JP2019215533A - 防眩用光学物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】330nm〜430nm付近の光を効率良くカットして、眩しさやギラツキを防ぎ、コントラストを高め、かつ着色がほとんどない防眩用光学物品。【解決手段】透明基材と中間膜を備え、中間膜に、下記光吸収性化合物を含有する。【選択図】なし

Description

本発明は防眩用光学物品に関する。さらに詳しくは、着色が少なくかつ外光や光源の眩しさの原因となる波長をカットする効果が高い光吸収化合物を含む中間膜を有する光学物品、特に、ウインドウフィルム及び合わせガラスに関する。
太陽光線などの眩しさとそれに関連した不快感やコントラストの不鮮明感、視覚疲労、などを軽減するために、例えば、眼鏡レンズなどにいわゆる防眩性機能を付与することが知られている。これは、眩しさを感じ易い波長域をできるだけ選択的にカットすることを目的としており、ネオジム化合物等の希土類金属化合物を眼鏡レンズに含有させる技術が特許文献1などに開示されている。ネオジム化合物は、570〜590nm付近に鋭い吸収を有し、人間の視感度が高く眩しさを感じやすい550〜610nmの光を選択的に吸収できる特徴を有する。
しかしながら太陽光などの眩しさを防ぐには550〜600nmの光をカットするだけでは不十分である。さらに、より短波長の光、特に450nm以下の青色〜紫色領域の光はギラツキの原因となり、視界のちらつき、かすみを起こすだけでなく目に対して有害でもある。また、高齢者や白内障患者は目の水晶体が白濁することにより450nm以下波長の光が散乱しやすく、この波長領域の光により眩しさを強く感じる。
また最近では、青色LED素子の高効率化及び価格低下に伴い、LED光源による照明、LED光源を用いた自動車のヘッドライト等が増加している。これらの光は従来の光源に比較して青色成分を多く含み、その結果、眩しさを感じる機会が以前より多くなっている。
例えば、自動車用の部材である合わせガラスは、一対のガラス板の間に合わせガラス用中間膜を挟み込むことにより製造されており、外部衝撃を受けて破損してもガラスの破片の飛散量が少なく、安全性に優れている。
さらに、合わせガラスには、透明性、耐候性、強度、接着力、耐貫通性、衝撃エネルギー吸収性、耐湿性、遮熱性および遮音性等の諸性能に優れている事が要求されている。合わせガラスに要求される諸性能の内、遮熱性を高めるためには、一般に熱線と呼ばれる波長780nm以上の赤外線を十分に遮断する事が必要となり、このような熱線を効果的に遮断するために、特許文献2には、錫ドープ酸化インジウム粒子(ITO粒子)又はアンチモンドープ酸化錫粒子(ATO粒子)などの遮熱粒子を含む、合わせガラス用中間膜が、特許文献3には、樹脂との相溶性に優れる有機系熱線遮蔽材料として、フタロシアニン化合物を含有する樹脂からなる熱線遮蔽材が開示されている。
しかしながら、前記の合わせガラスは、眩しさを防ぐ防眩用光学物品としての効果は十分ではなく、例えば、防眩効果を高めるために、既存の紫外線吸収材を添加した場合は黄色味などの着色が濃くなり、また可視光透過率が下がるなどの問題点がある。
特開2000−75128号公報 特開2003−327717号公報 特開平06−264050号公報
本発明の課題は、防眩性能に優れ、コントラストを高めることができ、さらに着色がほとんどない防眩用光学物品を提供することである。さらに詳しくは、330nm〜430nm付近の光を効率良くカットして、眩しさやギラツキを防ぎ、コントラストを高め、かつ着色がほとんどないウインドウフィルムまたは合わせガラスなどの防眩用光学物品を提供することである。
本発明者等は、上記の課題に関し検討した結果、特定構造の金属錯体化合物を含有する光吸収組成物からなる中間膜を備えることにより、これが解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(i)透明基材と中間膜を備え、中間膜に、下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする防眩用光学物品、
[式(1)中、Mは金属原子を表し、R〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキニル基、置換又は無置換のアリール基、置換または無置換のアラルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のアルキルチオ基、置換または無置換のアリールチオ基、置換または無置換のアミノ基、置換また無置換のアルキルカルボニル基、置換または無置換のアリールカルボニル基を表す。]
(ii)前記透明基材が、ガラスまたはフィルムである(i)の防眩用光学物品、
(iii)合わせガラスである、前記(i)〜(ii)いずれかに記載の防眩用光学物品、
(iv)ウインドウフィルムである、前記(i)〜(ii)のいずれかに記載の防眩用光学物品
に関する。
本発明の中間膜は、330nm〜430nm付近の光を効率良くカットして、眩しさやギラツキを防ぎ、コントラストを高めることができる。さらに着色がほとんどないため、透明基材と併用しても透明度が損なわれず、合わせガラスや、ウインドウフィルム等の防眩用光学物品を提供することが可能になった。
本発明の実施例1に係る合わせガラスの透過スペクトルである。
以下、本発明に関し詳細に説明する。
本発明の主な特徴は、ガラスまたはフィルムからなる透明基材に、特定構造の金属錯体化合物を含有する樹脂からなる光吸収組成物の中間膜を備えていることにある。
本発明者らが検討したところでは、本発明に係る中間膜の使用により、330nm〜430nm付近の光を効率良くカットして、眩しさやギラツキを防ぎ、コントラストを高めることができることが可能となる事を見出した点にある。
これによって、眩しさやギラツキを防ぎ、透明性に優れ、かつ可視光線透過率が充分に高い合わせガラスを見出した点にある。
[中間膜]
本発明において中間膜に用いられる樹脂としては熱可塑性樹脂が好ましく、従来公知の熱可塑性樹脂をいずれも用いることができる。
例えば、ポリビニルアセタール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−アクリル共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂及びポリビニルアルコール樹脂等が挙げられ、これらの熱可塑性樹脂は単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
なかでも、優れた透明性、耐候性、強度、接着力、対貫通性、衝撃エネルギー吸収性、耐湿性及び遮熱性等の諸性能のバランスに優れる中間膜が得られることから、可塑化されたポリビニルアセタール系樹脂が最も好ましい。
上記ポリビニルアセタール系樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)とアセトアルデヒドを反応させてアセタール化することにより製造できるが、PVAとホルムアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルホルマール樹脂、PVAとn−ブチルアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルブチラール樹脂(PVB)等も含まれる。
上記ポリビニルアセタール系樹脂の合成に用いられるPVAは、特に限定されるものではないが、例えば、ポリ酢酸ビニルをけん化することにより得られる。上記PVAのけん化度は、一般に80〜99.8モル%の範囲内であるものが好ましい。
さらに、特に限定されるものではないが、PVAの平均重合度が200〜5000のものが好ましく、より好ましくは500〜2,500である。上記重合度が低すぎると、中間膜の強度が弱くなりすぎて、この中間膜を用いて合わせガラスにしたときの耐貫通性や衝撃エネルギー吸収性が不十分となることがあり、上記重合度が高すぎると、得られるポリビニルアセタール系樹脂を中間膜に製膜する際に不具合となることがある。
上記ポリビニルアセタール系樹脂の合成に用いられるアルデヒドは、特に限定されるものではないが、一般には、炭素数が1〜10のアルデヒドが好ましく、より好ましくはプロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド又はイソブチルアルデヒドである。なお、これらのアルデヒドは、単独で用いられても良いし、2種以上が併用されても良い。
上記ポリビニルアセタール系樹脂は、特に限定されるものではないが、水酸基の含有率が15〜40モル%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは18〜35モル%の範囲内である。上記水酸基の含有率が低すぎると、中間膜の接着性が弱くなりすぎることがあり、上記水酸基の含有率が高すぎると、中間膜の柔軟性が低くなり、得られるポリビニルアセタール系樹脂を中間膜に製膜する際に不具合となることがある。
また、上記ポリビニルアセタール系樹脂は、特に限定されるものではないが、水酸基の含有量は15〜40モル%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは18〜35モル%の範囲内である。上記水酸基の含有率が低すぎると、中間膜の接着性が弱くなりすぎることがあり、上記水酸基の含有率が高すぎると、中間膜の柔軟性が低くなり、得られるポリビニルアセタール系樹脂を中間膜に製膜する際に不具合となることがある。
アセチル化度については、0.1〜30モル%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.5〜20モル%の範囲内である。上記アセチル化度が低すぎると、得られるポリビニルアセタール系樹脂と下記に示す可塑剤との相溶性が低下することがあり、上記アセチル化度が高すぎると、中間膜の耐湿性が低くなることがある。
アセタール化度については、60〜85モル%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは65〜75モル%の範囲内である。上記アセタール化度が低すぎると、得られるポリビニルアセタール系樹脂と下記に示す可塑剤との相溶性が低下することがあり、上記アセタール化度が高すぎると、得られるポリビニルアセタール系樹脂を中間膜に製膜する際に不具合となることがある。
熱可塑性樹脂、好ましくはポリビニルアセタール系樹脂を可塑化するために用いられる可塑剤としては特に限定されるものではなく、従来公知の可塑剤を用いることができる。なお、これら可塑剤は、単独で用いられても良いし、2種以上が併用されても良い。
上記可塑剤としては、例えば、一塩基性有機酸エステル系及び多塩基性有機酸エステル系などの有機エステル系可塑剤や、有機リン酸系及び有機亜リン酸系などのリン酸可塑剤等が挙げられ、なかでも、有機エステル可塑剤が好ましい。
一塩基性有機酸エステル系可塑剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、グリコールと一塩基性有機酸との反応によって得られたグリコールエステル、並びにトリエチレングリコール又はトリプロピレングリコールと一塩基性有機酸とのエステル等が挙げられる。上記グリコールとしては、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びトリプロピレングリコール等が挙げられる。上記一塩基性有機酸としては、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプチル酸、n−オクチル酸、2−エチルヘキシル酸、n−ノニル酸及びデシル酸等が挙げられる。
多塩基性有機酸エステル系可塑剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、多塩基性有機酸と、炭素数4〜8の直鎖状もしくは分岐構造を有するアルコールとのエステル化合物が挙げられる。上記多塩基性有機酸としては、アジピン酸、セバシン酸及びアゼライン酸等が挙げられる。
有機リン酸可塑剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、トリブトキシエチルホスフェート、イソデシルフェニルホスフェート及びトリイソプロピルホスフェート等が挙げられる。
上記、有機エステル可塑剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルブチレート、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート、トリエチレングリコール−ジ−n−ヘプタノエート、トリエチレングリコール−ジカプリレート、トリエチレングリコール−ジ−n−オクタノエート、テトラエチレングリコール−ジ−2−エチルブチレート、テトラエチレングリコール−ジ−n−ヘプタノエート、ジヘキシルアジペート、ジベンジルフタレート等が好適に用いられ、なかでも、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルブチレート、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート、トリエチレングリコール−ジ−n−ヘプタノエートが特に好ましい。
熱可塑性樹脂、好ましくはポリビニルアセタール系樹脂に対する可塑剤の添加量は、熱可塑性樹脂の平均重合度や、ポリビニルアセタール系樹脂の平均重合度やアセタール化度および残存アセチル基量等によっても異なり、特に限定されるものではないが、熱可塑性樹脂、好ましくはポリビニルアセタール系樹脂100重量部に対し、可塑剤10〜80重量部であることが好ましい。熱可塑性樹脂、好ましくはポリビニルアセタール系樹脂100重量部に対する可塑剤の添加量が10重量部未満であると、熱可塑性樹脂、好ましくはポリビニルアセタール系樹脂の可塑化が不十分となって、中間膜に製膜する際に不具合となることがある。
逆に熱可塑性樹脂、好ましくはポリビニルアセタール系樹脂100重量部に対する可塑剤の添加量が80重量部を超えると、得られる中間膜の強度が不十分となることがある。
次に、光吸収化合物について以下に説明する。
[光吸収化合物]
本発明の防眩用光学物品には、光吸収化合物として下記式(1)で表されるビスオキサゾール系の金属錯体が用いられる。金属錯体は単独で用いられてもよく、2種以上を併用してもよい。トルエン溶液で、波長330〜430nmの範囲内に吸収極大を有する金属錯体が最も好ましい。
[式(1)中、Mは金属原子を表し、R〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキニル基、置換又は無置換のアリール基、置換または無置換のアラルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のアルキルチオ基、置換または無置換のアリールチオ基、置換または無置換のアミノ基、置換また無置換のアルキルカルボニル基、置換または無置換のアリールカルボニル基を表す。]
一般式(1)において、Mは好ましくは、Pd、Cu、Zn、Pt、Ni、TiO、Co、Fe、Mn、Sn、Al−Clであり、最も好ましくはZn、Cu、Pdである。
〜Rは好ましくはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜8の置換または無置換のアルキル基、炭素数2〜8の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2〜8の置換又は無置換のアルキニル基、置換または無置換のアリール基、炭素数1〜8の置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、炭素数1〜8の置換または無置換のアルキルチオ基、置換または無置換のアリールチオ基、炭素数1〜8のアルキルカルボニル基、置換また無置換のアリールカルボニル基、炭素数1〜8のモノアルキルアミノ基またはジアルキルアミノ基、置換または無置換のアリールアミノ基である。
より好ましくは、R〜Rは好ましくはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜4の置換または無置換のアルキル基、炭素数2〜4の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2〜6の置換又は無置換のアルキニル基、置換または無置換のアリール基、炭素数1〜5の置換または無置換のアルコキシ基、炭素数1〜4の置換または無置換のアルキルチオ基、置換または無置換のアリールチオ基、炭素数1〜4のアルキルカルボニル基、置換または無置換のベンゾイル基、炭素数1〜4のジアルキルアミノ基である、
〜Rの具体例について以下に説明する。
〜Rがハロゲン原子であるものとしては、塩素原子、フッ素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられるが、塩素原子、フッ素原子がより好ましい。
〜Rが無置換アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、4−メチル−2−ペンチル基、2−エチルブチル基、n−ヘプチル基、1−メチルヘキシル基、n−オクチル基、1−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル基などの直鎖または分岐の無置換アルキル基が挙げられる。
〜Rが置換アルキル基としては、例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル基、n−ブトキシメチル基、n−ヘキシルオキシメチル基、(2−エチルブチルオキシ)メチル基、2−(4'−ペンチニルオキシ)エチル基などの、アルキルオキシ基またはアルケニルオキシ基を有するアルキル基、
例えば、ベンジルオキシメチル基、2−(ベンジルオキシメトキシ)エチル基などの、アラルキルオキシ基を有するアルキル基、
例えば、フェニルオキシメチル基、4−クロロフェニルオキシメチル基、4−(2'−フェニルオキシエトキシ)ブチル基などのアリ−ルオキシ基を有するアルキル基、
例えば、n−ブチルチオメチル基、2−n−オクチルチオエチル基などのチオアルキル基を有するアルキル基、
例えば、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、パ−フルオロエチル基、4−フルオロシクロヘキシル基、ジクロロメチル基、4−クロロシクロヘキシル基、7−クロロヘプチル基などのハロゲン原子を有するアルキル基が挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアルケニル基としては、例えば、ビニル基、プロペニル基、1−ブチニル基、イソブチニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、2−メチル−1−ブチニル基、2−シクロペンチニル基、1−ビニルヘキシル基、スチリル基、スチリルメチル基、2−スチリルエチル基などが挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアルキニル基としては、例えば、アセチレニル基、プロピニル基、1−ブチニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、2−メチル−1−ペンチニル基、フェニルアセチレニル基などが挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアリール基としては、例えば、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−アントラセニル基、1−フェナントリル基、2−フェナントリル基、3−フェナントリル基、1−ピレニル基、2−ピレニル基、2−ペリレニル基、3−ペリレニル基、2−フルオランテニル基、3−フルオランテニル基、7−フルオランテニル基、8−フルオランテニル基などの無置換のアリール基、
例えば、1−メチルフェニル基、2−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、4−(4'−tert−ブチルシクロヘキシル)フェニル基、3−シクロヘキシルフェニル基、2−シクロヘキシルフェニル基、4−エチル−1−ナフチル基、6−n−ブチル−2−ナフチル基、2,4−ジメチルフェニル基などのアルキル基を有するアリール基、
例えば、4−メトキシフェニル基、3−エトキシフェニル基、2−エトキシフェニル基、4−n−プロポキシフェニル基、3−n−プロポキシフェニル基、4−イソプロポキシフェニル基、3−イソプロポキシフェニル基、2−イソプロポキシフェニル基、2−sec−ブトキシフェニル基、4−n−ペンチルオキシフェニル基、4−イソペンチルオキシフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、2−メチル−5−メトキシフェニル基、2−フェニルオキシフェニル基などのアルコキシ基またはアリ−ルオキシ基を有するアリール基、
例えば、4−フェニルフェニル基、3−フェニルフェニル基、2−フェニルフェニル基、2,6−ジフェニルフェニル基、4−(2'−ナフチル)フェニル基、2−フェニル−1−ナフチル基、1−フェニル−2−ナフチル基、7−フェニル−1−ピレニル基などのアリ−ル基を有するアリール基、
例えば、4−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、2−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル基、2−クロロ−5−メチルフェニル基、2−クロロ−6−メチルフェニル基、2−メチル−3−クロロフェニル基、2−メトキシ−4−フルオロフェニル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニル基などのハロゲン原子を有するアリール基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、3,5−ビストリフルオロメチルフェニル基、4−パ−フルオロエチルフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−エチルチオフェニル基、4−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基などが挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアラルキル基としては、例えば、ベンジル基、α−メチルベンジル基、フェネチル基、α−メチルフェネチル基、α,α−ジメチルベンジル基、α,α−ジメチルフェネチル基、4−メチルフェネチル基、4−メチルベンジル基、4−イソプロピルベンジル基などの、無置換またはアルキル基を有するアラルキル基、
例えば、4−ベンジルベンジル基、4−フェネチルベンジル基、4−フェニルベンジル基などのアリ−ル基またはアラルキル基を有するアラルキル基、
例えば、4−メトキシベンジル基、4−n−テトラデシルオキシベンジル基、4−n−ヘプタデシルオキシベンジル基、3,4−ジメトキシベンジル基、2,4−ジメトキシベンジル基、2,4,6−トリメトキシベンジル基、3,4,5−トリメトキシベンジル基、4−メトキシメチルベンジル基、4−ビニルオキシメチルベンジル基、4−ベンジルオキシベンジル基、4−フェネチルオキシベンジル基などの置換オキシ基を有するアラルキル基。
例えば、4−ヒドロキシベンジル基、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル基などの水酸基を有するアラルキル基、
例えば、4−フルオロベンジル基、3−クロロベンジル基、3,4−ジクロロベンジル基などのハロゲン原子を有するアラルキル基、
更には、例えば、2−フルフリル基、ジフェニルメチル基、1−ナフチルメチル基、2−ナフチルメチル基などが挙げられる。
〜Rが無置換のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、1,1−ジメチルブチルオキシ基、1,2,2−トリメチルプロピルオキシ基、2−エチルブチルオキシ基、1,3−ジメチルヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、メチルシクロペンチルオキシ基、n−へプチルオキシ基、n−へプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ基、n−デシルオキシ基、n−ウンデシルオキシ基、n−ドデシルオキシ基、1−アダマンチルオキシ基、n−ペンタデシルオキシ基等の直鎖、分岐又は環状の無置換のアルコキシ基が挙げられる。
〜Rが置換アルコキシ基としては、例えば、メトキシメトキシ基、エトキシメトキシ基、n−プロピルオキシメトキシ基、nーブチルオキシメトキシ基、イソブチルオキシメトキシ基、tert−ブチルオキシメトキシ基、n−ペンチルオキシメトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ基、2−n−プロピルオキシエトキシ基、2−イソプロピルオキシエトキシ基、2−nーブチルオキシエトキシ基、2−イソブチルオキシエトキシ基、2−n−ペンチルオキシエトキシ基、2−イソペンチルオキシエトキシ基、2−シクロペンチルオキシエトキシ基、2−n−ヘキシルオキシエトキシ基、2−(4−エチルシクロヘキシルオキシ)エトキシ基、2−n−ノニルオキシエトキシ基、2−(3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ)エトキシ基、2−n−デシルオキシエトキシ基、2−n−ドデシルオキシエトキシ基、3−メトキシプロピルオキシ基、3−エトキシプロピルオキシ基、3−(n−プロピルオキシ)プロピルオキシ基、2−イソペンチルオキシプロピルオキシ基、2−メトキシブチルオキシ基、4−エトキシブチルオキシ基、4−(n−プロピルオキシ)ブチルオキシ基、4−イソプロピルオキシブチルオキシ基、5−メトキシペンチルオキシ基、5−エトキシメトキシ基等のアルコキシ基で置換されたアルコキシ基、
例えば、メトキシメトキシメトキシ基、エトキシメトキシメトキシ基、プロピルオキシメトキシメトキシ基、ブチルオキシメトキシメトキシ基、メトキシエトキシメトキシ基、エトキシエトキシメトキシ基、プロピルオキシエトキシメトキシ基、メトキシメトキシエトキシ基、エトキシメトキシエトキシ基、プロピルオキシメトキシエトキシ基、ブチルオキシメトキシエトキシ基、プロピルオキシエトキシエトキシ基、ブチルオキシエトキシエトキシ基、プロピルオキシブチルオキシエトキシ基、メトキシメトキシプロピルオキシ基、エトキシメトキシプロピルオキシ基、ブチルオキシメトキシプロピルオキシ基、メトキシメトキシブチルオキシ基、エトキシメトキシブチルオキシ基、ブチルオキシメトキシブチルオキシ基、エトキシエトキシブチルオキシ基、(4−エチルシクロへキシルオキシ)エトキシエトキシ基、〔4−(3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ)ブチルオキシ〕エトキシ基等のアルコキシアルコキシ基で置換されたアルコキシ基、
例えば、メトキシカルボニルメトキシ基、エトキシカルボニルメトキシ基、n−プロピルオキシカルボニルメトキシ基、イソプロピルオキシカルボニルメトキシ基、(4'−エチルシクロヘキシルオキシ)カルボニルメトキシ基等のアルコキシカルボニル基で置換されたアルコキシ基、メトキシカルボニルエトキシ基、エトキシカルボニルエトキシ基、n−プロピルオキシカルボニルエトキシ基、エトキシカルボニルプロピルオキシ基等のアルコキシカルボニル基で置換されたアルコキシ基、
例えば、メチルアミノメトキシ基、2−メチルアミノエトキシ基、2−( 2−メチルアミノエトキシ) エトキシ基、4−メチルアミノブチルオキシ基、1−メチルアミノプロパン−2−イルオキシ基、3−メチルアミノプロピルオキシ基、2−メチルアミノ−2−メチルプロピルオキシ基、2−エチルアミノエトキシ基、2−( 2−エチルアミノエトキシ)エトキシ基、3−エチルアミノプロピルオキシ基、1−エチルアミノプロピルオキシ基、2−イソプロピルアミノエトキシ基、2−(n−ブチルアミノ)エトキシ基、3−(n−ヘキシルアミノ)プロピルオキシ基、4−(シクロヘキシルアミノ)ブチルオキシ基等のアルキルアミノ基で置換されたアルコキシ基、
例えば、ジメチルアミノメトキシ基、2−ジメチルアミノエトキシ基、2−( 2−ジメチルアミノエトキシ) エトキシ基、4−ジメチルアミノブチルオキシ基、1−ジメチルアミノプロパン−2−イルオキシ基、3−ジメチルアミノプロピルオキシ基、2−ジメチルアミノ−2−メチルプロピルオキシ基、2−ジエチルアミノエトキシ基、2−(2−ジエチルアミノエトキシ)エトキシ基、3−ジエチルアミノプロピルオキシ基、1−ジエチルアミノプロピルオキシ基、2−ジイソプロピルアミノエトキシ基、2−(ジ−n−ブチルアミノ)エトキシ基、2−ピペリジルエトキシ基、3−(ジ−n−ヘキシルアミノ)プロピルオキシ基等のジアルキルアミノ基で置換されたアルコキシ基、
例えば、メチルアミノメトキシメトキシ基、メチルアミノエトキシエトキシ基、メチルアミノエトキシプロピルオキシ基、エチルアミノエトキシプロピルオキシ基、4−(2'−イソブチルアミノプロピルオキシ)ブチルオキシ基等のアルキルアミノアルコキシ基で置換されたアルコキシ基、
例えば、ジメチルアミノメトキシメトキシ基、ジメチルアミノエトキシエトキシ基、ジメチルアミノエトキシプロピルオキシ基、ジエチルアミノエトキシプロピルオキシ基、4−(2'−ジイソブチルアミノプロピルオキシ)ブチルオキシ基等のジアルキルアミノアルコキシ基で置換されたアルコキシ基、
例えば、メチルチオメトキシ基、2−メチルチオエトキシ基、2−エチルチオエトキシ基、2−n−プロピルチオエトキシ基、2−イソプロピルチオエトキシ基、2−n−ブチルチオエトキシ基、2−イソブチルチオエトキシ基、(3,5,5−トリメチルヘキシルチオ)ヘキシルオキシ基等のアルキルチオ基で置換されたアルコキシ基等が挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアリールオキシ基としては、ヘテロアリールオキシ基も含まれ、フェニルオキシ基、2−メチルフェニルオキシ基、4−メチルフェニルオキシ基、4−エチルフェニルオキシ基、4−イソプロピルフェニルオキシ基、4−イソブチルフェニルオキシ基、4−n−ペンチルフェニルオキシ基、4−tert−ペンチルフェニルオキシ基、4−シクロヘキシルフェニルオキシ基、4−n−オクチルフェニルオキシ基、4−n−デシルフェニルオキシ基、4−n−ドデシルフェニルオキシ基、4−n−ヘキサデシルフェニルオキシ基、2,3−ジメチルフェニルオキシ基、2,5−ジメチルフェニルオキシ基、3,4−ジメチルフェニルオキシ基、3,4,5−トリメチルフェニルオキシ基、5−インダニルオキシ基、1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ナフチルオキシ基、3−メトキシフェニルオキシ基、3−エトキシフェニルオキシ基、4−n−プロポキシフェニルオキシ基、4−n−ブトキシフェニルオキシ基、4−n−ペンチルオキシフェニルオキシ基、4−シクロヘキシルオキシフェニルオキシ基、4−n−オクチルオキシフェニルオキシ基、4−n−デシルオキシフェニルオキシ基、4−n−ドデシルオキシフェニルオキシ基、4−n−ヘキサデシルオキシフェニルオキシ基、2,3−ジメトキシフェニルオキシ基、2,5−ジメトキシフェニルオキシ基、3,5−ジメトキシフェニルオキシ基、2−メトキシ−4−メチルフェニルオキシ基、3−メトキシ−4−メチルフェニルオキシ基、3−メチル−4−メトキシフェニルオキシ基、2−フルオロフェニルオキシ基、4−フルオロフェニルオキシ基、3−クロロフェニルオキシ基、4−ブロモフェニルオキシ基、3−トリフルオロメチルフェニルオキシ基、3,5−ジフルオロフェニルオキシ基、3,4−ジクロロフェニルオキシ基、2−メチル−4−クロロフェニルオキシ基、3−クロロ−4−メチルフェニルオキシ基、3−メトキシ−4−フルオロフェニルオキシ基、3−フルオロ−4−メトキシフェニルオキシ基、4−フェニルフェニルオキシ基、3−フェニルフェニルオキシ基、4−(4’−メチルフェニル)フェニルオキシ基、4−(4’−メトキシフェニル)フェニルオキシ基、1−ナフチルオキシ基、4−メチル−1−ナフチルオキシ基、6−n−ブチル−2−ナフチルオキシ基、7−エトキシ−2−ナフチルオキシ基、2−チエニルオキシ基、2−ピリジルオキシ基、4−ピリジルオキシ基などが挙げられる。
〜Rが無置換のアルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ基、tert−ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、イソペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、2−メチルペンチルチオ基、1,1−ジメチルブチルチオ基、1,2,2−トリメチルプロピルチオ基、2−エチルブチルチオ基、1,3−ジメチルヘキシルチオ基、シクロヘキシルチオ基、メチルシクロペンチルチオ基、n−へプチルチオ基、n−へプチルチオ基、n−オクチルチオ基、3,5,5−トリメチルヘキシルチオ基、n−デシルチオ基、n−ウンデシルチオ基、n−ドデシルチオ基、1−アダマンチルチオ基、n−ペンタデシルチオ基等の直鎖、分岐又は環状の無置換のアルキルチオ基が挙げられる。
〜Rが置換のアルキルチオ基としては、例えば、メトキシメチルチオ基、エトキシメチルチオ基、n−プロピルオキシメチルチオ基、nーブチルオキシメチルチオ基、tert−ブチルオキシメチルチオ基、n−ペンチルオキシメチルチオ基、2−メトキシエチルチオ基、2−エトキシエチルチオ基、2−n−プロピルオキシエチルチオ基、2−イソプロピルオキシエチルチオ基、2−nーブチルオキシエチルチオ基、2−イソペンチルオキシエチルチオ基、2−n−ヘキシルオキシエチルチオ基、2−(4−エチルシクロヘキシルオキシ)エチルチオ基、2−n−ノニルオキシエチルチオ基、2−(3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ)エチルチオ基、2−n−デシルオキシエチルチオ基、3−メトキシプロピルチオ基、3−エトキシプロピルチオ基、3−(n−プロピルチオ)プロピルチオ基、2−メトキシブチルチオ基、4−エトキシブチルチオ基、4−(n−プロピルオキシ)ブチルチオ基、5−エトキシペンチルチオ基、6−n−プロピルオキシヘキシルチオ基等のアルコキシ基で置換されたアルキルチオ基、
例えば、メトキシメトキシメチルチオ基、エトキシメトキシメチルチオ基、プロピルオキシメトキシメチルチオ基、エトキシエトキシメチルチオ基、プロピルオキシエトキシメチルチオ基、エトキシメトキシエチルチオ基、プロピルオキシメトキシエチルチオ基、プロピルオキシエトキシエチルチオ基、ブチルオキシエトキシエチルチオ基、プロピルオキシブチルオキシエチルチオ基、メトキシメトキシプロピルチオ基、エトキシメトキシプロピルチオ基、ブチルオキシメトキシプロピルチオ基、ブチルオキシメトキシブチルチオ基、エトキシエトキシブチルチオ基、シクロへキシルオキシエトキシエチルチオ基等のアルコキシアルコキシ基で置換されたアルキルチオ基、
例えば、メトキシカルボニルメチルチオ基、エトキシカルボニルメチルチオ基、n−プロピルオキシカルボニルメチルチオ基、メトキシカルボニルエチルチオ基、エトキシカルボニルエチルチオ基、n−プロピルオキシカルボニルエチルチオ基、エトキシカルボニルプロピルチオ基等のアルコキシカルボニル基で置換されたアキルチオ基、
例えば、メチルアミノメチルチオ基、2−メチルアミノエチルチオ基、2−( 2−メチルアミノエトキシ) エチルチオ基、4−メチルアミノブチルチオ基、1−メチルアミノプロパン−2−イルオキシ基、3−メチルアミノプロピルチオ基、2−エチルアミノエチルチオ基、2−( 2−エチルアミノエトキシ)エチルチオ基、3−エチルアミノプロピルチオ基、1−エチルアミノプロピルチオ基、2−イソプロピルアミノエチルチオ基、2−(n−ブチルアミノ)エチルチオ基、3−(n−ヘキシルアミノ)プロピルチオ基、4−(シクロヘキシルアミノ)ブチルチオ基等のアルキルアミノ基で置換されたアルキルチオ基、
例えば、ジメチルアミノメチルチオ基、2−ジメチルアミノエチルチオ基、4−ジメチルアミノブチルチオ基、1−ジメチルアミノプロパン−2−イルチオ基、3−ジメチルアミノプロピルチオ基、2−ジエチルアミノエチルチオ基、3−ジエチルアミノプロピルチオ基、2−ジイソプロピルアミノエチルチオ基、2−(ジ−n−ブチルアミノ)エチルチオ基、2−ピペリジルエチルチオ基、3−(ジ−n−ヘキシルアミノ)プロピルチオ基等のジアルキルアミノ基で置換されたアルキルチオ基、
例えば、メチルチオメチルチオ基、2−メチルチオエチルチオ基、2−エチルチオエチルチオ基、2−n−プロピルチオエチルチオ基、2−イソプロピルチオエチルチオ基、2−n−ブチルチオエチルチオ基、2−イソブチルチオエチルチオ基、(3,5,5−トリメチルヘキシルチオ)ヘキシルチオ基等のアルキルチオ基で置換されたアルキルチオ基等が挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアリールチオ基としては、ヘテロアリールチオ基も含まれ、フェニルチオ基、2−メチルフェニルチオ基、4−メチルフェニルチオ基、3−エチルフェニルチオ基、4−n−プロピルフェニルチオ基、4−n−ブチルフェニルチオ基、4−イソブチルフェニルチオ基、4−tert-ブチルフェニルチオ基、4−n−ペンチルフェニルチオ基、4−n−ヘキシルフェニルチオ基、4−シクロヘキシルフェニルチオ基、4−n−オクチルフェニルチオ基、4−n−ドデシルフェニルチオ基、4−n−オクタデシルフェニルチオ基、2,5−ジメチルフェニルチオ基、3,4−ジメチルフェニルチオ基、5−インダニルチオ基、1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ナフチルチオ基、2−メトキシフェニルチオ基、3−メトキシフェニルチオ基、4−エトキシフェニルチオ基、4−n−プロポキシフェニルチオ基、2,4−ジメトキシフェニルチオ基、3,5−ジエトキシフェニルチオ基、2−メトキシ−4−メチルフェニルチオ基、2−メチル−4−メトキシフェニルチオ基、2−フルオロフェニルチオ基、4−フルオロフェニルチオ基、2−クロロフェニルチオ基、4−ブロモフェニルチオ基、4−トリフルオロメチルフェニルチオ基、3−トリフルオロメチルフェニルチオ基、2,4−ジフルオロフェニルチオ基、2,4−ジクロロフェニルチオ基、2−クロロ−4−メトキシフェニルチオ基、2−ナフチルチオ基、4−メチル−1−ナフチルチオ基、4−エトキシ−1−ナフチルチオ基、2−ピリジルチオ基、4−アミノフェニルチオ基、4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニルチオ基、4−(N,N−ジエチルアミノ)−1−ナフチルチオ基、4−〔N,N−ジ(4’−メチルフェニル)アミノ〕フェニルチオ基、4−(N−フェノキサジイル)フェニルチオ基などが挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアルキルカルボニル基としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、iso−バレリル基、sec−バレリル基、トリメチルアセチル基、ヘキサノイル基、t−ブチルアセチル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、2−エチルヘキサノイル基、ノナノイル基、デカノイル基、ウンデカノイル基、ラウロイル基、トリデカノイル基、テトラアデカノイル基、ペンタデカノイル基、ヘキサデカノイル基、ヘプタデカノイル基、オクタデカノイル基、オレオイル基、シクロペンタンカルボニル基、シクロヘキサンカルボニル基、6−クロロヘキサノイル基、6−ブロモヘキサノイル基、トリフルオロアセチル基、ペンタフルオロプロピオニル基、パ−フルオロオクタノイル基、2,2,4,4,5,5,7,7,7−ノナフルオロ−3,6−ジオキサヘプタノイル基、メトキシアセチル基、3,6−ジオキサヘプタノイル基、シンナモイル基等が挙げられる。
〜Rが置換または無置換のアリールカルボニル基としては、ベンゾイル基、2−メチルベンゾイル基、3−メチルベンゾイル基、4−メチルベンゾイル基、4−エチルベンゾイル基、4−n−プロピルベンゾイル基、4−tert−ブチルベンゾイル基、2,4−ジメチルベンゾイル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル基、2,4,5−トリメチルベンゾイル基、4-エチルベンゾイル基、4−イソプロピルベンゾイル基、4−n−ブチルベンゾイル基、4−イソブチルベンゾイル基、4−sec−ブチルベンゾイル基、4−tert-ブチルベンゾイル基、4−n−ペンチルベンゾイル基、4−イソペンチルベンゾイル基、4−ネオペンチベンゾイル基、4−イソヘキシルベンゾイル基、4−シキロヘキシルベンゾイル基、4−オクチルベンゾイル基、4−シアノベンゾイル基、4−ニトロベンゾイル基、4−トリフルオロメチルベンゾイル基、3−ブロモベンゾイル基、2−フロロベンゾイル基、4−クロロベンゾイル基、2,6−ジクロロベンゾイル基、2,4−ジフロロベンゾイル基、ナフチルカルボニル−1−イル基、ナフチルカルボニル−2−イル基が挙げられる。
〜Rが置換アミノ基としては、例えば、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ヘプチルアミノ基、オクチルアミノ基、2−エチルヘキシルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基、3,5,5−トリメチルヘキシルアミノ基、ノニルアミノ基、デシルアミノ基等のモノアルキルアミノ基、
例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジ−n−プロピルアミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基、ジ−n−ペンチルアミノ基、N−メチル−N−エチルアミノ基、N−エチル−N−イソプロピルアミノ基、N−エチル−N−シクロヘキシルアミノ基、N−メチル−N−n−オクチルアミノ基等のジアルキルアミノ基、
例えば、N−メチル−N−フェニルアミノ基、N−エチル−N−フェニルアミノ基、N−エチル−N−(2,4−ジメチルフェニル)アミノ基、N−n−プロピル−N−(2−エトキシフェニル)アミノ基、N−メチル−N−(3−クロロフェニル)アミノ基、ジフェニルアミノ基、ジ−(p−トリル)アミノ基、N−メチル−N−(2−ナフチル)アミノ基等のアリール基を有するアミノ基、
例えば、ベンジルアミノ基、フェネチルアミノ基、3−フェニルプロピルアミノ基、4−エチルベンジルアミノ基、4−イソプロピルベンジルアミノ基、ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基、ビス(4−エチルベンジル)アミノ基、ビス(4−イソプロピルベンジル)アミノ基、N−エチル−N−ベンジルアミノ基、N−メチル−N−フェネチルアミノ基等のアラルキル基を有するアミノ基等が挙げられる。
熱可塑性樹脂100重量部に対する上記光吸収化合物の含有量については特に限定されないが、0.001〜0.15重量部の範囲内であることが好ましく、0.005〜0.075重量部の範囲内であることがより好ましく、0.01〜0.05重量部の範囲内であることが特に好ましい。
本発明に係る中間膜を作製する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、熱可塑性樹脂と前記一般式(1)で表される金属錯体、さらに必要に応じて後記する熱線遮蔽剤、紫外線吸収剤等を配合し、任意に加熱しながら混錬し、プレス成形、射出成形、カレンダー成形、押出成形等によりシート状に成形ことにより、所望の中間膜を得る事ができる。
このようにして作製された本発明に係る中間膜の厚みは、特に限定されるものではないが、通常の中間膜と同様、0.3〜1.6mmであることが好ましい。中間膜の厚さが0.3mm未満であると、中間膜自体の強度が不十分となることがあり、逆に中間膜の厚さが1.6mmを超えると合わせガラス作製時にガラス板のずれが発生することがある。
本発明に係る中間膜は、必要に応じて、熱線遮蔽剤、第2の光吸収化合物、紫外線吸収剤、更には劣化防止のために、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、帯電防止剤、接着力調整剤、耐湿剤、蛍光増白剤及び赤外線吸収剤等の添加剤を含有していてもよい。
熱線遮蔽剤とは波長780nm以上の赤外線を吸収することができる粒子を意味し、アルミニウムドープ酸化錫、インジウムドープ酸化錫、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)、及びアルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)などの金属酸化物の他、タングステン酸化物、及び複合タングステン酸化物等を挙げることができる。特に、錫ドープ酸化インジウム(ITO)が好ましい。
上記熱可塑性樹脂100重量部に対する熱線遮蔽剤の含有量については特に限定されないが、0.1〜3.0重量部の範囲内であることが好ましく、0.2〜2.0重量部の範囲内であることが特に好ましい。
第2の光吸収化合物としては、前記式(1)で表される光吸収化合物以外の他の光吸収化合物を意味し、不要光カットの目的で用いられる光吸収化合物などが挙げられる。このようなものとしては、例えば波長480〜490nm付近の光をカットすることができる光吸収化合物を挙げることができ、たとえばテトラアザポルフィリン系化合物が好ましい。
熱可塑性樹脂100重量部に対するテトラアザポルフィリン系化合物の含有量については特に限定されないが、0.001〜0.15重量部の範囲内であることが好ましく、0.005〜0.075重量部の範囲内であることがより好ましく、0.01〜0.05重量部の範囲内であることが特に好ましい。上記テトラアザポルフィリン化合物の含有量が上記範囲内である場合には、黄変を抑制した高い透明性を維持することができる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、トリアジン系化合物、ベンゾエート系化合物及びヒンダードアミン系化合物等を使用することができる。特に、ベンゾフェノン系化合物及びベンゾトリアゾール系化合物が好ましい。
上記熱可塑性樹脂100重量部に対する紫外線吸収剤の含有量については特に限定されないが、0.05〜1.0重量部の範囲内であることが好ましく、0.1〜0.2重量部の範囲内であることが特に好ましい。
さらに、本発明に係る中間膜は、必要に応じて、プライマー機能、紫外線カット機能、難燃機能、反射防止機能、防眩機能、反射防止防眩機能、帯電防止機能のいずれか一つ以上の機能を有する機能性透明層とあわせた複層構造としても良い。
上記機能性透明層の厚みは、特に限定されないが、0.01〜0.4mmであることが好ましく、0.02〜0.2mmであることが特に好ましい。
次に、本発明の合わせガラスは、少なくとも二枚の、本発明に係る透明基材の間に上述した本発明の中間膜が挟持され接着一体化されてなる構成となる。
上記透明基材としては、合わせガラスとして使用できるものであればどのような透明基材でも良く、特に限定されないが、例えば、フロート板ガラス、磨き板ガラス、平板ガラス、曲板ガラス、並板ガラス、型板ガラス、金網入り型板ガラス、着色されたガラス板などの各種無機ガラス板や、ポリカーボネート板、ポリメチルメタクリレート板などの有機ガラス板等が挙げられる。なお、これら透明基材は、単独の種類で用いられても良いし、2種類以上の種類で併用されてもよい。
上記透明基材の厚さは、適宜選択されれば良く、特に限定されるものではないが、1〜20mm程度が好ましい。
本発明の合わせガラスの作製方法は、特別なものではなく、通常の合わせガラスの場合と同様の作製方法で良い。すなわち、例えば、二枚の透明基材の間に本発明の中間膜を挟んで真空バッグの中に入れ、この真空バッグ内の圧力が約−65〜−100kPaの減圧度となるように減圧吸引しながら温度約70〜110℃で予備接着を行った後、さらに、オートクレーブ中で、オートクレーブ内の圧力が約0.98〜1.47MPaの減圧度となるように減圧吸引しながら温度約120〜150℃で本接着を行うことにより、所望の合わせガラスを得ることができる。
このようにして作製された合わせガラスは、自動車、鉄道車両、航空機、船舶及び建築物等に使用できるが、自動車のフロントガラス、サイドガラス、リアガラス又はルーフガラス等に好適に用いられる。
次に本発明のウインドウフィルムは、本発明に係る透明基材に上述した本発明の中間膜が接着一体化されてなる構成となる。
上記透明基材としては、ウインドウフィルムとして使用できるものであればどのような透明高分子材料でよく、特に限定されないが、例えば、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロース、ニトロセルロース等のセルロースエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−1,2−ジフェノキシエタン−4,4’−ジカルボキシレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリスチレン;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン;ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂;ポリカーボネート;ポリスルホン;ポリエーテルスルホン;ポリエーテルケトン;ポリエーテルイミド;ポリオキシエチレン;ノルボルネン樹脂などの高分子材料が挙げられる。
上記透明基材は、可視光に対して80%以上の透過率を有することが好ましく、86%以上の透過率を有することがさらに好ましい。
上記透明基材の厚さは、10μm〜10mmであることが好ましく、20μm〜5mmであることがさらに好ましい。
本発明のウインドウフィルムの作製方法は、特別なものでなく、本発明に係る中間膜を透明基材上に塗布、粘着剤による貼り付けなど公知の各種成膜法により形成したものであれば良い。
すなわち、透明な粘着材(接着剤、粘着剤)としては、例えば、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルエーテル、飽和ポリエステル、メラミン樹脂などが用いられる。
ウインドウフィルムの場合、粘着材としては、透明性、接着性、耐熱性等に優れている点でアクリルポリマ−を含むアクリル系粘着材であるのが好ましい。特に、アルキル基の炭素数が4〜8のアクリル酸アルキルエステルを使用すると、得られる粘着剤の粘着力、柔軟性が良好になる。また、カルボキシル基含有モノマー、ヒドロキシル基含有モノマーを共重合すると、イソシアネ−ト系架橋剤などを用いて架橋することができる。
アクリル系粘着材の硬化剤としては、イソシアネ−ト系硬化剤、エポキシ系硬化剤、金属キレ−ト硬化剤などが用いられる。
粘着材は、シート状であっても良いし、液体状であっても良い。
粘着材としてシート状の感圧型粘着材を使用する場合は、シート状粘着材を貼付け後、または接着剤の塗布後に、圧着して貼り合わせる。
粘着材として液体状のものを使用する場合は、塗布、貼合わせ後に、室温または加熱下で熟成処理することにより、あるいは紫外線を照射することにより硬化させて貼り合わせる。
粘着剤による粘着層の厚さは、特に限定されるものではないが、一般に0.5〜500μmである。
粘着層が形成される面、および貼合わされる面は、予め易接着コートまたはコロナ放電処理などの易接着処理されていることは好ましい。さらに、粘着層を介して貼合わせた後、貼合わせ時に部材間に混入した空気を、脱泡、または粘着材に固溶させて、さらには部材間の密着力を向上させる目的で、加圧、加温条件下で処理を施すことは好ましい。
なお、本発明の合わせガラス及びウインドウフィルムの可視光透過率は50〜85%の範囲内、好ましくは70〜85%の範囲内であることと、TTSの値が50%以下、好ましくは45%以下であることで、遮熱性と透明性により一層優れた合わせガラス及びウインドウフィルムとなる。
以下、本発明を合成例と実施例により具体的に説明するが、本発明は、以下の合成例と実施例によって限定を受けるものではない。
[合成例1−1]
ポリリン酸260gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノ−4−メチルフェノール24.6g及びマロン酸10.4gを添加、徐々に昇温し、内温150℃にて2時間撹拌した。冷却後、反応液を水800mLに排出し、析出物をろ取、水洗、乾燥して下記構造式(1−1a)のリガンド15.2gを淡黄色粉末として得た。

得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 278(M+)
元素分析値:実測値(C:73.40%、H:5.09%、N:10.03%)
理論値(C:73.37%、H:5.07%、N:10.07%)
次いで、リガンド(1−1a)5.56g、酢酸亜鉛2.18gをエタノール100mL中にて還流下、5時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末4.85gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−1)であることを確認した。
MS:(EI)m/z 618(M+)
元素分析値:実測値(C:65.88%、H:4.27%、N:9.00%)
理論値(C:65.86%、H:4.23%、N:9.04%)
このようにして得られた化合物(1−1)のトルエン溶液は381nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は2.23×10g/mL cmであった。
[合成例1−2]
ポリリン酸468gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノ−4−メチルフェノール39.3g及びエチルマロン酸25.0gを添加、徐々に昇温し、内温175℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を水1600mLに排出し、析出物をろ取、水洗、乾燥して下記構造式(1−2a)のリガンド35.3gを黄褐色オイルとして得た。
得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 278(M+)
元素分析値:実測値(C:73.39%、H:5.10%、N:10.01%)
理論値(C:73.37%、H:5.07%、N:10.07%)
次いで、リガンド(1−2a)8.3g、酢酸銅一水和物2.5gをDMF63g中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、メタノール76gを滴下、析出物をろ取、メタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末2.1gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−2)であることを確認した。
MS:(EI)m/z 617(M+)
元素分析値:実測値(C:66.08%、H:4.26%、N:9.03%)
理論値(C:66.06%、H:4.24%、N:9.06%)
このようにして得られた化合物(1−2)のトルエン溶液は384.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.70×10g/mL cmであった。
[合成例1−3]
ポリリン酸260gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノフェノール21.8g及びブチルマロン酸ジエチル21.6gを添加、徐々に昇温し、内温175℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を水800mLに排出し、トルエン300mLにて抽出し、水洗、トルエンを留去して下記構造式(1−3a)のリガンド19.4gを黄褐色オイルとして得た。
得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 306(M+)
元素分析値:実測値(C:74.53%、H:5.97%、N:9.11%)
理論値(C:74.49%、H:5.92%、N:9.14%)
次いで、リガンド(1−3a)9.2g、酢酸銅3.3gをエタノール100mL中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末3.0gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−3)であることを確認した。
MS:(EI)m/z 673(M+)
元素分析値:実測値(C:67.73%、H:5.10%、N:8.27%)
理論値(C:67.69%、H:5.08%、N:8.31%)
このようにして得られた化合物(1−2)のトルエン溶液は385.0nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.57×10g/mL cmであった。
[合成例1−4]
合成例1−3で得られたリガンド(1−3a)9.2g、酢酸亜鉛3.3gをエタノール100mL中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡灰色粉末3.0gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−4)であることを確認した。
MS:(EI)m/z 674(M+)
元素分析値:実測値(C:67.53%、H:5.09%、N:8.25%)
理論値(C:67.50%、H:5.07%、N:8.29%)
このようにして得られた化合物(1−2)のトルエン溶液は392.0nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は2.14×10g/mL cmであった。
[合成例1−5]
ポリリン酸260gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノ−4−クロロフェノール28.7g及び2−イソペンチルマロン酸ジエチル16gを添加、徐々に昇温し、内温175℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を水800mLに排出し、トルエン500mLにて抽出し、水洗、トルエンを留去して下記構造式(1−5a)のリガンド26.6gを褐色オイルとして得た。

得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 388(M+)
元素分析値:実測値(C:61.75%、H:4.70%、N:7.16%)
理論値(C:61.71%、H:4.66%、N:7.20%)
次いで、リガンド(1−5a)6.9g、酢酸亜鉛1.79gをエタノール100mL中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末3.9gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−5)であることを確認した。
MS:(EI)m/z 838(M+)
元素分析値:実測値(C:57.10%、H:4.10%、N:6.63%)
理論値(C:57.06%、H:4.07%、N:6.65%)
このようにして得られた化合物(1−5)のトルエン溶液は400.0nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は2.06×10g/mL cmであった。
[合成例1−6]
ポリリン酸261gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノ−4−クロロフェノール48.6g及びマロン酸16gを添加、徐々に昇温し、内温175℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を水900mLに排出し、析出物をろ取、水洗、乾燥して下記構造式(1−6a)のリガンド28.4gを灰色粉末として得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 318(M+)
元素分析値:実測値(C:56.49%、H:2.57%、N:8.75%)
理論値(C:56.45%、H:2.53%、N:8.78%)
次いで、化合物(1−6a)5.0g、オルトギ酸トリエチル1.79gを無水酢酸15g中にて130℃で、0.5時間撹拌した。冷却後、氷472gに排出し、トルエンで抽出、分液、濃縮して下記構造式(1−6b)のリガンドを褐色オイル6.6gとして得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 374(M+)
元素分析値:実測値(C:57.66%、H:3.25%、N:7.43%)
理論値(C:57.62%、H:3.22%、N:7.47%)
次いで、化合物(1−6b)3.1gをメタノール93mL中に添加し、脱気窒素置換を行った後、10% Pd−C0.81gを添加し、水素置換後、60℃まで昇温し、1時間撹拌した。冷却後、セライト濾過を行い、ろ液を濃縮して下記構造式(1−6c)のリガンド3.0gを褐色オイルとして得た。

得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 376(M+)
元素分析値:実測値(C:57.35%、H:3.77%、N:7.39%)
理論値(C:57.31%、H:3.74%、N:7.43%)
次いで、リガンド(1−6c)10.5g、酢酸亜鉛2.82gをメタノール147mL中にて65〜70℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、メタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末1.36gを得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−6)であることを確認した。
MS:(EI)m/z 814(M+)
元素分析値:実測値(C:52.91%、H:3.23%、N:6.82%)
理論値(C:52.87%、H:3.20%、N:6.85%)
このようにして得られた化合物(1−6)のトルエン溶液は399.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は2.08×10g/mL cmであった。
[合成例1−7]
合成例1−6で得られた化合物(1−6a)3.0g、酢酸ナトリウム9.25g、酢酸33mLを加えて70℃に昇温後、2,4−ジメトキシベンズアルデヒド1.56gを添加後に昇温し、内温120℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を氷943gに排出し、析出物をろ取、メタノールにて洗浄し、乾燥して下記構造式(1−7a)の化合物4.12gを黒色粘性固体として得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 466(M+)
元素分析値:実測値(C:61.73%、H:3.49%、N:5.95%)
理論値(C:61.69%、H:3.45%、N:5.99%)
次いで、化合物(1−7a)3.3gをメタノール100mL中に添加し、脱気窒素置換を行った後、10% Pd−C0.69gを添加し、水素置換後、60℃まで昇温し、1.5時間撹拌した。冷却後、セライト濾過を行い、ろ液を濃縮して下記構造式(1−7b)のリガンド4.3gを褐色オイルとして得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 468(M+)
元素分析値:実測値(C:61.45%、H:3.90%、N:5.93%)
理論値(C:61.42%、H:3.87%、N:5.97%)
次いで、リガンド(1−7b)4.3g、酢酸亜鉛0.95gをメタノール53mL中にて65〜70℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、メタノールにて洗浄、乾燥して黄土色粉末0.86gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−7)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 998(M+)
元素分析値:実測値(C:57.58%、H:3.44%、N:5.56%)
理論値(C:57.54%、H:3.42%、N:5.59%)
このようにして得られた化合物(1−6)のトルエン溶液は395.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.28×10g/mL cmであった。
[合成例1−8]
合成例1−6で得られた化合物(1−6a)10g、酢酸ナトリウム30.8g、酢酸110mLを加えて70℃に昇温後、2,4,6−トリメトキシベンズアルデヒド6.15gを添加後に昇温し、内温120℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を氷524gに排出し、析出物をろ取、メタノールにて洗浄し、乾燥して下記構造式(1−8a)のリガンド12.8gを黄褐色固体として得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 496(M+)
元素分析値:実測値(C:60.41%、H:3.68%、N:5.60%)
理論値(C:60.38%、H:3.65%、N:5.63%)
次いで、化合物(1−8a)6.4gをDMF192mL中に添加し、脱気窒素置換を行った後、10% Pd−C0.63gを添加し、水素置換後、30〜35℃まで昇温し、3.5時間撹拌した。冷却後、セライト濾過を行い、ろ液を濃縮して下記構造式(1−8b)のリガンド5.6gを黄色オイルとして得た。

得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 498(M+)
元素分析値:実測値(C:60.17%、H:4.08%、N:5.57%)
理論値(C:60.13%、H:4.04%、N:5.61%)
次いで、リガンド(1−8b)5.6g、酢酸亜鉛1.14gをメタノール64mL中にて65〜70℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、メタノールにて洗浄、乾燥して黄土色粉末1.9gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−8)であることを確認した。

得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 1058(M+)
元素分析値:実測値(C:56.59%、H:3.65%、N:5.24%)
理論値(C:56.55%、H:3.61%、N:5.28%)
このようにして得られた化合物(1−8)のトルエン溶液は399.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.42×10g/mL cmであった。
[合成例1−9]
合成例1−6で得られた化合物(1−6a)10g、酢酸ナトリウム30.8g、酢酸110mLを加えて70℃に昇温後、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド6.15gを添加後に昇温し、内温120℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を氷524gに排出し、析出物をろ取、メタノールにて洗浄し、乾燥して下記構造式(1−9a)のリガンド13.7gを黄褐色固体として得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 496(M+)
元素分析値:実測値(C:60.42%、H:3.69%、N:5.61%)
理論値(C:60.38%、H:3.65%、N:5.63%)
次いで、化合物(1−9a)10gをDMF300mL中に添加し、脱気窒素置換を行った後、10% Pd−C0.98gを添加し、水素置換後、40〜45℃まで昇温し、0.5時間撹拌した。冷却後、セライト濾過を行い、ろ液を濃縮して下記構造式(1−9b)のリガンド11gを黄色オイルとして得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 498(M+)
元素分析値:実測値(C:60.16%、H:4.07%、N:5.58%)
理論値(C:60.13%、H:4.04%、N:5.61%)
次いで、リガンド(1−9b)11g、酢酸亜鉛2.25gをメタノール126mL中にて65〜70℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、メタノールにて洗浄、乾燥して黄土色粉末5.5gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−9)であることを確認した。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 1058(M+)
元素分析値:実測値(C:56.59%、H:3.64%、N:5.25%)
理論値(C:56.55%、H:3.61%、N:5.28%)
このようにして得られた化合物(1−9)のトルエン溶液は395.0nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.10×10g/mL cmであった。
[合成例1−10]
ポリリン酸260gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノ−4−クロロフェノール28.7g及び2−イソプロピルマロン酸ジエチル40gを添加、徐々に昇温し、内温175℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を水800mLに排出し、トルエン500mLにて抽出し、水洗、トルエンを留去して下記構造式(1−10a)のリガンド25gを褐色オイルとして得た。

得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 361(M+)
元素分析値:実測値(C:59.75%、H:3.88%、N:7.56%)
理論値(C:59.85%、H:3.91%、N:7.76%)
次いで、リガンド(1−10a)7.0g、酢酸亜鉛1.79gをエタノール100mL中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末3.0gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−10)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 782(M+)
元素分析値:実測値(C:54.95%、H:3.20%、N:7.23%)
理論値(C:55.03%、H:3.34%、N:7.13%)
このようにして得られた化合物(1−10)のトルエン溶液は400.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は2.00×10g/mL cmであった。
[合成例1−11]
ポリリン酸150gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノ−4−フェニルフェノール24.5g及びマロン酸6.24gを添加、徐々に昇温し、内温170℃にて2時間撹拌した。冷却後、反応液を水800mLに排出し、析出物をろ取、水洗、乾燥して下記構造式(1−11a)のリガンド13.6gを淡黄色粉末として得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 402(M+)
元素分析値:実測値(C:80.39%、H:4.30%、N:7.85%)
理論値(C:80.58%、H:4.51%、N:7.95%)
次いで得られたリガンド(1−11a)4.0g、酢酸亜鉛1.1gをエタノール100mL中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡灰色粉末1.7gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−11)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 866(M+)
元素分析値:実測値(C:74.50%、H:4.00%、N:6.37%)
理論値(C:74.70%、H:3.95%、N:6.45%)
このようにして得られた化合物(1−11)のトルエン溶液は387.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.72×10g/mL cmであった。
[合成例1−12]
合成例1−11においてマロン酸6.24gの代わりに2-エチルマロン酸7.92gを用いた以外は合成例1−2と同様に反応、処理して下記構造式(1−12a)のリガンド10.6gを淡黄色粉末として得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 430(M+)
元素分析値:実測値(C:80.80%、H:5.17%、N:6.61%)
理論値(C:80.91%、H:5.15%、N:6.51%)
次いで得られたリガンド(1−12a)10.0g、酢酸亜鉛2.13gをエタノール400mL中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡灰色粉末2.5gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−12)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 922(M+)
元素分析値:実測値(C:75.10%、H:4.48%、N:6.00%)
理論値(C:75.36%、H:4.58%、N:6.06%)
このようにして得られた化合物(1−12)のトルエン溶液は403.0nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.26×10g/mL cmであった。
[合成例1−13]
ポリリン酸260gを70℃にて5分撹拌し、2−アミノ−4−ブロモフェノール41.4g及びマロン酸10.4gを添加、徐々に昇温し、内温175℃にて1時間撹拌した。冷却後、反応液を水800mLに排出し、析出物をろ取、水洗、乾燥して下記構造式(1−13a)のリガンド20.8gを淡黄色粉末として得た


得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 405(M+)
元素分析値:実測値(C:44.00%、H:2.05%、N:6.70%)
理論値(C:44.15%、H:1.98%、N:6.87%)
次いで、リガンド(1−13a)7.15g、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸6.5g炭酸ソーダ3.7g、トルエン100ml、水50mlにて攪拌、脱気後テトラキッストリフェニルホスフィンパラジウム2.0gを添加、80〜85℃で、48時間撹拌した。トルエン層を分取、水洗、トルエンを留去して下記構造式(1−13b)のリガンド8.5gを褐色オイルとして得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1-13b)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 522(M+)
元素分析値:実測値(C:70.95%、H:5.11%、N:5.40%)
理論値(C:71.25%、H:5.02%、N:5.36%)
さらに得られたリガンド(1−13b)7.2g、酢酸亜鉛1.2gをエタノール100mL中にて70〜75℃で4時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡灰色粉末3.3gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−13)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 1106(M+)
元素分析値:実測値(C:67.00%、H:4.40%、N:5.07%)
理論値(C:67.18%、H:4.55%、N:5.05%)
このようにして得られた化合物(1−13)のトルエン溶液は387.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.02×10g/mL cmであった。
[合成例1−14]
合成例1−13で得られたリガンド(1−13b)4.2g、酢酸銅一水和物0.8gをDMF90g中にて70〜75℃で、3時間撹拌した。冷却後、メタノール100gを滴下、析出物をろ取、メタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末2.7gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−14)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 1105(M+)
元素分析値:実測値(C:66.99%、H:4.60%、N:5.10%)
理論値(C:67.29%、H:4.55%、N:5.06%)
このようにして得られた化合物(1−14)のトルエン溶液は383.0nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は0.65×10g/mL cmであった。
[合成例1−15]
合成例1−13においてマロン酸10.4gの代わりに2−エチルマロン酸13.3gを用いた以外は合成例1−4と同様に反応、処理して下記構造式(1−15a)のリガンド20.2gを淡黄色粉末として得た。

得られた化合物は、下記の分析結果より目的の化合物であることを確認した。
MS:(EI)m/z 433(M+)
元素分析値:実測値(C:46.50%、H:2.80%、N:6.60%)
理論値(C:46.82%、H:2.77%、N:6.42%)
次いで、リガンド(1−15a)7.40g、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸9.3g炭酸ソーダ5.8g、トルエン100ml、水50mlにて攪拌、脱気後テトラキッストリフェニルホスフィンパラジウム2.0gを添加、80〜85℃で、20時間撹拌した。トルエン層を分取、水洗、トルエンを留去して下記構造式(1−15b)のリガンド10gを褐色オイルとして得た。


得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1-15b)であることを確認した。
MS:(EI)m/z 550(M+)
元素分析値:実測値(C:72.05%、H:5.55%、N:5.00%)
理論値(C:71.99%、H:5.49%、N:5.09%)
さらに得られたリガンド(1−15b)6.0g、酢酸亜鉛1.1gをエタノール100mL中にて70〜75℃で、4時間撹拌した。冷却後、析出物をろ取、エタノールにて洗浄、乾燥して淡灰色粉末4.1gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−15)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 1162(M+)
元素分析値:実測値(C:68.30%、H:5.00%、N:4.87%)
理論値(C:68.07%、H:5.02%、N:4.81%)
このようにして得られた化合物(1−15)のトルエン溶液は402.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は1.12×10g/mL cmであった。
[合成例1−16]
合成例1−15で得られたリガンド(1−15b)6.0g、酢酸銅一水和物1.2gをDMF90g中にて70〜75℃で3時間撹拌した。冷却後、メタノール100gを滴下、析出物をろ取、メタノールにて洗浄、乾燥して淡黄色粉末2.1gを得た。得られた化合物は、下記の分析結果より化合物(1−16)であることを確認した。


MS:(EI)m/z 1161(M+)
元素分析値:実測値(C:68.10%、H:4.99%、N:4.90%)
理論値(C:68.18%、H:5.03%、N:4.82%)
このようにして得られた化合物(1−16)のトルエン溶液は396.5nmに極大吸収を示し、グラム吸光係数は0.43×10g/mL cmであった。
[実施例1]合わせガラスの作製
有機エステル可塑剤として、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート40重量部に、光吸収化合物として上記のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)0.006重量部を溶解させ、この溶液を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BH−3、積水化学工業社製)100重量部に添加し、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、押出機を用いて押出して、厚み0.76mmの中間膜を得た。
上記中間膜を、100mm×100mmのサイズに切断し、2枚のフロート板ガラス(縦100mm×横100mm×厚さ2.0mm)で挟み込み、ゴムバック内に入れ、2.6kPaの真空度で20分間脱気した後、脱気したままオーブン内に移し、更に90℃で30分間保持して真空プレスした。その後、オートクレーブにて温度130℃、圧力1.3MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例2]合わせガラスの作製
有機エステル可塑剤として、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート40重量部に、光吸収化合物として上記のビスオキサゾール系の金属錯体(1−2)0.004重量部を溶解させ、この溶液を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BH−3、積水化学工業社製)100重量部に添加し、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、押出機を用いて押出して、厚み0.76mmの中間膜を得た。
上記中間膜を、100mm×100mmのサイズに切断し、2枚のフロート板ガラス(縦100mm×横100mm×厚さ2.0mm)で挟み込み、ゴムバック内に入れ、2.6kPaの真空度で20分間脱気した後、脱気したままオーブン内に移し、更に90℃で30分間保持して真空プレスした。その後、オートクレーブにて温度130℃、圧力1.3MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例3]合わせガラスの作製
有機エステル可塑剤として、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート40重量部に、光吸収化合物として上記のビスオキサゾール系の金属錯体(1−3)0.004重量部を溶解させ、この溶液を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BH−3、積水化学工業社製)100重量部に添加し、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、押出機を用いて押出して、厚み0.76mmの中間膜を得た。
上記中間膜を、100mm×100mmのサイズに切断し、2枚のフロート板ガラス(縦100mm×横100mm×厚さ2.0mm)で挟み込み、ゴムバック内に入れ、2.6kPaの真空度で20分間脱気した後、脱気したままオーブン内に移し、更に90℃で30分間保持して真空プレスした。その後、オートクレーブにて温度130℃、圧力1.3MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例4]合わせガラスの作製
有機エステル可塑剤として、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート40重量部に、光吸収化合物として上記のビスオキサゾール系の金属錯体(1−4)0.004重量部を溶解させ、この溶液を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BH−3、積水化学工業社製)100重量部に添加し、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、押出機を用いて押出して、厚み0.76mmの中間膜を得た。
上記中間膜を、100mm×100mmのサイズに切断し、2枚のフロート板ガラス(縦100mm×横100mm×厚さ2.0mm)で挟み込み、ゴムバック内に入れ、2.6kPaの真空度で20分間脱気した後、脱気したままオーブン内に移し、更に90℃で30分間保持して真空プレスした。その後、オートクレーブにて温度130℃、圧力1.3MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例5]合わせガラスの作製
有機エステル可塑剤として、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート40重量部に、光吸収化合物として上記のビスオキサゾール系の金属錯体(1−5)0.004重量部を溶解させ、この溶液を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BH−3、積水化学工業社製)100重量部に添加し、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、押出機を用いて押出して、厚み0.76mmの中間膜を得た。
上記中間膜を、100mm×100mmのサイズに切断し、2枚のフロート板ガラス(縦100mm×横100mm×厚さ2.0mm)で挟み込み、ゴムバック内に入れ、2.6kPaの真空度で20分間脱気した後、脱気したままオーブン内に移し、更に90℃で30分間保持して真空プレスした。その後、オートクレーブにて温度130℃、圧力1.3MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例6]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−6)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例7]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−7)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例8]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−8)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例9]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−9)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例10]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−10)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例11]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−11)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例12]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−12)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例13]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−13)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例14]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−14)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例15]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−15)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例16]合わせガラスの作製
実施例1のビスオキサゾール系の金属錯体(1−1)をビスオキサゾール系の金属錯体(1−16)に変更した以外は実施例1と同様な操作を行い、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例17]合わせガラスの作製
有機エステル可塑剤としてトリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート40重量部に、光吸収化合物として上記のビスオキサゾール系の金属錯体(1−5)0.006重量部、第2の光吸収化合物として、下記のテトラアザポルフィリン化合物(2−1)0.004重量部を溶解させ、この溶液を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BH−3、積水化学工業社製)100重量部に添加し、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、押出機を用いて押出して、厚み0.76mmの中間膜を得た。
上記中間膜を、100mm×100mmのサイズに切断し、2枚のフロート板ガラス(縦100mm×横100mm×厚さ2.0mm)で挟み込み、ゴムバック内に入れ、2.6kPaの真空度で20分間脱気した後、脱気したままオーブン内に移し、更に90℃で30分間保持して真空プレスした。その後、オートクレーブにて温度130℃、圧力1.3MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスのサンプルを得た。
[比較例1]合わせガラスの作製
有機エステル可塑剤として、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート40重量部に、光吸収化合物として下記のアゾ系化合物(A)0.004重量部を溶解させ、この溶液を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BH−3、積水化学工業社製)100重量部に添加し、ミキシングロールで充分に溶融混練した後、押出機を用いて押出して、厚み0.76mmの中間膜を得た。
上記中間膜を100mm×100mmのサイズに切断し、2枚のフロート板ガラス(縦100mm×横100mm×厚さ2.0mm)で挟み込み、ゴムバック内に入れ2.6kPaの真空度で20分間脱気した後、脱気したままオーブン内に移し、更に90℃で30分間保持して真空プレスした。その後、オートクレーブにて温度130℃、圧力1.3MPaの条件で20分間圧着し、合わせガラスのサンプルを得た。
[実施例18]
太陽光の下、実施例1にて製造した合わせガラスのサンプルを通して風景を観察した結果、風景の細かなコントラストが向上し、くっきりと見え、一方色調が変わることはなかった。また、合わせガラスサンプルで風景を見る前と比較して、長時間の鑑賞時に眼の疲れ、かすみを感じる程度が大きく減少した。
[実施例19]
実施例1で製造した合わせガラスのサンプルの代わりに実施例2で製造した合わせガラスのサンプルを使用した以外は実施例18と同様の作業を実施した。
この合わせガラスのサンプルを通して風景を観察した結果、風景の細かなコントラストが向上し、くっきりと見え、一方色調が変わることはなかった。また、合わせガラスサンプルで風景を見る前と比較して、長時間の鑑賞時に眼の疲れ、かすみを感じる程度が大きく減少した。
[実施例20]
実施例1で製造した合わせガラスのサンプルの代わりに実施例3で製造した合わせガラスのサンプルを使用した以外は実施例18と同様の作業を実施した。
この合わせガラスのサンプルを通して風景を観察した結果、風景の細かなコントラストが向上し、くっきりと見え、一方色調が変わることはなかった。また、合わせガラスサンプルで風景を見る前と比較して、長時間の鑑賞時に眼の疲れ、かすみを感じる程度が大きく減少した。
[実施例21]
実施例1で製造した合わせガラスのサンプルの代わりに実施例4で製造した合わせガラスのサンプルを使用した以外は実施例18と同様の作業を実施した。
この合わせガラスのサンプルを通して風景を観察した結果、風景の細かなコントラストが向上し、くっきりと見え、一方色調が変わることはなかった。また、合わせガラスサンプルで風景を見る前と比較して、長時間の鑑賞時に眼の疲れ、かすみを感じる程度が大きく減少した。
[実施例22]
実施例1で製造した合わせガラスのサンプルの代わりに実施例5で製造した合わせガラスのサンプルを使用した以外は実施例18と同様の作業を実施した。
この合わせガラスのサンプルを通して風景を観察した結果、風景の細かなコントラストが向上し、くっきりと見え、一方色調が変わることはなかった。また、合わせガラスサンプルで風景を見る前と比較して、長時間の鑑賞時に眼の疲れ、かすみを感じる程度が大きく減少した。
[実施例23]
実施例1で製造した合わせガラスのサンプルの代わりに実施例6〜実施例16で製造した合わせガラスのサンプルを各々使用した以外は実施例18と同様の作業を実施した。
これらの合わせガラスのサンプルを通して風景を観察した結果、各々いずれも風景の細かなコントラストが向上し、くっきりと見え、一方色調が変わることはなかった。また、合わせガラスサンプルで風景を見る前と比較して、長時間の鑑賞時に眼の疲れ、かすみを感じる程度が大きく減少した。
[実施例24]ウインドウフィルムの作製
メチルエチルケトン300重量部に、ポリメチルメタクリレート樹脂(旭化成社製:80N)100重量部と、光吸収化合物として上記のビスオキサゾール系の金属錯体(1−5)0.004重量部を溶解させ、塗布液とした。
この塗布液を、厚さ約200μmのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートの表面に、乾燥後の膜厚が約10μmになるようにマイヤーバーで塗布、乾燥した。
次いで樹脂シートの裏面に、同様の操作で粘着組成物を塗布乾燥し離型フィルムを貼り合せた。
このようにして作製したフィルムの一方の面の離型フィルムを剥いで、自動車のフロントガラスに設置し、文字表示、画像表示など種々の条件下で画面を観察した。その結果、設置前よりギラツキ・眩しさが低下して眼の疲労感が低減しただけでなく、画像等のコントラストが向上してくっきりと見えた。
上記実施例1〜17及び比較例1で得られた合わせガラスのサンプルについて、以下の項目を評価した。結果を下記の表1に示す。
<スペクトルの半値幅>
光吸収化合物として使用した、ビスオキサゾール系の金属錯体については、測定機器として(株)日立製作所製、U-3500型自記分光光度計を使用し、吸収スペクトルを測定した。これらの吸収極大波長及び吸収ピークの半値幅を表1に示す。
なお、半値幅が狭いことは、可視光に対し高い透明性を有する事と同義である。
<可視光線透過率>
測定機器として(株)日立製作所製、U-3500型自記分光光度計を使用し、JIS R 3212「自動車用安全ガラス試験方法」に準じ、合わせガラスサンプルの波長380〜780nmにおける可視光線透過率を測定し、表1に示した。
<耐光性試験>
測定機器として、東洋精器(株)製、サンテストXLS+型キセノン耐光性試験機を使用し、550w/hの光を200時間照射した。光照射前及び光照射後の吸収極大波長の吸光度を以下の式で色素残存率を計算し、表1に示した。
色素残存率(%)
=光照射後の吸収極大波長の吸光度/光照射前の吸収極大波長の吸光度×100
表1より、実施例1〜17で得られた合わせガラスサンプルは、可視光線透過率が高く、遮熱性にも優れ、かつ耐光性が良好であることが確認できた。
本発明の防眩用光学物品は、効率よく長波長紫外線をカットする為、外光などの眩しさやギラツキを防ぎ、コントラストを高めることができる。また着色がほとんどないため、透明性を阻害することない。かつ本発明の防眩用光学物品は、耐光性が高く、堅牢性に優れるため、合わせガラスやウインドウフィルムとして、提供することが可能になった。

Claims (4)

  1. 透明基材と中間膜を備え、中間膜に、下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする防眩用光学物品。
    [式(1)中、Mは金属原子を表し、R〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキニル基、置換又は無置換のアリール基、置換または無置換のアラルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のアルキルチオ基、置換または無置換のアリールチオ基、置換または無置換のアミノ基、置換また無置換のアルキルカルボニル基、置換または無置換のアリールカルボニル基を表す。]
  2. 前記透明基材が、ガラスまたはフィルムである請求項1の防眩用光学物品
  3. 合わせガラスである、請求項1又は2の防眩用光学物品。
  4. ウインドウフィルムである、請求項1又は2の防眩用光学物品。
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