JP2010134688A - 環境経営情報システム、環境経営情報管理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】環境会計システム10は、環境負荷削減の施策案に関する施策案データが複数登録された施策情報テーブルを記憶する施策情報DB122を備える。また、環境会計システム10のシミュレーション部113は、実施する施策案を選定するための優先事項を「投資額」、「費用対効果値」、「環境保全効果値」、「統合評価値(重み付け)」の中から特定し、優先事項に対応する値に基づいて施策情報テーブルにおける施策案データをソートし、ソート後の施策案データに対して、環境保全効果値等の累計値を算出し、ソート結果と累計値とを出力する。
【選択図】図3
Description
例えば、特許文献1には、環境負荷を低減するための投資額と環境効果と経済効果を登録し、効率に優れた投資案件を抽出するシステムが開示されている。
環境負荷削減の施策案に関する施策案データが複数登録されたテーブルを記憶する記憶手段と、
実施する施策案を選定するための優先事項を特定する優先事項特定手段と、
前記優先事項に対応する値に基づいて前記テーブルにおける施策案データをソートするソート手段と、
ソート後の施策案データに対して、少なくとも環境保全効果値の累計値を算出する累計値算出手段と、
前記ソート手段によるソート結果と、前記累計値算出手段による累計値と、を出力する手段と、
を備えることを特徴とする。
前記優先事項特定手段は、前記投資額と、前記費用対効果値と、前記環境保全効果値と、前記総合評価値と、のいずれかを前記優先事項として特定してもよい。
前記ソート手段によるソート後のテーブルについて、前記累計値算出手段により算出された累計値が前記目標値に達する施策案データを降順に探索して特定する施策案データ特定手段と、
前記ソート後のテーブルにおいて、最初の施策案データから前記施策案データ特定手段により特定された施策案データまでを抽出する目標施策案抽出手段と、
前記目標施策案抽出手段により抽出された施策案データ群を出力する手段と、
をさらに備えてもよい。
前記ソート手段によるソート後の施策案データから前記設定手段により設定された選定条件を満たす施策案データを抽出する選定施策案抽出手段と、
前記選定施策案抽出手段により抽出された施策案データ群を出力する手段と、
をさらに備えてもよい。
環境負荷削減の施策案に関する施策案データが複数登録されたテーブルを記憶する記憶ステップと、
実施する施策案を選定するための優先事項を特定する優先事項特定ステップと、
前記優先事項に対応する値に基づいて前記テーブルにおける施策案データをソートするソートステップと、
ソート後の施策案データに対して、少なくとも環境保全効果値の累計値を算出する累計値算出ステップと、
前記ソートステップによるソート結果と、前記累計値算出ステップによる累計値と、を出力するステップと、
を備えることを特徴とする。
コンピュータを、
環境負荷削減の施策案に関する施策案データが複数登録されたテーブルを記憶する記憶手段、
実施する施策案を選定するための優先事項を特定する優先事項特定手段、
前記優先事項に対応する値に基づいて前記テーブルにおける施策案データをソートするソート手段、
ソート後の施策案データに対して、少なくとも環境保全効果値の累計値を算出する累計値算出手段、
前記ソート手段によるソート結果と、前記累計値算出手段による累計値と、を出力する手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る環境経営情報システムのシステム構成を図1に例示する。図示されるように、この環境経営情報システム1は、環境会計システム10と、環境負荷情報システム20と、経理システム30と、経済効果集計システム40と、端末装置50と、を備え、これらはLAN等のネットワークNにより相互に接続されている。
また、優先事項が「費用対効果値」の場合、施策情報テーブルの各施策案データを費用対効果値の大きい順にソートし、ソートされた施策案データについて、費用対効果値の累積値を算出する。或いは費用対効果値の累積値のみならず、投資額と環境保全効果値とのいずれか又は双方の累積値も算出する。そして、算出した累積値を施策案データに紐付けする。
また、優先事項が「総合評価値(重み付け)」の場合、施策情報テーブルの各施策案データを総合評価値の大きい順にソートし、ソートされた施策案データについて、投資額と費用対効果値と環境保全効果値とのうち、少なくとも1つの累積値を算出する。そして、算出した累積値を施策案データに紐付けする。
統合化係数DB121には、各物質毎に環境負荷/影響としての重みを考慮して物質等毎に定められた係数を示す統合化係数テーブルが記憶される。
施策情報DB122には、各施策案について、投資額、コスト、経済効果、費用対効果値、環境保全効果値等のデータが関連付けされている施策情報テーブルが記憶される。
まず、環境負荷削減のための目標値を事業体の部門毎に決定する目標値決定処理について図9のフローチャートを参照して説明する。
環境会計システム10の制御部11は、例えば端末装置50から受信した目標値決定要求等に応答して、各部門の当年度の環境負荷実績データを環境負荷情報システム20に要求して受信し、受信した環境負荷実績データに基づいて、各部門の環境負荷実績を集計する(ステップS11)。そして集計された各部門の環境負荷実績データをさらに集計して事業体全体の環境負荷実績を算出する(ステップS12)。
また、制御部11は、事業体全体の環境負荷削減目標値を設定する(ステップS14)。この目標値は、記憶部12に予め記憶されていてもよく、また、端末装置50から設定入力を受け付けてもよい。
環境会計システム10において施策情報テーブルに基づき各部門の実施候補の施策案を選定するためのシミュレーションを行う施策案シミュレーション処理について図10のフローチャートを参照して説明する。
次に制御部11は、ステップS21で読み出した施策情報テーブルについて、端末装置50から指定入力された優先事項が「投資額」であるかを判別し(ステップS22)、「投資額」である場合には(ステップS22:YES)、各施策案データを投資額の小さい順にソートし、ソート結果について、投資額の累積値を算出する。或いは投資額の累積値のみならず、費用対効果値と環境保全効果値とのいずれか又は双方の累積値も算出する。そして、制御部11は、ソート結果に各累積値を付加したテーブルを生成して記憶部12に記憶するとともにシミュレーション結果として端末装置50に送信する(ステップS23)。端末装置50は受信したシミュレーション結果を表示・印刷等する。
例えば環境会計システム10が施策案を選定する処理を行うようにしてもよい。例えば、制御部11は、記憶部12に設定された環境保全効果値の目標値を読み出し、優先事項に基づいてソートされた後の施策情報テーブルについて、環境保全効果値の累計値が目標値に達する施策案データを、施策情報テーブルの最初から降順に探索して特定する。そして、その施策情報テーブルにおいて、最初の施策案データから、探索して特定された施策案データまでを抽出し、それらの施策案データ群を実施候補として出力してもよい。なお、目標値は他のコンピュータから受信してもよく、図示せぬ入力装置等から入力されてもよい。
また、上述の機能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
10 環境会計システム
20 環境負荷情報システム
30 経理システム
40 経済効果集計システム
50 端末装置
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
111 目標値決定部
112 施策案管理部
113 シミュレーション部
114 実績評価部
121 統合化係数DB
122 施策情報DB
Claims (8)
- 環境負荷削減の施策案に関する施策案データが複数登録されたテーブルを記憶する記憶手段と、
実施する施策案を選定するための優先事項を特定する優先事項特定手段と、
前記優先事項に対応する値に基づいて前記テーブルにおける施策案データをソートするソート手段と、
ソート後の施策案データに対して、少なくとも環境保全効果値の累計値を算出する累計値算出手段と、
前記ソート手段によるソート結果と、前記累計値算出手段による累計値と、を出力する手段と、
を備えることを特徴とする環境経営情報システム。 - 前記施策案データは、施策案に関する、投資額と、費用対効果値と、環境保全効果値と、前記投資額及び費用対効果値及び環境保全効果値に関する総合評価値と、の少なくとも一つのデータを含み、
前記優先事項特定手段は、前記投資額と、前記費用対効果値と、前記環境保全効果値と、前記総合評価値と、のいずれかを前記優先事項として特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の環境経営情報システム。 - 前記累計値算出手段により算出された累計値に基づいたグラフデータを作成して出力する手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の環境経営情報システム。 - 前記累計値算出手段は、投資額と、費用対効果値と、の少なくとも一方の累計値をさらに算出する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の環境経営情報システム。 - 環境保全効果値の目標値を設定する手段と、
前記ソート手段によるソート後のテーブルについて、前記累計値算出手段により算出された累計値が前記目標値に達する施策案データを降順に探索して特定する施策案データ特定手段と、
前記ソート後のテーブルにおいて、最初の施策案データから前記施策案データ特定手段により特定された施策案データまでを抽出する目標施策案抽出手段と、
前記目標施策案抽出手段により抽出された施策案データ群を出力する手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の環境経営情報システム。 - 施策案の選定条件を設定する設定手段と、
前記ソート手段によるソート後の施策案データから前記設定手段により設定された選定条件を満たす施策案データを抽出する選定施策案抽出手段と、
前記選定施策案抽出手段により抽出された施策案データ群を出力する手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の環境経営情報システム。 - 環境負荷削減の施策案に関する施策案データが複数登録されたテーブルを記憶する記憶ステップと、
実施する施策案を選定するための優先事項を特定する優先事項特定ステップと、
前記優先事項に対応する値に基づいて前記テーブルにおける施策案データをソートするソートステップと、
ソート後の施策案データに対して、少なくとも環境保全効果値の累計値を算出する累計値算出ステップと、
前記ソートステップによるソート結果と、前記累計値算出ステップによる累計値と、を出力するステップと、
を備えることを特徴とする環境経営情報管理方法。 - コンピュータを、
環境負荷削減の施策案に関する施策案データが複数登録されたテーブルを記憶する記憶手段、
実施する施策案を選定するための優先事項を特定する優先事項特定手段、
前記優先事項に対応する値に基づいて前記テーブルにおける施策案データをソートするソート手段、
ソート後の施策案データに対して、少なくとも環境保全効果値の累計値を算出する累計値算出手段、
前記ソート手段によるソート結果と、前記累計値算出手段による累計値と、を出力する手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008309845A JP2010134688A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 環境経営情報システム、環境経営情報管理方法及びプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008309845A JP2010134688A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 環境経営情報システム、環境経営情報管理方法及びプログラム |
Publications (1)
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JP2010134688A true JP2010134688A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42345928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008309845A Pending JP2010134688A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 環境経営情報システム、環境経営情報管理方法及びプログラム |
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2008
- 2008-12-04 JP JP2008309845A patent/JP2010134688A/ja active Pending
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