JP2019213420A - 回転電機ユニット - Google Patents

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洋幸 横山
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Abstract

【課題】円環0次モードの周波数を常用域の周波数から外すことができる回転電機ユニットを提供する。【解決手段】回転電機ユニット10は、ステータ41と、第1外ケース部22と、中間ケース25とを備えている。ステータの取付挿通部48に挿通された複数の締結部材16により、ステータが第1外ケース部に止着されている。締結部材は、一端部の第1締結部55に第1ガイド部を備え、他端部の第2締結部56に第2ガイド部を備えている。第1ガイド部が第1外ケース部に嵌入され、第2ガイド部が中間ケースに嵌入されている。第1外ケース部と中間ケースとの間にステータが締結部材を介して固定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機ユニットに関するものである。
回転電機ユニットは、ハウジングの内部にステータが収容され、円環状のステータコアがボルトによりハウジングに取り付けられ、ステータの内部にロータおよびシャフトが回転可能に支持されている。ステータコアは、外周に沿って複数の貫通孔(以下、取付挿通部という)が形成されている。ステータコアの一側面側から複数の取付挿通部にボルトが挿入され、ステータコアの他側面側からねじ部が突出する。突出したねじ部がハウジングにねじ結合されることにより、ステータコアが複数のボルトでハウジングに取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
この回転電機ユニットによれば、ステータコアのコイルに電流が供給されることによりステータコアに磁界が形成される。これにより、ロータの永久磁石とステータコアとの間に磁気的な吸引力や反発力(電磁加振力)が生じ、ロータがステータに対して回転する。
特開2009−148092号公報
しかし、特許文献1の回転電機ユニットは、ステータコアの一側面側から複数の取付挿通部にボルトが挿入され、ステータコアの他側面側から突出したねじ部がハウジングにねじ結合され、ステータコアが複数のボルトでハウジングに取り付けられている。すなわち、複数のボルトはハウジングに片持ち支持されている。よって、ステータコアは、複数のボルトにより他側面側のみがハウジングに片側支持されている。
このため、特許文献1の回転電機ユニットによれば、常用域の周波数において、電磁加振力によってステータに円環0次モードの振動(ステータコアが同心円形状に拡縮する振動)が発生する可能性がある。ステータの振動は、ステータを保持するケースを通じて周囲に伝達される。この際、電磁加振力が、ケースの構造に起因する共振モードを励起すると、耳障りとなる音となって車室に伝達される可能性がある。
そこで、この発明は、円環0次モードの周波数を常用域の周波数から外すことができる回転電機ユニットを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、取付挿通部(例えば、実施形態の取付挿通部48)を有する円環状のステータ(例えば、実施形態のステータ41)と、前記ステータが前記取付挿通部に挿通された締結部材(例えば、実施形態の締結部材16)により止着される第1ケース(例えば、実施形態の第1外ケース部22)と、前記第1ケースに向き合う第2ケース(例えば、実施形態の中間ケース25)と、を備えた回転電機ユニット(例えば、実施形態の回転電機ユニット10)であって、前記締結部材は両端部(例えば、実施形態の第1締結部55および第2締結部56)にガイド部(例えば、実施形態の第1ガイド部66および第2ガイド部72)を備え、前記両端部のガイド部のうち、一端部(例えば、実施形態の第1締結部55)のガイド部(例えば、実施形態の第1ガイド部66)が前記第1ケースに嵌入され、他端部(例えば、実施形態の第2締結部56)のガイド部(例えば、実施形態の第2ガイド部72)が前記第2ケースに嵌入され、前記第1ケースと前記第2ケースとの間に前記ステータが前記締結部材を介して固定されることを特徴とする。
本発明によれば、一端部のガイド部を第1ケースに嵌入し、他端部のガイド部を第2ケースに嵌入するようにした。すなわち、締結部材は、第1ケースおよび第2ケースにより両端部が両持ち支持されている。この締結部材を介して第1ケースと第2ケースとの間にステータを固定した。よって、第1ケースおよび第2ケースに締結部材を介してステータを両側支持できる。これにより、ステータ自体(すなわち、磁気回路)の仕様を変更することなく、ステータの円環剛性を高めることができる。
ステータの円環剛性を高めることにより、円環0次モードの周波数を上げることが可能になり、常用域の周波数から外すことができる。よって、常用域の周波数において電磁加振力によるステータの振動を抑制することが可能になる。これにより、回転電機の次数音を低減でき、キャリア周波数の回避によりキャリア音の低減を図ることができる。キャリア周波数とは、PWM(Pulse Width Modulation)制御方式においてパルス幅変調周期を決定する周波数をいう。
請求項2に記載した発明は、前記一端部のガイド部は、前記第1ケースに対してインロー状態に嵌入され、前記他端部のガイド部は、前記第2ケースに対して圧入状態に嵌入されることを特徴とする。
本発明によれば、一端部のガイド部を第1ケースにインロー状態で嵌入するようにした。よって、一端部のガイド部を第1ケースに対して精度よく位置決めできる。また、他端部のガイド部を第2ケースに圧入状態で嵌入するようにした。よって、第1ケースおよび第2ケースに対して締結部材を精度よく位置決めした状態で組み付けることができる。これにより、締結部材によりステータを精度よく位置決めした状態において第1ケースおよび第2ケースに確実に固定でき、ステータの円環剛性を高めることができる。
さらに、一端部のガイド部を第1ケースにインロー状態で挿通させることにより、一端部(すなわち、締結部材)を第1ケースに精度よく位置決めできる。すなわち、一端部のガイド部を備えていない締結部材を、第1ケースに取り付ける際に必要とする締結部材の位置決め工程を不要にできる。これにより、一端部(すなわち、締結部材)を第1ケースに精度よく位置決めした状態に容易に組み付けることができる。
請求項3に記載した発明は、前記取付挿通部は、前記ステータの周方向に複数備えられ、前記他端部のガイド部は、少なくとも1つに前記ステータの径方向へ延びるスリット(例えば、実施形態のスリット82)を有することを特徴とする。
本発明によれば、ステータの周方向に取付挿通部を複数備えた。このため、例えば、複数の取付挿通部に挿通させた締結部材に周方向において組付公差が生じることが考えられる。そこで、他端部のガイド部の少なくとも1つにスリットを形成した。よって、例えば、複数の締結部材に周方向の組付公差が生じた場合に、スリットにより周方向の組付公差を吸収できる。これにより、ステータを複数の締結部材により第ケースおよび第2ケースに精度よく確実に固定でき、ステータの円環剛性を高めることができる。
請求項4に記載した発明は、前記第1ケースおよび前記第2ケースは、前記ステータの周方向に配置されたピン(例えば、実施形態の位置決めピン18)により連結されることにより同軸上に配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、第1ケースおよび第2ケースをピンで連結した。よって、第1ケースおよび第2ケースを精度よく組み付けることができる。これにより、第1ケースおよび第2ケースにステータを一層精度よく固定でき、ステータの円環剛性を高めることができる。
この発明によれば、締結部材は、第1ケースおよび第2ケースにより両端部が両持ち支持されている。よって、第1ケースおよび第2ケースに締結部材を介してステータを両側支持できる。これにより、円環0次モードの周波数を常用域の周波数から外すことができる。
本発明に係る実施形態の回転電機ユニットを示す断面図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ユニットにおける走行用モータおよび中間ケースを示す側面図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ユニットにおける図1の要部を拡大した状態を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ユニットにおける図2の走行用モータおよび中間ケースを第1外ケース部側(すなわち、中間ケースの反対側)から見た斜視図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ユニットにおける図2の走行用モータおよび中間ケースを中間ケース側から見た斜視図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ユニットにおける図3のVI部を拡大した断面図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ユニットにおける図3のVII部を拡大した断面図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ユニットにおける締結部材の第2締結部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、回転電機ユニット10として、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車のような車両用の走行用モータ/発電用モータについて説明する。但し、本発明の構成は、車両用以外の回転電機ユニットにも適用可能である。
図1は、本発明に係る実施形態の回転電機ユニット10を示す断面図である。図2は、実施形態の回転電機ユニット10における走行用モータ12および中間ケース25を示す側面図である。
図1、図2に示すように、回転電機ユニット10は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車のような車両に搭載される走行用モータ12と、発電用モータ14とを備えている。具体的には、回転電機ユニット10は、ハウジング11と、走行用モータ12と、発電用モータ14と、複数の締結部材16と、複数の位置決めピン(ピン)18とを備えている。
ハウジング11は、アルミ合金製の部材であり、第1ケース21と、中間ケース(第2ケース)25とを備えている。第1ケース21は、第1外ケース部22と、第2外ケース部23とを備えている。第1外ケース部22は、第2外ケース部23と対向して配置されている。第1外ケース部22の外周部と第2外ケース部23の外周部とが複数のボルト27で締結されている。これにより、第1外ケース部22および第2外ケース部23は、複数のボルト27により同軸上に組み付けられている。すなわち、第1ケース21は、第1外ケース部22および第2外ケース部23により精度よく同軸上に一体に組み付けられている。
第1ケース21の内部において、第1外ケース部22と第2外ケース部23との間に中間ケース25が配置されている。中間ケース25は、一方側が走行用モータ12および第1外ケース部22に向かい合うように配置されている。また、中間ケース25は、他方側が発電用モータ14および第2外ケース部23に向き合うように配置されている。
第1外ケース部22の外周部、第2外ケース部23の外周部、および中間ケース25の外周部が連結ロッド31(図4、図5も参照)で連結されている。すなわち、第1外ケース部22の外周部に複数の取付孔が周方向に形成されている。また、第2外ケース部23の外周部に複数の取付孔が周方向に形成されている。さらに、中間ケース25の外周部に複数の取付孔32(図4参照)が周方向に形成されている。
第1外ケース部22の複数の取付孔、第2外ケース部23の複数の取付孔、および中間ケース25の複数の取付孔32に連結ロッド31が挿通されている。この状態において、複数の連結ロッド31は、走行用モータ12のステータ41、および発電用モータ14のステータ85の周方向に配置されている。第1外ケース部22の外周部、第2外ケース部23の外周部、および中間ケース25の外周部が複数の連結ロッド31で確実に連結されている。
図3は、実施形態の回転電機ユニット10における図1の要部を拡大した状態を示す断面図である。
図3に示すように、中間ケース25の外周部に周方向へ間隔をおいて複数の第1位置決め孔35が形成されている。また、第2外ケース部23の外周部に周方向へ間隔をおいて複数の第2位置決め孔36が形成されている。第1位置決め孔35および第2位置決め孔36に位置決めピン18が嵌入される。
よって、中間ケース25は、第2外ケース部23に複数の位置決めピン18で位置決めされる。これにより、中間ケース25は、第2外ケース部23に対して同軸上に精度よく配置されている。
この状態において、中間ケース25の外周部と第1外ケース部22の外周部とが複数のボルト34(図1参照)で締結されている。中間ケース25および第1外ケース部22は、複数のボルト34により同軸上に精度よく一体に組み付けられている。このように、第2外ケース部23および中間ケース25は、複数の位置決めピン18により同軸上に精度よく配置された状態において、複数のボルト34により一体に組み付けられている。
ここで、第1外ケース部22および第2外ケース部23は、複数のボルト27により同軸上に精度よく一体に組み付けられている。よって、中間ケース25および第1外ケース部22は、同軸上に精度よく一体に組み付けられている。
図1、図2に戻って、ハウジング11のうち、第1外ケース部22と中間ケース25とにより第1空間37が形成されている。また、第2外ケース部23と中間ケース25とにより第2空間38が形成されている。
第1空間37に走行用モータ12が収容されている。また、第2空間38に発電用モータ14が収容されている。なお、発電用モータ14は、走行用モータ12と同様の構成であり、以下、走行用モータ12について詳しく説明して発電用モータ14の詳しい説明を省略する。
走行用モータ12は、ステータ41と、ロータ43と、シャフト44とを備えている。シャフト44は、ハウジング11に回転可能に支持されている。なお、ステータ41、ロータ43およびシャフト44は、それぞれ軸線C(所定軸線)を共通軸線として配置されている。以下、軸線Cの延びる方向を軸線方向と称し、軸線Cに直交する方向を径方向と称し、軸線C回りに周回する方向を周方向と称して説明する。
ステータ41は、ステータコア42と、ステータコア42に装着された複数層(例えば、U相、V相、W相)のコイル45と、を備えている。ステータ41は、コイル45に電流が流れることにより磁界を発生する。ステータコア42は、軸線C方向(軸線方向)に延在する円環状に形成されている。ステータコア42は、例えば電磁鋼板を軸線方向に複数枚積層することにより形成されている。なお、ステータコア42は、軟磁性粉を加圧成形することにより形成されていてもよい。
図4は、実施形態の回転電機ユニット10における図2の走行用モータ12および中間ケース25を第1外ケース部22側(すなわち、中間ケース25の反対側)から見た斜視図である。
図3、図4に示すように、ステータコア42は、複数のスロット47と、複数の取付挿通部48(図3も参照)とを有する。複数のスロット47は、ステータコア42の内周面に沿って周方向に並んで設けられている。スロット47にコイル45が挿入されている。複数の取付挿通部48に締結部材16が挿通され、複数の締結部材16によりステータコア42(すなわち、ステータ41)がハウジング11に組み付けられている。ステータコア42、取付挿通部48、および締結部材16については後で詳しく説明する。
ロータ43は、ステータ41の径方向内側に配置されている。ロータ43は、ロータコア51と、複数の永久磁石52とを備えている。ロータコア51は、軸線方向に一様に延在する円筒状に形成され、ステータコア42の内周面に対向配置されている。ロータコア51は、例えば電磁鋼板を軸線方向に複数枚積層することにより形成されている。なお、ロータコア51は、軟磁性粉を加圧成形することにより形成されていてもよい。
ロータコア51の内側には、シャフト44が挿入され、圧入等により設けられている。これにより、ロータコア51は、シャフト44と一体となって、軸線C(図1も参照)回りに回転可能に設けられている。
図5は、実施形態の回転電機ユニット10における図2の走行用モータ12および中間ケース25を中間ケース25側から見た斜視図である。
図4、図5に示すように、ステータコア42の外周面に沿って複数の取付挿通部48が周方向に並んで設けられている。取付挿通部48は、ステータコア42の一側面42aから他側面42bまで軸線方向に沿って貫通する孔である(図3参照)。取付挿通部48に締結部材16が挿通される。
これにより、取付挿通部48の第1締結部(一端部)55は、ステータコア42の一側面42aから突出し状態に配置される。また、取付挿通部48の第2締結部(他端部)56は、ステータコア42の他側面42bから突出した状態に配置される。
図3に戻って、締結部材16は、例えば、鋼製のスタッドボルトが採用される。締結部材16は、取付挿通部48に貫通される締結ロッド部54と、締結ロッド部54の両端部に設けられた第1締結部55および第2締結部56とを有する。
締結ロッド部54は、取付挿通部48に挿通可能に円柱状に形成されている。締結ロッド部54の一端から第1締結部55が第1外ケース部22の壁部22aの外周部へ向けて突出されている。第1締結部55は、第1外ケース部22(具体的には、壁部22a)の第1嵌合部61(図6参照)に締結されている。第1嵌合部61は、第1外ケース部22の壁部22aの外周部に形成されている。
また、締結ロッド部54の他端から第2締結部56が中間ケース25へ向けて突出されている。第2締結部56は、中間ケース25の第2嵌合部62に締結されている。第2嵌合部62は、中間ケース25の外周部に形成されている。
図6は、実施形態の回転電機ユニット10における図3のVI部を拡大した断面図である。
図6に示すように、第1締結部55は、第1雄ねじ部65と、第1ガイド部(ガイド部)66とを有する。第1雄ねじ部65は、締結ロッド部54の一端から第1外ケース部22の壁部22aの外周部へ向けて突出されている。第1ガイド部66は、円柱状のピンであり、第1雄ねじ部65の先端から第1外ケース部22の壁部22aの外周部へ向けて突出されている。
また、第1外ケース部22の壁部22aの外周部のうち、第1締結部55に対応する位置に第1嵌合部61が形成されている。第1嵌合部61は、第1雌ねじ部67と、第1挿通部68とを有する。第1雌ねじ部67は、第1外ケース部22の壁部22aの外周部の表面22bから軸線方向に沿って凹状に形成されている。第1雌ねじ部67の先端から第1挿通部68が同軸上に凹状に形成されている。
第1締結部55の第1ガイド部66は、断面円形の凹部であり、第1嵌合部61の第1挿通部68に対してインロー状態に挿通可能に形成されている。第1ガイド部66が第1挿通部68にインロー状態に挿通されることにより、第1ガイド部66が第1挿通部68に対して精度よく位置決めされる。
第1ガイド部66は、第1締結部55の第1雄ねじ部65が第1嵌合部61の第1雌ねじ部67にねじ結合されることにより、第1挿通部68にインロー状態に嵌入される。よって、第1締結部55は、第1嵌合部61(すなわち、第1外ケース部22の壁部22aの外周部)に対して精度よく位置決めされた状態において第1嵌合部61に締結されている。これにより、取付挿通部48に挿通された締結部材16により、ステータコア42が第1外ケース部22に精度よく位置決めされた状態に止着されている。
図7は、実施形態の回転電機ユニット10における図3のVII部を拡大した断面図である。
図7に示すように、第2締結部56は、第2雄ねじ部71と、第2ガイド部(ガイド部)72とを有する。第2雄ねじ部71は、締結ロッド部54の他端から中間ケース25の外周部へ向けて突出されている。第2ガイド部72は、円柱状のピンであり、第2雄ねじ部71の先端から中間ケース25の外周部へ向けて突出されている。
また、中間ケース25の外周部のうち、第2締結部56に対応する位置に第2嵌合部62が形成されている。第2嵌合部62は、中間ケース25の外周部の表面25aから軸線方向に沿って凹状に形成されている挿通部である。第2締結部56の第2ガイド部72は、断面円形の凹部であり、第2嵌合部62に対して圧入状態に挿通可能に形成されている。
締結部材16がステータコア42の取付挿通部48に挿通(貫通)された状態において、ステータコア42の他側面42bから第2締結部56が中間ケース25に向けて突出されている。この状態において、第2締結部56にワッシャ74およびナット75が嵌合され、ナット75が第2雄ねじ部71にねじ結合される。ナット75としては、例えばフランジナットが使用される。
第2雄ねじ部71にナット75がねじ結合されることにより、ステータコア42の他側面42bにワッシャ74を介して押圧される。よって、ステータコア42が第1外ケース部22(図6参照)に締結部材16およびナット75により固定される。換言すれば、締結部材16は、ステータコア42の外周部に固定されている。
締結部材16がステータコア42の外周部に固定された状態において、第2ガイド部72が第2嵌合部62に圧入状態に嵌入されている。これにより、第2締結部56が第2嵌合部62に対して精度よく位置決めされた状態において固定されている。
すなわち、ステータコア42は、取付挿通部48に挿通された締結部材16を介して中間ケース25に精度よく位置決めされた状態に止着されている。
図3に示すように、第1締結部55が第1嵌合部61に精度よく位置決めされた状態において第1外ケース部22の壁部22aの外周部に締結されている。また、第2締結部56が第2嵌合部62に対して精度よく位置決めされた状態において中間ケース25の外周部に固定されている。
よって、締結部材16は、第1外ケース部22および中間ケース25に精度よく位置決めされた状態において両端部が両持ち支持されている。この締結部材16を介して第1ケース21と中間ケース25との間にステータ41が固定されている。これにより、ステータ41は、第1外ケース部22および中間ケース25に締結部材16を介して両側支持されている。したがって、ステータ41が片側支持された状態に比べて、ステータ41の円環剛性を高めることができる。
よって、ステータ41自体(すなわち、磁気回路)の仕様を変更することなく、ステータ41の円環剛性を高めることができる。ステータ41の円環剛性が高められることにより、円環0次モードの周波数を上げることが可能になり、常用域の周波数から外すことができる。よって、常用域の周波数において電磁加振力によるステータ41の振動を抑制することが可能になる。これにより、走行用モータ12の次数音を低減でき、キャリア周波数の回避によりキャリア音の低減を図ることができる。
また、締結部材16は、第1外ケース部22および中間ケース25に精度よく位置決めされている。よって、ステータ41は、締結部材16により精度よく位置決めされた状態において第1外ケース部22および中間ケース25に固定されている。これにより、ステータ41の円環剛性を一層良好に高めることができる。
図2、図4に示すように、ステータコア42の外周部において周方向へ複数の取付挿通部48が間隔をおいて設けられている。複数の取付挿通部48に締結部材16が挿通されることにより、ステータコア42の外周部に複数の締結部材16が周方向へ間隔をおいて支持されている。
このため、複数の締結部材16は、例えば、ステータコア42の外周部の周方向において組付公差が生じることが考えられる。この対策として、複数の締結部材16のうち、少なくとも1つの締結部材16の第2ガイド部72にスリット82(図8参照)が形成されている。
図8は、実施形態の回転電機ユニット10における締結部材16の第2締結部56を示す斜視図である。
図8に示すように、少なくとも1つの締結部材16の第2ガイド部72はスリット82を有する。スリット82は、第2ガイド部72の先端72aが開口された状態で第2ガイド部72に対して同軸上に形成され、かつ、ステータコア42の径方向に向けて延びている(配置されている)。
よって、第2ガイド部72は、スリット82により一対の分割部72b,72bがステータコア42の周方向に間隔をおいて分割されている。これにより、一対の分割部72b,72bは、ステータコア42の周方向に変形可能(弾性変形可能)に形成されている。
よって、例えば、ステータコア42の外周部の周方向において、複数の締結部材16に組付公差が生じた場合に、少なくとも1つの締結部材16の第2ガイド部72に形成されたスリット82により、複数の締結部材16の組付公差を吸収できる。
一方、一対の分割部72b,72bは、ステータコア42の径方向に対して剛性が確保されている。
これにより、ステータ41は、複数の締結部材16により第1外ケース部22および中間ケース25(図3参照)に精度よく確実に固定され、ステータ41の円環剛性が良好に高められる。
実施形態においては、1つの締結部材16の第2ガイド部72にスリット82を形成する例について説明するが、これに限らない。その他の例として、例えば、1つ以上の締結部材16の第2ガイド部72にスリット82を形成することも可能である。この場合においても実施形態と同様の効果が得られる。
図3に示すように、第2外ケース部23および中間ケース25は、複数の位置決めピン18により同軸上に精度よく一体に組み付けられている。また、第1外ケース部22および第2外ケース部23は、複数のボルト27により同軸上に精度よく一体に組み付けられている。よって、中間ケース25および第1外ケース部22は、同軸上に精度よく一体に組み付けられている。
これにより、第1外ケース部22および中間ケース25に、ステータ41が複数の締結部材16を介して精度よく固定でき、ステータ41の円環剛性を高めることができる。
ハウジング11の第2空間38に発電用モータ14が収容されている。発電用モータ14は、ステータ85と、ロータ86と、シャフト44とを備えている。シャフト44は、走行用モータ12のシャフト44を共用である。発電用モータ14のロータ86およびシャフト44は、ハウジング11に回転可能に支持されている。
発電用モータ14のステータ85(具体的には、ステータコア)は、複数のボルト87で中間ケース25に同軸上に固定されている。ステータ85、ロータ86およびシャフト44は、それぞれ軸線C(図1参照)を共通軸線として配置されている。
つぎに、回転電機ユニット10の走行用モータ12をハウジング11に複数の締結部材16で組み付ける工程を図3、図6、図7に基づいて説明する。なお、以下、走行用モータ12の組付方法の理解を容易にするために複数の締結部材16のうち1つの締結部材16を例に説明する。
図3示すように、ステータコア42の取付挿通部48に締結部材16を挿通して、締結部材16の第1締結部55をステータコア42の一側面42a側から突出する。この状態において、締結部材16の第2締結部56がステータコア42の他側面42b側から突出する。
図6示すように、第1締結部55の第1雄ねじ部65を第1嵌合部61の第1雌ねじ部67にねじ結合する。第1ガイド部66が第1挿通部68にインロー状態に嵌入する。ここで、第1外ケース部22はアルミ合金製のケースである。また、締結部材16は鋼製のスタッドボルトである。すなわち、締結部材16と第1外ケース部22とは一般的な材料の組み合わせである。よって、締結部材16の第1ガイド部66を第1挿通部68にインロー状態に嵌入する組付性に支障が及ぶおそれはない。
第1ガイド部66が第1挿通部68にインロー状態に嵌入されることにより、第1締結部55を第1外ケース部22の壁部22aの外周部に対して精度よく位置決めできる。
ここで、例えば、第1締結部55に第1ガイド部66を備えていない第1締結部を、第1外ケース部22に取り付ける際には、第1締結部を組付位置に位置決めする工程が必要である。
これに対して、実施形態は、第1締結部55の第1雄ねじ部65を第1嵌合部61の第1雌ねじ部67にねじ結合することにより、第1ガイド部66を第1挿通部68にインロー状態に嵌入して精度よく位置決めできる。このため、第1締結部を組付位置に位置決めする工程を不要にできる。
これにより、第1締結部55を第1外ケース部22に精度よく位置決めした状態に容易に組み付けることができる。
図7に示すように、締結部材16の第2締結部56がステータコア42の他側面42bから突出されている。第2締結部56にワッシャ74およびナット75を嵌合する。嵌合したナット75を第2雄ねじ部71にねじ結合することにより、ステータコア42の外周部を締結部材16およびナット75により第1外ケース部22の壁部22a(図6参照)の外周部に固定する。
この状態において、第2締結部56の第2ガイド部72を中間ケース25の第2嵌合部62に圧入状態に嵌入する。ここで、中間ケース25はアルミ合金製のケースである。また、締結部材16は鋼製のスタッドボルトである。すなわち、締結部材16と中間ケース25とは一般的な材料の組み合わせである。よって、締結部材16の第2ガイド部72を第2嵌合部62に圧入状態に嵌入する組付性に支障が及ぶおそれはない。
第2ガイド部72が第2嵌合部62に圧入状態に嵌入されることにより、第2締結部56を第2嵌合部62に対して精度よく位置決めした状態に固定できる。
図3示すように、第1外ケース部22および中間ケース25に、締結部材16を精度よく位置決めした状態において両持ち支持できる。よって、締結部材16によりステータ41を、第1外ケース部22と中間ケース25との間に精度よく位置決めした状態に固定できる。これにより、第1外ケース部22および中間ケース25に締結部材16を介してステータ41を両側支持した状態に組み付けることができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、走行用モータ12のステータ41の円環剛性を高める例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば、走行用モータ12と同様に、発電用モータ14のステータ85の円環剛性を高めることも可能である。
あるいは、走行用モータ12のステータ41に代えて発電用モータ14のステータ85の円環剛性を高めることも可能である。
また、前記実施形態では、ハウジング11の内部に走行用モータ12と発電用モータ14とを備えた回転電機ユニット10に本発明を適用する例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば、走行用モータ12および発電用モータ14の一方を備えた回転電機ユニットに本発明を適用することも可能である。
さらに、前記実施形態では、第1締結部55を第1外ケース部22にインロー状態に嵌入し、第2締結部56を中間ケース25に圧入状態に嵌入する例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば、第1締結部55を第1外ケース部22に圧入状態に嵌入し、第2締結部56を中間ケース25にインロー状態に嵌入するように構成することも可能である。この場合においても、実施形態と同様の効果が得られる。
10…回転電機ユニット
11…ハウジング
12…走行用モータ
14…発電用モータ
16…締結部材
18…位置決めピン(ピン)
21…第1ケース
22…第1外ケース部
23…第2外ケース部
25…中間ケース(第2ケース)
41,85…ステータ
42…ステータコア
47…スロット
48…取付挿通部
55…第1締結部(両端部のうちの一端部)
56…第2締結部(両端部のうちの他端部)
66…第1ガイド部(ガイド部)
72…第2ガイド部(ガイド部)
82…スリット

Claims (4)

  1. 取付挿通部を有する円環状のステータと、
    前記ステータが前記取付挿通部に挿通された締結部材により止着される第1ケースと、
    前記第1ケースに向き合う第2ケースと、
    を備えた回転電機ユニットであって、
    前記締結部材は両端部にガイド部を備え、
    前記両端部のガイド部のうち、一端部のガイド部が前記第1ケースに嵌入され、他端部のガイド部が前記第2ケースに嵌入され、
    前記第1ケースと前記第2ケースとの間に前記ステータが前記締結部材を介して固定されることを特徴とする回転電機ユニット。
  2. 前記一端部のガイド部は、前記第1ケースに対してインロー状態に嵌入され、
    前記他端部のガイド部は、前記第2ケースに対して圧入状態に嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機ユニット。
  3. 前記取付挿通部は、前記ステータの周方向に複数備えられ、
    前記他端部のガイド部は、少なくとも1つに前記ステータの径方向へ延びるスリットを有することを特徴とする請求項2に記載の回転電機ユニット。
  4. 前記第1ケースおよび前記第2ケースは、
    前記ステータの周方向に配置されたピンにより連結されることにより同軸上に配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機ユニット。
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