JP2019215044A - ブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】外力の入力に応じて、当該外力の入力方向に対して弾性主軸を傾斜させることができると共に、簡易な工程で製造可能なブッシュを提供する。【解決手段】内筒10と外筒20との間に弾性体30を備え、外筒20は、径方向内向き凹部21を、内周面20f1の軸方向中央部に有しており、内筒10は、径方向外向き凸部11を有しており、径方向外向き凸部11は、外面10fの、少なくともいずれか一方の軸方向端部の位置であって、径方向内向き凹部21と対応する位置に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、ブッシュに関する。
従来のブッシュとしては、内側取付部材と筒状外側取付部材との間に弾性体を配置し、前記内側取付部材の外面の軸方向中央部に径方向外向き凸部を設ける一方、前記筒状外側取付部材の内周面に径方向内向き凸部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1のブッシュでは、前記筒状外側取付部材の、一方の径方向内向き凸部は、前記筒状外側取付部材の内周面の、一方の軸方向端部の位置であって、前記内側取付部材の、一方の前記径方向外向き凸部と対応する位置に配置されており、前記筒状外側取付部材の、他方の前記径方向内向き凸部は、前記前記筒状外側取付部材の内周面の、他方の軸方向端部の位置であって、前記内側取付部材の、他方の前記径方向外向き凸部と対応する位置に配置されている。これにより、特許文献1のブッシュによれば、外力の入力に応じて、当該外力の入力方向に対して弾性主軸(弾性体が回転等の余計な動きを伴うことなく伸縮のみを行う当該弾性体の主軸)を傾斜させることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2016−50669号公報
一方、筒状部材の軸方向端部を加工する場合、前記軸方向端部を保持して加工を行うことが一般的である。しかしながら、特許文献1のブッシュでは、前記筒状外側取付部材の軸方向端部に、それぞれ、径方向内向き凸部を備えている。このため、特許文献1のブッシュによれば、前記筒状外側部材の加工に、煩雑な工程が要求される場合があった。
本発明の目的は、外力の入力に応じて、当該外力の入力方向に対して弾性主軸を傾斜させることができると共に、簡易な工程で製造可能なブッシュを提供することにある。
本発明に係るブッシュは、内側取付部材と、前記内側取付部材を取り囲んでいる筒状外側取付部材と、前記内側取付部材と前記筒状外側取付部材との間に配置されている弾性体と、を備え、前記筒状外側取付部材は、前記筒状外側取付部材を径方向内向きに凹ませた径方向内向き凹部を、前記筒状外側取付部材の軸方向中央部に有しており、前記内側取付部材は、径方向外向き凸部を、前記内側取付部材の、少なくともいずれか一方の軸方向端部に有しており、前記径方向外向き凸部は、前記筒状外側取付部材の前記径方向内向き凹部と周方向で対応する位置に配置されている。本発明に係るブッシュによれば、外力の入力に応じて、当該外力の入力方向に対して弾性主軸を傾斜させることができると共に、簡易な工程で製造可能なブッシュとなる。
本発明に係るブッシュにおいて、前記筒状外側取付部材は、一対の前記径方向内向き凹部を有しており、前記内側取付部材は、一対の前記径方向外向き凸部を有しており、一方の前記径方向外向き凸部は、前記内側取付部材の外面の、一方の軸方向端部の位置であって、一方の前記筒状外側取付部材の前記径方向内向き凹部と周方向で対応する位置に配置されており、他方の前記径方向外向き凸部は、前記内側取付部材の外面の、他方の軸方向端部の位置であって、他方の前記筒状外側取付部材の前記径方向内向き凹部と周方向で対応する位置に配置されていることが好ましい。この場合、弾性主軸を安定的に一定の状態に維持することができ、簡易な工程で製造可能なブッシュとなる。
本発明に係るブッシュにおいて、前記一対の径方向外向き凸部は、前記内側取付部材に対して別体として構成されているものとすることができる。この場合、より簡易な工程で製造可能なブッシュとなる。
本発明によれば、外力の入力に応じて、当該外力の入力方向に対して弾性主軸を傾斜させることができると共に、簡易な工程で製造可能なブッシュを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るブッシュを下方から示す斜視図である。 図1のブッシュの底面図である。 図1のブッシュの平面図である。 図2のX−X断面図である。 図2のY−Y断面図である。 図1のブッシュに係る内側取付部材を、図2のX−X断面相当から示す正面図である。 図6の内側取付部材の平面図である。 図1のブッシュに係る筒状外側取付部材を、図2のX−X断面相当から示す正面図である。 図8の筒状外側取付部材の平面図である。 サブフレーム支持構造の一例であって、図1のブッシュを用いた場合の作用を車両後方向から模式的に示す概略作用図である。 図10のサブフレーム支持構造を上方から模式的に示す概略平面図である。 図10のサブフレーム支持構造に適用可能なブッシュ取り付け部を上方から模式的に示す分解斜視図である。 図12のブッシュ取り付け部に図1のブッシュを固定した状態を、図2のX−X断面相当から示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るブッシュについて説明をする。
図1中、符号1は、本発明の一実施形態に係るブッシュである。本実施形態では、ブッシュ1は、円筒ブッシュである。ブッシュ1は、内筒(内側取付部材)10と、内筒10を取り囲んでいる外筒(筒状外側取付部材)20と、内筒10と外筒20との間に配置されている弾性体30と、を備えている。本実施形態では、弾性体30は、ゴムからなり、内筒10と外筒20とは、加硫接着によって固定されている。
本実施形態では、ブッシュ1は、内筒10の中心軸O1を車両上下方向として、車両に取り付けられる。外筒20は、内筒10と同心配置されている。即ち、図2及び3に示すように、本実施形態では、外筒20の中心軸は、内筒10の中心軸O1と一致している。即ち、本実施形態では、内筒10の中心軸O1は、ブッシュ1の中心軸となる。
図4に示すように、外筒20は、外筒20を径方向内向きに凹ませた径方向内向き凹部21を、外筒20の軸方向中央部に有している。また、内筒10は、径方向外向き凸部11を、当該内筒10の、少なくともいずれか一方の軸方向端部に有している。図4及び図5に示すように、径方向外向き凸部11は、外筒20の径方向内向き凹部21と周方向で対応する位置に配置されている。ここで、「軸方向」とは、ブッシュ1の中心軸、即ち、内筒10の中心軸O1に沿って延びる方向をいう。また、「軸方向中央部」とは、「軸方向端部」に挟まれた部分をいう。更に、「軸方向端部」とは、内筒10、外筒20の軸方向両側に位置する部分である。なお、「軸方向端部」の軸方向長さは、「軸方向中央部」の軸方向長さとの関係等によって適宜設定することができる。
本実施形態では、図4に示すように、外筒20は、一対の径方向内向き凹部21a,21bを有している。本実施形態では、一方の径方向内向き凹部21a(以下、「第1内向き凹部21a」という。)と、他方の径方向内向き凹部21b(以下、「第2内向き凹部21b」という。)とは、内筒10を挟んで径方向に対向する位置に配置されている。言い換えれば、第1内向き凹部21a及び第2内向き凹部21bは、中心軸O1周りに180度反対側に配置されている。本実施形態では、ブッシュ1を車両に取り付けたとき、第1内向き凹部21aは、車両外側に配置され、第2内向き凹部21bは、車両内側に配置される。
また、本実施形態では、内筒10は、一対の径方向外向き凸部11a,11bを有している。本実施形態では、一方の径方向外向き凸部11a(以下、「第1外向き凸部11a」という。)は、内筒10の外周面10fの、一方の内筒10の軸方向端部(以下、「軸方向上端部」ともいう。)の位置に配置されている。また、第1外向き凸部11aは、図4及び図5に示すように、外筒20の第1内向き凹部21aと周方向で対応する位置に配置されている。
図6は、内筒10を、図2のX−X断面相当から示す正面図である。また、図7は、内筒10の平面図である。図6及び図7に示すように、本実施形態では、内筒10の第1外向き凸部11aは、外筒20の第1内向き凹部21aに対して中心軸O1周りの同一角度(位相)の位置に配置されている。即ち、本実施形態では、ブッシュ1を車両に取り付けたとき、第1外向き凸部11aは、車両外側の位置であって、外筒20の第1内向き凹部21aに対して中心軸O1周りで同一の位置に配置される。これにより、図4に示すように、内筒10の第1外向き凸部11aと外筒20の第1内向き凹部21aとの間には、弾性体30が介在する領域S1が形成される。
また、本実施形態では、図4に示すように、他方の径方向外向き凸部11b(以下、「第2外向き凸部11b」という。)は、内筒10の外周面10fの、他方の内筒10の軸方向端部(以下、「軸方向下端部」ともいう。)の位置に配置されている。また、第2外向き凸部11bは、図4及び図5に示すように、外筒20の第2内向き凹部21bと対応する位置に配置されている。
本実施形態では、内筒10の第2外向き凸部11bは、外筒20の第2内向き凹部21bに対して中心軸O1周りの同一角度(位相)の位置に配置されている。即ち、本実施形態では、ブッシュ1を車両に取り付けたとき、第2外向き凸部11bは、車両内側の位置であって、外筒20の第2内向き凹部21bに対して中心軸O1周りで同一の位置に配置される。これにより、図4に示すように、内筒10の第2外向き凸部11bと外筒20の第2内向き凹部21bとの間には、弾性体30が介在する領域S2が形成される。
即ち、本実施形態では、内筒10の第1外向き凸部11a及び外筒20の第1内向き凹部21aの間の領域S1に介在する弾性体30と、内筒10の第2外向き凸部11b及び外筒20の第2内向き凹部21bの間の領域S2に介在する弾性体30とは、中心軸O1周りに180度反対側に配置されている。従って、ブッシュ1によれば、図4に示すように、車両に取り付けたとき、上側に位置する領域S1に係る弾性体30は車幅方向外側の位置に配置され、下側に位置する領域S2に係る弾性体30は車幅方向内側の位置に配置される。
以下、本実施形態に係るブッシュ1の作用効果を説明する。なお、以下の説明において、ブッシュ1は、外筒20が固定されており、内筒10の上端面10e1に荷重(外力)Fが入力されるものとする。即ち、以下の説明において、ブッシュ1は、荷重Fを入力として、当該入力を、弾性体30を介して外筒20で受けるものとする。
図4に示すように、内筒10の第1外向き凸部11aと外筒20の第1内向き凹部21aとの間に形成された領域S1には、弾性体30が介在している。即ち、弾性体30は、内筒10の第1外向き凸部11aと外筒20の第1内向き凹部21aとの間に介在する部分を含む。この領域S1内に介在する弾性体30は、ブッシュ1の上端面(内筒10の上端面10e1)に対して下向きの荷重Fが加わると、内筒10の第1外向き凸部11aが外筒20の第1内向き凹部21aに向かって移動する。このため、領域S1内に介在する弾性体30は、内筒10の第1外向き凸部11aと外筒20の第1内向き凹部21aとの間で圧縮される。このとき、領域S1内に介在する弾性体30は、内筒10に対して、白抜き矢印に示すように、車幅方向内側に向かう力fxを与える。即ち、内筒10は、領域S1内に介在する弾性体30から、車幅方向内側に向かって上方に傾斜する合力を受ける。このため、ブッシュ1の弾性主軸O2は、ブッシュ1の中心軸O1に対して、車両上側に向かうに従って車幅方向内側に傾斜する角度で傾斜する。
また、内筒10の第2外向き凸部11bと外筒20の第2内向き凹部21bとの間に形成された領域S2にも弾性体30が介在している。即ち、弾性体30は、内筒10の第2外向き凸部11bと外筒20の第2内向き凹部21bとの間に介在する部分を含む。この領域S2は、弾性体30が圧縮される圧縮部分ではなく、弾性体30を伸張させる部分となるが、弾性主軸O2を傾かせる効果は、弾性体30が領域S1内にて圧縮されるときだけでなく、弾性体30が領域S2内にて引き伸ばされるときにも得られる。このため、さらに、領域S2内に介在する弾性体30は、ブッシュ1の弾性主軸O2の方向を、車両上側に向かうに従って車幅方向内側に傾斜させることに寄与する。
すなわち、本実施形態に係るブッシュ1に荷重Fが入力されると、弾性主軸O2の向きを変えようとする作用は、ブッシュ1内の上側に配置された車幅方向外側の領域S1側と、下側に配置された車幅方向内側の領域S2側との両方で生じる。この結果、無負荷時には中心軸O1と一致していたブッシュ1の弾性主軸O2は、ブッシュ1を中心軸O1に沿って車両上下方向に配置したままでも、ブッシュ1に荷重Fが加わることで、上側に向かう従って車幅方向内側に傾斜角θ1(好適には、少なくともθ1=11°以上、例えば、θ1=30°)だけ傾かせることができる。すなわち、本実施形態によれば、ブッシュ1自体を鉛直方向に対して傾けて取り付けなくても、ブッシュ1の弾性主軸O2の方向が変えられることで、車両の操縦安定性を向上させることができる。従って、本実施形態によれば、組み立て時の作業性を損なうことなく、車両の操縦安定性を向上させることが可能になる。
ところで、本発明では、弾性主軸O2をより大きく傾斜させるためには、内筒10の外向き凸部11の径方向最外縁と、外筒20の内向き凹部21の径方向最内縁とは、互いに径方向で重なり合うことが好ましい。これに対し、本実施形態では、内筒10の外向き凸部11の径方向最外縁と、外筒20の内向き凹部21の径方向最内縁とを、互いに径方向で重なり合わせることなく、弾性体30に下側空洞部30a及び上側空洞部30bを形成している。この場合、内筒10の外向き凸部11の径方向最外縁と、外筒20の内向き凹部21の径方向最内縁とを、互いに径方向で重なり合わせなくとも、ブッシュ1の弾性主軸O2を大きく傾かせることができる。
なお、本実施形態では、内筒10の外向き凸部11と、外筒20の内向き凹部21とは、互いに中心軸O1の方向で重なり合うことなく、互いに離間しているが、本発明では、互いに中心軸O1の方向で重なり合わせるようにすることで、内筒10の外向き凸部11と、外筒20の内向き凹部21とを、径方向に間隔を置いた状態に並置することができる。
また、本発明によれば、領域S1およびS2は、少なくともいずれか一方だけを採用することも可能であるが、車両上下方向の両方に配置した本実施形態では、領域S1および領域S2のいずれか一方にのみが車両上下方向に配置される場合に比べ、弾性主軸O2の向きを変化させるための作用が上下に生じる。このため、本実施形態によれば、弾性主軸O2の傾斜角θ1を安定的に一定の状態に維持することができる。なお、本実施形態では、弾性主軸O2 を傾かせる効果は、弾性体30を領域S1内で圧縮させたときの方が、弾性体30を領域S2内で引き伸ばしたときに比べて大きい。
本実施形態に係るブッシュ1では、外筒20の径方向内向き凹部21は、外筒20の軸方向中央部に配置されている。このため、本実施形態によれば、外筒20に対して径方向内向き凹部21を設けるときの、当該外筒20の加工は、当該外筒20の軸方向端部を保持することによって行うことができる。従って、本実施形態に係るブッシュ1によれば、外力の入力に応じて、当該外力の入力方向に対して弾性主軸O2を傾斜させることができる。
また、本実施形態に係るブッシュ1では、外筒20の径方向内向き凹部21は、外筒20を径方向内向きに凹ませて、外筒20の外周面20f2と共に外筒20の内周面20f1を径方向内向きに突出させた凹部(凸部)である。この場合、外筒20の径方向内向き凹部21は、プレス加工で形成することができる。図8に示すように、本実施形態では、外筒20の径方向内向き凹部21は、外筒20の外周面20f2に窪みCを形成している。これにより、図9に示すように、外筒20の径方向内向き凹部21は、外筒20の内周面20f1を径方向内向きに突出させたものとなる。従って、本実施形態によれば、簡易な工程で製造可能なブッシュとなる。
従って、本実施形態に係るブッシュ1によれば、外力の入力に応じて、当該外力の入力方向に対して弾性主軸O2を傾斜させることができると共に、簡易な工程で製造可能なブッシュを提供することができる。
特に、本実施形態に係るブッシュ1において、内筒10及び外筒20は、それぞれ、一対の径方向内向き凹部21a,21bと、一対の径方向外向き凸部11a,11bとを有している。この場合、本実施形態は、弾性主軸O2を安定的に一定の状態に維持できると共に、簡易な工程で製造可能なブッシュとなる。
更に、本実施形態に係るブッシュ1において、内筒10の径方向外向き凸部11は、内筒10に対して別体として構成されているものとすることができる。この場合、内筒10に対して径方向外向き凸部11を容易に設けることができる。具体例としては、内筒10をインサート品として、熱可塑性樹脂を用いることにより、内筒10の外周面10fに対して径方向外向き凸部11を一体に成形することができる。本実施形態では、図6及び図7に示すように、第1外向き凸部11a及び第2外向き凸部11bは、一体成形品12である。一体成形品12は、第1外向き凸部11a及び第2外向き凸部11bと、これらを繋ぐ胴部12aとからなる。従って、本実施形態によれば、より簡易な工程で製造可能なブッシュとなる。
図10及び図11は、本実施形態に係るブッシュ1を適用可能なサブフレーム支持構造の一例であって、ブッシュ1を用いた場合の作用を車両後方から模式的に示す。本例は、車両のリアサスペンションのサブフレーム支持構造である。
図10に示すように、符号110は、サブフレーム(シャシフレーム)である。符号1130は、サブフレーム110の車幅方向左右両側に配置されるリアタイヤである。リアタイヤ130はそれぞれ、サスペンションリンク機構120を介してサブフレーム110に取り付けられている。本実施形態では、サスペンションリンク機構120は、ナックル120a、アッパーアーム120bおよびロアアーム120cを基本構成とするサスペンション機構である。但し、サブフレーム110とリアタイヤ130との間のサスペンションリンク機構120の具体的な構成については特に限定されるものではない。
また、図10に示すように、サブフレーム110には、車幅方向の左右両側に、ブッシュ1を取り付けるブッシュ取り付け部111が設けられている。本例では、図10に示すように、ブッシュ取り付け部111は嵌合孔Aを有し、この嵌合孔Aに、ブッシュ1が固定される。本実施形態では、図11に示すように、ブッシュ1は、サブフレーム110に対して計4箇所の位置に設けられている。すなわち、図11に示すように、ブッシュ1は、外筒20を4つのブッシュ取り付け部111に固定することにより、サブフレーム110に固定されている。外筒20は、例えば、ブッシュ取り付け部111の内側に圧入嵌合させることによって固定される。詳細には、図11に示すように、ブッシュ1は、車幅方向の左側と右側とに配置されたブッシュ1を左右一対とし、この左右一対のブッシュ1が前後二列に間隔を置いて配置されている。ただし、外筒20をブッシュ取り付け部111に固定する手段は特に限定されるものではない。
加えて、本例のサブフレーム支持構造では、左右一対の2つのブッシュ1は、それぞれ、領域S1内に介在する弾性体30が車幅方向外側に配置されると共に、領域S2内に介在する弾性体30が車幅方向内側に配置されるように固定されている。なお、図11において、車幅方向内側とは、図11の後方側の左右に配置された2つのサブフレーム110のブッシュ取り付け部111に例示するように、車両前後方向軸線OLを基準に、車幅方向内側にあればよい。すなわち、車幅方向内側とは、中心軸O1を通る車幅方向軸線Owに対して前後90度の範囲(図11中、θ3=180度の範囲)をとることができる。例えば、左右一対のブッシュ1は、互いの領域S1及びS2を車幅方向軸線Ow上で対向させることが最も好ましいと考えられる。しかしながら、本発明では、角度θ3はそれぞれ、車両の仕様などに合わせて、個々に設定することができる。また、左右一対のブッシュ1は、車幅方向軸線Ow上に整列する場合は勿論、前後にずらした配置とすることもできる。
ブッシュ1の内筒10は、締結ボルト等を用いて図示せぬボディ(車体)等に固定される。本実施形態では、内筒10に形成された貫通孔10aには、締結ボルトを貫通させることができる。本実施形態では、ブッシュ1は、貫通孔10aを通して配置された締結ボルトによってボディに固定することができる。これにより、サブフレーム110は、ブッシュ1を介してボディ等に支持される。
次に、図10及び図11を参照して、本例のサブフレーム支持構造の作用を説明する。
図10中、符号LRは、サスペンションリンク機構のロール回転中心軸である。一方、符号Lr2は、内筒10の中心軸O1を車両上下方向として従来のブッシュを取り付けたサブフレーム110のロール回転中心軸である。従来のブッシュの場合、中心軸O1と弾性主軸O2が一致し、サブフレーム110のロール回転角度が大きく、サブフレーム110のロール回転中心軸Lr2は、図10に示すように、サスペンションリンク機構のロール回転中心軸LRと異なる位置となる。すなわち、サスペンションリンク機構120とサブフレーム110とは、相対的に別々の動きとなる。こうした異なる動きは、車両の操縦安定性に影響を与えることが懸念される。
これに対し、本例のサブフレーム支持構造では、ブッシュ1を用いることにより、ボディ等に取り付けられた状態でリアタイヤ130を接地させると、図10に示すように、左右一対のブッシュ1ではそれぞれ、弾性主軸O2の方向が上方に向かうに従って車幅方向内側に傾斜角θ1だけ傾くことで、サブフレーム110のロール回転中心軸Lr1も、図10の白抜き矢印に示すように、サスペンションリンク機構120のロール回転中心軸LRに一致する方向に移動することで、サブフレーム110のロール回転角度が低減される。従って、各ブッシュ1を車両上下方向に対して傾けて取り付けることなく、サブフレーム110のロール回転角度が低減され、サブフレーム110の相対的な動きが減少することにより、弾性体30のゴム硬度を高めることなく、車両の操縦安定性を向上させることができる。
また、本例では、操縦安定性を向上させるために、弾性体30のゴム硬度を高める必要がないので、ゴム硬度を下げることで、防振・防音性能を向上させることができる。さらに、中心軸O1は、従来と同様、車両上下方向に沿って伸びているため、ブッシュ1を傾けることなく、そのままサブフレーム110に組み付けることができる。
このように、本例によれば、組み立て時の作業性を損なうことなく、車両の操縦安定性を向上させることが可能な、サブフレーム支持構造を提供することができる。
なお、本例のサブフレーム支持構造では、図11に示すように、前後二列それぞれで、本実施形態のブッシュ1を用いている。本例のサブフレーム支持構造のように、前後二列全てに、上記のブッシュ1を用いた場合、車両の操縦安定性に最も効果的である。但し本例のサブフレーム支持構造は、前後二列の少なくとも一列に、上記のブッシュ1を採用することもできる。
また、本実施形態に係るブッシュ1によれば、当該ブッシュ1の外観形状は、従来のものと実質的に変更がない。このため、上述のとおり、ブッシュ1は、従来のブッシュと同様、そのままサブフレーム支持構造を組み付けることができる。このため、本実施形態に係るブッシュ1によれば、サブフレーム等の相手側の設計変更を要し車両上下方向にスペースを確保する必要があるトーコレクトブッシュを用いる必要がない。
ところで、図10等に示すサブフレーム支持構造において、ブッシュ取り付け部111は、バーリング孔とすることができる。ブッシュ取り付け部111をバーリング孔とした場合、フレームの軽量化を図ることができる。
図12は、図10のサブフレーム支持構造に適用可能なブッシュ取り付け部を上方から模式的に示す分解斜視図である。この例では、ブッシュ取り付け部111は、溝形鋼状の、上側フレーム112と、下側フレーム113と、により構成されている。本例では、上側フレーム112及び下側フレーム113を、互いの溝形が向かうように上下に配置されている。上側フレーム112及び下側フレーム113のそれぞれには、バーリング孔Aが形成されている。本例では、個々のバーリング孔Aの内周面112f及び113fが、ブッシュ1を固定するための嵌合孔Aを構成している。
図13は、図12のブッシュ取り付け部111にブッシュ1を固定した状態を、図2のX−X断面相当から示す断面図である。
図13に示すように、本実施形態に係るブッシュ1は、外筒20の外周面20f2に窪みCを有している。本実施形態では、外筒20の外周面20f2のうちの、窪みCよりも上方に位置する軸方向上端部の外周面20f2aは、上側フレーム112のバーリング孔Aの内周面112fに嵌合している。また、本実施形態では、外筒20の外周面20f2のうちの、窪みCよりも下方に位置する軸方向下端部の外周面20f2bは、下側フレーム113のバーリング孔Aの内周面113fに嵌合している。これにより、本実施形態に係るブッシュ1は、バーリング孔Aを有したサブフレーム110に対しても固定することができる。
言い換えれば、本実施形態では、外筒20の一方の軸方向端部(軸方向上端部)は、外筒20の外周面20f2aで規定することができる。また、本実施形態では、外筒20の他方の軸方向端部(軸方向下端部)は、外筒20の外周面20f2bで規定することができる。更に、本実施形態では、外筒20の軸方向中央部は、窪みCを形作る外周面20f2cで規定することができる。これに対し、本実施形態では、内筒10の一方の軸方向端部は、内筒10の第1外向き凸部11aで規定することができる。また、本実施形態では、内筒10の他方の軸方向端部は、内筒10の第2外向き凸部11bで規定することができる。更に、本実施形態では、内筒10の軸方向中央部は、側面視(図2のX−X断面相当から視た状態)で、内筒10の第1外向き凸部11aと第2外向き凸部11bとの間を軸方向に延在する外周面10fで規定することができる。
上述したところは、本発明の例示的な実施形態を説明したものであり、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で様々な変更を行うことができる。例えば、ブッシュ1は、車両上下方向を逆向きに取り付けることができる。すなわち、内筒10の下端面10e2側を入力側とすることができる。この場合、領域S2が圧縮領域として機能する一方、領域S1が伸張領域として機能する。また、外筒20に荷重入力をさせることもできる。さらに図10及び図11のサブフレーム支持構造は、FF車のリアサスペンションのサブフレーム支持構造として説明したが、FR(フロントエンジン・リアドライブ方式)車、RR(リアエンジン・リアドライブ方式)車、4WD(4輪駆動)車のリアサスペンションのサブフレーム支持構造についても同様である。また、本例のシャシフレーム支持構造は、サスペンションのサブフレーム支持構造に限定されるものではない。
1:ブッシュ. 10:内筒(内側取付部材), 11:内筒11の径方向外向き凸部(内側取付部材の径方向外向き凸部), 11a:内筒の第1外向き凸部(一方の内側取付部材の径方向外向き凸部), 11b:内筒の第2外向き凸部(他方の内側取付部材の径方向外向き凸部), 10f:内筒の外周面(内側取付部材の外面), 20:外筒(筒状外側取付部材), 20f1:外筒の内周面(外側取付部材の内周面), 20f2:外筒の外周面(外側取付部材の外周面), 20f2:外筒の外周面(外側取付部材の外周面), 20f2a:外筒の軸方向上端部の外周面(外筒の一方の軸方向端部を規定する、外筒の外周面), 20f2c:外筒の窪みの外周面(外筒の軸方向中央部を規定する、外筒の外周面), 21:外筒の径方向内向き凹部(筒状外側取付部材の径方向内向き凹部), 21a:外筒の第1内向き凹部(筒状外側取付部材の一方の軸方向端部を規定する、外筒の内向き凹部), 21b:外筒の第2内向き凹部(筒状外側取付部材の他方の軸方向端部を規定する、外筒の内向き凹部), 30:弾性体, 110:サブフレーム, 111: ブッシュ取り付け部, 120:サスペンション機構, 120a:ナックル, 120b:アッパーアーム, 120c:ロアアーム, 130:リアタイヤ, C:窪み, O1:内筒及び外筒並びにブッシュの中心軸, O2:弾性主軸, Lr1:サブフレームのロール回転中心軸, Lr2:サブフレームのロール回転中心軸(従来), LR:サスペンションリンク機構のロール回転中心軸, S1:領域(弾性体の部分), S2:領域(弾性体の部分)

Claims (3)

  1. 内側取付部材と、
    前記内側取付部材を取り囲んでいる筒状外側取付部材と、
    前記内側取付部材と前記筒状外側取付部材との間に配置されている弾性体と、
    を備え、
    前記筒状外側取付部材は、前記筒状外側取付部材を径方向内向きに凹ませた径方向内向き凹部を、前記筒状外側取付部材の軸方向中央部に有しており、
    前記内側取付部材は、径方向外向き凸部を、前記内側取付部材の、少なくともいずれか一方の軸方向端部に有しており、
    前記径方向外向き凸部は、前記筒状外側取付部材の前記径方向内向き凹部と周方向で対応する位置に配置されている、ブッシュ。
  2. 前記筒状外側取付部材は、一対の前記径方向内向き凹部を有しており、
    前記内側取付部材は、一対の前記径方向外向き凸部を有しており、
    一方の前記径方向外向き凸部は、前記内側取付部材の外面の、一方の軸方向端部の位置であって、一方の前記筒状外側取付部材の前記径方向内向き凹部と周方向で対応する位置に配置されており、
    他方の前記径方向外向き凸部は、前記内側取付部材の外面の、他方の軸方向端部の位置であって、他方の前記筒状外側取付部材の前記径方向内向き凹部と周方向で対応する位置に配置されている、請求項1に記載のブッシュ。
  3. 前記一対の径方向外向き凸部は、前記内側取付部材に対して別体として構成されている、請求項1又は2に記載のブッシュ。
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