JP2019522331A - セラミックボディおよび少なくとも1つのシールディングエレメントを備える真空インタラプタおよび当該真空インタラプタを製造する方法 - Google Patents

セラミックボディおよび少なくとも1つのシールディングエレメントを備える真空インタラプタおよび当該真空インタラプタを製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、請求項1の前段に記載の、セラミックボディと、固定接点および可動接点の領域の周囲に配置された少なくとも1つの管状の内側シールディングとを備える真空インタラプタであって、セラミックボディは、両端部において金属キャップによって真空密閉式に閉鎖されている、真空インタラプタに関する。前記中間シールディングの位置決めを向上させかつ前記中間シールディングを容易な手段によって最終位置に固定するために、本発明は、セラミックボディの内面に、直径を減少させる一体化されたカラーが設けられており、シールディングに、前記一体化されたカラーに適応させられた、その構造において相補的な外側バルジまたは突出部が設けられており、これにより、シールディングが、前記カラーの一方の側に対して配置され、かつリング状のカウンターエレメントによってカラーの反対側においてその位置に固定される、というものである。

Description

本発明は、請求項1の前段に記載の、セラミックボディと、固定接点および可動接点の領域の周囲に配置された少なくとも1つの管状の内側シールディングとを備え、セラミックボディは、両端部において金属キャップによって真空密閉式に閉鎖されている、真空インタラプタおよび請求項4記載の、請求項1の前段に記載の当該真空インタラプタを製造する方法に関する。
浮遊電位に対するシールディングを形成するために使用される真空インタラプタの実際のソリューションは、2つのセラミックを有し、これらの2つのセラミックの間に中間シールドがろう接されることである。金属部分を固定させることができるボードを得るためにセラミックシリンダ内に溝または段部が存在するので、1つのセラミック内に中間シールドを固定するために、当該技術分野において利用可能な幾つかのその他のソリューションが存在する。全てのこれらのソリューションは多数の部材を必要とするまたはシールドにおいて節どりを得るために必要とされる工具が存在する。
別の問題は、72kV以下のレベルにおける低電圧または中電圧において使用されるこのような真空インタラプタの技術的性能にとって重要な、シールディングを所定の位置に固定することである。
したがって、本発明の目的は、前記中間シールディングの位置決めを向上させかつ前記中間シールディングを容易な手段で最終位置に固定することである。
それによれば、セラミックボディと、固定接点および可動接点の領域の周囲に配置された少なくとも1つの管状の内側シールディングとを備え、セラミックボディは、両端部において金属キャップによって真空密閉式に閉鎖されている真空インタラプタのための発明は、セラミックボディの内面に、直径を減少させる一体化されたカラーが設けられており、シールディングには、前記一体化されたカラーに適応させられた、その構造において相補的な外側バルジまたは突出部が設けられており、これにより、シールディングが、前記カラーの一方の側に対して配置され、かつリング状のカウンターエレメントによってカラーの反対側においてその位置に固定されるようになっていることである。
別の有利な実施の形態において、リング状のカウンターエレメントは、ワイヤ渦巻ばねであり、さらに、シールディングの接点ばねである。
別の有利な実施の形態において、リング状のカウンターエレメントの位置を固定するために、シールディングには、周方向の凹んだ溝または局所的な直径減少トレンチが設けられている。
別の有利な実施の形態において、リング状のカウンターエレメントは、いわゆるウォームばね(細長い螺旋状のばね)である。
セラミックボディと、固定接点および可動接点の領域の周囲に配置された少なくとも1つの管状の内側シールディングとを備える真空インタラプタ内にシールディングを組み立てる方法であって、セラミックボディは、両端部において金属キャップによって真空密閉式に閉鎖されている方法によれば、発明は、セラミックボディの内面に、直径を減少させる一体化されたカラーが設けられており、シールディングに、その構造において相補的な外側バルジまたは突出部が設けられており、シールディングは、前記カラーの一方の側に対して位置決めされ、かつリング状のカウンターエレメントによってカラーの反対側においてその位置に固定され、リング状のカウンターエレメントの組立て後、真空インタラプタは、ろう接プロセスによって処理され、ろう接プロセスの後、金属部分は、セラミックボディよりも大きく収縮する傾向があり、これにより、シールディングは、真空インタラプタのセラミックボディ内のカラーにおいて最終位置に正確に嵌合する、というものである。
その別の有利な実施の形態において、ウォームばねは、基本的なばねワイヤから予備製造され、これにより、第1のステップにおいて、ウォームばねはコーティング材料によって処理され、第2のステップにおいて、必要な長さに切断し、第3のステップにおいて、シールディングにおける前記位置に位置決めされる。それと同様なのは、らせん状接点エレメントを得る場合である。
発明の1つの実施の形態が図示されている。
発明の1つの実施の形態が図示されている。
真空インタラプタは、ここには示されていない、固定接点および可動接点の領域の周囲に配置された少なくとも1つの管状の内側シールディングを備えるセラミックボディによって真空密閉式に包囲されており、セラミックボディは、両端部において金属キャップによって真空密閉式に閉鎖されている。発明に関して、セラミックボディの内面には、直径を減少させる一体化されたカラーが設けられている。このカラーは、管状の円筒形のセラミックボディの一体化された部分である。シールディングには、前記一体化されたカラーに適応させられた、その構造において相補的な外側バルジまたは突出部が設けられており、これにより、シールディングは、前記カラーの一方の側に対向して配置され、リング状のカウンターエレメントによってカラーの反対側においてその位置に固定される。リング状のカウンターエレメント自体は、シールディングにおける溝またはトレンチにおいてかつ加えて前記カラーの下縁部に対してこの位置に安全に位置する。それにより、シールディングは、銀めっきされた部分により、その位置に安全にロックされ、ばねは、その部分が銅から形成されている場合、加熱処理プロセスの間にシールディングにろう接され、ろう接は現場で行われる。さらに、リング状のカウンターエレメントは、ウォームばねである。ウォームばねは、基本的なばねワイヤから予備製造され、これにより、第1のステップにおいて、ウォームばねはコーティング材料によって処理され、第2のステップにおいて、必要な長さに切断し、第3のステップにおいて、シールディングにおける前記位置に位置決めされる。
このような真空インタラプタを製造する方法は、セラミックボディの内面に、前述のように、直径を減少させる一体化されたカラーが設けられており、シールディングに、その構造において相補的な外側バルジまたは突出部が設けられており、シールディングは、前記カラーの一方の側に対向して位置決めされ、リング状のカウンターエレメントによってカラーの反対側においてその位置に固定され、リング状のカウンターエレメントの組立て後、真空インタラプタは、ろう接プロセスによって処理され、ろう接プロセスの後、金属部分は、セラミックボディよりも大きく収縮する傾向があり、これにより、シールディングは、真空インタラプタのセラミックボディの内側のカラーにおいてその最終位置に正確に嵌合する、というものである。
したがって、金属シールディングを1つのセラミック部分に固定するためのこの単純なソリューションを得るために、上述のように、内側ボードが使用され、成形されたシールディングをボードに配置することができる。ボードの他方の側に、ウォームばねエレメントが配置され、ウォームばねエレメントは金属シールディングの溝またはトレンチの内側に嵌合する。挿入された金属シールドと組み合わされたジグの適用により、セラミックカラーがその間に配置される。
シールドが銅から形成され、ばねまたはウォームばねが、銀で被覆された金属部分から形成される場合、ろう接合金は現場で確立される。セラミックと比較した金属シールドのろう接および熱膨張の間、金属部分は、環境温度への冷却中にセラミック段部へ収縮する。その効果により、部分は、セラミックボードへの締付けにより固定され、浮遊電位に固定される。
1 セラミックボディ、絶縁体
2 シールディング、中間シールディング
3 バルジ、突出部
4 一体化されたカラー
5 ワイヤばね、ウォームばね
6 溝または直径減少トレンチ

Claims (7)

  1. 真空インタラプタであって、セラミックボディと、固定接点および可動接点の領域の周囲に配置された少なくとも1つの管状の内側シールディングとを備え、前記セラミックボディは、両端部において金属キャップによって真空密閉式に閉鎖されている真空インタラプタにおいて、
    前記セラミックボディの内面に、直径を減少させる一体化されたカラーが設けられており、前記シールディングには、前記一体化されたカラーに適応させられた、相補的な形状の外側バルジまたは突出部が設けられており、これにより、前記シールディングが、前記カラーの一方の側に対向して配置され、かつリング状のカウンターエレメントによって前記カラーの反対側において位置的に固定されるようになっていることを特徴とする、真空インタラプタ。
  2. 前記リング状のカウンターエレメントは、ワイヤ渦巻ばねであり、さらに、前記シールディングの接点ばねであることを特徴とする、請求項1記載の真空インタラプタ。
  3. 前記リング状のカウンターエレメントの位置を固定するために、前記シールディングには、周方向の凹んだ溝または局所的な直径減少トレンチが設けられていることを特徴とする、請求項1または2記載の真空インタラプタ。
  4. 前記リング状のカウンターエレメントは、いわゆるウォームばねであることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の真空インタラプタ。
  5. セラミックボディと、固定接点および可動接点の領域の周囲に配置された少なくとも1つの管状の内側シールディングとを備える真空インタラプタ内にシールディングを組み立てる方法であって、前記セラミックボディは、両端部において金属キャップによって真空密閉式に閉鎖されている方法において、
    前記セラミックボディの内面に、直径を減少させる一体化されたカラーが設けられており、前記シールディングに、相補的な形状の外側バルジまたは突出部が設けられており、前記シールディングは、前記カラーの一方の側に対向して位置決めされ、かつリング状のカウンターエレメントによって前記カラーの反対側において位置的に固定され、前記リング状のカウンターエレメントの組立て後、前記真空インタラプタは、ろう接プロセスによって処理され、該ろう接プロセスの後、金属部分は、前記セラミックボディよりも大きく収縮する傾向があり、これにより、前記シールディングは、前記真空インタラプタの前記セラミックボディ内の前記カラーにおいてその最終位置に正確に嵌合することを特徴とする、方法。
  6. 前記ウォームばねは、基本的なばねワイヤから予備製造され、これにより、第1のステップにおいて、前記ウォームばねはコーティング材料によって処理され、第2のステップにおいて、必要な長さに切断し、第3のステップにおいて、前記シールディングにおける前記位置に位置決めされることを特徴とする、請求項5記載の方法。
  7. 前記ウォームばねは、基本的なばねから予備製造され、接点ばね部分のための適用において使用されることを特徴とする、請求項6記載の方法。
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