JP2019214227A - フロアコンソール - Google Patents

フロアコンソール Download PDF

Info

Publication number
JP2019214227A
JP2019214227A JP2018110841A JP2018110841A JP2019214227A JP 2019214227 A JP2019214227 A JP 2019214227A JP 2018110841 A JP2018110841 A JP 2018110841A JP 2018110841 A JP2018110841 A JP 2018110841A JP 2019214227 A JP2019214227 A JP 2019214227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
posture
upper lid
lock member
box body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018110841A
Other languages
English (en)
Inventor
孝法 田村
Takanori Tamura
孝法 田村
耕司 川村
Koji Kawamura
耕司 川村
将輝 籾山
Masaki Momiyama
将輝 籾山
咲子 田中
Sakiko Tanaka
咲子 田中
和功 三谷
Kazunari Mitani
和功 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2018110841A priority Critical patent/JP2019214227A/ja
Publication of JP2019214227A publication Critical patent/JP2019214227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】フロアコンソールに関し、簡素な構成で利便性を向上させる。【解決手段】ここで開示するフロアコンソール10には、ボックス本体1,下蓋3,上蓋2が設けられる。ボックス本体1には、上方に開口部を有する空間が画成される。下蓋3は、ボックス本体1を開閉自在に被覆する。上蓋2は、下蓋3の一方側の端部に設けられた第一回転軸31を回転中心として、下蓋3の上面を被覆する第一姿勢と、第一姿勢時から上下面が反転するように回動し下蓋3の上面を開放する第二姿勢との間を回動可能に支持される。また、上蓋2は、第二姿勢時における上面が物品を載置可能に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の車室内に設けられるフロアコンソールに関する。
従来、自動車の運転席と助手席との間に、フロアコンソール(コンソールボックス)を配置した車室内構造が知られている。フロアコンソールとは、容器状のボックス本体をフロア上に固定し、その内部空間を収納スペースとして利用できるようにしたものであり、上面をリッド(蓋部材)で開閉可能としたタイプも知られている。また、リッドをボックス本体に対して回動可能に枢支させ、リッドの開放時にそのリッドの裏面をカップホルダーとして利用するものも存在する(特許文献1参照)。さらに、複数のリッドを設けることで収納容積を増大させることも提案されている(特許文献2参照)。リッド自体に収納機能や物品保持機能を付与することで、フロアコンソールの利便性が向上しうる。
特開2002-019529号公報 特開2009-101886号公報
リッドの裏面を簡易的なテーブルとして活用する場合、リッド上に載置される物品の包装材や食べこぼしがボックス本体の内部に入らないように、ボックス本体の上面を閉じておきたいことがある。一方、既存のフロアコンソールはこのような用途に適した構造となっておらず、利便性の面で改良の余地がある。例えば、特許文献1のような構造では、リッドを開放したときにボックス本体の上面も開放されるため、ボックス本体の内部へのごみの進入を防ぎにくい。また、特許文献2のような構造では、ボックス本体の上面を閉じた状態でリッドの裏面に物品を載置することができない。
本件の目的の一つは、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、簡素な構成で利便性を向上させることのできるフロアコンソールを提供することである。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用効果であって、従来の技術では得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
(1)開示のフロアコンソールは、上方に開口部を有する空間が画成されたボックス本体と、前記ボックス本体を開閉自在に被覆する下蓋とを備える。また、前記下蓋の一方側の端部に設けられた第一回転軸を回転中心として、前記下蓋の上面を被覆する第一姿勢と、前記第一姿勢時から上下面が反転するように回動し前記下蓋の上面を開放する第二姿勢との間を回動可能に支持される上蓋を備える。前記上蓋は、前記第二姿勢時における上面が物品を載置可能に形成される。
(2)前記下蓋は、前記下蓋の他方側の端部に設けられた第二回転軸を回転中心として、前記開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、前記開口部を開放する開放姿勢との間で回動可能となっていることが好ましい。
(3)前記下蓋の一側辺において、前記ボックス本体に係合した状態と非係合の状態との間で回動可能に枢着された第一ロック部材と、前記上蓋の一側辺に枢着され、前記第一ロック部材と前記ボックス本体との係合を解除する方向に前記第一ロック部材を回動させる第二ロック部材と、を備えることが好ましい。この場合、前記第一ロック部材が、前記第一ロック部材の枢着軸から下方に延設され、前記下蓋の一側辺と対向する他側辺から前記一側辺に向かう方向へと下端が屈曲した形状の係止部と、前記第一ロック部材の枢着軸から前記係止部の屈曲方向に向かって延設された受動部とを有することが好ましい。また、前記第二ロック部が、前記第二ロック部材の枢着軸よりも上方で前記係止部の屈曲方向に向かって延設された操作部と、前記操作部を引き上げることで前記受動部を下方へ押圧する押圧部とを有することが好ましい。
(4)前記上蓋の一側辺と対向する他側辺に配置され、前記第一姿勢時に上方に向かって屈曲した鉤形に形成された鉤形部と、車室内の前記ボックス本体より前記下蓋の他方側に設けられ、前記第二姿勢時に前記鉤形部と係合されて前記上蓋を固定する被係合部と、を備えることが好ましい。
(5)前記ボックス本体より前記下蓋の一方側に設けられ、上面が下方に凹んだトレイ状の物置部を備え、前記被係合部は、前記物置部の壁部のうち前記ボックス本体と対向する部位であることが好ましい。
(6)前記ボックス本体に設けられ、前記第二姿勢時の前記上蓋に当接して前記上蓋の開放方向への回動を規制する当接部を備えることが好ましい。
(7)前記上蓋及び前記下蓋の少なくとも一方の蓋部は、前記一方の蓋部の外周辺に沿って延在して設けられ、前記上蓋の第一姿勢時において他方の蓋部に向かい突出するとともに前記他方の蓋部に当接する環状の縁部を有することが好ましい。また、前記縁部には、前記他方の蓋部との当接面から切り欠いた形状に形成された切り欠き部が前記縁部の延在方向に所定の間隔をおいて対をなして設けられることが好ましい。
(8)前記対をなす切り欠き部の間に位置する前記縁部の内側面には、外側に向かって凹む凹部が設けられることが好ましい。
上蓋を下蓋に対して回動可能に支持させることで、下蓋でボックス本体を塞いだまま上蓋のみを開くことができる。これにより、ボックス本体の内部へのごみの進入を防止しつつ、手軽に小物置きスペースを増加させることができる。一方、上蓋及び下蓋をまとめて開くことで、簡単にボックス本体を開くことができる。したがって、簡素な構成で利便性を向上させることができる。
本実施形態のフロアコンソールが適用された車両の車室内を示す図である。 フロアコンソールの蓋部材の開閉動作を説明するための側面図である。 (A)はフロアコンソールの分解斜視図、(B)は上蓋の裏面を示す斜視図である。 上蓋(第一姿勢)及び下蓋(閉鎖姿勢)の側面図である。 上蓋(第一姿勢)及び下蓋(閉鎖姿勢)の断面図である。 第一回転軸まわりの構造を示す側面図である。 被係合部の斜視図である。 被係合部の断面図である。 (A),(B)は上蓋(第一姿勢)の使用例を示す斜視図である。 上蓋(第二姿勢)の使用例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して実施形態としてのフロアコンソール10について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
本実施形態のフロアコンソール10は、車両の運転席と助手席との間に配置される。図1,図2は、右ハンドル車両の助手席を取り外した状態で、左側方から車室内の運転席を眺めたときの様子を示す。運転席よりも左側のフロアパネル21上には、ボックス本体1が設けられる。ボックス本体1の内部には、上方に開口部8を有する空間7が画成される。空間7は、車室内の収納スペースの一つとして活用される。
ボックス本体1の上面には、下蓋3が開閉自在に設けられる。さらに、下蓋3の上面(図1,図2中で上方向に位置する面)には、上蓋2が回動可能に支持される。上蓋2は、下蓋3に対して第一回転軸31を中心として上下方向に回動自在に取り付けられる。同様に、下蓋3は、ボックス本体1に対して第二回転軸32を中止として上下方向に回動自在に取り付けられる。第一回転軸31,第二回転軸32はともに車幅方向に延設された円筒状の軸部材である。第一回転軸31は、上蓋2を下蓋3に対して回動可能に支持するように機能し、第二回転軸32は、下蓋3をボックス本体1に対して回動可能に支持するように機能する。なお、第一回転軸31,第二回転軸32のそれぞれに弾性部材や付勢部材を取り付けることで、回動動作を付勢してもよい。あるいは、所定の回動角で安定的に停止させてもよい。
下蓋3に対する上蓋2の可動角度は半回転(180度)であり、ボックス本体1に対する下蓋3の可動角度は90度である。ただし、これらの可動角度は厳密に180度や90度である必要はない。前者の可動角度はおおむね半回転前後であればよく、後者の可動角度はおおむね直角前後であればよい。上蓋2は、下蓋3の開き具合の大小に関わらず、常に回転可能とされる。
以下、下蓋3の上面を被覆している上蓋2の姿勢のことを「第一姿勢」と呼ぶ。また、第一姿勢から半回転した状態であって、下蓋3の上面を開放している上蓋2の姿勢のことを「第二姿勢」と呼ぶ。同様に、ボックス本体1の開口部8を閉鎖している下蓋3の姿勢のことを「閉鎖姿勢」と呼ぶ。また、閉鎖姿勢から90度回転した状態であって、開口部8を開放している下蓋3の姿勢のことを「開放姿勢」と呼ぶ。第二姿勢は、第一姿勢を裏返した姿勢(反転させた姿勢)に相当する。上蓋2は、第一姿勢と第二姿勢とを取りうるように下蓋3に枢支される。なお、本実施形態の下蓋3は、上蓋2が下蓋3の上面を覆っている状態でのみ、閉鎖姿勢から開放姿勢へと回転させることができる(ロックを解除できる)ようになっている。
上蓋2は、その裏側(第一姿勢時における下面側)がトレイ状に形成される。すなわち、上蓋2には、外周辺に沿って延在して設けられ、第一姿勢時において下方に突出するとともに下蓋3の上面に当接する環状の上蓋縁部51が設けられており、上蓋2を回転させて表裏を反転させたときの上面が、上蓋縁部51より下方に凹んだ形状とされる。これにより、第二姿勢の上蓋2の上に物品を載置できるようになっている。同様に、下蓋3の上面(上蓋2が配置されている側の面)もトレイ状に形成される。すなわち、下蓋3には、外周辺に沿って延在して設けられ、閉鎖姿勢時において上方に突出するとともに上蓋2の下面(上蓋縁部51)に当接する環状の下蓋縁部52が設けられており、上蓋2を開いたときに、下蓋3の上にも物品を載置できるようになっている。なお、第一姿勢の上蓋2の上面は平面状でなくてもよく、例えば上方に突出した形状としてもよいし、クッションや美装用表皮材などを貼付してアームレストとしての機能を向上させてもよい。
第一回転軸31は、第一姿勢の上蓋2及び下蓋3の一側辺の近傍に配置される。図1,図2に示す例では、上蓋2及び下蓋3の前端部近傍に第一回転軸31が配置されている。図2中の破線は、第二姿勢時における上蓋2の位置を示している。第二姿勢時の上蓋2は、実線で示す第一姿勢時よりも車両前方に移動する。また、下蓋3の一側辺に対向する他端辺(すなわち後端部)には、第二回転軸32が配置されている。図2中の二点鎖線は、開放姿勢時の下蓋3及び上蓋2の位置を示している。開放姿勢時の下蓋3は、実線で示す閉鎖姿勢時よりも車両後方に移動する。
また、上蓋2の一側辺に対向する他端辺(後端部)には、第一姿勢時に上方に向かって屈曲した鉤形に形成された鉤形部4が設けられる。鉤形部4は、第一姿勢時には物品を挟み込み、あるいは吊り下げるためのフックとして機能する。一方、第二姿勢時には、上蓋2の位置を固定するための固定具として機能する。このように鉤形部4は、上蓋2の姿勢に応じて二種類の異なる役割を担う。
本実施形態では、第二姿勢時の鉤形部4と係合する被係合部5が、インストルメントパネル9に設けられる。被係合部5の位置は、第一回転軸31の位置を基準として、鉤形部4とは反対側(本実施形態では、第一回転軸31よりも前方)であって、第一回転軸31から鉤形部4までの距離と等距離の位置に設定される。上蓋2と鉤形部4との間に被係合部5が挟持されると、上蓋2がインストルメントパネル9に対して固定され、上蓋2の第二姿勢が安定する。図2に示すように、第一姿勢時の上蓋2及び鉤形部4は、上方が開放されたU字型(鉤形)の断面を形成する。一方、第二姿勢時の上蓋2及び鉤形部4は、下方が開放されたキャップ型の断面を形成する。被係合部5は、このキャップの内側に挟まれて固定される。
図3(A)はボックス本体1と上蓋2と下蓋3とを分解して示す斜視図であり、図3(B)は上蓋2の裏面を示す斜視図である。また、図4は上蓋及び下蓋の側面図であり、図5は上蓋及び下蓋の断面図であり、図6は第一回転軸31まわりを拡大して示す側面図である。なお、図中の方向は上蓋2が第一姿勢であって、下蓋3が閉鎖姿勢であるときの方向を意味する。
第一回転軸31は、第一腕部19を介して下蓋3の前端辺に接続される。下蓋3の前端辺には、図3(A)に示すように、上面視で後方に向かって凹設された凹設部47が設けられる。この凹設部47の内側には、後述する第一ロック部材11が配置される。第一腕部19は、凹設部47の左右両脇に一対配置される。それぞれの第一腕部19から左右に延出する第一回転軸31は、上蓋2の前端辺に形成された中空円筒状の軸孔20に対して回転可能に挿通される。軸孔20の位置(上蓋2に対する第一回転軸31の位置)は、図4に示すように、上蓋2と下蓋3との接触面28よりも下方に設定される。
一方、第二回転軸32は、下蓋3の後端辺近傍において、第二腕部29を介して下蓋3の下面に接続される。第二回転軸32の位置は、下蓋3の下面よりも下方に設定される。第二腕部29の形状は、図5に示すように、下蓋3の下面から下方に向かって延設されるとともに、その下端が後方に屈曲した形状(L字型)とされる。これにより、下蓋3を回転させたときに第二腕部29とボックス本体1とが干渉しにくくなる。また、第二回転軸32の両端部は、ボックス本体1の後端部近傍に形成された中空円筒状の軸孔30に回転可能に挿通される。
フロアコンソール10には、上蓋2,下蓋3の動作をロックするための三つのロック部材11〜13が適用される。まず、下蓋3の前端部(一側辺)には、第一ロック部材11が枢着される。また、上蓋2の前端部には第二ロック部材12が枢着され、上蓋2の後端部には第三ロック部材13が枢着される。第一ロック部材11は、ボックス本体1に対する下蓋3の回転を規制して、下蓋3の閉鎖姿勢を維持するための拘束部材である。この第一ロック部材11は、ボックス本体1に係合した状態と非係合の状態との間で、下蓋3に対して回動可能に枢着される。
本実施形態の第一ロック部材11は、図3(A)に示すように、下蓋3の軸穴34に軸支される枢着軸33を有する。軸穴34は、凹設部47の内側に設けられる。軸穴34の延在方向は車幅方向である。また、第一ロック部材11には、枢着軸33から下方向に向かって延設された係止部35と、枢着軸33から前方に向かって延設された受動部36とが設けられる。
係止部35は、前方(すなわち、下蓋3の他側辺から一側辺に向かう方向)へと下端が屈曲した形状に形成される。一方、ボックス本体1の上面には、係止部35の下端と係合する本体係止孔37が穿孔される。係止部35の下端を本体係止孔37の縁に引っ掛けることで、ボックス本体1に対する下蓋3の回動が規制される。
受動部36は、枢着軸33から前方(すなわち、係止部35の屈曲方向)に向かって延設された部位である。図5に示すように、受動部36に下向きの力を作用させることで、第一ロック部材11の全体が枢着軸33を中心として回動し、係止部35と本体係止孔37との係合が解除される。なお、第一ロック部材11によるロック状態を安定的に維持するためには、図5に示す第一ロック部材11の全体を弾性部材で左回転方向(反時計回り)に付勢することが好ましい。弾性部材は、例えば枢着軸33に内蔵させてもよいし、凹設部47の壁面と係止部35との間に介装させてもよい。
第二ロック部材12は、第一ロック部材11によるロックを解除するための部材であり、上蓋2の前端部(一側辺)に配置される。第二ロック部材12は、上蓋2が第一姿勢のときに、第一ロック部材11を押圧して回動させるように動作する。つまり、第二ロック部材12は、第一ロック部材11とボックス本体1との係合を解除する方向に第一ロック部材11を回動させる機能を持つ。本実施形態の第二ロック部材12は、上蓋2の軸穴39に軸支される枢着軸38を有する。軸穴39は、上面視で上蓋2の前端面15から後方に向かって凹設された凹設部48の内側に設けられる。軸穴39の延在方向は、軸穴34と同様に車幅方向である。側面視における軸穴39の位置(すなわち枢着軸38の位置)は、図5に示すように、軸穴34の位置(すなわち枢着軸33の位置)よりも前方かつ上方に設定される。
本実施形態の第二ロック部材12には、操作部40と押圧部41とが設けられる。操作部40は、枢着軸38よりも上方において、前方(すなわち、係止部35の屈曲方向)に向かって延設される部位である。また、押圧部41は、枢着軸38から下方かつ後方に向かって延設された部位であり、受動部36の上面に対して面接触し、かつ先端が上蓋2の下面に当接するように設けられる。図5に示すように、操作部40に上向きの力を作用させて引き上げることで、第二ロック部材12の全体が枢着軸38を中心として回動し、押圧部41が受動部36を下方へ押圧する。
一方、操作部40に下向きの力を作用させたとしても、押圧部41の先端が上蓋2の下面に当接しているため、第二ロック部材12が図5に示す状態よりも右回転方向(時計回り)に回転することはない。なお、第一ロック部材11と同様に、第二ロック部材12の全体をあらかじめ弾性部材で右回転方向に付勢しておくことが好ましい。弾性部材は、例えば枢着軸38に内蔵させてもよいし、凹設部48の壁面と押圧部41との間に介装させてもよい。
第三ロック部材13は、下蓋3に対する上蓋2の回転を規制するための拘束部材である。この第三ロック部材13は、下蓋3に係合した状態と非係合の状態との間で、上蓋2に対して回動可能に枢着される。この第三ロック部材13は、上蓋2の軸穴43に軸支される枢着軸42を有する。軸穴43は、上面視で上蓋2の後端から前方に向かって凹設された凹設部49の内側に設けられる。軸穴43の延在方向は、軸穴34,39と同様に車幅方向である。
本実施形態の第三ロック部材13には、第二操作部44と第二係止部45とが設けられる。第二操作部44は、枢着軸42よりも上方において、後方に向かって延設される部位である。第二係止部45は、枢着軸42から下方に向かって延設された部位であり、その下端が前方へと屈曲した形状に形成される。一方、下蓋3の上面には、第二係止部45の下端と係合する上蓋用係合部46が突設される。上蓋用係合部46は、下蓋3の上面から上方に向かって突設されるとともに、その上端が後方へと屈曲した形状に形成される。第二係止部45と下端を上蓋用係合部46の上端に係合させることで、下蓋3に対する上蓋2の回動が規制される。
また、図5に示すように、第二操作部44に上向きの力作用させることで、第三ロック部材13の全体が枢着軸42を中心として右回転方向(時計回り)に回動し、第二係止部45と上蓋用係合部46との係合が解除される。なお、第三ロック部材13によるロック状態を安定的に維持するためには、図5に示す第三ロック部材13の全体を弾性部材で左回転方向(反時計回り)に付勢することが好ましい。弾性部材は、例えば枢着軸42に内蔵させてもよいし、凹設部49の壁面と第二係止部45との間に介装させてもよい。
鉤形部4は、上蓋2の後端辺において、車幅方向に所定の間隔を空けて一対配置される。鉤形部4が配置される位置は、上蓋2の回動中心となる第一回転軸31から離隔した位置に設定され、好ましくは上蓋2の他側辺〔図3(A),(B)中の後端辺〕に設定される。鉤形部4と上蓋2との隙間は、少なくとも被係合部5が挟持されうる寸法に設定される。側面視における鉤形部4の形状は、図4に示すように、S字型に屈曲した形状にすることが好ましい。これにより、鉤形部4と上蓋2との隙間の入口における断面形状がハの字型に開いた形状となり、この隙間に被係合部5や物品が入り込みやすくなる。
上面視における上蓋2の四辺(前端辺,後端辺,左端辺,右端辺)のうち、第一回転軸31と平行でない側辺には、上蓋切り欠き部18が設けられる。上蓋切り欠き部18は、ケーブル26やコード類を通すための溝状の凹みであり、トレイ状の上蓋2の内外を連通するように、上蓋2と下蓋3との接触面28(上蓋縁部51の下面)から上方に切り欠いた形状に形成される。上蓋切り欠き部18は、その間に位置する上蓋縁部51がフックとして利用できる程度の間隔をおいて対をなして設けられており、図3(A),(B)に示す例では、上蓋縁部51の左右両側辺のそれぞれに上蓋切り欠き部18が2対設けられている。
また、下蓋3にもこれと同様の下蓋切り欠き部53が設けられる。下蓋切り欠き部53は、上蓋2と下蓋3との接触面28(下蓋縁部52の上面)から下方に切り欠いた形状に形成される。本実施形態の上蓋切り欠き部18は、上蓋2の第一姿勢時において、下蓋切り欠き部53と対向する位置に配置される。これにより、図4に示すように、上蓋切り欠き部18と下蓋切り欠き部53とが対向した状態で上蓋2と下蓋3とが重ね合わされ、両切り欠き部18,53によって生じる開口部が大きくなる。
本実施形態の切り欠き部18,53は、図3(A)に示すように、上蓋2及び下蓋3の左右端辺のそれぞれに左右対称に配置される。また、それぞれの対をなす切り欠き部の間の縁部の内側には、縁部の外側に向かい凹む凹部54が設けられる。この凹部54により、上蓋2の第二姿勢時に物品を吊り下げるためのフック部17が形成される。フック部17は、切り欠き面27から接触面28に向かって突出するとともに、その先端が上面視で内側に屈曲した形状となっている。
図6中に破線で示すように、上蓋2の第二姿勢時において、上蓋2の前端面15はボックス本体1の当接面14に対して面接触するように形成される。これにより、上蓋2のそれ以上の回動が規制される。つまり、ボックス本体1の当接面14は、第二姿勢時の上蓋2に当接して上蓋2の開放方向への回動を規制するように機能する。なお、本実施形態では、ボックス本体1の当接面14だけでなく、下蓋3の前端面50も第二姿勢時の上蓋2に当接するように形成される。第二姿勢時の上蓋2に当接する面積を増大させることで面圧が減少し、第二姿勢の安定性が高められる。
図7は被係合部5の斜視図であり、図8は被係合部5の断面図である。
インストルメントパネル9には、トレイ状の物置部22が形成されており、この物置部22の内、ボックス本体1と対向する壁部、本実施形態ではボックス本体1側の壁部を被係合部5としている。前述の通り、被係合部5(物置部22のボックス本体1側の壁部)の厚みは、第二姿勢時の上蓋2と鉤形部4との間に挟持されうる厚み(係合しうる厚み)とされる。物置部22の底面の中央にはリブ23が設けられ、物置部22に置いた物品が被係合部5に係合した鉤形部4に接触しないようになっている。リブ23は、車幅方向に延設された突条であり、物置部22の底面から上方に向かって突設される。
図7,図8に示すように、鉤形部4と被係合部5との係合箇所には、鉤形部4の脱落防止用の突起部16が突設される。突起部16は、被係合部5の表面のうち車両前方側の面に形成される。また、突起部16は、被係合部5が上蓋2と鉤形部4との間に挟持されている状態において、鉤形部4に向かって突設された形状を有する。なお、図7に示す例では、鉤形部4の位置に対応するように突起部16が形成されているが、突起部16を車幅方向に延設してもよい。
[2.作用・効果]
図9(A),(B)は、上蓋2の第一姿勢時におけるフロアコンソール10の使用状況を示す斜視図である。第一姿勢時には、鉤形部4の先端が上方に向かって屈曲した形状となり、鉤形部4がフックとして機能する。これにより、例えば図9(A)に示すように、鉤形部4にスマートフォン24やごみ袋25を挟んで係止させることが可能となる。また、上蓋2の第一姿勢を維持したまま下蓋3を開放することも可能である。図9(B)に示すように、鉤形部4にスマートフォン24やごみ袋25を係止させた状態で第二ロック部材12を操作することで、ボックス本体1の開口部8が容易に開放される。
図10は、上蓋2の第二姿勢時におけるフロアコンソール10の使用状況を示す斜視図である。第二姿勢時には、鉤形部4の先端が下方に向かって屈曲した形状となり、鉤形部4が上蓋2の固定具として機能する。また、被係合部5の位置は、第一回転軸31から鉤形部4までの距離と等距離の位置に設定される。これにより、被係合部5が上蓋2と鉤形部4との間に挟持され、上蓋2の位置が固定される。
また、図10に示すように、上蓋切り欠き部18及び下蓋切り欠き部53にスマートフォン24のケーブル26を通すことが可能であり、ケーブル26が整然と配索される。なお、両切り欠き部18,53は上蓋2及び下蓋3の左右端辺のそれぞれに左右対称に配置されるため、上蓋2の左側から右側へとケーブル26を横断させることも可能である。例えば、運転席に着席しているドライバーのスマートフォン24と、助手席に着席している乗員のスマートフォン24とをケーブル26で接続する際に、ケーブル26の配索レイアウトを簡素化することが可能である。また、フック部17には、図10に示すように、ごみ袋25を係止させることも可能である。
(1)上記のフロアコンソール10では、上蓋2が下蓋3に対して第一回転軸31まわりに回動可能とされ、下蓋3がボックス本体1に対して第二回転軸32まわりに回動可能とされる。このような構造により、下蓋3でボックス本体1を塞いだまま上蓋2を開くことができ、手軽に小物置きスペースを増加させることができる。あるいは、上蓋2及び下蓋3をまとめて開くことで、ボックス本体1を開くことができる。したがって、簡素な構成で利便性を向上させることができる。
(2)図3(A)に示すように、第一回転軸31は上蓋2及び下蓋3の一側辺の近傍に配置され、第二回転軸32は下蓋3の他側辺の近傍に配置される。このように、上蓋2の開放方向と下蓋3の開放方向とを相違させることで、誤開閉を防止しつつ二通りの開放状態を使い分けることができる。例えば、小物置きスペースを広げたいときには上蓋2のみを第一回転軸31まわりに回転させればよく、ボックス本体1の中を使用したいときには上蓋2及び下蓋3を第二回転軸32まわりに回転させればよい。このように、簡素な構成で二種類の開放状態を容易に使い分けることができ、利便性を向上させることができる。なお、第二回転軸32をボックス本体1の後端側とすることで、ボックス本体1の中を使用するために上蓋2及び下蓋3を第二回転軸32まわりに回転させる際に、運転席及び助手席に着座している乗員から操作しやすい。また、第一回転軸31を上蓋2及び下蓋3の前端側とすることで、第二姿勢時における上蓋2が運転席及び助手席に着座している乗員の側方(側方前方)に位置するので、上蓋2を小物置きとして使用しやすい。
(3)図5に示すように、下蓋3のロックを解除するための構造は第一ロック部材11と第二ロック部材12とに分離した構造とされている。第一ロック部材11には係止部35と受動部36とが設けられ、第二ロック部材12には操作部40と押圧部41とが設けられる。押圧部41は、操作部40が上方に引き上げられたときに受動部36を下方へ押圧するように機能する。これにより、操作性向上のためにロック解除機能の操作部を上蓋2に位置させたとしても、ロック解除機能が下蓋3に対する上蓋2の回転を阻害することがない。また、押圧部41の先端が上蓋2の下面に当接しているため、第二ロック部材12の過回転を防止することも可能である。
(4)上記のフロアコンソール10によれば、上蓋2の第一姿勢時に鉤形部4をフックとして機能させることができ、利便性を向上させることができる。一方、上蓋2の第二姿勢時には鉤形部4を上蓋2の固定具として機能させることができ、第二姿勢の安定性を向上させることができる。また、第二姿勢の上蓋2はその前端及び後端が支持されるため、支持状態を安定させることができ、外力による変形や破損を防止できる。例えば、上蓋2に誤って手をつき、荷重をかけたとしても、二つの支点でその荷重を支持することができる。このように、簡素な構成で利便性及び安定性を改善することができる。
(5)上記のフロアコンソール10では、ボックス本体1よりも前方(下蓋3の一方側)にトレイ状の物置面22(物置部)が設けられる。また、物置面22の壁部のうち、ボックス本体1と対向する部位に、被係合部5が設けられる。このような構造により、トレイを利用して上蓋2を固定でき、利便性を向上させることができる。また、上記のフロアコンソール10では、被係合部5に突起部16が突設される。この突起部16は、例えば図8に示すように、上蓋2と鉤形部4との間に被係合部5が挟持されている状態において、鉤形部4に向かって突設されている。このように、被係合部5に突起部16を設けることで、上蓋2の固定状態を維持しやすくすることができ、上蓋2の第二姿勢の安定性をさらに向上させることができる。
(6)ボックス本体1の当接面14は、第二姿勢時の上蓋2に当接するように形成される。図6に示すように、ボックス本体1の当接面14は、上蓋2の過開きを規制するための当接部として機能する。これにより、上蓋2に何らかの外力が作用したとしても、上蓋2が無理な角度まで開放されるようなことがなくなり、上蓋2の第二姿勢時の安定性を向上させることができる。
(7)上蓋2,下蓋3の左右端辺のそれぞれには、切り欠き部(上蓋切り欠き部18,下蓋切り欠き部53)が設けられる。これらの切り欠き部18,53には、図10に示すように、ケーブル26やコード類を自由に通すことが可能である。したがって、例えば乗員のスマートフォン24や電子機器に接続されるケーブル26,コード類を配索しやすくすることができる。また、切り欠き部18,53は、上蓋2と下蓋3との接触面28から切り欠いた形状に形成される。これにより、ケーブル26を配索したまま、第二姿勢の上蓋2を第一姿勢にする(上蓋2を閉じる)ことができ、利便性をさらに向上させることができる。なお、複数の切り欠き部18,53が設けられていれば、それらの間をフックとして利用することも可能である。
(8)切り欠き部18,53の内側には、フック部17が設けられる。これにより、図10に示すように、第二姿勢時の上蓋2の側辺にごみ袋25を係止させることができる。したがって、利便性をさらに向上させることができる。また、フック部17の先端を上面視で内側に屈曲させることで、フック部17に係止されたごみ袋25の脱落を防止することができ、利便性をさらに向上させることができる。すなわち、対をなす切り欠き部18,53の間に位置する縁部の内側面に、外側に向かって凹む凹部54を設けることで、より確実に荷物を保持させることができる。なお、フック部17を切り欠き部18の内側に設けることで、上蓋2の幅方向の寸法をコンパクトにまとめることができるというメリットもある。
(9)本実施形態の切り欠き部18,53は、上蓋2,下蓋3の双方に設けられる。切り欠き部18,53は、上蓋2の第一姿勢時に、上蓋2と下蓋3とで囲まれる空間の内外を連通するように機能する。したがって、乗員のスマートフォン24や電子機器に接続されるケーブル26,コード類を配索しやすくすることができる。また、切り欠き部18,53が接触面28から切り欠いた形状であることから、ケーブル26を配索したまま上蓋2を開閉させることができ、利便性を向上させることができる。
また、図4に示すように、上下の切り欠き部18,53は互いに対向する位置に配置されるため、開口部のサイズを拡大することができ、より太いケーブル26を難なく押し通すことが可能となる。また、フック部17の高さを接触面28に達しない高さに設定することで、二つのフック部17の間にも隙間を形成することができ、開口部のサイズをさらに拡大することができる。
(10)上記の上蓋2は、第二姿勢時における上面がトレイ状に形成される。これにより、例えば図10に示すように、その上面を小物置き場にすることができ、利便性を向上させることができる。同様に、下蓋3の上面もトレイ状に形成されるため、その上面を簡易的なテーブルとして活用することができ、利便性を向上させることができる。なお、ボックス本体1の上面は下蓋3によって閉じられた状態となるため、例えば下蓋3の上に置かれた物品の包装材や食べこぼしがボックス本体1の内部に入ることはなく、利便性を向上させることができる。
(11)図3(A)に示すように、上記の上蓋2は前端部近傍に第一回転軸31を有し、後端部近傍に第二回転軸32や鉤形部4を有している。このような構造により、鉤形部4に係止させたごみ袋25を後部座席用のごみ袋25として利用することができる。また、上蓋2の開放方向が前方であることから、第二姿勢の上蓋2の位置は運転手や助手席に着席している乗員の側方となる。したがって、上蓋2の開放方向を後方にした場合と比較して、運転手や助手席の乗員が上蓋2の上に置かれた物品に触れることが容易となり、利便性を向上させることができる。
[3.変形例]
上記の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、本実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。例えば、第二姿勢時における上蓋2の下方は、シフトレバーやセレクトレバーを配置するための空間として利用することが可能である。
また、上述実施形態では、上蓋2が前方に開放され、下蓋3が後方に開放される構造を示したが、それぞれの開放方向を逆にしてもよいし、車幅方向に設定してもよい。少なくとも上蓋2と下蓋3とが反対方向に開放される構造とすることで、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
また、上述の実施形態では、三つのロック部材11〜13で上蓋2,下蓋3の動作をロックしているが、このような構造に加えて(あるいは代えて)、公知のロック機構を適用してもよい。例えば、上蓋2の上面に設けられたボタンを押し込むことでロックが解除されるような構造にしてもよいし、磁石や電磁石を内蔵したロック装置を適用してもよい。
1 ボックス本体
2 上蓋
3 下蓋
4 鉤形部
5 被係合部
7 空間
8 開口部
9 インストルメントパネル
10 フロアコンソール
11 第一ロック部材
12 第二ロック部材
13 第三ロック部材
14 当接面
15 前端面
16 突起部
17 フック部
18 切り欠き部
31 第一回転軸
32 第二回転軸
35 係止部
36 受動部
40 操作部
41 押圧部

Claims (8)

  1. 上方に開口部を有する空間が画成されたボックス本体と、
    前記ボックス本体を開閉自在に被覆する下蓋と、
    前記下蓋の一方側の端部に設けられた第一回転軸を回転中心として、前記下蓋の上面を被覆する第一姿勢と、前記第一姿勢時から上下面が反転するように回動し前記下蓋の上面を開放する第二姿勢との間を回動可能に支持される上蓋と、を備え、
    前記上蓋は、前記第二姿勢時における上面が物品を載置可能に形成される
    ことを特徴とする、フロアコンソール。
  2. 前記下蓋は、前記下蓋の他方側の端部に設けられた第二回転軸を回転中心として、前記開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、前記開口部を開放する開放姿勢との間で回動可能となっている
    ことを特徴とする、請求項1記載のフロアコンソール。
  3. 前記下蓋の一側辺において、前記ボックス本体に係合した状態と非係合の状態との間で回動可能に枢着された第一ロック部材と、
    前記上蓋の一側辺に枢着され、前記第一ロック部材と前記ボックス本体との係合を解除する方向に前記第一ロック部材を回動させる第二ロック部材と、を備え、
    前記第一ロック部材が、前記第一ロック部材の枢着軸から下方に延設され、前記下蓋の一側辺と対向する他側辺から前記一側辺に向かう方向へと下端が屈曲した形状の係止部と、前記第一ロック部材の枢着軸から前記係止部の屈曲方向に向かって延設された受動部とを有し、
    前記第二ロック部が、前記第二ロック部材の枢着軸よりも上方で前記係止部の屈曲方向に向かって延設された操作部と、前記操作部を引き上げることで前記受動部を下方へ押圧する押圧部とを有する
    ことを特徴とする、請求項1または2記載のフロアコンソール。
  4. 前記上蓋の一側辺と対向する他側辺に配置され、前記第一姿勢時に上方に向かって屈曲した鉤形に形成された鉤形部と、
    車室内の前記ボックス本体より前記下蓋の他方側に設けられ、前記第二姿勢時に前記鉤形部と係合されて前記上蓋を固定する被係合部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフロアコンソール。
  5. 前記ボックス本体より前記下蓋の一方側に設けられ、上面が下方に凹んだトレイ状の物置部を備え、
    前記被係合部は、前記物置部の壁部のうち前記ボックス本体と対向する部位である
    ことを特徴とする、請求項4記載のフロアコンソール。
  6. 前記ボックス本体に設けられ、前記第二姿勢時の前記上蓋に当接して前記上蓋の開放方向への回動を規制する当接部を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフロアコンソール。
  7. 前記上蓋及び前記下蓋の少なくとも一方の蓋部は、前記一方の蓋部の外周辺に沿って延在して設けられ、前記上蓋の第一姿勢時において他方の蓋部に向かい突出するとともに前記他方の蓋部に当接する環状の縁部を有し、
    前記縁部には、前記他方の蓋部との当接面から切り欠いた形状に形成された切り欠き部が前記縁部の延在方向に所定の間隔をおいて対をなして設けられる
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のフロアコンソール。
  8. 前記対をなす切り欠き部の間に位置する前記縁部の内側面には、外側に向かって凹む凹部が設けられる
    ことを特徴とする、請求項7記載のフロアコンソール。
JP2018110841A 2018-06-11 2018-06-11 フロアコンソール Pending JP2019214227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018110841A JP2019214227A (ja) 2018-06-11 2018-06-11 フロアコンソール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018110841A JP2019214227A (ja) 2018-06-11 2018-06-11 フロアコンソール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019214227A true JP2019214227A (ja) 2019-12-19

Family

ID=68918317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018110841A Pending JP2019214227A (ja) 2018-06-11 2018-06-11 フロアコンソール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019214227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116022048A (zh) * 2021-10-26 2023-04-28 本田技研工业株式会社 工作台装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116022048A (zh) * 2021-10-26 2023-04-28 本田技研工业株式会社 工作台装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2565075B1 (en) Cup holder tray for an arm rest of a vehicle back seat
US8864236B2 (en) Headrest and vehicle seat provided with the same
JP6848911B2 (ja) コンソールボックス
JP2009067104A (ja) コンソールボックス
JP4284660B2 (ja) 車両用ルーフコンソールボックス
JP6301148B2 (ja) ロック装置
JP2019214227A (ja) フロアコンソール
JP3737691B2 (ja) 小物収納装置
JP4609292B2 (ja) 車両用収納ボックス
JP5644720B2 (ja) コンソールボックス
JP2009067105A (ja) コンソールボックス
JP2013241040A (ja) センターコンソール
JP2000062510A (ja) 車両の物品収納部
JP4545338B2 (ja) 車両用引出し収容装置
JP2019127303A (ja) ハンドル付きケース
JP5108441B2 (ja) リッド開閉機構
JP2009184498A (ja) 車内用物入れ
WO2015146352A1 (ja) 乗物用シートのテーブル
JP5950771B2 (ja) 車両用収納ボックス
JP5511518B2 (ja) 収納装置
JP4609760B2 (ja) グローブボックス内の箱入りティシュペーパーの収納構造
KR101728036B1 (ko) 편의성 향상을 위한 콘솔 암레스트 구조
JP2006088849A (ja) 車両用コンソールボックス
JP2003159977A (ja) 収納装置
WO2019082270A1 (ja) 物品の保持構造