JP2019515828A5

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Publication number: JP2019515828A5
Application number: JP2018551810A
Authority: JP
Filing date: 2017-03-28
Publication date: 2020-05-07
Anticipated expiration: 2037-03-28

Claims

航海手段（１）用の帆装（２）であり：
−前記航海手段（１）の船体（６）の長手及び垂直方向において延在する対称面と一致することを意図とした基準面（Ｐ１）と；
−空力的推力（Ｌ）の発生用の翼の形を有するという点で従来の帆とは異なり、また、同じ前記空力的推力（Ｌ）に影響を及ぼす厚さを有する、少なくとも１つのウイングセール（４）であって、剛性、半剛性、柔性又は可膨張性で、剛性の前記ウイングセール（４）の場合、関節モジュールを有するウイングセール（４）と、
−前記ウイングセール（４）を支持して、前記ウイングセール（４）が風を捕らえるときに前記ウイングセール（４）によって発生する前記空力的推力（Ｌ）により与えられる推進力を、前記航海手段（１）の前記船体（６）に伝達することができる少なくとも１つの剛性支持体（３）と；
−互いと向かい合って第１及び第２の主要面（４ａ、４ｂ）を備える前記ウイングセール（４）と；
−第１の操作形態において、その際、少なくとも前記第１又は第２の表面の主要部分が、前記基準面（Ｐ１）の第１の側面部に面し、第２の操作形態において、その際、前記主要部分が、前記基準面（Ｐ１）の反対側に面している、少なくとも前記ウイングセール（４）を支持することができる前記剛性支持体（３）と；
前記剛性支持体（３）が、前記第１から前記第２の操作位置へ及び逆もまた同様に切り替えるための前記ウイングセール（４）の摺動経路（１８）と、を備え；
前記剛性支持体（３）は、前記ウイングセール（４）自体が常に同じ前記側面上に風を捕らえることが可能であるように、一方の操作形態から切り替える際に前記基準面（Ｐ１）の一方又は他方から交互に前記ウイングセール（４）（又はその主要部分）を支持することが可能であり、そして、それは両構成においてタックとしての機能を果たし；
前記剛性支持体（３）が、前記基準面（Ｐ１）に対する少なくとも２つの対向部分（９）、及び前記２つの対向部分（９）を持つ少なくとも１つの接続部分（１０）を有する少なくとも１つのマストを備え、前記２つの対向部分（９）及び前記接続部分（１０）が、前記基準面（Ｐ１）に対して前記ウイングセール（４）の前記反転が生じるように前記摺動経路（１８）を画定し；
前記経路が、前記基準面（Ｐ１）に対して前記ウイングセール（４）方向の反転を引き起こし、前記ウイングセール（４）が、非対称の前記ウイングセール（４）の形を有することを特徴とする帆装。
各前記剛性支持体（３）が、単一の前記ウイングセール（４）のみを支持することを特徴とする、請求項１に記載の帆装。
前記剛性支持体（３）を通じて前記航海手段（１）の前記船体（６）に伝達されて前記推進力を発生させることを目的とした、前記空力的推力（Ｌ）を調整する手段を備え、前記調整手段が、前記２つの操作形態間で前記ウイングセール（４）の変位のために少なくとも駆動手段（１７）を備え、所望により、それらは、前記空力的推力（Ｌ）の調節手段を更に備えることを特徴とする、請求項１又は２に記載の帆装。
前記２つの対向部分（９）が、少なくとも１つの基本的には直線状の伸長部を備え、好ましくは前記接続部分（１０）が、少なくとも１つの湾曲した伸長部を備える、請求項１に記載の帆装。
前記マストが、前記基準面（Ｐ１）に対して対称的な「Ｕ」又は「Ｏ」の形状であることを特徴とする、請求項１に記載の帆装。
前記ウイングセール（４）が、非対称の前記ウイングセール（４）の形を有することを特徴とする、請求項１〜３のうちいずれか一項に記載の帆装。
前記ウイングセール（４）の形が、前記剛性支持体（３）に対する近位部分（１１）及び前記剛性支持体（３）からの遠位部分（１２）を備え、前記近位部分（１１）が、前記遠位部分（１２）より大きな幅を有し、前記ウイングセール（４）の形が、前記主要面（４ａ、４ｂ）のうち一方では凹面であることが好ましく、他方では凸面であることが好ましい、請求項７に記載の帆装。
前記ウイングセール（４）が、前記第１及び第２の操作形態の両方において、前記基準面（Ｐ１）の方向に向きを持った少なくとも１つの最大の前記空力的推力（Ｌ）を発生させるために、方向づけられた方法で前記剛性支持体（３）に連結されている、又は、前記第１及び第２の操作形態の両方において、前記基準面（Ｐ１）から離れた向きを持った前記空力的推力（Ｌ）を発生させるために方向づけられることを特徴とする、請求項１〜７のうちいずれか一項に記載の帆装。
最大の前記空力的推力（Ｌ）の方向の一方から他方へ、及び逆もまた同様に切り替えるために、前記剛性支持体（３）の取り付け及び取り外しが可能であることを特徴とする、請求項８に記載の帆装。
前記ウイングセール（４）が、好ましくは前記基準面（Ｐ１）に垂直な平面に沿って分割される複数のモジュール（１３）と、好ましくは隣接する前記モジュール（１３）を有する各前記モジュール（１３）から着脱可能な連結用の連結手段（１４）を備え、各前記モジュール（１３）が、少なくとも所定の角度まで、隣接する前記モジュール（１３）に対して自由に回転する、請求項１〜９のうちいずれか一項に記載の帆装。
請求項３及び４による場合、前記駆動手段（１７）が、前記ウイングセール（４）と前記マスト（３）との間に着脱可能な接続部用の複数の連結要素を備え、より好ましくは各前記モジュール（１３）用の少なくとも１つの連結要素を備え、各前記モジュール（１３）が、選択的に前記マスト（３）に連結可能であり、かつ前記マスト（３）から着脱可能であることが好ましく、前記連結要素が、前記マスト（３）の延長方向に沿って摺動可能である、請求項１０に記載の帆装。
前記連結要素は、所定の角度まで、好ましくは約１８０°の角度まで、少なくとも前記マスト（３）に基本的に垂直な平面上で自由に回転し、前記ウイングセール（４）が、前記マスト（３）に対して、少なくとも前記所定の角度に相当する範囲まで回転が可能である、請求項１１に記載の帆装。
前記連結要素が、前記ウイングセール（４）及び／又は前記マスト（３）から着脱可能であり、前記連結要素が、Ｔ字形状を有し、前記ウイングセール（４）に対して、並びに／又は、前記マストへ／からの前記連結要素の取り付け、及び、前記連結要素の取り外しのために、前記マスト（３）に対して回転可能である、請求項１１又は１２に記載の帆装。
請求項１〜１３のうちいずれか一項に記載の帆装を備える前記航海手段（１）。