JP2019514824A - Sapo−56、afx含有モレキュラーシーブを作製する方法 - Google Patents

Sapo−56、afx含有モレキュラーシーブを作製する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、構造指向剤(SDA)としての、低級アルキルアミン、好ましくはトリメチルアミン、及び好ましくは1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体を使用して、SAPO−56、(AFX)を調製する方法に関する。低級アルキルアンモニウムヒドロキシド、例えばテトラブチルアンモニウムヒドロキシド(TBAOH)を、pHを制御するために使用することができる。本発明は、低級アルキルアミン、例えばトリメチルアミン、及び1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体、例えば1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む化合物を含むSAPO−56にも関する。【選択図】図1

Description

本発明は、構造指向剤(SDA)としての、トリメチルアミン、及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを使用して、AFX位相を有するシリコアルミノホスフェートモレキュラーシーブであるSAPO−56を作製する方法、並びにこれらのSDAを含有する、調製された状態のSAPO−56APに関する。SAPO−56は、作製された状態のSAPO−56APから形成させた。
AFX骨格を有するモレキュラーシーブは、最初は、構造指向剤としてのジ第四級アンモニウム化合物、例えばジDABCO−C4又はジQUIN−C4(キヌクリジン)を使用して、アルミノケイ酸塩として合成された(S.I. Zones, 米国特許第4508837号, 1985、M.E. Davis, R.F. Lobo, Chem. Mater., 1992, 4, 756-768、R.F. Lobo, S.I. Zones, M.E. Davis, J. Inclus. Phenom., 1995, 21, 47-48、R.F. Lobo, Chem. Mater., 1996, 8, 2409-2411)。AFXのシリコアルミノホスフェート版(SAPO−56)は、N,N,N’,N’−テトラ−メチル−ヘキサン−1,6−ジアミン(S.T. Wilson, R.W. Broach, C.S. Blackwell, C. A. Bateman, N.K. McGuire, R.M. Kirchner, Microporous Mesoporous Mater., 1999, 28, 125-137)及びα,ω−ビス(N−メチルピロリジニウム)アルカン(M.J. Maple, C.D. Williams, Dalton Trans., 2007, 4175-4181)を使用して形成されることが報告されている。近年、SAPO−56は、合成においてトリエチルアミン及びトリメチルアミンを含むアモノサーマル合成によって調製された(D. Wang, M. Yang, W. Zhang, D. Fan, P. Tian, Z. Liu, CrystEngComm. 2016, 18, 1000-1008)。
典型的な合成手法では、モレキュラーシーブ結晶を、骨格反応物(例えば、アルミノケイ酸塩のためのシリカ源、アルミナ源及び水酸化物イオン源、又は(SAPOのためのシリカ源、アルミナ源及びホスフェート源)、及びSDAを含む反応混合物から沈殿させる。そうした合成手法は、通常、所望の結晶化を達成するのに数日間かかる(結晶化温度などの因子に応じて)。結晶化が完了すると、ゼオライト結晶を含む固体沈殿物を、母液から分離する。この母液は廃棄される。この廃棄された母液は、厳しい反応条件のため分解されていることが多い未使用SDA、及び未反応シリカを含む。
より経済的かつより効率的に実施することができる、モレキュラーシーブを作製するための新規方法を開発するニーズが存在する。これを遂行する方法の1つは、異なるSDAの使用によるものであり得る。
本発明の第1の態様では、構造指向剤(SDA)としての、低級アルキルアミン、例えばトリメチルアミン、及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルジブロミド(ジDABCO−C4)又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルジブロミド(ジDABCO−C5)のいずれかを使用して、AFX位相を有するシリコアルミノホスフェート(SAPO−56)を調製するための方法を提供する。テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(TBAOH)を、SAPO調製のためのpH改質剤として使用した。
本発明の第2の態様では、(1)SAPO−56構造内にトリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含有するSAPO−56AP、並びに(2)SAPO−56構造内にトリメチルアミン及び1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含有するSAPO−56APを提供する。
本発明の第3の態様では、本発明の第1の態様のAFX骨格を有するモレキュラーシーブを製造するために調製される組成物を提供する。
本発明の第4の態様では、本発明の第1の態様の方法によって作製されるSAPO−56を含む触媒組成物を提供する。
実施例2で調製された、トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含有する、調製された状態のSAPO−56の試料のXRDスペクトルを示す図である。 実施例3で調製された、トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含有するSAPO−56から形成された、活性化(焼成された)SAPO−56の試料のXRDスペクトルを示す図である。 実施例4で調製された、トリメチルアミン及び1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含有する、調製された状態のSAPO−56の試料のXRDスペクトルを示す図である。 実施例5で調製された、トリメチルアミン及び1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含有するSAPO−56から形成された、活性化(焼成された)SAPO−56の試料のXRDスペクトルを示す図である。 実施例6で調製された、トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含有する、調製された状態のSAPO−56の試料のXRDスペクトルを示す図である。 実施例7で調製された、トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含有するSAPO−56から形成された、活性化(焼成された)SAPO−56の試料のXRDスペクトルを示す図である。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈による別段の明らかな指定のない限り、複数指示対象を含むものとする。したがって、例えば「触媒(a catalyst)」への言及は、二又はそれ超の触媒の混合物などを含むものとする。
本明細書で使用される「AFX」という用語は、国際ゼオライト学会(IZA)構造委員会によって確認されているAFX位相タイプを指す。他の結晶相も存在し得るが、主要結晶相は、少なくとも約90重量パーセントのAFX、好ましくは少なくとも約95重量パーセントのAFX、さらにより好ましくは少なくとも約97又は少なくとも約99重量パーセントのAFXを含む。AFXモレキュラーシーブは、実質的に他の結晶相を含まず、二又はそれ超の骨格タイプの相互成長(intergrowth)でないことが好ましい。他の結晶相に関して「実質的に含まない(substantially free)」は、モレキュラーシーブが、少なくとも99重量パーセントのAFXを含むことを意味する。
「焼成する(calcine)」又は「焼成(calcination)」という用語は、空気又は酸素の中でその材料を加熱することを意味する。この定義は、IUPACの焼成の定義と一致している(IUPAC. Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed.(the "Gold Book")。A. D. McNaught and A. Wilkinsonによる編集。Blackwell Scientific Publications, Oxford(1997)。XMLオンライン訂正版:M. Nic, J. Jirat, B. Kosataによって作製されているhttp://goldbook.iupac.org(2006-)。;A. Jenkinsによって改訂編集されている。ISBN 0-9678550-9-8. doi:10.1351/ goldbook)。焼成は、金属塩を分解し、触媒内での金属イオンの交換を促進し、また、その触媒を基材に付着させるために実施する。焼成において用いられる温度は、焼成される材料中の成分に依存し、一般に、約400℃−約900℃でおよそ1−8時間である。いくつかの場合、焼成は、最大で約1200℃の温度で実施することができる。本明細書で説明されるプロセスを含む用途では、焼成は、通常、約400℃−約700℃の温度でおよそ1−8時間、好ましくは約400℃−約650℃の温度でおよそ1−4時間実施される。
「約(about)」という用語は、およそ(approximately)を意味し、任意選択的に、その用語が関係する値の±25%、好ましくは±10%、より好ましくは±5%、又は最も好ましくは±1%である、範囲を指す。
種々の数値要素について範囲又は範囲(複数)が提供されている場合、その範囲又は範囲(複数)は、別段の指定のない限り、その値を含み得る。
本発明の第1の態様では、好ましくは実質的に純粋な形態の、シリコアルミノホスフェート56(SAPO−56)を含むモレキュラーシーブ触媒を作製する方法を提供する。この方法は、一般に、ケイ素成分、アルミニウム成分、リン成分、及び2つのテンプレート(構造指向剤)を含む混合物を形成させることを含む。この混合物を、高温で熱水処理を施す前に、任意選択の熟成期間にかけることができる。熱水処理により形成した生成物は2つのSDAを含む。この生成物を高温で焼成して、2つのSDAを除去し、SAPO−56を形成させることができる。
多くのケイ素化合物及びそれらの混合物を、本発明の方法のためのケイ素成分として使用することができる。ケイ素化合物には、これらに限定されないが、シリカゾル、シリカゲル、コロイド状シリカ、ヒュームドシリカ、ケイ酸、ケイ酸テトラエチル、ケイ酸テトラメチル及びそれらの混合物が含まれる。好ましいケイ素成分は、シリカゾル、シリカゲル、コロイド状シリカ、ヒュームドシリカ、ケイ酸及びそれらの混合物からなる群から選択される材料を含む。
多くのアルミニウム化合物及びそれらの混合物は、本発明におけるアルミニウム成分として使用するのに適している。アルミニウム化合物には、酸化アルミニウム、ベーマイト、擬ベーマイト、アルミニウムヒドロキシクロリド、アルミニウムアルコキシド、例えばアルミニウムトリ−イソプロポキシド、アルミニウムトリエトキシド、アルミニウムトリ−n−ブトキシド及びアルミニウムトリイソブトキシド並びにそれらの混合物が含まれるが、必ずしもこれらに限定されない。好ましいアルミニウム成分は、水酸化アルミニウム、ベーマイト及び擬ベーマイトからなる群から選択される材料を含む。
リン成分として使用するのに適したリン化合物には、オルトリン酸、リン酸、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル及びそれらの混合物が含まれるが、必ずしもこれらに限定されない。好ましいリン成分はオルトリン酸(HPO)を含む。別の好ましいリン成分は市販の85wt%リン酸(水中)を含む。あるいは、好ましくは、水などの適切な溶媒の溶解させた後、リン酸化物(P、P、P及びPOCl)を使用することができる。
適切な有機テンプレートは、低級アルキルアミン及び1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体を含む。低級アルキルアミンは、好ましくはトリメチルアミン又はN,N−ジメチルエチルアミン、より好ましくはトリメチルアミンである。N,N−ジメチルエチルアミンを使用する場合、生成物中に、AlPO−5が不純物として存在し得る。1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体は、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む。対応するアニオンは、アセテート、ビカーボネート、ブロミド、カーボネート、カルボキシレート、クロリド、フルオリド、ヒドロキシド、ヨージド、サルフェート及びテトラフルオロボレート、好ましくはブロミドであってよい。好ましくは、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体は、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルジブロミド(ジDABCO−C4)又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルジブロミド(ジDABCO−C5)である。
テンプレートを反応混合物に加える前に、溶媒を有機テンプレートと混合することができる。有機テンプレートは、溶媒と完全に混合し得るか又はそれに溶解し得ることが好ましい。適切な溶媒には、水、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、Cアルコール、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール及びそれらの混合物が含まれるが、必ずしもこれらに限定されない。好ましい溶媒は水を含む。
シリカ成分とリン成分を適切な溶媒中で混合して、均一な組成及び質感の第1の混合物を形成させることができる。通常、十分な混合、撹拌、かき混ぜを用いる。アルミニウム成分をこの混合物に加え、続いて、第1の有機テンプレート(SDA1)、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルジブロミド(ジDABCO−C4)又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルジブロミド(ジDABCO−C5)のいずれかを加えることができる。次いで、トリメチルアミンなどの低級アルキルアミン(SDA2)を加えることができ、混合物を数分間撹拌することができる。適切な塩基、例えばテトラブチルアンモニウムヒドロキシド又はテトラプロピルアンモニウムヒドロキシドを、pHを制御するために加えることができる。適切な塩基は、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラペンチルアンモニウムヒドロキシド、及びテトラヘキシルアンモニウムヒドロキシドも含む。テトラブチルアンモニウムヒドロキシド又はテトラプロピルアンモニウムヒドロキシドを使用した場合、純粋なSAPO−56が作製された。
SAPO−56を含むモレキュラーシーブを作製するために、混合物中の成分のモル比を制御し維持しなければならない。モレキュラーシーブ生成物を生成させるのに効果的な条件にかける前、存在し得る他の任意の有機又は無機の部分又は種を除いた最終反応混合物は、以下のような一般式:
Figure 2019514824
によって特徴付けられ、リン源であるPは、酸化物形態(P)であるとして計算され、Aは、Al、Fe、Cr、B、Ga又はそれらの組合せであり、酸化物形態(A)であるとして計算され、Meは、Si、Ge、Mg又はそれらの組合せであり、酸化物形態(MO)であるとして計算され、SDA1は、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体であり、SDA2は、低級アルキルアミンである。
AがAlであり、Meがシリカである場合、存在し得る他の任意の有機又は無機の部分又は種を除いた最終反応混合物は、以下のような一般式:
A SiO:1 Al(OH):B HPO:C HO:D 1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含む化合物:E 低級アルキルアミン:F 低級アルキルアンモニアヒドロキシド
によって特徴付けられる。
ケイ素と水酸化アルミニウムのモル比は、約0.10−約0.50、好ましくは約0.25−約0.45、より好ましくは約0.3−約0.40の範囲内であってよい。
水酸化アルミニウムとHPOのモル比は、約0.5−約0.99、好ましくは約0.55−約0.75、より好ましくは約0.6−約0.7の範囲内であってよい。
水酸化アルミニウムと水のモル比は、約10−約100、好ましくは約30−約60、より好ましくは約35−約45の範囲内であってよい。
水酸化アルミニウムと1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含む化合物のモル比は、約0.05−約0.30、好ましくは約0.10−約0.15の範囲内であってよい。
水酸化アルミニウムと低級アルキルアミンのモル比は、約0.05−約0.5、好ましくは約0.15−約0.35、より好ましくは約0.18−0.25の範囲内であってよく、その端点は含めることができる。
水酸化アルミニウムと低級アルキルアンモニアヒドロキシドのモル比は、約0.05−約0.5、好ましくは約0.15−約0.35、より好ましくは約0.16−約0.24の範囲内であってよい。
1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含む化合物とシリカのモル比は、約0.05−約1の範囲内であってよい。
低級アルキルアミンとシリカのモル比は、約0.01−約1の範囲内であってよい。
最終反応混合物のpH値を、約5.5−約8.5、好ましくは約6.5−約7.5の範囲内に維持することが好ましい。混合物のpH値は、望むなら、適切な量の塩基、例えばテトラブチルアンモニウムヒドロキシド又はテトラプロピルアンモニウムヒドロキシドなどを添加してpHを制御することによって調節することができる。他の適切な塩基は、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラペンチルアンモニウムヒドロキシド、及びテトラヘキシルアンモニウムヒドロキシドを含む。しかし、これらの他の適切な塩基の一又は複数の使用は、純粋なSAPO−56の形成をもたらさない場合がある。
混合物全体にわたって均一な組成を提供するために、十分な混合、ブレンディング、撹拌又はかき混ぜを用いることが好ましい。そうした勾配が異なるモレキュラーシーブ生成物の生成をもたらす恐れがあるので、濃度又は組成勾配の使用は最小限にすべきである。
混合物の調製の間、一定温度を維持することが好ましい。一定の温度環境を得るために、冷却又は加熱が必要となり得る。混合物の調製のための適切な温度は、約20℃−約80℃、好ましくは約25℃−約50℃の範囲内であってよい。pH、温度又は濃度などの他の反応パラメーターを制御するために一又は複数のガスを使用しない限り、圧力は、混合物を調製するのに通常重要ではない。
全体プロセスは、シリカに対して、≧約60%、例えば≧約70%、≧約80%の全体収率を有することになることが好ましい。全体プロセスは、SDAに対して、≧約40%、例えば≧約60%、≧約80%、≧約90%、≧約95%、又は≧約99%の全体収率を有することになることが好ましい。
従来のAFX合成手法に適している、反応温度、混合時間及び速度、並びに他のプロセスパラメーターは、一般に、本発明にとっても適している。一般に、反応混合物は、SAPO−56結晶が形成されるまで、高温で維持することができる。熱水結晶化は、自圧下、約120−220℃、例えば約150−200℃の温度で、数時間、例えば約0.1−10日間、好ましくは約1−4日間実施することができる。SAPO−56は、撹拌又はかき混ぜを用いて調製されることが好ましい。
熱水結晶化工程の間、SAPO−56の結晶を、反応混合物から自発的に核形成させることができる。そこで、繰り返される積層シーケンスを、種晶材料(seed material)として、AFT、GME及びSFWなどの二重−6−環(D6R)だけを用いて説明できる、SAPO−56結晶又は他のAFX含有材料、又はより一般的に他のABC−6骨格構造材料の使用は、完全な結晶化が起こるのに必要な時間を短縮するのに有利であり得る。種晶として使用する場合、SAPO−56若しくは他のAFX含有結晶、又はその骨格が、ABC−6ファミリー、好ましくは繰り返される積層シーケンスを、二重−6−環(すなわち、AFT、GME、SFW)を用いて説明できるものに属する他の材料を、反応混合物において使用されるシリカの重量の0.1−10%の量で添加することができる。
SAPO−56結晶が形成されたら、その固体生成物を、濾過などの標準的な分離手法によって、反応混合物から分離することができる。SAPO−56結晶を水洗し、次いで数秒間から数分間(例えば、フラッシュ乾燥の場合、5秒間−10分間)又は数時間(例えば、75−150℃でのオーブン乾燥の場合、約4−24時間)乾燥して、AFX位相タイプ骨格及び結晶内のSDAを有する合成した状態のSAPO−56結晶を得る。乾燥工程は大気圧下又は真空下で実施することができる。
上記一連の工程、並びに上記時間及び温度の値のそれぞれは、単に例示的なものであり、変動し得ることを理解されよう。
このプロセスにしたがって作製されたSAPO−56ゼオライト結晶は、均一で、双晶形成(twinning)及び/又は多重双晶形成がほとんどないかまったくない可能性があり、また、凝集体を形成する可能性がある。
本明細書で説明される方法にしたがって作製されるSAPO−56結晶は、約0.01−約5μm、例えば約0.5−約5μm、約0.1−約1μm及び約1−約5μmの平均結晶サイズを有することができる。大きな結晶は、ジェットミル又は他の粒子対粒子ミリング手法を使用して約1.0−約1.5ミクロンの平均サイズにミリングして、触媒を含むスラリーをフロースルー(flow-through)モノリスなどの基材にウォッシュコーティングするのを容易にすることができる。
本発明の特定の態様では、任意の交換された金属、特に合成後に交換された又は含浸された金属を含まないか又は基本的に含まないSAPO−56を含む触媒を提供する。SAPO−56は、好ましくは、交換されるか、あるいはゼオライトのチャネル及び/又は空洞中に含浸された一又は複数の触媒金属イオンを含むことができる。ゼオライト合成後に交換するか又は含浸させることができる金属の例には、銅、ニッケル、亜鉛、鉄、タングステン、モリブデン、コバルト、チタン、ジルコニウム、マンガン、クロム、バナジウム、ニオブ、並びにスズ、ビスマス及びアンチモンを含む遷移金属;ルテニウム、ロジウム、パラジウム、インジウム、白金などの白金族金属(PGM)を含む貴金属(noble metal)、及び金及び銀などの稀少金属(precious metal);ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウムなどのアルカリ土類金属;及びランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、ユウロピウム、テルビウム、エルビウム、イッテルビウム及びイットリウムなどの希土類金属が含まれる。合成後交換に好ましい遷移金属は卑金属(base metal)であり、好ましい卑金属には、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、白金族金属(PGM)を含む貴金属及びそれらの混合物からなる群から選択されるものが含まれる。
遷移金属は、約0.1−約10重量パーセント、例えば約0.1−約5重量パーセント、約0.1−約1.0重量パーセント、約2.5−約3.5重量パーセント及び約4.5−約5.5重量パーセントの量で存在することができる。ここで、重量パーセントはゼオライト材料の全重量に対するものであり、端点は含めることができる。
特に好ましい交換された金属には、特にカルシウム及び/又はセリウムと一緒になり、かつ特に遷移金属(T)及びアルカリ金属(A)が約15:1−約1:1、例えば約10:1−約2:1、約10:1−約3:1又は約6:1−約4:1のT:Aモル比(端点を含むことができる)で存在する場合、銅及び鉄が含まれる。
合成後に取り込まれる金属は、例えばイオン交換、含浸、同形置換等の既知の任意の手法によって、モレキュラーシーブに加えることができる。
これらの交換された金属カチオンは、ゼオライトの分子骨格を構成する金属と明確に区別され、したがって、金属交換されたゼオライトは、金属置換されたゼオライトと明確に区別される。
本発明の第2の態様では、(1)SAPO−56構造内にトリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含有するSAPO−56AP、並びに(2)SAPO−56構造内にトリメチルアミン及び1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含有するSAPO−56APを提供する。
SAPO−56構造を有し、トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含むモレキュラーシーブの構造は、X線解析によって決定した。以下の例で示されるX線パターンは、標準的なX線粉末回折技術を用いて得た。X線粉末回折データは、X’Celerator検出器を備えたPanalytical Empyrean自動回折計を用いて得た。測定は、自動スリット発散を用いて行った。データは、45KV及び35mAで動作するX線管からのCu KαX線を使用して、Bragg−Brentano配置で収集した。放射線は単色化させた。ステップ走査したデータは、刻み幅0.01°、時間ステップ−1 160s、ラッドソーラー0.04、45kV、35mAで、5−50°2θで収集した。収集したデータは、DIFFRAC.SUITE EVA Brukerソフトウェアで解析した。ここで与えられるX線コンピューター強度は、ピーク高さをもとにしている。
相対強度、100 I/I(Iは最も強いライン又はピークの強度である)、及びd(記録されたラインに対応するオングストロームでの面間隔)を計算した。表及び図において提供される種々の材料の回折パターンでのわずかの変動は、調製において使用される有機化合物の変動、試料間のSi、Al及びPモル比の変動、並びに骨格構造内の含水量によってもたらされ得る。PXRD用の試料ホルダー内での結晶子の好ましい配向も、相対強度の変動の別の原因となり得る。これらのわずかな摂動にもかかわらず、調製されたままの状態及び焼成された状態についての基本結晶構造は実質的に変化しない。
当業者は理解されるように、パラメーター2θの決定は、人的誤差と機械的誤差に曝される。これは、相まって、2θの各報告値について約±0.4°の不確かさを負わせる可能性がある。この不確かさは、もちろん、2θ値から計算される値であるd間隔の報告値においても呈される。この不正確さは、当技術分野にわたって一般的なものであり、お互いから、及び従来技術の組成物から、本発明の結晶材料の区別を排除するのには十分でない。報告されるX線パターンのいくつかでは、d間隔の相対強度は、それぞれ非常に強い、強い、中程度及び弱いを表す、vs、s、m及びwという表記によって示される。100×I/Iに関しては、上記の指定:w(弱い)は<20であり、m(中程度)は≧20及び<40であり、s(強い)は≧40及び<60であり、vs(非常に強い)は≧60であると定義される。強度が、ある範囲について端点近傍にある場合、その強度は、その範囲の何れでもあると特徴付けることができる。例えば、18−22の強度は、w−mと記載することができる。しかし、当業界で既知であるように、そのラインの強度の変動に起因して、ラインの一又は複数は隣接範囲中にある強度を有し得る。
トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含むSAPO−56の粉末XRDを図1に示す。特徴的ラインを表1に示す。
Figure 2019514824
相対強度は、100の値に割り当てられるX線パターンにおける最も強いラインをベースとする。W(弱い)は20未満であり、M(中程度)は≧20及び<40であり、S(強い)は≧40及び<60であり、VS(非常に強い)は≧60である。
トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含むSAPO−56構造を有するモレキュラーシーブは:図1に示されているものと実質的に類似した特徴的X線粉末回折パターン;並びに8.7(vs)、11.5(vs)、15.6(s)、17.4(s)、20.3(vs)、21.7(vs)及び27.65(s)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位を含む特徴的X線粉末回折パターンからなる群から選択される少なくとも1つの特性を有することができる。ここで、対応する相対強度は、w(弱い)は<20であり、m(中程度)は≧20及び<40であり、s(強い)は≧40及び<60であり、vs(非常に強い)は≧60である。
特徴的X線粉末回折パターンは、13.0(m)、17.6(m)、19.8(m)、22.5(m−s)、26.0(m)、30.5(m)及び31.4(m)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で、一又は複数のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインを含む特徴的X線粉末回折パターンをさらに含むことができる。
特徴的X線粉末回折パターンは、7.5(w)、15.0(w)、21.9(w)、23.3(w)、26.6(w)、28.5(w)、29.8(w)、30.1(w)、32.0(w)、33.2(w)、33.4(w)及び34.7(w)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で一又は複数のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインを含む特徴的X線粉末回折パターンをさらに含むことができる。
SAPO−56構造を有し、トリメチルアミン及び1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含むモレキュラーシーブの構造は、X線解析によって決定した。トリメチルアミン及び1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含むSAPO−56の粉末XRDを、上で説明したように決定し、図3に示す。特徴的ラインを表2に示す。
Figure 2019514824
相対強度は、上で説明した通りである。
トリメチルアミン及び1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含むSAPO−56構造を有する新規なゼオライトは:図3に示されているものと実質的に類似した特徴的X線粉末回折パターン;並びに8.6(vs)、11.5(vs)、17.3(s)、17.5(s)、20.3(s)、21.7(vs)及び27.5(vs)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位を含む特徴的X線粉末回折パターンからなる群から選択される少なくとも1つの特性を有することができる。ここで、対応する相対強度は、w(弱い)は<20であり、m(中程度)は≧20及び<40であり、s(強い)は≧40及び<60であり、vs(非常に強い)は≧60である。
特徴的X線粉末回折パターンは、12.9(m)、15.6(m)、21.8(m)、23.2(w)、26.1(m)、30.5(m)、31.5(m)及び33.2(m)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で、一又は複数のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインを含む特徴的X線粉末回折パターンをさらに含むことができる。
特徴的X線粉末回折パターンは、7.4(w)、14.9(w)、19.8(w)、22.5(w)、26.6(w)、28.6(w−m)、29.7(w)、30.2(w)、31.9(w)、33.4(w)及び34.6(w)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で一又は複数のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインを含む特徴的X線粉末回折パターンをさらに含むことができる。
本発明の第3の態様では、SAPO−56を製造するために調製される組成物を提供する。組成物は、シリカ成分、リン成分、アルミニウム成分、構造指向剤(SDA)及び低級アルキルアンモニアヒドロキシドを含む。これらの成分は、以下のような一般式によって説明される混合物で存在することができる:
A SiO:1 Al(OH):B HPO:C HO:D ジDABCO−C4又はジDABCO−C5:E トリメチルアミン:F テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
シリカと水酸化アルミニウムのモル比は、約0.01−約0.50、好ましくは約0.25−約0.45、より好ましくは約0.29−約0.4の範囲内であってよく、その端点は含めることができる。
水酸化アルミニウムとHPOのモル比は、約0.5−約0.99、好ましくは約0.55−約0.75、より好ましくは約0.6−約0.71の範囲内であってよく、その端点は含めることができる。
水酸化アルミニウムと水のモル比は、約10−約100、好ましくは約30−約60、より好ましくは約35−約45の範囲内であってよく、その端点は含めることができる。
水酸化アルミニウムとジDABCO−C4又はジDABCO−C5のモル比は、約0.05−約0.30、好ましくは約0.10−約0.15の範囲内であってよく、その端点は含めることができる。
水酸化アルミニウムとトリメチルアミンのモル比は、約0.05−約0.5、好ましくは約0.1−約0.3、より好ましくは約0.15−0.25の範囲内であってよく、その端点は含めることができる。
水酸化アルミニウムとテトラブチルアンモニウムヒドロキシドのモル比は、約0.05−約0.5、好ましくは約0.15−約0.35、より好ましくは約0.15−約0.25の範囲内であってよく、その端点は含めることができる。
最終反応混合物のpH値は、約5.5−約8.5、好ましくは約6.5−約7.5、より好ましくは約7.0の範囲内であることが好ましく、その端点は含めることができる。混合物のpH値は、望むなら、適切な量の塩基、例えばテトラブチルアンモニウムヒドロキシドを添加することによって調節することができる。
本発明の第4の態様では、本発明の第1の態様の調製されたSAPO−56を含む、触媒組成物を提供する。SAPO−56は、特定の用途での触媒として有用である。SAPO−56は、合成後の金属交換なしで使用するか、又は合成後の金属交換ありで、好ましくは、合成後の金属交換ありで使用することができる。したがって、本発明の特定の態様では、任意の交換された金属、特に合成後に交換された又は含浸された金属を含まないか又は基本的に含まないSAPO−56を含む触媒を提供する。SAPO−56は、好ましくは、交換されるか、あるいはゼオライトのチャネル及び/又は空洞中に含浸された一又は複数の触媒金属イオンを含むことができる。ゼオライト合成後に交換するか又は含浸させることができる金属の例には、銅、ニッケル、亜鉛、鉄、タングステン、モリブデン、コバルト、チタン、ジルコニウム、マンガン、クロム、バナジウム、ニオブ、並びにスズ、ビスマス及びアンチモンを含む遷移金属;ルテニウム、ロジウム、パラジウム、インジウム、白金などの白金族金属(PGM)を含む貴金属(noble metal)、及び金及び銀などの稀少金属(precious metal);ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウムなどのアルカリ土類金属;及びランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、ユウロピウム、テルビウム、エルビウム、イッテルビウム及びイットリウムなどの希土類金属が含まれる。合成後交換に好ましい遷移金属は卑金属(base metal)であり、好ましい卑金属には、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、白金族金属を含む貴金属(PGM)及びそれらの混合物からなる群から選択されるものが含まれる。
遷移金属は、約0.1−約10重量パーセント、例えば約0.1−約5重量パーセント、約0.1−約1.0重量パーセント、約2.5−約3.5重量パーセント及び約4.5−約5.5重量パーセントの量で存在することができる。ここで、重量パーセントはゼオライト材料の全重量に対するものであり、端点は含めることができる。
特に好ましい交換された金属には、特にカルシウム及び/又はセリウムと一緒になり、かつ特に遷移金属(T)及びアルカリ金属(A)が:約15:1−約1:1、例えば約10:1−約2:1、約10:1−約3:1又は約6:1−約4:1のT:Aモル比(端点を含むことができる)で存在する場合、銅及び鉄が含まれる。
合成後に取り込まれる金属は、例えばイオン交換、含浸、同形置換等の公知の任意の手法によって、モレキュラーシーブに加えることができる。
これらの交換された金属カチオンは、ゼオライトの分子骨格を構成する金属と明確に区別され、したがって、金属交換されたゼオライトは、金属置換されたゼオライトと明確に区別される。
本発明の触媒は、特に、不均一触媒反応系(すなわち、ガス反応物と接触している固体触媒)に適用可能である。接触表面積、機械的安定性及び/又は流体流動特性を改善するために、触媒を、基材、好ましくは多孔質の基材上及び/又はその中に配置させることができる。触媒を含むウォッシュコートを、波形金属プレート又はハニカムコーディエライトレンガなどの不活性基材に塗布することができる。あるいは、触媒を、フィラー、結合剤及び補強剤などの他の成分と一緒に混練して押し出し可能なペーストにしてもよく、次いで、これを金型に通して、ハニカムレンガ、又は円筒状、三葉状又は四葉状などの押し出し体を形成させることができる。触媒は、本発明のSAPO−56をフィラー、結合剤及び/又は補強剤と一緒に含む、球状微粒子(10−150ミクロンの直径)の形態であってもよい。球状微粒子は、噴霧乾燥又は他の適切な手法によって調製することができる。触媒物は、基材上にコーティングされかつ/又はその中に組み込まれた、本明細書で説明されるSAPO−56触媒を含むことができる。
本発明の特定の態様は触媒的ウォッシュコートを提供する。本明細書で説明されるSAPO−56を含むウォッシュコートは、好ましくは、溶液、懸濁液又はスラリーである。適切なコーティングには、表面コーティング、基材の一部に浸透するコーティング、基材を透過するコーティング又はそれらの何らかの組合せが含まれる。
ウォッシュコートは、非触媒成分、例えばフィラー、結合剤、安定剤、レオロジー改質剤、及び、アルミナ、シリカ、非ゼオライトシリカアルミナ、チタニア、ジルコニア、セリアの一又は複数を含む他の添加剤を含むこともできる。触媒がウォッシュコート組成物の一部である場合、そのウォッシュコートは、Ce又はセリアを含む結合剤をさらに含むことができる。結合剤がCe又はセリアを含む場合、結合剤中でのCe含有粒子は、触媒中のCe含有粒子より大幅に大きい。触媒組成物は、例えばグラファイト、セルロース、デンプン、ポリアクリレート及びポリエチレンなどの細孔形成剤を含むことができる。これらの追加の成分は、必ずしも所望の反応の触媒作用はしないが、その代わり、例えば、その動作温度範囲を増大させる、触媒の接触表面積を増大させる、触媒の基材等への付着を増大させることによって、触媒材料の有効性を改善する。基材上又はその中へのウォッシュコートローディングは、約0.3g/in−約3.5g/inであってよい。その端点は含めることができる。ローディングは、使用される基材のタイプ、及び特定のタイプの基材上へのローディングによってもたらされる背圧の関数である可能性がある。ウォッシュコートローディングのための下限は、0.5g/in、0.8g/in、1.0g/in、1.25g/in又は1.5g/inであってよい。ウォッシュコートローディングのための上限は、3.5g/in、3.25g/in、3.0g/in、2.75g/in、2.5g/in、2.25g/in、2.0g/in、1.75g/in又は1.5g/inであってよい。
それに触媒を塗布することができる最も一般的な基材設計の2つは、プレート及びハニカムである。特にモバイル用途に好ましい基材には、両端が開放されており、一般に、その基材の入口面から出口面へ延在し、高い表面積と容積の比をもたらす、多重の隣接した平行チャネルを含む、いわゆるハニカム形状を有するフロースルーモノリスが含まれる。特定の用途のために、ハニカムフロースルーモノリスは、好ましくは高いセル密度、例えば、平方インチ当たり約600−800個のセル、及び/又は約0.18−0.35mm、好ましくは約0.20−0.25mmの平均内壁厚さを有する。他の特定の用途のために、ハニカムフロースルーモノリスは、好ましくは平方インチ当たり約150−600個のセル、より好ましくは平方インチ当たり約200−400個のセルの低いセル密度を有する。好ましくは、ハニカムモノリスは多孔質である。コージライト、炭化ケイ素、窒化ケイ素、セラミック及び金属に加え、基材用に使用できる他の材料には、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、チタン酸アルミニウム、α−アルミナ、ムライト、例えば針状ムライト、ポルサイト、AlZFe、Al/Ni又はBCZFeなどのサーメット、又はそれらの任意の二若しくはそれ超のセグメントを含む複合材が含まれる。好ましい材料には、コージライト、炭化ケイ素及びチタン酸アルミナが含まれる。
プレートタイプの触媒は、より小さい圧力損失を有し、高効率固定用途(stationary application)において有利であり得るハニカムタイプより閉塞及び汚染(fouling)の影響を受けにくいが、プレート形状はずっと大きくかつより高価である可能性がある。ハニカム形状は、一般にプレートタイプより小さく、モバイル用途において有利であり得るが、より高い圧力損失を有し、より簡単に閉塞する。プレート基材は、金属、好ましくは波形金属で構成させることができる。
触媒物は、本明細書で説明されるプロセスによって作製することができる。触媒物は、排ガスを処理するための別の組成物の一又は複数の追加の層を基材に塗布する前か又は塗布した後に、好ましくはウォッシュコートとして金属含有SAPO−56を、層としての基材に塗布する工程を含むプロセスによって製造することができる。SAPO−56を含む層を含むこの基材上の一又は複数の触媒層は、逐次的な層で配置される。基材上の触媒層に関して、本明細書で使用される「逐次的な(consecutive)」という用語は、各層がその隣接層と接触しており、その触媒層が全体として、1つが、基材上のもう1つの上部に配置されていることを意味する。
SAPO−56触媒を、第1の層又は区域として基材上に配置し、酸化触媒、還元触媒、捕捉成分又はNO貯蔵成分などの別の組成物を、第2の層又は区域として基材上に配置することができる。本明細書で使用する「第1の層」及び「第2の層」という用語は、触媒物を通る、通過するかつ/又はそれを越えてゆく排ガス流の正常な方向に関して、触媒物中での触媒層の相対位置を説明するのに用いられる。正常な排ガス流条件下で、排ガスは、第2の層と接触する前に第1の層と接触する。第2の層は、底層として不活性基材に塗布することができ、第1の層は、連続した一連のサブ層として第2の層上に塗布される最上層である。
排ガスは、第2の層と接触する前に、第1の層に浸透する(したがってそれと接触する)ことができ、続いて、第1の層を通って触媒成分から出る。
第1の層は、基材の上流部分上に配置された第1の区域であってよく、第2の層は、第2の区域として基材上に配置される。ここで第2の区域は第1の区域の下流にある。
触媒物は、好ましくはウォッシュコートとしてのSAPO−56を第1の区域として基材に塗布し、続いて、排ガスを処理するための少なくとも1つの追加の組成物を第2の区域として基材に塗布する工程を含むプロセスであって、第1の区域の少なくとも一部が第2の区域の下流にあるプロセスによって製造することができる。あるいは、SAPO−56を含む組成物を、追加の組成物を含む第1の区域の下流にある第2の区域において基材に塗布することができる。追加の組成物の例には、酸化触媒、還元触媒、捕捉成分(例えば、硫黄、水等のため)又はNO貯蔵成分が含まれる。
排気システムのために要する空間容積を減少させるために、個々の排気成分が1つ超の機能を果たせるように設計することができる。例えば、SCR触媒を、フロースルー基材の代わりに壁流フィルター基材に塗布することは、1つの基材に2つの機能の働きをさせる、すなわち、排ガス中のNO濃度を触媒的に低下させ、排ガスからすすを機械的に除去することによって、排気処理システム全体のサイズを小さくする働きをする。その基材は、ハニカム壁流フィルター又は部分フィルターであってよい。壁流フィルターは、それらが複数の隣接した平行チャネルを含むという点で、フロースルーハニカム基材と類似している。しかし、フロースルーハニカム基材のチャネルは両端で開放されているのに対して、壁流基材のチャネルは、一方の末端がキャップされており、このキャッピングは、交互になったパターンの隣接チャネルの反対端上で生じる。チャネルの交互になった末端のキャッピングは、基材の入口面に入るガスが、チャネルをまっすぐ流れて通って外へ出るのを防止する。その代わり、排ガスは、基材の前面に入り、チャネルのおよそ半分まで進み、そこでチャネルの第2の半分に入る前に、チャネル壁を強制的に通過させられ、基材の背面から出る。
この基材壁は、ガス透過性であるが、ガスがその壁を通過する際に、すすなどの粒子状物質の大部分をガスから捕捉する空隙率及び細孔サイズを有する。好ましい壁流基材は高効率フィルターである。本発明で使用するための壁流フィルターは、好ましくは≧70%、≧約75%、≧約80%又は≧約90%の効率を有する。その効率は、約75−約99%、約75−約90%、約80−約90%又は約85−約95%であり得る。ここで、効率は、すす及び他の類似したサイズの粒子、及び従来のディーゼル排ガスにおいて典型的にみられる微粒子濃度に対してである。例えば、ディーゼル排気中の微粒子は、0.05ミクロン−2.5ミクロンのサイズ範囲であり得る。したがって、効率は、この範囲又は下位範囲、例えば0.1−0.25ミクロン、0.25−1.25ミクロン又は1.25−2.5ミクロンに基づくことができる。
空隙率は、多孔質の基材における空きスペース(void space)のパーセンテージの大きさであり、排気システム中の背圧と関係しており:一般に、空隙率が小さければ小さいほど背圧はより高い。好ましくは、多孔質の基材は約30−約80%、例えば約40−約75%、約40−約65%又は約50−約60%の空隙率を有し、その端点は含めることができる。
基材の全空隙容積のパーセンテージとして測定される細孔相互連結度(interconnectivity)は、細孔、空隙及び/又はチャネルが一緒になって、多孔質の基材を通して、すなわち入口面から出口面への連続経路を形成する度合いである。細孔相互連結度と対照的なのは、閉じた細孔の容積と、基材の表面の1つの方へだけにコンジット(conduit)を有する細孔の容積の和である。多孔質の基材が、≧約30%、より好ましくは≧約40%の細孔相互連結容積を有することが好ましい。
多孔質の基材の平均細孔サイズも、濾過のために重要である。平均細孔サイズは、水銀ポロシメトリーを含む許容される任意の手段によって決定することができる。多孔質の基材の平均細孔サイズは、低い背圧を促進するのに十分高い値のものでなければならないが、基材それ自体よるか、基材の表面上のすすケーキ層の促進又はその両方の組合せによって、妥当な効率を提供するものでなければならない。好ましい多孔質の基材は、約10−約40μm、例えば約20−約30μm、約10−約25μm、約10−約20μm、約20−約25μm、約10−約15μm、及び約15−約20μmの平均細孔サイズを有する。
一般に、SAPO−56を含むハニカムフロースルー又は壁流フィルターなどの押し出し固形物体の製造は、SAPO−56、結合剤、任意選択の有機粘度増進化合物をブレンドして均一なペーストにし、次いで、これを結合剤/マトリックス成分又はその前駆体、並びに任意選択的に、安定化させたセリア及び無機繊維の一又は複数に添加することを含む。このブレンドは混合又は混練する装置又は押し出し装置中で圧縮される。混合物は、有機添加剤、例えば結合剤、細孔形成剤、可塑剤、界面活性剤、潤滑剤、湿潤を増進させる、したがって均一なバッチを得るための加工助剤としての分散剤を有する。次いで、得られたプラスチック材料は、特に押し出しプレス又は押し出し金型を含む押し出し装置を使用して成形され、得られた成形物は乾燥され、焼成される。有機添加剤は、押し出し固形物体の焼成の間に「燃え尽きる」。SAPO−56は、その表面上に存在するか、又は押し出し固形物体中に全体的に若しくは部分的に浸透する、一又は複数のサブ層として、押し出し固形物体にウォッシュコートすることも、あるいは塗布することもできる。
結合剤/マトリックス成分は、好ましくは、コージライト、窒化物、炭化物、ホウ化物、金属間化合物、リチウムアルミノケイ酸塩、スピネル、任意選択的にドープされたアルミナ、シリカ源、チタニア、ジルコニア、チタニア−ジルコニア、ジルコン及びそれらの任意の二又はそれ超の混合物からなる群から選択される。ペーストは、任意選択的に、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維、ホウ素繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、シリカ−アルミナ繊維、ケイ素炭化物繊維、チタン酸カリウム繊維、ホウ酸アルミニウム繊維及びセラミック繊維からなる群から選択される強化用無機繊維を含むことができる。
アルミナ結合剤/マトリックス成分は好ましくはγアルミナであるが、他の任意の遷移アルミナ、すなわち、αアルミナ、βアルミナ、χアルミナ、ηアルミナ、ρアルミナ、κアルミナ、θアルミナ、δアルミナ、ランタンβアルミナ及び任意の二又はそれ超のそうした遷移アルミナの混合物であってもよい。アルミナは、アルミナの熱安定性を増大させるために、少なくとも1つの非アルミニウム元素でドープされていることが好ましい。適切なアルミナドーパントには、ケイ素、ジルコニウム、バリウム、ランタニド及びそれらの任意の二又はそれ超の混合物が含まれる。適切なランタニドドーパントには、La、Ce、Nd、Pr、Gd及びそれらの任意の二又はそれ超の混合物が含まれる。
SAPO−56は、押し出し触媒体全体にわたって、好ましくは均一に全体にわたって分散されていることが好ましい。
上記押し出し固形物体の何れかを壁流フィルター中に作り込む場合、壁流フィルターの空隙率は、30−80%、例えば40−70%であってよい。空隙率並びに細孔容積及び細孔半径は、例えば水銀圧入ポロシメトリーを使用して測定することができる。
以下の実施例によって本発明を実証するが、これらの実施例は本発明を限定するものではない。
実施例1. 1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルジブロミド(ジDABCO−C5)、構造指向剤の合成
13.0g(0.06mol)の1,5−ジブロモペンタンを、50mLのエタノールに溶解し、100mLのエタノールに溶解した33.6g(0.30mol)の1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)の50℃での溶液に、撹拌しながら滴下添加した。混合物を24時間還流させ、次いで冷却した。過剰のエタノールをロータリーエバポレーターで除去して、黄色油状物を得た。続いて、冷ジエチルエーテルをこの油状物に加えて白色固体を沈殿させ、これを、冷アセトン及びアセトニトリルで洗浄し、50℃で終夜乾燥した。反応により20.27g(収率79%)の生成物を得、これをNMR及び元素分析で分析した。
実施例2. トリメチルアミン及びジDABCO−C4を用いたSAPO−56の合成
モル組成:
0.29 SiO:1 Al(OH):0.71 HPO:40 HO:0.10 ジDABCO−C4:0.21 トリメチルアミン:0.23 テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
を有する反応ゲルを30mLの圧力容器中で調製した。使用した試薬及び添加の順番は以下の通りであった:
a)所要量のリン酸(HPO 85wt%、BDH)を、テフロン加工した容器に量り込んだ。
b)所要量のシリカ(ヒュームドシリカ粉末0.007μm、Sigma Aldrich)及び水をリン酸に加え、混合物を撹拌した。
c)所要量の水酸化アルミニウム(Al(OH)、Sigma Aldrich)を上記混合物に加えた。
d)30分間撹拌した後、ジDABCO−C4(Valiant)を混合物に加えた。
e)トリメチルアミン(45wt%、Sigma Aldrich)を上記混合物に加え、混合物を10分間撹拌した。
f)次いで、pHを7に維持するために、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(40wt%、Sigma Aldrich)をこの混合物に加えた。
最終ゲルを、調製手順の間、均一になるまで、室温で少なくとも2時間連続的に撹拌し、続いて、テフロン加工したステンレス鋼オートクレーブに移し、静止状態で、190℃で4日間加熱した。得られた生成物を濾過により収集し、脱イオンHOで洗浄し、空気中、80℃で12時間乾燥した。
粉末XRDパターンを図1に示し、表3には回折ピークが含まれる。粉末XRDによる分析は、この生成物が、相純粋なSAPO−56であることを示している。
Figure 2019514824
実施例3. 実施例2のSAPO−56の活性化
実施例2からの作製された状態の材料の一部を乾燥酸素中で焼成することによって活性化した。この材料を600℃で加熱し、その温度で12時間保持した。活性化生成物のPXRDパターン及び回折ピークのリストを、それぞれ図2及び表4に示す。
Figure 2019514824
実施例4. トリメチルアミン及びジDABCO−C5を用いたSAPO−56の合成。
モル組成:
0.29 SiO:1 Al(OH):0.71 HPO:40 HO:0.10 ジDABCO−C5:
0.21 トリメチルアミン:0.23テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、
を有し、4wt%のAFX(種晶)を含む反応ゲルを30mLの圧力容器中で調製した。使用した試薬及び添加の順番は以下の通りであった:
a)所要量のリン酸(HPO 85wt%、BDH)を、テフロン加工した容器に量り込んだ。
b)所要量のシリカ(ヒュームドシリカ粉末0.007μm、Sigma Aldrich)及び水をリン酸に加え撹拌した。
c)所要量の水酸化アルミニウム(Al(OH)、Sigma Aldrich)を上記混合物に加えた。
d)30分間撹拌した後、ジDABCO−C5を加えた。
e)トリメチルアミン(45wt%、Sigma Aldrich)を上記溶液に加え、混合物を10分間撹拌した。
f)次いで、pHを7に維持するために、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(40wt%、Sigma Aldrich)をこの混合物に加えた。
g)4wt%のSAPO−AFX種晶を最後に加えた。
最終ゲルを、調製手順の間、均一になるまで、室温で少なくとも2時間連続的に撹拌し、続いて、テフロン加工したステンレス鋼オートクレーブに移し、静止状態で、190℃で4日間加熱した。得られた生成物を濾過により収集し、脱イオンHOで洗浄し、空気中、80℃で12時間乾燥した。
粉末XRDパターンを図3に示し、表5には回折ピークが含まれる。粉末XRDによる分析は、この生成物が、相純粋なSAPO−56であることを示している。
Figure 2019514824
実施例5. 実施例4のSAPO−56の活性化
実施例4からの作製された状態の材料の一部を乾燥酸素中で焼成することによって活性化した。この材料を600℃で加熱し、その温度で12時間保持した。
活性化生成物のPXRDパターン及び回折ピークのリストを、それぞれ図4及び表6に示す。
Figure 2019514824
実施例6. 撹拌炉におけるSAPO−56(トリメチルアミン及びジDABCO−C4)の合成
モル組成:
0.4 SiO:1 Al(OH):0.6 HPO:40 HO:0.15 ジDABCO−C4:0.21 トリメチルアミン:0.16 テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
を有する反応ゲルを125mLの圧力容器中で調製した。使用した試薬及び添加の順番は以下の通りであった:
a)所要量のリン酸(HPO 85wt%、Alfa Chemicals)を、容器に量り込んだ。
b)所要量のLudox PX30(30%w/wコロイド状シリカ;Grace Davison)及び水をリン酸に加え撹拌した。
c)所要量の水酸化アルミニウム(Al(OH)、Sigma Aldrich)を上記混合物に加えた。
d)30分間撹拌した後、ジDABCO−C4(Valiant)を加えた。
e)トリメチルアミン(45wt%、Sigma Aldrich)を上記溶液に加え、混合物を10分間撹拌した。
f)次いで、pHを7に維持するために、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(40wt%、Sigma Aldrich)をこの混合物に加えた。
最終ゲルを、調製手順の間、均一になるまで、室温で少なくとも2時間連続的に撹拌し、続いて、テフロン加工したステンレス鋼オートクレーブに移し、回転式オーブン(30rpm)中で、190℃で24時間加熱した。このボンベの内容物を、遠心分離し、脱塩水で洗浄した。得られた生成物を110℃で終夜乾燥した。
粉末XRDパターンを図5に示し、表7には回折ピークが含まれる。粉末XRDによる分析は、この生成物が、相純粋なSAPO−56であることを示している。
Figure 2019514824
実施例7. 実施例6のSAPO−56の活性化
実施例6の作製された状態の材料を、空気での焼成により活性化させた。この材料を2℃min−1で110℃に加熱し、110℃で10時間保持し、次いで、5℃min−1で450℃に加熱し、450℃で16時間保持した。次いで、材料を5℃min−1で550℃に加熱し、550℃で16時間保持した。
活性化生成物のPXRDパターン及び回折ピークのリストを、それぞれ図6及び表8に示す。
Figure 2019514824

Claims (33)

  1. 低級アルキルアミンと、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含むテンプレートとを含む、SAPO−56。
  2. 低級アルキルアミンが、トリメチルアミン又はN,N−ジメチルエチルアミンである、請求項1に記載のSAPO−56。
  3. 低級アルキルアミンが、トリメチルアミンである、請求項1又は2に記載のSAPO−56。
  4. テンプレートが、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含む、請求項1から3の何れか一項に記載のSAPO−56。
  5. 図1に示されているものと実質的に類似した特徴的X線粉末回折パターン;並びに8.7(vs)、11.5(s−vs)、15.6(s)、17.4(s−vs)、20.3(vs)、21.7(vs)及び27.6(s)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位を含む特徴的X線粉末回折パターンからなる群から選択される少なくとも1つの特性を有し、w(弱い)は<20の相対強度を有するピークを表し、m(中程度)は≧20かつ<40の相対強度を有するピークを表し、s(強い)は≧40かつ<60の相対強度を有するピークを表し、vs(非常に強い)は≧60の相対強度を有するピークを表す、請求項1から4の何れか一項に記載のSAPO−56。
  6. 特徴的X線粉末回折パターンが、13.0(m)、17.6(m)、19.8(m)、22.5(m)、26.0(m)、30.5(m)及び31.4(m)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で、一以上のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインをさらに含む、請求項5に記載のモレキュラーシーブ。
  7. 特徴的X線粉末回折パターンが、7.5(w)、15.0(w)、21.9(w)、23.3(w)、26.6(w)、28.5(w)、29.8(w)、30.1(w)、32.0(w)、33.2(w)、33.4(w)及び34.7(w)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で、一以上のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインをさらに含む、請求項5又は6に記載のモレキュラーシーブ。
  8. テンプレートが、1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含む、請求項1から3の何れか一項に記載のSAPO−56。
  9. 図1に示されているものと実質的に類似した特徴的X線粉末回折パターン;並びに8.6(vs)、11.5(vs)、17.3(s)、17.5(s)、20.3(s)、21.7(vs)及び27.5(vs)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位を含む特徴的X線粉末回折パターンからなる群から選択される少なくとも1つの特性を有する、請求項8に記載のSAPO−56。
  10. 特徴的X線粉末回折パターンが、12.9(m)、15.6(m)、21.8(m)、23.2(m)、26.1(m)、30.5(m)、31.5(m)及び33.2(m)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で、一以上のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインをさらに含む、請求項8又は9に記載のモレキュラーシーブ。
  11. 特徴的X線粉末回折パターンが、7.4(w)、14.9(w)、19.8(w)、22.5(w)、26.6(w)、28.6(w)、29.7(w)、30.2(w)、31.9(w)、33.4(w)及び34.6(w)±0.2(対応する相対強度を丸括弧内に示す)での2θ位で、一以上のライン、好ましくは二以上のライン、より好ましくは三以上のライン、さらにより好ましくは四以上のラインをさらに含む、請求項9又は10に記載のモレキュラーシーブ。
  12. SAPO−56を合成する方法であって、
    a.(a)少なくとも1つのアルミナ源、(b)少なくとも1つのシリカ源、(c)低級アルキルアミン、(d)1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む化合物、及び(e)低級アルキルアンモニウムヒドロキシドを含む反応混合物を加熱して形成すること、
    b.AFX骨格及び構造指向剤を有するモレキュラーシーブ結晶を形成すること、並びに
    c.反応混合物から、AFX骨格を有するモレキュラーシーブ結晶の少なくとも一部を回収すること
    を含む、方法。
  13. 反応混合物から回収したAFX骨格を有するモレキュラーシーブ結晶から、構造指向剤を除去する工程をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 反応混合物から回収したAFX骨格を有するモレキュラーシーブ結晶から、構造指向剤を除去する工程が、反応混合物から回収したAFX骨格を有するモレキュラーシーブ結晶を焼成することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む化合物が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、ヒドロキシド、アセテート、サルフェート、テトラフルオロボレート、カルボキシレート、カーボネート及びビカーボネートからなる群から選択されるアニオンと会合している、請求項12から14の何れか一項に記載の方法。
  16. 1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む化合物が、ブロミドアニオンと会合している、請求項12から15の何れか一項に記載の方法。
  17. 1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含む化合物が、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルジブロミド(ジDABCO−C4)である、請求項12から16の何れか一項に記載の方法。
  18. 1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含む化合物が、1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルジブロミド(ジDABCO−C5)である、請求項12から16の何れか一項に記載の方法。
  19. 低級アルキルアンモニウムヒドロキシドが、テトラブチルアンモニウムヒドロキシドを含む、請求項12から18の何れか一項に記載の方法。
  20. 反応混合物が、フルオリドを本質的に含まない、請求項12から19の何れか一項に記載の方法。
  21. 反応混合物が:
    Figure 2019514824
    のモル組成比を有するゲルであって、リン源であるPは、酸化物形態(P)であるとして計算され、Aは、Al、Fe、Cr、B、Ga又はそれらの組合せであり、酸化物形態(A)であるとして計算され、Meは、Si、Ge、Mg又はそれらの組合せであり、酸化物形態(MO)であるとして計算される、請求項12から20の何れか一項に記載の方法。
  22. 反応混合物が、約0.1−約10%w/wの種晶材料をさらに含み、種晶材料が、AFX骨格を有する結晶性モレキュラーシーブを含む、請求項12から21の何れか一項に記載の方法。
  23. (a)少なくとも1つのアルミナ源、(b)少なくとも1つのシリカ源、(c)低級アルキルアミン、(d)1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む化合物、及び(e)低級アルキルアンモニウムヒドロキシドを含む組成物。
  24. 1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む化合物が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、ヒドロキシド、アセテート、サルフェート、テトラフルオロボレート、カルボキシレート、カーボネート及びビカーボネートからなる群から選択されるアニオンと会合している、請求項23に記載の組成物。
  25. 1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかを含む化合物が、ブロミドアニオンと会合している、請求項23又は24に記載の組成物。
  26. 1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオンを含む化合物が、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルジブロミド(ジDABCO−C4)である、請求項23から25の何れか一項に記載の組成物。
  27. 1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンを含む化合物が、1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルジブロミド(ジDABCO−C5)である、請求項23から25の何れか一項に記載の組成物。
  28. 低級アルキルアンモニウムヒドロキシドが、テトラブチルアンモニウムヒドロキシドを含む、請求項23から27の何れか一項に記載の組成物。
  29. フルオリドを本質的に含まない、請求項23から28の何れか一項に記載の組成物。
  30. Figure 2019514824
    のモル組成比を有するゲルであり、リン源であるPは、酸化物形態(P)であるとして計算され、Aは、Al、Fe、Cr、B、Ga又はそれらの組合せであり、酸化物形態(A)であるとして計算され、Meは、Si、Ge、Mg又はそれらの組合せであり、酸化物形態(MO)であるとして計算され、SDA1は、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体であり、SDA2は、低級アルキルアミンである、請求項23から29のいずれか一項に記載の組成物。
  31. 反応混合物が、約0.1−約10%w/wの種晶材料をさらに含み、種晶材料が、AFX骨格を有する結晶性モレキュラーシーブを含む、請求項23から30の何れか一項に記載の組成物。
  32. 反応すると、SAPO−56を形成する、請求項23から31の何れか一項に記載の組成物。
  33. 焼成されたSAPO−56を含む触媒組成物であって、焼成されたSAPO−56が、トリメチルアミンと、1,4−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ブチルカチオン又は1,5−(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)ペンチルカチオンのいずれかとを含むSAPO−56から形成されている、触媒組成物。
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