JP2019516717A5 - - Google Patents

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JP2019516717A5
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1H及び13C NMRは、(3α,5β,6α,7α)-6-エチル-3,7-ジヒドロキシ-コラン-24-酸の基準試料と一致した。
本件出願は、以下の構成の発明を提供する。
(構成1)
一般式(Ia)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化1)
Figure 2019516717
(式中:
R 2 は、H、ハロ、OH、又は保護されたOH基であり;
Yは、結合、又はそのいずれかが1以上のR 3 で任意に置換されている、C 1-20 アルキレン、C 2-20 アルケニレン、もしくはC 2-20 アルキニレンリンカー基であり;
ここで、各々のR 3 は、独立に、H、ハロ、OH、保護されたOH基、又はNR 8 R 9 であり;
ここで、R 8 及びR 9 の各々は、独立に、H、C 1-6 アルキル、C(O)Ph、ベンジル、フタルイミド、tert-ブチルオキシカルボニル、又はカルボキシベンジルであり;
R 4 は、C(O)OR 10 、OC(O)R 10 、C(O)NR 10 R 11 、OR 10 、OSi(R 13 ) 3 、S(O)R 10 、SO 2 R 10 、OSO 2 R 10 、SO 3 R 10 、OSO 3 R 10 、ハロ、CN、C(O)R 10 、NR 10 R 11 、BR 10 R 11 、C(O)CH 2 N 2 、-CH=CH 2 、-C≡CH、CH[C(O)OR 10 ] 2 、CH(BR 10 R 11 ) 2 、アジド、NO 2 、NR 10 C(O)NR 10 SO 2 R 11 、NR 10 C(O)NR 10 SO 2 NR 10 R 11 、NR 10 SO 2 R 11 、C(O)NR 10 SO 2 R 11 、CH(XR 10 )(XR 11 )、CH(R 10 )(XR 11 )、フタルイミド、又はカルボン酸模倣基、例えば、テトラゾールであり;
ここで、各々のXは、独立に、O、S、又はNR 8 であり;
ここで、各々のR 10 及びR 11 は、独立に:
a.水素;
又は
b.そのいずれかが:
C 1-4 アルキル、C 1-4 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、OSO 2 R 19 、SO 3 R 19 、OSO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、並びにそのどちらが、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2 から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C 1-20 アルキル、C 3-7 シクロアルキル、C 2-20 アルケニル、もしくはC 2-20 アルキニル;
又は
c.そのいずれかが:
C 1-6 アルキル、C 3-7 シクロアルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、C=O、C(O)C 1-4 アルキル、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、フェニル、5〜14員ヘテロアリール、3〜10員ヘテロ環式環、メチレンジオキシ、及びエチレンジオキシ
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、6〜14員アリール、5〜14員ヘテロアリール基、もしくは3〜10員ヘテロ環式環;
又は
d.ポリエチレングリコール残基;
であるか、或いは
e.R 4 が、C(O)NR 10 R 11 、CH(XR 10 )(XR 11 )、CH(R 10 )(XR 11 )、NR 10 R 11 、BR 10 R 11 、CH[C(O)OR 10 ] 2 、又はCH(BR 10 R 11 ) 2 であるとき、R 10 及びR 11 基は、それらが結合している1つ又は複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得;
ここで、各々のR 19 は、独立に:
H、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、又はそのどちらかが、ハロ、C 1-6 アルキル、及びC 1-6 ハロアルキルから選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
であり、かつここで、各々のR 13 は、独立に:
a.そのいずれかが:
ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、OSO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、並びにそのどちらかがC 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2 から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C 1-20 アルキル、C 2-20 アルケニル、もしくはC 2-20 アルキニル;
又は
b.そのどちらかが:
C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
であり、
ここで、各々のR 19 は、独立に:
H、C 1-6 アルキル、もしくはC 1-6 ハロアルキル
であるか;又は
Y及びR 4 は一緒に、=CH 2 基を形成し;かつ
R 5 は、H、OH、又は保護されたOH基である)。
(構成2)
構成1記載の一般式(I)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化2)
Figure 2019516717
(式中:
R 2 は、H、ハロ、OH、又は保護されたOH基であり;
Yは、結合、又はそのいずれかが1以上のR 3 で任意に置換されている、C 1-20 アルキレン、C 2-20 アルケニレン、もしくはC 2-20 アルキニレンリンカー基であり;
ここで、各々のR 3 は、独立に、ハロ、OR 8 、又はNR 8 R 9 であり;
ここで、R 8 及びR 9 の各々は、独立に、H又はC 1-4 アルキルであり;
R 4 は、C(O)OR 10 、OC(O)R 10 、C(O)NR 10 R 11 、OR 10 、OSi(R 13 ) 3 、S(O)R 10 、SO 2 R 10 、OSO 2 R 10 、SO 3 R 10 、OSO 3 R 10 、ハロ、CN、C(O)R 10 、CH(OR 10 )(OR 11 )、CH(R 10 )(OR 11 )、CH(SR 10 )(SR 11 )、NR 10 R 11 、BR 10 R 11 、C(O)CH 2 N 2 、-CH=CH 2 、-C≡CH、CH[C(O)OR 10 ] 2 、CH(BR 10 R 11 ) 2 、アジド、又はカルボン酸模倣基、例えば、テトラゾールであり;
ここで、各々のR 10 及びR 11 は、独立に:
a.水素;
又は
b.そのいずれかが:
ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、OSO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、並びにそのどちらかが、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2 から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C 1-20 アルキル、C 2-20 アルケニル、もしくはC 2-20 アルキニル;
又は
c.そのどちらかが:
C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
又は
d.ポリエチレングリコール残基;
であるか、或いは
e.R 4 が、C(O)NR 10 R 11 、CH(OR 10 )(OR 11 )、CH(R 10 )(OR 11 )、CH(SR 10 )(SR 11 )、NR 10 R 11 、BR 10 R 11 、CH[C(O)OR 10 ] 2 、もしくはCH(BR 10 R 11 ) 2 であるとき、R 10 及びR 11 基は、それらが結合している1つ又は複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得;
ここで、各々のR 19 は、独立に:
H、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、又はそのどちらかが、ハロ、C 1-6 アルキル、及びC 1-6 ハロアルキルから選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
であり、かつここで、各々のR 13 は、独立に:
a.そのいずれかが:
ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、OSO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、並びにそのどちらかがC 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2 から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C 1-20 アルキル、C 2-20 アルケニル、もしくはC 2-20 アルキニル;
又は
b.そのどちらかが:
C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
であり、
ここで、各々のR 19 は、独立に:
H、C 1-6 アルキル、もしくはC 1-6 ハロアルキル
であるか;又は
Y及びR 4 は一緒に、=CH 2 基を形成し;かつ
R 5 は、H、OH、又は保護されたOH基である)。
(構成3)
R 2 がHである、構成1又は構成2記載の化合物。
(構成4)
Yが、結合又はそのどちらかが1もしくは2個のR 3 基で任意に置換されているC 1-3 アルキレンもしくはC 2-3 アルケニレンリンカー基であり、ここで、R 3 が、構成1又は構成2において定義されている通りである、構成1〜3のいずれか一項記載の化合物。
(構成5)
Yが-CH 2 CH 2 -又は-CH=CH-である、構成4記載の化合物。
(構成6)
R 3 が、H、ハロ、OH、OC(O)R 14 、OSi(R 16 ) 3 、又はNR 8 R 9 であり;ここで、R 14 がC 1-6 アルキル又はフェニルであり;各々のR 16 が、独立に、C 1-6 アルキル又はフェニルであり;かつ各々のR 8 及びR 9 が、独立に、H、メチル、エチル、又はtert-ブトキシカルボニルである、構成1、又は3〜5のいずれか一項記載の化合物。
(構成7)
R 4 が、C(O)OR 10 、OR 10 、C(O)NR 10 R 11 、SO 3 R 10 、又はOSO 3 R 10 である、構成1〜6のいずれか一項記載の化合物。
(構成8)
R 4 が、ハロ、CN、C(O)R 10 、CH(XR 10 )(XR 11 )、CH=CH 2 、-C≡CH、CH[C(O)OR 10 ] 2 、BR 10 R 11 であるか、又はY及びR 4 が一緒に、=CH 2 基を形成する、構成1〜6のいずれか一項記載の化合物。
(構成9)
R 4 が、ハロ、CN、C(O)R 10 、CH(OR 10 )(OR 11 )、CH=CH 2 、-C≡CH、CH[C(O)OR 10 ] 2 、BR 10 R 11 であるか、又はY及びR 4 が一緒に、=CH 2 基を形成する、構成8記載の化合物。
(構成10)
R 4 が、C(O)OR 10 、CONR 10 R 11 、OSO 2 R 10 、OSO 3 R 10 、CN、アジド、OR 10 、OSi(R 13 ) 3 、CH[(C(O)OR 10 )] 2 、CH(OR 10 )(OR 11 )、NR 10 CONR 10 SO 2 R 11 、及びNR 10 SO 2 R 11 、並びにテトラゾールである、構成9記載の化合物。
(構成11)
R 4 が、C(O)OR 10 、OC(O)R 10 、OR 10 、OSi(R 13 ) 3 、OSO 2 R 10 、ハロ、CN、C(O)R 10 、NR 10 R 11 、CH[C(O)OR 10 ] 2 、アジド、C(O)NR 10 SO 2 R 11 、CH(XR 10 )(XR 11 );フタルイミド、テトラゾール、又は置換テトラゾールである、構成1〜6のいずれか一項記載の化合物。
(構成12)
各々のR 10 及びR 11 が、独立に:
a.水素;又は
b.そのいずれかが:
C 1-4 アルキル、C 1-4 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、OSO 2 R 19 、SO 3 R 19 、OSO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、並びにそのどちらが、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C 1-10 アルキル、C 2-10 アルケニル、もしくはC 2-10 アルキニル;又は
c.そのどちらかが:
C 1-6 アルキル、C 3-7 シクロアルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、C=O、C(O)C 1-4 アルキル、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、フェニル、5〜14員ヘテロアリール、3〜10員ヘテロ環式環、メチレンジオキシ、及びエチレンジオキシ
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜10員アリールもしくは5〜10員ヘテロアリール基;又は
d.ポリエチレングリコール残基;
であるか、或いは
e. R 4 が、C(O)NR 10 R 11 、CH(XR 10 )(XR 11 )、CH(R 10 )(XR 11 )、NR 10 R 11 、又はBR 10 R 11 であるとき、R 10 及びR 11 基が、それらが結合している1つ又は複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得る、
構成1〜11のいずれか一項記載の化合物。
(構成13)
各々のR 10 及びR 11 が、独立に:
a.水素;又は
b.そのいずれかが、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、OSO 3 R 19 、N(R 19 ) 2 、並びにそのどちらかが、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2 から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C 1-10 アルキル、C 2-10 アルケニル、もしくはC 2-10 アルキニル;又は
c.そのどちらかが:
C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、ハロ、NO 2 、CN、OR 19 、SR 19 、C(O)OR 19 、C(O)N(R 19 ) 2 、SO 2 R 19 、SO 3 R 19 、及びN(R 19 ) 2
から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜10員アリールもしくは5〜10員ヘテロアリール基;又は
d.ポリエチレングリコール残基;
であるか、或いは
e. R 4 が、C(O)NR 10 R 11 、CH(OR 10 )(OR 11 )、CH(R 10 )(OR 11 )、CH(SR 10 )(SR 11 )、NR 10 R 11 、又はBR 10 R 11 であるとき、R 10 及びR 11 基は、それらが結合している1つ又は複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得る、
構成1〜11のいずれか一項記載の化合物。
(構成14)
R 10 が、水素;又はそのどちらかが、6〜14員アリール、例えば、フェニルで任意に置換されている、C 1-6 、例えば、C 1-3 アルキルもしくはC 2-6 、例えば、C 2-3 アルケニル、とりわけ、C 1-6 アルキルもしくはベンジルである、構成1〜13のいずれか一項記載の化合物。
(構成15)
R 4 が、C(O)OR 10 、OR 10 、SO 3 R 10 、OSO 3 R 10 、ハロ、CN、C(O)R 10 、CH(XR 10 )(XR 11 )、CH[C(O)OR 10 ] 2 、もしくはBR 10 R 11 であり;かつ各々のR 10 及びR 11 が、独立に、H、C 1-6 アルキル、もしくはベンジルであるか;又は
R 4 が、CH(OR 10 )(OR 11 )もしくはBR 10 R 11 であるとき、R 10 及びR 11 が、それらが結合している1つもしくは複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得るか;又は
R 4 が、C(O)OR 19 、OR 19 、SO 3 R 19 、もしくはOSO 3 R 19 で置換されたC(O)NR 10 R 11 であり、かつR 19 がHである、
構成1〜6のいずれか一項記載の化合物。
(構成16)
XがOである、構成15記載の化合物。
(構成17)
R 5 がHである、構成1〜16のいずれか一項記載の化合物。
(構成18)
構成1〜17のいずれか一項記載の一般式(Ia)の化合物を調製する方法であって:
一般式(IIa)の化合物をハロゲン化剤と反応させ、その後、塩基と反応させること:
(化3)
Figure 2019516717
(ここで、Y、R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである)
を含む、前記方法。
(構成19)
前記ハロゲン化剤が、Br 2 、Cl 2 、I 2 、N-ブロモスクシンイミド(NBS)、N-クロロスクシンイミド(NCS)、N-ヨードスクシンイミド(NIS)、クロラミン-T(トシルクロラミド)、次亜塩素酸tert-ブチル、トリクロロイソシアヌル酸(TCCA)、トリブロモイソシアヌル酸(TBCA)、トリヨードイソシアヌル酸(TICA)、1,3-ジクロロ-5,5-ジメチルヒダントイン(DCDMH)、1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(DBDMH)、1,3-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン(DIDMH)、ジ-tert-ブチルペルオキシドとTiCl 4 ; AcOH中のCa(OCl) 2 とNaCl;又はTMSClとH 2 O 2 である、構成18記載の方法。
(構成20)
前記ハロゲン化剤が、トリクロロイソシアヌル酸(TCCA)、トリブロモイソシアヌル酸(TBCA)、トリヨードイソシアヌル酸(TICA)、1,3-ジクロロ-5,5-ジメチルヒダントイン(DCDMH)、1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(DBDMH)、又は1,3-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン(DIDMH)である、構成19記載の方法。
(構成21)
前記ハロゲン化剤が、トリクロロイソシアヌル酸(TCCA)又は次亜塩素酸tert-ブチルである、構成19記載の方法。
(構成22)
前記ハロゲン化剤がトリクロロイソシアヌル酸(TCCA)である、構成19〜21のいずれか一項記載の方法。
(構成23)
前記反応が、アセトン、DMF、MeCN又はCH 2 Cl 2 、THF、t-ブチルアルコール、酢酸、ジオキサン、DMSO、ギ酸、及び水、並びにこれらの混合物から選択される溶媒中で実施される、構成19〜22のいずれか一項記載の方法。
(構成24)
前記反応が、アセトン、水、ギ酸、酢酸、及びこれらの混合物から選択される溶媒中で実施される、構成23記載の方法。
(構成25)
一般式(IIIxa)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化4)
Figure 2019516717
(式中、Xは、Cl、Br、もしくはIであり;かつ
Y、R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである);又は
一般式(IIIya)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化5)
Figure 2019516717
(式中、Xは、Cl、Br、もしくはIであり;かつ
Y、R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである)。
(構成26)
構成25において定義されているような、一般式(IIIxa)の化合物及び一般式(IIIya)の化合物を含む混合物。
(構成27)
一般式(Xa)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化6)
Figure 2019516717
(式中、
R 1 は、ハロ、OR 6 、及びNR 6 R 7 から選択される1以上の置換基で任意に置換された、C 1-4 アルキル、C 2-4 アルケニル、又はC 2-4 アルキニルであり;
ここで、R 6 及びR 7 の各々は、独立に、H又はC 1-4 アルキルであり;
R 2 は、H、ハロ、又はOHであり;
R 5a は、H又はOHであり;かつ
Y 1 は、結合、もしくは1以上のR 3 で任意に置換されているC 1-20 アルキレンリンカー基であるか;又は
Y 1 及びR 4 は一緒に、=CH 2 基を形成し;
ここで、R 3 及びR 4 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである);
を調製する方法であって:
(a)一般式(Ia)の化合物を有機金属試薬で選択的にアルキル化して、一般式(IVa)の化合物:
(化7)
Figure 2019516717
(式中、R 1 は、一般式(Xa)の化合物について定義されている通りであり;かつ
Y、R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1において定義されている通りである)
を生じさせる工程;
(b)該一般式(IVa)の化合物を、好適な還元剤を用いて還元して、一般式(Va)の化合物:
(化8)
Figure 2019516717
(式中、Y 1 及びR 1 は、一般式(Xa)の化合物について定義されている通りであり;かつ
R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1において定義されている通りである)
を生じさせる工程;
(c)該一般式(Va)の化合物を、好適な酸化剤を用いて酸化して、一般式(VIa)の化合物:
(化9)
Figure 2019516717
(式中、Y 1 及びR 1 は、一般式(Xa)の化合物について定義されている通りであり;かつ
R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1において定義されている通りである)
を生じさせる工程;
(d)該一般式(VIa)の化合物を、好適な還元剤を用いて還元し、R 2 及び/又はR 5 が保護されたOHである場合、保護基を除去して、上で定義されているような一般式(Xa)の化合物を生じさせる工程(ここで、該保護基の除去は、該還元の前又は後に行われ得る)
を含む、前記方法。
(構成28)
一般式(Ia)、(IVa)、(Va)、(VIa)、及び(Xa)の化合物を、他の一般式(Ia)、(IVa)、(Va)、(VIa)、及び(Xa)の化合物に変換する1以上の工程をさらに含む、構成27記載の方法。
(構成29)
前記任意の工程が、別のY/Y 1 及び/又はR 4 部分を有する化合物に達するように、前記一般式(Ia)、(IVa)、(Va)、(VIa)、及び(Xa)の化合物の側鎖を反応させることからなる、構成28記載の方法。
(構成30)
一般式(IVa)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化10)
Figure 2019516717
(式中、R 1 は、ハロ、OR 6 、及びNR 6 R 7 から選択される1以上の置換基で任意に置換された、C 1-4 アルキル、C 2-4 アルケニル、又はC 2-4 アルキニルであり;
ここで、R 6 及びR 7 の各々は、独立に、H又はC 1-4 アルキルであり;かつ
Y、R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである)。
(構成31)
一般式(Va)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化11)
Figure 2019516717
(式中、R 1 は、ハロ、OR 6 、及びNR 6 R 7 から選択される1以上の置換基で任意に置換された、C 1-4 アルキル、C 2-4 アルケニル、又はC 2-4 アルキニルであり;
ここで、R 6 及びR 7 の各々は、独立に、H又はC 1-4 アルキルであり;
Y 1 は、結合、もしくは1以上のR 3 で任意に置換されているC 1-20 アルキレンリンカー基であるか;又は
Y 1 及びR 4 は一緒に、=CH 2 基を形成し;
ここで、R 2 、R 3 、R 4 、及びR 5 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである)。
(構成32)
一般式(IIIxz)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化12)
Figure 2019516717
(式中、Xは、Cl、Br、又はIであり;
R 40 は、C(O)H、C(O)C 1-4 アルキル、C(O)フェニル、C(O)ベンジル、フェニル、ベンジル、C 2-4 アルケン、又はSO 2 CF 3 であり;ここで、C(O)フェニル、C(O)ベンジル、フェニル、及びベンジルは、C 1-4 アルキル、OC 1-4 アルキル、ハロ、ニトロ、C 1-4 ハロアルキル、及びOC 1-4 ハロアルキルから選択される1以上の置換基で任意に置換されており;かつ
Y、R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである)。
(構成33)
一般式(IIIyz)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
(化13)
Figure 2019516717
(式中、Xは、Cl、Br、又はIであり;
R 40 は、C(O)H、C(O)C 1-4 アルキル、C(O)フェニル、C(O)ベンジル、フェニル、ベンジル、C 2-4 アルケニル、又はSO 2 CF 3 であり;ここで、C(O)フェニル、C(O)ベンジル、フェニル、及びベンジルは、C 1-4 アルキル、OC 1-4 アルキル、ハロ、ニトロ、C 1-4 ハロアルキル、及びOC 1-4 ハロアルキルから選択される1以上の置換基で任意に置換されており;かつ
Y、R 2 、R 4 、及びR 5 は、構成1〜17のいずれか一項において定義されている通りである)。
(構成34)
以下のもの:
(6β,7β,22E)-6,7-エポキシ-3-オキソ-4,22-コラジエン-24-酸エチルエステル(実施例1);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-3-オキソ-4,22-コラジエン-24-酸エチルエステル(実施例5);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-ヒドロキシメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例41);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-ブロモメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例42);
(20S)-メタンスルホニルオキシメチル-6,7-β-エポキシ-4-プレグネン-3-オン(実施例43);
(20R)-シアノメチル-6,7-β-エポキシ-4-プレグネン-3-オン(実施例44);
(20S)-20-アセトキシメチル-6,7-β-エポキシ-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例45);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-tert-ブチルジフェニルシロキシメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例46);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-アジドメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例47);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-(N-フタルイミドメチル)-プレグナ-4,6-ジエン-3-オン(実施例48);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-ホルミル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例49);
(6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-(エチレンジオキシメチル)-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例50);及び
(6β,7β)-6,7-エポキシ-3-オキソ-4-コレン-23-カルボキシ-24-酸ジメチルエステル(実施例51);
から選択される一般式(Ia)もしくは(I)の化合物又はこれらの塩もしくは同位体変種。

Claims (18)

  1. 一般式(Ia)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
    Figure 2019516717
    (式中:
    R2は、H、ハロ、OH、又は保護されたOH基であり;
    Yは、結合、又はそのいずれかが1以上のR3で任意に置換されている、C1-20アルキレン、C2-20アルケニレン、もしくはC2-20アルキニレンリンカー基であり;
    ここで、各々のR3は、独立に、H、ハロ、OH、保護されたOH基、又はNR8R9であり;
    ここで、R8及びR9の各々は、独立に、H、C1-6アルキル、C(O)Ph、ベンジル、フタルイミド、tert-ブチルオキシカルボニル、又はカルボキシベンジルであり;
    R4は、C(O)OR10、OC(O)R10、C(O)NR10R11、OR10、OSi(R13)3、S(O)R10、SO2R10、OSO2R10、SO3R10、OSO3R10、ハロ、CN、C(O)R10、NR10R11、BR10R11、C(O)CH2N2、-CH=CH2、-C≡CH、CH[C(O)OR10]2、CH(BR10R11)2、アジド、NO2、NR10C(O)NR10SO2R11、NR10C(O)NR10SO2NR10R11、NR10SO2R11、C(O)NR10SO2R11、CH(XR10)(XR11)、CH(R10)(XR11)、フタルイミド、又はカルボン酸模倣基、例えば、テトラゾールであり;
    ここで、各々のXは、独立に、O、S、又はNR8であり;
    ここで、各々のR10及びR11は、独立に:
    a.水素;
    又は
    b.そのいずれかが:
    C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、OSO2R19、SO3R19、OSO3R19、N(R19)2、並びにそのどちらが、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C1-20アルキル、C3-7シクロアルキル、C2-20アルケニル、もしくはC2-20アルキニル;
    又は
    c.そのいずれかが:
    C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、C(O)C1-4アルキル、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、N(R19)2、フェニル、5〜14員ヘテロアリール、3〜10員ヘテロ環式環、メチレンジオキシ、及びエチレンジオキシ
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、6〜14員アリール、5〜14員ヘテロアリール基、もしくは3〜10員ヘテロ環式環;
    又は
    d.ポリエチレングリコール残基;
    であるか、或いは
    e.R4が、C(O)NR10R11、CH(XR10)(XR11)、NR10R11、BR10R11、CH[C(O)OR10]2、又はCH(BR10R11)2であるとき、R10及びR11基は、それらが結合している1つ又は複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得;
    ここで、各々のR19は、独立に:
    H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、又はそのどちらかが、ハロ、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
    であり、かつここで、各々のR13は、独立に:
    a.そのいずれかが:
    ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、OSO3R19、N(R19)2、並びにそのどちらかがC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C1-20アルキル、C2-20アルケニル、もしくはC2-20アルキニル;
    又は
    b.そのどちらかが:
    C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
    であり、
    ここで、各々のR19は、独立に:
    H、C1-6アルキル、もしくはC1-6ハロアルキル
    であるか;又は
    Y及びR4は一緒に、=CH2基を形成し;かつ
    R5は、H、OH、又は保護されたOH基である)。
  2. 請求項1記載の一般式(I)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
    Figure 2019516717
    (式中:
    R2は、H、ハロ、OH、又は保護されたOH基であり;
    Yは、結合、又はそのいずれかが1以上のR3で任意に置換されている、C1-20アルキレン、C2-20アルケニレン、もしくはC2-20アルキニレンリンカー基であり;
    ここで、各々のR3は、独立に、ハロ、OR8、又はNR8R9であり;
    ここで、R8及びR9の各々は、独立に、H又はC1-4アルキルであり;
    R4は、C(O)OR10、OC(O)R10、C(O)NR10R11、OR10、OSi(R13)3、S(O)R10、SO2R10、OSO2R10、SO3R10、OSO3R10、ハロ、CN、C(O)R10、CH(OR10)(OR11)、CH(R10)(OR11)、CH(SR10)(SR11)、NR10R11、BR10R11、C(O)CH2N2、-CH=CH2、-C≡CH、CH[C(O)OR10]2、CH(BR10R11)2、アジド、又はカルボン酸模倣基、例えば、テトラゾールであり;
    ここで、各々のR10及びR11は、独立に:
    a.水素;
    又は
    b.そのいずれかが:
    ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、OSO3R19、N(R19)2、並びにそのどちらかが、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C1-20アルキル、C2-20アルケニル、もしくはC2-20アルキニル;
    又は
    c.そのどちらかが:
    C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
    又は
    d.ポリエチレングリコール残基;
    であるか、或いは
    e.R4が、C(O)NR10R11、CH(OR10)(OR11)、CH(SR10)(SR11)、NR10R11、BR10R11、CH[C(O)OR10]2、もしくはCH(BR10R11)2であるとき、R10及びR11基は、それらが結合している1つ又は複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得;
    ここで、各々のR19は、独立に:
    H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、又はそのどちらかが、ハロ、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
    であり、かつここで、各々のR13は、独立に:
    a.そのいずれかが:
    ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、OSO3R19、N(R19)2、並びにそのどちらかがC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C1-20アルキル、C2-20アルケニル、もしくはC2-20アルキニル;
    又は
    b.そのどちらかが:
    C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基;
    であり、
    ここで、各々のR19は、独立に:
    H、C1-6アルキル、もしくはC1-6ハロアルキル
    であるか;又は
    Y及びR4は一緒に、=CH2基を形成し;かつ
    R5は、H、OH、又は保護されたOH基である)。
  3. R2がHである、請求項1又は請求項2記載の化合物。
  4. Yが、結合又はそのどちらかが1もしくは2個のR3基で任意に置換されているC1-3アルキレンもしくはC2-3アルケニレンリンカー基であり、ここで、R3が、請求項1又は請求項2において定義されている通りである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
  5. Yが-CH2CH2-又は-CH=CH-である、請求項4記載の化合物。
  6. R4が、C(O)OR10、OR10、C(O)NR10R11、SO3R10、又はOSO3R10であり;あるいは
    R4が、ハロ、CN、C(O)R10、CH(XR10)(XR11)、CH=CH2、-C≡CH、CH[C(O)OR10]2、BR10R11であるか、又はY及びR4が一緒に、=CH2基を形成する、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  7. R4が、C(O)OR10、OC(O)R10、OR10、OSi(R13)3、OSO2R10、ハロ、CN、C(O)R10、NR10R11、CH[C(O)OR10]2、アジド、C(O)NR10SO2R11、CH(XR10)(XR11);フタルイミド、テトラゾール、又は置換テトラゾールである、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  8. 各々のR10及びR11が、独立に:
    a.水素;又は
    b.そのいずれかが:
    C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、OSO2R19、SO3R19、OSO3R19、N(R19)2、並びにそのどちらが、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、及びN(R19)2
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜14員アリールもしくは5〜14員ヘテロアリール基
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、もしくはC2-10アルキニル;又は
    c.そのどちらかが:
    C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、NO2、CN、OR19、C(O)C1-4アルキル、SR19、C(O)OR19、C(O)N(R19)2、SO2R19、SO3R19、N(R19)2、フェニル、5〜14員ヘテロアリール、3〜10員ヘテロ環式環、メチレンジオキシ、及びエチレンジオキシ
    から選択される1以上の置換基で任意に置換されている6〜10員アリールもしくは5〜10員ヘテロアリール基;又は
    d.ポリエチレングリコール残基;
    であるか、或いは
    e. R4が、C(O)NR10R11、CH(XR10)(XR11)、NR10R11、又はBR10R11であるとき、R10及びR11基が、それらが結合している1つ又は複数の原子と一緒に組み合わさって、3〜10員ヘテロ環式環を形成し得る、
    請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
  9. R10が、水素;又はそのどちらかが、6〜14員アリールで任意に置換されている、C1-3アルキルもしくはC2-3アルケニルである、請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物。
  10. R5がHである、請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項記載の一般式(Ia)の化合物を調製する方法であって:
    一般式(IIa)の化合物をハロゲン化剤と反応させ、その後、塩基と反応させること:
    Figure 2019516717
    (ここで、Y、R2、R4、及びR5は、請求項1〜10のいずれか一項において定義されている通りである)
    を含む、前記方法。
  12. 前記ハロゲン化剤が、Br2、Cl2、I2、N-ブロモスクシンイミド(NBS)、N-クロロスクシンイミド(NCS)、N-ヨードスクシンイミド(NIS)、クロラミン-T(トシルクロラミド)、次亜塩素酸tert-ブチル、トリクロロイソシアヌル酸(TCCA)、トリブロモイソシアヌル酸(TBCA)、トリヨードイソシアヌル酸(TICA)、1,3-ジクロロ-5,5-ジメチルヒダントイン(DCDMH)、1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(DBDMH)、1,3-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン(DIDMH)、ジ-tert-ブチルペルオキシドとTiCl4; AcOH中のCa(OCl)2とNaCl;又はTMSClとH2O2である、請求項11記載の方法。
  13. 前記ハロゲン化剤が、トリクロロイソシアヌル酸(TCCA)、トリブロモイソシアヌル酸(TBCA)、トリヨードイソシアヌル酸(TICA)、1,3-ジクロロ-5,5-ジメチルヒダントイン(DCDMH)、1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(DBDMH)、又は1,3-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン(DIDMH)である、請求項12記載の方法。
  14. 前記ハロゲン化剤が、トリクロロイソシアヌル酸(TCCA)又は次亜塩素酸tert-ブチルである、請求項12記載の方法。
  15. 前記反応が、アセトン、DMF、MeCN又はCH2Cl2、THF、t-ブチルアルコール、酢酸、ジオキサン、DMSO、ギ酸、及び水、並びにこれらの混合物から選択される溶媒中で実施される、請求項12〜14のいずれか一項記載の方法。
  16. 前記反応が、アセトン、水、ギ酸、酢酸、及びこれらの混合物から選択される溶媒中で実施される、請求項15記載の方法。
  17. 一般式(Xa)の化合物又はその塩もしくは同位体変種:
    Figure 2019516717
    (式中、
    R1は、ハロ、OR6、及びNR6R7から選択される1以上の置換基で任意に置換された、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、又はC2-4アルキニルであり;
    ここで、R6及びR7の各々は、独立に、H又はC1-4アルキルであり;
    R2は、H、ハロ、又はOHであり;
    R5aは、H又はOHであり;かつ
    Y1は、結合、もしくは1以上のR3で任意に置換されているC1-20アルキレンリンカー基であるか;又は
    Y1及びR4は一緒に、=CH2基を形成し;
    ここで、R3及びR4は、請求項1〜10のいずれか一項において定義されている通りである);
    を調製する方法であって:
    (a)一般式(Ia)の化合物を有機金属試薬で選択的にアルキル化して、一般式(IVa)の化合物:
    Figure 2019516717
    (式中、R1は、一般式(Xa)の化合物について定義されている通りであり;かつ
    Y、R2、R4、及びR5は、請求項1において定義されている通りである)
    を生じさせる工程;
    (b)該一般式(IVa)の化合物を、好適な還元剤を用いて還元して、一般式(Va)の化合物:
    Figure 2019516717
    (式中、Y1及びR1は、一般式(Xa)の化合物について定義されている通りであり;かつ
    R2、R4、及びR5は、請求項1において定義されている通りである)
    を生じさせる工程;
    (c)該一般式(Va)の化合物を、好適な酸化剤を用いて酸化して、一般式(VIa)の化合物:
    Figure 2019516717
    (式中、Y1及びR1は、一般式(Xa)の化合物について定義されている通りであり;かつ
    R2、R4、及びR5は、請求項1において定義されている通りである)
    を生じさせる工程;
    (d)該一般式(VIa)の化合物を、好適な還元剤を用いて還元し、R2及び/又はR5が保護されたOHである場合、該保護基を除去して、上で定義されているような一般式(Xa)の化合物を生じさせる工程(ここで、該保護基の除去は、該還元の前又は後に行われ得る)
    を含む、前記方法。
  18. 以下のもの:
    (6β,7β,22E)-6,7-エポキシ-3-オキソ-4,22-コラジエン-24-酸エチルエステル(実施例1);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-3-オキソ-4,22-コラジエン-24-酸エチルエステル(実施例5);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-ヒドロキシメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例41);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-ブロモメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例42);
    (20S)-メタンスルホニルオキシメチル-6,7-β-エポキシ-4-プレグネン-3-オン(実施例43);
    (20R)-シアノメチル-6,7-β-エポキシ-4-プレグネン-3-オン(実施例44);
    (20S)-20-アセトキシメチル-6,7-β-エポキシ-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例45);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-tert-ブチルジフェニルシロキシメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例46);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-アジドメチル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例47);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-(N-フタルイミドメチル)-プレグナ-4,6-ジエン-3-オン(実施例48);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-ホルミル-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例49);
    (6β,7β,20S)-6,7-エポキシ-20-(エチレンジオキシメチル)-プレグナ-4-エン-3-オン(実施例50);及び
    (6β,7β)-6,7-エポキシ-3-オキソ-4-コレン-23-カルボキシ-24-酸ジメチルエステル(実施例51);
    から選択される請求項1記載の一般式(Ia)の化合物又はこれらの塩もしくは同位体変種。
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