JP2019211647A - 現像剤撹拌部材、現像剤補給ユニット、画像形成装置 - Google Patents

現像剤撹拌部材、現像剤補給ユニット、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】容器における現像剤の収容量に関わらず前記容器内において前記現像剤を適度な弾性力で撹拌しつつ騒音を防止すること。【解決手段】現像剤撹拌部材は、軸部材70およびフィルム状の可撓部材7を備える。前記可撓部材7は、基部71と、複数の短片部72と、長尺部730と、重畳部6とを備える。前記複数の短片部72は、前記基部71から延びて形成され、間隔を空けて並ぶ。前記長尺部730は、前記基部71における前記複数の短片部72に連なる部分の間の部分から延びて形成され、前記複数の短片部72よりも長く形成されている。前記重畳部6は、前記基部71および前記複数の短片部72における前記軸部材70の回転方向の上流側の面に重なる。【選択図】図9

Description

本発明は、現像剤撹拌部材、現像剤補給ユニットおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、像担持体、帯電装置、現像装置および転写装置などを含むプリント処理部を備える。さらに、前記画像形成装置は、前記現像装置に現像剤を補給する現像剤補給ユニットを備える。
前記現像剤補給ユニットは、前記現像剤を収容する容器、その容器内に設けられた現像剤撹拌部材および搬送スクリューなどを含む。前記現像剤撹拌部材は、前記容器内で回転駆動されることによって前記現像剤を撹拌する。前記搬送スクリューは、前記容器から前記現像装置へ前記現像剤を送り出す。
前記現像剤撹拌部材は、前記容器内で回転可能に支持される軸部材と、前記軸部材に支持される可撓部材とを有する。前記可撓部材は、前記軸部材の回転に連動して旋回する。前記可撓部材は、旋回することによって前記現像剤を撹拌するフィルム材である。
前記可撓部材は、前記現像剤を撹拌しつつ、その弾性力によって下方から前記搬送スクリューへ前記現像剤を跳ね上げる。また、回転可能な2枚のシート体が前記容器内に設けられることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−246268号公報
ところで、前記容器内における前記現像剤の量が多い場合に、フィルム状の従来の可撓部材は、前記現像剤の重みに対して弾性力が不足するおそれがある。この場合、前記可撓部材による前記現像剤の撹拌および跳ね上げが不十分となる。
仮に、厚みの大きな前記フィルム材が前記可撓部材として採用される場合、前記容器内における前記現像剤の量が少ないときに、前記可撓部材が前記容器の内面または前記搬送スクリューに強く接触する。
前記可撓部材が前記容器の内面または前記搬送スクリューに強く接触するときに発生する音は、耳障りな騒音となる。
本発明の目的は、容器における現像剤の収容量に関わらず前記容器内において前記現像剤を適度な弾性力で撹拌しつつ騒音を防止できる現像剤撹拌部材、現像剤補給ユニットおよび画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る現像剤撹拌部材は、軸部材と、可撓部材と、を備える。前記軸部材は、第1方向に延びて形成され、粉状の現像剤を収容する容器内で回転可能に支持される。前記可撓部材は、前記軸部材に支持され、前記現像剤を撹拌するフィルム状の部材である。前記可撓部材は、基部と、複数の短片部と、長尺部と、重畳部と、を備える。前記基部は、前記第1方向に延びて形成され前記軸部材に固定される。前記複数の短片部は、前記基部から前記第1方向に交差する第2方向に沿って延びて形成され、前記第1方向において間隔を空けて並ぶ。前記長尺部は、前記基部における前記複数の短片部に連なる部分の間の部分から前記第2方向に沿って延びて形成され、前記複数の短片部よりも前記第2方向において長く形成されている。前記重畳部は、前記基部および前記複数の短片部における前記軸部材の回転方向の上流側の面に重なる。前記基部と前記重畳部における前記基部に重なる部分とが前記軸部材に固定されている。少なくとも前記基部、前記複数の短片部および前記長尺部は1枚のフィルム材で構成されている。
本発明の他の局面に係る現像剤補給ユニットは、容器と、前記現像剤撹拌部材と、現像剤送出部材と、を備える。前記容器は、粉状の現像剤を収容する。前記現像剤撹拌部材は、前記容器内において回転駆動されることによって前記現像剤を撹拌する。前記現像剤送出部材は、前記容器内において回転駆動されることによって前記現像剤を前記容器から送り出す。前記複数の短片部は、前記容器の内面に接触しない長さで形成されている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記現像装置と、前記現像装置へ前記現像剤を補給する前記現像剤補給ユニットと、を備える。前記現像装置は、像担持体の表面の静電潜像を現像剤によって現像する。
本発明によれば、容器における現像剤の収容量に関わらず前記容器内において前記現像剤を適度な弾性力で撹拌しつつ騒音を防止できる現像剤撹拌部材、現像剤補給ユニットおよび画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、第1参考例に係る現像剤撹拌部材を備える画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、第1参考例に係る現像剤撹拌部材を備える現像剤補給ユニットの内部構成を示す図である。 図3は、第1参考例に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図4は、第1参考例に係る現像剤撹拌部材の動作状況を示す図であり、図4(A)は現像剤の残量が少ない場合における現像剤撹拌部材の動作状況を示す図であり、図4(B)は現像剤の残量が多い場合における現像剤撹拌部材の動作状況を示す図である。 図5は、第2参考例に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図6は、第3参考例に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図7は、第4参考例に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図8は、第5参考例に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図9は、第1実施形態に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図10は、第1実施形態に係る現像剤撹拌部材の可撓部材が備える第1シート材および第2シート材の一部省略正面図である。 図11は、第2実施形態に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図12は、第2実施形態に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の展開図である。 図13は、第6参考例に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図14は、第6参考例に係る現像剤撹拌部材の一部省略正面図および側面図であり、図14(A)が一部省略正面図であり、図14(B)が側面図である。 図15は、第7参考例に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。 図16は、第3実施形態に係る現像剤撹拌部材が備える可撓部材の一部省略正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の構成]
第1参考例に係る現像剤撹拌部材400は、電子写真方式の画像形成装置10における現像剤補給ユニット40に組み込まれている。
画像形成装置10は、電子写真方式でプリント処理を実行するプリント処理部4を備える。前記プリント処理は、シート9に画像を形成する処理である。シート9は、用紙または樹脂フィルムなどのシート状の画像形成媒体である。
図1に示されるように、画像形成装置10は、本体100内に配置されたシート搬送機構3、プリント処理部4および制御装置8などを備える。
制御装置8は、各種のデータ処理を実行し、さらに、画像形成装置10が備える電気機器を制御する。前記電気機器は、現像剤撹拌部材400を回転駆動させるモーターを含む。
シート搬送機構3は、シート収容部101に収容されたシート9を、シート搬送路300へ送り出し、さらに、シート9をシート搬送路300に沿って搬送する。
プリント処理部4は、感光体41、帯電装置42、現像装置43、転写装置44、クリーニング装置45、光走査ユニット46および定着装置47などを備える。
ドラム状の感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を帯電させる。光走査ユニット46が、帯電した感光体41の表面にビーム光を走査することにより、感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
現像装置43は、感光体41の表面に粉状の現像剤90を供給することにより、前記静電潜像を現像する。現像剤90はトナーである。
転写装置44は、感光体41が担持する現像剤90の像を、シート搬送路300を移動中のシート9に転写する。なお、感光体41は像担持体の一例である。定着装置47は、シート9上の現像剤90の像をシート9に定着させる。
クリーニング装置45は、感光体41の表面に残存する現像剤90を除去する。現像剤補給ユニット40は、現像剤90を現像装置43へ補給する。現像剤補給ユニット40は、画像形成装置10の本体100に対して装着および取り外しが可能である。
現像剤補給ユニット40は、現像剤90を収容する容器401、その容器401内に設けられた現像剤撹拌部材400および搬送スクリュー402などを含む。
現像剤撹拌部材400は、容器401内で回転駆動されることによって現像剤90を撹拌する。搬送スクリュー402は、回転駆動されることにより、容器401から現像装置43へ現像剤90を送り出す。なお、搬送スクリュー402は現像剤送出部材の一例である。
現像剤撹拌部材400は、容器401内で回転可能に支持される軸部材70と、軸部材70に支持される可撓部材7とを有する。可撓部材7は、軸部材70の回転に連動して旋回する。可撓部材7は、旋回することによって現像剤90を撹拌するフィルム状の部材である。
可撓部材7は、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)などの合成樹脂がフィルム状に成型された部材である。そのため、可撓部材7は可撓性を有する。なお、可撓部材7が、塩化ビニルまたはポリカーボネートなどの他の合成樹脂がフィルム状に成型された部材であることも考えられる。
可撓部材7は、現像剤90を撹拌しつつ、その弾性力によって下方から搬送スクリュー402へ現像剤90を跳ね上げる。
ところで、容器401内における現像剤90の量が多い場合に、フィルム状の従来の可撓部材は、現像剤90の重みに対して弾性力が不足するおそれがある。この場合、前記可撓部材による現像剤90の撹拌および跳ね上げが不十分となる。
また、厚みの大きなフィルム材が前記可撓部材として採用される場合、容器401内における現像剤90の量が少ないときに、前記可撓部材が容器401の内面または搬送スクリュー402に強く接触する。
前記可撓部材が容器401の内面または搬送スクリュー402に強く接触するときに発生する音は、耳障りな騒音となる。
画像形成装置10の現像剤補給ユニット40において、現像剤撹拌部材400は、容器401における現像剤90の収容量に関わらず容器401内において現像剤90を適度な弾性力で撹拌しつつ騒音を防止できる。以下、現像剤撹拌部材400の詳細について説明する。
以下の説明において、軸部材70の長手方向のことを第1方向D1と称する。軸部材70は第1方向D1に沿って延びて形成されている。
また、第1方向D1に交差する方向のことを第2方向D2と称する。各図に示される第2方向D2は、第1方向D1に直交する方向である。しかしながら、第2方向D2が、第1方向D1に対して鋭角を成す方向であることも考えられる。
[第1参考例:現像剤撹拌部材400]
現像剤撹拌部材400の可撓部材7は、1枚のフィルム材で構成されている。可撓部材7は、基部71、複数の短片部72および長尺部730を有する。
即ち、基部71、複数の短片部72および長尺部730は、前記1枚のフィルム材で構成されている。本参考例において、前記1枚のフィルム材は矩形状である。
複数の短片部72は、複数の切れ目74によって区分されている。長尺部730は、複数の切れ目74によって複数の長片部73に区分されている。基部71は、複数の短片部72および複数の長片部73と連なっている。
複数の切れ目74は、複数の第1切れ目74aと複数の第2切れ目74bとを含む。第1切れ目74aは、複数の短片部72と長尺部730とを区分している。第2切れ目74bは、長尺部730を複数の長片部73に区分している。即ち、第2切れ目74bは、長片部73どうしを区分している。
基部71は、第1方向D1に延びて形成され軸部材70に固定される部分である。図3において、軸部材70が仮想線(二点鎖線)で示されている。基部71には、軸部材70の不図示の突起部が挿入される複数の孔71cが形成されている。
複数の短片部72は、基部71から第2方向D2に沿って延びて形成されている。また、複数の短片部72は、第1方向D1において間隔を空けて並んで形成されている。
図3は、短片部72の第1幅W1および第2幅W2を示す。第1幅W1は、短片部72各々における基部71に連なる根元部の第1方向D1の寸法である。第2幅W2は、短片部72各々における基部71側に対し反対側の末端部の第1方向D1の寸法である。
さらに、図3は、長片部73の第3幅W3および第4幅W4を示す。第3幅W3は、長片部73各々における基部71に連なる根元部の第1方向D1の寸法である。第4幅W4は、長片部73各々における基部71側に対し反対側の末端部の第1方向D1の寸法である。
第1幅W1は、第2幅W2よりも大きい。本参考例において、全ての短片部72が台形状である。即ち、短片部72各々は、第2方向D2において基部71側の根元部からその反対側の末端部へ向かって、第1方向D1の寸法が徐々に小さく形成されている。
なお、複数の短片部72の一部が台形状であり、残りの一部が矩形状であることも考えられる。
また、第1幅W1が第2幅W2よりも大きい短片部72の形状として、他の形状が採用されることも考えられる。例えば、短片部72が半円状または半楕円状などであることも考えられる。
複数の長片部73は、基部71における複数の短片部72に連なる部分の間の部分から第2方向D2に沿って延びて形成されている。即ち、長尺部730は、基部71における複数の短片部72に連なる部分の間の部分から第2方向D2に沿って延びて形成されている。複数の長片部73は、複数の短片部72よりも第2方向D2において長く形成されている。即ち、長尺部730は、複数の短片部72よりも第2方向D2において長く形成されている。
複数の第2切れ目74bは、長尺部730における基部71側に対し反対側の末端部から基部71へ向かって切れ込んで形成されている。従って、複数の長片部73の末端部は、複数の第2切れ目74bを介して第1方向D1において連続して形成されている。
短片部72および長片部73は、現像剤90から圧力を受けて撓む。長片部73は、短片部72よりも長いため、短片部72よりも撓みやすい。
また、長片部73各々における第3幅W3が、短片部72各々における第1幅W1よりも小さい。これにより、長片部73はより撓みやすい。
本参考例において、複数の短片部72における基部71に連なる根元部と、複数の長片部73における基部71に連なる根元部とが、第1方向D1において交互に形成されている。これにより、複数の短片部72と複数の長片部73とが第1方向D1において偏りなく配置される。
そして、複数の長片部73は、複数の中間長片部73aと、2つの端長片部73bとを含む。中間長片部73aは、第1方向D1において隣り合う2つの短片部72の間に位置する。一方、2つの端長片部73bは、第1方向D1の両端に位置する。
中間長片部73aは、基部71に連なる根元部から両隣の2つの短片部72における基部71側に対し反対側の末端部の外縁へ向かって末広がりに形成されている。
図2に示されるように、複数の短片部72は、容器401の内面および搬送スクリュー402に接触しない長さで形成されている。これにより、腰の強い短片部72が容器401の内面または搬送スクリュー402に強く接触し、騒音が発生するという事態は生じない。
一方、複数の長片部73は、容器401の内側の底面401bに接触する長さで形成されている。即ち、長尺部73は、容器401の内側の底面401bに接触する長さで形成されている。これにより、容器401内の現像剤90の量が少ない場合に、長片部73が現像剤90を搬送スクリュー402へ向けて跳ね上げることができる。
なお、複数の長片部73が、容器401の内側の底面401bとの間にごく僅かな隙間が生じる長さで形成されていることも考えられる。
また、本参考例において、複数の長片部73は、容器401の内側の底面401bおよび搬送スクリュー402に接触する長さで形成されている。これにより、容器401内の現像剤90の量が少ない場合に、長片部73が現像剤90をより確実に搬送スクリュー402の位置へ移動させる。
長片部73は、短片部72に比べて腰が弱く撓みやすい。そのため、図4(B)に示されるように、容器401内の現像剤90の量が比較的多い場合、長片部73は、現像剤90から受ける圧力によって大きく撓む。この場合、短片部72は、現像剤90の撹拌にあまり寄与しない。
一方、容器401内の現像剤90の量が比較的多い場合、腰の強い短片部72が、主に現像剤90の撹拌に寄与する。
また、図4(A)に示されるように、容器401内の現像剤90の量が少なくなるほど、短片部72の現像剤90の撹拌への寄与度が小さくなる。一方、容器401内の現像剤90の量が少ない場合、長片部73が、主に現像剤90の撹拌および跳ね上げに寄与する。
本参考例によれば、容器401における現像剤90の収容量に関わらず、容器401内において現像剤90を適度な弾性力で撹拌しつつ騒音を防止できる。さらに、長尺部730の弾性力が強すぎないため、現像剤90が長尺部730の圧力で容器401の底面401bに凝集することが回避される。
[第2参考例]
次に、図5を参照しつつ、第2参考例に係る現像剤撹拌部材について説明する。図5において、図1〜図4に示される構成要素に相当する本参考例における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70と可撓部材7Aとを備える。第1参考例および第2参考例において、軸部材70の構造は同じである。以下、可撓部材7Aにおける可撓部材7と異なる点について主に説明する。
可撓部材7Aは、図3に示される可撓部材7と比較して、複数の長片部73の配置および形状のみが異なる。
可撓部材7Aにおいても、基部71、複数の短片部72および複数の長片部73は、前記1枚のフィルム材で構成されている。また、可撓部材7Aにおける複数の短片部72は、可撓部材7における複数の短片部72と同じ構成を有している。
第1切れ目74aは、複数の短片部72と複数の長片部73とを区分する。第2切れ目74bは、長片部73どうしを区分する。本参考例において、第1切れ目74aと第2切れ目74bとは独立して形成されている。
可撓部材7Aにおいて、長片部73各々は、短片部72各々の外縁を取り囲んで形成されている。そのため、長片部73は、短片部72の両側の2箇所で基部71と連なっている。また、第2切れ目74bは、第1方向D1において隣り合う2つの短片部72の間に形成されている。
なお、可撓部材7Aと可撓部材7とにおいて、複数の短片部72および複数の長片部73の長さと容器401の内面および搬送スクリュー402と関係は同じである。
本参考例に係る現像剤撹拌部材が採用される場合も、第1参考例に係る現像剤撹拌部材400が採用される場合と同様の効果が得られる。
[第3参考例]
次に、図6を参照しつつ、第3参考例に係る現像剤撹拌部材について説明する。図6において、図1〜図4に示される構成要素に相当する本参考例における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70と可撓部材7Bとを備える。第1参考例および第3参考例において、軸部材70の構造は同じである。以下、可撓部材7Bにおける可撓部材7と異なる点について主に説明する。
可撓部材7Bにおいても、基部71、複数の短片部72および複数の長片部73は、前記1枚のフィルム材で構成されている。また、可撓部材7Bにおける複数の短片部72は、可撓部材7における複数の短片部72と同じ構成を有している。
可撓部材7Bにおいて、複数の短片部72の輪郭と複数の長片部73の輪郭とが、第1方向D1および第2方向D2に直交する方向から見て、開口75を形成している。便宜上、図6において、開口75の領域に斜線が付されている。なお、第1方向D1および第2方向D2に直交する方向は、図6の紙面に直交する方向である。
可撓部材7Bにおいても、中間長片部73aは、基部71に連なる根元部から両隣の2つの短片部72における基部71側に対し反対側の末端部の外縁へ向かって末広がりに形成されている。
なお、可撓部材7Bと可撓部材7とにおいて、複数の短片部72および複数の長片部73の長さと容器401の内面および搬送スクリュー402と関係は同じである。
本参考例に係る現像剤撹拌部材が採用される場合も、第1参考例に係る現像剤撹拌部材400が採用される場合と同様の効果が得られる。
また、可撓部材7Bが採用される場合、開口75の大きさによって長片部73の撓みやすさを調整することができる。即ち、開口75が大きいほど、長片部73における、第1方向D1において短片部72と隣り合う部分の幅が狭く、長片部73が撓みやすい。
[第4参考例]
次に、図7を参照しつつ、第4参考例に係る現像剤撹拌部材について説明する。図7において、図1〜図4に示される構成要素に相当する本参考例における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70と可撓部材7Cとを備える。第1参考例および第4参考例において、軸部材70の構造は同じである。以下、可撓部材7Cにおける可撓部材7と異なる点について主に説明する。
可撓部材7Cは、図5に示される可撓部材7Aおよび図6に示される可撓部材7Bの応用例である。即ち、可撓部材7Cは、図5に示される可撓部材7Aに、図6に示される可撓部材7Bの開口75が適用された例である。
可撓部材7Cにおいても、基部71、複数の短片部72および複数の長片部73は、前記1枚のフィルム材で構成されている。また、可撓部材7Cにおける複数の短片部72は、可撓部材7における複数の短片部72と同じ構成を有している。
なお、可撓部材7Cと可撓部材7とにおいて、複数の短片部72および複数の長片部73の長さと容器401の内面および搬送スクリュー402と関係は同じである。
可撓部材7Cにおいて、複数の短片部72の輪郭と複数の長片部73の輪郭とが、第1方向D1および第2方向D2に直交する方向から見て、開口75を形成している。便宜上、図7において、開口75の領域に斜線が付されている。
可撓部材7Cにおいて、長片部73各々は、短片部72各々の外縁を取り囲んで形成されている。そのため、長片部73は、短片部72の両側の2箇所で基部71と連なっている。また、第2切れ目74bは、第1方向D1において隣り合う2つの短片部72の間に形成されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材が採用される場合も、第3参考例に係る現像剤撹拌部材が採用される場合と同様の効果が得られる。
[第5参考例]
次に、図8を参照しつつ、第5参考例に係る現像剤撹拌部材について説明する。図8において、図1〜図4に示される構成要素に相当する本参考例における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70と可撓部材7Dとを備える。第1参考例および第5参考例において、軸部材70の構造は同じである。以下、可撓部材7Dにおける可撓部材7と異なる点について主に説明する。
可撓部材7Dにおいても、基部71、複数の短片部72および複数の長片部73は、前記1枚のフィルム材で構成されている。また、可撓部材7Dにおける複数の短片部72は、可撓部材7における複数の短片部72と同じ構成を有している。
なお、可撓部材7Dと可撓部材7とにおいて、複数の短片部72および複数の長片部73の長さと容器401の内面および搬送スクリュー402と関係は同じである。
可撓部材7Dにおいて、複数の長片部73のうちの1つ以上における基部71寄りの部分に1つ以上の孔73hが形成されている。即ち、1つ以上の孔73hが、長尺部730における基部71寄りの部分に形成されている。
可撓部材7Dにおいても、中間長片部73aは、基部71に連なる根元部から両隣の2つの短片部72における基部71側に対し反対側の末端部の外縁へ向かって末広がりに形成されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材が採用される場合も、第1参考例に係る現像剤撹拌部材400が採用される場合と同様の効果が得られる。
また、可撓部材7Bが採用される場合、孔73hの数および大きさによって長片部73の撓みやすさを調整することができる。
なお、1つ以上の孔73hが、図5に示される可撓部材7A、図6に示される可撓部材7Bまたは図7に示される可撓部材7Cに形成された応用例が採用されることも考えられる。
また、長尺部730における基部71寄りの部分が、第1方向D1における幅を他の部分よりも狭めるくびれ部を有することも考えられる。また、長尺部730における基部71寄りの部分が、第1方向D1に沿う切れ目を有することも考えられる。前記くびれ部の深さ、または、第1方向D1に沿う切れ目の長さによって長片部73の撓みやすさを調整することができる。
[第1実施形態]
次に、図9,10を参照しつつ、第1実施形態に係る現像剤撹拌部材について説明する。図9,10において、図1〜図4に示される構成要素に相当する本実施形態における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本実施形態に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70と可撓部材7Eとを備える。第1参考例および第1実施形態において、軸部材70の構造は同じである。以下、可撓部材7Eにおける可撓部材7と異なる点について主に説明する。
図10に示されるように、可撓部材7Eは、可撓部材7と重畳部材6とを備える。可撓部材7および重畳部材6は、それぞれ1枚のフィルム材である。なお、可撓部材7は第1フィルム材の一例であり、重畳部材6は第2フィルム材の一例である。
重畳部材6も、可撓部材7と同様に、PET、塩化ビニルまたはポリカーボネートなどの合成樹脂がフィルム状に成型された部材である。
可撓部材7と重畳部材6とが同じ材質であること、または、可撓部材7と重畳部材6とが異なる材質であることが考えられる。
また、可撓部材7の厚みと重畳部材6の厚みとが同じであること、または、可撓部材7の厚みと重畳部材6の厚みとが異なることが考えられる。
前述したように、可撓部材7は、基部71、複数の短片部72および複数の長片部73を備える。重畳部材6は、可撓部材7の基部71および複数の短片部72における軸部材70の回転方向の上流側の面に重なる部材である。重畳部材6は、重畳部の一例である。
便宜上、図9において、可撓部材7に重なった重畳部材6に縦縞が付されている。重畳部材6は、可撓部材7の基部71に重なる重畳基部61と、可撓部材7の複数の短片部72に重なる複数の重畳片部62とを有する。
重畳部材6の重畳基部61には、可撓部材7の基部71の複数の孔71cに重なる複数の孔61cが形成されている。
図9に示される例において、重畳片部62各々は、短片部72各々よりも第2方向D2の寸法が短い。しかしながら、複数の重畳片部62の一部または全部が、対応する短片部72に対して第2方向D2の寸法が同じであることも考えられる。
また、重畳片部62各々の第1方向D1の寸法は、対応する短片部72の第1方向D1の寸法に対して小さい、または、同じである。
そして、本実施形態に係る現像剤撹拌部材において、可撓部材7の基部71と重畳部材6の重畳基部61とが軸部材70に固定されている。図9において、軸部材70が仮想線で示されている。
本実施形態に係る現像剤撹拌部材が採用される場合も、第1参考例に係る現像剤撹拌部材400が採用される場合と同様の効果が得られる。
また、可撓部材7Eが採用される場合、複数の短片部72が、重畳部材6によって補強される。これにより、容器401内の現像剤90の量が比較的多い場合における複数の短片部72の撹拌性能を高めることができる。
さらに、可撓部材7Eが採用される場合、重畳片部62の第1方向D1の寸法、および、第2方向D2の寸法によって短片部72の撓みやすさを調整することができる。同様に、重畳部材6の厚みによっても短片部72の撓みやすさを調整することができる。
また、重畳部材6が、図5に示される可撓部材7A、図6に示される可撓部材7B、図7に示される可撓部材7Cまたは図8に示される可撓部材7Dに重なった構造を有する応用例が採用されることも考えられる。
[第2実施形態]
次に、図11,12を参照しつつ、第2実施形態に係る現像剤撹拌部材について説明する。図10,11において、図1〜図4,図9および図10に示される構成要素に相当する本実施形態における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本実施形態に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70と可撓部材7Fとを備える。第1参考例および第2実施形態において、軸部材70の構造は同じである。可撓部材7Fは、可撓部材7Eの応用例である。
以下、可撓部材7Fにおける可撓部材7および可撓部材7Eと異なる点について主に説明する。
図12に示されるように、可撓部材7Fは、図5に示される可撓部材7Aに重畳部6Fが追加された構成を有している。可撓部材7Fにおいて、基部71、複数の短片部72、複数の長片部73および重畳部6Fは、1枚のフィルム材で構成されている。
重畳部6Fは、基部71との境界L0に沿って折り返された状態で基部71および複数の短片部72に重なる部分である。重畳部6Fは、重畳部材6と同様に、基部71および複数の短片部72における軸部材70の回転方向の上流側の面に重なる。
便宜上、図11において、基部71および複数の短片部72に重なった重畳部6Fに縦縞が付されている。重畳部6Fは、可撓部材7の基部71に重なる重畳基部61と、可撓部材7の複数の短片部72に重なる複数の重畳片部62とを有する。
重畳基部61には、基部71の複数の孔71cに重なる複数の孔61cが形成されている。即ち、本実施形態における可撓部材7Fは、第1実施形態における可撓部材7および重畳部材6が1枚のシート材で構成されたものに相当する。可撓部材7Fの重畳部6Fは、第1実施形態の重畳部材6に相当する。
図11に示される例において、重畳片部62各々は、短片部72各々よりも第2方向D2の寸法が短い。しかしながら、複数の重畳片部62の一部または全部が、対応する短片部72に対して第2方向D2の寸法が同じであることも考えられる。
また、重畳片部62各々の第1方向D1の寸法は、対応する短片部72の第1方向D1の寸法に対して小さい、または、同じである。
図11に示される例において、重畳片部62は、第2方向D2において重畳基部61側から重畳基部61に対し反対側へ向かって、第1方向D1の寸法が徐々に小さく形成されている。これにより、第2方向D2における短片部72の可撓性の分布が調整される。
そして、本実施形態に係る現像剤撹拌部材において、基部71と基部71に重なる重畳基部61とが軸部材70に固定されている。図11において、軸部材70が仮想線で示されている。
本実施形態に係る現像剤撹拌部材が採用される場合も、第1実施形態に係る現像剤撹拌部材が採用される場合と同様の効果が得られる。
また、可撓部材7Fが採用される場合、部品点数が増えることなく複数の短片部72を補強することができる。
また、重畳部6Fが、図3に示される可撓部材7、図6に示される可撓部材7B、図7に示される可撓部材7Cまたは図8に示される可撓部材7Dに追加された構造を有する応用例が採用されることも考えられる。
[第6参考例]
次に、図13,14を参照しつつ、第6参考例に係る現像剤撹拌部材400Gについて説明する。図13,14において、図1〜図4および図6に示される構成要素に相当する本参考例における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70Gと可撓部材7Gとを備える。以下、可撓部材7Gにおける可撓部材7および可撓部材7Bと異なる点について主に説明する。
図13および図14に示されるように、可撓部材7Gは、図3に示される可撓部材7における短片部72各々の一部が切り起こされた構造を有している。
可撓部材7Gにおいて、複数の短片部72の少なくとも1つが、主面部72aおよび1つ以上の起立部72bを有する。図13に示される例では、全ての短片部72が主面部72aおよび2つの起立部72bを有するが、これには限られない。
主面部72aは、第1方向D1および第2方向D2に沿う面を成す部分である。起立部72bは、主面部72aから第2方向D2に沿って稜線を成す曲げ部72cを介して起立して形成された部分である。
起立部72bは、可撓部材7Gにおける、軸部材70の回転方向の上流側の面において主面部72aから起立している(図14(B)参照)。
可撓部材7Gにおいても、基部71、複数の短片部72および複数の長片部73は、1枚のフィルム材で構成されている。起立部72bは、フィルム状の母材から切り起こされた部分である。
従って、可撓部材7Gにおいて、複数の短片部72の輪郭と複数の長片部73の輪郭とが、第1方向D1および第2方向D2に直交する方向から見て、開口75を形成している。便宜上、図13および図14(A)において、開口75の領域に斜線が付されている。
現像剤撹拌部材400Gが採用される場合も、現像剤撹拌部材400が採用される場合と同様の効果が得られる。
また、可撓部材7Gが採用される場合、部品点数が増えることなく複数の短片部72を補強することができる。
本参考例において、起立部72bは、短片部72における、基部71寄りの根元部から基部71に対し反対側の末端に至る途中までの範囲に形成されている。これにより、短片部72の末端部については、比較的高い可撓性が確保される。
また、図14(B)に示されるように、起立部72bにおいて、基部71寄りの部分が基部71に対し反対側の部分よりも背が高い。これにより、第2方向D2における短片部72の可撓性の分布が調整される。
図14に示されるように、保持部701および係合部702が、軸部材70Gに設けられている。保持部701は、可撓部材7Gの基部71を保持する部分である。なお、他の実施形態および他の参考例における軸部材70も、保持部701を備えている。
係合部702は、起立部72bの一部に係合することにより、起立部72bを主面部72aから起立した状態に保持する。
図14(A)に示される例において、係合部702は、起立部72bの一部が挿入される凹状に形成されている。さらに、係合部702は、起立部72bの入口側から奥側へ徐々に幅が狭まるテーパ状の案内面702aを有する。これにより、起立部72bを凹状の係合部702に容易に挿入することができる。
本参考例に係る現像剤撹拌部材400が採用される場合も、第2実施形態に係る現像剤撹拌部材が採用される場合と同様の効果が得られる。また、起立部72bは、短片部72の補強性能が高い。
また、起立部72bが、図5に示される可撓部材7A、図6に示される可撓部材7B、図7に示される可撓部材7C、図8に示される可撓部材7D、図9に示される可撓部材7E、図11に示される可撓部材7Gに適用された構造を有する応用例が採用されることも考えられる。
[第7参考例]
次に、図15を参照しつつ、第7参考例に係る現像剤撹拌部材について説明する。本参考例に係る現像剤撹拌部材は、現像剤撹拌部材400Gの応用例である。図15において、図1〜図4、図13および図14に示される構成要素に相当する本参考例における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本参考例に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70Gと可撓部材7Hとを備える。以下、可撓部材7Hにおける可撓部材7Gと異なる点について主に説明する。
図15に示されるように、可撓部材7Hにおいて、複数の短片部72は、2つの起立部72bを有する1つ以上の短片部72と、起立部72bを1つのみ有する1つ以上の短片部72とを含む。
さらに、可撓部材7Hにおける複数の短片部72は、起立部72bを有さない1つ以上の短片部72も含む。
可撓部材7Gにおいて、複数の短片部72の少なくとも1つが、主面部72aおよび1つ以上の起立部72bを有する。図13に示される例では、全ての短片部72が主面部72aおよび2つの起立部72bを有するが、これには限られない。
主面部72aは、第1方向D1および第2方向D2に沿う面を成す部分である。起立部72bは、主面部72aから第2方向D2に沿って稜線を成す曲げ部72cを介して起立して形成された部分である。
図2に示されるように、容器401には現像剤90の排出口401aが形成されている。排出口401aは、容器401における第1方向D1の第1端寄りの位置に形成されている。搬送スクリュー402の一端は、排出口401aの上方に位置する。
搬送スクリュー402は、現像剤90を容器401における第1方向D1の第2端側から前記第1端側へ搬送する。これにより、搬送スクリュー402によって搬送される現像剤90が、排出口401aを通って容器401の下方へ落下する。
以下の説明において、搬送スクリュー402による現像剤90の搬送方向のことを現像剤搬送方向D3と称する(図15参照)。現像剤搬送方向D3は、第1方向D1に沿う方向である。
可撓部材7Gにおいて、複数の短片部72のうち、2つの起立部72bを有する一部の短片部72は、1つの起立部72bを有する他の一部の短片部72よりも現像剤搬送方向D3の下流側に位置している。
また、起立部72bを有さない一部の短片部72は、起立部72bを有する他の一部の短片部72よりも現像剤搬送方向D3の上流側に位置している。
本参考例に係る現像剤撹拌部材が採用される場合も、第6参考例に係る現像剤撹拌部材が採用される場合と同様の効果が得られる。
また、起立部72bが上記のように配置された可撓部材7Gが旋回すると、複数の短片部72は、現像剤90を撹拌しつつ現像剤搬送方向D3の上流側へ搬送する。これにより、容器401内の現像剤90が、より効率的に撹拌される。
[第3実施形態]
以下、図16を参照しつつ、第3実施形態に係る現像剤撹拌部材について説明する。本実施形態に係る現像剤撹拌部材は、図9に示される可撓部材7Eまたは図11に示される可撓部材7Fの応用例である。
図16において、図1〜図4、図9〜図12に示される構成要素に相当する本実施形態における構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本実施形態に係る現像剤撹拌部材は、軸部材70と可撓部材7Iとを備える。以下、可撓部材7Iにおける可撓部材7Eまたは可撓部材7Fと異なる点について主に説明する。
可撓部材7Iは、面積の異なる複数の重畳片部62を有している。図16に示される例では、重畳片部62が重なっていない短片部72を含む。
本実施形態において、複数の重畳片部62のうち、面積の大きな重畳片部62が、面積の小さな重畳片部62よりも現像剤搬送方向D3の下流側に位置している。
可撓部材7Iも、図15に示される可撓部材7Gと同様に、複数の短片部72が、現像剤90を撹拌しつつ現像剤搬送方向D3の上流側へ搬送する。本実施形態が採用される場合も、第7参考例が採用される場合と同様の効果が得られる。
[応用例]
可撓部材部材7,7A,7B,7C,7D,7E,7F,7G,7H,7Iが、第2切れ目74bが形成されていない構成、即ち、長尺部730が複数の長片部73に区分されていない構成を有することも考えられる。
なお、本発明に係る現像剤撹拌部材または現像剤補給ユニットは、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態、参考例及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
3 :シート搬送機構
4 :プリント処理部
6 :重畳部材
6F :重畳部
7,7A〜7I:可撓部材
8 :制御装置
9 :シート
10 :画像形成装置
40 :現像剤補給ユニット
41 :感光体(像担持体)
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
45 :クリーニング装置
46 :光走査ユニット
47 :定着装置
61 :重畳基部
61c :孔
62 :重畳片部
70 :軸部材
70G :軸部材
71 :基部
71c :孔
72 :短片部
72a :主面部
72b :起立部
72c :曲げ部
73 :長片部
73a :中間長片部
73b :端長片部
73h :孔
74 :切れ目
74a :第1切れ目
74b :第2切れ目
75 :開口
90 :現像剤
100 :本体
101 :シート収容部
300 :シート搬送路
400,400G:現像剤撹拌部材
401 :容器
401a :排出口
401b :底面
402 :搬送スクリュー
701 :保持部
702 :係合部
702a :案内面
730 :長尺部
D1 :第1方向
D2 :第2方向
D3 :現像剤搬送方向

Claims (9)

  1. 第1方向に延びて形成され、粉状の現像剤を収容する容器内で回転可能に支持される軸部材と、
    前記軸部材に支持され、前記現像剤を撹拌するフィルム状の可撓部材と、を備える現像剤撹拌部材であって、
    前記可撓部材は、
    前記第1方向に延びて形成された基部と、
    前記基部から前記第1方向に交差する第2方向に沿って延びて形成され、前記第1方向において間隔を空けて並ぶ複数の短片部と、
    前記基部における前記複数の短片部に連なる部分の間の部分から前記第2方向に沿って延びて形成され、前記複数の短片部よりも前記第2方向において長く形成された長尺部と、
    前記基部および前記複数の短片部における前記軸部材の回転方向の上流側の面に重なる重畳部と、を備え、
    前記基部と前記重畳部における前記基部に重なる部分とが前記軸部材に固定されており、
    少なくとも前記基部、前記複数の短片部および前記長尺部は1枚のフィルム材で構成されている、現像剤撹拌部材。
  2. 前記基部、前記複数の短片部、前記長尺部および前記重畳部は1枚のフィルム材で構成され、
    前記重畳部は、前記基部との境界に沿って折り返された状態で前記基部および前記複数の短片部に重なっている、請求項1に記載の現像剤撹拌部材。
  3. 前記短片部各々における前記基部に連なる根元部の前記第1方向の寸法が、前記短片部各々における前記基部側に対し反対側の末端部の前記第1方向の寸法よりも大きい、請求項1または請求項2に記載の現像剤撹拌部材。
  4. 前記重畳部は、前記複数の前記短片部に重なり面積が異なる複数の重畳片部を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の現像剤撹拌部材。
  5. 粉状の現像剤を収容する容器と、
    前記容器内において回転駆動されることによって前記現像剤を撹拌する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の現像剤撹拌部材と、
    前記容器内において回転駆動されることによって前記現像剤を前記容器から送り出す現像剤送出部材と、を備え、
    前記複数の短片部は、前記容器の内面に接触しない長さで形成されている、現像剤補給ユニット。
  6. 前記長尺部は、前記容器の内側の底面に接触する長さで形成されている、請求項5に記載の現像剤補給ユニット。
  7. 前記長尺部は、前記容器の内側の底面および前記現像剤送出部材に接触する長さで形成されている、請求項6に記載の現像剤補給ユニット。
  8. 前記重畳部は、前記複数の前記短片部に重なり面積が異なる複数の重畳片部を有し、
    前記複数の重畳片部のうち、面積の大きな前記重畳片部が、面積の小さな前記重畳片部よりも、前記現像剤送出部材による前記現像剤の搬送方向の下流側に位置している、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の現像剤補給ユニット。
  9. 像担持体の表面の静電潜像を現像剤によって現像する現像装置と、
    前記現像装置へ前記現像剤を補給する請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の現像剤補給ユニットと、を備える画像形成装置。
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