JP2019215606A - 施策決定システムおよび施策決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定領域での有効な施策を提示すること。【解決手段】施策決定システムは、記憶デバイスに、対象地域における特定領域内の問題を解消するための複数の施策案と、問題解消の目標値と問題の解消度とを対応付けた問題解消情報と、問題解消に必要な費用の目標値を記憶する費用情報と、問題の予測発生量と、複数の施策案の各々についての問題に対する供給可能量と、施策案を実行した場合の予測費用と、を記憶しており、問題に対する供給可能量と問題の予測発生量とに基づいて、問題解消の目標値に対応する解消度を問題解消情報から特定し、施策案を実行した場合の予測費用に該当する費用の目標値を費用情報から特定し、特定された問題の解消度と、特定された費用の目標値と、に基づいて、施策案の費用対効果を算出し、複数の施策案の中から、算出された費用対効果が相対的に高い2以上の特定の施策案を選出する。【選択図】図2

Description

本発明は、施策を決定する施策決定システムおよび施策決定方法に関する。
特許文献1は、電子マネーや定期乗車券の機能を搭載した携帯端末装置を開示する。特許文献2は、2駅間運賃を算出することについて正当性が検証済みの自動改札機等の運賃算出装置により、経路外中抜け精算運賃を算出できることを開示する。特許文献3は、一旦チャージされた電子マネー機能付きICカードの残額の払戻しを可能にする電子マネー精算システムを開示する。特許文献4は、改札情報を利用して駅周辺の状況を推定する推定方法を開示する。
特開2009‐265997号公報 特開2010‐003180号公報 特開2010‐086134号公報 特開2014‐006743号公報
対象地域外の流入者が対象地域内の特定領域に流入すると一時的に特定領域の人口密度が増大し、特定領域で渋滞が発生し、ゴミも大量発生することが懸念される。しかしながら、上述した従来技術では、特定領域での渋滞発生やゴミの増加について講じるべき対策について考慮されていない。
本発明は、特定領域での有効な施策を提示することを目的とする。
本願において開示される発明の一側面となる施策決定システムおよび施策決定方法は、プログラムを実行するプロセッサと前記プログラムを記憶する記憶デバイスとを有する1台以上のコンピュータ群により構成される施策決定システムであって、前記記憶デバイスは、対象地域における特定領域内の問題を解消するための複数の施策案と、問題解消の目標値と前記問題の解消度とを対応付けた問題解消情報と、前記問題解消に必要な費用の目標値を記憶する費用情報と、前記問題の予測発生量と、前記複数の施策案の各々についての前記問題に対する供給可能量と、前記施策案を実行した場合の予測費用と、を記憶しており、前記プロセッサは、前記複数の施策案の各々について、前記問題に対する供給可能量と前記問題の予測発生量とに基づいて、前記問題解消の目標値に対応する解消度を前記問題解消情報から特定する第1特定処理と、前記複数の施策案の各々について、前記施策案を実行した場合の予測費用に該当する前記費用の目標値を前記費用情報から特定する第2特定処理と、前記複数の施策案の各々について、前記第1特定処理によって特定された前記問題の解消度と、前記第2特定処理によって特定された前記費用の目標値と、に基づいて、前記施策案の費用対効果を算出する算出処理と、前記複数の施策案の中から、前記算出処理によって算出された費用対効果が相対的に高い2以上の特定の施策案を選出する選出処理と、前記選出処理によって選出された2以上の特定の施策案を出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、特定領域での有効な施策を提示することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図1は、施策決定システムによる活性化例1を示す説明図である。 図2は、施策決定システムによる活性化例2を示す説明図である。 図3は、施策決定システムのシステム構成例を示す説明図である。 図4は、図3に示したコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、図3に示した鉄道会社の管理システムのハードウェア構成例を示す説明図である。 図6は、図3および図5に示した鉄道情報DBの記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、図3に示した自治体情報DBの記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、図3に示したファンド情報DBの記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、協賛企業情報DBの記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、乗車券予約購入シーケンス例を示すシーケンス図である。 図11は、寄付金取得シーケンス例を示すシーケンス図である。 図12は、施策決定シーケンス例を示すシーケンス図である。 図13は、問題解消KPIデータの一例を示す説明図である。 図14は、施策案データの一例を示す説明図である。 図15は、費用KPIデータを示す説明図である。 図16は、図12のステップS1207で示した分析装置による施策案決定処理手順例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を用いて、本実施例における施策決定システムについて説明する。施策決定システムとは、対象地域外から当該対象地域内の特定領域へ来訪する人(以下、来訪者)から寄付金を用いて当該対象地域を当該対象地域の住民(以下、地元民)とともに、来訪者の来訪により当該対象地域で発生する問題を解消するための施策を決定する地元民参加型のシステムである。本実施例は、来訪者の移動手段の一例として鉄道を例に挙げて説明し、来訪者からの寄付金は、鉄道運賃への上乗せ料金として説明する。ただし、来訪者の移動手段は、鉄道に限らず、バス、船舶、飛行機などの他の交通手段でもよい。また、来訪手段は、交通手段に限らず、当該対象地域で開催されるコンサートやスポーツなどのイベントでもよい。この場合、寄付金は、交通手段の運賃への上乗せでもよく、イベントのチケットへの上乗せでもよい。
<施策決定システムによる活性化例>
図1は、施策決定システムによる活性化例1を示す説明図である。鉄道網100は、電車109が移動する交通手段である。電車109は、鉄道網上の駅101,102に停車する。駅101,102には改札機103があり、来訪者104が通過可能である。来訪者104は、モバイル端末105を有する。来訪者104のモバイル端末105は、来訪者104が事前に駅101から駅102までの乗車券を購入済みである場合、購入済みであることを示す情報を保持する。来訪者104が駅101の改札機103を通過する際、改札機103との近距離通信(たとえば、RFID)により、鉄道会社の管理システム302(図3を参照)は、当該来訪者104の入場許可を判断する。入場が許可された場合、鉄道会社の管理システム302は、改札機103を開門して来訪者104を通過させる。
なお、来訪者104が事前に駅101から駅102までの乗車券を購入済みでない場合、鉄道会社の管理システム302は、来訪者104のモバイル端末105と改札機103との近距離通信時にモバイル端末105にチャージされている金額から初乗り運賃の金額を取得する。
来訪者104は駅101から乗車し駅102で降車する。来訪者104は、駅102の改札を通過する。来訪者104が駅101の改札機103を通過する際、来訪者104のモバイル端末105と改札機103との近距離通信により、鉄道会社の管理システム302は、当該来訪者104の退場許可を判断する。退場が許可された場合、鉄道会社の管理システム302は、改札機103を開門して来訪者104を通過させる。この際、鉄道会社の管理システム302は、来訪者104のモバイル端末105から改札機103を介して寄付金を取得する。なお、寄付金の寄付については、事前に来訪者104が寄付金の取得許可の設定が来訪者104のモバイル端末105になされているものとする。
なお、来訪者104が事前に駅101から駅102までの乗車券を購入済みでない場合、鉄道会社の管理システム302は、来訪者104のモバイル端末105と改札機103との近距離通信時にモバイル端末105にチャージされている金額から、駅101から駅102までの運賃から初乗り運賃を引いた差額と寄付金とを取得する。来訪者104からの寄付金は、鉄道会社の管理システム302からNPO(Nonprofit Organization)法人のようなファンド120にプールされる。
駅102は、地元民130の対象地域内の特定領域の一例である中心地110に存在する。中心地110には、来訪者104や地元民が来訪するための、たとえば、ホテルなどの宿泊施設111、商店舗112、商業ビル113、オフィスビル114、ホールやアリーナ、スタジアムなどのイベント会場115が存在する。
図2は、施策決定システムによる活性化例2を示す説明図である。活性化例2は、イベント会場115でイベントが開催される日に来訪者104が来訪した場合の問題発生例を示している。イベントの開催日には中心地110への来訪者104が急増するため、中心地110で渋滞が発生したり、イベント会場115周辺のゴミが増加したり、地元民130が中心地110との間の移動に支障をきたしたりするという問題が発生する。
このため、事前にファンド120にプールされた寄付金を用いて、ファンド120は、イベントの開催日における需要予測に基づいて、対象地域における特定領域内の問題を解消するための複数の施策案を提案する。複数の施策案には、たとえば、駅102とイベント会場115との間で来訪者104を輸送する臨時バスの運行、中心地110でのごみ回収頻度増加、地元民130へのシェアオフィス(中心地110外)の開門、駅102の混雑緩和のため前泊来訪者104の宿泊費割引サービスの提供が挙げられる。地元民130は、提案された複数の施策案について投票し、最も投票数の多い施策案が実行される。
このように、プールされた寄付金の使途は地元民130により決定され、プールされた寄付金は当該地域のために使用されるため、プールされた寄付金は、地元民130が気持ちよく暮らすための街の発展に平等に還元される。また、住民のための街づくり施策を策定するファンド120が介在することで、来訪者104増による街の変化に、鉄道を利用しない住民も主体的に加わる仕組みを提案することが可能となる。
また、来訪者104が来訪するほど、街が気持ちよく発展し続ける。たとえば、プールされた寄付金は、大量の来訪者104によって突発的、一時的に街に生じる交通渋滞やごみのポイ捨てによる美観の低下など地元住民にとって望ましくない状況を回避するために使用される。すなわち、来訪者104が増えて、地元民130にとってむしろ街が不便になった、魅力がなくなったということが低減される。
また、地元民130の選択で、街を良くする「使い道」が見えてくることになる。たとえば、街の需要予測をもとに、ファンド120のサービス事業者が、「臨時バスを走らせる」、「ゴミの回収頻度を上げる」「地元民130にシェアオフィスを無料開門する」など、短期スパンの使い道を複数提案する。最終的に住民が提案に投票することでプールされた寄付金の使い道が決定される。
また、施策決定システムの導入により、地元ビジネスを巻き込みながら、地元民130自ら街を良くする行動を起こすことが期待される。たとえば、ファンド120のサービス事業者が、プールされた寄付金の使い道自体の提案を地元民130に促し、「大都市から呼ぶ講師の旅費」「市民のためのワークショップ」など、より文化的にも発展できるような長期スパンの使い方を住民たちが提案できるようになる。街の変化が地元民130ごとに変わり、鉄道が街の成熟を支える存在として身近に感じるようになる。プールされた寄付金は地域に還元されるので地元ビジネスも活性化し、街の継続的な発展が支えられる。
<施策決定システムのシステム構成例>
図3は、施策決定システムのシステム構成例を示す説明図である。施策決定システム300は、分析装置301、管理システム302、公共システム303、運営システム304、協賛企業システム305、来訪者104のモバイル端末105、デジタルサイネージ363、車内音声インタフェース362、および地元民130のモバイル端末361が、インターネットなどのネットワーク310を介して通信可能に接続される。なお、システムとは、1台のコンピュータまたは2台以上の連携しあうコンピュータである。すなわち、施策決定システム300は、1台以上のコンピュータ群により構成される。
分析装置301は、中心地110の需要を予測し、地元民130に提案すべき施策案を分析するコンピュータである。管理システム302は、鉄道会社が鉄道網や駅を管理する特定のコンピュータシステムである。管理システム302は、鉄道情報を記憶する鉄道情報DB320を有する。また、管理システム302は、改札機103と通信可能に接続されている。改札機103は、対象地域外からの来訪者の端末105と近距離通信可能な特定領域内の検出機である。
公共システム303は、当該地域の自治体が管理するコンピュータシステムである。公共システム303は、当該地域の人口推移を記憶する人口推移DB331、当該地域の交通情報を記憶する交通情報DB332、当該地域の自治体情報を記憶する自治体情報DB333に接続されている。また、公共システム303は、中心地110を監視する監視カメラ330にも接続されている。
運営システム304は、ファンド120であるサービス事業者が運営するコンピュータシステムである。運営システム304は、ファンド120情報を記憶するファンド情報DB340に接続されている。協賛企業システム305は、当該地域に協賛する協賛企業が管理するコンピュータシステムである。協賛企業システム305は、協賛企業に関する情報(協賛企業情報)を記憶する協賛企業情報DB350に接続されている。協賛企業とは、たとえば、臨時バスの運行会社、宿泊施設111、シェアオフィスの運営会社、ゴミ清掃業者である。
デジタルサイネージ363は、当該地域に設置され、運営システム304からの施策案を表示する表示装置である。車内音声インタフェース362は、たとえば、地元民130が所有する自動車内に設けられ、運営システム304からの施策案を音声出力する。たとえば、車内音声インタフェース362は、運営システム304の制御により、施策案がシェアオフィスの無料開門である場合、自動車の現在位置から近隣の無料開門のシェアオフィスの位置を音声で案内する。地元民130のモバイル端末361は、スマートフォンなど地元民130が所有する端末であり、運営システム304からの施策案を表示したり、表示された施策案の選択を受け付けて運営システム304に送信したりする。
<コンピュータのハードウェア構成例>
図4は、図3に示したコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。コンピュータ400は、プロセッサ401と、記憶デバイス402と、入力デバイス403と、出力デバイス404と、通信インタフェース(通信IF)405と、を有する。プロセッサ401、記憶デバイス402、入力デバイス403、出力デバイス404、および通信IF405は、バス406により接続される。プロセッサ401は、コンピュータ400を制御する。プロセッサ401は、プログラムを実行する。記憶デバイス402は、プロセッサ401の作業エリアとなる。また、記憶デバイス402は、各種プログラムやデータを記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体である。記憶デバイス402としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。入力デバイス403は、データを入力する。入力デバイス403としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナがある。出力デバイス404は、データを出力する。出力デバイス404としては、たとえば、ディスプレイ、プリンタがある。通信IF405は、ネットワーク310と接続し、データを送受信する。
<管理システム302のハードウェア構成例>
図5は、図3に示した鉄道会社の管理システム302のハードウェア構成例を示す説明図である。管理システム302は、寄付金管理装置501と、収入管理装置502と、運行管理装置503と、予約管理装置504と、改札機103と、鉄道情報DB320と、を有する。寄付金管理装置501、収入管理装置502、運行管理装置503、予約管理装置504、改札機103、および鉄道情報DB320は、バス505により接続される。
寄付金管理装置501は、来訪者104からの寄付金を管理するコンピュータである。収入管理装置502は、乗車券購入による収入を管理するコンピュータである。収入管理装置502は、たとえば、顧客のクレジットカードおよび銀行口座番号を含む個人情報を保有し、顧客が乗車券を購入した場合に決済することが可能である。運行管理装置503は、電車109の運行を管理するコンピュータである。予約管理装置504は、乗車日時、便および座席の予約を管理するコンピュータである。鉄道情報DB320は、利用履歴、利用予測、運賃、便および座席の乗車券情報、顧客情報、寄付金など、寄付金管理装置501、収入管理装置502、運行管理装置503、および予約管理装置504で用いられる情報を記憶するデータベースである。
来訪者104は、モバイル端末105を用いて予約管理装置504と通信して、乗車したい日時の便および座席を指定して乗車券を予約購入し、予約購入した乗車券情報をモバイル端末105の記憶デバイス402に記憶する。同様に、予約管理装置504は、乗車券情報を鉄道情報DB320に記憶する。改札機103は、モバイル端末105との近距離通信により、乗車券情報を予約管理装置504に送信する。予約管理装置504は、改札機103からの乗車券情報が鉄道情報DB320内の乗車券情報と一致すれば、改札機103を開門して来訪者104を通過させる。
<鉄道情報DB320の記憶内容例>
図6は、図3および図5に示した鉄道情報DB320の記憶内容の一例を示す説明図である。図6では、鉄道情報として利用予測について説明する。利用予測は、予約購入された乗車券情報に基づいて生成される。鉄道情報DB320は、利用駅601と、利用種別602と、人数603と、利用予定日時604と、を利用予測として記憶する。利用駅601は、利用者が利用(乗車または降車)する駅である。利用種別602は、利用駅601を利用する種別(乗車または降車)である。人数603は、利用駅601で利用種別602の利用をする利用者の人数である。利用予定日時604は、利用者が利用駅601を利用する日時である。
<自治体情報DB333>
図7は、図3に示した自治体情報DB333の記憶内容の一例を示す説明図である。図7では、駅102からイベント会場115までの対象経路における混雑状況が自治体情報としてあらかじめ管理者によって入力される。自治体情報DB333は、イベント701と、駅前交通量702と、信号の時間703と、交差点の数704と、路上駐車場の予想利用率705と、を混雑状況として記憶する。イベント701とは、特定地域で開催されるイベントを特定する情報である。駅前交通量702とは、駅102前における1時間当たりに通過する車両の台数である。信号の時間702とは、対象経路上に存在する信号の待ち時間の平均値である。交差点の数703とは、対象経路上の交差点の数である。路上駐車場の予想利用率705とは、対象経路上に存在する路上駐車場について予想した利用率である。
<ファンド情報DB340>
図8は、図3に示したファンド情報DB340の記憶内容の一例を示す説明図である。ファンド情報DB340は、ファンド情報として、地区名801と、事象発生日802と、投票者数803と、選択施策案804と、投票者の施策案利用状況805と、満足度806と、を記憶する。地区名801とは、事象が発生した地区である。事象はイベントを含む。イベント以外でも当該地区で混雑が発生する場合もある。事象発生日802とは、事象が発生した日である。投票者数803とは、施策案の選択に投票した地元民130の数である。選択施策案804は、投票の結果選択された施策案である。投票者の施策案利用状況805は、選択施策案804を利用した投票者の人数である。満足度806は、投票者のモバイル端末105から送信されてきた満足度の平均値である。
<協賛企業情報DB350>
図9は、協賛企業情報DB350の記憶内容の一例を示す説明図である。図9では、協賛企業としてバス運行会社を例に挙げて説明する。協賛企業情報DB350は、協賛企業情報として、会社名901と、保有台数902と、大きさ/収容人数903と、利用予定904と、稼働率履歴905と、を記憶する。会社名901は、バス運行会社の社名である。保有台数は、会社名901のバス運行会社が保有するバスの台数である。大きさ/収容人数903は、会社名901のバス運行会社が保有するバスの大きさおよび収容人数である。利用予定904は、1日の利用予定人数である。稼働率履歴905は、会社名901のバス運行会社における月あたりの稼働率である。
<乗車券予約購入シーケンス例>
図10は、乗車券予約購入シーケンス例を示すシーケンス図である。来訪者104は、来訪者104のモバイル端末105に対し予約操作をする(ステップS1001)。モバイル端末105は、予約操作を受け付けると(ステップS1001)、予約操作で入力された情報を予約要求として予約管理装置504に送信する(ステップS1002)。予約管理装置504は、予約要求を受信すると、予約要求で指定された発着日時、乗降車駅、および座席の仮予約処理を実行する(ステップS1003)。予約管理装置504は、仮予約処理(ステップS1003)で得られた降車駅情報を寄付金管理装置501に送信する(ステップS1004)。
寄付金管理装置501は、降車駅情報を受信した場合(ステップS1004)、当該降車駅について寄付金設定がされているか否かを判定する(ステップS1005)。寄付金設定とは、来訪者104が降車駅の改札機103を通過する場合に、来訪者104のモバイル端末105から寄付金を取得する設定である。寄付金設定は、駅ごとに設定される。寄付金管理装置501は、寄付金設定の判定結果を予約管理装置504に返す(ステップS1006)。
予約管理装置504は、判定結果を受信すると、判定結果が寄付金設定有りの場合、予約要求(ステップS1002)の場合の運賃および寄付金の情報をモバイル端末105に送信する(ステップS1007)。これにより、モバイル端末105は、運賃および寄付金の情報を表示する。
来訪者104は、モバイル端末105に表示されている運賃および寄付金の情報を見て、モバイル端末105に対し、来訪者104のクレジットカード番号を入力するなどの購入操作を行う(ステップS1008)。モバイル端末105は、購入操作を受け付けると、モバイル端末105は、予約要求(ステップS1002)で指定された発着日時、乗降車駅、および座席の購入を確定させるための決済情報を予約管理装置504に送信する(ステップS1009)。
予約管理装置504は、決済情報を受信すると、たとえば、収入管理装置502またはクレジットカード会社のサーバ(当該来訪者104のクレジットカード番号および銀行口座番号を含む個人情報を保有)と通信して決済処理をおこない、チケットIDを発行する(ステップS1010)。予約管理装置504は、来訪者104、チケットID、到着日時、降車駅および寄付金の情報(以下、寄付情報)を寄付金管理装置501に送信する(ステップS1011)。
寄付金管理装置501は、寄付情報を受信すると、寄付情報を記憶デバイス402に記録し(ステップS1012)、記録完了を予約管理装置504に通知する(ステップS1013)。予約管理装置504は、記録完了の通知を受けると(ステップS1013)、運賃情報を収入管理装置502に送信する(ステップS1014)。
収入管理装置502は、運賃情報を受信すると、記録完了を予約管理装置504に通知する(ステップS1016)。予約管理装置504は、記録完了の通知を受けると、仮予約処理(ステップS1003)の処理内容に基づいて、予約処理を実行してチケット情報を生成する(ステップS1017)。
チケット情報は、たとえば、チケットID、発着日時、乗降車駅、座席、運賃および寄付金の情報を含む。予約管理装置504は、チケット情報をモバイル端末105に送信する(ステップS1018)。モバイル端末105は、チケット情報を記憶デバイス402に記録して(ステップS1019)、チケット情報を表示する(ステップS1020)。これにより、来訪者104は、チケット情報を確認することができる。
<寄付金取得シーケンス例>
図11は、寄付金取得シーケンス例を示すシーケンス図である。図11の来訪者104は、図10でチケット情報がモバイル端末105に記録された来訪者104である。降車駅である駅102で来訪者104は、改札機103にモバイル端末105をタッチする(ステップS1101)。モバイル端末105は、改札機103との近距離通信により改札機103に出場要求を送信する(ステップS1102)。
出場要求は、チケット情報内のチケットID、到着日時および降車駅の情報を含む。改札機103は、出場要求を受信すると、出場要求に基づいて出場可否判定を実行する(ステップS1103)。たとえば、改札機103は、出場要求内の降車駅の情報がその改札機103が設置されている駅を特定し、かつ、到着時刻が現在時刻以降であれば、出場許可と判定する。
改札機103は、出場許可と判定した場合、出場要求に含まれているチケットIDを寄付金管理装置501に送信する(ステップS1104)。寄付金管理装置501は、改札機103からチケットIDを受信すると、受信したチケットIDと一致するチケットIDを有する寄付情報を検索する(ステップS1105)。チケットIDが一致する寄付情報が検索された場合、寄付金管理装置501は、チケットIDが一致する寄付情報を運営システム304に送信する(ステップS1107)。
運営システム304は、受信した寄付情報を記憶デバイス402に記録し(ステップS1107)、寄付情報の記録完了を寄付金管理装置501に通知する(ステップS1108)。寄付金管理装置501は、送金した寄付金の情報を記憶デバイス402に記録し(ステップS1109)、寄付金送金の処理完了を改札機103に通知する(ステップS1110)。
改札機103は、処理完了を受信すると、モバイル端末105に出場許可を送信し(ステップS1112)、モバイル端末105は出場を記録する(ステップS1113)。また、改札機103は、処理完了を受信すると、出場を記録し(ステップS1111)、改札機103を開門して、来訪者104の出場を許可する(ステップS1114)。
図10および図11で説明したように、来訪者104が購入した乗車券の支払い金額は、乗車券購入時に収入管理装置502に記録され、来訪者104が寄付する寄付金は、乗車券購入時に、寄付金管理装置501に記録される。来訪者104が実際に降車駅から出場した場合、寄付金管理装置501から運営システム304に寄付金が送金される。
なお、乗車券の購入についてはクレジット決済とし、寄付金の払出については、降車駅の改札機103の出場時に、モバイル端末105がモバイル端末105にチャージされている電子マネーから寄付金分の電子マネーを改札機103を介して寄付金管理装置501に送金してもよい。
<施策決定シーケンス例>
図12は、施策決定シーケンス例を示すシーケンス図である。分析装置301は、予約管理装置504に分析ソースデータ要求を送信する(ステップS1201)。分析ソースデータ要求には、たとえば、対象日時および対象利用駅が含まれる。予約管理装置504は、分析ソースデータ要求を受信すると、鉄道情報DB320にアクセスして、対象日時および対象利用駅601に該当するエントリの人数を分析ソースデータとして収集し(ステップS1201)、分析装置301に返す(ステップS1203)。
同様に、分析装置301は、公共システム303に分析ソースデータ要求を送信する(ステップS1204)。分析ソースデータ要求には、たとえば、対象イベントが含まれる。公共システム303は、分析ソースデータ要求を受信すると、自治体情報DB333にアクセスして、対象イベントに該当するエントリの駅前交通量、信号の時間、交差点の数、および路上駐車場の予想利用率を分析ソースデータとして収集し(ステップS1205)、分析装置301に返す(ステップS1206)。
また、図示はしないが。分析装置は、協賛企業システム305に分析ソースデータ要求を送信してもよい。協賛企業システム305は、分析ソースデータ要求を受信すると、自治体情報DB333にアクセスして、過去実績データを分析ソースデータとして収集し、分析装置301に返すことになる。
その後、分析装置301は、分析ソースデータを受信すると、需要予測を実行し、施策案を決定する(ステップS1208)。需要予測の結果が問題の予測発生量となる。なお、需要予測は公知の処理でよい。また、分析装置301が需要予測を実行してもよく、他のコンピュータが実行した需要予測の結果を取得してもよい。ステップS1208の詳細については後述する。分析装置301は、決定した複数の施策案を運営システム304に送信する(ステップS1208)。
運営システム304は、複数の施策案を分析装置301から受信すると、複数の施策案を地元民130のモバイル端末105に配信し、複数の施策案を表示させる(ステップS1209)。また、運営システム304は、デジタルサイネージ363にも複数の施策案を送信して表示させてもよい。地元民130は、モバイル端末361に対し、複数の施策案のうちいずれか1つを選択して投票操作する(ステップS1210)。モバイル端末361は、投票結果を運営システム304に送信する(ステップS1211)。
運営システム304は、投票結果を受信して集計し、最大投票数の施策案を実行する施策に決定し(ステップS1212)、決定した施策の案内通知をモバイル端末105に送信する(ステップS1213)。このあと、運営システム304は、運営システム304の管理者の操作により、協賛企業システム305に施策実行依頼を送信する(ステップS1214)。協賛企業システム305は、施策を実行する(ステップS1215)。たとえば、協賛企業がバス運営会社であり、決定された施策が『臨時バス無料運行』であれば、協賛企業は臨時バスの無料運行を実行する。協賛企業システム305は、施策の実行通知を運営システム304に送信する(ステップS1215)。
運営システム304は、施策効果を収集し(ステップS1216)、分析装置301に送信する(ステップS1217)。たとえば、施策が『臨時バス無料運行』であれば、施策効果は、臨時バスの台数や乗車人数、乗車率であり、施策が『ゴミ回収頻度増加』であれば、施策効果は、ゴミ回収車の出動台数や回収したごみの量であり、施策が『地元民へのシェアオフィスの無料開門』であれば、施策効果は、シェアオフィス数やシェアオフィスの稼働率であり、施策が『前泊来訪者の宿泊施設割引サービスの提供』であれば、施策効果は、前泊来訪者104の人数である。また、公共システム303は、施策実行中における監視カメラ330からの映像を施策結果として分析装置301に送信してもよい。
分析装置301は、施策結果を受信して分析し(ステップS1218)、分析結果を予約管理装置504や公共システム303に返す(ステップS1219)。分析装置301は、例えば、施策実行中の中心地110の人数を監視カメラ330の映像から特定する。分析装置301は、施策実行中の中心地110の人数と、平常時の人数と、を比較する。たとえば、比較結果が平常時の人数以下であれば、施策の実行に効果があったことが分かる。また、比較結果が平常時の人数よりも多い場合、分析装置301は、増加分の人数に応じて、施策を強化すべきといった提言情報を分析結果として予約管理装置501、公共システム303、運営システム304、および協賛企業システム305に返す。
たとえば、施策が『臨時バス無料運行』である場合、比較結果が平常時の人数よりも多いと、分析装置301は、臨時バスの運行台数を増加すべきといった提言情報を生成して分析結果として運営システム304および協賛企業システム305に返す。
<分析装置301による施策案決定処理例>
つぎに、分析装置301による施策案決定処理例について図13〜図16を用いて説明する。図13は、問題解消KPI(Key Performance Indicator)データの一例を示す説明図である。問題解消KPIデータ1300は、問題解消KPIごとに問題解消度を規定した問題解消情報を示すデータテーブルであり、分析装置301が保有する。問題解消KPIは、問題解消の目標値を示し、問題解消度は、問題解消KPIのランクを示す。問題解消度の値が高いほど、問題解消KPIの達成効果が高いことを示す。
図14は、施策案データの一例を示す説明図である。施策案データ1400は、複数種の施策案(図14では、A〜Cの3種)の各々について1以上の施策案を有するデータテーブルであり、分析装置301が保有する。図14では、施策案X#(Xは施策案種A〜C、#は番号)において、番号#が小さいほど実行した場合の効果が高い施策案とする。
図15は、費用KPIデータを示す説明図である。費用KPIデータ1500は、費用KPIごとに費用ランクを対応付けた費用情報を示すデータテーブルであり、分析装置301が保有する。費用KPIは、問題解消に必要な費用の目標値である。費用ランクについては、Cが最低ランク、すなわち、最も費用が高い施策案であり、AAAが最高ランク、すなわち、最も費用が低い施策案である。
図16は、図12のステップS1207で示した分析装置301による施策案決定処理手順例を示すフローチャートである。まず、分析装置301は、来訪者104の予測流入出情報を問題の予測発生量として取得する(ステップS1601)。具体的には、たとえば、分析装置301は、鉄道情報DB320から取得した分析ソースデータ(対象日時および対象利用駅601に該当するエントリの人数)を予測流入出情報として取得する。
つぎに、分析装置301は、ステップS1601で取得した来訪者104の予測流入出情報が平常時以上であるか否かを判断する(ステップS1602)。平常時以上であれば、(ステップS1602:Yes)、渋滞発生と予測し(ステップS1603)、平常時以上でなければ(ステップS1602:No)、渋滞非発生と予測して(ステップS1604)、処理を終了する。
たとえば、分析装置301は、対象となる駅102の平常時の乗降車人数に対し、ステップS1601で取得した予測流入出情報の乗降車人数が、平常時比150%以上であるか否かを判断する。150%以上である場合(ステップS1602:Yes)、分析装置301は、渋滞発生と予測し(ステップS1603)、150%以上でない場合(ステップS1602:No)、渋滞非発生と予測して(ステップS1604)、処理を終了する。
渋滞発生と予測した場合(ステップS1603)、分析装置301は、施策案データ1400から施策案A〜C毎に問題解消度を特定する第1特定処理を実行する(ステップS1605)。具体的には、たとえば、分析装置301は、施策案種A〜Cから1つずつ施策案を選択する。この場合、分析装置301は、番号#が最小の施策案A1,B1,C1を選択してもよく、対応可能な施策案の内最も番号#が最小の施策案を選択してもよい。たとえば、協賛企業情報DB350から取得したデータにより、臨時バスの運行可能台数が7台の場合、施策案B1は選択不可能であるため、この場合は、分析装置301は、施策案B2を選択することになる。
そして、分析装置301は、施策案種ごとに選択した各施策案について、問題解消度を特定する。たとえば、施策案A1が選択された場合、分析装置301は、問題に対する供給可能量として、たとえば、対象日前日の宿泊施設111の空き部屋数に基づく宿泊可能人数a11を算出し、過去実績データから当日入りから前日入りに変更する人数a12を取得する。分析装置301は、宿泊可能人数a11と前日入りに変更する人数a12とを比較し、少ない方の人数を、減少人数として取得する。そして、分析装置301は、当日の予測流入出人数のうち減少人数の割合を算出し、算出割合に応じた解消度を問題解消KPIデータ1300から特定する。本例では、施策案A1について解消度5が特定されたものとする。
また、施策案B2が選択された場合、分析装置301は、問題に対する供給可能量として、たとえば、当日の臨時バスの運行可能台数を取得し、当該運行可能台数と臨時バスの1台当たりの最大乗車人数とを乗算することで、減少人数を算出する。そして、分析装置301は、当日の予測流入出人数のうち減少人数の割合を算出し、算出割合に応じた解消度を問題解消KPIデータ1300から特定する。本例では、施策案B2について解消度4が特定されたものとする。
また、施策案C1が選択された場合、題に対する供給可能量として、たとえば、当日に提供可能なシェアオフィスの座席数c11と、過去実績データから当日シェアオフィスを利用する推定人数c12とを取得する。分析装置301は、座席数c11と推定人数c12とを比較し、少ない方を、減少人数として取得する。そして、分析装置301は、当日の予測流入出人数のうち減少人数の割合を算出し、算出割合に応じた解消度を問題解消KPIデータ1300から特定する。本例では、施策案C1について解消度4が特定されたものとする。
つぎに、分析装置301は、施策案ごとに費用ランクを特定する第2特定処理を実行する(ステップS1606)。具体的には、たとえば、施策案A1の場合、分析装置301は、一人当たりの宿泊施設111の20%割引分の割引額に、ステップS1605において施策案A1で特定された減少人数を乗算することで、施策案A1を実行した場合の予測費用として、施策案A1に必要な費用aを算出する。そして、分析装置301は、費用KPIデータ1500を参照して、算出した費用aを充足する費用KPIを特定し、特定した費用KPIに対応する費用ランクを特定する。たとえば、費用aが85万円である場合、費用ランクは「C」となる。
また、施策案B2の場合、分析装置301は、1人あたりの運賃に、ステップS1605において施策案B2で特定された減少人数を乗算することで、施策案B2を実行した場合の予測費用として、施策案B2に必要な費用bを算出する。そして、分析装置301は、費用KPIデータ1500を参照して、算出した費用bを充足する費用KPIを特定し、特定した費用KPIに対応する費用ランクを特定する。たとえば、費用bが42万円である場合、費用ランクは「AA」となる。
また、施策案C1の場合、分析装置301は、シェアオフィス1席あたりの費用をステップS1605において施策案C1で特定された減少人数に乗算することで、施策案C1を実行した場合の予測費用として、施策案C1に必要な費用cを算出する。そして、分析装置301は、費用KPIデータ1500を参照して、算出した費用cを充足する費用KPIを特定し、特定した費用KPIに対応する費用ランクを特定する。たとえば、費用cが59万円である場合、費用ランクは「A」となる。
つぎに、分析装置301は、施策案ごとに費用対効果を算出する算出処理を実行する(ステップS1607)。本例では、費用対効果の指標値が低いほど費用対効果が高いことを示す。具体的には、たとえば、施策案A1の場合、分析装置301は、施策案A1の解消度5と、費用ランクCにおける最大費用である「90.0万円」と、を乗算することで、費用対効果の指標値「450.0」を算出する。また、施策案B2の場合、分析装置301は、施策案B2の解消度4と、費用ランクAAにおける最大費用である「45.0万円」と、を乗算することで、費用対効果の指標値「180.0」を算出する。また、施策案C1の場合、分析装置301は、施策案C1の解消度4と、費用ランクAにおける最大費用である「60.0万円」と、を乗算することで、費用対効果の指標値「240.0」を算出する。
そして、分析装置301は、費用対効果が相対的に高い、たとえば、上位の施策案を選出する選出処理を実行して処理を終了する(ステップS1608)。具体的には、たとえば、分析装置301は、費用対効果の指標値が低い上位2つの施策案B2、C1を、地元民130に提案する施策案として選出する。選出される施策案は複数であれば3以上でもよい。
このようにして、分析装置301は、費用は安いが効果が高い施策案を自動的に選出することができ、地元民130に提案することができる。このため、地元民130は、提案された複数の施策案について投票し、最も投票数の多い施策案が実行される。
このように、プールされた寄付金の使途は地元民130により決定され、プールされた寄付金は当該地域のために使用されるため、プールされた寄付金は、地元民130が気持ちよく暮らすための街の発展に平等に還元される。また、住民のための街づくり施策を策定するファンド120が介在することで、来訪者104増による街の変化に、鉄道を利用しない住民も主体的に加わる仕組みを提案することが可能となる。
また、来訪者104が来訪するほど、街が気持ちよく発展し続ける。たとえば、プールされた寄付金は、大量の来訪者104によって突発的、一時的に街に生じる交通渋滞やごみのポイ捨てによる美観の低下など地元住民にとって望ましくない状況を回避するために使用される。すなわち、来訪者104が増えて、地元民130にとってむしろ街が不便になった、魅力がなくなったということが低減される。
また、地元民130の選択で、街を良くする「使い道」が見えてくることになる。たとえば、街の需要予測をもとに、ファンド120のサービス事業者が、「臨時バスを走らせる」、「ゴミの回収頻度を上げる」「地元民130にシェアオフィスを無料開門する」など、短期スパンの使い道を複数提案する。最終的に住民が提案に投票することでプールされた寄付金の使い道が決定される。
また、施策決定システム300の導入により、地元ビジネスを巻き込みながら、地元民130自ら街を良くする行動を起こすことが期待される。たとえば、ファンド120のサービス事業者が、プールされた寄付金の使い道自体の提案を地元民130に促し、「大都市から呼ぶ講師の旅費」「市民のためのワークショップ」など、より文化的にも発展できるような長期スパンの使い方を住民たちが提案できるようになる。街の変化が地元民130ごとに変わり、鉄道が街の成熟を支える存在として身近に感じるようになる。プールされた寄付金は地域に還元されるので地元ビジネスも活性化し、街の継続的な発展が支えられる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、または置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
104 来訪者
105 モバイル端末
109 電車
110 中心地
111 宿泊施設
112 商店舗
113 商業ビル
114 オフィスビル
115 イベント会場
120 ファンド
130 地元民
300 施策決定システム
301 分析装置
302 管理システム
303 公共システム
304 運営システム
305 協賛企業システム
330 監視カメラ
361 モバイル端末
362 車内音声インタフェース
363 デジタルサイネージ
501 寄付金管理装置
501 予約管理装置
502 収入管理装置
503 運行管理装置
504 予約管理装置
1300 問題解消KPIデータ
1400 施策案データ
1500 費用KPIデータ

Claims (7)

  1. プログラムを実行するプロセッサと前記プログラムを記憶する記憶デバイスとを有する1台以上のコンピュータ群により構成される施策決定システムであって、
    前記記憶デバイスは、対象地域における特定領域内の問題を解消するための複数の施策案と、問題解消の目標値と前記問題の解消度とを対応付けた問題解消情報と、前記問題解消に必要な費用の目標値を記憶する費用情報と、前記問題の予測発生量と、前記複数の施策案の各々についての前記問題に対する供給可能量と、前記施策案を実行した場合の予測費用と、を記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記複数の施策案の各々について、前記問題に対する供給可能量と前記問題の予測発生量とに基づいて、前記問題解消の目標値に対応する解消度を前記問題解消情報から特定する第1特定処理と、
    前記複数の施策案の各々について、前記施策案を実行した場合の予測費用に該当する前記費用の目標値を前記費用情報から特定する第2特定処理と、
    前記複数の施策案の各々について、前記第1特定処理によって特定された前記問題の解消度と、前記第2特定処理によって特定された前記費用の目標値と、に基づいて、前記施策案の費用対効果を算出する算出処理と、
    前記複数の施策案の中から、前記算出処理によって算出された費用対効果が相対的に高い2以上の特定の施策案を選出する選出処理と、
    前記選出処理によって選出された2以上の特定の施策案を出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とする施策決定システム。
  2. 請求項1に記載の施策決定システムであって、
    前記プロセッサは、
    施策案群の中から前記供給可能量を充足する施策案を施策案種ごとに選択する選択処理を実行し、
    前記第1特定処理では、前記プロセッサは、前記選択処理によって施策案種ごとに選択された前記複数の施策案の各々について、前記問題に対する供給可能量と前記問題の予測発生量とに基づいて、前記問題解消の目標値に対応する解消度を前記問題解消情報から特定する、ことを特徴とする施策決定システム。
  3. 請求項1に記載の施策決定システムであって、
    前記出力処理では、前記プロセッサは、前記2以上の特定の施策案を、前記対象地域に設置されている表示装置に送信することを特徴とする施策決定システム。
  4. 請求項1に記載の施策決定システムであって、
    前記出力処理では、前記プロセッサは、前記2以上の特定の施策案を、前記対象地域の住民の端末に送信することを特徴とする施策決定システム。
  5. 請求項4に記載の施策決定システムであって、
    前記プロセッサは、
    前記2以上の特定の施策案の中から選択された施策案を前記端末から受信して、多数決により施策を決定する決定処理を実行することを特徴とする施策決定システム。
  6. 請求項1に記載の施策決定システムであって、
    移動手段を管理する前記コンピュータ群の中の特定のコンピュータが、対象地域外からの来訪者の端末と近距離通信可能な前記特定領域内の検出機を有し、
    前記特定のコンピュータ内の特定のプロセッサが、
    前記来訪者が前記特定領域内へ前記移動手段の利用する場合の利用金額データおよび前記対象地域への寄付金情報を前記来訪者の端末から取得して、前記特定のコンピュータ内の特定の記憶デバイスに記憶する取得処理と、
    前記検出機が前記来訪者の端末を検出した場合、前記寄付金情報を前記特定の記憶デバイスから前記記憶デバイスに送信する送信処理と、
    を実行することを特徴とする施策決定システム。
  7. プログラムを実行するプロセッサと前記プログラムを記憶する記憶デバイスとを有する1台以上のコンピュータ群により構成される施策決定システムによる施策決定方法であって、
    前記記憶デバイスは、対象地域における特定領域内の問題を解消するための複数の施策案と、問題解消の目標値と前記問題の解消度とを対応付けた問題解消情報と、前記問題解消に必要な費用の目標値を記憶する費用情報と、前記問題の予測発生量と、前記複数の施策案の各々についての前記問題に対する供給可能量と、前記施策案を実行した場合の予測費用と、を記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記複数の施策案の各々について、前記問題に対する供給可能量と前記問題の予測発生量とに基づいて、前記問題解消の目標値に対応する解消度を前記問題解消情報から特定する第1特定処理と、
    前記複数の施策案の各々について、前記施策案を実行した場合の予測費用に該当する前記費用の目標値を前記費用情報から特定する第2特定処理と、
    前記複数の施策案の各々について、前記第1特定処理によって特定された前記問題の解消度と、前記第2特定処理によって特定された前記費用の目標値と、に基づいて、前記施策案の費用対効果を算出する算出処理と、
    前記複数の施策案の中から、前記算出処理によって算出された費用対効果が相対的に高い2以上の特定の施策案を選出する選出処理と、
    前記選出処理によって選出された2以上の特定の施策案を出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とする施策決定方法。
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