JP2019507115A - 骨髄系由来抑制細胞関連障害の治療のための方法 - Google Patents

骨髄系由来抑制細胞関連障害の治療のための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、がんまたは感染症などの、上昇したレベルの骨髄系由来抑制細胞に関連する障害の治療方法を特徴とする。本開示はまた、LXRβアゴニストと、PD1阻害剤、PDL1阻害剤、及び養子T細胞移入療法などの免疫療法との組み合わせを含む、がんの治療方法も提供する。
【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、35U.S.C.119(e)の下で、2016年1月11日出願の米国仮出願第62/277,260号、及び2016年5月6日出願の米国仮出願第62/332,963号の利益を主張するものであり、これらの内容は参照により本明細書に組み込まれる。
骨髄系由来抑制細胞(MDSC)は、骨髄系前駆細胞ならびに未成熟マクロファージ、未成熟顆粒球、及び未成熟樹状細胞からなる、骨髄由来の異種の細胞集団である。MDSCは、反応性酸素種、反応性窒素種、及びアルギナーゼの増加した産生を特徴とする活性状態で存在する。MDSCは、T細胞増殖及びT細胞活性化を含む種々のT細胞機能の抑制因子であることが見出されてきた。マウスにおけるMDSCの表現型には、CD11bGr1、CD11bLy6GLy6C、及びCD11bLy6CLy6Gが含まれる。ヒトにおいて、MDSCの表現型には、LinHLADRCD33及びCD11bCD14CD33が含まれる。MDSCレベルは、いくつかのがん及び感染型において増加することが示されてきた。上昇したレベルのMDSCは、PD1阻害剤、PDL1阻害剤、及び養子T細胞移入療法などの免疫療法に対する応答性の低下につながり得ることがさらに示されてきた。例えば、Weber et al.Cancer Immunol.Res.2016 4(4):345−353に記載されるように、高レベルの骨髄由来抑制細胞(MDSC)は、イピリムマブ治療後に進行が見られた、ニボルマブ治療患者における生存不良に関連付けられた。したがって、がんの治療のため及び/または免疫療法へのがんの応答を増加させるために患者におけるMDSCのレベルを低減することが可能な治療薬を開発する必要がある。
本発明は、LXRβアゴニストを投与することによる、MDSCに関連する障害(例えば、がんまたは感染症)の治療方法を特徴とする。いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、この疾患を治療する第2の薬剤(例えば、抗がん剤または抗感染症薬)と組み合わせて投与される。発明者らは、LXRβアゴニストがMDSCレベルを、対象、例えば、がんまたは細菌、ウイルス、もしくは真菌感染症を有する対象などのレベルが上昇した対象において低下させることが可能であることを発見した。MDSCレベルを低下させることにより、対象の免疫系が、がんまたは感染症に対してより有効に機能するようになり、かつ/または対象に施与される治療、例えば、がんに対する免疫療法の有効性を増加させ得る。
したがって、態様において、本発明は、対象におけるがんの治療方法を特徴とし、本方法は、(a)対象における骨髄系由来抑制細胞のレベル(例えば、単球系及び/または顆粒球系骨髄系由来抑制細胞)及び/または活性化T細胞のレベルを決定することと、(b)骨髄系由来抑制細胞のレベルが所定のレベル(例えば、がんを有しない対象由来の試料中のレベル)を超える、かつ/または活性化T細胞のレベルが所定のレベル(例えば、がんを有しない対象由来の試料中のレベル)よりも低い場合、有効量のLXRβアゴニストを対象に投与することと、を含む。
ある特定の実施形態において、工程(b)は、免疫療法剤(例えば、抗PD1または抗PDL1抗体などの抗体または養子T細胞移入療法)を対象に投与することをさらに含む。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、LXRβアゴニストと同時に投与される。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、LXRβアゴニストに先立って(例えば、少なくとも1日、少なくとも2日、少なくとも3日、少なくとも1週間、少なくとも2週間先立って)投与される。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、LXRβアゴニスト療法を開始した後に(例えば、少なくとも1日、少なくとも2日、少なくとも3日、少なくとも1週間、少なくとも2週間後に)投与される。
本発明の方法のうちのいずれかの特定の実施形態において、活性化T細胞は、CD8+T細胞である。
本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞のレベル及び/または活性化T細胞のレベルは、(例えば、生検による腫瘍試料などの腫瘍試料中のレベルを決定することによって)腫瘍微小環境において決定される。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞のレベル及び/または活性化T細胞のレベルは、(例えば、血漿試料中のレベルを決定することによって)全身的に決定される。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞は、単球系骨髄系由来抑制細胞(例えば、循環単球系骨髄系由来抑制細胞)である。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞は、顆粒球系骨髄系由来抑制細胞である。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞は、それらの表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及び/またはCD14(+)を発現する。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞は、それらの表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及びCD14(+)を発現する。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞は、それらの表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及び/またはCD15(+)を発現する。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞は、それらの表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及びCD15(+)を発現する。本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、骨髄系由来抑制細胞は、当該技術分野で既知のいずれか、例えば、Talmadge et al.Nat.Rev.Cancer 2013 13(10):739−752に記載されるものである。
本発明の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、対象は、工程(a)に先立って免疫療法剤を以前に投与されたことがない。
本発明の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、免疫療法剤での後続の治療に先立つLXRβアゴニストの対象への投与は、免疫療法剤の有効性を制限し得るMDSC(例えば、単球系及び/または顆粒球系MDSC)のレベルを対象において低下させることによって、免疫療法剤に対するがんの応答を増加させ得る。
別の態様において、本発明は、対象におけるがんの治療方法を特徴とし、本方法は、(a)免疫療法剤を同時投与することなく、有効量のLXRβアゴニストを対象に投与することと、(b)工程(a)を開始してから2〜10日以内(例えば、2日以内、3日以内、4日以内、5日以内、6日以内、7日以内、8日以内、9日以内、10日以内)に、有効量の免疫療法剤を対象に投与することと、を含む。
別の態様において、本発明は、対象におけるがんの治療方法を特徴とし、該対象は、弱体化した免疫系を有し(例えば、対象は、低下したレベルの活性化T細胞もしくは上昇したレベルのMDSC(例えば、単球系及び/または顆粒球系MDSC)を有することが決定された、または対象は、以前の治療歴などの対象の既往歴に基づいて減少した免疫応答を有する可能性が高い)、本方法は、有効量のLXRβアゴニストを対象に投与することを含む。いくつかの実施形態において、対象は、所定の基準値(例えば、健康な対象由来の試料中の値)と比較して、低下したレベルのApoE、LRP1、LRP8、及び/またはLXRβを有する(例えば、腫瘍微小環境においてまたは免疫細胞を含めて全身的に)。
別の態様において、本発明は、対象におけるがんの治療方法を特徴とし、該対象は、(例えば、腫瘍微小環境においてまたは全身的に)上昇したレベルの単球系及び/または顆粒球系骨髄系由来抑制細胞などの骨髄系由来抑制細胞を有し(例えば、対象は、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約150%、約200%、約300%、約400%、約500%、またはそれよりも高いレベル;健康な対象由来の試料中のレベルまたは免疫療法剤への応答の可能性の増加を示唆するレベルなどの参照対象と比較した約10%、約15%、約20%、約50%、約75%、約100%、または約200%超大きな減少または増加を有する)、本方法は、有効量のLXRβアゴニストを投与することを含む。
MDSCは、対象におけるがんの、免疫療法剤に対する応答の欠如に関連付けられてきた。免疫療法は、例えば、T細胞活性化を増加させることによって、がんを治療するのに対象の免疫系に依存するため、T細胞活性化を減少させるMDSCのレベルが高いことは、応答の欠如の原因となり得る。したがって、LXRβアゴニストでの対象の治療は、ある特定の対象において免疫療法剤に対する応答を増加させ得る。
上述の方法のうちのいずれかの一実施形態において、対象は、以前に投与された免疫療法剤に応答しなかったがんを有する(例えば、対象のがんは、免疫療法剤での治療にもかかわらず進行した)。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、免疫療法剤に耐性である(例えば、がんは、遺伝子マーカーまたは試料中のMDSC(例えば、単球系及び/または顆粒球系MDSC)のレベルなどによって免疫療法剤に耐性であると決定された、またはある免疫療法剤に応答しなかったがんなど免疫療法剤に耐性である可能性が高い)。
別の態様において、本発明は、対象における免疫療法剤に応答しなかったがんの治療方法を特徴とし、本方法は、有効量のLXRβアゴニストを対象に免疫療法剤と組み合わせて投与することを含む。
別の態様において、本発明は、対象における免疫療法剤に耐性であるがんの治療方法を特徴とし、本方法は、有効量のLXRβアゴニストを対象に免疫療法剤と組み合わせて投与することを含む。
別の態様において、本発明は、腫瘍微小環境における単球系及び/または顆粒球系骨髄系由来抑制細胞などの骨髄系由来抑制細胞の成長を抑制する(例えば、増殖を阻害する及び/またはMDSCを殺傷する)方法を特徴とし、本方法は、非骨髄系由来抑制細胞をLXRβアゴニストと接触させることによって、その微小環境におけるApoEのレベルを増加させることを含む。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、対象は、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約150%、約200%、約300%、約400%、約500%、またはそれを超える増加;健康な対象由来の試料または免疫療法剤に応答する対象由来の試料中のレベルなどの参照対象と比較した約10%、約15%、約20%、約50%、約75%、約100%、または約200%超のMDSCの減少または増加;約0.01倍、約0.02倍、約0.1倍、約0.3倍、約0.5倍、約0.8倍未満、またはそれよりも小幅の増加;あるいは健康な対象由来の試料または免疫療法剤に応答する対象由来の試料中のレベルなどの参照対象と比較した約1.2倍、約1.4倍、約1.5倍、約1.8倍、約2.0倍、約3.0倍、約3.5倍、約4.5倍、約5.0倍、約10倍、約15倍、約20倍、約30倍、約40倍、約50倍、約100倍、約1000倍超、またはそれよりも大幅なMDSC(例えば、単球系及び/または顆粒球系MDSC)の増加を有する。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、対象は、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約150%、約200%、約300%、約400%、約500%、またはそれを超える減少;健康な対象由来の試料または免疫療法剤に応答する対象由来の試料中のレベルなどの参照対象と比較した約10%、約15%、約20%、約50%、約75%、約100%、または約200%超の活性化T細胞の減少または増加;約0.01倍、約0.02倍、約0.1倍、約0.3倍、約0.5倍、約0.8倍未満、またはそれよりも小幅の減少;あるいは健康な対象由来の試料または免疫療法剤に応答する対象由来の試料中のレベルなどの参照対象と比較した約1.2倍、約1.4倍、約1.5倍、約1.8倍、約2.0倍、約3.0倍、約3.5倍、約4.5倍、約5.0倍、約10倍、約15倍、約20倍、約30倍、約40倍、約50倍、約100倍、約1000倍超、またはそれよりも大幅な活性化T細胞の増加を有する。
上述の方法のうちのいずれかの一実施形態において、免疫療法剤は、存在する場合、CTLA−4阻害剤、PD1阻害剤、PDL1阻害剤、または養子T細胞移入療法である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、PD−1抗体などのPD−1阻害剤、PD−L1抗体などのPD−L1阻害剤、CTLA−4抗体などのCTLA−4阻害剤、CSF−1R阻害剤、IDO阻害剤、A1アデノシン阻害剤、A2Aアデノシン阻害剤、A2Bアデノシン阻害剤、A3Aアデノシン阻害剤、アルギナーゼ阻害剤、またはHDAC阻害剤である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、PD−1阻害剤(例えば、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、ピディリズマブ、BMS936559、及びMPDL328OA)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、PD−L1阻害剤(例えば、アテゾリズマブ及びMEDI4736)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、CTLA−4阻害剤(例えば、イピリムマブ)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、CSF−1R阻害剤(例えば、ペキシダルチニブ(pexidartinib)及びAZD6495)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、IDO阻害剤(例えば、ノルハルマン、ロスマリン酸、及びα−メチル−トリプトファン)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、A1アデノシン阻害剤(例えば、8−シクロペンチル−1,3−ジメチルキサンチン、8−シクロペンチル−1,3−ジプロピルキサンチン、8−フェニル−1,3−ジプロピルキサンチン、バミフィリン、BG−9719、BG−9928、FK−453、FK−838、ロロフィリン、またはN−0861)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、A2Aアデノシン阻害剤(例えば、ATL−4444、イストラデフィリン、MSX−3、プレラデナント(preladenant)、SCH−58261、SCH−412,348、SCH−442,416、ST−1535、VER−6623、VER−6947、VER−7835、ビアデナント(viadenant)、またはZM−241,385)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、A2Bアデノシン阻害剤(例えば、ATL−801、CVT−6883、MRS−1706、MRS−1754、OSIP−339,391、PSB−603、PSB−0788、またはPSB−1115)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、A3Aアデノシン阻害剤(例えば、KF−26777、MRS−545、MRS−1191、MRS−1220、MRS−1334、MRS−1523、MRS−3777、MRE−3005−F20、MRE−3008−F20、PSB−11、OT−7999、VUF−5574、及びSSR161421)である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、アルギナーゼ阻害剤(例えば、アルギナーゼ抗体、(2s)−(+)−アミノ−5−ヨードアセトアミドペンタン酸、NG−ヒドロキシ−L−アルギニン、(2S)−(+)−アミノ−6−ヨードアセトアミドヘキサン酸、または(R)−2−アミノ−6−ブロモ−2−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)ヘキサン酸である。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、HDAC阻害剤(例えば、バルプロ酸、SAHA、またはロミデプシン)である。
上述の方法のうちのいずれかの別の実施形態において、本方法は、対象に追加の抗がん療法剤(例えば、抗増殖剤)を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態において、追加の抗がん療法剤は、表4に列挙される抗増殖剤のうちのいずれか1つである。
特定の実施形態において、抗増殖剤は、化学療法剤または細胞傷害性剤、分化誘導剤(例えば、レチノイン酸、ビタミンD、サイトカイン)、ホルモン剤、免疫学的薬剤、または抗血管新生剤である。化学療法剤及び細胞傷害性剤には、アルキル化剤、細胞傷害性抗生物質、代謝拮抗剤、ビンカアルカロイド、エトポシド、及びその他(例えば、パクリタキセル、タキソール、ドセタキセル、タキソテール、シスプラチナム)が含まれるが、これらに限定されない。抗増殖剤活性を有する追加の化合物の一覧は、L. Brunton,B. Chabner and B. Knollman (eds).Goodman and Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics,Twelfth Edition,2011,McGraw Hill Companies,New York,NYに見出すことができる。
ある特定の実施形態において、抗増殖剤は、PD1阻害剤、VEGF阻害剤、VEGFR2阻害剤、PDL1阻害剤、BRAF阻害剤、CTLA−4阻害剤、MEK阻害剤、ERK阻害剤、ベムラフェニブ、ダカルバジン、トラメチニブ、ダブラフェニブ、MEDI−4736、mTOR阻害剤、CAR−T療法剤、アビラテロン、エンザルタミン(enzalutamine)、ARN−509、5−FU、FOLFOX、FOLFIRI、ハーセプチン、キセロダ、PD1抗体(例えば、ペンブロリズマブまたはニボルマブ)、PDL−1抗体、CTLA−4抗体(例えば、イピリムマブ)、ラムシルマブ、リンドペピムト(rindopepimut)、グレムバツムマブ(glembatumumab)、ベドチン、ANG1005、及び/またはANG4043である。
いくつかの実施形態において、がんは、腎細胞癌であり、抗増殖剤は、PD1阻害剤、PDL−1阻害剤、またはmTOR阻害剤である。他の実施形態において、がんは、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫であり、抗増殖剤は、CAR−T療法剤である。ある特定の実施形態において、がんは、前立腺癌であり、抗増殖剤は、アビラテロン、エンザルタミド、またはARN−509である。いくつかの実施形態において、がんは、肝細胞癌、胃癌、または食道癌であり、抗増殖剤は、5−FU、FOLFOX、FOLFIRI、ハーセプチン、またはキセロダである。いくつかの実施形態において、がんは、肉腫であり、抗増殖剤は、ゲムシタビンである。他の実施形態において、がんは、膵臓癌であり、抗増殖剤は、イリノテカン、シスプラチン、アブラキサン、タキサン(例えば、パクリタキセルまたはドセタキセル)、またはカペシタビンである。
本方法は、アルキル化剤、白金製剤、代謝拮抗薬、トポイソメラーゼ阻害剤、抗腫瘍抗生物質、抗有糸分裂剤、アロマターゼ阻害剤、チミジル酸シンターゼ阻害剤、DNAアンタゴニスト、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、ポンプ阻害剤、ヒストンアセチルトランスフェラーゼ阻害剤、メタロプロテイナーゼ阻害剤、リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤、TNFアルファアゴニスト/アンタゴニスト、エンドセリンA 受容体アンタゴニスト、レチノイン酸受容体アゴニスト、免疫調節薬、ホルモン剤及び抗ホルモン剤、光線力学薬、チロシンキナーゼ阻害剤、アンチセンス化合物、コルチコステロイド、HSP90阻害剤、プロテオソーム阻害剤(例えば、NPI−0052)、CD40阻害剤、抗CSI抗体、FGFR3阻害剤、VEGF阻害剤、MEK阻害剤、サイクリンD1阻害剤、NF−kB阻害剤、アントラサイクリン、ヒストンデアセチラーゼ、キネシン阻害剤、ホスファターゼ阻害剤、COX2阻害剤、mTOR阻害剤、カルシニューリンアンタゴニスト、IMiD、または増殖性疾患を治療するのに使用される他の薬剤からなる群から選択される抗増殖剤を投与することをさらに含み得る。かかる化合物の例が表4に提供される。
特定の実施形態において、抗増殖剤及び/または免疫療法剤とLXRアゴニストとは、互いに28日以内(例えば、21、14、10、7、5、4、3、2、または1日以内)に、または各々24時間以内(例えば、12、6、3、2、または1時間、あるいは併用で)に、対象を治療するのに併せて有効な量で投与される。
別の態様において、本発明は、対象における感染症(例えば、細菌感染症、ウイルス感染症、または寄生虫感染症)の治療方法を特徴とし、該対象は、(例えば、健康な対象由来の試料と比較して)上昇したレベルの単球系及び/または顆粒球系骨髄系由来抑制細胞などの骨髄系由来抑制細胞を有し、本方法は、有効量のLXRβアゴニストを投与することを含む。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に抗感染症薬を投与することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、抗感染症薬とLXRアゴニストとは、互いに28日以内(例えば、21、14、10、7、5、4、3、2、または1日以内)に、または各々24時間以内(例えば、12、6、3、2、または1時間、あるいは併用で)に、対象を治療するのに併せて有効な量で投与される。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、投与は、細胞を有効量のLXRβアゴニストと接触させることを含む。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、LXRαよりもLXRβに対して選択的である。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、本明細書に記載の任意の化合物(例えば、式I〜XXXVIのうちのいずれか1つの構造を有する任意の化合物または化合物1〜826のうちのいずれか1つ)である。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式IVの構造であって、
式中、
Xは、水素、C−Cアルキル、ハロ、−OR10、−NR1011、ニトロ、シアノ、−COOR10、または−COR10から選択される。
Zは、CH、CRまたはNであり、ZがCHまたはCRであるとき、kは0〜4であり、かつtは0または1であり、またZがNであるとき、kは0〜3であり、かつtは0であり、
Yは、−O−、−S−、−N(R12)−、及び−C(R)(R)−から選択され、
は、C−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール及びHetであり、該C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、Ar及びHetは、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−CアルキルOCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
は、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−CアルキルCO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−CアルキルCONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−CアルキルOCOR15、−C−Cアルキル−OCONR1314、−C−Cアルキル−NR13CONR1314、−C−Cアルキル−NR13COR15、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、該−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルの該C−Cシクロアルキル、Ar及びHet部分は、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
は、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−CアルキルSR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314
−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OCONR1314、−C−CアルキルNR13CONR1314
−C−Cアルキル−NR13COR15、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルからなる群から選択され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
Qは、C−Cシクロアルキル、Ar、及びHetから選択され、該C−Cシクロアルキル、Ar、及びHetは、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−CアルキルCO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−CアルキルCONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−CアルキルNR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−Cアルキル−OCOR15
−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−CアルキルNR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
pは0〜8であり、
nは2〜8であり、
mは0または1であり、
qは0または1であり、
tは0または1であり、
各R及びRは、独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択されるか、またはR及びRは、それらが結合した炭素と一緒に、3〜5員の炭素環または複素環式環を形成し、該複素環式環は、N、O、及びSから選択される1個以上のヘテロ原子を含有し、該C−Cアルキルのうちのいずれかは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
各Rは、同じであるかまたは異なり、独立して、ハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−CアルキルSONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−CアルキルSOR15、−C−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15
−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から選択され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
各R及びRは、独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
及びRは、各々独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
及びRは、各々独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
10及びR11は、各々独立して、H、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、
−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−O−Ar、−C−Cアルキル−O−Het、
−C−Cアルキル−O−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−S(O)−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−S(O)−Ar、−C−Cアルキル−S(O)−Het、−C−Cアルキル−S(O)−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−NH−Ar、−C−Cアルキル−NH−Het、−C−Cアルキル−NH−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル)−Ar、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル)−Het、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、式中、xは、0、1、または2であるか、あるいはR10及びR11は、それらが結合した窒素と一緒に、N、O、及びSから選択される1個以上の追加のヘテロ原子を任意選択で含有する4〜7員の複素環式環を形成し、該C−C12アルキル、C−C12アルケニル、またはC−C12アルキニルは、任意選択で、ハロ、−OH、−SH、−NH、−NH(非置換C−Cアルキル)、−N(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)、非置換−OC−Cアルキル、−COH、
−CO(非置換C−Cアルキル)、−CONH、−CONH(非置換C−Cアルキル)、−CON(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)、−SOH、−SONH、−SONH(非置換C−Cアルキル)及び
−SON(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)基から独立して選択される置換基のうちの1つ以上によって置換され、
12は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
各R13及び各R14は、独立して、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択されるか、またはR13及びR14は、それらが結合した窒素と一緒に、N、O、及びSから選択される1個以上の追加のヘテロ原子を任意選択で含有する4〜7員の複素環式環を形成し、
15は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択される、
構造、またはその薬学的に許容される塩を有する。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式Vの構造、
またはその薬学的に許容される塩を有し、式中、
11は−N=であり、J21は−CR300−であるか、またはJ11は−CR200−であり、J21は=N−であり、
00は、G、G21、またはRであり、
200は、G、G21、またはRであり、
300及びR400は、独立して、RまたはQであるが、ただし、R300、R400、及びR500のうちの1つかつ1つのみが
Qであることを条件とし、
Qは、Cシクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり、各々が任意選択で、1〜4つのRで置換されているか、あるいはQは、
−X−Y−Zであり、式中、各Rは、独立して、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシアルキル、アリール−C−Cアルキルカルボキシ、C(R110)=C(R110)−COOH、オキソ、=S、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、各Rは、任意選択で、1〜4つのR80で置換され、
500は、G21、Q、またはRであるが、ただし、R00、R200、及びR500のうちの1つのみがGであり、かつR00、N=、及びR500のうちの1つのみがG21であることを条件とし、
21は、−J−Kであり、式中、J及びKは、独立して、アリールまたはヘテロアリールであり、各々が任意選択で、1〜4つのR基で置換され、各Rは、独立して、水素、ハロゲン、CR110=CR110COOR110、ニトロ、−Z、−Y−Z、または−X−Y−Zであり、
は、−L10−Rであり、式中、L10は、結合、L50、L60、−L50−L60−L50−、または−L60−L50−L50−であり、式中、
各L50は、独立して、−[C(R150−であり、
各L60は、独立して、−CS−、−CO−、−SO−、−O−、−CON(R110)−、−CONR110N(R110)−、−C(=NR110)−、−C(NOR11)−、−C(=N−N(R110)−、−C−Cシクロアルキル−、または−ヘテロシクリル−であり、該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜4つのR140基で置換されているか、あるいは
各L60は、独立して、C−Cアリジルであり、該アリジルは、任意選択で、
−C(R100−、−C(R110C(R110−、−C(R11)C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C C−、−O−、−S−、−N(RO)CO−、−N(R100)CO−、−CON(R110)−、−CO−、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R100)−、−SO−、−N(R100)SO−、または
−SON(R100)が介在し、
Rは、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたは−(C−C)シクロアルキルであり、Rは、任意選択で、1〜4つのRで置換され、式中、各Rは、独立して、ハロゲン、ニトロ、ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、(C−Cシクロアルキル)−C−Cアルキル−、(C−Cシクロアルケニル)−C−Cアルキル−、(C−Cシクロアルキル)−C−Cアルケニル−、アリールアルキル、アリールオキシ、アリール−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、SO110、OR110、SR110、N、SOR110、COR110、SON(R110、SONR110COR110、C≡N、C(O)OR110、CON(R110) 、−CON(R110)OR110、OCON(R110、−NR110COR110、NR110CON(R110、NR110COOR110、−C(=N−OH)R110、−C(=S)N(R110
−S(=O)N(R110、−S(=O)OR110、−N(R110)S(=O)110、−C(=O)N(R110)N(R110、−OC(=O)−R110、−OC(=O)−OR110、またはN(R11であり、各Rは、任意選択で、独立して−ハロゲン、−C−Cアルキル、アリールオキシ、CアルキルSO110、CアルキルCOOR110、Cアルコキシアリール、C−Cハロアルキル、
−SO110、−OR110、−SR110、−N、−SO110、−COR110、−SON(R110、−SONR110COR110、−C≡N、−C(O)OR110
−CON(R110、−CON(R110)OR110、−OCON(R1102,−NR110COR110、−NR110CON(R110、−NR110COOR110、または−N(R110である1〜4つの基で置換され、
は、−L31−R60であり、式中、L31は、結合、−X(CH−X−、−(CH−X3−(CH−または−(CH1+w、−Y−(CH−であり、式中、各wは、独立して、0〜5であり、各Xは、独立して、結合、−C(R110−、−C(R110C(R110−、−C(R110)=C(R110)−、−C≡C−、−CO−、−CS−、−CONR100−、−C(=N)(R100)−、−C(=N−OR110)−、−C[=N−N(R110]、−CO−、−SO−、または−SON(R110)−であり、
は、−O−、−S−、−NR70−、−N(R100)CO−、−N(R110)CO−、−OCO−、−OC(=O)N(R100)−、
−NR100CONR100−、−N(R110)SO−、または−NR100CSNR100−であるか、
あるいはL31は、Cアリジル鎖であり、該アリジル鎖は、任意選択で、−C(R110−、
−C(R110C(R110−、−C(R110)=C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、−S−、−N(R100)CO−、
−N(R100)CO−、−CON(R100)−、−CO−、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R110)−、−SO−、−N(R100)SO−、または
−SON(R100)が介在し、
60は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、アリール、C−Cシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−CN、
−C(=O)R110、−C(=O)OR110、−C(=O)N(R110、−N(R110、−SO110、−S(=O)N(R110
−C(=O)N(R110)N(R110、または−C(=O)N(R11)(OR110)であり、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜4つのR60aで置換され、式中、
各R60aは、独立して、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、
各Rは、独立して、−L30−R70であり、式中、
各L30は、独立して、結合、または−(CH−V10−(CH−であり、式中、
10は、−C(R110−、−C(R110C(R110、−C(R110)=C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、
−S−、−NR10−、−N(R100)CO−、−N(R100)CO2−、−OCO−、−CO−、−CS−、−CONR100−、−C(=N−R110)−、−C(=N−OR110)−、
−C[=N−N(R110]、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R100)−、SO−、−N(R100)SO−、−SON(R100)−、
−NR100CONR100−、−NR100CSNR100−、C−Cシクロアルキル、またはC−Cシクロハロアルキルであるか、あるいは各L30は、独立して、C−Cアリジルであり、該アリジル鎖は、任意選択で、−C(R110−、−C(R110C(R110−、−C(R110)C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、−S−、−N(R100)CO−、
−N(R100)CO−、−NR110−、−CON(R100)−、−CO−、−CO−、−O(C=O)−、−O(C=O)N(R100)−、−SO−、−N(R100)SO−、または−SON(R100)−が介在し、
各R70は、独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−Z、−Y−Z、または−X−Y−Zであり、
該アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルは各々、任意選択で、1〜4つのR70aで置換され、式中、各R70aは、独立して、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシアルキル、アリール−C−Cアルキルカルボキシ、C(R110)=C(R110)−COOH、オキソ、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、各R70aは、任意選択で、1〜4つのR80で置換され、式中、各R80は、独立して、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルキル(OR110)、C−CアルキルOR110、C−CアルキルCON(R110、C−CアルキルCOR110、C−CアルキルCOOR110、またはC−CアルキルSO110であり、
各R100は、独立して、−R110、−C(=O)R110、−CO110、または−SO110であり、
各R110は、独立して、−水素、−C−Cアルキル、C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cハロアルキル、または−N(R12であり、R110のうちのいずれかは、任意選択で、R120の1〜4つのラジカルで置換され、
各R120は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−B(OR130)、C−CアルキルN(R13、C−Cハロアルキル、C1−アルキル、C−Cアルコキシ、(C−Cアルキル)C=O(OR130)、C−CアルキルOR130、C−CアルキルCOR130
−CアルキルSO130、C−CアルキルCON(R13、C−CアルキルCONR130OR130、C−CアルキルSON(R130、C−CアルキルSR130、C−CハロアルキルOR130、C−CアルキルCN、−C−CalkyN(R13、−NR13SO13、または−OCアルキルCOOR130であり、
各R130は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、またはC−Cアルキニルであり、
各R140は、独立して、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、C−Cハロアルキル、C−CアルキルCON(R110、C−CアルキルCONR11010、C−CアルキルOR110、またはC−CアルキルCOOR110であり、
各R150は、独立して、水素、ハロゲン、OR130、(C−C)アルキル、または(C−C)ハロアルキルであり、式中、
各アルキルは、任意選択で、各々が独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、OR130、C(O)R130、C(O)OR13C(O)N(R130、N(R130、N(R130)C(O)R130、N(R130)S(O)130
−OC(O)OR130、OC(O)N(R130、N(R130)C(O)OR130、N(R130)C(O)N(R130)、SR130、S(O)R130、S(O)R’、またはS(O)N(R130である、少なくとも1つの基で置換されているか、あるいは2つのR150(同じまたは異なる原子に結合した)は一緒になって、C3−C6シクロアルキルを形成することができ、
各Xは、独立して、−O−、−S−、または−N(R100)−であり、
各Yは、独立して、−[C(R150−、または−C−Cアルケニルであり、式中、pは、1、2、3、4、5、または6であり、
各Y’は、独立して、−[C(R150−、−C−CアルケニルC−Cシクロアルキル、またはヘテロシクリルであり、該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜3つのZ基で置換され、
各Zは、独立して、−H、ハロゲン、−OR110、−SR110、−C(=O)R110、−C(=O)OR110、−C(=O)N(R110
−N(R100、−N、−NO、−C(=N−OH)R110、−C(=S)N(R110、−CN、−S(=O)R110、−S(=O)N(R110、−S(=O)OR110
−S(=O)110、S(=O)N(R110、−NR110COR110、−N(R110)C(=O)N(R110、−N(R110)COOR110
−N(R110)S(=O)110、−C(=O)N(R110)N(R110、−C(=O)N(R110)(OR110)、−OC(=O)−R110、−OC(=O)−OR110、または
−OC(=O)−N(R110であり、
各m及びnは、独立して、0、1、2、3、4、5、または6である。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、本明細書に記載の任意の化合物またはその薬学的に許容される塩である。上述の方法(methds)のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式I〜XXXVIのうちのいずれか1つの化合物またはその薬学的に許容される塩である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、化合物1〜826のうちのいずれか1つまたはその薬学的に許容される塩である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、化合物682、化合物692、化合物705、化合物718、または化合物719、またはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、がんは、薬物耐性がんであるか、または以前の治療に応答しなかったもの(例えば、ベムラフェニブ、ダカルバジン、CTLA4阻害剤、PD1阻害剤、インターフェロン療法剤、BRAF阻害剤、MEK阻害剤、放射線療法剤、テモゾリミド(temozolimide)、イリノテカン、CAR−T療法剤、ハーセプチン、パージェタ、タモキシフェン、キセロダ、ドセタキソール、カルボプラチンなどの白金製剤、パクリタキセル及びドセタキセルなどのタキサン、ALK阻害剤、MET阻害剤(inihibitors)、アリムタ、アブラキサン、アドリアマイシン、ゲムシタビン、アバスチン、ハラベン、ネラチニブ、PARP阻害剤、ARN810、mTOR阻害剤、トポテカン、ジェムザール、VEGFR2阻害剤、葉酸受容体アンタゴニスト、デムシズマブ(demcizumab)、フォスブレタブリン、またはPDL1阻害剤に耐性のがん、またはそれらによる以前の治療に応答しなかったがん)である。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、転移性である。がんは、遊走及び/もしくは遊走細胞の浸潤を呈する細胞を含み、かつ/または内皮細胞動員及び/もしくは血管新生を呈する細胞を含み得る。いくつかの実施形態において、がんは、細胞遊走がんである。いくつかの実施形態において、細胞遊走がんは、非転移性細胞遊走がんである。
がんは、腹腔、胸膜腔、心膜腔、またはクモ膜下腔の表面への播種を介して広がるがんであり得る。代替的に、がんは、リンパ系を介して広がるがん、または血行性で広がるがんであり得る。
いくつかの実施形態において、がんは、卵巣癌、中皮腫、または原発性肺癌などの非転移細胞遊走がんである、細胞遊走がんである。
ある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、ApoEの発現レベルをインビトロで少なくとも2.5倍増加させる。いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、LXRαよりもLXRβに対して選択的である。他の実施形態において、LXRβアゴニストは、LXRβに対する活性がLXRαに対するアゴニストの活性よりも少なくとも2.5倍高い。いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、LXRβに対する活性がLXRαに対するアゴニストの活性よりも少なくとも10倍高い。いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、LXRβに対する活性がLXRαに対するアゴニストの活性よりも少なくとも100倍高い。いくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、LXRβに対する活性がLXRαに対するアゴニストの活性の少なくとも2.5倍以内である。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、トリプルネガティブ乳癌などの乳癌、結腸癌、腎細胞癌、非小細胞肺癌、肝細胞癌、胃癌、卵巣癌、膵臓癌、食道癌、前立腺癌、肉腫、膠芽腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、白血病(例えば、急性骨髄性白血病)、または黒色腫である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、黒色腫である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、乳癌である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、腎細胞癌である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、膵臓癌である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、非小細胞肺癌である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、結腸癌である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、卵巣癌である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、膠芽腫である。いくつかの実施形態において、がんは、乳癌である。いくつかの実施形態において、がんは、前立腺癌である。いくつかの実施形態において、がんは、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫である。いくつかの実施形態において、がんは、白血病(例えば、急性骨髄性白血病)である。
特定の実施形態において、がんは、ベムラフェニブ、ダカルバジン、インターフェロン療法剤、CTLA−4阻害剤、BRAF阻害剤、MEK阻害剤、PD1阻害剤、PDL−1阻害剤、及び/もしくはCAR−T療法剤に耐性であるか、またはそれらによる以前の治療に応答しなかった黒色腫(例えば、転移性黒色腫)である。いくつかの実施形態において、がんは、テモゾリミド、放射線療法剤、アバスチン、イリノテカン、VEGFR2阻害剤、CAR−T療法剤、及び/もしくはmTOR阻害剤に耐性であるか、またはそれらによる以前の治療に応答しなかった膠芽腫である。いくつかの実施形態において、がんは、EGFR阻害剤、白金製剤(例えば、カルボプラチン)、アバスチン、ALK阻害剤、MET阻害剤、タキサン(例えば、パクリタキセル及び/もしくはドセルタキセル(doceltaxel))、ジェムザール、アリムタ、放射線療法剤、PD1阻害剤、PDL1阻害剤(ihibitor)、及び/もしくはCAR−T療法剤に耐性であるか、またはそれらによる以前の治療に応答しなかった転移性非小細胞肺癌(例えば、EGFR野生型非小細胞肺癌及び/または扁平上皮非小細胞肺癌)などの非小細胞肺癌である。いくつかの実施形態において、がんは、ハーセプチン、パージェタ、タモキシフェン、キセロダ、ドセタキセル、カルボプラチン、パクリタキセル、アブラキサン、アドリアマイシン、ゲムシタビン、アバスチン、ハラベン、ネラチニブ、PARP阻害剤、PD1阻害剤、PDL1阻害剤、CAR−T療法剤、ARN810、及び/もしくはmTOR阻害剤に耐性であるか、またはそれらによる以前の治療に応答しなかった乳癌(例えば、トリプルネガティブ乳癌)である。いくつかの実施形態において、がんは、PARP阻害剤、アバスチン、カルボプラチンなどの白金製剤、パクリタキセル、ドセタキセル、トポテカン、ジェムザール、VEGR2阻害剤、葉酸受容体アンタゴニスト、PD1阻害剤、PDL1阻害剤、CAR−T療法剤、デムシズマブ、及び/もしくはフォスブレタブリンに耐性であるか、またはそれらによる以前の治療に応答しなかった卵巣癌(例えば、転移性卵巣癌)である。
本明細書に記載されるように、LXRβアゴニストに対する応答性と腫瘍試料中のLRP1の発現との間には相関関係がある。したがって、上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、がんは、所定のレベル(例えば、有効性と相関することが決定されたレベル及び/またはLXRβアゴニスト治療に応答しない対象由来の試料中のレベルと比較して、増加したLRP1の発現を有する。
化学用語
本明細書で使用されるとき、「化合物」という用語は、図示される構造の立体異性体、幾何異性体、互変異性体、及び同位体濃縮形態すべてを含むことを意図する。
本明細書に記載の化合物は、不斉(例えば、1つ以上の立体中心を有する)であり得る。別途指定されない限り、鏡像異性体及びジアステレオマーなどのすべての立体異性体が意図される。非対称的に置換された炭素原子を含有する本開示の化合物は、光学活性形態またはラセミ形態で単離することができる。ラセミ混合物の分解によってまたは立体選択的合成によってなど、光学活性な出発材料から光学活性形態を調製する方法が当該技術分野で知られている。オレフィン及びC=N二重結合の多くの幾何異性体もまた、本明細書に記載の化合物に存在し得、かかる安定な異性体すべてが本開示で企図される。本開示の化合物のシス及びトランス幾何異性体が記載され、これらは異性体の混合物としてまたは分離した異性体型として単離されてもよい。
本開示の化合物はまた、互変異性体型を含んでもよい。互変異性体型は、単結合が隣接する二重結合と交換され、それと同時にプロトンが移動することからもたらされる。互変異性体型には、同じ実験式及び総電荷を有する異性体プロトン化状態である、プロトトロピー互変異性体が含まれる。プロトトロピー互変異性体例としては、ケトン−エノール対、アミド−イミド酸対、ラクタム−ラクチム対、アミド−イミド酸対、エナミン−イミン対、及びプロトンが複素環式系の2つ以上の位置を占有し得る環状形態、例えば、1H−及び3H−イミダゾール、1H−、2H−及び4H−1,2,4−トリアゾール、1H−及び2H−イソインドール、ならびに1H−及び2H−ピラゾールが挙げられる。互変異性体型は、平衡にあり得るか、または適切な置換によって1つの形態へと立体的に固定され得る。
本開示の化合物はまた、中間化合物または最終化合物において生じる原子の同位体のすべてを含む。「同位体」とは、核内の中性子数が異なることからもたらされる、原子番号が同じであるが質量数が異なる原子を指す。例えば、水素の同位体には、トリチウム及びジュウテリウムが含まれる。
本開示の化合物及び塩は、通例の方法によって溶媒または水分子と組み合わせて調製して、溶媒和物及び水和物を形成することができる。
本明細書の種々の箇所で、本開示の化合物の置換基は、群としてまたは範囲として開示される。本開示は、かかる群及び範囲の成員のありとあらゆる個々の部分的組み合わせを含むことが具体的に意図される。例えば、「C1−6アルキル」という用語は、メチル、エチル、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、及びCアルキルを個々に開示することを具体的に意図する。本明細書において、「任意選択で置換されるX」(例えば、任意選択で置換されるアルキル)という形態の語句は、「X(式中、Xは、任意選択で置換される)」(例えば、「アルキル(式中、アルキルは、任意選択で置換される)」)と同等であることを意図する。特徴「X」(例えば、アルキル)それ自体が任意であることを意味することは意図されない。
本明細書で使用される「アシル」という用語は、本明細書で定義されるカルボニル基を介して親分子基に結合した、水素または本明細書で定義されるアルキル基(例えば、ハロアルキル基)を表し、ホルミル(すなわち、カルボキシアルデヒド基)、アセチル、トリフルオロアセチル、プロピオニル、及びブタノイルによって例示される。例示的な非置換アシル基は、1〜7、1〜11、または1〜21個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換される。
任意選択で置換されるアシル基の非限定的な例としては、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アリールアルコキシカルボニル、アリーロイル、カルバモイル、カルボキシアルデヒド、(ヘテロシクリル)イミノ、及び(ヘテロシクリル)オイルが挙げられる。
「アルコキシカルボニル」基は、本明細書で使用されるとき、カルボニル原子を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるアルコキシを表す(例えば、−C(O)−OR(式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されるC1−6、C1−10、またはC1−20アルキル基である))。例示的な非置換アルコキシカルボニルは、1〜21個の炭素(例えば、1〜11または1〜7個の炭素)を含む。いくつかの実施形態において、アルコキシ基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換される。
「アルコキシカルボニルアシル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルコキシカルボニル基で置換されている、本明細書で定義されるアシル基を表す(例えば、−C(O)−アルキル−C(O)−OR(式中、Rは、任意選択で置換されるC1−6、C1−10、またはC1−20アルキル基である)。例示的な非置換アルコキシカルボニルアシルは、3〜41個の炭素を含む(例えば、3〜10、3〜13、3〜17、3〜21、または3〜31個の炭素、例えば、C1−6アルコキシカルボニル−C1−6アシル、C1−10アルコキシカルボニル−C1−10アシル、またはC1−20アルコキシカルボニル−C1−20アシル)。いくつかの実施形態において、各アルコキシ及びアルキル基は、独立して、各基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシ基)でさらに置換されている。
「アリールアルコキシカルボニル」基は、本明細書で使用されるとき、カルボニルを介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるアリールアルコキシ基を表す(例えば、−C(O)−O−アルキル−アリール)。例示的な非置換アリールアルコキシ基は、8〜31個の炭素を含む(例えば、8〜17または8〜21個の炭素、例えば、C6−10アリール−C1−6アルコキシ−カルボニル、C6−10アリール−C1−10アルコキシ−カルボニル、またはC6−10アリール−C1−20アルコキシ−カルボニル)。いくつかの実施形態において、アリールアルコキシカルボニル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
「アリーロイル」基は、本明細書で使用されるとき、カルボニル基を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるアリール基を表す。例示的な非置換アリーロイル基は、7〜11個の炭素からなる。いくつかの実施形態において、アリール基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
「カルバモイル」基は、本明細書で使用されるとき、−C(O)−N(RN1を表し、式中、各RN1の意味は、本明細書に提供される「アミノ」の定義に見出される。
「カルボキシアルデヒド」基は、本明細書で使用されるとき、構造−CHOを有するアシル基を表す。
「(ヘテロシクリル)イミノ」基は、本明細書で使用されるとき、イミノ基を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるヘテロシクリル基を表す。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
「(ヘテロシクリル)オイル」基は、本明細書で使用されるとき、カルボニル基を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるヘテロシクリル基を表す。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
本明細書で使用される「アルキル」という用語には、別途明記されない限り、1〜20個の炭素(例えば、1〜10または1〜6個)の直鎖及び分岐鎖いずれの飽和基も含まれる。アルキル基は、メチル、エチル、n−及びイソ−プロピル、n−、sec−、イソ−及びtert−ブチル、ならびにネオペンチルによって例示され、任意選択で、1つ、2つ、3つ、または、2個以上の炭素からなるアルキル基の場合は4つの、以下からなる群から独立して選択される置換基で置換されてもよい。(1)C1−6アルコキシ、(2)C1−6アルキルスルフィニル、(3)本明細書で定義されるアミノ(例えば、非置換アミノ(すなわち、−NH)または置換アミノ(すなわち、−N(RN1(式中、RN1は、アミノについて定義される通りである))、(4)C6−10アリール−C1−6アルコキシ、(5)アジド、(6)ハロ、(7)(C2−9ヘテロシクリル)オキシ、(8)O−保護基で任意選択で置換される、ヒドロキシ、(9)ニトロ、(10)オキソ(例えば、カルボキシアルデヒドまたはアシル)、(11)C1−7スピロシクリル、(12)チオアルコキシ、(13)チオール、(14)O−保護基で任意選択で置換される、−COA’(式中、RA’は、(a)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c)C6−10アリール、(d)水素、(e)C1−6アルク−C6−10アリール、(f)アミノ−C1−20アルキル、(g)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)の整数であり、R’は、HまたはC1−20アルキルである)、及び(h)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、(15)−C(O)NRB’C’(式中、RB’及びRC’の各々は、独立して、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(16)−SOD’(式中、RD’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)C1−6アルク−C6−10アリール、及び(d)ヒドロキシからなる群から選択される)、(17)−SONRE’F’(式中、RE’及びRF’の各々は、独立して、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(18)−C(O)RG’(式中、RG’は、(a)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c)C6−10アリール、(d)水素、(e)C1−6アルク−C6−10アリール、(f)アミノ−C1−20アルキル、(g)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、R’は、HまたはC1−20アルキル、及び(h)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、(19)−NRH’C(O)RI’(式中、RH’は、(a1)水素及び(b1)C1−6アルキルからなる群から選択され、RI’は、(a2)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b2)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c2)C6−10アリール、(d2)水素、(e2)C1−6アルク−C6−10アリール、(f2)アミノ−C1−20アルキル、(g2)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、R’は、HまたはC1−20アルキルである)、及び(h2)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、(20)−NRJ’C(O)ORK’(式中、RJ’は、(a1)水素及び(b1)C1−6アルキルからなる群から選択され、RK’は、(a2)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b2)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c2)C6−10アリール、(d2)水素、(e2)C1−6アルク−C6−10アリール、(f2)アミノ−C1−20アルキル、(g2)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、R’は、HまたはC1−20アルキルである)、及び(h2)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、ならびに(21)アミジン。いくつかの実施形態において、これらの基の各々は、本明細書に記載されるようにさらに置換され得る。例えば、C−アルカリールのアルキレン基は、オキソ基でさらに置換されて、それぞれのアリーロイル置換基をもたらし得る。
本明細書で使用される「アルキレン」という用語及び「アルク−」という接頭辞は、直鎖または分岐鎖の飽和炭化水素から2個の水素原子を除去することによって誘導された飽和二価炭化水素基を表し、メチレン、エチレン、及びイソプロピレンによって例示される。「Cx−yアルキレン」という用語及び「Cx−yアルク−」という接頭辞は、x〜y個の炭素を有するアルキレン基を表す。xの例示的な値は、1、2、3、4、5、及び6であり、yの例示的な値は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、または20である(例えば、C1−6、C1−10、C2−20、C2−6、C2−10、またはC2−20アルキレン)。いくつかの実施形態において、アルキレンは、アルキル基それぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
任意選択で置換されるアルキル及びアルキレン基の非限定的な例としては、アシルアミノアルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アミノアルキル、カルバモイルアルキル、カルボキシアルキル、カルボキシアミノアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ペルフルオロアルキル、及びスルホアルキルが挙げられる。
「アシルアミノアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、アミノ基に結合した、本明細書で定義されるアシル基を表し、このアミノ基が今度は、本明細書で定義されるアルキレン基を介して親分子基に結合している(すなわち、−アルキル−N(RN1)−C(O)−R(式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されるC1−6、C1−10、またはC1−20アルキル基(例えば、ハロアルキル)であり、RN1は、本明細書で定義される通りである)。例示的な非置換アシルアミノアルキル基は、1〜41個の炭素(例えば、1〜7、1〜13、1〜21、2〜7、2〜13、2〜21、または2〜41個の炭素)を含む。いくつかの実施形態において、アルキレン基は、本明細書に記載の1、2、3、もしくは4つの置換基でさらに置換され、かつ/またはアミノ基は、−NHもしくは−NHRN1(式中、RN1は、独立して、OH、NO、NH、NRN2 、SOORN2、SON2、SORN2、アルキル、アリール、アシル(例えば、アセチル、トリフルオロアセチル、または本明細書に記載の他のもの)、またはアルコキシカルボニルアルキルであり、各RN2は、H、アルキル、またはアリールであり得る)である。
「アシルオキシアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、酸素原子に結合した、本明細書で定義されるアシル基を表し、この酸素原子が今度は、アルキレン基を介して親分子基に結合している(すなわち、−アルキル−O−C(O)−R(式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されるC1−6、C1−10、またはC1−20アルキル基である))。例示的な非置換アシルオキシアルキル基は、1〜21個の炭素(例えば、1〜7または1〜11個の炭素)を含む。いくつかの実施形態において、アルキレン基は、独立して、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換されている。
「アルコキシアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、アルコキシ基で置換されているアルキル基を表す。例示的な非置換アルコキシアルキル基は、2〜40個の炭素を含む(例えば、2〜12または2〜20個の炭素、例えば、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−10アルコキシ−C1−10アルキル、またはC1−20アルコキシ−C1−20アルキル)。いくつかの実施形態において、アルキル及びアルコキシは各々、それぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「アルコキシカルボニルアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルコキシカルボニル基で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表す(例えば、−アルキル−C(O)−OR(式中、Rは、任意選択で置換されるC1−20、C1−10、またはC1−6アルキル基である))。例示的な非置換アルコキシカルボニルアルキルは、3〜41個の炭素を含む(例えば、3〜10、3〜13、3〜17、3〜21、または3〜31個の炭素、例えば、C1−6アルコキシカルボニル−C1−6アルキル、C1−10アルコキシカルボニル−C1−10アルキル、またはC1−20アルコキシカルボニル−C1−20アルキル)。いくつかの実施形態において、各アルキル及びアルコキシ基は、独立して、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシ基)でさらに置換されている。
「アルキルスルフィニルアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、アルキルスルフィニル基で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表す。例示的な非置換アルキルスルフィニルアルキル基は、2〜12、2〜20、または2〜40個の炭素である。いくつかの実施形態において、各アルキル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「アミノアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアミノ基で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表す。アルキル及びアミノは各々、それぞれの基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る(例えば、COA’(式中、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択され、例えば、カルボキシ、及び/またはN−保護基である))。
「カルバモイルアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるカルバモイル基で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表す。アルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「カルボキシアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるカルボキシ基で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表す。アルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得、カルボキシ基は、任意選択で、1つ以上のO−保護基で置換され得る。
「カルボキシアミノアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるカルボキシで置換されている、本明細書で定義されるアミノアルキル基を表す。カルボキシ、アルキル、及びアミノは各々、それぞれの基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る(例えば、COA’(式中、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択され、例えば、カルボキシ、及び/またはN−保護基である)、及び/またはO−保護基)。
「ハロアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、ハロゲン基(すなわち、F、Cl、Br、またはI)で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表す。ハロアルキルは、1つ、2つ、3つ、または、2個以上の炭素からなるアルキル基の場合は4つの、ハロゲンで置換されてもよい。ハロアルキル基には、ペルフルオロアルキル(例えば、−CF)、−CHF、−CHF、−CCl、−CHCHBr、−CHCH(CHCHBr)CH、及び−CHICHが含まれる。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基は、アルキル基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「ヒドロキシアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、1〜3つのヒドロキシ基で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表すが、ただし、アルキル基の単一の炭素原子に結合するヒドロキシ基が1つを超えてはならないことを条件とし、これはヒドロキシメチル及びジヒドロキシプロピルによって例示される。いくつかの実施形態において、ヒドロキシアルキル基は、アルキルについて本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基(例えば、O−保護基)で置換され得る。
「ペルフルオロアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、アルキル基に結合した各水素ラジカルが含フッ素ラジカルによって置き換えられた、本明細書で定義されるアルキル基を表す。ペルフルオロアルキル基は、トリフルオロメチルによって例示される。
「スルホアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、−SOHのスルホ基で置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を表す。いくつかの実施形態において、アルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得、スルホ基は、(例えば、本明細書に記載される)1つ以上のO−保護基でさらに置換され得る。
本明細書で使用される「アルケニル」という用語は、別途明記されない限り、1つ以上の炭素−炭素二重結合を含有する2〜20個の炭素(例えば、2〜6または2〜10個の炭素)の一価直鎖または分岐鎖基を表し、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、及び2−ブテニルによって例示される。アルケニルには、シス及びトランスいずれの異性体も含まれる。アルケニル基は、任意選択で、本明細書で定義されるアミノ、アリール、シクロアルキル、もしくはヘテロシクリル(例えば、ヘテロアリール)から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基、または本明細書に記載の例示的なアルキルのうちのいずれかで置換されてもよい。
任意選択で置換されるアルケニル基の非限定的な例としては、アルコキシカルボニルアルケニル、アミノアルケニル、及びヒドロキシアルケニルが挙げられる。
「アルコキシカルボニルアルケニル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルコキシカルボニル基で置換されている、本明細書で定義されるアルケニル基を表す(例えば、−アルケニル−C(O)−OR(式中、Rは、任意選択で置換されるC1−20、C1−10、またはC1−6アルキル基である))。例示的な非置換アルコキシカルボニルアルケニルは、4〜41個の炭素を含む(例えば、4〜10、4〜13、4〜17、4〜21、または4〜31個の炭素、例えば、C1−6アルコキシカルボニル−C2−6アルケニル、C1−10アルコキシカルボニル−C2−10アルケニル、またはC1−20アルコキシカルボニル−C2−20アルケニル)。いくつかの実施形態において、各アルキル、アルケニル、及びアルコキシ基は、独立して、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシ基)でさらに置換されている。
「アミノアルケニル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアミノ基で置換されている、本明細書で定義されるアルケニル基を表す。アルケニル及びアミノは各々、それぞれの基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る(例えば、COA’(式中、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択され、例えば、カルボキシ、及び/またはN−保護基である))。
「ヒドロキシアルケニル」基は、本明細書で使用されるとき、1〜3つのヒドロキシ基で置換されている、本明細書で定義されるアルケニル基を表すが、ただし、アルキル基の単一の炭素原子に結合するヒドロキシ基が1つを超えてはならないことを条件とし、それはジヒドロキシプロペニル、及びヒドロキシイソペンテニルによって例示される。いくつかの実施形態において、ヒドロキシアルケニル基は、アルキルについて本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基(例えば、O−保護基)で置換され得る。
本明細書で使用される「アルキニル」という用語は、炭素−炭素三重結合を含有する、一価直鎖または分岐鎖基2〜20個の炭素原子(例えば、2〜4、2〜6、または2〜10個の炭素)を表し、エチニル、及び1−ピロピニルによって例示される。アルキニル基は、任意選択で、本明細書で定義されるアリール、シクロアルキル、もしくはヘテロシクリル(例えば、ヘテロアリール)から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基、または本明細書に記載の例示的なアルキル置換基のうちのいずれかで置換されてもよい。
任意選択で置換されるアルキニル基の非限定的な例としては、アルコキシカルボニルアルキニル、アミノアルキニル、及びヒドロキシアルキニルが挙げられる。
「アルコキシカルボニルアルキニル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルコキシカルボニル基で置換されている、本明細書で定義されるアルキニル基を表す(例えば、−アルキニル−C(O)−OR(式中、Rは、任意選択で置換されるC1−20、C1−10、またはC1−6アルキル基である)。例示的な非置換アルコキシカルボニルアルキニルは、4〜41個の炭素を含む(例えば、4〜10、4〜13、4〜17、4〜21、または4〜31個の炭素、例えば、C1−6アルコキシカルボニル−C2−6アルキニル、C1−10アルコキシカルボニル−C2−10アルキニル、またはC1−20アルコキシカルボニル−C2−20アルキニル)。いくつかの実施形態において、各アルキル、アルキニル、及びアルコキシ基は、独立して、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシ基)でさらに置換されている。
「アミノアルキニル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアミノ基で置換されている、本明細書で定義されるアルキニル基を表す。アルキニル及びアミノは各々、それぞれの基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る(例えば、COA’(式中、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択され、例えば、カルボキシ、及び/またはN−保護基である)。
「ヒドロキシアルキニル」基は、本明細書で使用されるとき、1〜3つのヒドロキシ基で置換されている、本明細書で定義されるアルキニル基を表すが、ただし、アルキル基の単一の炭素原子に結合するヒドロキシ基が1つを超えてはならないことを条件とする。いくつかの実施形態において、ヒドロキシアルキニル基は、アルキルについて本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基(例えば、O−保護基)で置換され得る。
本明細書で使用される「アミジン」という用語は、−C(=NH)NH基を表す。
本明細書で使用される「アミノ」という用語は、−N(RN1を表し、式中、各RN1は、独立して、H、OH、NO、N(RN2、SOORN2、SON2、SORN2、N−保護基、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、アルカリール、シクロアルキル、アルクシクロアルキル、カルボキシアルキル(例えば、任意選択で置換されるアリールアルコキシカルボニル基または本明細書に記載の任意の基など、O−保護基で任意選択で置換される)、スルホアルキル、アシル(例えば、アセチル、トリフルオロアセチル、または本明細書に記載の他のもの)、アルコキシカルボニルアルキル(例えば、任意選択で置換されるアリールアルコキシカルボニル基または本明細書に記載の任意の基など、O−保護基で任意選択で置換される)、ヘテロシクリル(例えば、ヘテロアリール)、またはアルクヘテロシクリル(例えば、アルクヘテロアリール)であり、列挙されるこれらのRN1基の各々は、任意選択で、各基について本明細書で定義されるように置換され得るか、あるいは2つのRN1が組み合わさって、ヘテロシクリルまたはN−保護基を形成し、各RN2は、独立して、H、アルキル、またはアリールである。本発明のアミノ基は、非置換アミノ(すなわち、−NH)または置換アミノ(すなわち、−N(RN1)であり得る。好ましい実施形態において、アミノは、−NHまたは−NHRN1であり、式中、RN1は、独立して、OH、NO、NH、NRN2 、SOORN2、SON2、SORN2、アルキル、カルボキシアルキル、スルホアルキル、アシル(例えば、アセチル、トリフルオロアセチル、または本明細書に記載の他のもの)、アルコキシカルボニルアルキル(例えば、t−ブトキシカルボニルアルキル)またはアリールであり、各RN2は、H、C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、またはC6−10アリールであり得る。
任意選択で置換されるアミノ基の非限定的な例としては、アシルアミノ及びカルバミルが挙げられる。
「アシルアミノ」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアミノ基を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるアシル基を表す(すなわち、−N(RN1)−C(O)−R(式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されるC1−6、C1−10、またはC1−20アルキル基(例えば、ハロアルキル)であり、RN1は、本明細書で定義される通りである)。例示的な非置換アシルアミノ基は、1〜41個の炭素(例えば、1〜7、1〜13、1〜21、2〜7、2〜13、2〜21、または2〜41個の炭素)を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、もしくは4つの置換基でさらに置換され、かつ/またはアミノ基は、−NHもしくは−NHRN1(式中、RN1は、独立して、OH、NO、NH、NRN2 、SOORN2、SON2、SORN2、アルキル、アリール、アシル(例えば、アセチル、トリフルオロアセチル、または本明細書に記載の他のもの)、またはアルコキシカルボニルアルキルであり、各RN2は、H、アルキル、またはアリールであり得る)である。
「カルバミル」基は、本明細書で使用されるとき、構造
−NRN1C(=O)ORまたは−OC(=O)N(RN1を有するカルバメート基を指し、式中、各RN1の意味は、本明細書に提供される「アミノ」の定義に見出され、Rは、本明細書で定義されるアルキル、シクロアルキル、アルクシクロアルキル、アリール、アルカリール、ヘテロシクリル(例えば、ヘテロアリール)、またはアルクヘテロシクリル(例えば、アルクヘテロアリール)である。
本明細書に記載される「アミノ酸」という用語は、側鎖、アミノ基、及び酸基(例えば、−COHのカルボキシ基または−SOHのスルホ基)を有する分子を指し、ここでアミノ酸は、側鎖、アミノ基、または酸基(例えば、側鎖)によって親分子基に結合している。いくつかの実施形態において、アミノ酸は、カルボニル基によって親分子基に結合していおり、この場合、側鎖またはアミノ基がカルボニル基に結合している。例示的な側鎖には、任意選択で置換されるアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アルカリール、アルクヘテロシクリル、アミノアルキル、カルバモイルアルキル、及びカルボキシアルキルが含まれる。例示的なアミノ酸には、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシノルバリン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、ノルバリン、オルニチン、フェニルアラニン、プロリン、ピロリジン、セレノシステイン、セリン、タウリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、及びバリンが含まれる。アミノ酸基は、任意選択で、1つ、2つ、3つ、または、2個以上の炭素からなるアルキル基の場合は4つの、以下からなる群から独立して選択される置換基で置換されてもよい。(1)C1−6アルコキシ、(2)C1−6アルキルスルフィニル、(3)本明細書で定義されるアミノ(例えば、非置換アミノ(すなわち、−NH)または置換アミノ(すなわち、−N(RN1(式中、RN1は、アミノについて定義される通りである)、(4)C6−10アリール−C1−6アルコキシ、(5)アジド、(6)ハロ、(7)(C2−9ヘテロシクリル)オキシ、(8)ヒドロキシ、(9)ニトロ、(10)オキソ(例えば、カルボキシアルデヒドまたはアシル)、(11)C1−7スピロシクリル、(12)チオアルコキシ、(13)チオール、(14)−COA’(式中、RA’は、(a)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c)C6−10アリール、(d)水素、(e)C1−6アルク−C6−10アリール、(f)アミノ−C1−20アルキル、(g)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、R’は、HまたはC1−20アルキルである)、及び(h)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、(15)−C(O)NRB’C’(式中、RB’及びRC’の各々は、独立して、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(16)−SOD’(式中、RD’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)C1−6アルク−C6−10アリール、及び(d)ヒドロキシからなる群から選択される)、(17)−SONRE’F’(式中、RE’及びRF’の各々は、独立して、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(18)−C(O)RG’(式中、RG’は、(a)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c)C6−10アリール、(d)水素、(e)C1−6アルク−C6−10アリール、(f)アミノ−C1−20アルキル、(g)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、R’は、HまたはC1−20アルキルである)、及び(h)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、(19)−NRH’C(O)RI’(式中、RH’は、(a1)水素及び(b1)C1−6アルキルからなる群から選択され、RI’は、(a2)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b2)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c2)C6−10アリール、(d2)水素、(e2)C1−6アルク−C6−10アリール、(f2)アミノ−C1−20アルキル、(g2)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、R’は、HまたはC1−20アルキルである)、及び(h2)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、(20)−NRJ’C(O)ORK’(式中、RJ’は、(a1)水素及び(b1)C1−6アルキルからなる群から選択され、RK’は、(a2)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル)、(b2)C2−20アルケニル(例えば、C2−6アルケニル)、(c2)C6−10アリール、(d2)水素、(e2)C1−6アルク−C6−10アリール、(f2)アミノ−C1−20アルキル、(g2)−(CHs2(OCHCHs1(CHs3OR’のポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、R’は、HまたはC1−20アルキルである)、及び(h2)−NRN1(CHs2(CHCHO)s1(CHs3NRN1のアミノ−ポリエチレングリコール(式中、s1は、整数1〜10(例えば、1〜6または1〜4)であり、s2及びs3の各々は、独立して、整数0〜10(例えば、0〜4、0〜6、1〜4、1〜6、または1〜10)であり、各RN1は、独立して、水素または任意選択で置換されるC1−6アルキルである)からなる群から選択される)、ならびに(21)アミジン。いくつかの実施形態において、これらの基の各々は、本明細書に記載されるようにさらに置換され得る。
本明細書で使用される「アリール」という用語は、1つまたは2つの芳香族環を有する単環式、二環式、または多環式炭素環式環系を表し、フェニル、ナフチル、1,2−ジヒドロナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、フルオレニル、インダニル、及びインデニルによって例示され、任意選択で、以下からなる群から独立して選択される1、2、3、4、または5つの置換基で置換されてもよい。(1)C1−7アシル(例えば、カルボキシアルデヒド)、(2)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルフィニル−C1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、アジド−C1−6アルキル、(カルボキシアルデヒド)−C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル(例えば、ペルフルオロアルキル)、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ニトロ−C1−6アルキル、またはC1−6チオアルコキシ−C1−6アルキル)、(3)C1−20アルコキシ(例えば、ペルフルオロアルコキシなどのC1−6アルコキシ)、(4)C1−6アルキルスルフィニル、(5)C6−10アリール、(6)アミノ、(7)C1−6アルク−C6−10アリール、(8)アジド、(9)C3−8シクロアルキル、(10)C1−6アルク−C3−8シクロアルキル、(11)ハロ、(12)C1−12ヘテロシクリル(例えば、C1−12ヘテロアリール)、(13)(C1−12ヘテロシクリル)オキシ、(14)ヒドロキシ、(15)ニトロ、(16)C1−20チオアルコキシ(例えば、C1−6チオアルコキシ)、(17)−(CHCOA’(式中、qは、0〜4の整数であり、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(18)−(CHCONRB’C’(式中、qは、0〜4の整数であり、RB’及びRC’は、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から独立して選択される)、(19)−(CHSOD’(式中、qは、0〜4の整数であり、RD’は、(a)アルキル、(b)C6−10アリール、及び(c)アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(20)−(CHSONRE’F’(式中、qは、0〜4の整数であり、RE’及びRF’の各々は、独立して、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(21)チオール、(22)C6−10アリールオキシ、(23)C3−8シクロアルコキシ、(24)C6−10アリール−C1−6アルコキシ、(25)C1−6アルク−C1−12ヘテロシクリル(例えば、C1−6アルク−C1−12ヘテロアリール)、(26)C2−20アルケニル、ならびに(27)C2−20アルキニル。いくつかの実施形態において、これらの基の各々は、本明細書に記載されるようにさらに置換され得る。例えば、C−アルカリールまたはC−アルクヘテロシクリルのアルキレン基は、オキソ基でさらに置換されて、それぞれのアリーロイル及び(ヘテロシクリル)オイル置換基をもたらし得る。
「アリールアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルキレン基を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるアリール基を表す。例示的な非置換アリールアルキル基は、7〜30個の炭素である(例えば、7〜16または7〜20個の炭素、例えば、C1−6アルク−C6−10アリール、C1−10アルク−C6−10アリール、またはC1−20アルク−C6−10アリール)。いくつかの実施形態において、アルキレン及びアリールは各々、それぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。接頭辞「アルク−」が先行する他の基は、同様の様態で定義され、ここで「アルク」とは、別途注記のない限り、C1−6アルキレンを指し、結合した化学構造は、本明細書で定義される通りである。
「アジド」という用語は、−N基を表し、これは−N=N=Nとして表すこともできる。
本明細書で使用される「二環式」という用語は、芳香族であっても非芳香族であってもよい、2つの環を有する構造を指す。二環式構造は、本明細書で定義されるスピロシクリル基、及び1つ以上の橋を共有する2つの環を含み、かかる橋は、1個の原子、または2個、3個、もしくはそれよりも多くの原子を含む鎖を含み得る。例示的な二環式基には、第1及び第2の環が本明細書で定義されるカルボシクリル基である二環式カルボシクリル基、第1及び第2の環が本明細書で定義されるアリール基である二環式アリール基、第1の環がヘテロシクリル基であり、第2の環がカルボシクリル(例えば、アリール)またはヘテロシクリル(例えば、ヘテロアリール)基である二環式ヘテロシクリル基、ならびに第1の環がヘテロアリール基であり、第2の環がカルボシクリル(例えば、アリール)またはヘテロシクリル(例えば、ヘテロアリール)基である二環式ヘテロアリール基が含まれる。いくつかの実施形態において、二環式基は、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリール基それぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
本明細書で使用される「ボラニル」という用語は、−B(RB1を表し、式中、各RB1は、独立して、H及び任意選択で置換されるアルキルからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、ボラニル基は、アルキルそれぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
本明細書で使用される「炭素環」及び「カルボシクリル」という用語は、環(これは芳香族であっても非芳香族であってもよい)が炭素原子によって形成される、任意選択で置換されるC3−12単環式、二環式、または三環式構造を指す。炭素環構造には、シクロアルキル、シクロアルケニル、及びアリール基が含まれる。
本明細書で使用される「カルボニル」という用語は、C(O)基を表し、これはC=Oとして表すこともできる。
本明細書で使用される「カルボキシ」という用語は、−COHを意味する。
本明細書で使用される「シアノ」という用語は、−CN基を表す。
本明細書で使用される「シクロアルキル」という用語は、別途明記されない限り、3〜8個の炭素の一価飽和または不飽和非芳香族環状炭化水素基を表し、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びビシクルヘプチル(bicycle heptyl)によって例示される。シクロアルキル基が1つの炭素−炭素二重結合を含む場合、シクロアルキル基は、「シクロアルケニル」基と称され得る。例示的なシクロアルケニル基には、シクロペンテニル、及びシクロヘキセニルが含まれる。本発明のシクロアルキル基は、任意選択で、以下で置換され得る。(1)C1−7アシル(例えば、カルボキシアルデヒド)、(2)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルフィニル−C1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、アジド−C1−6アルキル、(カルボキシアルデヒド)−C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル(例えば、ペルフルオロアルキル)、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ニトロ−C1−6アルキル、またはC1−6チオアルコキシ−C1−6アルキル)、(3)C1−20アルコキシ(例えば、ペルフルオロアルコキシなどのC1−6アルコキシ)、(4)C1−6アルキルスルフィニル、(5)C6−10アリール、(6)アミノ、(7)C1−6アルク−C6−10アリール、(8)アジド、(9)C3−8シクロアルキル、(10)C1−6アルク−C3−8シクロアルキル、(11)ハロ、(12)C1−12ヘテロシクリル(例えば、C1−12ヘテロアリール)、(13)(C1−12ヘテロシクリル)オキシ、(14)ヒドロキシ、(15)ニトロ、(16)C1−20チオアルコキシ(例えば、C1−6チオアルコキシ)、(17)−(CHCOA’(式中、qは、0〜4の整数であり、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(18)−(CHCONRB’C’(式中、qは、0〜4の整数であり、RB’及びRC’は、(a)水素、(b)C6−10アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から独立して選択される)、(19)−(CHSOD’(式中、qは、0〜4の整数であり、RD’は、(a)C6−10アルキル、(b)C6−10アリール、及び(c)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(20)−(CHSONRE’F’(式中、qは、0〜4の整数であり、RE’及びRF’の各々は、(a)水素、(b)C6−10アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から独立して選択される)、(21)チオール、(22)C6−10アリールオキシ、(23)C3−8シクロアルコキシ、(24)C6−10アリール−C1−6アルコキシ、(25)C1−6アルク−C1−12ヘテロシクリル(例えば、C1−6アルク−C1−12ヘテロアリール)、(26)オキソ、(27)C2−20アルケニル、ならびに(28)C2−20アルキニル。いくつかの実施形態において、これらの基の各々は、本明細書に記載されるようにさらに置換され得る。例えば、C−アルカリールまたはC−アルクヘテロシクリルのアルキレン基は、オキソ基でさらに置換されて、それぞれのアリーロイル及び(ヘテロシクリル)オイル置換基をもたらし得る。
「シクロアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルキレン基(例えば、1〜4、1〜6、1〜10、または1〜20個の炭素のアルキレン基)を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるシクロアルキル基を表す。いくつかの実施形態において、アルキレン及びシクロアルキルは各々、それぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
本明細書で使用される「ジアステレオマー」という用語は、互いの鏡像でなく、互いに重ね合わせることができない、立体異性体を意味する。
本明細書で使用される「鏡像異性体」という用語は、(当該技術分野で標準的な方法によって決定するとき)少なくとも80%(すなわち、一方の鏡像異性体が少なくとも90%及び他方の鏡像異性体が多くても10%)、好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも98%の光学純度または鏡像体過剰率を有する、本発明の化合物のそれぞれ個々の光学活性形態を意味する。
本明細書で使用される「ハロ」という用語は、臭素、塩素、ヨウ素、またはフッ素から選択されるハロゲンを表す。
本明細書で使用される「ヘテロアルキル」という用語は、構成要素である炭素原子のうちの1個または2個が窒素、酸素、または硫黄によって各々置き換えられた、本明細書で定義されるアルキル基を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロアルキル基は、アルキル基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。本明細書で使用される「ヘテロアルケニル」及びヘテロアルキニル」という用語は、構成要素である炭素原子のうちの1個または2個が窒素、酸素、または硫黄によって各々置き換えられた、本明細書で定義されるアルケニル及びアルキニル基をそれぞれ指す。いくつかの実施形態において、ヘテロアルケニル及びヘテロアルキニル基は、アルキル基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
任意選択で置換されるヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、及びヘテロアルキニル基の非限定的な例としては、アシルオキシ、アルケニルオキシ、アルコキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルキニルオキシ、アミノアルコキシ、アリールアルコキシ、カルボキシアルコキシ、シクロアルコキシ、ハロアルコキシ、(ヘテロシクリル)オキシ、ペルフルオロアルコキシ、チオアルコキシ、及びチオヘテロシクリルアルキルが挙げられる。
「アシルオキシ」基は、本明細書で使用されるとき、酸素原子を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるアシル基を表す(すなわち、−O−C(O)−R(式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されるC1−6、C1−10、またはC1−20アルキル基である))。例示的な非置換アシルオキシ基は、1〜21個の炭素(例えば、1〜7個または1〜11個の炭素)を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換される。
「アルケニルオキシ」基は、本明細書で使用されるとき、別途明記されない限り、式−ORの化学置換基を表し、式中、Rは、C2−20アルケニル基(例えば、C2−6またはC2−10アルケニル)である。例示的なアルケニルオキシ基には、エテニルオキシ、及びプロペニルオキシが含まれる。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシ基)でさらに置換され得る。
「アルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、別途明記されない限り、式−ORの化学置換基を表し、式中、Rは、C1−20アルキル基(例えば、C1−6またはC1−10アルキル)である。例示的なアルコキシ基には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(例えば、n−プロポキシ及びイソプロポキシ)、及びt−ブトキシが含まれる。いくつかの実施形態において、アルキル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシまたはアルコキシ)でさらに置換され得る。
「アルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、アルコキシ基で置換されているアルコキシ基を表す。例示的な非置換アルコキシ基は、2〜40個の炭素を含む(例えば、2〜12または2〜20個の炭素、例えば、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ、C1−10アルコキシ−C1−10アルコキシ、またはC1−20アルコキシ−C1−20アルコキシ)。いくつかの実施形態において、各アルコキシ基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「アルコキシカルボニルアルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルコキシカルボニル基で置換されている、本明細書で定義されるアルコキシ基を表す(例えば、−O−アルキル−C(O)−OR(式中、Rは、任意選択で置換されるC1−6、C1−10、またはC1−20アルキル基である))。例示的な非置換アルコキシカルボニルアルコキシは、3〜41個の炭素を含む(例えば、3〜10、3〜13、3〜17、3〜21、または3〜31個の炭素、例えば、C1−6アルコキシカルボニル−C1−6アルコキシ、C1−10アルコキシカルボニル−C1−10アルコキシ、またはC1−20アルコキシカルボニル−C1−20アルコキシ)。いくつかの実施形態において、各アルコキシ基は、独立して、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシ基)でさらに置換されている。
「アルキニルオキシ」基は、本明細書で使用されるとき、別途明記されない限り、式−ORの化学置換基を表し、式中、Rは、C2−20アルキニル基(例えば、C2−6またはC2−10アルキニル)である。例示的なアルキニルオキシ基には、エチニルオキシ、及びピロピニルオキシが含まれる。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基(例えば、ヒドロキシ基)でさらに置換され得る。
「アミノアルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアミノ基で置換されている、本明細書で定義されるアルコキシ基を表す。アルキル及びアミノは各々、それぞれの基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る(例えば、COA’(式中、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択され、例えば、カルボキシである))。
「アリールアルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、酸素原子を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるアルカリール基を表す。例示的な非置換アリールアルコキシ基は、7〜30個の炭素を含む(例えば、7〜16または7〜20個の炭素、例えば、C6−10アリール−C1−6アルコキシ、C6−10アリール−C1−10アルコキシ、またはC6−10アリール−C1−20アルコキシ)。いくつかの実施形態において、アリールアルコキシ基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
「アリールオキシ」基は、本明細書で使用されるとき、別途明記されない限り、式−ORの化学置換基を表し、式中、R′は、6〜18個の炭素のアリール基である。いくつかの実施形態において、アリール基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
「カルボキシアルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるカルボキシ基で置換されている、本明細書で定義されるアルコキシ基を表す。アルコキシ基は、アルキル基について本明細書に記載される、1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得、カルボキシ基は、任意選択で、1つ以上のO−保護基で置換され得る。
「シクロアルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、別途明記されない限り、式−ORの化学置換基を表し、式中、Rは、本明細書で定義されるC3−8シクロアルキル基である。シクロアルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。例示的な非置換シクロアルコキシ基は、3〜8個の炭素である。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「ハロアルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、ハロゲン基(すなわち、F、Cl、Br、またはI)で置換されている、本明細書で定義されるアルコキシ基を表す。ハロアルコキシは、1つ、2つ、3つ、または、2個以上の炭素からなるアルキル基の場合は4つの、ハロゲンで置換されてもよい。ハロアルコキシ基には、ペルフルオロアルコキシ(例えば、−OCF)、−OCHF、−OCHF、−OCCl、−OCHCHBr、−OCHCH(CHCHBr)CH、及び−OCHICHが含まれる。いくつかの実施形態において、ハロアルコキシ基は、アルキル基について本明細書に記載される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「(ヘテロシクリル)オキシ」基は、本明細書で使用されるとき、酸素原子を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるヘテロシクリル基を表す。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基で置換され得る。
「ペルフルオロアルコキシ」基は、本明細書で使用されるとき、アルコキシ基に結合した各水素ラジカルが含フッ素ラジカルによって置き換えられた、本明細書で定義されるアルコキシ基を表す。ペルフルオロアルコキシ基は、トリフルオロメトキシによって例示される。
「アルキルスルフィニル」基は、本明細書で使用されるとき、−S(O)−基を介して親分子基に結合したアルキル基を表す。例示的な非置換アルキルスルフィニル基は、1〜6、1〜10、または1〜20個の炭素である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「チオアリールアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、式−SRの化学置換基を表し、式中、Rは、アリールアルキル基である。いくつかの実施形態において、アリールアルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
本明細書で使用される「チオアルコキシ」基は、式−SRの化学置換基を表し、式中、Rは、本明細書で定義されるアルキル基である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
「チオヘテロシクリルアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、式−SRの化学置換基を表し、式中、Rは、ヘテロシクリルアルキル基である。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリルアルキル基は、本明細書に記載の1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
本明細書で使用される「ヘテロアリール」という用語は、芳香族である、すなわち、それらが単環式または多環式環系内に4n+2個のπ電子を含有する、本明細書で定義されるヘテロシクリルのサブセットを表す。例示的な非置換ヘテロアリール基は、1〜12個(例えば、1〜11、1〜10、1〜9、2〜12、2〜11、2〜10、または2〜9個)の炭素からなる。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは、ヘテロシクリル基について定義される1、2、3、または4つの置換基で置換されている。
「ヘテロアリールアルキル」という用語は、本明細書で定義されるアルキレン基を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるヘテロアリール基を指す。例示的な非置換ヘテロアリールアルキル基は、2〜32個の炭素である(例えば、2〜22、2〜18、2〜17、2〜16、3〜15、2〜14、2〜13、または2〜12個の炭素、例えば、C1−6アルク−C1−12ヘテロアリール、C1−10アルク−C1−12ヘテロアリール、またはC1−20アルク−C1−12ヘテロアリール)。いくつかの実施形態において、アルキレン及びヘテロアリールは各々、それぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。ヘテロアリールアルキル基は、ヘテロシクリルアルキル基のサブセットである。
本明細書で使用される「ヘテロシクリル」という用語は、別途明記されない限り、独立して窒素、酸素、及び硫黄からなる群から選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を含有する、5員、6員または7員環を表す。5員環は、0〜2つの二重結合を有し、6員及び7員環は、0〜3つの二重結合を有する。例示的な非置換ヘテロシクリル基は、1〜12個(例えば、1〜11、1〜10、1〜9、2〜12、2〜11、2〜10、または2〜9個)の炭素からなる。「ヘテロシクリル」という用語はまた、1個以上の炭素及び/またはヘテロ原子が単環式環の2つの隣接していない成員を架橋する、架橋した多環式構造を有する複素環式化合物、例えば、キヌクリジニル基も表す。「ヘテロシクリル」という用語は、上記の複素環式環のうちのいずれかが、1、2、もしくは3つの炭素環式環、例えば、アリール環、シクロヘキサン環、シクロヘキセン環、シクロペンタン環、シクロペンテン環、または、インドリル、キノリル、イソキノリル、テトラヒドロキノリル、ベンゾフリル、及びベンゾチエニルなどの別の単環式複素環式環に縮合される、二環式、三環式、及び四環式基を含む。縮合ヘテロシクリルの例としては、トロパン及び1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジンが挙げられる。複素環式化合物には、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピラジニル、ピペラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソキサゾリル、イソキサゾリジニイル(isoxazolidiniyl)、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、インドリル、インダゾリル、キノリル、イソキノリル、キノキサリニル、ジヒドロキノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、フタラジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアジアゾリル、フリル、チエニル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,3−オキサジアゾリル)、プリニル、チアジアゾリル(例えば、1,2,3−チアジアゾリル)、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロインドリル、ジヒドロキノリル、テトラヒドロキノリル、テトラヒドロイソキノリル、ジヒドロイソキノリル、ピラニル、ジヒドロピラニル、ジチアゾリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、及びベンゾチエニル(1つ以上の二重結合が還元され、水素で置き換えられている、そのジヒドロ及びテトラヒドロ形態を含む)が含まれる。依然として他の例示的なヘテロシクリルには、2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−オキサゾリル、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−イミダゾリル、2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−1H−ピラゾリル(例えば、2,3,4,5−テトラヒドロ−2−フェニル−5−オキソ−1H−ピラゾリル)、2,3,4,5−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−1H−イミダゾリル(例えば、2,3,4,5−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−5−メチル−5−フェニル−1H−イミダゾリル)、2,3−ジヒドロ−2−チオキソ−1,3,4−オキサジアゾリル(例えば、2,3−ジヒドロ−2−チオキソ−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾリル)、4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1H−トリアゾリル(例えば、4,5−ジヒドロ−3−メチル−4−アミノ5−オキソ−1H−トリアゾリル)、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソピリジニル(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−3,3−ジエチルピリジニル)、2,6−ジオキソ−ピペリジニル(例えば、2,6−ジオキソ−3−エチル−3−フェニルピペリジニル)、1,6−ジヒドロ−6−オキソピリジミニル(oxopyridiminyl)、1,6−ジヒドロ−4−オキソピリミジニル(例えば、2−(メチルチオ)−1,6−ジヒドロ−4−オキソ−5−メチルピリミジン−1−イル)、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソピリミジニル(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−3−エチルピリミジニル)、1,6−ジヒドロ−6−オキソ−ピリダジニル(例えば、1,6−ジヒドロ−6−オキソ−3−エチルピリダジニル)、1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1,2,4−トリアジニル(例えば、1,6−ジヒドロ−5−イソプロピル−6−オキソ−1,2,4−トリアジニル)、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドリル(例えば、3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドリル及び2,3−ジヒドロ−2−オキソ−3,3′−スピロプロパン−1H−インドール−1−イル)、1,3−ジヒドロ−1−オキソ−2H−イソ−インドリル、1,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソ−インドリル、1H−ベンゾピラゾリル(例えば、1−(エトキシカルボニル)−1H−ベンゾピラゾリル)、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンズイミダゾリル(例えば、3−エチル−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンズイミダゾリル)、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−ベンゾオキサゾリル(例えば、5−クロロ−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−ベンゾオキサゾリル)、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−ベンゾオキサゾリル、2−オキソ−2H−ベンゾピラニル、1,4−ベンゾジオキサニル、1,3−ベンゾジオキサニル、2,3−ジヒドロ−3−オキソ,4H−1,3−ベンゾチアジニル、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−3H−キナゾリニル(例えば、2−メチル−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−3H−キナゾリニル)、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−3H−キナゾリル(例えば、1−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−3H−キナゾリル)、1,2,3,6−テトラヒドロ−2,6−ジオキソ−7H−プリニル(例えば、1,2,3,6−テトラヒドロ−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−7H−プリニル)、1,2,3,6−テトラヒドロ−2,6−ジオキソ−1H−プリニル(例えば、1,2,3,6−テトラヒドロ−3,7−ジメチル−2,6−ジオキソ−1H−プリニル)、2−オキソベンズ[c,d]インドリル、1,1−ジオキソ−2H−ナフト[1,8−c,d]イソチアゾリル、及び1,8−ナフチレンジカルボキサミドが含まれる。追加の複素環式化合物には、3,3a,4,5,6,6a−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロル−(2H)−イル、ならびに2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、ホモピペラジニル(またはジアゼパニル)、テトラヒドロピラニル、ジチアゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、オキセパニル、チエパニル、アゾカニル、オキセカニル、及びチオカニルが含まれる。複素環式基にはまた、下記式の基も含まれ、
E′は、−N−及び−CH−からなる群から選択され、F′は、−N=CH−、−NH−CH−、−NH−C(O)−、−NH−、−CH=N−、−CH−NH−、−C(O)−NH−、−CH=CH−、−CH−、−CHCH−、−CHO−、−OCH−、−O−、及び−S−からなる群から選択され、G′は、−CH−及び−N−からなる群から選択される。本明細書で言及されるヘテロシクリル基のうちのいずれかは、任意選択で、以下からなる群から独立して選択される1、2、3、4または5つの置換基で置換されてもよい。(1)C1−7アシル(例えば、カルボキシアルデヒド)、(2)C1−20アルキル(例えば、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキルスルフィニル−C1−6アルキル、アミノ−C1−6アルキル、アジド−C1−6アルキル、(カルボキシアルデヒド)−C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキル(例えば、ペルフルオロアルキル)、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ニトロ−C1−6アルキル、またはC1−6チオアルコキシ−C1−6アルキル)、(3)C1−20アルコキシ(例えば、ペルフルオロアルコキシなどのC1−6アルコキシ)、(4)C1−6アルキルスルフィニル、(5)C6−10アリール、(6)アミノ、(7)C1−6アルク−C6−10アリール、(8)アジド、(9)C3−8シクロアルキル、(10)C1−6アルク−C3−8シクロアルキル、(11)ハロ、(12)C1−12ヘテロシクリル(例えば、C2−12ヘテロアリール)、(13)(C1−12ヘテロシクリル)オキシ、(14)ヒドロキシ、(15)ニトロ、(16)C1−20チオアルコキシ(例えば、C1−6チオアルコキシ)、(17)−(CHCOA’(式中、qは、0〜4の整数であり、RA’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、(c)水素、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(18)−(CHCONRB’C’(式中、qは、0〜4の整数であり、RB’及びRC’は、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から独立して選択される)、(19)−(CHSOD’(式中、qは、0〜4の整数であり、RD’は、(a)C1−6アルキル、(b)C6−10アリール、及び(c)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から選択される)、(20)−(CHSONRE’F’(式中、qは、0〜4の整数であり、RE’及びRF’の各々は、(a)水素、(b)C1−6アルキル、(c)C6−10アリール、及び(d)C1−6アルク−C6−10アリールからなる群から独立して選択される)、(21)チオール、(22)C6−10アリールオキシ、(23)C3−8シクロアルコキシ、(24)アリールアルコキシ、(25)C1−6アルク−C1−12ヘテロシクリル(例えば、C1−6アルク−C1−12ヘテロアリール)、(26)オキソ、(27)(C1−12ヘテロシクリル)イミノ、(28)C2−20アルケニル、ならびに(29)C2−20アルキニル。いくつかの実施形態において、これらの基の各々は、本明細書に記載されるようにさらに置換され得る。例えば、C−アルカリールまたはC−アルクヘテロシクリルのアルキレン基は、オキソ基でさらに置換されて、それぞれのアリーロイル及び(ヘテロシクリル)オイル置換基をもたらし得る。
「ヘテロシクリルアルキル」基は、本明細書で使用されるとき、本明細書で定義されるアルキレン基を介して親分子基に結合した、本明細書で定義されるヘテロシクリル基を表す。例示的な非置換ヘテロシクリルアルキル基は、2〜32個の炭素である(例えば、2〜22、2〜18、2〜17、2〜16、3〜15、2〜14、2〜13、または2〜12個の炭素、例えば、C1−6アルク−C1−12ヘテロシクリル、C1−10アルク−C1−12ヘテロシクリル、またはC1−20アルク−C1−12ヘテロシクリル)。いくつかの実施形態において、アルキレン及びヘテロシクリルは各々、それぞれの基について本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基でさらに置換され得る。
本明細書で使用される「炭化水素」という用語は、炭素原子及び水素原子のみからなる基を表す。
本明細書で使用される「ヒドロキシ」という用語は、−OH基を表す。いくつかの実施形態において、ヒドロキシ基は、アルキルについて本明細書で定義される1、2、3、または4つの置換基(例えば、O−保護基)で置換され得る。
本明細書で使用される「異性体」という用語は、本発明の任意の化合物の任意の互変異性体、立体異性体、鏡像異性体、またはジアステレオマーを意味する。本発明の化合物は、1つ以上のキラル中心及び/または二重結合を有し得、したがって、二重結合異性体(すなわち、幾何E/Z異性体)などの立体異性体として、またはジアステレオマー(例えば、鏡像異性体(すなわち、(+)または(−))またはシス/トランス異性体)として存在し得ることが認識される。本発明によれば、本明細書に図示される化学構造、したがって本発明の化合物は、対応する立体異性体のすべて、つまり、立体異性体的に純粋な形態(例えば、幾何学的に純粋、鏡像異性体的に純粋、またはジアステレオマー的に純粋)ならびに鏡像異性体及び立体異性体の混合物、例えば、ラセミ体の両方を包含する。本発明の化合物の鏡像異性体及び立体異性体の混合物は、典型的に、キラル相ガスクロマトグラフィー、キラル相高速液体クロマトグラフィー、化合物のキラル塩錯体としての結晶化、または化合物のキラル溶媒中での結晶化などの周知の方法によって、それらの構成要素である鏡像異性体または立体異性体に分解することができる。鏡像異性体及び立体異性体はまた、周知の不斉合成方法によって、立体異性体的または鏡像異性体的に純粋な中間体、試薬、及び触媒から得ることもできる。
本明細書で使用される「N−保護アミノ」という用語は、本明細書で定義される1つまたは2つのN−保護基が結合した、本明細書で定義されるアミノ基を指す。
本明細書で使用される「N−保護基」という用語は、合成手順中にアミノ基を望ましくない反応から保護することを意図した基を表す。一般的に使用されるN−保護基は、Greene、「Protective Groups in Organic Synthesis」、3rd Edition(John Wiley&Sons,New York,1999)に開示され、当該文献は参照により本明細書に組み込まれる。N−保護基には、アシル、アリーロイル、またはカルバミル基、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル、t−ブチルアセチル、2−クロロアセチル、2−ブロモアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチル、フタリル、o−ニトロフェノキシアセチル、α−クロロブチリル、ベンゾイル、4−クロロベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、4−ニトロベンゾイル、及びキラル補助剤、例えば、保護または未保護D、LまたはD、L−アミノ酸、例えば、アラニン、ロイシン、及びフェニルアラニン;スルホニル含有基、例えば、ベンゼンスルホニル、及びp−トルエンスルホニル;カルバメート形成基、例えば、ベンジルオキシカルボニル、p−クロロベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、p−ブロモベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、3,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロ−4,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、3,4,5−トリメトキシベンジルオキシカルボニル、1−(p−ビフェニリル)−1−メチルエトキシカルボニル、α,α−ジメチル−3,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、ベンズヒドリルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカルボニル、ジイソプロピルメトキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル、エトキシカルボニル、メトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、2,2,2,−トリクロロエトキシカルボニル、フェノキシカルボニル、4−ニトロフェノキシカルボニル、フルオレニル−9−メトキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、及びフェニルチオカルボニル、アルカリール、例えば、ベンジル、トリフェニルメチル、及びベンジルオキシメチル、ならびにシリル基、例えば、トリメチルシリルが含まれる。好ましいN−保護基は、ホルミル、アセチル、ベンゾイル、ピバロイル、t−ブチルアセチル、アラニル、フェニルスルホニル、ベンジル、t−ブチルオキシカルボニル(Boc)、及びベンジルオキシカルボニル(Cbz)である。
本明細書で使用される「ニトロ」という用語は、−NO基を表す。
本明細書で使用される「O−保護基」という用語は、合成手順中に酸素含有(例えば、フェノール、ヒドロキシル、またはカルボニル)基を望ましくない反応から保護することを意図した基を表す。一般的に使用されるO−保護基は、Greene、「Protective Groups in Organic Synthesis」、3rd Edition (John Wiley&Sons,New York,1999)に開示され、当該文献は参照により本明細書に組み込まれる。例示的なO−保護基には、アシル、アリーロイル、またはカルバミル基、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル、t−ブチルアセチル、2−クロロアセチル、2−ブロモアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチル、フタリル、o−ニトロフェノキシアセチル、α−クロロブチリル、ベンゾイル、4−クロロベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、t−ブチルジメチルシリル、トリ−イソ−プロピルシリルオキシメチル、4,4’−ジメトキシトリチル、イソブチリル、フェノキシアセチル、4−イソプロピルフェノキシアセチル(isopropylpehenoxyacetyl)、ジメチルホルムアミジノ、及び4−ニトロベンゾイル;アルキルカルボニル基、例えば、アシル、アセチル、プロピオニル、及びピバロイル;任意選択で置換されるアリールカルボニル基、例えば、ベンゾイル;シリル基、などのトリメチルシリル(TMS)、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、トリ−イソ−プロピルシリルオキシメチル(TOM)、及びトリイソプロピルシリル(TIPS);ヒドロキシルとのエーテル形成基、かかるメチル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、ベンジル、p−メトキシベンジル、及びトリチル;アルコキシカルボニル、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−イソプロポキシカルボニル、n−ブチルオキシカルボニル、イソブチルオキシカルボニル、sec−ブチルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカルボニル、2−エチルヘキシルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、及びチルオキシカルボニル;アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシメトキシカルボニル、エトキシメトキシカルボニル、2−メトキシエトキシカルボニル、2−エトキシエトキシカルボニル、2−ブトキシエトキシカルボニル、2−メトキシエトキシメトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、プロパルギルオキシカルボニル、2−ブテノキシカルボニル、及び3−メチル−2−ブテノキシカルボニル;ハロアルコキシカルボニル、例えば、2−クロロエトキシカルボニル、2−クロロエトキシカルボニル、及び2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル;任意選択で置換されるアリールアルコキシカルボニル基、例えば、ベンジルオキシカルボニル、p−メチルベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、2,4−ジニトロベンジルオキシカルボニル、3,5−ジメチルベンジルオキシカルボニル、p−クロロベンジルオキシカルボニル、p−ブロモベンジルオキシ−カルボニル、及びフルオレニルメチルオキシカルボニル、ならびに任意選択で置換されるアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル、p−ニトロフェノキシカルボニル、o−ニトロフェノキシカルボニル、2,4−ジニトロフェノキシカルボニル、p−メチル−フェノキシカルボニル、m−メチルフェノキシカルボニル、o−ブロモフェノキシカルボニル、3,5−ジメチルフェノキシカルボニル、p−クロロフェノキシカルボニル、及び2−クロロ−4−ニトロフェノキシ−カルボニル);置換アルキル、アリール、及びアルカリールエーテル(例えば、トリチル;メチルチオチル;メトキシメチル;ベンジルオキシメチル;シロキシメチル;2,2,2,−トリクロロエトキシメチル;テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフラニル;エトキシエチル;1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]エチル;2−トリメチルシリルエチル;t−ブチルエーテル;p−クロロフェニル、p−メトキシフェニル、p−ニトロフェニル、ベンジル、p−メトキシベンジル、及びニトロベンジル);シリルエーテル(例えば、トリメチルシリル;トリエチルシリル;トリイソプロピルシリル;ジメチルイソプロピルシリル;t−ブチルジメチルシリル;t−ブチルジフェニルシリル;トリベンジルシリル;トリフェニルシリル、及びジフェニメチルシリル(diphenymethylsilyl));カーボネート(例えば、メチル、メトキシメチル、9−フルオレニルメチル;エチル;2,2,2−トリクロロエチル;2−(トリメチルシリル)エチル;ビニル、アリル、ニトロフェニル;ベンジル;メトキシベンジル;3,4−ジメトキシベンジル、及びニトロベンジル);カルボニル−保護基(例えば、アセタール及びケタール基、例えば、ジメチルアセタール、及び1,3−ジオキソラン;アシラール基、及びジチアン基、例えば、1,3−ジチアン、及び1,3−ジチオラン);カルボン酸保護基(例えば、エステル基、例えば、メチルエステル、ベンジルエステル、t−ブチルエステル、及びオルトエステル、ならびにオキサゾリン基が含まれる。
本明細書で使用される「オキソ」という用語は、=Oを表す。
本明細書で使用される接頭辞「ペルフルオロ」とは、アルキル基に結合した各水素ラジカルが含フッ素ラジカルによって置き換えられた、本明細書で定義されるアニル(anyl)基を表す。例えば、ペルフルオロアルキル基は、トリフルオロメチルによって例示される。
本明細書で使用される「保護されたヒドロキシル」という用語は、O−保護基に結合した酸素原子を指す。
本明細書で使用される「スピロシクリル」という用語は、両端が親基の同じ炭素原子に結合してスピロ環状基を形成するC2−7アルキレンジラジカル、そしてまた、両端が同じ原子に結合しているC1−6ヘテロアルキレンジラジカルも表す。スピロシクリル基を形成するヘテロアルキレンラジカルは、独立して窒素、酸素、及び硫黄からなる群から選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を含有し得る。いくつかの実施形態において、スピロシクリル基は、ジラジカルが結合した炭素原子を除いて、1〜7個の炭素を含む。本発明のスピロシクリル基は、任意選択で、シクロアルキル及び/またはヘテロシクリル基に対する任意選択的な置換基として本明細書に提供される、1、2、3、または4つの置換基で置換されてもよい。
本明細書で使用される「立体異性体」という用語は、化合物(例えば、本明細書に記載のいずれかの式の化合物)が保有し得るすべての考えられる様々な異性体ならびに立体構造形態、特に、基本的な分子構造のすべての考えられる立体化学的及び立体構造的異性体型、すべてのジアステレオマー、鏡像異性体ならびに/または立体構造異性体を指す。本発明のいくつかの化合物は、様々な互変異性体型で存在し得、後者のすべてが本発明の範囲内に含まれる。
本明細書で使用される「スルホニル」という用語は、−S(O)−基を表す。
本明細書で使用される「チオール」という用語は、−SH基を表す。
定義
本明細書で使用されるとき、「投与」という用語は、対象または系への組成物(例えば、本明細書に記載の化合物または化合物を含む調製物)の投与を指す。動物対象への(例えば、ヒトへの)投与は、任意の適切な経路によるものでよい。例えば、いくつかの実施形態において、投与は、気管支(気管支内点滴注入を含む)、頬側、経腸、経皮、動脈内、皮内、消化管内、髄内、筋肉内、鼻腔内、腹腔内、髄腔内、静脈内、脳室内、粘膜、経鼻、経口、直腸、皮下、舌下、局所、気管(気管内点滴注入)、経皮、膣内及び硝子体へのものであり得る。
「生体試料」または「試料」とは、対象由来の流体または固体試料を意味する。生体試料には、細胞;細胞の核酸、タンパク質、もしくは膜抽出物;または(例えば、血漿、血清、唾液、尿、胆汁)を含めた血液もしくは生体液が含まれる。固体生体試料には、糞便、直腸、中枢神経系、骨、乳房組織、腎組織、子宮頸、子宮内膜、頭頚部、胆嚢、耳下腺組織、前立腺、脳、松果体、腎臓組織、筋肉、食道、胃、小腸、結腸、肝臓、脾臓、膵臓、甲状腺組織、心臓組織、肺組織、膀胱、脂肪組織、リンパ節組織、子宮、卵巣組織、副腎組織、精巣組織、扁桃腺、及び乳腺から採取した試料が含まれる。流体生体試料には、血液、血清、血漿、膵液、CSF、精液(semen)、前立腺液、精液(seminal fluid)、尿、唾液、痰、粘液、骨髄、リンパ、及び涙液から採取した試料が含まれる。試料は、例えば、静脈穿刺及び外科生検を含む、標準的な方法によって得られてよい。ある特定の実施形態において、生体試料は、血液、血漿、または血清試料である。いくつかの実施形態において、生体試料は、生検による腫瘍試料である。
「がん」という用語は、腫瘍、新生物、癌腫、肉腫、白血病、及びリンパ腫など、悪性新生物細胞の増殖によって引き起こされるいずれのがんも指す。
本明細書で使用される「細胞遊走」は、がん細胞による周囲組織への浸潤、及び遠位臓器におけるがん細胞による血管壁を越えての血管系からの脱出を伴う。
「細胞遊走がん」とは、がん細胞による周囲組織への浸潤、及び遠位臓器におけるがん細胞による血管壁を越えての血管系からの脱出によって遊走するがんを意味する。
「細胞型のレベルを決定すること」とは、直接的であれ間接的であれ、当該技術分野で既知の方法による細胞型の検出を意味する。「直接決定すること」とは、物理的実体または値を得るためにプロセスを行うこと(例えば、試料に対してアッセイまたは試験を行うこと、またはその用語が本明細書で定義されるところの「試料を分析すること」)を意味する。「間接的に決定すること」とは、物理的実体または値を別の関係者または供給源(例えば、物理的実体または値を直接取得した第三者検査機関)から受領することを指す。細胞レベルを測定するための方法は一般に、フローサイトメトリー及び免疫組織化学法を含むが、これらに限定されない。例示的な方法が本明細書に提供される。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、MDSC及び/または活性化T細胞のレベルは、Iclozan et al.Cancer Immunol.Immunother.2013,62(5):909−918に記載されるように決定されてもよい。上述の(foregong)方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、MDSC及び/または活性化T細胞のレベルは、Kitano et al.Cancer Immunol.Res.2014,2(8);812−821に記載されるように決定されてもよい。
「薬物耐性であると決定された」がんは、本明細書で使用されるとき、化学療法剤への不応性もしくは低下した応答性に基づいて薬物耐性である、または予後判定アッセイ(例えば、遺伝子発現アッセイ)に基づいて薬物耐性であると予測されるがんを指す。
「薬物耐性」がんとは、1つ以上の化学療法剤(例えば、表3の任意の化合物などの、本明細書に記載の任意の薬剤)に応答しない、またはそれに対して低下した応答を示すがんを意味する。
「有効量」という用語は、疾患、障害、及び/または病態を治療するために、治療的投薬レジメンに従って、疾患、障害、及び/または病態を患うまたはそれに易罹患性である集団に投与される場合に十分である量を意味する。いくつかの実施形態において、治療上有効量は、疾患、障害、ならびに/または病態の発生率及び/もしくは重症度を低減する、かつ/またはその1つ以上の症状の発現を遅延させる量である。当業者であれば、「有効量」という用語が実際には、特定の個体において治療奏功が達成されることを必要としないことを理解するであろう。むしろ、有効量は、かかる治療を必要とする患者に投与されたときに、有意な数の対象において特定の所望の薬理学的応答を提供する量であってよい。特定の対象は、実際、「有効量」に「不応性」であり得ることが具体的に理解される。不ほんの一例を挙げると、ある不応性の対象は、バイオアベイラビリティが低いため、臨床的有効度が得られない場合がある。いくつかの実施形態において、有効量への言及は、1つ以上の特定の組織(例えば、疾患、障害または病態によって侵された組織)または流体(例えば、血液、唾液、血清、汗、涙液、尿等)において測定される量への言及であってもよい。当業者であれば、いくつかの実施形態において、有効量が単回用量で製剤化されかつ/または投与され得ることを理解するであろう。いくつかの実施形態において、有効量は、例えば、投薬レジメンの一部として、複数の用量で製剤化されかつ/または投与され得る。
本明細書で使用されるとき、「以前の療法に応答しなかった」または「以前の療法に不応性の」という用語は、当該療法による治療にもかかわらず進行したがんを指す。
「レベル」とは、参照対象と比較した細胞型のレベルを意味する。参照対象は、本明細書で定義される任意の有用な参照対象であり得る。細胞型の「低下したレベル」または「上昇したレベル」とは、参照対象と比較した細胞レベルの低下または上昇(例えば、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約150%、約200%、約300%、約400%、約500%、またはそれを超える低下または上昇;参照対象と比較した約10%、約15%、約20%、約50%、約75%、約100%、または約200%超の減少または増加;約0.01倍、約0.02倍、約0.1倍、約0.3倍、約0.5倍、約0.8倍未満、またはそれよりも小幅の低下または上昇;あるいは約1.2倍、約1.4倍、約1.5倍、約1.8倍、約2.0倍、約3.0倍、約3.5倍、約4.5倍、約5.0倍、約10倍、約15倍、約20倍、約30倍、約40倍、約50倍、約100倍、約1000倍超、またはそれよりも大幅な上昇)を意味する。細胞型のレベルは、質量/体積(例えば、g/dL、mg/mL、μg/mL、ng/mL)または試料中の総細胞に対するパーセンテージで表され得る。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、参照対象は、がんを有しない対象などの健康な対象由来の試料である。上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、参照対象は、障害の治療において有益であることが示されるレベル(例えば、単球系及び/もしくは顆粒球系MDSCなどのMDSCまたは活性化T細胞のレベル)を有する人工試料である。
本明細書で使用されるとき、「転移性小結節」は、体内の最初の腫瘍の部位以外の部位での、腫瘍細胞の凝集を指す。
本明細書で使用されるとき、「転移性腫瘍」は、腫瘍を形成するがん細胞が、リンパ系を介してまたは血行性伝播を介して、対象内で転移する可能性が高いか、または転移し始めたか、あるいはある場所から別の場所(単数もしくは複数)に広がる可能性が高いか、または広がり始めた、例えば、対象内に二次腫瘍を作り出す腫瘍またはがんを指す。かかる転移性の性質は、悪性腫瘍を示し得る。場合によっては、転移性の性質は、細胞遊走の増加及び/または腫瘍細胞の浸潤性質に関連し得る。
転移性と定義され得るがんの例としては、非小細胞肺癌、乳癌、卵巣癌、結腸直腸癌、胆道癌、膀胱癌、膠芽腫及び髄芽腫を含む脳癌、子宮頸癌、絨毛腫、子宮内膜癌、食道癌、胃癌、血液腫瘍、多発性骨髄腫、白血病、上皮内腫瘍、肝臓癌、リンパ腫、神経芽細胞腫、口腔癌、膵臓癌、前立腺癌、肉腫、黒色腫を含む皮膚癌、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、精巣癌、間質腫瘍、胚細胞腫瘍、甲状腺癌、及び腎臓癌が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるとき、「遊走がん」は、腫瘍を形成するがん細胞が遊走し、続いて最初の腫瘍部位以外の部位に悪性移植片として成長するがんを指す。がん細胞は、腹腔、胸膜腔、心膜腔、もしくはクモ膜下腔の表面への播種、次いで体腔内への伝播を介してか、リンパ細胞の浸潤によるリンパ系の浸潤、及び局所性かつ離れたリンパ節、次いで体の他の部分への運搬を介してか、血液細胞の浸潤による血行性伝播を介してか、または周囲組織の浸潤を介して遊走する。遊走がんには、卵巣癌、中皮腫、及び原発性肺癌などの転移性腫瘍及び細胞遊走がんが含まれ、これらの各々は、細胞遊走を特徴とする。
本明細書で使用される「非転移性細胞遊走がん」は、リンパ系または血行性伝播を介して遊走しないがんを指す。
本明細書で使用されるとき、「薬学的組成物」という用語は、1つ以上の薬学的に許容される担体と一緒に配合された活性化合物を指す。いくつかの実施形態において、活性化合物は、関連する集団に投与されるとき、所定の治療効果を達成する統計的に有意な確率を示す療法レジメンで投与するのに適切な単位投薬量で存在する。いくつかの実施形態において、薬学的組成物は、次の形態に適合された形態を含む固体または液体形態での投与のために特別に製剤化することができる。経口投与、例えば、水薬(水溶液もしくは非水溶液または懸濁液)、錠剤、例えば、頬側、舌下、及び全身性吸収を対象とした錠剤、ボーラス、粉末、顆粒、舌に塗布するためのペースト;非経口投与、例えば、滅菌溶液もしくは懸濁液、または持続放出製剤として、例えば、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射で;例えば、皮膚、肺、または口腔に適用されるクリーム、軟膏、または制御放出パッチもしくは噴霧剤として皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射で;例えば、膣坐薬、クリーム、または気泡として膣内または直腸内に;舌下に;眼に;経皮的に;あるいは経鼻、肺、及び他の粘膜表面に投与。
本明細書で使用される「薬学的に許容される賦形剤」は、対象において非毒性及び非炎症性の特性を有する任意の不活性成分(例えば、活性化合物を懸濁または溶解することができるビヒクル)を指す。典型的な賦形剤には、例えば:抗被着剤、酸化防止剤、結合剤、コーティング、圧縮助剤、崩壊剤、染料(顔料)、軟化剤、乳化剤、充填剤(希釈剤)、被膜形成剤もしくはコーティング、香味剤、香料、滑剤(流動促進剤)、滑沢剤、保存剤、印刷インク、吸着剤、懸濁剤もしくは分散剤、甘味料、または水和の水が含まれる。賦形剤には、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、カルシウム炭酸塩、リン酸カルシウム(二塩基性)、ステアリン酸カルシウム、クロスカルメロース、架橋ポリビニルピロリドン、クエン酸、クロスポビドン、システイン、エチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ラクトース、ステアリン酸マグネシウム、マルチトール、マンニトール、メチオニン、メチルセルロース、メチルパラベン、微晶質セルロース、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポビドン、α化デンプン、プロピルパラベン、パルミチン酸レチニル、シェラック、二酸化ケイ素、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、クエン酸ナトリウム、ナトリウムデンプングリコール酸、ソルビトール、デンプン(トウモロコシ)、ステアリン酸、ステアリン酸、スクロース、タルク、二酸化チタン、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、及びキシリトールが含まれるが、これらに限定されない。当業者であれば、賦形剤として有用な様々な薬剤及び材料に精通している。
本明細書で使用するとき、「薬学的に許容される塩」という用語は、妥当な医学的判断の範囲内で、不適切な毒性、刺激、またはアレルギー反応などを生じることなくヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに好適で、かつ適切な利益/リスク比に見合う塩を指す。薬学的に許容される塩は、当該技術分野でよく知られている。例えば、薬学的に許容される塩は、Berge et al.,J.Pharmaceutical Sciences 66:1−19,1977及びPharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use,(Eds.P.H.Stahl and C.G.Wermuth),Wiley−VCH,2008に記載される。塩は、本明細書に記載の化合物の最終単離及び精製の間に原位置で調製されてもよいか、または遊離塩基基を好適な有機酸と反応させることにより別個に調製されてもよい。
本発明の化合物は、薬学的に許容される塩として調製することができるようにイオン化できる基を有してもよい。これらの塩は、無機酸もしくは有機酸に作用する酸付加塩であってもよいか、またはこれらの塩は、本発明の化合物の酸性形態の場合、無機もしくは有機塩基から調製することができる。しばしば、化合物は、薬学的に許容される酸または塩基の付加生成物として調製される薬学的に許容される塩として調製または使用される。酸付加塩を形成するための塩酸、硫酸、臭化水素酸、酢酸、乳酸、クエン酸、または酒石酸、及び塩基塩を形成するためのカリウム水酸化物、ナトリウム水酸化物、水酸化アンモニウム、カフェイン、種々のアミンなどの好適な薬学的に許容される酸及び塩基が、当該技術分野でよく知られている。適切な塩を調製する方法が、当該技術分野で確立されている。
代表的な酸付加塩には、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプトン酸塩、ヘキサン酸塩、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、及び吉草酸塩などが含まれる。代表的なアルカリ(alkali)土類金属塩またはアルカリ(alkaline)土類金属塩には、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、及びマグネシウムなど、ならびにアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、及びエチルアミンを含むがこれらに限定されない非毒性アンモニウム、第四級アンモニウム、及びアミンカチオンが含まれる。
本明細書で使用される「所定のレベル」は、1つ以上の特定の細胞型、例えば、単球系及び/もしくは顆粒球系MDSCなどのMDSC、または活性化T細胞の事前に指定された特定のレベルを指す。いくつかの実施形態において、所定のレベルは、絶対値または範囲である。いくつかの実施形態において、所定のレベルは、相対値である。いくつかの実施形態において、所定のレベルは、基準、例えば、基準腫瘍試料中の1つ以上の特定の細胞型のレベル、または薬学的仕様書などの文書に示されるレベルと同じであるか、または異なる(例えば、それらのレベルよりも高いかまたは低い)。
いくつかの実施形態において、所定のレベルは、試料中の1つ以上の細胞型の絶対レベルまたは範囲である。いくつかの実施形態において、所定のレベルは、試料中の総細胞レベルに対する試料中の1つ以上の細胞型のレベルまたは範囲である。いくつかの実施形態において、所定のレベルは、試料中の総細胞レベルに対する試料中の1つ以上の細胞型のレベルまたは範囲である。いくつかの実施形態において、所定のレベルは、パーセントで表される。
本明細書で使用される「無進行生存期間」は、治療される疾患(例えば、がん)が悪化しない、薬物治療もしくは治療中または薬物治療もしくは治療後の時間の長さを指す。
本出願で使用される「増殖」は、構成(細胞)要素に起因する類似の形態(細胞)の繁殖または増幅を含む。
本明細書で使用されるとき、「転移の広がりを減速させる」は、新規の遺伝子座の形成を低減もしくは止めるか、または腫瘍量を低減するか、止めるかもしくは逆戻りさせることを指す。
本明細書で使用されるとき、「がんの広がりを減速させる」は、新規の遺伝子座の形成を低減もしくは止めるか、または腫瘍量を低減するか、止めるかもしくは逆戻りさせることを指す。
本明細書で使用される「対象」という用語は、ヒトまたは非ヒト動物(例えば、非ヒト霊長類、ウマ、ウシ、またはイヌなどの哺乳動物)を指す。
「実質的に」という用語は、目的とする全特質範囲もしくは全特性範囲、またはほぼ全特質範囲もしくはほぼ全特性範囲を呈する定性的状態を指す。生物学の分野の当業者であれば、生物及び化学現象が完了し、かつ/もしくは完了するまで進むか、または絶対的結果を達成するかもしくは回避することは、たとえあったとしても極めてまれであることを理解するであろう。したがって、「実質的に」という用語は、多くの生物及び化学現象に内在する完全性の潜在的欠如を捕捉するために本明細書で使用される。
「療法レジメン」は、関連集団にわたる投与が所望のまたは有益な療法の結果と相関関係がある投薬レジメンを指す。
「治療」(同様に「治療する」または「治療している」)という用語は、広義で、特定の疾患、障害、及び/または病態の1つ以上の症状、特徴、及び/または原因の発生を部分的または完全に軽減し、緩和し、再び体験し、阻害し、開始を遅らせ、重症度を低減させ、かつ/または低減する物質(例えば、提供された組成物)の任意の投与を指す。いくつかの実施形態において、かかる治療は、関連疾患、障害及び/もしくは病態の徴候を呈していない対象、ならびに/または疾患、障害、及び/もしくは病態のほんの初期徴候を呈する対象に施され得る。代替的にまたは加えて、いくつかの実施形態において、治療は、関連疾患、障害及び/または病態の1つ以上の確証された徴候を呈する対象に投与され得る。いくつかの実施形態において、治療は、関連疾患、障害、及び/または病態を患っていると診断された対象に施され得る。いくつかの実施形態において、治療は、関連疾患、障害、及び/または病態の発症のリスク増加と統計的に相関関係がある1つ以上の感受性因子を有することが既知である対象に施され得る。
本明細書で使用されるとき、「腫瘍播種」は、腫瘍細胞集塊が漏出し、続いて最初の腫瘍の部位以外の部位でこれらが悪性移植片として成長することを指す。
本明細書で使用される「PD−1阻害剤」という用語は、ヒトにおいてPDCD1遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のPD−1阻害剤には、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、ピディリズマブ、BMS 936559、及びMPDL328OAが含まれる。
本明細書で使用される「PD−L1阻害剤」という用語は、ヒトにおいてCD274遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のPD−L1阻害剤には、アテゾリズマブ及びMEDI4736が含まれる。
本明細書で使用される「CTLA−4阻害剤」という用語は、ヒトにおいてCTLA4遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のCTLA−4阻害剤には、イピリムマブが含まれる。
本明細書で使用される「CSF−1R阻害剤」という用語は、ヒトにおいてCSF1R遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のCSF−1R阻害剤には、ペキシダルチニブ及びAZD6495が含まれる。
本明細書で使用される「IDO阻害剤」という用語は、ヒトにおいてIDO1遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のIDO阻害剤には、ノルハルマン、ロスマリン酸、及びα−メチル−トリプトファンが含まれる。
本明細書で使用される「A1アデノシン阻害剤」という用語は、ヒトにおいてADORA1遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のA1アデノシン阻害剤には、8−シクロペンチル−1,3−ジメチルキサンチン、8−シクロペンチル−1,3−ジプロピルキサンチン、8−フェニル−1,3−ジプロピルキサンチン、バミフィリン、BG−9719、BG−9928、FK−453、FK−838、ロロフィリン、及びN−0861が含まれる。
本明細書で使用される「A2Aアデノシン阻害剤」という用語は、ヒトにおいてADORA2A遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のA2Aアデノシン阻害剤には、ATL−4444、イストラデフィリン、MSX−3、プレラデナント、SCH−58261、SCH−412,348、SCH−442,416、ST−1535、VER−6623、VER−6947、VER−7835、ビアデナント、及びZM−241,385が含まれる。
本明細書で使用される「A2Bアデノシン阻害剤」という用語は、ヒトにおいてADORA2B遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のA2Bアデノシン阻害剤には、ATL−801、CVT−6883、MRS−1706、MRS−1754、OSIP−339,391、PSB−603、PSB−0788、及びPSB−1115が含まれる。
本明細書で使用される「A3Aアデノシン阻害剤」という用語は、ヒトにおいてADORA3遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のA3Aアデノシン阻害剤には、KF−26777、MRS−545、MRS−1191、MRS−1220、MRS−1334、MRS−1523、MRS−3777、MRE−3005−F20、MRE−3008−F20、PSB−11、OT−7999、VUF−5574、及びSSR161421が含まれる。
本明細書で使用される「アルギナーゼ阻害剤」という用語は、ヒトにおいてARG1またはARG2遺伝子によってコードされるタンパク質の活性を阻害することができる化合物を指す。既知のアルギナーゼ阻害剤には、(2s)−(+)−アミノ−5−ヨードアセトアミドペンタン酸、NG−ヒドロキシ−L−アルギニン、(2S)−(+)−アミノ−6−ヨードアセトアミドヘキサン酸、及び(R)−2−アミノ−6−ブロモ−2−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)ヘキサン酸が含まれる。
本明細書で使用される「HDAC阻害剤」という用語は、酵素のヒストンデアセチラーゼクラスのメンバーであるタンパク質、例えば、HDAC1、HDAC2、HDAC3、HDAC4、HDAC5、HDAC6、HDAC7、HDAC8、HDAC9、HDAC10、HDAC11、SIRT1、SIRT2、SIRT3、SIRT4、SIRT5、SIRT6、及びSIRT7の活性を阻害することができる抗体などの化合物を指す。既知のHDAC阻害剤には、バルプロ酸、SAHA、及びロミデプシンが含まれる。
別途定義されない限り、本明細書で使用されるすべての専門用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本開示で使用するための方法及び材料が、本明細書に記載され、当該技術分野で既知の他の好適な方法及び材料も使用することができる。材料、方法、及び実施例は、単に例示的なものであり、制限することを意図しない。本明細書で言及されるすべての刊行物、特許出願、特許、配列、データベースエントリ、及び他の参考文献は、それらの全体が参照により組み込まれる。矛盾がある場合、定義を含めて、本明細書を優先させる。
本発明の1つ以上の実施形態の詳細を、以下の説明で記載する。本発明の他の特徴、目的、及び利点が、説明及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
図1Aは、化合物682で処理した試料と比較した、対照で処理した試料におけるMDSC(Gr1+CD11b+細胞)の集団を例示するフローサイトメトリープロットの画像である。図1Bは、化合物682で処理した試料と比較した、対照で処理した試料におけるMDSC(Gr1+CD11b+細胞)の定量を例示するグラフである。図1Cは、MDSCマーカーGr1に対して免疫組織化学的に染色した腫瘍の共焦点顕微鏡による画像である。図1Dは、微視的低倍率視野での、化合物682で処理した試料と比較した、対照で処理した試料におけるGr1+細胞数の定量を例示するグラフである。図1Eは、化合物682で治療したB16F10腫瘍を有するマウスにおける、腫瘍サイズとMDSC(Gr1+CD11b+細胞)の数との間の相関関係を例示するグラフである。 図2Aは、化合物682で治療したB16F10腫瘍を有するマウスと比較した、対照で治療したB16F10腫瘍を有するマウスにおける活性化CD8+細胞の集団を例示するフローサイトメトリープロットの画像である。図2Bは、化合物682で治療したB16F10腫瘍を有するマウスと比較した、対照で治療したB16F10腫瘍を有するマウスにおける活性化CD8+細胞の定量を例示するグラフである。図2Cは、化合物682で治療したB16F10腫瘍を有するマウスにおける腫瘍サイズと活性化CD8+細胞数との間の相関関係を例示するグラフである。 図3Aは、化合物705で治療したB16F10腫瘍を有するマウスと比較した、対照で治療したB16F10腫瘍を有するマウスにおけるG−MDSC(Ly6−G+)及びM−MDSC(Ly6−C+)の集団を例示するフローサイトメトリープロットの画像である。(総CD11b+細胞にゲーティングした)。図3Bは、化合物705で治療したB16F10腫瘍を有するマウスと比較した、対照で治療したB16F10腫瘍を有するマウスにおけるG−MDSC(Ly6−G+)及びM−MDSC(Ly6−C+)の定量を、総腫瘍浸潤CD45+TILのパーセンテージとして例示するグラフである。図3Cは、対照で治療したか、または化合物705で治療したB16F10腫瘍を有するマウスにおける循環MDSC(CD11b+Ly6G+細胞)の定量を、循環CD45+リンパ球の総パーセンテージとして例示するグラフである。 図4Aは、1μMの化合物705または対照(DMSO)で治療してから3時間後のインビトロでのMDSC存在量の定量を例示する画像である。図4Bは、対照で治療したかまたは化合物705で治療した腫瘍を有するマウスから単離したMDSCと共に同時培養してから24時間後の、CD8+細胞活性の定量(総CD8+集団のCD8+IFNγ+BV−細胞のパーセンテージ)を例示する画像である。 図5Aは、pmelマウスに皮下注射したB16F10細胞による腫瘍成長を例示するグラフである。腫瘍細胞注射後に、動物に、250μgの抗PD1抗体を腹腔内3日に1回注射し、腫瘍成長が5〜10mmの体積に達したら、対照固形飼料または化合物705(50mg/kg)を補充した固形飼料のいずれかを与えた。図5Bは、抗PD−1抗体のみ、または化合物705と組み合わせた抗PD−1抗体のいずれかで治療したマウスにおける活性化CD8+細胞(CD8+IFNγ+グランザイム−B+細胞)の集団を示すフローサイトメトリープロットの画像である。図5Cは、抗PD−1抗体のみ、または化合物705と組み合わせた抗PD−1抗体のいずれかで治療したマウスにおける、活性化CD8+細胞(CD8+IFNγ+グランザイム−B+細胞)の定量を例示するグラフである。 B16F10を皮下注射し、かつ対照固形飼料、対照固形飼料+pmelマウス由来の2x10^6個のCD8+T細胞の静脈内養子移入、または化合物705(50mg/kg)を補充した固形飼料+pmelマウス由来の2×10^6個のCD8+T細胞の静脈内養子移入のいずれかで治療したマウスの生存を示すカプランマイヤー生存曲線である。 図7Aは、C57BL/6マウスに皮下注射したB16F10細胞による腫瘍成長を例示するグラフである。腫瘍が5〜10mmの体積に成長したら、マウスに対照固形飼料または化合物682(100mg/kg)を補充した固形飼料を与えた。図7Bは、ApoE欠損マウスに皮下注射したshRNAによってApoEが枯渇したB16F10細胞による腫瘍成長を例示するグラフである。腫瘍が5〜10mmの体積に成長したら、マウスに対照固形飼料または化合物682(100mg/kg)を補充した固形飼料を与えた。図7Cは、対照または化合物682で治療したApoE欠損マウス内で成長した、ApoEが枯渇したB16F10で治療した腫瘍から単離したMDSCの定量を例示するグラフである。 図8Aは、野生型及びApoE欠損マウスにおける脾臓G−MDSC(Gr1高)及びM−MDSC(Gr1中)の集団を示すフローサイトメトリープロットの画像である。図8Bは、野生型及びApoE欠損マウスにおける脾臓G−MDSC及びM−MDSCの定量を例示するグラフである。図8Cは、野生型及びLRP8欠損マウスにおける脾臓G−MDSC(Gr1高)及びM−MDSC(Gr1中)の集団を示すフローサイトメトリープロットの画像である。図8Dは、野生型及びLRP8欠損マウスにおける脾臓G−MDSC及びM−MDSCの定量を例示するグラフである。図8Eは、野生型及びLRP8欠損マウスにおける脾臓G−MDSC(Gr1高)及びM−MDSC(Gr1中)の集団を示すフローサイトメトリープロットの画像である。図8Fは、野生型及びLXRα/β欠損マウスにおける脾臓M−MDSCの定量を例示するグラフである。 MDSCに対するCD8+T細胞の1:3または1:1のいずれかの比率で、ApoE欠損マウスから単離したMDSCと共にインビトロで同時に培養してから24時間後の、CD8+T細胞活性化の定量(総CD8+集団のCD8+IFNγ+BV−細胞のパーセンテージ)を例示するグラフである。 図10Aは、野生型マウスまたはApoE欠損マウスのいずれかから単離してから18時間後の、インビトロでのMDSC存在量の定量を例示するグラフである。図10Bは、化合物705または対照(DMSO)で治療してから4時間後の野生型及びApoE欠損MDSCの存在量の定量を例示するグラフである。 図11Aは、C57BL/6マウスに皮下注射したB16F10細胞、またはApoE欠損マウスに注射したshRNAでApoEが枯渇したB16F10細胞による腫瘍成長を例示するグラフである。図11Bは、B16F10腫瘍を有する野生型マウスにおける、またはApoEが枯渇したB16F10腫瘍を有するApoE欠損マウス由来の循環G−MDSC(Gr1高)及びM−MDSC(Gr1中)の集団を示すフローサイトメトリープロットの画像である。図11Cは、B16F10腫瘍を有する野生型マウス由来、及びApoEが枯渇したB16F10腫瘍を有するApoE欠損マウス由来の循環MDSCの定量を例示するグラフである。 リアルタイム定量的PCRで測定した、LXRアゴニスト化合物682の投与後のインビボでの腫瘍成長阻害(Y軸)に対する腫瘍細胞中のLRP1基準遺伝子発現(X軸)相関関係分析を例示するグラフである。
本発明は、がん及び感染症などの障害MDSC関連障害の治療のための方法を特徴とする。例えば、本明細書に記載のLXRβアゴニストを使用して、これらの障害を治療するために対象におけるMDSC(例えば、単球系及び/または顆粒球系MDSC)のレベルを低減してもよい。いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、がん、例えば、免疫療法剤に耐性の、またはそれに応答しなかったがんを治療するために、免疫療法剤と併用されてもよい。
化合物
いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式Iの化合物であって、
式中、Aは、
e、f、g、h、及びiは、独立して、0、1、2、3、または4であり、
jは、0、1、2、または3であり、
kは、0、1、2、3、4、5、6、7、または8であり、
lは0 1、または2であり、
、R、R、R、R、及びRは、独立して、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
、R、R、R、R、R、及びRは、独立して、水素、ヒドロキシ、任意選択で置換されるアミノ、アジド、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
各R、R、R、R、R、及びRは、独立して、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
は、水素、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであるか、あるいはR及びRが組み合わさって、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルを形成するか、あるいはR及びRが組み合わさって、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルを形成し、
は、ヒドロキシル、オキソ、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
Lは、不在であるか、−O−、−S−、−N(R12)−、または−C(R)(R)−であり、
aは、2、3、4、5、6、7、または8であり、
b、c、及びdは、独立して、0または1であり、
各R、R、R、R、R、及びRは、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロ、任意選択で置換されるアミノ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであるか、あるいはR及びRが組み合わさって、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、または任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルを形成するか、あるいはR及びRが組み合わさって、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、または任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルを形成するか、あるいはR及びRが組み合わさって、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、または任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルを形成し、
は、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、または任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルであり、
及びRは、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロ、任意選択で置換されるアミノ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
Bは、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、または任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルである、
化合物、またはその薬学的に許容される塩及び/またはそのプロドラッグである。
いくつかの実施形態において、cは0である。他の実施形態において、Rは、水素である。ある特定の実施形態において、Rは、フッ素である。いくつかの実施形態において、Rは、水素である。いくつかの実施形態において、Rは、フッ素である。ある特定の実施形態において、bは1である。いくつかの実施形態において、bは0である。いくつかの実施形態において、各Rは、水素である。他の実施形態において、各Rは、水素である。ある特定の実施形態において、dは1である。いくつかの実施形態において、各Rは、水素である。他の実施形態において、各Rは、水素である。ある特定の実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−C10アリール(例えば、フェニルまたは4−フルオロ−フェニル)である。いくつかの実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−C10アリール(例えば、フェニル)である。いくつかの実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)である。いくつかの実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。ある特定の実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。いくつかの実施形態において、R及びRは両方とも、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。いくつかの実施形態において、Rは、水素、メチル、またはフェニルである。他の実施形態において、aは3である。ある特定の実施形態において、各Rは、水素である。いくつかの実施形態において、各Rは、水素である。他の実施形態において、少なくとも1つのRは、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。ある特定の実施形態において、−(CR−は、構造
を有する。いくつかの実施形態において、−(CR−は、構造
を有する。いくつかの実施形態において、−(CR−は、構造
を有する。いくつかの実施形態において、−(CR−は、構造
を有する。ある特定の実施形態において、Lは、−O−である。ある特定の実施形態において、Lは、不在である。いくつかの実施形態において、Bは、任意選択で置換されるC−C10アリール(例えば、2−クロロ−3−トリフルオロチル−フェニル、2−フルオロ−3−トリフルオロチル−フェニル、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−フェニル、3−トリフルオロチル−フェニル、3−トリフルオロメチル−4−フルオロ−フェニル、3−トリフルオロメトキシ−フェニル、または2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール)である。
いくつかの実施形態において、Aは、
(式中、eは、0、1、2、3、または4であり、
は、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルである)、
またはそのプロドラッグである。
他の実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。ある特定の実施形態において、eは0である。いくつかの実施形態において、eは、1または2である。他の実施形態において、各Rは、ハロ(例えば、フルオロ)、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、−CHOH、−CDOH、−CHCHOH、−C(CHOH、−CH(CH)OH、−C(CFOH、−CH(CF)OH、−CHOP(O)(OH)、−CHNH、または−CHNHC(O)CH)、または任意選択で置換されるC−Cアシル(例えば、−C(O)OH、−C(O)OCH、−C(O)CH、−C(O)NHCH、−C(O)NH、−C(O)N(CH、−C(O)CF、または−C(O)H)である。
いくつかの実施形態において、Aは、
またはそのプロドラッグである。
いくつかの実施形態において、Aは、
(式中、fは、0、1、2、3、または4であり、
は、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
及びRは、独立して、水素、ヒドロキシ、任意選択で置換されるアミノ、アジド、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルである)、
またはそのプロドラッグである。
他の実施形態において、fは0である。ある特定の実施形態において、Rは、ヒドロキシルまたは任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル(例えば、−SO−CH)である。いくつかの実施形態において、Rは、水素、ハロ、または任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。他の実施形態において、Rは、水素、ハロ、または任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。
いくつかの実施形態において、Aは、
いくつかの実施形態において、Aは、
(式中、gは、0、1、2、3、または4であり、
は、水素、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルである)、
またはそのプロドラッグである。
他の実施形態において、gは0である。ある特定の実施形態において、Rは、水素である。
いくつかの実施形態において、Aは、
いくつかの実施形態において、Aは、
(式中、hは、0、1、2、3、または4であり、
は、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
は、独立して、水素、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであるか、あるいはR及びRが組み合わさって、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルを形成するか、あるいはR及びRが組み合わさって、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルを形成し、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルである)、
またはそのプロドラッグである。
他の実施形態において、Rは、水素またはR及びRが組み合わさって、を形成し任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリルである。ある特定の実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチル)である。いくつかの実施形態において、hは0である。他の実施形態において、hは1である。ある特定の実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、−CHOH)またはR及びRが組み合わさって、を形成し任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル(例えば、Aは、
いくつかの実施形態において、Aは、
(式中、iは、0、1、2、3、または4であり、
及びRは、独立して、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルである)、
またはそのプロドラッグである。
他の実施形態において、iは0である。ある特定の実施形態において、Rは、水素または任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチルまたはトリフルオロメチル)である。いくつかの実施形態において、Rは、水素または任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、メチルまたはトリフルオロメチル)である。
いくつかの実施形態において、Aは、
いくつかの実施形態において、Aは、
(式中、jは、0、1、2、または3であり、
、R、R、及びRは、独立して、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、アジド、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸,任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルである)、
またはそのプロドラッグである。
他の実施形態において、jは0である。ある特定の実施形態において、Rは、水素、ハロ、または任意選択で置換されるC−Cアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、水素、ハロ、または任意選択で置換されるC−Cアルキルである。他の実施形態において、Rは、水素である。ある特定の実施形態において、Rは、水素である。
ある特定の実施形態において、Aは、
いくつかの実施形態において、Aは、
(式中、kは、0、1、2、3、4、5、6、7、または8であり、
lは、0、1、または2であり、
は、水素、ヒドロキシル、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、オキソ、任意選択で置換されるアミノ、ハロ、チオール、任意選択で置換されるアミノ酸、任意選択で置換されるC−Cアシル、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cアルケニル、任意選択で置換されるC−Cアルキニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルケニル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキル、任意選択で置換されるC−C12シクロアルケニル、任意選択で置換されるC−C10シクロアルキニル、任意選択で置換されるC−C10アリール、任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアリール、任意選択で置換されるC−CヘテロアリールC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロシクリル、または任意選択で置換されるC−CヘテロシクリルC−Cアルキルである)、
またはそのプロドラッグである。
ある特定の実施形態において、kは0である。ある特定の実施形態において、lは0である。いくつかの実施形態において、lは1である。ある特定の実施形態において、lは2である。他の実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−Cアルキル
(例えば、−CHCOHまたは
または、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル(例えば、−SO−CH)である。
他の実施形態において、kは0である。ある特定の実施形態において、kは1である。いくつかの実施形態において、Rは、任意選択で置換されるC−Cアシル(例えば、−COH)または任意選択で置換されるC−Cアルキル(例えば、−CHOH)である。いくつかの実施形態において、lは0である。他の実施形態において、lは1である。ある特定の実施形態において、lは2である。
いくつかの実施形態において、Aは、
またはそのプロドラッグである。
いくつかの実施形態において、化合物は、プロドラッグ、またはプロドラッグの薬学的に許容される塩である(例えば、Aは、−OR基を含み、式中、Rは、
式中、各R’及びR”は、独立して、水素、任意選択で置換されるC−Cアルキル、例えば、メチルもしくはt−ブチル、または任意選択で置換されるC−C10アリールC−Cアルキル、例えば、ベンジルである)。
いくつかの実施形態Aは、
いくつかの実施形態において、化合物は、下記の構造、
いくつかの実施形態において、化合物は、構造
を有する。ある特定の実施形態において、化合物は、構造
を有する。ある特定の実施形態において、化合物は、構造
を有する。いくつかの実施形態において、化合物は、構造
を有する。ある特定の実施形態において、化合物は、構造
を有する。いくつかの実施形態において、化合物は、構造
を有する。いくつかの実施形態において、化合物は、構造
を有する。ある特定の実施形態において、化合物は、構造
を有する。
いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、表1の化合物1〜97のうちのいずれか1つである。
いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、表2における化合物98〜680のうちのいずれか1つである。
式Iの化合物は、参照により本明細書に組み込まれる国際特許公開第WO2015/106164号に記載されるように合成することができる。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式IIの構造、
またはその薬学的に許容される塩を有し、式中、
Arは、アリール基であり、
は、
−OH、−COH、−O−(C−C)アルキル、−OC(O)−、−(C−C)アルキル、−O−(C−C)ヘテロアルキル、−OC(O)−(C−C)ヘテロアルキル、−NH、−NH(C−C)アルキル、−N((C−C)アルキル)及び−NH−S(O)(C−C)アルキルからなる群から選択される成員であり、
は、
(C−C)アルキル、(C−C)ヘテロアルキル、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から選択される成員であり、
、X、X、X、X及びXは、各々独立して、
H、(C−C)アルキル、(C−C)ヘテロアルキル、F及びCIからなる群から選択される成員であるが、ただし、X〜Xのうち、H、(C−C)アルキル、(C−C)ヘテロアルキルであるのは3つまでであることを条件とし、
Yは、
−N(R12)S(O)−、−N(R12)S(O)N(R13)−、−N(R12)C(O)−、−N(R12)C(O)N(R13)−、−N(R12)C(S)−及び−N(R12)C(O)O−からなる群から選択される二価の結合基であり、
式中、R12及びR13は、各々独立して、
H、(C−C)アルキル、(C−C)ヘテロアルキル、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から選択され、任意選択で、Yが
−N(R12)S(O)−または−N(R12)S(O)N(R13)−であるとき、R12は、ArまたはRへの共有結合を介してそれぞれArまたはRに縮合された5員または6員環であり、下付き文字mは、1〜2の整数であるが、
ただし、RがOHであり、−Y−Rが−N(R12)S(O)−Rまたは−N(R12)C(O)N(R13)−Rであり、Arに結合した第四級炭素に対してパラの位置に結合しているとき、かつRがフェニル、ベンジル、またはベンゾイルであるとき、i)R12またはR13のうちの少なくとも一方は、水素以外であり、電子求引性置換基を含有する、あるいはii)Rは、アミノ、アセトアミド、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルキルアミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、または(C−C)アルキル以外の部分で置換されている、あるいはiii)Rのベンゼン環部分は、Y基またはYへの結合点に加えて少なくとも3つの独立して選択される基で置換されることを条件とする。
いくつかの実施形態において、Yは、−N(R12)S(O)−であり、Rは、OHである。
したがって、式Iの化合物には、下記に示される構造を有する化合物が含まれるが、これらに限定されない。
式IIの化合物は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第6,316,503号により記載されるように合成することができる。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式IIIの構造であって、
式中、
は、−Hであり、
は、結合、C〜Cアルキル、−C(O)−、−C(=CR)−、−O−、−S(O)−、−NR−、−CR−、−CHR23
−CR(CR)−、−C(CR−、−CR(OC(O)R)−、−C=NOR−、−C(O)NR−、−CHO−、−CHS−、−CHNR−、−OCH−、
−SCH−、−NRCH−、または
は、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、−CHOH、C7〜C11アリールアルキル、フェニル、ナフチル、C〜Cペルフルオロアルキル、CN、C(O)NH、CO12、または、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cペルフルオロアルキル、ハロゲン、−NO、−NR、−CN、−OH、及び1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルキルから独立して選択される基のうちの1つ以上によって独立して置換されるフェニルであるか、あるいはRは、ピリジン、チオフェン、ベンズイソキサゾール、ベンゾチオフェン、オキサジアゾール、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、及びフランからなる群から選択される複素環であり、これらの各々は、任意選択で、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cペルフルオロアルキル、ハロゲン、−NO、−NR、−CN、及び1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルキルから独立して選択される1〜3つの基で置換されてもよく、
は、結合または−CH−であり、
は、フェニル、ナフチルであるか、または、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、フェニル、アシル、ハロゲン、−NH、−CN、−NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cペルフルオロアルキル、1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルキル、NR1415 −C(O)R10
−C(O)NR10l1、−C(O)NR11A、−C≡CR、−CH=CHR、−WA、−C≡CA、−CH=CHA、−WYA、−WYNR11−A、
−WYR10、−WY(CH2)A、−WCHR11(CH2)A、−W(CH2)A、−W(CH2)10、−CHR11W(CH10
−CHR11W(CHA、−CHR11NR12YA、−CHR11NR12YR10、ピロール、−W(CHA(CHD(CHZ、
−W(CR1819)A(CHD(CHZ、−(CHWA(CHD(CHZ、−CH=CHA(CH2)D(CH2)pZ、
−C≡CA(CHD(CHZ、−W(CHC≡CA(CHD(CH2)Z、及び−W(CHZから独立して選択される1〜4つの基によって独立して置換されたフェニルもしくはナフチルであるか、あるいはRは、ピリミジン、チオフェン、フラン、ベンゾチオフェン、インドール、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾール、及びキノリンから選択される複素環であり、これらの各々は、任意選択で、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ヒドロキシ、フェニル、アシル、ハロゲン、−NH、−CN、−NO、C〜Cペルフルオロアルキル、1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルキル、−C(O)R10、−C(O)NR1011、−C(O)NR11A、−C≡CR、−CH=CHR、−WA、−C≡CA、−CH=CHA、−WYA、−WYR10、−WY(CHA、
−W(CHA、−W(CH10、−CHR11W(CH10、−CHR11W(CHA、−CHR11NR12YA、−CHR11NR12YR10
−WCHR11(CHA、−W(CHA(CHD(CHZ、−W(CR1819)A(CHD(CHZ、
−(CHWA(CHD(CHZ、−CH=CHA(CHD(CHZ、−C≡CA(CHD(CHZ、−W(CHC≡CA(CHD(CHZ、及び−W(CHZから独立して選択される1〜3つの基で置換されてもよく、
Wは、結合、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−NR11−、または−N(COR12)−であり、
Yは、−CO−、−S(O)−、−CONR13、−CONR13CO−、−CONR13SO−、−C(NCN)−、−CSNR13、−C(NH)NR13、または−C(O)O−であり、
jは0〜3であり、
kは0〜3であり、
tは0〜2であり、
Dは、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C=,−C(O)−、フェニル、−O−、−NH−、−S−、−CHR14−、−CR1415−、
−OCHR14、−OCR1415−、または−CH(OH)CH(OH)−であり、
pは0〜3であり、
Zは、−CO11、−CONR1011、−C(NR10)NR1112、−CONHNH、−CN、−CHOH、−NR1617、フェニル、CONHCH(R20)COR12、フタルイミド、ピロリジン−2,5ジオン、チアゾリジン−2,4−ジオン、テトラゾリル、ピロール、インドール、オキサゾール、2−チオキソ−1,3−チアゾリニン−4−オン、C〜Cアミン、C〜C環状アミン、または1〜2つのOH基で置換されたC〜Cアルキルであり、該ピロールは、任意選択で、−COCH、−COH、−COCH、−CONH、及び
−CNからなる群から独立して選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
該C〜Cアミンは、任意選択で、
−OH、ハロゲン、−OCH、及び−C≡CHからなる群から独立して選択される1〜2つの置換基で置換され、
該フェニルは、任意選択で、CO11で置換され、該C〜C環状アミンは、任意選択で、−OH−CHOH、C〜Cアルキル、−CHOCH、−COCH、及び−CONHからなる群から独立して選択される1つまたは2つの置換基で置換され、該オキサゾールは、任意選択で、CHCO11で置換され、
Aは、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダンまたはビフェニルであり、これらの各々は、任意選択で、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、アシル、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、−NO、−CO11、−CHCO11、フェニル、C〜Cペルフルオロアルコキシ、C〜Cペルフルオロアルキル、−NR1011、−CHNR1011、−SR11、1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルキル、1〜2個の−OH基で置換されたC〜Cアルキル、任意選択で1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルコキシ、または任意選択で1〜2個のCF基で置換されたフェノキシから独立して選択される1〜4つの基によって置換されてもよく、あるいは
Aは、ピロール、ピリジン、ピリジン−N−オキシド、ピリミジン、ピラゾール、チオフェン、フラン、キノリン、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、イソキサゾール、インドール、ベンゾ[1,3]−ジオキソール、ベンゾ[1,2,5]−オキサジアゾール、イソクロメン−l−オン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン,2,3−ジ−5ヒドロベンゾ[1,4]−ジオキシン、ビテイニル(bitheinyl)、キナゾリン−2,4−9[3H]ジオン、及び3−H−イソベンゾフラン−1−オンから選択される複素環であり、これらの各々は、任意選択で、ハロゲン、C〜Cアルキル、アシル、ヒドロキシ、−CN,−NO、C〜Cペルフルオロアルキル、−NR1011、−CHNR1011、−SR11、1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルキル、及び任意選択で1〜5個のフッ素で置換されたC〜Cアルコキシから独立して選択される1〜3つの基によって置換されてもよく、
、R、及びRは各々、独立して、−Hまたは−Fであり、
は、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、ハロゲン、−NO、−CN、フェニル、またはハロゲン、C〜Cアルキル及びOHから独立して選択される1つまたは2つの基で置換されたフェニルであるが、
ただし、Xが水素を形成する場合、Rは、
(a)−W(CHA(CHD(CHZ、−W(CR1819)A(CHD(CHZ、
−(CHWA(CHD(CHZ、−CH=CHA(CHD(CHZ、−C≡CA(CHD(CHZ、または−W(CHC≡CA(CHD(CHZによって置換されたフェニル(該フェニル部分は、任意選択で、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、ハロゲン、及びCNから独立して選択される1つまたは2つの基でさらに置換される)、ならびに
(b)ピリミジン、チオフェン、及びフランから選択される複素環(これらの各々は、−W(CHA(CHD(CHZ、−W(CR1819)A(CHD(CHZ、−(CH2)WA(CHD(CHZ、
−CH=CHA(CHD(CHZ、−C≡CA(CHD(CHZ、または−W(CHC≡CA(CHD(CHZのうちの1つによって置換される)から選択されることを条件とし、
各Rは独立して、−H、またはC〜Cアルキルであり、
各Rは独立して、−H、またはC〜Cアルキルであり、
各R10は独立して、−H、−CH、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、−CHCHOCH、2−メチル−テトラヒドロ−フラン、2−メチル−テトラヒドロ−ピラン、4−メチル−ピペリジン、モルホリン、ピロリジン、または任意選択で1つまたは2つのC〜Cアルコキシ基で置換されるフェニルであり、該C〜Cアルキルは、任意選択で、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルコキシ、及びCNから独立して選択される1、2または3つの基で置換され、
各R11は独立して、−H、C〜CアルキルまたはR22であるか、あるいはR10及びR11は、同じ原子に結合している場合、該原子と一緒に、
〜Cアルキル、OH及びC−Cアルコキシから独立して任意選択で選択される1〜2つの基によって置換される5〜7員の飽和環、あるいは、
〜Cアルキル、OH及びC−Cアルコキシから独立して選択される1〜2つの基によって任意選択で置換される1個または2個のヘテロ原子を含有する5〜7員環を形成し、
各R12は独立して、−H、またはC〜Cアルキルであり、
各R13は独立して、−H、またはC〜Cアルキルであり、
各R14及びR15は、独立して、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−CH、−F、C〜C14アリールアルキルであり、該アリールアルキルは、任意選択で、NO、C〜Cアルキル、CtoCペルハロアルキル、ハロゲン、CHCO11、フェニル及びC〜Cアルコキシから独立して選択される1〜3つの基で置換されるか、あるいはR12及びR15は、それらが結合した原子と一緒に、3〜7員の飽和環を形成することができ、
各R16及びR17は、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、ベンジルまたはC〜Cシクロアルキルであり、該C〜Cアルキルは、任意選択で、1つのOH基で置換され、該ベンジルは、任意選択で、C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシから選択される1〜3つの基で置換されるか、あるいはR16及びR17は、それらが結合した原子と一緒に、C〜Cアルキル、−OH、CHOH、−CHOCH、−COCH、及び−CONHからなる群から独立して選択される1つまたは2つの置換基で任意選択で置換される3〜8員の複素環を形成することができ、
各R18及びR19は、独立して、C〜Cアルキルであり、
各R20は、独立して、H、フェニル、または天然型αアミノ酸の側鎖であり、
各R22は、独立して、CHCOOHで任意選択で置換されるアリールアルキルであり、
各R23は、フェニルである、
構造、またはその薬学的に許容される塩を有する。
式IIの化合物は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,576,215号に記載されるように合成することができる。式IIの化合物は、化合物26〜32のうちのいずれか、またはその薬学的に許容される塩であり得る。
いくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式IVの構造であって、
式中、
Xは、水素、C−Cアルキル、ハロ、−OR10、−NR1011、ニトロ、シアノ、−COOR10、または−COR10から選択される。
Zは、CH、CRまたはNであり、ZがCHまたはCRであるとき、kは0〜4であり、かつtは0または1であり、またZがNであるとき、kは0〜3であり、かつtは0であり、
Yは、−O−、−S−、−N(R12)−、及び−C(R)(R)−から選択され、
は、C−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール及びHetであり、該C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、Ar及びHetは、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−CアルキルOCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
は、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−CアルキルCO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−CアルキルCONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−CアルキルOCOR15、−C−Cアルキル−OCONR1314、−C−Cアルキル−NR13CONR1314、−C−Cアルキル−NR13COR15、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、該−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−CシクロアルキルのC−Cシクロアルキル、Ar及びHet 部分は、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−CO2R12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−−Cアルキル−OCOR15、−C−CアルキルOC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
は、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−CアルキルSR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314
−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OCONR1314、−C−CアルキルNR13CONR1314
−C−Cアルキル−NR13COR15、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルからなる群から選択され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
Qは、C−Cシクロアルキル、Ar及びHetから選択され、該C−Cシクロアルキル、Ar及びHetは、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−CアルキルCO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−CアルキルCONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−CアルキルNR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−Cアルキル−OCOR15
−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−CアルキルNR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
pは0〜8であり、
nは2〜8であり、
mは0または1であり、
qは0または1であり、
tは0または1であり、
各R及びRは、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−C6アルキル−C−Cシクロアルキルから独立して選択されるか、あるいはR及びRは、それらが結合した炭素と一緒に、3〜5員の炭素環または複素環式環を形成し、該複素環式環は、N、O、及びSから選択される1個以上のヘテロ原子を含有し、該C−Cアルキルのうちのいずれかは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
各Rは、同じであるかまたは異なり、ハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−CO2R12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−CアルキルSONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−CアルキルSOR15、−C−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15
−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択され、該C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
各R及びRは、独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
及びRは、各々独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
及びRは、各々独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
10及びR11は、各々独立して、H、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、
−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−O−Ar、−C−Cアルキル−O−Het、
−C−Cアルキル−O−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−S(O)−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−S(O)−Ar、−C−Cアルキル−S(O)−Het、−C−Cアルキル−S(O)−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−NH−Ar、−C−Cアルキル−NH−Het、−C−Cアルキル−NH−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル)−Ar、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル)−Het、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、式中、xは、0、1、または2であるか、あるいはR10及びR11は、それらが結合した窒素と一緒に、N、O、及びSから選択される1個以上の追加のヘテロ原子を任意選択で含有する4〜7員の複素環式環を形成し、該C−C12アルキル、C−C12アルケニル、またはC−C12アルキニルは、任意選択で、ハロ、−−−OH、−SH、−NH、−NH(非置換C−Cアルキル)、−N(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)、非置換−OC−Cアルキル、−COH、
−CO(非置換C−Cアルキル)、−CONH、−CONH(非置換C−Cアルキル)、−CON(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)、−SOH、−SONH、−SONH(非置換C−Cアルキル)及び
−SON(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)基から独立して選択される置換基のうちの1つ以上によって置換され、
12は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
各R13及び各R14は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから独立して選択されるか、あるいはR13及びR14は、それらが結合した窒素と一緒に、N、O、及びSから選択される1個以上の追加のヘテロ原子を任意選択で含有する4〜7員の複素環式環を形成し、
15は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択される、
構造、またはその薬学的に許容される塩を有する。
いくつかの実施形態において、Xは水素であり、pは0であり、tは0であり、ZはCHであり、Yは−O−である。
さらなる実施形態において、Xは水素であり、pは0であり、tは0であり、ZはCHであり、Yは−O−であり、W及びWはフェニルであり、Wは水素であり、qは1であり、R及びRは水素である。
他の実施形態において、Xは水素であり、pは0であり、tは0であり、ZはCHであり、Yは−O−であり、W及びWはフェニルであり、Wは水素であり、qは1であり、R及びRは水素であり、QはArである。
したがって、式IVの化合物には、下記GW3965 682及びSB742881 705に示される構造を有する化合物が含まれるが、これらに限定されない。
式IVの化合物は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,365,085号及び7,560,586号に記載されるように合成することができる。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRβアゴニストは、式Vの構造、
またはその薬学的に許容される塩を有し、式中、
11は、−N=及びJ21は、−CR300−、またはJ11は、−CR200−及びJ21は、=N−であり、
00は、G、G21、またはRであり、
200は、G、G21、またはRであり、
300及びR400は、独立して、RまたはQであるが、ただし、R300、R400、及びR500のうちの1つかつ1つのみが、
Qであることを条件とし、
Qは、Cシクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり、各々が任意選択で、1〜4つのRで置換されているか、あるいはQは、
−X−Y−Zであり、式中、各Rは、独立して、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシアルキル、アリールC−Cアルキルカルボキシ、C(R110)=C(R110)−COOH、オキソ、=S、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、各Rは、任意選択で、1〜4つのR80で置換され、
500は、G21、Q、またはRであるが、ただし、R00、R200、及びR500のうちの1つのみがGであり、かつR00、N=、及びR500のうちの1つのみがG21であることを条件とし、
21は、−J−Kであり、式中、J及びKは、独立して、アリールまたはヘテロアリールであり、各々が任意選択で、1〜4つのR基で置換され、各Rは、独立して、水素、ハロゲン、CR110=CR110COOR110、ニトロ、−Z、−Y−Z、または−X−Y−Zであり、
は、−L10−Rであり、式中、L10は、結合、L50、L60、−L50−L60−L50−、または−L60−L50−L50−であり、式中、
各L50は、独立して、−[C(R150−であり、
各L60は、独立して、−CS−、−CO−、−SO−、−O−、−CON(R110)−、−CONR110N(Rll0)−、−C(=NRll0)−、−C(NORll)−、−C(=N−N(R110)−、−C−Cシクロアルキル−、または−ヘテロシクリル−であり、該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜4つのR140基で置換されるか、あるいは
あるいは各L60は、独立して、C−Cアリジルであり、該アリジル鎖は、任意選択で、
−C(R100−、−C(R110C(R110−、−C(R11)C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C C−、−O−、−S−、−N(RO)CO−、−N(R100)CO−、−CON(R110)−、−CO−、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R100)−、−SO−、−N(R100)SO−、または
−SON(R100)が介在し、
Rは、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたは−(C−C)シクロアルキルであり、Rは、任意選択で、1〜4つのRで置換され、式中、各Rは、独立して、ハロゲン、ニトロ、ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、(C−Cシクロアルキル)−C−Cアルキル−、(C−Cシクロアルケニル)−C−Cアルキル−、(C−Cシクロアルキル)−Cアルケニル−、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールCアルコキシ、C−Cハロアルキル、SO110、OR110、SR110、N、SOR110、COR110、SON(R110、SONR110COR110、C≡N、C(O)OR110、CON(R110) 、−CON(R110)OR110、OCON(R110、−NR110COR110、NR110CON(R110、NR110COOR110、−C(=N−OH)R110、−C(=S)N(R110
−S(=O)N(R110、−S(=O)OR110、−N(R110)S(=O)110、−C(=O)N(R110)N(R110、−OC(=O)−R110、−OC(=O)−OR110、またはN(R11であり、各Rは、任意選択で、独立して−ハロゲン、−C−Cアルキル、アリールオキシ、CアルキルSO110、CアルキルCOOR110、Cアルコキシアリール、C−Cハロアルキル、
−SO110、−OR110、−SR110、−N、−SO110、−COR110、−SON(R110、−SONR110COR110、−C≡N、−C(O)OR110
−CON(R110、−CON(R110)OR110、−OCON(R1102,−NR110COR110、−NR110CON(R110、−NR110COOR110、または−N(R110である1〜4つの基で置換され、
は、−L31−R60であり、式中、L31は、結合、−X(CH−X−、−(CH−X3−(CH−または−(CH1+w、−Y−(CH−であり、式中、各wは、独立して、0〜5であり、各Xは、独立して、結合、−C(R110−、−C(R110C(R110−、−C(R110)=C(R110)−、−C≡C−、−CO−、−CS−、−CONR100−、−C(=N)(R100)−、−C(=N−OR110)−、−C[=N−N(R110]、−CO−、−SO−、または−SON(R110)−であり、
は、−O−、−S−、−NR70−、−N(R100)CO−、−N(R110)CO2−、−OCO−、−OC(=O)N(R100)−、
−NR100CONR100−、−N(R110)SO−、または−NR100CSNR100−であるか、
あるいはL31は、Cアリジル鎖であり、該アリジル鎖は、任意選択で、−C(R110−、
−C(R110C(R110−、−C(R110)=C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、−S−、−N(R100)CO−、
−N(R100)CO−、−CON(R100)−、−CO−、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R110)−、−SO−、−N(R100)SO−、または
−SON(R100)が介在し、
60は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、アリール、C−Cシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−CN、
−C(=O)R110、−C(=O)OR110、−C(=O)N(R110、−N(R110、−SO110、−S(=O)N(R110
−C(=O)N(R110)N(R110、または−C(=O)N(R11)(OR110)であり、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜4つのR60aで置換され、式中、
各R60aは、独立して、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、
各Rは、独立して、−L30−R70であり、式中、
各L30は、独立して、結合または−(CH−V10−(CH−であり、式中、
10は、−C(R110−、−C(R110C(R110、−C(R110)=C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、
−S−、−NR10−、−N(R100)CO−、−N(R100)CO2−、−OCO−、−CO−、−CS−、−CONR100−、−C(=N−R110)−、−C(=N−OR110)−、
−C[=N−N(R110]、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R100)−、SO−、−N(R100)SO−、−SON(R100)−、
−NR100CONR100−、−NR100CSNR100−、C−Cシクロアルキル、またはC−Cシクロハロアルキルであるか、あるいは各L30は、独立して、C−Cアリジルであり、該アリジル鎖は、任意選択で、−C(R110−、−C(R110C(R110−、−C(R110)C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、−S−、−N(R100)CO−、
−N(R100)CO−、−NR110−、−CON(R100)−、−CO−、−CO−、−O(C=O)−、−O(C=O)N(R100)−、−SO−、−N(R100)SO−、または−SON(R100)−が介在し、
各R70は、独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−Z、−Y−Z、または−X−YZであり、
該アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルは各々、任意選択で、1〜4つのR70aで置換され、式中、各R70aは、独立して、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシアルキル、アリールC−Cアルキルカルボキシ、C(R110)=C(R110)COOH、オキソ、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、各R70aは、任意選択で、1〜4つのR80で置換され、式中、各R80は、独立して、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルキル(OR110)、C−CアルキルOR110、C−CアルキルCON(R110、C−CアルキルCOR110、C−CアルキルCOOR110、またはC−CアルキルSO110であり、
各R100は、独立して、−R110、−C(=O)R110、−CO110、または−SO110であり、
各R110は、独立して、−水素、−C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cハロアルキル、または−N(R12であり、R110のうちのいずれかは、任意選択で、R120の1〜4つのラジカルで置換され、
各R120は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−B(OR130)、C−CアルキルN(R13、C−Cハロアルキル、C1−アルキル、C−Cアルコキシ、(C−Cアルキル)C=O(OR130)、C−CアルキルOR130、C−CアルキルCOR130
−CアルキルSO130、C−CアルキルCON(R13、C−CアルキルCONR130OR130、C−CアルキルSON(R130、C−CアルキルSR130、C−CハロアルキルOR130、C−CアルキルCN、−C−CアルキN(R13、−NR13S013、または−OCアルキルCOOR130であり、
各R130は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、またはC−Cアルキニルであり、
各R140は、独立して、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、C−Cハロアルキル、C−CアルキルCON(R110、C−CアルキルCONR11010、C−CアルキルOR110、またはC−CアルキルCOOR110であり、
各R150は、独立して、水素、ハロゲン、OR130、(C−C)アルキルまたは(C−C)ハロアルキルであり、式中、
各アルキルは、任意選択で、各々が独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、OR130、C(O)R130、C(O)OR13C(O)N(R130、N(R130、N(R130)C(O)R130、N(R130)S(O)130
−OC(O)OR130、OC(O)N(R130、N(R130)C(O)OR130、N(R130)C(O)N(R130)、SR130、S(O)R130、S(O)R’、またはS(O)N(R130である、少なくとも1つの基で置換されているか、あるいは2つのR150(同じまたは異なる原子に結合した)は一緒になって、C3−C6シクロアルキルを形成することができ、
各Xは、独立して、−O−、−S−、または−N(R100)−であり、
各Yは、独立して、−[C(R150−、または−C−Cアルケニルであり、式中、pは、1、2、3、4、5、または6であり、
各Y’は、独立して、−[C(R150−、−C−CアルケニルC−Cシクロアルキル、またはヘテロシクリルであり、該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜3つのZ基で置換され、
各Zは、独立して、−H、ハロゲン、−OR110、−SR110、−C(=O)R110、−C(=O)OR110、−C(=O)N(R110
−N(R100、−N、−NO、−C(=N−OH)R110、−C(=S)N(R110、−CN、−S(=O)R110、−S(=O)N(R110、−S(=O)OR110
−S(=O)110、S(=O)N(R110、−NR110COR110、−N(R110)C(=O)N(R110、−N(R110)COOR110
−N(R110)S(=O)110、−C(=O)N(R110)N(R110、−C(=O)N(R110)(OR110)、−OC(=O)−R110、−OC(=O)−OR110、または
−OC(=O)−N(R110であり、
各m及びnは、独立して、0、1、2、3、4、5、または6である。
いくつかの実施形態の化合物式Vは、式VIまたはVIIの構造を有する。
他の実施形態の化合物式VIIは、式VIIIの構造を有する。
なおも他の実施形態の化合物式VIは、式IXの構造を有する。
依然としてさらなる実施形態の化合物式VIは、式Xの構造を有する。
したがって、本発明の方法において有用であり得る式Vの化合物には、下記に示される構造を有する化合物、及びその薬学的に許容される塩が含まれるか、
または下記を含む一覧から選択される。
713 2−(1−(3クロロ−3’−フルオロ−4’−(ヒドロキシメチル)−5’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−2−(2−(2,6ジクロロフェニル)プロパン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン−2−オール、714 2−(2−(2(2−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−2−イル)−1−(3’−フルオロ−4’−(ヒドロキシメチル)−5’(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン−2−オール、715 2−(2−(2(2,6−ジクロロフェニル)プロパン−2−イル)−1−(3’−フルオロ−4’−(ヒドロキシメチル)−5’(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン−2−オール、716 2−(2−(2(2,6−ジクロロフェニル)プロパン−2−イル)−1−(3,3’−ジフルオロ−4’−(ヒドロキシメチル)−5’(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン−2−オール、及び717 2−(2−[1(2,6−ジクロロフェニル)エチル]−1−[3,3’−ジフルオロ−4’−(ヒドロキシメチル)−5’(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−1H−イミダゾール−4−イル)プロパン−2−オール。化合物692はまた、WO2010/0138598実施例9のようにも知られている。化合物718はまた、WO2007/002563実施例19でも知られている。化合物719はまた、WO2012/0135082のようにも知られている。
式Vの化合物は、参照により本明細書に組み込まれるPCT公開第US2010/0069367及びWO2010/138598号に記載されるように合成することができる。
転移の治療及び/または予防に使用され得るLXRアゴニストは、化合物704、またはその薬学的に許容される塩であり得る。
さらなる実施形態において、転移の治療及び/または予防に使用され得る化合物は、下記からなる一覧におけるPCT刊行物に見出され得る。
WO2006/094034、WO2008/049047、WO2009/020683、WO2009/086138、WO2009/086123、WO2009/086130、WO2009/086129、WO2007/002559、WO2007/002563、WO2007/081335、WO2006/017055、WO2006/102067、WO2009/024550、US2006/0074115、US2006/0135601、WO2009/021868、WO2009/040289、WO2007/047991、WO2007/050425、WO2006/073363、WO2006/073364、WO2006/073365、WO2006/073366、WO2006/073367、US2009/0030082、WO2008/065754、JP2008/179562、WO2007/092065、US2010/0069367、US7998995、US7247748、WO2010/138598、US7365085、US75776215、US63136503、US2004/0072868、US2005/0107444、US2005/0113580、US2005/0131014、US2005/0282908、US2009/0286780(参照により本明細書に組み込まれる)。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XIの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
Xは、NまたはCRであり、
は、アルキルまたは−NRbであり
は、H;ハロゲン;−CN;−NRC(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;アルキル、−CN、−NRC(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR及びハロゲンから選択される1つ以上の基で任意選択で置換される単環式ヘテロ芳香族;アルキル、ハロゲン、−CN及び=Oから選択される1つ以上の基で任意選択で置換される単環式非芳香族複素環;またはハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−NRC(O)N(R)、−C(O)OR、チオール、アルキルチオール、ニトロ、−CN、=O、−OC(O)H、−OC(O)(アルキル)、−OC(O)O(アルキル)、−OC(O)N(R)、及び−C(O)NRRから選択される1つ以上の基で任意選択で置換される単環式非芳香族複素環アルキルであり、
は、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、単環式非芳香族複素環、単環式ヘテロ芳香族またはフェニルであり、Rによって表されるフェニル、単環式非芳香族複素環及び単環式ヘテロ芳香族基は、任意選択で、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ニトロ及び−CNから選択される1つ以上の基で置換され、
は、ハロゲン、−CN、−OR、−SR、−N(R)、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)−OC(O)R、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R,−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR,−NRC(O)N(R)、−NRSON(R)、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキル、単環式非芳香族複素環、単環式ヘテロ芳香族またはアルキルであり、Rによって表される単環式非芳香族複素環、単環式ヘテロ芳香族及びアルキル基は、任意選択で、−CN、−OR、−SR、−N(R)、=O、−C(O)R、−C(O)OR,−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR,−NRC(O)N(R)及び−NRSON(R)から選択される1つ以上の基で置換され、
各Rは、独立して、Hまたはアルキルであり、
及びRは、独立して、H、アルキルであるか、あるいはR及びRは、それらが結合した窒素と一緒になって、単環式非芳香族複素環を形成することができ、
は、H、アルキル、またはハロゲンである。
いくつかの実施形態において、式XIの化合物は、式XII〜XVIのうちのいずれか1つの構造を有する。
式XI〜XVIの化合物のいくつかの実施形態において、Rは、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキルまたはフェニルであり、Rによって表されるフェニルは、任意選択で、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ニトロ及び−CNから選択される1つ以上の基で置換され、Rは、ハロゲン、−CN、−OR,SR、−N(R)、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、−NRSON(R)、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキル、またはアルキルであり、Rによって表されるアルキル基は、任意選択で、−CN、−OR、−SR、−N(R)、=O、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、及び−NRSON(R)から選択される1つ以上の基で置換される。
式XI〜XVIの化合物の他の実施形態において、Rは、メチルまたは−NHであり、Rは、Hまたはメチル、Rによって表されるメチル基は、任意選択で、ハロゲンヒドロキシル、アルコキシ、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−NRC(O)N(R)、−C(O)OR、チオール、アルキルチオール、ニトロ、−CN、=O、−OC(O)H、−OC(O)(アルキル)、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)NR、及び−OC(O)N(R)から選択される1つ以上の基で置換され、好ましくは、Rは、Hまたは−CHOHであり、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、−CHCF、−CH(CHF)、−CH(CHF、−CH(CF、−CF(CH、−CF、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−C(OH)(CH、−CH(OH)(CH)、またはフェニルであり、Rによって表されるフェニル基は、任意選択で、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、及び−CNから選択される1つ以上の基で置換され、Rは、存在する場合、Hである。
式XI〜XVIの化合物のある特定の実施形態において、Rは、メチルであり、Rは、−CHOHであり、Rは、イソプロピルである。
式XI〜XVIの化合物のいくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、−N(R)、−C(O)OH、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)、−C(O)(アルキル)、−C(O)N(R)、−NRC(O)R、−SON(R)、−OC(O)N(R)、−CN、ヒドロキシアルキル、またはジヒドロキシアルキルである。
式I〜VIの化合物の他の実施形態において、Rは、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、またはハロアルコキシである。
式XI〜XVIの化合物のある特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、ヒドロキシ、−CF、イソプロピル、シクロプロピル、−CHOH、−CH(OH)(CH)(OH)、−C(OH)(CH、−CH(OH)(CH)、−CH(OH)(CH)(CH)、−CH(OH)(CH(CH)、−C(O)NH、−C(O)N(CH、−C(O)OH、−C(O)NH(CH)、−C(O)CH、−C(O)CHCH、−C(O)O(CH)(CH)、−C(O)O(tert−ブチル)、−C(O)O(C)(CH(CF)、−NHC(O)CH、−OCHF、−OCF、−OCHCH、−OCH(CH、または−OCHであり、好ましくは、Rは、−C(CHOHである。
式XI〜XVIの化合物のいくつかの実施形態において、Rは、メチル、ハロゲン化メチル、シクロプロピル、−OCHF、または−OCHであり、好ましくは、Rは、CFである。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、化合物720〜726のうちのいずれか1つである。
式XI〜XVIの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO2013/138565号に記載される方法によって、合成され得る。いくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、米国特許出願公開第2015/0246924号、米国特許出願公開第2015/0051214号、米国特許出願公開第2015/0065515号、米国特許出願公開第2015/0080406号、または米国特許出願公開第2015/033693号に開示される化合物であり、これらの化合物は参照により本明細書に組み込まれる。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XVIIの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
Xは、NまたはCRであり、
は、アルキルまたは−NRbであり
は、H;ハロゲン;−CN;−NRC(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;アルキル、−CN、−NRC(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、及びハロゲンから選択される1つ以上の基で任意選択で置換される単環式ヘテロ芳香族;アルキル、ハロゲン、−CN、及び=Oから選択される1つ以上の基で任意選択で置換される単環式非芳香族複素環;またはハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−NRC(O)N(R)、−C(O)OR、チオール、アルキルチオール、ニトロ、−CN、=O、−OC(O)H、−OC(O)(アルキル)、−OC(O)O(アルキル)、−OC(O)N(R)、及び−C(O)NRから選択される1つ以上の基で任意選択で置換される単環式非芳香族複素環アルキルであり、
は、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、単環式非芳香族複素環、単環式ヘテロ芳香族、またはフェニルであり、Rによって表されるフェニル、単環式非芳香族複素環及び単環式ヘテロ芳香族基は、任意選択で、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、及び−CNから選択される1つ以上の基で置換され、
及びRは、独立して、ハロゲン、−CN、−OR、−SR、−N(R)、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、−NRSON(R)、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキル、単環式非芳香族複素環、単環式ヘテロ芳香族、またはアルキルであり、RまたはRによって表されるアルキル、単環式非芳香族複素環、及び単環式ヘテロ芳香族基は、任意選択で、−CN、−OR、−SR、−N(R)、=O、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、及び−NRSON(R)から選択される1つ以上の基で置換され、
は、H、ハロゲン、−CN、−OR、−SR、−N(R)、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、−NRSON(R)、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキル、またはアルキルであり、Rによって表されるアルキル基は、任意選択で、−CN、−OR、−SR、−N(R)、=O、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、及び−NRSON(R)から選択される1つ以上の基で置換されるか、あるいはR及びRは、それらが結合した炭素と一緒になって、アルキル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、及び=Oから選択される1つ以上の基で任意選択で(opotionally)置換される単環式(moncyclic)非芳香族複素環を形成し、
各Rは、独立して、Hまたはアルキルであり、
及びRは、独立して、H、アルキルであるか、あるいはR及びRは、それらが結合した窒素と一緒になって、単環式非芳香族複素環を形成することができ、
は、H、アルキル、またはハロゲンである。
いくつかの実施形態において、式XVIIの化合物は、式XVIII〜XXIIIの構造を有する。
式XVII〜XXIIIの化合物のいくつかの実施形態において、Rは、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、またはフェニルであり、Rによって表されるフェニル基は、任意選択で、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、及び−CNから選択される1つ以上の基で置換され、R及びRは独立して、ハロゲン、−CN、−OR、−SR、−N(R)、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、−NRSON(R)、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキル、またはアルキルであり、RまたはRによって表されるアルキルは、任意選択で、−CN、−OR、−SR、−N(R)、=O、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、及び−NRSON(R)から選択される1つ以上の基で置換され、Rは、H、ハロゲン、−CN、−OR、−SR、−N(R)、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、−NRSON(R)、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキル、またはアルキルであり、Rによって表されるアルキル基は、任意選択で、−CN、−OR、−SR、−N(R)、=O、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O(ハロアルキル)、−OC(O)R、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)N(R)、−OC(O)N(R)、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−S(O)R、−SOR、−SON(R)、−NRS(O)R、−NRSOR、−NRC(O)N(R)、及び−NRSON(R)から選択される1つ以上の基で置換される。
式XVII〜XXIIIの化合物の他の実施形態において、Rは、メチルまたは−NH;Rは、Hまたはメチルであり、Rによって表されるメチル基は、任意選択で、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)O(アルキル)、−NRC(O)N(R)、−C(O)OR、チオール、アルキルチオール、ニトロ、−CN、=O、−OC(O)H、−OC(O)(アルキル)、−OC(O)O(アルキル)、−C(O)NR、及び−OC(O)N(R)から選択される1つ以上の基で置換され、好ましくは、Rは、Hまたは−CHOHであり、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、−CHCF、−CH(CHF)、−CH(CHF、−CH(CF3)、−CF(CH3)、−CF、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−C(OH)(CH3)、−CH(OH)(CH)、またはフェニルであり、Rによって表されるフェニル基は、任意選択で、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、及び−CNから選択される1つ以上の基で置換され、Rは、存在する場合、Hである。
式XVII〜XXIIIの化合物のある特定の実施形態において、Rは、メチルであり、Rは、−CHOHであり、R3は、イソプロピルである。
式XVII〜XXIIIの化合物のいくつかの実施形態において、R及びRは独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、−N(R)、−C(O)OH、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(ハロアルキル)、−C(O)(アルキル)、−C(O)N(R)、−NRC(O)R、−SON(R)、−OC(O)N(R)、−CN、ヒドロキシアルキル、またはジヒドロキシアルキルである。
式XVII〜XXIIIの化合物の他の実施形態において、Rは、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、またはハロアルコキシである。
式XVII〜XXIIIの化合物のある特定の実施形態において、R及びRは独立して、メチル、エチル、ヒドロキシ、−CF3、イソプロピル、シクロプロピル、−CHOH、−CH(OH)(CH)(OH)、−C(OH)(CH、−CH(OH)(CH)、−CH(OH)(CH)(CH)、−CH(OH)(CH(CH)、−C(O)NH、−C(O)N(CH、−C(O)OH、−C(O)NH(CH)、−C(O)CH、−C(O)CHCH、−C(O)O(CH)(CH)、−C(O)O(tert−ブチル)、−C(O)O(C)(CH(CF)、−NHC(O)CH、−OCHF、−OCF、−OCHCH、−OCH(CH、または−OCHであり、好ましくは、Rは、今しがた記載した通りであり、Rは、−C(OH)(CHである。
式XVII〜XXIIIの化合物のいくつかの実施形態において、Rは、メチル、ハロゲン化メチル、シクロプロピル、−OCHF、または−OCHであり、好ましくは、Rは、CFである。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、化合物727〜773のうちのいずれか1つである。
式VIIの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO2013/138568号に記載される方法によって、合成され得る。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXIVの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
式中、Xは、−O−または−S−であり、
A及びBは各々、窒素であり、A及びBは一緒に結合して、5員の
ヘテロアリール環を形成し、
及びLは、各々独立して、結合、C−Cアルキル、またはC−Cヘテロアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、−CF、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−C(=NOH)R、−C(=S)N(R、または−C(=O)OCHSCHであり、
は、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−NR10C(=O)R、−C(=N−OH)R、C(=S)N(R、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールであり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルであり、
は、アリールまたはヘテロアリールであり、ここでアリールまたはヘテロアリールは、少なくとも1つのR11で置換され、
各R、各R、及び各R10は各々、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
11は、独立して、ハロゲン、ニトロ、−OR10、−N(R10、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、C(=O)N(R10、−NR10C(=O)R10、NR10SO10、−SOR10、−SO10、−SON(R10、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールである。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XXVの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
式中、Xは、−O−または−S−であり、
A及びBは各々、窒素であり、A及びBは一緒に結合して、5員の
ヘテロアリール環を形成し、
及びLは、各々独立して、結合、C−Cアルキル、またはC−Cヘテロアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、−CF、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−C(=NOH)R、−C(=S)N(R、または−C(=O)OCHSCHであり、
は、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−NR10C(=O)R、−C(=N−OH)R、C(=S)N(R、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールであり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルであり、
は、アリールまたはヘテロアリールであり、ここでアリールまたはヘテロアリールは、少なくとも1つのR11で置換され、
各R、各R、及び各R10は各々、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
11は、独立して、ハロゲン、ニトロ、−OR10、−N(R10、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、C(=O)N(R10、−NR10C(=O)R10、NR10SO10、−SOR10、−SO10、−SON(R10、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールである。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXVIの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
式中、Xは、−O−または−S−であり、
A及びBは各々、窒素であり、A及びBは一緒に結合して、5員の
ヘテロアリール環を形成し、
及びLは、各々独立して、結合、C−Cアルキル、またはC−Cヘテロアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、−CF、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−C(=NOH)R、−C(=S)N(R、または−C(=O)OCHSCHであり、
は、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−NR10C(=O)R、−C(=N−OH)R、C(=S)N(R、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールであり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルであり、
は、アリールまたはヘテロアリールであり、ここでアリールまたはヘテロアリールは、少なくとも1つのR11で置換され、
各R、各R、及び各R10は各々、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
11は、独立して、ハロゲン、ニトロ、−OR10、−N(R10、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、C(=O)N(R10、−NR10C(=O)R10、NR10SO10、−SOR10、−SO10、−SON(R10、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールである。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXVIIの化合物、
またはその(therof)薬学的に許容される塩であり、
式中、Xは、−N(R12)−、または−O−であり、
A及びBは各々、窒素であり、A及びBは一緒に結合して、5員のヘテロアリール環を形成し、
は、結合、C−Cアルキル、またはC−Cヘテロアルキルであり、
は、C−CアルキルまたはC−Cヘテロアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、−CF、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−C(=NOH)R、−C(=S)N(R、−C(=CH)CH、または−C(=O)OCHSCHであり、
は、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−NR10C(=O)R、−C(=N−OH)R、−C(=S)N(R、または−C(=O)OCHSCHであり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルであり、
は、アリールまたはヘテロアリールであり、ここでアリールまたはヘテロアリールは、少なくとも1つのR11で置換され、
各R、各R、及び各R10は各々、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、−C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
11は、独立して、ハロゲン、ニトロ、−OR10、−N(R10、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、C(=O)N(R10、−NR10C(=O)R10、NR10SO10、−SOR10、−SO10、−SON(R10、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、−C−C6bアルキル−アリール、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールであり、
12は、水素またはC−Cアルキルである。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XXVIIIの化合物、
またはその(therof)薬学的に許容される塩であり、
式中、A及びBは各々、窒素であり、A及びBは一緒に結合して、5員の
ヘテロアリール環を形成し、
及びLは、各々独立して、結合、C−Cアルキル、またはC−Cヘテロアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、−CF、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−C(=NOH)R、−C(=S)N(R、または−C(=O)OCHSCHであり、
は、−OR、−N(R、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−NR10C(=O)R、−C(=N−OH)R、C(=S)N(R、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、任意選択で置換されるヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールであり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルであり、
は、アリールまたはヘテロアリールであり、ここでアリールまたはヘテロアリールは、少なくとも1つのR11で置換され、
各R、各R、及び各R10は各々、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
11は、独立して、ハロゲン、ニトロ、−OR10、−N(R10、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、C(=O)N(R10、−NR10C(=O)R10、NR10SO10、−SOR10、−SO10、−SON(R10、−C(=O)OCHSCH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキル−アリール、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールである。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXVIIの化合物、
またはその(therof)薬学的に許容される塩であり、
式中、Xは、−S−であり、
A及びBは各々、窒素であり、A及びBは一緒に結合して、5員のヘテロアリール環を形成し、
は、結合、C−Cアルキル、またはC−Cヘテロアルキルであり、
は、C−CアルキルまたはC−Cヘテロアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−CF、−OR、−N(R、C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)N(R、−C(=N−OH)R、−C(=S)N(R、−C(=CH)CH、またはC(=O)OCHSCHであり、
は、−C(=O)OR13、−NR10C(=O)R、−C(=N−OH)R、−C(=S)N(R、または−C(=O)OCHSR15であり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルであり、
は、アリールまたはヘテロアリールであり、ここでアリールまたはヘテロアリールは、少なくとも1つのR11で置換され、
各R、各R、及び各R10は各々、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、−C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
11は、独立して、ハロゲン、ニトロ、−OR10、−N(R10、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、C(=O)N(R10、−NR10C(=O)R10、−NR10SO10、−SOR10、−SO14、−SON(R10、−C(=O)OCHSCH、任意選択で置換されるC−Cアルキル、任意選択で置換されるC−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、任意選択で置換されるC−Cヘテロアルキル、任意選択で置換される−C−Cアルキル−アリール、任意選択で置換されるアリール、または任意選択で置換されるヘテロアリールであり、
13は、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、−C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
14は、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、−C−Cアルキル−アリール、アリール、またはヘテロアリールであり、
15は、C−Cアルキルである。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、化合物774〜780のうちのいずれか1つである。
式XXVIIの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO2013/130892号に記載される方法によって、合成され得る。
いくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、米国特許出願公開第2015/0152094号または米国特許出願公開第2015/0045399号に開示される化合物であり、これらの化合物は参照により本明細書に組み込まれる。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XXVIIIの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
Lは、結合、−[C(R−、−シクロプロピル−、または−CO−であり、
mは、1または2であり、
nは、0、1、2、3、または4であり、
は、独立して、H、Cアルキル、−OH、またはハロから選択され、
Aは、フェニル、シクロヘキシル、5員もしくは6員のヘテロシクリル、または5員もしくは6員のヘテロアリールであり、該フェニルは、任意選択で、5員もしくは6員のヘテロシクリルまたは5員もしくは6員のヘテロアリールに縮合され、Aは、任意選択で、1、2、または3つのR基で置換され、式中、各Rは、独立して、RA1、−C−Cアルキル−RA1、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、またはヘテロシクリルであり、該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは各々、任意選択で、独立してRA1、C−Cアルキル、または−C−Cアルキル−RA1である1、2、3、または4つの基で置換され、式中、各RA1は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−NR、−SR、−C(O)R、または−C(O)ORであるか、代替的に、隣接する炭素上の2つのRが連結して、−O−CH−O−、−O−CH−CH2−、−O−CH−CH−O−、−O−CF−O−、または−CH−CH−CH−を形成し、
環Cは、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリルから選択される5員の複素環式環であり、環Cがピラゾリル、イミダゾリル、またはオキサゾリルであるとき、環Cは、任意選択で、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、CF、C−Cアルキル−OH、C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、C−Cアルキル−NR;C−Cアルキル−COH、C−Cアルキル−NHSO−C−Cアルキル、−NH−C−Cアルキル−OR、C−Cアルキル−ピロリジニルで置換され、
B1は、水素、C−Cアルキル、ハロ、またはC−Cハロアルキルであり、
B2は、水素、C−Cアルキル、ハロ、またはC−Cハロアルキルであり、
B3は、水素、C−Cアルキル、ハロ、CN、C−Cハロアルキル、−C(O)−C−Cアルキル、−CO−NH、−CO−NR、または−C−Cアルキル−OHであり、
各RD1及びRD2は、独立して、RD3、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−RD3、C−Cハロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、またはヘテロシクリルであり、該シクロアルキル及びヘテロシクリルは各々、任意選択で、独立してRD3、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、または−C−Cアルキル−RD3である1、2、3、または4つの基で置換され、式中、各RD3は、独立して、ハロゲン、シアノ、−OR、−NR、−SR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−S(O)R、−S(O)R、−S(O)NR、−S(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)OR、−N(R)S(O)NR、または−S(O)N(R)C(O)NRであり、
は、水素、ハロゲン、シアノ、またはC−Cアルキルであり、
各R基は、独立して、水素、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−R、C−Cハロアルキル、−C−Cハロアルキル−R、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、またはC−Cシクロアルキルであり、式中、各Rは、独立して、シアノ、−OR、−N(R、−N(R)S(O)、−N(R)S(O)OR、または−N(R)S(O)N(Rであり、式中、各Rは、独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルである。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXIXの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
Lは、結合、−[C(R−、−シクロプロピル−、または−CO−であり、
mは、1または2であり、
は、独立して、H、C−Cアルキル、−OH、またはハロから選択され、
Aは、フェニル、シクロヘキシル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−lH−インデニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ピリジン−2(1 H)−オン、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、またはピペリジニルであり、Aは、任意選択で、1、2、または3つのR基で置換され、式中、各Rは、独立して、ハロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、−O−R、NR、−O−C−Cアルキル、−O−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−S−R、−CO−R、−C(O)OR、−C−Cアルキル−CO−NR、ピロリジノン、またはピロリジニルであるか、代替的に、隣接する炭素上の2つのRが連結して、−O−CH−O−、−O−CHCH−、−O−CH−CH−O−、または−O−CF−O−を形成し得、
環Cは、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリルから選択される5員の複素環式環であり、環Cがピラゾリル、イミダゾリル、またはオキサゾリルであるとき、環Cは、任意選択で、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、−CF、−C−Cアルキル−OH、−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NR、−C−Cアルキル−COH、−C−Cアルキル−NHSO−C−Cアルキル、−NH−C−Cアルキル−OR、または−C−Cアルキル−ピロリジニルで置換され、
B1は、水素、C−Cアルキル、ハロ、またはC−Cハロアルキルであり、
B2は、水素、メチルまたはハロであり、
B3は、水素、C−Cアルキル、ハロ、CN、C−Cハロアルキル、シクロプロピル、−CO−NH、−CONR、または−C−Cアルキル−OHであり、
は、水素、ハロゲン、またはシアノであり、
nは、0、1、2、3、または4であり、
D1は、−SO−C−Cアルキル、−SO−C−Cハロアルキル、−SO−C−Cシクロアルキル、−SO−C−Cアルキル−OH、−SO−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、−C(Me)−COOH、C(Me)−CONR、シクロプロピル−CONR、−SONR、−SONR−C−Cアルキル−OH、−SO−ピロリジニル、またはCONRであり、
D2は、独立して、C−Cハロアルキル、−C−Cアルキル−OH、ハロ、−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NHSO−C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、または−O−C−Cアルキル−O−C−Cハロアルキルであり、
各R基は、独立して、水素、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−R、C−Cハロアルキル、−C−Cハロアルキル−R、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルであり、
各Rは、独立して、−ORであり、式中、各Rは、独立して、水素、及びC−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルである。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXXの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
Lは、結合、−[C(R−、−シクロプロピル−、または−CO−であり、
mは、1または2であり、
nは、0、1、2、3、または4であり、
は、独立して、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、−OH、及びハロから選択され、
Aは、フェニル、シクロヘキシル、5員もしくは6員の複素環、または5員もしくは6員のヘテロアリールであり、該フェニルは、任意選択で、5員もしくは6員の複素環または5員もしくは6員のヘテロアリールに縮合され、Aは、任意選択で、1、2、または3つのR基で置換され、式中、各Rは、独立して、RA1、−C−Cアルキル−RA1、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、またはヘテロシクリルであり、該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは各々、任意選択で、独立してRA1、C−Cアルキル、または−C−Cアルキル−RA1である1、2、3、または4つの基で置換され、該各RA1は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−NR、−SR、−C(O)R、または−C(O)ORであるか、代替的に、隣接する炭素上の2つのRが連結して、−O−CH−O−、−O−CH−CH−、−O−CH−CH−O−、−CH−CH−CH−、または−O−CF−O−を形成し得、
環Cは、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、及びオキサゾリルから選択される5員の複素環式環であり、環Cがピラゾリル、イミダゾリル、またはオキサゾリルであるとき、環Cは、任意選択で、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、−CF、−C−Cアルキル−OH、−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NR、−C−Cアルキル−COH、−C−Cアルキル−NHSO−C−Cアルキル、−NH−C−Cアルキル−OR、または−C−Cアルキル−ピロリジニルで置換され、
B1は、水素、C−Cアルキル、ハロ、またはC−Cハロアルキルであり、
B2は、水素またはハロであり、
B3は、水素、C−Cアルキル、ハロ、CN、C−Cハロアルキル、−C(O)−C−Cアルキル、−CO−NH、−CO−N(R)、または−C−Cアルキル−OHであり、
D1及びRD2は、各々独立して、RD3、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−RD3、C−Cハロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、またはC−Cシクロアルキル、またはヘテロシクリルであり、該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは各々、任意選択で、独立してRD3、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、または−C−Cアルキル−RD3である1、2、3、または4つの基で置換され、式中、各RD3は、独立して、ハロゲン、シアノ、−OR、−NR、−SR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−S(O)R、−S(O)R、−S(O)NR、−S(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)OR、−N(R)S(O)NR、または−S(O)N(R)C(O)NRであり、
は、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、シアノ、またはニトロであり、
各R基は、独立して、水素、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−R、C−Cハロアルキル、−C−Cハロアルキル−R、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、または−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルであり、式中、各Rは、独立して、シアノ、−OR、−N(R、−N(R)S(O)、−N(R)S(O)OR、または−N(R)S(O)N(Rであり、式中、各Rは、独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルである。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XXXIの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
Lは、結合、−[C(R−、−シクロプロピル−、または−CO−であり、
mは、1または2であり、
は、独立して、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、−OH、及びハロから選択され、
Aは、フェニル、シクロヘキシル、ナフタレニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インデニル、1H−インドリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ピリジン−2(1H)−オン、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、またはピペリジニルであり、Aは、任意選択で、1、2、または3つのR基で置換され、式中、各Rは、独立して、ハロ、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、−O−R、−NR、−O−C−Cアルキル、−O−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−S−R、−CO−R、−C(O)O−R、−C−Cアルキル−CO−NR、ピロリジノン、またはピロリジニルであるか、代替的に、隣接する炭素上の2つのRが連結して、−O−CH−O−、−O−CH−CH−、−O−CH−CH−O−、または−O−CF−O−を形成し得、
環Cは、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、及びオキサゾリルから選択される5員の複素環式環であり、環Cがピラゾリル、イミダゾリル、またはオキサゾリルであるとき、環Cは、任意選択で、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、−CF、−C−Cアルキル−OH、−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NR;−C−Cアルキル−COH、−C−Cアルキル−NHSO−C−Cアルキル、−NH−C−Cアルキル−OR、または−C−Cアルキル−ピロリジニルで置換され、
B1は、水素、C−Cアルキル、ハロ、またはC−Cハロアルキルであり、
B2は、水素またはハロであり、
B3は、水素、C−Cアルキル、ハロ、CN、C−Cハロアルキル、シクロプロピル、−CO−NH、−CONR、または−C−Cアルキル−OHであり、
は、水素、ハロゲン、またはシアノであり、
nは、0、1、2、3、または4であり、
D1は、−SO2−C−Cアルキル、−SO−C−Cハロアルキル、−SO−C−Cシクロアルキル、−SO−C−CアルキルOH、−SO−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、−C(Me)−COOH、−C(Me)−CONR、−シクロプロピル−CONR−、−SONR、−SONR−C−Cアルキル−OH、−SO−ピロリジニル、または−CONRであり、
D2は、独立して、−C−Cハロアルキル−C−Cアルキル−OH、ハロ、−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NHSO−C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、または−O−C−Cアルキル−O−C−Cハロアルキルであり、各R基は、独立して、水素、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−R、C−Cハロアルキル、−C−Cハロアルキル−R、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、またはC−Cシクロアルキルであり、
各Rは、独立して、−ORであり、式中、各Rは、独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cハロアルキルである。
式XXVIII〜XXXIの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO2014/144037号に記載される方法によって、合成され得る。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXXIIの化合物、
またはその薬学的に許容される塩であり、
式中、R及びR’は、独立して、−H、OR、または−ORから選択され、式中、Rは、ヒドロキシル保護基またはCORであるか、あるいはR及びR1’は一緒になって、ケト官能基を形成し、
及びR2’は、独立して、−H、−C−Cアルキル、フェニル、もしくは置換フェニル、−OH、−ORからなる群から選択されるか、あるいはR及びR2’一緒になって、を形成するケト官能基;
及びR3’は、独立して、−H、−C−Cアルキル、フェニル、もしくは置換フェニル、−OH、−ORからなる群から選択されるか、あるいはR及びR3’は一緒になって、ケト官能基を形成し、
は、−C−Cアルキル、−C−Cシクロアルキル、フェニル、アリール、アルキルアリール、及びアルキル複素環式からなる群から選択され、
は、−H、−OH、−OR、−C−Cアルキル、フェニル、もしくは置換フェニルからなる群から選択され、R’は、−Hであり、
は、水素、−C−Cアルキル、フェニル、もしくは置換フェニルから選択される基であり、
及びRは、各々独立して、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、フェニル、もしくは置換フェニルからなる群から選択され、
及びRは、各々独立して、−H、−C−Cアルキル、フェニル、もしくは置換フェニル、ハロ、−NO、−NR1213、−CONR1415、及び−COOR16から選択され、
10は、−H、OH、OR、COR、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、フェニル、もしくは置換フェニル、CH2OR、−CHO、−CONR1415、または−COOR16であり、
11は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、フェニルもしくは置換フェニル、アリール、アルキルアリール、またはアルキルヘテロシクルであり、
12及びR13は、独立して、−H、−C−Cアルキル、−C−Cシクロアルキル、フェニル、アリール、アルキルアリールから選択されるか、あるいはR12は、R13と一緒になって、窒素原子を含有する4、5、6、または7員の複素環式環を形成し、
14及びR15は、各々独立して、H、−C−Cアルキル、−C−Cシクロアルキル、フェニル、アリール、アルキルアリールから選択されるか、あるいは一緒になって、窒素原子を含有する4、5、6、または7員の複素環式環を形成し、
16は、−H、−C−Cアルキル、フェニル、置換フェニル、またはベンジルであり、
式XXIIの化合物のいくつかの実施形態において、Rがピロリジンであり、Rがメチルであり、R10がカルボキシエチルエステル基であり、かつRがR5’に対してトランス関係にあるとき、Rは、−OHではなく、また、R及びR1’がそれぞれ−OH及びHであるか、あるいは一緒になってケトンを形成する場合、Rは、ピロリジニルではなく、かつR10は、メチルでも、ヒドロキシルメチルでもない。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、
トランス−8−ヒドロキシ−9−ヒドロ−1,2−[a,b][(1−カルボキシエチル−2−Nピロリジニル)ベンゾ−4,5−イル]−シス−10−メチルデカリン、8−ケト−1,2−[a,b][(1−カルボキシエチル−1−N−ピロリジニル)ベンゾ−4,5−イル]−10−メチルデカリン、8−ヒドロキシ−1,2−[a,b][(1−ヒドロキシメチル−1−N−ピロリジニル)ベンゾ−4,5−イル]−10−メチルデカリン、または8−ヒドロキシ−1,2−[a,b][(1−メチル−1−N−ピロリジニル)ベンゾ−4,5−イル]−10−メチルデカリンである。
式XXXIIの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO03/031408号に記載される方法によって、合成され得る。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XXXIIIの化合物であって、
式中、Rは、水素、アミノ、カルボキシル、オキソ、ハロ、スルホン酸、−O−スルホン酸であるか、または、
任意選択で−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−OSO−、−SO−O−、−O−SO−、−SO−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NH−、−CON(アルキル)−、−NH−CO−、もしくは−N(アルキル)−CO−が挿入され、かつ任意選択でヒドロキシ、ハロ、アミノ、カルボキシル、スルホン酸、もしくは−O−スルホン酸でさらに置換される、アルキルである。R、R、R、R4’、R、R、R11、R12、R15、R16、及びR17’の各々は、独立して、水素、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、オキソ、ハロ、スルホン酸、−O−スルホン酸であるか、または、任意選択で−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−O−SO−、−SOO−、−O−SO−、−SO−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NH−、−CO−N(アルキル)−、−NH−CO−、もしくは−N(アルキル)−CO−が挿入され、かつ任意選択でヒドロキシ、ハロ、アミノ、カルボキシル、スルホン酸、もしくは−O−スルホン酸でさらに置換される、アルキルである。R、R、R、R10、R13、及びR14の各々は、独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、またはアミノである。R17は、−X−Y−Zである。Xは、結合であるか、または、任意選択で−NH−、−N(アルキル)−、−O−、もしくは−S−が挿入され、かつさらに任意選択で、R16ならびにR16及びR17が結合した2個の環炭素原子と共に環状部分を形成する、アルキルもしくはアルケニルである。Yは、−CO−、−SO−、−SO−、−O−SO−、−SO−O−、−O−SO−、−SO−O−、−CO−O−、−O−CO−、−CONH−、−CO−N(アルキル)−、−NH−CO−、−N(アルキル)−CO−、または結合である。Zは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、またはヘテロアラルキルであり、任意選択で、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、ハロ、スルホン酸、−O−スルホン酸、カルボキシル、オキソ、アルキルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、またはアルキルチオで置換されるか、あるいはそれは−CH(A)−Bである。Aは、アミノ酸の側鎖であり、Bは、水素、−NR、または−COORであり、式中、R、R、及びRの各々は、独立して、水素またはアルキルである。nは、0、1、または2である。Zがカルボキシルまたはアルキルオキシカルボニルで置換されるとき、Yは結合であり、XまたはZのうちのいずれかは、少なくとも1つの二重結合を含有し、かつYが結合であるとき、Xが、−NH−アルキル−、−NH−アルケニル−、−N(アルキル)−アルキル−、−N(アルキル)−アルケニル−、−O−アルキル−、−O−アルケニル−、−S−アルキル−、もしくは−S−アルケニル−であるか、あるいはZが、ハロ、スルホン酸、−O−スルホン酸、アルキルスルフィニル、もしくはアルキルスルホニルで置換されるか、またはアルケニルであるか、のいずれかであることに留意されたい、化合物、またはその薬学的に許容される塩。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、化合物781〜806のうちのいずれか1つ、
またはその薬学的に許容される塩である。
式XXXIIIの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO00/66611号に記載される方法によって、合成され得る。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、式XXXIVの化合物であって、
式中、R、R、R、R、R4’、R、R、R、R11、R12、R15、R16、及びR17の各々は、独立して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、オキソ、スルホン酸、または、任意選択で−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、SO−、−SO−、−O−SO−、−SO−O−、−SO3−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NR’−、−NR’−CO−が挿入されるアルキルであるか、あるいはR及びRが一緒に、R、及びRが一緒に、R、及びRが一緒に、またはR及びRが一緒に排除され、それにより、それらが結合している炭素間でC=C結合が形成され、
、R、R10、R13、及びR14の各々は、独立して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、またはアミノであり、
nは、0、1、または2であり、
Aは、アルキレン、アルケニレン、またはアルキニレンであり、
X、Y、及びZの各々は、独立して、アルキル、ハロアルキル、−OR’、−SR’、−NR’R’’、−N(OR’)R’’、または−N(SR’)R’’であるか、あるいはX及びYが一緒に、=0、=S、または=NR’であり、
式中、R’及びR’’の各々は、独立して、水素、アルキル、またはハロアルキルである、
化合物、またはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、化合物807〜812のうちのいずれか1つ、
またはその薬学的に許容される塩である。
式XXXIVの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO02/13594号に記載される方法によって、合成され得る。
上述の(foregoin)方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXXVの化合物であって、
式中、R、R、R、R、R、R11、R12、R15、R16、及びR17の各々は、独立して、
水素、ハロ、アルキル、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、またはスルホン酸であり、R、R’、R、及びR6’の各々は、独立して、水素、ハロ、アルキル、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、またはスルホン酸であるか、あるいはR及びR3’が一緒に、またはR及びR’が一緒に、=Oであり、R、R、R10、R13、及びR14の各々は、独立して、水素、ハロ、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、またはアミノであり、
A及びDの各々は、独立して、除去されているか、またはアルキレンであり、X及びYは、独立して、アルキルであり、
Zは、ヒドロキシルまたはアルコキシである、
化合物、またはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、化合物813〜816のうちのいずれか1つ、
またはその薬学的に許容される塩である。
式XXXVの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO2011/014661号に記載される方法によって、合成され得る。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、式XXXVIの化合物であって、
式中、Aは、水素、ヒドロキシ、または酸素からなる群から選択され、
斜線は、連続した二重結合が存在しない、任意選択的な二重結合であり、
Eは、水素またはヒドロキシであり、
R1は、
式中、Zは、環中の任意の箇所にあることができる窒素であり、
は、環上の任意の位置に結合され得、水素、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素からなる群から選択され、
は、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素からなる群から選択され、
は、環上の任意の位置に結合され得、水素、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素からなる群から選択される、
化合物、またはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのある特定の実施形態において、LXRアゴニストは、化合物817〜826のうちのいずれか1つ、
またはその薬学的に許容される塩である。
式XXXVIの化合物は、当該技術分野で既知の方法、例えば、国際特許公開第WO2011/103175号に記載される方法によって、合成され得る。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、ヒオデオキシコール酸(4−[(5R,8S,10R,13R,17R)−3,6−ジヒドロキシ−10,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,11,12,14,15,16,17−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル]ペンタン酸としても知られる)、またはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2006/046593号に記載される化合物、例えば、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパン酸;1−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)シクロプロパンカルボン酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシプロパン酸;2−[4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル]ブタン酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−メチル−1,1’−ビフェニル−3−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−メチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−クロロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−3−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−3−クロロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−メトキシ−1,1’−ビフェニル−3−イル)プロパン酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−3−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパン酸;1−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−3−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)シクロプロパンカルボン酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−3−メトキシ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−トリフルオロメチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−エチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸;tert−ブチル6−[({2’−エチル−4’−[(メトキシカルボニル)メチル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}オキシ)メチル]−−2−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾエート、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−ニトロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(2−アミノ−4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル−]オキシ}−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−イソプロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−ホルミル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−(ヒドロキシメチル)−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−シアノ−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−シクロプロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−3−エチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)酢酸、(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−エチル−1,1’−ビフェニル−3−イル)酢酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−3−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロパン酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−エチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパン酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−ニトロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパン酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−イソプロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパン酸;2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2,3−ジメチル−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパン酸か、または2−(4’−{[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2−シクロプロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパン酸のうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2006/073366号に記載される化合物、例えば、2−tert−ブチル−4−({3−[3−(ヒドロキシメチル)フェノキシ]プロピル}アミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[3−(2−メトキシフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−({3−[4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ]プロピル}アミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;N−(3−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}フェニル)アセトアミド;2−tert−ブチル−4−{[3−(2−フルオロフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−イソプロピル−5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−(4−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}フェニル)−N,N−ジメチルアセトアミド;2−tert−ブチル−4−{[3−(2−クロロフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[3−(3−メトキシフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド、(3−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}フェニル)酢酸;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[3−(ピリジン−3−イルオキシ)プロピル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;メチル(3−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}フェニル)アセテート;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[3−(ピリジン−4−イルオキシ)プロピル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−(ベンジルアミノ)−2−tert−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−({1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}アミノ)−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−シクロペンチル−5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[3−(フェニルチオ)プロピル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド2−tert−ブチル−4−[(3−フェノキシプロピル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[3−(3−クロロフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;メチル3−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}ベンゾエート;2−ベンジル−5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド、(4−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}フェニル)酢酸;2−tert−ブチル−4−{[3−(3−フルオロフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;メチル(4−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}フェニル)アセテート;2−tert−ブチル−4−{[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−イソプロピル−5−フェニル−4−({1−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;N−(3−{3−[(2−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}フェニル)アセトアミド;3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロピル4−ヒドロキシベンゾエート;4−(ベンジルアンモ)−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(4−フェノキシブチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−({3−[(1−オキシドピリジン−3−イル)オキシ]プロピル}アミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(2−フェノキシエチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−(ベンジルアミノ)−2−シクロペンチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[3−(4−メトキシフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ]−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−イソプロピル−4−[(2−フェノキシエチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]−2−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−(ベンジルアミノ)−2−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−(ヘキシルアミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−5−フェニル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−{[4−(ジフルオロメトキシ)ベンジル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(3−ヒドロキシプロピル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]−2−(ピリジン−3−イルメチル)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−イルメチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−[(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}安息香酸;3−{4−[(2−イソプロピル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}プロパンニトリル;2−tert−ブチル−4−{[3−(4−クロロフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]−2−(ピリジン−4−イルメチル)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチル)アミノ]−2−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルアミノ)−2−(2−メトキシエチル)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−[(2−モルホリン−4−イルエチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[3−(4−イソプロピルフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−({3−[ベンジル(ブチル)アミノ]プロピル}アミノ)−2−tert−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[3−(3,5−ジプロポキシフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(2,2−ジフェニルエチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−エチル−4−{[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−[(4−モルホリン−4−イルベンジル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−[(3−モルホリン−4−イルプロピル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−[(2−メトキシエチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−(2−メトキシエチル)−5−フェニル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−(ヘキシルアミノ)−2−(2−メトキシエチル)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−2−(2−メトキシエチル)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチル)アミノ]−2−(2−メトキシエチル)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−ブチル−4−[(4−メトキシベンジル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;5−フェニル−4−[(4−フェニルブチル)アミノ]−2−(ピリジン−2−イルメチル)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド



;2−tert−ブチル−4−{[3−(3−ヒドロキシフェノキシ)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;3−{3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロポキシ}安息香酸;4−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}フェニルメタンスルホネート;4−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}ベンゼンスルホンアミド;2−tert−ブチル−4−({1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}アミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3−(2H)−オン1,1−ジオキシド;tert−ブチル3−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}アゼチジン−1−カルボキシレート;2−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エトキシ}フェニルメタンスルホネート;4−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}ベンゾニトリル;4−({4−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)ベンゾニトリル;2−tert−ブチル−4−(イソプロピルアミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{2−[(2−イソプロピル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}フェニルメタンスルホネート;tert−ブチル3−({2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}チオ)ピロリジン−1−カルボキシレート;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[3−(ピリジン−2−イルオキシ)プロピル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(2−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}エチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−({1−[2−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]ピペリジン−4−イル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[1−(5−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3−(2H)−オン1,1−ジオキシド;tert−ブチル−4−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート;メチル2−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エトキシ}ベンゾエート;メチル3−({4−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)ベンゾエート;2−tert−ブチル−4−{[1−(6−メトキシピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−({1−[(2−クロロピリドム(chloropyridm)−3−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}アミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−{2−[(2−イソプロピル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エトキシ}フェニルメタンスルホネート;2−tert−ブチル−4−{[1−(6−クロロピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(1−ベンジルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−tert−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{2−[(2−イソプロピル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−デミドロイソチアゾール(dmydroisothiazol)−4−イル)アミノ]エチル}ベンゼンスルホンアミド;4−{2−[(2−イソプロピル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}ベンゾニトリル;2−tert−ブチル−4−(エチルアミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−({1−[(5−メチルイソキサゾール−3−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}アミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(1−ベンゾイルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−tert−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[1−(フェニルアセチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(1−ピリジン−2−イルピペリジン−4−イル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(1−ピリダジン−3−イルピペリジン−4−イル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[2−(ピリジン−3−イルオキシ)エチル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)プロピル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[1−(2−クロロ−6−メチルイソニコチノイル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−({1−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−({4−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}カルボニル)ベンゾニトリル;2−tert−ブチル−4−{[1−(3,4−ジフルオロベンゾイル)ピペリジン−4−イル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−tert−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;3−{2−[(2−イソプロピル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}ベンゾニトリル;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−({2−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エトキシ}フェニルメタンスルホネート;4−[(1−ベンジルピロリジン−3−イル)アミノ]−2−tert−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−({1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アゼチジン−3−イル}アミノ)−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;N−ベンジル−N−(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル−グリシンアミド;2−tert−ブチル−4−[(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(2−ピリジン−2−イルエチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[2−(2−クロロフェニル)エチル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[1−(2−フェニルエチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−({2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(4−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}シクロヘキシル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(2−{[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]チオ}エチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[2−(4−クロロフェノキシ)エチル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−({1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−({2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]エチル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;tert−ブチル3−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エトキシ}アゼチジン−1−カルボキシレート;2−tert−ブチル−4−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−(tert−ブチルアミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;メチル({[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]アセチル}アミノ)アセテート;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−(ピペリジン−4−イルアミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4



−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{[2−(ビフェニル−2−イルチオ)エチル]アミノ}−2−tert−ブチル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[2−(ピロリジン−3−イルチオ)エチル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[(5−メチル−3−フェニルイソキサゾール−4−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−{[(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(2−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−({2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}アミノ)イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;3−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]プロパンニトリル;4−{[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]アミノ}−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{[2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)エチル]アミノ}−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{2−[(2−イソブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル}フェニルメタンスルホネート;2−イソプロピル−5−フェニル−4−[(1−ピリジン−2−イルピペリジン−4−イル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−(2−{[2−(4−フルオロベンジル)−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル]アミノ}エチル)フェニルメタンスルホネート;2−イソプロピル−4−(イソプロピルアミノ)−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−イソプロピル−5−フェニル−4−[(1−ピリジン−2−イル−アゼチジン−3−イル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−tert−ブチル−4−{[(5−メチルイソキサゾール−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{[2−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシフェニル)エチル]アミノ}2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{[2−(2−アミノピリジン−4−イル)エチル]アミノ}−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−イソプロピル−5−フェニル−4−[(2−ピリジン−4−イルエチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;2−イソプロピル−5−フェニル−4−[(2−ピリジン−3−イルエチル)アミノ]イソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−{[2−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)エチル]アミノ}−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[2−({2−[(5−メチルイソキサゾール−3−イル)メチル]−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル}アミノ)エチル]フェニルメタンスルホネート;4−{[2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチル]アミノ}−2−イソプロピル−5−フェニルイソチアゾール−3(2H)−オン1,1−ジオキシド;4−[2−({2−[(メチルチオ)メチル]−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル}アミノ)エチル]フェニルメタンスルホネート;2,6−ジメチルフェニル4−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]ブタノエート;2−メシチルエチルN−(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)グリシネート;2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]エチル(2,6−ジメチルフェニル)アセテート;フェニルN−(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)−ベータ−アラニネート;4−(トリフルオロメトキシ)フェニルN−(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)−ベータ−アラニネート;1−メチルピペリジン−4−イルN−(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)−ベータ−アラニネート;2−メシチル−1−メチルエチル[(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)アミノ]アセテート;4−メトキシベンジルN−(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)グリシネートか、または4−メトキシフェニルN−(2−tert−ブチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル)グリシネートのうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、米国特許公開第US2009/0247587号に記載される化合物、例えば、5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−5−メチル−3−(4−{[7−プロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ブチル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(3−メトキシフェニル)−5−メチル−3−(4−{[7−プロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ブチル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−メチル−3−(4−{[7−プロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ブチル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;5,5−ジメチル−3−(5−{[7−プロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ペンチル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;5,5−ジメチル−3−(7−{[7−プロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ヘプチル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−{[5,7−ジプロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ブチル)−5−メチル−5−フェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−{[5,7−ジプロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ブチル)−5−(4−エトキシフェニル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−{[5,7−ジプロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ブチル)−5−メチル−5−(4−プロポキシフェニル)イミダゾリジン−2,4−ジオンか、または3−(4−{[5,7−ジプロピル−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル]オキシ}ブチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオンのうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2009/133692号に記載される化合物、例えば、5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−(6−{[3−ベンジル−8−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]オキシ}ヘキシル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(6−{[3−ベンジル−8−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]オキシ}ヘキシル)−5−メチル−5−(キノキサリン−6−イル)イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−(3−{3−[3−ベンジル−8−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]フェノキシ}プロピル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(3−{3−[3−ベンジル−8−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]フェノキシ}プロピル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−(4−{3−[3−ベンジル−8−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]フェノキシ}ブチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−{3−[3−ベンジル−8−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]フェノキシ}ブチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオンか、または5−メチル−5−[3−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]−3−(6−{[3−プロピル−8−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]オキシ}ヘキシル)イミダゾリジン−2,4−ジオンのうちのいずれか1つか、あるいは薬学的にその許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2010/125811号に記載される化合物、例えば、3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−{2−[(3R)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−3−メチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−{2−[(3S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−3−メチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−{2−[(2R,5S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−[(1Z)−プロプ−1−エン−1−イル]フェニル]−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−{2−[(2R,5S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−{2−[(2R,5S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−[(1Z)−プロプ−1−エン−1−イル]フェニル]−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−{2−[(2R,5S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−{2−[(3S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−3−メチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−{2−[(2R,5S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−[(1Z)−プロプ−1−エン−1−イル]フェニル]−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−{2−[(2R,5S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−[4−(シクロプロピルスルファニル)フェニル]−3−{2−[(2R,5S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−[(1Z)−プロプ−1−エン−1−イル]フェニル]−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}−2−オキソエチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−{2H,3H−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3−{2−[(3S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−3−メチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(1−ベンゾフラン−6−イル)−3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオンか、または5−(1−ベンゾフラン−5−イル)−3−{2−[(3S)−4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]−3−メチルピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオンのうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれか1つの他の実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2009/138438号に記載される化合物、例えば、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素;1−ブチル−3−(4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素;1−(4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−イソブチル尿素;1−シクロブチル−3−(4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)尿素;1−(シクロプロピルメチル)−3−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素、(S)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)尿素、(R)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メチル)尿素、(S)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)尿素;トランス−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)尿素、(S)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(1−ヒドロキシペンタン−2−イル)尿素;1−(2−クロロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素、(S)−1−(2−クロロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)尿素、(R)−1−(2−クロロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)尿素;1−(2−クロロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)尿素;1−(2−クロロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メチル)尿素;トランス−1−(2−クロロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)尿素;1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−3−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシシクロブチル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)尿素;1−(2−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロピル)−3−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)尿素、(R)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)尿素、(S)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)尿素、(S)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(6−オキソピペリジン−3−イル)尿素;シス−1−(2−フルオロ−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンジル]−ピペラジン−1−カルボニル}−フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−1λ6−チオフェン−3−イル)−尿素;1−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−1λ6−チオフェン−3−イル)−3−(2−フルオロ−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)ベンジル]ピペラジン−1−カルボニル}フェニル)尿素、(R)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素;1−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1λ6−チオピラン−4−イル)−3−(2−フルオロ−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)ベンジル]ピペラジン−1−カルボニル}フェニル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)尿素、(S)−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素;シス−1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシブチル)尿素;シス−1−(2−クロロ−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンジル]−ピペラジン−1−カルボニル}−フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−1λ6−チオフェン−3−イル)尿素;1−(5−tert−ブチルイソキサゾール−3−イル)−3−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシ−プロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−メチルピリジン−4−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(3−フルオロピリジン−4−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(イソキサゾール−3−イル)尿素;1−(5−シアノチアゾール−2−イル)−3−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロ



パン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(イソキサゾール−4−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(ピリジン−2−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(ピリミジン−4−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−(4−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)−3−(ピラジン−2−イル)尿素;1−(2−フルオロ−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンジル]−ピペラジン−1−カルボニル}−フェニル)−3−(1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)−尿素か、または1−(2−フルオロ−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンジル]−ピペラジン−1−カルボニル}−フェニル)−3−(1−オキソ−テトラヒドロ−チオフェン−3−イル)−尿素のうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2010/025179号に記載される化合物、例えば、N−tert−ブチル−5−((4−(4−(3−シクロブチルウレイド)−3−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−フルオロ−4−(3−イソブチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(4−(3−(シクロプロピルメチル)ウレイド)−3−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−フルオロ−4−(3−ネオペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−フルオロ−4−(3−イソペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(4−(3−ブチルウレイド)−3−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミドヒドロクロリド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−クロロ−4−(3−ネオペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−クロロ−4−(3−イソブチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−クロロ−4−(3−(シクロプロピルメチル)ウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−クロロ−4−(3−シクロブチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(3−クロロ−4−(3−イソペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(4−(3−ブチルウレイド)−3−クロロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(4−(3−(シクロプロピルメチル)ウレイド)−2,3−ジフルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(2,3−ジフルオロ−4−(3−ネオペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(2,3−ジフルオロ−4−(3−イソブチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(4−(3−シクロブチルウレイド)−2,3−ジフルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(4−(3−ブチルウレイド)−2,3−ジフルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−5−((4−(2,3−ジフルオロ−4−(3−イソペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−カルボキサミド;N−tert−ブチル−6−((4−(4−(3−シクロブチルウレイド)−3−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピコリンアミド;N−tert−ブチル−6−((4−(3−フルオロ−4−(3−ネオペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピコリンアミド;N−tert−ブチル−6−((4−(3−フルオロ−4−(3−イソペンチルウレイド)ベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピコリンアミドか、またはN−tert−ブチル−6−((4−(4−(3−(シクロプロピルメチル)ウレイド)−3−フルオロベンゾイル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピコリンアミドのうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2009/144961号に記載される化合物、例えば、5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−({3−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]フェニル}メチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−({3−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]フェニル}メチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−(1−{3−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]フェニル}エチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−({4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}メチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−3−イル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−({2−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−4−イル}メチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({2−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−4−イル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({6−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−(2−{3−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェニル]フェニル}エチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({2−クロロ−5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]フェニル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({3−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,6−ジプロピルフェノキシ]フェニル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]フェニル}エチル)−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−メチルフェニル}エチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−メトキシフェニル}エチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−ヒドロキシフェニル}エチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−(メトキシメチル)フェニル}エチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−(2−{4−メチル−2,5−ジオキソ−4−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−1−イル}エチル)ベンゾニトリル;3−({4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}メチル)−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(1−ベンゾフラン−5−イル)−3−({4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}メチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,6−ジプロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−[(4−{[6−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルピリジン−3−イル]オキシ}ピリジン−2−イル)メチル]−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({2−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−5−ヨードピリジン−4−イル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−({2−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−5−ヨードピリジン−4−イル}メチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}エチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−[3−フルオロ−4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]−3−(2−{5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}エチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}エチル)−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{6−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−3−イル}エチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−[2−(4−{[6−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルピリジン−3−イル]オキシ}フェニル)エチル]−5−(6−メトキシピリジン−3−イル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−[2−(5−{[6−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルピリジン−3−イル]オキシ}ピリジン−2−イル)エチル]−5−メチル−5−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]フェニル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−メトキシフェニル}−2−オキソエチル)−5−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−メチルフェニル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−メチルフェニル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,6−ジプロピルフェノキシ]−2−メチルフェニル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−ヒドロキシフェニル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{4−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]−2−ヒドロキシフェニル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(2−{5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}−2−オキソエチル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオンか、または3−(1−{5−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピルフェノキシ]ピリジン−2−イル}−1−オキソプロパン−2−イル)−5−メチル−5−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオンのうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2013/076257号に記載される化合物、例えば、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ]コレスタン−3β−オール(デンドロゲニンA)、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ]カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ]シトスタン−3β−オール、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ]コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ]カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ]シトスタン、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]シトスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]コレスタ−7−エン−3β−オール、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]シトスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ]コレスタ−7−エン、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル−5−オール)エチルアミノ]コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル−5−オール)エチルアミノ]コレスタ−7−エン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル−5−オール)エチルアミノ]カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[2−(2−(1H−インド1(indo1)−3−イル−5−オール)エチルアミノ]シトスタン−3β−オール、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(2−(lH−インドール−3−イル−5−オール)エチルアミノ]コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル−5−オール)エチルアミノ]コレスタ−7−エン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(2−(lH−インドール−3−イル−5−オール)エチルアミノ]カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−インドール−3−イル−5−オール)エチルアミノ]シトスタン、5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)プロピルアミノ]コレスタ−7−エン−3β−オール(デンドロゲニンB)、5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]コレスタ−7−エン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)プロピルアミノ]−コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]−コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)プロピルアミノ]−カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]−カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)プロピルアミノ]シトスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]シトスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)アミノ]コレスタ−7−エン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)アミノ]コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)アミノ]カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)アミノ]−シトスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]プロピルアミノ}コレスタ−7−エン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]プロピルアミノ}コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]プロピルアミノ}カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3−アミノプロピルアミノ)−ブチルアミノ]プロピルアミノ}シトスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)コレスタ−7−エン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)シトスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)コレスタ−7−エン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)コレスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)カンペスタン−3β−オール、5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)シトスタン−3β−オール、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)−プロピルアミノ]コレスタ−7−エン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]コレスタ−7−エン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)プロピルアミノ]コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)−プロピルアミノ]カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[3−(4−アミノブチルアミノ)プロピルアミノ]シトスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[4−(3−アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]シトスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)−アミノ]コレスタ−7−エン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)アミノ]コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)アミノ]カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−[(4−アミノブチル)(3−アミノプロピル)アミノ]シトスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3−アミノプロピルアミノ)−ブチルアミノ]プロピルアミノ}コレスタ−7−エン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3−アミノプロピルアミノ)−ブチルアミノ]プロピルアミノ}コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3−アミノプロピルアミノ)−ブチルアミノ]プロピルアミノ}カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−{3−[4−(3アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]−プロピルアミノ}シトスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)コレスタ−7−エン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)−カンペスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(4−アミノブチルアミノ)シトスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)−コレスタ−7−エン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)コレスタン、3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)カンペスタンか、または3β−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−6β−(3−アミノプロピルアミノ)シトスタンのうちのいずれか1つか、あるいはその薬学的に許容される塩である。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2013/057148号に記載される化合物、例えば、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、4メチルベンゼンスルホン酸、4,4’メチレンビス−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、メシル酸、L−酒石酸、D−酒石酸、L−リンゴ酸、クエン酸、2−(S)−ヒドロキシプロパン酸、コハク酸、グルタル酸、マロン酸、フマル酸、酢酸、ヒドロクロリド酸(hydrochloride acid)、または硫酸を用いて形成された酸付加塩などの5α−ヒドロキシ−6β−[2−(1H−イミダゾール−4yl)エチルアミノ]コレスタン−3β−オールの酸付加塩である。
上述の方法のうちのいずれかのさらなる実施形態において、LXRアゴニストは、国際特許公開第WO2006/046593号、同第WO2006/073366号、同第WO2010/125811号、同第WO2009/144961号、同第WO2009/133692号、同第WO2010/025169号、同第WO2010/125811号、同第WO2011/051282号、同第WO2010/023317号、同第WO2012/135082号、同第WO2009/150109号、同第WO2013/130892号、同第WO2010/059627号、同第WO2012/004748号、同第WO2013/138565号、同第WO2013/138568号、同第WO2011/014661号、同第WO2002/090375号、同第WO00/066611号、同第WO2006/109633号、同第WO2006/003923号、同第WO2005/113499号、同第WO2006/073365号、同第WO2006/073364号、同第WO2006/073363号、同第WO2006/073367号、同第WO2009/021868号、同第WO2006000323号、同第WO2010/125811号、同第WO2009/144961号、同第WO2009/133692号、同第WO2010/025179号、同第WO2009/138438号、同第WO2003/043998号、同第WO2003/045382号、同第WO2003/059874号、同第WO2003/059884号、同第WO2003/060078号、同第WO2003/090732号、同第WO2003/090746号、同第WO2003/090869号、同第WO2003/099769号、同第WO2003/099775号、同第WO2003/106435号、同第WO2004/009091号、同第WO2004/011448号、同第WO2004/026816号、同第WO2004/058717号、同第WO2004/072041号、同第WO2004/072042号、同第WO2004/072046号、同第WO2005/005416号、同第WO2005/005417号、同第WO2005/016277号、同第WO2005/023782号、同第WO2005/077122号、同第WO2005/077124号、同第WO2006/094034号、同第WO2007/024954号、同第WO2007/047991号、同第WO2007/092065号、同第WO2008/049047号、同第WO2009/086123号、同第WO2009/086129号、同第WO2009/086130号、同第WO2009/086138号、及び同第WO2011/055391号;米国特許第US6906069号及び同第US7790745号;ならびに米国特許公開第US2005/0080111号、同第US2006/0135601号、同第US2006/0074115号、同第US2005/0245515号、同第US2005/0215577号、同第US2009/0247587号、同第US2002/0107233号、同第US2003/0125357号、同第US2003/0153541号、同第US2005/0080111号、同第US2005/0113419号、同第US2005/0131014号、同第US2005/0261319号、同第US2006/0030612号、同第US2006/0178398号、同第US2007/0093524号、同第US2009/0030082号、及び同第US2015/0299136号に記載されるLXRアゴニストであり、これらの化合物は、参照により本明細書に組み込まれる。上述の方法のうちのいずれかの他の実施形態において、LXRアゴニストは、Li et al,Expert Opin. Ther. Patents(2010)20(4):535−562及びTice et al.,J.Med.Chem.(2014)57:7182−7205に記載されるLXRアゴニストであり、これらの化合物は、参照により本明細書に組み込まれる。
LXRアゴニスト
LXRアゴニストには、式I〜XXXVIのうちのいずれか1つの化合物及び/もしくは化合物1〜826のうちのいずれか1つ、またはそれらの薬学的に許容される塩などの本明細書に記載の任意の化合物が含まれる。
複数の集団によってほぼ同じ時期に最初に発見された(1994年Apfelら、1995年Willyら、1994年Songら、1994年Shinarら、1995年Teboulら)LXRα及びLXRβは、グルコース、コレステロール、及び脂肪酸代謝の維持に関わる遺伝子の転写を仲介するための、コレステロールによって内因的に活性化された核ホルモン受容体のファミリー及びその酸化誘導体に属する(1996年Janowskiら、2012年Calkin及びTontonoz)。脂質代謝とがん細胞の成長との間の複雑な関連性を考えると(2011年Cairnsら)、黒色腫におけるLXRβの偏在発現は、何らかの関連性があると思われ、黒色腫細胞が黒色腫細胞の成長を維持するために、脂質及びリポタンパク質粒子を合成することを可能にする。しかしながら、同時に、かかる安定した基礎発現レベルは、LXRβ活性化療法剤に対する黒色腫細胞の広範囲の応答性によって例示されるように、LXRβを理想的な療法標的とする。
化合物は、LXRβまたはLXRαに対する選択性を有することが示された。この選択性は、活性の増加及び/またはオフターゲット効果の減少を可能にし得る。LXRβまたはLXRαに対して選択性を有する化合物の例を表3に示す。
本明細書で使用されるとき、LXRα及びLXRβに対するLXRアゴニストの活性への参照は、参照により本明細書に組み込まれるSpencer et al.Journal of Medicinal Chemistry 2001,44,886−897に記載されるリガンド感知アッセイ(LiSA)を使用して測定する活性を指す。いくつかの実施形態において、LXRアゴニストは、リガンド感知アッセイで1μM未満(例えば、0.5nm〜500nM、10nM〜100nM)のEC50を有する。例えば、本発明の方法は、LXRαに対するアゴニストの活性より少なくとも3倍高い活性をLXRβに対して有するLXRβアゴニスト、またはLXRαに対するアゴニストの活性より少なくとも10倍高い活性をLXRβに対して有するLXRβアゴニスト、またはLXRαに対する該アゴニストの活性より少なくとも100倍高い活性をLXRβに対して有するLXRβアゴニスト、またはLXRαに対するアゴニストの活性の少なくとも3倍以下の活性をLXRβに対して有するLXRβアゴニストを使用して行われ得る。LiSAアッセイアッセイでの「より高い活性」という用語は、より低いEC50を指す。例えば、GW3965 682は、LXRα(EC50=190)と比較して、LXRβに対しておよそ6倍高い活性(EC50=30)を有する。
本明細書で使用されるとき、「インビトロでのApoE発現レベルを上昇させる」という用語は、qPCRアッセイにおいて5μM未満の濃度で(例えば、100nM〜2μMの濃度で、1μM以下の濃度で)ApoE発現レベルを2.5倍上昇させることができるある特定のLXRアゴニストを指す。インビトロでこの効果を呈するLXRアゴニストは、本発明の方法で使用するのに極めて有効であり得る。
治療方法
本明細書に記載される方法は、がんを治療するために使用され得る。
がんの治療は、腫瘍のサイズまたは体積の減少をもたらし得る。例えば、治療後に腫瘍サイズは、治療前の腫瘍サイズと比較して5%以上(例えば、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%以上)減少する。腫瘍サイズは、任意の再現可能な測定手段で測定してもよい。腫瘍サイズは、腫瘍の直径として、または任意の再現可能な測定手段で測定してもよい。
がんの治療は、腫瘍の数の減少をさらにもたらし得る。例えば、治療後、腫瘍数は、治療前の数と比較して、5%以上(例えば、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%以上)減少する。腫瘍の数は、任意の再現可能な測定手段で測定してもよい。腫瘍の数は、裸眼で、または規定の倍率(例えば、2倍、3倍、4倍、5倍、10倍、もしくは50倍)で見える腫瘍を数えることで測定してもよい。
がんの治療は、原発腫瘍部位から離れた他の組織または臓器における転移性小結節数の減少をもたらし得る。例えば、治療後、転移性小結節数は、治療前の数と比較して5%以上(例えば、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%以上)減少する。転移性小結節数は、任意の再現可能な測定手段で測定してもよい。転移性小結節数は、裸眼で、または規定の倍率(例えば、2倍、10倍、もしくは50倍)で見える転移性小結節を数えることで測定してもよい。
がんの治療は、治療していない対象の集団と比較して、本発明によって治療した対象の集団の平均生存期間の増加をもたらし得る。例えば、平均生存期間は、30日超(60日超、90日、または120日)増加した。集団の平均生存期間の増加は、任意の再現可能な手段で測定してもよい。集団の平均生存期間の増加は、例えば、その集団に関して、本発明の化合物を用いた治療開始後に生存した長さの平均を計算することで測定してもよい。集団の平均生存期間の増加は、例えば、その集団に関して、本発明の化合物を用いた1回目の治療完了後に生存した長さの平均を計算することでも測定してもよい。
がんの治療は、治療していない集団と比較して、治療した対象集団の死亡率の減少ももたらし得る。例えば、死亡率は、2%超(例えば、5%超、10%、または25%)減少する。治療した対象集団の死亡率の減少は、任意の再現可能な手段で、例えば、その集団に関して、本発明の化合物での治療開始後の、単位時間当たりの平均疾患関連死数を計算することで測定してもよい。集団の死亡率の減少は、例えば、その集団に関して、本発明の化合物を用いた1回目の治療完了後の単位時間当たりの平均疾患関連死数を計算することでも測定してもよい。
がんの治療は、治療していない集団と比較して、治療した対象集団の平均無進行生存期間の増加をもたらし得る。例えば平均無進行生存期間は、30日超(60日超、90日、または120日)増加する。集団の平均無進行生存期間の増加は、任意の再現可能な手段で測定してもよい。集団の平均無進行生存期間の増加は、例えば、その集団に関して、本発明の化合物を用いた治療開始後の無進行生存の長さの平均を計算することで測定してもよい。集団の平均無進行生存期間の増加は、例えば、その集団平均に関して、本発明の化合物を用いた1回目の治療完了後の無進行生存の長さを計算することでも測定してもよい。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載の方法は、細菌感染症、寄生虫感染症、または真菌感染症などの感染症の治療にも有用であり得る。本発明の化合物は、感染症に関連する疾患または病態の治療または予防的治療のために、任意の適切な経路で投与されてもよい。これらの化合物は、薬学的に許容される希釈剤、担体、または賦形剤と共に、ヒト、飼いならされたペット、家畜、または他の動物に投与されてもよい。投与は、局所的投与、非経口投与、静脈内投与、動脈内投与、皮下投与、筋肉内投与、頭蓋内投与、眼窩内投与、点眼、脳室内投与、関節内投与、脊髄内投与、大槽内投与、腹腔内投与、鼻腔内投与、エアロゾル投与、坐薬による投与、または経口投与であってもよい。
組成物
好適な担体及び上述の療法剤薬剤のうちの1つ以上を含有する組成物は、本発明の範囲内にある。組成物は、薬学的に許容される担体、食餌許容される好適な担体を含有する食餌組成物、または化粧品的に許容される担体を含有する化粧品組成物を含有する薬学的組成物であり得る。
「薬学的組成物」という用語は、組成物をインビボまたはエキソビボでの診断または療法用途において特に好適なものにする、活性剤と不活性かまたは活性に関わらない担体との組み合わせを指す。「薬学的に許容される担体」は、対象に投与した後、または対象に投与しても、望ましくない生理学的影響を引き起こさない。薬学的組成物中の担体は、活性成分と混合可能であり、かつ活性成分を安定化することができるという意味でも「許容」されなければならない。1つ以上の可溶化剤を、活性化合物を送達するための薬学的担体として利用してもよい。薬学的に許容される担体の例としては、投薬形態として使用可能な組成物を達成するための生体適合性ビヒクル、アジュバント、添加剤、及び希釈剤が含まれるが、これらに限定されない。他の担体の例としては、コロイド状酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、セルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、及びD&C黄色10号が含まれる。
本明細書で使用されるとき、「薬学的に許容される塩」という用語は、妥当な医学的判断の範囲内で、不適切な毒性、刺激、またはアレルギー反応を生じることなくヒト及び下等動物の組織と接触させて使用するのに好適で、かつ適切な利益/リスク比に見合う塩を指す。アミン、カルボン酸、及び他の種類の化合物の薬学的に許容される塩が、当該技術分野でよく知られている。例えば、S.M.Berge,et al.が、参照により本明細書に組み込まれるJ.Pharmaceutical Sciences,66:1−19(1977)に薬学的に許容される塩を詳細に記載している。塩は、以下に全般的に記載されるように、本発明の化合物の最終単離及び精製の間に原位置で調製されてもよいか、または遊離塩基機能もしくは遊離酸機能を好適な試薬と反応させることにより別個に調製されてもよい。例えば、遊離塩基機能を、好適な酸と反応させてもよい。さらに、本発明の化合物が酸部分を有する場合、該化合物の好適な薬学的に許容される塩には、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩またはカリウム塩、及びアルカリ土類金属塩、例えば、カルシウム塩またはマグネシウム塩などの金属塩が含まれ得る。薬学的に許容される非毒性酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、及び過塩素酸などの無機酸、または酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、もしくはマロン酸などの有機酸を用いて形成されたか、あるいはイオン交換などの当該技術分野で使用される他の方法を使用することにより形成されたアミノ基の塩である。他の薬学的に許容される塩には、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸、リンゴ塩酸、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、及び吉草酸塩が含まれる。代表的なアルカリ(alkali)土類金属塩またはアルカリ(alkaline)土類金属塩には、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、及びマグネシウムが含まれる。さらに薬学的に許容される塩には、適切であれば、非毒性アンモニウム、第四級アンモニウム、ならびにハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、低級アルキルスルホン酸塩、及びアリールスルホン酸塩などの対イオンを使用して形成されたアミンカチオンが含まれる。
上述のように、本発明の薬学的組成物には、本明細書で使用される場合、所望される特定の投薬形態に好適な任意のかつすべての溶媒、希釈剤、または他の液体ビヒクル、分散助剤または懸濁助剤、表面活性剤、等張剤、増粘剤または乳化剤、保存剤、固体結合剤、及び滑沢剤が含まれる薬学的に許容される担体がさらに含まれる。Remington’s Pharmaceutical Sciences,Sixteenth Edition,E.W.Martin(Mack Publishing Co.,Easton,Pa.,1980)は、薬学的組成物の配合及び該組成物を調製するための既知の技法で使用される種々の担体を開示している。例えば、あらゆる望ましくない生物学的効果を生成することで、またはさもなければ薬学的組成物のいずれかの他の構成成分(複数可)と有害な様態で相互作用することで、任意の従来の担体媒体が本発明の化合物と混合可能ではない場合を除き、該担体媒体の使用が本発明の範囲内にあることが、企図される。薬学的に許容される担体として働き得る材料のいくつかの例としては、ラクトース、グルコース、及びスクロースなどの糖;トウモロコシデンプン及びジャガイモデンプンなどのデンプン;ナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、及び酢酸セルロースなどのセルロース及びその誘導体;粉末トラガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;カカオ脂及び坐薬用ワックスなどの賦形剤;ピーナツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、及び大豆油などの油;プロピレングリコールなどのグリコール;オレイン酸エチル及びラウリン酸エチルなどのエステル;寒天;大豆及び卵黄ホスファチド、レシチン、水素化大豆レシチン、ジミリストイルレシチン、ジパルミトイルレシチン、ジステアロイルレシチン、ジオレオイルレシチン、ヒドロキシ化レシチン、リゾホスファチジルコリン、カルジオリピン、スフィンゴミエリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジアステアロイル(diastearoyl)ホスファチジルエタノールアミン(DSPE)などの天然及び合成リン脂質、ならびにDSPE−PEG750及びDSPE−PEG2000、ホスファチジン酸、ホスファチジルグリセロール、及びホスファチジルセリンなどの天然及び合成リン脂質のペグ化エステルが含まれるが、これらに限定されない。商業等級の好ましいレシチンには、Phosal(登録商標)またはPhospholipon(登録商標)の商品名で入手可能で、かつPhosal 53 MCT、Phosal 50 PG、Phosal 75 SA、Phospholipon 90H、Phospholipon 90G、及びPhospholipon 90 NGを含むもの;大豆−ホスファチジルコリン(SoyPC)及びDSPE−PEG2000が特に好ましい;マグネシウム水酸化物及びアルミニウム水酸化物、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張性生理食塩水、リンガー溶液、エチルアルコール、ならびにリン酸塩緩衝溶液などの緩衝剤;ならびにラウリル硫酸ナトリウム及びステアリン酸マグネシウムなどの他の無毒性の混合可能な滑沢剤が含まれ、配合者の判断により着色剤、放出剤、コーティング剤、甘味料、香味料、及び芳香剤、保存剤、及び酸化防止剤も本組成物中に存在してもよい。
上述の形態のうちのいずれかの上述の組成物が、黒色腫、または本明細書に記載の任意の他の疾患もしくは病態を治療するために使用され得る。有効量は、治療される対象に治療効果を与えるのに必要な活性化合物/活性剤の量を指す。有効投与量は、当業者によって理解されるように、治療される疾患の種類、投与経路、賦形剤の使用、及び他の治療処置と一緒に使用する可能性によって異なる。
本発明の薬学的組成物は、非経口、経口、経鼻、直腸内、局所的、または頬側に投与され得る。本明細書で使用される「非経口」という用語は、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射、関節内注射、動脈内注射、滑液嚢内注射、胸骨内注射、髄腔内注射、病巣内注射、または頭蓋内注射、ならびに任意の好適な注入技法を指す。
滅菌した注射液組成物は、無毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の溶液または懸濁液であり得る。かかる溶液には、1,3−ブタンジオール、マンニトール、水、リンガー溶液、及び等張ナトリウム塩化物溶液が含まれるが、これらに限定されない。加えて、固定油が、溶媒または懸濁媒として従来用いられる(例えば、合成モノグリセリドまたはジグリセリド)。限定されないが、オリーブ油またはヒマシ油、それらのポリオキシエチル化版などの天然の薬学的に許容される油のような、限定されないがオレイン酸及びそのグリセリド誘導体などの脂肪酸が、注射液の調製で有用である。これらの油溶液または懸濁液は、限定されないがカルボキシメチルセルロースなどの長鎖アルコール希釈剤もしくは分散剤(dispersant)、または類似の分散剤(dispersing agent)も含有し得る。限定されないがTweenもしくはSpanなどの他の一般的に使用される界面活性剤、または他の類似の乳化剤、あるいは薬学的に許容される固体、液体、または他の投薬形態の製造で一般的に使用される生物学的利用能エンハンサーも、配合の目的のために使用され得る。
経口投与のための組成物は、カプセル、錠剤、エマルション、ならびに水性懸濁液、分散液、及び溶液を含む、任意の経口的に許容される投薬形態であってもよい。錠剤の場合、一般的に使用される担体には、ラクトース及びトウモロコシデンプンが含まれるが、これらに限定されない。限定されないがステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤も、典型的に添加される。カプセル形態の経口投与に関しては、有用な希釈剤には、ラクトース及び乾燥トウモロコシデンプンが含まれるが、これらに限定されない。水性懸濁液またはエマルションが経口で投与される場合、活性成分は、乳化剤または懸濁化剤と混ぜ合わせた油相中に懸濁または溶解されてもよい。所望される場合、ある特定の甘味料、香味料、または着色剤が添加されてもよい。
記載される発明による局所的投与のための薬学的組成物は、溶液、軟膏、クリーム、懸濁液、ローション、粉末、ペースト、ゲル、噴霧剤、エアロゾル、または油として配合されてもよい。代替的に、局所的配合物は、活性成分(複数可)を含浸させたパッチまたは包帯の形態であってもよく、これらは、任意選択で、1つ以上の賦形剤または希釈剤を含んでもよい。いくつかの好ましい実施形態において、局所的配合物には、皮膚または他の患部を通した活性薬剤(複数可)の吸収または浸透を高める材料が含まれる。
局所的組成物は、皮膚に適用するのに好適な安全かつ有効な量の皮膚科学的に許容される担体を含有する。「化粧品的に許容される」または「皮膚科学的に許容される」組成物または構成成分は、毒性、配合禁忌、不安定性、またはアレルギー反応を生じることなくヒトの皮膚と接触させて使用するのに好適な組成物または構成成分を指す。担体により、活性薬剤及び任意の構成成分を適切な濃度(複数可)で皮膚に送達することが可能になる。したがって、担体は、活性材料が適切な濃度で選択した標的全体にわたって均一に適用及び分散することを確実にするための希釈剤、分散剤、溶媒などとして機能し得る。担体は、固体、半固体、または液体であってもよい。担体は、ローション、クリーム、またはゲル、特に、活性材料が沈殿するのを妨げるのに十分な濃度または降伏点を有する形態であってもよい。担体は、不活性であり得るか、または皮膚科学的利点を有する。担体は、また、本明細書に記載の活性構成成分と物理的かつ科学的に混合可能でなければならず、安定性、有効性、または本組成物に関連する他の使用の利点を過度に損なってはならない。
併用療法
本明細書に記載の方法のいくつかの実施形態において、薬学的組成物は、抗増殖剤活性を有する追加の化合物をさらに含み得る。抗増殖剤活性を有する追加の化合物は、表4に示す抗増殖剤薬剤を含む抗増殖剤薬剤の群から選択されてもよい。
本発明の化合物及び薬学的組成物が、併用療法で配合及び用いられてもよく、つまり、化合物及び薬学的組成物が、1つ以上の他の所望の治療薬または医療処置の前、またはそれらの後に、それらと一緒に配合され得るか、またはそれらと同時に投与され得ることも理解されよう。レジメンと組み合わせて用いる療法(治療薬または処置)の特定の組み合わせは、所望の治療薬及び/または処置の混合適合性、ならびに達成される所望の治療効果を考慮に入れる。使用される療法が同じ障害に対して所望の効果を達成し得るか、または、療法が異なる効果(例えば、任意の悪影響の制御)を達成し得ることも理解されよう。
「抗増殖剤薬剤」は、表4に列挙される抗増殖剤薬剤を含む任意の抗増殖剤薬剤を意味し、これらのうちのいずれも、本明細書に列挙される医学的状態を治療するためのLXRアゴニストと組み合わせて使用することができる。抗増殖剤薬剤には、有機プラチン誘導体、ナフトキノン及びベンゾキノン誘導体、クリソファン酸及びそのアントロキノン誘導体も含まれる。
一般的方法
動物実験
すべてのマウス研究をRockefeller Universityの施設内動物管理使用委員会(Institutional Animal Care and Use Committee)によって承認されたプロトコルに従って行った。C57BL/6マウスを、Jackson Laboratoryから入手した。腫瘍成長に対するLXRアゴニストの効果を試験する実験に関しては、示すように、マウスに対照固形飼料、または化合物682(Sigma−Aldrich)もしくは化合物705(Rgenix,Inc.)を50もしくは100mg/kg/日で補充した固形飼料を割り当てた。複合薬物レジメンに関しては、マウスに化合物705を補充した食餌を与え、腫瘍注射を行った日から開始して3日に1回、合計3回の投薬で10mg/kgの抗PD−1抗体(クローンRMP1−14 BioXcell)を腹腔内に注射することにより同時処置した。すべての薬物配合食餌は、Research Dietsによって調製されたものであった。
腫瘍成長アッセイ
すべてのマウス研究をRockefeller Universityの施設内動物管理使用委員会(Institutional Animal Care and Use Committee)によって承認されたプロトコルに従って行った。C57BL/6(WT)、及びPmel(B6.Cg−Thy1/Cy Tg(TcraTcrb)8Rest/Jマウスを、Jackson Laboratoryから入手した。インビボ原発腫瘍成長へのLXRアゴニストの効果を判定するために、マウスに5×10個のB16F10黒色腫細胞を注射した。すべての腫瘍成長実験に関して、細胞(50mlのPBSの懸濁液)を1:1でマトリゲル(356231、BD Biosciences,Bedford,MA)と混合し、6〜8週齢の性別適合マウスの低側腹部内へと皮下注射した。腫瘍が形成されたら、マウスを以下に記載される以下の治療群に割り当てた。すべての薬物配合食餌は、Research Dietsによって調製されたものであった。指定の日数後、以下に記載するようにフローサイトメトリー分析のために、末梢血または腫瘍のいずれかを単離して、腫瘍浸潤リンパ球を得た。
フローサイトメトリー分析のための腫瘍浸潤リンパ球の単離
指定の日に、腫瘍を安楽死させたマウスから単離し、外科用メスで細かく切り刻んで小片(約1mm)にし、次いで酵素で解離させた。酵素解離は、2%のFBS、Collagenase 8、DnaseI、Hepes、及びNaPyruvateを補充したHBSS中で細かく切り刻んだ腫瘍断片を37℃で30〜45分間、80RPMで振りながらインキュベートすることにより達成した。酵素解離後に、リンパ球を30/70%のPercoll勾配(GE Healthcare Life Sciences)を使用して精製し、続いて40uMのフィルタ(Corning Inc)を通してろ過して、リンパ球の単一細胞懸濁液を得た。細胞を、抗CD16/32抗体(FC block)と共に10分間インキュベートした。次いで、次の指定の抗体で細胞を染色した:抗CD45(クローン104)、抗Gr1(クローンR86−8C5)、抗CD11b(クローンM1/70)、抗Ly6G(クローン1A8)、抗Ly6C(クローンAL21)、抗TCRβ(クローンH57−597)、抗CD8(クローン53−6.7)、抗CD4(クローンRM4−5)、抗IFNγ(クローンXMG1.2)、抗Granzyme−B(クローン16G6)。染色後、続いて細胞を、LSRIIフローサイトメトリー(BD Biosciences)を使用してフローサイトメトリーで分析した。データを、FlowJoソフトウェアを使用して分析した。細胞内T細胞活性化マーカー(例えば、IFNγ及びGranzyme−B)を評価するために、細胞内固定及び透過染色キット(BD bioscience)を使用して、染色手順中にエキソビボで2.5時間、PMA(Sigma)、イオノマイシン(Sigma)、及びBrefeldin A(Sigma)を用いて再刺激した単離したリンパ球を処理した。
フローサイトメトリー分析のための脾臓からのリンパ球単離
指定の日に、脾臓を安楽死させたマウスから単離し、機械的に解離させ、RBC Lysis Buffer(Sigma)で処理し、次いで40uMのフィルタ(Corning Inc)を通してろ過して、リンパ球の単一細胞懸濁液を得た。次いで、次の指定の抗体で細胞を染色した:抗CD45(クローン104)、抗Gr1(クローンR86−8C5)、抗CD11b(クローンM1/70)、抗Ly6G(クローン1A8)、抗Ly6C(クローンAL21)。染色後、続いて細胞を、LSRIIフローサイトメトリー(BD Biosciences)を使用してフローサイトメトリーで分析した。データを、FlowJoソフトウェアを使用して分析した。
フローサイトメトリー分析のための循環血液からのリンパ球単離
指定の日にマウスから採血し、RBC Lysis Buffer(Sigma)で処理し、次いで40uMのフィルタ(Corning Inc)を通してろ過して、リンパ球の単一細胞懸濁液を得た。次いで、次の指定の抗体で細胞を染色した:抗CD45(クローン104)、抗Gr1(クローンR86−8C5)、抗CD11b(クローンM1/70)、抗Ly6G(クローン1A8)、抗Ly6C(クローンAL21)。染色後、続いて細胞を、LSRIIフローサイトメトリー(BD Biosciences)を使用してフローサイトメトリーで分析した。データを、FlowJoソフトウェアを使用して分析した。
免疫組織化学法
MDSC定量研究に関しては、凍結腫瘍切片(固定なし)をGr1に対する抗体(1:1000;BioXcell)で染色した。Alexa Fluor染料結合二次抗体を使用して、Gr1一次抗体を検出した。切片をDAPIで対比染色し、ProLong Gold褪色防止試薬(P36930、Invitrogen)で固定した。次いで、画像を共焦点顕微鏡(TCS SP5、Leica Microsystems)を使用して使用して得た。次いで、Gr1+細胞定量を、ImageJソフトウェアを使用して行った。
T細胞抑制アッセイ
CD8+細胞を、製造業者のプロトコルに従ってMACS CD8+T細胞単離キット(Miltenyi Biotech)を使用して、マウスの脾臓由来の単一細胞懸濁液から精製した。次いで、細胞を、細胞トラッカ試薬(BV)で標識した。標識したCD8+T細胞を、1mg/mlの抗CD3及び抗CD28ビーズ(Dynabeads(登録商標)Mouse T−Activator CD3/CD28 for T−細胞 Expansion and Activation;Gibco)でコーティングした96ウェルプレート上に蒔いた。次いで、製造業者のプロトコルに従って、組換えIL−2(Gibco)をウェルに添加した。次いで、MDSCを、製造業者のプロトコルに従ってMACS Myeloid−Derived Suppressor 細胞 Isolation Kit(Miltenyi Biotech)を使用して単離し、続いて指定のMDSC:T細胞比で添加した。細胞を、37℃で24〜36時間インキュベートした。希釈したBV染料でのIFNγ染色が陽性であったT細胞のパーセントを評価することにより、T細胞活性化をフリーサイトメトリーで測定した。
MDSC染色
遡及的に分析するために、黒色腫を有する患者または健康なドナーから、BD Vacutainer CPT 管(BD pharmingen)を使用して血液を採取し、凍結保存する。比較分析のために、試料を患者及び健康なドナーからCyto−Chex(Streck)、Vacutainer CPT、または標準ヘパリンvacutainer管内に採取する。黒色腫を有する患者または健康なドナー由来の末梢血単核細胞(PBMC;5×10)を、2mLのFACS緩衝液で洗浄する(2%のウシ血清アルブミン及び0.05mmol/LのEDTAを含有するPBS)。次いで、4℃の次の抗体を30分間添加する:Lineage(CD3/CD16/CD19/CD20/CD56)Cocktail FITC(BD Pharmingen)、CD14−PerCP Cy5.5、CD11b−APC Cy7、CD33−PECy7(BD Pharmingen)、及びHLA−DR−ECD(Beckman Coulter)。アイソタイプ対照には、適切な蛍光色素と結合させたマウスIgG1、IgG 1k、IgG2a、またはIgG2b k(BD Pharmingen;Beckman Coulter;R&D Systems)が含まれる。全血試料を、染色後にBD Phosflow Lyse/Fixに10分間溶解する(BD Pharmingen)。染色した細胞を、FACS Diva ソフトウェアを備えるLSR Fortessa(BD Biosciences)を使用して検出する。分析を、FlowJo(TreeStar)を使用して行う。m−MDSCを、記載の通り定量する。手短に言えば、CD14CD11bを発現する一重項の生きている系列陰性(Lin;CD3、CD16、CD19、CD20、及びCD56)細胞集団内のHLA−DRの尺度値をFlowJoから輸入し、Rソフトウェアに書かれたコードを使用して分析して、CV、標準偏差比(SD;σ)及び幾何平均蛍光強度(GMFI)を導出する。CD14CD11b細胞間のHLA−DR低/−%と定義されるm−MDSC出現頻度%を、健康なドナーからのCD14CD11b細胞間のCVHLA−DRの99パーセンタイルに基づくノモグラムを使用して導出する。末梢血中のm−MDSCの絶対数(/mL)を、
次の式を使用して推定する:(m−MDSC%)×(同日の完全な血球数測定からの単球数(/μL)
MDSC存在量アッセイ
MDSCを、述べたように、製造業者のプロトコルに従って、MACS Myeloid−Derived Suppressor Cell Kit(Miltenyi Biotech)を使用して腫瘍を有する野生型またはApoE−/−マウスの脾臓から単離した。次いで、MDSCを、10%のFBSと、(示される濃度で2%のDMSOに溶解した)化合物705または対照(2%のDMSO)のいずれかと、を補充したRPMI(Sigma)中でインキュベートし、続いて示される時間、37℃でインキュベートした。存在量を、ヨウ化プロピジウム物染色を使用して生細胞のパーセントを定量することにより評価した。
実施例1.化合物682での腫瘍の治療
腫瘍細胞注射後、2日に1回動物を腫瘍形成に関して触診した。5〜10mm3の体積がある腫瘍を検出したら、マウスを、対照食餌療法またはGW3965を補充した食餌(100mg/kg/日;Sigma−Aldrich)にランダムに割り当てた。腫瘍の寸法を、デジタルキャリパを使用して測定し、腫瘍体積を、(小さい直径)×(大きい直径)/2で計算した。腫瘍を、腫瘍浸潤リンパ球のフローサイトメトリー分析のために、12〜14日目に単離した。
図1A〜1Eに示すように、LXRアゴニスト化合物682での治療は、B16F10黒色腫における腫瘍浸潤骨髄由来抑制細胞(MDSC)の数を減少させる。さらに、図2A〜2Cに示すように、LXRアゴニスト化合物682での治療は、B16F10黒色腫における腫瘍浸潤活性化CD8+T細胞の数を増加させる。
実施例2.化合物705での腫瘍の治療
腫瘍細胞注射後、2日に1回動物を腫瘍形成に関して触診した。5〜10mm3の体積がある腫瘍を検出したら、マウスを、ビヒクル対照(5%のエタノール/95%のトウモロコシ油)または化合物705(2mgをビヒクル対照に溶解させたもの;Rgenix)のいずれかの腹腔内注射を毎日100uL受けるようにランダムに割り当てた。腫瘍の寸法を、デジタルキャリパを使用して測定し、腫瘍体積を、(小さい直径)×(大きい直径)/2で計算した。腫瘍を、腫瘍浸潤リンパ球のフローサイトメトリー分析のために、12〜14日目に単離した。
図3A〜3Cに示すように、LXRアゴニスト化合物705での治療は、B16F10黒色腫における顆粒球系MDSC(G−MDSC)及び単球系MDSC(M−MDSC)の両方の数を減少させる。さらに、図4A及び4Bに示すように、化合物705での治療は、インビトロでMDSCの存在量を減少させ、CD8+T細胞のMDSC仲介抑制を逆戻りさせる。
実施例3.化合物705+抗PD1抗体での腫瘍の治療
腫瘍細胞注射後、腫瘍注射を行った日から開始して3日に1回、腹腔内(I.P.)注射による合計3回の投薬での、10mg/kgの用量の抗PD−1抗体(クローンRMP1−14;BioXcell)で動物を治療した。5〜10mm3の体積がある腫瘍を検出したら、対照食餌療法または化合物705を補充した食餌(50mg/kg/日;Rgenix)を受けるようにマウスをランダムに割り当てた。腫瘍の寸法を、デジタルキャリパを使用して測定し、腫瘍体積を、(小さい直径)×(大きい直径)/2で計算した。腫瘍を、腫瘍浸潤リンパ球のフローサイトメトリー分析のために、12〜14日目に単離した。
図5A及び5Bに示すように、化合物705での治療は、抗PD−1抗体療法剤で誘発された抗腫瘍T細胞応答を増強させる。
実施例4.化合物705+T細胞養子移入
腫瘍細胞注射後、腫瘍体積を、2日に1回測定した。90〜100mmの体積の腫瘍の大きさになったら(6〜7日目)、マウスを対照食餌療法または化合物705を補充した食餌(50mg/kg/日;Rgenix)にランダムに割り当てた。次の日に、Pmelマウス由来の2×10個のCD8+T細胞を、対照及び化合物705で治療したマウスの両方内に後眼窩注射により養子移入した。CD8+T細胞を単離するために、脾臓及びリンパ節を、6〜8週齢のPmelマウスから得た。機械解離させ、その後に70uMのフィルタ(Corning Inc)を通してろ過することにより単一細胞懸濁液を得た。次いで、CD8+T細胞を、製造業者のプロトコルに従ってMACS CD8+T細胞単離キット(Miltenyi Biotec)を使用して懸濁液から精製した。養子移入に備えて、CD8+T細胞を100uLのPBS中に再懸濁させた。生存分析のために、総腫瘍量が1,500mmの体積を超えたときにマウスを安楽死させた。
図6に示すように、化合物705での治療は、養子移入させた黒色腫標的CD8+T細胞の抗腫瘍の活性を増強する。
実施例5.ApoE欠損マウスにおける化合物682での腫瘍の治療
shRNAによってApoEが枯渇したB16F10細胞を、ApoE欠損マウスに皮下注射した。体積が5〜10mm3に腫瘍が成長したら、マウスに対照固形飼料またはGW3965を補充した固形飼料(100mg/kg)を与えたn=8。
図7A〜Cに示すように、腫瘍浸潤MDSCへのLXRアゴニストの効果には、ApoEが必要である。
実施例6.ApoE、LRP8、またはLXRα/β欠損マウスにおけるMDSCの基準レベルの決定
ApoE、LRP8、またはLXRα/β欠損マウスにおけるMDSCのレベルを、上述のようにフローサイトメトリーを使用して決定した。
図8A〜8Fに示すように、ApoE、LRP8、またはLXRα/β欠損マウスは、より高い基準数の全身性MDSCを有する。
実施例7.CD+8 T細胞活性化へのApoE欠損MDSCの効果の判定
CD8+T細胞活性化(総CD8+集団のCD8+IFNγ+BV−細胞のパーセンテージ)を、MDSCに対するCD8+T細胞の1:3または1:1のいずれかの比率で、ApoE欠損マウスから単離したMDSCと共にインビトロで同時培養してから24時間後に、上述のように決定した。n=4
図9に示すように、ApoE欠損MDSCは、インビトロでCD8+T細胞活性化を抑制する。
実施例8.LXRアゴニストでのApoE欠損MDSCの治療
野生型及びApoE欠損MDSCの存在量を、化合物705または対照(DMSO)で治療してから4時間後に上述のように測定した。n=4
図10A及び10Bに示すように、ApoE欠損MDSCは、インビトロで存在量の増大を呈し、LXRアゴニスト仲介細胞死に耐性がある。
実施例9.マウスにおける腫瘍成長及びMDSCレベルへのApoE欠損の効果の判定
B16F10細胞をC57BL/6マウスに皮下注射したか、またはshRNAによりApoEが枯渇したB16F10細胞を、ApoE欠損マウスに注射した。n=5 腫瘍成長及びMDSCレベルを、上述のように測定した。
図11A〜11Cに示すように、ApoE欠乏は、腫瘍成長を加速させ、B16F10腫瘍を有するマウスにおける循環MDSCを増加させる。
実施例10.LRP1発現とLXRアゴニストに対する応答との間の相関関係
遺伝子発現を、次の細胞株で判定した:MeWo、A375、HT−144、SK−Mel2、SK−Mel 334_2、SK−Mel 239。ApoE分析に関しては、次の細胞株を使用した:MeWo、A375、HT−144、SK−Mel2、SK−Mel 334_2。RNAを、Total RNA Purification Kit(17200,Norgen,Thorold,Canada)を使用して細胞全体の溶解物から抽出した。600ngの全RNAを、Verso cDNA Synthesis Kit(AB1453B、Invitrogen)を使用して逆転写してcDNAにし、次いで、6ngの得られたcDNAをSYBR Green PCR Master Mix(4385617、Life Technology)及び適切なプライマーと混合した。各反応を四連で行い、mRNA発現を、ABI Step One Plus PCR System(Applied Biosystems)を使用してリアルタイムPCR増幅を行うことで定量した。GAPDHを、正規化及びMeWo細胞に正規化することで分析された相対発現レベルのための内因性対照として使用した。
次のqRT−PCRプライマーを使用した:
LRP1フォワード:5’−TTTAACAGCACCGAGTACCAG−3’
LRP1リバース:5’−CAGGCAGATGTCAGAGCAG−3’
相関関係を分析するために、実験の時点での腫瘍成長阻害データを遺伝子と相関関係があるPencheva et al,Cell 2014から得、遺伝子発現分析は、記載する通りに行った。
図12に示すように、腫瘍におけるLRP1遺伝子発現は、LXRアゴニストに対する応答と相関関係がある。
他の実施形態
特許、特許出願、論説、書籍、論文、及びウェブページを含むがこれらに限定されない、本出願に引用されるすべての文献及び類似の資料は、かかる文献及び類似の資料の形式に関わらず、それらの全体が本明細書により明示的に組み込まれる。定義された定義、定義の用法、また記載される技法などを含むがこれらに限定されない、組み込まれる文献及び類似の資料のうちの1つ以上が本出願と異なるかまたは矛盾する場合、本出願を優先させる。
方法が種々の実施形態及び実施例と併せて記載されるが、該方法がかかる実施形態または実施例に限定されることを意図しない。むしろ本開示は、当業者なら理解するように、種々の代替手段、変更形態、及び同等物を包含する。
方法が具体的な例示的実施形態を参照して具体的に示され、記載されるが、種々の変更が本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく形態及び詳細に加えられてもよいことを理解されたい。したがって、本開示の範囲及び趣旨に該当するすべての実施形態、ならびにそれらの同等物を特許請求することを意図する。本開示の方法、システム、及びアッセイの特許請求の範囲、説明、及び図は、その旨が記載されていない限り、要素の記載される順序に限定されると解釈されるべきでなはない。

Claims (37)

  1. 対象においてがんを治療する方法であって、
    (a)前記対象において骨髄系由来抑制細胞のレベル及び/または活性化T細胞のレベルを決定することと、
    (b)前記骨髄系由来抑制細胞のレベルが所定のレベルを超える、かつ/または前記活性化T細胞のレベルが所定のレベルよりも低い場合、有効量のLXRβアゴニストを前記対象に投与することと、を含む、方法。
  2. 工程(b)は、免疫療法剤を前記対象に投与することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記免疫療法剤は、前記LXRβアゴニストと同時に投与される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記免疫療法剤は、前記LXRβアゴニストに先立って投与される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記免疫療法剤は、前記LXRβアゴニストに後続して投与される、請求項2に記載の方法。
  6. 前記活性化T細胞は、CD8+T細胞である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記骨髄系由来抑制細胞のレベル及び/または前記活性化T細胞のレベルは、腫瘍微小環境において決定される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記骨髄系由来抑制細胞のレベル及び/または前記活性化T細胞のレベルは、全身的に決定される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記対象は、工程(a)に先立って免疫療法剤を以前に投与されたことがない、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 対象においてがんを治療する方法であって、
    (a)免疫療法剤を同時投与することなく、有効量のLXRβアゴニストを前記対象に投与することと、
    (b)工程(a)を開始してから2〜10日以内に、有効量の免疫療法剤を前記対象に投与することと、を含む、方法。
  11. 対象においてがんを治療する方法であって、前記対象は、弱体化した免疫系を有し、前記方法は、有効量のLXRβアゴニストを前記対象に投与することを含む、方法。
  12. 前記対象は、低下したレベルのApoE、LRP8、及び/またはLXRβを有する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記対象は、腫瘍微小環境において低下したレベルのApoE、LRP8、及び/またはLXRβを有する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記対象は、全身的に低下したレベルのApoE、LRP8、及び/またはLXRβを有する、請求項12または13に記載の方法。
  15. 対象においてがんを治療する方法であって、前記対象は、上昇したレベルの骨髄系由来抑制細胞を有し、前記方法は、有効量のLXRβアゴニストを投与することを含む、方法。
  16. 前記対象は、腫瘍微小環境において上昇したレベルの骨髄系由来抑制細胞を有する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記対象は、全身的に上昇したレベルの骨髄系由来抑制細胞を有する、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記がんは、以前に投与された免疫療法剤に応答しなかった、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記がんは、免疫療法剤に耐性である、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 対象において免疫療法剤に応答しなかったがんを治療する方法であって、前記方法は、有効量のLXRβアゴニストを前記対象に免疫療法剤と組み合わせて投与することを含む、方法。
  21. 対象において免疫療法剤に耐性であるがんを治療する方法であって、前記方法は、有効量のLXRβアゴニストを前記対象に免疫療法剤と組み合わせて投与することを含む、方法。
  22. 前記免疫療法剤は、CTLA−4阻害剤、PD1阻害剤、PDL1阻害剤、または養子T細胞移入療法である、請求項2〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記方法は、前記対象に追加の抗がん療法剤を投与することをさらに含む、請求項1〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記追加の抗がん療法剤は、抗増殖剤である、請求項23に記載の方法。
  25. 対象において感染症を治療する方法であって、前記対象は、上昇したレベルの骨髄系由来抑制細胞を有し、前記方法は、有効量のLXRβアゴニストを投与することを含む、方法。
  26. 前記感染症は、細菌感染症、ウイルス感染症、または寄生虫感染症である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記方法は、前記対象に抗感染症薬を投与することをさらに含む、請求項25または26に記載の方法。
  28. 前記骨髄系由来抑制細胞は、単球系骨髄系由来抑制細胞及び/または顆粒球骨髄系由来抑制細胞である、請求項1〜9、15〜19、または25〜27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記骨髄系由来抑制細胞は、循環骨髄系由来抑制細胞である、請求項1〜9、15〜19、または25〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 前記骨髄系由来抑制細胞は、細胞表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及び/またはCD14(+)を発現する、請求項1〜9、15〜19、または25〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記骨髄系由来抑制細胞は、前記細胞表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及びCD14(+)を発現する、請求項30に記載の方法。
  32. 前記骨髄系由来抑制細胞は、前記細胞表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及び/またはCD15(+)を発現する、請求項1〜9、15〜19、または25〜29のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記骨髄系由来抑制細胞は、前記細胞表面上でCD11b(+)、Lin(−)、HLA−DR(低/−)、及びCD15(+)を発現する、請求項32に記載の方法。
  34. 前記LXRβアゴニストは、LXRαよりもLXRβに対して選択的である、請求項1〜33のいずれか1項に記載の方法。
  35. 前記LXRβアゴニストは、式IIIの構造であって、
    式中、
    Xは、水素、C−Cアルキル、ハロ、−OR10、−NR1011、ニトロ、シアノ、−COOR10、または−COR10から選択される。
    Zは、CH、CRまたはNであり、ZがCHまたはCRであるとき、kは0〜4であり、かつtは0または1であり、またZがNであるとき、kは0〜3であり、かつtは0であり、
    Yは、−O−、−S−、−N(R12)−、及び−C(R)(R)−から選択され、
    は、C−Cアルキル、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール及びHetであり、前記C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、Ar及びHetは、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−CアルキルOCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、前記C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
    は、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−CアルキルCO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−CアルキルCONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−CアルキルOCOR15、−C−Cアルキル−OCONR1314、−C−Cアルキル−NR13CONR1314、−C−Cアルキル−NR13COR15、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、前記C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、前記−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルの前記C−Cシクロアルキル、Ar及びHet部分は、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、前記C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
    は、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−CアルキルSR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314
    −C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OCONR1314、−C−CアルキルNR13CONR1314
    −C−Cアルキル−NR13COR15、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルからなる群から選択され、前記C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
    Qは、C−Cシクロアルキル、Ar、及びHetから選択され、前記C−Cシクロアルキル、Ar、及びHetは、任意選択で、非置換であるか、またはハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−CアルキルCO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−CアルキルCONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−CアルキルNR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−Cアルキル−SONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−Cアルキル−SOR15、−C−Cアルキル−OCOR15
    −C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15、−C−CアルキルNR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から独立して選択される1つ以上の基で置換され、前記C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
    pは0〜8であり、
    nは2〜8であり、
    mは0または1であり、
    qは0または1であり、
    tは0または1であり、
    各R及びRは、独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択されるか、またはR及びRは、それらが結合した炭素と一緒に、3〜5員の炭素環または複素環式環を形成し、前記複素環式環は、N、O、及びSから選択される1個以上のヘテロ原子を含有し、前記C−Cアルキルのうちのいずれかは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
    各Rは、同じであるかまたは異なり、独立して、ハロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−CO12、−C−Cアルキル−C(O)SR12、−C−Cアルキル−CONR1314、−C−Cアルキル−COR15、−C−Cアルキル−NR1314、−C−Cアルキル−SR12、−C−Cアルキル−OR12、−C−Cアルキル−SOH、−C−CアルキルSONR1314、−C−Cアルキル−SO12、−C−CアルキルSOR15、−C−Cアルキル−OCOR15、−C−Cアルキル−OC(O)NR1314、−C−Cアルキル−OC(O)OR15
    −C−Cアルキル−NR13C(O)OR15、−C−Cアルキル−NR13C(O)NR1314、及び−C−Cアルキル−NR13COR15から選択され、前記C−Cアルキルは、任意選択で、非置換であるか、または1つ以上のハロ置換基によって置換され、
    各R及びRは、独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
    及びRは、各々独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
    及びRは、各々独立して、H、ハロ、C−Cアルキル、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−Ar、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
    10及びR11は、各々独立して、H、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、
    −C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−O−Ar、−C−Cアルキル−O−Het、
    −C−Cアルキル−O−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−S(O)−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−S(O)−Ar、−C−Cアルキル−S(O)−Het、−C−Cアルキル−S(O)−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−NH−Ar、−C−Cアルキル−NH−Het、−C−Cアルキル−NH−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル)−Ar、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル)−Het、−C−Cアルキル−N(C−Cアルキル−C−Cシクロアルキル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、式中、xは、0、1、または2であるか、あるいはR10及びR11は、それらが結合した窒素と一緒に、N、O、及びSから選択される1個以上の追加のヘテロ原子を任意選択で含有する4〜7員の複素環式環を形成し、前記C−C12アルキル、C−C12アルケニル、またはC−C12アルキニルは、任意選択で、ハロ、−OH、−SH、−NH、−NH(非置換C−Cアルキル)、−N(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)、非置換−OC−Cアルキル、−COH、
    −CO(非置換C−Cアルキル)、−CONH、−CONH(非置換C−Cアルキル)、−CON(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)、−SOH、−SONH、−SONH(非置換C−Cアルキル)及び
    −SON(非置換C−Cアルキル)(非置換C−Cアルキル)基から独立して選択される置換基のうちの1つ以上によって置換され、
    12は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択され、
    各R13及び各R14は、独立して、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択されるか、またはR13及びR14は、それらが結合した窒素と一緒に、N、O、及びSから選択される1個以上の追加のヘテロ原子を任意選択で含有する4〜7員の複素環式環を形成し、
    15は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、−C−Cアルキル−Ar、−C−Cアルキル−Het、及び−C−Cアルキル−C−Cシクロアルキルから選択される、
    構造、またはその薬学的に許容される塩を有する、請求項1〜34のいずれか1項に記載の方法。
  36. 前記LXRβアゴニストは、式IIの構造、
    またはその薬学的に許容される塩を有し、式中、
    11は−N=であり、J21は−CR300−であるか、またはJ11は−CR200−であり、J21は=N−であり、
    00は、G、G21、またはRであり、
    200は、G、G21、またはRであり、
    300及びR400は、独立して、RまたはQであるが、ただし、R300、R400、及びR500のうちの1つかつ1つのみが
    Qであることを条件とし、
    Qは、Cシクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり、各々が任意選択で、1〜4つのRで置換されているか、あるいはQは、
    −X−Y−Zであり、式中、各Rは、独立して、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシアルキル、アリール−C−Cアルキルカルボキシ、C(R110)=C(R110)−COOH、オキソ、=S、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、各Rは、任意選択で、1〜4つのR80で置換され、
    500は、G21、Q、またはRであるが、ただし、R00、R200、及びR500のうちの1つのみがGであり、かつR00、N=、及びR500のうちの1つのみがG21であることを条件とし、
    21は、−J−Kであり、式中、J及びKは、独立して、アリールまたはヘテロアリールであり、各々が任意選択で、1〜4つのR基で置換され、各Rは、独立して、水素、ハロゲン、CR110=CR110COOR110、ニトロ、−Z、−Y−Z、または−X−Y−Zであり、
    は、−L10−Rであり、式中、L10は、結合、L50、L60、−L50−L60−L50−、または−L60−L50−L50−であり、式中、
    各L50は、独立して、−[C(R150−であり、
    各L60は、独立して、−CS−、−CO−、−SO−、−O−、−CON(R110)−、−CONR110N(R110)−、−C(=NR110)−、−C(NOR11)−、−C(=N−N(R110)−、−C−Cシクロアルキル−、または−ヘテロシクリル−であり、前記シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜4つのR140基で置換されているか、あるいは
    各L60は、独立して、C−Cアリジルであり、前記アリジル鎖は、任意選択で、
    −C(R100−、−C(R110C(R110−、−C(R11)C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C C−、−O−、−S−、−N(RO)CO−、−N(R100)CO−、−CON(R110)−、−CO−、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R100)−、−SO−、−N(R100)SO−、または
    −SON(R100)が介在し、
    Rは、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたは−(C−C)シクロアルキルであり、Rは、任意選択で、1〜4つのRで置換され、式中、各Rは、独立して、ハロゲン、ニトロ、ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、(C−Cシクロアルキル)−C−Cアルキル−、(C−Cシクロアルケニル)−C−Cアルキル−、(C−Cシクロアルキル)−C−Cアルケニル−、アリールアルキル、アリールオキシ、アリール−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、SO110、OR110、SR110、N、SOR110、COR110、SON(R110、SONR110COR110、C≡N、C(O)OR110、CON(R110) 、−CON(R110)OR110、OCON(R110、−NR110COR110、NR110CON(R110、NR110COOR110、−C(=N−OH)R110、−C(=S)N(R110
    −S(=O)N(R110、−S(=O)OR110、−N(R110)S(=O)110、−C(=O)N(R110)N(R110、−OC(=O)−R110、−OC(=O)−OR110、またはN(R11であり、各Rは、任意選択で、独立して−ハロゲン、−C−Cアルキル、アリールオキシ、CアルキルSO110、CアルキルCOOR110、Cアルコキシアリール、C−Cハロアルキル、
    −SO110、−OR110、−SR110、−N、−SO110、−COR110、−SON(R110、−SONR110COR110、−C≡N、−C(O)OR110
    −CON(R110、−CON(R110)OR110、−OCON(R110、−NR110COR110、−NR110CON(R110、−NR110COOR110、または−N(R110である1〜4つの基で置換され、
    は、−L31−R60であり、式中、L31は、結合、−X(CH−X−、−(CH−X3−(CH−または−(CH1+w、−Y−(CH−であり、式中、各wは、独立して、0〜5であり、各Xは、独立して、結合、−C(R110−、−C(R110C(R110−、−C(R110)=C(R110)−、−C≡C−、−CO−、−CS−、−CONR100−、−C(=N)(R100)−、−C(=N−OR110)−、−C[=N−N(R110]、−CO−、−SO−、または−SON(R110)−であり、
    は、−O−、−S−、−NR70−、−N(R100)CO−、−N(R110)CO−、−OCO−、−OC(=O)N(R100)−、
    −NR100CONR100−、−N(R110)SO−、または−NR100CSNR100−であるか、
    あるいはL31は、Cアリジル鎖であり、前記アリジル鎖は、任意選択で、−C(R110−、
    −C(R110C(R110−、−C(R110)=C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、−S−、−N(R100)CO−、
    −N(R100)CO−、−CON(R100)−、−CO−、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R110)−、−SO−、−N(R100)SO−、または
    −SON(R100)が介在し、
    60は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、アリール、C−Cシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−CN、
    −C(=O)R110、−C(=O)OR110、−C(=O)N(R110、−N(R110、−SO110、−S(=O)N(R110
    −C(=O)N(R110)N(R110、または−C(=O)N(R11)(OR110)であり、前記アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜4つのR60aで置換され、式中、
    各R60aは、独立して、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、
    各Rは、独立して、−L30−R70であり、式中、
    各L30は、独立して、結合、または−(CH−V10−(CH−であり、式中、
    10は、−C(R110−、−C(R110C(R110、−C(R110)=C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、
    −S−、−NR10−、−N(R100)CO−、−N(R100)CO2−、−OCO−、−CO−、−CS−、−CONR100−、−C(=N−R110)−、−C(=N−OR110)−、
    −C[=N−N(R110]、−CO−、−OC(=O)−、−OC(=O)N(R100)−、SO−、−N(R100)SO−、−SON(R100)−、
    −NR100CONR100−、−NR100CSNR100−、C−Cシクロアルキル、またはC−Cシクロハロアルキルであるか、あるいは各L30は、独立して、C−Cアリジルであり、前記アリジル鎖は、任意選択で、−C(R110−、−C(R110C(R110−、−C(R110)C(R110)−、−C(R110O−、−C(R110NR110−、−C≡C−、−O−、−S−、−N(R100)CO−、
    −N(R100)CO−、−NR110−、−CON(R100)−、−CO−、−CO−、−O(C=O)−、−O(C=O)N(R100)−、−SO−、−N(R100)SO−、または−SON(R100)−が介在し、
    各R70は、独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−Z、−Y−Z、または−X−Y−Zであり、
    前記アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルは各々、任意選択で、1〜4つのR70aで置換され、式中、各R70aは、独立して、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシアルキル、アリール−C−Cアルキルカルボキシ、C(R110)=C(R110)−COOH、オキソ、−Z、−Y’−Z、または−X−Y−Zであり、各R70aは、任意選択で、1〜4つのR80で置換され、式中、各R80は、独立して、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルキル(OR110)、C−CアルキルOR110、C−CアルキルCON(R110、C−CアルキルCOR110、C−CアルキルCOOR110、またはC−CアルキルSO110であり、
    各R100は、独立して、−R110、−C(=O)R110、−CO110、または−SO110であり、
    各R110は、独立して、−水素、−C−Cアルキル、C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cハロアルキル、または−N(R12であり、R110のうちのいずれかは、任意選択で、R120の1〜4つのラジカルで置換され、
    各R120は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、オキソ、−B(OR130)、C−CアルキルN(R13、C−Cハロアルキル、C1−アルキル、C−Cアルコキシ、(C−Cアルキル)C=O(OR130)、C−CアルキルOR130、C−CアルキルCOR130
    −CアルキルSO130、C−CアルキルCON(R13、C−CアルキルCONR130OR130、C−CアルキルSON(R130、C−CアルキルSR130、C−CハロアルキルOR130、C−CアルキルCN、−C−CalkyN(R13、−NR13SO13、または−OCアルキルCOOR130であり、
    各R130は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、またはC−Cアルキニルであり、
    各R140は、独立して、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、C−Cハロアルキル、C−CアルキルCON(R110、C−CアルキルCONR11010、C−CアルキルOR110、またはC−CアルキルCOOR110であり、
    各R150は、独立して、水素、ハロゲン、OR130、(C−C)アルキル、または(C−C)ハロアルキルであり、式中、
    各アルキルは、任意選択で、各々が独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、OR130、C(O)R130、C(O)OR13C(O)N(R130、N(R130、N(R130)C(O)R130、N(R130)S(O)130
    −OC(O)OR130、OC(O)N(R130、N(R130)C(O)OR130、N(R130)C(O)N(R130)、SR130、S(O)R130、S(O)R’、またはS(O)N(R130である、少なくとも1つの基で置換されているか、あるいは2つのR150(同じまたは異なる原子に結合した)は一緒になって、C3−C6シクロアルキルを形成することができ、
    各Xは、独立して、−O−、−S−、または−N(R100)−であり、
    各Yは、独立して、−[C(R150−、または−C−Cアルケニルであり、式中、pは、1、2、3、4、5、または6であり、
    各Y’は、独立して、−[C(R150−、−C−CアルケニルC−Cシクロアルキル、またはヘテロシクリルであり、前記シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、任意選択で、1〜3つのZ基で置換され、
    各Zは、独立して、−H、ハロゲン、−OR110、−SR110、−C(=O)R110、−C(=O)OR110、−C(=O)N(R110
    −N(R100、−N、−NO、−C(=N−OH)R110、−C(=S)N(R110、−CN、−S(=O)R110、−S(=O)N(R110、−S(=O)OR110
    −S(=O)110、S(=O)N(R110、−NR110COR110、−N(R110)C(=O)N(R110、−N(R110)COOR110
    −N(R110)S(=O)110、−C(=O)N(R110)N(R110、−C(=O)N(R110)(OR110)、−OC(=O)−R110、−OC(=O)−OR110、または
    −OC(=O)−N(R110であり、
    各m及びnは、独立して、0、1、2、3、4、5、または6である、請求項1〜34のいずれか1項に記載の方法。
  37. 前記LXRβアゴニストは、化合物682、化合物692、化合物705、化合物718、もしくは化合物719、またはその薬学的に許容される塩である、請求項1〜35のいずれか1項に記載の方法。
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