JP2019213170A - 携帯型送信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1ケース部材の外周面と第2ケース部材の外周面との間で段差が生じる可能性を下げることができる携帯型送信機を提供する。【解決手段】携帯型送信機のケース体2は、第1ケース部材(21)と、第2外周縁部(22a)が第1ケース部材(21)の第1外周縁部(21a)に対向するように、第1ケース部材(21)に着脱可能に一体化される第2ケース部材(22)とを有する。第2外周縁部(22a)の第1ケース部材(21)側の端部には、第2外周縁部(22a)に沿って設けられた複数の被係止部(71A,71B)が設けられている。第1外周縁部(21a)の第2ケース部材(22)側の端部には、第1外周縁部(21a)に沿って互いにスリット(62A〜62G)を介して設けられて、被係止部(71A,71B)に関して送信機本体側に位置し、被係止部(71A,71B)に係止する複数の係止部(61A,61D)が設けられている。【選択図】図5

Description

この発明は、携帯型送信機に関する。
従来、携帯型送信機としては、送信機本体を収容するケース体を備えるものがある(例えば、特開2011−208450号公報(特許文献1)参照)。
より詳しく説明すると、上記ケース体は、樹脂製の第1ケース部材と、この第1ケース部材に一体化される樹脂製の第2ケース部材とで構成されている。この第1ケース部材と第2ケース部材との間には送信機本体が配置される。
また、上記第1,第2ケース部材の各外周縁部は、送信機本体を取り囲むように設けられている。この第1ケース部材の外周縁部は、係止部を第2ケース部材側の端部に有する。一方、上記第2ケース部材の外周縁部は、係止部が係止する被係止部を第1ケース部材側の端部に有する。この被係止部は係止部よりも外側に位置する。
すなわち、上記従来の携帯型送信機では、部品点数を減らすため、第1,第2ケース部材の外周縁部にスナップフィット構造を形成している。
特開2011−208450号公報
上記従来の携帯型送信機では、係止部が第1ケース部材の外周縁部の全周にわたって設けられ、かつ、被係止部が第2ケース部材の外周縁部の全周にわたって設けられる。この場合、例えば製造誤差により、係止部が所定の位置よりも外側に設けられたとき、係止部が被係止部を外側に強く押してしまう。その結果、上記第2ケース部材の外周縁部が外側に膨らんでしまって、第1ケース部材の外周面と第2ケース部材の外周面との間に段差が生じてしまう。
したがって、上記従来の携帯型送信機には、第1ケース部材の外周面と第2ケース部材の外周面との間に段差が生じ易いという問題がある。
そこで、この発明の課題は、第1ケース部材の外周面と第2ケース部材の外周面との間で段差が生じる可能性を下げることができる携帯型送信機を提供することにある。
この発明の一態様に係る携帯型送信機は、
送信機本体と、
上記送信機本体を収容するケース体と
を備え、
上記ケース体は、
上記送信機本体を取り囲む第1外周縁部が設けられた第1ケース部材と、
上記送信機本体を取り囲む第2外周縁部が設けられていると共に、上記第2外周縁部が上記第1外周縁部に対向するように、上記第1ケース部材に着脱可能に一体化される第2ケース部材と
を有し、
上記第2外周縁部の上記第1ケース部材側の端部には、上記第2外周縁部に沿って設けられた複数の被係止部が設けられ、
上記第1外周縁部の上記第2ケース部材側の端部には、上記第1外周縁部に沿って互いにスリットを介して設けられて、上記被係止部に関して上記送信機本体側に位置し、上記被係止部に係止する複数の係止部が設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、上記第1外周縁部に沿って互いにスリットを介して係止部を設けることによって、第1外周縁部の延在方向においてスリットが係止部に隣り合うので、係止部は撓み易くなる。したがって、例えば製造誤差により、係止部が所定の位置から送信機本体側とは反対側に設けられたとき、係止部を撓ませて、被係止部が送信機本体側とは反対側に押される力を低減することができる。その結果、上記第2ケース部材の第2外周縁部が送信機本体側とは反対側に膨らむのを抑制することができて、第1ケース部材の外周面と第2ケース部材の外周面との間で段差が生じる可能性を下げることができる。
一態様に係る携帯型送信機では、
上記第1,第2外周縁部のそれぞれは、上記送信機本体側とは反対側に膨らむように湾曲している。
上記態様によれば、上記送信機本体側とは反対側に膨らむ第1,第2外周縁部では、係止部が所定の場所からずれて形成され易い。しかし、上記第1外周縁部の延在方向においてスリットが係止部に隣り合うので、係止部近傍で段差が生じるのを防ぐことができる。すなわち、上記スリットの形成を効果的に行うことができる。
また、上記第1,第2外周縁部のそれぞれを、送信機本体側とは反対側に膨らむように湾曲させることにより、ケース体を見たユーザに柔らかな印象を与えることができる。
一態様に係る携帯型送信機では、
上記第1ケース部材から上記第2ケース部材を分離させるときに用いるツールの先端部が挿入される凹部が、上記第1外周縁部または上記第2外周縁部に設けられ、
上記凹部近傍の上記スリットは、他の上記スリットに比べて、上記第1外周縁部に沿った方向の長さが長くなっている。
ここで、上記凹部近傍のスリットとは、第1外周縁部または第2外周縁部に沿った方向において、凹部の一端から、凹部の長さの4倍の距離までの範囲内に、少なくとも一部が存在するスリットを指す。
上記態様によれば、上記第1ケース部材から第2ケース部材を分離させるとき、第1外周縁部または第2外周縁部の凹部にツールの先端部を挿入させた後、第1外周縁部または第2外周縁部の凹部近傍の部分にツールで力を加えて、第1ケース部材から第2ケース部材を分離させる。このとき、上記凹部近傍のスリットが、他のスリットに比べて、第1外周縁部に沿った方向の長さが長くなっていることにより、凹部近傍の係止部は撓み易くなる。その結果、上記凹部に先端部を挿入するツール用いて、第1ケース部材から第2ケース部材を分離させるとき、凹部近傍の係止部の係止を容易に解除することができる。
一態様に係る携帯型送信機では、
上記第1ケース部材から上記第2ケース部材を分離させるときに用いるツールの先端部が挿入される凹部が、上記第1外周縁部または上記第2外周縁部に設けられ、
上記凹部近傍の上記係止部は、他の上記係止部に比べて、上記第1外周縁部に沿った方向の長さが短くなっている。
ここで、上記凹部近傍の係止部とは、第1外周縁部または第2外周縁部に沿った方向において、凹部の一端から、凹部の長さの4倍の距離までの範囲内に、少なくとも一部が存在する係止部を指す。
上記態様によれば、上記第1ケース部材から第2ケース部材を分離させるとき、第1外周縁部または上記第2外周縁部の凹部にツールの先端部を挿入させた後、ケース体の凹部近傍の部分にツールで力を加えて、第1ケース部材から第2ケース部材を分離させる。このとき、上記凹部近傍の係止部は、他の係止部に比べて、第1外周縁部に沿った方向の長さが短くなっていることにより、凹部近傍の係止部は撓み易くなる。その結果、上記凹部に先端部を挿入するツール用いて、第1ケース部材から第2ケース部材を分離させるとき、凹部近傍の係止部の係止を容易に解除することができる。
この発明の携帯型送信機によれば、第1ケース部材の第1外周縁部の第2ケース部材側の端部には、第1外周縁部に沿って互いにスリットを介して係止部が設けられているので、第1ケース部材の外周面と第2ケース部材の外周面との間で段差が生じる可能性を下げることができる。
この発明の第1実施形態の携帯型送信機の概略斜視図である。 上記第1実施形態の携帯型送信機の他の概略斜視図である。 上記第1実施形態の携帯型送信機の分解斜視図である。 上記第1実施形態の携帯型送信機の他の分解斜視図である。 図1のV−V線矢視の断面図である。 図1のVI−VI線矢視の断面図である。 上記第1実施形態のケース体の組み立て方法を説明するための斜視図である。 上記第1実施形態のケース体の他の組み立て方法を説明するための斜視図である。 この発明の第2実施形態の携帯型送信機の一部を説明するための模式図である。 この発明の第3実施形態の携帯型送信機の一部を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付している。
〔第1実施形態〕
図1は、この発明の第1実施形態の携帯型送信機を前面側から見た概略斜視図である。また、図2は、上記携帯型送信機を後面側から見た概略斜視図である。
上記携帯型送信機は、図1,図2に示すように、送信機ユニット1と、この送信機ユニット1を収容する例えば樹脂製のケース体2と、このケース体2の下端部から下方に向かって延在する例えば金属製のキーブレード3とを備える。なお、送信機ユニット1は、送信機本体の一例である。
送信機ユニット1は、解錠ボタン12または施錠ボタン13の押下に応じて、図示しない車両に所定周波数の電波を送る。上記車両が上記電波を受けることにより、車両のドアが解錠されたり、施錠されたりする。詳しくは、ユーザが解錠ボタン12または施錠ボタン13を押すと、送信機ユニット1が、認証コードを含んだ解錠信号または施錠信号を車両に送信する。これに応じて、上記車両は、送信機ユニット1からの信号に含まれた認証コードが、予め登録されている正規コードと一致するか否かを判定する。ここで、上記認証コードが正規コードと一致するとき、上記ドアの解錠動作または施錠動作が行われる。一方、上記認証コードが正規コードと一致しないとき、上記ドアの解錠動作または施錠動作が行われない。
ケース体2において、下側(キーブレード3側)に設けられた1つのコーナ部、および、上側(キーブレード3側とは反対側)に設けられた2つのコーナ部は、全て、アール部になっている。すなわち、ケース体2は、前面側および後面側から見たときに外周縁が略三角形または略半楕円形を描くように形成されている。また、ケース体2の後面では、送信機ユニット1の解錠ボタン12が第1貫通孔51から露出する一方、送信機ユニット1の施錠ボタン13が第2貫通孔52から露出する。
また、ケース体2内には、送信機ユニット1の他にイモビライザ4(図3,図4に示す)も配置される。ユーザが、車内のステアリングハンドルをロックする図示しないステアリングロック装置のキーシリンダにキーブレード3を挿入すると、車両が認証コードの送信をイモビライザ4に要求する。これに応じて、イモビライザ4が認証コードを車両に送信すると、車両は、イモビライザ4からの認証コードが、予め登録されている正規コードと一致するか否かを判定する。上記認証コードが正規コードと一致するとき、エンジンの始動が許可される。一方、上記認証コードが正規コードと一致しないとき、エンジンの始動が許可されない。
上記キーブレード3は、故障などの理由で送信機ユニット1が上記電波を送れないとき、車両のドアの鍵穴に挿入される。すなわち、送信機ユニット1を使わなくても、車両のドアの解錠または施錠が行えるようになっている。
図3は、上記携帯型送信機を前面側から見た分解斜視図である。また、図4は、上記携帯型送信機を後面側から見た分解斜視図である。
ケース体2は、図3,図4に示すように、後側に配置された後側ケース部材21と、前側に配置されると共に、後側ケース部材21に着脱可能に一体化される前側ケース部材22とを有している。この後側ケース部材21と前側ケース部材22とによって、送信機ユニット1が挟まれる。なお、後側ケース部材21は、第1ケース部材の一例である。また、前側ケース部材22は、第2ケース部材の一例である。
後側ケース部材21は、送信機ユニット1を取り囲む外周縁部21aと、送信機ユニット1の後面に対向するベース部21bとを有している。なお、外周縁部21aは、第1外周縁部の一例である。
外周縁部21aは、送信機ユニット1側とは反対側に膨らむように湾曲している。すなわち、外周縁部21aは、後側ケース部材21を前面側および後面側から見たときに略三角形または略半楕円形を描くように形成されており、その外周縁部21aの各辺は、外側に膨らむようにカーブ曲線を描いている。また、外周縁部21aの後端部(前側ケース部材22側とは反対側の端部)は、ベース部21bに全周にわたって連なっている。一方、外周縁部21aの前端部(前側ケース部材22側の端部)には、複数の係止部61A〜61Iと複数のスリット62A〜62Gとが外周縁部21aに沿って設けられている。
より詳しく説明すると、外周縁部21aの右側の前端部では、スリット62Aとスリット62Bとで挟まれるように係止部61Aが設けられていると共に、スリット62Bとスリット62Cとで挟まれるように係止部61Bが設けられている。また、スリット62Cは、係止部61Bと係止部61Cとの間に位置する。この係止部61Cは、イモビライザ4を収容する収容部53と隣り合っている。
また、外周縁部21aに沿った方向において、係止部61Cは係止部61A,61Bよりも長く、係止部61Bは係止部61Aと同じ長さになっている。
外周縁部21aの左側の前端部では、スリット62Dとスリット62Eとで挟まれるように係止部61Dが設けられ、また、スリット62Eとスリット62Fとで挟まれるように係止部61Eが設けられ、また、スリット62Fとスリット62Gとで挟まれるように係止部61Fが設けられている。また、スリット62Gは、係止部61Fと係止部61Gとの間に位置する。
また、外周縁部21aに沿った方向において、係止部61Gは係止部61D〜61Fよりも長く、係止部61D〜61Fは互い同じ長さになっている。なお、上記方向では、係止部61Gは、係止部61Cよりも短いが、係止部61B,61Cよりも長くなっている。
外周縁部21aの上側の前端部では、係止部61H,61Iが隣り合うように設けられている。係止部61Hは、凹部54と凹部55との間に位置する。この凹部54には、後側ケース部材21から前側ケース部材22を分離させるときに用いるツール(例えばマイナスドライバなど)の先端部が挿入される。
また、外周縁部21aの上側かつ右側のコーナ部には、肉抜き部56が設けられて一方、外周縁部21aの上側かつ左側のコーナ部には、肉抜き部57が設けられている。
スリット62A〜62Gは、外周縁部21aに沿った方向の長さが同じになるように設けられている。
ベース部21bには、解錠ボタン12に対向する第1貫通孔51と、施錠ボタン13に対向する第2貫通孔52とが形成されている。このベース部21bの内面(前側ケース部材22側の面)から前側ケース部材22側に突出するように、収容部53が設けられている。
また、後側ケース部材21の下部には、キーブレード3の上端部が固定されている。このキーブレード3の上端部の固定は、例えばインサート成形などで行われる。
前側ケース部材22は、送信機ユニット1を取り囲む外周縁部22aと、送信機ユニット1の前面に対向するベース部22bとを有している。この前側ケース部材22は、外周縁部22aが後側ケース部材21の外周縁部21aに前後方向(着脱方向)に対向するように、後側ケース部材21に着脱可能に一体化される。なお、外周縁部22aは、第2外周縁部の一例である。
外周縁部22aは、送信機ユニット1側とは反対側に膨らむように湾曲している。すなわち、外周縁部22aは、前側ケース部材22を前面側および後面側から見たときに略三角形または略半楕円形を描くように外周縁部21aと同じ形状にて形成されており、その外周縁部22aの各辺は、外側に膨らむようにカーブ曲線を描いている。また、外周縁部22aの前端部(後側ケース部材21側とは反対側の端部)は、全周にわたってベース部22bに連なっている。一方、外周縁部22aの後端部(後側ケース部材21側の端部)には、係止部61A〜61Iが係止する被係止部71A〜71Dが設けられている。
より詳しく説明すると、外周縁部22aの右側の後部では、係止部61A〜61Cが係止する被係止部71Aが設けられている。この被係止部71Aは、送信機ユニット1側とは反対側に膨らむように湾曲しながら外周縁部22aに沿って延在している。また、被係止部71Aは、外周縁部22aの右側かつ上側のコーナ部には設けられていない。
外周縁部22aの左側の後部では、係止部61D〜61Gが係止する被係止部71Bが設けられている。この被係止部71Bは、被係止部71Aと同様に湾曲しながら外周縁部22aに沿って延在している。また、被係止部71Bは、外周縁部22aの左側かつ上側のコーナ部には設けられていない。
外周縁部22aの上側の後部では、係止部61H,61Iが係止する被係止部71C,71Dと、送信機ユニット1側に突出する凸部81,82とが設けられている。この凸部81は、上記ツールの先端部が挿入可能な空間を残すように後側ケース部材21の凹部54に嵌合する。一方、凸部82は、後側ケース部材21の凹部55に嵌合する。
外周縁部22aの下部には、切り欠き部83が設けられている。この切り欠き部83には、後側ケース部材21の下部においてキーブレード3の上端部に隣接する部分が嵌合する。
送信機ユニット1は、図示しない回路基板を収容するケース体11を有する。このケース体11の前面にはボタン電池14が取り付けられている。一方、ケース体11の後面では、解錠ボタン12および施錠ボタン13が後側ケース部材21側へ向かって突出するように設けられている。
図5は、図1のV−V線から見た断面図である。また、図6は、図1のVI−VI線から見た断面図である。なお、図5,図6において、送信機ユニット1およびイモビライザ4の図示は省略している。
図5,図6に示すように、係止部61A,61C,61D,61Fは、被係止部71A,71Bに関して送信機ユニット1側に位置している。逆に言えば、被係止部71A,71Bは、係止部61A,61C,61D,61Fに関して送信機ユニット1側とは反対側に位置している。すなわち、係止部61A,61C,61D,61Fは、被係止部71A,71Bよりも、ケース体2の内側に設けられている。
なお、図示しないが、係止部61B,61E,61G,61H,61Iも、被係止部71A,71B,71C,71Dよりも、ケース体2の内側に設けられている。
上記構成の携帯型送信機によれば、後側ケース部材21の外周縁部21aと前側ケース部材22の外周縁部22aとが互いに前後方向(着脱方向)に対向するように、前側ケース部材22は後側ケース部材21に着脱可能に一体化される。この場合、例えば図7に示すように、前側ケース部材22を図中矢印方向に動かすことにより、被係止部71Bに係止部61D〜61Gを係止させた後、被係止部71A,71C,71Dに係止部61A〜61C,61H,61Iを係止させる。あるいは、図8に示すように、前側ケース部材22を図中矢印方向に動かすことにより、被係止部71Aに係止部61A〜61Cを係止させた後、被係止部71B〜71Dに係止部61D〜61Iを係止させる。
このように、前側ケース部材22は後側ケース部材21にスナップフィットされるので、後側ケース部材21および前側ケース部材22の一体化のためにネジなどを使用しなくて済む。したがって、部品点数を減らして、ケース体2の製造工程を簡略化して、製造効率を上げることができる。
また、後側ケース部材21の外周縁部21aの延在方向においてスリット62A〜62Gが係止部61A,61B,61D〜61Fに隣り合うので、係止部61A,61B,61D〜61Fは撓み易くなる。したがって、例えば製造誤差により、係止部61A,61B,61D〜61Fが所定の位置から送信機ユニット1側とは反対側に設けられたとき、係止部61A,61B,61D〜61Fを撓ませて、被係止部71A,71Bが送信機ユニット1側とは反対側に押される力を低減することができる。その結果、前側ケース部材22の外周縁部22aが送信機ユニット1側とは反対側に膨らむのを抑制することができて、後側ケース部材21の外周面と前側ケース部材22の外周面との間で段差が生じる可能性を下げることができる。
また、外周縁部22aの周縁に沿って延在する1つの被係止部71Bに複数の係止部61D〜61Gが係止するため、組付け強度が大きく低下することを抑制できる。
また、スリット62A〜62G、または、係止部61A〜61Gの長さなどは、例えば、後側ケース部材21を成形する金型を修正することで調整できる。
また、スリット62A〜62G、または、係止部61A〜61Gの長さなどを調整することにより、係止部61A〜61Gの撓み強度を調整できるので、後側ケース部材21の外周面と前側ケース部材22の外周面との間の段差を低減することができる。
また、後側ケース部材21の外周縁部21aと前側ケース部材22の外周縁部22aとは、それぞれ、送信機ユニット1側とは反対側に膨らむように湾曲するので、係止部61A,61B,61D〜61Fが所定の場所からずれて形成され易い。しかし、後側ケース部材21の外周縁部21aの延在方向においてスリット62A〜62Gが係止部61A,61B,61D〜61Fに隣り合うので、係止部61A,61B,61D〜61F近傍に段差が生じるのを防ぐことができる。すなわち、スリット62A〜62Gの形成を効果的に行うことができる。
また、後側ケース部材21の外周縁部21aと前側ケース部材22の外周縁部22aとは、それぞれ、送信機ユニット1側とは反対側に膨らむように湾曲するので、ケース体2を見たユーザに柔らかな印象を与えることができる。
上記第1実施形態では、携帯型送信機は、キーブレード3を備えていたが、キーブレード3を備えないようにしてもよい。
上記第1実施形態では、ケース体2は、前面側および後面側から見たときに外周縁が略三角形または略半楕円形を描くように形成されていたが、前面側および後面側から見たときに外周縁が他の形状(例えば略四角形状)を描くように形成されるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、ケース体2は、送信機ユニット1およびイモビライザ4を収容していたが、送信機ユニット1を収容する一方、イモビライザ4を収容しないようにしてもよい。
上記第1実施形態では、ケース体2は、キーリングが挿通される穴を有していなかったが、上記穴を有するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、送信機ユニット1は、初期化するためのリセットボタンを有していなかったが、上記リセットボタンを有するようにしてもよい。このようにする場合、後側ケース部材21または前側ケース部材22において上記リセットボタンに対向する部分に貫通孔を設けると、ケース体2の分解をしなくても、リセットボタンを押下できる点で好ましい。
上記第1実施形態では、後側ケース部材21から前側ケース部材22を分離させるときに用いるツールの先端部が挿入される凹部54は、後側ケース部材21の外周縁部21aに設けられていたが、前側ケース部材22の外周縁部22aに設けられるようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
図9は、この発明の第2実施形態の携帯型送信機の一部を説明するための模式図である。なお、以下の説明では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部については、第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記携帯型送信機は、後側ケース部材221の外周縁部221aの形状が上記第1実施形態とは異なっている。
上記外周縁部221aでは、凹部54近傍にスリット262Dが設けられる。このスリット262Dは、他のスリット62A〜62C,62E〜62Gよりも、外周縁部221aに沿った方向の長さが長くなっている。
上記構成の携帯型送信機によれば、後側ケース部材221から前側ケース部材22を分離させるとき、凹部54にツールの先端部を挿入させた後、後側ケース部材221の凹部54近傍の部分にツールで力を加えて、後側ケース部材221から前側ケース部材22を分離させる。このとき、凹部54近傍のスリット262Dは、他のスリット62A〜62C,62E〜62Gよりも、外周縁部221aに沿った方向の長さが長くなっているので、凹部54近傍の係止部61Dは撓み易くなる。その結果、上記ツールを用いて後側ケース部材221から前側ケース部材22を分離させるとき、凹部54近傍の係止部61Dの係止を容易に解除することができる。
〔第3実施形態〕
図10は、この発明の第3実施形態の携帯型送信機の一部を説明するための模式図である。なお、以下の説明では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部については、第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記携帯型送信機は、後側ケース部材321の外周縁部321aの形状が上記第1実施形態とは異なっている。
上記外周縁部321aでは、凹部54近傍に係止部361Dが設けられる。この係止部361Dは、他の係止部61A〜61C,61E〜61Gよりも、外周縁部321aに沿った方向の長さが短くなっている。
上記構成の携帯型送信機によれば、凹部54に先端を挿入するツールを用いて、後側ケース部材321から前側ケース部材22を分離させるとき、凹部54近傍の係止部361Dは、他の係止部61A〜61C,61E〜61Gよりも、外周縁部321aに沿った方向の長さが短くなっているので、上記第2実施形態と同様の作用効果が得られる。
この発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態で記載した内容に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容の一部を削除または置換したものを、この発明の一実施形態としてもよい。また、上記第1実施形態で説明した変形を上記第2,第3実施形態で行ったものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 送信機ユニット
2,11 ケース体
3 キーブレード
4 イモビライザ
12 解錠ボタン
13 施錠ボタン
21 後側ケース部材
22 前側ケース部材
21a,22a,221a,321a 外周縁部
21b,22b ベース部
54,55 凹部
61A〜61I,361D 係止部
62A〜62G,262D スリット
71A,71B,71C,71D 被係止部
81,82 凸部

Claims (4)

  1. 送信機本体と、
    上記送信機本体を収容するケース体と
    を備え、
    上記ケース体は、
    上記送信機本体を取り囲む第1外周縁部が設けられた第1ケース部材と、
    上記送信機本体を取り囲む第2外周縁部が設けられていると共に、上記第2外周縁部が上記第1外周縁部に対向するように、上記第1ケース部材に着脱可能に一体化される第2ケース部材と
    を有し、
    上記第2外周縁部の上記第1ケース部材側の端部には、上記第2外周縁部に沿って設けられた複数の被係止部が設けられ、
    上記第1外周縁部の上記第2ケース部材側の端部には、上記第1外周縁部に沿って互いにスリットを介して設けられて、上記被係止部に関して上記送信機本体側に位置し、上記被係止部に係止する複数の係止部が設けられていることを特徴とする携帯型送信機。
  2. 請求項1に記載の携帯型送信機において、
    上記第1,第2外周縁部のそれぞれは、上記送信機本体側とは反対側に膨らむように湾曲していることを特徴とする携帯型送信機。
  3. 請求項1または2に記載の携帯型送信機において、
    上記第1ケース部材から上記第2ケース部材を分離させるときに用いるツールの先端部が挿入される凹部が、上記第1外周縁部または上記第2外周縁部に設けられ、
    上記凹部近傍の上記スリットは、他の上記スリットに比べて、上記第1外周縁部に沿った方向の長さが長くなっていることを特徴とする携帯型送信機。
  4. 請求項1または2に記載の携帯型送信機において、
    上記第1ケース部材から上記第2ケース部材を分離させるときに用いるツールの先端部が挿入される凹部が、上記第1外周縁部または上記第2外周縁部に設けられ、
    上記凹部近傍の上記係止部は、他の上記係止部に比べて、上記第1外周縁部に沿った方向の長さが短くなっていることを特徴とする携帯型送信機。
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