JP2019517594A - 殺有害生物組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は殺有害生物組成物に関する。本発明は特に、式(I)の化合物および、さらなる活性成分を含む組成物に関する。このような組成物は、有害生物の防除および/または作物植物の収率向上に有用である。

Description

本発明は、殺有害生物(pesticidal)組成物に関する。本発明は特に、式(I)の化合物と、
Figure 2019517594
さらなる活性成分とを含む組成物に関する。このような組成物は、有害生物の防除および/または作物植物の収率向上に有用である。
一定の置換6−アニリノプリン誘導体は、サイトカイニンオキシダーゼを阻害することで技術分野において公知(例えば国際公開第2009/003428号)であり、従って、植物中のサイトカイニンレベルの制御に有用であり得る。
本発明によれば、(A)式(I)の化合物と、
Figure 2019517594
(式中、Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、アルキルオキシおよびアルキルからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基を表し;
ならびに、R2は、アミノ、ハロゲン、ニトロ、チオ、アルキルチオおよびアルキルからなる群から選択される)
(B)少なくとも1種のさらなる活性成分とを含む組成物が提供されている。
一定の式(I)の化合物において、Rはメトキシである。一定の式(I)の化合物において、R2はハロゲンである。一定の式(I)の化合物において、Rはメトキシであり、および、R2はハロゲンである。一定の式(I)の化合物において、R2はフッ素である。
一実施形態において、成分(A)は式(Ia)の化合物:
Figure 2019517594
である。
一実施形態において、成分(B)ジフェノコナゾールである。
本発明の一態様においては、式(Ia)の化合物およびジフェノコナゾールを含む組成物が提供されている。
本発明のさらなる態様においては、相乗的に有効な量による式(Ia)の化合物およびジフェノコナゾールの混合物が提供されている。
一実施形態において、成分(B)はタンパク質加水分解物である。
本発明の一態様においては、式(Ia)の化合物およびタンパク質加水分解物を含む組成物が提供されている。
本発明の一態様において、組成物は、1種以上の配合補助剤をさらに含む。
成分(B)は、例えばPesticide Manual(The Pesticide Manual−A World Compendium;Seventeenth edition;Editor:C.D.S.Tomlin;The British Crop Protection Council)に開示されているいずれかの公知の活性成分であり得る。特に、成分(B)は、ダニ駆除薬、殺バクテリア剤、殺菌・殺カビ剤、除草剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺軟体動物剤、殺線虫剤、植物活性化剤、植物成長調節剤、バイオスティミュラント、殺鼠剤、毒性緩和剤、共力剤、収穫高増大剤、または、非生物的ストレス条件に対する植物の耐性を向上させる活性成分であり得る。成分(B)は、化学的または生物学的殺有害生物剤であり得る。
一実施形態において、成分(B)は、アシベンゾラル−S−メチル、aflaguard、アルジモルフ、アメトクトラジン、アミスルブロム、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、バチルスサブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST 713、ベナラキシル、ベナラキシル−M、ベノダニル、ベノミル、ベンチアバリカルブ、ベンゾチオストロビン、ベンゾビンジフルピル、ビナパクリル、ビフェニル、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラッド(blad)、ブラストサイジン−、ボスカリド、ブロムコナゾール、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、カルボキシン、カルプロパミド、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、種々の銅塩、クモキシストロビン、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジクロベンチアゾクス、ジクロフルアニド、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフルメトリム、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール、ジノカップ、ジピメチトロン、ジチアノン、ドデモルフ、ドジン、エディフェンホス、エノキサストロビン、エポキシコナゾール、植物精油、エタボキサム、エチリモール、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェンアミドン、フェナミンストロビン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、酢酸トリフェニルスズ、塩化トリフェニルスズ、トリフェニルスズヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルフェノキシストロビン、フルインダピル、フルメトラリン、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、ホセチル−Al、フサライド、フベリダゾール、フラメトピル、グアザチン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、inatreq、ヨードカルブ、イプコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソフェタミド、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、ジアキシアングジュンジ(jiaxiangjhunzi)、カスガマイシン、クレソキシム−メチル、ラミナリン、マンコゼブ、マンデストロビン、マンジプロパミド、マンネブ、メフェントリフルコナゾール、メパニピリム、メプロニル、メプチルジノカップ、メタラキシル、メタラキシル−M、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メチル、メチラム、メトミノストロビン、メトラフェノン、ミクロブタニル、ナフチフィン、ヌアリモル、オクチリノン、オフレース、オリザストロビン、オキサチアピプロリン、オキソリン酸、オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、オキシテトラサイクリン、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、フェナマクリル、亜リン酸および塩、ピカルブトラゾクス、ピコキシストロビン、ピペラリン、ポリオキシン、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、プロキナジド、プロチオカルブ、プロチオコナゾール、ピジフルメトフェン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピラジフルミド、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブチカルブ、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピリモルフ、ピリオフェノン、ピリソキサゾール、ピロキロン、キノフメリン、キノキシフェン、キントゼン、セダキサン、Serenade、シルチオファム、シメコナゾール、スピロキサミン、ストレプトマイシン、Taegro、テブコナゾール、テブフロキン、テクロフタラム、テクナゼン、テルビナフィン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート、チオファネート−メチル、チラム、チアジニル、トルコホス−メチル、トルプロカルブ、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアゾキシド、トリクロピリカルブ、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリネキサパック−エチル、トリチコナゾール、バリダマイシン、バリフェナレート、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム、ゾキサミドなどの殺菌・殺カビ剤である。
好ましくは、成分(B)が殺菌・殺カビ剤である場合、これは、以下からなるリストから選択される:アシベンゾラル−S−メチル、アゾキシストロビン、ベンゾビンジフルピル、ビキサフェン、ボスカリド、キャプタン、クロロタロニル、シプロコナゾール、シプロドニル(cyprodonil)、ジフェノコナゾール、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フルアジナム、フルジオキソニル、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルキサピロキサド、ヘキサコナゾール、イソピラザム、マンジプロパミド、メフェノキサム、メタラキシル、オキサチアポプロリン(oxathiapoprolin)、ペンコナゾール、ペンフルフェン、ペンチオピラド、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、ピジフルメトフェン、ピラクロストロビン、セダキサン、テブコナゾール、チアベンダゾール、チラムおよびトリフロキシストロビン。
より好ましくは、成分(B)が殺菌・殺カビ剤である場合、これは、以下からなるリストから選択される:アシベンゾラル−S−メチル、アゾキシストロビン、ベンゾビンジフルピル、ジフェノコナゾール、フルジオキソニル、ヘキサコナゾール、メタラキシル−m、メタリキシル(metalyxyl)、オキサチアピプロリン、プロピコナゾール、ピジフルメトフェン、セダキサンおよびチアベンダゾール。
一実施形態において、成分(B)は、以下からなるリストから選択される:アゾキシストロビン、ジフェノコナゾール、ヘキサコナゾールおよびプロピコナゾール。
一実施形態において、成分(B)はアゾキシストロビンである。
さらなる実施形態において、成分(B)はジフェノコナゾールである。
成分(B)は、アバメクチン、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アフィドピロペン、アフォキサラナー(afoxalaner)、アラニカルブ、アレトリン、α−シペルメトリン、αメトリン、アミドフルメト、アザジラクチン、アゾシクロチン、バチルスフィルムス(Bacillus firmus)、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、ベアウベリアバッシアナ(Beauveria bassiana)、ベンサルタップ、ベンゾキメート、βシフルトリン、ビフェナゼート、ビナパクリル、ビオアレトリン、ビオアレトリンS−シクロペンチル異性体、ビオレスメトリン、ビフェントリン、ブロフラニリド、ブロフルトリネート、ブロモホス−エチル、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボスルファン、カルタップ、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロロプラレトリン、クロマフェノジド、クロエトカルブ、クロチアニジン、シアントラニリプロール、シクラニリプロール、シクロプロトリン、シクロキサプリド、コドリンガ(Cydia pomonella)グラニュローシスウイルス、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、シハロジアミド、シハロトリン、シペルメトリン、シフェノトリン、シロマジン、デルタメトリン、デメトン−S−メチル、ジアフェンチウロン、ジアリホス、ジブロム、ジクロロメゾチアズ、ジフロヴィダジン、ジフルベンズロン、ジナクチン、ジノカップ、ジノテフラン、d−リモネン、エマメクチン、エムペントリン、ε−メトフルトリン、ε−モンフルオロトリン、エスフェンバレレート、エチオン、エチプロール、エトフェンプロックス、エトキサゾール、ファンファー、フェナザキン、フェンフルトリン、フェノブカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンピロキシメート、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン、フロニカミド、フルオピラム、フルアクリピリム、フルアザインドリジン、フルアズロン、フルベンジアミド、フルシトリネート、フルピラジフロン、フルエンスルホン、フルフェネリム、フルフェンプロックス、フルフィプロール、フルヘキサホン、フルメトリン、フルピラジフロン、フルララナー、フルバリネート、フルキサメタミド、ホスチアゼート、γ−シハロトリン、ゴシップルア、グアジピル、ハロフェノジド、ハルフェンプロックス、ハルピン、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多核体ウイルス、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)核多核体ウイルス、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)核多核体ウイルス、ヘリオティス プンクティゲラ(Heliothis punctigera)核多核体ウイルス、ヘキシチアゾクス、ヒドラメチルノン、イミシアホス、イミダクロプリド、イミプロトリン、インドキサカルブ、ヨードメタン、イソチオエート、イベルメクチン、κ−ビフェントリン、κ−テフルトリン、ラムダ−シハロトリン、レピメクチン、ルフェヌロン、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メソミル、メトキシフェノジド、メトフルトリン、ミルベメクチン、ニクロスアミド、ニテンピラム、オキサミル、パラチオン−エチル、パスツリアニシザワエ(Pasteuria nishizawae)、p−シメン、ペルメトリン、フェノトリン、ホスホカルブ、ピペロニルブトキシド、ピリミカーブ、ピリミホス−エチル、コナガ(Plutella xylostella)グラニュローシスウイルス、コナガ(Plutella xylostella)核多核体ウイルス、多角体ウイルス、プラレトリン、プロフェノホス、プロパルギット、プロペタムホス、プロトリフェンブト、ピフルブミド、ピメトロジン、ピラクロホス、ピラフルプロール、ジョチュウギク、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミジフェン、ピリプロール、ピリプロキシフェン、QRD−420テルペノイドブレンド、QR−452テルペノイドブレンド、QRD−460テルペノイドブレンド、セラメクチン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スポドプテラフルギペルダ(Spodoptera frugiperda)核多核体ウイルス、スルホキサフロル、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルトリン、テルペノイドブレンド、テルペノイド、テトラジホン、テトラメトリン、テトラナクチン、テトラニリプロール、θ−シペルメトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオキサザフェン、トルフェンピラド、トランスフルトリン、トリクロルホン、トリフルメゾピリン、ζ−シペルメトリン、α−テルピネン、4−[(5S)−5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソキサゾール−3−イル]−N−[(4R)−2−エチル−3−オキソ−イソキサゾリジン−4−イル]−2−メチル−ベンズアミド、または[3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イル]エチルカーボネートなどの殺虫剤であり得る。
好ましくは、成分(B)が殺虫剤である場合、これは、以下からなるリストから選択される:アバメクチン、アセタミプリド、アザジラクチン、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、ブプロフェジン、カルタップ、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロチアニジン、シアントラニリプロール、ジアフェンチウロン、エマメクチン安息香酸塩、エチプロール、フロニカミド、フルピラジフロン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、ラムダシハロトリン、ルフェヌロン、メトキシフェノジド、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多核体ウイルス、プロフェノホス、ピメトロジン、ジョチュウギク、QRD−460テルペノイドブレンド、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スルホキサフロル、テフルトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、フルキサメタミド、4−[(5S)−5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソキサゾール−3−イル]−N−[(4R)−2−エチル−3−オキソ−イソキサゾリジン−4−イル]−2−メチル−ベンズアミド、または[3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イル]エチルカーボネートおよびベアウベリアバッシアナ(Beauveria bassiana)。
より好ましくは、成分(B)が殺虫剤である場合、これは、アバメクチン、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、フロニカミド、フルピラジフロン、ピメトロジン、ジョチュウギク、QRD−460テルペノイドブレンド、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スルホキサフロル、4−[(5S)−5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソキサゾール−3−イル]−N−[(4R)−2−エチル−3−オキソ−イソキサゾリジン−4−イル]−2−メチル−ベンズアミドまたは[3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イル]エチルカーボネートおよびチアメトキサムからなる群から選択される。
一実施形態において、成分(B)はピメトロジンである。
成分(B)は、1−メチルシクロプロペン、1−ナフトール、2,3,5−トリ−ヨード安息香酸、2,3−ジヒドロ−5,6−ジフェニル−1,4−オキサチイン(oxath(II)ne)、2,4,5−T、2,4−D、2,4−DB、2,4−DEP、24−エピ−ブラシノライド、28−ホモブラシノリド、2−シアノ−3−(2,4−ジクロロフェニル)アクリル酸、2−ヒドラジノエタノール、2iP、4−CPA、4−ヒドロキシフェネチルアルコール、アブシジン酸、AC94377、ACC、アンシミドール、オーキシン、アビグリシン、バクメデシュ、ベンゾフルオル、ベンジルアデニン、24−エピ−ブラシノライド、28−ホモ−ブラシノライド、ブラシノライド、ブラシノライド−エチル、ブラシノステロイド、BTS 44584、ブミナホス、ブトラリン、カルシウムシアナミド、カルバリル、カルボン、クロルフルレン、クロルフルレノール、クロルメコートクロリド、クロルホニウム、クロルプロファム、塩化コリン、シオブチド、クロフェンセット、クロフィブリン酸、クロプロプ、クロキシホナック、シアナミド、シクラニリド、シクロヘキシミド、シプロスルファミド、サイトカイニン、ダミノジド、DCPTA、デオキシストリゴル、ジカンバ−メチル、ジクロルフルレノール、ジクロルフルレオノール−メチル、ジクロルプロップ、ジケグラック、ジメキサノ、エンドタール、エポコレオン、エタセラシル、エテホン、エチクロゼート、エチレン、フェノプロップ、フェンリダゾン、フルメトラリン、フロリドアミド、フルレノール、フルルプリミドール、ホルクロルフェニュロン、ホサミン、フヘンチオウレア、フララン、ベレリン酸、ジベレリン、グリオキシム、グリホシン、GR−24、ヘプトパルギル、ヘキサフルオロアセトントリヒドレート三水和物、ホロスルフ、ヒメキサゾール、IAA、IBA、イナベンフィド、INCYDE、イソプロチオラン、イソピリモール、ジャスモネート、ジャスモン酸、カレタザン、カリキン、カイネチン、砒酸鉛、マレインヒドラジド、MCPB、メフルイジド、メピコート、メルホス、メタスルホカルブ、メトキシウロン、N−(2−エチル−2H−ピラゾール−3−イル)−N’−フェニル尿素、N−m−トリルフタルアミド酸、N−ピロリジノスクシンアミド酸、ナフタレンアセトアミド、ナフトキシ酢酸、n−デカノール、ノナン酸、N−フェニルフタルアミド酸、オロバンコール、パクロブトラゾール、ペンタクロロフェノール、ピプロクタニル、ナフテン酸カリウム、ポリアミン、プロヘキサジオン−カルシウム、プロヒドロジャスモン、プロファム、プロピル3−tert−ブチルフェノキシアセテート、プロスレル、ピダノン、ピラバクチン、ピリプロパノール、キナバクチン、サリチル酸、シントフェン、ナトリウム(Z)−3−クロロアクリレート、ナフテン酸ナトリウム、ソルゴラクトン、ストリゴル、ストリゴラクトン、テクナゼン、テトシクラシス、チジアズロン、チアオジアン、トリアコンタノール、トリアペンテノール、トリブホス、トリネキサパック、トリネキサパック−エチル、ウニコナゾール、ゼアチン、α−ナフタレン酢酸などの植物成長調節剤であり得る。
好ましくは、成分(B)が植物成長調節剤である場合、これは、1−メチルシクロプロペン、ブラシノライド、ブラシノステロイド、クロルメコートクロリド、エテホン、フルルプリミドール、ジャスモネート、メピコート、パクロブトラゾール、プロヘキサジオン−カルシウム、ストリゴラクトンおよびトリネキサパック−エチルからなるリストから選択される。より好ましくは、成分(B)が植物成長調節剤である場合、これは、ブラシノライド、クロルメコートクロリド、フルルプリミドール、メピコート、パクロブトラゾール、プロヘキサジオン−カルシウムおよびトリネキサパック−エチルからなるリストから選択される。
成分(B)は、非生物的ストレスに対する植物耐性を増大させる生成物であり得る。1種以上の微量元素、多量養素、植物ホルモンまたはアミノ酸を含有するバイオスティミュラント生成物を特に記載し得る。バイオスティミュラント生成物の例としては、海藻抽出物、タンパク質加水分解物、Quantis(商標)、Isabion(商標)、Vitazyme(商標)、Megafol(商標)、Releaseed(商標)、Biozyme(商標)、TerraSorb(商標)、Aminocore(商標)、Radical(商標)、Proplex(商標)、Bio−forge(商標)、Terrabiogen(商標)、Folicist(商標)、Cytozyme(商標)、Cytoplant(商標)およびGreenstim(商標)が挙げられる。
好ましくは、成分(B)が、非生物的ストレスに対する植物耐性を増大させる生成物である場合、これは、Quantis(商標)およびIsabion(商標)からなる群から選択される。
一実施形態において、成分(B)はIsabion(商標)である。Isabion(商標)(CAS番号9015−54−7)は、ペプチドおよびアミノ酸の混合物であるタンパク質加水分解物である。
成分(B)は、アセトクロール、アシフルオルフェン−ナトリウム、アクロニフェン、アラクロール、アロキシジム、アメトリン、アミノカルバゾン、アミドスルフロン、アミノシクロピラクロル、アミノピラリド、アミトロール、アシュラム、アトラジン、ベンスルフロン−メチル、ベンタゾン、ビシクロピロン、ビフェノックス、ビスピリバック−ナトリウム、ブロマシル、ブロモキシニル、ブタフェナシル、カフェンストロール、カルフェントラゾン−エチル、クロリムロン−エチル、クロロトルロン、シノスルフロン、クレトジム、クロジナホップ−プロパルギル、クロマゾン、クロピラリド、シハロホップ−ブチル、2,4−D(そのコリン塩および2−エチルヘキシルエステルを含む)、ダイムロン、デスメディファム、ジカンバ(そのアルミニウム、アミノプロピル、ビス−アミノプロピルメチル、コリン、ジグリコールアミン、ジメチルアミン、ジメチルアンモニウム、カリウムおよびナトリウム塩を含む)、ジクロホップ−メチル、ジフェンゾコート、ジフルヘニカン、ジフルフェンゾピル、ジメタクロール、ジメテナミド−P、ダイコートジブロミド、ジウロン、エスプロカルブ、エトフメセート、フェノキサプロップ−P−エチル、フェンキノトリオン、フラザスルフロン、フロラスラム、フルアジホップ−P−ブチル、フルカルバゾン−ナトリウム、フルフェナセット、フルメトラリン、フルメツラム、フルミオキサジン、フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、フルロキシピル−メプチル、フルチアセット−メチル、フォメサフェン、ホラムスルフロン、グルホシネート(そのアンモニウム塩を含む)、グリホサート(そのジアンモニウム、イソプロピルアンモニウムおよびカリウム塩を含む)、ハラウキシフェン−メチル、ハロスルフロン−メチル、ハロキシホップ−メチル、ヘキサジノン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、インダジフラム、イオドスルフロン−メチル−ナトリウム、イオフェンスルフロン、イオフェンスルフロン−ナトリウム、アイオキシニル、イプフェンカルバゾン、イソキサベン、イソキサフルトール、ラクトフェン、リニュロン、メコプロップ−P、メフェナセット、メソスルフロン、メソスルフロン−メチル、メソトリオン、メタミトロン、メトブロムロン、メトラクロール、メトキシウロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、ナプロパミド、ニコスルフロン、ノルフラゾン、オルソスルファムロン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、パラコートジクロリド、ペンディメタリン、ペノキススラム、フェンメディファム、ピクロラム、ピコリナフェン、ピノキサデン、プレチラクロール、プリミスルフロン−メチル、プロジアミン、プロメトリン、プロパクロル、プロパニル、プロパキザホップ、プロファム、プロピザミド、プロスルホカルブ、プロスルフロン、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾスルフロン−エチル、ピリベンゾキシム、ピリデート、ピリフタリド、ピリチオバック−ナトリウム、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キザロホップ−P−エチル、リムスルフロン、サフルフェナシル、セトキシジム、S−メトラクロール、スルコトリオン、スルフェントラゾン、テブチウロン、テフリルトリオン、テンボトリオン、テルブチラジン、テルブトリン、チエンカルバゾン、チフェンスルフロン、チアフェナシル、トルピラレート、トプラメゾン、トラルコキシジム、トリアファモネ、トリアスルフロン、トリベヌロン−メチル、トリクロピル、トリフロキシスルフロン−ナトリウム、トリフルジモキサジン、トリトスルフロンなどの除草剤であり得る。
成分(B)は、クロキントセットメキシル、シプロスルファミド、ジクロルミド、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロリム、フルキソフェニム、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド、オキサベトリニルなどの毒性緩和剤であり得る。
成分(B)は、アミトラズ、キノメチオネート、クロロベンジレート、シエノピラフェン、シヘキサチン、ジコホル、ジエノクロル、エトキサゾール、フェナザキン、酸化フェンブタスズ、フェンプロパトリン、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾクス、プロパルギット、ピリダベンおよびテブフェンピラドなどのダニ駆除薬;ストレプトマイシンなどの殺バクテリア剤;殺軟体動物剤;殺線虫剤;植物活性化剤;共力剤;または、殺鼠剤であり得る。
組成物は、成分(B)から2種以上の化合物を含んでいてもよく、それ故、3種以上の活性成分を含む混合物を形成していてもよい。例えば、成分(B)は、2種の殺虫剤、殺虫剤および殺菌・殺カビ剤、殺虫剤および植物成長調節剤、2種の殺菌・殺カビ剤等であり得る。
本発明の組成物または方法における成分(A)および(B)の各々の濃度は、0.01mg/L〜500g/Lである。一実施形態において、成分(A)の濃度は、0.1g/L〜100g/L、特に1〜50g/L、1〜20g/L、5〜20g/L、5〜10g/Lである。さらなる実施形態において、成分(B)の濃度は、0.1〜250g/L、特に1〜250g/L、1〜100g/L、50〜100g/L、1〜50g/L、10〜50g/Lである。
一実施形態において、成分(A)の濃度は1〜50g/Lであり、および、成分(B)の濃度は1〜250g/Lである。
普通、成分(A)対成分(B)の重量比は、1:1000〜2000:1である。種々の実施形態において、成分(A)対成分(B)の重量比は、1:100〜100:1、1:50〜100:1、1:20〜50:1、1:10〜50:1、1:1〜1:100、1:1〜1:50、1:1〜40:1、1:1〜35:1、1:1〜30:1、1:1〜25:1、1:1〜20:1、1:1〜15:1、1:1〜10:1、1:1〜5:1、2.5:1〜50:1、2.5:1〜40:1、2.5:1〜35:1、2.5:1〜30:1、2.5:1〜25:1、2.5:1〜20:1、2.5:1〜15:1、2.5:1〜10:1、2.5:1〜5:1である。
例えば、成分(A)対成分(B)の重量比は、100:1、90:1、80:1、75:1、70:1、65:1、60:1、55:1、50:1、49:1、48:1、47:1、46:1、45:1、44:1、43:1、42:1、41:1、40:1、39:1、38:1、37:1、36:1、35:1、34:1、33:1、32:1、31:1、30:1、29:1、28:1、27:1、26:1、25:1、24:1、23:1、22:1、21:1、20:1、19:1、18:1、17:1、16:1、15:1、14:1、13:1、12:1、11:1、10:1、9:1、8:1、7:1、6:1、5:1、4:1、3:1、2:1、1:1であり得る。
一実施形態において、成分(B)がジフェノコナゾールである場合、(A)対(B)の重量比は1:1〜100:1である。
さらなる実施形態において、成分(B)がジフェノコナゾールである場合、(A)対(B)の重量比は2.5:1〜40:1である。
成分(B)がジフェノコナゾールであり、および、組成物がイネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)を防除するためのものである場合、1:1〜20:1または2.5:1〜10:1の重量比が好ましい。
成分(B)がジフェノコナゾールであり、および、組成物がイネいもち病菌(Pyricularia orzya)を防除するためのものである場合、1:1〜50:1または2.5:1〜40:1の重量比が好ましい。
成分(B)がジフェノコナゾールであり、および、組成物がグロメレララゲナリウム(Glomerella lagenarium)を防除するためのものである場合、1:1〜10:1または2.5:1〜40:1の重量比が好ましい。
成分(A)対成分(B)の一定の重量比は相乗的活性を生じさせ得る。従って、本発明のさらなる態様によれば、組成物中において、成分(A)および成分(B)が相乗的効果をもたらす量で存在している組成物が提供されている。この相乗的活性は、成分(A)および成分(B)の組成物の活性が、単独の成分(A)および成分(B)に対応する活性の和よりも大きいことから明らかである。この相乗的活性は、成分(A)および成分(B)の作用範囲を二様に拡大する。第一に、成分(A)および成分(B)の施用量を低減しても作用は等しく良好に維持され、これは、施用量範囲が少なすぎて2種の成分が個々においては完全に効果を失うような場合においても、この活性成分混合物は有害生物の防除を高いレベルで達成することを意味している。第二に、防除が可能である有害生物の範囲が相当に拡大される。
相乗的効果は、活性成分の組み合わせによる作用が個別の成分の作用の和よりも大きい場合に常に存在する。所与の活性成分の組み合わせについて予期される作用EはいわゆるCOLBYの式に従い、以下のとおり算出可能である(COLBY,S.R.“Calculating synergistic and antagonistic responses of herbicide combination”.Weeds,Vol.15,pages 20−22;1967):
ppm=1リットル当たりの活性成分(a.i.)のミリグラム量
X=p ppmの活性成分を用いた場合の第一の活性成分による作用の割合
Y=q ppmの活性成分を用いた場合の第二の活性成分による作用の割合。
Colbyによれば、p+q ppmの活性成分を用いた場合の活性成分A+Bの予期される(相加的)作用は以下のとおりである。
Figure 2019517594
実際に観察された作用Oが予期された作用Eよりも大きい場合、組み合わせによる作用は超相加的であり、すなわち、相乗的効果が存在していると言える。数学用語においては、相乗作用は、正の値の差(O−E)に相当する。作用が純粋に補完的に加算される(予期される作用)場合、前記差(O−E)はゼロである。負の値の前記差(O−E)は予期される作用と比した作用の損失を示す。
しかしながら、いずれかの相乗的作用に加えて、本発明の組成物は、さらに意外な有利な特性をも有していることが可能である。記載し得るこのような有利な特性の例は:より有利な分解性;向上した毒物学的および/もしくは生態毒物学的性質;または、出芽、作物収量、より発達した根系、分げつの増加、植物高の増加、より大きな葉身、枯れた根出葉の低減、より強い分げつ枝、より濃い葉色、肥料の必要量の低減、必要とされる種子の低減、より生産的な分げつ枝、開花の早期化、穀物の成熟の早期化、植物の挫折(倒伏)の低減、苗条の成長の増大、植物活発度の向上、および、早期の発芽を含む有用な植物の向上した特徴である。
本発明の組成物は、有害生物、植物、植物繁殖体または植物が成長している生息箇所に、同時に(例えば、予配合混合物またはタンク混合として)、または、好適な時間尺度において順次に適用され得る。成分(A)および(B)を共適用することで、農業従事者が作物に生成物を適用するために消費する時間が短縮されるという利点が追加される。この組み合わせはまた、例えば従来の交配または遺伝子修飾といったいずれかの手段を用いて植物に組み込まれた特定の植物形質を包含していてもよい。
一実施形態において、組成物は、農学的に許容可能な配合補助剤を含む。さらなる実施形態においては、実質的に成分(A)、成分(B)および農学的に許容可能な補助剤からなる組成物が提供されている。さらなる実施形態においては、成分(A)、成分(B)および農学的に許容可能な補助剤からなる組成物が提供されている。本発明の組成物は一般に、キャリア、溶剤および表面−活性薬剤(SFA)などの配合補助剤を用いて配合される。
本発明の式Iの化合物は、植物病害防除剤として有用である。本発明は従って、保護されるべき植物もしくはその一部に、または、保護されるべき植物種子に、有効量の本発明の組成物を適用するステップを含む、真菌性植物病原体によって引き起こされる植物病害を防除する方法をさらに含む。本発明の一態様において、組成物は、式(Ia)の化合物およびジフェノコナゾールを相乗的に有効な量で含む。
本発明の殺菌・殺カビ組成物(fungicidal composition)は、担子菌、子嚢菌、卵菌および/または不完全菌類、ブラソクラジオマイセート(Blasocladiomycete)、ツボカビ綱(Chrytidiomycete)、(Glomeromycete)および/またはムコロマイセート(Mucoromycete)類における幅広い範囲の真菌性植物病原体により引き起こされる植物病害の防除に用いられ得る。
これらは、観賞用植物、芝生、野菜、農作物、穀類および果実作物の葉病原体などの幅広い範囲の植物病害の防除に効果的である。
これらの病原体としては以下が挙げられ得る。
卵菌綱(Oomycete)であって、以下を含む。フィトフトラ カプシシ(Phytophthora capsici)、フィトフトラ インフェスタンス(Phytophthora infestans)、フィトフトラソヤエ(Phytophthora sojae)、フィトフトラフラガリエ(Phytophthora fragariae)、フィトフトラニコチアネ(Phytophthora nicotianae)、フィトフトラ シンナモミ(Phytophthora cinnamomi)、フィトフトラシトリコラ(Phytophthora citricola)、フィトフトラシトロフトラ(Phytophthora citrophthora)およびフィトフトラエリトロセプチカ(Phytophthora erythroseptica)によって引き起こされるものなどのフィトフトラ(Phytophthora)病害;ピシウム アファニデルマツム(Pythium aphanidermatum)、ピシウムアレノマネス(Pythium arrhenomanes)、ピシウムグラミニコラ(Pythium graminicola)、ピシウムイレグラレ(Pythium irregulare)およびピシウムウルチマム(Pythium ultimum)によって引き起こされるものなどのピシウム(Pythium)病害;ペロノスポラデストルクトル(Peronospora destructor)、ペロノスポラパラシティカ(Peronospora parasitica)、プラズモパラ ビチコーラ(Plasmopara viticola)、プラズモパラハルステジイ(Plasmopara halstedii)、シュードペロノスポラ クベンシス(Pseudoperonospora cubensis)、アルブゴカンジダ(Albugo candida)、スクレログトラマクロスポラ(Sclerophthora macrospora)およびブレミア ラクツカエ(Bremia lactucae)などのツユカビ目(Peronosporales)によって引き起こされる病害;ならびに、アファノミセスコクリオイデス(Aphanomyces cochlioides)、ラビリンツラゾステラエ(Labyrinthula zosterae)、ペロノスクレロスポラソルギ(Peronosclerospora sorghi)およびスクレロスポラグラミニコラ(Sclerospora graminicola)などの他のもの。
子嚢菌綱(Ascomycetes)であって、例えば、ステムフィリウムソラニ(Stemphylium solani)、スタゴノスポラタイナネンシス(Stagonospora tainanensis)、スピロカエアオレアギネア(Spilocaea oleaginea)、セトスファエリアツルシカ(Setosphaeria turcica)、ピレノカエタリコペリシチ(Pyrenochaeta lycoperisici)、プレオスポラヘルバルム(Pleospora herbarum)、フォマデストルクティバ(Phoma destructiva)、ファエオスファエリアヘルポトリコイデス(Phaeosphaeria herpotrichoides)、ファエオクリプトクスガエウマンニイ(Phaeocryptocus gaeumannii)、オフィオスファエレラグラミニコラ(Ophiosphaerella graminicola)、オフィボルスグラミニス(Ophiobolus graminis)、レプトスファエリアマクランス(Leptosphaeria maculans)、ヘンデルソニアクレベリマ(Hendersonia creberrima)、ヘルミントスポリウムトリティシレペンティス(Helminthosporium triticirepentis)、セトスファエリアツルシカ(Setosphaeria turcica)、ドレックスレラグリシネス(Drechslera glycines)、ジディメラブリオニエ(Didymella bryoniae)、シクロコニウムオレアギネウム(Cycloconium oleagineum)、コリネスポラカッシイコラ(Corynespora cassiicola)、コクリオボルスサチブス(Cochliobolus sativus)、ビポラリスカクティボラ(Bipolaris cactivora)、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)、ピレノホラテレス(Pyrenophora teres)、コムギ黄斑病菌(Pyrenophora tritici−repentis)、アルテルナリアアルテナタ(Alternaria alternata)、アルテルナリアブラッシシコラ(Alternaria brassicicola)、アルテルナリアソラニ(Alternaria solani)およびアルテルナリアトマトフィラ(Alternaria tomatophila)などのプレオスポラ目(Pleosporales);セプトリアトリティシ(Septoria tritici)、セプトリアノドルム(Septoria nodorum)、セプトリアグリシネス(Septoria glycines)、セルコスポラアラキディコーラ(Cercospora arachidicola)、セルコスポラソジナ(Cercospora sojina)、セルコスポラセアエマイディス(Cercospora zeae−maydis)、セルコスポレラカプセラエ(Cercosporella capsellae)およびセルコスポレラヘルポトリコイデス(Cercosporella herpotrichoides)などのカプノディウム目(Capnodiales);クラドスポリウムカルポフィルム(Cladosporium carpophilum)、クラドスポリウムエフスム(Cladosporium effusum)、パッサロラフルバ(Passalora fulva)、クラドスポリウムオキシスポルム(Cladosporium oxysporum)、ドチストロマッセプトスポルム(Dothistroma septosporum)、イサリオプシスクラビスポラ(Isariopsis clavispora)、マイコスファエレラフィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis)、コムギ葉枯病菌(Mycosphaerella graminicola)、マイコベロシエラコエプケイイ(Mycovellosiella koepkeii)、ファエオイサリオプシスバタチコラ(Phaeoisariopsis bataticola)、シュードセルコスポラビチス(Pseudocercospora vitis)、シュードセルコスポレラヘルポトリコイド(Pseudocercosporella herpotrichoides)、ラムラリアベチコラ(Ramularia beticola)、ラムラリアコロシグニ(Ramularia collo−cygni)、ゲーウマノミセスグラミニス(Gaeumannomyces graminis)、マグナポルテグリセア(Magnaporthe grisea)、イネいもち病菌(Pyricularia oryzae)などのマグナポルテ目(Magnaporthales);アニソグラマアノマラ(Anisogramma anomala)、アピオグノモニアエラブンダ(Apiognomonia errabunda)、サイトスポラプラタニ(Cytospora platani)、ジアポルテファセオロルム(Diaporthe phaseolorum)、ディスクラデストルクティバ(Discula destructiva)、グノモニアフルクティコーラ(Gnomonia fructicola)、グリネリアウビコーラ(Greeneria uvicola)、メランコニウムジュグランディヌム(Melanconium juglandinum)、ホモプシスビティコーラ(Phomopsis viticola)、シロコッカスクラビギグネンティ−ジュグランダセアラム(Sirococcus clavigignenti−juglandacearum)、ツバキアドリイナ(Tubakia dryina)、ディカルペラ属の種(Dicarpella spp.)、バルサセラトスペルマ(Valsa ceratosperma)などのジアポルテ目(Diaporthales);ならびに、アクチノチリウムグラミニス(Actinothyrium graminis)、アスコキタピシ(Ascochyta pisi)、アスペルギルスフラブス(Aspergillus flavus)、アスペルギルスフミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペリスポリウムカリカエ(Asperisporium caricae)、ブルメリエラジャアピイ(Blumeriella jaapii)、カンジダ属の種(Candida spp.)、カプノジウムラモスム(Capnodium ramosum)、セファロアスクス属の種(Cephaloascus spp.)、セファロスポリウムグラミネウム(Cephalosporium gramineum)、セラトシスティスパラドクサ(Ceratocystis paradoxa)、キトミウム属の種(Chaetomium spp.)、ヒメノシフスシュードアルビヅス(Hymenoscyphus pseudoalbidus)、コッシディオイデス属の種(Coccidioides spp.)、シリンドロスポリウムパディ(Cylindrosporium padi)、ジプロカルポンマラエ(Diplocarpon malae)、ドレパノペジザカンペストリス(Drepanopeziza campestris)、エルシノエアンペリナ(Elsinoe ampelina)、エピコッカムニグラム(Epicoccum nigrum)、エピデルモフィトン属の種(Epidermophyton spp.)、ユーチパラタ(Eutypa lata)、ゲオトリクムカンジズム(Geotrichum candidum)、ギベリナセレアリス(Gibellina cerealis)、グロエオセルコスポラソルギ(Gloeocercospora sorghi)、グロエオデスポミゲナ(Gloeodes pomigena)、グロエオスポリウムペレナンス(Gloeosporium perennans)などの他のものによって引き起こされるものといった汚斑病、斑点病、イモチ病または胴枯れ病および/または腐敗病;グロエオチニアテムレンタ(Gloeotinia temulenta)、グリフォスパエリアコルチコラ(Griphospaeria corticola)、カバチエラリニ(Kabatiella lini)、レプトグラフィウムミクロスポルム(Leptographium microsporum)、レプトスファエルリニアクラッスアスカ(Leptosphaerulinia crassiasca)、ロフォデルミウムセディチオスム(Lophodermium seditiosum)、マルソニナグラミニコラ(Marssonina graminicola)、コムギ赤かび病菌(Microdochium nivale)、モニリニアフルクティコーラ(Monilinia fructicola)、モノグラフェラアルベセンス(Monographella albescens)、モノスポラスクスカノンバルス(Monosporascus cannonballus)、ナエマシクルス属の種(Naemacyclus spp.)、オフィオストマノボウルミ(Ophiostomanovo−ulmi)、パラコシジオイデスブラジリエンシス(Paracoccidioides brasiliensis)、ペニシリウムエクソパンスム(Penicillium expansum)、ペスタロチアロドデンドリ(Pestalotia rhododendri)、ペトリエリジウム属の種(Petriellidium spp.)、ペジクラ属の種(Pezicula spp.)、フィアロホラグレガタ(Phialophora gregata)、フィラコラポミゲナ(Phyllachora pomigena)、フィマトトリクムオムニボラ(Phymatotrichum omnivora)、フィサロスポラアブディタ(Physalospora abdita)、プレクトスポリウムタバシヌム(Plectosporium tabacinum)、ポリシタルムプスツランス(Polyscytalum pustulans)、シュードペジザメディカギニス(Pseudopeziza medicaginis)、ピレノペジザブラッシカエ(Pyrenopeziza brassicae)、ラムリスポラソルギ(Ramulispora sorghi)、ラブドクリンシュードツガエ(Rhabdocline pseudotsugae)、リンコスポリウムセカリス(Rhynchosporium secalis)、イネ葉しょう腐敗病菌(Sacrocladium oryzae)、スケドスポリウム属の種(Scedosporium spp.)、スキゾチリウムポミ(Schizothyrium pomi)、スクレロチニアスクレロティオルム(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニアミノル(Sclerotinia minor);スクレロチウム属の種(Sclerotium spp)、チフライシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、セイマトスポリウムマリエ(Seimatosporium mariae)、レプテウチパクプレッシ(Lepteutypa cupressi)、セプトシタルボルム(Septocyta ruborum)、スファセロマペルセー(Sphaceloma perseae)、スポロネマファシディオイデス(Sporonema phacidioides)、スティグミナパルミボラ(Stigmina palmivora)、タペシアヤルンデ(Tapesia yallundae)、タフリナブラタ(Taphrina bullata)、チエビオプシスバシコラ(Thielviopsis basicola)、トリコセプトリアグルクチゲナ(Trichoseptoria fructigena)、ジゴフィアラジャミセンシス
(Zygophiala jamaicensis);例えばブルメリアグラミニス(Blumeria graminis)、エリシフェポリゴニ(Erysiphe polygoni)、ウンシヌラネカトル(Uncinula necator)、スファエロテカフリゲナ(Sphaerotheca fuligena)、リンゴうどんこ病菌(Podosphaera leucotricha)、ポドスパエラマクラリス(Podospaera macularis)、ゴロビノマイセスシコラセルム(Golovinomyces cichoracearum)、レベイルラタウリカ(Leveillula taurica)、ミクロスファエラディフッサ(Microsphaera diffusa)、オイディオプシスゴッシピイ(Oidiopsis gossypii)、フィラクチニアグッタタ(Phyllactinia guttata)およびオイジウムアラキディス(Oidium arachidis)などのウドンコカビ目(Erysiphales)によって引き起こされるものといったウドンコ病病害;例えばドチオレラアロマチカ(Dothiorella aromatica)、ジプロディアセリアタ(Diplodia seriata)、ガイグナルディアビドウェリイ(Guignardia bidwellii)、ボトリチスシネレア(Botrytis cinerea)、ボトリオチニアアリイ(Botryotinia allii)、ボトリオチニアファビ(Botryotinia fabae)、フシコクムアミグダリ(Fusicoccum amygdali)、ラシオジプロディアテオブロマエ(Lasiodiplodia theobromae)、マクロフォーマテイコラ(Macrophoma theicola)、マクロフォミナファセオリナ(Macrophomina phaseolina)、フィロスティクタククルビタセアルム(Phyllosticta cucurbitacearum)などのボトリオスフェリア目(Botryosphaeriales)によって引き起こされるものといったかび類;例えばコレトトリカムグロエオスポリオイデス(Colletotrichum gloeosporioides)、コレトトリカムラゲナリウム(Colletotrichum lagenarium)、コレトトリカムゴッシピイ(Colletotrichum gossypii)、グロメレラシングラタ(Glomerella cingulata)およびコレトトリカムグラミニコラ(Colletotrichum graminicola)などのグロメレラレス属(Glommerelales)によって引き起こされるものといった炭疽病;ならびに、例えばアクレモニウムストリクツム(Acremonium strictum)、クラビセプスプルプレア(Claviceps purpurea)、フザリウムクルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウムグラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウムビルグリホルメ(Fusarium virguliforme)、フザリウムオキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウムスブグルチナンス(Fusarium subglutinans)、フザリウムオキシスポルム(Fusarium oxysporum f.sp.cubense)、ゲルラキアニバレ(Gerlachia nivale)、ギベレラフジクロイ(Gibberella fujikuroi)、ギベレラゼアエ(Gibberella zeae)、グリオクラジウム属の種(Gliocladium spp.)、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)、ネクトリアラムラライエ(Nectria ramulariae)、トリコデルマビリデ(Trichoderma viride)、トリコテシウムロセウム(Trichothecium roseum)およびベルチシリウムテオブロマエ(Verticillium theobromae)などの肉座菌目(Hypocreales)によって引き起こされるものといった萎凋病または胴枯れ病。
例えばウスチラギノイデアビレンス(Ustilaginoidea virens)、ウスチラゴヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴトリティシ(Ustilago tritici)、ウスチラゴゼアエ(Ustilago zeae)などのクロボキン目(Ustilaginales)によって引き起こされるものといった黒穂病菌を含む担子菌綱(Basidiomycete)、例えばセロテリウムフィチ(Cerotelium fici)、クリソミクサアルクトスタフィリ(Chrysomyxa arctostaphyli)、コレオスポリウムイポモエアエ(Coleosporium ipomoeae)、ヘミレイアバスタトリクス(Hemileia vastatrix)、プッシニアアラキディス(Puccinia arachidis)、プッシニアカカバタ(Puccinia cacabata)、プッシニアグラミニス(Puccinia graminis)、プッシニアレコンディタ(Puccinia recondita)、プッシニアソルギ(Puccinia sorghi)、プッシニアホルデイ(Puccinia hordei)、プッシニアストリイフォルミス(Puccinia striiformis f.sp.Hordei)、プッシニアストリイフォルミス(Puccinia striiformis f.sp.Secalis)、プッシニアストルムコリリ(Pucciniastrum coryli)などのサビキン目(Pucciniales)、または、クロナルチウムリビコラ(Cronartium ribicola)、ジムノスポランギウムジュニペリ−ビジニアネ(Gymnosporangium juniperi−viginianae)、メランプソラメデュサエ(Melampsora medusae)、ファコプソラパチリジ(Phakopsora pachyrhizi)、フラグミジウムムクロナツム(Phragmidium mucronatum)、フィソペラアンペロシディス(Physopella ampelosidis)、トランスケリアディスコロル(Tranzschelia discolor)およびウロマイセスビシエ−ファビエ(Uromyces viciae−fabae)などのサビキン目(Uredinales)によって引き起こされるものといったサビ病菌;ならびに、クリプトコックス属の種(Cryptococcus spp.)、エクソバシジウムベクサンス(Exobasidium vexans)、マラスミエルスイノデルマ(Marasmiellus inoderma)、マイセナ属の種(Mycena spp.)、スファセロテカレイリアナ(Sphacelotheca reiliana)、チフライシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、ウロシスチスアグロピリ(Urocystis agropyri)、イテルソニリアペルプレキサンス(Itersonilia perplexans)、クルチシウムインビスム(Corticium invisum)、ラエチサリアフシホルミス(Laetisaria fuciformis)、ワイテアシルシナタ(Waitea circinata)、イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、テンサイ根腐病菌(Thanetephorus cucurmeris)、エンチロマダリアエ(Entyloma dahliae)、エンチロメラミクロスポラ(Entylomella microspora)、ネオボシアモリニアエ(Neovossia moliniae)およびチレチアカリエス(Tilletia caries)によって引き起こされるものなどの他の腐敗病および病害。
フィソデルママイディス(Physoderma maydis)などのコウマクノウキン目(Blastocladiomycetes)。
コアネフォラククリビタルム(Choanephora cucurbitarum);ムコール属の種(Mucor spp.);リゾプスアルヒズス(Rhizopus arrhizus)などのケカビ綱(Mucoromycetes)。
ならびに、上記に列挙されているものと近縁の他の種および属によって引き起こされる病害。
その殺菌・殺カビ活性に追加して、化合物およびこれらを含む組成物はまた、エルウィニアアミロボラ(Erwinia amylovora)、エルウィニアカラトボラ(Erwinia caratovora)、キサントモナスカムペストリス(Xanthomonas campestris)、シュードモナスシリンガエ(Pseudomonas syringae)、ストルプトマイセススカビイス(Strptomyces scabies)などのバクテリアおよび他の関連する種、ならびに、一定の原生動物に対する活性を有し得る。
植物病害防除は通常、感染の前もしくは後に、根、幹、群葉、果実、種子、塊茎もしくは鱗茎などの保護されるべき植物の部分、または、保護されるべき植物が成長している媒体(土壌または砂)に、有効量の本発明の化合物を適用することにより達成される。種子および種子から発育する実生を保護するために化合物を種子に適用することも可能である。化合物はまた、植物を処理するために灌漑水を介して適用することが可能である。
これらの化合物の施用量は、環境に係る多くの要因によって影響される可能性があり、実際の使用条件下で判定されるべきである。群葉は通常、約1g/ha未満〜約5,000g/haの量の活性成分で処理された場合に保護可能である。種子および実生は通常、種子が、種子1キログラム当たり約0.1〜約10gの量で処理された場合に保護可能である。
本発明は、作物植物中もしくはその上における有害生物を防除し、非生物的ストレス条件に対する作物植物の耐性を向上し、および/または、作物植物の収率を向上する方法であって、有害生物、植物、植物部位、植物繁殖体、または、植物が成長している生息箇所を、本明細書に記載の組成物で処理するステップを含む方法を提供する。
本発明は、作物植物中もしくはその上における有害生物を防除し、非生物的ストレス条件に対する作物植物の耐性を向上し、および/または、作物植物の収率を向上する方法であって、有害生物、植物、植物部位、植物繁殖体、または、植物が成長している生息箇所を、本明細書に記載の組成物で処理するステップを含む方法を提供する。
本発明は、有害生物、または、有害生物が存在する生息箇所に、本明細書に記載の組成物を適用するステップを含む有害生物を防除する方法を提供する。
一実施形態において、有害生物は真菌である。
一実施形態において、真菌性有害生物は、イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、イネいもち病菌(Pyricularia orzyae)およびグロメレララゲナリウム(Glomerella lagenarium)からなる群から選択される。
本発明は、非生物的ストレスに対する植物の耐性を向上させる方法を提供するものであり、ここで、この方法は、植物、植物部位、植物繁殖体、または、植物が成長している生息箇所に本明細書に記載の組成物を適用するステップを含む。
本発明は、植物の成長を調節もしくは向上させる方法を提供し、ここで、本方法は、植物、植物繁殖体、または、植物が成長している生息箇所に、本明細書に記載の組成物を適用するステップを含む。一実施形態において、植物成長は、植物が非生物的ストレス条件に曝された場合に調節されるか、または、向上する。
「植物の成長を調節もしくは向上させる」という用語は、植物活力の向上、植物の質の向上、ストレス要因に対する耐性の向上、および/または、投与物利用効率の向上を意味する。
「植物」という用語は、種子、実生、若木、根、塊茎、幹、茎、群葉および果実を含む植物のすべての物理的な部分を指す。
「生息箇所(locus)」という用語は、本明細書において用いられるところ、植物が成長している圃場、または、栽培されている植物の種子が播種された圃場、または、種子が土壌に蒔かれることとなる圃場を意味する。ここでは、土壌、種子および実生、ならびに、確立した植生が含まれる。
「植物繁殖体(plant propagation material)」という用語は、例えば種子、または、挿穂および塊茎などの植物の栄養体といった植物のすべての生殖部を指す。「植物繁殖体」はまた、厳密な意味での種子、ならびに、根、果実、塊茎、鱗茎、根茎および植物の部分を含む。
数字の範囲(例えば、1〜10)が本明細書に開示されている場合、これは、すべての数字およびその範囲の間の値(例えば、1、1.1、2、3、3.9、4、5、6、6.5、7、8、9および10)が含まれると共に、いずれかの下位の数字の範囲およびその範囲の間の値(例えば、2〜8、1.5〜5.5および3.1〜4.7)もまた含まれることが意図されている。また、特定されている上限および下限は共に該当する範囲内に含まれることが意図されている。
本明細書において用いられている範囲または値に「約」という用語が先行する場合、この用語は、後に続く数字そのものと、後に続く数字に近い数字または近似する数字との両方に対する支持を提供することが意図されている。ある数字が、特定的に引用されている数字に近いか近似するものであるかどうかの判定において、近いまたは近似する数字は、特定的に引用されている数字に端数処理されるか、または、実質的に等しいであろう数字であり得る。例えば、「約5」という用語は、5.0、4.5、5.4、4.92、5.01等を含む。
組成物は、使用前に希釈される濃縮物の形態であることが可能であるが、すぐに使える組成物もまた形成可能である。最終的な希釈は通常水で行うことが可能であるが、水の代わりに、または、水に追加して、例えば、液体肥料、微量元素、生物有機体(biological organisms)、油もしくは溶剤により行うことも可能である。
本発明に係る組成物は一般に、キャリア、溶剤および界面活性剤などの配合補助剤を用いる様々な方法で配合される。製剤は、様々な物理的形態、例えば粉剤、ゲル、水和剤、水和性粒剤、水分散性錠剤、発泡性ペレット(effervescent pellet)、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物(micro−emulsifiable concentrate)、水中油乳剤、油性フロアブル剤(oil−flowable)、水性分散液、油性分散液、サスポエマルション(suspo−emulsion)、カプセル懸濁剤、乳化性粒剤、可溶性液体、水溶性濃縮物(担体として水または水混和性有機溶媒を含む)、含浸ポリマーフィルム(impregnated polymer film)の形態または例えばthe Manual on Development and Use of FAO and WHO Specifications for Pesticides,United Nations,First Edition,Second Revision(2010)から公知の他の形態であり得る。このような製剤は、直接使用されるかまたは使用前に希釈され得る。希釈は、例えば、水、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油または溶媒を用いて行われ得る。
製剤は、微粉化された固体、粒剤、液剤、分散液または乳剤の形態の組成物を得るために、例えば活性成分を製剤化補助剤と混合することによって調製され得る。活性成分はまた、微粉化された固体、鉱油、植物もしくは動物由来の油、植物もしくは動物由来の変性油、有機溶媒、水、表面活性物質またはそれらの組合せなどの他の補助剤と共に製剤化され得る。
活性成分はまた、微細なマイクロカプセル中に含有され得る。マイクロカプセルは、多孔質担体中に活性成分を含有する。これにより、活性成分を制御された量で環境中に放出させることができる(例えば、持続放出)。マイクロカプセルは、通常、0.1〜500μmの直径を有する。マイクロカプセルは、カプセル重量の約25〜95重量%の量で活性成分を含有する。活性成分は、モノリシック固体(monolithic solid)の形態、固体もしくは液体分散体中の微粒子の形態または好適な溶液の形態であり得る。封入用の膜は、例えば、天然もしくは合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ尿素、ポリウレタンまたは化学修飾ポリマーおよびデンプンキサンテート(starch xanthate)または当業者に公知の他のポリマーを含み得る。あるいは、活性成分が基剤の固体マトリクス中に微粉化された粒子の形態で含まれた微細なマイクロカプセルが形成され得るが、このマイクロカプセル自体は封入されない。
本発明に係る組成物の調製に好適な製剤化補助剤はそれ自体公知である。液体担体として、以下のものが使用され得る:水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2−ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2−ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p−ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4−ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール(diproxitol)、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2−エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1−トリクロロエタン、2−ヘプタノン、α−ピネン、d−リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ−ブチロラクトン、グリセロール、酢酸グリセロール、二酢酸グリセロール、三酢酸グリセロール、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、酸化メシチル、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m−キシレン、n−ヘキサン、n−オクチルアミン、オクタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、o−キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p−キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、およびアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノールなどのより高い分子量のアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N−メチル−2−ピロリドンなど。
好適な固体担体は、例えば、タルク、二酸化チタン、葉ろう石粘土、シリカ、アタパルジャイト粘土、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻、小麦粉、大豆粉、軽石、木粉、粉砕されたクルミ殻、リグニンおよび同様の物質である。
多くの表面活性物質が、固体および液体製剤の両方中、特に使用前に担体で希釈され得る製剤中で有利に使用され得る。表面活性物質は、アニオン性、カチオン性、非イオン性またはポリマーであってもよく、それらは、乳化剤、湿潤剤または懸濁化剤としてまたは他の目的のために使用され得る。典型的な表面活性物質としては、例えば、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなどの硫酸アルキルの塩;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルアリールスルホネートの塩;ノニルフェノールエトキシレートなどのアルキルフェノール/アルキレンオキシド付加生成物;トリデシルアルコールエトキシレートなどのアルコール/アルキレンオキシド付加生成物;ステアリン酸ナトリウムなどの石鹸;ナトリウムジブチルナフタレンスルホネートなどのアルキルナフタレンスルホネートの塩;ナトリウムジ(2−エチルヘキシル)スルホスクシネートなどのスルホコハク酸塩のジアルキルエステル;オレイン酸ソルビトールなどのソルビトールエステル;ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドなどの第4級アミン、ポリエチレングリコールステアレートなどの脂肪酸のポリエチレングリコールエステル;エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマー;およびモノ−およびジ−アルキルリン酸エステルの塩;およびさらに例えばMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual,MC Publishing Corp.,Ridgewood New Jersey(1981)に記載されているさらなる物質が挙げられる。
殺有害生物製剤に使用され得るさらなる補助剤としては、結晶化抑制剤、粘度調整剤、懸濁化剤、染料、酸化防止剤、発泡剤、光吸収剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤またはpH調整物質および緩衝液、腐食防止剤、香料、湿潤剤、吸収向上剤、微量栄養素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、不凍剤、殺菌剤、ならびに液体および固体肥料が挙げられる。
本発明に係る組成物は、植物もしくは動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステルまたはこのような油と油誘導体との混合物を含む添加剤を含み得る。本発明に係る組成物中の油添加剤の量は、一般に、施用される混合物を基準にして、0.01〜10%である。例えば、油添加剤は、スプレー混合物が調製された後、所望の濃度でスプレータンクに加えられ得る。好ましい油添加剤は、鉱油または植物由来の油、例えばナタネ油、オリーブ油もしくはヒマワリ油、乳化植物油、植物由来の油のアルキルエステル、例えばメチル誘導体、または魚油もしくは牛脂などの動物由来の油を含む。好ましい油添加剤は、C8〜C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12〜C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸のメチルエステル(それぞれラウリン酸メチル、パルミチン酸メチルおよびオレイン酸メチル)を含む。多くの油誘導体が、the Compendium of Herbicide Adjuvants,10th Edition,Southern Illinois University,2010から公知である。
本発明の組成物は、一般に、0.1〜99重量%、特に0.1〜95重量%の、本発明の化合物および1〜99.9重量%の製剤化補助剤(これは、好ましくは、0〜25重量%の表面活性物質を含む)を含む。市販の製品は、好ましくは、濃縮物として製剤化され得るが、最終使用者は、通常、希釈製剤を用いるであろう。
施用量は、広い範囲内で変化し、土壌の性質、施用方法、作物植物、防除される有害生物、そのときの気候条件、ならびに施用方法、施用の時期および標的作物に左右される他の要因に応じて決まる。一般的な指針として、化合物は、1〜1000l/ha、または1〜500l/haの割合で施用され得る。
一実施形態において、成分(A)および(B)の各々は、1〜250gAI/haの量で適用される。さらなる実施形態において、成分(A)は、1〜50gAI/ha、1〜20gAI/ha、5〜20gAI/ha、5〜10gAI/haの量で、または、約10gAI/haの量で適用される。さらなる実施形態において、成分(B)は、1〜100gAI/ha、1〜50gAI/haの量で適用される。
好ましい製剤は、以下の組成を有し得る(重量%)。
乳剤:
活性成分:1〜95%、好ましくは60〜90%
表面活性剤:1〜30%、好ましくは5〜20%
液体担体:1〜80%、好ましくは1〜35%
ダスト剤:
活性成分:0.1〜10%、好ましくは0.1〜5%
固体担体:99.9〜90%、好ましくは99.9〜99%
懸濁濃縮物:
活性成分:5〜75%、好ましくは10〜50%
水:94〜24%、好ましくは88〜30%
表面活性剤:1〜40%、好ましくは2〜30%
水和剤:
活性成分:0.5〜90%、好ましくは1〜80%
表面活性剤:0.5〜20%、好ましくは1〜15%
固体担体:5〜95%、好ましくは15〜90%
粒剤:
活性成分:0.1〜30%、好ましくは0.1〜15%
固体担体:99.5〜70%、好ましくは97〜85%
以下の実施例は、本発明をさらに例示するが、本発明を限定するものではない。
Figure 2019517594
この組合せは、補助剤と十分に混合され、混合物が、好適なミルにおいて十分に粉砕され、これにより、水和剤が得られ、これは、水で希釈されて、所望の濃度の懸濁液が得られる。
Figure 2019517594
この組合せは、補助剤と十分に混合され、混合物が、好適なミルにおいて十分に粉砕され、種子処理に直接使用され得る粉剤が得られる。
Figure 2019517594
植物保護に使用され得る、任意の所要の希釈率の乳剤が、水による希釈によってこの濃縮物から得られる。
Figure 2019517594
即時使用可能なダスト剤が、担体と組み合わせて混合し、混合物を好適なミルにおいて粉砕することによって得られる。このような粉末は、種子の乾式粉衣(dry dressing)にも使用され得る。
Figure 2019517594
この組合せは、補助剤と混合され、粉砕され、混合物は、水で濡らされる。混合物は、押し出され、次に、空気流中で乾燥される。
Figure 2019517594
この微粉化された組合せは、ミキサー中において、ポリエチレングリコールで濡らされたカオリンに均一に適用される。このように、ほこりのない被覆された粒剤が得られる。
懸濁濃縮物
Figure 2019517594
この微粉化された組合せは、補助剤と均質混合され、懸濁濃縮物が得られ、この懸濁濃縮物から、任意の所望の希釈率の懸濁液が、水による希釈によって得られる。このような希釈を用いて、生きた植物ならびに植物繁殖材料が処理され、噴霧、注ぎかけまたは浸漬によって微生物による寄生から保護され得る。
種子処理用のフロアブル濃縮物
Figure 2019517594
この微粉化された組合せは、補助剤と均質混合され、懸濁濃縮物が得られ、この懸濁濃縮物から、任意の所望の希釈率の懸濁液が、水による希釈によって得られる。このような希釈を用いて、生きた植物ならびに植物繁殖材料が処理され、噴霧、注ぎかけまたは浸漬によって微生物による寄生から保護され得る。
持続放出性カプセル懸濁剤
28部のこの組合せを、2部の芳香族溶媒および7部のトルエンジイソシアネート/ポリメチレン−ポリフェニルイソシアネート−混合物(8:1)と混合する。この混合物を、所望の粒度が得られるまで、1.2部のポリビニルアルコールと、0.05部の消泡剤と、51.6部の水との混合物中で乳化する。この乳剤に、5.3部の水中の2.8部の1,6−ジアミノヘキサンの混合物を加える。混合物を、重合反応が完了するまで撹拌する。得られたカプセル懸濁剤を、0.25部の増粘剤および3部の分散剤を加えることによって安定化させる。カプセル懸濁剤製剤は、28%の活性成分を含有する。カプセルの中間直径は8〜15μmである。得られた製剤を、該当する目的に好適な装置中の水性懸濁液として種子に施用する。
本発明の組成物は、植物、植物の部分、植物器官、植物繁殖体または植物が成長している生息箇所に適用され得る。
適用は、典型的にはトラクターに備え付けた大面積用噴霧器によって組成物を噴霧することにより一般に成されるが、散粉(粉末の場合)、滴下または灌注などの他の方法もまた用いられることが可能である。あるいは、組成物は、畝間に、または、植付け時もしくはその前に種子に直接的に適用され得る。
本発明の組成物は発芽前または発芽後に適用され得る。作物植物の成長の調節または非生物ストレスに対する耐性の増大に組成物が用いられる場合には、組成物は作物の発芽後に適用され得る。組成物が種子の発芽の阻害または遅延に用いられる場合、組成物は発芽前に適用され得る。組成物が有害生物の防除に用いられる場合、組成物は、予防的処理(有害生物の発生前)として、または、治療的処理(有害生物の発生後)として適用され得る。
本発明は、植付けの前、その最中もしくはその後、または、これらのいずれかの組み合わせによる植物繁殖体に対する本発明の化合物または組成物の適用を想定している。
活性成分は任意の生理学的状態で植物繁殖体に適用が可能であるが、一般的なアプローチは、処理プロセスの最中に損傷が生じない十分に丈夫な状態の種子を用いるものである。典型的には、種子は、圃場で収穫され;植物から取り外され;および、芯、柄、外側包葉および周囲のパルプまたは他の非種子植物材料のいずれかから分離される。種子はまた、処理によって、種子に対して生物学的な損傷が生じることがない程度に生物学的に安定であることが好ましいであろう。処理は、種子の収穫から、播種プロセスの最中を含む種子の播種までの間における任意の時点で種子に適用可能であると考えられている。
植物繁殖体または植付けの生息箇所に対する活性成分の適用または処理方法は技術分野において公知であり、粉衣、コーティング、ペレット化および液浸、ならびに、苗床トレー適用、畝間適用、土壌灌注、土壌注入、注入灌漑、スプリンクラーもしくはセンターピボットを介した適用、または、土壌への取り込み(ばら播きまたは帯状)を含む。あるいは、または、追加的に、活性成分は、植物繁殖体と一緒に播種される好適な基材に適用されてもよい。
本発明の組成物の施用量は、広い限度内で様々であり得ると共に、土壌の性質、適用方法(出芽前または出芽後;種子粉衣;蒔き溝への適用;不耕起適用等)、作物植物、卓越気候条件、ならびに、適用方法、適用時期および標的作物によって左右される他の要因に応じる。葉面適用または灌注適用に関して、本発明の組成物は一般に、1〜2000g/ha、特に5〜1000g/haの量で適用される。種子処理に関して、施用量は一般に、0.0005〜150g/種子100kgである。
本発明の組成物は、双子葉または単子葉作物に適用され得る。本発明に係る組成物を用いることが可能である有用な植物の作物としては、例えばブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリーおよびイチゴといった液果植物;例えばオオムギ、トウモロコシ(コーン)、キビ、カラスムギ、イネ、ライ麦、モロコシ属(sorghum)、ライコムギおよびコムギといった穀類;例えば綿、亜麻、アサ、ジュートおよびサイザルといった繊維植物;例えば糖質および飼料ビート、コーヒー、ホップ、マスタード、アブラナ(カノーラ)、ケシ、サトウキビ、ヒマワリ、チャおよびタバコといった農作物;例えばリンゴ、アンズ、アボカド、バナナ、サクランボ、柑橘類、ネクタリン、モモ、セイヨウナシおよびセイヨウスモモといった果樹;例えばバミューダグラス、イチゴツナギ、ベントグラス、センチピードグラス、ウシノケグサ、ライグラス、アメリカシバおよびノシバといった草;バジル、ルリジサ、チャイブ、コリアンダー、ラベンダー、ラベージ、ミント、オレガノ、パセリ、ローズマリー、セージおよびタイムなどのハーブ;例えばインゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメおよびダイズ、インゲンマメといったマメ科植物;例えばアーモンド、カシュー、落花生、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン、ピスタチオおよびクルミといった堅果;例えばアブラヤシといったヤシ;例えば花、低木および高木といった観賞用植物;例えばカカオ、ココナツ、オリーブおよびゴムといった他の高木;例えばアスパラガス、ナス、ブロッコリ、キャベツ、ニンジン、キュウリ、ニンニク、レタス、ペポカボチャ、メロン、オクラ、タマネギ、コショウ、ジャガイモ、カボチャ、ダイオウ、ホウレンソウおよびトマトといった野菜;ならびに、例えばブドウといったつる植物などの多年生および一年生作物が挙げられる。
作物は、天然のもの、従来の品種改良法により得られたもの、または、遺伝子操作により得られたものであると理解されるべきである。これらは、いわゆる出力形質(例えば向上した保管安定性、高い栄養価および向上した風味)を有する作物を含む。
作物は、ブロモキシニルのような除草剤またはALS−、EPSPS−、GS−、HPPD−およびPPO−抑制剤などの除草剤クラスに対する耐性が与えられた作物をも含むと理解されるべきである。従来の勾配方法によって例えばイマザモックスといったイミダゾリノンに対する耐性が与えられた作物の一例は、Clearfield(登録商標)菜の花(summer canola)である。遺伝子操作法によって除草剤に対する耐性が与えられた作物の例としては、商品名RoundupReady(登録商標)、Herculex I(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)で市販されている例えばグリホサート−およびグルホシネート−耐性トウモロコシ品種が挙げられる。
作物もまた、天然のものであるか、または、有害な昆虫に対する耐性が与えられたものであると理解されるべきである。これは、例えばトキシン−産生バクテリア由来のものとして公知であるものなどの1種以上の選択的に作用するトキシンの合成能を例えば有するよう、組換えDNA技術を用いることで形質転換された植物を含む。発現されることが可能であるトキシンの例としては、δ−エンドトキシン、栄養型殺虫性タンパク質(Vip)、線虫共生バクテリアの殺虫性タンパク質、ならびに、サソリ、蛛形類、大型のハチ(wasp)および真菌によって産生されるトキシンが挙げられる。
バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)トキシンを発現するよう変性された作物の一例は、BtトウモロコシKnockOut(登録商標)(Syngenta Seeds)である。殺虫性耐性をコードする2種以上の遺伝子を含み、それ故、2種以上のトキシンを発現する作物の一例は、VipCot(登録商標)(Syngenta Seeds)である。作物またはその種子材料もまた、複数種の有害生物に対して耐性であることが可能である(いわゆる、遺伝子修飾により形成される場合の重畳的なトランスジェニックイベント)。例えば、植物は、例えばHerculex I(登録商標)(Dow AgroSciences,Pioneer Hi−Bred International)のように除草剤耐性であると同時に、殺虫性タンパク質の発現能を有していることが可能である。
通常、作物の管理において、栽培者は、本発明の組成物に追加して、1種または複数種の他の農学的化学物質または生物学的製剤を用いることとなる。
本発明はまた、真菌性有害生物を防除するための上記に定義されている組成物の使用を提供する。
実施例1
本発明の組成物の殺菌・殺カビ効力を判定するためにテストを実施した。
テスト溶液
成分(A)および(B)をDMSO中のテクニカルグレードの活性成分に溶解することによりそれぞれを調製した。水性テスト溶液は、適切なストック溶液を所望の濃度に混合することにより調製した。
イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)に対するテスト(根腐れ病、立枯病)
極低温保管しておいた真菌の菌糸体断片を、50mlのPDB当たり2.5mlの菌糸体の濃度で栄養液体培地(PDBジャガイモブドウ糖液体培地)に直接混合した。テスト化合物のDMSO溶液をマイクロタイタープレート(96ウェル型)に入れ、真菌の芽胞を含有する栄養液体培地をこれに加えた。テストプレートを24℃でインキュベートし、72時間後に成長の阻害を測光法により測定した。結果を以下の表1に示す。1ppmは1mg/Lまたは1μg/mlに等しいことに留意すべきである。
表1:イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)の防除
Figure 2019517594
イネいもち病菌(Pyricularia orzyae)(稲熱病)に対するテスト
極低温保管しておいた真菌の分生子を、1mlのPDB当たり20,000個の胞子の濃度で栄養液体培地(PDBジャガイモブドウ糖液体培地)に直接混合した。テスト化合物のDMSO溶液をマイクロタイタープレート(96ウェル型)に入れ、真菌の芽胞を含有する栄養液体培地をこれに加えた。テストプレートを24℃でインキュベートし、72時間後に成長の阻害を測光法により測定した。結果を以下の表2に示す。
表2:イネいもち病菌(Pyricularia orzyae)の防除
Figure 2019517594
グロメレララゲナリウムsyn.(Glomerella lagenarium syn.)、コレトトリカムラゲナリウム(Colletotrichum lagenarium)(ウリ科植物の炭疽病)に対するテスト
極低温保管しておいた真菌の分生子を、1mlのPDB当たり80,000個の胞子の濃度で栄養液体培地(PDBジャガイモブドウ糖液体培地)に直接混合した。テスト化合物のDMSO溶液をマイクロタイタープレート(96ウェル型)に入れ、真菌の芽胞を含有する栄養液体培地をこれに加えた。テストプレートを24℃でインキュベートし、72時間後に成長の阻害を620nmで測光法により測定した。結果を以下の表3に示す。
表3:グロメレララゲナリウム(Glomerella lagenarium)の防除
Figure 2019517594
これらの結果は、式(Ia)とジフェノコナゾールとの組み合わせが相乗的な殺菌・殺カビ効果を有することを示す。
実施例2
テストを、本発明の組成物の熱ストレス緩和効力を判定するために実施した。
試験を、Tamil Nadu稲作地域(India)において2016年の暑季に実施した。
在来種ADT45のイネ(アジアイネ(Oryza sativa L.))を、株当たり4本の植物、16cmの植物の間隔、30cmの畝間で機械により移植した。すべての試験は、良好なレベルの水管理下で行った。肥料は、試験地域における最良の現地の慣習に従って適用した。
市販されている処理済みの種子(種子処理としてネオニコチノイドは使用せず)を用いた。良好な雑草防除を達成するために、雑草防除は最良の現地の慣習に従った。葉面殺菌・殺カビ剤および殺虫剤は通常の慣習に従って適用した(ネオニコチノイドまたはストロビルリンを含有する生成物は使用せず)。
試験設計は乱塊法であった。プロットサイズは40m2(4m幅[12本の畝]×10mの畝長)であった。各試験は四回の反復で行った。合計で、11回の試験を行った。
処理は、小試験区用の可搬式のブームスプレーヤで、葉/草冠の表面に近接する(作物から25〜40cmの距離)広域葉面散布として、以下の異なる処理時期:幼穂分化期(BBCH30)、幼穂形成期(BBCH32)、小穂分化期(BBCH35)および減数分裂期(BBCH39)で適用した。穀粒の収率は14%の水分含有量(MC)で計測した。結果を表4に示す。
表4:収率に対する処理の効果。すべての処理は幼穂形成期(BBCH成長段階32)に適用した。適用後の14日間において、平均日最低気温は25.13℃(22.90℃〜27.8℃)であり、および、平均日最高温度は34.13℃(31.40℃〜37.30℃)であった。
Figure 2019517594
結果は、イネの収率が、式IaおよびIsabionの両方で処理した後は、いずれかの成分単独による処理よりも顕著に高かったことを示す。

Claims (12)

  1. (A)式(I)の化合物と、
    Figure 2019517594
    (式中、Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、アルキルオキシおよびアルキルからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基を表し;
    ならびに、R2は、アミノ、ハロゲン、ニトロ、チオ、アルキルチオおよびアルキルからなる群から選択される)
    (B)殺有害生物剤とを含む組成物。
  2. (A)が、式(Ia)の化合物
    Figure 2019517594
    である、請求項1に記載の組成物。
  3. (B)がジフェノコナゾールである、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 1種以上の配合補助剤をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. (A)対(B)の重量比が、1:1〜100:1である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. (A)対(B)の重量比が2.5:1〜40:1である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. (A)の濃度が1〜50g/Lである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. (B)の濃度が1〜250g/Lである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、イネいもち病菌(Pyricularia orzyae)またはグロメレララゲナリウム(Glomerella lagenarium)の防除方法であって、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物を有害生物に接触させることを含む、方法。
  10. イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、イネいもち病菌(Pyricularia orzyae)またはグロメレララゲナリウム(Glomerella lagenarium)を防除するための、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  11. (B)がタンパク質加水分解物である、請求項1または2に記載の組成物。
  12. 前記タンパク質加水分解物が2L/haの割合で適用される、請求項11に記載の組成物。
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