JP2019212809A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置に制御回路を内蔵する新規で有用な技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する半導体装置は、表面電極、裏面電極及び信号電極を有する半導体素子と、半導体素子を挟んで対向している上側放熱板及び下側放熱板と、半導体素子の信号電極に電気的に接続されているとともに、上側放熱板又は前記下側放熱板に搭載された制御回路とを備える。上側放熱板及び下側放熱板の各々は、絶縁基板と、絶縁基板の一方側に位置するととともに半導体素子の表面電極又は裏面電極へ電気的に接続された内側導体層と、絶縁基板の他方側に位置する外側導体層とを有する。制御回路は、上側放熱板及び下側放熱板の一方に設けられているとともに、上側放熱板及び下側放熱板の他方と対向している。【選択図】図4

Description

本明細書が開示する技術は、半導体装置に関する。
特許文献1に、半導体装置が開示されている。この半導体装置は、表面電極、裏面電極及び信号電極を有する半導体素子と、半導体素子に電気的に接続されている放熱板と、半導体素子の信号電極に電気的に接続された制御回路とを備える。制御回路は、半導体素子や放熱板とともに、封止材によって一体に封止されている。
特開2012−256803号公報
上記した半導体装置のように、半導体素子の制御回路が、半導体装置に内蔵されていると、半導体装置を用いて構成される装置(例えば電力制御ユニット)の小型化を図ることができる。しかしながら、制御回路が封止体の内部に配置されていると、制御回路の熱が外部へ放出され難く、制御回路が過熱するおそれがある。また、封止体に熱変形が生じたときに、制御回路に過大な応力が作用するおそれもある。本明細書は、これらの問題を解決しつつ、半導体装置に制御回路を内蔵する技術を提供する。
本明細書が開示する半導体装置は、表面電極、裏面電極及び信号電極を有する半導体素子と、半導体素子を挟んで対向している上側放熱板及び下側放熱板と、半導体素子の信号電極に電気的に接続されているとともに、上側放熱板又は前記下側放熱板に搭載された制御回路とを備える。上側放熱板及び下側放熱板の各々は、絶縁基板と、絶縁基板の一方側に位置するととともに半導体素子の表面電極又は裏面電極へ電気的に接続された内側導体層と、絶縁基板の他方側に位置する外側導体層とを有する。制御回路は、上側放熱板及び下側放熱板の一方に設けられているとともに、上側放熱板及び下側放熱板の他方と対向している。
上記の半導体装置では、制御回路が上側放熱板及び下側放熱板の一方に設けられているので、当該一方の放熱板を介して、制御回路の熱を外部へ放出することができる。ここで、制御回路を一方の放熱板上に配置するためには、当該一方の放熱板を拡大する必要が生じる。このとき、一方の放熱板だけを拡大してしまうと、構造の非対称性に起因して、半導体装置に反りが生じやすくなる。半導体装置に反りが生じると、制御回路に作用する応力が特に増大しやすい。この点に関して、上記の半導体装置では、一方の放熱板に配置された制御回路が、他方の放熱板と対向している。即ち、制御回路が二つの放熱板の間に配置されるように、二つの放熱板がそれぞれ拡大されている。これにより、半導体装置に生じる反りが抑制され、制御回路に作用する応力が効果的に低減される。特に、上側放熱板及び下側放熱板は、剛性が高く、線膨張係数の低い絶縁基板を有しているので、半導体装置の熱変形が有意に抑制される。
実施例1の半導体装置10の外観を示す平面図。 図1中のII−II線における断面図。 実施例1における下側放熱板24の構成を模式的に示す平面図。 図1中のIV−IV線における断面図。 実施例2における上側放熱板22の構成を模式的に示す平面図。 実施例2の半導体装置100の要部を示す断面図。 実施例3における下側放熱板24の構成を模式的に示す平面図。 実施例3の半導体装置200の要部を示す断面図。 実施例4の半導体装置300の要部を示す断面図。 図9中のX部を拡大して示す図。
(実施例1)図面を参照して、実施例1の半導体装置10について説明する。本実施例の半導体装置10は、例えば電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車といった電動自動車において、コンバータやインバータといった電力変換回路に用いることができる。但し、半導体装置10の用途は特に限定されない。半導体装置10は、様々な装置や回路に広く採用することができる。
図1、図2に示すように、半導体装置10は、第1半導体素子20と、第2半導体素子40と、封止体12と、複数の外部接続端子14、15、16、18、19とを備える。第1半導体素子20と第2半導体素子40は、封止体12の内部に封止されている。封止体12は、特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂といった熱硬化性樹脂で構成されている。各々の外部接続端子14、15、16、18、19は、封止体12の外部から内部に亘って延びており、封止体12の内部で第1半導体素子20及び第2半導体素子40の少なくとも一方に電気的に接続されている。一例ではあるが、複数の外部接続端子14、15、16、18、19には、電力用であるP端子14、N端子15及びO端子16と、信号用である複数の第1信号端子18及び複数の第2信号端子19が含まれる。
第1半導体素子20は、表面電極20aと裏面電極20bとを有する。表面電極20aは、第1半導体素子20の上面に位置しており、裏面電極20bは、第1半導体素子20の下面に位置している。第1半導体素子20は、上下一対の電極20a、20bを有する縦型の半導体素子である。同様に、第2半導体素子40は、表面電極40aと裏面電極40bとを有する。表面電極40aは第2半導体素子40の上面に位置しており、裏面電極40bは第2半導体素子40の下面に位置する。即ち、第2半導体素子40についても、上下一対の電極40a、40bを有する縦型の半導体素子である。第1半導体素子20の電極20a、20b及び第2半導体素子40の電極40a、40bを構成する材料には、特に限定されないが、例えばアルミニウム系又はその他の金属を採用することができる。本実施例における第1半導体素子20と第2半導体素子40は、互いに同種の半導体素子であり、詳しくはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)とダイオードとを内蔵するRC−IGBT(Reverse Conducting IGBT)素子である。
但し、第1半導体素子20と第2半導体素子40の各々は、RC−IGBT素子に限定されず、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)素子といった他のパワー半導体素子であってもよい。あるいは、第1半導体素子20と第2半導体素子40の各々は、ダイオード素子とIGBT素子(又はMOSFET素子)といった二以上の半導体素子に置き換えられてもよい。第1半導体素子20と第2半導体素子40の具体的な構成は特に限定されず、各種の半導体素子を採用することができる。この場合、第1半導体素子20と第2半導体素子40は、互いに異種の半導体素子であってもよい。また、第1半導体素子20と第2半導体素子40の各々は、例えばシリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、又は窒化ガリウム(GaN)といった各種の半導体材料を用いて構成されることができる。
半導体装置10は、上側放熱板22と下側放熱板24とをさらに備える。上側放熱板22は、絶縁基板28、第1内側導体層26、第2内側導体層27及び外側導体層30を有する。第1内側導体層26は、絶縁基板28の一方側に位置するとともに、はんだ層42を介して第1半導体素子20の表面電極20aに電気的に接続されている。第2内側導体層27は、絶縁基板28の一方側に位置するとともに、はんだ層46を介して第2半導体素子40の表面電極40aに電気的に接続されている。第1内側導体層26と第2内側導体層27は、絶縁基板28の同じ側に位置するが、絶縁基板28上において互いに隔離されている。外側導体層30は、絶縁基板28の他方側に位置している。第1内側導体層26と外側導体層30との間、及び、第2内側導体層27と外側導体層30との間は、それぞれ絶縁基板28によって互いに絶縁されている。
下側放熱板24は、絶縁基板34、第1内側導体層32、第2内側導体層33及び外側導体層36を有する。第1内側導体層32は、絶縁基板34の一方側に位置するとともに、はんだ層44を介して第1半導体素子20の裏面電極20bに電気的に接続されている。第2内側導体層33は、絶縁基板34の一方側に位置するとともに、はんだ層48を介して第2半導体素子40の裏面電極40bに電気的に接続されている。第1内側導体層32と第2内側導体層33は、絶縁基板34の同じ側に位置するが、絶縁基板34上において互いに隔離されている。外側導体層36は、絶縁基板34の他方側に位置している。第1内側導体層32と外側導体層36との間、及び、第2内側導体層33と外側導体層36との間は、それぞれ絶縁基板34によって互いに絶縁されている。
一例ではあるが、本実施例における上側放熱板22及び下側放熱板24には、DBC(Direct Bonded Copper)基板を採用することができる。上側放熱板22及び下側放熱板24の絶縁基板28、34は、例えば窒化アルミニウム、窒化シリコン、酸化アルミニウム等といったセラミックで構成されている。また、上側放熱板22及び下側放熱板24の各々の内側導体層26、27、32、33及び各々の外側導体層30、36は、銅で構成されている。上側放熱板22及び下側放熱板24は、DBC基板に限定されない。内側導体層26、27、32、33及び外側導体層30、36は、銅に限定されず、その他の金属で構成されていてもよい。そして、上側放熱板22の絶縁基板28と各導体層26、27、30との間、及び、下側放熱板24の絶縁基板34と各導体層32、33、36との間の接合構造についても、特に限定されない。上側放熱板22及び下側放熱板24は、例えばDBA(Direct Bonded Aluminum)基板であってよいし、絶縁基板28、34を有さない導体板であってもよい。
上側放熱板22の外側導体層30は、封止体12の上面12aに露出されている。これにより、上側放熱板22は半導体装置10の一部を構成するだけでなく、第1半導体素子20及び第2半導体素子40の熱を外部に放出する放熱板としても機能する。同様に、下側放熱板24の外側導体層36は、封止体12の下面12bに露出されている。これにより、下側放熱板24においても半導体装置10の電気回路の一部を構成するだけでなく、第1半導体素子20及び第2半導体素子40の熱を外部に放出する放熱板としても機能する。このように、本実施例の半導体装置10は、封止体12の両面12a、12bに上側放熱板22の外側導体層30及び下側放熱板24の外側導体層36が露出される両面冷却構造を有する。
半導体装置10は、導体で構成された継手38をさらに有する。継手38は、封止体12の内部に位置しており、上側放熱板22の第1内側導体層26と下側放熱板24の第2内側導体層33との間を電気的に接続している。これにより、第1半導体素子20及び第2半導体素子40は、継手38を介して直列に接続されている。本実施例の継手38は、例えば銅で構成されることができる。また、一例ではあるが、継手38は、上側放熱板22の第1内側導体層26にはんだ付けによって接合されているとともに、下側放熱板24の第2内側導体層33に溶接によって接合されていてもよい。但し、これら継手38と上側放熱板22の第1内側導体層26及び下側放熱板24の第2内側導体層33との接合手法は特に限定されない。
図3、図4に示すように、半導体装置10は、第1制御回路50及び第2制御回路60をさらに備える。第1制御回路50及び第2制御回路60は、下側放熱板24上に設けられており、封止体12の内部に位置している。なお、図3では、第1制御回路50及び第2制御回路60の詳細な図示は省略されており、第1制御回路50が配置された第1制御回路エリア50Aと、第2制御回路60が配置された第2制御回路エリア60Aが図示されている。第1制御回路50は、第1半導体素子20の動作を制御するための回路ユニットであり、第2制御回路60は、第2半導体素子40の動作を制御するための回路ユニットである。一例ではあるが、第1制御回路50は、例えば銅などによって構成される配線パターン52と、第1半導体素子20のゲート電圧を制御する駆動IC(Integrated Circuit)54と、その他の素子(例えば抵抗やコンデンサ)56とを有する。同様に、第2制御回路60は、例えば銅などによって構成される配線と、第2半導体素子40のゲート電圧を制御する駆動ICと、その他の素子(例えば抵抗やコンデンサ)とを有する。
第1半導体素子20は、複数の信号電極20cをさらに備え、第2半導体素子40は複数の信号電極40cをさらに備える。第1半導体素子20の複数の信号電極20cは、第1制御回路50を介して、複数の第1信号端子18に電気的に接続されている。特に限定されないが、複数の信号電極20cと第1制御回路50との間、及び、第1制御回路50と複数の第1信号端子18との間は、ワイヤボンディングによって接続されている。同様に、第2半導体素子40の複数の信号電極40cは、第2制御回路60を介して、複数の第2信号端子19に電気的に接続されている。信号電極40cと第2制御回路60との間、及び、第2制御回路60と複数の第2信号端子19との間は、ワイヤボンディングによって接続されている。
上記したように、本実施例の半導体装置10では、半導体素子20、40のための制御回路50、60が、封止体12の内部に配置されている。半導体装置10が、半導体素子20、40に加えて、制御回路50、60をさらに内蔵していることで、従来の半導体装置が必要としていた制御基板の一部又は全部を省略することができる。これにより、半導体装置10を用いて構成される装置(例えば電力制御ユニット)の小型化を図ることができる。
しかしながら、制御回路50、60が封止体12の内部に配置されていると、制御回路50、60の熱が外部へ放出され難く、制御回路50、60が過熱するおそれがある。この点に関して、本実施例の半導体装置10では、制御回路50、60が、下側放熱板24上に設けられているので、下側放熱板24を介して、制御回路50、60の熱を外部へ放出することができる。これにより、制御回路50、60が過熱することを避けることができる。一例ではあるが、本実施例では、封止体12を構成するエポキシ樹脂の熱伝導率が0.2[W/mK]であるのに対して、下側放熱板24は20[W/mK]以上の高い熱伝導率を有する。
ここで、制御回路50、60を下側放熱板24上に配置するためには、第1制御回路エリア50A及び第2制御回路エリア60Aを設けるために、下側放熱板24を拡大する必要が生じる(図3参照)。このとき、下側放熱板24だけを拡大してしまうと、構造の非対称性に起因して、半導体装置10に反りが生じやすくなる。即ち、絶縁基板34を有する下側放熱板24は、線膨張係数が比較的に小さいのに対して、下側放熱板24を保持する封止体12は、線膨張係数が比較的に大きい。そのため、例えば半導体装置10の使用時の温度変化において、下側放熱板24と封止体12との間に不均一な熱膨張が生じ、それに伴って、半導体装置10全体で反り変形が生じ得る。この場合、封止体12の内部に配置された制御回路50、60に、過大な応力が作用するおそれがある。
上記の問題に対して、図4に示すように、本実施例の半導体装置10では、下側放熱板24だけでなく、上側放熱板22も同様に拡大されており、下側放熱板24に配置された制御回路50、60が、上側放熱板22と対向している。即ち、制御回路50、60は、二つの放熱板22、24の間に位置している。これにより、半導体装置10の構造の対称性が維持されており、半導体装置10に生じる反りが抑制される。半導体装置10に生じる反りが抑制されることで、制御回路50、60に作用する応力が効果的に低減される。特に、上側放熱板22及び下側放熱板24は、剛性が高く、線膨張係数の低い絶縁基板28、34、を有しているので、半導体装置10の熱変形が有意に抑制される。
(実施例2)図5、図6を参照して、実施例2の半導体装置100について説明する。半導体装置100は、実施例1と比較して、第1制御回路50及び第2制御回路60の位置が変更されている。詳しくは、本実施例の半導体装置100では、二つの制御回路50、60が上側放熱板22上に配置されている。従って、上側放熱板22は、第1制御回路50が配置された第1制御回路エリア50Aと、第2制御回路60が配置された第2制御回路エリア60Aとを有する。そして、上側放熱板22に配置された制御回路50、60は、下側放熱板24と対向している。即ち、本実施例においても、制御回路50、60は、二つの放熱板22、24の間に位置しており、これによって、半導体装置100に生じる反りが抑制されている。
本実施例の半導体装置100では、制御回路50、60が上側放熱板22に設けられているので、上側放熱板22を介して、制御回路50、60の熱を外部へ放出することができる。また、制御回路50、60が二つの放熱板22、24の間に位置しており、構造の対称性も維持されていることから、半導体装置100に生じる反りも抑制される。これにより、制御回路50、60に作用する応力が効果的に低減される。
特に限定されないが本実施例の半導体装置100では、第1半導体素子20の複数の信号電極20cと、第1制御回路50との間が、直接的にはんだ付けされている。また、第1制御回路50と複数の第1信号端子18との間も、直接的にはんだ付けされている。同様に、第2半導体素子40の複数の信号電極40cと、第2制御回路60との間は、直接的にはんだ付けされている。そして、第2制御回路60と複数の第2信号端子19との間も、直接的にはんだ付けされている。これらのはんだ付けに使用するはんだは、例えば球形状のボールはんだを採用することができる。
(実施例3)図7、図8を参照して、実施例3の半導体装置200について説明する。本実施例の半導体装置200は、実施例1と比較して、第1制御回路50及び第2制御回路60の位置が変更されている。詳しくは、本実施例の半導体装置200では、第1制御回路50が下側放熱板24上に配置されており、第2制御回路60が上側放熱板22上に配置されている。従って、図7に示すように、下側放熱板24は、第1制御回路50が配置された第1制御回路エリア50Aを有する。一方、図示省略するが、上側放熱板22は、第2制御回路60が配置された第2制御回路エリア60Aを有する。下側放熱板24には、第1制御回路エリア50Aと第2制御回路エリア60Aとのうち、第1制御回路エリア50Aのみを設ければよいので、第1制御回路エリア50Aを広く設けることができる。同様に、上側放熱板22には、第2制御回路エリア60Aのみを設ければよいので、第2制御回路エリア60Aを広く設けることができる。
上記の半導体装置200では、第1制御回路50が下側放熱板24に設けられているので、下側放熱板24を介して、第1制御回路50の熱を外部へ放出することができる。また、第2制御回路60が上側放熱板22に設けられているので、上側放熱板22を介して、第2制御回路60の熱を外部へ放出することができる。また、下側放熱板24に配置された第1制御回路50は、上側放熱板22と対向しており、上側放熱板22に配置された第2制御回路60は、下側放熱板24と対向している。即ち、本実施例においても、制御回路50、60は、二つの放熱板22、24の間に位置しており、これによって、半導体装置10に生じる反りが抑制されている。半導体装置200に生じる反りが抑制されることで、制御回路50、60に作用する応力が効果的に低減される。
(実施例4)図9を参照にして、実施例4の半導体装置300について説明する。本実施例の半導体装置300では、第1制御回路50の構成が変更されている。詳しくは、第1制御回路50の配線パターン52が、絶縁基板28の両面に設けられている。このような構成によると、第1制御回路50の配線パターン52を形成する面積を拡大することができる。なお、配線パターン52の絶縁性を維持するために、配線パターン52は外部へ露出することなく、封止体12内において完全に封止されている。なお、図10に示すように、絶縁基板28の両面に亘って配線パターン52を導通するために、絶縁基板28には一又は複数の貫通孔58(ビアとも称される)が設けられていてもよい。
上述した両面配線の構造は、第1制御回路50だけでなく、第2制御回路60にも同様に採用することができる。この場合、第1制御回路50及び/又は第2制御回路60は、下側放熱板24上に配置されていてもよいし、上側放熱板22上に配置されていてもよい。また、配線パターン52の延べ面積をさらに拡大するために、第1制御回路50及び/又は第2制御回路60には、セラミック基板又はその他の回路基板を積層した多層基板を採用してもよい。両面配線又は多層基板を採用することによって、配線パターン52の延べ面積を拡大しつつ、第1制御回路エリア50A及び/又は第2制御回路エリア60Aの面積を縮小することができる。即ち、上側放熱板22及び下側放熱板24のサイズを縮小することができ、それによって、半導体装置300の小型化を図ることができる。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
10、100、200、300:半導体装置
12:封止体
14、15、16:電力用端子
18:第1信号端子
19:第2信号端子
20:第1半導体素子
20a:第1半導体素子の表面電極
20b:第1半導体素子の裏面電極
20c:第1半導体素子の信号電極
22:上側放熱板
24:下側放熱板
26:上側放熱板の第1内側導体層
27:上側放熱板の第2内側導体層
28:上側放熱板の絶縁基板
30:上側放熱板の外側導体層
32:下側放熱板の第1内側導体層
33:下側放熱板の第2内側導体層
34:下側放熱板の絶縁基板
36:下側放熱板の外側導体層
38:継手
40:第2半導体素子
40a:第2半導体素子の表面電極
40b:第2半導体素子の裏面電極
40c:第2半導体素子の信号電極
42、44、46、48:はんだ層
50:第1制御回路
50A:第1制御回路エリア
52:第1制御回路の配線パターン
54:第1制御回路の駆動IC
56:第1制御回路のその他の素子
58:貫通孔
60:第2制御回路
60A:第2制御回路エリア

Claims (1)

  1. 表面電極、裏面電極及び信号電極を有する半導体素子と、
    前記半導体素子を挟んで対向している上側放熱板及び下側放熱板と、
    前記半導体素子の前記信号電極に電気的に接続されているとともに、前記上側放熱板又は前記下側放熱板に搭載された制御回路と、
    を備え、
    前記上側放熱板及び前記下側放熱板の各々は、絶縁基板と、前記絶縁基板の一方側に位置するととともに前記半導体素子の前記表面電極又は前記裏面電極へ電気的に接続された内側導体層と、前記絶縁基板の他方側に位置する外側導体層とを有し、
    前記制御回路は、前記上側放熱板及び前記下側放熱板の一方に設けられているとともに、前記上側放熱板及び前記下側放熱板の他方と対向している、
    半導体装置。
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