JP2008179562A - Lxrアゴニスト - Google Patents

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綾子 登坂
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Abstract

【課題】新規なLXRアゴニスト、及び該LXRアゴニストを有効成分として含みアテローム性動脈硬化症や動脈硬化症等の予防及び/又は治療のための医薬の提供。
【解決手段】次の一般式(1)
Figure 2008179562

(1)[式中、R、R及びRは、水素原子、ハロゲン原子、C1〜6アルキル基、水酸基又はC1〜6アルコキシ基を示し、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1〜6アルキル基、水酸基、C1〜6アルコキシ基、アミノ基、C1〜6アルキルアミノ基、等を示す。]で表される化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分とするLXRアゴニスト。
【選択図】なし

Description

本発明は、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、及び高コレステロール血症の予防及び/又は治療剤として有用なLXRアゴニストに関する。
肝臓X受容体(LXR)は、リガンド及び機能がともに不明なオーファンレセプターとしてクローニングされ、その後の研究から22−R−ヒドロキシコレステロールをはじめとするオキシステロール類の一部がリガンドとして作用することが報告された核内受容体である(非特許文献1〜3)。LXRは他の核内受容体であるレチノイドX受容体(RXR)とヘテロ二量体を形成し、標的遺伝子の転写をリガンド依存的に調節する。
LXRのサブタイプとして、哺乳類では二種のLXR遺伝子(α及びβ)の存在が知られている。LXRα及びLXRβは、DNA上の同様の配列を認識し、付近の標的遺伝子の転写を活性化するが、その発現分布は両遺伝子間で大きく異なり、LXRαは肝臓、小腸、脂肪組織などのコレステロール代謝に関わる組織に特異的に発現しているのに対して、LXRβは調べられたほぼ全ての組織で普遍的に発現している(非特許文献4、5)。
LXRの標的遺伝子として同定された遺伝子群のうちの多くは、ABCトランスポーター(ABCA1,ABCG1,ABCG5,ABCG8)をはじめとするコレステロール逆輸送(RCT)に関わる遺伝子(ApoE,CETP,及びLPL)である。従って、LXRの活性化はこれらの遺伝子発現を上昇させ、コレステロール逆輸送経路を活性化して、それにより末梢からのコレステロール流出を増加させ、HDLコレステロールを増加させるとともに、動脈硬化病変部位のコレステロール含量を減少させるものと期待されている(非特許文献6)。
さらに、LXRはNF−κBの抑制を介して、NO合成酵素、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)、インターロイキン−6(IL−6)のような炎症性メディエーターの発現調節において重要な役割を果たしていることが報告されている(非特許文献7)。動脈硬化病変において炎症が非常に重要であることはよく知られており、病変部位におけるマクロファージ炎症性メディエーターの発現による動脈硬化の悪化をLXRリガンド又はLXRアゴニストにより抑えられることが期待される(非特許文献6、8)。
また、LXRα及びβ欠損マウスに高コレステロール食を与えると、正常マウスに高コレステロール食を与えた場合と比較して、脂肪肝、血中のLDLコレステロール濃度上昇、HDLコレステロール濃度低下などの症状を示すことが報告されている(非特許文献9、10)。すなわち、LXRがコレステロール代謝において重要な役割を果たしていることが強く示唆されている。さらに、肝臓及び小腸等では正常なLXRα及びβの機能を持ち、マクロファージではLXRα及びβが欠損している動脈硬化モデルマウスの症状を解析することによりマクロファージにおけるLXRα及びβの活性が動脈硬化の罹患率に強い影響を及ぼすことが明らかにされている(非特許文献11)。従って、特にマクロファージにおいてLXR活性化によりコレステロール逆輸送を活性化することが、動脈硬化の治療に重要であるとされている。
先行技術に開示されたLXR調節剤又はLXRアゴニストの用途として、高コレステロール血症やアテローム性動脈硬化症等の疾患への適用が報告されている(特許文献1、2)。また、LXRリガンドを投与した高脂肪食負荷LDL受容体欠損マウスにおいてHDLコレステロール上昇、VLDL及びLDLコレステロール低下並びに動脈硬化病変部位面積の減少が報告されている(非特許文献12)。
また、LXRリガンド又はLXRアゴニストは肝臓、脂肪組織において糖代謝を制御し、糖尿病を改善することが期待されている(非特許文献6、8)。近年、LXRアゴニストを糖尿病モデル動物に投与することにより、インスリン感受性や血糖値が改善されることが報告されている(非特許文献13、14)。また、アルツハイマー病、炎症性疾患、皮膚疾患治療薬としての可能性も指摘されている(非特許文献15)。
LXRアゴニストの具体例としては、ベンゾフラン−5−酢酸誘導体(特許文献3)、2−アミノキナゾリン−4−オン誘導体(特許文献4)、テトラヒドロキノリン誘導体(特許文献5)、テトラヒドロカルバゾール誘導体(特許文献6)、イソキノリノン誘導体(特許文献7)、及びナフタレン誘導体(特許文献8)が知られている。また、芳香族アミノアルコール誘導体であるGW3965(特許文献9記載の実施例16)、ベンゼンスルホンアミド誘導体であるT0901317(特許文献10記載の実施例12)等LXRアゴニスト作用を有するいくつかの化合物において高コレステロール血症及び動脈硬化症の治療薬としての有用性が報告されている。しかしながら、臨床的に開発又は使用されているLXRアゴニストは未だ存在せず、新規で有用なLXRアゴニストのさらなる提供が求められている。
一方、インダノン誘導体には、LXRアゴニスト作用に関する報告、あるいはアテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、及び高コレステロール血症に対する予防及び/又は治療効果に関する報告はない。
Janowskiら、Nature ,383, pp.728-731, 1996 Lehmannら、J. Biol. Chem., 272, pp.3137-3140, 1997 Fuら、J. Biol. Chem., 276, pp.38378-38387, 2001 Auboeufら、Diabetes, 46, pp.1319-1327, 1997 Luら、J. Biol. Chem., 276, pp.37735-37738, 2001 Zelcerら、J. Clin. Invest., 116, pp.607-614, 2006 Mangelsdorfら、 Nat. Med., 9, pp.213-219, 2003 Geyereggerら、Cell. Mol. Life Sci. 63, pp.524-539, 2006 Peetら、Cell, 93, pp.693-704, 1998 Albertiら、J. Clin. Invest., 107, pp.565-573, 2001 Tangiralaら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 99, pp.11896-11901, 2002 Terasakaら、FEBS Lett., 536, pp.6-11, 2003 Caoら、J. Biol. Chem., 278, pp.1131-1136, 2003 Laffitteら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 100, pp.5419-5424, 2003 Lalaら、Curr. Opin. Investig. Drugs, 6, pp.934-943, 2005 特表2002-539155号公報 特表2004-509161号公報 国際公開WO2003/82192パンフレット 国際公開WO2004/24161パンフレット 国際公開WO2004/72046パンフレット 米国特許公開2005/215577号公報 国際公開WO2004/58717パンフレット 国際公開WO2005/23188パンフレット 国際公開WO2002/24632パンフレット 国際公開WO2000/54759パンフレット
本発明の課題は、新規なLXRアゴニストを提供することにある。
また、本発明の別な課題は、上記LXRアゴニストを有効成分として含む医薬であって、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、及び高コレステロール血症等の予防及び/又は治療のために有用な医薬を提供することにある。
本発明者等は上記の課題を解決すべく鋭意研究を行なった結果、下記一般式(1)で表されるインダノン誘導体が優れたLXRアゴニスト作用を有していることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明により、下記の一般式(1):
Figure 2008179562
(1)
(式中、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1〜6アルキル基、水酸基、又はC1〜6アルコキシ基を示し、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1〜6アルキル基、水酸基、C1〜6アルコキシ基、アミノ基、C1〜6アルキルアミノ基、C6〜10アリールアミノ基、C1〜6アルキルカルボニル基、C1〜6アルキルオキシカルボニル基、又はC1〜6アルカノイルアミノ基を示す。)で表される化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分とするLXRアゴニストが提供される。
また本発明により、一般式(1)のうち、次の式(2):
Figure 2008179562
(2)
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子、RはC6〜10アリールアミノ基、C1〜6アルキルカルボニル基、又はC1〜6アルカノイルアミノ基を表す。但し、Rが水素原子で、かつ、Rがアセチル基又はアセチルアミノ基である場合を除く)で示される化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物が新規化合物として提供される。
また、本発明により、上記のLXRアゴニストを有効成分として含む医薬が提供される。本発明の医薬は、例えば、ヒトを含む哺乳類動物のコレステロール代謝異常に起因する疾患、例えばアテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、又は高コレステロール血症等の治療又は予防のための医薬として有用である。好ましくは、本発明の医薬は上記の有効成分と1又は2以上の製剤用添加物とを含む医薬組成物の形態で提供される。
本発明により提供されるLXRアゴニストは、例えば、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、又は高コレステロール血症等の疾患の予防及び/又は治療のための医薬の有効成分として有用である。
(LXRアゴニスト)
本明細書において「LXRアゴニスト」とは、LXRα又はLXRβのいずれか又は両方に対してリガンドとして結合する性質を有し、かつLXRの標的遺伝子(例えばABCA1,ABCG1,ApoE,CETP,及びLPL等)のうちの少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを上昇させる作用を有する物質のことであり、コレステロール逆輸送経路を活性化して、それにより末梢からのコレステロール流出を増加させ、HDLコレステロールを増加させるとともに動脈硬化病変のコレステロール含量を減少させる作用を有する。従って、本発明のLXRアゴニストは、ヒトを含む哺乳類動物のコレステロール代謝異常に起因する疾患、例えばアテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、又は高コレステロール血症等の治療又は予防用の医薬の有効成分として有用である。
(一般式(1)及び(2)の化合物)
本発明のLXRアゴニストは、式(1)又は(2)で表される化合物、あるいはその塩又はそれらの溶媒和物からなる群の中から1種又は2種以上を使用することができる。
一般式(1)又は(2)で表される化合物の置換基について以下に具体的に説明する。
本発明において、C1〜6アルキル基、C1〜6アルコキシ基、C1〜6アルキルアミノ基、C1〜6アルキルカルボニル基、C1〜6アルキルオキシカルボニル基における「C1〜6アルキル基」部分とは、直鎖、分岐鎖または環状のC1〜6アルキル基を示し、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロプロピルメチル基、シクロペンチルメチル基等が挙げられる。
本発明において、「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
本発明において、C6〜10アリールアミノ基における「C6〜10アリール基」部分としては、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
本発明において、C1〜6アルカノイルアミノ基における「C1〜6アルカノイル基」部分及びC1〜6アルキルカルボニル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基等が挙げられる。
一般式(1)及び(2)において、R、R、R及びRとしては、各々、水素原子又はハロゲン原子が好ましく、ハロゲン原子としては塩素原子が特に好ましい。式(1)においては、置換個数、置換位置は特に制限されないが、1〜3置換されているのが好ましく、1置換されているのが更に好ましく、p位に1置換されているのが特に好ましい。
一般式(1)及び(2)においてR、R、R及びRとしては、各々、C6〜10アリールアミノ基、C1〜6アルキルカルボニル基、C1〜6アルキルオキシカルボニル基、C1〜6アルカノイルアミノ基が好ましい。C6〜10アリールアミノ基としてはフェニルアミノ基が好ましく、C1〜6アルキルカルボニル基としてはアセチル基が好ましく、C1〜6アルキルオキシカルボニル基としてはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基が好ましく、C1〜6アルカノイルアミノ基としてはアセトアミド基が好ましい。
一般式(1)においては置換個数、置換位置は特に制限されないが、1〜3置換されているのが好ましく、1置換されているのが更に好ましく、p位に1置換されているのが特に好ましい。
一般式(1)で表される化合物のうち、好ましい化合物として、例えば3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−エトキシカルボニルフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−メトキシカルボニルフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、2−フェニル−3−[(4−フェニルアミノフェニル)アミノ]−1H−インデン−1−オン等を挙げることができ、より好ましい化合物としては、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オンを挙げることができる。
一般式(1)で表される化合物のうち、式(2)で表されるRが水素原子又はハロゲン原子(好ましくは塩素原子)であり、かつRがC6〜10アリールアミノ基(好ましくはフェニルアミノ基)、C1〜6アルキルカルボニル基(好ましくはアセチル基)、又はC1〜6アルカノイルアミノ基(好ましくはアセチルアミノ基)である化合物は、新規化合物である(但し、Rが水素原子で、かつ、Rがアセチル基又はアセチルアミノ基である場合を除く)。具体的には、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、2−フェニル−3−[(4−フェニルアミノフェニル)アミノ]−1H−インデン−1−オン等の化合物を例示することができる。
一般式(1)又は(2)で表される化合物は塩を形成する場合がある。塩の種類は特に限定されないが、例えば、酸付加塩等が挙げられ、生理学的に許容される酸付加塩等が好ましい。塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩のような鉱酸の酸付加塩;安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、又は酢酸塩等の有機酸の酸付加塩;ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等の金属塩;グリシン塩等のアミノ酸塩等が挙げられるが、これらに限定されることはない。また、必要に応じて再結晶法やカラムクロマトグラフィー等の通常の精製手段を用いて再精製することができる。
一般式(1)又は(2)で表される化合物若しくはその塩は、水和物に代表される任意の溶媒和物を形成することができ、これらの溶媒和物も本発明に包含される。
(化合物の製法)
本発明の一般式(1)で表される化合物は、下記の反応式に示すとおり、公知の方法により製造することができる(Egypt.J.Chem.,27(2),229−239(1984)記載の方法等)。下記の反応式において、RはR、R、R及びRに対応し、R’はR、R、R及びRに対応し、m及びnは1〜3の整数を示す。すなわち、2−アリール−3−アリールアミノ−1H−インデン−1−オン誘導体(6)は2−アリール−3−クロロ−1H−インデン−1−オン誘導体(5)と、対応するアリールアミン(8)を加熱還流することにより製造することができる。原料となる2−アリール−3−クロロ−1H−インデン−1−オン誘導体(5)は、公知の方法により製造することができる(J.Heterocyclic Chem.,39,131−135(2002)記載の方法等)。すなわち、2−アリール−1H−インデン−1,3−ジオン誘導体(4)とホスホリルクロリドを加熱還流することにより製造することができる。2−アリール−1H−インデン−1,3−ジオン誘導体(4)は市販品を利用することができるが、定法に従い無水フタル酸(3)より製造することができる。すなわち、無水フタル酸(3)と対応するアリール酢酸(7)と無水酢酸、トリエチルアミンを水浴中反応させることにより製造することができる。これら化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物も本発明の範囲に包含される。また、必要に応じて、常法に従って所望の酸付加塩等に変換することも可能である。上記一般式(1)で表される化合物のうち一部の化合物については商業的に入手できるものもあり、例えばChem Bridge社から購入することができる。
Figure 2008179562
一般式(2)で表される新規化合物についても、上記に説明した方法に従って製造することができ、また本明細書の実施例に具体的に記載された方法に従って製造することもできる。
(投与形態及び製剤)
本発明の医薬としては、上記のLXRアゴニストをそのまま使用してもよいが、本発明の医薬は、好ましくは一般式(1)又は(2)で表される化合物、その塩及びそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる物質とともに1又は2以上の製剤用添加物を含む医薬組成物として調製することができる。本発明の医薬の投与経路は特に限定されず、経口的又は非経口的に投与することが可能であり、治療目的等に応じて適宜選択できる。例えば、経口投与用の固形製剤、経口投与用の液体製剤、注射剤、坐剤、軟膏剤、吸入剤、点眼剤、点鼻剤、又は経皮吸収剤等のいずれの形態であってもよい。これらの投与形態に適した医薬組成物は公知の方法により製造できる。
経口投与用固形製剤を調製する場合は、有効成分である上記の物質に賦形剤を添加し、さらに必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、又は矯味剤等の製剤用添加物を1種又は2種以上加えた後、常法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、又はカプセル剤等として調製すればよい。製剤用添加物としては、例えば、当業界で一般的に使用されているものを使用することができる。より具体的には、賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、微結晶セルロース、又は珪酸等が挙げられる。結合剤としては、例えば、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン液、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、エチルセルロース、シェラック、リン酸カルシウム、又はポリビニルピロリドン等が挙げられる。崩壊剤としては、例えば、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、又は乳糖等が挙げられる。滑沢剤としては、例えば、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール等が挙げられる。着色剤としては、例えば、β−カロチン、黄色三二酸化鉄、カルメラ等が挙げられる。矯味剤としては、例えば、白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。
経口投与用の液体製剤を調製する場合は、有効成分である上記の物質に矯味剤、緩衝剤、又は安定化剤等の製剤用添加物を1種又は2種以上を加えて常法により内服液剤、シロップ剤、又はエリキシル剤等として調製すればよい。矯味剤としては、例えば白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等を使用することができ、緩衝剤としては、例えばクエン酸ナトリウム等を使用することができる。安定化剤としては、例えばトラガント、アラビアゴム、又はゼラチン等が挙げられる。
注射剤を調製する場合は、有効成分である上記の物質にpH調節剤、緩衝剤、安定化剤、等張化剤、又は局所麻酔剤等の製剤用添加物を1種又は2種以上添加し、常法により皮下、筋肉及び静脈内注射剤を製造することができる。pH調製剤及び緩衝剤としては、例えばクエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、又はリン酸ナトリウム等が挙げられる。安定化剤としては、例えばピロ亜硫酸ナトリウム、EDTA、チオグリコール酸、又はチオ乳酸等が挙げられる。等張化剤としては、例えば塩化ナトリウム又はブドウ糖等が挙げられる。局所麻酔剤としては、例えば塩酸プロカイン又は塩酸リドカイン等が挙げられる。
坐薬を調製する場合は、有効成分である上記の物質に公知の坐薬用担体、例えば、ポリエチレングリコール、ラノリン、カカオ脂、又は脂肪酸トリグリセライド等を添加し、さらに必要に応じてツイーン(登録商標)等の界面活性剤等を添加して、常法により製造することができる。
軟膏剤を調製する場合は、有効成分である上記の物質に通常使用される基剤、安定化剤、又は保存剤等の製剤用添加物を1種又は2種以上必要に応じて添加し、常法により混合して製剤化すればよい。基剤としては、例えば流動パラフィン、白色ワセリン、サラシミツロウ、オクチルドデシルアルコール、又はパラフィン等が挙げられる。安定化剤としては、例えばトラガント、アラビアゴム、又はゼラチン等が挙げられる。保存剤としては、例えばp−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、又はp−ヒドロキシ安息香酸プロピル等が挙げられる。
本発明の医薬組成物の形態は上記に説明した特定の形態に限定されることはなく、例えば、常法により吸入剤、点眼剤、又は点鼻剤等の形態の医薬組成物を調製することもできる。
本発明の医薬の投与量は特に限定されず、患者の年齢及び体重、予防及び/又は治療すべき疾患の症状、投与形態、及び投与回数等の条件に応じて適宜選択することができる。通常は成人に対して有効成分である一般式(1)で表わされる化合物の質量として1日あたり1〜1000mg程度を投与すればよい。上記の投与量を1回又は数回に分けて投与することが好ましい。
以下、本発明を、実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。
製造例1 3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オンの製造
2−(4−クロロフェニル)−3−クロロ−1H−インデン−1−オン(55mg、0.22mmol)のエタノール溶液(1mL)に室温下4−アセチルフェニルアミン(29mg、0.22mmol)を加え、12時間加熱還流した。析出した固体をろ過、乾燥し、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン42.4mg(収率52%)を赤色固体として得た。
融点:274−277℃
H−NMR(DMSO−d)δ:2.43(3H、s)、6.68−6.89(1H、m)、6.92(2H、d、J=6.5Hz)、7.00(2H、d、J=5.8Hz)、7.05(2H、d、J=5.8Hz)、7.44(1H、dd、J=3.1、3.2Hz)、7.52(1H、ddd、J=1.9、3.7、4.7Hz)、7.58(2H、d、J=6.5Hz)、7.66(1H、d、J=5.5Hz)、10.07(1H、s)
製造例2 3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オンの製造
2−(4−クロロフェニル)−3−クロロ−1H−インデン−1−オン(122mg、0.48mmol)のエタノール溶液(2mL)に室温下4−アセチルアミノフェニルアミン(71mg、0.48mmol)を加え、終夜加熱還流した。クロロホルムで希釈し、水で洗浄後、クロロホルムで抽出後、炭酸カリウムで乾燥し減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製し、3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン(67mg、36%)を暗赤色固体として得た。
融点:154−156℃(decomp.)
H−NMR(CDCl)δ:3.30(3H、s)、7.19−7.48(8H、m)、7.94(1H、d、J=4.0Hz)、7.98(1H、d、J=4.2Hz)、8.06(1H、d、J=4.2Hz)、8.11(1H、d、J=4.0Hz)
製造例3 2−フェニル−3−[(4−フェニルアミノフェニル)アミノ]−1H−インデン−1−オンの製造
2−フェニル−3−クロロ−1H−インデン−1−オン(100mg、0.42mmol)のエタノール溶液(8mL)に室温下フェニル−4−フェニレンジアミン(77mg、0.42mmol)を加え、2.5時間加熱還流した。クロロホルムで希釈し、水で洗浄後、クロロホルムで抽出後、炭酸カリウムで乾燥し減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、2−フェニル−3−[(4−フェニルアミノフェニル)アミノ]−1H−インデン−1−オン(10mg、6.2%)を無色油状物として得た。
H−NMR(CDCl)δ:6.76−6.86(2H、m)、6.93(2H、d、J=5.7Hz)、6.98(1H、d、J=4.6Hz)、7.03−7.09(3H、m)、7.17(2H、dd、J=5.7、6.2Hz)、7.23−7.42(4H、m)、7.99(1H、d、J=4.6Hz)、8.00(1H、d、J=4.2Hz)、8.05(1H、d、J=4.2Hz)、8.06(1H、d、J=4.6Hz)
試験例1:転写促進アッセイ
<プラスミドの構築>
ヒトLXRα及びLXRβ cDNAのリガンド結合ドメイン(LBD)を哺乳類発現ベクターpBIND(Promega)の酵母GAL4転写因子DNA結合ドメイン(DBD)に隣接して挿入することによって発現構築物を調製し、それぞれpBIND−LXRα/GAL4及びpBIND−LXRβ/GAL4を作製した。GAL4応答性リポーター構築物、pG5lucは、Promega社から入手できる公知のベクターであり、プロモーターに隣接して位置する5コピーのGAL4応答エレメントとルシフェラーゼリポーター遺伝子を含む。
<アッセイ>
LXRα/GAL4又はLXRβ/GAL4ハイブリッド及びGAL4応答性リポーターベクター安定発現CHOK−1細胞を、5%COの湿潤雰囲気下、37℃で、10%非働化処理ウシ胎児血清、100単位/mLペニシリンG及び100μg/mL硫酸ストレプトマイシンを含有するHAM−F12培地を入れた96ウェルプレートに20,000細胞/ウェルで播種した。24時間後、被検化合物を試験濃度範囲にわたって溶解した培地を添加し、細胞とともに24時間インキュベーションした。Bright−Gloルシフェラーゼアッセイ基質(Promega)を用いてルシフェラーゼ活性を測定することにより、試験化合物がLXRのLBDを介してルシフェラーゼ転写の活性化に及ぼす作用を測定した。ルシフェラーゼ活性の結果はDMSO対照群に対する誘導倍率として示した。比較化合物としてGW3965を同時に評価した。結果を表1に示す。表中、Meはメチル基を、Etはエチル基を、Acはアセチル基を、Phはフェニル基を示す。
Figure 2008179562
表2に示したように、本発明のインダノン誘導体は、いずれも優れたLXRアゴニスト活性を有し、特に化合物1〜6は、対照薬のGW3965よりも強いLXRアゴニスト活性を有することが判る。
製剤例1(カプセル剤:各質量は1カプセルあたりの質量を示す)
製造例1の化合物 30mg
微結晶セルロース 30mg
乳糖 57mg
ステアリン酸マグネシウム 3mg
全量 120mg
上記成分を常法により混合した後ゼラチンカプセルに充填し、カプセル剤を得た。
製剤例2(錠剤:各質量は1錠あたりの質量を示す)
製造例1の化合物 30mg
でん粉 44mg
でん粉(のり用) 5.6mg
ステアリン酸マグネシウム 0.4mg
カルボキシメチルセルロースカルシウム 20mg
全量 100mg
上記成分を常法により混合・打錠し錠剤を得た。
製剤例3(注射剤)
製造例1の化合物(100mg)及び塩化ナトリウム(900mg)を約80mLの注射用蒸留水に溶解して得られた溶液に注射用蒸留水を加えて総量100mLにした。この溶液を無菌濾過した後アンプル10本に分注し、シールして無菌の注射剤を得た。

Claims (7)

  1. 一般式(1)
    Figure 2008179562
    (1)
    (式中、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1〜6アルキル基、水酸基、又はC1〜6アルコキシ基を示し、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1〜6アルキル基、水酸基、C1〜6アルコキシ基、アミノ基、C1〜6アルキルアミノ基、C6〜10アリールアミノ基、C1〜6アルキルカルボニル基、C1〜6アルキルオキシカルボニル基、又はC1〜6アルカノイルアミノ基を示す。)で示される化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分とするLXRアゴニスト。
  2. 一般式(1)の化合物が、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−エトキシカルボニルフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−メトキシカルボニルフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−フェニル−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、又は2−フェニル−3−[(4−フェニルアミノフェニル)アミノ]−1H−インデン−1−オンであることを特徴とする請求項1に記載のLXRアゴニスト。
  3. 請求項1又は2のいずれか1項に記載のLXRアゴニストを有効成分として含む医薬。
  4. コレステロール代謝異常に起因する疾患の予防及び/又は治療に用いる請求項3に記載の医薬。
  5. コレステロール代謝異常に起因する疾患がアテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、又は高コレステロール血症である請求項4に記載の医薬。
  6. 一般式(2)
    Figure 2008179562
    (2)
    (式中、Rは水素原子又はハロゲン原子、RはC6〜10アリールアミノ基、C1〜6アルキルカルボニル基、又はC1〜6アルカノイルアミノ基を表す。但し、Rが水素原子で、かつ、Rがアセチル基又はアセチルアミノ基である場合を除く)で示される化合物、若しくはその塩又はそれらの溶媒和物。
  7. 一般式(2)の化合物が、3−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、3−[(4−アセチルアミノフェニル)アミノ]−2−(4−クロロフェニル)−1H−インデン−1−オン、又は2−フェニル−3−[(4−フェニルアミノフェニル)アミノ]−1H−インデン−1−オンであることを特徴とする請求項6に記載の化合物、若しくはその塩又はそれらの溶媒和物。
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