- 前記装置本体に対する前記投与構成要素の遠位軸方向移動が、投与量吐出中の前記アクチュエータに対する前記投与量設定部材の回転を可能にするように前記投与量設定部材を前記アクチュエータから係合解除するようにさらに動作可能である、請求項9に記載の薬物吐出装置。
- 前記係止機構が、前記連結構成要素および前記投与構成要素から軸方向に延在する互いに面する歯を含む、請求項8に記載の薬物吐出装置。
- 前記投与量設定部材が、前記投与量設定部材を前記装置本体に対して回転させる際に使用するための露出された円周面を含み、前記投与構成要素が、内壁および外壁を含み、前記連結構成要素が、前記内壁と前記外壁との間に受容された連結壁を含み、前記連結構成要素が、前記内壁を越えて遠位に延在し、かつ前記投与量設定部材の前記露出された円周面に取り付けられた連結部分を含む、請求項11に記載の薬物吐出装置。
- 前記互いに面する歯が、前記連結構成要素の前記連結壁、ならびに前記投与構成要素の前記内壁および前記外壁の一方上に形成されている、請求項12に記載の薬物吐出装置。
- 前記装置本体に取り外し可能に取り付けられたモジュールを備え、前記モジュールが、前記投与構成要素、前記連結構成要素、および前記電子機器アセンブリを含む、請求項1に記載の薬物吐出装置。
- 薬物吐出装置に取り外し可能に取り付け可能な投与量検出モジュールであって、
前記薬物吐出装置が、装置本体、投与量設定部材、およびアクチュエータを含み、
前記投与量設定部材は、投与量吐出中に、投与量に関連して、前記装置本体に対して螺旋状に運動し、前記投与量設定部材は、前記投与量設定部材を前記装置本体に対して回転させる際に使用するための露出された円周面を含み、
前記アクチュエータは、投与量設定中に、前記投与量設定部材と共に螺旋状に運動し、投与量吐出中には、前記装置本体に対して回転せずに並進し、
前記投与量検出モジュールが、
前記投与量設定部材に軸方向にかつ回転可能に固定されるように構成された連結構成要素と、
投与構成要素であって、前記投与構成要素が、前記薬物吐出装置の投与量設定動作中に前記連結構成要素に軸方向にかつ回転可能に固定される第1の動作モード、および前記投与構成要素が、前記アクチュエータに軸方向にかつ回転可能に固定され、前記連結構成要素が、前記薬物吐出装置の投与量吐出中に前記投与構成要素に対して回転可能である第2の動作モードを有する投与構成要素と、
前記投与構成要素に取り付けられた電子機器アセンブリであって、投与量吐出中の前記投与構成要素に対する前記連結構成要素の回転を検出するように動作可能な回転センサを含む電子機器アセンブリと、を備える、投与量検出モジュール。 - 前記連結構成要素が、前記第2の動作モードでは、前記投与構成要素と接触しない、請求項15に記載の投与量検出モジュール。
- 前記第1の動作モードでは、前記連結構成要素を前記投与構成要素と回転可能に係止する係止機構をさらに備え、
前記係止機構が、前記連結構成要素および前記投与構成要素から軸方向に延在する互いに面する歯を含み、前記歯が、所定の量を超えて前記投与構成要素から前記連結構成要素に回転力が加えられた場合に、前記投与構成要素を前記連結構成要素から係合解除させるように構成されている、請求項15に記載の投与量検出モジュール。 - 前記投与構成要素が、内壁および外壁を含み、前記連結構成要素が、前記内壁と前記外壁との間に受容された連結壁を含み、前記連結構成要素が、前記内壁を越えて遠位に延在し、かつ前記連結構成要素を前記投与量設定部材に取り付けるための前記投与量設定部材の前記露出された円周面に取り付けられるように構成された連結部分を含む、請求項15に記載の投与量検出モジュール。
- 前記外壁が、近位に面する表面を有する内方に配向された肩部を含み、前記連結壁が、前記肩部の前記近位に面する表面に隣接して受容される外方に配向されたフランジを含む、請求項18に記載の投与量検出モジュール。
- 前記外壁が、前記投与量検出モジュールを前記薬物吐出装置に搭載する際に、前記投与量設定部材の前記露出された円周面の少なくとも一部分と径方向に重なるように遠位に延在している、請求項18に記載の投与量検出モジュール。
- 薬物吐出装置を動作させる方法であって、
前記薬物吐出装置が、装置本体、投与量設定部材、およびアクチュエータを含み、
前記投与量設定部材は、投与量吐出中に、投与量に関連して、前記装置本体に対して螺旋状に運動し、前記投与量設定部材は、前記投与量設定部材を前記装置本体に対して回転させる際に使用するための露出された円周面を含み、
前記アクチュエータは、投与量設定中には、前記投与量設定部材と共に螺旋状に運動し、投与量吐出中には、前記装置本体に対して回転せずに並進し、
前記方法が、
前記薬物吐出装置にモジュールを取り付けることであって、前記モジュールが、連結構成要素、投与構成要素、および電子機器アセンブリを備え、前記連結構成要素が、前記投与量設定部材の前記露出された円周面に取り付けられるように構成された連結面を含み、前記取り付けることが、前記連結構成要素を前記投与量設定部材に軸方向にかつ回転可能に固定するように、前記連結面を前記露出された円周面に取り付けることを含む、取り付けることと、
前記モジュールを、前記投与構成要素が前記連結構成要素に軸方向にかつ回転可能に係止される第1の動作モードにすることと、
前記投与構成要素を前記装置本体に対して回転させ、それによって前記投与量設定部材を回転させて、吐出のための投与量を設定することであって、前記投与構成要素および前記連結構成要素が、投与量設定中に一緒に回転および並進して設定することと、
前記連結構成要素に向かって遠位方向に第1の距離だけ前記投与構成要素を軸方向に変位させて、前記モジュールを、前記連結構成要素が前記投与構成要素から回転可能に係止解除され、かつ前記投与構成要素が前記アクチュエータと軸方向にかつ回転可能に係止される第2の動作モードにすることと、
前記投与量を吐出するように前記遠位方向にさらなる距離だけ前記投与構成要素を軸方向に変位させることであって、前記投与量設定部材および前記連結構成要素が、投与量吐出中に前記投与構成要素および前記アクチュエータに対して回転して変位させることと、
投与量吐出中の前記投与構成要素に対する前記連結構成要素の回転量に基づいて、投与量吐出を決定することと、を含む方法。
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